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特記仕様書(感染管理システム)

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特記仕様書(感染管理システム)
特記仕様書(感染管理システム)
Ⅰハードウェア要件
1ハードウェア
(1)サーバ (タワー型)
サーバ本体 HP ProLiant ML310e Gen8 v2 相当であること。
(2)プロセッサ
Intel® Xeon 2.00GHz 相当以上であること。
(3)ハードディスク
450GB以上の装置を内蔵し、RAID1対応であること。
(4)バックアップ装置
ア データバックアップは、外付けハードディスク装置に保存すること。
イ ディスク容量は1TB以上とすること。
(5)メモリ
8GB以上実装していること。
(6)LANボード
100BASE以上に対応したLANインターフェースを1つ以上有すること。
(7)無停電電源装置
ア APC Smart-UPS 750 又は同等品以上であること。
イ 700VA/450W以上の電源容量を持ち、停電時5分以上当サーバ機器に電源供給できること。
ウ 電源制御ソフトを利用してシャットダウン連動が行えること。
(8)ソフトウェア
ア オペレーティングシステム
CentOS 6.4(64bit版)/6.5(64bit版)
イ サーバ用ソフト
Adobe ColdFusion 11 スタンダード版
ウ データベースソフト
PostgreSQL
エ 無停電電源装置ソフト
PowerChute Business Edition Basic V7 又は同等品以上であること。
(9)データ移行
内容検討、サーバ構築、データ移行、端末接続テストを行うこと。
2ハードウェア更新作業内容
ハードウェア更新は平日に実施し、日程はセンター担当者と協議し、できるだけ業務影響がないよう調
整すること。また、仕様にあわせた作業スケジュールをセンターへ提示し、了承を得ること。
(1)新サーバへの環境構築
ア 新サーバはサーバ室内の現システムが収められているサーバラックに設置すること。
イ コンソールユニットは設置するサーバラック内にあるものを利用すること。
ウ 新サーバの OS インストール(RAID、パーティション設定を含む)、ネットワーク設定、UPS
設定などを完了していること。
エ 新サーバへアプリケーションのインストール(DB ソフトも含む)を行うこと。
(2)現行ハードウェアからのデータ移行作業(システム利用停止)
ア データ移行用 IP アドレスは当センターで用意し、新サーバへ割付けること。
イ ネットワークを経由して現行サーバから新サーバへ全てのデータを移行すること。
ウ 全データ移行が完了したことを確認し、現行サーバをネットワークより切り離すこと。
エ 現行サーバの IP アドレスを、新サーバへ付け替えを実施すること。
オ 基幹システムとの接続確認を行うこと。
カ 全データが移行できたことを確認できる情報を提示すること。
キ 作業完了報告書を提出すること。
3その他
新サーバ保守可能期限終了後、次期医療情報システムにて構築予定の仮想化システムに対応しているこ
と。対象想定の仮想化システムは VMWare もしくは Hyper-V としている。新サーバからの更新を考慮し、
契約後、仮想化実現のためのハードウェア仕様書をすみやかに提出すること。
また、新サーバからの更新については、更新時にあらためて契約することとする。
Ⅱソフトウェア要件
1ソフトウェア
医療の質・総合安全管理システム SafeMaster 「感染管理システム」
2システム概要
(1)運用概要
院内 LAN 上に管理サーバを設置し、ブラウザ(InternetExplorer)を使用してシステムを利用(入力・
登録・閲覧・出力等)する Web 型システムであること。
ア Web 型アプリケーションでサーバ側は Flash で構築されていること。
イ ク ラ イ ア ン ト 側 は ブ ラ ウ ザ ( Windows Vista : InternetExplorer9 の み 、 Windows7 以 上 :
InternetExplorer11 以上)と FlashPlayer18 以上で動作すること。
ウ FlashPlayer 以外の専用ソフトをインストールする必要がないこと。
エ クライアントライセンス費用は不要であること。
3システムの業務処理機能等
(1)初期画面表示
ア 利用者の権限(現場担当者、感染管理者等)により、表示する画面と入力訂正・帳票出力の可否
が選択できること。
a 「メニュー権限設定」で権限(ICT、一般利用者)毎に使用できる機能及び入力・削除・出力機
能を制限できること。
b 「職員マスタ」で職員 ID 毎に、職種・前記権限、閲覧可能病棟、閲覧可能診療科が設定できる
こと。
イ 初期画面には各種メニューボタンが表示され、このボタンから情報入力、各種統計分析、各種患
者検索、掲示板閲覧、e‐Learning 受講、各種マスタ設定ができること。さらに、メニューボタン
はクリック操作で表示・非表示を切り替えることができ、非表示にすることで以下(ウ)の各情
報を広範囲に表示できること。
a 初期画面の左側にメニューがあり、掲示板、患者検索、デバイス関連サーベイランス、手術部位
サーベイランス、抗菌薬関連サーベイランス、分離菌関連サーベイランス、院内ラウンド支援、
感染報告書検索、通知・コンサル、報告機能(JHAIS/JANIS)、研修(e‐Learning)メニュー、
基本マスタ、設定マスタ、システムメニュー、職業検診・接種一覧、針刺し切創・皮膚粘膜汚染
のメニューが表示されること。
ウ 初期画面には院内分離菌情報、ターゲットサーベイランスの感染情報、感染疑い患者情報が一覧
で表示されること。また、職員が所属する病棟・診療科の患者を初期表示すること。
a 初期画面右側には、上部に院内分離菌情報として分離菌の感染患者一覧、下部にはサーベイラン
ス情報として感染疑い患者一覧及びデバイス別、病棟別の感染情報が表示されること。
エ メニュー画面上段にはあらかじめ監視対象菌として設定した菌の検出状況が患者毎にアイコン表
示され、病棟毎の抽出や菌種毎での並び替えが可能であること。また、該当部分の患者をダブル
クリックすると下記(2)「患者情報集中画面」が表示され、感染状況(感染もしくは保菌)を
確定できること。
a 「監視対象菌登録マスタ」で監視対象とする分離菌として、分離菌名・略名・表示用アイコン・
検出分離菌が設定できること。
b 設定した分離菌が検出された患者には、メニューの院内分離菌情報へ表示用アイコンで表示する
こと。また、患者をダブルクリックすると「患者情報集中画面」が表示されること。
オ 院内分離菌情報一覧には、新規菌検出の患者にベルマーク、菌検出が2回目以降の患者にはラン
プマークを表示し、菌検出が新規か継続かを把握できること。新規の条件を「1入院あたり」と
「一定期間」より選択することができ、表示については「1入院期間の情報のみ表示」と「過去
入院期間の情報も表示」を選択できること。
a 新規菌検出の条件を「1入院期間に初めて検出」とするか「一定期間(任意指定可能)内に初め
て検出」とするかを運用状況により選択できること。マーク表示についても「1入院期間での検
出情報のみ表示」とするか「過去の入院期間での検出情報も含めて表示」とするかを運用状況に
より選択できること。
カ メニュー画面下段には、データを取り込んだデバイスデイズを分母に VAP・BSI・UTI 等の指定さ
れた期間による ICU・非 ICU 別の感染率が病棟毎に表示されること。
a 「システム設定」で設定された過去期間により、デバイス種別(VAP・BSI・UTI)毎に病棟別の
ICU・非 ICU 別の感染率、感染疑い件数、累計デバイス数を表示すること。
