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「平成29年度 国の施策・予算に関する提案・要望書」を作成しました

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「平成29年度 国の施策・予算に関する提案・要望書」を作成しました
堺市報道提供資料
平成28年5月26日提供
担当課
直 通
内 線
FAX
「平成29年度
問い合わせ先
市長公室 企画部 政策企画担当
072-222-0380
2160、2162
072-222-9694
国の施策・予算に関する提案・要望書」を作成しました
平成29年度の国家予算編成に先立つ各省庁の概算予算要求に向け、本市の施策・事業の
うち特に重要と位置付け、国へ提案・要望する19項目を別添のとおり取りまとめました。
今後、この提案・要望書をもとに、国への提案・要望活動を行ってまいります。
平成29年度
国の施策・予算に関する提案・要望書
平成28年5月
平素より、本市政の発展に格別のご支援、ご高配を賜り厚く御礼申し
上げます。
さて、国におかれましては、一億総活躍社会の実現に向け、経済対策
や子育て支援、持続可能な社会保障制度の確立などに取組まれるととも
に、防災・減災対策や老朽化対策などによる国土強靭化の推進、人口減
少問題の克服と成長力の確保に向けた地方創生の推進などに重点的に
取り組まれています。
本市におきましては、まちづくりの基本戦略である「堺市マスタープ
ラン」を推進しており、特に「堺・3つの挑戦」として、「子育て・教
育」
、
「歴史文化」、
「産業振興」に重点的に取り組み、定住・交流人口の
増加や豊かな歴史・文化資源を活かした都市魅力の創造、企業投資の促
進や雇用創出など、持続的に発展し続ける活力あるまちづくりを推進し
ています。
また、本市では、南海トラフ巨大地震や上町断層帯地震などに備え、
市民生活の基盤となる安全・安心なまちづくりを進めており、引き続き
都市インフラの耐震化などに重点的に取り組んでまいります。
併せまして、行財政改革を今後とも着実に推進し、効率的な行政運営
を図るとともに、健全な財政基盤とスリムで強靭な組織体制を構築して
まいります。
つきましては、本市の重点施策を推進するうえで、国のご支援は不可
欠であるため、平成29年度の予算編成及び施策の決定にあたりまして、
本市の提案・要望事項に対し、特段のご配慮を頂きますよう、宜しくお
願い申し上げます。
平成28年5月
堺市長
竹山 修身
目 次
■最重点要望項目
◆
都市機能の充実に向けた基盤整備
○ 阪神高速道路大和川線事業の推進について ················ 2
○ 防災・減災対策の推進について ·························· 4
・都市計画道路の整備について
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
・市民の命と暮らしを守る橋梁等の
長寿命化修繕並びに耐震強化事業
・・・・・・・・・・・・・・・・・6
・密集市街地整備事業の推進について
・・・・・・・・・・・・・・・・7
・水道管の耐震化の推進について
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
・大都市活動を支える下水道事業の推進について
・・・・・・9
○ 社会資本総合整備計画
「堺東駅周辺地域の活性化」について ·················· 10
◆
子どもたちを健やかに育む環境づくり
○ 子育て支援施策の推進について ························ 12
・保育所等利用待機児童の解消に向けて・・・・・・・・・・・・・・・・12
・放課後施策の円滑な実施に向けて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
■重点要望項目
◆
地方分権改革の推進
○ 真の分権型社会の実現のための国・地方間の
税源配分の是正について ······································· 15
○ 地方における企業の拠点強化を促進する特例措置の充実について ··· 16
◆
子どもたちを健やかに育む環境づくり
○ 特別支援教育に係る経費の財政措置について ····················· 17
◆
歴史文化資源を活かしたまちづくりの推進
○ 歴史的風致維持向上計画の推進について ························· 18
◆
暮らしの確かな安心の確保
○ 生活保護費及び関連経費の全額国庫負担について ················· 19
○ 国民健康保険制度の抜本的制度改革と
財政支援措置の拡充について ··································· 20
◆
都市機能の充実に向けた基盤整備
○ 基幹的広域防災拠点の耐震強化岸壁整備と
堺2区の海域環境改善事業の促進について ······················· 21
○ 大和川高規格堤防整備事業と土地区画整理事業の
一体的整備の推進について ····································· 22
○ 市営住宅建替事業等の円滑な推進について ······················· 23
○ 一戸建て空き家の流通促進について ····························· 24
○ 直轄河川改修の促進について ··································· 25
○ 安全で快適な道路空間の創出と保全の推進について ··············· 26
○ 連続立体交差事業(南海本線・南海高野線)の推進について ······· 27
○ 都市公園の整備及び官民連携による
都市公園の再整備等の推進について ····························· 28
○ 下水道事業における公的資金補償金免除繰上償還制度の
実施について ················································· 29
■最重点要望項目
◆
都市機能の充実に向けた基盤整備
○
阪神高速道路大和川線事業の推進について
○
防災・減災対策の推進について
・都市計画道路の整備について
・市民の命と暮らしを守る橋梁等の長寿命化修繕
並びに耐震強化事業
・密集市街地整備事業の推進について
・水道管の耐震化の推進について
・大都市活動を支える下水道事業の推進について
○
社会資本総合整備計画
「堺東駅周辺地域の活性化」について
◆
子どもたちを健やかに育む環境づくり
○
子育て支援施策の推進について
・保育所等利用待機児童の解消に向けて
・放課後施策の円滑な実施に向けて
‐1‐
阪神高速道路大和川線事業の事業推進について
《最重点要望項目》
【提案・要望先】
国土交通省
~提案・要望事項~
●本市の臨海部をはじめ、関西都市圏の社会経済活動に大きく寄与する阪神高速道
路大和川線の整備に必要な財源を確保すること。
【現状と課題】
○阪神高速道路大和川線は、都市再生プロジェクトに位置付けられている「大阪都心
部における新たな環状道路」の一部を担う道路であり、大阪南部地域における高速
道路の利便性の向上や東西方向一般道の交通混雑が大幅に緩和されることから、本
市臨海部をはじめとする地域にストック効果をもたらし、関西都市圏の社会経済活
動の活性化に大きく寄与するもの。
○平成29年度は引続き大規模な工事が継続し、事業費が多大となるため、必要な
財源の確保と本市の負担軽減のための制度運用の継続が不可欠。
○大和川線の平成31年度の供用に向け、ピークを迎える工事を着実に完成させて
いくためには、要望額確保が絶対必要。
【本市での取組内容】
大和川線の整備概要
堺市・大阪府・阪神高速道路株式会社の
三者共同で事業を推進
L=約9.9km
大
和
川
平成31年度
全線供用予定
三宝下水処理場
J
R
阪
和
線
松屋町公園
第1JCT
三宝
ランプ
鉄砲
ランプ
三宅JCT
大和川
浅香山
綾ノ町
高架式
天美
ランプ
杉本町
七道
高須神社
【構造形式】
掘割式
我孫子道
14号松原線
三宝JCT
浅香山
浄水場
常磐
ラ ンプ
西除川
セ今
ン池
タ水
ーみ
ら
い
三宅西
ランプ
河内天美
浅香
高規格堤防一体整備区間
堺市事業区間
地下式
換気所
舗装等
阪神高速道路㈱
有料道路事業:約2.721億円
約 2,689 億円
L=約5.6km
堺市
街路事業:約795億円
約 987 億円
L=約1.6km
大阪府
街路事業:約825億円
L=約2.7km
構造物 用地
大和川線の整備効果
①大阪都心部における新たな環状道路の整備効果
近畿圏の社会・経済活動を活性化
大阪都市圏の交通利便性を向上
一般道の交通混雑を緩和
堺市臨海部
‐2‐
②堺市臨海部における道路整備によるストック効果
高規格堤防事業と区画整理事業による
まちづくりの推進
国際的な交通アクセスである関西国際空港に
よる効果の波及
新たに8つの
大型物流施設
(約 73ha)が進出
大阪南部地域の社会経済活動の活性化
③防災機能の向上
基幹的広域防災拠点からの
支援ルートの形成
三宝ランプ
西日本では初!
