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憲法と原子力 - ASAHIネット

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憲法と原子力 - ASAHIネット
自由人のエネルギー勉強会:2015/5/6 学士会館302号室
鎌倉プロバスクラブ:2015/6/12 鎌倉プリンスホテル・バンケットホール
ECHOR会:2015/7/21 港南台、地域ケアプラザ
憲法と原子力
青木一三
憲法とは
•
憲法は欧米が近代化する課程でリバイヤサン(怪物)たる統治権力を馴致(じゅんち)するための義務
規定。または「国民が公権力を縛るルール」と言われる
•
その端緒は1215年にテームズ河畔のラニーミード(Runnymede) の原で重税に怒った貴族たちに突き
付けられたマグナ・カルタにジョン王が署名した時といわれる
日本における憲法の展開
•
明治維新後制定された明治憲法は天皇主権を明記し、時の権力者が天皇を担いで、好き勝手できる
ようにデザインされていた
•
この欠陥憲法を作ったのは長州藩の下級武士だ。この下級武士達は、クーデターで政権を取ったの
ち、水戸黄門の大日本史に洗脳された吉田松陰を先生とあがめ神格化した。松陰の書いた「幽囚禄」
には急いで軍備を整えてカムチャッカから満州、朝鮮半島、台湾、ルソンまで支配下に収めるべしとい
う膨張主義、侵略主義者であったことが分かる。山形有朋がそれを実行したわけ(松陰を取り上げたN
HKの意図は如何)
•
太平洋戦争はこの憲法がもたらした必然の結果と言ってもよい
•
日本の敗戦にともない、明治憲法が戦争の原因となったとし、米国から新憲法が与えられた
•
昭和憲法は国民主権と市民の自由と権利を守るという欧米の憲法の思想を受け継ぐものであった
•
しかし日本の暴走に懲りた米国は日本の交戦権を放棄させる条項を書き加え、日本軍を武装解除し
た。そして安全保障条約を締結し、米国が守ることにした
•
この日米の仕組みが70年間にわたる戦後体制である
最高裁の「統治行為論」という詭弁
•
最高裁田中耕太郎長官が米軍と協議しつつ担当した砂川事件最高裁判決で「日本国とアメリカ合衆
国との間の安全保障条約」の合憲性判断について、統治行為論と自由裁量論を組み合わせた変則的
な理論を展開して、司法審査の対象外として以降、日米同盟の憲法適合性が問われる問題では以
後、日米安保条約が日本国憲法の上位にあることになったと矢部宏治氏は「日本はなぜ、「基地」と
「原発」をやめられないのか」(集英社)で指摘
•
統治行為論(とうちこういろん)とは、 国家統治の基本に関する高度な政治性 を有する国家の行為につ
いては、法律上の争訟として裁判所による法律判断が可能であっても、政治性ゆえに司法審査の対
象から除外すべきとする理論のことをいう
•
統治行為論は、フランスの判例が採用した acte de gouvernement の理論に由来するものであり、フラ
ンスでは行政機関の行為に関して問題とされた。これに対し、アメリカの判例が採用する political
question の理論は、立法機関の行為に対しても適用される。日本では「統治行為」という名称にフラン
スの影響が見られる
•
かくして行政の頂点には日米合同委員会があることになった。沖縄住民の頭越しに軍事基地が沖縄
に座り続けるゆえんだ。
•
日本はいわば司法と行政の官僚(国家の使用人)の結託により乗っ取られた形になる。政治家は政策
と立法をすべて官僚任せにしているから、この構造は国民がたちあがるまで変わらない。原発も沖縄
もなくならない。日本の官僚たちはこの判決に安住してなにもしない。フランスのビシー政権のような現
象だ。日本の官僚の一部は国賊といっていい
•
政治家は米国の庇護が必要だといまだに思い込んでいる国民の思いを背景に憲法9条を改訂せずに
戦争できる国にしようと集団的自衛権で解釈改憲をしようと「統治行為論」を全面に押し出した
国家主権の回復
•
矢部宏治氏は日本がこの屈辱的状態から脱するためには憲法を改正して、「外国の軍事基地、軍隊、施設
は、国内のいかなる場所においても許可されない」と言う条項を入れて国家主権を回復すればよいとしている
•
実はフィリピンがそうした。そしてスプラトリーに中国が不沈空母を建設しているのを座してみるはめになっ
た。フィリピンに軍事力はないに等しい。米国も手も出せていない
•
万一横須賀軍港の米第7艦隊の原子力空母が港内で炉心溶融を起こすと(20%濃縮の金属ウラン燃料棒)ト
マ・ピケティの法則にしたがって子孫に財産を残そうという地元住民の悲願は水泡に帰すのだ。米国が日本
から出てゆけば横須賀軍港から原子力空母が居なくなり、横須賀や鎌倉の住民は不動産価値がゼロになる
可能性におびえることもなく助かる
•
核兵器を弾頭とするSLBMを搭載している第7艦隊の原潜群の司令部は横須賀にあるが、原潜そのものは核
兵器持ち込み禁止協定に従いグアムを基地としている
•
とはいえ国家主権を回復するとは日本の市民にとって相当な覚悟が必要ということ。もし中国に侵略された
ら、神風を期待して最後の一兵になるまで徹底抗戦する気迫が今の平和ボケした日本人にはない
•
日本では侵略をうけ、自衛隊が逃げても(旧軍も市民を捨てて逃げた)多分、従順な市民は抵抗しないだろ
う。そして中国進駐軍が政府の要職にあった政治家と官僚たちを追い出してもすんなりと順応するだろうとう
ということが論理的帰結となる
•
バーバラ・W・タックマンが「八月の砲声」で活写したように第一次世界大戦でベルギー王レオポルド3世が中
立性を維持するという選択を行いラジオ放送でフランスに進軍するドイツ軍に抵抗せず通してやれと言ったの
にもかかわらずベルギー市民が大勢抵抗した
•
温故知新、鎌倉幕府はどう対応したか?1274年第一次元寇の翌年杜世忠以下5名の国書を携えた元使が派
遣されるが、第8代執権北条時宗は1275年9月7日斬首。その首を葬った五輪塔が腰越の常立寺にある。当
時の日本人にはガッツがあった。最近モンゴル出身の横綱たちが雁首そろえて敬意を表しにきた
国際環境の変化と国内事情
•
戦後70年はソ連の崩壊で世界の警察官になった米国の国力が衰える過程であった
•
国連(United Nations)は前の大戦の主要戦勝国が拒否権を持つ、戦勝国連合のままで、平和維持で
はほとんど機能していない
•
生物に外敵の侵入にそなえて免疫機能があるように警察機能が備わっていない国際関係では抑止力
としての自衛軍が必用である事はトマス・ホッブスを待つまでもなく真実
•
ローマの諺に「汝、平和を欲するなら、戦いに備えよ」
•
隣国中国は経済発展し、軍事予算が膨大に膨れ上がり、国際海域の南沙諸島を埋め立て不沈空母化
•
日本一国では巨大になる中国に対抗できる抑止力を持つことは経済的負担が大きい
•
自衛軍を抑止力とし、平和を維持するためには憲法9条を改訂して米国からの真の独立するのが正し
い
•
ただ過去に免疫機構たる権力の暴走(膠原病のような自己免疫疾患)の経験を持つ市民はフリーハン
ドを権力側に与えることはできないと感じている。特に人権などを国防を理由に骨抜きにして統治者が
楽しようという衝動を持つ権力機構が存在するかぎり、市民はしっかり紐を引き締めていて簡単には改
憲できない。宣戦布告なしに侵入されて支払う犠牲の方が、自国の権力の暴走より被害は少ないもの
だと市民は感じているのだ
集団的自衛権と原発再稼働
•
憲法9条改訂が正道だが、憲法9条の改訂は市民感情から見て不可能に近いと判断した現自民党政
権は憲法解釈で集団的自衛権行使ができるように姑息な法改訂をしようとしている。しかし長谷部恭
男、小林節、笹田栄司らの憲法学者は国会で憲法の制約を逸脱していると証言
•
三権分立の原則にたつ最高裁は違憲判決を出すだろうか?はたまた「統治行為論」という古証文を取
り出すのだろうか?
