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2015 年度『社会学専門演習』内容紹介 立正大学文学部社会学科 1 専門

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2015 年度『社会学専門演習』内容紹介 立正大学文学部社会学科 1 専門
2015 年度『社会学専門演習』内容紹介
立正大学文学部社会学科
専門演習A 浅岡先生
メディアやコミュニケーションが介在することで生起する現象を社会学、メディア理論ほかの概念装置を援用し
て、自らの視点によって分析し、その社会的メカニズムを説明することの面白さ・奥深さを経験します。Ⅰ期に
文献講読し、Ⅱ期は履修者全員でテーマ決めをした共同研究を行います。11 年以降のゼミ統一テーマは“活
字メディアの現在とゆくえ”“ソーシャル・メディア時代の文化形成” “ポスト マス・コミュニケーションの潮流”、
14 年度は“個人化・共有化する時代のメディア&カルチャー”で共同研究を進めています。ゼミ受講者が執筆し
た研究成果報告書『RAJ』(創刊~5 号)は、社会調査実習室(10 号館 3 階)で閲覧可能です。受講希望者はぜ
ひ事前にご覧ください。オフィスアワーは金曜 5 時限。希望があれば随時ゼミを公開しますので,見学歓迎しま
す(オフィスアワーおよびゼミ見学希望は資料準備のために事前に [email protected] まで一報ください)。
専門演習B 小浜先生
都市社会学のゼミです。本ゼミでは、都市社会学というフィルターを通した社会生活の諸次元の位相を学び
ます。都市社会における地域コミュニティには、どんな生活世界と地域文化が織り成されているのでしょうか。
都市生活における光と影を動態的に理解し、諸事象との相互連関において都市を把握することを目指します。
そのために、都市社会学の文献の輪読を行います、①文献を通読する、②創造的読書で思考力を鍛える、③
問いの立て方と展開の仕方を学ぶ、④考えをまとめるための文章表現の訓練、⑤建設的な討論の構築を課題
として取り組んでいきます。後半は、個々人の問題関心に基づいた個人研究発表を実施する予定です。
専門演習C 小宮先生
犯罪社会学のゼミです。犯罪に関するテーマであれば、どんなことでも研究対象になります。例えば、少年非
行、防犯教育、プロファイリング、通り魔殺人、いじめ、児童虐待、性犯罪、万引き、テロ、捜査手法、監視カメラ、
死刑、パトロール、犯罪遺伝子、推理小説、刑事ドラマ、犯罪報道……。犯罪から身を守る学術的・実践的方
法を追求します。なお、調査実習と専門演習は密接な関連があり、1+1=3になるものです。したがって、本演
習を希望する者には、同一教員の調査実習を履修することが望まれます。
専門演習D 桜井先生
現代人は好むと好まざるとに関わらず「メディア情報空間」に生きています。どのようなメディア状況にあって
も、市民社会にとってジャーナリズムは不可欠の存在です。それがいま危機的な状況にあります。しかし、いま
はデジタル技術の普及で、①情報の送受信が双方向になり、②マス・メディアとソーシャル・メディアの閾が低く
なり、③日々の情報がアーカイブとして保存されるようになりました。そのため事件・事故の伝達、世論形成の
過程などを批判的に検証する方法(メソド)を手にすることができるようになりました。このゼミでは、前期はグル
ープに分かれていくつかの映像を批評し、後期は個人でテーマを絞り同様の作業を続けながらメディアリテラシ
ーを身につけていきます。
専門演習E 武井先生
本ゼミでは、現代日本の精神性や精神構造について探究します。わたしたち日本人を根柢で規定しているも
のは何か、それがどのような形で表出されているのか、これを宗教だけでなく、調査を通したさまざまな事例か
ら検討していきます(簡単に言ってしまえば、「日本人の特徴って何」ってことです)。事例は、学生の興味関心
にもとづいて選定してもらいますのでどの領域、何を対象にしても構いません(政治や宗教などの固いものから
