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主催者講演 - スキル標準ユーザー協会 公式サイト

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主催者講演 - スキル標準ユーザー協会 公式サイト
スキル標準活用の勘どころ
2007年12月12日
特定非営利活動法人 ITSSユーザー協会
専務理事 高橋秀典
Copyright © ITSS Users’ Group Japan, 2006. All rights reserved.
1
ITSSユーザー協会から
スキル標準ユーザー協会へ
Copyright © ITSS Users’ Group Japan, 2006. All rights reserved.
2
2007年度
ITSSユーザー協会の主な活動成果
・ITSSの専門Webサイト「ITSS NOW!」公開
39社の会員企業紹介、1日平均500PV (2007年10月現在)、広告活動の安定稼動。
・V2_2006対応スキルコンテンツ策定
新職種「ITサービスマネジメント」のスキルを作成して公開済み。
・導入推進者認定研修の受講者が増加
49名の受講者を認定。
・認定コンサルタント制度の確立
導入コンサルタントを3名認定。
・トレーニング・コース集合サイトのアップデート
ITSS教育ガイドを「V2_2006」に対応済み。
・ベンダー資格V2_2006マッピング
著名なベンダー資格を、各ベンダーと調整の上マッピングしアップデート。
・スキル管理システムASP事業の安定的稼動
20000ユーザーを超える利用者を獲得。
ITSS V2_2006、UISSの本格活用に貢献。
・UISS、ETSSとの連携を強化
「スキル標準活用委員会」の活動において、UISS、ETSSのキーマンを招き情報交換・交流
を深める。
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3
ITSSユーザー協会から
「スキル標準ユーザー協会」へ
複数のスキル標準に
関係している!
ETSS
組込みスキル標準
リリース
UISSはITSSを
参照している!
ITSS
ITSSユーザー協会
ITスキル標準
リリース
1種類のスキル標準では
スキル標準ユーザー協会
カバーできない!
UISS
情報システム
ユーザスキル標準
リリース
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4
スキル標準ユーザー協会の位置づけ
IPA
(ITスキル標準
センター、SEC)
各団体
(JISA, ITAなど)
会員企業
人材・資金・知識の提供
各種WG活動
事業支援活動
普及・広報活動
事務局
活動支援
業
協
換ト
交ク
ェ
報ジ
情ロ
プ
JUAS
成果・実績
フィードバック
スキル標準ユーザー協会(NPO)
普及・啓蒙・サービス提供
人材育成投資の喚起
非会員企業
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成果フィードバック
成果・
ノウハウを
形式知化
経済産業省
情報・
ガイドライン
提供・支援
スキル標準
ユーザー協会
活動データ
人材育成システムとの連携
人材開発・育成企業
5
IT人材をとりまく環境
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6
IT投資動向
日本では「間接コスト削減」目的で投資されている
出典:経済産業省 IT経営の現状と課題 平成19年3月より
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7
経営トップのIT投資に対して期待する効果
社長の「主な経営課題は?」
100
コスト削減
50
財務体質強化
研究開発強化
営 業 販 売 の強 化
若 手 人 材 の確 保
内 部 統 制 の強 化
新 製 品 ・サ ー ビ ス の
立 ち上 げ
主 力 事 業 の競 争 力 ・
シ ェア の 向 上
0
競争力強化
出典:2007年10月21日 日経新聞
社長100人アンケートより
T投資によって期待する効果・目的(複数回答可):日本企業と北米企業との比較
出典:ガートナー(ITデマンド調査室)
調査:2006年11月(日本)、2006年9∼11月(北米)
「トップの求める経営課題」と「ITによって改善を期待される効果」
「トップの求める経営課題」と「ITによって改善を期待される効果」
の大きなギャップ
の大きなギャップ
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8
Copyright © ITSS Users’ Group Japan, 2007. All rights reserved.
9
Copyright © ITSS Users’ Group Japan, 2007. All rights reserved.
10
経営とIT活用の関係
「経営」の時代
企業活動の全体の最適化
「システム」の時代
ステージ③
組織全体最適化企業群
経営と直結した情報技術活用
により企業組織全体の最適化
を実現
ステージ④
共同体最適化企業群
情報技術活用によりバリュー
チェーンを構成する共同体全体
の最適化を実現
人材力 / ブランド力の
総合強化
ビジネス / 経営管理の
特定業務の改善
企業の変革
情報技術の活用により
部門内最適化を実現
コミュニケ
ーションの
最適化
情報技術導入するも
活用せず
ステージ②
部門内最適化企業群
社外との連携
統合・標準化
ステージ①
IT不良資産化企業群
<2%>
<17%>
<66%>
<15%>
企業活動全体
の最適化
﹁
企業﹂
の壁
業務のIT化
電子計算機の
導入
EDI導入
EC導入
製品としての
SCM
CRM
SFA
:
情報技術による企業
プロセスの最適化
業務の効率化
﹁
経営﹂
の壁
バックオフィス
のIT化
製品としての
ERP
人事
財務
:
グローバルな
ステークホルダーを
取り込んだ最適化
「進化する組織」への脱皮
高付加価値化
Source: 経済産業省「情報技術と経営戦略会議 報告書」(平成15年10月)
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IT人材への強い関心 (1)
・日本のCIO職の2007年取り組み課題ランキング
1.IT人材の確保・育成・保持
2.ビジネスとITの戦略、及び計画の連携強化
3.ITガバナンスの改善
4.全社レベルの変革構想のリード
5.ビジネス成長を可能にするプロジェクトの導入
・アウトソーシングの目的
1.人材不足の解消
2.高度なITスキルの活用
3.コストの削減
4.社内要員の戦略領域へのシフト
5.経営資源の選択と集中化
出典:ガートナー
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12
IT人材への強い関心 (2)
・IT企画力の必要性
業務課題を解決するための業務プロセス、及びシステムの
企画を立てること
・ビジネス部門へのヒアリング
・課題抽出・分析
・システム化の目的や範囲決めの設定
・課題を解決するための業務・システム設計
・システム化、及びプロジェクトの計画
・情報システム部門の企画提案力に対するビジネス部門
の満足度
非常に不満・不満:39%
満足・非常に満足:9%
普通:48%
あまり期待していない:4%
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出典:JUAS
13
組織とIT人材
・組織を弱体化させる視点
− 「コア機能 VS 非コア機能」の切り分けの不適
− 否応無いトップダウンでのコスト削減要求
− IT部門の企画・戦略機能への特化
− 形骸化・現場の関係遮断を促すSLAの導入・利活用
・IT人材に不足しているスキル
− 上流工程、特に要求分析・機能分析・データ分析手法に関する
モデリングスキル
− マネジメント能力・リーダシップ・コミュニケーション能力などのヒューマン
スキル
− 課題発見力、計画立案力などのコンセプチュアルスキル
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14
スキル内製化の必要性
・情報
− 意思決定のためのデータは何かを定義
− ビジネスとITの共通言語
− 鮮度(リアルタイム性)の追求
− ビジネス変化に影響されないデータ・アーキテクチャ
→ 肥大化させない、複雑化させない情報システムの土台
・プロセス
− 企業・組織・業務の縦割り構造を「横串」で最適化
− 可視化
− プロセスは変化するという前提でITを捉える
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ITスキル標準(ITSS) &
情報システムユーザスキル標準(UISS)
Copyright © ITSS Users’ Group Japan, 2006. All rights reserved.