b 「感染疑い条件マスタ」でデバイス種別毎に設定された感染疑い条件を元に感染疑いとなる患者
の一覧を表示すること。また、デバイス種別毎に疑いがあればレ点マークを表示すること。
(2)患者情報集中画面
ア あらかじめ指定された期間の体温や CRP やデバイス、抗菌薬等の診療情報データを確認できるこ
と。また、期間については保存されているデータが存在する限り過去をさかのぼって表示できる
こと。(下記(イ)a ~ d 参照)
イ 一つの画面で、患者基本情報、診療データ(体温、CRP、WBC など最大10個まで)、感染状況及
び感染履歴、デバイス装着、抗菌薬使用、検査データ及び感受性、移動履歴が表示できること。
a 「システム設定」で初期設定された参照期間内の各情報の履歴を表示すること。
b 患者基本情報として、患者 ID・患者名・入院日・退院日・生年月日・年齢・性別を表示すること。
c 各履歴情報として、感染状況及び履歴情報(感染種別・確認日・病棟名・状態・分離菌名・治癒
日)、診療データ履歴(体温・WBC・VRP・PaO2・SBP の各日付での検査値)、デバイス装着履歴
(各デバイスの各日付での装着有無)、抗菌薬使用履歴(使用薬剤・各日付の使用量)、検査デ
ータ及び感受性情報(検査内容「持込/院内・受付日・状況・報告日・検査目的・検査材料・菌
検出有無」・細菌検体コメント・分離菌情報「菌コード・分離菌名・菌量」・感受性情報「抗菌
薬・分離菌毎の MIC 値及び SIR 判定」)、患者ラウンド履歴(ラウンド予定日・コメント・継続
ラウンド対象有無)、移動履歴(移動日・診療科・病棟・病室・ベッド・主治医・担当医・担当
看護師・病名・抗癌剤使用・ステロイド使用・糖尿病)を表示すること。
d 表示可能な期間については、過去データが存在する間、過去にさかのぼって表示できること。
ウ 各種診療データについて、拡大表示機能を有すること。
a 感染状況及び履歴情報、診療データ履歴、デバイス装着履歴、抗菌薬使用履歴、検査データ及び
感受性情報、移動履歴のそれぞれに「拡大」ボタン機能を有すること。
b 「拡大」ボタンをクリックすると、履歴毎に拡大表示された画面が別画面で表示すること。
エ 体温、WBC、CRP はグラフ表示が可能であること。グラフ表示画面より、表示期間を変更し再表示
できること。
a 「グラフ表示」ボタンをクリックすると、グラフ表示すること。
b 表示されているグラフは、体温推移表/WBC・CRP 推移表/抗菌薬使用状況/デバイス使用状況の
4つであること。上部にある対象期間を変更し「再表示」ボタンをクリックすると、指示された
期間でのグラフを再表示すること。
c 表示可能な期間については、過去データが存在する間、過去にさかのぼって表示できること。
オ ボタンをクリックする事で、該当患者に関しての下記(3)患者感染情報をデバイス種別毎に入
力できること。
a 「感染入力」ボタンをクリックするとデバイス感染情報入力履歴を参照でき、感染情報を新規入
力できること。
カ ボタンをクリックする事でカレンダー形式表示より、デバイス装着状況の入力・修正・削除がで
きること。
a 「デバイス設定」ボタンをクリックすると、デバイス使用設定画面へカレンダー形式で表示され、
各デバイスについては各デバイスを選択し、日付をクリックすることで装着情報を表示すること。
また、解除も日付をクリックすることで解除できること。
キ 検査データ毎に、「持ち込み区分」(持込・院内)が入力できること。
a 検査内容に表示されている検査データ毎に持込/院内の区別を登録できること。
ク 検査データをクリックすると、該当する検査データの細菌検体コメント、検出された分離菌及び
分離菌毎の抗菌薬感受性が表示できること。
a 検査内容に表示されている検査データをクリックすると、各検査データに該当する分離菌情報及
び感受性情報を表示すること。
ケ 下記(20)院内ラウンド(患者、環境)支援機能で登録された、該当患者への患者ラウンド結果
履歴の閲覧ができること。
a 患者ラウンド情報を履歴表示すること。
コ ボタンをクリックする事で、該当患者に関しての患者ラウンド結果を登録できること。
a 「ラウンド・カンファ入力」ボタンをクリックすると、ラウンド結果入力画面が表示され、過去
のラウンド情報の参照や修正ができること。
サ ボタンをクリックする事で、該当患者に関しての下記(4)病棟マップ機能の病室マップを表示
できること。また、病室マップから、病室→フロア→病棟の各表示ができること。
a 「病棟マップ」ボタンをクリックすると、病室マップがイラストで表示され、呼び出し元の患者
は赤枠で選択された状態となること。
b 表示された病棟マップからフロア・病院全体を表示できること。
シ ボタンをクリックする事で、該当患者に関しての下記(26)通知・コンサル登録ができること。
a 主治医・担当医・担当看護師などに対して、患者の感染情報についての業務連絡・回診依頼・患
者に関する連絡等をメール形式で通知できること。
ス ボタンをクリックする事で、該当患者に関しての下記(22)院内感染症発生報告の感染報告書が
作成できること。
a 感染が認められた患者の場合、「感染報告書」ボタンをクリックすることで感染報告書の入力画
面が表示されること。
セ ボタンをクリックする事で、該当患者に関し下記(23)院内分離菌感染状況管理機能を有するこ
と。
a 分離菌が検出された際、感染状況として「感染」「保菌」ボタンを選択しクリックすることで、
初期画面の院内分離菌情報に感染/保菌のいずれかで表示されること。
ソ 画面に表示している内容について、EXCEL 形式による出力ができること。
a 「出力」ボタンをクリックすると画面表示されている内容が、EXCEL 形式で出力できること。
タ 患者情報集中画面に監視対象のアイコンを表示する機能を有していること。
a 表示は4つまで表示できること。マウスオーバー時に全てのアイコンを表示する等の対応もでき
ること。
(3)患者情報
ア 患者基本情報及び過去診療データ履歴が表示できること。
a 患者情報として、患者 ID・氏名・性別・生年月日・装着デバイス・入院日・病棟・病室・主治医・
感染日・手術日・検査日が表示されること。
b 診療データ履歴として体温・WBC・VRP・PaO2・SBP の過去1週間の検査値が表示されること。
c 各種感染情報入力として、VAP・UTI・BSI・その他、SSI が入力でき、感染疑いを個別に解除でき
ること。
d 各種データ参照として、分離菌履歴・抗菌薬履歴・感染履歴・入退院履歴・患者移動履歴・診療
グラフが参照できること。
イ ボタンをクリックする事で、デバイス種別毎に感染情報が入力できること。入力できる項目は、
感染日、治療日、ICU/非 ICU、特定部位、検査区分、培養検体、病原体等であること。病原体等
については、検査データから参照し入力できること。
a VAP 情報入力として、肺炎感染日、ICU 有無、特定部位、X 線、呼吸器、検査、培養検体、病原体
が登録できること。
b UTI 情報入力として、尿路感染日、ICU 有無、特定部位、尿路カテーテル、その他器具、検査、
培養検体、病原体が登録できること。
c BSI 情報入力として、血液感染日、ICU 有無、特定部位、中心ライン、末梢ライン、48時間以
内の完全静脈栄養法の使用有無、検査、培養検体、病原体が登録できること。
d その他肺炎情報入力として、肺炎感染日、ICU 有無、特定部位、X 線、呼吸器、検査、培養検体、
病原体が登録できること。
e それぞれの入力画面から「検査データ」ボタンをクリックすると検査データが表示され、病原体
等の参照入力ができること。
ウ 各種感染について、診断定義をオンラインヘルプ機能として閲覧できること。
a それぞれの入力画面には、「診断定義」ボタンが設定されており、各感染と診断するための定義
を参照できること。
エ ボタンをクリックする事で、手術情報及び SSI 情報を入力できること。
