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(パンフレット)を改定いたしました。
ています 2 株式会社建設技術研究所は、1945(昭和20)年に創立された財団法人建 設技術研究所から分離独立して1963(昭和38)年4月に設立され、2013年4 月に50周年を迎えました。財団創立から数えますと70年近い歴史を持つ“日 本で最初の建設コンサルタント”です。 当社は、 この伝統の上に立って、河川、 ダム、道路、橋梁、 トンネル、都市そし て情報、環境、防災、国際分野など、社会資本整備の多様な分野において、調 査、計画、設計業務さらにはCM、 PFIをはじめとする事業執行マネジメント 業務など幅広い業務領域において、総合建設コンサルタントとして活躍してい 代表取締役 社長 村 田 和夫 ます。現在、役職員約1300人、 うち技術士約600人を擁し、売上高では国内 市場でトップを争っています。 今日の我が国では、東日本大震災からの復興が着実に進みつつある一方 で、各地で相次ぐ水害や雪害などの自然災害、南海トラフ巨大地震、首都直 下地震などへの対応が求められています。 それに加えて、2012年12月に発生 した中央自動車道笹子トンネルの天井板落下事故に代表されるような社会 資本の老朽化への対応など、 「国土強靭化」 に向けて、建設コンサルタントが 取り組むべき課題が山積しています。 一方、2020年のオリンピック・パラリンピックが東京で開催されることが決 定しており、 その際には世界各地からの訪問客を迎えることとなります。1964 年の東京オリンピックは発展途上の都市において開催されましたが、2020年 はそれとは対比をなして成熟した都市におけるオリンピックとなります。成熟し た都市として世界の人々から称賛を得るためには、都市内の豊かさや潤いが 不可欠となります。世界の模範ともなる成熟都市の形成を実現するため、 当社 も貢献していきたいと考えています。 当社とそのグループの経営理念は 「世界に誇れる技術と英知で、安全で潤 いのある豊かな社会づくりに挑戦する」 ことです。 当社は、技術・品質、公正・独 立の基盤に加え、 「誠実」 をコア・バリューとして 「信頼」 を醸成してきました。 当 社の役職員は、持てる技術力を余すところなく発揮することこそが最大の社会 貢献であるとの決意をもって、東日本大震災からの復興、国土強靭化への対 応、豊かな都市づくりの実現など、 その使命を果たすべく、 たゆみない努力を 続けてまいります。 1 経営理念 世界に誇れる技術と英知で、 安全で潤いのある豊かな社会づくりに挑戦する この理念を実現するため、健全な企業経営のもと、全役職員が具体的かつ実効性のある配慮行動をとるための 決意として行動憲章を策定しました。 2006年4月1日策定 行動憲章 顧客満足度の向上 専門家としての誇り、使命感、倫理観をもって、顧客の理解、満足、信頼を第一優先として行動します。 技術力向上と品質向上 専門家として、新しい分野や技術への積極的な挑戦、高度な技術力の確保と向上、優れた人格の形成など 自己研鑽に励み、提供するサービスの品質向上に努めます。 倫理・法令の遵守 社会的責任と公共的使命を認識し、独立したコンサルタントとして公正な企業活動を行います。 情報の開示 株主をはじめ、広く社会とのコミュニケーションを図り、正しい企業活動情報を適確に開示します。 社員満足度の向上 社員の人間性を尊重し、活力をもって働ける職場環境を確保し、ゆとりと豊かさを実現します。 環境への配慮 人と自然が共に存在する恵み豊かな環境と美しい国づくり、地球環境問題の解決に向けて積極的に 行動します。 社会貢献 よき企業市民として、積極的に社会貢献活動を行います。 国際貢献 国際的な事業活動においては、国際ルールや現地の法律を遵守し、多様な文化や慣習を尊重し、 その発展に貢献するように行動します。 2 会社沿革 日本最初の建設コンサルタントの誕生 1945(昭和20)年8月に「国家緊急建設の要請に応える」ため、人力作 業の機械化などの研究を目的に「財団法人建設技術研究所」が創立され、 日本で最初の建設コンサルタントとして誕生しました。 1950(昭和25)年頃になると、産業の復興に合わせ水力発電所が競っ て建設され、同財団が調査・計画・設計に携わるようになり、日本中の仕 事の半数をこなすほどになりました。 1960(昭和 35)年頃の職場風景 財団法人から株式会社に 昭和30年代の高度経済成長期に入ると、東京オリンピックが開催されることになり、高速道路、新幹線の建設など公共事 業が増え、設計業務も増えました。建設コンサルタントの数も増大し、当時の建設省(現国土交通省)はコンサルタントの 登録制度を作ることになりました。 これをきっかけとして財団法人を発展的に分離し、1963(昭和38)年4月に「建設技研株式会社」を設立しました(翌年 2月、商号を「株式会社建設技術研究所」に変更)。 1964(昭和39)年12月には、建設省に建設コンサルタント登録を行い、1968(昭和43)年、河川計画部門の受注高で業 界トップとなりました。1970(昭和45)年、売上高10億円を突破し、1986(昭和61)年に100億円、1990(平成2)年に 200億円を突破しました。 1994(平成6)年6月には、日本証券業協会に株式を店頭登録し、1996(平成8)年10月に東京証券取引所市場第二部に 株式を上場、1999(平成11)年3月に海外部門の分離独立を目的として「株式会社建設技研インターナショナル」を設立 し、同年6月に東京証券取引所市場第一部に株式を上場しました。 