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第2回 森林体験&里山トレッキングを終えて

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第2回 森林体験&里山トレッキングを終えて
URL:http://www.geocities.jp/hnc21wakasa/
Mission & Passion No.32
Hyonosen nature club
No.32
2011年
12月23日発行
第2回 森林体験&里山トレッキングを終えて
昨年度に引き続いて実施した当クラブ主催の「森林体験&里山トレッキング」事業が11月13日(日)無事終
了しました。
今年度も県の森林環境保全税関連事業として認定いただき、計5回に亘って森林インストラクターの清水章
雄さんから森林の働きを伺ったり樹木の観察を行ったりしながら歩きました。
昨年度は「若桜鉄道でいく・・・」と冠をつけ若桜鉄道の各駅を発着点として鉄道沿線の里山をトレッキングし
ましたが、今年度は基本的に現地集合現地解散としたため活動範囲を広げることができ、参加者が昨年度の倍
以上と大いに盛り上がりました。1回から5回目までの概要は次のとおりです。
(1回目:東山と中国自然歩道巡り 雨のため8月28日に延期)
当初5月22日に予定していましたがあいにくの雨で延期、夏の盛りに実施しました。登山口の広場を駐車場と
するため事前にスタッフが草刈まで済ませていましたが、なんと広場への進入路を不心得な登山者(姫路ナン
バー)の車がふさいでいる始末。やむなく林道の路側に30台近い車を止めました。トレッキングは快調で素晴ら
しい眺望を楽しみましたが、頂上のブナが無残にも伐採されており残念でした。
(2回目:丸瀬山周辺の中世の城跡巡り 6月26日)
八頭町の竹林公園に集合、丸瀬山から尾根を伝い、中世に築かれていた半柵城址、鉢伏城址を経て西谷地
区に降り竹林公園まで歩きました。ひととき歴史の世界に迷い込んだようでした。
かなりのアップダウンや藪こぎもあり、山歩きに慣れていない参加者にはかなりきつかったようです。
(3回目:霊石山のふもと巡り 9月18日)
河原町にある県の林業試験場に集合し、試験場長さんのお話を伺った後敷地内に整備された21世紀の森を
散策して霊石山の中腹へ。霊石山の名前の由来となった神の御子岩、源範頼の墓、最勝寺跡を経て霊石山頂
上近くにあるハングライダーやパラグライダーのスタート地点まで歩きました。ここで昼食、天気もまずまずで眺
望は素晴らしく、素敵な昼食タイムとなりました。
(4回目:ふる里の森と扇ノ山巡り 10月16日)
八頭町のふる里の森駐車場に集合。色づき始めたブナをはじめとする木々を観賞しながら林道をさかのぼり
扇ノ山登山口へ、ここから本格的なトレッキングとなりました。かなりの急登もあり、汗を拭き拭き喘ぎながら山
頂に達した後のそう快感は格別でした。また下山後希望者はふる里の森も散策しました。
(5回目:清徳寺の巨樹、銘木と中国自然歩道巡り 11月13日)
八頭町にある清徳寺の境内に集合。初めに堂守をされている南川さんに清徳寺の縁起などお話を伺いまし
た。境内のモミジやイチョウなどの紅葉の見ごろはもう少し先のようでした。
清徳寺を出発し茂谷までは車道を、そして茂谷から中国自然歩道となっている山道を遠見峠まで。杉林の中を
黙々と歩き、途中出水等で崩壊した個所を慎重に通過しました。遠見峠付近の若桜町側はこならの雑木林で明
るく黄金色に輝いていました。峠のお地蔵さんに手を合わせ尾根筋を少し進んで眺望の素晴らしいポイ
ントへ。かすんではいましたが180度以上の眺めを楽しみながら昼食をとりました。
なお、今年度最後のトレッキングでしたので下山後参加者からアンケートをいただきました。
(次ページへ続く)
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URL:http://www.geocities.jp/hnc21wakasa/
Mission & Passion No.32
Hyonosen nature club
(前ページからの続き)
〔終わりに〕
昨年度そして今年度と実施したこの事業を来年度どうするのか?参考とするため参加者からいただいたアン
ケートを集計しました。
(アンケート結果)
催しに対する満足度は回答者全員が「大変満足」または「満
足」と好評価をいただきました。スタッフの対応についても良
かったようです。
