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添付資料(PDF:2.04MB)
添
付
資
45
料
添付資料1 高度化事例
株式会社栄電社
中空糸バイオリアクターによる
高速・高濃度窒素除去システム
外部技術を取り込み、異業種へ参入
社 名
株式会社 栄電社
資本金
2000万円
主な事業内容
電気計装設備工事(設計・施工)
設 立
従業員
昭和53年10月1日
38人(平成21年7月現在)
URL http://www1.bbiq.jp/eidensha/index/index.html
技術の概要
中空糸を用いたバイオリアクターによる排水中のアンモニア・硝酸系化合物の分解・脱窒
硝化槽
脱窒槽
中空糸膜表面に硝化菌、脱窒菌を固定化したMBR膜を形成し、排水からの脱硝、脱窒を行う。
用途: 半導体製造排水、電気メッキ排水などの様々な高濃度窒素排水に有効
実績: 半導体製造排水、電気メッキ排水などの様々な高濃度窒素排水に有効
九州管外での展開を模索中。
46
添付資料1 高度化事例
高度化経緯
高度化連携
高度化経緯
電気設備工事を主たる事業とする栄
電社が新規事業を模索する中で、半導
体工場に窒素排水処理ニーズがある
事を知り、鹿児島大学を通じて北九州
工業高等専門学校の技術の紹介を受
け、共同で開発に着手した。
水俣環境テクノセンターが主催する
南九州環境・バイオネットワークにも参
画し、新連携認定取得を目指した。そ
の中で、装置開発を担当する谷口鐵工
所の紹介を受けた。また、中空糸膜の
取り扱いや水処理に関する技術につ
いては中空糸膜の供給元であるクラレ
アクアの協力を得る事とした。
(高度化実施の動機)
○ 排水処理ニーズ情報を知っていた。
○ 事業の多角化。
(高度化対象とのマッチング方法・経緯)
○ シーズ
: 鹿児島大学からの紹介
→ 北九州工業高等専門学校
○ 水処理技術
: 中空糸膜の仕入れ先
→ クラレアクア(株)
○ 装置設計・製造: 水俣環境テクノセンターの紹介 → (株)谷口鐵工所
(高度化における課題・メリット・デメリット)
○ 連携先の技術レベル見極めが必要。
実績のない技術導入を図ろうとして、うまくいかなかったことがある。
(高度化による効果)
○ 製品・技術の確立及び今後の改良などへの体制。
○ クラレアクア(株)、(株)クラレとの共同開発契約締結により会社技術の信用度が向上。
(公的支援等の活用状況)
○ 新連携補助金対策事業。
○ (財)九州・山口地域育成基金研究開発助成金認定事業。
○ K-RIP会合に参加した際形成した個人的ネットワークによりエンジニアリング会社への
社業PRの機会を得た。
(高度化の要点)
○ ニーズプルの開発。
○ 大学、公的機関のコーディネート機能の活用(シーズから高度化対象まで紹介)。
○ 連携先の技術は専門外のため、その見極めが難しい。公的機関等の助言が有効。
47
添付資料1 高度化事例
研機株式会社
バイオマス乾燥ボイラーシステム
次工程の外部技術を取り込み、一体システム開発
社 名
研機株式会社 (株式会社森山工作所)※
資本金
1,000万円(1,000万円)
主な事業内容
各種産業機械、機器設計、製作、施工、
修理、販売
設 立 昭和48年1月(昭和47年12月)
従業員
5人 (8人)
URL http://www.kenmori.com/pfofile.html
※ 研機は森山工作所の販売会社、製作は森山工作所が行う。
技術の概要
連続式バイオマス乾燥装置(研機)に乾燥したバイオマス自体を燃料として活用するバイオマス
ボイラー(エム・アイ・エス社)を組み合わせて、乾燥熱源として活用。省エネ(省燃料)化。
乾燥機「乾くん」は、粉砕機能も備えた連続式の乾燥機であり、幅広い対象を効率よく乾燥で
きるため、混在するバイオマスの乾燥もできる。
バイオマスボイラーは、重油等の燃料を必要とせず、燃焼方法が工夫されており、燃焼室内
で空気と激しく混合されるために燃焼室内で破砕が行われ、効率よく燃焼されるので、混在燃
焼も可能。
連続式バイオマス乾燥装置と連結する事で、乾燥機から排出されたバイオマス自体を燃料
として乾燥熱源とする事ができる。
用途: 汚泥、畜糞、木材など、様々なバイオマス燃料の活用
実績: 開発終了。
引き合いを受けて、現在、乾燥・燃焼試験実施中。
48
添付資料1 高度化事例
高度化経緯
重油
ボイラー
シーズ
研機
バイオマス乾燥機
バイオマス燃料
ボイラー
九州大学
乾燥機 基礎研究
高度化
研機
バイオマス乾燥機
バイオマス燃料
エム・アイ・エス
バイオマスバーナー
熱源利用
・温水
・蒸気
等
研機単独でバイオマス乾燥機を
開発・販売していた。乾燥機には、
乾燥熱源が必要であり、外部のボ
イラーから熱源供給を受けたり、乾
燥機で製造したバイオマス燃料を
利用したボイラーから供給を受ける
必要があった。
そこで、バイオマスバーナーとの
組合せにより、乾燥機が生産した
バイオマス燃料を直接利用し、外
部熱源を不要とする事を発案した。
バーナーやボイラーに関する技術
は保有していないため、 福岡県森
林林業技術センターより県内でバイ
オマスバーナーを開発・製造・販売
しているエム・アイ・エス社の紹介を
受け、その協力のもとに共同開発を
行った。
バイオマスバーナーとバイオマス
乾燥機を組み合わせた製品化に加
え、さらに、乾燥効率の向上を図る
事によるコストダウンを図りたいと考
えた。その為には基礎検討が必要
と考え、取引銀行の紹介により九州
大学の産学連携支援部門(総合調
整グループ)を訪れ、適任の研究者
の紹介を受け、現在も基礎検討を
実施している。
(マッチング)
エム・アイ・エス
福岡県
森林林業技術センター
研機
取引銀行
(高度化の要点)
○ 次工程との一体開発。
○ 地域の金融機関・公的機関を相談役・コーディネーターとして活用。
49
九州大学
添付資料1 高度化事例
吸着技術工業株式会社
吸着反応ハニカムの製造技術
公的支援の活用が高度化マッチングを呼び込む
社 名
吸着技術工業株式会社
設 立
資本金
1000万円
従業員
主な事業内容
有害ガス分解装置及びガス分離装置、
URL
2006年1月・・日
8人
http://www15.ocn.ne.jp/~kyucyaku/
技術の概要
シリカナノ粒子の表面で
成分は完全に分解される。
VOC(揮発性有機化合物)や有害ガスとオゾンを混合して、これらを吸着し反応を促進するゼオ
ライトハニカムにて水や炭酸ガスに瞬時に変換する。これは、自社が開発したシリカナノ粒子
の表面で、オゾンを酸化剤とする酸化反応が気相反応よりも大幅に加速されるもので、非常に
コンパクトであり、室温で容易に酸化分解される特徴がある。また、残留オゾンは、後処理部で
酸素に分解され無害化される。ハニカムに耐水性があるためアンモニア等水質改善にも適性を
有する。商品名「マックスオゾンリアクター」として応用展開を進めている。
用途: 悪臭除去(汚泥処理設備、食品加工場)、工場俳ガス除去、農作物鮮度保持
実績: 悪臭除去向けマックスオゾンリアクター装置は70台の実績を有する。
50
添付資料1 高度化事例
高度化経緯
長崎県産業技術財団
インキュベーション施設
長崎県産業技術財団インキュベーション施設にて吸着技術を
活用した化学装置の開発。
シーズ
吸着技術工業
吸着技術
吸着技術応用装置開発
長崎県産業技術財団インキュベーション施設にて吸着技術を活用した化学装置の開発を進める
中で、地元波佐見焼の窯元聖栄陶器(有)と吸着リアクターの量産化に取り組み、マックスオゾン
リアクターを完成することができた。
高度化
シーズ
聖栄陶器
(波佐見焼)
ゼオライトハニカム量産化
吸着技術工業
吸着技術
マックスオゾンリアクター
◎ 長崎県大学等発ベンチャー創出事業
◎ 経済産業省の新連携事業計画認定
◎ 環境省の環境技術実証モデル事業
【大気浄化】
悪臭除去
【排ガス処理】
VOC処理
【排水処理】
難生物分解
化合物処理
【海水浄化】
陸上養殖用
脱窒装置
経済産業省の新連携事業計画認定、環境省の環境技術実証モデル事業に選定されるなどの
活動に呼応して、応用展開する分野の企業からのアプローチがあり、製品開発を展開している。
また、この技術を応用して海水浄化技術への展開も図っている。
(高度化の要点)
○ キーテクノロジー(量産化)との出会い。
○ 公的な支援を受けることがPRとなり、高度化マッチングの呼び水となっている。
51
添付資料1 高度化事例
コヨウ株式会社
バイオの力で簡易排水処理システム
地域の仲間と世界展開
社 名
コヨウ株式会社
設 立
1960年4月1日
資本金
1200万円
従業員
主な事業内容
コンクリートブロック製造業
URL http://koyoh.jp
13
人
技術の概要
メンテナンスフリー
エアレーションデバイス
オーラテック 川島製作所
沈殿槽
コヨウ
エコバイオ・ブロック
硝化槽
コヨウ
N2ブロック
脱窒槽
※概念図
排水をメンテナンスフリーエアレーションデバイスにより曝気しつつ、エコバイオブロック
の力で硝化、さらに、N2ブロックの脱窒菌によって脱窒まで行う。
高度排水処理には適さないが、簡便な排水処理装置として活用されている。
用途: 簡易排水処理。
工場排水などの排出基準を満たす高度排水処理には適さないが、海外における
簡便な水処理システムとして効果的。
実績: 北米での販売実績有り(ジャガイモの一次加工工場のデンプン排水処理)
52
添付資料1 高度化事例
高度化経緯
米国
ブラジル
インド
中国
エコバイオブロック 納豆菌の
力で有機物を分解、水槽や池な
どの水質改善。
海外にも販売展開。
シーズ
コヨウ
エコバイオブロック
コヨウがバイオブロックを北米に販売していた縁で、高度処理の必要ない水処理ニーズがある
事を知り、地域の同級生が社長を務めるオーラテック、川島製作所の技術を持ち寄り、水処理
装置を開発。
エコウォーター社に現地でのエンジニアリング・管理を任せて、北米の農場にある食品加工場
の排水処理に採用された。農場の食品加工場の排水は、従来は規制対象外であったが、最近
になって規制対象となった。高度処理を必要としない排水基準の為、簡易排水処理が適してい
た。
ブラジル
インド
中国
高度化
シーズ
エコウォーター(米)
エンジニアリング・管理
コヨウ
企画・バイオブロック
水処理システム
オーラテック
気泡発生技術
水処理技術
川島製作所
装置製造
中国
コヨウの販路によるさらなる海外展開や川島製作所の中国工場などを活用しての中国生産も
検討する。
(高度化の要点)
○ 地域連携による信頼関係と密接な連携。
○ メンバーの販路を手がかりに海外展開。
53
添付資料1 高度化事例
株式会社サガシキ
重金属不溶化溶剤及び処理システム
シーズを商品化するビジネスプランナー
社 名
株式会社サガシキ
設 立
資本金
3億3000万円
従業員
主な事業内容
パッケージ、ダンボール、箱のデザイン・製造・販売
昭和20年12月28日
220人
URL http://www.sagasiki.co.jp/
技術の概要
NDプラント
NDロック
NDアースロック
用途が広範囲
・飛灰の資源化(安定化)
・有害重金属不溶化剤
・コンクリート耐久性向上剤
・アスベスト飛散防止剤、改質剤
・汚染土壌の浄化
・最終処分場の覆土
・金属防錆剤(塗装下地処理)
消石灰と硫黄を原料として、有害重金属等を不溶化し安定処理する高濃度多硫化カルシウ
ム溶剤を製造する。この溶剤は、飛灰、土壌、水中等の重金属を硫化反応により不溶化する
ものである。また、最終目標としてはこのプラントを用いて有害重金属などの処理過程で得ら
れる副産物を盛土材料などへ活用し再資源化する。これは、安定な硫化物として封じ込める
ことで、環境汚染物質の無害化を図るものである。
用途: 焼却場の飛灰、土壌中、汚濁水中の有害重金属除去・不溶化、アスベスト処理
実績: アスベスト処理、佐賀県からのアスベスト処理トライアル発注、
汚染土壌中の重金属の不溶化
54
添付資料1 高度化事例
高度化経緯
高度化連携
高度化経緯
(株)サガシキ
(株)サガシキ環境開発
佐賀大学
(株)環境アネトス
(株)富士建
役割分担
(株)サガシキ:事業企画、「ND」商品の販売。
(株)サガシキ環境開発:「ND」商品の製造。
(株)環境アネトス: 重金属不溶化技術開発とプ
ラント設計・建設。
(株)富士建: 地盤改良技術と「ND」商品を活用
して施工。
佐賀大学: 技術指導、有効性評価。
(高度化実施の動機)
環境改善分野への事業拡大
(株)環境アネトスでは、飛灰処理をするた
めの不溶化技術と不溶化剤プラントの製造
技術を有するもその機能の利用範囲が広
範囲多岐にわたり異業種企業間の連携を
必要としていたため(株)サガシキに協力を
求め、(株)サガシキの情報網・販売力と(株)
サガシキのグループ会社である(株)サガシ
キ環境開発の産業廃棄物処理のノウハウ
を活用したいと(株)サガシキに提案した。
(株)サガシキでは、この、飛灰や重金属
の処理分野への事業を進めることとして、
(株)サガシキ環境開発に不溶化溶剤製造プ
ラントを導入して、従来のアスベスト処理溶
剤である「NDロック」に加えて、重金属汚染
土壌・飛灰処理用の「NDアースケア」と重
金属汚染水処理用の「NDメタルクリア」を
佐賀大学等の支援を得て開発した。
さらに、(株)富士建の地盤改良施工技術
を活用して事業展開を図り高度化を実現し
た。
(高度化対象とのマッチング方法・経緯)
(株)環境アネトスとの技術開発による商品開発により、安価な商品開発が実現。
地元企業で有明海などの軟弱地盤改良と、法面保護工事を行っている(株)富士建を
知り、先方のノウハウを活用する。
(高度化における課題・メリット・デメリット)
○ マッチング(出会い)と信頼関係の構築は継続している。
○ 研究開発の主導権や方向性にメリット、今後は販路開拓に注力。
(高度化による効果)
○ 研究開発の加速実現
○ 開発コスト低減
○ アフターケア体制
(公的支援等の活用状況)
経済産業省の新連携事業計画を活用し、事業計画は、本年で終了した。
平成19年、国土交通省、石綿飛散防止剤として認定。
(高度化の要点)
○ (株)サガシキのリードにより、 それぞれの強みを持ちより開発を進めた。
○ 佐賀大学による開発時における技術指導と有効性の評価等が貢献した。
55
添付資料1 高度化事例
八光工業株式会社
廃棄物を固化剤とセメントで多用途ブロック開発
高度化をもとに、さらに高度化
社 名
八光工業株式会社
設 立
資本金
2,000万円
従業員
主な事業内容
配管及びプラント設備、土木資材製造販売
URL http://www.hakko-ind.co.jp
技術の概要
昭和48年4月日
58人
アミノ酸コンクリート
(藻場着生例)
各種廃棄物を土木資材に!