a SSI 情報として、手術情報(分母データ:手術予定日・手術日・手術時間・執刀医・手術手技・
創分類・ASA 分類・全麻の有無・外傷の有無・合併手術の有無・人工肛門の有無・緊急手術有無・
内視鏡有無・埋入物有無・日帰り手術有無)、SSI 情報(感染日・治癒日・感染部位・診断時期・
検体・病原体・SSI 原因・死亡要因)が登録できること。
b 手術情報について、電子カルテとのデータ連携が可能な場合、手術日・手術手技等を取り込める
こと。
c SSI 情報について、病原体等を検査データから参照し取り込めること。
オ ボタンをクリックする事で、該当患者の感染疑いを個別に解除する事ができること。また解除さ
れた感染疑いの取消ができること。
a 「感染疑い解除」ボタンをクリックすることで、表示されている患者の感染疑いを個別に解除で
きること。また「感染疑い解除取消」ボタンをクリックすることで、解除された感染疑いを取消
し、感染疑いの対象に戻せること。
カ ボタンをクリックする事で、検査データ履歴を表示する事ができること。また、検出された分離
菌について、菌量及び抗菌薬感受性情報として MIC 値と SIR 判定を確認できること。
a 「分離菌履歴」ボタンをクリックすると、検査データ照会が表示されること。
b 患者情報として、患者 ID・患者氏名・入院日が表示されること。
c 検査データ一覧として、検査内容(持込/院内・受付日・状況・報告日・検査目的・検査材料・
菌検出有無)、分離菌情報(菌コード・分離菌名・菌量・感受性結果有無)、感受性情報(分離
菌情報選択された分離菌について、抗菌薬毎の MIC 値及び SIR 判定)が表示されること。
d 検査内容を選択すると、該当する分離菌情報・感受性情報が表示されること。
e 分離菌情報を選択すると、該当する感受性情報が表示されること。
キ ボタンをクリックする事で、抗菌薬投与履歴を表示できること。入院日、投与日、オーダー番号、
薬剤名、使用量、依頼診療科を一覧形式で確認できること。また、表示期間を指定する事で過去
にさかのぼって確認できること。
a 「抗菌薬履歴」ボタンをクリックすると、抗菌薬投与履歴が表示されること。
b 初期表示期間は入院期間であり、過去にさかのぼって再表示できること。
c 患者情報として、患者 ID・氏名・入院日が表示されること。
d 投薬情報として、入院日・投薬日・オーダー番号・薬剤名・使用量・依頼診療科を一覧形式で表
示すること。
ク ボタンをクリックする事で、感染履歴を表示できること。また、表示期間を指定する事で過去に
さかのぼって確認できること。
a 「感染履歴」ボタンをクリックすると、感染履歴が表示されること。
b 初期表示期間は入院期間であり、過去にさかのぼって再表示できること。
c 患者情報として、患者 ID・氏名・入院日が表示されること。
d 感染履歴一覧として、感染日・種類・備考(分離菌名等)・治癒日を一覧形式で表示すること。
ケ ボタンをクリックする事で、入退院履歴を表示できること。
a 「入退院履歴」ボタンをクリックすると、入退院履歴が表示されること。
b 患者情報として、患者 ID・氏名・入院日が表示されること。
c 入退院履歴情報として、入院日・退院日・病棟・主治医・診療科を一覧形式で表示すること。
コ ボタンをクリックする事で、移動履歴を表示できること。
a 「患者移動履歴」ボタンをクリックすると、患者移動履歴が表示されること。
b 患者情報として、患者 ID・氏名・入院日が表示されること。
c 患者移動情報として、状態・移動日・診療科・病棟・病室・ベッド・主治医・担当医・担当看護
師を一覧形式で表示すること。
サ 体温、WBC、CRP はグラフ表示できること。グラフ表示を行っている画面より、表示期間を変更し
再表示できること。
a 「診療グラフ」ボタンをクリックすると、グラフ表示されること。
b 初期表示期間は入院期間であり、過去にさかのぼって再表示できること。
c 表示されているグラフは、体温推移表/WBC・CRP 推移表/抗菌薬使用状況/デバイス使用状況の
4つであること。上部にある対象期間を変更し「再表示」ボタンをクリックすると、指示された
期間でのグラフを再表示すること。
シ ボタンをクリックする事で、該当患者に関しての下記(4)病棟マップ機能の病室マップを表示
できること。また、病室マップから、病室→フロア→病棟の各表示ができること。
a 「病棟マップ」ボタンをクリックすると、病室マップをイラストで表示され、呼び出し元の患者
は赤枠で選択された状態となること。
b 表示された病棟マップからフロア・病院全体を表示できること。
ス ボタンをクリックする事でカレンダー形式表示より、デバイス装着状況の入力・修正・削除がで
きること。
a 「デバイス設定」ボタンをクリックすると、デバイス使用設定画面へカレンダー形式で表示され、
各デバイスについては、各デバイスを選択し、日付をクリックすることで、装着情報が表示され
ること。また、解除も日付をクリックすることで解除できること。
セ ボタンをクリックする事で、該当患者に関しての下記(26)通知・コンサル登録できること。
a 主治医・担当医・担当看護師などに対して、患者の感染情報についての業務連絡・回診依頼・患
者に関する連絡等をメール形式で通知できること。
(4)病棟マップ機能
ア 医療機関の病棟レイアウトに沿った病棟マップの表示ができ、病院全体→病棟フロア→病室の各
表示切替ができること。また、病棟マップマスタメンテナンス画面によりレイアウトの追加、変
更ができること。
a あらかじめ設定したマスタにより病棟マップを描画できること。
b 病院全体体→病棟フロア→病室をイラスト表示によるマップ表示で、視覚的に感染状況を把握で
きること。
c 病棟フロアは拡大・縮小をインジケータで指定できること。
イ 病院全体マップ表示では、病院全体と病棟フロア毎に患者数、監視対象分離菌の感染・保菌・未
確認の患者数をそれぞれ表示できること。
a 病院全体マップ表示では全ての監視対象分離菌の感染・保菌・未確認患者数と、それぞれの菌毎
の感染・保菌・未確認患者数を表示できること。
ウ 病棟フロアマップ表示では、監視対象菌の検出状況、感染・保菌状況及びマスタで設定した条件
のアイコン表示ができること。またマウスを患者にあてるとポップアップで患者基本状況を表示
することができること。
a マウスを患者名の上にあわせると、患者基本情報(患者 ID・氏名・カナ氏名・年齢・生年月日・
性別・診療科・入院日・在院日数・最新入室時間・主治医・担当医・担当看護師・監視対象菌検
出有無、病名 等)が表示できること。
エ 時系列表示機能により、過去に遡って菌検出や感染状況の遷移を視覚的に把握できること。
a フロアマップの「時系列表示」ボタンをクリックすると、日時のインジケータを表示すること。
b 表示されたインジケータを過去へドラッグする事で、過去の患者や感染状況を視覚的に把握でき
ること。
オ 病棟フロアマップ表示では、病室単位または患者単位で経路別予防策(接触・飛沫・空気 等)を
任意で設定/解除できること。設定した予防策情報は病棟フロアマップと病室マップに表示され、
職員への注意喚起ができること。さらに病棟フロア毎の予防策設定状況を一覧で表示できること。
a フロアマップより「経路別予防策」ボタンをクリックすると、予防策分類(接触・接触飛沫・飛
沫・空気)、期間・備考を設定して、病室または患者単位での予防策を設定できること。また、
設定された予防策情報は、病棟マップへの色表示により、職員への注意喚起ができること。
カ 病棟フロアマップは、EXCEL で出力できること。
a 病棟フロアマップで「Excel 出力」ボタンをクリックすると、表示されている病棟フロアマップ
と、病棟フロア内の経路別予防策情報をエクセル形式で出力できること。
キ 病室マップ表示では、患者の入院基礎情報を確認できること。また現在のデバイス装着状況の入