•
沖縄の海兵隊中心の米軍基地をグアムに移転させようとしたり、原発を止めようとした日本の首相は
国民の支持を得られず、尖閣・スプラトリー環礁での動きで不安を感じた日本国民は自民政権を選ん
だ。これを好機と見た、安倍政権は祖父以来の念願である強い日本に必要な 軍 の整備強化を進め
るための解釈改憲を強行しようとしている
•
かっての帝国陸海軍のように米海兵隊がその政治力をつかって予算分捕り合戦にうつつを抜かして
いるという米側の事情もあるだろう
•
政府が民意を踏みにじる型で原発再稼働に拘るのも米国の核の傘、即ち核抑止力は多分無効になっ
ているから単独核武装するためにプルトニウムを生む原子炉が必要と短絡的に考えたのか?はたま
たプルトニウムを管理して核拡散の防波堤になれという米国の要求のためなのか?東芝が大金を投
じて米国のウェスティングを買収したが、競争激化で赤字になりその権益の一部を売却するという。米
国の権益を守れという圧力があるわけでもあるまい?または東芝、日立、MHI、アレバが弱体化したか
ら国家が助けてやろうというためなのか?
•
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•
ナチは民主主義の手続きで政権をとったということ を忘れてはいけない。大統領令と全権委任法に
よって憲法を事実上停止し対立政党の禁止や突撃隊粛清などにより政治的敵対勢力を全て 殺してあ
れだけのことをしでかしたのだ
麻生太郎副総理は、ナチス政権について、「ワイマール憲法もいつの間にかナチス憲法に変わってい
た。あの手口を学んだらどうか」と発言したと聞く
安倍首相も憲法解釈でナチのように好き勝手したいと考えているようにみえる
憲法学者の石川健治教授はこれまでの政府見解を180度ひっくり返して集団的自衛権を行使できると
したのは「法秩序の連続性の破壊であり、法学的にはクーデターだった」と中央公聴会で
集団的自衛権をめぐる日米の思惑
•
米国は「日本を守るために米本土を危険にさらす」ことをためらい始め、日本に対する米国の「核の
傘」が揺らぎかねない。中国軍は日米を離間(ディカップリング)し、米国の介入を気にせずに日本を軍
事的に脅したり、領土を侵食したりできるようになる
•
専守防衛に徹してきた海上自衛隊は世界有数の「潜水艦ハンター」だ。海上から潜水艦などを探知す
る監視航空機。オールジャパンの粋を集めたP1新型機は、世界の先頭を走る米ボーイングの「P8」と
の一騎打ち。過去の日米合同演習では、海自派遣部隊が米潜水艦を「撃沈」したり、海自の潜水艦が
米側の防衛線を突破して米西海岸に迫ったりと、米軍も一目置かざるをえないほどの実力を持つとさ
れる。近年、P3C哨戒機部隊はソマリア沖海賊対処作戦など遠隔地での活動もしっかりこなしている
•
自衛隊が南シナ海に展開する場合、日本からの距離の遠さがネックになる。このため、ソマリア沖海
賊対処でジブチに設けたのに続く2カ所目の「海外活動拠点」を南シナ海の沿岸諸国のどこかに設置
させてもらうことが必要になりそうだ。シンガポールやフィリピンなどが候補地となるが、日本や米国と
同様に中国の軍拡を懸念しているという事情から最有力はフィリピンなのだろう
•
日本政府が国民説得のための嘘の方便として使われるのがホルムズ海峡封鎖を持ち出す。しかし米
国の誤算でイラクをつぶした結果として育ったイスラミック・ステートの台頭の結果、米国はイランと撚
りをもどし、すでにホルムズ海峡封鎖は神話の世界にしか存在しないのだ
•
こうして集団的自衛権の真の目的は日本の核抑止力のためではなく、中国による南シナ海の聖域
化、ひいては米国をSLBMからの攻撃を未然に防ぐため、米軍と連携して南シナ海作戦に参加したい
と現政権が熱望しているように見える
P1新型機
•
哨戒機は艦艇の監視に加え「ソナーブイ」と呼ばれる音響探知機器を海中に投下。センサーが潜水艦
を探知する。ボーイングのP8は哨戒機で世界の先頭を飛ぶが、日本の防衛装備品の輸出緩和で思
わぬライバルが登場した。川崎重工と防衛省が開発した哨戒機P1だ。
•
近年、潜水艦の音波は微弱になる一方だが、P1のブイはわずかな周波数でもキャッチ。海中の雑音
のなかから音響信号を自動解析する
•
契約価格は1機約200億円。昨年、厚木航空基地(神奈川県綾瀬市)に初めて配備され、今後5年間で
防衛省は23機調達する。現行の「P3C」は米ロッキード・マーチンからライセンス供与を受けて川重が
生産してきたが、P1はオールジャパンで開発した。
核抑止力
•
古代ローマの諺に「汝、平和を欲するなら、戦いに備えよ」とある。またトマス・ホッブスをま
つまでもなく、人間の自然状態は闘争状態にあるのだ。力の拮抗は必須である。機能しな
い国連の下では国際関係は基本的にはパワーバランスがとれていないとそこにつけこむ
力が生成して平和は維持できない。
•
核抑止力とは、敵の先制攻撃によっても破壊されない報復用の核兵器を持つことにより、
敵の核攻撃を思いとどませる力である
•
核によって攻撃しようとする側は、核攻撃によって得られる利益が不利益を上回らなけれ
ば攻撃できない。したがって、自国が報復用の核を持つことによりその相手国の不利益の
割合を増大させれば、相手国の核攻撃の動機を抑止出来ることになる。そして核抑止力の
大きさは反撃可能な核の量に比例する。その核抑止力が敵対しあう2国間で最大、すなわ
ち国家の存続が不可能となった状態が、相互確証破壊(Mutual Assured Destruction,
MAD)である。
•
理論上、相互確証破壊が成立した2か国間で核戦争を含む戦争は発生しない。また歴史上
も米国とソ連の間に相互確証破壊が成立した冷戦後期以降、この2カ国間で戦争は発生し
ていない。 2014年現在、相互確証破壊が成立している国は世界で米国及びロシアだけで
ある
•
中国は核戦力の近代化により相互確証破壊の成立を目指しており、2020年代には相互確
証破壊が成立すると予測されている。
核兵器を運ぶ戦略爆撃機・ミサイル
•
すでに引退したB52などの戦略爆撃機がその任にあたっていたがB52はすでに引退。戦略とは敵国の主要部
(政治中枢、工業中枢、人口中枢、エネルギープラント等)及び敵国の戦略軍事拠点(戦略核ミサイル基地、軍
事飛行場、シュルター等)が標的
•
最少のエネルギーで地球の裏側の戦略目標を攻撃できる射程5,500km以上の大陸間弾道ミサイル
(intercontinental ballistic missile、ICBM)が開発されたが、サイロ式発射基地から発射される。発射地点が固
