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平成28年3月期 「業務及び財産の状況に関する説明書」

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平成28年3月期 「業務及び財産の状況に関する説明書」
業務及び財産の状況に関する説明書
【平成28年3月期】
この説明書は、金融商品取引法第46条の4及び第57条の4の規定に基づき、
全ての営業所又は事務所に備え置き、公衆の縦覧に供するために作成したものです。
楽天証券株式会社
1
Ⅰ.当社の概況及び組織に関する事項
1.商号
楽天証券株式会社
2.登録年月日 平成 19 年 9 月 30 日
(登録番号) (関東財務局長(金商)第 195 号)
3.沿革及び経営の組織
(1) 会社の沿革
年
月
平成 11 年 3 月
沿
革
証券業を目的とし、東京都千代田区にディーエルジェイディレクト・エス
エフジー証券株式会社を設立(資本金 1 億円)
平成 11 年 4 月
証券業の登録
平成 11 年 5 月
資本金を 4 億円に増資
資本金を 15 億円に増資
平成 11 年 6 月
インターネットその他電気通信設備を利用した有価証券の売買及び売買の
取次業務等の営業を開始
平成 11 年 8 月
投資信託の取扱いを開始
平成 11 年 12 月
米国株式の取扱いを開始
平成 12 年 2 月
丸の内営業所の設置
平成 12 年 3 月
カバードワラントの取扱いを開始
資本金を 30 億円に増資
平成 12 年 4 月
東京証券取引所に正会員として加入
平成 12 年 9 月
信用取引の取扱い開始
平成 13 年 12 月
大阪証券取引所の正取引参加者資格を取得
平成 15 年 2 月
中国株式の取扱い開始
平成 15 年 4 月
リアルタイム為替取引サービスを開始
平成 15 年 6 月
日経 225 先物・オプション取引サービスを開始
平成 15 年 7 月
マーケット FX(外国為替保証金取引)を開始
平成 15 年 11 月
楽天株式会社が弊社株式の 96.7%取得し、当社の親会社となる
平成 16 年 2 月
楽天株式会社とのポイント提携を開始
平成 16 年 4 月
JASDAQ 制度信用の取扱いを開始
平成 16 年 7 月
本店所在地を東京都港区に移転
「楽天証券株式会社」に社名変更
平成 16 年 10 月
立会外分売サービスを開始
平成 16 年 11 月
広告代理業及びインターネットを利用した広告業務を開始
平成 16 年 12 月
一般信用取引の取扱いを開始
平成 17 年 3 月
リアルタイム入金サービスを開始
平成 17 年 4 月
名古屋証券取引所に加入
2
年
月
平成 17 年 6 月
沿
革
資本金を 66 億円に増資
保険の募集を開始
平成 18 年 3 月
金融先物取引業者登録、金融先物取引業協会加入
平成 18 年 4 月
福岡県福岡市にコールセンターを設立
平成 18 年 5 月
プライバシーマークの認証取得
平成 18 年 7 月
資本金を 73.1 億円に増資
平成 18 年 12 月
外国債券の取扱いを開始
平成 19 年 4 日
日経 225 ミニの取扱いを開始
平成 19 年 5 月
アメリカン証券取引所上場 ETF 取扱い開始
平成 19 年 9 月
資本金を 74 億円に増資
平成 20 年 3 月
積立投資信託の取扱い開始
平成 20 年 4 月
夜間取引サービス(PTS 取引)の取扱い開始
平成 20 年 5 月
「楽天 FX」のサービスを開始
平成 20 年 9 月
資本金を 74.75 億円に増資
平成 20 年 10 月
独立系フィナンシャルアドバイザーを活用した「IFA サービス」を開始
平成 21 年 1 月
本店所在地を東京都品川区に移転
平成 21 年 9 月
資本金を 74.77 億円に増資
平成 21 年 10 月
楽天証券ホールディングス株式会社および楽天ストラテジックパートナー
ズ株式会社と合併楽天株式会社の 100%子会社になる
平成 22 年 7 月
楽天銀行に金融商品仲介サービスを提供
平成 22 年 9 月
資本金を 74.95 億円に増資
平成 22 年 10 月
個人向け国債取扱い開始
海外先物(商品・株価指数)取引に本格参入 CME グループ、SGX に接続開始
平成 24 年 2 月
アセアン主要 4 カ国(シンガポール・インドネシア・タイ・マレーシア)
株式の取次ぎ開始
平成 24 年 3 月
ひびき証券と金融仲介業に関して業務提携合意書を締結
平成 24 年 5 月
「金・プラチナ取引」サービスの提供開始
平成 24 年 8 月
一般信用取引の弁済期限を撤廃し、期日を無期限化
平成 24 年 12 月
国内株式新手数料コース『超割コース』を開始
平成 25 年 1 月
楽天銀行の国内籍投資信託の販売事業の簡易吸収分割による楽天証券への
承継を実施
『新楽天 FX』のサービス開始
平成 25 年 4 月
シンガポール証券取引所(SGX)のトレーディング・メンバー資格を取得
平成 26 年 1 月
NISA 口座でのお取引開始
平成 26 年 3 月
楽天銀行に FX ホワイトラベルサービスを提供
平成 26 年 5 月
福岡カスタマーサービスセンターの移転拡張と新システムを導入し、お客
様サポート体制を強化
3
年
月
平成 26 年 7 月
沿
革
連結子会社のドットコモディティ株式会社を吸収合併。国内商品先物取引
の取扱いを開始
平成 26 年 12 月
「貸株サービス」の取扱い開始
平成 27 年 7 月
本店所在地を東京都世田谷区に移転
平成 27 年 8 月
連結子会社の FXCM ジャパン証券株式会社を吸収合併
平成 27 年 9 月
FXCM Asia Limited(香港)の株式 100%を取得
平成 28 年 3 月
ジュニア NISA の取引開始
平成 28 年 4 月
香港 FX 事業子会社名を「Rakuten Securities Hong Kong Limited」に変更
マレーシアでのネット専業リテール証券事業開始に向けた現地大手証券会
社との合弁会社設立
投資助言・代理業及び投資運用業の登録変更を実施
4
(2) 経営の組織(平成 28 年 6 月 30 日現在)
Professional Trading Division
プロフェッショナルトレーディング本部
Professional Trading Business Unit
プロフェッショナルトレーディング事業部
Marketing Department
Marketing Operations Office
マーケティング推進部
マーケティング業務室
Customer Experience Department
Marketing Division
マーケティング本部
カスタマーエクスペリエンス部
Marketing Planning Department
マーケティング企画部
Rakuten Securities Economic Research Institute
楽天証券経済研究所
Equity & Derivatives Business Unit
株式デリバティブ事業部
Commodity Business Unit
Products Division
プロダクト本部
コモディティ事業部
Fixed Income Business Unit
債券事業部
Investment Trust Business Unit
投資信託事業部
FX Division
FX本部
Risk Management Committee
Management Conference
リスク管理委員会
経営会議
BCP Committee
Compliance Committee
BCP委員会
コンプライアンス委員会
アセットソリューション本部
運用委員会
Shareholder's Meeting
Board of Directors
President
株主総会
取締役会
代表取締役社長
IFA Business Unit
Asset Solution Division
Investment Management Committee
内部監査部
監査役会
IFA Business Operations Office
IFA事業部
IFA業務室
Investment Management Business Unit
Investment Management Office
投資運用ビジネス事業部
投資運用室
Customer Suport Department
Customer Service Division
カスタマーサービス本部
Internal Audit Department
Board of Corporate Auditors
Foreign Exchange Business Unit
FX事業部
カスタマーサポート部
Customer Relations Department
カスタマーリレーション部
Business Development Department
Operations Planning Department
事業開発部
業務企画部
