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【7】 高松テルサ

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【7】 高松テルサ
市民と市長との意見交換会
No
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4
日程
H23.6.20
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場所
【閲覧用】
質 問 内 容
関係部局
マニフェストの12項目すべてが高松発展にどのように繋がっていくのか。高
松発展の条件とは何か。
高松市の港頭地区の再開発という大きなプロジェクトも終わって,21世紀に
夢を持つようなものがない。今日,東京都の石原知事が2020年のオリンピッ
高松テルサ
市民政策部
ク招致にまた手を挙げた。例えば,オリンピックに高松市が立候補すると皆びっ
くりするかも分からない。少し皆がびっくりするようなもので全国に発信すると
か,ダイナミックな,インパクトのある大西カラーというものをどの辺で出していく
のか。
サンポート北側街区について,6月10日の新聞には,サンポート北側の街区
高松テルサ は分譲もしないし,建物整備もしない,土地売却がダメだという中間報告が出た 市民政策部
という記事が載っていたが,どうなるのか。
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屋嶋城跡の発掘,復元整備は,現在進行中であるが,屋島の大きな歴史と夢
を持つものに,もう1つ北嶺の千間堂跡の開発がある。
高松テルサ これは,一日も早く実現して,目に見える形のものを作っていただきたい。これ 教育部
は,予算的にもあまりかからないのではないかと思う,また,かける必要もない
と思う。素朴なもので良いのではないか。
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実は,前市長の時に環境省に対して,屋島再生を何とかしてくれということで
要望書が小池大臣に出た。そして,平成21年の1月に環境省で屋島の再生計
画ができている。それで,小さなことであれば初年度から5年ぐらいでやれるだ
ろうと。大きなことは,また別だということであるが,一向に何をしているのか未
だに目にしたことがない。
市長さん,あるいは知事さん,地元民を含めて,屋島を何とかしようという話
市民政策部
が出て10年が経過している。市長さんも,今,一生懸命やってくださっていて,
高松テルサ
産業経済部
誠にありがたいことだが,環境省の立派な計画ができている。どうしたのかと思
教育部
う。この機会に,高松市から環境省に大きなことではなく,小さなことでいいの
で,今,動き始めていると。屋島を訪れた地元民が,それを目にできるように早
く動いていただきたい。
今,山上では民間の廃屋がどんどんと退いている。特に,北嶺は環境省管轄
で環境省の土地ではないか。やろうと思ったら池の周りでも,千間堂のちょっと
した建物でも,計画に入っているのだから。何か目に見える形で動いてほしい。
回答者
回 答
市長
マニフェストの12項目について,総花的ではないか,また,大西カラーが見えてこないということだが,私自身で
すべて立てさせていただき,考えさせていただいた。私がやりたいことを入れ込んだつもりである。ただ,12のキー
ワード自体は,一般的なキーワードだが,そのキーワードの中に盛り込んでいる60の政策を見ていただければ分
かるが,具体的に,これをやるというものをきちんと位置付けさせていただいている。
したがって,それの実現というものを,この2期目の4年間で,是非とも,やり遂げていきたい。これが大西カラーだ
と言われれば,大西カラーだと私は思っている。ただ,もっと夢のあるような,できそうもないようなことをぶち上げた
らどうだというお話しだが,それを私がぶち上げても,できそうにないことであれば荒唐無稽な話しになるだけであ
る。
多分,政治家としてのキャラクターもあると思う。例えば,キャラクターでそういうのをぶち上げて,それはちょっと
無理だが,「あの人が言っているから明るい話題になっていいなあ。」と肯定的に取られる人と,「ぱっとぶち上げ