無機物
スーパーライトストーン
(透水性・保水性ブロック)
有機物
有機・無機
混合物
YHR液
製紙廃棄物より製造
製紙工場から出るリグニンスルホン酸を主成分とするコンクリート系固化剤(YHR液)は、有
機物や微細な粒子などの固化も可能とする。
焼酎粕などの有機産業廃棄物から抽出したアミノ酸を含有するアミノ酸コンクリートは、アミ
ノ酸の効果により生物の着生・蝟集を促し、水質浄化にも寄与する為、魚礁・藻場などに用い
られる。また、海砂採取時に出る廃棄物「軽石」を混合したブロックは、空隙率の高い軽石の
効果により、透水性と保水性を併せ持ち、水はけが良く、降雨・降雪時に滑りにくい。又、表面
温度がアスファルト・コンクリートと比較して低いため、ヒートアイランド軽減効果もあり、国交省
のNETIS(新技術情報提供システム)に登録されている。
用途: 漁礁、河川敷、藻場造成ブロック、透水性ブロック
実績: トコブシ等貝類養殖基盤、河川堤防、路面透水ブロック開発済み
販路開拓中
56
添付資料1 高度化事例
高度化経緯
シーズ
経営多角化を模索する中、コンクリートの強度改善
や無機物の固化ができる固化剤の技術紹介を関係
先から受けた。その固化剤の応用展開を探していた。
八光工業
固化剤
焼酎粕を含むコンクリート開発を行っていた鹿児島大学と鹿児島共和コンクリート工業に固化
剤の評価を依頼。強度改善効果が認められ、焼酎廃液以外の有機物からのアミノ酸利用も行
うために、(株)オパールを加えた体制でアミノ酸含有ブロックの開発を進め、漁礁などの水産業
用途に使うアミノ酸コンクリートを開発した。
アミノ酸コンクリート開発(新連携)
オパール
有機廃棄物からアミノ酸濃縮
鹿児島共和コンクリート工業
コンクリート製品
鹿児島大学 水産学部
研究・検証・評価
評価依頼
シーズ
八光工業
固化剤
鹿児島軽量コンクリート・ブロック(協)
軽量コンクリート製品製造・販売
スーパーライトストーン開発
(軽石を利用した透水性ブロック)
国交省
NETIS登録
さらに、軽量コンクリート製造技術を保有する軽量コンクリートブロック協同組合と連携し、
海砂製造の廃棄物である軽石を利用した道路向け製品開発や汚泥固化などの応用展開に
も取り組み、スーパーライトストーンを製品化した。
(高度化の要点)
○ 他社に負けない自社技術の裏付けの元、自ら売り込み、高度化を提案。
○ 高度化した技術と連携をもとに、さらに、高度化展開。
57
添付資料1 高度化事例
株式会社ファーストソリューション
濁水・汚泥の脱水・浄化・搬出までをワンストップで完結する新工法
目標を定めた高度化連携の構築
社 名
株式会社ファーストソリューション
設 立
従業員
2005年6月28日
資本金
300万円
3人
主な事業内容
MC(メッシュカット)工法を使った濁水・汚泥処理装置(NETIS登録)の製造販売業務
汚泥処理における環境コンサルティング業務
URL http://www.1st-solution.jp/
技術の概要
高速汚泥反応装置
SR5000
エコポーチの脱水状況
固化した汚泥
汚泥
フロック(沈殿物)を
エコポーチへ投入
搬出状況
MC(メッシュカット)工法は、自然沈殿では分離できない濁水や汚泥(比較的高含水率のもの)を
高速汚泥反応装置(SR5000)と中性無機系凝集剤(フロックマン)により、高速に沈殿分離処理
する。その沈殿物を脱水効率の高い特殊素材で縫製した脱水袋兼フレコンバック(エコポーチ)で
脱水し、減容後そのまま搬出する。
自社開発のSR5000とエコポーチ、フロックマンの三位一体の新技術により、小規模な建設現場、
事業場の汚泥処理、汚染土壌の浄化、池の浄化等の汚泥処理問題を、安価かつ省スペースで
解決する。また、MC工法は超低騒音・超低振動で周辺環境にも配慮した、人と地球に優しい新し
い環境技術である。
用途: 濁水・汚泥処理、汚染土壌の浄化、池の浄化、他
実績: 浄水場の汚泥処理、建設現場の濁水処理、工場排水処理、他
58
添付資料1 高度化事例
高度化経緯
高度化連携
高度化経緯
㈱ファーストソリューション
日豊製袋工業㈱
エコポーチの製造
SR5000の
製造
小泉製麻㈱
エコポーチの素材提供
㈱大正印写
フロックマンの製造
(株)ファーストソリューション:
日豊製袋工業(株)
:
小泉製麻(株)
:
(株)大正印写
:
浄水場における汚泥処理に課題が
あることに着眼し、日豊製袋工業㈱に相
談。現場でのコンパクトな脱水処理に使
える特殊な織物技術を有する小泉製麻
㈱の特殊素材を活用したフレコンバック
を製造した。そしてこのフレコンバックか
ら脱水効率が高い中性無機系凝集剤の
メーカー㈱大正印写を探し、濁水や汚泥
の性状に合わせたMC工法向けに特化し
た数種類の凝集剤を開発することができ
た。自社では、高速汚泥反応装置として、
強化プラスチックを用いた軽量なSR50
00を開発し、高度化を達成。
開発、設計、製造、販売。
エコポーチの製造。
エコポーチの素材提供。
凝集剤フロックマンの製造。
(高度化実施の動機)
浄水場における汚泥処理の課題解決型事業展開を目指した。
(高度化対象とのマッチング方法・経緯)
<役割>
<マッチング>
<連携企業>
脱水袋兼フレコンバックの製造。
業界専門誌を見て。
日豊製袋工業㈱。
脱水袋兼フレコンバックの素材提供。
日豊製袋工業㈱からの紹介。
小泉製麻㈱。
中性無機系凝集剤。
顧客からの紹介。
㈱大正印写。
(高度化における課題・メリット・デメリット)
○ マッチング(出会い)の信頼関係は維持されている。
○ 成果は、自社主導で特許出願中。
○ 研究開発の主導権や方向性は、自社主導でメンバーの脱落はない。
(高度化による効果)
○ 研究開発の加速が実現。
○ 開発コスト低減。
○ アフターケア体制確立。
(公的支援等の活用状況)
・経済産業省:新連携事業の認定 ・福岡県:経営革新計画の認定。
・福岡市:ステップアップ助成事業 最優秀賞受賞 ・国土交通省:NETISの登録。
(高度化の要点)
○ ターゲットの絞り込みと、それに対応する連携体構築。
○ 公的支援の活用が引き合いにつながる。
59
添付資料1 高度化事例
株式会社福岡建設合材
石炭灰と建築廃材から人工再生砕石
情報の共有化を図り、PDCAシステムを活用し、路盤材事業へ
社 名
株式会社福岡建設合材
資本金
設 立
1975年7月1日
従業員
450万円
10名
主な事業内容 アスファルト合材の製造販売・灰処理・路盤材の製造販売
URL http://www.fukuoka-gouzai.co.jp/
技術の概要
地元へ販売
人工再生砕石「お陰石」は、火力発電所で発生する石炭灰を主原料とし、建築現場から
排出される廃石膏を、自家開発した特殊な固化剤を使用して、固定化・無害化し、さらに、
造粒・固化・破砕して製造する。締め固め効果が高く、安全な路盤材。
原材料は従来の製品と違い廃棄物であり、山野の採掘などを行わず、自然を破壊すること
はなく、これまで埋め立て処分されていた廃石膏を再利用することで処分場の延命を図り、
自然保護にも繋がる。
用途・効用 :
実
績
:
下層用路盤材
従来の路盤材と比較しても、締め固め度が高く、しかも、安価。
20,000 Ton の出荷実績 (2009年出荷実績)
60
添付資料1 高度化事例
高度化経緯
高度化連携
高度化経緯
(株)福岡建設合材
福岡建設
八代工専
熊本県産業技術センター
日本製紙
熊本県産業技術センター・・技術の検証。
八代工専 : 技術相談。
福岡建設合材 : 材料の手配、造粒技術及び製
造技術確立。
福岡建設 : 使用評価及び施工関連技術援助。
日本製紙株式会社 : 原料供給と関連情報の供与。
①工場から排出する灰や工事現場から出る
石膏ボード、ガラスなどの産業廃棄物を
処理するコストを削減し、路盤材に再生
したい(方向性の明確化)
②実状の調査を福岡建設合材で行った。
③使用価値・方法の探索(同上)
④低価格・安全な商品への転換方法
を模索・・・廃棄物による廃棄物の安全な
処理方法を開発
(熊本県産業技術センター・八代工専)
⑤処理工程での固化剤投入方法、処理技術
の開発(同上)
⑥施工性の向上、安定した粒度製品、製品
の幅を広げる製造方法検討。
⑦コストダウン検討(福岡建設合材)
⑧安全性等の評価。
アスベスト含有量分析(外部機関)
⑨耐久性試験(外部機関)
⑩NETIS登録(福岡建設合材)
(高度化実施の動機)
工場から排出する灰や工事現場から出る石膏ボード、ガラスなどの産業廃棄物の有効利用を考えて、路盤材へ
の展開を図った。
(高度化対象とのマッチング方法・経緯)
役割
熊本県産業技術センター:技術の検証方法の開発。
八代工専 : 技術開発の糸口アドバイス。
福岡建設合材 : 材料の手配、造粒技術及び製造技術の確立。固化剤の研究・開発。
福岡建設 : 使用評価及び施工関連技術。
(高度化における課題・メリット・デメリット)
○ 熊本県産業技術センターのネームバリュー(役所関連の窓口・パイプ・指導事項)
○ 成果(知財権など)の取り合いは分野が異なるのでほぼ発生せず。
○ 福岡建設(親会社)での実地使用試験と評価および技術援助。
(高度化による効果)
○ 熊本県産業技術センターによる安全性評価と信用。
○ 開発コスト低減(親会社・福岡建設の土木・建築技術)
○ アフターケア体制確立 (福岡建設による試用と評価及び技術指導)
(公的支援等の活用状況)
○ 国土交通省材料指定 NETIS登録。
○ 環境省 エコマーク登録。
(高度化の要点)
○ 積極果敢な挑戦(ISO14000の根本的な考え方、PDCAシステムと情報の共有化)で 着実
に成果を蓄積し、試用実験・評価を繰り返し実施、品質を向上させた。
○ 熊本県産業技術センターの社会的評価(固化性能、固化メカニズムの解析、安全性の評
価)信用を得た。
○ NETIS登録による新規参入者の壁の打破。
61
添付資料1 高度化事例
株式会社 マリン技研
水を蘇らせるジェットストリーマー
自社技術を広範囲な連携で高度化
社 名
株式会社 マリン技研
設 立
1987年3月19日
資本金
36,642万円
従業員
25
人
主な事業内容
製造業(水域環境保全用機器開発・製造)
URL http://www.marin-g.co.jp/
技術の概要
海が常にゆらいでいるように、川がいつも流れているように、水には流動が必要。
停滞し、澱んでいる水に流動を起こし、自然の浄化力を回復させる技術
→JST技術(ジェットストリーム・テクノロジー【ジェット噴流発生技術】
■JST技術(ジェットストリーム・テクノロジー)のイメージ
JST技術は、水中に設置された整流内筒の噴流ポンプに、陸上または水中のポンプ
から水を送水することにより、水流を発生させ、同時に負圧吸引により周りの水を本
体および整流筒内に引き込み、結果として大量のジェット噴流を発生させる。
用途: 閉鎖水域の水の停滞を無くし、底層の貧酸素状態を短時間で解消する。
ダムや湖沼の水の保全に多大な効果。
■ ダム・湖沼などにおける水質保全装置の運転に!
■ 閉鎖性水域・養殖場の流動・循環に!
■ 洋上プラント用としての電源供給に!
(太陽光&風力発電と組合せ)
実績: 1994年(平成6年)三菱重工と共同でジェット・ストリーマーの発売開始以来
長崎県をはじめとするダム湖・貯水池・群馬県桐生競艇場等に多数納入使用
されている。
東京都水道局村山貯水池に超音波付流動オゾンシステム8基納入
佐賀県伊万里市工業用水貯水池に同型機種5基納入 etc
第3回「ものづくり日本大賞」で九州経済産業局長賞受賞
62
添付資料1 高度化事例
高度化経緯
高度化連携
高度化経緯
高度化連携に至る経緯
(株)マリン技研
三菱重工
石井工作研究所
長崎大学
イービーストレード(株)
技術顧問(3名)
漁協
役割分担
マリン技研:研究・製造・検討
三菱重工長崎: OB技術指導並びに会社信頼性向上。
(特許マリン・重工で共有)
石井工作研究所: 環境改善機器設計技術(協同研究)
長崎大学:基礎技術、評価。
イービーストレード:共同で水域浄化装置販売。
技術顧問 : 筑波大学松村名誉教授はじめ、
各自治体及び各地漁協関係者(特に養殖関係者)
・JST技術特許の完成に当たって三菱重工OB
の技術指導を受け、さらに同社と共同販売を
開始。
・長崎大学による基礎技術や評価データを依頼
し、実証化。
・各地自治体や漁協によるテストと評価と共に、
改善・改良を実施。
・環境改善機器設計・製作技術を 有する石井工
作研究所による共同研究を進め、技術力を拡
大を図る(資本提携も実施)。
・販売面では、イービーストレード(双日系商社)
を総代理店にし、国内外に進出可能となった。
・さらに開発範囲を広げ、漁業・養殖支援製品か
ら高機能・活水製品、オゾン・超音波等応用製
品などの幅広い製品を開発・製造・販売を展開
している。
・第3回「ものづくり日本大賞」で九州経済産業
局長賞受賞。
(高度化実施の動機)
自社技術を基にした水循環型トータルシステム装置を開発を志向し、広範囲な企業・人・自治体との連携をとった。
(高度化対象とのマッチング方法・経緯)
○
○
○
○
○
○
○
当初は三菱重工OBの協力で、技術開発を行った。(特許共有)
販売も三菱重工と共同で行った。
長崎大学には、基礎技術や評価関連の助力をいただいた。
同種の技術を有する石井工作研究所の協力を求め、資本的な提携を行った。
販売に関してはイービーストレート(株)と総代理店契約で提携し安定化を図った。
各所漁協(特に養殖)には、テストや指導を通して、実績を重ね、協力関係を構築。
貯水池・ダムを有する自治体・法人にテストを依頼し、データを蓄積、実績を蓄積した。
(高度化における課題・メリット・デメリット)
○ 海洋環境保持の為、塗料使用制限が発生、対応中。
(高度化による効果)
○ 太陽光・風力発電利用による、用途の幅が拡大、オゾン等の技術も導入できた。
公的支援等の活用状況)
○ 各自治体及び漁協がテストに応じてくれた。
○ 長崎大学の協力。
(高度化の要点)
○ コア技術「JST技術」を忠実に進展させた。
○ 各所に協力を求め、技術を拡大・進展させ、用途も拡大した。
○ 周辺技術特許も増加、世界にも特許を獲得した。
○ 海外進出も活発化。
63
添付資料2 ニーズ事例
ニーズ事例-1
余剰設備の機能を損なわずに規模の最適化
分野
小型・小規模化
分類
水質
業種: 総合化学会社 、自治体など
(ニーズの概要)
○ 企業
事業所の生産品目等の変化により、既設の公害防止設備の設備能力が過剰となっている。排水処理(活性汚
泥)を例にとると、設備は原則的に止める事が出来ず、また、万が一にも処理が不十分なままで処理水を放出する
事は出来ない。また、長い経験に基づいた管理によって処理技術を確立しており、新しい技術の導入によるリスク
にも懸念がある。そのため、処理能力に応じた改修に安易に着手できないのが現状である。
現行設備は、非常に種類が多くて処理量や水質の変動もある有機系排水の規制値管理が確実にできている。こ
れをプラント停止することなく改造してコストを低減したい。
○ 自治体
地方都市の人口減少、廃棄物リサイクルの進展などにより、これまで稼働してきた大型の設備が能力過剰となっ
てきている。排水処理(活性汚泥)だけでなく廃棄物の焼却炉などでも同様である
(ニーズの要点)
○ 処理方法は活性汚泥法にはこだわらないが、初期投資が少なく、ランニングコストも少ないのが好ましい。
○ 処理量はすくなくなるが、水質、管理値は同レベルを確保したい。
○ 管理コストを現状より下げたい。
○ 管理値以下にできる保証があること。
○ 原則的に処理設備は停止しない。(定期修理などで部分的な停止時期はある)
(高度化のイメージ) 排水処理を例にして
○ コンパクトで大容量に対応できる水処理技術(膜分離活性汚泥法(MBR)など)にむけた高度化。
○ 既存の排水処理システムへの組み込みによる運転最適化への対応。
○ 処理能力に応じた装置の改造とエンジニアリング。
○ 管理値以下の運転が確実にできる管理技術の確立。
○ メンテナンス体制の整備。
(ニーズの市場性)
○ 昨今の産業構造の変化から、化学コンビナート等の事業所では必要に迫られている類似のニーズがある可能
性が高い。人口減少が続く自治体においても同様である。
○ 公害防止対策が集中型から分散型へ移行する傾向は中小企業にとっては一つのビジネスチャンスと見ること
ができる。
○ 省エネ、省人化などと組み合わせるニーズも高い。
(高度化の要点)
○ 大型の公害防止設備は一旦設置をしたら次の更新・改造はかなり先となる。メンテナンス体制の整備など、シ
ステム化した長期的なビジネス構築を考慮する必要がある。
○ 確実な処理を安定的に実施できる事を証明する実証方法がポイントとなる。
64
添付資料2 ニーズ事例
ニーズ事例-2
臭気の改善
分野
脱臭・消臭
分類
大気
業種: 食品会社・化学会社・廃棄物処理場など
(ニーズの概要)
○ 国内においては過去の公害問題は克服され、水質/大気などの法規制は達成されている。しかし近隣地区と
の関連があり、特に住宅地に近い工場では臭気は大きな問題である。また場内の作業環境の問題からも臭気
の問題は改善の必要性が高い。食品会社では製品自体の匂いも問題視されるケースがある。
○ 脱臭技術自体の必要性とともに、悪臭や異臭が発生した際にすぐに検知でき、定量性があるセンサーによる
モニタリングをしたいとの課題もある。臭気は極微量物質の揮散のため、計測が困難である。
(現状設備)
○ 活性炭による吸着法が一般的であるが、ゼオライト-オゾン酸化、その他吸着剤処理、スクラバー処理、生物・
土壌脱臭など多くの手法がある。
(ニーズの要点)
○ よりコストが安く、簡便でメンテナンスも容易な脱臭方法。
○ 鋭敏なモニタリングシステム(発生時・定常時の監視)が必要である。現在は人の臭覚に頼っているのが現状。
計測器の従来品では不満足である。
(高度化のイメージ)
○ 脱臭・消臭の分野でもシーズとして基本技術を持ち高度化により成功している会社がある。活性炭など素材だ
けの企業は他企業・エンジニアリング会社などとの協業による高度化を図り販売に結びつける。
○ 難度は非常に高いが、計測の基本技術を持つ企業の産学連携などによるセンサー技術開発をおこなう。九州
地域には大学・公的機関などで計測技術基盤があり、事業展開の可能性がある。
(ニーズの市場性)
○ 幅広い業種で臭い対策の課題がある。計測には人による数値化を採用している企業もある。市場のニーズは
高い。
(高度化の要点)
○ 吸着材などの単独の部材の場合は他の製品に対しての機能面・コスト面での優位性が必要であり、産学連携
などの高度化により特徴をだす。
○ 単独の部材販売だけでなく、他企業との高度化で全体をシステム化して市場展開を図る。
65
添付資料2 ニーズ事例
ニーズ事例-3
自治体の清掃工場における廃棄物減容化
分野
分別・焼却
分類
廃棄物
業種:公共事業・清掃工場
(ニーズの概要)
○ 自治体の清掃工場は、地域により廃棄物の種類や量が異なり、また設備の竣工年度によりニーズに違いが
ある。既存設備が古く、設備の更新を計画している清掃工場は、最近更新された清掃工場が有する機能を
まず求める。それは、焼却灰の減容化とハンドリングシステムの簡易化、発電設備の併設などである。
○ 最近更新した工場では、より精度の高い自動的なモニタリングシステムや、設備の省エネに寄与するシステム
の導入といったソフト面でのニーズと、低温度管理により、設備がより長期間にわたり使用できる機能が求めら
れている。そして両者に共通するニーズとして分別の効率化による廃棄物減容化がある。
(現状設備)
○ 焼却能力としては、100トン~300トン/日の範囲にあるが、焼却灰をさらにプラズマ溶融炉によっていっそう
減容化できるところとそうでない設備とでは、排出する処理灰量に差が生じる。
○ 溶融化には賛否両論があり、争点は発生する灰の品質と溶融化コストである。
(ニーズの要点)
○ 持ち込まれる廃棄物は、可燃物と不燃物があり、共通しているニーズはそれぞれの分別の効率化である。
○ 可燃物であるプラスチックを分別する場合には、リサイクルや油化ニーズがあり、一方、そのまま燃やしてしま
う焼却炉では、高温度による炉の劣化対策のニーズが存在する。また、ダイオキシン低減も含めて、それに
伴うモニタリングや、簡易ハンドリングニーズがある。
(高度化のイメージ)
○ 廃棄物の減容化システムの開発。
○ 分別の効率的手法開発。
○ ダイオキシンなどの有害成分の常時モニタリングシステムの開発。計測技術を有する企業と大学・公的機関と
の産学連携による高度化。
(ニーズの市場性)
○ 現状の設備の中での対応が可能な技術であれば特に市場性は高い。
(高度化の要点)
○ 清掃工場における各種のニーズに対応するには、高い技術が必要である。中小企業単独でなく、大学・公的
機関との産学連携による要素技術の高度化やエンジニアリング会社との協業などによる高度化が必要である。
66
添付資料2 ニーズ事例
ニーズ事例-4
大型設備一括更新
分野
水質・大気
分類
全般システム
業 種: 自治体(特に下水道及び清掃工場)
(ニーズの概要)
○ 国内自治体において現在、ゴミの処理は埋立よりも焼却処理が一般的である。
○ これら清掃工場は建設時期や能力が原因での更新(新設)が計画されている。
○ 同様に、下水道も処理量が増加しており、増設(新設)が計画されているケースもある。
(現状設備)