Corporate Auditor
Operation Division
監査役
オペレーション本部
Operations Department
Professional Trading Business Operations Office
証券業務部
プロフェッショナルトレーディング業務室
Account Management Department
口座管理部
IT Management Department
システム管理部
IT Infrastructure Department
インフラサービス部
IT Division
Trading System Department
IT本部
トレーディングシステム部
CIF System Department
CIFシステム部
Asset Management System Department
アセットマネジメントシステム部
Legal & Compliance Department
リーガルコンプライアンス部
Internal Control Division
業務管理本部
Corporate Risk Management Department
リスク管理部
Quality Management Department
Security Management Office
品質管理部
情報セキュリティ室
Corporate Planning Department
経営企画部
Corporate Division
Human Resources and General Affairs Department
コーポレート本部
人事総務部
Finance & Accounting Department
財務経理部
5
4.株式の保有数の上位 10 位までの株主の氏名又は名称並びにその株式の保有数及び総株主等の
議決権に占める当該株式に係る議決権の数の割合
氏名又は名称
(平成 28 年 3 月 31 日現在)
保有株式数
1.楽天株式会社
計
1名
割合
70,799 株
100.00%
70,799 株
100.00%
5.役員(外国法人にあっては、国内における代表者を含む。)の氏名又は名称
(平成 28 年 3 月 31 日現在)
役職名
代表権の有無
常勤・非常勤の別
治
有
常勤
廣 志
無
非常勤
裕
無
非常勤
氏名又は名称
代表取締役社長
楠
雄
取締役副社長
髙 澤
取
締
役
木 目 田
取
締
役
穂 坂
雅 之
無
非常勤
取
締
役
山 田
善 久
無
非常勤
取
締
役
永 田
俊 一
無
非常勤
監
査
役
小 川
秀 夫
-
常勤
監
査
役
髙 橋
洋
-
非常勤
監
査
役
西 川
義 明
-
非常勤
6.政令で定める使用人の氏名
(1)
金融商品取引業に関し、法令等を遵守させるための指導に関する業務を統括する使用人
の氏名
(平成 28 年 3 月 31 日現在)
氏
名
役
今井 隆和
職
名
執行役員
(2) 投資助言業務又は投資運用業に関し、助言又は運用を行う部門を統括する者の氏名
(平成 28 年 6 月 30 日現在)
氏
名
役
職
名
東 眞之
投資運用室長
岡本 均
投資運用室 マネージャー
6
7.業務の種別(平成 28 年 6 月 30 日現在)
① 金融商品取引業(金融商品取引法第 2 条第 8 項)
(1) 法第28条第1項第1号に掲げる行為に係る業務
(2) 法第28条第1項第2号に掲げる行為に係る業務
(3) 法第28条第1項第3号イに掲げる行為に係る業務
(4) 法第28条第1項第3号ロに掲げる行為に係る業務
(5) 法第28条第1項第3号ハに掲げる行為に係る業務
(6) 有価証券等管理業務
(7) 第二種金融商品取引業
(8) 投資助言・代理業
(9) 投資運用業
※投資助言・代理業及び投資運用業に関して、当社は平成 28 年 4 月 5 日付で登録を受けてお
ります。
② 付随業務(金融商品取引法第35条第1項)
(1) 有価証券の貸借業務
(2) 信用取引に付随する金銭の貸付業務
(3) 顧客から保護預りをしている有価証券を担保とする金銭の貸付け(内閣府令で定める
ものに限る。
)
(4) 有価証券に関する顧客の代理業務
(5) 投信受益証券に係る収益金、償還金又は解約金の支払いに係る代理業務
(6) 投資法人投資証券に係る金銭の分配、払戻金若しくは残余財産の分配又は利息若しく
は償還金の支払に係る代理業務
(7) 累積投資契約の締結業務
(8) 有価証券に関連する情報の提供又は助言業務
(9) 他の事業者の事業の譲渡、合併、会社の分割、株式交換若しくは株式移転に関する相
談・仲介業務
(10)他の事業者の経営に関する相談に応じる業務
(11)通貨の売買又はその媒介、取次ぎ若しくは代理に係る業務
8.本店その他の営業所又は事務所(外国法人にあっては、本店及び国内における主たる営業所又は
事務所その他の営業所又は事務所)の名称及び所在地(平成 28 年 3 月 31 日現在)
名
称
所
在
地
本店
東京都世田谷区玉川 1 丁目 14 番 1 号
福岡カスタマーサービスセンター
福岡県福岡市博多区博多駅前 1 丁目 2 番 5 号
7
9.他に行っている事業の種類(金融商品取引法第 35 条第 2 項)(平成 28 年 3 月 31 日現在)
(1) 物品賃貸業務
(2) 広告取扱い業務
(3) 保険業法第2条第26項に規定する保険募集に係る業務
(4) 匿名組合契約の締結又はその媒介、取次ぎ若しくは代理に係る業務
(5) 外国商品市場取引(商品清算取引に類似する取引を除く。
)の委託を受け、又はその委託
の媒介、取次ぎ若しくは代理を行う業務
(6) 金地金(プラチナ、銀を含む。
)の売買又はその媒介、取次ぎ若しくは代理に係る業務
(7) 商品先物取引法第2条第21項に規定する商品市場における取引等に係る業務
10.苦情処理及び紛争解決の体制(平成 28 年 6 月 30 日現在)
① 第一種金融商品取引業
特定非営利活動法人
証券・金融商品あっせん相談センター(FINMAC)との間で特定第一種
金融商品取引業務に係る手続実施基本契約を締結する措置を講じております。
② 第二種金融商品取引業
苦情処理措置及び紛争解決措置は、一般社団法人第二種金融商品取引業協会が行う苦情の解
決により金融商品取引業等業務関連苦情の処理を図る措置及び同協会のあっせんにより金融
商品取引業等業務関連紛争の解決を図る措置を講じております。尚、同協会は FINMAC に対し
て苦情の解決及び紛争の解決のあっせん等の委託を行っております。
③ 投資助言・代理業
苦情処理措置及び紛争解決措置は、一般社団法人日本投資顧問業協会が行う苦情の解決によ
り金融商品取引業等業務関連苦情の処理を図る措置及び同協会のあっせんにより金融商品取
引業等業務関連紛争の解決を図る措置を講じております。尚、同協会は FINMAC に対して苦情
の解決及び紛争の解決のあっせん等の委託を行っております。
④ 投資運用業
苦情処理措置及び紛争解決措置は、一般社団法人日本投資顧問業協会が行う苦情の解決によ
り金融商品取引業等業務関連苦情の処理を図る措置及び同協会のあっせんにより金融商品取
引業等業務関連紛争の解決を図る措置を講じております。尚、同協会は FINMAC に対して苦情
の解決及び紛争の解決のあっせん等の委託を行っております。
※第二種金融商品取引業に関して、当社は平成 27 年 7 月 1 日付で一般社団法人第二種金融商
品取引業協会に加入しました。これに伴い、苦情処理措置及び紛争解決措置を、同協会の制
度を利用する体制に変更しております。また、投資助言・代理業及び投資運用業に関して、
当社は平成 28 年 5 月 2 日付で一般社団法人日本投資顧問業協会に加入しました。
8
11.加入する金融商品取引業協会及び対象事業者となる認定投資者保護団体の名称
(平成 28 年 6 月 30 日現在)
日本証券業協会
一般社団法人金融先物取引業協会
一般社団法人第二種金融商品取引業協会
一般社団法人日本投資顧問業協会
※第二種金融商品取引業に関して、当社は平成 27 年 7 月 1 日付で一般社団法人第二種金融商
品取引業協会に加入しました。また、これに伴い、同様の業務を行う認定投資者保護団体で
ある特定非営利活動法人証券・金融商品あっせん相談センター(FINMAC)との間では利用登
録を解除しました。また、投資助言・代理業及び投資運用業に関して、当社は平成 28 年 5
月 2 日付で一般社団法人日本投資顧問業協会に加入しました。
12.会員又は取引参加者となる金融商品取引所の名称又は商号(平成28年3月31日現在)
東京証券取引所
大阪取引所
名古屋証券取引所
13.加入する投資者保護基金の名称(平成 28 年 3 月 31 日現在)
日本投資者保護基金
14.金融商品取引業等に関する内閣府令第 7 条第 3 号イに掲げる事項(平成 28 年 3 月 31 日現在)
・有価証券関連業
9
Ⅱ.業務の状況に関する事項
1.当期の業務の概要
当期の国内経済は、期初から円安、原油安をうけた企業業績の回復や設備投資の増加によ
り、4月に19,000円台から始まった日経平均株価は一時15年ぶりに20,000円台を回復するな
