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IDC InfoBrief - the Avaya Collateral Database.

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IDC InfoBrief - the Avaya Collateral Database.
IDC InfoBrief
アジア太平洋の
大手企業における
デジタルトランスフォーメーション(DX) の展望
IDCの予測:2018年までには
世界の各業種のマーケットシェア上位
20社の1/3
は著しい創造的破壊に見舞われると推定
各業種間での大規模な創造的破壊も
金融サービス
製造
18%
ロボティクス、モノのインターネット(IoT)、人工認
知システムは、製造作業現場のダイナミックスケジ
ューリング、
プランニング、および操業をサポート
する統合アプリケーションにより、将来の工場を創
作します。
18.0%
既存の企業は、顧客との最大の摩擦(不便)が
支払や送金など最大の収益プールと交わる
分野で最大の創造的破壊に直面することに
なります。
小売
>25%
石油・天然ガス
外部市場のプレッシャーが高まり続ける昨今、顧客の振
る舞いが変遷し、
より革新的なオンラインリテールチャ
ネルが出現することで、
リテール状況は1つの市場につ
き優勢デパート1つのみ残るかあるいは1つも残らない
ことが予測されます。
15.1%
資産の拡張、収益ミックスの変更、テクノロジー
を通してプロセスを近代化できる競合他社によ
り収益が創造的破壊の影響を蒙ります。
政府機関
公益事業
17.5%
2018年までに交代の危機に
ある従来型収益の割合
29.0%
スマートメーター、太陽熱技術、バッテリーが
自然独占としてのグリッドの役割を全面的に変
え、全関連事業間のビジネスモデルの変化の
必要を促進しています。
スマートシティーイニシアティブ、
クラウドフ
ァンディング、ピアツーピアモデルの出現、
フ
レームワークの契約の変化は、公共部門で
さえも混乱のリスクをま免れないことを意
味します。
交通輸送
通信
14.2%
>15%
通信事業者は、最新テクノロジーと
OTT(Over the Top)プレイヤーからの脅威
を最初にさらされる業種の一つです。通信事
業者は収益の危機にさらされ続け、危機の激
化により設備投資の増加と利幅の低減を体
験することになりかねません。
インテリジェントオートメーションとスマートネッ
トワークにより、交通輸送プロバイダーはより効
率的にサービスを提供するようになります。
これ
によって、旅行者はより良くより多い選択肢が得
られるようになります。
ホスピタリティ
10.9%
出典:IDC Industry Insights estimates, 2016
移動性、
カスタマーの行動の変化、共有経
済という概念、および嗜好マッチングによ
り、従来型のビジネスモデルは創造的破壊
の危機に立たされています。
IDC InfoBrief「アジア太平洋地域の大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の展望」
教育
24%
次世代クラスルーム、大規模オンラインオープンコース(MOOC)、オ
ンラインピア・ラーニングとコラボレーション、およびディスタンスe
ラーニングにより、デジタル時代の創造的破壊(デジタル・ディスラプ
ション)が急速にもたらされています。
2
益々多くのアジア生まれのディスラプターが
ビジネスの破壊に加わっています…
… ですが、
そこには「アジア太平洋の従来型企業」が
その動向に自社の現状の能力で退化できるのかという複雑
な心情が伺えます。
アジア企業の心情に対し
「ウーバー的」な競合企業
3%
これらデジタル・ディスラプター
に対抗するのは難しい
27%
47%
23%
アジア企業のディスラプターへの対抗
能力に関する心情
これらのデジタルディスラプターを打
ち負かすことができるという自信
業界への影響なし、業界にデ
ィスラプターなし
対抗者と対等に競争する能力
(優劣なく)
21%
6%
対抗者よりわずかに優っている
43%
30%
当社自身がディスラプターとなる計画
「当社はクラス最高」
わからない
出典:IDC Industry Insights-AVAYA ATF Survey, 2016
IDC InfoBrief「アジア太平洋地域の大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の展望」
3
アジア太平洋の企業は革新と
変革の必要がある
あまり成熟していない市場からの企業は、地
域の新興・開発途上市場での創造的破壊の
大きな将来性を見込んでDXに着手しようと
する傾向が強い。
「ビジネスの促進にはイノベーションが非常に重要である」
と信じる回答者の割合
28.9%
香港
20.0%
39.4%
41.2%
46.3%
インドネシア
タイ
インド
オーストラリア
ベトナム
マレーシア
韓国
27.3%
28.9%
台湾
16.4%
23.3%
日本
15%
フィリピン
39.1%
中国
21.5%
シンガポール
14.1%
出典:IDC Industry Insights-AVAYA ATF Survey, 2016
IDC InfoBrief「アジア太平洋地域の大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の展望」
4
変革するにつれて
多大な課題が見えるようになる...