16
ITスキル標準V3(案) from IPA
職種
インストラクション
研修企画
サービスデスク
オペレーション
システム管理
運用管理
ファシリティマネジメント
ソフトウェア
ハードウェア
応用ソフト
ミドルソフト
基本ソフト
業務パッケージ
業務システム
セキュリティ
システム管理
アプリケーション共通基盤
データベース
ネットワーク
プラットフォーム
ソフトウェア製品開発
ネットワークサービス
ITアウトソーシング
システム開発
インフラストラクチャアーキテクチャ
インテグレーションアーキテクチャ
アプリケーションアーキテクチャ
ビジネスファンクション
インダストリ
メディア利用型セールス
訪問型製品セールス
訪問型コンサルティングセールス
マーケットコミュニケーション
販売チャネル戦略
マーケティングマネジメント
専門分野
レベル7
スーパーハイ
ハイ
レベル3
ミドル
レベル1
エントリ
17
Copyright © ITSS Users’ Group Japan, 2007. All rights reserved.
エデュケーション
ITサービス
マネジメント
カスタマサービス
ソフトウェア
デベロップメント
アプリケーション
スペシャリスト
ITスペシャリスト
プロジェクト
マネジメント
ITアーキテクト
コンサルタント
セールス
マーケティング
レベル6
レベル5
レベル4
レベル2
ITスキル標準の概念と各々の関係
ITスキル標準の範囲
ビジネス
価値
職種
成果(業績)
学習
職種の
説明定義
パフォーマンス発揮
(達成度指標)
タスク
タスク
スキル発揮
(スキル熟達度)
学習資源
能力活用
スキル
学習
コンピテンシー
経験を通した学習
支援
組織支援・制度等
タスク
:職種毎の投資局面の活動、解決すべき課題
学習資源
:研修や本だけでなく、上司や同僚の経験も含む
組織支援・制度:教育、研修、 OJT, ジョブアサイン等
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出典:IPA
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ITスキル標準活用の視点(1)
ITスキル標準V2_2006概要・第1部より抜粋:
①「企業によってビジネス戦略が異なる以上、投資すべき対象職
種も異なる。このため、ITスキル標準を企業へ適用する場合に
は、ITスキル標準の定義内容は共通指標として活用し、自社
のビジネス戦略に合わせて企業固有の定義内容に置き換えた
指標を設定することが求められる。」
具体性・固有性
特定状況における知識・スキル
製造など業種毎の知識、
個別製品特有のスキル等
製品やプロセス固有の知識・スキル
現場への
適用
技術領域・業種業務別領域共通の知識・スキル
職種別領域共通の知識・スキル
ITスキル標準
の対象領域
全産業に共通的な知識・スキル
基礎的・概念的な知識・スキル
出典:IPA
汎用性・転用性
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ITスキル標準活用の視点(2)
ITスキル標準V2_2006概要・第1部より抜粋:
②「各企業は、ITスキル標準を共通指標として現場で特定できるレ
ベルで解釈あるいは再定義し、企業固有の指標として適用する。
これにより、企業間の解釈による差異を少なくすることができる。」
ITスキル標準でのスキル定義:
オブジェクト指向設計ができる
企業間、市場価値においては、
抽象レベルの用語で評価
モデリングできる
UMLを知っている
(ITスキル標準の評価基準)
企業に導入の際には、
必要に応じて再定義
A社のスキル定義:
B社のスキル定義:
オブジェクト指向設計ができる オブジェクト指向設計ができる
A技法でモデリングできる
UMLを知っている
B技法でモデリングできる
UMLを知っている
各企業内においては、イン
スタンスレベル(特定技法、
製品等)で評価
(企業固有の評価基準)
出典:IPA
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ITスキル標準活用の視点(3)
ITスキル標準V2_2006概要・第1部より抜粋:
③「ITスキル標準は、事業活動における個人の貢献を的確に評価
しようとする観点から活用することが必要である。人材投資という
経営判断やビジネス戦略が伴わないままITSSを導入することは、
自社のビジネスや技術を担い、競争力を支えていくプロフェッショナ
ルの重点育成策にはつながらない。ビジネス戦略に乏しく、単に人
事管理上の便宜性や処遇制度の見直しのために利用するだけで
は、逆に個人のモチベーション低下につながる恐れもある。」
出典:IPA
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ITスキル標準活用の視点(4)
ITスキル標準V2_2006概要・第1部より抜粋:
④「ITスキル標準の位置づけは、基準や仕様ではなく、参照モデルで
ある。すなわち各社がビジネス戦略の実現を目的に、人材の育成
に関わる様々な立場の人が人材育成について共通の認識を持つ
ために参照する指標ということである。「標準」といっても、自社のビ
ジネス戦略の実現に必要な部分だけを参照すればよい。すべてを
必ず使う、そのまま使うという位置づけにはないという理解が必要で
ある。」
出典:IPA
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ITスキル標準活用の視点 (まとめ)
キーワード
・「共通指標」
・「参照モデル」
・「ビジネス戦略に合わせて企業固有に再定義」
・「すべてを必ず使う、そのまま使うという位置づけにはない」
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UISSとは
商社
メーカ
商社事業の業務フロー
メーカ事業の業務フロー
事業戦略/優位を
つくるしくみ
事業戦略/優位を
つくるしくみ
戦略を実現する機能・スキル
共通
戦略を実現する機能・スキル
この部分を対象
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24
UISSの特徴
▪
▪
▪
情報システムが、企業活動に直接的な影響を及ぼす重要インフラとなったことを踏まえ、
ユーザ企業における情報システム機能を経営的観点から体系的に整理したもの
従来、可視化されていなかった情報システム機能を、業務レベルで洗い出し、その業務に
求められるスキル、知識を一覧化したもの
ユーザ企業固有の業務である①調達、②評価、③利活用、に関する職務とその能力も
定義したもの
※定義されている内容はITに関する専門能力のみであり、人事評価に直結するものではない
UISSを、各企業の情報化推進体制や推進者の立場に応じてカスタマイズすることで、
UISSを、各企業の情報化推進体制や推進者の立場に応じてカスタマイズすることで、
次に掲げるような目的を実現することができる。
次に掲げるような目的を実現することができる。
1.
1. 経営層自身および経営層への報告者の利用
経営層自身および経営層への報告者の利用 →
→ IT人材のポートフォーリオの把握
IT人材のポートフォーリオの把握
2.
2. システム・ベンダへの発注時の利用
システム・ベンダへの発注時の利用
→
→ ユーザ主導の発注、役割分担の整合性/効率化
ユーザ主導の発注、役割分担の整合性/効率化
3.