て,そんなできもしないことばっかり言って。」というふうに取られる人と,いろいろあると思っているが,私は,なかな
かそれができにくい体質なのかなと思っている。
ただ,少し,思い切ってこういうことをやりたいということを,積極的に出すように心掛けていきたい。
市長
中間報告では,あの土地が,いわゆる公共空間として広々とした土地としてあるのだから,その上に,いわゆる箱
物を,大きな建物を造ったりしない方がいいということである。しかも売却方針もあったが,民間に売却して何に使
われるか分からないという形にするよりも,売却をしないで,市民のための憩いの場として,基本的には公園のよう
に,皆が憩える場として活用すべきではないかというような方向での報告をいただいた。
最終結論は,もう少し議論していただいて,秋口ぐらいにもらう予定であるが,多分,その方向性に沿った形で,よ
り具体的な,こういうふうな整備をすべきではないかという方向が出てくると思っている。
私どもとしても,この検討委員会での方針を尊重して,その方向に沿った形で考えていきたい。
市長
私どももそう考えている。ただ問題は,屋島のあの辺全体が国立公園であり,しかも史跡でもあり文化財でもあ
る。さらに,地層なども天然記念物である。したがって,土地の現状を変えることになると非常に難しいものがある。
北嶺での一番の難点は,結構,遠いことである。駐車場から千間堂に行くのにも遠いし,遊鶴亭まで行くとすると,
さらに遠い。これからは,観光客にも高齢者が増えてくるので,例えば,電気カートを走らせて案内するなど,割と気
軽に行けるようにできないものかというアイデアをいただいたことがある。ただ,道をある程度,整備しなければなら
ない。そうなると文化庁から許可が下りないということになる。
もう1つ大きな問題として水族館がある。屋島水族館がリニューアルして,今,年間20万人強のお客さんに来てい
ただいている。ただ,老朽度が激しくて,建て替えるとなると,単純には文化庁から許可が下りない。そういう状態に
あるので,いろいろな専門家に集まっていただき,屋島は将来こういう形で残していく,こことここだけは最低限の整
備を行っていく。観光の面でも,若干,配慮したような開発まではいいのではないかと思う。ただ,ここは一切手をつ
けずにきちっと残そうというような将来的な絵をある程度描いていただき,それをオーソライズしていただき,個別の
整備などに繋げていきたい。
そのために,この8月ぐらいから屋島会議というのを作って,2年間弱かけて屋島の活用基本方針を出し,屋島活
性化基本構想を打ち立てたい。
その中に,今,言われた北嶺,特に,千間堂辺りをどういうふうに生かしていくのかなども,きちんと盛り込んでい
きたい。
市長
私も平成19年5月に市長になった時,屋島をどうにかしないといけないと思っていた。ただ,その時は環境省が計
画を作って,やってくれるという話だった。
ここに来て,レストセンターとか屋島館あるいは談古嶺の廃屋が退いた。
これは非常に画期的な動きだと思っている。その跡地をどういう形で活用していくのか,それも含めて屋島会議で
全体の絵を描いていただきながら,市としても皆さんの御要望を受けて,できれば,こういう方向にしてほしいという
ようなことを訴えかけていきたい。
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場所
【閲覧用】
質 問 内 容
高松テルサ
関係部局
都市整備部
平成16年の台風の時の高潮対策として,高松も鬼無の辺りからずっと,海岸
高松テルサ に堤防というか,嵩上げをしていると思う。現在,その時の推定で何m来るとい 都市整備部
う推定にしているのか。今までに完成しているところはどのくらいの高さである
のか。
高さ等々で,我々住民として,もしその辺りを質問された時に,どういうふうに
答えたら良いのか,分かったらお願いする。
高松テルサ
高松テルサ
総務部
市内で3箇所のため池を,モデル地区として草刈に助成金を出して管理され
ると伺っている。今後,そのモデル地区はどういうふうに展開されるのか。
産業経済部
不要になったため池などを埋め立てて,何かほかの面で利用するとか,逆に
安全対策として,老朽化したため池を潰してしまうということも考えられる。
高松テルサ これは地区の水利組合や関係者の意見もお聞きしないといけないが,そうい 産業経済部
う方向での検討もなされてしかるべきではないかと思う。