57%
文化の変革
53%
スキルとリソースの不足
50%
チーム間のコラボレーション
40%
リスクマネジメントとコンプライアンス
企業内で真のイノベーションが達成される前に社内でオープン
で協業的な文化が根を張っている必要があります。考慮する価
値のあるその他の変革:フェイルファスト、機敏、改善された事業
部門とITの連携
企業がデジタルトランスフォーメーション
(DX)を実施するのが困難な理由は数多くあ
りますが、主な理由はDXをサポートするテ
クノロジーが非常に新しいということです。
企業が ITの第3のプラットフォーム
(クラウド、ビッグデータアナリティクス、
ソーシャルビジナス、モビリティ)および
認知システム、モノのインターネット(IoT) 、
ロボティクス、拡張現実(AR)と仮想現実
(VR)、3Dプリンター、次世代セキュリティ
などイノベーション・アクセラレーターをサ
ポートする作業プログラムを遂行するスキ
ルと経験を持つスタッフを入手することは
容易ではありません。
… および変化に対する
組織内の抵抗
セキュリティ上の問題
従来型のインフラスト
ラクチャとシステム
変化の複雑さ
経営陣が
「彼らが知っている」
情報サイロから抜け
出せない
手動プロセス
出典:IDC Industry Insights-AVAYA ATF Survey, 2016
IDC InfoBrief「アジア太平洋地域の大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の展望」
5
アジア太平洋の企業はデジタルトランスフォーメーションについて何をしているか?
戦略的ITイニシアティブ
におけるビジネスの関与
N
o.
1
2
o.
CXOは益々ITプロジェクトは事業部門によって出資
されるようになり、一方ITは新しい専門知識のソー
シング(アプリケーション・プログラミングインターフ
ェイス、DevOpsなど)に力を入れるようになると信
じています。
N
53.3%
の企業が戦略的ITプロジェクトでは
ビジネスがプロジェクトに投資し、
ITと協業するものと信じている。
第3のプラットフォーム技術に
て競合他社の先を行く
2016年の
ビュー
36.6%
高品質で実用的なデータが顧客体験の
イノベーションの究極の成分
( タイムリー、パーソナル、関連性、有益さ)
となります。
支出に最も見合うものに
投資
社内能力に焦点を絞る
4
3
63.3%
の企業は
顧客対応アプリケーションと
オムニエクスペリエス
の企業は
ビッグデータにおいて競争他社と
対等であると信じています。
顧客エンゲージメント戦略は益々移動中の実用的洞察に
依存するようになってきています。
60%
の企業は従業員の生産性
に焦点を絞っています。
ネットワークアプローチにより、間断なく全社的にあら
ゆるソースからの透過的なプロセスとデータ共有が
可能になります。
出典:IDC Industry Insights-AVAYA ATF Survey, 2016
IDC InfoBrief「アジア太平洋地域の大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の展望」
6
アジア太平洋の企業における
デジタルトランスフォーメーション(DX)は
2つの大きな利点をもたらす
DXによる
顧客満足度の改善
DXによる
生産性の向上
顧客は企業が24時間休みなくアクセスできる
サービス可用性の改善を期待しています。
eテーリングの出現 によって商品とサービスを変革し、イン
ターネットにより価格の透明性および買い手と売り手のより
良いマッチが得られるようになりました。
現代的なコネクテッドエンタープライズ・リソースプランニ
ングとトレジャリーマネジメント・システムにより、企業が
画面ベースの通信から離れてマシンツーマシン(M2M)
通信に移行できるようになりました。
アラート、通知、および透過的データ視覚性(ダッシュボード)により
移動中にアクション可能なインサイトが得られます。
ネットワークベースのアプローチとオープンアプリケーションプ
ログラミング・インターフェイス(API)は、効率的に構築され管理
された顧客とのインタラクションに不可欠です。
適切なビッグデータ機能を配備することで、銀行はこの情
報を分析してリスクとエラーを削減できます。
出典:IDC Industry Insights-AVAYA ATF Survey, 2016
IDC InfoBrief「アジア太平洋地域の大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の展望」
7
DXにより会社は
顧客満足度と従業員生産性の
新定義に対応
卓越した顧客体験は今では次の
ように定義...