定のため、先制攻撃に弱い。ただロシアがウクライナ問題でEUに対抗するために新型ICBMの配備を言い出し
ている
•
中距離弾道ミサイル(intermediate-range ballistic missile、IRBM)は射程3,000-5,500km程度。移動式発射装置
から発射される
•
短距離弾道ミサイル short-range ballistic missile)射程が概ね1,000km以下。移動式発射装置から発射され
る。
•
IRBM, SRBMなどの戦術核ミサイルの全廃という中距離核戦力全廃条約(Intermediate- Range Nuclear Forces
Treaty:NF条約)が米ソで合意に達したため、1992年の冷戦終結後、アメリカ製のミサイルを導入していた西側
諸国では核弾頭を装備した短距離弾道ミサイルは射程500km以下のものも含めて姿を消している
•
しかし米ソのINF条約などの核軍縮に関わることのなかった国では射程500kmを超えるミサイルが依然として
対立する隣国に向けられて配備されている。
•
北朝鮮や中国は米ロのINF条約の締結により、自国の周囲に米国の弾道ミサイルの無い事実上の「核の緩衝
地域」を漁夫の利として何の犠牲もなく得た。他国から干渉されず粛々と核ミサイルを増強し爪を研いでいたの
である。現状では中国と周辺国(ロシアを除く)との間には非常に大きなミサイル・ギャップが厳然として存在し
ている。このことは中国政府がいくら隠そうとしても第三国のシンクタンクの分析からも明らかである。日本も当
然、ターゲットの一つである。日本は一応迎撃ミサイルを配備したがその効果は疑問視されている。
潜水艦発射攻撃兵器システム
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ICBM発射基地は固定されているため先制攻撃に弱い。戦術核ミサイルはINF条約により廃棄された。
したがって現在の技術では発射場所の特定が困難な「潜水艦発射弾道ミサイル(submarine launched
ballistic missile:SLBM)」という兵器システムが必須となる
米国はしかし核兵器搭載SLBMは核抑止力にはなるが、紛争抑止力にはならないとして通常弾頭を搭
載した原潜発射高精度巡航(クルーズ)ミサイルを常備、横須賀港に寄港させている(核弾頭搭載
SLBMはグアム母港)これはロシアも中国も持っていない。
中国は、SLBMという兵器システムをいまだ完全な形では保有できていない。同ミサイルを発射できる
という触れ込みで「夏」級という戦略原子力潜水艦を保有してはいたが、放射能漏れ事故等で実際に
はほとんど活躍しなかった。その点で中国は米国のような核抑止力を持てない状態が続いていた
中国は現在、その弱点を埋めるべく「晋」級という12基のSLBM搭載可能な新型原子力潜水艦を建造・
配備中。2020年までに3隻体制にし、常時1隻は南シナ海に実戦配備したいようだが、実際にはSLBM
は実装できていない。原子炉の製作、溶接に当たっては、ウクライナの企業から専門家の派遣を受け
ている
中国がSLBM部隊を持てば、それを防護する部隊も必要になる。中国が将来的に複数の空母を持と
うとしていることには、南シナ海洋上での防衛能力を高め、米軍の戦闘機や哨戒機を近づけないよう
にする意図もあるのだろうが、空母は有事には真っ先に攻撃されて沈められるリスクがある。これに対
し、南シナ海の島々の沿岸部を埋め立てて滑走路をつくれば、文字通りの「不沈空母」になる
中国が配備可能なSLBMの数は当面、核戦略上意味を持つほどの量には達しないし、射程も足りない
ので、ただちに米国の脅威になるわけではない。ただ、この先も中国の南シナ海での動きを放置すれ
ば事態は変わってくる
中国軍がこれら島々にロシア製の高性能防空ミサイルなどを配備するなど「接近拒否」戦術を重ねれ
ば、中国による「南シナ海聖域化」が進む。さらに、同海域から現有タイプよりも射程の長いSLBMを
多数、米本土に撃ち込めるようになるだろう。
米国の巡航ミサイル原子力潜水艦 SSGN
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改良型オハイオ級の外観図。 7発のクルーズみさいる搭載。
特殊部隊派遣用の小型潜水艇が付いている。
SSは"Submersible Ship"(潜水艦)、Gは"Guided missile"(誘導ミサイル)を、Nは"Nuclear powered
敵目標近くへのNavy SEALs (特殊部隊)の派遣及び支援
SLBM搭載可能な「晋」級原子力潜水艦
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船体長は137m、船幅11m、排水量は水中状態で8,000t。主機は加圧水型原子炉×2 蒸気タービン×2、1軸。
熱出力は150MW。動力部は093型攻撃原潜のものと同一であると見られている。乗員は140名
JL-2弾道ミサイルは現在開発中の潜水艦発射式弾道ミサイルで、2002年にゴルフ級潜水艦から発射試験が
行われた
JL-2の射程は7,200∼8,000kmの間。3∼4個の多弾頭(各90キロトン)または250∼1,000キロトン単弾頭が装
着可能。JL-2が実用段階に達した場合、094型戦略原潜の母港になると見られる海南島三亜からインド全域
やモスクワ、米軍基地の有るグァムなどを射程に収めることが可能となる。
北朝鮮のSLBMは偽物
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2015/5/9、労働新聞が掲載した発射実
験の様子 聯合・共同
ニュースサイトの「ワシントン・フリービー
コン」は11日、米情報機関が実験の兆候
を数日前からつかみ、軍事衛星や航空
機、観測船を使い、徹底的に現場の動き
を監視していたと伝えた
北朝鮮は潜水艦からではなく、潜水艦の
発射管に似たような模型を水中に沈め、
そこからミサイルを打ち上げたもようだと
暴露した
同サイトが引用しているのは「機密報告
を知る立場にある」という、匿名の米当局
者らのコメント。実験は本物のSLBM発
射ではなかったことになる
SLBM実験成功」という北朝鮮の発表を
打ち消さなければ、日韓などに動揺が広
がりかねない。こんな判断から、米政府
が機密情報のさわりだけを、意図的にメ
ディアにリークしているとみられる
韓国国防省報道官によると、北朝鮮の
SLBM開発はなお「初期段階」にすぎず、
ミサイル完成には4-5年かかる見通し
米国の核の傘は有効か?