特に,水質や草刈等の管理問題について,市のお考えをお聞きしたい。
回答者
回 答
防潮堤の高さは,東南海・南海地震の被害想定によると,高松港の場合,最大津波水位が2.4mとなるので,こ
れに対応するよう整備を進めている。
都市整備部次長
平成18年3月に県が策定した「津波・高潮対策整備推進アクションプログラム」に基づいて,県・市ともども整備を
行っている。
過去の最高潮は,2.46mだが,そういうことも踏まえて,平成18年に作ったアクションプログラムに基づき,県・
市で整備している。
都市整備部次長
防潮堤等については,第1期の計画で27.4kmの防潮堤を作るようになっており,そのうち,76%に相当する2
1kmの整備を終えているという状況である。
総務部長
今回の東日本大震災の津波が,非常に大きかったので,東南海・南海大地震に対応する被害想定についても,
今後,見直されると思う。ただ,その数字が具体的に出てくるまでは,もうしばらくかかると思う。高さがまた変われ
ば,当然,対応も変わってくる可能性がある。その中で,工事をするのは期間がかかるので,当面どうすればいい
のかを考えて,高い所へ逃げる。
特に,ある程度,地域の中で,逃げる場所を決めていただく。市の施設も国・県・民間の施設も含めてだが,とりあ
えずはここに逃げておけば,例え5mの津波がきても大丈夫と。5mは仮の数字だが,そういった所をこれから決め
ていき,地域の皆さんと一緒に,どこに逃げるのかを決めさせていただきたい。
また,これから地域の方に,我々の方から行って御相談させてもらいながら決めていきたいと考えている。被害想
定は,もう少しかかるのでお待ちいただきたい。
産業経済部長
本市では,今年,「ため池守り隊」というのを,3か所のモデル地区で実施させていただきたいと思う。今まで,た
め池は水利組合,土地改良区といった水を守る,使う立場の人に保全をしていただいていたが,非農家の方も含め
て,地域でため池を守っていこうという取組である。
今年は3地区で実施するが,その内容によって,来年度以降,本格実施に向けて内容を見直した上で,その充実
を図っていく方針である。
産業経済部長
ため池を管理している水利組合や土地改良区の経営基盤は,以前に比べて農業者が年を取ってこられたという
こともあって,そこの部分の内容の見直し,例えば,土地改良区の合併とか事務統合とか,そういうのも考えていき
たい。
また,堤防の決壊の心配がある所についても,国や県の制度を使って,市では,大きな池から,順次,堤防の検
査を実施し,堤防の強化を図っている。
水質の問題であるが,ため池には,今,具体的な水質基準というのはない。ただ,ため池の役割として,地域の中
で生活の一部となっているので,地域で何か水質も良くなるような取組ができないか,先ほどの「ため池守り隊」の
中で,取り組めることがあるのかどうかも検討してまいりたい。
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日程
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【閲覧用】
質 問 内 容
関係部局
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名前は忘れたが,ヨーロッパ等の都市で,次のような事例があると思う。
鉄道との結節点やバスターミナルに広い駐車場を作り,市民は,そこに車を
高松テルサ 置いて公共交通を利用して都市に入ってくる。そうすれば,低炭素社会に向
け,二酸化炭素ガスが非常に少なくなるし,公共交通も生かせると思う。
本市でも,このようなことに取り組んではどうか。
H23.6.20
私は,一昨日まで,ヨーロッパに行っていたが,チューリッヒから30kmぐらい
離れた駅の事例である。
高松で言えば,片原町か春日川のような駅だが,そこは200メートル程の長さ
で,囲いがなく,自転車置場からでも,どこからでも駅に入れるようになってい
る。片原町で言えば,商店街・スーパーのレジからもすぐに入れるようになって
いる。
高松テルサ このようなことは田舎の駅だけかと思ったら,高松駅のようなところもそうなっ 市民政策部
ている。チューリッヒにも,全く,改札がなく,自動販売機だけがある。これが高
松市でも実現できれば,便利なまちになると思うので,琴電からでも始めるよ
う,研究してみてはどうか。
