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10MB - 美浜町
緑と絆で築くまち 和歌山県 美浜町 ようこそ 美 浜 町へ 和 歌 山 県のほぼ中 央 部にある美 浜 町 は 、昭 和 二 十 九 年 十 月一日 、三 尾・ 和田・松 原の三 村が合 併し、人口八六 六 七 人の町 として 誕 生 し 現 在に至っ ています。 美 浜 町の北 及び北 西は日 高 町 、東 は御 坊 市に接し、南は太 平 洋 、西は紀 伊 水 道に面しています。 東 西 約 九キロメートル、南 北 約二・ 五キロメートル、面 積 十二・七 九 平 方 キロメートルの町で、面 積では和 歌 山 県 下で二番 目に狭い町であります。 当 地は年 間 平 均 気 温 十 六・六度 と 高 く 、最 暖 月で二十 七・五 度 、最 寒 月 で六・三 度と温 暖ですが、年 間 平 均 降 水 量 は一八 〇 九 ミ リで 、以 前 か ら 台 風 、水 害 、高 潮 な どの 被 害 を 数 多 く 受けています。 太 平 洋 に 面 す る 砂 州 海 岸 には 、 全 長 約 四・五 キロメ ー トル 、幅 は 広 2 い 所 で 約 五 〇 〇 メ ー ト ルの 近 畿 最 WAKAYAMA 大 の 松 林﹁ 煙 樹ヶ浜︵ え ん じゅが は ま ︶﹂が あ り ま す 。 目次 美浜の風景 ・ 4 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 8 次代に残したい煙樹ヶ浜と松林 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 美浜の恵み 元気な煙樹ヶ浜の松林 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 美浜町のあゆみ 緑と絆でつなぐ歴 史 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ―・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 10 12 30 28 26 24 22 20 18 17 ヨハネス・クヌッセン機関長 人種と国境を越えた ― 海の勇者 緑と絆で築くまち ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 住 環 境 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 保健福祉 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 教育文化 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 産業 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 議会・行政 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 美浜町散策マップ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 3 JAPAN MIHAMA 美 浜の風 景 紺碧の空 どこまでも続く新緑の松林 きらめく波がうち寄せる煙樹ヶ浜 ここちよい風が吹きぬける 空 高く舞ううみねこが迎えてくれる ようこそ美浜へ 1 2 4 3 4 1. ひまわり 太陽に向かってまっすぐ 伸びるひまわり。 そこに 咲いているだけで元 気 をわけてもらえる気が します。夏になると、庭 先に校 庭に公 園に、町 のあちこちでひまわり が咲き誇ります。 2. うみねこ 海から吹く風にのって、 春 先にはたくさんのう みねこがやってきます。 どこまでも青く澄んだ 空に、かん 高い鳴 き 声 が響きわたります。 3. 三尾の風景 町の中でもひときわ落 ち着いたたたずまいが 見られる 三 尾の家 並 。 心の奥にしまい込みた くなるような、 なつかし い風 景がここにはあり ます。 4. 