ど、好調に推移してまいりました。その後、8月には中国による人民元の対ドル為替レート
の引き下げなどからのチャイナショックを契機とする、世界的株安の影響により、日経平均
株価は急落し、9月下旬に一時17,000円を下回りました。10月には中国景気減速や米国の金
融施策に対する不安感の後退から、株価は一時上昇したものの、年明け1月には中国株でサ
ーキットブレーカーが発動されたことによる市場の不安感の増大や、原油価格の急落などの
要因により日経平均株価は急落し、1月に日銀によるマイナス金利の導入が決定されたもの
の、その後も円高が急激に進むなどしたことから、日経平均株価は一時15,000円台まで落ち
込み、3月末の日経平均株価は16,000円台で取引を終えました。
このような環境下において、当社では、顧客の多様化するニーズにこたえるため、お客様
との接点であるウェブページの大幅なリニューアルのほか、モバイル端末向けサービスの更
なる利便性向上を図るため、スマートフォン向けトレーディングアプリ『iSPEED』の改善を
行いました。また、
「Touch ID」を活用した指紋認証によるログイン機能を導入など、安全
に取引を利用いただけるよう、セキュリティの強化にも努めてまいりました。
国内株式については、4月に手数料が優遇となる「超割」コースの達成条件の見直しの実
施や、5月には超割「ダイヤモンドランク」における信用取引手数料の引き下げを行いまし
た。平成28年2月からは一般信用取引で当日中の新規建て・返済を行う日計り取引ができる
「いちにち信用」のサービスを開始いたしました。外国株式取引においては、3月より上海
取引所のA株式市場に上場する株式をインターネットで直接取引が可能となるサービスを開
始いたしました。今後、平成28年5月からは国内株式手数料「超割コース」の手数料体系を
引き下げ、新手数料体系でのサービス提供を行うことで、顧客による投資を通じた資産形成
を図っていくことを支援してまいります。
投資信託に関しましては、7月に楽天証券独自の投資信託評価スコアを導入し、お客様の
投資判断における総合的な評価を可能としたほか、投資信託のウェブサイトの大幅リニュー
アルや、確定拠出年金(DC)向けのファンドの一般向け販売を開始いたしました。平成28年
3月には投資信託の販売会社が主催するはじめてのファンドアワードである「楽天証券ファ
ンドアワード」を開催し、個人投資家の視点に立った優れたファンドの選出を行い、個人投
資家の資産形成支援に注力しております。
外国為替証拠金取引に関しましては、8月にFXCMジャパン証券株式会社を吸収合併し、FX
取引における取扱サービスの拡充と、双方のお客様の投資機会の拡大を図ってまいりました。
9月にはFXCM Asia Limited社(現:Rakuten Securities Hong Kong Limited)を完全子会社
化し、FX事業基盤の更なる拡大を図っております。
以上の結果、平成28年3月末における楽天証券の口座数は2,039,530口座(前年期末
1,838,630口座)
、信用取引口座数は205,861口座(前年期末187,514口座)と増加しました。
10
当期の当社における主な取り組みは以下のとおりです。
・ログイン後のウェブページを大幅リニューアル。メニュー構成・文言の再構築、お知らせ機
能の改善により、使いやすさを向上(平成27年4月)
・取引手数料優遇コース『超割』の条件を見直し。大口(ダイヤモンドランク)の信用取引の
取引手数料を0円に引き下げるほか、優遇適用条件に『貸株サービス』の残高を追加(同4月)
・スマートフォン向けトレーディングアプリ『iSPEED』
(iPhone版)がApple Watchに対応(同
4月)
・スマートフォン向けトレーディングアプリ『iSPEED』シリーズの累計ダウンロード数が100
万件を突破(同4月)
・日経225Weeklyオプション取引サービス開始(同5月)
・
『投資信託自動メールサービス』を改善。基準価格の当日中の告知および評価損益状況を通
知(同5月)
・未成年者の総合口座開設の取扱いを開始(同7月)
・楽天証券オリジナルの投信評価スコアを導入(同7月)
・
『楽天証券サービス開始16周年記念投資セミナー』を開催(大阪・東京)
(同7月)
・レバレッジ型ETF(上場投資信託)
「楽天225ダブルブル」「楽天225ダブルベア」を取引手数
料0円で取扱い開始(同7月)
・連結子会社のFXCMジャパン証券株式会社を吸収合併(同8月)
・NISA口座での国内株式取引手数料0円の恒久化を決定(同8月)
・スマートフォン向けトレーディングアプリ『iSPEED』
(iPhone版)が指紋認証機能に対応(同
8月)
・FXCM Asia Limited(香港)の株式100%を取得(同9月)
・確定拠出年金(DC)向けのファンド(投信)を、一般向けとしてはじめて販売開始(同9月)
・独立系フィナンシャルアドバイザー(IFA)ウェブページを全面リニューアル(同9月)
・スマートフォン向けトレーディングアプリ『iSPEED』に『エクスプレス注文』機能を搭載(同
9月)
・投資信託ウェブページを更に充実。 投資スタイルに合わせて、トップページの選択が可能
に(同10月)
・日本株最大レバレッジファンド「楽天日本株4.3倍ブル」取扱い開始(同10月)
・米ドル建て債券の取扱い開始(同10月)
・コストのDCファンドの金額指定注文を可能に(同11月)
・国内株式の注文入力・確認画面を改善。発注後の資産状況などを確認しながらの取引が可能
に(同11月)
・
『お気に入り銘柄』を全ての取引ツールで共有管理可能に(同11月)
・国内最低水準コストの日経225ファンドの取扱いを開始(同12月)
・新ファンド「楽天USリート・トリプルエンジン・プラス(レアル)毎月分配型」取扱い開始
(同12月)
11
・ジュニアNISA口座申込み受付開始(平成28年1月)
・平成28年楽天証券新春講演会開催(同1月)
・
「いちにち信用」&「特別空売り」サービス取扱開始(同2月)
・海外株式の銘柄情報(株式分割等)のサービスを大幅拡充(同2月)
・第1回「楽天証券ファンドアワード」優秀24ファンドを選出(同2月)
・
「あすかぶ!」を運営するFinatext社と共同で高校生向け特別授業を実施(同2月)
・上海A株の取扱開始(同3月)
・ジュニアNISAの取引開始(同3月)
・スマートフォン向け株アプリ「iSPEED」に「日経テレコン楽天証券版」搭載(同3月)
・第1回「楽天証券ファンドアワード」最優秀ファンドの決定(同3月)
これらの施策の結果、当期におきましては、営業収益は54,117百万円、純営業収益は51,756
百万円、営業利益は24,481百万円、経常利益は24,417百万円、当期純利益は15,342百万円と
なりました。
12
2.業務の状況を示す指標
(1) 経営成績等の推移
(単位:百万円)
第 16 期
第 17 期
第 18 期
平成 26 年 3 月期
平成 27 年 3 月期
平成 28 年 3 月期
7,495
7,495
7,495
70,799 株
70,799 株
70,799 株
営業収益
44,546
45,705
54,117
(受入手数料)
26,066
23,706
24,834
21,509
18,576
19,031
0
0
0
2,215
2,178
1,944
2,340
2,950
3,858
5,142
6,508
9,609
((株券等))
0
-
-
((債券等))
626
1,268
1,209
((その他))
4,515
5,239
8,400
純営業収益
43,341
44,031
51,756
経常損益
22,443
20,605
24,417
当期純損益
12,786
12,881
15,342
資本金
発行済株式総数
((委託手数料)
)
((引受け・売出し・特定
投資家向け売付け勧誘等
の手数料)
)
((募集・売出し・特定投
資家向け売付け勧誘等の
取扱い手数料)
)
((その他の受入手数料)
)
(トレーディング損益)
(2) 有価証券引受・売買等の状況
① 株券の売買高の推移
(単位:百万円)
第 16 期
第 17 期
第 18 期
平成 26 年 3 月期
平成 27 年 3 月期
平成 28 年 3 月期
自
己
27,693
7,347
9,528
委
託
53,629,959
40,613,189
37,791,683
53,657,652
40,620,536
37,801,211
計
13
② 有価証券の引受け及び売出し並びに特定機関投資家向け売付け勧誘等並びに有価証券の
募集、売出し及び私募の取扱い並びに特定投資家向け売付け勧誘等の取扱いの状況
(単位:千株、百万円)
特定投資
区
分
引受高
売出高
特定投資家
家向け売
募集の
売出しの
私募の
向け売付け
付け勧誘
取扱高
取扱高
取扱高
勧誘等の取
等の総額
株券
国債証券
平
成
26
年
3
月
期
地方債証券
特殊債券
社債券
受益証券
その他
合
計
株券
国債証券
平
成 地方債証券
27
年 特殊債券
3
月 社債券
期
受益証券
その他
扱高
(-)
(-)
(-)
(-)
(-)
(-)
(-)
-
-
-
-
2