○ 各自治体によって、設備の様式や処理量は異なる。
○ 一般的に人口の減少やゴミの分別処理による減量化によって、当初計画数量より減少傾向の自治体が多い
が、建設以降経年(30年以上)を理由に更新計画がある清掃工場と、処理量が増加してきている下水道処理
場もある。
(ニーズの要点)
○ 清掃工場の場合、全自動化システムが望まれる。現在は立ち上げ時手動操作で炉内の温度に合わせて、
フィード量を調整して、安定後自動に入っている。暖気からコントロールまで自動化を望む。
○ ランニングコスト(電気料金、燃料費)やメンテナンスの容易さが採用のポイントとなる。
○ 機種・設備の仕様は、補助金の制約もあって、設計に裁量の幅が小さい。
(高度化のイメージ)
○ 要素技術を保有する会社は、エンジニアリング会社と連携しシステム化することによって、技術を活かすことが
できる。
(ニーズの市場性)
○ 多くはないがそれぞれの更新時期に応じてニーズがある。エンジニアリング会社との連携による対応となるが、
そのシステム自体が中小企業が中国などこれから発展が期待される海外市場へ進出へする際の要点にもな
る。
(高度化の要点)
○ 大型設備の更新は、メンテナンス等も含めた一括の入札・調達となる。特徴ある公害防止技術を持つ企業で
あっても総合的なエンジニアリングができなければ中小企業が直接受注することは困難性が高い。
○ 高度化の要点としては総合的なエンジニアリング会社などに要素技術として採用を受け、全体の中の一部とし
て受注に向かうことが重要である。
67
添付資料2 ニーズ事例
ニーズ事例-5
廃棄物処理
分野
廃棄物
分類
その他
業種:鋼製建具製造業、自動車解体業、食品加工業、電線製造業など
(ニーズの概要)
○ 鋼製建具製造業
アルミスチールの事業でアルミ端材の発生が多く、有価物として積極的にリサイクル化に力を入れているが、
更に有効利用をしてくれる企業があればマッチングを希望する。
また家のリフォームで発生する木屑が多量に発生し、その処理は有償で業者に出し費用がかかる。資源の有
効活用として木屑をボイラーの燃料に使う企業があれば無償で供給したい。
○ 自動車解体業
燃料高騰の状況が続く中、廃タイヤの回収が有償であり、処理費がかなりの負担である。廃タイヤの有効利
用があればよい。またバンパーリサイクル化の取組みがしたい。チップ化して商品化できないか模索中。
○ 食品加工業
乾燥食品の賞味期限切れの品の処理は動植物性残渣として有償で回収業者に払い出し、焼却処分をおこ
なっているが、土壌改良材或いはバイオマスとしての有機物としての活用を考える必要がある。
○ 電線製造業
ガラス粉練り込み樹脂や、グラスファイバー屑の処理に苦慮している。現在は埋め立て処理作業を有償で依
頼している。
(ニーズの要点)
○ アルミ端材の有効利用。リフォームで発生する木屑の燃料材としての活用。(バイオ燃料化)
○ 廃タイヤの有効利用及びプラスチックバンパーの商品化検討。
○ 賞味期限切れで発生する動植物性残渣の焼却をやめて、土壌改良剤などの有機物効能品としての活用。
○ ガラス粉末補強樹脂等の難処理物の処理方法の開発(FRP製小船等と同材)。
○ 廃タイヤのリサイクルに取り組む企業があり、自動車解体業者とのマッチングの可能性がある。
(高度化のイメージ)
○ アルミ端材処理設備を自社内に設置する可能性がある。
○ 木屑の回収ネットワークを組み資源の有効活用に取組む。(バイオ燃料など)
○ 原料供給できる企業と処理企業の連携による廃タイヤのリサイクル化。
(ニーズの市場性)
○ 今回の例に挙げたアルミ、木屑、廃タイヤなど廃棄物はその業種により多岐にわたる。有償で処分している例
も多い。低コストの適切な技術があれば、それぞれの分野で極めて高いニーズがある。
(高度化の要点)
○ 廃棄物の新たな有用化(リサイクル)に関しては技術の革新が必要であり、一企業にとどまらず、大学・公的機
関や別の要素技術を有する企業との技術連携・協業などによる高度化が必要である。
68
添付資料2 ニーズ事例
ニーズ事例-6
活性汚泥
分野
水質
分類
活性汚泥
業種:自治体(上下水道)及び一般企業
(ニーズの概要)
○ 排水処理においては活性汚泥設備が多用されているが、発生する汚泥処理はコストや労力の面で課題があ
り、改善要求は大きい。
○ 汚泥処理は自社内や外部委託のケースなどあり、減容化、リサイクル、省エネ等が絡みニーズは高い。
(現状設備)
○ 標準活性汚泥法 は従来から使われているが、次のような欠点を有する。
発生汚泥量(排水の種類にも依存)が多い。
発生臭気が嫌われる。(設置場所選定に課題がある)
○ 自治体においては、発生する汚泥の処理として、焼却処理・セメント原料・コンポジット化などを実施している。
これは一般企業も同様。発生量が不安定な中小企業では、排水及び汚泥の処理は外注のケースがある。
○ 自治体においては、雨水の処理方法が能力を支配する。
(ニーズの要点)
○ 管理値以下の安定した運転が必ずできる技術であること。
○ 新技術導入は、初期投資コストと汚泥処理を含めたトータルコストのバランスで判断。
○ 運転の安定度・メンテナンスの容易さ・省力化度合いが採用時特に評価される。
(高度化のイメージ)
○ 汚泥発生を少なくする膜分離活性汚泥法(MBR)などの展開もある。
○ 活性汚泥処理の要素技術を持つ中小企業は、新技術の導入など基本的な対応技術の高度化が重要である。
さらに企業の連合などによりシステム化していくことも必要となる。
(ニーズの市場性)
○ 汚泥処理はコストや労力の面で課題が大きく、減容化・リサイクル・省エネ等が絡みニーズは高い。
○ 活性汚泥は一度設置すると、寿命が長いが、現在は更新時期でもある。
(高度化の要点)
○ シーズを持つ中小企業においては水処理関係、廃棄物処理関係で活性汚泥処理に関する技術を持つ企業が
多い。この分野では高いニーズがあることから、技術の高度化で市場展開ができる可能性を持っている。
○ ユーザーは大きな装置の 変更時には決断を要するが、テスト装置があって、実証試験が確実にできれば、導
入に踏み切る決断を早くすることができる。
69
添付資料3 シーズ、高度化技術、ニーズのデータベース・マップ
産業公害防止技術高度化マップ
シーズ技術
技術分類・区分
対象市場
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分
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公
共
事
業
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処
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そ
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他
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型
・
大
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エ
ネ
小
型
・
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模
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シ
ス
テ
ム
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み
込
み
コ
ス
ト
削
減
機
能
付
与
廃
棄
物
処
理
廃
棄
物
処
理
社
内
処
理
)
)
中
小
規
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産
業
廃
棄
物
大
型
・
大
規
模
化
高度化目的
(
区分
上
下
水
道
設
備
ニーズ
(
分類
中
小
企
業
(
(
大
企
業
高度化技術
そ
の
他
)
回
収
・
再
利
用
水関連
大気関連
騒音・振動
土壌汚染
廃棄物
その他
全般・システム
pH調整
SS処理
金属回収
活性汚泥
MBR,膜処理
濾過
脱臭・消臭
脱塩
その他
全般・システム
脱硝・脱硫
粉じん
溶剤等回収
除害
脱臭・消臭
その他
全般・システム
全般・システム
全般・システム
難処理物処理
活性汚泥
焼却
乾燥
減容・粉砕
分離・分別
ガス化・燃料化
堆肥化
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1
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1
3
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2
1
3
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1
1
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1
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0
0
0
0
添付資料4 シーズ調査アンケート
2011年10月13日
産業公害防止対策技術に関するアンケートのお願い
経済産業省
九州経済産業局
資源エネルギー環境部
環境対策課
調査実施主体:(株)三菱化学テクノリサーチ
拝啓
時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げますとともに、平素より経済産業行政につ
きまして、ご理解ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
現在、当局におきましては、「九州地域における新たな技術導入による産業公害防止対策
技術の高度化推進調査」を行っております。本調査は、九州地域の中小企業が有する産業
公害防止技術について、ユーザーニーズを捉えた技術の高度化による市場への参入拡大や
アプリケーションの創出等、ビジネスチャンスに繋がる産業の育成・振興の促進を図るこ
とを目的として実施しております。
つきましては、本調査の一環として、九州に拠点を有する企業を対象としまして、アン
ケート調査を実施することとしました。別紙アンケート用紙をご高覧いただき、ご回答い
ただきたくお願い申し上げます。
本アンケートを踏まえ、ユーザーサイドのニーズ調査や、ニーズにマッチした技術高度化
にかかる外部技術調査を実施し、今後のマッチング等に活用できるものとしたいと思って
おります。
また、ご回答いただきました内容は本調査のみに利用することとしており、それ以外の目
的には一切使用いたしません。個々の企業情報やご回答者に関する個人情報について、秘
密の保持に万全を期することとしております。
なお、本アンケートにつきましては、当局が(株)三菱化学テクノリサーチに委託して実
施しております。アンケートの内容に関するご質問等については、下記委託先の担当者に
ご連絡いただきますようお願い申し上げます。
業務ご多端な折から誠に恐縮ではございますが、本事業の趣旨ご賢察のうえ、アンケー
ト調査にご協力賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
敬具
なお、当局におきまして、本アンケート調査と同時に、省エネ・低炭素ビジネスのさらなる
活性化を目的に「九州企業の省エネ・低炭素技術シーズに関するアンケート調査」を実施して
おります。
当局では、過去の調査結果等を踏まえ、
「公害防止関連分野」と「低炭素関連分野」では適切
なソリューション要素やマーケット状況等が異なる部分があると判断し、それぞれで調査を実
施することといたしました。
つきましては、2 つのアンケート調査が貴社へ前後して到達する場合もあろうかと存じます
が、その節は両調査ともご協力賜りますようお願い申し上げます。
*アンケートのご回答は同封の封筒にて2011年10月31日までにご返送下さいますよう
お願い致します。ご回答に際しては、別紙「個人情報のお取扱いについて」をご確認の上お願い
致します。
71
添付資料4 シーズ調査アンケート
<個人情報のお取扱いについて>
ご記入頂きます情報は、ご回答者の「個人情報」に該当しますので、株式会社三菱化学テクノリサーチ
(以下「当社」といいます)が、ご回答者の個人情報保護のため、合理的な安全管理対策を講じ、適切に
処理します。具体的には、以下のように対応させて頂きますので、ご同意の上で、ご記入下さいますよう
お願い致します。
1.個人情報の取扱いは、当社の「個人情報のお取扱いについて」に従って対応します。
2.ご記入頂きました個人情報は、以下の目的に利用します。
(1) アンケートの回答の集計・解析
(2) アンケートの回答内容についての当社からのお問い合わせ
(3) 必要に応じた追加の関連資料の送付
3.ご記入頂きました個人情報の利用について
(1) 当社は、2.に示す利用目的の範囲を超えて、お客様の個人情報を利用することはありません。
(2) ご記入頂きました個人情報の取扱いに関して、外部への委託はしません。
(3) ご記入頂きました個人情報は、利用目的終了後は、当社が保管する分につきましては九州経済産業
局の了解の下、責任を持って廃棄します。
4.ご記入頂きました個人情報の管理について
当社は、ご記入頂きました個人情報について、漏洩、滅失、またはき損を防止するための合理的な安全
対策を講じます。
<当社の個人情報保護管理者について>
・株式会社 三菱化学テクノリサーチ
東京都千代田区麹町6丁目 6 番地
常務取締役
粟田
満
TEL:03-5226-0949
麹町東急ビル4階
<個人情報に関するお問い合わせ>
・株式会社 三菱化学テクノリサーチ
個人情報保護事務局
TEL:03-5226-0789、FAX:03-5226-0741
メールアドレス:[email protected]
・当社の「個人情報保護方針」、「個人情報のお取扱いについて」をご覧になりたい方は、以下の URL
をご覧下さい。
URL: http://www.mctr.co.jp/privacy/privacy.htm
http://www.mctr.co.jp/privacy/privacy2.htm
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------本調査に関する問い合わせ先
調査受託者:株式会社三菱化学テクノリサーチ
TEL:093-643-2546
担当
FAX:093-643-2547
e-mail [email protected]
川畑、荒川
調査依頼元:経済産業省九州経済産業局
資源エネルギー環境部 環境対策課
TEL:092-482-5499
担当
九州センター
岡山、森永
72
添付資料4 シーズ調査アンケート
平成23年10月13日
「九州地域における新たな技術導入による産業公害防止対策技術の高度化推進調査」
アンケート
経済産業省
九州経済産業局 資源エネルギー環境部 環境対策課
調査主体(株)三菱化学テクノリサーチ
Ⅰ基本情報について(名刺を添付いただいても結構です。
)
御社名
〒
所在地
所属・役
職
御芳名
連絡先
E-mail
事業内容
問1
TEL:
FAX:
貴社の業種に該当する番号に○をつけて選択して下さい。
1.鉱業
2.建設業
3.製造業
5.運輸業 6.卸売・小売業
8.その他(具体的に:
問2
貴社の従業員数に該当する番号に○をつけて選択して下さい。
1.50名未満
3.101~300名
問3
4.電気・ガス・熱供給・水道業
7.サービス業
)
2.50~100名
4.301名以上
貴社の資本金に該当する番号に○をつけて選択して下さい。
1.5,000 万円未満
3.1億~3億円未満
2.5,000 万~1億円未満
4.3億円以上
3
73
添付資料4 シーズ調査アンケート
Ⅱ産業公害防止技術について
問4 貴社の産業公害防止技術について、該当する番号に○をつけて選択して下さい。
(複数回答可)
1.自社技術を保有している
2.外部の企業や研究機関の外部技術の導入/連携による高度化を行っている
3.産業公害防止技術を保有していない(以下、ご回答いただく必要はございません)
問5
問4でご回答いただいた産業公害防止技術(自社保有技術または外部技術)の概要
についてお教え下さい。
〔下記欄で不足の場合は恐れ入りますが、余白または適当な
用紙〔当ページのコピーでも可〕を追加してご記入下さい。
①自社保有技術
自社保有技術-ⅰ
技術・製品の名称
特徴
公開資料
(文献、URL 等)
対象市場(想定含む)
パンフレット(有・無)
自社保有技術-ⅱ
技術・製品の名称
特徴
公開資料
(文献、URL 等)
対象市場(想定含む)
パンフレット(有・無)
自社保有技術-ⅲ
技術・製品の名称
特徴
公開資料
(文献、URL 等)
対象市場(想定含む)
パンフレット(有・無)
② 導入・連携している外部技術
(機密性がある場合は可能な範囲でご回答ください)
技術・製品の名称
特徴
公開資料
(文献、URL 等)
外部企業名
パンフレット(有・無)
4
74
添付資料4 シーズ調査アンケート
問6
貴社で保有している産業公害防止技術について、その分類と段階について、下記記
号を適当な場所にご記入下さい。(複数回答可)
A:自社技術 B:外部技術 C:自社技術/外部技術 両方所有
技術分類・区分
騒音・振動
土壌汚染
廃棄物
全般・システム
難処理物処理
汚泥処理
焼却
乾燥
減容・粉砕
分離・分別
ガス化・燃料化
堆肥化
その他
その他
5
75
事業(製品)
化
全般・システム
pH調整
SS処理
金属回収
活性汚泥
MBR,膜処理
濾過
脱臭・消臭
脱塩
その他
全般・システム
脱消・脱硫
粉じん
溶剤等回収
除害
脱臭・消臭
その他
開発
基礎検討
大気関連
区分
分類
水関連
開発段階
添付資料4 シーズ調査アンケート
問7
貴社の技術及び製品・サービスの市場展開においてどのような課題がありますか。
該当する番号に○をつけて選択して下さい。
(主な課題を3つ以内でご回答ください)
1.販路が見つからない
2.ユーザーのニーズが分からない
3.単独の製品・サービスでは市場展開が難しい
4.実証試験が出来ない
5.小型化、大型化、効率化など、改良検討が出来ない
6.コストパフォーマンスに限界がある
7.公的支援がない
8.規制が多い
9.その他(
)
問8
貴社のターゲットとする市場について、該当する番号に○をつけて選択して下さい。
(複数回答)
1.大企業または大規模処理(業種:
)
2.中小企業または中小規模処理(業種:
)
4.産業廃棄物処理(種類:
)
5.上下水道設備
6.最終処分場(一般・産業)
7.公共事業
8.海外市場
9.その他
(
)
問9
貴社が知りたいユーザーニーズについて、該当する番号に○をつけて選択して下さい。
(複数回答)
1.既存設備などの更新需要
2.既存設備などの改良ニーズ
3.既存の排水、排気、廃棄物等の排出量と種類
4.難処理物の処理ニーズ
5.新規導入時における仕様
6.新規導入時における環境配慮・スラッジ等リサイクルのニーズ
7.新規導入時における機能とコストのバランス
8.その他
(
6
76
)
添付資料4 シーズ調査アンケート
Ⅲ高度化ニーズについて
問 10 外部の企業、研究機関等の外部技術による高度化(導入/連携)の状況について、該
当する番号に○をつけて選択して下さい。(複数回答可)
1.既に外部技術による高度化(導入/連携)を行った製品・サービスを開発済
2.外部技術の導入/連携による高度化を行って製品・サービスなどを開発・検討中
3.外部技術保有先との条件調整中
4.外部技術の導入/連携による高度化を希望しており、導入先を探している
5.外部技術の導入/連携による高度化が出来ない、あるいは、断念した
⇒問 12 へ
6.特に希望していない
⇒問 14 へ
問 11 外部の企業や研究機関の保有する外部技術の導入/連携による高度化を希望する、ま
たは取組んでいる目的・理由と、具体的に希望する技術や導入/連携先があればお教
え下さい。(複数回答可)
目的・理由
(複数回答可、3つ以内でご回答ください)
該当する項目にレをつけて選択して下さい。
1.技術開発連携
希望する外部技術
該当する番号に○をつけて選択して下さい。
□ 小型化・小規模化
□ 省エネ
□ 大型化・大規模化
□ 機能付与
□ 高効率化
□ システムへの組込み(一体化)
□ コストパフォーマンス向上
□ 二次廃棄物処理の合理化
□ その他(
)
2.新規分野進出
対象(
)
3.その他
(
)
7
77
1 水処理に関連する技術
2 大気関連の処理技術
3 土壌汚染対策関連技術
4 騒音・振動関連技術
5 廃棄物処理関連技術
6その他の公害防止対策技術
(
)
7 環境分析
8 省エネ・新エネ関連技術
9 リサイクル関連技術
10 保守・管理代行
11 プラントエンジニアリング
12 その他
(
)
具体的に興味のある技術やコンタクトした
い企業があればお教え下さい。
(
)
添付資料4 シーズ調査アンケート
問 12
問 10 で「5.外部技術の導入/連携による高度化が出来ない、あるいは、断念した」