3. IT部門メンバの役割・キャリアパス理解
IT部門メンバの役割・キャリアパス理解
①
① 組織の観点
組織の観点 →
→ 組織の生産性アップ
組織の生産性アップ
②
② 個人の観点
個人の観点 →
→ モチベーションアップ
モチベーションアップ
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出典:経済産業省
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機能視点での位置づけの明確化
∼ タスクフレームワーク
▪
ユーザ企業におけるIT部門の機能を経営的観点から、事業戦略も含めて体系的に整理
全社戦略
《情報システム以外の機能別戦略の立案と実行》
事業
戦略
策定
(戦略立案)
(計画策定)
(導入)
(計画評価)
(活用)
(戦略評価)
生産・物流
R&D
生産・物流
R&D
生産・物流
R&D
生産・物流
R&D
生産・物流
R&D
生産・物流
R&D
経営・管理
経営・管理
経営・管理
経営・管理
経営・管理
事業
戦略
評価
経営・管理
個別案件
情報システム
情報システム
情報システム
企画
導入
企画・評価
プロジェクトマネジメント
情報システム戦略
策定
情報システム
活用
情報システム保守
情報システム戦略
評価
情報システム運用
情報システム戦略実行マネジメント
IT基盤構築・維持・管理
セキュリティ
共通業務
システム監査
《 情報システム戦略の立案と実行》
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出典:経済産業省 26
ex. IT部門の業務と組織
全社戦略
事業
戦略
策定
《情報システム以外の機能別戦略の立案と実行》
(戦略立案)
(計画策定)
生産・物流
R&D
生産・物流
R&D
経営・管理
経営・管理
(導入)
生産・物流
R&D
経営・管理
(計画評価)
(活用)
(戦略評価)
生産・物流
R&D
生産・物流
R&D
生産・物流
R&D
経営・管理
経営・管理
経営・管理
事業
戦略
評価
IT戦略グループ
個別案件
情報システム
企画
システム管理グループ
情報システム
戦略 策定
情報システム
導入
情報システム
企画・評価
システム企画グループ
情報システム
活用
プロジェクトマネジメント
情報システム保守
情報システム
戦略 評価
情報システム運用
情報システム戦略実行マネジメント
IT基盤構築・維持・管理
セキュリティ
共通業務
システム監査
《 情報システム戦略の立案と実行》
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システム開発センター
システム運用グループ
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ITサービス企業では
ユーザ企業
《ユーザー企業におけるIT戦略の立案と実行》
(戦略立案)
(計画策定)
(導入)
(計画評価)
(活用)
(戦略評価)
生産・物流
R&D
生産・物流
R&D
生産・物流
R&D
生産・物流
R&D
生産・物流
R&D
生産・物流
R&D
経営・管理
経営・管理
経営・管理
経営・管理
経営・管理
経営・管理
経営戦略
個別案件
ITサービス企業
システム
提案
システム
構築
移行・
テスト
事業戦略策定
アウトソーシング
事業戦略評価
プロジェクトマネジメント
システム構築向け、データセンターなど基盤構築・維持・管理
セキュリティ
共通業務
システム監査
《ITサービス企業における事業戦略の立案と遂行》
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ITSSとUISSの活用法
ITSSは、すべてが「顧客にサービスをする」という観点で定義されている
-企業内に向けたものはほとんど存在しない
「顧客の戦略を理解できるか」はあっても、自社の戦略策定や理解は対象外
-よって自社の経営戦略を基に考えるといっても、直接結びつきにくい
-職種をベースに組立てられている
UISSは、IT部門がユーザ部門にサービスをする観点と、自社の経営戦略を
受けてIT戦略を立案・実施するという企業内に向けた観点で定義されている
-業務機能(タスク) をベースに組立てられている
仕事、組織力に力点を置いている
-システム構築の部分はITSSを参照としている
・ITSSはUISSの活用アプローチを利用することによって、企業に
合わせた人材像や育成の仕組みを構築することができる
・UISSをうまく活用するにはITSSと組合わせる必要がある
ITサービス企業もユーザ企業も、「UISSの活用アプローチ」で
「ITSS+UISSの定義」を利用するのが最良の方法と考えられる
Copyright © ITSS Users’ Group Japan, 2007. All rights reserved.
29
人材モデルの考え方
Copyright © ITSS Users’ Group Japan, 2006. All rights reserved.
30
目標人材モデルの位置づけ
ビジネス目標の達成
PLAN
(Check・Action)
実施計画
企業目標の明確化
企業価値の把握
SEE
経営マネジメント
目標人材モデル策定 育成・調達プラン策定
改善・継続体制
の確立
DO
パフォーマンスアップ
強み弱みの把握
技術者の現状把握
目標/現状ギャップ把握
実施体制の確立
企業間比較
モチベーションアップ
必要人材の確保
適正な評価
評価制度へのリンク
キャリアプラン
個人目標の明確化
企業目標/個人目標
のすり合わせ
適材適所
人材マネジメント
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適切なローテーション
の実施
31
モチベーションの原点(1)
・企業の魅力
−会社の基盤に対する安心
−理念や戦略の共感
−事業内容への興味
−仕事の醍醐味
−組織風土との合致度
−人的な魅力
−施設や環境
−制度や待遇への納得感
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32
モチベーションの原点(2)
・上司の魅力
−情報提供
−情報収集
−判断行動
−動機形成、助言
・職場の魅力
−顧客接続(接点、反応確認)
−目標達成
−意欲相乗
−業務効果(効果的な業務プロセス、効果の追求)
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33
リーダとは
リーダとマネージャは異なる
・影響力
- 専門性
- 人間性
- 返報性
- 一貫性
- 厳しさ
身体的魅力、態度の類似性、ポジティブな評価、身近
報いたい、期待に応えたい
一貫性による予測→リーダと自分の行動を同化
畏怖の念
・マネジメント領域
- 環境 外部/内部環境 成果は外部に出る
- モチベーション スキルやナレッジを高めようとする意欲、組織への貢献度
を最大化→エントリマネジメント、イグジットマネジメント、
モチベーション・マーケティング
- ルール 役割ルール、報酬ルール
- コミュニケーション
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34
モチベーションを上げるには
・モチベーションをいかに上げるか
− 目標や報酬が魅力的→活動へのモチベーション大
− 達成可能性は、「成し遂げられそう」、「手に入れられそう」
「目標の魅力」×「達成可能性」
「報酬の魅力」×「獲得可能性」
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35
人材像を構成するスキルの構造
知識
・ 仕事でパフォーマンスを発揮するための前提
スキル
・ 知識を使って仕事でパフォーマンスを発揮する能力
・ 応用力が利く能力
利かない能力はテクニック
スキル構造
・ 専門能力
・ ヒューマンスキル(人間理解能力)
コンピテンシー
・ コンセプチュアルスキル(概念化能力)
ヒューマンスキル
経営者
コンセプチュアルスキル
管理者
専門力
スタッフ
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カッツ教授の
能力と職位の関係図
36
専門能力とコンピテンシー
専門能力
・知識があり、知識に基づく行動をとる能力
コンピテンシー
・自分の置かれている状況を認識し、相手の期待を把握し、それに応える
行動をとる能力
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37
人材像を構成するスキルの構造
企業が必要なもの!
企業ポリシーから追加
対人能力
親和力、協働力、統率力
コンピテンシー
ヒューマンスキル
コンセプチュアルスキル
人材モデル
対自己能力
感情制御力、自身創出力、
行動持続力、自己変革力
対課題能力
課題発見力、計画立案力、
実践力
処理能力
思考能力
価値観
ビジネス能力
技術力
ビジネスモデルに
合わせて選択・追加
専門能力
UISS
ITSS V2
知識
これは部品!
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ツールの活用能力
手法の活用能力
標準の活用能力
アセスメント能力
方法論に関する知識
ツールに関する知識
ビジネス基本知識
経営管理知識
38
人材モデルイメージ
コンピテンシー
何処へ行くかは運転手の
実行力・判断力による
経験実績
効率よく動かすには経験と、
操作性による
専門能力
スピードはエンジンの
性能による
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39
導入手順概要
Copyright © ITSS Users’ Group Japan, 2006. All rights reserved.
