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給与関連書類の保存期間

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給与関連書類の保存期間
ニュースレターの
ニュースレターのタイトル
APO_社会保険労務士法人
社会保険労務士法人
第 35 号 発行日 2011.2.1
APO _ 社労士通 信
給与関連書類の
給与関連書類の保存期間
1月末の法定調書、給与支払報告書の提出が終わり、給与担当者の方は、これで給与の一年が終わったとホッとされている頃
ではないでしょうか。次に、新しい年度に向けて書類の整理を始めることになるかと思いますが、社員一人ひとり入社時から
の人事、給与書類を全部ためていては、スペースの確保に加え、個人情報管理においても難しさが増してきます。この機会に、
現行の保存期間が適正かどうか一度見直しをしてはいかがでしょうか?法令による保存期間の定めがないものについては、そ
の重要度により、永久保存、10年、5年等と会社ごとに決めてよいことになりますが、保存期間が決められている書類も多
くありますのでご注意ください。一例として、下記に給与関連の主な書類の保存期間をまとめてみました。
起算日の「完結の日」はどのように考えればよいでしょうか?資格喪失届の場合は退職または死亡の日がそれにあたり、
タイムシートなど労働関係に関する重要書類の場合は、最後に記入した日、例えばタイムシートであれば各月の末日が完
結の日と解釈できます。
第 35 回
労働基準法の
労働基準法の罰則
労働基準法は行政取締法規と呼ばれますが、違反の内容の軽重によって①1 年以上 10 年以下の懲役又は 20 万円以上 300 万
円以下の罰金、②1 年以下の懲役又は 50 万円以下の罰金、③6 ヶ月以下の懲役又は 30 万円以下の罰金、④30 万円以下の罰
金の 4 種類の罰則の規定があります。その中で一番重い罰則は①で、労基法第 5 条の強制労働の禁止の規定に違反した場合
に適用されます。また、労基法第 121 条には「両罰規定」といわれる規定があります。これは、事業主が直接違反行為をし
ていない場合でも、違反行為をした者が従業員等の場合には、事業主に対しても罰金刑が科せられるというものです。
ところで、なぜ労基法に違反すると罰金刑のみではなく懲役刑も科せられるのでしょうか?労基法は、憲法第 25 条 1 項の
生存権(健康で文化的な最低限度の生活を営む権利)を具体化したものといわれますが、労基法に違反するということは、
労働者の生存権を害することになるので、刑法の暴行罪や傷害罪等と同じように重い罪が科せられるのです。法定労働時間
や法定休日、休憩の規定違反、割増賃金の未払いというケースは、上記罰則の③が適用され懲役刑をも科せられることがあ
りますので、会社と自分を守るためにも、労基法のどの規定違反にどのような罰則が科せられるのかは知っておく必要があ
ります。なお、労基法には「労働者の定義」等のように言葉の定義を規定した条文等罰則の適用のない規定もありますが、
第 36 条の 36 協定の作成届出のように、条文上では罰則の適用がなくても、法定労働時間、法定休日の規定違反から間接的
に履行が義務づけられる規定もありますので注意が必要です。
お問い合わせは担当スタッフまたは下記までご連絡ください。
APO_社会保険労務士法人 本田和子 / 望月伸恵 / 三浦俊彦
〒162-0824 東京都新宿区揚場町 1-18 飯田橋ビル 7F 電話 03(5228)1820
ホームページもご覧下さい。
FAX 03(5228)1830
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