•
米国政府は今後も核の傘の提供を維持することを再三明言しているが、それは同盟国や仮想敵国に
対する外交戦略としての政治的アピールである。実際に同盟国が核攻撃を受けた場合、米国が何千
万もの自国民が死亡する危険を覚悟して核による報復という軍事的選択を行うはずがない。それだけ
の核戦力を保有する国は旧ソビエト(現在のロシア)しか存在しない。
•
米国が同盟国に対して本当に核の傘を提供するかという議論は、米ソ冷戦時代から存在した。欧州に
おいても大論争があり、米国が「欧州が核攻撃されたら米国本土からソ連に対し報復核による攻撃を
行う」と説得したものの、欧州諸国は納得せず、米国によるより強い核のプレゼンス(核の傘)を求め、
欧州を脅かしていたソ連の中距離弾道ミサイル「SS20」と対等のミサイルを配備するよう求め、結局米
国は欧州諸国に中距離弾道ミサイル「パーシングII」を配備することになった
•
今後も中国の経済発展により、米中の貿易額は確実に増加していく。それに対して日本は人口減少に
より対米貿易額は減少すると考えられる。即ち米国経済にとって中国の価値が日本の価値を上回れ
ば、米国が中国の脅威から日本を守ろうとする動機が希薄になる
•
実際に中国が経済的、軍事的に超大国となった場合、米国は台湾や日本を守るため中国と戦争は出
来ないという指摘は米国の学者からもなされている
•
日本が核武装を必要とする最大の理由は、「たとえ日本が核攻撃を受けたとしても米国自身が核攻撃
に晒されるのなら米国は核報復はしない」と日本に核を向けている国が判断する可能性が非常に高い
ということである。日本自身がある程度以上の核戦力を保有することにより、「日本を核攻撃したら確
実に日本から核反撃される」と予想させる効果がある
日本の単独核武装の可能性
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日本が核武装することは憲法改正すれば理論的には可能
ただし非核三原則をはじめとするこれまでの政策の大幅転換が必要であり、日本が加盟している核拡
散防止条約(NPT)から脱退する必要がある
外交的には、これ以上核保有国を増やさないとする核拡散防止条約加盟約190カ国、および核武装し
た日本の核兵器射程圏内に入る国々の反発が予想される
大量破壊兵器不拡散を国家基本安全保障政策に掲げる米国にとって、NPT体制こそがパクス・アメリ
カーナの安定維持装置であり、それに反した政策をとる国(かつてのイラクのフセイン政権・イラン・北
朝鮮など)に対して制裁を行う急先鋒となっているため、米国から同意を得るのは非常に困難
中国、インド、中東諸国は原子力発電プラントを所有し、プルトニウムを確保して原爆所有の戦略を捨
てていないので彼らを刺激し口実を与える
米国の経済・金融制裁に対して日本は脆弱である。また、米中露による海洋封鎖・臨検や、核施設空
爆の危険を乗り越える方策が必要。
部分的核実験停止条約を批准している日本では核兵器を開発したとしても核実験を行うのは不可能
に近い。
ただ日本が核武装するとしても中国などに対し相互確証破壊に至るまでの核戦力を保有することは困
難である
日本同様狭い国土で一定の核抑止力を構築しているイギリスやフランス、またはイスラエル程度の核
戦力の保有は意味あることなのかどうか?
日米原子力協定により使用済み燃料から抽出したプルトニウムは核兵器には使えない。
もし強引に使ったとして原子力燃料となるウラン235を売ってもらえなくなる
核武装することはミサイルと潜水艦が一体となったシステムが必要となる
日本のような権威主義的国家が冷静に核兵器を管理できるのかはなはだ疑わしい。ドイツも権威主義
的国家で日本が核武装するなら我もとなりかねない
核なし核抑止力
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核なし核抑止力は通常弾頭搭載の巡航(クルーズ)・ミサイルを灯油と液 体酸素を燃料とするスターリ
ングサイクル(そうりゅう)または固体酸化物型(SOFC; Solid Oxide Fuel Cell)電池コンバインドサイクル
を採用する非大気依存推進システム(AIP)駆動潜水艦を常時潜航させ、万一核兵器攻撃を受けたら、
これで攻撃国の原発全てを破壊し、炉内にある4トンの核分裂生成物を撒き散らす。原発の使用済み
プールという事前配備型ダーティーボムを破壊して報復する用意をして抑止力とするというものだ
原爆実験に使われた2379発のうち、大気圏内は502回。原発1個のプルトニウム8kgとしても反応率が
低いから核分裂生成物1kgとして全世界で502kgの核分裂物質が大気圏にまき散らされたことになる
原発1基には100トンのウラニウムが装填され、内4%がU235だ。これの半分が核分裂生成物になって
溜まっているわけだから福島事故で全量まき散らされれば3 x 100,000 x 0.4% x 0.5 = 6000kgとなり、如
何に福島の事故が深刻かわる。実際にはこのうち2%が飛び散り、残り98%は格納容 器内底部に溶け
落ちて、散水に洗われている。大部分は循環浄化されているが、一部は地中経由で海にじわじわと漏
れ、海水に稀釈されて太平洋に拡散している
原爆は大勢の市民は殺せるが、汚染で国土を不毛の地ににするという意味では1kgの核分裂物質を
撒き散らすだけだからその差は歴然としている。この使用済み燃料を汚い原爆として使う戦略のため
には日本はまず脱原発し、使用済み核燃料は空爆に耐える地下に保管しておかねばならない
ドイツはユーロ圏の盟主として西ヨーロッパの市場と東欧の安い労働力を駆使して経済力をつけてい
る。そのドイツが早々に脱原発を決めた真意はここにある。原発さえもたなければ核抑止力をもてるの
だ
なぜアメリカが日本に脱原発させないかは実にこのことに米国が気が付いたからかもしれない。まず米
国が先に脱原発したい。これは米国の特定秘密だから絶対に口にしない
こうすれば米中露による核施設空爆の危険を乗り越えられ、日本独自の外交ができるようになる。この
戦略を採用すれば沢山の原発を抱える米国、ロシア、中国、韓国、台湾は日本を核攻撃できない
スリーマイル島事故のデブリ中間貯蔵
•
スリーマイル島事故のデブリは2000年にsteel storage canisterに
いれ、 Idaho National Engineering and Environmental (INTECH)に
ある120-ton concrete storage container に挿入して臨時保管中
•
右はGoogle Mapで見つけたもの
•
Idaho National Laboratory (INL) is an 890-square-mile (2,310
km2) complex located in the high desert of eastern Idaho,
between the town of Arco to the west and the cities of Idaho
Falls and Blackfoot to the east. It lies within Butte, Bingham,
Bonneville, and Jefferson counties. The lab currently employs
more than 8,000 people.
•
このような施設が潜水艦発射巡航ミサイルのターゲットになりうる
•
南ベトナムの研究用原子炉の20%濃縮金属ウラン燃料棒はハン
フォードの研究者が回収した
核なし核抑止力=通常兵器による抑止力=経済力
アメリカ
ドイツ
イギリス
フランス
ソ連/ロシア
イタリア
日本
主要7カ国合計
EU
EU/アメリカ
日本/アメリカ
1928年 2011年
44.8
17.5
11.6
5.7
9.3
3.2
7
2.7
4.6
1.9
3.2
2.8
2.4
9.1
82.9
42.9
21.8
11.2
48.7
64.0
5.4
52.0
主要国の工業
生産高
2012
•
•
•
•
•
•
•
通常弾頭搭載のSLBMを使う核なし核抑止力は制空権が必要
レーダーが発見できないステルス機能など第5世代機はまだコストパーフォーマンがよろしくない
したがって当面は第3+第4世代機による制空権が重要となる
2019年までに中国は第3+第4世代機を1,000機にするとしている
日本1国では対抗不可能。ロシアとの同盟も理論的にはあり得るが、民主主義国家は平和維持の傾
向が強いことから米国との同盟が自然であろう
それにしても中国のGDPが日米のGDP合計を追い越す時が何時来るか?