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
2,991
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
295
-
-
263
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
(-)
(15,387)
(-)
(-)
(-)
(4,121)
(-)
-
15,387
-
50
-
4,121
-
(-)
(-)
(-)
(24,858)
(-)
(-)
(-)
-
-
-
3,236,779
-
32
-
(-)
(-)
(-)
(-)
(-)
(-)
(-)
-
-
-
-
-
-
-
295
15,387
-
3,240,083
2
4,153
-
(-)
(-)
(-)
(-)
(-)
(-)
(-)
-
-
-
-
0
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
2,476
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
830
-
-
244
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
(-)
(30,380)
(-)
(-)
(-)
(9,507)
(-)
-
30,380
-
500
-
9,507
-
(-)
(-)
(-)
(21,585)
(-)
(-)
(-)
-
-
-
3,099,010
-
4
-
(-)
(-)
(-)
(-)
(-)
(-)
(-)
-
-
-
-
-
-
-
14
特定投資
区
分
引受高
売出高
特定投資家
家向け売
募集の
売出しの
私募の
向け売付け
付け勧誘
取扱高
取扱高
取扱高
勧誘等の取
等の総額
株券
(-)
(-)
(-)
(-)
(-)
(-)
(-)
-
-
-
498
347
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
2,577
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
314
-
-
125
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
(-)
(31,318)
(-)
(-)
(-)
(8,109)
(-)
-
31,318
-
-
-
8,109
-
(-)
(-)
(-)
(24,104)
(-)
(-)
(-)
-
-
-
3,345,570
-
-
-
(-)
(-)
(-)
(-)
(-)
(-)
(-)
-
-
-
-
-
-
-
314
31,318
-
3,348,770
347
8,109
-
国債証券
平
成
28
年
3
月
期
地方債証券
特殊債券
社債券
受益証券
その他
合
計
扱高
(3) その他業務の状況
(単位:百万円)
第 16 期
平成 26 年 3 月期
第 17 期
第 18 期
平成 27 年 3 月期 平成 28 年 3 月期
物 品 賃 貸 業 務
22
15
12
広 告 取 扱 業 務
155
97
82
4
4
4
-
-
-
5
17
10
62
75
140
-
463
503
保険業法第 2 条第 26 項に規定する保険
募集に係る業務
商品の価格その他の指標に係る変動等
を利用して行う取引に係る業務
外国商品市場取引(商品清算取引に類
似する取引を除く。)の委託を受け、
又はその委託の媒介、取次ぎ若しくは
代理を行う業務
金地金(プラチナ、銀を含む。
)の売買
又はその媒介、取次ぎ若しくは代理に
係る業務
商品先物取引法第 2 条第 21 項に規定す
る商品市場における取引等に係る業務
15
(4) 自己資本規制比率の状況
(単位:%、百万円)
平成 26 年 3 月期
第 17 期
平成 27 年 3 月期
第 18 期
平成 28 年 3 月期
360.6%
392.4%
466.8%
固定化されていない自己資本
(A)
41,223
49,624
54,548
リスク相当額(B)
11,431
12,646
11,683
市場リスク相当額
325
895
117
取引先リスク相当額
6,904
7,317
6,520
基礎的リスク相当額
4,201
4,433
5,046
第 16 期
自己資本規制比率 (A/B×
100)
(5) 使用人の総数及び外務員の総数
(単位:名)
第 16 期
平成 26 年 3 月期
第 17 期
平成 27 年 3 月期
第 18 期
平成 28 年 3 月期
使用人
453 名
474 名
540 名
(うち外務員)
328 名
343 名
389 名
16
Ⅲ.財産の状況に関する事項
1.経理の状況
(1) 貸借対照表
(単位:百万円)
科
目
前事業年度
(平成27年3月31日)
当事業年度
(平成28年3月31日)
(資産の部)
880,700
流動資産
現金・預金
預託金
金銭の信託
トレーディング商品
商品有価証券等
デリバティブ取引
営業投資有価証券等
838,266
54,427
68,470
453,729
438,557
800
1,000
14,288
21,368
774
1,301
13,513
20,066
1,233
12
約定見返勘定
132
71
信用取引資産
316,260
270,469
298,033
259,419
18,226
11,050
信用取引貸付金
信用取引借証券担保金
立替金
募集等払込金
142
512
5,523
2,469
1,164
917
23,517
25,373
3,639
2,906
54
110
0
371
前払費用
231
237
未収入金
636
826
未収収益
4,764
4,610
239
475
保管有価証券
短期差入保証金
支払差金勘定
短期貸付金
前払金
繰延税金資産
その他流動資産
貸倒引当金
固定資産
有形固定資産
5
-
△ 91
△ 495
16,699
27,409
1,310
1,555
242
498
器具・備品
1,068
1,036
建設仮勘定
-
20
14,086
20,093
3,025
5,978
建物
無形固定資産
のれん
顧客関連資産
-
1,728
ソフトウエア
10,869
11,827
191
559
投資その他の資産
1,303
5,760
投資有価証券
270
132
関係会社株式
-
4,738
ソフトウエア仮勘定
長期貸付金
183
221
長期差入保証金
755
762
長期前払費用
23
17
繰延税金資産
193
-
その他
貸倒引当金
1,040
1,153
△ 1,163
△ 1,265
897,400
資産合計
17
865,676
(単位:百万円)
科
目
前事業年度
(平成27年3月31日)
当事業年度
(平成28年3月31日)
(負債の部)
827,193
779,785
トレーディング商品
11,800
6,738
商品有価証券等
210
-
流動負債
デリバティブ取引
信用取引負債
11,589
6,738
64,908
50,482
4,460
6,149
60,447
44,332
159,456
130,932
159,456
130,932
預り金
316,974
282,872
受入保証金
166,425
191,189
104
13
102,184
108,921
216
98
-
1
信用取引借入金
信用取引貸証券受入金
有価証券担保借入金
有価証券貸借取引受入金
有価証券等受入未了勘定
短期借入金
前受金
前受収益
236
206
未払費用
2,160
2,450
未払法人税等
2,212
5,397
432
419
36
36
未払金
賞与引当金
販売促進引当金
43
27
168
536
資産除去債務
94
175
繰延税金負債
-
269
その他の流動負債
固定負債
その他の固定負債
特別法上の準備金
金融商品取引責任準備金
73
90
3,868
4,473
3,833
4,445
35
28
831,230
784,795
資本金
7,495
7,495
資本剰余金
4,511
4,511
利益剰余金
53,524
68,866
株主資本合計
65,531
80,873
638
7
-
0
商品取引責任準備金
負債合計
(純資産の部)
株主資本
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金
為替換算調整勘定
その他の包括利益累計額合計
純資産合計
負債・純資産合計
18
638
7
66,169
80,881
897,400
865,676
【平成 27 年 3 月期 貸借対照表の注記】
1. 担保提供資産及び担保に係る債務
担保に供している資産はありません。なお、短期借入金184百万円の担保として自己融資見返り株
券180百万円、信用取引借入金4,460百万円の担保として信用取引の受入保証金代用有価証券12,826
百万円を差入れております。
2. 差入れている有価証券及び差入れを受けている有価証券の時価は次のとおりであります。
(上記に属するものは除く)