卓越した従業員エンゲージメントは今
では次のように定義...
• ハイパーパーソナル
• 企業のミッションへの従業員のつながり
• 即時提供のサポート
• エンタープライズコラボレーション
• いつでも利用できる
• 職場の改善
• オムニチャネル
• フレキシブルな勤務時間
• セルフサービスの強化
• 第3プラットフォーム向けの新しいタイプの役割
• 「異なる機器で同じ体験」
• イノベーションセル
• 製品情報の必要性に対応
• 透明性
• 透過的
• 新しい市場ダイナミクスに対応する機敏性
出典:IDC Industry Insights-AVAYA ATF Survey, 2016
IDC InfoBrief「アジア太平洋地域の大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の展望」
8
DXの利点は多数のセクターで見られ、
かつてなくスマートになる
職場
職場が効率性と生産性を促進するように変革される
• 訪問者の入出社手続きが自動化され、訪問者の体験が改善される
• マルチサイト・ビデオ会議など複雑な活動が簡素化される
• 従業員と訪問者のネットワークアクセスの管理によりセキュリティが維
持される
ヘルスケア
患者の体験をより良いコミュニケーションとコラボレ
ーションによって改良
• 患者へのフレキシブルで可動性のある選択肢
• ケアチームの協働を強化します
• 危機管理
ホスピタリティとゲーミング
パーソナライズされたゲスト体験を提供:ゲストとスタッフ
のつながりを統合コミュニケーションテクノロジーで維持
• ゲストが望むもの:BYOD(Bring Your Own Device)
環境とモビリティ
• 個別対応
• 常時接続のアクセス
• いつでもどこでもお望み通りに簡単で効率的な高解像度
のセキュリティビデオ
金融サービス
銀行向けの次世代コミュニケーションソリューションが一貫性
のある、高品質のマルチチャネルカスタマーエクスペリエンス
を提供
• パーソナル化されたカスタマーエクスペリエンスの創出
• 生産性と収益性の向上
• より多くのカスタマーを引き寄せて維持
政府機関
コミュニティと管轄域に安全な未来とより進んだコミュニ
ケーションと共同ソリューションを創出
• マルチチャネル緊急インタラクションセンター
• 有権者へのより良いサービス提供のための合理化プロ
セス
スマートコンプレックス/ハブ
コスト削減とネットワーク運用の簡素化
• ネットワークとアプリケーションの容易でセキ
ュアな拡張
• ヒューマンエラーによるネットワーク障害を
低減
教育
先進コミュニケーションおよびコラボレ
ーションソリューションにより教育体験
を変革・改善
• ビデオラーニング
• モバイルラーニング
• キャンパスの安全
ネットワークの運用
出典:Avaya, 2016
簡素化されたセキュアなネットワークインフラストラクチャにより運用費用の削減とデータセキュリティの改善を実現
(コンプライアンス、規制、BYOD)およびビジネスの機敏性を強化
IDC InfoBrief「アジア太平洋地域の大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の展望」
9
アジア太平洋地域の企業のDXへの道のりでは
新しいレベルのパートナーシップと
エコシステムの構築が必要となる…
選定したベンダーとサービス・プロバイダーには以下が要求される:
従来型の商品販売を超え、
ク
ライアント独自のDXへの道
のりをサポートするソフトウ
ェアとサービスを提案する
「サービスとしての(as-aservicea)」モデルを通して簡
単でコスト効率のよい技術導
入を提供する
異なる産業および異なる市場に
おいて異なる要件、条件、および
ビジネスルールに対応する
各組織に固有のDXロードマ
ップを尊重し、組織の意図す