鉄砲ランプ
常磐ランプ
国道 26 号
阪神高速4号湾岸線
大阪高石線
堺市域の広域緊急交通路
とのアクセス確保
大和川線の事業進捗
○大和川線全体の進捗率 83%(平成27年度末)
○堺市事業区間の進捗率 68%(平成27年度末)
○大和川線事業の堺市事業区間は大規模工事のピークを迎えており、平成31年度の
全線供用のために、着実に工事を完成させていく必要がある。
国庫補助額
(要望額)
平成 27 年度
3,686,708 千円
(8,957,000 千円)
平成 28 年度
4,815,162 千円※
(9,400,050 千円)
平成 29 年度
8,467,000 千円
平成31年度の全線供用
に絶対必要となる額
※今年度必要な事業進捗を確保するためには、さらなる事業費が必要
平成31年度の全線供用を実現し、ストック効果や防災機能の向上をはじめとする
整備効果の早期発現のため、大規模工事を進める財源の確保が必要!
【本件に関する連絡先】
建設局 大和川線推進室次長
豊川 清雄(TEL:072-228-8435)
‐3‐
防災・減災対策の推進について
~都市計画道路の整備について~
《最重点要望項目》
【提案・要望先】
国土交通省
~提案・要望事項~
●都市防災機能の強化や安全で快適な道路交通環境の創出を目的とした道路
ネットワークの早期形成に必要な予算を十分に確保すること。
【現状と課題】
○道路ネットワークに未整備区間が存在し、道路機能が十分発揮されていない。
【堺市都市計画道路整備率
71.7%(政令市20都市中12位) H28.4.1現在】
○災害時に備えた都市防災機能の強化が必要。(大阪府地震防災緊急事業五箇年計画)
○ストック効果(緊急時の代替道路確保、地域振興、交通円滑化、CO2 削減等)に貢献
する重要な都市基盤である道路整備の推進。
◆都市計画道路
防災・震災対策
事業中路線
南花田鳳西町線
渋滞対策
交通結節点
築港天美線
御 地
堂 下
筋 鉄
線
渋滞対策
新家日置荘線
平成 30 年度供用予定
防災・震災対策
錦浜寺南町線
大阪河内長野線
平成 30 年度供用予定
(南余部・北野田地区)
防災・震災対策、無電柱化
渋滞対策
鳳上線
平成 30 年度供用予定
草尾南野田線
防災・震災対策、ボトルネック対策
諏訪森神野線
大泉緑地
(広域避難地)
○最重要路線
【南花田鳳西町線】
本路線は、災害時における広域避難施設への
緊急輸送路として、救急、救援活動を支援する
機能を高めるものである。また、本市の環状軸を
大阪府立大学
【救援物資集積場所】
形成する幹線道路であり、道路ネットワークを
形成する上で重要な路線である。
‐4‐
◆都市計画道路における要望額と内示率
内示率が低下傾向
(百万円)
72%
37.8%
◆事業費及び国庫補助額
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度(見込額)
事
業 費【防災安全】
2,784,148 千円
521,101 千円
1,780,000 千円
事
業 費【社会資本】
156,605 千円
164,060 千円
1,295,000 千円
国庫補助額【防災安全】
(要望額)
国庫補助額【社会資本】
(要望額)
1,531,281 千円
(1,805,605 千円)
85,803 千円
(439,450 千円)
286,605 千円
(685,850 千円)
89,983 千円
(311,250 千円)
979,000 千円
712,250 千円
このままの内示率低下傾向では、H30年度に供用を予定する多くの路線に遅れが生じ
るとともに、最重要路線である南花田鳳西町線の事業進捗にも影響が生じてしまう。
財源が確保され、計画通りの事業推進が必要。
供用開始による整備効果
■災害時における避難路の確保
■市街地における延焼遮断効果
■渋滞解消と新たな土地利用の転換による周辺地域の活性化
防災機能の強化や安全な道路交通環境の創出による
都市魅力向上のため、財源の確保が必要!
【本件に関する連絡先】
建設局
道路計画課長
建築都市局 鳳地区整備室長
西川
畑中
哲夫(TEL:072-228-7423)
義彦(TEL:072-228-7540)
‐5‐
防災・減災対策の推進について
《最重点要望項目》
【提案・要望先】
国土交通省
~提案・要望事項~
●「災害に強いまちづくり」を目的とした橋梁などの耐震化や、「安全・安心のまちづく
り」に向けて長寿命化修繕事業を推進するために、今後も継続的に補助金を確保
すること。
【現状と課題】◆橋梁長寿命化修繕事業
○本市の管理している760橋のうち橋齢50年を超える橋梁が、今後20年間で約1割
から約8割に急増するなど、維持管理に要する費用は、今後大幅に増大する見込み。
今後20年間で橋梁の管理に必要な費用
計画的な補修の実施により
約56億円の費用削減効果
が見込まれる。
計画的に補修
約184億円
悪くなってから補修
約240億円
【現状と課題】◆橋梁耐震強化事業
○緊急交通路等に関連する橋梁の耐震化を、「国土交通省南海トラフ巨大地震対策計画」
の重点投資期間を踏まえ、平成32年度までに完了。
○平成29年度以降についても、橋長2km の長大橋梁である大浜高架橋をはじめ残り
33橋の耐震化を実施し、大規模災害時に命を守る(救命救急、救援物資の輸送、復旧
等)道路ネットワーク機能の早期実現が必要。
重要橋梁 150 橋の整備を計画的に推進
平成27年度末
107橋完了
平成28年度末
117橋完了予定 (78%の整備)
平成32年度
150橋完了予定
◆事業費及び国庫補助額
平成 32 年度の
事業完了をめざす!