(1) 差入れている有価証券
①信用取引貸証券
②信用取引借入金の本担保証券
③消費貸借契約により貸付けた有価証券
④その他担保として差入れた有価証券
64,681百万円
4,445百万円
154,787百万円
2,421百万円
(2) 差入れを受けている有価証券
①信用取引借証券
②信用取引貸付金の本担保証券
③受入保証金代用有価証券
17,895百万円
287,087百万円
455,995百万円
3. 有形固定資産の減価償却累計額
2,011百万円
4. 関係会社に対する金銭債権債務
短期金銭債権
短期金銭債務
2百万円
227百万円
5. 取締役及び監査役に対する金銭債権債務
短期金銭債務
28百万円
【平成 28 年 3 月期 貸借対照表の注記】
1. 担保提供資産及び担保に係る債務
担保に供している資産はありません。なお、短期借入金921百万円の担保として自己融資見返
り株券904百万円、信用取引借入金6,149百万円の担保として信用取引の受入保証金代用有価証券
9,648百万円を差入れております。
2. 差入れている有価証券及び差入れを受けている有価証券の時価は次のとおりであります。
(上記に属するものは除く)
(1)差入れている有価証券
①信用取引貸証券
②信用取引借入金の本担保証券
③消費貸借契約により貸付けた有価証券
④その他担保として差入れた有価証券
45,486百万円
6,126百万円
126,512百万円
3,145百万円
(2)差入れを受けている有価証券
①信用取引借証券
②信用取引貸付金の本担保証券
③受入保証金代用有価証券
10,779百万円
239,312百万円
440,485百万円
3. 有形固定資産の減価償却累計額
2,280百万円
19
4. 関係会社に対する金銭債権債務
短期金銭債権
短期金銭債務
6百万円
195百万円
5. 取締役及び監査役に対する金銭債権債務
短期金銭債務
9百万円
20
(2) 損益計算書
(単位:百万円)
科
目
前事業年度
当事業年度
自 平成26年 4月 1日
自 平成27年 4月 1日
至 平成27年 3月31日
至 平成28年 3月31日
営業収益
受入手数料
委託手数料
引受け・売出し・特定投資家向け
売付け勧誘等の手数料
45,705
54,117
23,706
24,834
18,576
19,031
0
0
募集・売出し・特定投資家向け
売付け勧誘等の取扱手数料
2,178
1,944
その他の受入手数料
2,950
3,858
6,508
9,609
0
2,988
14,935
16,154
555
530
1,674
2,361
純営業収益
44,031
51,756
販売費・一般管理費
23,613
27,275
取引関係費
9,932
11,250
人件費
3,310
3,705
不動産関係費
1,529
1,706
事務費
4,725
4,817
減価償却費
3,406
4,240
租税公課
377
548
のれん償却額
171
362
20
520
139
122
20,417
24,481
営業外収益
207
40
営業外費用
19
104
経常利益
20,605
24,417
特別利益
5
121
特別損失
1,082
940
19,528
23,597
6,310
8,308
337
△ 52
トレーディング損益
営業投資有価証券等損益
金融収益
その他の営業収益
金融費用
貸倒引当金繰入
その他
営業利益
税引前当期純利益
法人税、住民税及び事業税
法人税等調整額
法人税等合計
当期純利益
21
6,647
8,255
12,881
15,342
【平成 27 年 3 月期 損益計算書に関する注記】
関係会社との取引高
営業取引による取引高
営業収益
営業費用
営業取引以外の取引による取引高
営業外収益
【平成 28 年 3 月期
49百万円
1,934百万円
0 百万円
損益計算書に関する注記】
関係会社との取引高
営業取引による取引高
営業収益
営業費用
営業取引以外の取引による取引高
特別損失
20百万円
1,792百万円
69百万円
22
(3) 株主資本等変動計算書
前事業年度(自 平成26年4月1日 至 平成27年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本剰余金
資本金
当期首残高
7,495
利益剰余金
その他利益剰余金
資本
準備金
4,511
資本剰余金
合計
4,511
利益
準備金
132
別途
積立金
6,500
繰越利益
剰余金
利益剰余金
合計
株主資本
合計
34,011
40,643
52,650
12,881
12,881
12,881
12,881
12,881
12,881
46,892
53,524
65,531
当期変動額
当期純利益
株主資本以外の項目の当期変
動額(純額)
当期変動額合計
当期末残高
7,495
4,511
4,511
評価・換算差額等
その他有価
評価・換算
証券評価差
差額等合計
額金
当期首残高
350
350
純資産
合計
53,000
当期変動額
12,881
当期純利益
株主資本以外の項目の当期変
動額(純額)
288
288
288
当期変動額合計
288
288
13,169
当期末残高
638
638
66,169
23
132
6,500
当事業年度(自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本剰余金
資本金
当期首残高
7,495
利益剰余金
その他利益剰余金
資本
準備金
4,511
資本剰余金
合計
4,511
利益
準備金
132
別途
積立金
6,500
繰越利益
剰余金
利益剰余金
合計
株主資本
合計
46,892
53,524
65,531
15,342
15,342
15,342
15,342
15,342
15,342
62,234
68,866
80,873
当期変動額
当期純利益
株主資本以外の項目の当期変
動額(純額)
当期変動額合計
当期末残高
7,495
4,511
4,511
評価・換算差額等
その他有価
評価・換算
証券評価差
差額等合計
額金
当期首残高
638
638
純資産
合計
66,169
当期変動額
15,342
当期純利益
株主資本以外の項目の当期変
動額(純額)
当期変動額合計
当期末残高
△630
△630
△630
△630
△630
14,711
7
7
80,881
24
132
6,500
【平成 27 年 3 月期 株主資本等変動計算書に関する注記】
1. 発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項
当期首株式数
当期増加株式
数
当期減少株式
数
当期末株式数
発行済株式
普通株式
70,799
-
-
70,799
合
計
70,799
-
-
70,799
普通株式
-
-
-
-
合
-
-
-
-
自己株式
計
2. 配当に関する事項
(1) 当事業年度中に行った剰余金の配当に関する事項
該当事項はありません。
(2) 基準日が当事業年度に属する剰余金の配当のうち、効力発生日が翌期となる剰余金の配当に関す
る事項
該当事項はありません。
3. 当事業年度の末日における当社が発行している新株予約権
該当事項はありません。
4. 当事業年度中に株主以外の者に対し特に有利な条件で発行した新株予約権
該当事項はありません。
【平成 28 年 3 月期 株主資本等変動計算書に関する注記】
1. 発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項
当期首株式数
当期増加株式
数
当期減少株式
数
当期末株式数
発行済株式
普通株式
70,799
-
-
70,799
合
計
70,799
-
-
70,799
普通株式
-
-
-
-
合
-
-
-
-
自己株式
計
2. 配当に関する事項
(1) 当事業年度中に行った剰余金の配当に関する事項
該当事項はありません。
(2) 基準日が当事業年度に属する剰余金の配当のうち、効力発生日が翌期となる剰余金の配当に関
する事項
25
平成28年6月28日開催の定時株主総会の議案として、普通株式の配当に関する事項を次のとお
り提案しております。
①配当金の総額
5,000百万円
②1株当たりの配当額
70,622円46銭
③基準日
平成28年3月31日
④効力発生日
平成28年6月28日
なお、配当原資については、利益剰余金とすることを予定しております。
3. 当事業年度の末日における当社が発行している新株予約権
該当事項はありません。
4.事業年度中に株主以外の者に対し特に有利な条件で発行した新株予約権
該当事項はありません。
26
2.借入金の主要な借入先及び借入金額
(1)短期借入金・1 年以内返済予定長期借入金
(単位:百万円)
第 18 期
第 17 期
借入先の氏名又は名称
平成 27 年 3 月 31 日現在 平成 28 年 3 月 31 日現在
日 本 証 券 金 融 株 式 会 社
184
921
株 式 会 社 ジ ャ パ ン ネ ッ ト 銀 行
5,000
5,000
住信 SBI ネット銀行株式会社
11,000
―