潮吹岩 満潮時や高波の時など 寄せる波の圧 力に押さ れた海水が穴から激し く 噴 き 出 します 。その 様 子がちょうど鯨が潮 を吹く光景に見えると ころから、 こう呼ばれて います。 5 美 浜の風 景 海 松林 御坊祭 松林道路 煙樹海岸多目的広場 煙樹海岸キャンプ場 松きゅうり 6 歌碑 (万葉集) 大賀ハス パラモーター 煙樹ヶ浜フェスティバル 吉原公園テニスコート 田園 和田祭 7 吉原祭 次 代に残したい 煙 樹ヶ浜と松 林 白砂青松。 美しい海岸の景色をあらわす この言葉のとおり、 美浜の松林はいつも私たちに 感動を与えてくれます。 美 浜が誇る松 林の歴 史 大の規模を誇り、 その景観は煙樹海岸 キロメートルに及ぶ大 松 林は、近 畿 最 所で約 五 〇 〇メートル、長さ約 四・五 してあげる、煙樹ヶ浜の松林。幅は広い 美しい呼び名です。 いわれています。 この地にふさわしい、 ことが新聞記事になったのが始まりと の 松 林 を 描 き 、﹁ 烟 樹ヵ浜 ﹂と 書いた この地を訪れた近藤浩一路画伯が美浜 美浜町の誰もが ﹁自慢できるもの﹂ と ﹁ 煙 樹ヶ浜 ﹂という 名は、大 正 末 年 、 県立自然公園の中核となっています。 この大 松 林 がいつ頃 形 成 されたの か、その時 代は明らかではありません が 、紀 州 初 代 藩 主 徳 川 頼 宜 公の頃に は、 すでに松林があったと考えられ、 一六 一九年頃には ﹁御留山﹂ として伐採が禁 じられ、保 護されていました。その後 、 土 地の人々のたゆまぬ努 力の結 果 、現 在も見事な松林として景観を保ち、 ま た美 浜 町 周 辺を潮 害や風 害から守り 続けています。 百選の松 林となって 日本の松の緑を守る会が昭和五十八 年、﹁二十一世紀に引き継ぎたい日本の 名松百選﹂ を発表しました。 これは、 国、 8 美浜の松を守るために 400年以上もの長い間、美浜の地で太 平洋を見つめてきた松林。 この松林の優 美な景観は、長年にわたる多くの人の努 力のたまものです。 江戸時代に松林が「御留山」 と定めら れたのち、近辺各村の農民は、植林など の活動を重ねて松林の保護・育成に多大 な努力を払いました。 また、昭和9年の室 戸台風による被害や昭和30年以降のマ ツクイ虫による被害に対しても、官民が一 体となって保安林の保護・育成に取り組 んできました。 近年では、小学生や地域の人たちに よって新たに多くの松が植えられていま す。 また2月の第2日曜日を 「松の日」 と定 め、町民の方々がボランティアで清掃活 動や草刈り作業などを行っています。 先祖が大切に守り育てた貴重な財産 である松林。美浜町民の誇りである美し または貴重木、由緒ある単木、庭木、公 した。 の一つに﹁ 煙 樹 海 岸の 松 林 ﹂が 入 り ま そのうち 都道府県、市町村指定の天然記念物、 県 内では三カ所が選ばれ、 園樹、 そして公益的機 能の高い松 林を が決定した ﹁二十一世紀に引き継ぎたい 対 象とし、全国各地の名松二六六カ所 また、四年後の昭和六十二年に同会 の中から、選定委員会での協議のうえ ﹁煙樹海岸﹂ が選ばれています。 全国的にも認められたこの松林を守 るため、 そして次代に受け継ぐために、 今後とも地域をあげて守り続けます。 9 日本の白砂青松百選﹂ にも、県内で唯一 いでいかなければなりません。 決定されたものです。 い松林を守る活動は、 これからも受け継 美 浜の恵み 元 気な煙 樹ヶ浜の松 林 煙 樹ヶ浜の松 林づくり 地 元 、農 産 物の活 性 化 かつて松 林の松 葉は、かまどや風 呂 の焚 き 付 け 用に利 用 されていました が、生 活 様 式の変 化によって利 用され なくなりました。その結 果 、松 葉は松 大 切な松 林 の 松 葉 かき をすることで元気な松林 づくり・松林の保全。 安全・安心の 松葉堆肥(循環型資材) を 活用した環境保全型 農業をめざします。 林に堆 積したままとなり、松の生 育に 少なからず影響を及ぼすようになりま した。 こうした中、松林の保全とまちの農 産 物のブランド化をめざし、松 葉を堆 肥として活 用した農 作 物の栽 培が始 まりました。歴 史 的 価 値 、防 災 価 値の 高い ﹁煙樹ヶ浜の松﹂ の葉を利用した松 葉堆肥。 