40
ITSSの教訓
①「標準」と付いているのだから、そのまま使わないといけないという理解になってしまう。
しかし、定義されている職種/専門分野が、自社の仕事上の役割と合わない。
スキル診断をして
−役割範囲や持つべきスキルが異なる。
何のための導入か、
−職種名になじめない。
どの職種のどのレベルに
目的を明確にする
−職種が多すぎる。
何人いるかをマップしただけ
−自社で必要な職種が存在しない。
必要あり!
手段から入ると
②人事制度とどう関係付ければいいか解決策が見えない。
−初めから関係させないと言い切るのか。
はっきりメッセージを
失敗する危険性大!
−将来関係付けをすることを前提に当面運用して検証していくのか。
せずに中途半端に
−一部適用するようにするのか。
ITSS/UISS導入手法を
なった
−当初から入れ込むのか。
十分理解して
③定義されている内容では汎用的過ぎて、自社のビジネスに合いそうも無い。自社で必要な
目的にあった内容を
スキルを追加定義したいが、「標準」だからできないのでは?
考えるべき!
会社の思いが
入っていないまま
④ITSSキャリアフレームワークでのスキルレベルを調査し、研修ロードマップを作成したが、どうも
メニュー作りを
ピンとこない。また、次のステップで何をどうすればいいか分からない。
してしまった
Copyright © ITSS Users’ Group Japan, 2007. All rights reserved.
41
スキル標準の活用アプローチ (UISS)
 IS人材への
Input
要求事項
▪ 標準的な活用イメージ(例)
 業務機能モデル
 経営戦略
 事業戦略
 IS戦略
要求分析
要求分析
 要求事項
Output
▪
(ToBe)
 機能役割定義
(企業固有部分)
 UISS
 要求事項
 UISS
業務機能
業務機能
((ToBe)
ToBe)
ToBe)
策定
策定
 業務機能モデル
(ToBe)
 機能役割定義
(企業固有部分)
スキルセット
スキルセット
策定
策定
 スキルセット
 人材ポートフォリオ
(ToBe)
 スキルセット
現状把握/
現状把握
現状把握//
Gap分析
分析
Gap
Gap分析
 人材ポートフォリオ
(AsIs)
 機能役割定義
(企業固有部分)
 スキルセット
 人材ポートフォリオ
(AsIs・ToBe)
 UISS
 研修ロードマップ
育成方策
育成方策
検討
検討
 育成方策
ユーザ企業各社の状況に応じてUISSを取捨選択、固有部分の追加等、
カスタマイズして活用することが可能
出典:経済産業省
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42
スキル標準導入の2つのアプローチ
▪
トップダウン型アプローチ
−
−
自社の経営戦略(全社戦略や事業戦略、個別戦略のIT戦略など)に基づき、ビジネス目標の達
成に必要な要件をまとめていく
ITに携わる組織のあるべき姿を描いていくことで、必要な組織構成や人材に求められる要件を明確
にする
要求
要求
分析
分析
▪
機能
機能
分析
分析
人材像
人材像
策定
策定
現状
把握
ギャップ
分析
育成
プラン
策定
実施
問題解決型アプローチ
−
−
−
事業戦略で人材について明確になっていないものの、課題が明確なケースでは、現状の機能検証
からスタートするのが現実的
自社の組織が持つ機能とテンプレートを、比較・検証しながら過不足、現状の課題を明確にし、課
題の解決策やあるべき組織体制を検討していく
現状の課題を明確にしたうえで、トップダウンアプローチに切り替える方法も有効
機能
機能
検証
検証
現状
把握
要求
分析
人材像
策定
ギャップ
分析
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育成
プラン
策定
実施
43
導入手順と成果の全体像
■経営計画、事業プラン
■経営計画、事業プラン
目標人材像とファンクション
目標人材像とファンクション クロスリファレンスの完成
クロスリファレンスの完成
■要求モデル
■要求モデル
※人材像ごとに必要なコアファンクション、サブファンクションを抽出
※人材像ごとに必要なコアファンクション、サブファンクションを抽出
■経営層インタビュー
■経営層インタビュー
■業務分掌規定など
■業務分掌規定など
■フレームワーク
■フレームワーク
■人材像ワークシート
■人材像ワークシート
■組織機能検証
■組織機能検証
■ファンクションテンプレート
■ファンクションテンプレート
■To−Beファンクション
■To−Beファンクション
■人材像と活動局面
■人材像と活動局面
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44
導入事例
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45
戦略スキル管理ツール「SSI-ITSS」活用企業
ファイザー株式会社
株式会社サイバード
アフラック(アメリカンファミリー生命保険会社)
株式会社ワイ・ディ・シー
T&D情報システム(大同生命・太陽生命)
株式会社日本コンピュータコンサルタント
キムラユニティー株式会社
株式会社リクルート
ヤンセンファーマ株式会社
プロミス株式会社
住友化学システムサービス株式会社
株式会社インフォセンス
CMC Solutions
システムハウス株式会社
(順不同)
以上、公表をご了解いただいている企業です。
40社約20,000ユーザの皆様に継続利用いただいております。
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46
導入事例1:ファイザー
ITのミッション
ビジネスバリューの創生
Plan
対策立案
ROI検証
現状分析
各事業部
テクニカルソリューションから
変化への対応
変化への対応
Action
企業業績
Do
ビジネスソリューションへ
IT
システム導入・運用 技術革新
GAP分析
技術支援
予実管理
Check
コストの効率化
品質向上
出典:ファイザー
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47
アウトソーシング
コールセンター
コールセンター
アカウント管理
アカウント管理
オンサイトサポート
オンサイトサポート
データセンターアドミニストレーション
データセンターアドミニストレーション
ネットワークアドミニストレーション
ネットワークアドミニストレーション
出典:ファイザー
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48
インソースVSアウトソースの人材像
Pfizer IT
社員
1.
2.
3.
マーケティング
能力
社員
ROIを意識したITサービスの提供
現行サービスの優先づけによる提供
ビジネスへの付加価値の提供
ビジネスの
熟知
ROI分析能力
4. 変化への対応をリードするマネジメント
能力
プロジェクト コンサルティング
マネージメント
能力
能力
お互いのコンピテンシー(強
み)を補完しあってWIN-WIN
仕事量だけをアウトソースするのでなく戦略
の共有、弱みの補完もしていく関係
アウトソース
1.
定常業務
2.
最適なソリューション(技術・人材)の
タイムリーな提供
技術力
アウトソース
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出典:ファイザー
49
人材の最適配置
高
戦略的業務
戦略的ソーシング
業
務
価
値
コモディティ業務
パートナー企業の
コアコンピテンシー
<ビジネス理解>
•製薬業界
•ビジネスプロセス
•マーケティング戦略
•組織理解
務行
業 移の
的
略へ
戦
<ベンダーマネジメント>
•係数管理
•パフォーマンスマネジメント
•GAP分析
•問題解析対策立案
特注業務
•旬の技術
業務プロセスの
業務プロセスの
見直し、標準化
見直し、標準化
ジュニアインソースへのOJT
低
低
属人性
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高
出典:ファイザー
50
コミュニケーションツールとしての利用
オーストラリアに
は十分なDBAが
いるの?
今度の組織変更新設
されたカスタマー課に
は誰を配置する?
次はユーザーサポート
課の課長を目指したい
けど、どのスキル向上
に注力すべき?
サービス品質
どのトレーニング
を強化項目として
取り入れる?
組織構成
アウトソース
キャリアパス
私の組織内での
将来は?
課長は私のスキル
を把握しているの
から?
出典:ファイザー
標準化された、スキルの定量測定のできるコミュニケーションツールが
あれば?51
標準化された、スキルの定量測定のできるコミュニケーションツールがあれば?