力・修正・削除ができること。
a 病室マップで患者をクリックすると、右側に選択された患者の入院基礎情報(患者 ID・氏名・性
別・年齢・入院日・最新入室・同日移動有無・主治医・担当医・担当看護師・手術日・感染歴)、
装着デバイス、最終検査日、最新診療データ(体温・WBC・CRP)が表示されること。また「検査
データ参照」ボタンをクリックすると検査データ(分離菌情報・感受性情報)を参照できること。
ク 病棟マップ上で新規発生のアラートが表示できる機能を有すること。
(5)アウトブレイク表示機能
ア 監視対象菌分類に対し、病棟単位でアラートレベル(注意、警告)を条件値(発生数もしくは陽
性率)として設定することで、条件に一致した場合に自動的に警告表示するアラート機能を有す
ること。
a 「アウトブレイクレベルマスタ」により、あらかじめ設定された監視対象菌分類別について、演
算方法(件数もしくは陽性率)、注意レベルの条件値、警告レベルの条件値を設定し初期画面の
「アウトブレイク一覧」に表示するための抽出条件とすること。
b 該当者が存在する場合、初期画面の「アウトブレイク一覧」ボタンに”!”マークを表示し、警
告アラートを表示すること。
イ アラートレベルに到達した病棟の一覧を表示できること。また、検出された分離菌ごとに、現在
値、設定された条件値を一覧形式で表示できること。
a 初期画面の「アウトブレイク一覧」ボタンをクリックすると、アウトブレイク一覧が表示される
こと。
b 上段に、病棟別・監視対象菌分類別の一覧を表示し、該当する患者が存在する場合"●"マーク表
示すること。
c 下段に、監視対象菌分類名、分離菌名、アラート条件に一致する場合の”●”マーク、演算結果
の現在値、注意レベルの条件値、警告レベルの条件値を一覧形式で表示すること。
ウ 標準偏差によるリアルタイムアウトブレイクの表示機能を有していること。
(6)感染源経路探索機能
ア 特定患者の移動情報と、分離菌検査の情報を時系列に表示できること。
a 初期画面の「感染源経路探索」ボタンをクリックすると、「感染源経路探索 患者検索」画面が
表示されること。検索条件の分離菌及び検査日期間を指定して基準とする患者を選択すること。
イ 基準として選択した患者と同室患者の移動情報を表示し、さらに同室期間を同じ色で示すことで
視覚的に把握できること。また、基準とする患者は同時に3人まで選択できること。
a 患者を選択し「経路探索」ボタンをクリックすると基準とする患者と同室患者の移動情報が時系
列に表示されること。
ウ 基準として選択した患者と接触した患者(同室歴のある患者)を一覧で表示し、接触時間などを把
握できること。
a 「接触者一覧」ボタンをクリックすると接触患者の一覧で、入院日、退院日、病棟、病室、接触
開始日時、接触終了日時、接触時間を表示すること。
エ (ア)~(ウ)の画面に表示した情報は EXCEL 形式による出力ができること。
a 感染源経路探索の時系列表示と接触者一覧を Excel 出力できること。
オ 選択した時点での病棟マップの表示により、視覚的にベッド配置も把握できること。
a 横軸に表示されているそれぞれの「病棟マップ」ボタンをクリックすると、選択された日時での
病室マップを表示すること。
カ 病棟マップからダイレクトに感染経路探索ができること。
a 病室フロアマップから、患者を選択し「感染源経路探索」ボタンをクリックすると、上記(イ)
画面を表示すること。
(7)感染疑い患者表示機能
ア サーベイランス対象患者に対し、条件値(検体、体温、白血球(WBC)、酸素分圧(PaO2)、収縮
期血圧(SBP)等)を設定でき、条件に一致した場合に BSI、UTI、VAP 等の感染疑い患者としてメ
ニュー画面に一覧表示できること。
a 「感染疑い条件マスタ」で、デバイスデイズ毎に、感染疑いとする条件を設定できること。
b 感染疑いの条件項目として、体温・白血球数(WBC)・酸素分圧(PaO2)・培養検体有り・抗菌薬
オーダー有り・収縮期血圧(SBP)・デバイス装着有り(VAP/UTI/BSI)・下痢有り・クリストリジ
ウム・トキシンA/B有り・便性状(下痢/泥状/不消化/水様/他)・嘔吐を指定できること。
c 条件パターンとして、体温・白血球数(WBC)・酸素分圧(PaO2)・収縮期血圧(SBP)等には、検
査値の上限/下限を指定できること。
d 設定された条件に該当する患者は、初期画面のサーベイランス情報の感染疑いとして表示できる
こと。
イ 各種データ内容の確認後、感染日・各種分子情報を入力して確定することで、デバイスデイズに
よる感染率の分子として自動処理できること。
a 上記(3)患者感染情報入力により、感染日・各種分子情報を入力する事で、初期画面のサイベ
イランス情報の「VAP」「UTI」「BSI」のそれぞれで感染疑い者数として集計すること。
(8)デバイス関連サーベイランス統計分析機能
ア BSI・UTI・VAP のサーベイランス感染率・感染疑い者数を、総合計・種類別・病棟別・月別・期間
別に集計ができること。また、グラフ作成も画面上から表示でき、さらに指定期間における感染
率やデバイスデイズ等の比較もできること。
a 集計条件として、対象期間の「月単位の集計」(月別)・若しくは「期間内の集計」(期間内に
発生した各値の集計)、対象病棟が指定できること。
b 「総感染率平均在院日数」では、縦軸に選択された病棟の合計行(非 ICU・ICU・総合で集計)・
選択された病棟別に感染率・感染疑い者数・入院日数・平均在院日数、横軸に集計期間を表示す
ること。
c 「VAP」「UTI」「BSI」のそれぞれをクリックすると、デバイスデイズ毎に感染率・感染疑い者
数・デバイスデイズ・デバイス使用比の集計を行うこと。
d 各集計結果表示画面の下部メニュー「グラフ表示」ボタンをクリックすると、集計結果を元とし
たグラフが表示されること。
イ 病棟単位に BSI、UTI、VAP の感染率、使用比を JHAIS と NHSN の値と比較できること。
a 病棟を 1 つ指定することで JHAIS 報告値または NHSN 公表値との比較を表示できること。
ウ サーベイランスの集計結果を EXCEL 形式、CSV 形式による出力ができること。
a 集計結果表示画面より「出力」ボタンをクリックすると、[Excel 形式」もしくは「CSV 形式」を
選択することで、集計結果を指定された形式で出力すること。
エ サーベイランスの集計結果を自動でグラフ化できること。また、EXCEL のグラフへ出力できること。
a 各集計結果表示画面の下部メニュー「グラフ表示」ボタンをクリックすると、集計結果を元とし
たグラフが表示されること。
b 各集計結果を X 軸に期間、Y 軸に感染率・平均在院日数もしくはデバイス使用比としてグラフを
表示すること。
c グラフ内でマウスカーソルを移動させると、該当する X 軸の各値をポップアップ形式で表示する
こと。また、グラフ内に感染率に対してシグマラインを 0~+3 を 0.5 単位で指定できること。
d 「出力」ボタンをクリックすると、エクセル形式で集計された結果が出力されること。
オ デバイスの設定が病棟別に一括入力できる機能があり、デバイスデイズ感染率の分母が自動集計
できること。電子カルテからデバイス情報が入手できる場合は、自動的に加算され、またデバイ
スがない場合は手動で削除できること。
a メニューから「デバイス一括入力」を選択すると、病棟・月単位で、縦軸に患者、横軸に日付と
して一覧形式での入力画面が表示されること。
b 電子カルテとデータ連携できる場合は、電子カルテで入力された内容が表示されること。
c 入力方法は、装着させるデバイスを選択し、該当患者及び該当日付の欄をクリックするだけで入
力できること。1つのデバイスで、複数患者や複数日入力が必要な場合は、該当する欄を連続で
クリックすることでまとめて入力できること。