その堆 肥で育った農 作 物が新 たな特 産 物として定 着 するよう 取り 組んでいます。 農産物をとおして、松林の 保全活動等に協力。 松 葉 かきで 集 め た 松葉を堆肥化。 10 煙樹ヶ浜松葉堆肥 ブランド研究会 まちが誇る松林の恵み 研究会では、松林の保護・育成活動 うりに加え、現在は松トマト、松いちごの栽培も進んでいます。美浜町の (元気な松林づくり)、農産物のブランド化 人々が誇り、守っている煙樹ヶ浜の松林。 その恵みを受けた農産物も、 による地域農業活動、 PR活動等を行い、 農家さんたちの協力で松葉の肥料化に成功し、 特産物である松きゅ まちの自慢となっています。 【松いちご】 美浜町の松林を付加価値とした農産物 づくりの活性化に努めています。 【松トマト】 【松きゅうり】 イメージキャラクター まつりん&ぼっくりん 煙樹ヶ浜から生まれた美浜のキャラク ター。大勢の人が集まるイベント等が大 好きで、積極的に参加し、美浜町や特産 品のPRをしています。 まつりんは、 煙樹ヶ浜が大好きな 元気で明るい 性格だよ。 11 まつりんの親友 ぼっくりん。 天気の影響を受けて、 晴れの日は 元気一杯だよ。 農産物栽培時に松葉 堆 肥を投 入し 、エコ 農業・ブランド化。 美 浜 町のあゆみ 緑と絆でつなぐ歴 史 三尾村、 和田村、松原村が合併して生まれた美浜町。 ﹁美浜﹂ の名前は 当時の公募により決定しました。 文字通り美しい浜を持つ このまちの歴史を振り返ってみましょう。 12 【旧役場庁舎】 【旧庁舎での町議会のようす】 昭和56年1月に現在地に移転しました。 昭和35年 8月 10月 昭和36年 松原小学校プール竣工 昭和29年 美浜町商工会創立 国勢調査実施 (人口8,550人) 7月 煙樹海岸県立自然公園指定 自衛隊誘致に伴う松伐採反対運動 8月 新しい町名を 「美浜町」 と決定 10月 臨時町議会で陸上自衛隊施設隊誘 昭和37年 5月 10月 美浜町制施行。人口8,667人、世帯 数1,843戸 致決議 9月 三尾・和田・松原の三村合併促進協 議会設置 激化 6月 5月 11月 第1回町長選挙湯川忠一氏当選 第2室戸台風襲来、被害甚大。災害 吉原、浜ノ瀬、田井地区に簡易水道 救助法発動 完成 三尾小学校講堂竣工 地曳網にネットローラー導入 三尾母親クラブが幼児保育をカナ 昭和30年 10月 ダ館ではじめる 旧 役 場 庁 舎が和田1 1 3 8 - 1 3 0に 完成 国勢調査実施 (人口8,655人) 昭和31年 1月 煙樹ヶ浜保護委員会によりマツクイ 虫対策協議 昭和32年 2月 日ノ御 埼 沖 でクヌッセン 機 関 長 殉職 美浜町社会福祉協議会発足 【災害風景】 昭和28年7月、大水害に見 舞われ西川に架かる橋はほ とんど流失しました。 8月 和田・入山地区水道完成 和田小学校プール竣工 昭和33年 3月 松洋中学校講堂竣工 美浜町簡易水道事業が上水道事業 として認可 昭和34年 4月 御坊市、日高町、川辺町、由良町、 印南町との間で消防訓練 業務相互応援協定締結 みはま幼稚園開園 【マツクイ虫対策のため薬剤を散布】 13 9月 伊勢湾台風来襲、 被害甚大 美浜町のあゆみ 昭和37年 10月 陸上自衛隊第323地区施設隊和歌 山駐屯地開設 町長選挙中前勝氏初当選 【美浜町新役場庁舎】 大賀ハス、千葉県より三尾の池に 分根 昭和38年 8月 町営プール竣工 9月 三尾小学校、 カナダ・オンタリオ州ウ エストン市キングストリート小学校と 姉妹校締結 【美浜町商工会館】 昭和39年 昭和46年 3月 松原、 和田火葬場竣工 4月 岡山県三石町と社会スポーツ交歓 4月 松原幼稚園開園 6月 マツクイ虫防除事業としてヘリコプ ターによる薬剤空中散布開始 10月 美浜町農業協同組合発足 会はじめる 10月 昭和47年 3月 黒潮国体 (秋季) 開催 昭和40年 9月 国 道 4 2 号 、和 歌 山∼田辺 間 舗 装 完了 学校給食センター竣工、小中学校で 10月 給食開始 昭和48年 和田、吉原、新栄、浜ノ瀬四漁業協 昭和41年 10月 11月 組合発足 昭和49年 4月 10月 第1若もの広場竣工 国立療養所延寿浜園を 