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難民高等教育プログラム

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難民高等教育プログラム
難民高等教育プログラム
難民高等教育プログラム(RHEP)は、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)駐日事務
所と関西学院大学、青山学院大学、明治大学、津田塾大学の協力のもと行われています。
原則として、難民高等教育プログラムに応募する際には、日本留学試験の成績通知書の提出が求められます。
日本留学試験は、日本学生支援機構が実施する試験で、毎年決められた時期に試験が実施されています。日本
学生支援機構のホームページなどで試験日を確認し、難民高等教育事業への出願に間に合うように受験をして
ください。
難民高等教育事業の募集要項は、毎年 6 月頃、各大学別にUNHCRホームページにて公開されます。詳細
な出願条件や、試験日程、および出願書のフォーマットなどは前年度と比べて変わることがありますので、該
当年の募集要項を必ずご確認下さい。下記は新しい枠組みの概要です。希望者は内容を確認の上、受験に向け
て準備してください。
難民高等教育事業とは
難民高等教育プログラム(以下「プログラム」とする)は関西学院大学、青山学院大学、明治大学、津田塾大学と UNHCR が協
力して実施する事業です。日本に定住する難民を対象として、4 年間の学部教育へのアクセスが困難である方に、提携大学によ
る教育の提供を行うことを目的としています。現在、日本に滞在する多くの難民が社会・経済的理由などのために、高等教育を
あきらめざるを得ない状況にあります。当プログラムは、これらの難民に教育の機会を提供すると同時に、受入れ国や出身国に
貢献できるだけの資質を獲得する機会を与えるものです。当プログラムに採用された難民は、4 年間の就学期間に、該当大学に
おいて卒業要件とされる全ての課程や試験を良好な成績で修了しなければなりません(成績などの状況によっては、大学からの
支援が途中で取りやめになることもあります)。また、UNHCR に対して学習レポートの提出やプロジェクトの実施などの条件
もあります。就学するに当たって学生が支払うべき授業料や諸費用は大学側の負担となります。また各大学の判断で大学による
学生援助手当てなどが、月額支給または授与という形で支給されます(金額や条件などは各大学によって異なります)。
募集内容
1)
募集人員
関西学院大学 3 名(日本語で学位を取得することを目指す者 2 名、英語で学位を取得することを目指す者 1 名)
青山学院大学
1名(日本語で学位を取得することを目指す者)
明治大学
2 名(日本語もしくは英語で学位を取得することを目指す者)
津田塾大学
1 名(女性、日本語で学位を取得することを目指す者)
※選考委員会の判断に基づき、応募者の人数に関わらず、合格者が募集人員に満たない場合もあります。
2)
応募資格
下記のすべての資格を有する者
(イ)
難民、又は難民に類する地位を日本政府より認められている者であり、日本政府により在留資格を付与されている者
(ロ)
外国若しくは日本において学校教育における 12 年の課程を修了した者、入学しようとする年の 3 月までに修了見込
みの者又はこれらと同等以上の資格があると各大学が認めた者
(ハ)
経済的な理由等により日本における高等教育の修学が困難な者
(ニ)
プログラムの趣旨を理解し,学業に専念する強い意思を有する者であり、原則として学部科目を良好な成績で最長 4
年間履修できるとみなされる者
(ホ)
大学の授業を受けるのに必要かつ十分な学力、及び日本語(N1程度)又は英語能力(国連英検A級程度)を有する
者
(ヘ)
各大学の定める出願資格を有していること(募集要項を参照)
選考のながれ
1) 募集要項公開 毎年6月下旬頃
2) 応募締切
毎年 8 月上旬頃
3) 選考内容
選考は書類選考、筆記試験、及び面接を含みます。
①
書類選考:
応募受付:毎年 6 月頃~8 月頃(書類は指定期日必着)
②
筆記試験:
日時:毎年 8 月下旬(予定)
場所:応募状況により、関東と関西圏の、二つの場所で行う予定です。
試験内容:筆記試験は、日本語の試験、及び小論文を含む予定です。
③
面接:
日時:毎年 9 月上旬(予定)
場所:国連難民高等弁務官(UNHCR)駐日事務所
※被推薦者の決定は UNHCR、教育機関/難民支援機関、および語学学校関係者(予定)から組織される選考委員会が行いま
す。最終決定は、受け入れ各大学が行います。
RHEP 学生としての条件
UNHCR 駐日事務所は本事業の対象となる方を選考し、各大学に推薦します。選考手続きは書類による候補者の選考と、候補者に対
する筆記試験及び面接を含みます。最終決定は、受け入れ各大学が行います。本事業の所定の選考を経て各大学が提供する奨学金の
授与が決まった学生は、以下に記載された条件を達成することが本事業の対象となることの前提となります。 ※詳細に関しては、
大学への入学が決定した後、UNHCR から説明があります。
①
学習報告レポートを、年 2 回 UNHCR へ提出すること
②
在学中に少なくとも一回、RHEP プロジェクト(☆)を主体的に実施する意志があること
(☆)例えば、セミナー等にスピーカーとして参加するなど
③
RHEP フォローアップ会合、および卒業後のインタビューへ定期的に参加する意志があること
応募方法
提出書類:応募資格を確認し、以下のすべての書類を提出してください。*2015 年度より追加書類があります。
A. UNHCR
推薦出願書
毎年6月下旬頃に発表される指定日時までに UNHCR ホームページ上で公開されている UNHCR
推薦出願書をダウンロードして作成し、毎年公示される事務局住所まで郵送して下さい。出願書の
フォーマットは毎年変わりますのでご留意下さい。
B. 証明写真
証明写真を UNHCR 推薦出願書(1 ページ目)に付けてください
C. 成績証明書(高
最終学歴の教育機関発行の成績証明書など。証明書を入手できない方は学歴に関する陳述書(成績
校、大学などの正
規教育)
に関する説明を含む)を提出して下さい。なお、成績証明書については、当該機関が発行する定型
のものに、下記の情報が含まれているもしくは加えられているもの、また、同陳述書については、
下記の項目を含む就学に関する情報を A4 で 1 ページ程度で記載してください。