とご回答いただいた方にお伺いします。その理由は何でしょうか。該当する番号に○をつ
けて選択して下さい。(複数回答可)
1.求める外部技術保有者の探し方が分からない
2.求める外部技術保有者との接点がない
3.外部技術保有者との導入/連携に関わる条件が合わなかった
4.その他
(外部技術が導入/連携できない、あるいは、断念した理由を可能な範囲でお教え下さい)
Ⅳ先進事例について
問 13 他社や産学連携等による外部技術導入の導入/連携による高度化を行って事業化また
は技術開発などが成功した事例があれば、お教え下さい。
(複数回答可)
該当する番号に○をつけて選択して下さい。
1.技術(開発)連携
2.製販連携
分類
3.産学連携
4.その他(
)
概要
問 14 外部技術の導入/連携による高度化推進に関する支援等に対する行政機関等に対する
要望についてお伺いします。該当する番号に○をつけて選択して下さい。
(複数回答可)
1.外部技術に関する情報提供・相談先の設置
2.外部技術とのマッチング支援
3.導入/連携等に関わる知財の取り扱い、契約などの条件調整に関する支援
4.特にない
5.その他
質問は以上です。ご回答を 2011 年 10 月 31 日迄にお願いできましたら幸いです。
ご協力ありがとうございました。
8
78
添付資料5 高度化調査アンケート
2011年11月18日
産業公害防止対策技術(高度化)に関するアンケートのお願い
経済産業省 九州経済産業局
資源エネルギー環境部 環境対策課
調査実施主体:
(株)三菱化学テクノリサーチ
拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
現在、当局では平成23年度 産業公害防止対策調査「九州地域における新たな技術導入による
産業公害防止対策技術の高度化推進調査」を行っております。
本調査は、産業公害防止分野における九州地域の中小企業等の振興を図ることを目的に、当該サ
ービス及び製品市場への参入拡大、アプリケーションの創出等、ビジネスに繋がる技術の高度化等
を推進するため、ユーザーニーズを捉えた技術の高度化(新たな技術導入等)について調査を実施
しております。
なお、技術の高度化とは、外部からの技術の導入や連携などによる複数の技術の融合によって、
サービス・製品市場への参入拡大、アプリケーションの創出等を図るものです。
つきましては、本調査の一環として、アンケート調査を実施することとしました。当アンケート
は①産業公害防止技術を保有する企業(シーズ調査) ②産業公害防止技術の高度化に資する技術
を保有する企業(高度化調査) ③産業公害防止技術のユーザー(ユーザーニーズ調査)に対して
実施しております。そのため、一部の企業におきましてはそれぞれのアンケート調査を重ねてお願
いする事もございますこと、ご容赦いただき、お手数をおかけします事はたいへん恐縮ではござい
ますが、それぞれ産業公害防止技術を保有する企業、産業公害防止技術の高度化に資する技術を保
有する企業、産業公害防止技術のユーザーのお立場でご回答のご協力をお願いしたいと存じます。
本アンケートでのご回答をもとに、貴社の技術による産業公害防止技術の高度化を個別にご相談
させて頂くなど、ご回答の内容に応じ、貴社の事業発展にもお役にたてる方策の実施も検討致しま
す。
ご多用中のところ大変恐縮ではございますが、本事業の趣旨ご賢察のうえ、アンケート調査への
ご協力を賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。
敬 具
* アンケートのご回答は同封の封筒にて2011年12月8日までにご返送下さいますようお願いい
たします。ご回答に際しては、別紙「個人情報のお取扱いについて」をご確認の上お願い致します。
* ご回答いただきました内容につきましては、それを全体としてまとめた結果のみを報告書等に公表
し、個々の組織名や回答していただいた方のお名前が公表されることはありません。
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------本調査に関する問い合わせ先
調査受託者:株式会社三菱化学テクノリサーチ 九州センター
TEL:093-643-2546
FAX:093-643-2547
e-mail [email protected]
担当 川畑、荒川
調査依頼元:経済産業省九州経済産業局
資源エネルギー環境部 環境対策課
TEL:092-482-5499
担当 岡山、森永
79
添付資料5 高度化調査アンケート
<個人情報のお取扱いについて>
ご記入いただきます情報は、ご回答者の「個人情報」に該当しますので、株式会社三菱化学テクノリ
サーチ(以下「当社」といいます)が、ご回答者の個人情報保護のため、合理的な安全管理対策を講じ、
適切に処理します。具体的には、以下のように対応させていただきますので、ご同意の上で、ご記入く
ださいますようお願いいたします。
1.個人情報の取扱いは、当社の「個人情報のお取扱いについて」に従って対応します。
2.ご記入いただきました個人情報は、以下の目的に利用します。
(1) アンケートの回答の集計・解析
(2) アンケートの回答内容についての当社からのお問い合わせ
(3) 必要に応じた追加の関連資料の送付
3.ご記入いただきました個人情報の利用について
(1) 当社は、2.に示す利用目的の範囲を超えて、お客様の個人情報を利用することはありません。
(2) ご記入いただきました個人情報の取扱いに関して、外部への委託はしません。
(3) ご記入いただきました個人情報は、利用目的終了後は、当社が保管する分につきましては九州経
済産業局の了解の下、責任を持って廃棄します。
4.ご記入いただきました個人情報の管理について
当社は、ご記入いただきました個人情報について、漏洩、滅失、またはき損を防止するための合理的
な安全対策を講じます。
<当社の個人情報保護管理者について>
・株式会社 三菱化学テクノリサーチ 常務取締役 粟田 満
東京都千代田区麹町6丁目 6 番地 麹町東急ビル4階
TEL:03-5226-0949
<個人情報に関するお問い合わせ>
・ 株式会社 三菱化学テクノリサーチ 個人情報保護事務局
TEL:03-5226-0789、FAX:03-5226-0741
メールアドレス:[email protected]
・ 当社の「個人情報保護方針」
、
「個人情報のお取扱いについて」をご覧になりたい方は、以下の URL
をご覧下さい。
URL: http://www.mctr.co.jp/privacy/privacy.htm
http://www.mctr.co.jp/privacy/privacy2.htm
80
添付資料5 高度化調査アンケート
平成23年11月18日
「九州地域における新たな技術導入による産業公害防止対策技術の高度化推進調査」
高度化技術 アンケート
経済産業省 九州経済産業局 資源エネルギー環境部 環境対策課
調査主体(株)三菱化学テクノリサーチ
同封の返信用封筒又は FAX(093-643-2547)にて回答をお願いいたします。
希望回収期限: 12月 8日(木)
Ⅰ基本情報について(名刺を添付いただいても結構です)
御社名
〒
所在地
所属・役職
御芳名
連絡先
TEL:
FAX:
E-mail
事業内容
★ 以下、□にチェックまたは枠内・( )内に記述回答願います。
問1 貴社の主な事業分野をお教えください。
(複数回答)
□ プラントエンジニアリング □ 環境・化学プラントの設備設計・製造
□ 廃棄物処理・リサクル業
□ 新エネルギー機器メーカー
□ 省エネ機器メーカー
□ 省エネコンサルティング
□ 環境分析
□ 研究開発
□ 製造業(機械・設備)
□ 製造業(化学)
□ 土木・建築業
□ 電気・ガス事業
□ その他(具体的に:
)
問2 貴社の従業員数をお教えください。
□ 50名未満 □ 50~100名 □ 101~300名 □ 301名以上
問3 貴社の資本金をお教えください。
□ 5,000 万円未満 □ 5,000 万~1億円未満 □ 1億~3億円未満 □ 3億円以上
3
81
添付資料5 高度化調査アンケート
Ⅱ産業公害防止対策技術の高度化に資する技術について
◎ 産業公害防止対策技術とは、
事業所等から排出する排水、排気、騒音・振動、廃棄物等の適正処理及び土壌汚染等の防止・対策と
なる技術です。例えば、活性汚泥による排水処理、排気からの脱硝・脱硫、悪臭対策、騒音・振動対策、有
機廃棄物の焼却等です。
◎ 高度化とは
産業公害防止対策技術のスケールアップやサイズダウン、省エネ、効率化や性能アップ、臭気等の特
定の物質の対策強化、二次廃棄物処理(例 活性汚泥残渣の有効利用等)等により、産業公害防止対策技
術の適用範囲や用途の拡大、付加価値増、高性能化、高効率化等を図る技術です。
問4 貴社の産業公害防止対策技術の高度化に資する技術について、お教えください。
(複数回答可)
□ 産業公害防止対策技術の高度化に資する技術を保有している。
□ 産業公害防止対策設備等のプラントエンジニアリングができる
□ 産業公害防止対策設備等の設備設計・製造・設置ができる
□ 産業公害防止対策設備等のシステム設計や既存設備への組み込み等ができる
□ 産業公害防止対策設備等の計測器、モニタリングシステム等の設計・施工等ができる
□ 産業公害防止対策設備等の運転・保守・管理(O&M)等の代行ができる
□ 産業公害防止対策設備等からの廃棄物に対するリサイクルができる
□ 産業公害防止対策設備等からの廃棄物から有用物回収ができる
□ 産業公害防止対策設備等の省エネ設計やコンサルティングができる
□ 産業公害防止対策設備等への新エネルギー、再生可能エネルギー設備等の組合せ
□ 産業公害防止対策設備等の性能向上に資する技術
□ その他
(
)
□ 貴社の保有する産業公害防止対策技術の高度化に資する技術を他社に提供あるいは他社と連携し
て活用している。
□ 産業公害防止技術の高度化に資する技術を保有していない(以下、ご回答不要です)
問5 問4で「産業公害防止対策技術の高度化に資する技術を保有している」とご回答いただいた貴社保
有技術またはそれを用いた製品・システム・サービス等の概要についてお教え下さい。
〔下記欄が不足
の場合は恐れ入りますが、余白または適当な用紙〔当ページのコピーでも可〕を追加してご記入下さ
い。
なお、機密性がある場合は開示可能な範囲内でご回答ください。
4
82
添付資料5 高度化調査アンケート
①
貴社で保有している技術の対象分野の「分類」
・
「区分」と「開発段階」について、該当する項目に
下記記号(A~C)をご記入下さい。
(複数回答可)
A:自社技術 B:外部技術 C:自社技術/外部技術 両方所有
技術分類・区分
開発段階
大気関連
全般・システム
脱硝・脱硫
粉塵
溶剤等回収
除害
脱臭・消臭
その他
事業(
製品)
化
全般・システム
pH調整
SS*処理
金属回収
活性汚泥
MBR**,膜処理
濾過
脱臭・消臭
脱塩
その他
開発
基礎検討
区分
分類
水関連
騒音・振動
土壌汚染
廃棄物
全般・システム
難処理物処理
汚泥処理
焼却
乾燥
減容・粉砕
分離・分別
ガス化・燃料化
堆肥化
その他
その他
* SS : 浮遊微粒子(Suspended solids)
**MBR: 膜分離. 活性汚泥 法(Membrane Bio Reactor)
5
83
添付資料5 高度化調査アンケート
② 貴社の保有技術の詳細
(技術の分類)
貴社技術の分類を下記の記号(A~L)から選定し、記号を自社保有技術表中の「技術の分類」欄にご
記入ください。
A 水処理関連技術
B 大気関連処理技術
C 土壌汚染対策関連技術
D 騒音・振動関連技術
E 廃棄物処理関連技術
F リサイクル関連技術
G その他公害防止対策技術 H 省エネ・新エネ関連技術
J 運転・保守・管理代行
I 環境分析
K プラントエンジニアリング L その他
(高度化目的)
貴社が保有している産業公害防止対策技術の高度化に資する技術について、貴社技術をその高度化対象
となる他社の産業公害防止技術に適用する事によってどのような効果が得られるかについて、下記の記号
(a~i)を自社保有技術表中の「高度化目的」の欄にご記入ください。
a 小型化・小規模化
b 省エネ
c 大型化・大規模化
d 機能付与
e 高効率化
f システムへの組込み(一体化)
g コストパフォーマンス向上 h 二次廃棄物処理の合理化 i その他
○ 機能付与 貴社技術の導入により、他社の産業公害防止対策技術に新たな付加価値がつく。
(例
活性汚泥に汚泥残渣の燃料化設備を加える等)
○ システムへの組み込み 他社の保有する産業公害防止対策技術を既存のシステムに組み込む
ためのエンジニアリングや貴社の保有するシステムへの組み込み等
自社保有技術-ⅰ
技術の分類
高度化目的
技術・製品の名称
特徴
開発段階
□ 製品・事業化 □ 開発段階 □ 基礎研究段階
□ 水質汚染理関連 □ 大気汚染関連 □ 土壌汚染関連
高度化対象
□ 騒音・振動関連 □ 廃棄物処理関連
□ その他(
公開資料
)
パンフレット □有 □無
(文献、URL 等)
事業化・製品化等されている場合には、現在の売上規模等を支障の
事業規模
他社への技術供
与・連携等
ない範囲でご記入ください。
□ 有 (企業名:
)
□なし
6
84
添付資料5 高度化調査アンケート
自社保有技術-ⅱ
技術の分類
高度化目的
技術・製品の名称
特徴
技術の分類
開発段階
高度化目的
□ 製品・事業化 □ 開発段階 □ 基礎研究段階
□ 水質汚染理関連 □ 大気汚染関連 □ 土壌汚染関連
高度化対象
□ 騒音・振動関連 □ 廃棄物処理関連
□ その他(
公開資料
)
パンフレット □有 □無
(文献、URL 等)
事業化・製品化等されている場合には、現在の売上規模等を支障の
事業規模
他社への技術供
与・連携等
ない範囲でご記入ください。
□ 有 (企業名:
)
□なし
自社保有技術-ⅲ
技術の分類
高度化目的
技術・製品の名称
特徴
技術の分類
開発段階
高度化目的
□ 製品・事業化 □ 開発段階 □ 基礎研究段階
□ 水質汚染理関連 □ 大気汚染関連 □ 土壌汚染関連
高度化対象
□ 騒音・振動関連 □ 廃棄物処理関連
□ その他(
公開資料
)
パンフレット □有 □無
(文献、URL 等)
事業化・製品化等されている場合には、現在の売上規模等を支障の
事業規模
他社への技術供
与・連携等
ない範囲でご記入ください。
□ 有 (企業名:
)
□なし
7
85
添付資料5 高度化調査アンケート
Ⅲ高度化ニーズについて
問6
外部の企業・研究機関等が保有する技術の導入や連携、貴社技術の外部への提供による高度化の
状況についてお教え下さい。
(複数回答可)
※ 以下、技術の提供とは、ライセンシング等だけでなく、エンジニアリングやコンサルティング、製
品加工、処理委託等を販売・受託等する事を含みます。
□ 技術の提供による製品・サービスを開発済
□ 技術の提供による製品・サービスを開発検討中
□ 技術の提供による製品・サービスに関して、関係者と条件調整中
□ 技術の提供先を探している
□ 技術の提供が出来ない、あるいは、断念した事がある
□ 技術の提供を希望していない (⇒問 12 へお進み下さい)
問7 自社技術の提供を希望する、または取組んでいる状況があれば、目的・理由等をお教え下さい。
(複数回答可)
□ 他社の技術・製品・サービスの高度化、あるいは、製品化・事業化の支援
(理由) □ 自社技術で確立した技術を広く提供したい
□ 自社技術はサービス分野であり、他社のニーズに応えてソリューションを提供するも
のである
□ その他
(
)
□ 新規分野進出 進出対象分野(
)
(理由) □ 自社技術だけでは参入困難
□ 自社技術の提供によって、参入における課題解決ソリューションが提供できる
□ マーケティング、情報収集等の支援を外部に求めたい
□ その他 (
)
□ その他(
問8
)
自社技術の提供を希望する技術の分野等をお教え下さい。
□ 水処理に関連する技術
□ 大気関連の処理技術
□ 土壌汚染対策関連技術
□ 騒音・振動関連技術
□ 廃棄物処理関連技術
□ その他の公害防止対策技術(
)
具体的に興味のある技術やコンタクトしたい企業があればお教え下さい。
(
)
8
86
添付資料5 高度化調査アンケート
問9
下記の様な技術で、貴社が導入する可能性のある技術あるいは貴社技術の適用により高度化を図
ることが可能と思われる技術・製品があれば、対応する枠にチェック願います。
分類
水質
導入の
技術の概要
可能性
酸素やオゾンによる水処理装置
高濃度排水処理
脱窒処理
機能膜水処理装置
ユニット型合併浄化槽(FRP製)
生活排水の活性汚泥処理
無機排水処理施設向脱水機(フィルタープレス)
無機排水処理施設向ユニット式小型排水処理設備
大型鍍金槽向濾過機
沈砂・し渣分離洗浄機
凝集剤を使用した汚水処理機
水用凝集剤
水質浄化用ブロック
過酸化水素分解
高含水汚泥用凝集固化剤
大気
排煙脱硝触媒
煤塵除去
排ガス冷却設備
粉塵除去装置
臭気対策、脱臭装置、消臭剤
消臭・抗菌用途部材
土壌
塩素系有害物質の常温分解
土壌の重金属類溶出抑制技術
ファイトレメディエーション
廃棄物
アスベスト・焼却灰溶融炉
無煙・無塵焼却処理機
汚泥炭化炉
焼却灰中のダイオキシン類低温分解技術
汚泥、畜糞、木質廃棄物等の堆肥化
微生物による有機性廃棄物、廃油処理、汚泥処理
破砕・粉砕技術
廃棄物油化装置
木質系バイオマスボイラー
廃棄物の早期安定化
廃酸連続中和
廃液固化剤
騒音
消音器
その他
フッ素吸着不溶化剤
レアアース吸着材
騒音・振動・粉塵・臭気などのモニタリング設備
9
87
高度化の
可能性
添付資料5 高度化調査アンケート
問 10 問6で「自社技術の提供が出来ない、あるいは、断念した」とご回答いただいた方にお伺いします。
その理由は何でしょうか。
(複数回答可)
□ 求める相手の探し方が分からない
□ 求める相手との接点がない
□ 技術提供に関わる条件が合わなかった
□ その他
(外部技術が導入/連携あるいは提供できない、あるいは、断念した理由を可能な範囲でお教え下さい)
Ⅳ先進事例について
問 11
他社や研究機関等からの産学連携等による技術の導入・連携あるいは貴社技術の提供により高度
化が実現し、事業化または技術開発等が成功した事例があれば、お教え下さい。
(複数回答可)
□ 技術(開発)連携
分類
□ 製販連携
□ 産学連携
□ その他(
)
概要
問 12 外部技術の導入/連携による高度化推進に関する支援等に対する行政機関等に対する要望について
お教えください。
(複数回答可)
□ 外部技術に関する情報提供・相談先の設置
□ 外部技術とのマッチング支援
□ 導入/連携等に関わる知財の取り扱い、契約等の条件調整に関する支援
□ 特にない
□ その他
質問は以上です。ご回答を 2011 年 12 月 8 日迄にお願いできましたら幸いです。
ご協力ありがとうございました。
10
88
添付資料6 ニーズ調査アンケート
2011年11月 21 日
産業公害防止対策技術(ユーザーニーズ)に関するアンケートのお願い
経済産業省 九州経済産業局
資源エネルギー環境部 環境対策課
調査実施主体:
(株)三菱化学テクノリサーチ
拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます
現在、当局では平成23年度 産業公害防止対策調査「九州地域における新たな技術導入による
産業公害防止対策技術の高度化推進調査」を行っております。
本調査は、産業公害防止分野における九州地域の中小企業等の振興を図ることを目的に、当該サ
ービス及び製品市場への参入拡大、アプリケーションの創出等、ビジネスに繋がる技術の高度化等
を推進するため、ユーザーニーズを捉えた技術の高度化(新たな技術導入等)について調査を実施
しております。
なお、技術の高度化とは、外部からの技術の導入や連携などによる複数の技術の融合によって、サ
ービス・製品市場への参入拡大、アプリケーションの創出等を図るものです。
つきましては、本調査の一環として、アンケート調査を実施することとしました。当アンケートは
①産業公害防止技術を保有する企業(シーズ調査) ②産業公害防止技術の高度化に資する技術を
保有する企業(高度化調査) ③産業公害防止技術のユーザー(ユーザーニーズ調査)に対して実
施しております。そのため、一部の企業におきましてはそれぞれのアンケート調査を重ねてお願い
する事もございますこと、ご容赦いただき、お手数をおかけします事はたいへん恐縮ではございま
すが、それぞれ産業公害防止技術を保有する企業、産業公害防止技術の高度化に資する技術を保有
する企業、産業公害防止技術のユーザーのお立場でご回答のご協力をお願いしたいと存じます。
本アンケートでのご回答をもとに、貴社の技術による産業公害防止技術の高度化を個別にご相談さ
せて頂くなど、
ご回答の内容に応じ、
貴社の事業発展にもお役にたてる方策の実施も検討致します。
ご多用中のところ大変恐縮ではございますが、本事業の趣旨ご賢察のうえ、アンケート調査へのご
協力を賜りますよう、何卒な宜しくお願い申し上げます。
敬 具
* アンケートのご回答は同封の封筒にて2011年12月8日までにご返送下さいますようお願い
いたします。ご回答に際しては、別紙「個人情報のお取扱いについて」をご確認の上お願い致します。
