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2017年トレンド予測 美容領域

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2017年トレンド予測 美容領域
2017年のトレンド予測
美容領域
『美容領域事業(HOT PEPPER Beauty)』のご紹介
HOT PEPPER Beauty
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フリーペーパー
HOT PEPPER Beauty
/HOT PEPPER
業務支援システム
「学び」「調査・研究」機関
120
美容領域における2017年予測
キーワード
+ビューティー、+ファッション、+カルチャー…
+αの付加価値を提供する理容室=「バーバー」が増加の兆し!
バーバー新時代
(ばーばーしんじだい)
“近所のおじさんが集い、スポーツ談義に花を咲かせながら、ヒゲを剃ってもらう・・・”
昔の理容室には、そんな風景がありました。
時が流れ、街には美容室がどんどん増え、「男性も美容室」の時代を迎えました。
一方で最近、通っていた美容室から理容室に戻る男性も。
そこには、料金に加え、
「顔剃りがしたい」「美容室はおしゃれ過ぎる」といった理由も関係しているようです。
そんな男性の潜在ニーズに応えて、今、旧来の理容室に+αの付加価値を加えた
「バーバー」と呼ばれる新しいタイプの理容室が増加しています。
これから、男性のニーズの顕在化とともに、
街には、「バーバー」がますます増えそうです。
121
なぜ今「バーバー」? ~男性の「理容室」「美容室」利用実態①
昔は、男性は主に「理容室」、女性は主に「美容室」だった。
今は、若い世代を中心に「男性も美容室」の時代に。
Q あなたは現在、「理容室」と「美容室」のどちらをメインで利用していますか?(SA)
Q あなたは現在、「理容室」と「美容室」のどちらをメインで利用していますか?
(SA)
100
80
22.1
51.4
6.0
3.4
42.2
60
78.0
82.3
87.0
67.5
40
20
10.9
41.6
47.6
0
(%)
20代
30代
いずれも利用していない
40代
理容室
50代
60代
70代
美容室
出典:ホットペッパービューティーアカデミー「男性の理容室・美容室実態調査」
(20~79歳男性、n=10,000) 2016年10月
122
なぜ今「バーバー」? ~男性の「理容室」「美容室」利用実態②
男性の「理容室」「美容室」の利用変遷を見ると、
中学生の頃までは多くの人が「理容室」に通うが、
10代後半から「美容室」派が増加する。
若い頃、「理容室」に通っていた人
若い頃、「美容室」に通っていた人
90
60
80
50
70
40
60
30
50
20
40
10
30
0
(%)
小学生の頃
20代
中学生の頃 10代後半の頃
30代
40代
20代の頃
50代
(%)
小学生の頃
20代
中学生の頃 10代後半の頃
30代
40代
20代の頃
50代
出典:ホットペッパービューティーアカデミー「男性の理容室・美容室実態調査」
(20~59歳男性、n=1,664) 2016年10月
123
なぜ今「バーバー」? ~男性が「美容室」に通い始める理由①
男性が「理容室」を利用しない理由は、
「おしゃれになれない」「イメージ通りの仕上がりにならない」
「今時のスタイルになれない」など
スタイル・デザインの要素がTOP3。
Q.「美容室ユーザー」が、「理容室」を利用しない理由TOP10(MA)
格好良くおしゃれになれないから
23.8
イメージ通りの仕上がりにならないから
23.5
今時のスタイルになれないから
20.3
自宅の近くにないから
20.0
店内の居心地が良くないから
19.0
店内の内装や雰囲気がおしゃれではないから
18.4
技術力が高くないから
16.3
担当スタッフが自分の好みや癖を分かってくれないから
13.9
料金がリーズナブルでないから