しかし課題も出てきました。参加者の力量の差が大きく、そ
れぞれの行程についてあらかじめ難易度を示してほしいなど
の意見もありました。裏山を散歩する程度の軽い気持ちで参
加された方もあったようです。そのほか説明の方法について
も最後尾は聞こえないなど改善すべき点もありました。
これらのアンケート結果も参考にしつつ検討していきたいと考
えています。
(清水さんの解説を聞く 東山にて)
(トレッキング担当 浅井 渉)
この事業はとっとり県民参加の森づくり推進事業補助金を活用させていただきました。
こだわりの道具たち(12)
お題が「こだわりの道具たち」で
すが・・・
考えちゃいますね。今までそう
そう意識して使っていたものが無い
の で、逆 に 無 意 識 の う ち に 日 々
使っているものたちが私にとっての
こだわりの道具なのかも知れませ
ん。
そんな中で迷うことなく今一番の
こだわりの一品が、三十年ぶりに復
活した腕時計かな?(よくも三十年
も ほ っ たら か し に して いた もの だ
と・・・いや保管していたのです)。
昨年この時計の復刻盤が発売
になると、ちょっと風の便りで聞き
つけて、それならすごく想いの籠っ
た時計だったので、修理できない
かと思い、チョッと時計屋さんに相
談。そ の 結 果!復 刻 盤 の 時 計 は
姿・形のぜんぜん違う最新モデル
に・・・名前だけの復刻でした・・・残
念!!。
しかし、せっかく机の奥の片隅
から三十年ぶりに日の当る所へご
出座いただいたのですから、メー
カーさんへ問い合わせて送ったと
<<ファイブアクタス>>
こ ろ、返 事 が な ん と「技 術 継 承 の
為、修理したい」とのこと(よっぽど
酷かったのかな・・・)。
戻ってくるまでに、一ヶ月待ちま
したね。修理代も元値よりも高くつ
きましたが、でもこうして動いている
姿を見ると最新の時計と違って、シ
ンプルかつでかくて重いけれど、見
ていても飽きないですし、着けてい
ても不思議と腕に馴染んでくるんで
すね。動いているというよりも、一
生懸命生きているって感じですか。
ついでに(メーカーの)コメントが
ついていました。「この時計は防水
ではありません・・・」と。それからも
う一生ものです。
今、あらためてこの時計を眺め
てみると、初めて持ったのがこの時
計で、あれから四十二年、古い話
ですね。十代、二十代をともに過ご
してた頃が鮮明に蘇ってきますね。
この時計くんは歌舞伎町の噴水に
飛び込んだり、また井の頭公園の
池で泳いだり、海水浴にも数回行
きましたね。知らないということは、
おそろしいものですね。ついでにベ
2
会員 山田和洋
ルトがかかっている訳まで思い出し
ちゃいました。
ちなみにこの時計くんの名前は
「ファイブアクタス」。自動巻きで二
十一石。昭和45年産まれです。今
は腕にはめているか、ときたま振っ
てあげないと一日でとまります。で
すから手放せないですね。まあ、あ
とはどっちが早く・・・、ですか。
最後にもう一つ、時計くんと同期
で、一緒に机の奥で眠っていた万
年筆くんにも復活してもらい、こだ
わりの一品として活躍してもらいま
しょう。
次回も同級生つながりで、山本
安雄くん、ヨロシクネ!!
URL:http://www.geocities.jp/hnc21wakasa/
Mission & Passion No.32
Hyonosen nature club
ふ る さ と の 自 然 シ リ ー ズ
3 0
文/山本賢二
何これ! 無残 東山山頂のブナ
若桜町内第2の高峰である東山
(1388 m)は、チ シ マ ザ サ (根 曲 り
竹) が密生し登山道が未整備のた
め登山者を寄せ付けなかったが、
近年若桜町と智頭町境界に沿って
笹が除伐され登山道が開かれたの
で、今年度事業の「森林体験&里
山トレッキング」で東山登山を8月
28日に実施した。
若桜町側の北側斜面は樹木が
皆伐されているものの、智頭町側
はブナの大木や天然杉が林立する
原生林の景観に浸りながら、私を
初め多くの登山者が未知の挑戦に
ルンルン気分で目指した山頂に到
着した。
しかし、山頂が殺風景で何か物
足りない。三角点傍にある山頂標
識のついた大木のブナは途中で切
られ、付近にはチエンソーで倒され
たブナが何本も散在し、枝には枯
葉が残っている。この光景を見た会
員でガイド役の森本氏は、「7月3日
に糸白見の正面登山道を登った時
には、山頂には木が何本もあった
のに、これは何だいや!」と大いに
憤慨していた。
山頂の貴重なブナの伐採を誰
が何のために、標識のあるブナは
高さ3m付近で切られており梯子を