* ご回答いただきました内容につきましては、それを全体としてまとめた結果のみを報告書等に公
表し、個々の組織名や回答していただいた方のお名前が公表されることはありません。
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------本調査に関する問い合わせ先
調査受託者:株式会社三菱化学テクノリサーチ 九州センター
TEL:093-643-2546
FAX:093-643-2547
e-mail [email protected]
担当 川畑、荒川
調査依頼元:経済産業省九州経済産業局
資源エネルギー環境部 環境対策課
TEL:092-482-5499
担当 岡山、森永
89
添付資料6 ニーズ調査アンケート
<個人情報のお取扱いについて>
ご記入いただきます情報は、ご回答者の「個人情報」に該当しますので、株式会社三菱化学テクノリ
サーチ(以下「当社」といいます)が、ご回答者の個人情報保護のため、合理的な安全管理対策を講じ、
適切に処理します。具体的には、以下のように対応させていただきますので、ご同意の上で、ご記入く
ださいますようお願いいたします。
1.個人情報の取扱いは、当社の「個人情報のお取扱いについて」に従って対応します。
2.ご記入いただきました個人情報は、以下の目的に利用します。
(1) アンケートの回答の集計・解析
(2) アンケートの回答内容についての当社からのお問い合わせ
(3) 必要に応じた追加の関連資料の送付
3.ご記入いただきました個人情報の利用について
(1) 当社は、2.に示す利用目的の範囲を超えて、お客様の個人情報を利用することはありません。
(2) ご記入いただきました個人情報の取扱いに関して、外部への委託はしません。
(3) ご記入いただきました個人情報は、利用目的終了後は、当社が保管する分につきましては
九州経済産業局の了解の下、責任を持って廃棄します。
4.ご記入いただきました個人情報の管理について
当社は、ご記入いただきました個人情報について、漏洩、滅失、またはき損を防止するための合理的
な安全対策を講じます。
<当社の個人情報保護管理者について>
・株式会社 三菱化学テクノリサーチ 常務取締役 粟田 満
東京都千代田区麹町6丁目 6 番地 麹町東急ビル4階
TEL:03-5226-0949
<個人情報に関するお問い合わせ>
・ 株式会社 三菱化学テクノリサーチ 個人情報保護事務局
TEL:03-5226-0789、FAX:03-5226-0741
メールアドレス:[email protected]
・ 当社の「個人情報保護方針」
、
「個人情報のお取扱いについて」をご覧になりたい方は、以下
の URL をご覧下さい。
URL: http://www.mctr.co.jp/privacy/privacy.htm
http://www.mctr.co.jp/privacy/privacy2.htm
90
添付資料6 ニーズ調査アンケート
平成23年11月21日
「九州地域における新たな技術導入による産業公害防止対策技術の高度化推進調査」
ニーズ調査アンケート
経済産業省 九州経済産業局 資源エネルギー環境部 環境対策課
調査主体(株)三菱化学テクノリサーチ
同封の返信用封筒又は FAX(093-643-2547)にて回答をお願いいたします。
希望回収期限: 12月8日(木)
)
Ⅰ基本情報について(名刺を添付いただいても結構です。
御社名
所在地
〒
所属・役職
御芳名
連絡先
E-mail
TEL:
FAX:
事業内容
★ 以下、□にチェックまたは枠内・( )内に記述回答願います。
問1 貴社の業種をお教えください。
□ 化学
□ 製紙 □ 金属加工
□ 印刷業 □ 下水道 □廃棄物処理
□ その他(具体的に:
□ 砕石・セメント
)
問2 貴社の従業員数をお教えください。
□ 50名未満
□ 101~300名
□ 50~100名
□ 301名以上
問3 貴社の資本金をお教えください。
□ 5,000 万円未満
□ 1億~3億円未満
□ 会社組織でない
□ 食品加工
□ 5,000 万~1億円未満
□ 3億円以上
3
91
添付資料6 ニーズ調査アンケート
Ⅱ産業公害防止対策について
問4 貴社の産業公害防止対策全般についてお教え下さい。貴社の公害防止対策を実施している項
目にレをご記入下さい。また、産業公害防止および廃棄物処理における課題およびニーズがある場
合は、該当するところにレをご記入下さい。
(複数回答可)
産業公害防止
技術分類・区分
対策について
課題及び
ニーズがある
実施中
大気関連
区分
分類
水関連
全般・システム
pH調整
SS*処理
金属回収
活性汚泥
MBR**,膜処理
濾過
脱臭・消臭
脱塩
その他
全般・システム
脱硝・脱硫
粉塵
溶剤等回収
除害
脱臭・消臭
その他
騒音・振動
土壌汚染
廃棄物
全般・システム
難処理物処理
汚泥処理
焼却
乾燥
減容・粉砕
分離・分別
ガス化・燃料化
堆肥化
その他
その他
* SS : 浮遊微粒子(Suspended solids)
**MBR: 膜分離活性汚泥法(Membrane Bio Reactor)
4
92
添付資料6 ニーズ調査アンケート
問5 問4でご回答いただいた貴社の公害防止対策を実施している項目について、自社保有設備の
代表的な例を可能な範囲内でお教え下さい。選択項目はレをご記入下さい。また、下記欄で不足の
場合は恐れ入りますが、余白または適当な用紙〔当ページのコピーでも可〕を追加してご記入下さ
い。
① 自社保有設備
自社保有設備-ⅰ
□ 水関連 □ 大気 □ 騒音・振動 □ 土壌汚染 □ 廃棄物
対象分類
□ その他(
)
特徴
規模(能力)
更新予定
新設・増設予定
□ 有(
□ 有(
年
年
月頃) □ 無
月頃) □ 無
新設・増設理由
自社保有設備-ⅱ
対象分類
□ 水関連 □ 大気 □ 騒音・振動 □ 土壌汚染 □ 廃棄物
□ その他(
)
特徴
規模(能力)
更新予定
新設・増設予定
□ 有(
□ 有(
年
年
月頃) □ 無
月頃) □ 無
新設・増設理由
自社保有設備-ⅲ
対象分類
□ 水関連 □ 大気 □ 騒音・振動 □ 土壌汚染 □ 廃棄物
□ その他(
)
特徴
規模(能力)
更新予定
新設・増設予定
□ 有(
□ 有(
年
年
月頃) □ 無
月頃) □ 無
新設・増設理由
5
93
添付資料6 ニーズ調査アンケート
問6
貴社の公害防止対策として外部委託しているものがあれば、その代表的な例について、可
能な範囲内でお教え下さい。
また、下記欄で不足の場合は恐れ入りますが、余白または適当な用紙〔当ページのコピーでも可〕
を追加してご記入下さい。
外部委託)-ⅰ
種類
量
処理方法
外部委託-ⅱ
種類
量
処理方法
外部委託-ⅲ
種類
量
処理方法
6
94
添付資料6 ニーズ調査アンケート
問7 問4でご回答いただいた産業公害防止および廃棄物処理における課題およびニーズの具体的
な例についてお教え下さい。複数の課題およびニーズがあれば、それぞれ一枚にご記入ください。
選択項目はレをご記入下さい。3 課題まで記入できる用紙をご用意しましたが、もし不足の場合は
恐れ入りますが余白または適当な用紙〔当ページのコピーでも可〕を追加してご記入下さい。
対象
課題およびニーズ-ⅰ
□ 既存施設の改良・改修
□ 設備の改良・改修・新規設備導入など
□ 処理システムの総合的改修
□ その他(
)
□ 設備の新設・増設(更新含む)
□ 既存設備の増設
□ 新規の対象物質等に対応する設備の新設
□ その他(
)
□ 高効率化
□ 省エネ
□ 大型・大規模化 □ 小型・小規模化
目
□ 機能付与
□ システム見直し
□ コスト
□ 社内処理
的
□ 回収・再利用 □ 一部・全部外注
□ その他(
)
□ 全般・システム
□ 活性汚泥
□ 脱塩
□ 水関連
□ pH調整
□ MBR,膜処理
□ その他
□ 濾過
□ SS処理
□ 金属回収
□ 脱臭・消臭
□ 全般・システム
□ 溶剤等回収
□ その他
□ 大気
□ 脱硝・脱硫
□ 除害
□ 粉塵
□ 脱臭・消臭
分
□ 調査・分析
□ 対策
野 □ 騒音・振動
□ 土壌汚染
□ 調査・分析
□ 対策
□ 廃棄物
□
□
□
□
□
□
□
□
全般・システム
難処理物処理
汚泥処理
焼却
□ その他
概
要
7
95
乾燥
減容・粉砕
分離・分別
ガス化・燃料化
□ 堆肥化
□ その他
添付資料6 ニーズ調査アンケート
対象
課題およびニーズ-ⅱ
□ 既存施設の改良・改修
□ 設備の改良・改修・新規設備導入など
□ 処理システムの総合的改修
□ その他(
)
□ 設備の新設・増設(更新含む)
□ 既存設備の増設
□ 新規の対象物質等に対応する設備の新設
□ その他(
)
□ 高効率化
□ 省エネ
□ 大型・大規模化 □ 小型・小規模化
目
□ 機能付与
□ システム見直し
□ コスト
□ 社内処理
的
□ 回収・再利用 □ 一部・全部外注
□ その他(
)
□ 全般・システム
□ 活性汚泥
□ 脱塩
□ 水関連
□ その他
□ pH調整
□ MBR,膜処理
□ SS処理
□ 濾過
□ 金属回収
□ 脱臭・消臭
□ 全般・システム
□ 溶剤等回収
□ その他
□ 大気
□ 脱硝・脱硫
□ 除害
□ 粉塵
□ 脱臭・消臭
分
□
調査・分析
□
対策
野 □ 騒音・振動
□ 土壌汚染
□ 調査・分析
□ 対策
□ 廃棄物
□
□
□
□
□
□
□
□
全般・システム
難処理物処理
汚泥処理
焼却
□ その他
概
要
8
96
乾燥
減容・粉砕
分離・分別
ガス化・燃料化
□ 堆肥化
□ その他
添付資料6 ニーズ調査アンケート
対象
課題およびニーズ-ⅲ
□ 既存施設の改良・改修
□ 設備の改良・改修・新規設備導入など
□ 処理システムの総合的改修
□ その他(
)
□ 設備の新設・増設(更新含む)
□ 既存設備の増設
□ 新規の対象物質等に対応する設備の新設
□ その他(
)
□ 高効率化
□ 省エネ
□ 大型・大規模化 □ 小型・小規模化
目
□ 機能付与
□ システム見直し
□ コスト
□ 社内処理
的
□ 回収・再利用 □ 一部・全部外注
□ その他(
)
□ 全般・システム
□ 活性汚泥
□ 脱塩
□ 水関連
□ その他
□ pH調整
□ MBR,膜処理
□ SS処理
□ 濾過
□ 金属回収
□ 脱臭・消臭
□ 全般・システム
□ 溶剤等回収
□ その他
□ 大気
□ 脱硝・脱硫
□ 除害
□ 粉塵
□ 脱臭・消臭
分
□
調査・分析
□
対策
野 □ 騒音・振動
□ 土壌汚染
□ 調査・分析
□ 対策
□ 廃棄物
□
□
□
□
□
□
□
□
全般・システム
難処理物処理
汚泥処理
焼却
□ その他
概
要
9
97
乾燥
減容・粉砕
分離・分別
ガス化・燃料化
□ 堆肥化
□ その他
添付資料6 ニーズ調査アンケート
問8 下記の技術で、貴社が導入する可能性のある技術があれば、対応する枠にチェック願います。
分類
技術の概要
導入の可能性
酸素やオゾンによる水処理装置
高濃度排水処理
脱窒処理
機能膜水処理装置
ユニット型合併浄化槽(FRP製)
生活排水の活性汚泥処理
無機排水処理施設向脱水機(フィルタープレス)
水質
無機排水処理施設向ユニット式小型排水処理設備
大型鍍金槽向濾過機
沈砂・し渣分離洗浄機
凝集剤を使用した汚水処理機
水用凝集剤
水質浄化用ブロック
過酸化水素分解
高含水汚泥用凝集固化剤
排煙脱硝触媒
煤塵除去
大気
排ガス冷却設備
粉塵除去装置
臭気対策、脱臭装置、消臭剤
消臭・抗菌用途部材
塩素系有害物質の常温分解
土壌
土壌の重金属類溶出抑制技術
ファイトレメディエーション
アスベスト・焼却灰溶融炉
無煙・無塵焼却処理機
汚泥炭化炉
焼却灰中のダイオキシン類低温分解技術
汚泥、畜糞、木質廃棄物等の堆肥化
廃棄物
微生物による有機性廃棄物、廃油処理、汚泥処理
破砕・粉砕技術
廃棄物油化装置
木質系バイオマスボイラー
廃棄物の早期安定化
廃酸連続中和
廃液固化剤
騒音
消音器
フッ素吸着不溶化剤
その他
レアアース吸着材
騒音・振動・粉塵・臭気などのモニタリング設備
10
98
添付資料6 ニーズ調査アンケート
問9 公害防止対策の実施状況について教えてください。(複数回答)
□
□
□
□
□
□
産業公害防止対策において課題や苦労している事項がある
(苦情などがあるため)さらなる対策が必要と感じている事がある
従業員の労働衛生環境などに配慮して、さらに対策を取りたい事がある
地球環境、低炭素、省エネなどに配慮して対策を取りたい事がある
その他(
)
産業公害防止対策の実施にあたって特に課題はない
公害防止対策推進にあたって課題となる事項、苦労している事項についてお教え下さい。
問 10 問8で、産業公害防止対策において課題や苦労している事項があるとご回答いただいた方に、その
理由についてお伺いします。
(複数回答可)
□
□
□
□
□
□
□
初期費用負担
ランニングコスト
機器設置スペースがない
適当な処理能力の設備が見つからない
適当な処理技術が見つからない
設備の保守管理に問題がある
その他:具体的な内容をお書き下さい
問 11 産業公害防止に関する業界の共通的な課題やニーズについて、ご意見等ございましたら自由
にお書き下さい。
11
99
添付資料6 ニーズ調査アンケート
問 12 産業公害防止対策において、中小企業の装置・技術を選定する場合のポイントをお教え下さい。
(複数回答可)
□ 初期コスト
□ ランニングコスト
□ 設備規模(大型・小型)
□ 処理能力
□ 設備保守管理の容易さ
□ 会社や技術の実績
□ その他:ご自由に下記欄にご意見をお書きください
Ⅲ先進事例について
問 13 他社や産学連携等による外部設備導入による公害防止対策で成功した事例についてお教え下さい。
□ 成功事例がある
□ 成功事例がない(問14にお進み下さい)
成功事例がある場合は、具体的な概要をお書き下さい。
分 □ 高効率化 □ 省エネ □ 大型・大規模化 □ 小型・小規模化 □ 機能付与
類 □ システム組み込み □ その他
□ 全般・システム
□ 活性汚泥
□ 脱塩
□ 水関連
□ pH調整
□ MBR,膜処理
□ その他
□ SS処理
□ 濾過
□ 金属回収
□ 脱臭・消臭
□ 全般・システム
□ 溶剤等回収
□ その他
□ 大気
□ 脱硝・脱硫
□ 除害
□ 粉塵
□ 脱臭・消臭
分
□調査・分析
□対策
野 □ 騒音・振動
□ 土壌汚染
□調査・分析
□対策
□ 廃棄物
□
□
□
□
□
□
□
□
全般・システム
難処理物処理
汚泥処理
焼却
□ その他
概
要
12
100
乾燥
減容・粉砕
分離・分別
ガス化・燃料化
□ 堆肥化
□ その他
添付資料6 ニーズ調査アンケート
問 14 公害防止対策推進に関する支援等について、行政機関等に対する要望をお教え下さい。
(複数回答可)
□
□
□
□
□
公害防止対策に関する情報提供・相談先の設置
公害防止対策に関わるメーカーとのマッチング支援
公害防止対策に関わる知財の取り扱い、契約などの条件調整に関する支援
特にない
その他
ご協力ありがとうございました。
2011 年 12 月 8 日(木)迄にご回答頂きますようよろしくお願いします。
13
101
添付資料6 ニーズ調査アンケート
2011年11月 21 日
産業公害防止対策技術(ユーザーニーズ)に関するアンケートのお願い
経済産業省 九州経済産業局
資源エネルギー環境部 環境対策課
調査実施主体:
(株)三菱化学テクノリサーチ
拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます
現在、当局では平成23年度 産業公害防止対策調査「九州地域における新たな技術導入による
産業公害防止対策技術の高度化推進調査」を行っております。
本調査は、産業公害防止分野における九州地域の中小企業等の振興を図ることを目的に、当該サ
ービス及び製品市場への参入拡大、アプリケーションの創出等、ビジネスに繋がる技術の高度化等
を推進するため、ユーザーニーズを捉えた技術の高度化(新たな技術導入等)について調査を実施
しております。
なお、技術の高度化とは、外部からの技術の導入や連携などによる複数の技術の融合によって、サ
ービス・製品市場への参入拡大、アプリケーションの創出等を図るものです。
つきましては、本調査の一環として、アンケート調査を実施することとしました。当アンケートは
①産業公害防止技術を保有する企業(シーズ調査) ②産業公害防止技術の高度化に資する技術を
保有する企業(高度化調査) ③産業公害防止技術のユーザー(ユーザーニーズ調査)に対して実
施しております。貴自治体におかれましては産業公害防止技術のユーザーのお立場でご回答のご協
力をお願いしたいと存じます。
敬 具
* アンケートのご回答は同封の封筒にて2011年12月8日までにご返送下さいますようお願い
いたします。ご回答に際しては、別紙「個人情報のお取扱いについて」をご確認の上お願い致します。
* ご回答いただきました内容につきましては、それを全体としてまとめた結果のみを報告書等に公
表し、個々の組織名や回答していただいた方のお名前が公表されることはありません。
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------本調査に関する問い合わせ先
調査受託者:株式会社三菱化学テクノリサーチ 九州センター
TEL:093-643-2546
FAX:093-643-2547
e-mail [email protected]
担当 川畑、荒川
調査依頼元:経済産業省九州経済産業局
資源エネルギー環境部 環境対策課
TEL:092-482-5499
担当 岡山、森永
102
添付資料6 ニーズ調査アンケート
<個人情報のお取扱いについて>
ご記入いただきます情報は、ご回答者の「個人情報」に該当しますので、株式会社三菱化学テクノリ
サーチ(以下「当社」といいます)が、ご回答者の個人情報保護のため、合理的な安全管理対策を講じ、
適切に処理します。具体的には、以下のように対応させていただきますので、ご同意の上で、ご記入く
ださいますようお願いいたします。
1.個人情報の取扱いは、当社の「個人情報のお取扱いについて」に従って対応します。
2.ご記入いただきました個人情報は、以下の目的に利用します。
(1) アンケートの回答の集計・解析
(2) アンケートの回答内容についての当社からのお問い合わせ
(3) 必要に応じた追加の関連資料の送付
3.ご記入いただきました個人情報の利用について
(1) 当社は、2.に示す利用目的の範囲を超えて、お客様の個人情報を利用することはありません。
(2) ご記入いただきました個人情報の取扱いに関して、外部への委託はしません。
(3) ご記入いただきました個人情報は、利用目的終了後は、当社が保管する分につきましては
九州経済産業局の了解の下、責任を持って廃棄します。
4.ご記入いただきました個人情報の管理について
当社は、ご記入いただきました個人情報について、漏洩、滅失、またはき損を防止するための合理的
な安全対策を講じます。
<当社の個人情報保護管理者について>
・株式会社 三菱化学テクノリサーチ 常務取締役 粟田 満
東京都千代田区麹町6丁目 6 番地 麹町東急ビル4階
TEL:03-5226-0949
<個人情報に関するお問い合わせ>
・ 株式会社 三菱化学テクノリサーチ 個人情報保護事務局
TEL:03-5226-0789、FAX:03-5226-0741
メールアドレス:[email protected]
・ 当社の「個人情報保護方針」
、
「個人情報のお取扱いについて」をご覧になりたい方は、以下
の URL をご覧下さい。
URL: http://www.mctr.co.jp/privacy/privacy.htm
http://www.mctr.co.jp/privacy/privacy2.htm
103
添付資料6 ニーズ調査アンケート
平成23年11月21日
「九州地域における新たな技術導入による産業公害防止対策技術の高度化推進調査」
ニーズ調査アンケート(自治体向け)
経済産業省 九州経済産業局 資源エネルギー環境部 環境対策課
調査主体(株)三菱化学テクノリサーチ
同封の返信用封筒又は FAX(093-643-2547)にて回答をお願いいたします。
希望回収期限: 12月 8日(木)
)
Ⅰ基本情報について(名刺を添付いただいても結構です。
自治体名
所在地
〒
所属・役職
御芳名
連絡先
E-mail
事業内容
TEL:
FAX:
★ 以下、□にチェックまたは枠内・( )内に記述回答願います。
問1 貴部署の所管事業に○をつけてください。
□ 上・下水道
□ 廃棄物処理
□ その他(具体的に:
)
問2 貴部署の所管する上下水道施設、廃棄物処理施設などをお教え下さい。
例) ○○廃棄物処理場 ○○下水処理場など
16
104
添付資料6 ニーズ調査アンケート
Ⅱ産業公害防止対策について
問3 貴部署の保有する産業公害防止対策全般についてお教え下さい。貴部署の公害防止対策を実
施している項目にレをご記入下さい。また、産業公害防止および廃棄物処理における課題およびニ
ーズがある場合は、該当するところにレをご記入下さい。
(複数回答可)
産業公害防止
技術分類・区分
対策について
課題及び
ニーズがある
実施中
大気関連
区分
分類
水関連
全般・システム
pH調整
