...

10/06 - Marpol Annex Ⅱ及びIBC Codeの改定 / Reminder

by user

on
Category: Documents
14

views

Report

Comments

Transcript

10/06 - Marpol Annex Ⅱ及びIBC Codeの改定 / Reminder
損害防止サーキュラー No.10-06
Marpol Annex Ⅱ及びIBC Codeの改定
私たちは組合員及び顧客の皆様にMARPOL
73/78,
AnnexⅡにおいての「有害液状物質による汚染管
理に関する規則(Regulations for the Control of
Pollution by Noxious Liquid Substances in
Bulk)及びIBC
Codeにおいての「危険化学物質を輸送する船舶の
機器及び建造の国際コード(International Code for
the Construction and Equipment of Ships carrying
Dangerous Chemicals in
Bulk)の変更について注目していただきますようお
願いします。
変更まで時間がありませんが、船級協会及びINT
ERTANKOによれば多くの船主が新しい証書の申
請に手間取っています。
現在の危険化学品輸送の国際適合証書(International Certificate of Fitness for the Carriage of Dangerous Chemical in
Bulk-Chemical Code CoF)及び有害液体物質輸送の国際汚染防止証書(International Pollution Prevention Certificates
for the carriage of Noxious Liquid Substances in Bulk-NLS
Certificate)は全て2007年1月1日で失効し、改定版が有効となります。
すべての対象船舶は新しい証書を備えなければならないでしょう。
残された時間が僅かなため、Flag
Stateの業務を代行する船級協会は、多くの船舶が期限までに新しい証書を取得できず、運航上の問題に加え、Port
State Controlで拘束される可能性があることを憂慮しています。
又、船舶運航者の何社かは、もし、船舶が一定の貨物の運送に適切でないならば、長期用船契約に関連する問題を
経験することになるかもしれません。
MARPOL Annex Ⅱ及びIBC Codeの改正は、MARPOL
AnnexⅡに関連して発行された証書を有する以下を含む全ての船舶に効力を及ぼします。
•
ケミカル・タンカー
•
NLS Certificateをもつ油タンカー
•
NLS Certificateをもつガス運搬船
•
ガス・ケミカル兼用船
•
NLS CertificateをもつOffshore Supply Vessel
•
IMO Res. A. 673(16)に従い発行された適合証書を有するOffshore Supply Vessel /Well Stimulation Vessel
•
ケミカル貨物用のDeep Tank(molten pitchあるいはSulphuric acid)を持つDry vessel
今まではケミカル貨物はA,B.C,DそしてAppendix
Ⅲ(軽微なリスク)の5種類の系統に分類リストされていましたが、今後、環境への潜在的な影響により、X, Y,
ZそしてOS(その他の物質、特に害のないもの)の4つのMARPOL 73/78, AnnexⅡ汚染種類に分類されます。
AnnexⅡ改訂版は多くの変更を含んでおり、一定の物質に対する認可された排出レベルを著しく抑えて、strippingにつ
いて新たに対応すべき要件が示されています。かなり多くの種類の貨物が新たに貨物タンクの積載前洗浄を要件とし
ていることを又、確認されるべきでしょう。
For more information regarding the Gard loss prevention products, please contact:
Vice President Harald Fotland, ph: +47 55 17 40 67 or email [email protected] , or
Loss Prevention Manager Trygve C Nøkleby, ph.: +47 55 17 41 11 or email [email protected].
© Gard AS, October 2006
gardyourship
非常に数多くの化学製品について新たに危険な要素と指摘され、これらの物質は生物蓄積、生物分解、高毒性、慢
性毒性、長期間の健康への影響及び海洋自然環境や水底棲息環境への影響に応じて索引分類されています。
結果として多くの製品は新規則の下ではより有害であるとして分類され、従来と同じ分野のケミカル・タンカー(Ship
Type 1, 2, 3)で輸送が出来ないことがおきうるでしょう。
一定の有害液体物質で、MARPOL Annex Ⅰ(油貨物)に類似した特性があるものは、従来はAnnexⅡのRegulation
14の条件の下で油タンカーにて輸送が可能でしたが。2007年1月1日より、Chemical
Codeに完全に対応したケミカル・タンカーでのみ輸送可能であり、貨物の残滓は化学物質に対する新規則に従って排
出されねばなりません。
「油タイプの物質(Oil-like substances)」という用語はもはや存在しないのです。
新しい証書の入手方法について
改定した要件の下での新証書取得の条件として、船舶は改定し、承認されたProcedure & Arrangement Manual(P&A
Manual)を備えねばなりません。Manualは改定したMARPOL Annex ⅡのAppendix
4にある新しい標準書式に従って作成されねばならず、船舶の船級協会(Flag
Stateを代行する)の認証を受けねばなりません。この認証がなされた後、新証書は発給され2007年の1月1日付で現
在の証書と交換し、本船上に備えておくことになります。証書の交換にはサーベイは要しません。
改定IBC Codeは2004年にIMOにて正式に承認され、IMO、船級協会、Flag
Stateそして船主協会が機会あるごとに公表をしております。船級協会は然しながら、2006年9月の始めにIMOのワー
キング・グループによって行なわれる安全評価及び有害汚染に関する(ESPH)総会期間において、ワーキング・グル
ープが査定した製品の追加分を含めるために2006年9月中旬まで証書の発行を控えてきました。
この作業は完了し、現在では船級協会は遅滞なくP&A Manualの承認作業を行なうことになります。
新しいP&A
Manualの作成の準備がまだ出来ていない運航者は詳細なガイダンスを船級協会のWebページでチェックされることを
推奨します。いくつかの船級協会はP&A
Manualの雛形を提供していますし、例えばDNVはそのテンプレートをコンサルタントや、DNV以外の船舶にも提供し
ています。
INTERTANKOのWebサイトはDNVの提供するものについての情報を含んでいます。Word書式のテンプレートはMT
[email protected]に申し込めば入手できます。
現在のAnnex ⅡとChemical Code certificate及びそれに基づくP&A
Manualは2007年の1月1日以前に積載される貨物についてその揚切まで有効です。従って現在のManual及び証書は
貨物及び貨物の残滓(Residue)が本船から取り除かれるまで本船上に備えておくべきでしょう。本船上にある製品情報
については新しい要件を反映させ最新のものにしておく必要があるでしょう。
For more information regarding the Gard loss prevention products, please contact:
Vice President Harald Fotland, ph: +47 55 17 40 67 or email [email protected] , or
Loss Prevention Manager Trygve C Nøkleby, ph.: +47 55 17 41 11 or email [email protected].
© Gard AS, October 2006
gardyourship
Fly UP