準備したのだろうか。
参加者の誰もが腹立ちを覚えな
がらも、飛び交うヒョウモンチョウの
優雅さやエゾゼミの鳴声に心を癒
された。
帰宅後に早速インターネットで、
かつての山頂の様子がわかる写真
検索。やっと探すことができた。ま
だ木に葉が出ていない今春5月に
撮影したもので、右の写真のように
山頂に賑わいを添えている。両者
を比較するとこのように貴重でシン
ボルであるブナのある風景が、何
者かによって伐採されたため、この
自然がもう見られないのは非常に
残念であり、改めて怒りが込み上げ
てきた。
後日、この場所は国有林のため
に何か手がかりがあればと思い、
鳥取森林管理署若桜森林事務所
に出向いて係官から話を聞いた。
説明によると智頭町が地籍調査を
する時にGPS測量をするために山
頂のブナ林を伐採したとのことで
あった。
長い年月をかけてここの場所で
育 まれた 貴重 な山頂 のブナが な
ぜ!。切るのは簡単だが伐採して
しまえば決して復元することはでき
ず景観も台無しであり、説明を聞い
ても今だに残念である。
↓、→ 2011年8月28日
撮影の山頂
↑ 2011年5月14日撮影の山頂
*ホームページ;“Walker’s Photo”より引用
http://lohas21.sakura.ne.jp/walkers/index.html
転載を快諾いただきましたWalker’s Photoの
管理人様、ありがとうございました。
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Mission & Passion No.32
Hyonosen nature club
トホホの釣行記<その2>
釣りおやじ
シリーズ第2段。
最近の釣おやじさんの心境か・・・?。
渓流釣りと言えば 山女魚、岩魚 やっぱりそんな魚が釣ってみたい・・・裏の大川ではうぐいがせいぜいなので
ある。
二万五千分の一の地形図を持ち今日はこの谷、明日はあの谷。水量の多い川には大抵林道があるので助か
るが、さすがに源流域近くまで行くと苦労する。沢づたいに藪をかき分け、岩場をのぼり奥へ奥へ、しだいに両側
のがけが迫りはじめ水量もわずかとなっていく。時には夜明け前に家を出発し、現地でコーヒーを飲みながら明る
くなるの待つ、この時間がとてつもなく長く感じる。そして、しばらくすると朝日が昇りじわじわと周りが明るくなってく
る・・・・最高のときである。
さらに夏場だと沢には靄がかかり朝日が光線のごとく輝く・・・思わず釣りを忘れてしまう美しさ。
おそらく魚のいそうな谷川はほとんど入ったと思う。
だがそのうち、思いはじめた・・・このまま源流域の魚を釣ればそこの魚は絶えてしまうのではないか?
実際にはそんなことはないかもしれないが、そう思ったのである。その時から源流域に行くことをやめ、放流も
のを狙っての支流か。いずれにせよ、釣れればよし、釣れなくても又これもよし・・・魅力たっぷりの世界なのだか
ら。
近年、年間の釣り日数が著しく減ってきた。
ひとつは体力の衰え、沢を釣り上るにはかなりの体力
が必要なうえ、濡れた石の上を歩くにはバランス感覚が必
要なのである・・・・近年どうもあぶなっかしい。
もうひとつは、何かと忙しくなり時間がない。
本来、時間は作るもの、又忙しいが故の釣りであった筈な
のだが・・・これは気力の問題か。
いずれにしても歳のせい?・・・以前のあの情熱はどこへ
いったのか、あ~あ 情けない。
(続く)
○自然環境講座と新年会のご案内
次の日程で自然環境講座と新年会を行います。
・自然環境講座
日時:平成24年1月15日 17:30~18:00
場所:ゆうゆうわかさ
テーマ:身近な自然観察(植物編)
講師:山本賢二 HNC理事長
参加料:無料
・新年会
日時:平成24年1月15日 18:00~
場所:中清(若桜町山田町)
参加費:\2,000
申し込み締め切り:いずれも平成24年1月10日
申し込み先:090-7121-3374(村口)
(会費振込み先)
○山陰合同銀行若桜支店 普通口座 3609473
名義 特定非営利活動法人 氷ノ山ネイチャークラブ
理事長 山本賢二
○鳥取銀行若桜支店 普通口座 0016427
名義 特定非営利活動法人 氷ノ山ネイチャークラブ
理事長 山本賢二
4
NPO法人 氷ノ山ネイチャークラブ会報
Mission & Passion 第32号
2011年12月23日 発行
編集・発行 氷ノ山ネイチャークラブ
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