「国立療養 昭和44年 3月 和田地区畑地かんがい施設完成 7月 美浜町文化協会発足 国勢調査実施 (人口8,741人) 国勢調査実施 (人口8,753人) 7月 三尾小学校開校100周年記念式典 昭和52年 6月 有田市でコレラ集団発生 南龍松、 念仏松、 松枯れにより伐採 昭和54年 2月 町長選挙成瀬峯次氏初当選 昭和55年 2月 御坊火力発電所建設に同意 10月 昭和56年 昭和45年 10月 県営キャンプ場オープン 昭和51年 昭和53年 第1回町民体育大会開催 昭和43年 10月 町制施行20周年記念式典 7月 めばえ保育所、みはま幼稚園、松原 和田小学校創立100周年記念式典 所和歌山病院」 と改称 昭和50年 国勢調査実施 (人口8,841人) 幼稚園町立となる 同組合が合併し、美浜町漁業協同 11月 町制施行10周年記念式典 【第1回町民体育大会】 国勢調査実施 (人口8,832人) 1月 新役場庁舎完成 3月 上水道、 日高川から水源確保 5月 美浜町商工会館、 役場前に完成 【町営プール】 女性ボランティアグループ「ちちろこ 会」 発足 【念仏松】 14 【美浜勤労者体育センター (現 美浜町体育センター)】 昭和57年 3月 松原小学校体育館竣工 昭和58年 4月 第2若もの広場竣工 5月 美浜勤労者体育センター竣工 町防災行政無線開局 【町の花が 「ひまわり」 に】 8月 町制施行40周年を機に、町内小学生を 対象とした公募により決定しました。 10月 第1回 「煙樹ヶ浜まつり」 開催 日高広域消防事務組合業務開始 日高港、 国の重要港湾指定 12月 昭和60年 昭和62年 4月 電算化 関西電力御坊発電所竣工 10月 国勢調査実施 (人口9,042人) 2月 町長選挙増田吉三郎氏初当選 4月 美浜海洋センター(B&Gプール) 竣工 昭和63年 10月 カナダ移住100周年記念式典 平成元年 5月 みはま学園開校 平成2年 5月 美浜町国際交流協会設立 10月 国勢調査実施 (人口8,920人) 11月 美浜大橋竣工 コンピュータ導入、行政事務処理の 昭和59年 3月 和歌山県、美浜町、御坊市、関西電 力との間で公害防止協定締結 6月 10月 紀州鉄道・大和紡績引込線廃線 町制施行30周年記念式典 【カナダ移住100周年記念式典】 式典参加のため、 「カナダ移住100周年記念訪日団」132人が来日。 昭和63年6月18日付紀州新聞 町内第1号信号機設置 平成3年 2月 町長選挙成瀬峯次氏再選 5月 「美浜町史」 (資料編、 上、 下巻) 完結 6月 和田地区農業集落排水処理事業 完成 平成4年 9月 松洋中学校校舎改築工事完成 11月 地域福祉センター竣工 12月 デイサービス事業開始 平成5年 11月 松原小学校創立100周年記念式典 平成6年 10月 町制施行40周年記念式典 平成7年 10月 国勢調査実施 (人口8,919人) 平成8年 7月 町立図書館 「友学の森」開館 平成9年 3月 吉原運動公園完成 10月 平成10年 15 1月 松洋中学校屋内運動場竣工 町営住宅和田B団地竣工 【町立図書館 「友学の森」】 美浜町のあゆみ 平成11年 【町制施行50周年】 2月 3月 「きらめく美浜 第21回煙樹ヶ 浜まつり」が町制施行50周年 を記念し盛大に開催。 松洋中学校武道館竣工 「美浜町斎場」 完成 「潮騒かおる煙樹ヶ浜憩いの広場」 整備完成 平成12年 2月 和歌山県、御坊市、美浜町と関西電 力との間で環境保全協定締結 3月 入山・上田井地区農業集落排水事 業完成 10月 平成13年 4月 国勢調査実施 (人口8,802人) 放課後児童健全育成事業(学童保 育) 開始 平成14年 7月 町営住宅和田C団地竣工 平成15年 2月 町長選挙入江勉氏初当選 平成16年 3月 町道田井和田中央線全面供用開始 【ひまわりこども園】 10月 平成17年 2月 町制施行50周年記念事業 第4回和歌山県市町村対抗ジュニ ア駅伝競走大会優勝 平成18年 【第4回和歌山県市町村対抗ジュニア駅伝競走大会】 4月 各地区自主防災会設立 6月 松原地区公共下水道供用開始 10月 国勢調査実施 (人口8,462人) 4月 美浜町地域包括支援センター設立 平成19年 12月 