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Career Path & Skill Set Image
InIn-depth
Knowledge
Level 1
Level 2
Level 3
Level 4
Manager
High
Position
出典:ファイザー
Business Knowledge
Vendor Management
*Power, Career Ladder Project
*Power, Career Ladder Project
General IT Skill
Specific IT Skill
*RACI, ITSS
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Managerial Skill
*Leaders Behavior
52
人材育成は組織戦略の明確化から
人材像の設定
Management
Management
Diction
Diction
人材に必要なスキルを定義
業務インベントリ
CIT部門
CIT部門
A
資産利用
資産利用
スキル抽出
aaa
bbb
B
ccc
ddd
eee
自部門での職掌設定 Management
Management
SS
EUS
SSI-ITSS Dictionary
Diction
Diction
スキルMapping
Gap分析
NS
独自スキル
出典:ファイザー
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53
パートナーとの協業
Service Catalog
Service
Service 33
Service
Service 22
Service
:Service Detail
Service 11:Service
Detail
Service
Service Cost
Cost
サービスポートフォリオ
サービスポートフォリオ
Service
の
Serviceの
Service
の
Serviceの
ABC
分析
ABC分析
ABC
分析
ABC分析
Service
Service Grade
Grade
Service
Service Type
Type
プロジェクトポートフォリオ
プロジェクトポートフォリオ
New
New
Project
Project
<Quality Matrix>
••
••
••
••
••
Cycle
Cycle time
time
Productivity
Productivity
Back
Back Order
Order
Quality
Quality
Activity
Activity Management
Management
人材ポートフォリオ
人材ポートフォリオ
<<UISS/ITSS>
UISS/ITSS>
<ROI
分析>
<ROI分析>
As Is 
> To Be
>
出典:ファイザー
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54
Pfizer CITにおける Career Path Diagram
Job Fa mily
Busine ss
Support
Rollout
Se rvice
User
Support
Se rvice
Ne twork
Se rvice
Messaging
& Directory
Se rvice
Functional Role
Entry
L1
L2
Adva nced
L3
L4
Ex pert
L5
L6
Service Delivery Mgmt
Process Standardization
Global Engineering
Project Mgmt
Information Security Mgmt
Rollout Planning
Rollout Support
User Support Consulting
Helpdesk Service
Account Administration
Desktop Service
PC Fulfillment
Image Mgmt
Network Consulting
LAN Service
Wireless LAN Service
WAN Service
Internet Access Service
Remote Access Service
Partner Connect Service
IP Service
Conferencing Service
Messaging&Directory Consulting
Messaging&Directory Service
Data Center Consulting
Data Center Service
System Engineering & Lifecycle Mgmt
System Mgmt
Da ta Center
Data Protection
Se rvice
Data Storage
Database Administration
Disaster Recovery
Web Hosting
Validation Consulting
Compliance System Assessment Consulting
Se rvice
IPMG&Security Consulting
Vender Audit
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社員にとっての
コア分野
出典:ファイザー
55
Assessment Process and Org. View
Organizational View
Self Assessment
CIT Staff
Skills Inventory
Use for Resource Strategy
Personal View
Engineer Mr. A is defined as :
・HR
Level2
・Marketing & Comm. Level2
・Risk Management Level3
・Regulatory Mgmt
Level2
・VQ Management
Level3
GAP Analysis
行動能力評価時に、各自の
目指すキャリアパスをベース
にGAP分析・指導を行う
出典:ファイザー
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56
実例ケース2: プロミス
スキル標準導入の背景
・市場環境や法規制が大きく変動する環境の中で、人材育成を効率的・効果的
に実施していく必要があった
・「プロミスのIT部門の人材というのは、何を持っているべきなのか」、
「現在、誰がどんなスキルを持っているのか」を明らかにし、
「人材育成とスキルアップを継続的に運用する仕組みを作る」ことを目標とした
・ITSSフレームワーク上での単なるスキル診断だけでは目標は達成できないと
判断し、IPA発行の「ITスキル標準 経営者向け概説書」の検証を進め、自社
が求める目標人材像を構築するステップを採用
・さらに当時発表されたばかりだったUISSの構造も参考にしながらプロジェクト
をスタート
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57
IT部門のミッションと、要求モデル
・金融企業として、システム基盤の安定的かつ安全な運用は重要な役割
・ビジネス部門はシステムを「早く、コストをなるべくかけず、正確に」構築、運用することを要求
・数々の業務提携によりステークホルダーが増え、従来のメインフレームを中心としたシステム構成
は、オープン化への刷新が必要
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58
目標人材像の定義
ストラテジスト、アプリケーションアーキテクチャ、インフラアーキテクチャ、プロジェクトマネー
ジャーを「コア専門分野」と定義
これらを中心に5職種14専門分野に目標人材像を定義
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59
キャリアフレームワーク
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60
人材育成の仕組み(運用相関図)
キャリアフレームワーク
専門分野人財像定義
【専門 分野の 詳細定義 】
Base