13.1
客層に男性が多い(男性のみ)から
(%) 0
11.5
10
20
30
出典:ホットペッパービューティーアカデミー「男性の理容室・美容室実態調査」
(20~49歳男性、n=625 ※現「美容室」ユーザー) 2016年10月
124
なぜ今「バーバー」? ~男性が「美容室」に通い始める理由②
1980年以降、「美容室」は増加し続け、
現在は、「美容室」が「理容室」の約1.9倍の軒数となっている。
全国の「理容室」「美容室」軒数
(軒数)
250,000
理容室
推移
240,299
美容室
223,277
215,719
202,434
193,918
200,000
186,506
175,433
156,635
150,000
136,116
144,939
140,541
144,214
142,544
140,911
138,855
130,755
144,157
124,584
131,444
100,000
116,021
1970年
1975年
1980年
1985年
1990年
1995年
2000年
2005年
2010年
2015年
出典:「平成26年衛生行政報告例」(厚生労働省)
125
なぜ今「バーバー」? ~男性が「理容室」に戻る理由
「美容室」に通っていた男性が、「理容室」にスイッチすることも。
理由は「料金」が1位だが、
「顔剃りができない」「おしゃれ過ぎる」
「女性が多くて居心地が良くない」などの理由も。
「理容室」を利用するようになった理由TOP10(MA)
(「美容室」から、1年以内に「理容室」にスイッチした人)
美容室は料金が高いと思ったから
44.7
美容室は顔剃りができないから
20.5
美容室は気軽に入りにくいと思ったから
17.4
美容室はおしゃれ過ぎる空間で居心地が良くないと思ったから
16.3
美容室はヒゲ剃り・ヒゲの手入れができないから
13.7
美容室は女性客が多くて居心地が良くないと思ったから
12.6
美容室は待ち時間が長いと思ったから
12.6
美容室は女性スタッフが多くて居心地が良くないと思ったから
11.6
美容室は予約が取りにくいと思ったから
11.6
特に理由はない
(%) 0
28.4
10
20
30
40
50
出典:ホットペッパービューティーアカデミー「男性の理容室・美容室実態調査」
(20~49歳男性、n=190) 2016年10月
126
なぜ今「バーバー」? ~新業態の誕生
ビューティー、ファッション、こだわりのカルチャーなど
新しい付加価値を持つ理容室=「バーバー」が
街に増加しつつある!
プラス
Beauty
プラス
Fashion
プラス
Culture
プラス
Community
127
なぜ今「バーバー」? ~カスタマーの興味も向上
「バーバー」の検索キーワードも徐々に増加しており、
カスタマーの関心も高くなってきている。
検索インタレスト
(※)
Googleにおける「バーバー」検索数推移
100
80
60
40
2014
2015
2016
時期
出典:グーグルトレンド
※「検索インタレスト」…(各時点の検索ボリューム÷検索ボリュームの最大値)×100。
検索ボリュームが最も高い地点を100とした場合の、各時期の相対的な検索ボリュームを示している。
上記グラフでは2015年3月が100。検索実数は非公表。
128
なぜ今「バーバー」? ~「バーバー」に通い始めた男性たち①
子どもの頃に通ってたのは?
小学生の頃から父親に連れられ近所の理容室
に行くようになり、中学生まで通っていた。
カウンセリングはなくて、座るといつものよう
に切られる。メニューも特になかった。
はやりの髪型にしたかったが「まだ早い
よ」と一蹴された記憶がある…。
「美容室」に変えた理由は?
中学の時に友達から「まだ理容
室行ってんのかよ」と言われ、
はやりのパーマやカラーもしたくなっ
て、家から少し離れた美容室へ。
「バーバー」の良さは?
客もスタッフも男性中心。
男性が行っていいところなので
落ち着く。半個室で施術中に移動しな
「バーバー」に
変えた理由は?