EUでは、ドイツの一人勝ちとなり、EU/アメリカの工業生産高比は64%。これに東欧を加えればあなどれ
ない。現在はドイツも日本も軍事国家ではないが、権威主義文化を持つ国家は豹変の可能性
原発の巨大事故はべき分布
•
•
•
•
•
•
•
•
ガラス製品をコンクリートに落とした時、大小のかけらに割れる。そのかけらの大きさを両対数目盛の横軸にとり、か
けらの数を縦軸にプロットすると直線となる。これは「べき分布」といわれる。地震の規模を発生確率も同じ。岩盤です
らストレスが溜まれば、いつかは破壊されて大地震を起こす。トマ・ピケティをまつまでもなく個人資産と人口の関係も
べき分布(パレート分布)になるし、戦争の頻度と死者の数も、原発もガラスや地震を起こす岩盤と同じことになる。
なぜそうなのか?それはそれを企画、設計、運転するのも人間、製作するのも人間、規制するのも人間、法律を作る
のも人間だからだ。人間のすることは頼りなくでたらめで、怠け者で身勝手だ。要するにガラスのように脆い。たとえば
東電内部で津波の危険を予測した人たちがいたが情報を上にあげて、対策をたてようという人はついに現れなかっ
た。事故後は規制委員会が津波対策や予備の発電機や消防車をおくことは要求したが 本質的な対策は何もしてな
い。だから再スタートすれば必ずどこかが事故を起こす。特に日本が危ない。社会がガラス化し、ストレスをますます
ため込んでいる。まさにガラスの原発
規制委員会は全電源喪失しないようにスイッチギアやバッテリーのある電気室は水密構造にせよといったきり。電力
会社は人が通るドアなどは水密に改造しているがケーブルが通過するコンクリートの穴はスカスカ。換気口もスカス
カ。実際に水をいれる試験などどこもしていない。どこかの部屋で海水配管が破断すればまた電気系が水浸しになり
全停電になる
消防車のポンプの吐出圧はせいぜい10気圧そこそこ。80気圧ある圧力容器内に注入することはできない。圧抜きは
既設の空気作動か電磁弁だより。圧抜きすれば圧力容器内部の水が気化で失われ、燃料棒が露出し、ジルコニウ
ムの酸化反応熱が崩壊熱に加わる。電磁弁を開けるために非常用発電機を持てと言うが、そこから電磁弁にゆく電
気回路の端子ボックスが水没したらやはりメルトダウン起こす。消防車と非常用発電機と端子ボックスが同時にいか
れないからいいではないかといっても津浪のようにたった一つの自然現象ですべてだめになる。防波堤は脇が空きっ
ぱなしのため大衆とメディアをだます手口にすぎない
政治や社会現象はすべて言葉で表現され、理解される。今、私がここで例として挙げたことはほんの1万分の一の可
能性だがこのような例は書き出したらきりがない。書く方も大変、読む方も大変。というわけで安全神話が発生する
組織や社会のトップは言葉で理解するだけ。実際に複雑なシステムを自分で運転していないので直観ではわからな
い。メルケルや管は理系で実験していたから原発の危険性は言葉なしでわかる。自動車を自ら運転する人は皆保険
に入る。保険で事故は防げないが破産は免れ得るからだ。このように直観でわかるかわからないかが理系と文系の
違い。理系で学んだ人もほとんどは組織に入ってから文系に変る。なぜか?卒業後文系的に言葉でしか理解しようと
しない組織で組織の階段をのぼるには文系的言葉の世界で秀でていなければならないから。この原理は世界共通。
日本はとくに極端な社会。というわけで世界平均より高頻度でまた事故はおこる
世界中の保険会社の付保の条件は2,000億円以上免責だ。だから今回の事故補償7兆円は当然東電が支払うわ
け。いまのところ政府融資で東電は補償金を支払い、長期間かけて電力料金収入で返済することになっている。もう
一度事故をおこせば、米国と同じプライスアンダーソン法もどきのものを作って国家補償する方向にゆくだろう
政府がすべて補償するといったって今回の福島事故の慰謝料は打ち切って7兆円程度に抑えるといっている。自主
避難には補償しないといっているから住民は泣き寝入りということになる。これは基本的人権を保障する憲法違反で
訴えることができる。しかし裁判所も行政の味方だ。中国や韓国憎しと思って戦争できる国になるために基本的人権
も制限しようという政府を支持しているといつの間にか人民抑圧国家になりそう。その時は革命が起こるか?
ウィーンで開催されたNURIS 2015にて
原発のメルトダウン事故の累積確率はべき分布
•
We have plotted fallout per power generated X and frequency of the accidents P causing X as shown in 0.00
Figure‐1. 0.000
1.000
2.000
3.000
4.000
5.000
6.000
7.000
8.000
9.000
Frequency of accidents P
Frequency of accidents P (once in reactor-year)
‐0.50
10-0.5
‐1.00
10-1.0
‐1.50
10-1.5
Regression equation for the frequency of accidents
‐2.00
10-2.0
P(X)=0.017X-0.303
‐2.50
10-2.5
‐3.00
10-3.0
Fukushima 1
Fukushima 3
Three Mile 2
Chalk River
Windscale
‐3.50
10-3.5
Fukushima 2
Enrico
Idaho
Santa Susana
‐4.00
10‐4.0
Chernobyl 4
‐4.50
10‐4.5 0
10
101
102
103
104
105
106
107
108
109
Fallout per power generated X (Ci/GW-y)
•
•
•
•
Here, we see straight line. From this fact, we can say that cumulative distribution function of radioactive fallout per power generated of nuclear accidents follows power‐law distribution. Only exception is Three Mile Island accident which does not align on straight line. From the straight line plot excluding Three Mile Island accidents, we get α=0.303 and C=0.017
べき分布の意味
Compensation/Cumulative Power=Cumulative frequency of accidents P(X) x Loss of accidents
Loss of accidents ∝ SQRT(Fallout)
X = Fallout/(cumulative power generated)
When parameter α of P is 0.303, compensation/cumulative power becomes;
Compensation/cumulative power ∝ X0.197
unit
Three Mile
Class
Fukushima
Class
Chernobyl
Class
Power output
GW
0.96
0.784
1
Cumulative operation
year
1
37
3
Fallout
tBq
0.629
360,000
5,200,000
tBq/(GWy)
0.655
12,410
1,733,333
Fallout per power generated X
Cumulative frequency of accidents P(X)
1/(reactor-y)
0.000690
0.000345
0.000069
reactor year
reactor-year
1,449
2,900
14,500
tera yen/accidents
0.067
9.2
109
yen/kWh
0.05
3.17
7.50
Loss of accidents=proportional to SQRT(fall out)
Compensation/Cumulative Power
•
•
For reference, maximum holdup of fission products in a reactor is 4,000kg/reactor, while maximum quantity of fission products in Atomic bomb is only 8kg. Cumulative frequency of Fukushima Daiichi accident is once in 2,900 reactor‐year and cumulative frequency of accidents of Chernobyl 4 is once in 14,500reactor‐year. If there are 500 reactors in the world, another Chernobyl class accidents might happen once in every 29years.