SS*処理
金属回収
活性汚泥
MBR**,膜処理
濾過
脱臭・消臭
脱塩
その他
全般・システム
脱硝・脱硫
粉塵
溶剤等回収
除害
脱臭・消臭
その他
騒音・振動
土壌汚染
廃棄物
全般・システム
難処理物処理
汚泥処理
焼却
乾燥
減容・粉砕
分離・分別
ガス化・燃料化
堆肥化
その他
その他
* SS : 浮遊微粒子(Suspended solids)
**MBR: 膜分離活性汚泥法(Membrane Bio Reactor)
17
105
添付資料6 ニーズ調査アンケート
問4 問3でご回答いただいた貴部署の公害防止対策を実施している項目について、貴部署保有設備の代
表的な例を可能な範囲内でお教え下さい。選択項目はレをご記入下さい。また、下記欄で不足の場
合は恐れ入りますが、余白または適当な用紙〔当ページのコピーでも可〕を追加してご記入下さい。
① 保有設備
保有設備-ⅰ
対象分類
□ 水関連 □ 大気 □ 騒音・振動 □ 土壌汚染 □ 廃棄物
□ その他(
)
特徴
規模(能力)
更新予定
新設・増設予定
□ 有(
□ 有(
年
年
月頃) □ 無
月頃) □ 無
新設・増設理由
保有設備-ⅱ
対象分類
□ 水関連 □ 大気 □ 騒音・振動 □ 土壌汚染 □ 廃棄物
□ その他(
)
特徴
規模(能力)
更新予定
新設・増設予定
□ 有(
□ 有(
年
年
月頃) □ 無
月頃) □ 無
新設・増設理由
保有設備-ⅲ
対象分類
□ 水関連 □ 大気 □ 騒音・振動 □ 土壌汚染 □ 廃棄物
□ その他(
)
特徴
規模(能力)
更新予定
新設・増設予定
□ 有(
□ 有(
年
年
月頃) □ 無
月頃) □ 無
新設・増設理由
18
106
添付資料6 ニーズ調査アンケート
問5
貴部署の公害防止対策として外部委託しているものがあれば、その代表的な例について、可能な
範囲内でお教え下さい。
また、下記欄で不足の場合は恐れ入りますが、余白または適当な用紙〔当ページのコピーでも可〕
を追加してご記入下さい。
外部委託)-ⅰ
種類
量
処理方法
外部委託-ⅱ
種類
量
処理方法
外部委託-ⅲ
種類
量
処理方法
19
107
添付資料6 ニーズ調査アンケート
問6 問3でご回答いただいた産業公害防止および廃棄物処理における課題およびニーズの具体的な例に
ついてお教え下さい。複数の課題およびニーズがあれば、それぞれ一枚にご記入ください。選択項
目はレをご記入下さい。3 課題まで記入できる用紙をご用意しましたが、もし不足の場合は恐れ入
りますが余白または適当な用紙〔当ページのコピーでも可〕を追加してご記入下さい。
対象
課題およびニーズ-ⅰ
□ 既存施設の改良・改修
□ 設備の改良・改修・新規設備導入など
□ 処理システムの総合的改修
□ その他(
)
□ 設備の新設・増設(更新含む)
□ 既存設備の増設
□ 新規の対象物質等に対応する設備の新設
□ その他(
)
□ 高効率化
□ 省エネ
□ 大型・大規模化 □ 小型・小規模化
目
□ 機能付与
□ システム見直し
□ コスト
□ 社内処理
的
□ 回収・再利用 □ 一部・全部外注
□ その他(
)
□ 全般・システム
□ 活性汚泥
□ 脱塩
□ 水関連
□ pH調整
□ MBR,膜処理
□ その他
□ 濾過
□ SS処理
□ 金属回収
□ 脱臭・消臭
□ 全般・システム
□ 溶剤等回収
□ その他
□ 大気
□ 脱硝・脱硫
□ 除害
□ 粉塵
□ 脱臭・消臭
分
□ 調査・分析
□ 対策
野 □ 騒音・振動
□ 土壌汚染
□ 調査・分析
□ 対策
□ 廃棄物
□
□
□
□
□
□
□
□
全般・システム
難処理物処理
汚泥処理
焼却
□ その他
概
要
20
108
乾燥
減容・粉砕
分離・分別
ガス化・燃料化
□ 堆肥化
□ その他
添付資料6 ニーズ調査アンケート
対象
課題およびニーズ-ⅱ
□ 既存施設の改良・改修
□ 設備の改良・改修・新規設備導入など
□ 処理システムの総合的改修
□ その他(
)
□ 設備の新設・増設(更新含む)
□ 既存設備の増設
□ 新規の対象物質等に対応する設備の新設
□ その他(
)
□ 高効率化
□ 省エネ
□ 大型・大規模化 □ 小型・小規模化
目
□ 機能付与
□ システム見直し
□ コスト
□ 社内処理
的
□ 回収・再利用 □ 一部・全部外注
□ その他(
)
□ 全般・システム
□ 活性汚泥
□ 脱塩
□ 水関連
□ その他
□ pH調整
□ MBR,膜処理
□ SS処理
□ 濾過
□ 金属回収
□ 脱臭・消臭
□ 全般・システム
□ 溶剤等回収
□ その他
□ 大気
□ 脱硝・脱硫
□ 除害
□ 粉塵
□ 脱臭・消臭
分
□
調査・分析
□
対策
野 □ 騒音・振動
□ 土壌汚染
□ 調査・分析
□ 対策
□ 廃棄物
□
□
□
□
□
□
□
□
全般・システム
難処理物処理
汚泥処理
焼却
□ その他
概
要
21
109
乾燥
減容・粉砕
分離・分別
ガス化・燃料化
□ 堆肥化
□ その他
添付資料6 ニーズ調査アンケート
対象
課題およびニーズ-ⅲ
□ 既存施設の改良・改修
□ 設備の改良・改修・新規設備導入など
□ 処理システムの総合的改修
□ その他(
)
□ 設備の新設・増設(更新含む)
□ 既存設備の増設
□ 新規の対象物質等に対応する設備の新設
□ その他(
)
□ 高効率化
□ 省エネ
□ 大型・大規模化 □ 小型・小規模化
目
□ 機能付与
□ システム見直し
□ コスト
□ 社内処理
的
□ 回収・再利用 □ 一部・全部外注
□ その他(
)
□ 全般・システム
□ 活性汚泥
□ 脱塩
□ 水関連
□ その他
□ pH調整
□ MBR,膜処理
□ SS処理
□ 濾過
□ 金属回収
□ 脱臭・消臭
□ 全般・システム
□ 溶剤等回収
□ その他
□ 大気
□ 脱硝・脱硫
□ 除害
□ 粉塵
□ 脱臭・消臭
分
□
調査・分析
□
対策
野 □ 騒音・振動
□ 土壌汚染
□ 調査・分析
□ 対策
□ 廃棄物
□
□
□
□
□
□
□
□
全般・システム
難処理物処理
汚泥処理
焼却
□ その他
概
要
22
110
乾燥
減容・粉砕
分離・分別
ガス化・燃料化
□ 堆肥化
□ その他
添付資料6 ニーズ調査アンケート
問7 下記の技術で、貴部署が導入する可能性のある技術があれば、対応する枠にチェック願います。
分類
技術の概要
導入の可能性
酸素やオゾンによる水処理装置
高濃度排水処理
脱窒処理
機能膜水処理装置
ユニット型合併浄化槽(FRP製)
生活排水の活性汚泥処理
無機排水処理施設向脱水機(フィルタープレス)
水質
無機排水処理施設向ユニット式小型排水処理設備
大型鍍金槽向濾過機
沈砂・し渣分離洗浄機
凝集剤を使用した汚水処理機
水用凝集剤
水質浄化用ブロック
過酸化水素分解
高含水汚泥用凝集固化剤
排煙脱硝触媒
煤塵除去
大気
排ガス冷却設備
粉塵除去装置
臭気対策、脱臭装置、消臭剤
消臭・抗菌用途部材
塩素系有害物質の常温分解
土壌
土壌の重金属類溶出抑制技術
ファイトレメディエーション
アスベスト・焼却灰溶融炉
無煙・無塵焼却処理機
汚泥炭化炉
焼却灰中のダイオキシン類低温分解技術
汚泥、畜糞、木質廃棄物等の堆肥化
廃棄物
微生物による有機性廃棄物、廃油処理、汚泥処理
破砕・粉砕技術
廃棄物油化装置
木質系バイオマスボイラー
廃棄物の早期安定化
廃酸連続中和
廃液固化剤
騒音
消音器
フッ素吸着不溶化剤
その他
レアアース吸着材
騒音・振動・粉塵・臭気などのモニタリング設備
23
111
添付資料6 ニーズ調査アンケート
問8 公害防止対策の実施状況について教えてください。(複数回答)
□ 産業公害防止対策において課題や苦労している事項がある
□ (苦情などがあるため)さらなる対策が必要と感じている事がある
□ 従業員の労働衛生環境などに配慮して、さらに対策を取りたい事がある
□ 地球環境、低炭素、省エネなどに配慮して対策を取りたい事がある
□ その他(
)
□ 産業公害防止対策の実施にあたって特に課題はない
公害防止対策推進にあたって課題となる事項、苦労している事項についてお教え下さい。
問9 問8で、産業公害防止対策において課題や苦労している事項があるとご回答いただいた方に、その
理由についてお伺いします。
(複数回答可)
□
□
□
□
□
□
□
初期費用負担
ランニングコスト
機器設置スペースがない
適当な処理能力の設備が見つからない
適当な処理技術が見つからない
設備の保守管理に問題がある
その他:具体的な内容をお書き下さい
問 10 産業公害防止に関する業界の共通的な課題やニーズについて、ご意見等ございましたら自由にお書
き下さい。
問 11 産業公害防止対策において、中小企業の装置・技術を選定する場合のポイントをお教え下さい。
(複数回答可)
□ 初期コスト・ランニングコスト
□ 設備規模(大型・小型)
□ 処理能力
□ 設備保守管理の容易さ
□ 会社や技術の実績
□ その他:ご自由に下記欄にご意見をお書き下さい。
24
112
添付資料6 ニーズ調査アンケート
Ⅲ先進事例について
問 12 企業や産学連携等による外部設備導入による公害防止対策で成功した事例についてお教え下さい。
□ 成功事例がある
□ 成功事例がない
成功事例がある場合は、具体的な概要をお書き下さい。
分 □ 高効率化 □ 省エネ □ 大型・大規模化 □ 小型・小規模化 □ 機能付与
類 □ システム組み込み □ その他
□ 全般・システム
□ 活性汚泥
□ 脱塩
□ 水関連
□ その他
□ pH調整
□ MBR,膜処理
□ SS処理
□ 濾過
□ 金属回収
□ 脱臭・消臭
□ 全般・システム
□ 溶剤等回収
□ その他
□ 大気
□ 脱硝・脱硫
□ 除害
□
粉塵
□ 脱臭・消臭
分
□調査・分析
□対策
野 □ 騒音・振動
□ 土壌汚染
□調査・分析
□対策
□ 廃棄物
□
□
□
□
□
□
□
□
全般・システム
難処理物処理
汚泥処理
焼却
乾燥
減容・粉砕
分離・分別
ガス化・燃料化
□ 堆肥化
□ その他
□ その他
概
要
協力ありがとうございました。
2011 年 12 月 8 日迄にご回答頂きますようよろしくお願いします。
25
113
添付資料7 委員会議事要旨
平成 23 年度産業公害防止対策調査
「九州地域における新たな技術導入による産業公害防止対策技術の高度化推進調査」
第一回委員会 議事録
日時
平成 23 年 11 月 8 日(火)15:00~17:30
場所
三菱化学(株)九州支社 会議室
◎ 参加者
■ 委員長
御名前
伊藤 洋
ご所属
役職
北九州市立大学 国際環境工学部
エネルギー循環化学科
学科長 教授
■ 委員(50 音順)
御名前
飯塚 誠
ご所属
役職
アジア低炭素化センター
技術移転マネージャー
岡野 浩志
株式会社西部技研
取締役 技術開発本部長
久継 康生
三菱化学株式会社 黒崎事業所
RC推進部 部長
吉田 哲雄
株式会社ワイビーエム
代表取締役 会長
■ 九州経済産業局
御名前
ご所属
役職
松崎 治洋
九州経済産業局 資源エネルギー環境部
環境対策課長
森永 峰次
九州経済産業局 資源エネルギー環境部
環境対策課
課長補佐
岡山 聖志
九州経済産業局 資源エネルギー環境部
環境対策課
総括係長
久保山 起美子
九州経済産業局 資源エネルギー環境部
環境対策課
調査官
■ 事務局(株式会社三菱化学テクノリサーチ 九州センター)
役職
名前
理事 センター長
川畑 明
主席研究員
荒川 文隆
特別研究員
田村 光彦
客員研究員
住本 和弘
客員研究員
杉本 昇
客員研究員
久家 千佳
研究員
増田 照実
114
添付資料7 委員会議事要旨
◎ 議事
1.主催者挨拶 (九州経済産業局 松崎課長)
九州経済産業局 松崎課長より、委員各位の参加へのお礼と活発な討議、ご協力の依頼があった。
高度化には様々な見方があるが、今回調査を通じて、現実の市場にシステムに即した新たなシステ
ムを導入していく事が今回の調査目的である事が示された。
2.委員長選任(事務局)
事務局から、伊藤先生を推薦。各委員の意義なく承認された。
3.委員長挨拶
2.で選任された伊藤委員長より、委員就任のお礼とご協力の依頼があった。
今回の委員会は、歴史の古い産業公害防止対策技術が環境変化によって高度化のイメージが様々な
形に広がる中、定義にこだわらず、時代にあった技術として開発されるように、ニーズの切り口を示
し、情報収集力の乏しい中小企業等に技術開発の方向性を示すような委員会にしたいと意向を示され
た。
4.委員の紹介、九経局、事務局の自己紹介
各委員及び事務局の自己紹介。
5. 本年度事業に関する討議
資料説明 ・本年度事業の説明
・調査計画説明及び進捗状況
・高度化調査のアンケート(案)
・ニーズ調査のアンケート(案)
(九州経済産業局)
(三菱化学テクノリサーチ)
(三菱化学テクノリサーチ)
(三菱化学テクノリサーチ)
① 本年度調査計画について
・ 今回調査には海外展開は含めず、国内での高度化に焦点を絞る事とした。
・ 海外を考慮したときのニーズの変化には注意する必要がある。高機能を求められないケース
や最新を要求される場合などがあるとの意見があった。
・ 単体の製品ではなく、システムとしての提供が必要なケースがあるとの意見があった。
・ 売れるものは何かという視点が重要との意見があった。
・ 量のイメージも重要であるとの意見があった。
・ 高度化及びニーズアンケートを実施するにあたっては、すでにシーズアンケートは実施して
いるので、シーズアンケートとの整合性を取りつつ、上記の意見を反映するように工夫する
こと。
② シーズアンケートの集計結果(中間)
・ 高度化という言葉に明瞭な定義はなく、省エネと高効率化、リサイクルなどのアンケート項
目に解釈の余地があり、詳細は個別のヒアリング等で明らかにする事とした。
115
添付資料7 委員会議事要旨
・ 希望する外部技術に水処理が多い理由は、アンケート対象に水処理技術を保有する企業が多
いためである。このような点は、解析の際に考慮する。
③今後の取り進め
アンケートについて
・ 高度化の設問にモニタリング(計測)の追加を検討する事とした。
・ 高度化技術の対象に大企業も含める事とした。
・ 希望する技術の部分は、今後のアンケートにおいては記述の単純化を図って技術・会社の特
定ができないようにする事とした。
・ マッチングの可能性などを案内文に加え、多少なりともメリットを感じるようにする工夫を
する事とした。
6.閉会の辞
伊藤委員長より、ヒアリングにおいて、市場性について尋ねて欲しいとの意見が示された。
また、成功事例だけでなく、高度化を断念した事例のヒアリングが今後の展開に役立つとの意見も
あり、特にヒアリングが重要とされた。
7.ご連絡(事務局)
次回日程は、別途調整する事とした。
以上
116
添付資料7 委員会議事要旨
平成 23 年度産業公害防止対策調査
「九州地域における新たな技術導入による産業公害防止対策技術の高度化推進調査」
第二回委員会 議事録
日時
平成 24 年 1 月 19 日(木)14:00~17:00
場所
三菱化学(株)九州支社 会議室
◎ 参加者
■ 委員長
御名前
伊藤 洋
ご所属
役職
北九州市立大学 国際環境工学部
エネルギー循環化学科
学科長 教授
■ 委員(50 音順)
御名前
飯塚 誠
ご所属
役職
アジア低炭素化センター
技術移転マネージャー
岡野 浩志
株式会社西部技研
取締役 技術開発本部長
久継 康生
三菱化学株式会社 黒崎事業所
RC推進部 部長
吉田 哲雄
株式会社ワイビーエム
代表取締役 会長
■ 九州経済産業局
御名前
ご所属
役職
松崎 治洋
九州経済産業局 資源エネルギー環境部
環境対策課長
森永 峰次
九州経済産業局 資源エネルギー環境部
環境対策課
課長補佐
岡山 聖志
九州経済産業局 資源エネルギー環境部
環境対策課
総括係長
久保山 起美子
九州経済産業局 資源エネルギー環境部
環境対策課
調査官
■ 事務局(株式会社三菱化学テクノリサーチ 九州センター)
役
職
名
前
理事 センター長
川畑 明
主席研究員
荒川 文隆
特別研究員
田村 光彦
客員研究員
住本 和弘
客員研究員
杉本 昇
客員研究員
内山 洋二郎
117
添付資料7 委員会議事要旨
◎ 議事
1.主催者挨拶
九州経済産業局 松崎課長より、今回はアンケート調査及びヒアリング調査結果をもとにした報告書
骨子(案)として提示しており、本委員会で今後の高度化の方向性について議論願いたいとの挨拶があ
った。
2.第一回議事録の説明と承認
第一回委員会の議事録について事務局より説明があり、各委員意義なく承認された。
3.報告書骨子案の討議
アンケート・ヒアリング結果及びマップ作成について事務局からの報告と討議を行い、次に報告書骨
子案についての事務局からの説明及びその内容について討議を行った。討議における主な意見とまとめ
を項目ごとに記載する。
①規模の適正化(過剰な設備の最適化)
・この課題は市場ニーズの中でも特に大きな意義を持つ。これからのキーワードになる。
・当初の案の「サイズダウン」という言葉でなく「ダウンサイジング」などの適当な言葉があれば
分かりやすい。
本調査から生まれた言葉として良いキーワードになれば良いのでさらに検討する。
・ユーザーにおける今後の方向として、大規模集中型から小規模分散型への移行や処理工程ごとの
細かな対応が必要になってくることは、これまで以上に中小企業にとってのビジネスのチャンス
になる可能性も持っている。
・人口減は今後も続く日本の大きな課題である。今後数十年で人口が減らないのは福岡市ぐらいで
ある。現時点での規模に適合した大きな設備を作るよりもあえて小規模をいくつか作り、将来順
次削減していくような考え方もある。
②土壌汚染
・土壌汚染対策関連技術は、水質や大気とは違い、地質コンサルタントなどの分野が多い。今回の
調査対象よりも多分野にわたっている。
・ユーザーは土壌に関連することは回答を避ける。土壌は土地に絡むので、守秘義務がある。過去
の経緯や課題はよほどでないと公開は難しい。しかしニーズは潜在するので、報告書にはその旨
記載する。各委員も土地に関する多くの課題を実体験している。
③水処理
・大手企業は水処理技術として一般的な標準型式なものが多く、さらに超純水などの方向に向かっ
ており実際の水処理の様々な問題解決には力を入れてない。そうなると、中小企業が十分に勝負
にできる分野である。現実的には水処理は数多くのバリエーションがあり、処理が難しいものも
多く発生している。
・一口に水処理といっても凝集沈殿剤などに取り組んでいる零細企業に近い小規模事業者も多い。
このようなところがマッチングできれば良い。
118
添付資料7 委員会議事要旨
④減容化とコストダウン
・減容化の問題は非常に重要であり、報告書でも取り上げる。
⑤新技術のユーザーでの採用
・国土交通省側も昔は過去の実績の有無を重視していたが、最近では NETIS(新技術情報提供シ
ステム)があり、新しい技術でも NETIS 登録すれば使用可能。実験データなどを全部揃えれば、
NETIS は登録できる。
・新しい技術の中から、有用なものを引っ張り出して表に出すとかして、ユーザーで優先的に使う
ことを奨励するような流れができたら良い。
・中小企業が弱いのは実証であり、実用化にもっていくまでの実験もかなりコストがかる。研究開
発補助金など公的資金をうまく使うことである程度のサイズまで仕上げていくことも必要。
・ユーザーの立場としていきなり全部リプレースすることはできない。万が一にでもトラブルがあ
るのは避けないといけない。このため、サブストリームでテストして自分たちで扱ってみたい要
望がある。扱ってみてどのようになるかが分かれば、次の段階にも進める。
・テスト装置を持って実証試験を一緒に行う意欲を持っている企業であれば大企業でも中小企業で
も関係ない。何件かそういう例もある。小さいデモンストレーション用の機器を持っていると良
い。
・実験室でやったものと現実とはかなり違う。やはりプラントに持ってきて、自分たちで条件を変
えたりして実証する必要がある。それで非常に安心する。
⑥事例集
・技術が躍進したキーポイントは何か、どのようなアクションで浮上したかなどが分かる内容でま
とめることが参考になる。
4.今後の取りまとめについて
・環境エネルギー研究会は 2 月 7 日に開催。本調査を報告する。
・K-RIPセミナーは 2 月 20 日に開催。今回の調査内容を報告する。
・第二回委員会の意見を受け、事務局で報告書案を作成し、各委員と相談し、最終的には伊藤委員長
に一任することとした。
5.閉会の辞
伊藤委員長より、産業公害防止は古いテーマに見えるかもしれないが、永遠のテーマでもある。
今は時代の切り替わりの時期であり、見直していくことが必要。是非良い成果を上げて、中小企業
の皆さんへの刺激にしていきたい。このような見直しを続けていければと思うとの挨拶があった。
以上
119
添付資料8 「K-RIP 環境エネルギーセミナー」報告資料
報告2 資料
K-RIP環境エネルギーセミナー 資料
「産業公害防止の高度化調査事業の成果報告」
平成24年2月20日(月)
(株)三菱化学テクノリサーチ
1
平成23年度産業公害防止対策調査「九州地域における新たな技術導入による産業公害防止対策技術の高度化推進調査」
¾
産業公害防止分野の現状
産業公害防止分野の国内市場は近年減少傾向にある。
過去の公害問題等を背景にした産業公害防止装置の需要は減少し、さらに、工場は海外進出等による国内生産量の減