2002(平成14)年4月には、CTI(建設技術研究所)グループの知識・技術を集結するシンクタンクとして「国土文化研 究所」を設立しました。 注)CTI:Civil engineering Technology Institute 2006(平成18)年6月には、「福岡土地区画整理株式会社」を設立し、財団法人福岡土地区画整理協会の収益事業を引継 いで、営業を開始しました(2011年4月「福岡都市技術株式会社」に社名変更)。 2008(平成20)年1月には、長江科学院と中国現地法人「武漢長建創維環境科技有限公司」を設立しました。 2010(平成22)年10月には、住鉱コンサルタント株式会社の建設コンサルタント部門の事業を承継し、「株式会社地圏総 合コンサルタント」が営業を開始しました。 1945 財団法人 建設技術研究所 創立 1963 建設技研株式会社(財団より分離独立) 設立 1964 商号を株式会社建設技術研究所に変更、建設コンサルタント登録 1994 日本証券業協会に株式を店頭登録 1996 東京証券取引所市場第二部に株式を上場 1999 株式会社建設技研インターナショナル 設立 東京証券取引所市場第一部に株式を上場 2002 国土文化研究所(シンクタンク) 設立 設立時事務所を置いたビル 2006 福岡土地区画整理株式会社が営業開始(2011年4月 「福岡都市技術株式会社」に社名変更) 2008 武漢長建創維環境科技有限公司 設立 2010 株式会社地圏総合コンサルタントが営業開始 2011 広州事務所 開設 2013 株式会社設立50周年 株式会社CTIフロンティア 発足 2014 株式会社CTIミャンマー 設立 3 本社を置く現在のビル 経営の目標 2015年を目標年とした第3次中長期ビジョン「PHOOS2015(フォース2015)」を策定しています。 基本理念 「コンプリヘンシブ・コンサルタント」を目指す 「コンプリヘンシブ・コンサルタント」とは? 社会資本整備に向けて様々な役割(設計者、マネージャ、アドバイザなど)を担い、従来の建設コンサルタントが実施し てきた業務の強化はもちろんのこと、その周辺分野および新分野に進出し、新たな業態や新ビジネスも対象とするコンサ ルタントです。 「希望と魅力のある会社」 を目指す 「希望と魅力のある会社」とは? 人々が応援し、顧客が信頼し、株主が期待し、社員が誇れる会社です。いいかえれば、 「若い人々が入社を強く希望する 会社」ともいえます。 「コンプリヘンシブ・コンサルタント」を目指して 経営基盤の強化 周辺分野へのチャレンジ これまでの建設コンサルタントとしての技術をさらに向上 させ、 CTIグループの核として、技術的・経営的な基盤を 固めつつ、既存の建設分野をターゲットに、 シェア拡大を 図る。 新しい業態へのチャレンジ 建設分野で培った経験や技術を活用し、資源・エネル ギー、生活関連、 自然環境予測と情報提供などの周辺新 分野をターゲットに、分野拡大を図る。 新市場へのチャレンジ 建設分野で培った経験や技術を応用・活用し、発注者支 援、官業民営化関連、専門技術提供などの新しい業態へ の業務展開を図る。 これまでの英知を結集して、知的財産ビジネスへの展開、 シンクタンクの活用などの新市場への業務展開を図る。 希望と魅力のある会社を目指して 社会満足度の向上 ・社会全体を常に意識した業務の遂行 ・コンプライアンスの徹底 ・市民活動との協調、支援 株主満足度の向上 ・健全な企業経営 ・持続的成長 ・社会的責任(CSR)の戦略的取り組み 顧客満足度の向上 ・技術、営業などサービスの拡大 ・品質管理の徹底 ・信頼されるプロフェッショナル企業への展開 社員満足度の向上 ・健康、安心、快適環境の実現 ・成果と仕事に応じた処遇と適正報酬 ・様々なプロフェッショナルの育成 ・バランスの良い社員構成の実現 4 河 川・海 岸 分 野 ■河川、海岸における防災および減災の提案 降雨、流水、土砂、波浪など、流域や河口沿岸域における水・土砂の動きについて、最近の 気候および社会の変化に対応しながら総合的な防災・減災対策を提案します。また、発生 が予想される大地震・津波に対して、河川・海岸防災施設のあり方を検討し、災害を最小 にする対策に取り組みます。 ■水環境・水循環の保全・改善、水辺空間の創出 河川、湖沼、ダム湖、汽水域、地下水などの調査・解析を行い、水環境・水循環の保全・改 善方法を提案します。また、豊かな水辺空間を創出するために、地域の生態系や歴史・文 津波に対する粘り強い堤防 化など広範な視点から河川環境や景観の保全と整備についての方策を提案します。 ■河川・海岸施設の計画・設計・維持管理計画および国土強靭化への対応 防災・減災対策、地震・津波対策、水環境・水辺空間創出、また、水利用のための防災・水利 用施設および川づくり、河川を利用した地域活性化策について、豊富な実績と最新の知見を 活かして計画・設計します。更に、既存施設の健全度・老朽化診断や長寿命化、大災害対応 の緊急用河川敷道路・船着場、避難施設・空間の整備など国土強靭化への要請に応えま す。 氾濫シミュレーション 港 湾・海 洋 分 野 ■港湾・海洋施設整備の提案 波浪、高潮・津波、土砂変動などの調査・解析、港湾・海洋整備の計画や防災計画の立 案、これら調査・解析・計画を具現化するための施設整備設計にあたって防災と物流の技 術を総合化し、災害に強い港湾・海洋施設、安定した物流機能を維持できる港湾・海洋の 施設整備を提案します。 ■地震・津波など大規模災害への対応 大地震発生時に港湾が物資輸送拠点として機能するよう、施設の構造・地盤条件を踏ま えた耐震性能評価、効率の良い耐震強化方法の検討、緊急物資を輸送する大型船舶が接 岸可能な新たな耐震強化岸壁の整備手法を提案します。さらに津波による施設の被災メ カニズムと津波シミュレーション解析により、最適な港湾施設の設計を行います。 ■港湾施設、沿岸域の維持管理の提案 航路、泊地などの土砂による埋没対策、閉鎖性海域の環境改善のための、浅場・干潟・藻 場造成手法や、ライフサイクルコスト最小化に向けた維持管理計画を提案します。 地震発生後の水位分布 ダム 分 野 ■最新技術の適用による最適ダム計画の立案 近年、地球温暖化などを背景に豪雨災害や渇水被害が多く発生しています。このような状 況のなか、治水・利水機能の一翼を担う多くのダム建設事業が、適正な事業評価のもと、 早期の機能発揮に向け鋭意進められています。 最適なダム建設計画の立案に向け、新たな形式である台形CSG(Cemented Sand and Gravel)ダムや河川環境に配慮した洪水調節専用ダムなど、最新知見に基づく提案を行い ます。また、保有する高度なダム技術を基盤に、大規模地震動での耐震性能評価手法な ど新技術を発揮し、安全性・機能性の確保とコスト縮減・環境調和を両立する施設計画 を提案します。 ダムの計画・設計 ■既設ダムの有効活用の推進 我が国では、既に2,500基を上回るダムが完成し、機能を発揮しています。貴重な社会資 本ストックであるダムには、治水・利水機能を維持することはもちろん、さらなる機能向上 を実現し、社会の安全・安心に寄与することが求められています。このような社会的ニーズ に対応して、長寿命化に向けたダム施設・貯水池機能のストックマネジメント、運用・操作 の合理化を図るソフト方策、ダムの嵩上げ・放流施設改良などのハード対策、放流水を活 用した水力発電設備の増設など、既設ダムの有効活用に向けた方策を提案します。 5 既設ダムの有効活用 (写真提供:長崎県長崎振興局) 砂防分野 ■砂防基本計画と施設配置計画・設計 崩壊地調査や空中写真判読などの調査結果に基づき、流域からの流出土砂量の算出、砂防施設配置計画の策定、 土砂災害から地域や流域を守るための各種砂防施設の設計を行っています。 ■砂防施設の老朽化対策と既存ストックの活用計画検討 老朽化した砂防施設の有効活用を図るため、砂防施設の老朽化調査を行うとともに、補修・補強による長寿命化 や、改良・改築による機能向上のための老朽化対策設計を行います。また、既存ストックを有効に活用するため、砂 防施設内に堆積した土砂の除石計画や除石土砂の有効利用などの計画立案に取り組んでいます。 砂防堰堤補修設計 ■大規模土砂災害の流域監視・警戒システム検討 地震や台風を誘因とした深層崩壊による河道閉塞の可能性を早期に検出し、迅速に避難するための水位監視手法 の検討に取り組んでいます。また、大規模土砂災害時の危機管理体制を強化するため、流域に関する資料のデータ ベース化、GISを用いた検索・集計・計測可能なシステムの構築を行います。 ■砂防水理模型実験による砂防施設の配置・形状の検討 土砂水理現象を水理模型実験で解明し、専門技術者や地域住民が理解しやすいビジュアルな情報で効果的な砂 防施設の配置及び形状の提案を行います。 砂防水理模型実験 上・下 水 道 分 野 ■持続可能な水道事業の実現 水道事業の重要課題である水需要の減少・水道施設の大量更新に適切に対応するため、水道施設の 統廃合・再編や広域化など、更新事業費・維持管理費を削減する方策を提案します。 ■水環境の向上と創造 下水道の雨水吐口から河川などに放流される汚濁負荷の低減を図るとともに、雨水・地下水などの都 市における水資源の有効活用や水域の水質浄化などにより、豊かな都市の水環境を提案します。 ■下水道サービスの維持・向上 下水処理場の耐震補強設計 下水処理場や管路の劣化・耐震診断、長寿命化計画、改築・更新設計などにより、ライフラインである 下水道サービスを継続するための経済的で適切な維持管理の提案を行います。 ■下水道の資源・エネルギー活用 再生水(下水処理水)や下水汚泥などの資源の有効活用を図るとともに、下水処理場で発生する消化 ガスを用いた発電など、下水道の有するエネルギーの有効活用を図り、下水道事業における低炭素化 高落差工の水理模型実験 を提案します。 道路・交 通・鉄 道 分 野 ■道路の計画・設計 社会ニーズや交通実態の調査・計画に基づく定量的な整備効果の評価を通じて、さまざまな地域・場面における最 適な公共交通計画、物流事業プランを提案します。また、計画を実現する道路ルートの提案やさまざまな交通構造 物の検討・設計・施工支援、ならびにICT(情報通信技術)に裏付けられた道路情報支援システムや道路防災リスク マネジメント、道路・交通資産管理を通して、安全で信頼性の高い社会資本形成に貢献します。 ■橋梁の計画・設計 複合構造、高強度材料の適用、免震化・制震化などの最新の技術で合理的な橋梁計画・設計を提案します。また、 インターチェンジの高度化 軟弱地盤、近接構造物、跨線橋など特殊な条件の場合には、解析などの検討を行ったうえで、コスト縮減や環境と の調和に配慮した橋梁を提案します。 ■道路メンテナンス 橋梁・トンネル・道路施設の保全に関しては、日常・定期点検、補修・補強、診断を行うだけでなく、既設構造物の 安全性を確保し、最小のコストで最大の効果を上げる効率的な管理を実現するために、構造物群のデータの収集、 分析、長寿命化などの検討を行います。また、精度と効率性が両立する最新の点検機器や点検手法を積極的に取 り入れています。 橋梁の計画・設計 都 市・建 築 分 野 ■社会の課題に対応するまちづくりの提案 少子・高齢化の進展、地球環境問題の深刻化に加え、地震・津波などの大規模な災害への対応が迫られている中、都市づくりの考え方も劇的に変化しています。 都市分野では、近未来都市(次世代都市)の姿として『健康防災コンパクトシティ』を今後の都市づくりの理念として位置づけ、開発研究を進め、全国の都市で提 案を行っています。この実現に向けては、ハード・ソフト両面からの都市構造 のコンパクト化、都市拠点地区の再構築とあわせ、健康(食・運動・医療・福 祉)、防災、産業、環境といった施策の展開が必要であり、計画・設計・事業 化の技術を結集して取り組みます。 ■質の高い公共施設の計画支援 建築分野では、市民の意見を反映した庁舎建築や新しい教育環境を創造す 公園施設整備 公共施設玄関ホール設計 る学校などの各施設や公共施設全般の再配置計画等について基本構想段階 から参加し、質の高い施設、まちづくりの実現を支援しています。 6 P F I・P P P 分 野 ■民間活力の導入による新たな公共事業 PFI・PPP事業は、これまで公共が主体となって整備、維持管理、運営してきた公共施設について、民間事業者のノウハウと資金を活用することにより、よ り高いサービスや経済性を実現するための事業手法です。道路・下水道などのインフラ関係施設への活用だけでなく、公有地や公共施設の余剰空間の活 用を民間事業者が実施し、より高いサービスの提供や公共負担の 軽減を実現する事業に取り組んでいます。 また、これまで培ってきたPFI・PPP事業の経験を活かして、庁舎や 教育・文化施設、公営住宅などの建築施設や公有地活用事業をは じめ、各事業部門でノウハウを蓄積している道路、河川、上下水道、 公園、ごみ処理施設、太陽光発電装置など、様々なインフラ施設の 事業化支援を行います。 情 報・防 災 分 野 PFIによる学校校舎整備 PFI・PPP事業の例 ■インフラの高度利用を支える電気通信と情報システム 照明や道路情報板などの道路電気通信設備、雨量・水位計などの河川情報設備、監視カメラなどによる火 山・砂防監視設備、ダム管理に関する制御・警報設備、水門などの遠隔操作設備、防災行政・消防救急無 線設備など、インフラの高度利用を支える電気通信システムの検討や設計を行っています。また、ITS(高度 道路交通システム)技術を活用したプローブ情報集約や特殊車両許認可システム、課金システムなどの交 通管理の検討や設計にも取り組んでいます。さらに、行政情報システム最適化計画や災害情報の状況把握 などの防災活動支援システムを組み込んだ総合防災情報システムの設計により行政情報システムの支援を 火山監視システム 行います。 ■大規模・広域災害を想定した防災計画 地震に対しては、地震動増幅率、液状化などを踏まえた建物倒壊・延焼の危険度、活動困難性に配慮した 危険度解析などを行っています。広域防災については、広域防災拠点・ネットワークに関する計画及び初 動・応急・復旧部隊活動計画に関する提案を行います。また、津波に対する避難困難性や経済被害などの 分析と施策の検討を行う津波防災地域づくり推進計画の作成も行います。さらに、防災教育に関する課題 の調査分析と推進施策に関する検討や地域防災計画、自治体、国土交通省、港湾管理者、空港管理者、災 害拠点病院などのBCP(業務継続計画)を作成しています。 ダム管理システム 環境・エネルギー分野 ■自然環境・生活環境の保全 動植物・生態系の保全などの自然環境に関する調査・計画から、大気 汚染・騒音・振動などの生活環境に関する調査・解析、さらには、道 路、風力発電、土地区画整理など各種事業に関わる計画段階の環境 配慮、環境影響予測・評価、環境保全措置の検討などの環境影響評価 手続きに至るまで、環境面の広範な技術的課題に取り組んでいます。 ■自然環境の復元・再生・創出 湿地や砂礫河原の復元・再生やビオトープの創出など、近年損なわ 希少生物保全調査 スマートコミュニティの環境学習 れつつある自然環境の復元・再生・創出に関わる調査・解析・計画などについて、先進的な技術・ノウハウを活用して積極的に提案しています。 ■スマートコミュニティの事業開発 「スマートコミュニティ」 「スマートシティ」に対する取り組みが国内外問わず各方面で加速しているなか、総合建設コンサルタントとしての総合的技術力を 活かし、地域の産業振興や活性化にも資する提案を行っています。 資源循環分野 ■長寿命化計画 稼動後約20年以上が経過している老朽化の進んだ地方自治体の廃棄 物処理施設を対象として、ストックマネジメントの考えを導入して施設 整備の合理化や保全管理の適正化を図るための長寿命化計画を策定 します。 ■不法投棄対策 不法投棄廃棄物を対象とする汚染状況調査をはじめとして、対策工法の 計画・設計や対策工事実施時の現場監理などを支援します。特に、現場 リサイクルセンター 監理業務では、発注者支援として工事関係者が円滑かつ安全に作業が できるように、撤去マニュアルの作成、掘削した廃棄物の区分管理、作 7 業時の安全管理・作業環境管理など、総合的な支援を行います。 リサイクルセンター操作室 農 林・水 産 分 野 ■施設計画・設計 農林水産業においては、生産・消費構造が変化する中で事業の一層の効率性が求められ ています。