市民の皆さんとグループを作って,研究しに行くようなことから始めて,トラム
もそこから発展させていき,さぬき浜街道の交差点問題も,そのような中から解
決していくことを考えてみてはどうか。
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香川県は,医療のIT化が最も進んでる県だということで,高松市もそうだと思
う。2年前には,林町のベンチャー企業が経済産業大臣賞に続いて,中小企業
庁長官賞を受け,周産期電子カルテの普及,産婦人科向けの母子手帳のウェ
ブ化,周産期向けのプログラムの開発で大きな賞をいただいている。
高松テルサ 先日も新聞で拝見したが,岩手県で被災した所を,遠隔医療ネットワークで支 病院局
援したということは,本当に大きいことだと思う。また,美術館北通り診療所も
オープンし,グループ会社だと思うが,その2店の医療機器の事業も順調に軌
道にのっている。これからの高松市にとって,どういうふうに生かしていくのか,
また,期待しているものをお聞きしたい。
市民政策部
回 答
回答者
市長
ヨーロッパの場合,公共交通は税金を投入して実施する施策となっている。福祉施策と同じように公共交通施策
が行われている。ストラスブールのトラムなども,全部,税金でまかない,しかも市の公社などで,駐車場とトラムを
一体化して経営している。このため,駐車場に車を停めてトラムに乗る人は,駐車場料金はタダというような設定も
できるわけである。そのための交通税というのが,フランスにはほとんどの都市にある。
日本の場合は,通勤手当が出されているのに対し,ヨーロッパの場合は,通勤手当は出さず,市が企業から,い
わゆる公共交通税を徴収して,企業に働く人たちの足を確保する政策体系になっている。そのあたりの根本的なと
ころが違うため,ヨーロッパと同じような形で日本の都市において公共交通を整備するということは,なかなか難し
いという課題はあるが,目指す方向性としては,是非,そのような方向で考えていきたい。
市長
御指摘のとおり,特に,ドイツなどは,改札もチェックもない。電車に乗る時にタイムカードのようなものを押す程度
で乗車できる。降車時も,チェックなしで出て帰ることができる。性善説に基づいて実施されているようだが,車内で
時々見回りがあり,タイムカードを押していない,切符を持っていないなど無賃乗車が見つかれば,何百倍もの罰
金,日本でいえば10万円も20万円もとられるという社会である。
成り立ちが全然違うので,なかなか一挙にそのような社会としていくことは難しいかと思う。やはり,公共交通は,
市民皆んなのものだという意識の下に,まちづくりと一体となって,そういうものを運営できないだろうか,高松でで
きることはどんなことがあるのだろうかということを議論する場を作ってもおもしろいと思う。
皆でいろいろな例をアイデア競争みたいな形で出し合って,高松でいいところを取り,いいものができればと思うの
で,そのような場の設定ができるかどうか検討してみたい。
市長
香川県・高松市は,面積が狭く,救急車の到達時間は全国でも非常に短い,あるいは,今,御紹介のあった医療
に対する情報化の度合いが非常に進んでいることで有名である。特に,かがわ遠隔医療ネットワーク(K-MIX)とか,
周産期電子カルテなどは,香川大学が中心となってやられており,全国的にも有名になっている。産業という意味
でも,中小企業の開発なども進んでおり,賞を受けたりして発展している。こういうのをうまく,発展させていきなが
ら,合わせて香川県・高松市は,医療の情報化が非常に進んだところであるとPRしていく。
そのことによって,非常に医療などが安心して受けられる土地だということで,香川県・高松市の良い方の知名度
が上がっていくと思うので,そういうのをやっていきたい。
ただ,K-MIXとか,周産期医療電子カルテなどの全体の普及とか,あるいは,開発になると,どうしても香川県
が中心となる。今度,国の方が作ろうとしている総合特区制度などにも,K-MIXをさらに発展させたものを載せて
いこうと,今,検討されているようなので,県の動き等,他市とも連携をしながら,県全体の動きの中で高松市として
やるべきことをきちっとやっていきたい。非常に,よい方向での提案だと思っている。
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