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平成28年度 推薦に当たっての参考事例

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平成28年度 推薦に当たっての参考事例
北海道男女平等参画チャレンジ賞
推薦に当たっての参考事例(平成28年度)
北海道男女平等参画チャレンジ賞の対象となり得るチャレンジの事例を紹介いたします。
推薦の際の参考にしてください。
※
紹介している事例は、過去の北海道男女平等参画チャレンジ賞の受賞者のほか、 内閣府
「女性のチャレンジ賞」の受賞者です。
それぞれ、北海道・内閣府のホームページでも紹介しています。
○ 北海道:http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/dms/djb/challengeprize/challe_top.htm
○ 内閣府:http://www.gender.go.jp/public/commendation/women_challenge/c_hyoshou.html
(1) 政策・方針決定過程に参画し、主導的立場を担い、特に顕著な活躍をしている女性
(例)
・会社を経営して、事業を発展させるなど活躍する女性
・道内産業の振興にかかわる研究会の代表を務め各種事業を精力的に実施している女性
・地域づくりのリーダとして、地域の活性化に積極的に取り組む女性
など
<北海道>
◎
梅木
あゆみ
氏(月形町)
H21北海道男女平等参画チャレンジ賞「輝く女性のチャレンジ賞」受賞
H22女性のチャレンジ賞受賞(個人)
4人の子育てをしながら、平成7年、ガーデニングの趣味を活かし、生産直販園芸店「コテージ
ガーデン」を創業。珍しい品種の花苗販売やガーデニング手法などが評判となり、現在では本拠地
月形町のほか、札幌市にも店舗を構える。仕事内容も多岐に渡り、植物苗約2千品種の生産直販の
ほか、テーマパーク内の敷地面積1万坪にも及ぶ大規模な庭園のデザインをはじめ、公園や庭園の
ガーデニング設計、植栽工事、管理なども手掛けている。
また、北海道の自然、緑、花をテーマに“美しい庭園の島・北海道”の実現を目指すNPO法人に
理事として参加するなど、ガーデニングや北海道観光の魅力を道内そして全国に向けて発信。
<他府県>
◇
一般社団法人営業部女子課の会 代表理事
太田
彩子
氏(東京都)
H28女性のチャレンジ賞受賞(個人)
男性が圧倒的多数を占め、長時間労働をはじめとする旧来の働き方が定着していた営業の世界で、
女性が出産後も、成果を出しながら家庭や育児と両立して仕事を続けられる「新しい働き方」の創
出に取り組む。「かしこカワイイ女性を目指す」をキャッチフレーズに、主に会員向けに能力開発や
ネットワーキングのための勉強会・イベントを開催。企業側へも、女性営業職が活躍するためのコ
ンサルティングや教育・研修を実施。スタートした平成21年以降、会員の輪は3000人まで広がり、
雇用する側、される側への理解促進、環境整備の働きかけを行っている。
◇
株式会社PEER 代表取締役
佐藤 真琴
氏(静岡県)
H25女性のチャレンジ賞受賞(個人)
看護学校時代に、看護実習で受け持った白血病患者が、抗がん剤の副作用で脱毛したが、高価な
かつらは治療費のため断念、他界してしまった経験から、看護学校在学中に起業した。
- 1 -
起業以来、「抗がん剤の副作用などで髪が抜けて日常生活が困難になった状態を、丸ごと何とかす
る」というコンセプトのもと、がん患者の切実なニーズに応え、経済的基盤の弱い女性も購入しや
すい価格を設定、専門美容室を開業する等、がん治療しながら社会生活を送る女性患者の生活の質
の向上に貢献している。
◇
株式会社ホト・アグリ代表取締役
岩井 万祐子
氏(静岡県)
H24女性のチャレンジ賞受賞(個人)
技術者として優れた技術開発を成功させただけでなく、自ら起業し新産業を創設。子育て中であ
りながら、大学院に通い、仕事でも第一線で活躍。優れた研究成果を導き出し、また理論だけでな
く実際に商品開発、農業現場への普及を実現。女性の手で回せる農業を目指し、食の安全に敏感な
主婦の厳しい視点が必要という方針のもと、スタッフは全員子育て中の女性を採用。一般的に厳し
いといわれる農業の現場で、時間制約のある女性にも働きやすい午前中だけの作業としたり、腰を
曲げない作業を可能とするなど女性が働きやすい環境を整えている。
◇
福岡県認定農業者女性部会会長
奥野 美代子
氏(福岡県)
H24女性のチャレンジ賞受賞(個人)
男女共同参画社会の実現を目指して女性農業者による「元気な筑豊を目指す農業女性の会」を発
足させ、地元市やJA等各機関に農業委員等への女性登用を働きかけるなどの活動を行いつつ、地域
で女性の経営参画を推進し、県認定農業者女性部会を設立し、会長となるなど、ネットワークの構
築に尽力している。さらに女性農業者の活動を促進させるため、JA女性部加工部に女性起業を働き
かけ、弁当屋「旬菜ほなみ」を開業、売上げを順調に伸ばすなど、女性農業者の活躍の場を拡げた
だけでなく、地域の活性化にもつなげている。
◇
富士宮駅前通り商店街振興組合理事長
増田
恭子
氏(静岡県)
H21女性のチャレンジ賞受賞(個人)
駅前通り商店街のおかみさんのリーダーシップをとり「おかみさんの会」を結成した。積極的に
勉強会を開き、商店街探訪マップの作成をきっかけに、市民の目線で街を楽しむ、月1回の「十六
市」の定期開催を実現させるなど、手作りの活動で商店街の活性化に寄与してきた。また、国内最
大級の物産展では、富士宮市を焼きそばを通じて全国に広くPRし、地元物産品の魅力発信に努め、
「食」においても地域ブランドの確立に貢献した。さらには、子どもの一時預かりや食育ミニキャ
ンプの実施、空き店舗を活用した授産製品販売と工房、障害福祉サービス事業所と連携した障害児
の学童保育等を提供している。このような活動が評価され、静岡県内女性初の商店街振興組合理事
長をはじめ、様々な役職に就任している。
◇
グリーンレディースにかほ(代表
菊地
紀子)(秋田県)
H20女性のチャレンジ賞受賞(団体)
営農情報交換グループ「トマト会」を経て、1997年に「グリーンレディースにかほ」を発足
し、水稲単一経営が中心であった地域で女性主体で花卉栽培に取り組み、複合経営を定着させて女
性農業者の経営参画を実現した。
平成13年には秋冬野菜等を送る「ふるさと薫り宅配便」を開始、平成14年には農家と非農家の男
女による援農システム「グリーンネットワーク」を立ち上げて繁忙期の労力調整に成功するなど、
地域の人々のネットワークづくりに貢献している。また、商店街の空き店舗を利用した直売活動や
消費者交流イベントの開催を通じて、地域づくりにも貢献している。
メンバーは、女性農業士、農業委員、JA総代としての活躍の幅を広げているほか、家族経営協定