基礎資料
専門 分 野
対象 者 像
役 割と業 務
期 待す る技 術水 準
スト ラテジ
経 営 戦略 やビジ ネス戦 略 に基 づく
情 報 システ ム戦 略を 立案 し、 経営 層
や ビジ ネス部 門 へ提 案・ 提言 ・助 言
を 行い 、ビ ジョ ンの実 現、 課 題解 決
に 貢献 す る。 提案 ・提 言・ 助言 がも
た らす価 値 や効 果、 シ ステム ユー ザ
( システ ム利 用部 門) 満足 度 、実 現
可 能 性等 に責 任を 持ち、 各 種ソ
リュー ショ ンの 計画 ・企 画 ・評価 をコ
ン トロ ールす る者 。
情報 システ ムの 企画 ・計 画 の段 階で 、情 報 戦略 立案 、 システ ム化 全体 計 画策 定、 個
別シ ステム 化計 画 策定 を行 い、 また開 発 ・導入 の 段階 で、 戦 略と計 画に 基づ く情 報
システ ム構 築の 実 施に 関す る推進 支 援や 、 システ ム化 と同時 に進 める 業務 革新 の
推進 支援 を行 うとともに、 それ らの 結果 に関 する 評価 を行 う業務 に従 事し、 次 の役 割
を果た す。
① 経 営戦 略と一 貫 性の ある情 報 戦略 を立 案し、 それ に基 づ くシス テム 化全 体計 画
を策定 す る。
② 情 報シス テム に関 する資 源 及び 組織 の 運営 方針 を策 定し、 シス テム 化全 体計 画
に反 映させ る。
③ シス テム 化全 体計 画 に基 づい て、 業務 革 新に 貢献 する システ ム化 案を 提案 し、
個別 システ ム化 計画 を策 定す る。
④ 戦 略と計 画に 基づ く情 報 システ ム構 築と情 報 システ ムサ ービ ス運営 の 実施 を支
援し、 併せ てシ ステム ユ ーザが 主 体で 実施 する業 務 革新 を支 援す る。
⑤ 計 画立 案者 の 立場 から 、シ ステム 化 の結 果に 関して 、 合目 的性 ・有 効 性・効 率
性・達 成 品質 水 準を評 価す る。
情報 シス テム開 発 プロジ ェクトの 責任 者 として、 当該 プロ ジェクト を計 画、 推進 ・管 理
する業 務 に従 事し、 次の 役 割を果 たす 。
情 報戦 略が 経 営戦 略の 一 環として 重要 な位 置を 占め つつ あるな か、 情 報戦 略立
案 、情 報 技術 を活 かした 業務 革新 提 案、 及 びシス テム 化計 画策 定 の担 い手 として、
次 の幅 広い 知識 ・経 験・ 実践 能力 が要 求 される。
① 経 営 戦略 を正 しく理 解し、 その 中 から経 営 上の 課題 に対 して情 報 システ ムに よる
支 援要 素を 抽出 し、 具体 的な 情報 シス テム の構 築構 想 と情報 戦略 を立 案で きる。
② 業 務 モデル ・情 報 システ ム全 体体 系 を定義 す る技術 をもち 、必 要 な体 制を整 え、
情 報シ ステム の開 発 課題 を分析 したうえ で、 システ ム化 全体 計 画を策 定で きる。
③ 情 報 技術 動 向や システ ム製 品 動向 を把 握し、 最 適な 情報 システ ム基 盤 構成 の方
針 を策定 できる。
④ 現 状 分析 、 システ ム化 要件 の 整理 、 システ ム概 要設 計 、効 果 ・コスト ・リス ク評価
など を行 い、 業務 革新 に 貢献 する個 別 システ ムの 開発 計 画を策 定で きる。
⑤ シ ステム 化 全体 計画 、 個別 システ ム開 発 計画 に対 する評 価 ポイン トを作 成 でき
る。 また 、シ ステム 化 の結 果を 、有 効 性や 達成 品質 水 準な どの観 点 から評 価 でき
る。
プロ ジェクト マネー ジャ
ア プリケー ショ ン
アー キテ クチャ
インフラア ーキ テクチャ
情 報 システ ム開 発プロ ジェクトの 責
任 者 として、 プロジ ェク ト計 画の 作
成 、 要員 など プロジ ェク ト遂 行に 必
要 な資 源の 調 達、 プロ ジェクト体 制
の 確 立及 び予 算・ 納期 ・品 質な どの
管 理 を行い 、プ ロジェクト を円 滑に
運 営す る者
ビ ジネス 及び I T上 の課 題を 分析 し、
ソ リュ ーショ ンを 構成 する 情報 シス
テ ム化 要件 として再 構成 する 。ソフ
ト ウ ェア 関連 技術 (アプ リケー ショ ン
関 連 技術 、メソドロ ジ)を活 用し、 シ
ス テム ユー ザの ビジ ネス戦 略 を実
現 す るため に、 情 報シス テム 全体 の
品 質 (整 合性 、一 貫 性等 )を保 った
ア プリケー ショ ンア ーキ テクチャを設
計 する者 。
高 いイ ンフラ関連 の専 門 技術 を活
用 し、 システ ムユ ーザ の 環境 に最 適
な システ ム基 盤 の設 計、 構 築、 導 入
を 掌握 し、 構築 したイン フラ基盤 の
非 機 能要 件( 性能 、回 復 性、 可用 性
な ど)に 責任 を持 つ者 。
① 個 別シ ステム 化計 画 に基 づい て、 当該 プロ ジェクト の実 行計 画 をプロジ ェクト計 画
として作 成す るとともに、 必 要な 資源 を調 達し、 プロ ジェクト 体制 を確 立す る。
② 予 算、 納 期、 品質 など を管 理し、 プロジ ェクトを 円滑 に運 営す る。 進捗 状 況を把 握
し、問 題 や将 来見 込 まれる 課題 を早 期に 把握 ・認 識し、 適 切な 対策 ・対 応を 実施 する
ことによって 、プ ロジェクト の 目的 を達 成す る。
③ プロ ジェクト の上 位責 任 者及 び関 係 者に 、適 宜 、プ ロジェクト の 取組 方針 、 進捗 状
況、 課 題と対 応策 など を報告 し、 支援 ・協 力 を得て 、プ ロジェクト を円 滑に 推 進す る。
④ プロ ジェクト の大 工程 及 び全 体の 終 了時 、 又は 必要 に応 じて適 宜 、プ ロジェクト の
計画 と実績 を分 析・ 評価 し、 プロジ ェク トの その 後の 運 営に 反映 する とともに、 ほか の
プロジ ェク トの 参 考に資 す る。
情報 シス テム開 発 におい て、 シス テム ソリューシ ョンに 係わ る業 務に 従事 し、 次の 役
割を果 たす 。
① アプ リケー ショ ンアー キテク チャを設 計し、 そ の課 題に 対す るソリュー ショ ンを構 成
することを 確認 する とともに、 後続 の 開発 、 導入 が可 能 である ことを確 認す る。
② ソリュー ショ ンを構 成す るため に情 報 システ ムが 満た すべ き基 準を明 らか にす る。
③ 実 現性 に対 する 技術 リスクに つい ての影 響 を評 価す る。
情報 シス テム開 発 におい て、 シス テム ソリューシ ョンに 係わ る業 務に 従事 し、 次の 役
割を果 たす 。
① ビジ ネス及 びI T 上の 課 題を分 析し、 シ ステム 基盤 要 件として再 構 成を行 う。
② シス テム 属性 、仕 様 を明ら かに し、イ ンフラアー キテ クチャ(シ ステム マネ ジメント 、
セキュ リティ、 ネ ットワ ーク、 プラット フォー ム等 )を設 計す る。
③ 設 計したア ーキ テクチ ャがビジ ネス および IT 上 の課 題に 対す るソリュー ショ ンを構
成す ることを確 認 するとともに 、 後続 の開 発 、導 入 が可 能で ある ことを確認 す る。
トレーニングディクショナリ
(一般)
トレーニングディクショナリ
(コア専門分野)
研修ロードマップ
(一般)
カ テゴリー
エ
ン
ト
リ
レ
ベ
IT部門人財育成リーダーズガイド
ル
レベル2
レベル1
未経験 レベ ル
プログラ ミング
コ ンピュータ
システム基礎
( 3時間30分)
プロ ジェクト マネ ージャ業 務 を円滑 に遂 行 するた め、 組 織経 営 及び 情報 シス テム全
般 に関 する基 本 事項 を理解 し、 次の 幅 広い知 識 ・経 験・実 践 能力 が要 求 される。
① シ ステ ム化 計画 及び 期 待され てい るプロジ ェクトを 正しく 認識 し、 実行 可能 なプ ロ
ジェクト 計 画を立 案 できる。
② 与 件 ・制 約条 件の 中 で、 プロジ ェクトの 全体 意 識を統 一 し、プ ロジェクト の 目標 を