少等もあり、装置需要は設備更新需要が主となっている。
このような状況の中、市場ニーズは、最近のエネルギー問題にもからみ多様化している。
九州地域の中小企業は公害防止技術の多くの蓄積があるが、国内市場の減少の中、今後発展していくためには、市場
ニーズをとらえた技術の高度化等の展開が必要。
¾
調査の目的
産業公害防止分野における九州地域の中小企業等の育成・振興を図ることを目的に、当該サービス及び製品市場への
参入拡大、アプリケーションの創出等、ビジネスに繋がる技術の高度化等を推進するため、ユーザーニーズを捉えた技
術高度化(外部からの技術導入や連携等)について調査を行う。
■調査スキーム
◆アンケートとヒアリング
中小企業が有するシーズ技術
(産業公害防止技術)
中小企業等の保有する
産業公害防止対策技術の調査
◆委員会
中小企業の産業公害防止関連市場への参入促進へ向けた方策の検討と提言
委員(敬称略)
委員長(敬称略)
高度化に資する外部技術
(高度化技術)
中小企業等の保有する産業公害防止対
策技術と組み合わせる事によって高度化
を図れる技術の調査
北九州市立大学
アジア国際環境工学部
エネルギー循環化学科
学科長 教授
伊藤洋
市場のニーズ(企業・自治体)
産業公害防止対策に対する
ユーザーニーズの調査
・高度化の先進事例
・今日的な市場ニーズ
・市場から見た課題
・シーズ、高度化技術、
ニーズのDB・マップ
アジア低炭素化センター
技術移転マネージャー
飯塚 誠
株式会社西部技研
取締役技術開発本部長
岡野 浩志
三菱化学株式会社
黒崎事業所
RC推進部 部長
久継 康生
株式会社ワイビーエム
代表取締役 会長
吉田 哲雄
市場ニーズから見た産業公害防止技術の高度化の方向性
◆調査結果報告
*報告書
*セミナー等
2
120
添付資料8 「K-RIP 環境エネルギーセミナー」報告資料
産業公害防止技術の保有企業(シーズ企業)・高度化技術保有企業の調査結果
①アンケート調査
次の2種類のアンケートを送付して調査集計
シーズ企業
■対象 :産業公害防止技術を保有していると思われる九州管内企業
■送付数:322社 ■回答数: 106社(回収率33%)
高度化技術保有企業
■対象 :産業公害防止技術の高度化技術を保有していると思われる九州管内企業
■送付数:339社 ■回答数: 85社(回収率25%)
②ヒアリング調査
アンケート結果を受け、15社にヒアリングし高度化の先進事例等を調査
◇今回のアンケート結果からのシーズ企業の保有技術まとめ
1.シーズ企業及び高度化の外部技術を有する企業ともに、高度化したい分野(外部技術を導入したい分
野)としては、水質及び廃棄物関連が多い(後述のユーザーニーズとも一致)。
2.なお、保有する技術としては水処理全般と脱臭・消臭の技術を有する企業が多い。
3.比較的新規の技術である膜処理などの技術を持つ企業は少ない。
4.大気関係の技術としては本流である脱硝・脱硫とともに脱臭・消臭技術が多い。
5.廃棄物処理においては活性汚泥処理と堆肥処理が多い。
3
産業公害防止技術の保有企業(シーズ企業)・高度化技術保有企業の調査結果
◇今回のアンケート結果からの高度化と市場展開状況のまとめ
1.シーズ企業(中小企業を対象に調査)については、市場展開における課題として、販路の拡
大やコストの面で単独での製品サービスでは市場展開が難しいとする意見が多い。
また、ターゲットとする市場については中小規模処理とする意見が多い。
2.シーズ企業は、既に高度化に取り組んでいる、又は希望している企業も多く、高度化のニー
ズは高い。
3.シーズ企業は水処理をはじめ種々の外部技術導入の要望があり、その目的理由は多岐に
わたる。
4.高度化技術を持つ企業は設備の設計製造、エンジニアリング、運転保守(メンテナンス)、コ
ンサルタント、廃棄物処理など多岐にわたり、個別論になるがシーズ企業の多様な高度化
が可能である。
5.中小企業では自社単独では高度化が困難で、公的支援、例えば外部技術に関する情報提
供や相談先の設置、外部技術とのマッチングの支援などの要望は強い。
4
121
添付資料8 「K-RIP 環境エネルギーセミナー」報告資料
産業公害防止対策技術のユーザーニーズの調査
(ユーザーサイドの調査・分析)
①アンケート調査
■対象 :産業公害防止技術のユーザーの立場にある九州管内企業と自治体
■送付数:企業339社、及び清掃工場や下水道事業を運営する31自治体
■回答数:企業101社(回収率30%)、自治体22事業所(回収率71%)
②ヒアリング調査
アンケート結果を受け、10社5自治体にヒアリングしユーザーニーズを調査
ポイント)・公害防止対策の取組状況とソリューションニーズ
・中小企業の産業公害防止技術を採用する際の課題
◇アンケート結果からシーズ、高度化技術、ニーズのデーターベース・マップを作成
シ ー ズ技術
技 術 分 類 ・区 分
対象市場
)
大
規
模
最
終
処
分
場
水関連
大気関連
騒 音 ・振動
土壌汚染
廃棄物
高度 化技 術
高度 化目 的
高 度化 目 的
公
共
事
業
海
外
市
場
そ
の
他
高
効
率
化
省
エ
ネ
)
中
小
規
模
上
下
水
道
設
備
大
型
化
・
大
規
模
化
小
型
化
・
小
規
模
化
機
能
付
与
コ
ス
ト
パ
フ
マ
ン
ス
向
上
二
次
廃
棄
物
処
理
の
合
理
化
シ
ス
テ
ム
へ
の
組
込
み
そ
の
他
高
効
率
化
省
エ
ネ
大
型
・
大
規
模
化
小
型
・
小
規
模
化
機
能
付
与
コ
ス
ト
パ
フ
ォー
区分
産
業
廃
棄
物
ォー
分類
中
小
企
業
(
(
大
企
業
マ
ン
ス
向
上
ニーズ
ニーズの分類
二
次
廃
棄
物
処
理
の
合
理
化
シ
ス
テ
ム
組
み
込
み
そ
の
他
高
効
率
化
省
エ
ネ
大
型
・
大
規
模
化
小
型
・
小
規
模
化
機
能
付
与
コ
ス
ト
シ
ス
テ
ム
組
み
込
み
社
内
処
理
全 般 ・シ ス テ ム
pH 調整
SS処 理
金属回収
活性汚泥
M B R ,膜 処 理
濾過
脱 臭 ・消 臭
脱塩
そ の他
全 般 ・シ ス テ ム
脱 硝 ・脱 硫
粉 じん
溶剤等回収
除害
脱 臭 ・消 臭
そ の他
全 般 ・シ ス テ ム
全 般 ・シ ス テ ム
全 般 ・シ ス テ ム
難処理物処理
活性汚泥
焼却
乾燥
減 容 ・粉 砕
分 離 ・分 別
ガ ス化 ・燃料 化
堆肥化
そ の他
そ の他
5
市場ニーズの現状各論(高度化の方向)
1.規模の適正化-人口転換型成長モデル(ダウン
サイジング・運転最適化)
1.規模の適正化-人口転換型成長モデル(ダウンサイジング・運転最適化)
企業
:産業の空洞化によるプラント停止や製品生産量の減少等による設備のオーバースペック化が顕在化。
特に大企業は大型の公害防止設備を所有。
地方自治体 :地方人口の減少とリサイクル・分別の進展による廃棄物の減少。
➢大型設備は低負荷運転
→ランニングコスト削減・環境負荷低減等のための小規模の処理への変更(更新・改修)及び運転最適化のニーズ。
典型的な例として活性汚泥設備や焼却炉など。国内人口減少は、大きな課題であり、対応した成長モデルが必要。
<高度化の要点>
ユーザーが既存の信頼性ある設備を更新していくだけの決断のためには販売する設備能力の多様性、運転最適化システムの
有効性等について、実証試験による証明やメンテナンス体制の整備、会社としての信頼性の向上を図ることが重要。
❍ユーザーにおける今後の方向として、大規模集中型から小規模分散型への移行や処理工程ごとの細かな対応が必要になってくること
は、これまで以上に中小企業にとってのビジネスのチャンスになる可能性も持っている。
2.高効率化(コストダウン・省エネ)
昨年の震災以来の電力事情も踏まえ、水質・大気・廃棄物などすべての分野においてランニングコストは課題。
コストカット・省エネへの要望。→電力の削減、廃棄物などの減容化など。
<高度化の要点>
企業連合での高度化、エンジニアリング会社等との一体的なシステムとしての事業展開など他項目記載と同一。
3.臭気対策
国内の過去の公害問題は克服され、水質/大気などの法規制は達成。
→しかし近隣地区との関連・作業環境から法規制以上に、臭気は大きな問題(極微量物質の揮散でも人間が感じる)。脱
臭技術とともにセンサーによるモニタリングの課題も。
<高度化の要点>
廃棄物からの活性炭の製造など素材から消臭技術への展開を志向している中小企業もある。自社素材の特徴化の為の高度
化、エンジニアリング会社等との一体的なシステムとしての事業展開。
○良いセンサーが欲しいとのユーザー要望は高い。臭気計測以外も各種公害モニタリング技術のユーザーニーズがあり、技術的難度は
高いが、九州地域内の企業で先進的な計測器を開発している会社もある。九州は計測の基盤技術(公的機関・大学)があり、産学連携な
どによる事業展開の可能性はある。
122
6
添付資料8 「K-RIP 環境エネルギーセミナー」報告資料
市場ニーズの現状各論(高度化の方向)
4.排水・汚泥処理
水処理においては活性汚泥設備が多用されるが、この汚泥処理はコスト/労力の面で課題が大きい。汚泥の減容化など
のニーズは高い。また水処理全般の新技術への関心も高い。
<高度化の要点>
シーズを持つ中小企業においては水処理・汚泥処理に関する技術を持つ企業が多い。技術の高度化で市場展開ができる可能
性あり。 膜分離技術などの展開も。水処理・汚泥処理の各要素技術を持つ中小企業は、新技術の導入など基本的な対応技術
の高度化が重要。さらに企業の連合などによりシステム化していくことも。
❍大手企業は水処理技術の標準的なものを作っているのに対し、中小企業は細かな具体的な対応技術を持っているといえる。
この点で中小企業のビジネスの機会になる。
5.廃棄物処理
省資源・省エネの観点からどの企業においても各種廃棄物のリサイクル、新たな高付加価値化への要望は非常に高く、
また、廃棄物処理のコスト負担を問題視している企業も多い。
廃棄物処理事業者においては、廃棄物の分別技術(装置)や減容化のニーズがある。
<高度化の要点>
廃棄物の新たな有用化(リサイクル)に関しては技術の革新が必要であり、一企業にとどまらず、大学・公的機関や別の要素技
術を持つ企業との協業による高度化。
6.その他:大型設備一式の更新
自治体において廃棄物処理施設の更新(新設)を計画している場合、全体システムとしての設備一式(エンジニアリング会
社への一括した発注等)での入札・調達となることが多い。
<高度化の要点>
特徴ある公害防止技術を持つ企業でも直接受注することは困難性が高い。メンテナンスも含めた総合的なシステム化達成のた
め、エンジニアリング会社などとのマッチングが重要。
○エンジニアリング会社での採用・協業は、国内需要が少なくなる中、中小企業が東南アジアなど海外へ進出する機会にもな
る。
7
市場から見た要求事項と高度化の方向
1.メンテナンス
ユーザーサイドとしては中小企業の技術を採用にあたっての大きな不安点。シーズサイドがユーザーニーズに適合させる
上での大きなポイント。
<高度化の要点>
自社単独で完全なメンテナンス体制を組むことには規模の面とユーザーの不安面で困難性があり、メンテナンス会社・エンジニ
アリング会社との協業や地域企業連合等、即時対応できる体制の構築が重要。
○シーズサイドの調査においては産業公害防止企業を持つ企業は「単独での製品・サービスで市場展開できない」と感じてい
ても、メンテナンスなどの面での高度化の希望はそれほど多くはなかったが、市場側からの要求を見るとメンテナンスに更に対
応する必要がある。
2.会社の信頼性
実績・信頼度・実証については、メンテナンスと同様、ユーザーサイドとしては中小企業の技術採用にあたっての不安点。
<高度化の要点>
・会社の実績と認知度を更に向上させ信用度を上げていければ販売に結びつく。自社からの積極的なネットワークの形成・関
係先の開拓による高度化でうまく業務の拡大に結びつけている例がある。大学などの公的機関との連携や、大手企業との共
同開発実施、各種の国・県などの公的補助事業への応募と採用などと、それに伴う対外的なPRなどを実施することで信頼性
の向上。
・実証試験ができる体制づくりと対応。
8
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添付資料8 「K-RIP 環境エネルギーセミナー」報告資料
ユーザーサイド(市場ニーズ)の調査・分析まとめ
市場ニーズ
市場から見た要求事項
中小企業の技術を採用する際の課題
■規模の適正化-人口転換型成長モデル
(ダウンサイジング・運転最適化)
■メンテナンス
大型の公害防止設備を抱えている企業は産業空洞化による生産
設備の縮小等により、処理量が減少する中、低コスト・低負荷での
運転が必要となっている。また地方自治体においては、今後の人
口減少による既存設備のオーバースペック化の課題がある。
ユーザーサイドの大きな不安点である。
■会社の信頼性
実績、信用度、技術の実証
このため設備のランニングコスト等の面で、小規模処理への変更
や最適運転を可能にするシステムの導入に対するニーズがある。
■高効率化(コストダウン・省エネ)
昨年の震災以来の電力事情も踏まえ、水質・大気・廃棄物などす
べての分野において高効率化によるコストダウン・省エネへの要
望は高い。
・電力の削減
・廃棄物などの減容化
その他の課題
■高性能化
▲土壌に関する課題
特に臭気、排水・汚泥処理、廃棄物処理において、高いニーズが
ある。
法規制における課題及び土壌における課題につい
ては今回の調査では回答は少なかったが、例えば
工場や研究機関跡地の売却等における問題など、
土壌に関するニーズは存在するといえる。
◎臭気対策(騒音/粉じんも関連)
法規制はクリアーしているが、近隣との関係で改善ニーズは高い。
◎排水・汚泥処理
水質に関するニーズは多く、膜処理などの高度処理に興味を持っ
ている企業も多い。水質の中では汚泥に関する技術のニーズは
高い。
▲大型設備の一式更新・新設の課題
自治体などでの大型設備更新・新設ではエンジニア
リング会社への一括入札であり、直接の中小企業
の受注は困難。
◎廃棄物処理
廃棄物リサイクルへのニーズが様々な業種においてある。
9
ニーズの事例
余剰設備の機能を損なわずに規模の最適化
分野
水処理
分類
臭いの改善
分野
小型・小規模化
業種: 総合化学会社 、自治体など
脱臭・消臭
分類
大気
業種: 食品会社・化学会社・廃棄物処理場など
(ニーズの概要)
❍企業
事業所の生産品目等の変化により、既設の公害防止設備の設備能力が過剰となっている。
例えば、活性汚泥は、原則的に止める事が出来ず、また、万が一にも処理が不十分なまま放出する事が出来ない。
また、廃水処理は長い経験に基づいた管理によって処理技術を確立しており、新しい技術の導入による
新たな問題や事故のリスクにも懸念がある。
そのため、処理能力に応じた改修に手がつけられないでいる。
非常に量が多く、量や水質の変動も大きな有機系廃水のBOD,CODの管理を確実に出来る技術に、プラント停止
することなく交換し、さらには、管理コストを低減したい。
❍自治体
地方都市の人口減少、廃棄物リサイクルの進展などにより、これまで稼働してきた大型の設備が能力過剰となっ
てきている。水処理-活性汚泥だけでなく焼却炉なども同様のケースがある。
(ニーズの概要)
国内においては過去の公害問題は克服され、水質/大気などの法規制は達成されている。しかし近隣地区との
関連があり、特に住宅地に近い工場では臭気は大きな問題である。また場内の作業環境の問題からも極微量物
質の揮散でも人間が感じられる臭気の問題は改善の必要性が高い。食品会社では製品自体の匂いも問題視され
るケースがある。
脱臭技術自体の必要性とともに、悪臭や異臭が発生した際にすぐに検知でき、定量性があるセンサーによるモニ
タリングをしたいとの課題もある。
(ニーズの要点)
○ 処理方法 活性汚泥法にはこだわらないが、投資の少ない方法。
○ 処理量はすくなくなるが、水質、管理値は同レベルを確保。
○ 管理コストを現状より下げたい。
○ 管理値を確保できる保証があること。
○ 原則的に処理設備は停止しない。(定修などで部分的な停止時期はある)
(ニーズの要点)
❍ よりコストが安く、簡便なメンテナンスも容易な脱臭方法
❍ 鋭敏なモニタリングシステム(発生時・定常時の監視):人の臭覚に頼っているのが現状。従来品では不満足。
(高度化のイメージ)
❍ コンパクトで大容量に対応出来る水処理技術(MBRなど)
❍ 高度化:既存の廃水処理システムへの組み込み
処理能力に応じた装置の改造
エンジニアリング
管理値を確保する運転管理技術の確立 メンテナンス
省エネ・省人化
省エネコンサルティング
(高度化のイメージ)
❍ 脱臭の分野でもシーズとして基本技術を持ち高度化により成功している会社がある。活性炭など吸着剤だけ
の企業は他企業・エンジニアリング会社などとの協業による高度化を図り販売に結びつける。
❍ 難度は高いが基本技術を持つ企業の産学連携などによるセンサー技術開発
(ニーズの市場性)
○ 昨今の産業構造の変化から、化学コンビナート等の事業所では必要に迫られている類似のニーズがある可能
性が高い。自治体においても同様である。
○ 公害防止対策が集中型から分散型へ移行する傾向は中小企業にとっては一つのビジネスチャンスと見ること
ができる。
❍ 省エネ、省人化などと組み合わせるニーズも高いと見られる。
(ニーズの市場性)
幅広い業種で臭い対策の課題がある。計測には人による数値化を採用している企業もある。市場のニーズは
高い。
(高度化の要点)
○ 大型の環境対策は一旦入ったら、なかなか変わらない。メンテナンス技術と併せてシステム化するなど長期的
なビジネス構築を考慮する必要がある。
○ 確実な処理を安定的に実施できる事を担保する実証方法がポイントとなる。
(現状設備能力)
❍ 活性炭による吸着法が一般的であるが、ゼオライト-オゾン酸化、その他吸着剤処理、スクラバー処理、生物・
土壌脱臭など多くの手法がある
(高度化の要点)
❍吸着材などの単独の部材の場合は他の製品に対しての優位性(機能・コスト)が必要であり、産学連携などの
高度化により特徴をだす。
❍単独部材販売だけでなく、他企業との高度化で全体をシステム化して市場展開を図る。
10
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添付資料8 「K-RIP 環境エネルギーセミナー」報告資料
ニーズの事例
自治体の清掃工場における焼却灰減容化
分野
廃棄物
分類
廃棄物処理
分別・焼却
分野
廃棄物
分類
その他
業種:鋼製建具製造業、自動車解体業、食品加工業、電線製造業など
業種:公共事業・清掃工場
(ニーズの概要)
廃棄物については下の例のように各業種にて様々なニーズがある。
(ニーズの概要)
自治体の清掃工場は、地域により廃棄物の種類や量が異なり、また設備の竣工年度によりニーズに違いがある
ことが予想される。既存設備が古く、設備の更新時期が近い清掃工場のニーズは、最近更新された清掃工場が有
する機能をまず求める。それは、焼却灰の減容化とハンドリングシステムの簡易化、発電設備の併設などである。
最近更新した工場では、より精度の高い自動的なモニタリングシステムや、設備の省エネに寄与するシステムの
導入といったソフト面でのニーズと、低温度管理により、設備がより長期間にわたり使用できる機能が求められて
いる。そして、両者に共通するニーズとしては、分別の効率化による廃棄物減容化である。
❍鋼製建具製造業
アルミスチールの事業でアルミ端材の発生が多く、有価物として積極的にリサイクル化に力を入れて
いるが、更に有効利用をしてくれる企業があればマッチングを希望する。
また家のリフォームで発生する木屑が多量に発生し、その処理は有償で業者に出し費用が掛かる。資源
の有効活用として木屑をボイラーの燃料に使う企業があれば無償で供給したい。
○自動車解体業
ガソリン等の燃料高騰による状況が続く中、廃タイヤの回収が有償で処理費がかなりの負担である。
廃タイヤの有効利用があればよい。またバンパーリサイクル化の取組みがしたい。チップ化して商品化
できないか模索中。
○食品加工業
乾燥食品の賞味期限切れの品の処理は動植物性残渣として有償で回収業者に払い出し、焼却処分をお
こなっているが、土壌改良材或いはバイオマスとしての有機物としての活用を考える必要がある。
○電線製造業
ガラス粉練り込み樹脂や、グラスファイバー屑の処理に苦慮している。現在は埋め立て処理で有償払出
しで対応している。
(現状設備能力)
焼却能力としては、100トン~300トン/日の範囲にあっても、焼却灰をさらにプラズマ溶融炉によっていっそう減
容化できるところとそうでない設備とでは、排出する処理灰に差が生じる。
(ニーズの要点)
持ち込まれる廃棄物は、可燃物と不燃物があり、共通しているニーズはそれぞれの分別の効率化である。
可燃物であるプラスチックを分別する場合には、リサイクルや油化ニ^ズがあり、一方、そのまま燃やしてしまう焼
却炉では、高温度による燃焼炉の劣化対応ニーズが存在し、また、ダイオキシン低減も含めて、それに伴うモニタ
リングや、簡易ハンドリングニーズがある。
(ニーズの要点)
○ アルミ端材の有効利用。リフォームで発生する木屑の燃料材としての活用(バイオ燃料化)