の積極的な締結や海外研修への参加などにより、農村における男女共同参画の推進役となっている。
- 2 -
◇
株式会社クラッシー代表取締役
植田
貴世子
氏(徳島県)
H19女性のチャレンジ賞受賞(個人)
平成9年に生活総合支援企業「クラッシー」を設立。クラッシーは家事代行、託児、児童教育、
介護等生活に関するあらゆる事柄を細分化した上で、総合的に組み合わせることが可能なアラカル
ト型サービスを提供している。女性が培ってきた知識や経験を最大限に生かせる職場として、徳島
の女性の社会参画や再チャレンジの場として大きな位置を占めている。起業家としての実績とは別
に、行政とタイアップして始めた「AWAおんなあきんど塾」の初代塾長と務め、起業前後の女性経
営者の様々な相談を受けている。その他NPO法人「ヒューマン・オン・ザ・ムーブ」を設立し、英
語教育を取り入れた学童保育や女性学生・再就職希望者のためのキャリア・アップ講座、知的障が
いを持つ子どもや親のためのフリースクール運営などを行い、女性が安心して社会経済活動に従事
している。
◇
佐伯市観光協会副会長、有限会社丸二水産取締役、かまえブルーツーリズム研究会会長
橋本
正惠
氏(大分県)
H18女性のチャレンジ賞受賞(個人)
21歳のとき、地元のおなごし(女性)部隊とともに子育ての収入源確保のために、社長として女
性だけで水産会社を立ち上げた。以後、典型的な男性社会である漁師の世界で、水産業一筋に35年
間励み続け、その中で早くから「地産地消」、「スローフード」、「グリーンツーリズム」といった考
えに立ち、1990年から漁村体験型民宿「まるに丸」を経営することにより、県外旅行者等に対する
強いインパクトを与え続けている。
平成8年からは、蒲江町観光協会長として東奔西走するとともに、農村の「グリーンツーリズム」
ならぬ漁村の「ブルーツーリズム」フィールドづくりに尽力している。また、大分県と宮崎県の県
境を越えた「食」の交流である「東九州伊勢えび海道」や、チャイルドグルメ(食育)の推進等を
含む「食糧供給前線基地宣言」を提唱している。
◇
株式会社クック・チャム代表取締役社長
藤田
敏子
氏(愛媛県)
H17女性のチャレンジ賞受賞(個人)
家業の精肉業を手伝いながら、「働く女性のために安心・手軽な家庭の味を食卓へ」と惣菜販売
の株式会社を設立。従業員の95%が女性であり、自らが社長として、役員、管理職にも女性を積極
的に多数登用している。さらに、パートから社員となり、店長として将来社内独立をしていく仕組
みの構築や、社員のキャリアステップづくりを目的にした「きらりカレッジ」の開校など、社員の
能力向上や独立・起業支援に力を入れ、現在10人の女性社長を誕生させている。
◇
立川市大山団地自治会会長
佐藤
良子
氏(東京都)
H16女性のチャレンジ賞受賞(個人)
平成11年に会長に選出され、自治会組織の改革として、同自治会を26の地区に分けての区制をひ
く。役員を世代別にする方法を導入、特に、若い役員がイベント開催時に同世代の参加を積極的に
図るなど、幅広い世代が参加する自治体活動を展開。自治会の財政基盤確立のため、東京都の駐車
場や公園の管理を受託して430万円の収入を得るまでになり、自治会費等を加えた予算規模は1,500
万円を超え、人口が同規模の自治会と比較すると、豊富な財源を有する自治会となっている。
- 3 -
(2) 新たな分野に挑戦し、その領域を拓くなど、先駆的な活躍をしている個人、団体・グループ
(例)
・今まで女性(または男性)が活躍していなかった分野で活躍する女性(または男性)
・育児や介護の経験を生かしたオリジナルの商品開発などで起業し活躍する女性
など
<北海道>
◎
谷厩舎経営
谷
あゆみ
氏(帯広市)
H19北海道男女平等参画チャレンジ賞「輝く女性のチャレンジ賞」受賞
H20女性のチャレンジ賞受賞(個人)
大学卒業後、北海道浦河町にある㈲谷川牧場に就職。翌年には種馬所に配属され、競走馬として
有名だった「シンザン」の世話係となる。その後、ばんえい競馬厩務員となり、平成17年には女性
として初めて、ばんえい競馬の調教師試験に合格し、翌年10頭の馬で厩舎を開業。その年の秋に発
生したばんえい競馬の存続問題では、携わる人々の失職やばん馬の行く末という問題とともに、北
海道の開拓の歴史である「馬耕文化」の伝承が途絶えるという考えから、積極的に街頭活動等を行
うなど、存続に貢献。
そのほか、馬を題材にした絵本の発行や新聞コラムの執筆、「馬と馬文化」などについての講演活
動等により、ばん馬・北海道の馬文化の情報発信に務める。さらに、馬とのふれあいによる情操教
育や地域活性化等への広がりも期待されている。
◎
株式会社ワイズスタッフ代表取締役
田澤
由利
氏(北見市)
H17北海道男女平等参画チャレンジ賞「輝く女性のチャレンジ賞」受賞
H18女性のチャレンジ賞特別部門賞「再チャレンジ」)受賞(個人)
3人の子育てや家事を行いながら在宅でフリーライターとして活動しつつ、平成10年に「ネット
オフィス」を実践するため、ホームページ作成やアンケート収集・分析の仕事を、全国や海外にい
る契約在宅ワーカーとインターネットでやりとりしながら行う形態の「有限会社(当時)ワイズス
タッフ」を設立。「社員」は田澤氏のみであった。
出産や子育てと仕事の両立につながるワークスタイルであるSOHOや在宅勤務を運営する会社をネ
ット上に作るという、時代のニーズを捉え、自己の持つ能力や経験を十二分に生かすその発想と行
動力は、多くの人々に刺激を与えるチャレンジの幅を広げるモデルである。
また、採用されたネットメンバーが自らの能力に応じて働けるシステムは在宅ワークの新たな形
を提示しており、家族の介護や育児を抱える女性を元気づけている。
◎
NPO法人いぶりたすけ愛理事長
星川
光子
氏(登別市)
H16北海道男女平等参画チャレンジ賞「輝く女性のチャレンジ賞」受賞
H17女性のチャレンジ賞受賞(個人)
登別市女性国内派遣研修参加をきっかけに、高齢者介護分野に着目し、主婦5名で始めた勉強会
から発展。平成11年には、北海道で初めて介護分野でのNPO法人認証を受け、介護保険適用サービス
を提供する法人に。以後、会員は増え続け、また、会員の3分の1は男性で、従来女性が担ってき
た介護や育児を地域社会における市民活動へと転換することに成功。市民相互扶助に「有償性」や
「時間預託」を取り入れた新たな福祉形態を展開し、バリアフリーの「小規模多機能サービス拠点」
の開館等を目指すなど新たな取組みを実施。
- 4 -
◎
北海道東海大学教授
馬淵
悟
氏(札幌市)
H16北海道男女平等参画チャレンジ賞「輝く男性のチャレンジ賞」受賞
インターネットを通じて世界の子どもたちに各国の絵本・童話・民話などを提供する「国際デジ
タル絵本学会」を設立。子どもたちの創造力を育み、コミュニケーションづくりを進める新しいシ