オ リ ッ ク ス 銀 行 株 式 会 社
10,000
5,000
庫
―
8,000
資産管理サービス信託銀行株式会社
10,000
30,000
―
5,000
庫
5,000
―
お
か
や
ま
信
用
金
株 式 会 社 セ ブ ン 銀 行
西
京
信
用
金
東
京
証
券
信
用
組
合
1,000
―
株
式
会
社
新
生
銀
行
10,000
―
株
式
会
社
長
野
銀
行
5,000
10,000
―
5,000
株 式 会 社 八 千 代 銀 行
株
式
会
社
福
邦
銀
行
―
3,000
株
式
会
社
高
知
銀
行
3,000
5,000
株 式 会 社 七 十 七 銀 行
2,000
2,000
株 式 会 社 み ず ほ 銀 行
40,000
30,000
102,184
108,921
計
(2)信用取引借入金
借入先の氏名又は名称
(単位:百万円)
第 17 期
第 18 期
平成 27 年 3 月 31 日現在 平成 28 年 3 月 31 日現在
日本証券金融株式会社
4,460
6,149
計
4,460
6,149
(3)長期借入金
該当事項はありません。
27
3.保有する有価証券(トレーディング商品に属するものとして経理された有価証券を除く。
)の取得
価額、時価及び評価損益
(単位:百万円)
第 17 期
第 18 期
平成 27 年 3 月 31 日現在
平成 28 年 3 月 31 日現在
取得価額
時
価
評価損益
取得価額
366
1,228
861
5
5
45
時
価
評価損益
7
7
0
0
4
4
0
46
1
45
46
1
205
223
17
77
86
9
622
1,504
881
134
145
10
1.流動資産
(1) 株券
(2) 債券
(3)
その他
2.固定資産
(1) 株券
(2) 債券
(3) その他
合
計
(注) トレーディング商品に属するものとして経理された有価証券を除く。
4.デリバティブ取引(トレーディング商品に属するものとして経理された取引を除く。)の契約価額、
時価及び評価損益
(1) 先物取引・オプション取引の状況
①
株式
該当事項はありません。
②
債券
該当事項はありません。
(2) 有価証券店頭デリバティブ取引の状況
該当事項はありません。
5.財務諸表に関する会計監査人等による監査の有無
当社の平成 27 年 4 月 1 日から平成 28 年 3 月 31 日までの第 18 期事業年度の財務諸表について、
会社法第 436 条第 2 項第 1 号の規定に基づき、新日本有限責任監査法人による監査を受けており、
監査報告書を受領しております。
28
Ⅳ.管理の状況
1.内部管理の状況の概要 (平成 28 年 3 月 31 日現在)
当社は、事業活動の内容が法令諸規則に則ったものとなるよう、以下のとおり内部管理体制を整
備し、継続的強化に努めております。
(1)コンプライアンス委員会
当社は、法令等遵守態勢に関する経営陣への報告及び経営陣を含めた協議を行う体制を整備し、
当社の業務運営の健全性及び適正性の確保及び充実を図ることを目的として、コンプライアンス
委員会を設置しております。
コンプライアンス委員会は、すべての執行役員を含む委員により構成し、原則として毎月開催
し、その結果を取締役会に報告しております。
(2)リーガルコンプライアンス部
当社は、法令諸規則の遵守を確保するためリーガルコンプライアンス部を設置しております。
リーガルコンプライアンス部は、日常の業務活動について社内各部の確認依頼を受けてその内容
が法令諸規則に則ったものであるか確認するとともに社内各部を指導・監督し、役職員向けの教
育・研修を定期的に実施しております。
(3)相談・苦情受付窓口
当社及び当社の金融商品仲介業者に関するお客様からのご意見、ご相談及び苦情につきまして
は、カスタマーリレーション部及びリーガルコンプライアンス部においてお伺いしております。
【お問い合わせ窓口】 電話番号 0120-41-1004
(携帯・PHS・050で始まるIP電話からは、0570-07-1004/
03-6739-3333/有料)
受付時間:午前8時~午後6時(土日祝日・年末年始を除く)
(4)内部監査部
当社は、業務活動が実際に法令諸規則を遵守して行われているかその他内部統制が有効に機能し
ているかを検証するため内部監査部を設置しております。内部監査部は、代表取締役社長直属の組
織として独立して内部監査を実施し、その結果を代表取締役社長及び常勤監査役等に提出するとと
もに取締役会に報告しております。
29
2.分別管理等の状況
(1) 顧客分別金信託の状況
項
(単位:百万円)
目
平成 27 年 3 月 31 日現在の金額
平成 28 年 3 月 31 日現在の金額
直近差替計算基準日の
顧客分別金必要額
381,411
350,068
期末日現在の顧客分別金信託額
385,921
355,117
期末日現在の顧客分別金必要額
371,597
341,158
(2)有価証券の分別管理の状況
① 保護預り等有価証券
有価証券の種類
第 17 期
第 18 期
平成 27 月 3 月 31 日現在
平成 28 月 3 月 31 日現在
国内証券
外国証券
国内証券
外国証券
株券
数量
1,842,559 千円
462,749 千円
2,063,018 千株
568,809 千株
債券
額面金額
13,591 百万円
41,515 百万円
15,285 百万円
44,868 百万円
口数 1,037,610 百万口
63,286 百万口
1,136,055 百万口
55,604 百万口
-
580 百万円
-
204 百万円
受益証券
その他
額面金額
② 受入保証金代用有価証券
有価証券の種類
第 17 期
第 18 期
平成 27 年 3 月 31 日現在
平成 28 年 3 月 31 日現在
数
株券
株数
債券
額面金額
受益証券
口数
その他
額面金額
30
量
数
量
738,210 千円
745,183 千株
-
-
14 百万口
24 百万口
-
-
③
管理の状況
お客様よりお預りしている有価証券は、約款に基づく以下の保管形態で分別保管しております。
保管区分
保管場所
有価証券種類
株
証券保管振替機構
混蔵
保管
保護預り
保管及び照合方法
定期照合
券
各保管場所(第三者保管機
上場受益証券
関)において、混蔵して保管
債券
しております。また定期的
非上場受益証券
に、顧客毎の持分を記載した
国内保管機関
外国証券
海外保管機関
外国証券
日次
管理簿と当該第三者保管機
関における残高とを照合し
月次
ております。
有価証券
銘柄毎顧客毎に区分し、弊社
金庫で個別に保管しており
単純
保管
弊社金庫
株
券 ※1
ます。また定期的に、顧客毎
の持分を記載した管理簿と
月次
金庫の証券を照合しており
ます。
有価証券の種別に応じ、保護預り有価証
代用有価証券
券と同様に保管・照合しております。
※1. 顧客に連絡がつかず返却ができない上場廃止株券
(3) 金融商品取引法第 43 条の3の規定に基づく区分管理の状況
① 法第 43 条の3第1項の規定に基づく区分管理の状況
該当事項はありません。
② 法第 43 条の3第2項の規定に基づく区分管理の状況
管理の方法
金
銭
信
託
(単位:百万円、千株 等)
平成 27 年 3 月 31 日
平成 28 年 3 月 31 日
現在の金額
現在の金額
62,400
31
78,000
内
訳
三井住友銀行 48,000
楽天信託
30,000
Ⅴ.特別金融商品取引業者及びその子法人等の概況に関する事項
1.商号
楽天証券株式会社
2.登録年月日 平成 19 年 9 月 30 日
(登録番号)
(関東財務局長(金商)第 195 号)
3.特別金融商品取引業者の届出日 平成 27 年 8 月 12 日
4.主要な事業の内容及び組織の構成
当社グループは、楽天株式会社を親会社とし、当社及び子会社等で構成されています。主要な
事業の内容は、インターネットを通じた金融商品取引業に係るサービス等(有価証券の売買及び
その委託の媒介等、有価証券の募集及び売出しの取扱い、投資助言・代理業、投資運用業、商品
先物取引業等)を営んでおり、お客様に対して資産運用にかかる幅広いサービスを提供しており
ます。
なお、当社グループの事業の系統図は次のとおりです。
(親会社)
楽天株式会社
(当社)
楽天証券株式会社
(連結子会社)
FXCM Asia Limited
(現:Rakuten Securities Hong Kong Limited)
32
5.子法人等の商号又は名称、本店又は主たる事務所の所在地、資本金の額、事業の内容等
(平成 28 年 3 月 31 日現在)
資本金
商号又は名称
本店所在地
又は
特別金融商品
事業内容
出資金
(連結子会社)
中華人民共和国
百万 HK.$
FXCM Asia Limited
香港特別行政区
56.16
( ※ 現 : Rakuten
Securities Hong Kong
Limited)
33
取引業者の議
決権保有割合
金 融 商 品 100.0%
取引業
特別金融商品
取引業者及び
子法人等の議
決権保有割合
100.0%