事業費
国庫補助額
(要望額)
平成 27 年度
2,122,264 千円
1,167,245 千円
(1,408,715 千円)
平成 28 年度
2,656,735 千円
1,461,204 千円
(1,706,900 千円)
平成 29 年度(見込額)
2,400,000 千円
1,320,000 千円
計画的な修繕および耐震化の推進により、災害に強いまちづくりを実現。
【本件に関する連絡先】
建設局 道路整備課長
小林 邦明(TEL:072-228-7095)
‐6‐
防災・減災対策の推進について
~密集市街地整備事業の推進について~
《最重点要望項目》
【提案・要望先】
国土交通省
~提案・要望事項~
●住宅市街地総合整備事業(密集型)に必要となる財源を継続的に確保すること。
●住宅市街地総合整備事業(密集型)について、収用事業に準ずる税制上の措置を
講ずること。
【現状と課題】
○老朽住宅が密集し、公共施設が不足する密集市街地は、住環境上及び防災上の課題
を抱えている。南海トラフ巨大地震や上町断層帯地震をはじめとする内陸直下型地
震の危険性が決して低くない状況のなか、密集市街地の早期改善を図る必要があ
り、そのために財源の確保が課題である。
○用地取得等における所有者の同意を得るためには、譲渡所得の税控除(5,000万
円)の対象となることが重要な要素である。しかし、住宅市街地総合整備事業(密
集型)は、当該税控除の対象外であるため、事業推進上の課題となっている。
地震時等に著しく危険な密集市街地(H24.10 月国土交通省公表)
延焼危険性又は避難困難性が高く、地震時等において最低
限の安全性を確保することが困難な密集市街地
<堺市> 新湊地区 54ha
≪目標≫
平成32年度までに
概ね解消
新湊地区
住環境の改善と防災性の向上に向けた取組
◆主要生活道路の整備
主要生活道路の拡幅整備等により、ネットワークを
確保する。
◆公園の整備
防災性の向上に資する公園を整備するとともに、地
下に耐震性防火水槽を設置する。
◆老朽木造住宅の建替支援
木造賃貸住宅建替補助や木造住宅除却補助等によ
り老朽木造住宅の建替えを支援する。
◆避難路の確保
不足する東西方向の避難路を確保するとともに、老
朽木造住宅等の建て詰まりを解消する。
【密集市街地の早期改善の効果】
○地震時等において、延焼拡大による大規模な火災の可能性、避難経路の喪失の可
能性を低減し、生命・財産の安全性を確保。
【本件に関する連絡先】
建築都市局 都市整備推進課長
池川 史彦(TEL:072-228-7425)
‐7‐
防災・減災対策の推進について
~水道管の耐震化の推進について~
《最重点要望項目》
【提案・要望先】
厚生労働省
~提案・要望事項~
●水道管路緊急改善事業の採択基準の緩和と交付率の嵩上げを行うこと。
【現状と課題】
○市内全域で水道管は約2,400km布設されており、経年劣化した管路から耐震
型管への布設替えを行うことで、管路の耐震化の推進を図っているが、平成27年
度末の水道管路耐震化率は22.8%であり、ほかの政令市と比較しても低い状況
である。
○本市では、災害時の水道機能を確保するため、特に災害時に避難所となる施設への
管路の耐震化を最優先として取り組んでいる。
○施設整備には莫大な事業費を要する一方で、給水量の減少傾向から料金収入が減収
となり、投資が収益に反映しない厳しい財政状況の中では水道事業経営に及ぼす影
響が大きく、財源のすべてを水道事業者の負担で賄うことは極めて困難な状況。
○また交付金の活用にあたっても、水道料金等の要件により交付金制度の対象外と
なっている。
布設年度別管路延長
km
120
(平成28年3月末 GISデータ)
管路総延長約2400km
今後10年間で耐用
100
耐用年数40年
年数40年を経過する
80
を経過した管路
管路約408km
約374km
60
40
20
S35
S37
S39
S41
S43
S45
S47
S49
S51
S53
S55
S57
S59
S61
S63
H2
H4
H6
H8
H10
H12
H14
H16
H18
H20
H22
H24
H26
0
今後10年間で耐用年数を経過する管が多数あるため、
水道管の耐震化に向けては、交付金の活用が必要不可欠。
まずは水道料金等に関する採択基準の見直しを要望。
さらに、事業を円滑に推進するため、交付率1/3を1/2に嵩上げを要望。
財源の確保により、経年管を更新することで災害に強い水道施設を実現。
【本件に関する連絡先】
上下水道局 配水計画課長
門田
卓三(TEL:072-250-9159)
‐8‐
防災・減災対策の推進について
~大都市活動を支える下水道事業の推進について~
《最重点要望項目》
【提案・要望先】
国土交通省
~提案・要望事項~
●浸水被害の軽減や平常時・非常時における最適な下水道機能・サービスの持続的
提供のため、継続的かつ安定的な事業推進に必要となる下水道事業予算を十分
に確保すること。
【現状と課題】
○近年、全国的に地球温暖化等の気候変動による局地的集中豪雨が頻発しており、浸水
被害が激甚化しているため、浸水被害の軽減へ向けた対策が急務である。また、ライ
フラインとしての最低限の機能やサービスを継続するため、老朽化した施設のアセッ
トマネジメント手法による改築・更新や下水道施設の耐震対策が必要である。
○これらの対策は、大規模かつ長期にわたるため、継続的かつ安定的な財源を確保す
る必要がある。
浸水被害の軽減
『雨に強いまちの実現』
現
浸水危険地区を設定し24地区を重点化
8地区完了(H27末)
残地区については順次対策工事を実施
状
平成29年度重点化事業【浸水対策】
・古川下水ポンプ場建設(継続)
・出島バイパス線建設(継続)
平常時・非常時における最適な
下水道機能・サービスの持続的提供(管きょ)
現
状
平成29年度重点化事業【老朽化対策】
・テレビカメラ、目視による管内調査
・老朽化が著しい管きょの対策工事
約3,000kmの管きょを保有
10年後耐用年数超過管約700km(約2割)
老朽管調査完了約230km(H27末)
老朽化が著しい管きょから順次対策工事を実施
現
状
避難所と処理場を結ぶ管きょ等約420kmを対象に
耐震対策
耐震対策済約330km(H27末)
耐震対策完了(H31末)
平成29年度重点化事業【地震対策】
・避難所から下流や軌道下埋設管等の
重要な管きょの耐震対策
◆事業費及び国庫補助額
事業費
国庫補助額
(要望額)
平成 27 年度
14,391,300 千円
4,103,000 千円
(4,545,000 千円)
平成 28 年度
12,027,300 千円
4,124,000 千円
(4,531,000 千円)
平成 29 年度(見込額)
11,900,000 千円
4,500,000 千円
財源を確保し、浸水対策・地震対策等を推進することで、災害に強い下水道施設を実現。
【本件に関する連絡先】
上下水道局 下水道計画課長
H20.9.5 (堺市堺区 93mm/h)
角
羊一朗(TEL:072-250-5327)
‐9‐
社会資本総合整備計画「堺東駅周辺地域の活性化」について
《最重点要望項目》
【提案・要望先】
国土交通省
~提案・要望事項~
●社会資本総合整備計画「堺東駅周辺地域の活性化」において実施する事業につい
て、事業進捗に応じた財源を確保すること。
【現状と課題】
○本市では、現在、中心市街地において、新たな都市魅力創出によるまちの顔づくりや
楽しく回遊できる市街地の形成に向けた取組を進めている。
○特に、中心市街地に位置する南海高野線堺東駅周辺は、百貨店・商店街などの商業施