d デバイス装着を削除する場合も、同様の操作方法でまとめて削除できること。
(9)デバイス関連サーベイランス検索機能
ア 期間別や病棟・診療科別を基本とした、デバイス毎に体温や WBC、CRP 値等で患者検索できること。
a 検索条件は、患者 ID・氏名・カナ氏名・性別・年齢・入院日・病棟・診療科・デバイス装着日・
デバイス・体温(日数と値)、WBC(日数と値)、CRP(日数と値)が指定できること。また、退
院済み患者は除く・感染疑い患者のみを対象とする等も指定できること。
b 「検索」ボタンをクリックすると、検索結果一覧が表示されること。
イ 検索結果一覧をダブルクリックで、上記(2)患者情報集中画面が表示できること。
a 検索結果一覧には、病棟名・診療科・病室・患者 ID・患者名・性別・年齢・入院日・装着期間・
デバイス種別が表示されること。
b 検索結果一覧をダブルクリックすると、該当患者の患者情報集中画面が表示されること。
ウ 検索結果について、EXCEL 形式、CSV 形式による出力ができること。
a 検索結果一覧が表示された状態で「出力」ボタンをクリックすると、[Excel 形式」もしくは「CSV
形式」を選択することで、集計結果を指定された形式で出力すること。
(10)SSI サーベイランス統計分析機能
ア SSI の感染率をリスクインデックス別に自動的に集計ができること。また、SSI の発生数、発生率
を手技別、医師別、年代別に集計ができ、EXCEL へ出力できること。職員の権限設定により、確認
できる画面を制御できること。
a 入力された手術情報を元にリスクインデックスを自動算出すること。
b 手術手技別の SIR・リスクインデックス毎の SSI の発生数・症例数・感染率を手術手技別・医師
別手術手技別・年齢別手術手技別に集計した結果を表示すること。
c 下部メニュー「出力」ボタンをクリックすると、「Excel 出力」「CSV 出力」のいずれかを選択
された形式で、集計結果を出力すること。
d 「メニュー権限設定」により職員に割り当てられた権限を元に表示できる画面が制御できること。
イ SSI 分析では SIR(標準化感染比)の表示ができること。
a 集計条件で指定された使用指標(JHAIS 報告値もしくは NNIS 報告値)をもとに、手術手技別に、
SIR を算出し表示すること。
ウ SIR では比較指標として、日本環境感染学会報告値(JHAIS)公表値を参照できること。サポート
契約を締結の場合は、当社可能な範囲で上記の指標値を提供すること。
a 「指標値マスタ」の手術部位関連サーベイスランスから該当する指標値を選択し「検索」ボタン
をクリックすると、現在の指標値が表示され、現在登録されている手術手技に対して値の修正が
できること。(手術手技の追加・削除は不可。)
b サポート契約締結の場合、手術手技の追加や削除もあわせて、最新の指標値データを提供し、取
り込めること。
エ JANIS 手術手技に対応していない電子カルテ側の手術手技を OTHER と表示して取り込む機能を有し
ていること。
オ SSI 分母情報項目を4項目まで追加できる機能を有していること。手術部位関連患者検索にて SSI
分母情報項目を一覧に表示できること。
(11)SSI サーベイランス患者検索機能
ア 手術手技や創分類、ASA 分類や登録されている様々な手術条件で患者検索ができること。
a 検索条件は、患者 ID・氏名・カナ氏名・性別・年齢・入院日・病棟・診療科・手術日・手術手技・
年代・創分類・ASA 分類・状況(手術予定・手術完了)・その他手術条件(手術時間・執刀医・
麻酔種別・外傷・合併手術・人工肛門・緊急・内視鏡・埋入物・日帰り手術・電子カルテ手術名)・
リスクインデックス・感染日・感染部位・診療診断時期・治癒日・検体・病原体・その他感染条
件(皮下膿傷・遺骸膿傷・縫合不全・その他)が指定できること。また、退院済み患者は除く・
監視対象分離菌検出者のみを対象とする等も指定できること。
b 「検索」ボタンをクリックすると、検索結果一覧が表示されること。
イ 検索結果について、EXCEL 形式、CSV 形式による出力ができること。
a 検索結果一覧として、患者基礎情報・手術情報・SSI 情報を一覧形式で表示すること。
b 下部メニュー「出力」ボタンをクリックすると、「Excel 出力」「CSV 出力」の選択されたファ
イル形式で、検索結果一覧を出力すること。
(12)抗菌薬関連統計分析機能
ア 電子カルテなどから取り込んだ抗菌薬使用情報を病院全体、病棟別もしくは診療科別に使用量密
度、使用量推移、使用量内訳、投与患者数等の指定期間の集計や月別の統計分析ができること。
a 解析期間の日付範囲及び統計種類(月単位の集計・期間内の集計)を組み合わせる事で、指定さ
れた期間の集計や月別の集計を行う事が可能であること。
b 他集計条件として、抗菌薬種別(注射抗菌薬・内服抗菌薬)・対象抗菌薬・出力単位(病棟別・
診療別)・対象病棟が指定できること。
c 「抗菌薬使用頻度(AUD)」では、抗菌薬別病棟別に指定された集計期間で、AUD を算出すること。
d 「抗菌薬使用量集計」では、薬剤別・病棟別の集計期間で、指示された数値(AUD・実数量・使
用人数)を集計すること。
イ 統計分析の結果をグラフ表示ができること。さらに、EXCEL へ表やグラフ出力ができること。
a 「抗菌薬使用量集計」の集計結果画面より、グラフ出力対象とする薬剤を選択し、下部メニュー
「グラフ表示」を選択すると、選択された薬剤についての集計結果をグラフ表示すること。
ウ 集計期間・診療科・病棟・分離菌・抗菌薬等を検索条件とした、薬剤感受性率(アンチバイオグ
ラム)の集計と EXCEL 形式による出力ができること。出力した EXCEL は棒グラフの表示もできる
こと。
a 集計期間・病棟/診療科・検体・分離菌・抗菌薬を指定して、アンチバイオグラムの集計(感受
性 S の割合)ができること。
b 集計結果を、病棟/診療科別・検体別・分離菌別に、菌株数、薬剤別感受性率を表示すること。
また、集計した結果を Excel へ出力できること。
エ 上記(ウ)の検索条件について頻度の高い条件パターンは、パターン登録を行っておき、パター
ン選択で条件を設定できること。また、パターン化された内容も臨時的な変更ができること。
a 指示する集計条件について、パターン登録をし、登録したパターンを呼び出す事で集計指示の簡
略化を図ること。
b パターン登録した条件について、呼び出しを行った後に臨時的な変更指示も可能であること。
オ 上記(ウ)の集計結果について、指定した感受性率を超えた結果を色分けして表示できること。
a 条件指示時や集計結果表示時に、感受性率の条件を指定して、集計結果を色分け表示できること。
カ 上記(ウ)の集計結果より分離菌毎の月別または年別の時系列表示で感受性率の推移を表形式と
グラフ形式で表示できること。また、表示した結果は EXCEL 形式による出力ができること。
a (ウ)の集計結果の分離菌をダブルクリックすることで、選択した検体、分離菌の感受性率の推
移を表示できること。
キ DOT の集計結果を表示でき期間内、月別、病棟別、診療科別の情報を EXCEL 形式、CSV 形式による
出力ができること。
(13)抗菌薬患者検索機能
ア 病棟別、診療科別に抗菌薬の種類や具体的薬剤名からの患者検索の他、投与期間や投与量から患
者検索できること。
a 検索条件に、患者 ID・氏名・カナ氏名・年齢・入院日・病棟・診療科・投与日・抗菌薬・薬剤・
投与方法・投与期間・投与量を指定できること。また、退院済み患者は除く等の指定もできるこ
と。
b 検索結果一覧に、投与期間・病棟名・診療科・患者 ID・患者名・性別・年齢・入院日・薬剤名・
投与量・1入院当たりの投与日数・1入院当たりの平均投与量を表示すること。
イ 検索機能は、特定の抗菌薬使用一覧や、所定の使用期間や量を超過した患者の一覧が検索できる