生産を支える農業水利、林道、漁港施設等の計画・設計に加えて、施設の適切 な管理・更新と効果的なストックマネジメントやライフサイクルコストの低減を図ることを 目的とした維持管理計画を立案します。 ■防災・環境・村づくり 農山漁村の防災対策・環境調査や持続的な発展のための村づくりへの提案を行います。 特に東日本大震災において甚大な被害を受けた漁港施設の復旧や風水害による中山間部 森林崩壊地法面対策工 の復旧と防災対策には、河川・海岸事業で培った技術を活用した提案を行います。 ■植物工場による水耕栽培への挑戦 我が国では、農業・漁業従事者の減少あるいは高齢化が進む一方で、農水産物の自給率 の維持あるいは向上が大きな課題となっています。そのため、1次産業~3次産業を包括し た経営の多角化を進め、地域の雇用確保や所得の向上を目指す「6次産業化」に取り組み 始めました。当社では、その支援を行うコンサルティングビジネスの展開の一環として、誰 でもどのような場所でも農作物が生産でき、年間を通じて安定的な収入が得られる「植物 工場による水耕栽培」の実現に取り組み始めました。 漁港防波堤の改良設計 地 質・地 盤 分 野 ■地盤特性に応じた被災リスクの削減 モンスーン気候下の地震国日本は、台風・融雪などに起因する洪水被害の他にも津波・土 砂災害・活断層・火山災害など、様々な自然災害リスクにさらされています。このような自 然災害リスクに対するソフト・ハードいずれの対策においても、地盤の特性を踏まえた対 策を講じることが大切です。各種の防災計画の立案や構造物の設計に対して、地盤に関わ る的確な情報や検討結果を提供することにより、最も効果的な防災・減災対策の立案・設 計を行うことができます。 ■地盤・地下水に関わる環境保全 トンネル建設に起因する地下水枯渇などの水利用環境破壊、鉛・ヒ 素・カドミニウムなどの自然由来重金属鉱物による地盤の汚染、ま 深層崩壊への対応 た廃棄物の不適切な投棄による地下水や地盤の汚染など、生活環 境に内在する様々な環境破壊リスクに対応し、その環境破壊のメカ ニズム解明を通じて、住環境破壊リスクの削減・防止に貢献してい ます。 地下水環境の保全対策 マ ネ ジ メ ント 分 野 ■CM(コンストラクションマネジメント) CMは、発注者の補助者・代行者であるCMr(コンストラクションマネージャー)が技術的な 中立性を保ちつつ発注者側に立って設計・発注・工事の各段階において事業を監理してい くものです。当社は、公共事業の効率的・効果的な執行に向けて、タイムリーかつ的確な技 術・人材の提供を行います。また、CMの実務においては、プロジェクトマネジメント手法を 活用して工程管理も実施します。 ■公共工事の積算 公共工事の積算は、工事を発注する際に必要となる予定価格を算定するために必要とな るもので、当社では公共工事の積算基準に関する手法の検討や歩掛・諸経費率の調査・ CM方式によるダム建設 解析を実施しています。また、予定価格算出に必要な資材価格・労務費・歩掛の調査も行 います。 ■公共工事の業者選定方式などの制度設計の支援 我が国の公共工事の業者選定方式は、国際化に伴って指名競争入札から一般競争入札へ 転換し、その後、品質確保法の制定により総合評価落札方式の導入が図られてきました。 当社は、我が国の公共工事の業者選定方式などをより良いものにしていくために行政の支 援を行います。 積算室における工事積算状況 8 海外事業への取り組みと国際活動 当社では、世界の人々が安全・安心で健康的な市民生活を送 れるよう、様々な国や地域の社会資本整備に高い技術力を提 供しています。また、それぞれの国や地域の文化、歴史、伝 統・風習などを尊重し、人々との交流・相互理解にも努めてい ます。 CTIグループの海外事業への取り組み 海外で通用する人材の育成・確保を行い、国内で培った高い 技術力をもとにCTIグループの多様な資源を有効に活用して、 政府開発援助(ODA)や各国政府、民間企業などの顧客を対象 に、海外事業にも幅広い分野で積極的に取り組んでいます。 CTIグループのひとつ、建設技研インターナショナル(CTII)で は、国際協力機構(JICA)を中心にしたODA事業に取り組み、ア ジア、アフリカ、南米など世界各地で職員が活躍しています。 また、建設技術研究所に国際部を設け、東アジア・東南アジ アを中心にした地域での各国政府・自治体ならびに民間企業 などの事業に取り組んでいます。特に、中国では2008年に地 元機関との合弁会社を武漢に設立、2009年には広東省広州 市水務局(水管理組織)と技術提携し、さらに当社の広州事 務所を設立するなど、積極的に事業を展開しています。 模型を使って土石流のメカニズムと恐ろしさを住民に説明(モロッコ) 国際学会・協会活動への積極的な参画と貢献 当社は、日本国内の建設コンサルタントの中でも、長年にわた り関連する国際的な学会や協会の活動に積極的に参加し、業 界をリードしてきました。世界各国の技術者や専門家との情 報交換・意見交換や交流を通じて、当社だけでなく高いレベル の日本の技術を世界に発信するとともに、世界の技術の吸収 にも努めています。 (パキスタン) 水務投資集団有限公司との技術提携(中国・広州市) 洪水リスク管理強化プロジェクト 当社が参加している主な国際的な活動 国際コンサルティングエンジニア連盟 (FIDIC) 世界工学団体連盟(WFEO) 世界水会議(WWC)及び世界水フォーラム (WWF) 世界道路会議(PIARC) 他 ベトナム国橋梁技術者研修(建設技研・NEXCO中日本・長大共同企業体) 海外ネットワーク イスラマバード オフィス (CTII) ウランバートル オフィス (CTII) モンゴル キルギス ビシュケクオフィス(CTII) 国際部・CTII 中国 パキスタン インド 武漢長建創維環境科技 有限公司 ミャンマー ニューデリーオフィス(CTII) フィリピン カンボジア マニラオフィス (CTII) 株式会社CTIミャンマー プノンペンオフィス (CTII) 広州事務所(CTI) ジャカルタオフィス(CTII) 9 インドネシア CTI:株式会社建設技術研究所 CTII:株式会社建設技研インターナショナル 地域・社会貢献 活 動 国土文化研究所オープンセミナーの開催 心の豊かさを醸成できる空間を創出するための知識・技術を広く情報発信していくことを目的に、本社の ある日本橋地域の皆さんをはじめ、広く社外の方々にご参加いただくオープンセミナーを2008年から毎年 1回以上開催しています。頼るべき価値観の揺らぐ現代社会において、自分らしく、そして日本らしく暮ら めぢから していくには、巷に溢れる情報から真に役立つ情報を見極めるための「眼力」が必要になります。国土文 化研究所オープンセミナーは、このような“暮らしに役立つ眼力”を養うための機会をご提供する場と考 えています。 第9回オープンセミナー「物の流れから地域を考える」 (2014年) 電気ボートを活用した『お江戸日本橋舟めぐり』の実施 2008年から日本橋地域の団体や企業、学校などと協働で「江戸東京再発見コンソーシアム」を立ち上げ、 東京都心の観光集客事業を通じた地域活性化のお手伝いをしています。当社が所有する環境にやさしい 小型電気ボート「江戸東京号」を用いて日本橋川、神田川、小名木川、隅田川をはじめとする東京の河川 をめぐりながら、江戸・東京の水辺を軸とした街の歴史をご案内する「お江戸日本橋舟めぐり」では、現在 6つのコースの通常便のほか、花見舟、夕涼み舟などの季節便を運航しています。また、社内の専門土木技 術者が都市のインフラ(社会資本)、防災、環境などをわかりやすく解説するインフラツアーも実施してい ます。詳細はホームページをご覧ください。 http://www.edo-tokyo.info/ 環境に優しい電気ボート 「江戸東京号」 による舟めぐり 隅田川クリーン大作戦への参加 隅田川クリーン大作戦は、隅田川周辺の美化に取り組む市民団体や隅田川に関心のある市民、行政など が、川沿いを歩きながら行う清掃活動で、東京を代表する‘母なる隅田川’の潤いと賑わいの復活を目指 して2006年から続けられています。当社も協賛企業として参加し、中流の桜橋から下流の勝鬨橋までの約 8kmの両岸を4ルートに分かれて歩き、清掃を行っています。 第8回隅田川クリーン大作戦(2013年) GINZA KABUKIZA(歌舞伎座)への防災対策用マンホール型簡易トイレの寄贈 GINZA KABUKIZAは、松竹株式会社様および株式会社歌舞伎座様が建設された、歌舞伎座と歌舞伎座タ ワーからなる複合施設であり、2013年4月にグランドオープンしました。この建物は、中央区が進める帰宅 困難者対策において、帰宅困難者支援施設として位置づけられています。災害時には3,000名の帰宅困難 者を受け入れられるよう一時待機スペースが確保されるとともに、帰宅困難者のための備蓄品や、一時待 機施設としての運営に必要な各種資機材が準備されています。 当社では、本社のある中央区内において、帰宅困難者支援に取り組まれるGINZA KABUKIZAが、当社の株 式会社設立50周年と時を同じくして竣工したことから、社会貢献活動の一環として、防災備品の一部を寄 贈することとしたものです。寄贈したマンホール型簡易トイレは、災害時にマンホール上に設置し、下水道 管に直結させて使用できるものです。 当社では、このほか、EDO ART EXPOへの協賛など、地域の活動にも積極的に参加しています。 トイレ設置予定場所にて (右のマンホールの上に設置) 国土文化研究所 2002年に設立された国土文化研究所は、CTIグループの知識・技術を結集するシンクタンクとして、国土、 農業、文化、経済、環境、福祉、医療、教育など、 “国土文化”という視点から、従来の調査・計画・設計業 務以外の多岐にわたる分野の政策・社会システムに関する研究や政策提言を行うとともに、舟めぐりやセ ミナーなど各種の地域・社会貢献活動を通じて、CTIグループの知名度向上、社会的価値の向上を目指して います。また、主にグループ社員の起業精神に基づく新ビジネス創出へ向けた研究開発を行い、CTIグルー プの新分野発展の足がかりとします。 詳細はホームページをご覧下さい。 http://www.ctie.co.jp/kokubunken2/index.html 10 環 境への取り組み CTIさいたまビル CTI福岡ビル 研究センターつくば 屋上に設置されたソーラーシステムで電力消費量の 大きい水理実験用の大型ポンプ設備などに電力を 供給しています。発電状況はセンター内の1階ロビー のモニターで見ることができます。 ビル全景 ビル全景 九州初の免震構造ビル(加速度 計設置)で、福岡県西方沖地震 (2005年3月)での観測データは 各大学の研究論文に活用されま した。 「ごみ減量再資源化等優良事業 者等表彰」を受賞。中水道・雨水 緑化スペース 貯留システムも導入しています。 