設や国の行政機関、市役所などの公共サービス施設の集積など、本市において最も高
い中枢性を有する地域であり、政令指定都市・堺の玄関口として活性化を図ることが
本市の喫緊の課題である。
【本市での取組内容】
○本地域においては、新たな都市魅力の創出や楽しく回遊できる市街地空間の形成を
図り、活力あふれるまちづくりを推進することを目標として、社会資本総合整備計
画「堺東駅周辺地域の活性化」を作成し、市街地整備等を進めている。
○市民の活動や交流の場となる市民交流広場の整備、駅前の老朽化した商業ビルを建
て替える市街地再開発事業、新たな芸術文化の拠点となる市民会館建替え事業など
の取組により、本地域を含む中心市街地の活性化を図る。
堺東駅南地区市街地再開発事業イメージ
(平成 28 年度権利変換計画認可予定)
市民会館建替え事業イメージ
(平成 28 年度着工)
国道310号
堺市民会館
堺地方合同庁舎
堺市役所
堺東駅周辺地域
将 来 イメージ
市民交流広場整備事業イメージ
(平成 28 年度市役所前広場着工)
堺東駅
‐10‐
(参考)堺東周辺地域の活性化に係る事業
【平成29年度実施予定事業】
①市民交流広場整備事業(平成29年度要望 国費:7百万円)
現在の市役所前広場と堺地方合同庁舎前の広場とを合わせて、「都心部にある大規模な賑わい
空間、ふれあい空間」となる「市民交流広場」を整備し、まちの賑わいにつながるイベントを
開催するなど積極的に活用する。
②市民会館建替え事業(平成29年度要望 国費:1,003百万円)
旧市民会館を、新たな芸術文化の創造・交流・発信の拠点施設として建て替え整備する。
③堺保健センター・市民駐車場整備事業(平成29年度要望 国費:73百万円)
堺保健センター及び市民駐車場の合築施設を建設する。
④堺東駅南地区市街地再開発事業(平成29年度要望 国費:574百万円)
老朽化した商業ビルを建て替え、商業施設・住宅・駐車場を主要用途とする施設建築物及び駅
前歩行者デッキ等の公共施設を整備する市街地再開発事業を実施する。
⑤堺東駅前歩行者空間・歩行者デッキ整備事業(平成29年度要望 国費:98百万円)
市街地再開発事業と併せて、堺東駅前広場に面する歩行者空間の拡幅整備及び堺東駅前歩行者
デッキの改修・再整備を行う。
○堺市中心市街地地区優良建築物等整備事業(平成29年度要望 国費:25百万円)
少子高齢化・人口減少社会において、まちなか居住を促進し、地域の活力を維持するため、中
心市街地における民間の共同住宅供給を支援することを目的に補助事業を実施。
整
備
効
果
・市街地の防災性の向上(堺東駅南地区市街地再開発事業)
・地域に開放された市民の交流・憩いの場の創出(市民交流広場整備事業)
・市民が誇りを感じる文化的環境の充実(市民会館建替え事業)
・各事業の実施と連携による都市機能の更新、アメニティー空間の形成及び回遊性の向上
【本件に関する連絡先】
建築都市局 都心まちづくり課長 休場
‐11‐
理夫
(TEL:072-228-7514)
子育て支援施策の推進について
~保育所等利用待機児童の解消に向けて~
《最重点要望項目》
【提案・要望先】
厚生労働省
~提案・要望事項~
●待機児童の解消に向け、「保育所等整備交付金」、「保育対策総合支援事業費補
助金」及び「安心こども基金」について、着実に運用できるよう、必要財源の確保を
図ること。
【現状と課題】
○国では、平成27年度から待機児童解消加速化プラン関係経費として、
「保育所等整
備交付金」及び「保育対策総合支援事業費補助金」を創設。
○また、待機児童解消を確実なものとするため、国は「待機児童解消加速化プラン」
における平成29年度末までの保育拡大量を40万人から50万人に拡大するとと
もに、
「安心こども基金」の積み増しを実施(平成27年度補正予算)。
○特に、安心こども基金については随時申請が可能など、市町村・事業者にとって柔
軟かつ迅速な対応ができることから、待機児童対策を機動的かつ効果的に実施する
ことが可能。
○本市は、これらの財源を活用することにより、これまで2,000名を超える定員
拡充を図っているが、利用申込者は増加しており、今後も継続的な教育・保育施設
等の整備が必要な状況。
(平成28年4月1日現在の待機児童数は16名)
◆ 認定こども園や保育所等の利用申込者数と待機児童数の推移
待機児童数(人)
利用申込者数(人)
1000
18,000
待機児童数
900
800
16,500
15,824
利用申込者数
15,264 15,416
700
12,909
400
13,091
13,591
200
100
安心こども基金などの
の活用により増加する
利用申込者に対応
431
349
15,000
14,046
300
12,000
62
290
23
54
16
0
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
H27
子どもを産み育てやすい環境づくり、女性の活躍を推進。
近藤 芳広(TEL:072-228-7173)
‐12‐
11,000
10,000
H28 (年度)
待機児童の解消により、
【本件に関する連絡先】
子ども青少年局 幼保推進課長
14,000
13,000
457
345
311
17,000
16,000
14,733
600
500
16,911
子育て支援施策の推進について
~放課後施策の円滑な実施に向けて~
《最重点要望項目》
【提案・要望先】
内閣府・厚生労働省・文部科学省
~提案・要望事項~
●「放課後児童クラブ」の待機児童解消に向け、学校内外を含めたさらなる 活動
場所の確保を図るため、新規開設に限らず、拡充も含めた施設整備に係る財政
措置を講じること。
●また、「放課後子供教室」の安定的かつ継続的な運営体制の整備に係る経費に
ついても、財政措置を講じること。
【現状と課題】
○厚生労働省の「子ども・子育て支援交付金(放課後児童クラブ)」を活用した『のび
のびルーム』、文部科学省の「学校・家庭・地域連携協力推進事業費補助金(放課後
子供教室)」を活用した『放課後ルーム』、及び上記の事業を学校内で一体的に実施
する「放課後子ども総合プラン」である『堺っ子くらぶ(のびのびルーム:厚生労
働省、すくすく教室:文部科学省)』を実施し、受入児童の拡大に努めている。
○核家族化、共働き世帯の増加に伴う保護者ニーズへの対応及び待機児童の解消に
向けて、学校内外を含めたさらなる施設の拡充が求められており、短期的に集中し
て整備するための財源確保が必要である。
○「放課後子供教室」を推進するに当たって、安定的かつ継続的な財源確保が必要で
ある。
◆本市における放課後施策の状況
『放課後子ども総合プラン』
※「放課後児童クラブ」と「放課後子供教室」を学校施設内で一体的に実施
放課後児童クラブ(厚生労働省)
放課後等における子どもの安全な居場所の確保
放課後子供教室(文部科学省)
放課後等における子どもの活動の場の確保
○ のびのびルーム 93校(全校実施)
うち6年生まで受け入れが81校
【課題】
・受入児童数は2年間で
1,500人増加
・待機児童数が横ばい
⇒早急な施設整備による受
入枠の拡大が必要
現交付要綱では、新規開設
及び新たに4年生以上の受
入れ以外は対象外のため、
本市の場合はほぼ対象外
(人)
○ 放課後ルーム
○ すくすく教室
放課後児童対策
利用児童・待機児童推移
10,500
(人)
300
利用児童数(左軸)
10,000
待機児童数(右軸)
250
200
9,500
150
9,000
100
利用児童が年々増加!!