確 実に 達成 できる。
③ 人 ・資 材 ・予 算・納 期 ・品 質を管 理 し、プ ロジェクト を推 進で きる。
④ プ ロジェクト の 進捗 状 況や 将来 見 込ま れる課 題 を早 期に 把握 し、 適切 に対 応で き
る。
⑤ プ ロジェクト の 計画 ・実 績を適 切 に分 析・ 評価 できる 。ま た、 その 結果 をプロ ジェク
ト の運 営 に反 映す るとともに、 ほ かの プロジ ェクトの 参 考に 資す ることが できる。
arg02 0
オペレー ティ ングシ
ステム概 説・基 礎
(1時 間)
プログラミング言語概 説
(5時 間)
arg02 9
データ 構造とアル ゴリ ズム
(1 2時間) arg0 39
Cプログラミ ング基礎
(2 4時間)
arg0 32
VB6.0基 礎
( 18時 間)
arg 031
プログラミング設計基 礎
(12 時間) arg02 8
Jav aプログラ ミング基 礎
( 24時間)
arg0 35
テストと デバッグの基 礎技術
( 5時間)
a rg03 8
CO B OLプログラ ミング基礎
( 18時間)
arg 030
実 践C++ 基礎Ⅰ
arg0 33
(2 4時間)
X ML基 礎
( 6時間)
実践C ++基礎 Ⅱ
( 30時 間)
arg03 4
a rg 037
テク ノロジ
We b ページ作 成基礎
(6時間)
a rg03 6
データ ベース
内定者等 対象
リレーショナルデータ ベース入門
(5時間)
arg0 22
SQ L入 門
( 5時間)
a rg042
ネッ トワーク& セキュ リティ
コンヒ ゚ュータシステム基礎
( 65時間)
fl m52 B
イ ンタ ーネット概 説
(1時 間30分) arg0 24
データベース適 用技術概 説
(1時間3 0分) a rg 043
データ ベース
(5 時間)
arg0 51
情 報システムセキュ リティの
基礎 技術(1時 間) arg04 4
ネットワーク概 説
( 2時間30分 )a rg023
ネ ット ワークエンジニアリ ング技術
(9時間)
arg0 52
セキュ リティ概説
(1時間) arg0 25
ネットワーク セキュ リティ
(6時 間)
arg0 62
システム設計 ・構 築
システム開発 概説
a rg026
( 1時間)
メ ソド ロジ
プログラミング設計基 礎
arg0 28
( 12時間)
システム開 発基礎
a rg04 0
(7時間)
オブジェ クト指向 技術基礎
( 4時間30分 ) arg0 27
オブジェクト指 向とUM Lによる
システム構築( 6時間) arg0 41
プロジェク トチームへの 参画
( 2時間1 5分) arg 818
プロジェク ト
マネジメント
ビジネス
創造 的思考
( 2時間3 0分) a rg80 8
パ ーソナ ル
ミ ーティング成功術
(3時間1 5分) a rg 814
時間の有効 活用
( 2時間4 5分) arg 815
トラ ブルをチャンスに変える
(2 時間45分) arg80 9
チームリ ーディング
( 3時間1 5分) arg8 17
上 手なメッセージ伝達法
( 2時間30分 ) a rg80 4
応用システム開発 能力
(1 2時間) arg0 68
プロジェ クトマネジメ ント基礎
(3 0時間)
arg6 01
− Version 1.0 −
− 2007 年
効果的な意 思決定
arg 806
(3時 間)
成功する交渉術
(2 時間45分) arg8 05
問題発見・ 解決能 力
( 5時間) arg05 3
14専門分野の人財像を 不足しているスキルを補うための
分類ごとの教育・研修の情報
説明した定義表
ITアーキテク ト概説
(6時間) arg04 5
コンサルティ ングメ ソドロジ
( 10時 間) g kj4 1sg
セキ ュリ ティと 標準化
(4時 間) a rg05 0
権限委譲による成果の獲得
(2時 間45分) a rg 811
5職種14専門分野と
達成レベルのフレームワーク
IT部門人財育成
リーダーズガイド
W eb アプリケーション開発技術
( 5時間)
a rg 054
arg02 1
情 報シ ステム 開発 の 中核 技術 者として 業務 要 件を分 析 し、シ ステム として実 現す る
ため 、 次の 幅広 い知 識 ・経 験・実 践 能力 が要 求され る。
① ア ーキ テクチ ャ設計 にお いて 、要 件( 制約 )の 分 析と定 義を行 うとともに、 設 計指
針 の定 義、 技 術的 視 点か ら実 現可 能性 評 価、 技 術上 の課 題 や代 替案 分 析、 およ び
プラット フォー ムや 要 素技 術の 評 価等 がで きる。
② ア プリケー ショ ン設 計技 法の 理解 と適用 が できる。
③ 開 発 標準 の定 義 や既 存資 産 等の 再利 用 技法 の理 解 と適用 がで きる。
④ 機 能 要件 にお ける対 象ドメインの 知 識が ある。
⑤ 機 能 アーキ テクチ ャ設計 に おける ユー ザイン タフェース 、ア プリケー ショ ン構 造、
論 理デ ータ構 造が 設計 できる。
⑥ 機 能 アーキ テクチ ャ実現 性の 評 価に おい て、 アプリケ ーショ ン開 発技 法 の評 価、
アプ リケー ショ ンツー ルの 評価 、 アプリケ ーショ ンテ スト 戦略 およ び計 画の 評価 、 業務
移 行戦 略お よび 計画 の 評価 がで きる。
情 報シ ステム 開発 の 中核 技術 者として 業務 要 件を分 析 し、シ ステム として実 現す る
ため 、 次の 幅広 い知 識 ・経 験・実 践 能力 が要 求され る。
① ア ーキ テクチ ャ設計 にお いて 、要 件( 制約 )の 分 析と定 義を行 うとともに、 設 計指
針 の定 義、 技 術的 視 点か ら実 現可 能性 評 価、 技 術上 の課 題 や代 替案 分 析、 およ び
プラット フォー ムや 要 素技 術の 評 価等 がで きる。
② イ ンフラ設 計技 法の 理解 と適用 が できる。
③ 開 発 標準 の定 義 や既 存資 産 等の 再利 用 技法 の理 解 と適用 がで きる。
④ イ ンフラ要 件の 定義 (主 に非 機能 要 件)に おい て、 対象 ドメイン知 識、 シス テム管
理 および 運用 、 セキ ュリティ 、ネ ットワ ーク、 プラ ットフォー ム、 性 能とキ ャパ シティ 等の
知 識を有 している。
⑤ イ ンフラアー キテ クチャ設 計に おい て、 シス テム 管理 および 運 用設 計、 セ キュリ
ティ 設 計、 ネット ワー ク設 計、 プラット フォー ム設 計( OS、ミドル ウェア)、 パ フォー マン
ス設 計 、可 用 性設 計、 物 理デ ータ構 造設 計等 が できる。
⑥ イ ンフラアー キテ クチャ実 現可 能性 の 評価 に関 して、 シス テム基 盤 設計 技法 の評
価 、シ ステム 基 盤設 計ツー ルの 評 価、 シス テム 基盤 テスト 戦 略お よび計 画 の評 価、
シス テム 基盤 移行 戦 略およ び計 画の 評価 が できる。
月
日 −
建設的な影 響力
( 3時間) a rg81 2
対立の 解消法
(3時 間)
arg 807
職 場でのコ ーチング
( 2時間30 分) a rg81 0
コミ ュニケーション能 力
( 9時間) a rg065
Cop yrigh t 2 00 7 Pr omise Co. , Ltd . All righ ts rese rve d.
不足しているスキルを補うための
不足しているスキルを補うための IT部門における人財育成についての
分類ごとの教育・研修の情報
専門分野ごとの教育・研修の情報 考え方をまとめたリーダー向けガイド
(コア専門分野に特化したディクショナリ)
PLAN
計画
DO
実施
中期人財育成計画書
人財育成基本計画書
人財育成基本計画書
(別紙資料集)
個人育成計画書
プロミスIT部門
中期人財育成計画書
個人育成計画書に記載した
目標達成に向けての
教育・トレーニングの実施
− V e rs i o n 1 . 0 −
− 20 0 8 年3 月3 0 日 −
Co py ri gh t 2007 P ro mis e Co .,Lt d. All r ig ht s r es e r v
ed.