卒業の年から計算して 3 年までさかのぼった年までの間に受講したすべての科目の修学内
容、単位、成績など

出欠席に関する情報(長期欠席の事実がある場合などは、その理由)

特記すべき課外活動など

修学・課外活動などに関連し、褒章などを受け、特に評価された活動に関する情報

教育機関の性質(公立、私立、NGO によって運営されているもの、など)、当該機関の設
置されている場所、授業の使用言語など
日本の学校を卒業した(する予定の)方のうち、推薦先の大学からの指定がある場合、出身高校の
調査書の提出を求めることがありますのでご準備ください。
D. 「日本留学試験」
成績通知書
日本学生支援機構実施「日本留学試験」成績通知書
(出願締切日からさかのぼって 3 年以内に受験したものに限ります。)
*2015 年度より追加
「日本留学試験」成績通知書
総合科目
コピー
1部
(必須)
日本語で学位を取得することを目指す者は日本語、英語で学位を取得することを目指す者は英語
で総合科目を受験してください。
※希望する学部の科目によっては日本留学試験の理科・数学を受験する必要があります。
以下の学部への被推薦希望者は、各学部が指定する受験科目を受験し、成績通知書のコピーを各
受験科目 1 部ずつ提出してください。

関西学院大学
理工学部:「日本留学試験」

理科(物理、化学)
数学(コース2)
理科(物理・化学)
数学(コース2)
青山学院大学
理工学部:「日本留学試験」
社会情報学部:「日本留学試験」

数学(コース 1 もしくはコース 2)
明治大学
理工学部:「日本留学試験」

総合科目
理科(物理、化学)
数学(コース2)
津田塾大学
学芸学部
数学科:「日本留学試験」
総合科目
学芸学部
情報科学科:「日本留学試験」
数学(コース2)
総合科目
数学(コース2)
日本国内の中学校及び高等学校または中等教育学校で教育を受けた被推薦希望者について

関西学院大学への推薦を希望する場合、「日本留学試験」を受験する必要はありません。
「日本留学試験」成績通知書の代わりに高校の成績証明書を提出してください。

青山学院大学への推薦を希望する場合、理工学部および社会情報学部への推薦を希望する場
合は「日本留学生試験」を受験する必要があります。各学部が指定する科目を受験し、成績
通知書のコピーを1部ずつ提出してください。その他の学部への推薦を希望する場合、「日
本留学試験」を受験する必要はありません。「日本留学試験」成績通知書の代わりに高校の
成績証明書を提出してください。