こと。
a 検索条件の抗菌薬・投与期間・投与量の条件では、事前に登録した条件を指定できること。
ウ 頻度の高い条件パターンは、パターン登録を行っておき、パターン選択で条件を設定できること。
a 指示する集計条件について、パターン登録をし、登録したパターンを呼び出す事で集計指示の簡
略化が図れること。
b パターン登録した条件について、呼び出しを行った後に臨時的な変更指示も可能であること。
エ 検索結果一覧をダブルクリックする事で、上記(2)患者情報集中画面を表示できること。
a 検索結果一覧をダブルクリックすると、患者情報集中画面を表示できること。
オ 検索結果一覧から患者を選択し、薬剤投与履歴を表示できること。
a 検索結果一覧から患者をクリック選択後、「詳細表示」ボタンをクリックすると、薬剤投与履歴
が表示されること。
カ 抗菌薬患者検索結果に対し、分離菌の検出情報を監視対象菌・検体で絞り込んで表示できること。
a 抗菌薬を使用している患者で分離菌が検出されている場合、分離菌のアイコンを表示できること。
キ 注射データを日毎の実施回数を表示できる機能を有していること。
a 抗菌薬使用履歴検索画面で表示できること。
(14)院内分離菌統計分析機能
ア 電子カルテなどから取り込んだ院内分離菌情報より、月別または指定した期間内の新規検出数、
検体材料別検出数及び耐性菌出現率を集計できること。また、集計結果は EXCEL 形式による出力
とグラフ化ができること。
a 解析期間の日付範囲及び統計種類(月単位の集計・期間内の集計)を組み合わせて集計できるこ
と。
b 他集計条件として、対象病棟・対象菌種を指定できること。また、1件とカウントする条件(検
体・患者での一意条件)、感染状況(未確認・保菌・感染)、菌名の特定文字含みも指定できる
こと。
c 「新規検出数」では、病棟・菌種毎・指定期間毎の新規検出数・総検出数を集計すること。
d 「検出菌材料別」では、病棟・菌種・検査材料別・指定期間毎の検出数を集計すること。
e 「耐性菌出現率」では、病棟・指定期間毎に耐性菌とそうでない菌を手動で指定する事で、総検
出数のうち、耐性菌の件数から出現率を集計すること。
f 「新規検出数」「検出菌材料別」では、下部メニュー「グラフ表示」ボタンから集計結果をグラ
フ表示すること。
イ 上記(ア)の条件について頻度の高い条件パターンは、パターン登録を行っておき、パターン選
択で条件を設定できること。また、パターン化された内容も臨時的な変更ができること。
a 指示する集計条件について、パターン登録をし、登録したパターンを呼び出す事で集計指示の簡
略化が図れること。
b パターン登録した条件について、呼び出しを行った後に臨時的な変更指示も可能であること。
ウ 対象期間・分離菌を指定して、病棟・診療科・検体・年別・月別等で 2 次元の縦軸・横軸項目を
選択するクロス集計と、グラフ化ができること。
a 「分離菌クロス集計」として、集計期間・分離菌・縦軸(件数・検体・病棟・診療科・年別・月
別・日別・状況(感染/保菌/未確認)・菌量有り/菌量無し)・横軸(検体・病棟・診療科・年
別・月別・日別・状況)を設定できること。
b 指定した期間とその前年の結果をそれぞれ表示し前年比較ができること。また、集計された結果
を「グラフ」ボタンをクリックするとグラフ表示できること。
エ 上記(ウ)の集計値とグラフは、EXCEL 形式による出力ができること。
a 下部メニュー「出力」ボタンをクリックすると、エクセル形式で集計結果及び Excel によるグラ
フを出力すること。グラフは、棒グラフ及び折れ線グラフの2種類を出力すること。
カ 集計対象となる条件として、検体・病棟・診療科や感染状況(未確認・保菌・感染)、及び持込
み区分(持込・院内)を指定できること。
a 絞込み条件として検体、病棟、診療科を指定できること。また、1件とカウントする条件として
患者単位か検体単位かを指定できること。
(15)院内分離菌患者検索機能
ア 病棟毎、診療科毎に検体別、分離菌別の検出状況が患者一覧として検索できること。
a 検索条件として、患者 ID・氏名・カナ氏名・入院日・病棟・診療科・受付日・検体・分離菌が指
定できること。また、退院済み患者は除く・監視対象分離菌検出者のみを対象とする・新規検出
者のみを対象とする・感染者を対象とする・保菌者を対象とする・未確認を対象とする等も指定
できること。
b 検索結果一覧として、受付日・病棟名・診療科・患者 ID・患者氏名・年齢・性別・状態(新規/
継続)・状況(感染/保菌/未確認)・菌名・菌量・検体が表示されること。
c 検索結果一覧をダブルクリックすると、患者情報集中画面が表示されること。
d 下部メニュー「出力」ボタンをクリックすると、「Excel 形式」「CSV 形式」のいずれかを指定
されたファイル形式で出力すること。
イ 検索結果一覧をダブルクリックする事で、上記(2)患者情報集中画面が表示できること。
a 検索結果一覧をダブルクリックすると、患者情報集中画面を表示できること。
ウ 検索結果について、EXCEL 形式、CSV 形式による出力ができること。
a 検索結果一覧が表示された状態で「出力」ボタンをクリックすると、[Excel 形式」もしくは「CSV
形式」を選択することで、集計結果を指定された形式で出力すること。
エ 抽出条件に持ち込み・院内・未設定の設定ができ検索結果一覧に院内・持込区分を表示する機能
を有していること。
(16)感受性パターンチェック機能
ア 分離菌毎に、各患者への薬剤感受性のパターンをチェックし、ナンバーリングできること。
a 受付日・病棟・分離菌を指定し、感受性結果一覧を表示すること。
b 指定された薬剤による MIC 値及び SIR 判定のパターンを判定し、パターン毎に番号を付与し、パ
ターン区分に付与された番号を表示すること。
c 下部メニュー「出力」ボタンをクリックすることで、エクセル形式への出力ができること。
(17)針刺し切創・皮膚粘膜曝露
ア 針刺し切創報告書の一般及び手術部の登録・印刷ができること。
a 初期画面の左端メニューの「針刺し切創・皮膚粘膜汚染」-「針刺し・切創入力」より登録でき
ること。
b 「印刷」ボタンをクリックすると、職業感染制御研究会から公開されている「エピネット日本版
A:針刺し・切創報告書」を PDF 形式で出力すること。
イ 上記(ア)の受傷部位については、部位画像をクリックする事で入力できること。最大3つまで
の部位を入力できること。
a 部位をクリックすると該当部位が設定されること。同一部位を再度クリックすると設定がクリア
されること。「クリア」ボタンをクリックすると設定部位が全てクリアされること。
ウ 皮膚・粘膜汚染報告書の一般及び手術部の登録・印刷ができること。
a 初期画面の左端メニューの「針刺し切創・皮膚粘膜汚染」-「皮膚・粘膜汚染入力」より登録で
きること。
b 「印刷」ボタンをクリックすると、職業感染制御研究会から公開されている「エピネット日本版
B:皮膚・粘膜汚染報告書」を PDF 形式で出力すること。
エ 上記(ウ)の汚染部位については、部位画像をクリックする事で入力できること。最大3つまで
の部位を入力できること。
a 部位をクリックすると該当部位が設定されること。同一部位を再度クリックすると設定がクリア
されること。「クリア」ボタンをクリックすると設定部位が全てクリアされること。
オ 上記(ア)及び(ウ)で登録された内容について、報告状況、発生状況を指定し検索できること。
また、抽出された報告一覧の CSV 形式による出力ができること。
a 初期画面の左端メニューの「針刺し切創・皮膚粘膜汚染」-「針刺し・皮膚汚染検索」より、抽
出条件として、報告日付、報告者、所属部門、発生日付、発生場所、患者氏名又はイニシャル、
患者カルテ番号、報告状況(一時保存、報告済み、完了)を指定して検索できること。