2011年、福岡市と「災害時におけ 「さいたま市景観賞」を受賞。 雨水貯留システム る施設等の提供協力に関する協 屋上緑化により日照負荷を低 定」を締結。今後、一時的な帰宅 減することで空調エネルギー 困難者の受け入れを行います。 を3割削減させ、自然光の導入や照度調整でも 大規模災害発生時には飲料水やトイレの開放、雑 4割の照明エネルギーを削減しています。また 用水(井戸水)を提供します。 洪水防止と雨水利用を兼ねた大型の雨水貯留 システムも導入しています。 センター全景 発電状況がわかる モニター 太陽光発電システム(20kW) 受 賞 ダム工学会技術賞を受賞(2012年) グッドデザイン賞を受賞(2013年) ダム工学会技術賞は、ダムの計画、設計、施工または維持管理に関して、ダ ム技術の発展に著しい貢献をなしたと認められた画期的な事業を実施した 個人または団体に対して授与されるものです。当社が関わった3つのダムが 技術賞を受賞しました。 遠賀川魚道公園 福岡県遠賀郡芦屋町 長井ダム 山形県長井市 遠賀川はサケが上る南限の河川で、九州で唯一の河口堰魚道が約30年前に 整備されました。完成より30年以上が経過し、さらに多様な魚類が遡上で きるよう自然再生事業として多自然魚道の整備が行われました。 発注者と大学及び当社を含むプロジェクトチームでデザイン及び設計を行い、 2013年6月に「遠賀川魚道公園」として完成し、2013年度のグッドデザイン 賞を受賞しました。 当社は住民ワークショップの運営、各施設のデザイン検討と設計などを実施 しました。 留山川ダム 山形県天童市 2010年 下流側 2013年 2010年 上流側 2013年 井手口川ダム 佐賀県伊万里市 (写真提供: 佐賀県伊万里土木事務所) 11 学・協会 活 動 当社は約600人の技術士と50人以上の博士や各種資格者を多数有し、建設コン サルタンツ協会や土木学会、日本技術士会などの学・協会活動に多くの職員が参 加し、副会長、会長を輩出しています。また、毎年、約150編の論文を各学・協会に も発表しています。 なお、日本工営(株)、パシフィックコンサルタンツ(株)との3社により「国土総合 研究機構」を設立し、社会資本のあり方や良質な社会資本形成に向けた技術面の 共同研究、建設コンサルタントの新たな市場開拓と社会的地位の向上に関する提 言などを精力的に行っています。 当社が参加している主な活動団体名 参加社員数 一般社団法人建設コンサルタンツ協会 ─ 公益社団法人土木学会 416 公益社団法人日本技術士会 345 公益社団法人日本コンサルティング・ エンジニア協会 56 一般社団法人日本環境アセスメント協会 ─ 注)─ は法人会員 1997年~2001年、2011年~12年 日本技術士会会長 1963年~65年、2003~07年、2011年~ 建設コンサルタンツ協会会長 2007年~08年 土木学会会長 出版・ソフト開発 出 版 川を巡る -「河川塾」講演録- 物流からみた道路交通計画 -物流を、分ける・減らす・換える- 本書は、 「人」を中心とした交通計画から「物」を中心 に据えた交通計画へと視点の変更を提案するととも に、東日本大震災で明らかとなった課題を踏まえたロジ スティクス計画と道路計画を提案する画期的な実務書 です。 著者は、当社の道路技術者です。 本書は、当社技術顧問であった宮村忠先生(関東学院 大学名誉教授)が「宮村河川塾」として講演された講 演録をもとに、当社の河川系技術者・総合技術者が編 集したものです。47都道府県ごとに、川を取り巻く地 形、気候、歴史などが、宮村先生独自の多面的な視点で 綴られています。 ○著 者 宮村 忠 ○企画・編集 株式会社建設技術研究所 ○発 行 株式会社日刊建設通信新聞社 ○価 格 2,376円(税込) ○監 修 苦瀬 博仁 ○編 著 株式会社建設技術研究所物流研究会 ○発 行 株式会社大成出版社 ○価 格 3,456円(税込) 新「川」なぜなぜおもしろ読本 新「道」なぜなぜおもしろ読本 本書は、川のなりたち、治水、利水、環境、河川事 業といった視点からの疑問点をQ&A形式で取り上 げ、わかりやすい言葉で表現しました。 著者は、当社の河川技術者です。 本書は、道のおいたち、道路をつくる、まもる、利用 する、活用するといった視点からの疑問点をQ&A形式 で取り上げ、わかりやすい言葉で表現しました。 著者は、当社の道路技術者です。 ○編 著 株式会社建設技術研究所 ○発 行 株式会社ナノオプトニクス・エナジー ○価 格 2,160円(税込) ○編 著 株式会社建設技術研究所 ○発 行 株式会社ナノオプトニクス・エナジー ○価 格 2,160円(税込) 大災害来襲 古都の散策 日本の心と文 化財 本書は、高橋裕東京大学名誉教授 (当社元顧問)、池田駿介東工大名 誉教授(当社国土文化研究所長)ほ かの方々が執筆し、火災、地震、噴 火、洪水、津波などの自然災害への 対応、防災意識の育成など、防災に 関する最新の技術情報やアイディア をとりまとめています。 本書は高野浩二(元副社長)が、奈良 における古代的な遺産121箇所を訪 ね、その伝統のすばらしさを紹介する とともに、吉野や紀州への古代の道す じについて、歴史学の観点から解説し たものです。 本書は、執筆陣に作家の杉本苑子 氏・小松左京氏、映画監督の大林宣 彦氏ほかを迎え、文化財を通して日 本人の心を語り、それを守り、伝え 続ける大切さや、文化遺産の防災と いう新しい取り組みへの挑戦を紹介 しています。 ○監 修 高橋 裕 ○編 集 国土文化研究所 ○発 行 株式会社アドスリー ○価 格 2,160円(税込) ○著 者 高野浩二 ○編 集 国土文化研究所 ○発 行 株式会社アドスリー ○価 格 2,700円(税込) -防げ国土崩壊- -大和の道すじに想う- -災害から守り、未来へつなぐ- ○監 修 NPO災害から文化財を 守る会 ○編 集 国土文化研究所 ○発 行 株式会社アドスリー ○価 格 2,700円(税込) ソフト開発 CTI-MIKE11 流域管理用統合解析ソフトウェア CTI-MIKE11 河川流域を対象とした、降雨解析、確率解析、流出解析、水理解析(不等流、不定流、樹木群を考慮した 準二次元不等流)、河床変動計算、水質解析などが可能なソフトです。 ○販売元/DHI(JAPAN) ○技術サポート/当社 12 会社概要 概 況 商 号 株式会社 建設技術研究所 役 員 (英文名:CTI Engineering Co., Ltd.) 代表取締役会長 大島 一哉 代表取締役社長 村田 和夫 代表取締役 副社長執行役員 阿部 令一 代表取締役 副社長執行役員 内村 好 取締役 副社長執行役員 小松 泰樹 取締役 専務執行役員 兪 朝夫 設 立 1963(昭和 38)年 4 月 1 日 代表者 村田 和夫 取締役 専務執行役員 棚橋 通雄 本社所在地 東京都中央区日本橋浜町 3-21-1 取締役 常務執行役員 友永 則雄 ( 日本橋浜町Fタワー ) 取締役 常務執行役員 栗田 秀明 取締役 執行役員 寺井 和弘 取締役 執行役員 中村 哲己 常勤監査役 谷 和弘 監査役 和作 幹雄 社外監査役 堀内 国宏 社外監査役 荒木 友雄 補欠監査役 菊池 京子 土木建設事業に関する企画、調査、計画、設計 常務執行役員 佐橋 義仁 及び工事監理他 常務執行役員 山本 雅史 資本金 上場取引所 従業員数 事業内容 登録資格 3,025,875,010 円 東証第一部 1,351 名(2014 年 4 月 1 日現在) 執行役員 万膳 英彦 建設コンサルタント登録 建 21 第 133 号 執行役員 中平 明憲 地質調査業者登録 質 24 第 19 号 執行役員 金井 恵一 補償コンサルタント登録 補 21 第 1002 号 執行役員 太田 靖 測量業者登録 第(13 )- 848 号 執行役員 渡辺 宏一 一級建築士事務所登録 東京都知事登録 第 4330 号 執行役員 廣澤 遵 一級建築士事務所登録 大阪府(ヘ)第 12091 号 執行役員 秋葉 努 計量証明事業登録(音圧レベル)埼玉県 第 音 40 号 執行役員 服部 亮二 計量証明事業登録(濃度)千葉県 第 542 号 計量証明事業登録(振動加速度レベル)埼玉県 第 振 29 号 土壌汚染対策法第 3 条第 1 項に基づく指定調査機関 環 2003-1-279 ISO 9001 認証 MSA-QS-4 ISO 14001 認証 MSA-ES-10 ISO 27001 認証 MSA-IS-62(東京本社情報部門) ISO 27001 認証 MSA-IS-64(大阪本社情報部門) 主要加入団体 一般社団法人建設コンサルタンツ協会 公益社団法人土木学会 公益社団法人日本技術士会 一般社団法人日本廃棄物コンサルタント協会 一般社団法人日本環境アセスメント協会 公益社団法人日本コンサルティング・エンジニア協会 一般社団法人国際建設技術協会 他 主な取引先 13 国土交通省、都道府県、指定都市など (注)補欠監査役 菊池京子は、社外監査役の 要件を満たしております。 グル ープ 企 業 株式会社建設技研インターナショナル 株式会社新土木開発 海外のインフラ整備・社会環境整備に関わる調査、計画(治水、水資 源管理、都市排水、上下水道、道路・交通、橋梁、ゴミ処理、水質改 善)、設計(河川、ダム、道路、橋梁)、施工監理、プロジェクトマネ ジメント、社会開発など 水理実験計測・解析、模型製作、河川及び砂防の現地調査・解析、砂 防施設設計、測量、河床材料調査・分析など 株式会社CTIウイング 福岡都市技術株式会社 都市計画、土地区画整理関連調査・計画・換地設計、再開発関連調査・ 計画、補償調査、測量など 河川計画、河川構造物設計、道路構造・計画、橋梁計画・設計、ダム・ 砂防・地質、機電通信、廃棄物対策、水環境・自然環境・生活環境、 測量など 株式会社シーティーアイグランドプラニング 株式会社地圏総合コンサルタント 地質調査・解析及び地下水・土壌汚染調査、道路・河川・地下利用施 設の計画・設計、砂防防災の計画・設計、火山・斜面防災・地すべり 対策の調査・設計など 河川計画、河川構造設計、ダム設計、砂防調査・設計、道路設計、共 同溝調査・設計、構造物耐震設計、地質調査、構造物の各種点検調査 など 株式会社CTIフロンティア 武漢長建創維環境科技有限公司(中国 武漢市) 環境保全・環境整備に関連する研究・技術開発、計画、設計、施工監 理及び測量など 新規事業の開発・運営、農業ビジネス、PFI・PPP 事業、ベンチャービ ジネスの育成など 株式会社CTIアウラ 道路設計、付帯構造物設計、仮設構造物設計、自然環境調査、環境影 響・環境保全調査、環境教育支援、情報処理及び解析など 国 内 ネ ットワ ー ク 北海道支社 北陸支社 中国支社 東北支社、東北復興推進センター 研究センターつくば 大阪本社 東京本社(さいたまオフィス) 本社、東京本社 九州支社 国土文化研究所 四国支社 中部支社 沖縄支社 14 1 2014.6 植物油インキ、再生紙を使用しています