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実験施設の ご案内 - 総合地球環境学研究所
Welcome to RIHN Laboratory ! 地球研実験施設をぜひ活用してください ― 総合地球環境学の礎となる環境測定 ― 実験施設の維持管理、技術開発を担当している研 究基盤国際センターの計測・分析部門です。 地球研は地球規模の環境問題を「人と自然の相互 作用環」の問題であり「人の生き方、文化の問題」 であると捉え、多分野の叡智を集めて総合的にプロ ジェクト研究を遂行し、総合地球環境学の構築を目 指しています。 その基礎として最新の安定同位体測定技術、元素測 定技術、DNA分析技術を使った実験施設での環境測 定は不可欠です。長期的な地球・地域環境のモニタリ ングによって初めて「人と自然の相互作用環」の変化 を正しく記載できます。それによって新しい議論や解 決方法の模索を展開することが可能になります。 研究基盤国際センターの計測・分析部門は、地球 共通機器について 地球研の実験施設には、地球研プロジェクト及び所外の 大学・研究機関が利用できる「共通機器」があります。 主な共通機器 ・表面電離型質量分析装置 【TRITON】 ・マルチコレクターICP−MS 【NEPTUNE plus】 ・ガンマ(γ)線スペクトロメーター ・軽元素安定同位体比測定用質量分析装置(IRMS) 【DeltaⅤAdvantage,DeltaⅤPlus,Delta Plus XP】 (有機物[H・O], 有機物[C・N], 水[H・O], 炭酸塩[C・O],[S]) ・誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP-MS)【7500cx】 ・ICP発光分光分析装置【iCAP6200】 ・イオンクロマトグラフィー 【ICS-3000】 ・水同位体比分析計【Picarro L2120-i、Picarro L2130-i】 研プロジェクト等に参加する国内外の多くの研究機 関・研究者と協力してこのミッションを主導してい きます。 総合地球環境学の構築を目指して地球研の実験施 設を活用していただければ幸いです。 共通機器を利用するには 実験施設に関するお問い合わせ [email protected] http://www.chikyu.ac.jp/laboratories E-mail URL (地球研ウェブサイトトップページ「研究活動」の 実験施設からアクセスできます) 研究基盤国際センター 計測・分析部門 おこしやす 総合地球環境学研究所 〒603-8047 京都市北区上賀茂本山457番地4 TEL.075-707-2100(代表) FAX.075-707-2106 【利用条件】 地球研外の大学・研究機関が利用するには、 ・地球研の研究者との共同研究事業への参加 ・同位体環境学共同研究事業への参加 このいずれかの条件を満たす必要があります。 【課金】 共通機器利用の際には検体数や使用時間に応じた消 耗物品に対して課金いたします。 詳しくは実験室ホームページ内「共通実験機器一覧」を ご覧ください。 機構 化研究 文 間 人 人 機関法 用 利 同 大学共 所 研 究 学 環 境 地 球 合 総 の 設 施 実験 内 案 ご 地球研実験施設の概要 地球研実験施設の概要 Room 恒温室 5℃、15℃、25℃の3室があり生物の 恒温実験などが行われています。 (平成28年4月1日現在) Room 生物実験室1 生物試料の処理や調製のほかDNA シーケンサーによる分析が行われて います。 3 Room 顕微鏡室 5 6 7 機能の異なる顕微鏡が各種設置され ており、試料観察だけでなく年輪の精 密測定や微小試料の回収などに利用 されています。 Room 生物実験室2 2 4 誘導結合プラズマ質量分析装置 地球研本館 地下一階 平面図 (ICP-MS 7500cx) 一般的な各種実験のほか、土から雪氷 まで様々な環境試料に含まれている 微粒子の計測が行われています。 Room 同位体分析室1 2種類の質量分析装置による金属元素や重元素の安定同位体比分析 のほか、 ガンマ線測定装置による放射線測定が行われています。 12 13 14 15 有機物C・N同位体比測定装置 (FlashEA-ConFloIII-Delta V advantage) Room 化学分析室 イオンクロマトグラフィー装置、ICP発光分光分析装置ほか、 CRD方式の装置による水同位体比分析が行われています。 9 10 11 Room 多目的実験室1 5種類の磁場型質量分析装置による軽元素の安定同位体比 ( H , C , N , O , S )測 定 のほか、IC P - M S 質 量 分 析 装 置による 元素分析が行われています。 1 8 内 部 にクリー ン ル ー ムが ありD N A 分析のための試料調製などに利用さ れています。 Room 同位体分析室2 詳しく 「地 は… 球 を検 研 実験施 索! 設」 水同位体比分析計 RIHN (L2130-i) イオンクロマトグラフィー (ICS-3000) Room 野外調査準備室 野外観測や調査に必要な備品・消耗品 類が保管されており、調査前の機器調 整が行われています。 16 17 18 14 Room クリーンルーム クリーン度100-1000の清浄な実験 環境で環境試料の高度処理が行われて います。 Room 試料処理室 表面電離型質量分析装置 (TRITON) マルチコレクタ ICP-MS (NEPTUNE plus) 乾燥、粉砕、切断、研磨、分離などの処理を 効率的に行うための機器類が設置され、環 境試料の一次処理に利用されています。 18 Room 試料保管室 温度制御された4室 (20℃、 5℃、 -10∼ 0℃、-30℃)があり、雪氷、生物、水、考 古遺物などの試料が保管されています。