全てを算入した原発の発電原価
Plant cap=1kW
unit
Hidden
Additional
Restarted Cost of
Existing
Safety
Existing
Plant
Plant
Facilities
Plant
yen/W
yen/W
279
61
%
3.5
3.5
3.5
3.5
80
capacity factor
%
6,763
annual power generated
kWh/y
40
plant life n
y
4
discount rate r
%
0.05052
capital recovery factor
fr/y
0.067
miscellaneous expenditure factor
fr/y
0.11752
capital recovery factor and miscellaneous expenditure factor
fr/y
4.85
power cost for capital recovery and miscellaneous expenditure yen/kWh
0
effect of 10% lower capacity factor
yen/kWh
0.09
power cost for demolishing
yen/kWh
80
6,763
20
4
0.0736
0.067
0.1406
1.25
80
6,763
40+20
4
80
6,763
40
4
0.05052
0.067
0.11752
1.25
6.43
0.49
0
construction cost
demolishing cost
internal consumption
60 279+60
837
Newly
Built
Plant
6.1
0.49
370
837
1.3
1.21
1.3
power cost for spent fuel
yen/kWh
0.31
1.08
0.77
1.08
uranium fuel cost
yen/kWh
0.95
0.95
0
0.95
dedicated transmission line & pump storage
yen/kWh
0
0.38
0.38
0.38
pumped storage cost
yen/kWh
0
0.5
0.5
0.5
government subusidies
yen/kWh
0
1.1
1.1
1.1
cost of compensation for the accident
power cost of nuclear plant
yen/kWh
yen/kWh
0
6.2
7.5
19.4
7.5
13.2
7.5
19.24
原発発電原価20yen/kWh+送配電コスト9yen/kWh=29yen/kWh
廃炉コスト
deposit for demolishing cost is
NCF/E=S/E(1+r)n(r(1+r)n)/ (1+r)n-1)=S/E x 0.20829 x 0.05052=S/E x 0.01052
Basis of government estimation is unit demolishing cost of S=61yen/W
In this case;
(Power Cost for Deposit for Demolishing)=61 x 1,000 x 0.01052/6,763 = 0.09yen/kWh
But, experience in Britain shows that S/E=3. Therefore, S=837yen/W.
In this case;
(Power Cost for Deposit for Demolishing)=837 x 1,000 x 0.01052/6,763 = 1.3yen/kWh.
Thus hidden cost of deposit for demolishing is 1.21 yen/kWh.
As total capacity of existing nuclear plant in Japan is 36.6GW, total demolishing cost reaches 30.64trilion
yen.
使用済み燃料の処分コスト
•
使用済み燃料を再処理してプルトニウムを回収する政策は余計なコストがかかること、核拡散のリス
クがあること、MOX燃料はプルトニウム濃度を高くでき、緊急停止後の崩壊熱が高いことからメルトダ
ウンのリスクがある等の理由でいずれ放棄される政策とした。したがってバックエンド費用は再処理
しないものとした。使用済み燃料はアメリカのようにそれぞれの発電所に永久(計算上は1000年)と
どめ置かれるとして計算した。具体的には電力会社は原発停止後の1000年間の保管費(R=建設費
の10%)の基金Pを政府に提出するという考え。詳細な計算は2014年版の総合知学会誌にHidden
Cost of Nuclear Powerとしt掲載した
When n=1000years;
P=R∑1/(1+r)k = R((1+r)n-1)/(r(1+r)n) = 25R
This P has to be raised during plant operating life of n=40years. Then
NCFk=(P/(1+r)n) (r(1+r)n)/((1+r)n-1)=P x 0.01052=0.263R
As cost of safe keeping R=0.1 x E
(Power Cost for Fund Raising for Spent Fuel)= 0.1 x 279 x 1,000 x 0.263/6,763 =1.08yen/kWh
As government estimate of backend cost is 0.31yen/kWh, hidden cost of fund raising for spent fuel
becomes 0.77 yen/kWh.
希少性の喪失が産業界に与える影響
•
経済学の教えるところによると主要な生産要素の費用曲線が下方にシフトするとその産業に大きな影響がで
る
•
最近20年間ではグローバリゼーションで製造業の人件費が下がった。また半導体素子の価格低下によるコン
ピューティング能力向上と時分割通信によるンターネット費用の低下という生産要素の費用が劇的に低下し
た
•
従来型企業は情報の希少性、流通資源やマーケットリーチの希少性、選択肢や売場面積の希少性に守られ
てきた。特に日本では電力事業は地域独占で守られてきた
•
希少性の喪失によって日本のメディア産業、流通業、製造業、運輸業、金融業は厳しい国際競争にさらされ
ている。新聞もTVもインターネット普及で、流通業はネット販売で、製造業は無人化で、運輸業はたとえばタ
クシー業はUberというネット予約と決済サービスで、金融業はネット決済で風前の灯。政府の既存業界保護
は日本のグローバル競争力を劣化させる。
•
半導体を使った発電素子のコストは限りなく、ガラス価格に漸近する。情報機器向けに開発されたバッテリー
のコストダウンは配電網の希少性を毀損する。かくて電力事業は潜在的脅威の再生可能エネルギーを抑制
しようと鉄のトライアングルを総動員して政府に働きかけてきたが、岩盤規制排除を表看板にする政府により
2016年から独占権は喪失して厳しいコスト競争にさらされる
•
こうなると消費者が王様になり、会社経営者や政府は裸の王様となる
•
日本、中国、ドイツの権威主義文化や封建的官僚制を打破できない文化ではは既存製品の多量生産には適
しているが、個性的な魅力あるプロダクトに積極的に投資することの阻害因子となっている
•
結局外国勢に追い越されてホゾを咬むがすでに遅し
PV + batteryでオフ・グリッド
Single Phase Grid Price vs PV+battery
•
80.0
•
70.0
yen/kWh
60.0
•
50.0
zero nuclear in 2030
40.0
zero nuclear in 2060
30.0
zero nuclear in 2090
20.0
PV + battery
•
10.0
0.0
1980
2000
2020
2040
year
2060
2080
2100
battery cost (yen/kWh)
120,000
•
配電費用9yen/kWhを含む一般向
け電力料金30yen/kWh
PVもそのバックアップの二次電池
もコストは低下傾向
電力小売りの自由化が2016年から
開始するとき、配電費用9yen/kWh
が不要となるPV+batteryのオフグ
リッド自家発価格は30yen/kWhより
安くなる
2030年頃にはPV+batteryのオフグ
リッド自家発価格は商用50kW以上
3相交流電力料金の20yen/kWhに
まで下がる
オフグリッド運用が拡大すれば電
力は高価格帯の顧客を失い、高価
な原発の維持も、使用済み燃料の
安全保管、廃炉もが困難となる
100,000
80,000
60,000
X
40,000
20,000
0
1980
2000
2020
2040
year
2060
2080
2100
仮定したのは寿命が6,000サイクルのリチウム・イオン・
バッテリー価格
X: Elon MuskのEV・PHV、PHEVに使われるリチウム・イ
オン電池PowerWallは42,000yen/kWh($350-200/kWh)
★:水溶性電解質とナトリウム・イオンをつかうAHIバッテ
リーは2014年に$300/kWh。ただし寿命は5,000サイクル
:住友電工は2-3万円/kWhのバナジウムイオン・レドッ
クスフロー電池を開発、家庭用に小型化?