ステムであり、IT時代にふさわしい形態の「育児支援」といえる。多くの主婦がイラストを作成し、
国際結婚している夫妻が翻訳に協力するなど、市民参加型のオリジナル性を生かした絵本づくりを
行い世界に配信することで、創造性豊かな子どもの成長を通じた育児支援の新たな形を展開。
<他府県>
◇
フィッティン株式会社 代表
本間 裕史子
氏(東京都)
H28女性のチャレンジ賞受賞(個人)
下着メーカーを退社後、27歳で起業。ITと下着の知識を応用した、オンライン上でブラジャーの
仮想試着ができる「オンラインフィッティングサービスFITTY(フィッティー)」を開発、運営。同
じサイズでも着用感が異なるブラジャーの形状をデータ化し、ユーザーの体型データと照合すると
いう仕組みにより、全ての女性が心地よくブラジャーを着用できる環境を整えることを目標として
いる。女性ならではの着想をビジネス化し、大手メーカー等を顧客としサービスを展開、新たなテ
クノロジーベンチャーとして注目を集める。
◇
能代市上町自治会長 のしろ白神ネットワーク代表
能登 祐子
氏(秋田県)
H25女性のチャレンジ賞受賞(個人)
能代第一中学校で初の女性PTA会長を務め、その後、地域活動へ積極的に参加。交流の場を欲して
いる多くの女性の声を受け、上町自治会に女性部「上町すみれ会」を創設。女性の視点で町内の困
り事の解決に向けた活動を開始し、能代市内自治会において初の女性自治会長に就任。実践をより
重視した自治会活動を展開し、「自主防災組織」を立ち上げ。ハザードマップ作成、災害危険度の学
習等を通じた「人との繋がり」及び「防災力向上」の取組を他に先駆けて実践する等、防災分野に
尽力された。
◇
モーハウス代表
光畑
由佳
氏(茨城県)
H21女性のチャレンジ賞受賞(個人)
自身の電車内での授乳体験をきっかけに、デザイン性が高く外出時に着用でき、かつ授乳時に肌
が露出しない、実用性を備えた授乳服の製作・販売を始め、平成13年に法人化した。会社では、女
性の子連れ勤務を実現しているほか、勤務時間・勤務日等の設定を柔軟に運用することで、子育て
中の女性が育児と仕事を両立できる就労環境を整えている。また、出産・育児をテーマとしたイベ
ント・セミナー等を開催し、助産師などの育児専門家と母親をつなぎ、より良い出産・育児環境の
整備に努めている。さらに、講演やテレビ出演等を通じて、女性が子育てを楽しみ、また子育てと
仕事を両立できる新たなライフスタイルの提案も行っている。
◇
全国子育てタクシー協会((有)花園タクシー取締役
鎌野
実知子
氏、中橋
恵美子
特定非営利法人わははネット理事長)
氏(香川県)
H19女性のチャレンジ賞受賞(個人)
鎌野氏は、中橋氏が設立に尽力したNPO法人「わははネット」から子育てタクシーの企画提案を受
け運行。香川県の子育て講座や保育所での保育実習を受け、修了したドライバーには「認定証」を
渡すなど「子育てタクシー」となるための研修プログラム体制を整えた。また、「全国子育てタクシ
ー協会」を設立し、自ら会長として全国各地で取組をアピールしている。
中橋氏は、NPO法人「わははネット」を立ち上げ、育児情報誌の出版や携帯電話を活用した子育て
情報配信サービス「わははメール」事業等情報発信を行っている。「子育てタクシー」以外にも、1
- 5 -
階の共用スペースにスタッフを配置したキッズルームを設置するなど、子育て世代に配慮した「子
育てマンション」の企画など、子育て当事者の目線で新しい企画を地元企業とも連携して、発案、
実施している。
(3) 子育てや介護等でいったん仕事を中断した後に、仕事に再チャレンジし、特に顕著な活躍
をしている個人及びそのような者が中心となって活動している団体・グループ
(例)
・子育てや介護のため仕事を中断した後、その経験を生かして育児や介護に携わる人々
を支援するネットワークづくりを行い、NPO法人設立等組織的な体制づくりに成功
し、活躍している団体
・介護のため仕事を中断した後、資格を生かし地域の特産品づくりの店を開業し、活躍
する個人・子育てのため仕事を中断した後、教育者や研究者あるいは医者をめざして
大学に入学、卒業後その分野のスペシャリストとして活躍している個人
など
<北海道>
◎
株式会社 富良野タクシー 介護・福祉ショップ ポピー 経営
廣瀬 久美
氏(富良野市)
H25北海道男女平等参画チャレンジ賞「輝く女性のチャレンジ賞」受賞
仙台市内で稼働していたが、結婚を機に退職し、富良野市に転入。専業主婦として夫の両親と同
居していた。義父が脳梗塞をきっかけに、福祉の必要性を強く感じるようになり、夫の経営するタ
クシー会社の福祉部門として、福祉用具販売を行うことを決意。
生後9ヶ月の長女の子育て中だったが、家族の全面的な協力を得て資格を取得し、平成8年、「介
護・福祉ショップ ポピー」を開店。開店当初は、パートの女性1名との2人体制で、子育てと介
護を行いながら奮闘。平成12年の介護保険制度開始後に事業の幅を広げ、現在では、訪問介護や居
宅介護支援も行う総合的な介護関連事業所となり、着実に事業を発展させた。
子育てや介護と仕事を両立している自らの経験を元に、女性職員の家庭の状況に配慮しながら、
無理なく働ける職場環境づくりを行っており、介護ヘルパーの5名全員が子育て中の女性である。
一度仕事を中断した後に、仕事に再チャレンジし成果をあげている身近なモデルであり、地域の
女性の就業の推進、地域福祉の発展が期待される。
◎
NPO法人お助けネット代表
中谷
通恵
氏(白老町)
H17北海道男女平等参画チャレンジ賞「輝く北のチャレンジ賞」受賞
地域の「子育てママ」たちの実体験や小さな気付きから始まった活動で、行政任せでなく「まず
自分達で」という熱意により支え合いの輪を広げ、現在は子育て支援や社会教育活動を実践するN
PO法人として会員150名を数えるまでになっている。
平成3年に町内初の育児サークルを開設、平成10年からは、個人託児のみならず集団託児サービ
スも開始するほか、子育て通信など多くの情報誌を発行。インターネットによる情報交流、育児相
談、子どもの学習アドバイス等も実施し、子育ての不安や悩みを抱える親の心の支えとなっている。
さらに、子育てやDVなど男女平等参画に関わる研修会やイベント等社会教育事業も積極的に主催。
会員が協力し合い、互いの負担を減らすことで、継続した活動が可能。活動内容についても、行
政で行き届かない育児サークルの立ち上げや、病時託児を含むシステムの構築など先駆的な取組を
行うなど、まちづくりの担い手とし重要な存在である。
- 6 -
<他府県>
◇
特定非営利活動法人ワークライフ・コラボ
堀田 真奈
氏(愛媛県)
H28女性のチャレンジ賞受賞(個人)
地元旅行代理店で約8年間の勤務後退社。転職・結婚・妊娠・出産を経験して、「育児と仕事を両
立させるための情報交換の場を作りたい」と思い、平成19年から活動開始。平成21年には、「NPO法