○ 廃タイヤの有効利用及びプラスチックバンパーの商品化検討。
○ 賞味期限切れで発生する動植物性残渣の焼却を止めて土壌改良剤などの有機物効能の活用。
○ ガラス粉末補強樹脂等の難処理物の処理方法の開発(FRP製小船等と同材)。
○ 廃タイヤのリサイクルに真剣に取り組む企業があり、自動車解体業者とのマッチングの可能性がある。
(高度化のイメージ)
❍ 廃棄物の減容化システム
❍ 分別の効率的手法開発
❍ 燃焼条件に伴うダイオキシンや飛灰成分濃度の常時モニタリングシステム。
❍ 分析技術を有する企業とシステム開発企業とエンジニアリング企業との連携による高度化。
(高度化のイメージ)
❍ 製造業でのアルミ端材処理の自社設備の可能性
○ 木屑では回収ネットワークを組み資源の有効活用に取組む(無料で回収し、バイオ燃料など)
❍ 他社との原料供給ー処理連携による廃タイヤのリサイクル化
(ニーズの市場性)
現状の設備の中での対応が可能であれば広がりが期待できる。
(ニーズの市場性)
○ 今回の例に挙げたアルミ、木屑、廃タイヤなど廃棄物はその業種により多岐にわたる。有償で処分している例も
多い。低コストの適切な技術があれば、それぞれの分野で極めて高いニーズがある。
(高度化の要点)
・エンジニアリングについては、ある程度減容化された焼却灰のさらなる減容化技術開発、コンパクト化。
・プラズマ溶融炉における、使用トーチの簡易化。
・有害成分の常時測定ができるモニタリングシステム。
・簡易ハンドリングが実現するシステム開発。
・分別方法とシステムに技術を有する。
以上の要点に対応が可能な、中小企業の連携による高度化が求められる。
(高度化の要点)
○ 例として、木屑の発生は製造、販売、建設、土木などの企業から多量に発生し、処分に困っている。これを無償
で回収する企業が出来れば、供給が可能である。このネットワーク作りと事業化が重要である。産業廃棄物の地域
内処理のルールも変える必要がある。
11
産業公害防止対策技術高度化の先進事例
*中小企業が要素技術をさらに高度化し、市場からみた中小企業の課題(メンテナンス・会社としての信
頼性)をクリアーするには
典型的な先進事例の要素
❍自社の技術を近隣大学・公的機関との連携により高度化
❍装置の設計・製作を本業の機械メーカーと連携
❍原料の仕入れ先である大手メーカーとの共同開発への進展
❍エンジニアリング会社での採用(システム化)への志向
❍公的活動(補助金応募・認定)や各種会合などへの積極参加で会社の信用度アップと人的ネットワーク
の形成。そのネットワークを通して高度化相手先・技術販売先へ展開。
メンテナンスなどの信頼性向上
システム化による受注
技術の差異化
高度化モデル
大学
販路の拡大
公的機関
商社
エンジニアリング会社
シーズ
企業
事業の成功
技術の高度化
高度化技術を持つ
中小企業
大手企業
企業連合による相互補完
ユーザーでの安心感
行政機関
展示会・セミナー等の参加
ユーザーからの技術認知・信頼性向上
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添付資料8 「K-RIP 環境エネルギーセミナー」報告資料
高度化の先進事例
高度化経緯
株式会社栄電社
中空糸バイオリアクターによる
高速・高濃度窒素除去システム
高度化連携
高度化経緯
電気設備工事を主たる事業とする
栄電社が新規事業を模索する中で、
半導体工場に窒素排水処理ニーズが
ある事を知り、鹿児島大学を通じて北
九州工業高等専門学校の技術の紹
介を受け、共同で開発に着手した。
水俣環境テクノセンターが主催する
南九州環境・バイオネットワークにも
参画し、新連携認定取得を目指した。
その中で、装置開発を担当する谷口
鐵工所の紹介を受けた。また、中空
糸膜の取り扱いや水処理に関する技
術については中空糸膜の供給元であ
るクラレアクアの協力を得る事とした。
外部技術を取り込み、異業種へ参入
社 名
株式会社 栄電社
資本金
設 立
昭和53年10月1日
従業員
2000万円
主な事業内容
電気計装設備工事(設計・施工)
38人(平成21年7月現在)
URL http://www1.bbiq.jp/eidensha/index/index.html
技術の概要
中空糸を用いたバイオリアクターによる排水中のアンモニア・硝酸系化合物の分解・脱窒
(高度化実施の動機)
○ 排水処理ニーズ情報を知っていた
○ 事業の多角化
(高度化対象とのマッチング方法・経緯)
○ シーズ
: 鹿児島大学からの紹介
→ 北九州工業高等専門学校
○ 水処理技術
: 中空糸膜の仕入れ先
→ クラレアクア(株)
○ 装置設計・製造: 水俣環境テクノセンターの紹介 → (株)谷口鐵工所
硝化槽
(高度化における課題・メリット・デメリット)
○ 連携先の技術レベル見極めが必要
実績のない技術導入を図ろうとして、うまくいかなかったことがある。
脱窒槽
中空糸膜表面に硝化菌、脱窒菌を固定化したMBR膜を形成し、排水からの脱硝、脱窒を行う。
用途: 半導体製造排水、電気メッキ排水などの様々な高濃度窒素排水に有効
(高度化による効果)
○ 製品・技術の確立及び今後の改良などへの体制
○ クラレアクア(株)、(株)クラレとの共同開発契約締結により会社技術の信用度が向上
(公的支援等の活用状況)
○ 新連携補助金対策事業
○ (財)九州・山口地域育成基金研究開発助成金認定事業
○ K-RIP会合に参加した際形成した個人的ネットワークによりエンジニアリング会社への
社業PRの機会を得た。
(高度化の要点)
○ ニーズプルの開発
○ 大学、公的機関のコーディネート機能の活用(シーズから高度化対象まで紹介)
● 連携先の技術は専門外のため、その見極めが難しい。公的機関等の助言が有効。
実績: 半導体製造排水、電気メッキ排水などの様々な高濃度窒素排水に有効
九州管外での展開を模索中。
13
高度化の先進事例
高度化経緯
コヨウ株式会社
バイオの力で簡易排水処理システム
米国
ブラジル
インド
中国
エコバイオブロック 納豆菌の
力で有機物を分解、水槽や池な
どの水質改善。
海外にも販売展開。
シーズ
地域の仲間と世界展開
社 名
コヨウ株式会社
設 立
コヨウ
エコバイオブロック
1960年4月1日
資本金
1200万円
従業員
主な事業内容
コンクリートブロック製造業
URL http://koyoh..jp
13
人
コヨウがバイオブロックを北米に販売していた縁で、高度処理の必要ない水処理ニーズがある
事を知り、地域の同級生が社長を務めるオーラテック、川島製作所の技術を持ち寄り、水処理
装置を開発。
エコウォーター社に現地でのエンジニアリング・管理を任せて、北米の農場にある食品加工場
の排水処理に採用された。農場の食品加工場の排水は、従来は規制対象外であったが、最近
になって規制対象となった。高度処理を必要としない排水基準の為、簡易排水処理が適してい
た。
技術の概要
メンテナンスフリー
エアレーションデバイス
オーラテック 川島製作所
コヨウ
エコバイオ・ブロック
コヨウ
N2ブロック
ブラジル
インド
中国
高度化
シーズ
エコウォーター(米)
エンジニアリング・管理
コヨウ
企画・バイオブロック
水処理システム
沈殿槽
硝化槽
脱窒槽
オーラテック
気泡発生技術
水処理技術
※概念図
川島製作所
装置製造
排水をメンテナンスフリーエアレーションデバイスにより曝気しつつ、エコバイオブロック
の力で硝化、さらに、N2ブロックの脱窒菌によって脱窒まで行う。
高度排水処理には適さないが、簡便な廃水処理装置として活用されている。
中国
コヨウの販路によるさらなる海外展開や川島製作所の中国工場などを活用しての中国生産も
検討する。
用途: 簡易排水処理。
工場排水などの排出基準を満たす高度排水処理には適さないが、海外における
簡便な水処理システムとして効果的。
(高度化の要点)
○ 地域連携による信頼関係と密接な連携
○ メンバーの販路を手がかりに海外展開
実績: 北米での販売実績有り(ジャガイモの一次加工工場のデンプン排水処理)
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添付資料8 「K-RIP 環境エネルギーセミナー」報告資料
高度化の先進事例
高度化経緯
八光工業株式会社
廃棄物を固化剤とセメントで多用途ブロック開発
経営多角化を模索する中、コンクリートの強度改善
や無機物の固化ができる固化剤の技術紹介を関係
シーズ
用途? 先から受けた。その固化剤の応用展開を探していた。
八光工業
固化剤
高度化をもとに、さらに高度化
社 名
八光工業株式会社
資本金
設 立
2,000万円
主な事業内容
焼酎粕を含むコンクリー開発を行っていた鹿児島大学と鹿児島共和コンクリート工業に固化
剤の評価を依頼。強度改善効果が認められ、焼酎廃液以外の有機物からのアミノ酸利用も行
うために、(株)オパールを加えた体制でアミノ酸含有ブロックの開発を進め、漁礁などの水産業
用途に使うアミノ酸コンクリートを開発した。
昭和48年4月日
従業員
配管及びプラント設備、土木資材製造販売
58人
URL http://www.hakko-ind.co.jp
技術の概要
アミノ酸コンクリート開発(新連携)
アミノ酸コンクリート
(藻場着生例)
オパール
有機廃棄物からアミノ酸濃縮
各種廃棄物を土木資材に!
無機物
鹿児島共和コンクリート工業
コンクリート製品
スーパーライトストーン
(透水性・保水性ブロック)
有機物
鹿児島大学 水産学部
研究・検証・評価
評価依頼
有機・無機
混合物
シーズ
YHR液
製紙廃棄物より製造
八光工業
固化剤
製紙工場から出るリグニンスルホン酸を主成分とするコンクリート系固化剤(YHR液)は、有
機物や微細な粒子などの固化も可能とする
焼酎粕などの有機産業廃棄物から抽出したアミノ酸を含有するアミノ酸コンクリートは、アミ
ノ酸の効果により生物の着生・蝟集を促し、水質浄化にも寄与する為、魚礁・藻場などに用い
られる。また、海砂採取時に出る廃棄物「軽石」を混合したブロックは、空隙率の高い軽石の
効果により、透水性と保水性を併せ持ち、水はけが良く、降雨・降雪時に滑りにくい。又、表面
温度がアスファルト・コンクリートと比較して低いため、ヒートアイランド軽減効果もあり、国交省
のNETIS(新技術情報提供システム)に登録されている。
鹿児島軽量コンクリート・ブロック(協)
軽量コンクリート製品製造・販売
スーパーライトストーン開発
(軽石を利用した透水性ブロック)
国交省
NETIS登録
用途: 漁礁、河川敷、藻場造成ブロック、透水性ブロック
さらに、軽量コンクリート製造技術を保有する軽量コンクリートブロック協同組合と連携し、
海砂製造の廃棄物である軽石を利用した道路向け製品開発や汚泥固化などの応用展開に
も取り組み、スーパーライトストーンを製品化した。
実績: トコブシ等貝類養殖基盤、河川堤防、路面透水ブロック開発済み
販路開拓中
(高度化の要点)
○ 他社に負けない自社技術の裏付けの元、自ら売り込み、高度化を提案
○ 高度化した技術と連携をもとに、さらに、高度化展開
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高度化の先進事例
高度化経緯
株式会社ファーストソリューション
濁水・汚泥の脱水・浄化・搬出までをワンストップで完結する新工法
高度化連携
目標を定めた高度化連携の構築
社 名
株式会社ファーストソリューション
設 立
従業員
高度化経緯
㈱ファーストソリューション
2005年6月28日
資本金
300万円
3人
主な事業内容
MC(メッシュカット)工法を使った濁水・汚泥処理装置(NETIS登録)の製造販売業務
日豊製袋工業㈱
汚泥処理における環境コンサルティング業務
エコポーチの製造
SR5000の
製造
小泉製麻㈱
エコポーチの素材提供
URL http://www.1st-solution.jp/
技術の概要
㈱大正印写
フロックマンの製造
高速汚泥反応装置
SR5000
(株)ファーストソリューション:
日豊製袋工業(株)
:
小泉製麻(株)
:
(株)大正印写
:
エコポーチの脱水状況
浄水場における汚泥処理に課題が
あることに着眼し、日豊製袋工業㈱に相
談。現場でのコンパクトな脱水処理に使
える特殊な織物技術を有する小泉製麻
㈱の特殊素材を活用したフレコンバック
を製造した。そしてこのフレコンバックか
ら脱水効率が高い中性無機系凝集剤の
メーカー㈱大正印写を探し、濁水や汚泥
の性状に合わせたMC工法向けに特化し
た数種類の凝集剤を開発することができ
た。自社では、高速汚泥反応装置として、
強化プラスチックを用いた軽量なSR50
00を開発し、高度化を達成。
開発、設計、製造、販売。
エコポーチの製造。
エコポーチの素材提供。
フロックマンの製造。
(高度化実施の動機)
浄水場における汚泥処理の課題解決型事業展開を目指した。
固化した汚泥
(高度化対象とのマッチング方法・経緯)
<役割>
<マッチング>
脱水袋兼フレコンバックの製造。
業界専門誌を見て
脱水袋兼フレコンバックの素材提供
日豊製袋工業㈱からの紹介
中性無機系凝集剤
顧客からの紹介
汚泥
フロック(沈殿物)を
エコポーチへ投入
<連携企業>
日豊製袋工業㈱
小泉製麻㈱
㈱大正印写
搬出状況
MC(メッシュカット)工法は、自然沈殿では分離できない濁水や汚泥(比較的高含水率のもの)を
高速汚泥反応装置(SR5000)と中性無機系凝集剤(フロックマン)により、高速に沈殿分離処理
する。その沈殿物を脱水効率の高い特殊素材で縫製した脱水袋兼フレコンバック(エコポーチ)で
脱水し、減容後そのまま搬出する。
自社開発のSR5000とエコポーチ、フロックマンの三位一体の新技術により、小規模な建設現場、
事業場の汚泥処理、汚染土壌の浄化、池の浄化等の汚泥処理問題を、安価かつ省スペースで
解決する。また、MC工法は超低騒音・超低振動で周辺環境にも配慮した、人と地球に優しい新しい
環境技術である。
用途: 濁水・汚泥処理、汚染土壌の浄化、池の浄化、他
(高度化における課題・メリット・デメリット)
○ マッチング(出会い)の信頼関係は維持されている。
○ 成果(知財権)は、自社主導で特許出願中。
○ 研究開発の主導権や方向性は、自社主導でメンバーの脱落はない。
(高度化による効果)
○ 研究開発の加速が実現 ○ 開発コスト低減 ○ アフターケア体制確立
(公的支援等の活用状況)
・経済産業省:新連携事業の認定 ・福岡県:経営革新計画の認定
・福岡市:ステップアップ助成事業 最優秀賞受賞 ・国土交通省:NETISの登録
(高度化の要点)
○ ターゲットの絞り込みと、それに対応する連携体構築。
○ 公的支援の活用が引き合いにつながる。
実績: 浄水場の汚泥処理、建設現場の濁水処理、工場排水処理、他
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添付資料8 「K-RIP 環境エネルギーセミナー」報告資料
高度化の先進事例
高度化経緯
株式会社サガシキ
重金属不溶化溶剤及び処理システム
高度化連携
(株)サガシキ
(株)サガシキ環境開発
シーズを商品化するビジネスプランナー
社 名
株式会社サガシキ
設 立
資本金
3億3000万円
主な事業内容
パッケージ、ダンボール、箱のデザイン・製造・販売
従業員
高度化経緯
佐賀大学
昭和20年12月28日
220人
URL http://www.sagasiki.co.jp/
(株)環境アネトス
(株)富士建
技術の概要
役割分担
(株)サガシキ:事業企画、「ND」商品の販売。
(株)サガシキ環境開発:「ND」商品の製造。
(株)環境アネトス: 重金属不溶化技術開発とプ
ラント設計・建設。
(株)富士建: 地盤改良技術と「ND」商品を活用
して施工。
佐賀大学: 技術指導、有効性評価。
NDプラント
NDロック
(高度化実施の動機)
環境改善分野への事業拡大
NDアースロック
(高度化対象とのマッチング方法・経緯)
(株)環境アネトスとの技術開発による商品開発により、安価な商品開発が実現。
地元企業で有明海などの軟弱地盤改良と、法面保護工事を行っている(株)富士建を
知り、先方のノウハウを活用する。
用途が広範囲
・飛灰の資源化(安定化)
・有害重金属不溶化剤
・コンクリート耐久性向上剤
・アスベスト飛散防止剤、改質剤
(株)環境アネトスでは、飛灰処理をするた
めの不溶化技術と不溶化剤プラントの製造
技術を有するもその機能の利用範囲が広
範囲多岐にわたり異業種企業間の連携を
必要としていたため(株)サガシキに協力を
求め、(株)サガシキの情報網・販売力と(株)
サガシキのグループ会社である(株)サガシ
キ環境開発の産業廃棄物処理のノウハウ
を活用したいと(株)サガシキに提案した。
(株)サガシキでは、この、飛灰や重金属
の処理分野への事業を進めることとして、
(株)サガシキ環境開発に不溶化溶剤製造プ
ラントを導入して、従来のアスベスト処理溶
剤である「NDロック」に加えて、重金属汚染
土壌・飛灰処理用の「NDアースケア」と重
金属汚染水処理用の「NDメタルクリア」を
佐賀大学等の支援を得て開発した。
さらに、(株)富士建の地盤改良施工技術
を活用して事業展開を図り高度化を実現し
た。
・汚染土壌の浄化
・最終処分場の覆土
・金属防錆剤(塗装下地処理)
(高度化における課題・メリット・デメリット)
○ マッチング(出会い)と信頼関係の構築は継続している。
○ 研究開発の主導権や方向性にメリット、今後は販路開拓に注力。
(高度化による効果)
○ 研究開発の加速実現 ○ 開発コスト低減 ○ アフターケア体制
消石灰と硫黄を原料として、有害重金属等を不溶化し安定処理する高濃度多硫化カルシウ
ム溶剤を製造する。この溶剤は、飛灰、土壌、水中等の重金属を硫化反応により不溶化する
ものである。また、最終目標としてはこのプラントを用いて有害重金属などの処理過程で得ら
れる副産物を盛土材料などへ活用し再資源化する。これは、安定な硫化物として封じ込める
ことで、環境汚染物質の無害化を図るものである。
(公的支援等の活用状況)
経済産業省の新連携事業計画を活用し、事業計画は、本年で終了した。
平成19年、国土交通省、石綿飛散防止剤として認定。
用途: 焼却場の飛灰、土壌中、汚濁水中の有害重金属除去・不溶化、アスベスト処理
(高度化の要点)
○ (株)サガシキのリードにより、 それぞれの強みを持ちより開発を進めた。
実績: アスベスト処理、佐賀県からのアスベスト処理トライアル発注、
汚染土壌中の重金属の不溶化
○ 佐賀大学による開発時における技術指導と有効性の評価等が貢献した。
17
まとめ
本調査によるニーズ例
産業公害防止市場の現状
国内市場
‹中堅・中小企業
‹ 現状
◇2001年度以降減少傾向
‹ 課題
技術連携
システム化
企業連合結成
◇多様な市場ニーズがあり、ニーズをと
らえた展開
◇省エネなど産業全体の動きの中での
今後の技術展開
◆市場の中小企業への要求事項
◎メンテナンス
◎会社の信頼性 ◎実証試験
海外市場
‹ 現状
◆エンジニアリング会社
◆中堅・中小他社
◆大手企業
◆大学・公的機関 等
◆国内市場ニーズ
◇規模の適正化-人口転換型成長モデル
(ダウンサイジング・運転最適化)
◇高効率化(コストダウン・省エネ)
◇高性能化
(脱臭、排水・汚泥処理、廃棄物など)
◇中国・ASEAN等アジア各国の環境
問題への取り組みによる市場拡大
◆課題
中小企業のビジネスチャンス
・小規模化、分散化方向
◇国による取り組みの温度差
◇一体化されたシステムとしてのニーズ
◇知的財産・資金調達、商習慣、参入
方法、言葉
<方策>
<方策>
・システム全体としての事業展開
・システム全体としての事業展開
市場から受け入れるためには、メンテナンス体制確立し、システム全体として展開
市場から受け入れるためには、メンテナンス体制確立し、システム全体として展開
→中小企業とエンジニアリング会社とのマッチング。
→中小企業とエンジニアリング会社とのマッチング。
地域ごとに中小企業集合体でメンテナンス対応。
地域ごとに中小企業集合体でメンテナンス対応。
・要素技術の課題の高度化
・要素技術の課題の高度化
企業それぞれの課題に対して個別に対応した高度化のパートナーのマッチング
企業それぞれの課題に対して個別に対応した高度化のパートナーのマッチング
・企業としての信頼性向上
・企業としての信頼性向上
公的機関・企業との連携、さらに各種公的活動を通した会社としての認知度向上
公的機関・企業との連携、さらに各種公的活動を通した会社としての認知度向上
・それぞれ得意な個別技術をもつ水処理等のニーズ
・臭いなどの法規制以上の対応ニーズ
●規模の適正化-人口転換型成長モデル
(ダウンサイジング・運転最適化)への対応
●メンテナンスも含めた一体的なシステムとしての
事業展開
●高性能化による環境負荷低減
●処理能力の向上・省電力化等のランニングコスト
の低減
●会社の信頼性向上(実証試験体制など)
新分野への展開
‹要素技術を活用した事業展開(リサイクル産業等)
‹外部技術との融合による新事業展開(エネルギー分野等)
→外部技術に関する情報提供・相談先の設置、マッチング支援
→外部技術に関する情報提供・相談先の設置、マッチング支援
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