30代になって若い女性が
多い美容室にアウェイ感
くていいし、カットやシェービングはも
ちろん、ネイルケアやフェイシャ
ルもやってくれるので、嬉しい。
を感じたことと、
「シェービング」を
受けたくなってきた。
43歳 男性
商品企画
さいたま市在住
既婚・子どもあり
出典:ホットペッパービューティーアカデミー「バーバーを使う男性のグループインタビュー」2016年10月
129
なぜ今「バーバー」? ~「バーバー」に通い始めた男性たち②
昔の「理容室」はどんな場所だった?
中学まで通っていたのは、
住宅の軒先にある家族経営の理容室。
近所のおじさんが通っていて、
客同士もみんな顔見知り。
大人たちがたばこを吸いながら、地元の話で盛り
上がってた。そんな大人の隣で漫画を読んで順番
を待っていた。
「バーバー」に
変えた理由は?
きらきらしたおしゃれな空間
に居心地の悪さを感じ始め
た。美容室は元々女性の場
所という印象が強い。会社の近
所におしゃれなバーバーができて
いて、行ってみたらはまった。
初めての「美容室」は?
高校生になって校則もゆるくなり、周
りもおしゃれに。初めての美容室は
刺激的だった。きれいなお姉さんがカウン
セリングしてくれるし、飲み物が出てくる
し、シャンプーは上向き…。
当時は美容室に通うこと自体が
ステイタスだった。
「バーバー」の良さは?
刈り上げやツーブロックなどの短髪ヘ
アが上手いし、メニューや商品が全
て男性用。空間もおしゃれ。
美容室のおしゃれな部分と、
理容室のヒゲ剃りや落ち着く
36歳 男性
システムエンジニア 部分を、いいとこ取りした感じ。
港区在住
既婚
出典:ホットペッパービューティーアカデミー「バーバーを使う男性のグループインタビュー」2016年10月
130
+αの付加価値を持った「バーバー」事例①
ROYAL MAN GROOMING(ロイヤルマン
グルーミング)
ネイルやフェイシャルパックなど美容メニューが充実。
関西の経営者やビジネスパーソンに愛されるバーバー。
プラス
Beauty
・大阪を中心に約30店舗を展開する(株)ロイヤルのメンズバーバーショップ。
・店内は暗めの間接照明にジャズが流れ、店舗内ではスリッパに履き替える。
忙しいビジネスパーソンが、ゆったりくつろげる雰囲気。
・カット・シェービングに加え、ネイルやフェイシャルマッサージなどの美容メニューも。
【主なメニュー】
ロイヤルセット(カット/シェービング/マッサージ)
キュア
(税抜)
5,000円
2,500円
5,000円
3,000円
131
+αの付加価値を持った「バーバー」事例②
THE BARBER(ザ・バーバー)
半個室で、移動なしでサービスを受けられる!大人の男性のために
特化したカット、癒しメニューが満載なラグジュアリーバーバー。
プラス
Beauty
・渋谷、広尾、銀座など東京都内に7店舗。
・半個室。一度座ると移動なしで全てのサービスが受けられる。脱いだ靴は磨いてくれる。
・フェイストリートメントやシャンプー+ヘッドスパなどのオプションメニューも充実。
・AVシステムを備えた個室がある店舗あり、大型スクリーンで映像を楽しめる。
【主なメニュー】
(税抜)
PREMIUM COURSE(カット/ヘッドスパ/シェービング/フェイスマッサージ)1万7,000円
LUXURY CLASS1(カット/ヘッドスパ/シェービング)
9,000円
SHASPA(シャンプー/ヘッドスパ)
5,000円
132
+αの付加価値を持った「バーバー」事例③
BARNEYS BARBER’S SHOP by KAMISORI CLUB 148
(バーニーズバーバーズショップ バイ カミソリクラブ イチヨンハチ)
プラス
Fashion
「バーニーズ ニューヨーク」内にあるヒゲにこだわるバーバー。
ファッションの提案やシューリペアもありトータルの身だしなみを提案。
・「バーニーズ ニューヨーク横浜店」のフロアの一角にあるバーバー。
・店内にはビンテージバーバーグッズが多数あり、チェアも年代もの。