人ワークライフ・コラボ」を設立。人材採用支援事業、ワーク・ライフ・バランス導入支援のほか、
地元企業の一般事業主行動計画の策定や進捗管理に対するアドバイザー活動を愛媛県内を中心に精
力的に実施。働くお母さん向けの講座やランチミーティング、座談会を開催するなど、地道な意識
啓発活動にも取り組んでいる。
◇
NPO法人 全国福祉理美容師養成協会事務局長
岩岡 ひとみ
氏(愛知県)
H24女性のチャレンジ賞受賞(個人)
仕事と育児を両立しながら、特定非営利活動法人全国福祉理美容師養成協会の事務局長として事
業の企画・調整等に携わるとともに、1児の母として自身の経験を活かし、出産・育児・介護等の
諸事情により、理美容室の就労形態に合わず離職を余儀なくされていた有資格者に対し、ワーク・
ライフ・バランスを考慮した新たな就労形態による「訪問理美容師」としての雇用の場を提供。女
性が働き続けられる環境を整え、介護・福祉の技術や知識を独自のプログラムにより伝達するなど、
女性の就業支援にもつながる事業を積極的に展開している。
◇
株式会社アヴァンティ代表取締役社長
村山
由香里
氏(福岡県)
H20女性のチャレンジ賞受賞(個人)
平成5年に起業し、女性たちが働き方や生き方を考え、勇気と希望を感じる情報誌をつくりたい
と、働く女性を応援するネットワーク型情報誌というコンセプトのもと「アヴァンティ」を発行し
ている。現在、福岡、北九州、熊本地域の事業所等に約32万部を無償配布するとともに、働く女性
のためのコミュニティサイト「e-avanti」を運営し、紙媒体とウェブサイトを通じた情報発信によ
り、あらゆる場面で女性が活躍できるような意識づけに取り組んでいる。また、活躍する女性たち
をパネリストとしたトークライブやセミナー、食事会等を行い、女性の出会いや刺激の場を提供。
◇
株式会社かむろみプランニング代表取締役
宮崎
弘美
氏(福島県)
H19女性のチャレンジ賞受賞(個人)
出産後、通常の社会生活を送ることも困難な重度の産後うつを患ったが、webデザイナーとして復
帰後、株式会社かむろみプランニングを設立。主にホームページのリニューアルや企画・運営・制
作を行う業務を行っているが、特に心のケアや母親のケアに携わる方や福島県関連の企業・ネット
ショップに携わる方の支援を積極的に行っている。
宮崎氏自身は、産後うつ病の経験から、同じ病に苦しむ母親を支援するため「産後うつ」につい
ての自助グループ的なサイトを運営し、産後うつの回復サポートを行っている。
◇
株式会社フラウ代表取締役社長
濱砂
圭子
氏(福岡県)
H18女性のチャレンジ賞特別部門賞(「再チャレンジ」)受賞(個人)
広告代理店でコピーライターとして働いていたが、出産を機に退職。その後、育児に必要な情報
が提供されず孤立している母親の存在が多いことに気づき、平成2年に育児サークル「ポニークラ
ブ」を立ち上げ、サークルの母親たちを中心に福岡の子育てを取り巻く状況を調査し、平成5年、
出産4ヶ月後に『子づれDE CHA CHA CHA』を自費出版で創刊。その後、有限会社フラウを創立し、
本格的に出版事業を開始。
また、企業経営を学ぶために福岡市男女共同参画推進センター・アミカスの第1回「女性の起業
支援セミナー」を受講。他の修了生とともに「アミカス起業倶楽部」を平成5年に創設し、代表と
- 7 -
なった。平成14年の追跡調査では同セミナー修了生331名のうち、64名が起業に成功したという結果
が出ており、同倶楽部は、修了生向けに月1回のフォローアップセミナーを開催するなど、女性の
起業家のネットワークづくりに大きく貢献。
◇
株式会社ハー・ストーリィ代表取締役
日野
佳恵子
氏(広島県)
H16女性のチャレンジ賞受賞(個人)
広告代理店を退職し、主婦として家庭に入った後、平成2年に会社を設立、仕事をしたい主婦層を
中心に会員を集め、企業から依頼のあった商品調査を会員に対してインターネット上で行うという
新しいビジネスモデルで事業を展開。全国的にも女性起業家のリーダー的存在となっている。
(4) 地域の発展に資する各種の実践的な活動にチャレンジし、特に顕著な活躍をしている
個人、団体・グループ
(例)
・地域のお年寄りのため、弁当の宅配サービスや声かけ運動に取り組む団体で中心と
なって活躍する個人
・地域の子供たちを地域で育てるためのイベント実施やあいさつ運動などの取組を行
っているグループ等
・地域のネットワークや創意を活かして、共同で農産物の販売や加工に取り組む団体
など
<北海道>
◎
長岡
行子氏(帯広市)
H27北海道男女平等参画チャレンジ賞「輝く女性のチャレンジ賞」受賞
全国的にも草分けとなる、出張理美容サービス「VESS」を十勝で開始。介護を要する高齢者の自宅や
福祉施設の訪問を中心に、様々な地域の人々をつなげる活動を展開。
車いすや寝たきりの方々に、出張の着付けと写真撮影を行うプロジェクトチーム「いつも手をつない
で」では、地域の異業種の方々が協力し合い、利用者の記念日をサポート。障がいを持つ方の結婚式の際
には、ドレスや式場にマッチするブライダル専用の純白の車いすを提供すし、様々な事情で諦めかけてい
た夢のプランのお手伝いを行う。
また、子どもたちの職業体験をするイベントの開催や、産前産後ケアの専門家と連携し、地域のお母さ
んをサポートする取組、地域の青年会議所などの方々の協力のもと、親同士の交流の場づくりなども推進。
◎
ふるさと倶楽部 ガル(代表 田中 照子)(石狩市)
H24北海道男女平等参画チャレンジ賞「輝く北のチャレンジ賞」受賞
石狩市浜益区で、様々なサークルに活動の場を提供してきた「適沢コミュニティセンター」の閉館を
受け、施設の有効活用策として、平成21年地元の女性有志グループ「ふるさと倶楽部ガル」が誕生。
翌年には、地元食材をふんだんに使った料理で、観光客や地元の住民へ浜益産の食事を提供する
「カフェ・ガル(café
gull)」をオープン。カフェだけでなく、浜益地区のサークル活動の成果の
展示や地元食材の販売、観光パンフレットの設置など、観光案内所的な役割も果たす。
また、高齢者の安否確認を目的に、土・日・祝日の配食サービスを行うなど、安心で安全な地域
を目指し、活動を展開。
年々営業日数も増え、道外からも客が訪れるなど、石狩市の観光の拠点の一つになりつつある。
地域では「ガル」の愛称で親しまれ、今後も地域に根付いた活動の継続が期待される。
※(ガル(gull)=かもめの意/かもめは、石狩市で定めている「いしかりの鳥」)
- 8 -
◎
高齢者コミュニティビジネス 麻の会(代表 赤﨑 壽子)(白老町)
H24北海道男女平等参画チャレンジ賞「輝く北のチャレンジ賞」受賞
平成21年、平均年齢70歳の14人の女性たちが、「高齢者コミュニティビジネス団体 麻の会」を立ち
上げ、その後山菜料理店「グランマ」をオープン。
白老町が平成16年から行っている地域・産業振興プロジェクトの中の「薬膳料理プロジェクト」