8,500
8,000
50
0
平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度
(効果)
・待機児解消による保護者ニーズへの対応
14校/93校
21校/93校
【課題】
・実施日数(現状は放課後児
童クラブと同日数)
、活動
方法の見直し
・運営体制の整備ための財源
が不安定
・
「放課後子ども総合プラン」
推進のための全校実施が
求められている。
⇒ 新たな放課後子供教室
の事業構築が必要
(効果)
・全校展開による児童に対する活動の場の提供
【本件に関する連絡先】
教育委員会事務局 放課後子ども支援課長
‐13‐
南 健次(TEL:072-228-7491)
■重点要望項目
◆
地方分権改革の推進
○ 真の分権型社会の実現のための国・地方間の税源配分の是正について
○ 地方における企業の拠点強化を促進する特例措置の充実について
◆
子どもたちを健やかに育む環境づくり
○ 特別支援教育に係る経費の財政措置について
◆
歴史文化資源を活かしたまちづくりの推進
○ 歴史的風致維持向上計画の推進について
◆
暮らしの確かな安心の確保
○ 生活保護費及び関連経費の全額国庫負担について
○ 国民健康保険制度の抜本的制度改革と財政支援措置の拡充について
◆
都市機能の充実に向けた基盤整備
○ 基幹的広域防災拠点の耐震強化岸壁整備と堺2区の海域環境改善事業の促進
について
○ 大和川高規格堤防整備事業と土地区画整理事業の
一体的整備の推進について
○ 市営住宅建替事業等の円滑な推進について
○ 一戸建て空き家の流通促進について
○ 直轄河川改修の促進について
○ 安全で快適な道路空間の創出と保全の推進について
○ 連続立体交差事業(南海本線・南海高野線)の推進について
○ 都市公園の整備・官民連携による都市公園の再整備等の推進について
○ 下水道事業における公的資金補償金免除繰上償還制度の実施について
‐14‐
真の分権型社会の実現のための国・地方間の税源配分の是正に
ついて
《重点要望項目》
【提案・要望先】
内閣府・総務省・財務省
~提案・要望事項~
●真の分権型社会の実現のため、消費税、所得税、法人税等、複数の基幹税から
の税源移譲を行い、国・地方間の「税の配分」をまずは5:5とし、さらに、国と地方
の新たな役割分担に応じた「税の配分」となるよう、地方税の配分割合を高めてい
くこと。
●国と地方の役割分担の見直しを行った上で、国が担うべき分野は、必要な経費全
額を国が負担するとともに、地方が担うべき分野については、国庫補助負担金を
廃止し、所要額を全額税源移譲すること。
●臨時財政対策債については、地方財源不足の対応として臨時的に導入されたも
のであることから、地方交付税の法定率引上げにより地方財源不足に対応した上
で速やかに廃止すること。
【現状と課題】
○本市は、事務事業の見直しや組織の再編統合、人件費の削減など、行財政改革に取
り組み、歳出削減努力を行っている。
○今後も、事務事業の見直しをはじめとするさらなる行財政改革を進め、効率的な行
財政運営に努めていく。
○景気回復の兆しが見えてきたところではあるが、中長期財政見通しでは、税収の減
少や社会保障関係費の増加が予想されるなど、地方財政を取り巻く環境は厳しい状
況にあり、国と地方の適切な役割分担が求められている。
国・地方間の税源配分の是正
国・地方における税の配分状況(平成28年度)
真の分権型社会の実現
《まずは》
《現 状》
「税の配分」の
抜本的な
是正が必要!
国6:地方4
税の配分
税の実質配分
地
地 方 税
4
複数の基幹税の
配分割合の
大幅な引上げなど
38兆7,742億円
38.8%
7
国
税
:
61兆1,967億円
61.2%
6
総額 99兆9,709億円
3
国5:地方5
税の配分
税の実質配分
税の配分
役割分担
地方税
地方の
方
72兆6,973億円
72.7%
地 方 税 38兆7,742億円
:
《さらに》
国と地方の新たな役割分担
に応じた「税の配分」
地方交付税 17兆6,622億円
地方譲与税 2兆4,322億円
国庫支出金 14兆4,712億円
国直轄事業
負担金
△6,425億円
27兆2,736億円
27.3%
国
税
源
移
譲
5
地方税
地 方
5
役割
税さ
源ら
移な
譲る
:
国税
国
国 税
国の役割
総額 99兆9,709億円
市町村は、自己決定と自己責任のもと、地域における住民のニーズ、
特色を活かした行政サービスを提供することができる仕組みを構築!
【本件に関する連絡先】
財政局 財政課長 坂本
泰宏(TEL:072-228-7471)
‐15‐
《重点要望項目》
【提案・要望先】
内閣府・経済産業省
~提案・要望事項~
●近畿圏整備法の基準を適用するため、除外されている地域を改めること。
【現状と課題】
○平成27年8月に施行された『地域再生法の一部を改正する法律』により、地方自
治体が策定する『地域再生計画』に企業等の地方拠点化に係る事業(本社機能の受
入促進策)を位置付けることで、本社機能の移転・新増設を行う事業者に対する
税制措置が講じられることになった。
○しかしながら、特例措置の対象地域から本市の一部地域が除外されており、本市の
企業立地への影響が極めて大きくなる懸念がある。
◆『地域再生法の一部を改正する法律』において堺市内で対象外となる地域
堺市において除外となる地域
(近畿圏整備法に基づく既成都市区域)
JR 阪和線以西の臨海部や都心地域
堺市の施策+国の特例措置の活用により
【堺市の施策】
企業投資や雇用促進を図り、
地方創生を推進していくことが必要!
堺市ものづくり投資促進条例の制定をはじめ、
そのために適用除外となっている地域を
雇用の創出や地域産業の維持・拡大を図るた
改めることが必要!
め、企業立地促進策を整備
【堺市の施策】堺市ものづくり投資促進条例、堺市
中小企業研究開発機能強化支援補助金など
【本件に関する連絡先】
産業振興局 産業政策課参事
市長公室
企画推進担当課長
田中
金本
昌吾(TEL:072-228-7629)
貴幸(TEL:072-228-7480)
‐16‐
特別支援教育に係る経費の財政措置について
《重点要望項目》
【提案・要望先】
文部科学省
~提案・要望事項~
●障害のある児童生徒の自立と社会参加をめざす指導の充実のため、特別支援教育
支援員に要する経費について、実態に即した継続的な財政措置を講じること。
●就学相談及び就学相談後のフォローアップに取り組む人員にかかる経費の継続的
な財政措置を講じること。
●特別支援学校のスクールバスは、障害児の教育・学習参加のための基本条件の
ひとつであることから、スクールバス運営経費に対する財政措置を講じること。
【現状と課題】
○特別支援学校又は特別支援学級に在籍する児童生徒の増加や、障害の重度化・多様化等
に伴う支援体制及び就学相談体制の充実が課題である。
○特別支援学校への公共交通機関による通学には国庫補助があるが、スクールバスの経費
については、財政措置がなされていない。また、特別支援学校に在籍する児童生徒数の
増加と障害の重度化や多様化への対応、乗車の長時間化への対応などが課題である。
◆
特別支援教育対象児童生徒数の増加
特別支援教育対象児童生徒数の増加などにより、特別支援
教育推進のニーズが高まる中、特別支援教育支援員に対す
る経費は学校を単位とした交付税措置となっている。
(人)
2,500
支援学級在籍児童生徒数
通級指導教室児童生徒数
2,000
1,500
1,000
学校規模や障害のある児童生徒の在籍数に応じた
財政措置が必要!
500
0
H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28
(年度)
支援学級在籍及び通級指導教室児童生徒数の推移
◆
就学相談の増加
就学相談回数が増加するとともに、相談内容も多様化して
いる。
(人)
350
300
250
就学相談やその後のフォローアップに取り組む
人員に関する恒常的な財政措置が必要!
◆
200
150
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
H27
(年度)
就学相談件数の推移
特別支援学校のスクールバスに関する経費の増加
特別支援学校のスクールバス運営経費については、財政措
置がない状況。
(千円)
150,000
100,000
50,000
スクールバス運営経費にも財政措置が必要!