サブカルなどの軟らかいものまで)。前期は、①文献精読を通した精神性や精神構造についての捉え方の獲得、
②各学生(あるいはグループ)の事例研究報告、後期は②と③個人研究を行ないます。②③に関しては可能な
限り文献からだけでなく、調査をしてください。また、③に関しては 4 年次の卒業論文につなげてほしいと考えて
います。不明な点は気軽に研究室に聞きに来てください
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2015 年度『社会学専門演習』内容紹介
立正大学文学部社会学科
専門演習F 田隝先生
田隝先生の 2015 年度研究休暇に伴い,ゼミは開講されません(したがって募集はありません)。2016 年度に
再開されます。
専門演習G 友永先生
社会現象の分析手法として、近年、理論的な厚みと適用範囲の広がりを増しつつある数理社会学をテーマに
取り上げる。数理社会学は、数理学的手法を用いて社会現象を記述し説明しようというものである。本授業で
は、数理社会学の基本及び用いられる数学概念を説明した後で、社会における具体的な現象を題材に、数理
学的手法の適用とその解釈について学習する。授業の進め方は、前期は、グループ単位による講読・発表・討
議・検討を基本とし、後期は、卒論に結びつくテーマを各自に設定してもらい、卒論を意識しての準論文の作成
指導を行う。
専門演習 H 堀田先生
公害・環境問題、環境保全、食や農に関する事がゼミのテーマです。キーワードは「現場・現地」です。現地
でしか見えない事、そこでしか実感できない事は多々あります。しかし、現地で何かを実感し、その意味を考え
るためには教室での学びが必要です。教室では環境社会学に関する文献読みを中心に、まとめる力、発表す
る力、議論する力を身につけます。夏休みには 50 年後の新潟水俣病の現場を訪れる「阿賀野川スタディツア
ー」を実施します。「公害現場の今」を実感しましょう。秋には合間をぬって近場に出かけプレゼン大会を実施し
ます(2014 年度は自然教育園に出かけ、プレゼン大会を実施)。一年の終わりには各自のテーマのもと、卒論
執筆のための準備もします(構想発表会等)。調査実習という科目でスキルを学び、ゼミでは現場を読み解く力
を身につけましょう。忙しい1年になるかもしれません。まずは自分に投資をしましょう!
専門演習I 三橋先生
前期は「ジェンダー論」を学びます。後期は各自が探求したい「問い」を深めます。探求したい「問い」の領域
は自由です。
専門演習 J 片桐先生
自己の社会学がテーマです。自己(あるいは心)をめぐる問題は、心理学や哲学だけではなく、近年では社会
学においても注目されています。その理由は、社会のあり方が流動化して、社会がどこに向かうのか、あるい
は自分とは何かなどをめぐる見取り図を、ひとりひとりの人間が求めなくてはならなくなってきた現代社会の状
況にあります。本演習では、次の 2 つのことを学びます。1 つは、自己について社会学の立場からどのように見
るかという視点を、本の講読やそれに基づく議論をとおして学ぶことです。もう 1 つは、社会学的な自己論の立
場から、現代の社会や人間をめぐるさまざまな具体的な問題をどのように読み解いていくかを学ぶことです。
専門演習K 吉岡先生
家族社会学のゼミです。家族は個人的・私的な領域に見えますが、タテ(歴史)とヨコ(社会・文化・制度)の関
係が交錯する最も現実的な「社会」でもあります。家族は人間関係そのものであるし、また、家族生活を送るた
めには収入・教育・情報・公的サービスを得なければなりませんが、そのためには企業・学校・地域や国との関
係を結ばなければなりません。そうした関係の中で家族の喜怒哀楽と社会的な課題が発生してきます。家族に
焦点を合わせながら社会を見る目を養うということ、それは自分にとって直接的な問題であるとともに社会的な
問題でもあります。ゼミは、前期はテキストを使い家族社会学の多様な対象と方法について学び、後期は各自
の興味をもったテーマに特化した発表に結びつけたいと思います。
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