で開発したメニューを元に、白老産にこだわった食材で作る山菜定食などを提供。これに加え、地
元里山でとれる野草で茶を作り、販売の柱としている。開店当初から盛況を博し、商店街の賑わい
につながっている。
これらの活動は、同年齢の男性や商店街などの地域を巻き込んだ、地域活性化に向けた取組であ
り、高齢者の智恵を雇用に結びつけるなど、今後の活動の広がりが期待される。
◎
小梅
洋子
氏(江差町)
H23北海道男女平等参画チャレンジ賞「輝く女性のチャレンジ賞」受賞
江差町市街地の北にある愛宕地区で、夫とともに酒店を経営してきたが、独り暮らしの高齢者に
とっての地域交流の場をつくるため、食堂の開業を決断。近隣の主婦たちに声をかけ、平成17年に
「かあちゃん食堂たまりば」を開業。
無理をせず息長く続けようという思いから、食堂の営業は週1回、地域のお母さんたちがボラン
ティアで参加し、高齢者に負担をかけないよう1食300円という安価で家庭料理を提供。
食堂は、高齢者の憩いの場になっているが、口コミで食堂の評判が広がり、若い年代の客層も増
えてきている。
この活動は過疎化、高齢化が進む地域を気遣い、行動を起こし、地域に根付いた活動を続けてき
ており、今後も交流の輪を広げていくことが期待される。
◎
不登校・登校拒否と向き合う親の会「はるにれの会」
(共同代表
清水マチ子
川尻
博恵)(帯広市)
H23北海道男女平等参画チャレンジ賞「輝く北のチャレンジ賞」受賞(団体)
「はるにれの会」は、子どものことで悩む親の交流と学習の場として、平成5年に誕生。不登校・
登校拒否、それに伴う障害(ひきこもり、心身症、家庭内暴力、非行など)に対する理解を深める
ため、会員相互の交流や情報交換のほか、子供の居場所づくりや社会的理解を広める活動を目的に、
親12人、教師4人、相談員4人が集まって会を立ち上げた。
設立当初は会員自身が当事者だったが、現在は親たちが中心に正会員・賛助会員合わせて約160人
の家族が入会しており、例会の開催、会報「はるにれ通信」の発行、不登校を考えるつどい・講演
会の開催、不登校相談会、電話や面接による個別相談、学校訪問など地道に活動を展開し、活動の
輪を広げている。
これからも、地域ぐるみで、子どもたちの成長を見守り、温かな支援活動を継続されることが期
待される。
◎
惣万
栄子
氏(利尻町)
H22北海道男女平等参画チャレンジ賞「輝く女性のチャレンジ賞」受賞
結婚を機に利尻島にわたり、これまで利用価値のなかった雑海藻に押し花の技術を取り入れた作
品づくりを始めようと、平成13年、「海藻おしばの里づくり実行委員会」が発足。当初から中心とな
って活動に参画し、翌年には、利尻島第1期生として「押し花インストラクター」資格を取得。
その後、実行委員会は、NPO法人利尻ふる里・島づくりセンターに発展。「海藻おしば」を活用
して利尻独自の文化・芸術の創出に取り組むとともに、島の駅「海藻の里・利尻」も運営。
また、旅行代理店へのPR活動が実り、島の駅で海藻おしば体験の観光客の受け入れを開始した
- 9 -
ことから、インストラクターとして1人で体験講習の指導にあたった。
利尻島の新たな産業振興に大きく寄与する原動力として活躍している姿は、個性と能力を生かし
たチャレンジの一つのモデルあり、今後の活動にさらなる飛躍が期待される。
◎
東鷹栖食品加工販売協議会(代表
松倉
洋子)(旭川市)
H22北海道男女平等参画チャレンジ賞「輝く北のチャレンジ賞」受賞
平成15年、旭川市東鷹栖農村活性化センター「野土花(のどか)
」の開設に伴い、東鷹栖の6つの女性農
業者グループが集まり、東鷹栖食品加工販売協議会を設立。
同協議会は、なんばん・大豆味噌をつくる「自然工房ななかまど」
、米粉パンやたオリジナルジャムをつ
くる「華クラブ」
、煮豆をつくる「美土里の会」
、減農薬野菜を使った漬物をつくる「菜の花」
、トマトジュ
ースをつくる「トマトヴィーナス」
、和(なごみ)味噌をつくる「かたくりの会」の6つのグループで構成。
の ど か
センターの名称「野土花」をブランド名として、東鷹栖地域で収穫された農産物を様々な加工品にし、
地元の農産物直売所などでの販売のほか、学校給食や保育所、飲食店でも使用が拡大。インターネット販
売にも積極的に取り組み、中国での販売に向けた輸出元契約を締結するなど、道外・海外での展開を図る。
の ど か
最近では、
「野土花」を知ってもらうため、
「食」のイベントに積極的に参加したり、ホテルシェフの協力
の ど か
のもと「野土花」の農産加工品を使ったレシピ本を発刊するなど、北海道のおいしくて安全・安心な農作
物をPR。女性農業者のグループが力をあわせて地域の魅力を発信する活動は、女性の参画による地域の
活性化や農業振興の一つのモデルであり、今後の活動にさらなる飛躍が期待される。
◎
日置
真世
氏(札幌市)
H22女性のチャレンジ賞特別部門賞受賞(個人)
平成6年、釧路市にある障がい児子育て支援グループ「マザーグースの会」の活動に参加。
その後、障がい者も健常者も隔たりなく、いきいきと暮らせる地域づくりの必要性を感じ、平成12
年に「NPO法人 地域生活支援ネットワークサロン」を設立した。障がい者の通所サービスの提供
など、事業を次々と展開し、平成19年には、障がい者、高齢者、生活保護受給者など、様々な困難
を抱える方がお互いに支え合って暮らせる「コミュニティハウス冬月荘」をオープンさせた。常に
利用者のニーズや地域の課題に向き合い、地域の「ヒト・モノ・カネ・チエ」を組み合わせサービ
スを提供する活動は、コミュニティビジネスの先進的事例として高く評価されている。
◎
本町かみさん会(会長
村田
陽子)(石狩市)
H21北海道男女平等参画チャレンジ賞「輝く北のチャレンジ賞」受賞
国道231号の一部であった石狩川渡船で知られる石狩本町地区は、江戸時代から昭和50年代前半ま
で町役場、金融機関、商店、食堂などが立ち並ぶ賑わいのある地区であったが、昭和40年代から大
規模な住宅団地の影響や河口橋が建設され、国道が市街の中心から離れたことによる人の流れの変
化により活気を失い、閑散としたシャッター街となる。この状況に危機感を持った地元の主婦たち
が「人々の交流があり、活気が戻る町おこしを」と平成16年に「本町かみさん会」を立ち上げ、翌
年「来い来い番屋の生鮮広場」をオープン。現在、11名のメンバーが、食材や地元石狩の話題で盛
り上がりながら、魚屋・八百屋・食堂等を明るく、元気に営むほか、地域活性化のためにイベント
を開催するなどしている。
こうした主婦による町おこしの活動は、女性の参画による地域活性化の一つのモデルであり、観
光客はもとより、地元高齢者の利用も多く、大勢の方々が元気な「おばちゃん」との会話を楽しみ
にやって来ていることから、他地域の人々との交流だけではなく、地元の人々の交流の場としての
発展も期待される。
- 10 -
◎
レディース100年の森
林業グループ(代表
鷹嘴
充子)(南富良野町)