るビジネス成果に向けて信
頼されるパートナーシップを
築く
…および次のような新しいツールと能力のクリ
エイティブな使用
モジュール形式のアプリケ
ーション
シームレスなオムニチャ
ネル
リアルタイムアナリティ
クス
IDC InfoBrief「アジア太平洋地域の大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の展望」
ウェアブル IoT
10
DXへの道のりに欠かせないガイダンス
デジタル変革(DX)に直面するとき、産業、市場、および競争上のダイナミクスという
御社の置かれている状況に応じてDX行程を設計する必要があります。貴社のDX
行程は貴社独自のものです。貴社独自のロードマップ、意図・スピード・タイムライ
ンに従う必要があります。
しかしながら、他の組織の経験のベストプラクティスから
多くを学ぶことはできます。
クラウドアーキテクチャのすべてサービスとしてのポート
フォリオに移行するにつれてハイブリッドおよびマルチク
ラウド環境の統合と管理をマスターしてください。
強力な経営リーダーシップ(最高デジタル責任者、ハイテ
クに精通したCOO、市場状況に精通したCIOなど)を確
立することで、急速な分散イノベーションの促進とDXイ
ニシアティブのガバナンスと統合の必要性の増大に対応
します。
貴社の新しいイノベーションプラットフォームへの移行を
加速:通常「サービスとして」パートナーから得られる第3プ
ラットフォームツールとスキルにIT投資を集中させます。
貴社のマーケティング、セールス、サービス、提供能力を
再設計し、拡大し続ける顧客ベースへのインタラクション
とオファーを一層パーソナライズします
(注目に値するパラドックス)。成功するには、顧客につ
いてのデータを継続的に収集、分析し、結果を利用して行
動する必要があります。
アイデアとイノベーションのネットワークを展開 – より多くの事
業部門、
より若い世代のスタッフ、オープンイノベーションパート
ナー、サービスプロバイダー、その他の第3プラットフォームベン
ダーを追加します。
サードパーティのスマートインダストリーソリューション、産業プ
ラットフォームとコミュニティに繋がることで、御社自身のイノベ
ーションを促進する能力を市場に拡大し、他社からのイノベーシ
ョンを活用します。
サプライヤーおよびパートナーのネットワークを再調整し、第
3プラットフォームやDXのリーダーでサービスとしてのソリュ
ーションを高信頼性で提供できるプレイヤーを選定します。新
しい参加者が創造的破壊を実践し、従来型のプレイヤーが集
結され、
クリティカルな能力がシフトするにつれてさえ新しい
ベンダー課題が出現します。
調査チーム:Michael Araneta、Anongluck Sae-lim、Daniel-Zoe Jimenez
Copyright 2016 IDC.書面による許可なく複製することは一切禁止されています。
この「IDC Financial Insights InfoBrief 」はIDC Asia/Pacific Go-to-Market Servicesによって執筆されました。IDC情報またはIDCへの言及を広告宣伝、
プレスリリース、あるいは販促資料に使用する場合、
IDCからの事前の書面による許可が要求されます。詳細については、www.ap.idc.asiaを参照するか、[email protected]までメールでお問い合わせください。
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IDC InfoBrief「アジア太平洋地域の大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の展望」
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