明治大学への推薦を希望する場合、「日本留学試験」を受験する必要はありません。
「日本留学試験」成績通知書の代わりに高校の成績証明書を提出してください。

津田塾大学への推薦を希望する場合、「日本留学試験」を受験する必要はありません。
「日本留学試験」成績通知書の代わりに高校の成績証明書を提出してください。
「日本留学試験」は日本学生支援機構(JASSO)が実施する試験です。
「日本留学試験」の試験時期と本事業への出願時期に注意して、十分余裕をもって本事業に出願
する前に受験してください。
E. 日本語能力を証明す
る書類
日本語検定試験の結果、日本語学校の修了書及び成績など、大学の授業を受けるのに必要かつ十分
な日本語能力を有するという事を証明する書類。定型はありません。
F. その他の教育に関す
る情報(職業訓練
正規の学校教育以外に受けた教育に関する情報の内、今後就学するにあたり、関連性があるものに
ついて、下記の項目を含む情報を提出してください。決められた様式はありません。
など、正規の教育
以外の教育)

出願締切日までに受講したすべての科目の修学内容、単位、成績など。

入手が難しい場合は、その旨説明した上で、入手できる分のみ提出してください。

出欠席に関する情報(長期欠席の事実がある場合などは、その理由)

期間中に当該教育機関における修学に関連して行ったボランティア活動など特記すべき課外
活動。

修学・課外活動などに関連し、褒章などを受け、特に評価された活動に関する情報。
教育機関の性質(公立、私立、NGO によって運営されているもの、など)、当該機関の設置さ
れている場所、授業の使用言語など
G. 推薦状
1通
推薦状は A4 で 1 枚から 2 枚程度にしてください。推薦をされる方は推薦状を封書に入れて署名
により封印をし、推薦をされる難民の方のお名前と「難民高等教育プログラム推薦選考の為の推薦
状」と明記して難民の方にお渡しください。なお、推薦者は家族・親戚の方を除きます。
H. 難民の身分に関す
(注意:以下の書類は正本ではなくコピーを提出してください)
る証明書
(イ)
在留資格を示す書類
(ロ)
在留カードの写し*および世帯全てを示した住民票記載事項証明書(または住民票)
上記(イ)(ロ)に加え、下記の(ハ)から(ホ)のいずれか一つ(難民の子弟の方は、実親の難
民の身分に関する証明書の写しに合わせて外国人住民登録書など親子の関係を示す地方自治体発行
の書類)
(ハ)
難民認定証明書
(ニ)
難民事業本部が発行する定住経歴証明証(インドシナ難民の方)
(ホ)
その他、難民としての身分を示す書類(難民申請の結果、人道的配慮によって在留を
特別に認められた方については、担当弁護士、もしくは支援を行う NGO 作成の難民
申請の背景に関する申告書を提出していただきます)
*外国人登録証明書が在留カードとみなされる期間はどちらのカードでもかまいません
I. 家計を示す書類
父、母、出願者を含むその他の家族で家計を維持されているすべての方の年収・所得金額(申込の
前年 1 年分)を示す書類(確定申告、源泉徴収票、給料証明、など)。親族等、扶養義務者によ
る扶養(仕送り等の援助)の金額を示すもの、もしくは奨学金、就学支援金、その他の生活支援や
生活保護など社会保障受給額を示すもの。
お知らせと免責事項
受験者への公平性を保つために、UNHCR 及び選考委員会は、書類選考の過程、試験内容や合否に直接関わるような事柄については一
切お答えしておりません。また同プログラムは受け入れ大学との協力によって実施されますが、被推薦者の選考につきましては、
UNHCR が責任をもって行いますので、UNHCR の推薦を受けることを希望している方は各大学へのお問い合わせは一切ご遠慮くださ
い。
なお、出願校を選択する際に現在の居所から所在を移す必要があることもあります。又、年次、希望の学部などによっては、希望校の
中でも、キャンパスの場所が変わることもあります。特に、未成年が出願する場合は、今後の進路について十分に担任の先生と相談を
し、出願校及び学部の希望については、ご家族・保護者とよく相談をして当プログラムに出願をしてください。
UNHCR は、内部規定で定める守秘義務規定に沿って、個人情報の保護に努めます。被推薦者として選考された方が推薦を受ける目的
で提出した個人情報は、受入校から要請があった場合、本人の確認無く共有いたしますのであらかじめご了承ください。UNHCR は出
願者に関する個人情報を同事業及び同事業実績のとりまとめ、統計データの作成や広報活動等の業務遂行上必要な目的にのみ使用しま
す。
日本留学試験は日本学生支援機構が実施する試験です。TOEFLおよびTOEICはETSが実施する試験です。UNHCR駐日事
務所および難民高等教育事業選考委員会と当該会社の関係者及び関係会社の間には、特筆すべき資本・人的・取引関係はありません。
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