・カミソリメーカー「カミソリ倶楽部」が運営しており、ヒゲデザインにこだわりを持つ。
【主なメニュー】
+ヒゲデザイン
(税抜)
6,000円
3,500円
1万1,300円~
5,500円~
133
+αの付加価値を持った「バーバー」事例④
FREEMANS SPORTING CLUB(フリーマンズ スポーティング クラブ)
スポーツカジュアル、テーラー、バー、バーバーがひとつに。
30~40代のファッショニスタが多く集まるカジュアルなバーバー。
プラス
Fashion
・表参道、二子玉川に2店舗を展開。
・地下にレストランバー、1階はスポーツカジュアル、2階にテーラー、3階にバーバーがある。
・地下のバーのドリンクをバーバーで飲むことも可能。
【主なメニュー】
+シェービング
(税抜)
4,000円
7,000円
3,000円
134
+αの付加価値を持った「バーバー」事例⑤
THE BARBA TOKYO
(ザ・バルバ・トウキョウ)
プラス
Culture
本物志向のアーリーアメリカンカルチャーと、
こだわりの技術が体験できる!日本の理容文化を継承する神田のバーバー。
・神田に2店舗。
・コンセプトは「MAN CAVE(男の隠れ家)」。
・幼い頃からアメリカのバイクやビンテージカーなどのカルチャーを追いかけてきた
オーナーこだわりの、古き良きアメリカを彷彿とさせる店内。
【主なメニュー】
+シェービング
(税抜)
4,000円
5,000円
+500円
4,000円~
135
+αの付加価値を持った「バーバー」事例⑥
barbershop KING
(バーバーショップ
キング)
こだわりのアメリカンカルチャーとオーナーの素朴な人柄に、
遠方からもファンが集まるハード系バーバー。
プラス
Culture
・1999年オープン、世田谷区下馬に1店舗。
・全国のバーバーから孤高の存在として一目置かれるオーナーの武骨な人柄が人気。
・店前に止められたバイクや、アンティーク雑貨にアメリカンカルチャーを感じるバーバー。
【主なメニュー】
&シェービング
(税込)
5,200円
4,500円
4,000円
136
+αの付加価値を持った「バーバー」事例⑦
MERICAN BARBERSHOP(メリケンバーバーショップ)
プラス
Community
NYのバーバーカルチャーに日本独自の良さをミックス。
クラフトビールや本格コーヒーも提供する「オトコの社交場」を目指すバーバー。
・神戸・元町に2012年にオープン。
・店内では、1杯ずつ入れるドリップコーヒーや1,000円でクラフトビールも提供。
・不定期で客同士が交流するオフイベントも開催し、「大人のオトコの社交場」を目指す。
・2017年春、都内に本格的バーを併設した新店舗をオープン予定。
【主なメニュー】
(税抜)
5,000円
3,000円
1,000円
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美容領域における2017年予測
キーワード
+ビューティー、+ファッション、+カルチャー…
+αの付加価値を提供する理容室=「バーバー」が増加の兆し!
バーバー新時代
(ばーばーしんじだい)
“近所のおじさんが集い、スポーツ談義に花を咲かせながら、ヒゲを剃ってもらう・・・”
昔の理容室には、そんな風景がありました。
時が流れ、街には美容室がどんどん増え、「男性も美容室」の時代を迎えました。
一方で最近、通っていた美容室から理容室に戻る男性も。
そこには、料金に加え、
「顔剃りがしたい」「美容室はおしゃれ過ぎる」といった理由も関係しているようです。
そんな男性の潜在ニーズに応えて、今、旧来の理容室に+αの付加価値を加えた
「バーバー」と呼ばれる新しいタイプの理容室が増加しています。
これから、男性のニーズの顕在化とともに、
街には、「バーバー」がますます増えそうです。
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