0
H19
H20
H21
H22
H23
【本件に関する連絡先】
教育委員会事務局 支援教育課長
教育委員会事務局 学務課長
後藤
大貫
由枝(TEL:072-228-7436)
正昭(TEL:072-228-7485)
‐17‐
H24
H25
H26
H27
H28(年度)
特別支援学校のスクールバスに係る経費の推移
歴史的風致維持向上計画の推進について
《重点要望項目》
【提案・要望先】
国土交通省・文部科学省
~提案・要望事項~
●堺市歴史的風致維持向上計画の円滑な推進に向け、必要な財源を確保すること。
●本計画に位置付ける事業について、都市再生整備計画事業における交付率の
拡充と同様の支援策を講じること。
【現状と課題】
○認定計画に位置付ける“重点区域における事業”の着実な推進に向け、必要な財源
の確保が不可欠である。
○歴史的風致維持向上計画に基づく事業展開を強化するために、本計画へ位置付ける
ことによる“さらなる支援”が必要である。
◆本市における重点区域
◆重点区域における主な事業及び支援事業一覧
事業名
支援事業名
百舌鳥古墳群ガイダンス施設整備
百舌鳥古墳群周辺サイン等整備
ガイダンス施設アクセス道路整備
社会資本整備総合交付金
(都市再生整備計画事業)
40%
まちなみ再生事業
歴史的建造物保存修理事業
社会資本整備総合交付金
(街なみ環境整備事業)
1/2、1/3
【本件に関する連絡先】
建築都市局 都市景観室長
文化観光局 文化財課長
交付率
計画に位置付けられる
ことによる拡充
通常
45%
本計画に位置付けられる
ことにより、補助率拡充
などの支援が必要!
前田 林成(TEL:072-228-7432)
野田 芳正(TEL:072-228-7198)
‐18‐
生活保護費及び関連経費の全額国庫負担について
《重点要望項目》
【提案・要望先】
厚生労働省
~提案・要望事項~
●生活保護費及び関連経費を全額国庫負担とすること。
【現状と課題】
○生活保護の就労支援をはじめとする自立支援策及び適正化の取組は、平成26年度ま
で全額国庫補助で実施してきたが、平成27年度から地方の負担が生じており、事業
の後退が懸念される。
○生活保護はナショナルミニマムとして、国の責任において実施すべきであるため保護
費及び関連経費は全額国庫負担であるべき。
◆
堺市の生活保護の状況
生活保護費決算額の推移
生活保護受給世帯数・保護率の推移
(世帯)
(%)
(百万円)
48,000
28,000
2
(千円)
各年度4月1日の世帯数、保護率
本市の主な取組
●就労支援の強化(※平成 27 年 4 月から 4 分の 1 の地方負担)
民間事業者へ委託
・意欲喚起
・求人のマッチング
・支援対象者に応じた求人開拓
・就労に向けたマナーや知識、
技術を習得する就業訓練 等
●医療扶助適正化事業(※平成27年4月から4分の1の地方負担) など
・ジェネリック医薬品の使用促進、薬の重複処方の適正化(薬剤師の雇用)
・施術報酬の適正化(施術有資格者の雇用)
【本件に関する連絡先】
健康福祉局 生活援護管理課長
河内
義慶(TEL:072-228-7412)
‐19‐
《重点要望項目》
【提案・要望先】
厚生労働省
~提案・要望事項~
●国民健康保険事業の安定した運営のため、都道府県を財政運営の責任主体と
するに留まらず、医療保険制度の一本化などの抜本的な改革を早期に図ること。
●低所得層や中間所得層の保険料の負担軽減を図るため、国庫負担の引き上げ
措置を講じること。
【現状と課題】
○平成27年1月に打ち出された医療保険制度改革骨子に基づき、今後、公費投入に
よる国保財政基盤強化を図り、平成30年度からは都道府県が財政運営の責任主体と
なる予定である。
○しかし、国民健康保険制度は、依然財政基盤が脆弱で不安定であり、早急に医療保険
制度の一本化など制度の抜本的な改革を行うとともに、国庫負担の引き上げなどの
財政措置が必要である。
◆
堺市の国民健康保険事業の現状
1人当たり医療費の推移
1人当たり所得の推移
(円)
(円)
390,000
360,000
630,000
10 年間で
10 年間で
約11万円(18%)減少
約 10 万円(39%)上昇
600,000
330,000
570,000
300,000
540,000
270,000
510,000
240,000
480,000
1人当たり医療費は、年々増加!
1人当たり所得は、減少傾向!
被保険者の保険料負担が増大
被保険者の保険料負担能力は低下傾向
医療保険制度改革は順次実施されているが、国民健康保険制度が抱える
構造的な課題の解決には至っていない。
抜本的制度改革と財政支援措置の拡充が必要!
【本件に関する連絡先】
健康福祉局
国民健康保険課長
堀井
清司(TEL:072-228-7522)
‐20‐
基幹的広域防災拠点の耐震強化岸壁整備と堺2区の海域環境
改善事業の促進について
《重点要望項目》
【提案・要望先】
国土交通省
~提案・要望事項~
●大規模災害発生時に多量の支援物資の輸送が可能となる耐震強化岸壁(-10m)
を早期に整備すること。
●堺2区周辺の海域環境改善に資する事業を推進すること。
【現状と課題】
○基幹的広域防災拠点のうち、耐震強化岸壁(-10m)の整備が未着手である。市民
の安全・安心を確保するために早期整備が必要である。
○市民の財産「堺の海と浜」の再興、発展、継承のために、堺2区での豊かな親水空間
の実現が必要である。
1.耐震強化岸壁(-10m)の必要性と効果
2.海域環境改善事業の必要性と効果
~市民の安全・安心の確保~
~豊かな親水空間の実現~
○本施設は関西において唯一の海上アクセス可能な
防災拠点であり、防災上果たす役割も特に重要で
ある。
○親水性護岸は、海を眺めながらの散策や生き物
観察など、自然とのふれあいを楽しめる魅力的
な憩いの場を市民に提供できる。
○多様な船舶の着岸が可能となり、大規模災害発生
時には、さらなる多量の支援物資の輸送が可能と
なる。
○深掘れ海域である北泊地を浅場化することによ
り、抜本的な水質改善が期待される。
○平常時は港湾荷役のほか、観光客船の発着場所と
して活用できる。
【本件に関する連絡先】
建築都市局 臨海整備課長
山下
昌也(TEL:072-228-8033)
‐21‐
《重点要望項目》
【提案・要望先】
国土交通省
~提案・要望事項~
●大和川の治水安全度の向上を図るため、大和川高規格堤防整備事業に必要な財
源を引き続き確保すること。
●大和川高規格堤防整備事業と土地区画整理事業の一体的整備にかかる費用負担
の考え方を堅持すること。
【現状と課題】
○一体的整備事業は、市民が安全・安心に暮らすために必要な事業であるため、昨年度、
都市計画決定し、今年度は、事業認可に向けた手続きを進めているところである。
〇国土交通省においては、大和川高規格堤防整備事業と土地区画整理事業の一体的整備
にかかる費用負担の考え方により、整備期間中の予算を十分に確保する必要がある。
○一体的整備の事業化に向けては、関係機関(国土交通省、阪神高速道路株式会社)と
のより一層の連携及び協力体制の継続が必要である。
◆事業区間
◆大和川高規格堤防整備事業進捗状況
◆事業実施によるストック効果
【本件に関する連絡先】
建築都市局 高規格堤防推進室長
谷口
‐22‐
毅(TEL:072-228-0367)
市営住宅建替事業等の円滑な推進について
《重点要望項目》
【提案・要望先】国土交通省
~提案・要望事項~
●市営住宅建替事業等の推進に必要な予算を確保すること。
【現状と課題】
○建替えに係る事業量の平準化を図りながら計画的に事業を進めるためには、事業進捗
に応じた国の予算の確保が重要である。
○特に協和町・大仙西町住宅建替事業については、長期間にわたる事業であることから、
安定的な財源の確保が必須である。
◆建設年度別の市営住宅数
使用年数約50年を超えると長寿命型改善
を行わない場合は建替対象
600
(戸)
600
500
500
用途廃止
建替 対象
400
400
改善・相当期間管理
300
300
200
200
100
100
0
0
S23 S25 S27 S29 S31 S33 S35 S37 S39 S41 S43
S35 S36 S37 S38 S39 S40 S41 S42 S43 S44 S45 S46 S47 S48 S49 S50 S51 S52 S53 ・・・
(年度)
現在、全市営住宅の約4割が建替対象であり、さらに、今後、老朽化した住宅が一斉に
更新時期を迎え、事業量の急増が予想される
事業量の平準化による計画的な事業の推進には、事業進捗に応じた国の予算確保が必要!