カ 上記(ア)及び(ウ)で登録された報告について、2 次元の縦軸・横軸項目を自由に選択するクロ
ス集計と、グラフ化ができること。また、集計結果は EXCEL 形式による出力ができること。
a 集計期間(発生日、報告日)、所属部門、発生場所の条件を指定して集計できること。集計結果
のグラフは棒グラフと折れ線グラフをそれぞれ表示できること。
(18)職員検診・接種一覧機能
ア 職員の抗体検査結果を管理できること。管理できる項目は、検査日、部署、検査項目、定量値、
判定値、ワクチン名、接種日とすること。
a 初期画面の左端メニューの「職業健診・接種一覧」より職員 ID・氏名・所属・検査日・抗体検査・
接種日・判定値を指定して検索できること。
イ 上記(ア)は検索画面で条件を指定して一覧表示できること。検索条件は職員 ID、氏名、部署、
検査日、検査項目、判定値、接種日を指定できること。
a 職員 ID、氏名、所属、検査日、次回予定日、各種抗体判定値を一覧表示すること。
ウ CSV ファイル形式で職員の抗体検査結果を取り込めること。
エ 検査項目、ワクチン、判定値はマスタメンテナンス画面より自由に変更できること。
a 職員検診・接種一覧画面から直接マスタメンテナンス画面を開き、メンテナンスできること。
オ 本機能を使用できる職員を個別に設定できること。
a マスタ設定により本機能を使用できる職員を設定できること。
(19)手指衛生管理機能
ア 衛生用品の使用実績を画面で入力することができる。また、弊社指定の EXCEL フォーマットで取
込めること。
a 衛生用品実績データ登録画面からダウンロードした Excel ファイルに実績を入力し、アップロー
ドして実績データを登録できること。
イ 登録した衛生用品から、病棟別にその使用量や患者一人当たりの手洗い回数を自動計算し表示・
比較できること。また、EXCEL 形式による出力ができること。
a 衛生用品マスタであらかじめ指定した用品毎の単位量、使用基本量により、総使用量、総回数、
1 患者平均回数を自動集計できること。
ウ 統計分析機能で衛生用品と分離菌の新規検出状況若しくはデバイスの感染率・感染患者数との相
関関係を自動的に表示し、EXCEL 形式による出力ができること。
a 縦軸(総使用量、総回数、1 患者平均回数)と横軸(年別病棟別、月別病棟別、年別衛生用品別、月
別衛生用品別、期間内病棟別衛生用品別)の組み合わせによる集計ができること。また、衛生用
品の集計結果と分離菌検出数やデバイス感染率との相関関係をグラフ表示できること。
(20)院内ラウンド(患者、環境)支援機能
ア ラウンドが必要な患者を条件値指定する事により抽出し、ラウンド予定の作成ができること。ラ
ウンド対象患者の検索条件として以下が指定できること。
患者 ID、氏名、入院日、病棟、診療科、ラウンド分類、デバイス関連情報(デバイス装着日、感
染日等)、手術部位関連情報(手術手技、創分類、手術状況、検体、病原体、感染日、治癒日等)、
抗菌薬関連情報(抗菌薬、薬剤、投与法、投与期間等)、院内分離菌情報(受付日、検体、分離
菌、感染状態等)
a 患者検索結果では「全選択」/「全解除」の操作により複数患者のラウンド予定作成できること。
b ラウンド予定として、ラウンド予定日、ラウンドチーム、ラウンド者、分類を登録できること。
イ 患者ラウンドの結果(指示、コメント等)を記録し、写真を添付できること。また、記録内容を
EXCEL 形式で出力できること。
a ラウンド予定日毎の患者一覧に、ラウンド結果(指示、コメント、等)を入力できること。また、
登録された内容をエクセル形式で出力できること。
ウ 診療情報や検査値を参照しながら患者ラウンドの結果の記録ができること。
a ラウンドの結果入力画面の背景には患者情報集中画面が表示され、感染状況、診療情報、デバイ
ス装着履歴、検査結果等を参照しながらラウンドの登録ができること。
エ 患者ラウンドのコメントはテンプレートより選択できること。
a コメントテンプレートは画面上で設定できること。
オ 病院ごとの環境ラウンドの項目が設定でき、チェックシートの作成ができること。
a 「環境ラウンドマスタ」で、病院独自に環境ラウンドのチェック項目が作成できること。また、
「環境ラウンド結果入力」より、該当するラウンドの「印刷」ボタンをクリックすると、環境ラ
ウンドチェックリストがエクセル形式で出力されること。
カ 環境ラウンドチェックシートの結果を入力でき、写真の添付や総評入力もできること。また、記
録内容をEXCEL形式による出力ができること。
a 「環境ラウンド結果入力」より、該当するラウンドの「入力」ボタンをクリックすると、環境ラ
ウンドチェックリストと同じ形式の入力画面が表示されること。
キ 環境ラウンドチェックシートの結果を年別、月別に集計できること。
a 年別や月別に作成されたラウンドに対して入力された結果を元に、集計結果を表示すること。
(21)院内感染症発生報告
ア 感染症発生患者に対して、菌毎に院内向け感染報告書が作成できること。作成した感染報告書が
対象の薬剤耐性菌で感染症と診断されている場合、下記(24)各種報告機能にて全入院患者部門
報告用のテキストファイルが出力できること。
a 感染報告書の患者基本情報や診療データは電子カルテ等のデータが初期表示された状態で入力
できること。
イ 作成した感染報告書は感染報告書検索画面で、分離菌、病棟、診療科、報告日、受付日、転帰情
報等を指定し検索し、訂正できること。また、検索結果一覧は EXCEL 形式による出力ができるこ
と。
(22)院内分離菌感染状況管理機能
ア データ連携で取り込んだ分離菌の感染状況を、「未確認」「保菌」「感染」のステータスで管理
できること。保菌を確認した場合や、感染症を発症した場合、該当する状況を手動で選択するこ
とにより、ステータスを変更できること。
a 電子カルテ連動で取り込んだ検査データの結果を元に、患者情報集中画面の右下「感染」、「保
菌」、「未確認」の感染状況ステータスを選択し入力できること。
b 入力された感染状況は患者一覧に状況にステータス表示されること。
イ 感染状況は、メニュー画面の分離菌情報一覧・患者情報集中画面・病棟 MAP 等から確認できるこ
と。
a 初期画面の院内分離菌情報の状況に一覧表示すること。
b 院内分離菌情報の「病棟マップ」ボタンをクリックすると病院内の感染者数、保菌者数を確認で
きること。また、病棟・病室ごとの感染状況も確認できること。
c 患者情報集中画面では、右下に感染・保菌の表示より状況の確認できること。
(23)院内分離菌表示解除機能
ア 分離菌を検出した患者一覧から、表示解除条件に合致した分離菌を対象とし、合致状況が一覧か
ら確認できること。表示解除の最終判断は、手動により任意に患者を選択し表示解除できること。
a 初期画面の院内分離菌情報の「分離菌表示解除」ボタンをクリックすると、マスタで登録してい
る分離菌消失条件ごとに合致状況を一覧で確認できること。
b 表示解除にチェックを付けて「解除」ボタンをクリックすると表示解除となること。
イ 設定した分離菌表示解除の条件に該当する患者一覧は、患者 ID・氏名・入院日・病棟・診療科・
受付日・検体・分離菌等の条件で抽出でき、EXCEL 形式による出力ができること。
a 患者 ID・氏名・入院日・病棟・診療科・受付日・検体・分離菌等の条件で抽出できる他、監視対
象菌検出患者のみや退院済み患者を除いての抽出も可能となること。
b 「出力」ボタンをクリックすることにより Excel 形式で出力できること。
ウ 分離菌の表示解除条件は、検出した最後の検査からの経過日数指定や分離菌が検出されなかった
検査の回数指定がマスタにより設定できること。
a 設定マスタの「分離菌表示解除条件マスタ」により最大3つまでの設定が可能であること。
エ 上記(ア)で表示解除とした後も、院内分離菌表示解除取消画面より、表示解除の取消処理がで
きること。