田井畑コミュニティセンター竣工 平成20年 ひまわりこども園開園 (幼保一体化) 4月 和田小学校、三尾小学校統合 平成21年 平成22年 1月 浜ノ瀬津波避難タワー竣工 10月 和田小学校校舎耐震化完了 12月 防災ラジオを全戸配布 1月 ゆるキャラ 「まつりん&ぼっくりん」商 11月 松原小学校舎耐震化完了 【浜ノ瀬津波避難タワー】 標登録 3月 煙樹海岸多目的広場完成 役場庁舎耐震化完了 10月 国勢調査実施 (人口8,077人) 平成23年 2月 町長選挙森下誠史氏初当選 平成24年 9月 第1回煙樹ヶ浜フェスティバル開催 平成25年 3月 旧三尾小学校耐震改修工事完了 8月 和田小学校・松原小学校屋上避難 用外階段設置 16 勇 者者者 者 ﹂とと と今ももも もたたえられる、 ヨハネスス ヨヨヨヨ ス・ てい いいます 。﹁。﹁。。 人 種と国 境 をを を 越 えた 海のののの 望すす するこの地地地 地に にに、顕 彰 碑と胸 像像 像が立立立 立っっっっ 日日日日日ノ岬岬 岬パーー ークの山 頂 、紀 伊 水水 水 道 をを を一一一 運 搬搬搬搬 運運 搬 船船 船 ︶を 発 見 見見見 しし し ま し た 。天 候候 候は悪 を起こしし している るるるるるる高砂丸︵徳島県の木材材材材 九 時 頃に日ノノ ノ御 御御御御御御 埼 灯 台台 台の沖 合で火 災災 災 ンママ マークク ク船エエ エレ レレレレレンンンン ン・ママ マーーースクク ク号は、午 後後 二年 、神神 神 戸 港港港 港にににににににに向けて航航 航 海 中だったデ く 、海 上は大 荒 荒荒荒荒れれれ れであったためめ め、救救 救 命命命命 クヌヌ ヌッセン機関長長 長のももも ものです。 今今今今 今からら らおよそ四 〇 年 前のの の昭 和和 和 三三三三 十十十十十 ボ ー トでは 近近 近 づけ ず、 やむむ むなくローププププ 残残念ながらクヌッセン機機機機機機 機関長長 長はそのののののののののののの 海へ飛び込込み、救助に向向 向か かかいいい いましし した。。 。 そそそそそそそそそそ をつかんだ 高 砂 丸 まま波にのままれてしまま まいままままままままま ましたた たが がが、 その をつけ た 浮 輪 を 高 の 船 員 は 、疲 労 と 勇 気 と愛にあふれた 行行 行 動 をを をたた え えええた れが、 ヨハネネス・クヌッセン機機 機 関 長長 長そ そそその 火 傷 のた め 海 中へ 火火 顕 彰 碑と胸 像像像像が日日ノ岬パーーーー ークククク ク﹁クヌヌ ククク ヌッッッッッッッッッ 砂 丸丸 丸へ投投投 投 げ 入 れま 転 落落 落 しててて てし まいま センの丘﹂ に建てられれれ れ、永永永 永くそそ その冥冥 冥福とととと と 人でした。 したた た 。それを 見て一一一一 航海の守護を祈願ささされれれれて てていいいいい いますすすすす す。。。。。。。。。。 した 。ししし しかしし し、浮 輪輪輪輪 人の船 員 が 果 敢に 17 こどもの笑 顔が みんなの笑顔 次世 代への 大事な宝です wn It's a to f full o ple!! nice peo が やさしい人 す! 多い町で “絆” 部員の絆、 地域との絆で みんなに笑顔を! 緑と絆で 築くまち 私たちの暮らしを見守ってきた美しい海、松林 … かけがえのない自然や緑を身近に感じ やさしさに溢れた人々が もっと幸せに、 もっと楽しく このまちで過ごせるよう 手をとり合うまちづくりに努めています 潮 騒と松の みどり輝く美 浜 町 1度 遊びに 来てください! 新鮮・おいしい! 豊かな緑に育まれた 美浜の農産物 未来へつなぐ宝物 右 見て!左 見て! ! もう一 回 右! 交 通 事 故ゼロを ! 目指します! 僕たち ん まつり & りん ぼっく 事件・事故のない 安心、安全な 町づくりをめざして 頑張ります 18 みんなで力を 合わせて 盛り上げよう秋 祭り さぁ! !” “よーいやっさ! 食することは 生きる力です 毎日あいさつ! みんなの笑顔 あふれるまちに するために! ! 災害から 住民の生 命と 財産を守れるよう 日々精進します ! り! 