◆協和町・大仙西町住宅建替事業の概要
被建替戸数:約 1,300 戸 事業期間:6 期 16 年(予定) 総事業費:約 279 億円
⇒本市の市営住宅建替事業の中でも、事業量・事業期間共に最大規模の事業である。
◆事業費及び国庫補助額(平成 29 年度は必要額)
平成 27 年度(実績額)
事業費
国庫補助額
(要望額)
2,935,354 千円
1,406,606 千円
(2,001,402 千円)
平成 28 年度
平成 29 年度(見込額) 今後 10 年間の総事業費
1,191,648 千円
(要望額での事業費)
291,403 千円
(559,604 千円)
2,628,479 千円
27,667,822 千円
1,444,245 千円
14,436,508 千円
【本件に関する連絡先】
建築都市局 住宅まちづくり課長
宇賀
善康(TEL:072-228-8215)
建築都市局 大仙西地区整備室長
山口
健
‐23‐
(TEL:072-228-7592)
一戸建て空き家の流通促進について
《重点要望項目》
【提案・要望先】
国土交通省
~提案・要望事項~
●空き家対策総合支援事業の要件を緩和すること。
【現状】
○現在、本市では空家等対策計画の策定を進めているところ。
○市南部の泉北ニュータウンでは、特に少子高齢化等のため、空き家の増加が見込まれる。
泉北 NT 一戸建て住宅の世帯主の年齢別世帯数
(出典:総務省 平成 25 年度住宅土地統計調査)
(単位):世帯数
6000
4000
2000
0
(0.0%)
(5.5%)
(13.3%)
(12.2%)
(28.7%)
4,268
(40.3%)
5,998
0
822
1,987
1,819
29 歳以下
30 歳代
40 歳代
50 歳代
60 歳代
70 歳代以上
(12.2%)
(28.7%)
(40.3%)
(0.0%)
(5.5%)
(13.3%)
6000
4000
2000
泉北ニュータウンでの取り組み(利活用)
0
822
1,987
0
◆産学民との連携による空き家のマッチング支援
1,819
4,268 before
約 70%
5,998
建築家・不動産業者・大阪市立大学・まちづくり NPO 等により
「泉北ニュータウン住宅リノベーション協議会」を設立。
◆取り組み例
→空き家調査・所有者と居住希望者のマッチング・リノベーション
→エリア価値向上のための地域魅力の創造・発信
after
【支援制度利用上の課題】
○上記取り組み加速化のため、国の支援制度である「空き家対策総
合支援事業」を利用するに際して下記の通り事業要件が厳しく、
実績数を見込めない。
・国費合計額の下限(1,000万円)
・活用及び除却の事業実施が必須(いずれかのみでは補助対象外)
・除却後の跡地要件(地域活性化のための利用に限定)
泉北 NT のリノベーション住宅
【一戸建て空き家の流通促進に向けて】
○空き家対策総合支援事業について、事業要件を緩和すること。
・国費合計額の下限
→
500万円に引き下げ
・活用及び除却の事業実施が必須
・除却後の跡地要件
→
→
いずれかのみでも可とする
住宅への活用(三世代近居等)を可とする
住宅流通を促し、子育て世代・若年層の定住増加をめざす!!
【本件に関する連絡先】
建築都市局
ニュータウン地域再生室次長
河井
央
住宅まちづくり課長
宇賀
善康 (TEL:072-228-8215)
‐24‐
(TEL:072-228-7530)
直轄河川改修の促進について
《重点要望項目》
【提案・要望先】
国土交通省
~提案・要望事項~
●大和川が引き起こす洪水から都市基盤を守るために、適切な河道管理を
推進し、さらなる河川改修に取り組むこと。
【現状と課題】
○大和川が引き起こす洪水から都市基盤を守るために、河口部において、土砂動態
をモニタリングしながら、流下能力の向上及び安定的な確保に資する河川改修を
実施するとともに、最終目標である200年に一度の降雨に対する河川整備を行う
こと。
◆大和川の河川改修(河口部掘削)
当初の目標:戦後最大の洪水(昭和 57 年 8 月)を起こした流量でも洪水を発生させない。
これまでの事業経過
大和川河川事務所が、平成11年度より河口から掘削を実施
(平成11~25年度で累計約200万㎥を掘削・平成25年度で完了)
しかし
今後も大和川が引き起こす洪水から都市基盤を守るためには、 引き続き適切な河道
管理を推進し、さらなる河川改修に取り組むことが必要。
最終目標:200年に一度の降雨に対応する整備
治水安全度が向上し、市民の安全・安心が確保され、良好なまちづくりや
沿岸部への企業の進出などの展開が期待される。
◆大和川の断面(阪堺大橋
下流側)
掘下げ機械
水面
堤防
1.2
堤防
川底
130m
川底
川底(斜線部)を掘下げた断面
◆河口部掘削実施状況
大阪市
堺市
掘削済
【本件に関する連絡先】
建設局 河川水路課長
梅原
清司(TEL:072-228-7418)
‐25‐
安全で快適な道路空間の創出と保全の推進について
《重点要望項目》
【提案・要望先】
国土交通省
~提案・要望事項~
●自転車通行環境の整備、特定道路のバリアフリー、計画的な舗装補修、道路施設
の点検等による安全で快適な道路空間の創出と保全の推進に必要な財源を十分
に確保すること。
【現状と課題】
事故割合が約 1.5 倍!
18
%
○本市で発生する全交通事故に占める自転車関連事故の
割合は、全国平均18%に対し28%と非常に高い。
○急激に進む高齢化に対応した、高齢者・障害者など、
誰もが移動しやすい歩道のバリアフリー化整備が必要。
○舗装や標識、照明灯など道路施設は、急激に老朽化が進行。
○劣化進行後の対応ではコストが増大。舗装の場合、約3倍
にコストが増大し、将来、多額の補修費が必要。
28
%
舗装劣化が進行
◆本市における取組
自転車関連事故の
削減
・安全で快適な自転車通行空間の早期整備を実現することで、自
転車関連事故の削減を図る。
特定道路の
バリアフリー化
・超高齢社会に対応した誰もが移動しやすく安全・快適な歩行空
間の実現。
道路施設の
メンテナンスサイクル構築
・予防保全型の補修・点検を実施し、市民の安全・安心の確保、
維持管理費の縮減・平準化の実現。
(百万円) 国庫補助額の推移
自転車通行環境
内示率 11.7%
H28~H32必要事業費
特 定 道 路 の
バリアフリー化
1,135
(百万円)
道 路 施 設 の
計画的な点検・補修
1,365
1,949
今年度ベースの事業費(内示額)のまま推移すると…
対応の遅れによる問題点の悪化
H28~H32事業費
( H32時点予想進捗 )
150
(13%)
245
(18%)
(百万円)
497
(25%)
誰もが移動しやすく安全で快適な道路空間の創出と保全の推進に必要な財源の確保が必要!