off‐grid solar‐and‐battery systems •
•
•
ハワイの電力コストは31.2cents/kWhのため2015年には2,000軒がPV+batteryを導
入。5年で元が取れる、
PVの寿命は25y、Elon MuskのPowrwallの寿命は10y
Elon Muskは日本の開発した技術を使ってコストダウンに成功
ジーゼルエンジン・コジェネ電力販売
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
ガソリンスタンドは今から20−25年前は1リッター当たりの収益が30−40円あった。それが今は5円もない。東
北地方に代表される 田舎 は高齢化、過疎化に加えHybrid、EV、Plug In Hybrid、Down Sizingなどの影響も
あり特に苦しい
2000年には全国にガソリンスタンドは50,000店舗以上あつた。それが20,000店舗に減少。近くのガソリンスタ
ンドまで30−40Km走る必要があるという状況が発生している。青森では冬季間の月当たり灯油代金20-60万
の灯油も買えない状況
2016年以降の電力自由化になるからといってガソリンスタンドとして他の有象無象と競争して、配電コスト
10yen/kWhを電力会社にに支払ってPVなどの電力を売ってもメリットはない
配電コスト10yen/kWhを支払う必要のない完全自立型家庭用発電システムを構築して電力会社の一般向け
小売価格30yen/kWhより安い価格で直接売るビジネスを構築すればよい
鎌倉の我が家の月額電気代金は夏は15,000円、冬6,000円。都市ガス代金は夏5,000円、冬15,000円で年間
合計12万円。これではコジェネは成立しない
寒冷地の夏季の給湯灯油代金が最低月2万円はあるとする。(これ以下だと苦しい)冬季は月20万円、春秋
は月3万円とすれば年間100万円。温暖地では年間通じて月2万円とすれば、年間24万円
灯油価格は9.1yen/kWh(1,800yen/18liter)、ディーゼル油(110yen/liter)は少し高く10yen/kWhだが簡単にする
ために同額とする。(灯油でもディーゼルエンジンは動く)発熱量もほぼ同じとし、定格運転するディーゼル発
電機効率を25%とすると夏季の給湯灯油分をコジェネ燃料とする年間発電量=0.25*12*20,000/9.1=6,593kWh
水冷クボタエンジン搭載デンヨーDA-3100SS-IVインバータディーゼル防音発電機3.1KVを採用すれば年間稼
働時間=6,593/3.1=2,126時間(1日当たり5.8時間)となる
デンヨー発電機38万円+排熱回収熱交換器+温水貯槽+テスラ社の10kWhリチウムイオンバッテリーの投資
額42万円+消費税=1,000,000円
キャッシュフロー割引率4%、寿命9年とし、固定資産税1.5%、保険0.5%、メンテナンス2.5%、管理費1%込みの年
間固定費/投資額=18.8%
燃料代金はどうせ暖房費に使うわけだから、発電用燃料はゼロ。故にコジェネ電力原価=1,000,000 *
0.188/6,593= 28.5yen/kWh
これをグリッド価格とおなじ30yen/kWhで売る
年間電力売り上げは6,593kWh*30yen/kWh=198,000円、寒冷地ジーゼル油年間販売額1,000,000との合計
1,198,000円。温暖地ジーゼル油年間販売額24万円との合計44万円
権威主義的文化に束縛される国の将来
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•
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•
•
•
イーロン・マスクの家庭用10kWhのリチウムイオン電池Powerwallを10年保障で42万円で市販すると発
表した。電池単価42,000yen/kWである。2025年までには更に2000$/10kWhにするという。パナソニック
の技術で成し遂げた。パナソニック の経営者は経営の才がない。そうするとPV と組み合わせて自家
発電気単価が現在の電力料金の30円/kWhより安くなる。バッテリーが安くなれば水素エネルギーの出
番は皆無
経産省のゴマすりが水素エネルギーなどという無意味なものに税金を無駄使い、原発が一番安いとウ
ソ八百御託をならべ、PVの買い取り制限をしようが、原発の秘匿されてきた費用負担で電力価格が上
昇する。バッテリー価格が下がればオフグリッド運用できる屋根付き住宅地の家庭は自家発より高価
な電力を購入しなくなるだろう。したがって電力網不要となる。14%のシェアに相当。売上で28%に相当
バッテリー価格が下がれば、オフグリッド運用される寒冷地向けジーゼルエンジン・コジェネも競争力を
持つ
街から電柱がなくなってようやく日本も西洋なみになって観光立国が可能となる。
化石燃料をタンカーで運ぶという固定観念から抜け出せず、事故覚悟で原発を動かそうとする。そして
ホルムズ海峡やスプラトリー諸島の砂の長城が問題になり、貿易収支が問題となるのだ
PVを日本列島の1.8%に敷き詰めればエネルギー輸入は不要。無理して中国と価格競争を行う必要は
ない。
安倍政権は裸の王様である。技術・産業革新をしたいなら原発という旧式な仕掛けを廃棄し、最新の
技術革新の成果である再生可能エネルギー利用技術に賭けなくてはならない
だが、すでにPV製造コストでは中国に負けている。これからイー ロン・マスクは中国に蓄電池工場を
建てるだろう。そうすれば日本の製造業の出番はまったくなくなる。マンガと観光しかなくなる。こうして
日本には極東の失敗国家という運命が待っている
第5期科学技術基本計画が検討されている。上から目線の管理法ばかり議論されるが、研究者が自
由に夢を追うことを禁じて自縄自縛。今後も日本から新技術が出てくることは期待できない
権威主義的文化では若い女性が悲惨な立場におかれ、人口はますます減少し、国民は消滅する
2015年のGDPと国家予算
•
•
•
GDP:
600兆円 人口減に比例して減少
債務残高=累積国債発行高883兆円+その他の債務残高437兆円(年金準備金等人口比)=1,320兆円
債務残高対GDP比:220%
•
•
•
所得税:
法人税:
消費税:
16.4
11
17.1
•
•
•
•
その他租税: 10
特例公債:
30.9
建設公債:
6
その他公債: 5
歳入(96.3兆円)
累進税は下がったまま一定。総額は人口減に比例して減少
税率はグローバリゼーションで下がったまま。一定、人口比例
ケース1:税率8%据え置き、
ケース2:2017年に10%、2021年より税率25%
一定
1年限りの赤字国債 歳出・歳入差分発行
一定
一定
歳出(96.3兆円)
•
•
•
•
•
•
•
•
社会保障費:
地方交付税:
公共事業:
文教・科学:
防衛:
その他:
債務償還費:
利子:
31.5
15.5
5.9
5.4
5
9.5
13.3
10.1
人口比例
人口比例
一定
一定
集団的自衛権行使のために毎年1%増
一定
前年度の特例公債は1年後に償還
前年度の国債発行高に利子率。現状の利子率0.81%
買い取り比率30%で2%、買い取り比率40%で3%、買い取り比率50%で4%、
買い取り比率60%で5%
日本財政はサステナブルか?