継 続は力な き 生 長 元 気で するように 運 動 続けて ! いこら∼! 元 気いっぱい! 笑 顔いっぱい! 夢いっぱい! 松洋中学校 私たちは、 を 美しい学 校 めざします。 、美しい心 美しい言 葉 を 美しい行 動 ! ! う よ し に 大切 19 美しい海、元気な子 笑顔がいっぱい ひまわりこども園 未来に向かって Let's Go ! かがやく笑顔の まちづくり 住環境 【津波避難訓練】 みんなの笑顔を守りたい。 その思いが、 まちをつくります。 20 を通して心身ともに健やかで創造性に 人々が快適な生活環境の中で、生涯 活の実現に向けて、生活環境を向上さ 促 進していくためには、住 民が望む生 松 原 小 学 校・ 和田小 学 校 屋上避難用外階段 発 表した南 海トラフの巨 大 地 震 平成二十四年三月に内閣府が 住民のみなさんの視点に立ち、快適 被 害 想 定において、町 面 積の約 せていかなければなりません。 民生活の基本です。御坊定住圏の中に な生 活 環 境をつくるために、道 路や上 富んだ活 動 的な日々を送ることは、住 おける住居地域と位置づけられている 水 道・下 水 道の整 備 、公 園などの公 共 ています。 や災 害 時の食 糧 備 蓄などを行っ 波から逃 げるための高 台の確 保 ほかにも 防 災 対 策 として、津 部階段を設置しました。 るために平 成二十 五 年 八 月 、外 者の増 大 、児 童の安 全を確 保 す 屋 上を避 難 場 所とし、避 難 対 象 水区域内にあることから、両校の 松 原 小 学 校 、和田小 学 校も浸 されました。 半 分が浸 水の恐れがあると想 定 美 浜 町においても、より快 適で住みよ 施 設や住 宅 環 境の整 備に努めていま す 。それとともに、道 路 網の整 備 や 情 報・通 信 施 設の整 備によって、住 民の諸 活 動の活 性 化を 図っています。 さらに、住 民 を 災 害 や 交 通 事 故 から 守 り 、 日 常 生 活の安 全 を 確 保 す る た めに 、住 民 と 行 政 、関 係 諸 機 関 が一 体となって、消 防・防 災 対 策や河 川 など 町 土 の 保 全 対 策に取 り 組 むための体 制づくりも 進 めていま す 。住 民 が 安 心して快 適に生 活で きるようなまちをめざ します。 21 【西川大橋(建設中)】 【出初式】 いまちづくりをめざし、住 民の定 住を 【クリーン大作戦】 かがやく笑顔の まちづくり 保健福祉 【乳幼児健診】 みんなが笑顔になれること。 まちづくりの、 目標です。 22 健康で生きがいを持ちながら住み慣 れた地 域 社 会で暮らしていくことは、 みんなの願いです。 住 民の心と体の健 康を守るために、 健 康 診 査などの保 健 事 業を充 実させ て疾病の予防や早期発見・早期治療な ど健康づくりに努めています。 取り組んできました。高 齢 者 福 祉につ 福祉サービスや設備面での基盤整備に 障がい者、児童、 ひとり親家庭などへの イゼーションの理念にもとづき、 サービ ています。障がい者 福 祉では、 ノーマラ ど高齢者の生きがいづくり対策も進め もに、老人クラブ活動に対する支援な また、美 浜 町では早くから高 齢 者 、 いては、各 種 福 祉サービスの提 供とと 【敬老会】 【みはま健康教室】 ス提 供や生 活 支 援 施 策の充 実を図る と同時に住民への啓発も働きかけてい ます。児童福祉については、女性の社会 進 出の増 加などの社 会 的な傾 向に対 応した保育サービスの提供などに努め ています。 ランティアのみなさんに協 力を得てい ます。 今 後ますます 進むであろう 高 齢 社 会に向けて、住 民のみなさんとともに 進んで ﹁健やかなやすらぎのまち﹂ をめ ざします。 美 浜 町 地 域 包 括 支 援 セン 美浜町地域包括 支 援センター ターは、高 齢 者の生 活 を 地 域 と ともに支 えていくための総 合 窓 口です。 高 齢 者や家 族の方 、医 療や保 健・福 祉の関 係 者などから高 齢 者福祉に関する悩みや相談を受 け、支援をしていきます。 ﹁ 安 心 して 暮 らせるまちづく り﹂ と ﹁笑顔いっぱい、元気に暮ら すまちづくり ﹂。このニつを 活 動 目 標 として 、元 気でいきいき と 過 ご す 高 齢 者 を 増 やす ため 介 護予防教室などの取り組みを積 極的に行っています。 23 このような各 種 事 業には、多くのボ 【煙樹海岸多目的広場の健康遊具】 【腰痛予防教室】 かがやく笑顔の まちづくり 教育文化 【元気いっぱいの子どもたち】 笑顔いっぱい、 夢いっぱい。 みんなと一緒に、 まちも育ちます。 24 ﹁まちづくりは人づくり﹂ という言葉 カナダ移 民の父 、 工野 儀 兵 衛 安政元年︵一八五四︶、三尾浦に 生まれた工 野 儀 兵 衛は、明 治二 のとおり 、美 浜 町をよりよいまちにし ていくためには、まちを愛 する人づく 十一年単身でカナダのビクトリア に到着。 シーズンであった 鮭の大 群 を 目の当 たりにし 、早 速 郷 里に連 絡 し 、翌 年 から 村の人々を 呼 び 寄せました。 その後も三 尾 村からの移 民の 数は増 え 続 け 、昭 和 十 年には二 な心を育て、 たくましく生きる力と社 い出や資 料を展 示しているカナ 日 本とカナダを結ぶ数々の思 千数百名にも達しました。 会の変 化に対 応できる能 力の育 成 を るため 、学 習 情 報の提 供 など を 通 じ う 地 域コミュニティ活 動を促 進するこ さらに、地域住民の信頼と連帯を培 ことができます。 きた人々の進 取の気 性をしのぶ を込めて、今もなお異郷の地で生 ダ 資 料 館では、日 加 親 善の思い て、住 民の自 主 的な学 習 活 動を支 援・ よいまちづくりをめざします。 基本的人権が尊重され、明るく住み 人づくりを進めています。 とで、 まちづくりのための組織づくり、 高度化する学習ニーズに的確に対応す 社会教育については、人々の多様化・ います。 るさとを 愛 する 人づくりを 推 進 して の向 上や施 設・設 備の整 備に努め、ふ めざすとともに、地域全体での教育力 ひとりの個 性をのばしながら、ゆたか 学 校 教 育については児 童・生 徒一人 います。 長するための教育環境の整備に努めて ら子どもたちが心ゆたかで健やかに成 明確にしながらも、三者が協調しなが 家 庭 、地 域 、学 校それぞれの役 割を りが欠かせません。 づくりにも努めています。 【松洋中学校】 促進しています。 美浜町の歴史的な伝統文化を後世 に保存・継承するとともに、恵まれた自 然の中でのびのびと遊べるような環 境 25 【クラブ活動】 【英会話教室】 かがやく笑顔の まちづくり 産業 【地曳網漁業】 たくさんの出会いがあるまち。 みんなの笑顔を応援します。 26 産 業の発 展は、人々に生 活のゆたか 煙 樹 海 岸キャンプ場 操業されてきました。特に、全国的にも 漁 場に恵 まれた 海 域 として古 くから ケーションでキャンピングライフ 波 の 音 を 聞 き な が ら 最 高 のロ 松 林の一角にあるキャンプ 場は、 煙 樹 海 岸 県 立 自 然 公 園 内の まちの農業は、水稲と施設栽培での 希少価値となった伝統漁法ともいえる を満 喫できます。 海 域が主な漁 場であることにより、好 野菜・花きなどの複合的な農業経営が 地曳網漁業でのシラス漁や、沿岸磯根 さや安定を提供するものです。 主 流をなしています 。現 在 、高 齢 化や 漁場でのアワビ・イセエビ漁が盛んに行 どが楽しめます。 ギングやサイクリング、森林浴な 木もれ日が降りそそぐ中、 ジョ 等を設置。 周辺の松林には、遊歩道やベンチ 保健保安林として整備された 人で賑わっています。 期 間 中 は 家 族 連 れ な ど 多 くの ンウィー ク 、夏 休 みのオ ー プン ム、売 店なども完 備し、 ゴールデ 炊 事 棟 、管 理 棟 、 シャワールー 兼 業 化などさまざまな課 題に対 応す われています。 て商 工 会を中 心に地 域に密 着した利 商工業については、活 性 化をめざし るため、農業振興の新しい方向を検討 しているところです。 漁業では、紀伊水道と太平洋の合流 便 性の高い商 業 活 動 、高 齢 者・福 祉 対 応 型の商 業 活 動 、情 報 技 術 を 活 用し た販売活動などを検討し ているところです。 