H20北海道男女平等参画チャレンジ賞「輝く女性のチャレンジ賞」受賞
H21女性のチャレンジ賞受賞(団体)
不在地主が所有する山林が売りに出されたことがきっかけとなり、10人の女性が山林所有者とな
って、北海道内初の女性林業グループとして発足。自ら枝打ちや下刈り作業を行いながら、自己研
鑽と地域環境づくりのため森林・林業に関する視察研修を行うとともに、会員や他のグループなど
との交流・研修の場とするため、自らの森を「実習林」とし、地場産カラマツを利用したログハウ
スを建設。森林ボランティアグループとの植樹や漁協女性部との「お魚殖やす植樹運動」などの他
の分野との交流、地域の親子や子どもたちを対象とした森林教室の開催、公共施設等への花壇の設
置など、地域環境づくりの活動も積極的に行っている。
◎
坂田
秀明
氏(置戸町)
H20北海道男女平等参画チャレンジ賞「輝くの男性のチャレンジ賞」受賞
美瑛町出身。北海タイムス、西武百貨店、全日空、マイカル、オホーツク・ガリンコタワー常務を
経て、平成19年4月、公募で置戸町観光協会事務局長に就任。勤務した各社において旅行部門を担
当した経験を活かし、自ら観光客誘致のため全国の旅行会社に営業に出向く。また、新聞社勤務の
経験から、マスコミの活用が重要であるという認識のもと、積極的にメディアに情報を発信し、経
済効果はもとより、置戸の認知度アップに成果を上げている。
置戸には観光の核となる宿泊・観光施設がないが、オケクラフトセンター(町運営の木工クラフ
ト館)へのツアーバス誘致からスタートし、さまざまなメニューを増やし、宿泊施設がなく滞在型
観光地になりえないというマイナスポイントを「日本一の通過型観光地」として売り出すことでセ
ールスポイントに逆転させた。また、海外営業を行うにあたり、英語・中国語に堪能な女性観光ア
ドバイザーを登用。女性の活躍が重要!をモットーとしている。
限られた資源を活用した観光戦略で、地域の活性化につなげたことは、同じく観光で地域振興を
目指す他市町村を鼓舞するモデルである。
◎
NPO法人コンカリーニョ理事長
斎藤
ちず
氏(札幌市)
H18北海道男女平等参画チャレンジ賞「輝く女性のチャレンジ賞」受賞
H19女性のチャレンジ賞特別部門賞(「地域の魅力発信」)受賞(個人)
大学の演劇研究会で演劇に魅せられ、役者として劇団設立に関わる。劇団解散後は演出家、プロ
デューサーとして活躍。平成7年からは、昭和初期建造の石造倉庫を改装した劇場「コンカリーニ
ョ」を演劇や音楽、ダンスなどの多彩な演目で運営し、地域資源を再活用した劇場は、道内外の多
くの表現者が集う場所となった。
平成14年に都市再開発計画により劇場閉鎖後には、再建に向けた委員会の代表として、精力的に
建設資金集めに邁進し、平成18年に劇場を再建。地域の人々を役者に、地域の歴史を元にした創作
劇など、地域の文化拠点として様々な事業を企画するとともに、劇場の外でも地域コミュニティに
寄与する活動を行う。
◎
西川マザーウッズ(会長
船越
孝子)(新ひだか町)
H17北海道男女平等参画チャレンジ賞「輝く北のチャレンジ賞」受賞
平成9年に発足した女性林業グループ。農家の主婦たち10名が、地元の資源を生かし、町有林や
自治会有林の整備や緑の少年団の育成指導のほか、山づくり技術や梅の管理技術に関する研修会、
他地域のグループや女性グループとの交流会の実施などの活動を展開。
男性と女性、大人と子どもが、それぞれ出来ることを分担し、協力して作業することで、地元の
山林を住民が一体となって整備でき、さらに林業技術が伝承され、山林や住民同士への理解を深め
ることにもつながっている。地道な努力が自己資金の着実な確保と活動内容の充実につながり、や
- 11 -
る気と団結力があれば新しい取組が可能というモデル的な存在。
男性や子どもたちとの役割分担により、地域が一体となって豊かな自然を活かした魅力あふれる
活動を行っており、道内各地との交流の広がり、積極性も見られ、本道における第一次産業分野の
女性たちの活動の励みとなると言える。
<他府県>
◇
株式会社あきた森の宅配便 代表取締役
栗山 奈津子
氏(香川県)
H28女性のチャレンジ賞受賞(個人)
地域の特色を活かして自分の好きなことに取り組みたいという思いから、
「山菜採り代行サービス」
で、地元の魅力を全国に発信する地域ビジネスを展開。山菜採りに長けた地元の高齢者を「山の名
人」に認定し、注文を受けてから名人に収穫を依頼。地域のお年寄りのスキルを活かし、新鮮な天
然山菜を消費者に届けるユニークなサービスを行っている。高齢者にとって知識や技術を活かして
収入を生み出すことが生きがいにもつながっており、少子高齢化が進む秋田県において、年齢を重
ねてもなおいきいきと暮らせる社会づくりのヒントにもなっている。
◇
NPO法人いのちの応援舎理事長
山本
文子
氏(香川県)
H20女性のチャレンジ賞受賞(個人)
助産師として35年の経験を生かし、「性を大切にすることはいのちを大切にすること」をテーマと
して主に思春期の子どもたちを対象として講演活動を行ってきたが、1999年に長年勤めた病院を辞
めて「いのちの応援舎」として、講演をしながら子育てや思春期の悩み相談に応じる活動を一人で
始めた。
2005年には活動を通して集まった仲間とともにNPO法人に改組し、翌年には、赤ちゃんの誕生
から豊かな老後まで、みんなが集まり助け合う施設を作りたいと、助産院、子育て支援、高齢者デ
イサービスを行う福祉施設を開設しました。助産院を含む地域に開かれた多機能複合施設の運営は、
全国的にも先駆的な取組である。
また、2007年からは県内で初めての緊急子育てサポートセンターとして活動も行っている。
◇
地域維新グループ代表
近藤
紀子
氏(山口県)
H18女性のチャレンジ賞受賞(個人)
「農業に興味を持つ若者と担い手不足の農家の橋渡し」という思いを胸に、大学院1年時に約30
人の学生で農業支援型NPO法人「学生耕作隊」を発足させた。現在では、山口県を中心に高齢化や後
継者不足に悩む農家の援助を行い、隊員を学生に限らず社会人にも広げながら、3年間に約50戸の
農家に対して延べ2000人以上の隊員を派遣するまでに拡大するとともに、農業農村の活性化につい
て啓蒙していくことを使命として活動している。
また、地元の若い起業家を支援しようと「地域維新ファンド」を設立。目標の1千万円を集め、
里山の活性化を目指す「中間法人やまぐち里山文化研究所」に融資を行うなど、さまざまな共同プ
ロジェクトを通じ、地域課題の解消に取り組んでいる。
さらに、昨年には、「地域維新グループ」という若手起業家らが経営する10を超す法人・団体から
成るコミュニティビジネス集団を設立。グループ代表に就任し、地域における問題解決・雇用創出
に取り組んでいる。
◇
つくば市農業・農村男女共同参画社会推進委員会会長、「わの会」(地域食農教育組織)代表
中島
民子
氏(茨城県)
