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(野外活動例)P14~20(PDF形式 611キロバイト)
B.活 動 例 ≪ 野 外 活 動 編 ≫ キャンプ ファイヤー 内 容 人間は、火に対して丌思議な神秘性を感じ、生活に必要丌可欠なもの としてとらえています。夜空に輝く星のもとで、友達と仲良く語りあ うことができます。 活動方法 (1)役割分担 営火長1名、女神1名、司会者1名、誓詞者4名 (2)入 場 営火長、女神、誓詞者以外は全員位置に着きます。 (3)第1部 迎え火の式 ① 営火長・司会者着席(図1) ② 誓詞者1列でトーチを持って入場 図1 ③ 女神入場(図1の進路で聖火を持って入場し、 営火長に分火してから自分の席に入る) ④ はじめのことば(営火長) ⑤ 分 火(誓詞者は営火長から分火してもらう) ⑥ 誓いのことば(誓詞者) あ女神 ○ い営火長 ○ お ○司会者 ⑦ 点 火(点火の合図で、ファイヤー台に一斉に点火する) (4)第2部 交歓のつどい 歌・ゲーム・ダンス・寸劇等で楽しみましょう。 (5)第3部 送り火の式 ① 全員円形に整列する。 ② 営火長採火(営火長はトーチに火をつける) ③ 結びのことば(営火長) ④ 感謝のことば(誓詞者は分火してもらい感想を述べる・述 べ終わった誓詞者から出口を作りに行く・図2) 図2 ⑤ 女神退場(図2) ⑥ 全員退場(営火長と司会者は見送る) 所要時間 団体準備物 当所準備物 留 意 点 90分~120分 余興で使う用具、トーチ 等 営火長・女神の衣装、ファイヤー台、 薪、火ばさみ、防火用水、灯油、 ・つどいで歌う歌や、出し物を準備しておいて下さい。 ・司会、営火長、女神、誓詞者で、リハーサルをしておいて下さい。 14 飯 ご う 炊 さ ん 内 容 飯ごうとは、炊事兼用の弁当箱という意味です。飯ごうを使って、 薪でご飯を炊きます。しみる目をこすりながらも一生懸命に炊いた 飯ごうのご飯は、こげたり、芯があったり、やわらかすぎたりして も美味しいものです。 上ぶた……………裏返して、食器代わり(皿)にも使えます。 3合のマスとしても使えます。 中ぶた……………ご飯といっしょに、おかずを煮ることができます。 2合のマスとしても使えます。 食器(皿)としても使えます。 なべ………………ご飯を炊くのに使います。 最大で、4合のご飯を炊くことができます。 空のときは、米の運搬用の容器になります。 とって……………棒を通してつるすためのものです。 4 合の目印………4 合の米を炊くときの水の線です。 2 合の目印………2 合の米を炊くときの水の線です。 活動方法 ① 人数または食数に応じて米を計量して入れます。 ② 米をとぎます。(2~3 回) ③ 水を所要量入れてふたをし、しばらく置きます。 ※ 水は心持ち多めに入れた方がおいしく炊けます。 ④ 火にかける 初めから強火で炊き始めてもよいです。しばらくすると ふたの所から泡と蒸気がふき出します。このふき出しが 乾いてくれば出来上がり! ⑤ 火から下ろし、平らな所に置きます。※ 蒸らし…10~15 分 所要時間 150分~180分 団体準備物 軍 手、うちわ 当所準備物 飯ごう、薪、マッチ、新聞 留 意 点 ・飯ごうを使い終わった後は、しっかりと中や外を洗い流して 下さい。 ・やけどをしないように、持つ時などは十分注意して下さい。 - 15 - バ ウ ム ク ー ヘ ン 内 容 野外で炭火を使って、手軽においしい本格的バウムクーヘン作り ができます。 材料を混ぜる 活動方法 ① 卵を黄身と白身に分けて白身を角が立つくらい泡立てます。 ② 炭火でバターを溶かし、そこにホットケーキミックス、黄身、 砂糖、ハチミツ、バニラエッセンスをまぜて、 最後に泡立てた白身をヘラで混ぜます。 ② あらかじめ竹のバウムクーヘンを作る部分を火であぶります。 バウムクーヘン素のつきがよく、出来上がったとき竹を抜きやすく なります。 おき火の状態 ③ ヘラで竹の中央部(15センチ程)にバウムクーヘンの素が 均等につくようにします。竹を回しながらしましょう。 ④ こげめがついてきたら再びバウムクーヘンの素をつけ、竹を 回します。あとはこの繰り返しをします。 やろうと思えば、直径25cmくらいのものも焼けます。 ⑤ 出来あがったら竹から抜きとります。 竹を回しながら焼きます 所要時間 当所準備物 留 意 点 90分~120分 炭 、竹、ボール、おたま、泡たて器、材料 ・やけどをしないように注意して下さい。 ・炭火の後始末をしっかりして下さい。 両端を包丁で落として、バームクーヘンを 左右に回しながら、竹から抜き取ります。 材料(4~10人分) ホットケーキミックス400g 無塩バター200g 砂糖120g 見事なバウムクーヘン のできあがり! 卵8個 バニラエッセンス ハチミツ大さじ1強 竹の本数は各団体で決めてください。2~5本が適当です。 - 16 - パン作り 内 容 野外でダッチオーブンを使って、原材料からパンが作れます。 活動方法 ① すべてを計量し、ドライイーストをぬるま湯で溶く。バターはサイコロ状に切っておく。 ② 大きいボールに、強力粉を入れて真ん中をくぼめ、溶いた卵を真ん中に、さとう、塩 はそれぞれ反対側に置く。 ③ ドライイーストを溶いたぬるま湯を砂糖の上に加えて、 全体を混ぜ、しっかりと練る。はじめはべたつくが、 手に付かなくなるくらいよく練る。 ④ バターを加え、再び手につかなくなり、 生地がうすく伸びるようになるまで練る。(約15分) ⑤ 生地を2グループ分丸めて、サラダ油をぬった小さいボールに入れ、ラップをして発 酵器 (30度)に 40~50 分くらいおいて発酵させる。(2 倍くらいにふくらむ) ⑥ 軽く指でおして、ガスぬきをする。生地を包丁で4つに分けて丸め、ダッチオーブンに アルミホイルをしいたものに、4 つ並べ、ダッチオーブンにラップをし、発酵器 (35 度)に 30 分ほどおいて,2次発酵させる。 ⑦ 生地がふくらんだらラップをはずしてふたをし、そのまま中火にかける。 ⑧ ダッチオーブンがあつくなったら、すぐに下火をごく弱火にして、ふたの上に炭を置く。 こちらも弱火。 ⑨ 30 分ほど上下の弱火で焼いてできあがり。 火が強いとこげるので注意。 所要時間 当所準備物 留 意 点 2 時間30分~3 時間 炭 、ボール、ダッチオーブン、材料 ・やけどをしないように注意して下さい。 ・炭火の後始末をしっかりして下さい。 <材料> 強力粉200g ドライイースト4g(小さじ山盛り1) さとう20g(大さじ2と1/2) 塩3g(小さじ1/2) とき卵20g ぬるま湯90cc 無塩バター20g サラダ油少々 - 17 - ×2 手 作 り バ タ ー 内 容 生クリームを振ってバターを作ります。なめらかな口当たりのおいしいバ ターができます。 活動方法 ① 生クリームは使用する直前まで冷蔵庫に入れ、十分冷やしておく。ポリ袋を2枚重ね て内側のポリ袋に生クリームと氷1個を入れる。 ② 内側のポリ袋をできるだけ大きくふくらませて輪ゴムで口をしっかり閉じる。次に外側 のポリ袋の口も重ねるようにして輪ゴムでしっかり閉じる。 ③ ポリ袋の輪ゴムで止めた部分を持ち、上下に勢いよく振る。袋にツメを立てると破れ やすいので気をつける。 とにかく振ります ④ 20~30分振り続けると、水分が出て、バターがひとかたまりになる。 ⑤ ポリ袋の片端をはさみで少し切り、おわんに水分を取り出す。これはバターミルクと 呼ばれるもので、そのまま飲むほか、コーヒーなどのミルクとして使える。 ⑥ ポリ袋の口を開け、バターをおわんに取り出して、スプーンでバターを押さえながらお わんを傾け、水分をさらによく切る。 ⑦ 味が付いていないので、 塩をふたつまみ混ぜる。 所要時間 当所準備物 留 意 点 30分程度 生クリーム(動物性乳脂肪分40%以上のもの) 塩 ビニール袋2袋 スプーン 輪ゴム2個 おわん2個 氷 はさみ ・バターはその場で食べ切る。 ・気温が高い時や、乳脂肪分40%未満の生クリーム(袋を振る時間が2 倍かかる)を使う場合は、氷を2個入れるとよい。 また、氷水に袋をつけて冷やしながら振るとよい。 - 18 - グ ラ ウ ン ド ゴ ル フ 内 容 ゴルフのようにボールをクラブで打ち、ホールポストにホール イン(グラウンドゴルフでは“トマリ”と言います)するまで の打数を競うスポーツです。 活動方法 (1) 1チーム4~6人でプレーします。あらかじめ打順を決めて おき、順番に第1打目を打っていきます。 第2打目からは、 ① ホールポストから遠いボールのプレーヤーから順に打つ。 ② 初めに決めた打順のとおりに打っていく。 などがあります。 (2) チームの全員がそのホールで“トマリ”となったら、お互い にスコアを確認しあい、次のホールへ進みます。 (3) 2番目以降のホールに際しての打順は、 ① 初めに決めた打順のとおりに打っていく。 ② 初めに決めた打順の順番は変えずに、ホールごとに打順を 繰り上げて、ローテーションさせて打っていく。 1.2.3.4.5 → 2.3.4.5.1 → 3.4.5.1.2 ③ 前のホールで打数が少ない順に打っていく。 などがあります。 (4) 上記の要領で全ホールを回り、合計打数の少なさを競います。 主なルール (1) プレーヤーは自分のプレーが終わったら、次のプレーヤーの じゃまにならない場所に移動する。 (2) ゲーム中は、ボールを打つ練習をしてはならない。+1打罰 (3) ボールはあるがままの状態でプレーする。ボールを動かさなければ 打てない場合は、1打罰を加えてホールから遠い位置に動かす。 (4) 打ったボールが他のプレーヤーのボールに当たった場合、そ のままボールが止まった位置からプレーを続ける。当てられ たボールは、元の位置に戻してからプレーする。 所要時間 30分 ~ 60分 団体準備物 特に無し 当所準備物 スコアカード、 筆記用具、 バインダー - 19 - ゲ 内 容 ー ム ラ リ ー 三方青年の家キャンプ場や、縄文ロマンパーク敷地内に設定された ゲームコーナーを、グループで回りながら挑戦し得点を競います。 ゲームの内容によって、判断力・注意力・協調性が試されます。 〈ゲーム例〉グリーンウォッチング、探偵ゲーム、グランドゴルフ等 活動方法 (1) グループ作り(個人でも可) (2) 解答用紙の配布 (3) ゲームラリーについての説明 ・ 各ゲームについての説明 (4) スタート~ゴール ・ 最初と最後のゲームは時間を決めて全班でいっせいに挑戦する。 (点数探しゲーム、グリーンウォッチング、探偵ゲーム等) ・ 途中のゲームについては、コース図を見ながら、グループごとに 自由に挑戦していく。 ・ 各ゲームで得た得点を記入していく。 (5) 得点集計 (6) 結果発表・表彰 主なルール 所要時間 ・ グループはまとまって活動し、1つのゲームを全員が終わらなけれ ば次のゲームには進めない。 60 分 ~ 120 分(ゲーム内容によって異なる。) 団体準備物 筆記用具(各班ごと)、解答用紙、ゲームで使用するもの 当所準備物 バインダー、ストップウォッチ、グランドゴルフ用具 等 留 意 点 ・ 実施するゲームおよび準備物については、ゲーム例を参考にして行う か、各団体で用意してください。 - 20 -