Ⅵ.特別金融商品取引業者及びその子法人等の業務の状況に関する事項
1.当期の業務の概要
当連結会計年度の経済概況等については、Ⅱ.業務の状況に関する事項1.当期の業務の概要
をご覧ください。
当社及び当社子法人等の当連結会計年度の営業収益は 55,006 百万円、純営業収益は 52,645 百
万円、経常利益は 24,603 百万円、当期純利益は 15,299 百万円となりました。
2.業務の状況を示す指標
(単位:百万円)
平成 26 年 3 月期
平成 27 年 3 月期
平成 28 年 3 月期
営業収益
-
-
55,006
純営業収益
-
-
52,645
経常利益
-
-
24,603
当期純利益
-
-
15,299
包括利益
-
-
14,253
純資産額
-
-
80,423
総資産額
-
-
872,814
連結自己資本規制比率
-
-
472.9%
34
Ⅶ.特別金融商品取引業者及びその子法人等の財産の状況に関する事項
1.経理の状況
(1)連結貸借対照表
(単位:百万円)
科
当連結会計年度
(平成28年3月31日)
目
(資産の部)
848,412
流動資産
69,173
現金・預金
445,926
預託金
1,000
金銭の信託
22,945
トレーディング商品
1,301
商品有価証券等
21,643
デリバティブ取引
営業投資有価証券等
12
約定見返勘定
71
信用取引資産
270,469
259,419
信用取引貸付金
11,050
信用取引借証券担保金
512
立替金
2,469
募集等払込金
917
保管有価証券
25,804
短期差入保証金
2,906
支払差金勘定
短期貸付金
110
前払金
371
前払費用
243
未収入金
822
11
未収法人税等
4,610
未収収益
528
繰延税金資産
△ 495
貸倒引当金
24,401
固定資産
1,556
有形固定資産
499
建物
器具・備品
1,036
建設仮勘定
20
21,785
無形固定資産
7,669
のれん
顧客関連資産
1,728
ソフトウエア
11,827
559
ソフトウエア仮勘定
投資その他の資産
1,060
投資有価証券
132
長期貸付金
221
長期差入保証金
800
17
長期前払費用
1,153
その他
△ 1,265
貸倒引当金
872,814
資産合計
35
(単位:百万円)
科
当連結会計年度
(平成28年3月31日)
目
(負債の部)
787,381
流動負債
6,952
トレーディング商品
6,952
デリバティブ取引
50,482
信用取引負債
6,149
信用取引借入金
44,332
信用取引貸証券受入金
130,932
有価証券担保借入金
130,932
有価証券貸借取引受入金
預り金
282,872
受入保証金
198,558
13
有価証券等受入未了勘定
108,921
短期借入金
101
前受金
1
前受収益
206
未払金
未払費用
2,458
未払法人税等
5,397
419
賞与引当金
販売促進引当金
36
その他の流動負債
27
536
固定負債
資産除去債務
175
繰延税金負債
269
90
その他の固定負債
4,473
特別法上の準備金
4,445
金融商品取引責任準備金
28
商品取引責任準備金
792,391
負債合計
(純資産の部)
株主資本
資本金
7,495
資本剰余金
4,511
利益剰余金
68,824
株主資本合計
80,831
その他の包括利益累計額
7
その他有価証券評価差額金
△ 414
為替換算調整勘定
△ 407
その他の包括利益累計額合計
80,423
純資産合計
872,814
負債・純資産合計
36
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
① 連結損益計算書
(単位:百万円)
当連結会計年度
科
目
自 平成27年 4月 1日
至 平成28年 3月31日
55,006
営業収益
25,350
受入手数料
19,031
委託手数料
引受け・売出し・特定投資家向け
売付け勧誘等の手数料
0
募集・売出し・特定投資家向け
売付け勧誘等の取扱手数料
1,944
その他の受入手数料
4,374
トレーディング損益
9,973
営業投資有価証券等損益
2,988
16,156
金融収益
536
その他の営業収益
2,361
金融費用
純営業収益
52,645
販売費・一般管理費
28,039
11,428
取引関係費
人件費
3,966
不動産関係費
1,767
事務費
4,850
減価償却費
4,314
租税公課
559
のれん償却額
499
貸倒引当金繰入
519
その他
132
24,606
営業利益
営業外収益
102
営業外費用
104
経常利益
24,603
特別利益
7
特別損失
973
23,637
税金等調整前当期純利益
8,427
法人税、住民税及び事業税
△ 89
法人税等調整額
8,338
法人税等合計
当期純利益
15,299
親会社株主に帰属する当期純利益
15,299
37
② 連結包括利益計算書
(単位:百万円)
当連結会計年度
科
目
自 平成27年4月 1日
至 平成28年3月31日
15,299
当期純利益
その他の包括利益
△ 630
その他有価証券評価差額金
△ 414
為替換算調整勘定
△ 1,045
その他の包括利益合計
14,253
包括利益
(内訳)
14,253
-
親会社株主に係る包括利益
非支配株主に係る包括利益
(3)連結株主資本等変動計算書
当連結会計年度 (自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金
当期首残高
資本剰余金合計
7,495
株主資本
合計
利益剰余金
4,511
53,524
65,531
15,299
15,299
当期変動額
当期純利益
株主資本以外の項目の当期変動額
(純額)
当期変動額合計
当期末残高
-
-
15,299
15,299
7,495
4,511
68,824
80,831
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価
差額金
当期首残高
638
為替換算調整勘定
-
その他の包括利益
累計額合計
純資産
合計
638
66,169
-
15,299
当期変動額
当期純利益
株主資本以外の項目の当期変動額
(純額)
当期変動額合計
当期末残高
△ 630
△ 414
△ 1,045
△ 1,045
△ 630
△ 414
△ 1,045
14,253
7
△ 414
△ 407
80,423
38
(4)連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項
①連結の範囲に関する事項
連結子会社の数 1社
Rakuten Securities Hong Kong Limited (旧 FXCM Asia Limited)
②持分法の適用に関する事項
該当事項はありません。
③有価証券及びデリバティブ取引等の評価基準及び評価方法
Ⅰ.トレーディング商品に属する有価証券(売買目的有価証券)等の評価基準及び評価方法
トレーディング商品に属する有価証券及びデリバティブ取引等については、時価法を採用
しております。
Ⅱ.トレーディング商品に属さない有価証券等の評価基準及び評価方法
ⅰ.その他有価証券で時価のあるもの…決算日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全
部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)を採用しております。
ⅱ.その他有価証券で時価のないもの…移動平均法による原価法を採用しております。
なお、投資事業有限責任組合及びそれに類する組合への出資(金融商品取引法第 2 条第 2
項により有価証券とみなされるもの)については、組合契約に規定される決算報告日に
応じて入手可能な直近の計算書を基礎とし、持分相当額を純額で取り込む方法によって
おります。
④固定資産の減価償却の方法
Ⅰ.有形固定資産
定額法を採用しております。なお、主な耐用年数は次のとおりであります。
建物
8 年 ~ 18 年
器具・備品
2 年 ~ 15 年
Ⅱ.無形固定資産
定額法を採用しております。なお、ソフトウェア(自社利用分)については、社内におけ
る利用可能期間(5 年間)に基づく定額法を採用しております。
⑤引当金の計上基準
Ⅰ.貸倒引当金
債権の貸倒による損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により計上しており
ます。
また、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額
を計上しております。
Ⅱ.賞与引当金
従業員に対する賞与の支払に備えるため、支給見込額に基づき計上しております。
Ⅲ.販売促進引当金
39
顧客サービスの一環として株式委託手数料等をポイントで還元しており、その支出に備え
るため、当会計年度末の付与ポイント数に過去の消費実績を勘案し、消費見込額を計上し
ております。
Ⅳ.金融商品取引責任準備金