H16女性のチャレンジ賞受賞(個人)
県主催の農村女性大学を修了後、農産加工品の製造販売を行い、自立した女性及び起業家として
活躍している。平成10年には農業経営を自ら主体となって行っている女性たちのネットワークの設
- 12 -
立に寄与し、加工部門の会長として女性の経済的自立の促進や地域活性化に貢献。家庭内の近代化
を図るとともに、地域全体への普及にも力を入れ、農村女性の地位向上に努めている。
(5) 前4項のような活動について、積極的にその支援を行い、男女平等参画社会の実現に寄与
していると認められる団体・グループ
(例)
・育児や介護をしながら仕事を続けられるよう働きやすい就業環境を整備している企業
・育児等で仕事を中断したが特技や資格を生かした社会への参画を希望する女性を支援
している団体等
・新たな分野にチャレンジする女性や男性を積極的に活用して、その活動を支援する企
業等
など
<北海道>
◎
釧路公立大学皆月研究室 マタニティ・育児支援アプリ開発(代表 皆月 昭則)(釧路市)
H27北海道男女平等参画チャレンジ賞「輝く北のチャレンジ支援賞」受賞(団体)
H28女性のチャレンジ賞特別部門賞受賞(IT技術を活用した働き方・暮らし方の改善)(団体)
出産や子育て経験のない学生たちが、家族や地域のマタニティ、保健師や助産師などの意見・要
望を自分たちの足で収集し、協力し合いながら、出産や子育てを支援する様々なアプリを開発。
たとえば、妊娠や出産を支援する「陣痛ダイアリー」は、単純な操作で、陣痛発生の時間などが
記録され、病院連絡へのタイミングなどがアドバイスされるなど、都市部の病院までに時間を要す
る地域のお母さんや家族にとって大変心強いアプリ。
多くのアプリの主な対象はマタニティやお母さんだが、スマートフォン特有の機能を活かし、入
力情報の共有が可能。記録データを夫婦や家族全体で共有することが、みんなで子育てをしている
意識を生み、家族の絆が深まるきっかけとなる。
また、アプリの利用者が、地域の大学の役割に期待感を持つようになり、地域のマタニティに関
する現状が大学側にフィードバックされるなど、大学と地域との新たなつながりも生まれている。
活動は5年間続けられており、全国での利用も拡大。北海道の地域に根ざす大学ならではの視点
でアプリを開発し、道民のみならず、全国のマタニティや育児をする家族・地域を応援しつづける。
◎
株式会社ダイナックス(代表取締役社長 福村景範)(千歳市)
H26北海道男女平等参画チャレンジ賞「輝く北のチャレンジ支援賞」受賞(団体)
株式会社ダイナックスは、女性社員も長く勤務を続けられるよう、育児中の短時間勤務制度や所
定外労働の制限を充実させ、フレックスタイム制や常用昼勤務(交代制勤務の免除)の選択も可能
とするなど、社員が育児と仕事を両立できる仕組みを積極的に導入。そのため、女性社員の平成25
年度の育児休業取得率は、100%を達成。
会社創立30周年には、北海道では初となる事業所内保育施設として、本社敷地内に「こどもくら
ぶ」を開設。自社のみならず、近隣他社の児童受け入れも行い、地域の保育供給にも貢献。
また、平成26年度には、道の「ものづくり『なでしこ』応援プロジェクト」に賛同し、高校生や
保護者等を対象とした、女性が活躍するものづくり企業の現場を見学するバスツアーや、高校での
出前授業の実施など、ものづくり現場への女性参画促進の取組を積極的に行い、本道のものづくり
産業における女性の活躍推進及び社員の仕事と育児等の家事の両立支援のモデルとなる。
◎
旭川医科大学 二輪草センター(センター長 山本 明美)(旭川市)
- 13 -
H25北海道男女平等参画チャレンジ賞「輝く北のチャレンジ支援賞」受賞(団体)
当センターは、平成19年度に文部科学省の事業を実施するために設立され、平成22年度から、大
学の組織として復職支援事業を実施。センターの目的は、出産、育児および介護のために休業予定
の医師・看護師等に対し、復職に必要な情報提供や自学支援を実施し、円滑に復帰できるようサポ
ートするとともに、女性だけでなく男性や様々な立場の方にも働きやすい職場環境を整えること。
事業は、就業情報・復職教育プログラムの提供、講演会等の情報提供を行う「復職支援研修部門」、
復職・子育て・介護支援コーディネーターやキャリア支援相談員が、キャリア相談を行う「キャリ
ア支援部門」、バックアップナースシステム、病児一時預かり室のほか、旭川市及び専門機関の情報
提供や、学童期の育児支援としてキッズスクールを開催している「子育て・介護支援部門」、病後児
保育室で、病気回復期のお子さんを預かる「病後児保育部門」の4つの部門で成っている。
このように、大学が一丸となって復職・子育て・介護のサポート体制を整えていることが病院の
魅力の一つであり、このことが医師・看護師不足の解消につながると考え、全ての職員が働きやす
い環境となることを願い、活動している。医療人の復職支援を通じて、今後も地域の医療を支える
とともに、当院と同様の仕組みが社会に広がっていくことが期待される。
◎
株式会社グロッシー(代表取締役 北村 貴)(帯広市)
H25女性のチャレンジ支援賞受賞(団体)
北村社長がこれまで培ったネットのスキルと人脈を活用して、十勝の食材で外貨を稼いで地元を
活性化させるため、食品のネット通販を実施。また、全国の料理研究家270名のネットワークで、食
のマーケティングやPRを手掛ける(株)グロッシーを設立。その後、味覚教育を行う味育協会を設立
し、産地の強みを活かし、食の安全性について提案を行う。
また、管内の企業の女性管理職(課長以上)の割合を10%以上にすること、本ネットワークを介
し起業する女性が100人を超えることを目標に、女性のネットワーク組織「十勝キャリアデザインネ
ットワーク」を設立し、事務局を(株)グロッシー内に設置し、北村社長が事務局長を務める。
また、同組織主催の「キャリアデザイン大賞」を2011年から隔年で開催。様々な働き方を通じて
頑張っている女性を発掘、表彰し、働く女性のロールモデルとしてPRしている。
◎
NPO法人北海道子育て支援ワーカーズ(代表理事
小川
京子)(札幌市)
H22女性のチャレンジ支援賞受賞(団体)
平成8年に発足した北海道ワーカーズ・コレクティブ連絡協議会託児部会が、任意団体を設立し、
平成14年にNPO法人化。親子で本に親しんでもらう「お出かけ図書室」、おもちゃや遊びのイベント、
事業所内保育所の運営等を行っている。子どもを育てながら仕事をしている人を対象として、急な
残業や出張、子どもの急病などの場合に、事前登録の地域スタッフ会員が子どもの世話を引き受け
る「病児・緊急預かり対応基盤整備事業」を、「こども緊急さぽねっと」として実施。サポートして
ほしい人とできる人を組織化し、仕事と育児の両立支援、地域の助け合いの仕組みづくりを行って
おり、子育て中のお母さんが新たに仕事を探す際にも役立っている。
◎
札幌市立藤の沢小学校保護者と教師の会(会長