人財育成の3ヵ年計画書 当期の人財育成計画書
「Analysis」で作成した
スキルデータに関する
各種分析資料
各個人ごとの
育成計画書
Analysis
分析
人財育成の
仕組み
・部門ごとスキル保有分析
Check
調査
スキル管理ツール
「SSI-ITSS」での
スキル棚卸しと、スキルデータ蓄積
・専門分野別レベル分布表
・専門分野別育成目標人数
・必須スキル充足度
・コア専門分野と担当人財の該当表
IT部門
スキルデータ
・個人別中分類達成レベル表
など、各種分析資料
スキル棚卸し
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61
実例ケース3: アフラック
『キャリアマネージメントプログラム』 導入の背景
ビジネスからの要求
タイムリーなITサービスの提供
次から次に起こる問題、課題に対応
するのが精一杯
運用、開発、保守作業の根幹にかか
わるIT業務にも遅延が生じる事態
社内のITスタッフのスキル空洞化
協力会社の能力に大きく依存
対症療法的ではなく、抜本的にIT部門を修復
BEST IT:
大手保険会社のIT部門として最高の組織になること
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62
『キャリアマネージメントプログラム』 導入の目的
BEST IT : 大手保険会社のIT部門として最高の組織になること
•
•
•
•
•
•
ビジネスの整合性(Business Alignment)
効率的なデリバリー(Effective Delivery)
戦略的アウトソーシング(Strategic Sourcing)
技術の簡素化(Technical Simplification)
革新的ソリューション(Innovational Solutions)
有能な人材 (Talented Employee)
当社のビジネスを支えるITを開発・維持・
運用していくためには、高いスキルを持っ
た人材を社内に抱えることが不可欠
優秀な人材を獲得、育成、維持するための
包括的なプログラム
キャリア・マネジメント・プログラム(CMP)
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出典:アフラック
63
『キャリアマネージメントプログラム』 導入アプローチ
キャリア・マネジメント・プログラム(CMP)
「IT部門が目指すべき姿」と「個々のスタッフが目指すキャリア」を
合致させるスキーム作り
1. IT部門に必要となる機能の定義(To Beの策定)
あらゆる保険会社の中でベストのIT部門になるために必要な機能を分析
2. その機能を実行するITスタッフのモデルの策定(人材モデルの定義)と
人材配置(ポートフォリオの決定)
3. ITスタッフ/IT 部門の能力評価(ITスキルセットの可視化)
4. ITスタッフ/IT部門に期待される機能と現状で提供できる機能とのギャップを埋めるため
のITス タッフの育成計画
要求
要求
分析
分析
機能
機能
分析
分析
人材像
人材像
策定
策定
人材
人材
ポートフォリオ
ポートフォリオ
決定
決定
現状
把握
ギャップ
分析
育成
プラン
策定
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実施
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設定した目標人材像(フレームワーク)
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出典:アフラック
65
育成計画の促進
各社員が自発的に自らのスキルアップを計るための基盤
•
•
育成プランの
育成プランの
策定
策定
Plan
Do
育成プログラム改善
育成プログラム改善
キャリアの見直し
キャリアの見直し
育成の年間プロセスを確立
効率的なトレーニング確立の仕組み
 研修カリキュラム
 育成ガイドライン
育成プログラム
育成プログラム
実施
実施
Action
Check
−評価−
−評価−
スキル熟達度
スキル熟達度
育成
ガイドライン
人材像定義
キャリアパス
キャリアマップ
研修ロードマップ
キャリアデザイン
育成計画の実施
育成計画作成手順
育成計画報告書
保有スキル
キャリア・スキルアッ
プ目標設定シート
兼 実施評価シート
業務目標
業務目標
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まとめ
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導入アプローチと運用
①現状把握
育成プラン策定
①現状把握 育成プラン策定
②目標設定
業務目標設定
②目標設定 業務目標設定
③GAP分析
③GAP分析
IS戦略
IS戦略
Leader
Leader
Interview
Interview
Plan
要求分析
要求分析
Objectives
業務プロセス
業務プロセス
To Be Function Model
UISS
UISS
(情報システム
(情報システム
ユーザスキル
ユーザスキル
標準)
標準)
Career Framework
FunctionFunction-1
BP
1.1
育成プログラム改善
育成プログラム改善
業務プロセス改善
業務プロセス改善 Action
PM
TE
AP
Check
レベル固有
1.1.1
−評価−
−評価−
スキル熟達度の向上
スキル熟達度の向上
達成度
達成度
貢献度
貢献度
L5
1.1.1.2
1.2.1.3
L4
ITSS
ITSS
スキル
スキル
熟達度
熟達度
Leader
Leader
Interview
Interview
Skill Set
ビジネス遂行上必要となる
ビジネス遂行上必要となる
スキルセット
スキルセット
Competency
ハイパフォーマーの行動特性
ハイパフォーマーの行動特性
職種固有
1.1.1.1
L3
育成プログラム実施
育成プログラム実施
業務遂行→成果
業務遂行→成果
NW ... Infra
1.2
L6
Do
職種
レベル別
L2
エントリーレベル
L1
職務定義
職能定義
ITSS
ITSS
達成度
達成度
指標
指標
人事制度
人事制度
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スキル標準導入におけるポイント
「経営者向け概説書」より
「スキル標準」の企業導入時に、必ずしなければならないこと
・
・
・
・
経営者自らが内容を理解し、リーダシップをとること。
推進者に優秀な人材をアサインすること。
ビジネス目標、経営戦略、IT戦略から「目標人材モデル」を
策定すること。
導入後の継続運用についても十分に検討すること。
「スキル標準」の企業導入時に、絶対にしてはいけないこと
・ 議論せずに「スキル標準」をそのままの形で取り込むこと。
・ 理解度の低い担当者に丸投げする(責任を押し付ける)こと。
・ 「目標人材モデル」 を策定せずにスキル診断を行い、人事に取り入れること。
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ITSSとUISSの活用法
ITSSは、すべてが「顧客にサービスをする」という観点で定義されている
-企業内に向けたものはほとんど存在しない
「顧客の戦略を理解できるか」はあっても、自社の戦略策定や理解は対象外
-よって自社の経営戦略を基に考えるといっても、直接結びつきにくい
-職種をベースに組立てられている
UISSは、IT部門がユーザ部門にサービスをする観点と、自社の経営戦略を
受けてIT戦略を立案・実施するという企業内に向けた観点で定義されている
-業務機能(タスク) をベースに組立てられている
仕事、組織力に力点を置いている
-システム構築の部分はITSSを参照としている
・ITSSはUISSの活用アプローチを利用することによって、企業に
合わせた人材像や育成の仕組みを構築することができる
・UISSをうまく活用するにはITSSと組合わせる必要がある
ITサービス企業もユーザ企業も、「UISSの活用アプローチ」で
「ITSS+UISSの定義」を利用するのが最良の方法と考えられる
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70
企業と個人の関係
変化に柔軟で、競争力の
ある魅力的な企業
企
業
スキル戦略
業績目標
と
人材投資
社員の
最適
配置
Check
熟達度
達成度
貢献度
スキル
アップ
支援
保有
スキル
可視化
ライフ
プラン
キャリア
デザイン
自己実現
ビジョン・
ビジネス目標の達成
経
営
戦
略
部門で
必要な
スキル
把握
目標スキル
可視化
社
員
個人の
スキル
開発
全社人事制度
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お問合せ先
ITSSユーザー協会
http://www.itssug.org/
E-Mail: [email protected]
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72
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