•
•
•
•
•
•
銀行は国民の預貯金880兆円の30%を国債に投資し、年末の米国の利上げでもこの比率は変わらず人口比
で減少するとする。保険・年金準備金の52%は国債に投資されているがこれも預貯金と同じに人口比率で減
少するとする。このほか外国人の43兆円は一定とする
リーマンショック後、米国が政策金利を下げ、各国も対抗上下げた。このため為替は円安にふれた。しかし
2015年末に米国が政策金利上げに動くと、円売りドル買で極端な円安が進む
日銀が金融市場を通すことなしにお金を刷って国債を買い、政府へ直接資金を渡す「国債の日銀引き受け」
はハイパーインフレーション防止のため原則として法律で禁止されている。しかるに日銀は市場の銀行が保
有している国債を買う「買い取り」はできる。日銀は金利政策だけでは円安にするために低金利に加え、マネ
タリーベースの異次元緩和として国債の買い入れをしてマネタリーベースの緩和をして結果、累積236兆円の
国債を保有している。日銀は、損失が発生する危険のある資産を大量に抱えたわけで、異次元の金融緩和
策を終える局面を迎えると金融機関への利払いで多額の損失が生じ、日銀が国に毎年支払う5%程度の納付
金が最短でも3年間はゼロになる
国債を買い取っても日銀の当座預金がふえるだけで民間企業の貸し出しは増えていない。つまり実体経済へ
の投資は増えていない。空回りなのだ。金融政策は無力ということが分かる
銀行・保険会社・年金基金が国債への投資比率を一定に維持するとする、人口減で国債への投資が減ると
増発される国債を日銀の「買い取り」のために買い取り比率30%で金利2%、買い取り比率40%で金利3%、買い
取り比率50%で金利4%、買い取り比率60%で金利5%に上げざるを得ない
ケースの定義
ケース1:景気減速が怖く、5%の消費税率を8%に上げるのに15年以上かかっている。今後も8%維持。
ただし税収は人口に比例
ケース2:2017年に消費税率10%、2021年に税率25%にする。ただし税収は人口に比例
•
シミュレーション結果
ケース1:日銀「買い取り」が2019年に債務残高対GDP比>300%、2030年に債務残高対GDP比=2,534%
ケース2:日銀「買い取り」が2023年に債務残高対GDP比>300%、 2030年に債務残高対GDP比=434%
ケース1は論外だが、ケース2でもサクテナブルではない
債務残高 兆円
GDP 兆円
債務残高対GDP比 %
日銀保有国債 兆円
14000
シミュレーション結果 ケース1
12000
10000
8000
6000
4000
2000
0
2014
2016
2018
2020
2022
2024
2026
2028
2030
2032
GDP
債務残高
債務残高対GDP比
日銀保有国債
2500
シミュレーション結果 ケース2
2000
1500
1000
500
0
2014
2016
2018
2020
2022
2024
2026
2028
2030
2032
ハイパーインフレはいつ発生するか?
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このように人口減は国家財政には過酷な環境だ
経団連から移民受け入れという政策がでてくるが、経団連を代表していた東芝のように今のことしか
考えない近視眼政策だ。化石燃料が今世紀中には枯渇することを勘案すれば賢い政策とは考えら
れない。折角人口が減りはじめたことを限られた地球でサステナビリティーのための千載一遇のチャ
ンスとしてテークアドバンテージすべきだろう
少なくなった人口の多くの部分を創造性を発揮する人間に育てあげ、彼らが発想する魅力ある商品
を人件費の安い国で製造し、世界市場に売りさばくというサステナブル社会を構築して世界の手本と
なるべき。ファブレスだから大きなエネルギーは必要なく、再生可能エネルギーで十分まかなえる
誤解なきように、人種差別の意志や人道的難民受け入れ拒否などの意志はみじんもないことを付言
する
安倍首相は産業界のために異次元金融緩和したけれど、産業界は投資する新製品を用意できず、
だぶついた金は日銀の当座預金として100兆円もたまっている。これでは意図した2%程度のインフレ
も発生しない。ただドル高と円安と、それに年金基金からの株式投資上限を15%から25%に引き上げ
た結果、株だけがバブルになっているにすぎない。生産設備のための投資は増えず、ただ株バブル
になっているに過ぎない。こうして使命を終え、引退すべき産業が無為に余命を伸ばしただけだから
バブル崩壊のカタストロフィーが待っているだけだ
米国の利上げがきっかけになって円安が更に亢進すると、輸入食品が高騰し、皆がインフレマインド
になったときが危ない。急に指数関数的なハイパーインフレが始まる可能性はゼロではない
そのような時、単純労働しかできない移民をうけいれてどうやって彼らを養うのか?経団連の会長に
まともな脳みそがあるのか。粉飾決算を支持するような東芝の経営者が経団連を動かしていたのだ
から当然?
これでは原発敗戦もさることながら財政敗戦だ
憲法改正するなら
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残念ながら明治憲法には権力側の義務規定があったにもかかわらず、欽定であったため、また昭和憲法も
米国から与えられたため、市民の憲法理解の深度が浅く、自らのものになっていない。そして法案の9割は官
僚に丸投げで作成した内閣提案である
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これでは国民主権の放棄だ。リバイヤサン(怪物)たる統治権力を馴致(じゅんち)するための義務規定であ
る近代憲法の原点に帰ることだろう。すなわち「国民が公権力を縛るルール」あるいは「非統治者が統治者に
してはいけない禁止リスト」にするのだ。無論、諸国間の関係がパワーそのものであってもだ。「百人の罪人を
放免するとも一人の無辜(むこ)の民を刑するなかれ」という推定無罪の精神である
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沈 黙と忍従が支えた日本の権威主義的意思統一と富の分配は海に囲まれ人々の移動ができなかった結果
としての一所懸命に共通善のためにという前提があったからだ。国境が消えてゆくと、制約が取り払われテク
ノロジーが人、資源、情報、富、労働力を目覚ましく移動させる。結果として格差が生じ、地方は過疎化し、富
裕層の富が外国にながれる。こうして沈黙と忍従は最早期待できない時が来ている
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憲法改正案は9条の他に
– ①放漫財政を継続して次世代につけ回しをしたあげく、経済危機を発生させ、国民に多大な損害を与え
た責任
– ②年金制度、医療制度の制度設計をいい加減にして破綻させた責任
– ③首都機能を分散させずにおいて、天災で首都機能を喪失させた無作為の責任
– ④原発を稼働させるなら規制当局の責任、運転企業の管理責任を問う法体系(現在は免責)
– ⑤軍事費を浪費しても、外交努力をせず、負ける戦争を始めた責任等々を問う
を保証するように憲法改定
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そのためには国民の意識がそこに結集されなければならない国民の意識が結集されるのは
– ①放漫財政を継続して次世代につけ回しをし、ハイパーインフレーションを発生させたとき
– ②首都機能を一極集のまま放置し、首都圏が天災で壊滅したとき
– ③次の巨大原発事故を生じさせた時
– ④敗ける第三次大戦を不注意で起こしてしまったとき
残念ながらそのときが自前の憲法を持つチャンス
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