星
卓志)(札幌市)
H20北海道男女平等参画チャレンジ賞「輝く北のチャレンジ支援賞」受賞(団体)
藤の沢小学校から最も近いミニ児童会館までは、1.5㎞離れており、低学年の児童が通うのには困
難であった。このことに強い危機感を感じたPTAは、自らの手で児童会館と同様なものをつくろうと
保護者同士の意見交換会を開催。学校や札幌市等との協議を進め、小学校の空き教室を活用した放
課後の子どもの居場所(小鳥の村子ども館)としてスタートした。子どもの管理には、教員経験の
豊富な管理者のほか、校区内から公募した5名の補助員が有償ボランティアとして交代で従事。事
業費の大半は、管理者及び補助員への謝金であり、運営費は、札幌市からの委託料、PTA会費の値上
げ分、延長利用料金で賄う。
- 14 -
地域在住の高齢者の方にも参加してもらい、その方達の特技を活かしたプログラムも多彩に提供。
子どもにとっては、他学年の児童と交流ができ、保護者にとっては、安心して子供を預け、仕事
に行くことができ、仕事のみならず、PTA活動への参加もしやすくなった。
保護者、学校、地域住民が一体となった、子育てしやすい環境づくりは、親にとっても子どもに
とっても安心できるものであり、他の地域においても取組が期待できるモデルである。
◎
株式会社アイワード(代表取締役
木野口功)(札幌市)
H16北海道男女平等参画チャレンジ賞「輝く北のチャレンジ支援賞」受賞(団体)
男女の別・健常者と障害者の別なく待遇し、能力に応じて幹部社員に登用する方針を採用してい
る。多くの女性社員が役職者として活躍。女性を特別に優遇する制度はないが、育児休業を取得し
た後も就業を継続している女性社員が多く、男性社員も家事のために休暇を取得しやすく、若い社
員が多いので、「次は自分の番」という意識や「子どもは社会の財産」との考えを持ち、休暇取得中
の社員をカバーする社内の雰囲気がある。男女の別なく生き生きと働ける職場づくりに取り組み、
仕事と家庭の両立を支援している。
<他府県>
◇
東北大学工学系女性研究者育成支援推進室(ALicE)(田中 真美)(宮城県)
H28女性のチャレンジ支援賞受賞(団体)
工学系分野においては女性が極めてマイノリティである中、工学を志す女子学生、女性研究者の
活躍推進・男女共同参画意識醸成のための各種活動を継続。育児期の研究者に対する支援要員の派
遣やベビーシッター利用料等補助の両立支援を行う。また、静養室(男女)の整備や、学会や一般公
開イベント等の際は一時託児スペースとしても利用できる託児室の新設を実現。学内のみならず工
学分野全体における両立支援に取り組む。
◇
NPO法人やまがた育児サークルランド(代表 野口 比呂美)(山形県)
H24女性のチャレンジ支援賞受賞(団体)
東日本大震災発生後、山形県には全国で最も多くの方が避難されているが、当該団体は、福島県
からの避難者に母子世帯が多い現状に着目。こうした親子の孤立を防ぎ、避難先でも健全な子育て
ができるよう、交流の場としての「親子サロン」の開設、避難している母親らの育児サークルの立
ち上げ・運営支援を県内各地で行うなど、避難している母親らの視点に立った迅速・的確な支援を
行った。避難者の女性が自ら主体的に支え合い、活動・発信できる仕組みづくりを展開し、災害弱
者となりがちな女性の声を避難者支援策に反映させることに貢献している。
◇
NPO法人フローレンス(代表理事
駒崎
弘樹)(東京都)
H20女性のチャレンジ支援賞受賞(団体)
2005年、地域の子育て経験豊富なベテランママたちが、提携する地域の小児科医の医療的バック
アップを受けながら自宅等で病児を預かるという地域密着型の病児保育サービスを、全国で初めて
事業化した。特定の施設を持たず、また、会員から利用の有無に関わらず一定額の月会費を徴収し
て運営費に充てるという保険的なシステムを採用することで、新たなビジネスモデルを構築してい
る。
そのほか、「病児保育コンサルティング事業」として病児保育事業を行うために必要なノウハウを
提供しているほか、「ワーク・ライフ・バランスコンサルティング事業」等により中小企業を含めた
ワークライフバランスの推進にも力を入れるなど、子育てや働く女性を支援する新しい取組を行っ
ている。
- 15 -
◇
株式会社マザーネット(代表者
上田
恵理子)(大阪府)
H19女性のチャレンジ支援賞受賞(団体)
ワーキングマザーが仕事と家庭・子育ての両立をしていくうえでの問題点を解決し、「仕事を続け
てよかった」と実感できる社会を創造することを会社の理念とし、ワーキングマザー自らの体験を
もとに、家事や育児の細かいニーズに応えるサービスや出張・残業時のスタッフ派遣業務、子ども
の病気に対応する派遣型病児保育を実施している。
また、他社他業種で働くワーキングマザーの出会いの場を提供する講演や交流会、「育児休暇復帰
準備セミナー」の開催や「両立のノウハウをまとめた月刊情報誌」の発行など、ワーキングマザー
の支援を総合的に行い、企業における女性の活躍推進にも取り組んでいる。
◇
三笠運輸株式会社(代表
松浦
明)(静岡県)
H18女性のチャレンジ賞特別部門賞(「再チャレンジ(採用・登用等)」)受賞(企業)
前社長(現会長)の海外視察を機に、女性の採用・登用に積極的に取り組む方針を立て、男性中
心であったトラック運送業の職場を女性にも働きやすい環境に整備するとともに、女性の能力向上
に取り組んでいる。
トラックドライバーに毎年女性を1~2割採用し、社内の全職種(ドライバー、リフトオペレー
ター、検品出荷作業、配車業務など)に女性社員を配置している。また、妊娠退職者の再雇用制度
を採用するほか、結婚退職した女性を幹部(総務部長)に登用するなど、女性の再チャレンジにも
貢献している。女性管理職比率は、23.8%となっている。
女性の参画が稀な分野での先進的な取組は、県内企業のロールモデルとなると共に、女性の積極
的採用・登用を企業戦略として位置づける方策は、各企業の女性の登用に向けての士気を高揚させ
るものである。
◇
株式会社アクティブブレインズ(代表
平山喬恵)(千葉県)
H17女性のチャレンジ支援賞受賞(団体)
代表の平山氏が育児休業中に専業主婦向けパソコン教室を開設したのをきっかけに設立。ITを
活用して働きたいと考えている女性をサポートするため、地域密着型のパソコン教室を展開し、在
宅ワークの可能性を広げる。また、ITスキルを活かして自宅や近隣のコミュニティで仕事をした
いと考えている女性と、そのスキルを必要としている地域社会や企業、学校、自治体を結ぶビジネ
スコーディネートサービスを提供するサポート事業を実施。さらに、会社で受注した業務を割り振
るエージェント事業等を展開し、技術を習得した女性が在宅で活躍できる場を確実に拡大している。
- 16 -
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