◆事業費及び国庫補助額
平成 27 年度(実績額)
平成 28 年度(内示額)
平成 29 年度(見込額)
費
470,368 千円
167,121 千円
1,342,052 千円
国庫補助額
251,708 千円
90,266 千円
737,079 千円
(要望額)
(535,990 千円)
(771,408 千円)
事 業
【本件に関する連絡先】
建設局 自転車環境整備課長
建設局 道路整備課長
建設局 土木監理課長
田中 正道(TEL:072-228-0294)
小林 邦明(TEL:072-228-7095)
小畠 一剛(TEL:072-228-7416)
‐26‐
連続立体交差事業(南海本線・南海高野線)の推進について
《重点要望項目》
【提案・要望先】
国土交通省
~提案・要望事項~
●踏切除却による交通渋滞の解消及び安全性の確保などのために、連続立体交差
事業(南海本線・南海高野線)の推進に必要な予算を十分に確保すること。
【現状と課題】
≪南海本線連続立体交差事業≫
○平成26年度から鉄道工事に本格着手しており、事業費が多大に必要となる中、事
業効果の早期発現が必要。
≪南海高野線連続立体交差事業≫
○踏切事故や交通渋滞の解消及び本市の中心市街地の活性化に大きな役割を果たす
ために、事業化に向けた調査・検討が必要。
連続立体交差化のメリット
・踏切を除却し、交通渋滞の解消及び安全性の確保!(交通渋滞、踏切事故がゼロに)
・快適な駅利用の実現!(駅前交通広場の整備等)
・市街地の活性化(南海本線連立:旧駅舎保存活用による市民協働のまちづくり推進)
(南海高野線連立:中心市街地の活性化に寄与)
N
[南海本線連続立体交差事業]
現在の進捗状況
平成28年度仮線工事本格着手!
用地取得率 約 89%(H28.3 時点)
周
仮線工事
辺づくりの促進
事業費の安定的な確保が不可欠!
事業費の確保が困難となれば、
事業進捗が遅れるとともに、
旧駅舎活用開始時期に影響大
[南海高野線連続立体交差事業]
新規着工準備採択
平成 21 年度取得
現在の進捗状況
都市計画決定に向け調査検討中
中心市街地の活性化に寄与!
◆事業費及び国庫補助額(必要額)
※社会資本総合交付金(連続立体交差事業による都市交通の円滑化及び安全安心で魅力あるまちづくり)
事業費
国庫補助額
(要望額)
平成 27 年度
593,600 千円
326,480 千円
(616,000 千円)
平成 28 年度(内示額)
1,689,210 千円
929,065 千円
(1,553,714 千円)
平成 29 年度(見込額)
3,063,385 千円
1,684,861 千円
堺市事業区間進捗率 70.5%(平成 26 年度末時点)
【本件に関する連絡先】
建設局 連続立体推進課長
金田 幸治(TEL:072-228-7573)
‐27‐
《重点要望項目》
【提案・要望先】
国土交通省
~提案・要望事項~
●都市の安全性・利便性などの確保に向けた都市公園の整備及び官民連携による
都市公園の再整備等を行うために財源を確保すること。
【現状と課題】
○本市では、定住性の高いゆとりある快適なまちづくりをめざして、現在まで、都市の安
全性・利便性などの確保に向けた都市基盤整備を行ってきた。
○しかし、社会情勢の変化が著しい中で市民のニーズが多様化しており、以下の事業にか
かる財源の確保が課題となっている。
①【大仙公園】世界文化遺産登録をめざす仁徳天皇陵古墳・履中天皇陵古墳に隣接する百舌鳥
古墳群を活用したまちづくりを推進しており、大仙公園において古墳群を保存・活用した
歴史公園を整備。
②【原山公園】泉北ニュータウンの活性化につなげるために、PFIの手法により原山公園に
屋外・屋内プールを備えた施設を新設し、
「子どもから高齢者まで誰もが健康づくりを愉しむ
きっかけをつくる公園」の再整備を行うとともに、民間のノウハウを活用し公園全体のパー
クマネジメントを行うことで、多様化する市民ニーズに対応した運営を実施。
③【原池公園】防災機能を充実し、野球場の機能を新たに有する運動公園を整備。
④【新堀公園】一次避難地の機能を有し、地域に親しまれる身近な近隣公園を整備。
⑤【長寿命化計画策定】公園施設の安全性確保とライフサイクルコスト縮減を図ることを目的
とした長寿命化計画を策定。
④新堀公園
仁徳天皇陵古墳
①大仙公園
履中天皇陵古墳
③原池公園
①大仙公園
②原山公園
②原山公園
⑤長寿命化計画策定
③原池公園
都市公園の整備及び官民連携による都市公園の再整備等に向けた
大規模事業を推進するために財源の確保が必要。
■事業費及び国庫補助額
(平成 29 年度は必要額)
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
事業費
699,970 千円
917,000 千円
1,869,000 千円
国庫補助額
(要望額)
238,990 千円
(421,000 千円)
357,000 千円
(443,000 千円)
【本件に関する連絡先】
建設局 公園緑地整備課長
樫木 謙次(TEL:072-228-7424)
‐28‐
935,000 千円
《重点要望項目》
【提案・要望先】
総務省・財務省
~提案・要望事項~
●下水道事業の公的資金補償金免除繰上償還制度について、平成29年度以降、
事業固有の財政状況を反映した要件にするなどの制度拡充を図ったうえで、再度
実施すること。
【現状と課題】
○下水道は、水環境の保全や浸水対策など、都市基盤を支える重要な役割を担っているが、
その整備には莫大な事業費を要する。本市においても企業債を活用することにより、
この重要なライフラインを整備しているところである。
○今後とも下水道が継続的に機能し続けるためには、財政の健全性を確保する必要があり、
水需要の減少による下水道使用料収入の減少も懸念される状況下においては、積極的な
支出の削減を図る必要がある。本市においては、特に過去に借り入れた高金利の公的
資金にかかる支払利息の削減が課題となっている。
ああああ
○平成24年度までの制度
下水道事業は公営企業
しかし
=独立採算
公営企業会計以外の一
結果
一般会計の財政状況が
般会計の財政状況を含
・悪い団体
⇒
めた指標が要件
・良い団体
⇒
本制度の対象
〃
対象外
※独立採算を原則とする公営企業にも関わらず、その財政状況ではなく、一般会計の財政状況で
判断され、本市下水道事業会計は、年利5%台の債務について対象外となったため、多額の利払
いにより累積欠損金を早期に解消することが出来ない。
本市下水道事業は、H27末で年利5%台の債務が42億円、累積欠損金が54億円(見込み)
独立採算を原則とする下水道事業会計としては、事業固有の財政状況を的確に反映した指標
を要件とした制度を再構築し、平成29年度以降に再度実施することが必要。
平成29年度に、年利5%台の残債の繰上償還が可能となった場合の利子削減効果(概算)
【効果額(単位:百万円)】
【利子額(単位:百万円)】
150
300
242
223
100
200
180
107
50
利子(借換前)
利
子
削
減
効
果
利子(実際借換後)
効果額累計
0
100
0
H30
H30
H31
H31
H32
H32
H33
H33
新たに2.4億円の経費削減効果を生み出すことができ、累積欠損金及び資金状況が改善する。
【本件に関する連絡先】
上下水道局 経営企画課長
中塚
肇(TEL072-250-9227)
‐29‐
堺市市長公室企画部
〒590-0078
堺市堺区南瓦町3番1号
TEL:072-222-0380
FAX:072-222-9694
HP:http://www.city.sakai.lg.jp/
堺市行政資料番号
1-C1-16-0108
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