観 光は、煙 樹ヶ浜 、日ノ 岬 、西 山 などでの自 然 景 観の観賞型観光が主流と なっています。観 光 施 設と しては、民間施設である日 憩いの場 として活 用 され 人気で、自然と親しむ場、 山 ピクニック 緑 地 な どが 煙 樹 海 岸キャンプ場や西 ノ岬パークと公 共 施 設の 【MIHAMA商工会サミット】 ています。 27 【水稲栽培】 【イセエビ】 かがやく笑顔の まちづくり 議会・行政 【議会視察】 みんなでまちをつくりましょう。 ほら、 そこにはかがやく笑顔。 28 住民のみなさんの ﹁こんなこと 町 政おはなし 出張講座 新時代のふるさとをめざして、住民一 を知りたい。 あんなことを聞きた ﹁人がきらめき、 緑がかがやく﹂ 人ひとりがまちづくりに積極的に参加 い﹂というご要 望に合わせ、町 職 て、生涯学習のお手伝いをすると 職員が持つ専門知識を活かし る話など。 通 安 全といった住 民の安 全を守 どの生 活の知 恵 、防 災 対 策や交 まちの財 政 事 情 、消 費 者 問 題な 松葉を使っての地域活性から、 場などへ出向いています。 できるような体制づくりが大切です。 【美浜町駅伝競走大会】 員が講師となり、地域や学校・職 【成人式】 みんなで考え、 みんなで活動した時、 【役場窓口】 そこに新たな喜びや希望が生まれます。 【こども議会】 行政として、多種多様な課題に果敢 に挑 戦し、﹁みのりあるまちづくり ﹂ に 努めます。 一方 、議 会においては、さまざまな住 民のニーズに応 え 、住 民のみなさんの 声を行政に反映するため、各委員会活 ともに、まちの取り 組みについて 知っていただく機 会ともなってい ます。 29 動など、積 極 的にまちづくりに取り組 んでいます。 【美浜町役場】 美浜町散策マップ ↑和歌山 J R紀 線 勢本 JR御坊駅 日高町 美浜町役場 西山遊歩道 御崎神社 みはま 支援学校 紀州 鉄道線 御坊市 和歌山病院 きいごぼう 和田 潮騒かおる煙樹ヶ浜 憩いの広場 松原王子神社 煙樹海岸多目的広場 キャンプ場 松洋中学校 松原 吉原公園 にしごぼう 煙樹ヶ浜 (煙樹海岸県立自然公園) 西川 日高川 浜ノ瀬緑地公園 田辺→ Access 大阪方面からマイカーで 所要時間:御坊ICから約15分 阪和自動車道 和歌山 海南 御坊 御坊IC 和歌山県 白浜・田辺方面からマイカーで 所要時間:御坊南ICから約15分 電車で 所要時間:JR御坊駅からバスで約20分 美浜町 田辺 白浜 新宮 御坊南IC JR紀勢本線 串本 30 クヌッセン顕彰碑 産湯 産湯海水浴場 西山 西山 潮吹岩 (蜑取島) 大 賀ハス 毎年初夏になると、大賀池一面 に咲き誇る大賀ハス。 桃色で単重 ︵ひとえ︶ の可憐な花が咲きこぼ れ、 観蓮会も開催されています。 三・九メートルにわたる泥炭層 の下の青泥中から発見された、 古 代ハスの実三粒。 ハス研究の権威 である大賀一郎博士は推定二千年 以上前のこの実を育成し、 見事に 開花させました。 今では美浜町以外にも全国数 十カ所に分根移植され、﹁蓮ハ平 和の象徴也﹂ という大賀博士の願 いとともに、 世界中の人々に親し まれています。 31 クヌッセンの丘 日ノ御埼灯台 アコウ樹 三尾龍王神社 大賀池 カナダ資料館 美浜町 アメリカ村 三尾 潮吹岩 日の岬 国民宿舎 弁天島 あまとりじま 美浜町民憲章 一、 光る海 青い空 松のみどり 私たちは美浜の自然を守ります。 一、 汗と希望 たゆまぬ努力 私たちは日々の仕事にはげみます。 一、笑顔と健康 ふれあう心 私たちは住みよい町をつくります。 一、歴史と伝統 新たな歩み 私たちはふるさとの文化を高めます。 一、 愛とはげまし 育てる心 私たちは美浜の明日を信じます。 町の木 「松」 昭和五十九年十月一日制定 町章 町の花「ひまわり」 発行年月 平成26年3月 発行 和歌山県美浜町役場 〒644-0044 和歌山県日高郡美浜町和田1138-278 TEL:0738-22-4123 (代) FAX:0738-23-3523 http://www.town.mihama.wakayama.jp/ 制作 (株) 日本出版