a 分離菌表示解除後に取り消す場合は「解除取消」ボタンをクリックすると院内分離菌表示解除取
消画面が表示されること。該当患者を検索し選択して「取消実行」ボタンをクリックすること。
(24)各種報告機能
ア 厚生労働省へ以下の報告用データを作成できること。
a SSI 報告
b 全入院部門報告機能
c ICU 部門報告機能
イ 日本環境感染学会へ以下の報告用データを作成できること。
a SSI 報告
(25)通知・コンサルテーション機能
ア システム上で患者ごとの感染に関する連絡(回診依頼・患者情報等)をメールの形式でやり取り
できること。
a 患者情報集中画面等から、「通知・コンサル」ボタンをクリックすると、メール形式での通知で
きること。
b 宛先・分類(業務連絡/回診依頼/患者に関する連絡/その他)・件名・内容が登録できること。
c 宛先に指定された職員には、メニュー画面に未読件数が表示されること。
イ 届いたメールは送信者名・分類・緊急度・患者 ID・患者氏名・登録日等の項目で絞込検索できる
こと。
a 受信/返信、既読/未読、送信者名、分類、緊急度、患者 ID、患者氏名、登録日等で絞り込んで
検索できること。また、検索結果より情報を削除できること。
(26)掲示板機能
ア 感染管理に関する情報共有のために、あらかじめ作成したファイルを掲示できること。
a 下部メニュー「新規登録」ボタンをクリックすると、登録画面が表示され、あらかじめ別途作成
されているエクセルやワードファイル等のファイルを添付ファイルとして指定できること。
b 「添付ファイルを直接開く」にチェックを付けて登録すると、掲示板を一覧から閲覧すると添付
ファイルに指定されたファイルを直接開くこと。(本文に登録された内容は表示されない。)
イ 掲載期限等を設定できること。
a 登録の際に、掲示期限を登録できること。掲示期限が設定されない場合は、無期限での掲載とな
ること。
ウ 文書ごとに閲覧状況(既読・未読)を確認できること。
a 検索結果一覧に、状況として既読・未読の表示を行うこと。
b 初期画面には未読件数を表示し、未読一覧を表示すること。
エ 掲示内容について、コメントを登録できること。
a 閲覧した掲示物に対して、コメントを登録できること。
(27)研修機能
ア e‐Learning システムを搭載し、SCORM 規格に対応した各種コンテンツで、職員への教育・研修を
実施できること。
a 搭載コンテンツは各専門家著作の「誰でもわかる RCA」「医療事故が起こりにくいシステムへ!
FMEA を使いこなす」「医療安全概論」「医療と法」「個人情報保護法に関する実務上の留意点」
「感染予防」「医療事故と民事刑事責任」「医療過誤発生と対応例」「褥瘡(基礎・予防編)」
等から選択できること。左記コンテンツは e‐Learning における標準規格である SCORM 規格に対
応し制作されていること。
b 他に各医療機関独自で作成した資料(PowerPoint や動画、PDF、ワード、エクセル)も上記コン
テンツと一体で搭載可能とし、医療安全研修を実施できること。研修後の四択や○×のテスト問
題・アンケートの作成・出題ができること。
イ 研修における最大人数や時刻帯等の接続制限ができること。
a ネットワークの負荷を考慮し、接続状況の制限ができること。
ウ 教材は、システム付属の専用コンテンツの他、自院で作成した PowerPoint ファイルや動画等も登
録できること。また、教材単位での自動配信機能を有していること。
b 自院の研修等で使用したワードや PowerPoint、動画ファイルなどを登録しオリジナル教材を作成
で き る こ と 。 SafeMaster の e ‐ Learning 機 能 に 搭 載 で き る 動 画 は WindowsMediaPlayer
(.wmp .avi .mpeg)か Flash SCORM 形式(.swf)であること。
エ 教材毎に受講者の指定や受講状況・累積受講時間、完了未完了のステータス、学習回数、得点の
確認ができること。
a 各コンテンツにおいて、受講する職員の指定ができ、教材・部署毎に履修状況・テスト合格不合
格の管理・指導が可能であること。
オ テスト・アンケート作成及び集計を行なう機能を有すること。また、作成したテスト・アンケー
トの集計結果を教材ごとに設問別に回答数や正解率を出力する章別集計情報、部門別・職種別・
職員別・経験年数別・設問別に回答数や回答率を EXCEL の表形式で出力できる機能を有すること。
a 自院で作成したオリジナル教材ごとに、テストやアンケートを複数作成することができ、教材・
部署毎に履修状況の確認ができること。アンケート・テストの回答結果は画面上で確認が可能な
他、CSV ファイル形式で出力できること。テスト機能は配点設定や合格基準点の設定も可能なの
で、合格不合格の管理・指導ができること。
カ 作成したテスト・アンケートは受講回数を 1 回のみか無制限に設定できること。また、テストは
合格基準点と配点を設定することができ、合格と不合格の確認も可能であること。
a 通常のテストのように 1 回のみの受講なのか、受講者全員の習熟を目指す為に合格するまで受講
しなければいけないのかを教材内容にあわせて教材ごとに設定できること。
キ 集合研修の出席者データを e‐Learning システムに取込み管理する機能を有すること。また、取
込んだ出席者データを元に出席者(欠席者)へのみテスト・アンケートの配信や、フォロー教材
の配信が可能であること。
a 集合研修の受講者情報(利用者 ID と受講日)の CSV ファイルを SafeMaster に取込めること。
b 取り込んだデータは集合研修出席者データとして SafeMaster 上で管理を行なう事も可能な他、
出席者へアンケート・テストの配信や欠席者への研修動画+アンケート・テストの配信を行なえ
ること。
ク e‐Learning 専用の掲示板を有すること。
a SafeMaster の掲示板機能とは別に、e‐Learning に関する専用の掲示板を有すること。
ケ 搭載する教材に関連する資料等を教材毎に登録できること。
a 研修の動画を e‐Learning 教材として搭載し、研修時に配布された資料をライブラリに登録する
等の使用用途で設定できること。
(28)各種システム設定
ア 職員毎に参照できるやメニューの内容を権限設定できること。
イ システムのバージョンアップの必要が発生した場合、バージョンアップファイルを指定し、シス
テムにアップロードすることにより、システム管理者が容易にバージョンアップできること。
a バージョンアップはメール等で zip ファイルを受け取り、容易な操作で可能であること。
(29)子カルテ、オーダリングシステムとの連携について
ア 電子カルテ、オーダリングシステムにログインした状態から、パラメーターを受け取ることによ
り、利用者は ID、パスワードの入力なしで感染管理システムの利用者メニューを表示させること
(シングルサインオン)ができる機能を有していること。
a 各種シングルサインオンに対応すること。
b 呼び出し元のシステム側から ID 等のパラメーターを呼び出し URL に追加することにより実現で
きること。
イ 電子カルテ、オーダリングシステムと、利用者情報(氏名、所属、ID、パスワード、等)、患者
基本情報(氏名、性別、年齢、ID、等)、患者転棟情報、バイタル情報(体温、等)、検査値情
報、オーダー情報の連携ができる機能を有していること。
ウ 入院前検査(緊急外来)の情報を入院日から14日前まで取り込む機能を有していること。その
他患者情報集中画面、TOP メニュー、病棟マップ、院内分離菌患者検索機能に表示できること。
エ 入退院情報の連携間隔は、1時間に1回の設定できる機能を有していること。
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