証券事故による損失に備えるため、金融商品取引法第 46 条の 5 及び「金融商品取引業等に
関する内閣府令」第 175 条に定めるところにより算出した額を計上しております。
Ⅴ.商品取引責任準備金
商品先物取引事故による損失に備えるため、商品取引所法第 221 条の規定に基づき、同法
施行規則に定めるところにより算出した額を計上しております。
Ⅵ.のれんの償却方法および償却期間
のれんの償却については、20 年以内のその効果が及ぶと見積もられる期間で均等償却する
こととしております。
Ⅶ.消費税等の会計処理
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっています。
(5)会計方針の変更
該当事項はありません。
(6)連結財務諸表に関する注記事項
(継続続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(追加情報)
「企業結合に関する会計基準」
(企業会計基準第 21 号 平成 25 年 9 月 13 日。以下「企業結合
会計基準」という。
)及び「事業分離等に関する会計基準」(企業会計基準第 7 号 平成 25 年 9
月 13 日。以下「事業分離等会計基準」という。)等を、当第 2 四半期連結会計期間から適用し、
取得関連費用を発生した連結会計年度の費用として計上する方法を適用しております。
企業結合会計基準等の適用については、企業結合会計基準第 58-2 項(4)及び事業分離等会計
基準第 57-4 項(4)に定める経過的な取扱いに従っており、当連結会計年度の期首時点から将
来にわたって適用しております。
なお、営業利益、経常利益及び税金等調整前当期純利益に与える影響は軽微であります。
(連結貸借対照表関係)
①保管有価証券
商品先物取引業における保管有価証券(委託者等の計算による取引にかかる取引証拠金とし
て商品取引清算機関へ預託した有価証券)を計上しております。
40
②有形固定資産の減価償却累計額
(当連結会計年度)
2,458 百万円
③受入保証金
商品先物取引業における委託者等から取引証拠金等の代用として受け入れた有価証券を含め
ております。
(当連結会計年度)
917 百万円
(連結損益計算書関係)
特別損益の内訳
(当連結会計年度)
特別利益 商品取引責任準備金戻入
7 百万円
その他
0 百万円
特別損失 金融商品取引責任準備金繰入
611 百万円
本社移転費用
329 百万円
固定資産除却損
7 百万円
その他
24 百万円
41
(連結包括利益計算書関係)
当連結会計年度(自 平成 27 年 4 月 1 日 至 平成 28 年 3 月 31 日)
※1 その他の包括利益に係る組替調整額及び税効果額
その他有価証券評価差額金:
当期発生額
2,114 百万円
組替調整額
△ 2,985 百万円
税効果調整前
△
税効果額
870 百万円
239 百万円
その他有価証券評価差額金
△
630 百万円
繰延ヘッジ損益:
当期発生額
94 百万円
組替調整額
△
94 百万円
税効果調整前
- 百万円
税効果額
- 百万円
繰延ヘッジ損益
- 百万円
為替換算調整勘定:
当期発生額
△
414 百万円
組替調整額
- 百万円
税効果調整前
- 百万円
税効果額
- 百万円
為替換算調整勘定
△
その他包括利益合計
414 百万円
△ 1,045 百万円
(連結株主資本等変動計算書関係)
当連結会計年度(自 平成 27 年 4 月 1 日 至 平成 28 年 3 月 31 日)
①発行済株式の種類及び総数に関する事項
当連結会計年度
当連結会計年度
当連結会計年度
当連結会計年度末
期首株式数(株)
増加株式数(株)
減少株式数(株)
株式数(株)
70,799
70,799
-
-
-
-
発行済株式数
普 通 株 式
合
計
②新株予約権に関する事項
該当事項はありません。
42
70,799
70,799
③配当に関する事項
Ⅰ.当連結会計年度中に行った剰余金の配当に関する事項
該当事項はありません。
Ⅱ.基準日が当連結会計年度に属する剰余金の配当のうち、効力発生日が翌連結会計年度とな
る剰余金の配当に関する事項
平成 28 年 6 月 28 日開催の定時株主総会の議案として、普通株式の配当に関する事項を次
のとおり提案しております。
ⅰ.配当金の総額
5,000 百万円
ⅱ.1 株当たりの配当額
70,622 円 46 銭
ⅲ.基準日
平成 28 年 3 月 31 日
ⅳ.効力発生日
平成 28 年 6 月 28 日
なお、配当原資については、利益剰余金とすることを予定しております。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
当社はオンラインによるインターネット金融の単一セグメントであるため、記載を省略して
おります。
(1 株あたり情報)
当連結会計年度
項目
(自 平成 27 年 4 月 1 日
至 平成 28 年 3 月 31 日)
1 株当たり純資産額
1,135,946.13 円
1 株当たり当期純利益金額
216,098.72 円
(注) 1 潜在株式調整後 1 株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記
載しておりません。
2 算定上の基礎
1株当たり当期純利益金額
当連結会計年度
項目
(自 平成 27 年 4 月 1 日
至 平成 28 年 3 月 31 日)
当期純利益(百万円)
15,299
普通株主に帰属しない金額(百万円)
-
普通株式に係る当期純利益(百万円)
15,299
期中平均株式数(株)
70,799
43
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
44
2.借入金の主要な借入先及び借入金額
(1)短期借入金・1 年以内返済予定長期借入金
(単位:百万円)
第 18 期
第 17 期
借入先の氏名又は名称
平成 27 年 3 月 31 日現在 平成 28 年 3 月 31 日現在
日 本 証 券 金 融 株 式 会 社
―
921
株 式 会 社 ジ ャ パ ン ネ ッ ト 銀 行
―
5,000
住信 SBI ネット銀行株式会社
―
―
オ リ ッ ク ス 銀 行 株 式 会 社
―
5,000
お
庫
―
8,000
資産管理サービス信託銀行株式会社
―
30,000
株 式 会 社 セ ブ ン 銀 行
―
5,000
庫
―
―
西
か
や
京
ま
信
信
用
用
金
金
東
京
証
券
信
用
組
合
―
―
株
式
会
社
新
生
銀
行
―
―
株
式
会
社
長
野
銀
行
―
10,000
―
5,000
株 式 会 社 八 千 代 銀 行
株
式
会
社
福
邦
銀
行
―
3,000
株
式
会
社
高
知
銀
行
―
5,000
株 式 会 社 七 十 七 銀 行
―
2,000
株 式 会 社 み ず ほ 銀 行
―
30,000
―
108,921
計
(2)信用取引借入金
借入先の氏名又は名称
(単位:百万円)
第 17 期
第 18 期
平成 27 年 3 月 31 日現在 平成 28 年 3 月 31 日現在
日本証券金融株式会社
-
6,149
計
-
6,149
(3)長期借入金
該当事項はありません。
45
3.保有する有価証券(トレーディング商品に属するものとして経理された有価証券を除く。)の取
得価額、時価及び評価損益
(単位:百万円)
第 17 期
第 18 期
平成 27 年 3 月 31 日現在
平成 28 年 3 月 31 日現在
取得価額
時
価
評価損益
取得価額
時
価
評価損益
7
7
0
1.流動資産
(1) 株券
-
-
-
(2) 債券
-
-
-
(3)
-
-
-
4
4
0
(1) 株券
-
-
-
45
46
1
(2) 債券
-
-
-
(3) その他
-
-
-
77
86
9
-
-
-
134
145
10
その他
2.固定資産
合
計
4.デリバティブ取引(トレーディング商品に属するものとして経理された取引を除く。)の契約価
額、時価及び評価損益
(1) 先物取引・オプション取引の状況
① 株式
該当事項はありません。
② 債券
該当事項はありません。
(2) 有価証券店頭デリバティブ取引の状況
該当事項はありません。
5.連結財務諸表に関する会計監査人等による監査の有無
当社の平成 27 年 4 月 1 日から平成 28 年 3 月 31 日までの第 18 期連結会計年度の連
結財務諸表について、会社法第 444 条第 4 項の規定に該当しないため、会計監査人等
による監査を受けておりません。
46
6.経営の健全性の状況
(単位:%、百万円)
第 17 期
平成 27 年 3 月期
第 18 期
平成 28 年 3 月期
-
472.9%
固定化されていない自己資本
(A)
-
57,093
リスク相当額(B)
-
12,071
市場リスク相当額
-
264
取引先リスク相当額
-
6,635
基礎的リスク相当額
-
5,170
自己資本規制比率 (A/B×
100)
以
47
上
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