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平成27年度インテリアプランナー試験 学 試 験 地 受 科 験 試 番 験 号 氏 名 − 問 題 集 次の注意事項及び答案用紙の注意事項をよく読んでから始めて下さい。 〔注意事項〕 1.この問題集は、表紙を含めて8枚になっています。 2.この問題集は、計算等に使用しても差しつかえありません。 3.問題は、全て四枝択一式です。 4.解答は、各問題とも一つだけ答案用紙の解答欄に所定の要領ではっきりとマー クして下さい。 5.解答に当たり、適用すべき法令については、平成27年1月1日現在において施 行されているものとします。 6.解答に当たり、地方公共団体の条例については、 慮しないことにします。 7.この問題集については、試験終了まで試験室に在室した者に限り、持ち帰りを 認めます(中途退出者については、持ち帰りを禁止します)。 禁無断転載・複製 〔 N o .2〕 バリアフリーの寸法に関する次の記述のうち、最も不適当なものはど れか。 1.高齢者が居住する住宅において、階段や廊下の手すりの直径を35mmとし、 手すりと壁面とのあき寸法を40mmとした。 2.高齢者が居住する住宅において、洋式便所に設ける水平手すりの高さを、床 面から500mmとした。 3.車椅子使用者に配慮して、トイレブースの出入口の有効幅を、800mmとし た。 4.車椅子使用者に配慮して、部屋の入隅部分に設けるコンセントの位置を、隅 から400mm離し、床面からの高さを450mmとした。 〔 N o .3〕 空気環境に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.換気回数0.5回/hが求められる室においては、2時間で少なくともその室の 容積と同じ量の外気が供給される必要がある。 2.温度差換気において、外気温度が室内温度よりも低い場合、中性帯よりも上 方から外気が流入する。 3.居室において、二酸化炭素の濃度を基準として必要換気量を計算する場合、 一般に、二酸化炭素の許容濃度は0.1%(1,000ppm)である。 4.第2種換気方式は、室内を正圧に保持できるので、室内への汚染空気の流入 を防ぐのに適している。 2 〔 N o .4〕 音環境に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.建築物の床衝撃音遮断性能の等級におけるLr-60は、Lr-50に比べて、床衝 撃音の遮断性能が高い。 2.同じ厚さの一重壁の音響透過損失は、一般に、壁体の単位面積当たりの質量 が大きいほど大きい。 3.多孔質材料の吸音率は、一般に、低音域の音より高音域の音のほうが大きい。 4.残響時間とは、室内において音源の音が停止した時点から、音圧レベルが 60dB減衰するのに要する時間である。 〔 N o .5〕 消火設備等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.屋内消火栓設備は、火災時に手動操作により放水する消火設備であり、主に 初期消火を目的に使用する。 2.閉鎖型スプリンクラー設備は、火災を自動的に感知し、散水して消火する設 備である。 3.泡消火設備は、油火災に対して有効な消火設備である。 4.自動火災報知設備の差動式熱感知器は、感知器周囲の温度が一定の温度以上 になったときに作動する装置である。 3 〔 N o .6〕 建築設備の省エネルギーに関する次の記述のうち、最も不適当なもの はどれか。 1.タスク・アンビエント空調は、室内の一部のみを空調する方式である。 2.コージェネレーションシステムは、一般に、発電に伴う排熱を給湯などに有 効利用するものである。 3.デシカント空調機は、冷房時に空気を冷やしすぎることなく、低湿度の空調 された空気を得ることができる。 4.APFは、パッケージエアコン等の運転効率を表す指標であり、建物用途や 使用期間を設定し、冷房期間と暖房期間を総合した実際の使用状況に近い運 転効率を示している。 〔 N o .7〕 鋼製天井下地に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.野縁同士のジョイントの位置を、互いに1.0m以上ずらして千鳥状になるよ うにした。 2.野縁の野縁受からのはね出し寸法を、150mm未満とした。 3.天井の懐が1.5mであったので、吊りボルトの振れ止め補強は行わなかった。 4.野縁は、野縁受に直交して取り付けた。 〔 N o .8〕 開口部に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.沓摺を使わないドア枠のことを、三方枠という。 2.玄関ドアは、外開きより内開きのほうが、雨仕舞に優れている。 3.アルミサッシは、一般に、引違い形式より開き形式のほうが、気密性を高め やすい。 4.建具の框や桟に、ガラスや薄いパネルを留め付けるために用いる細長い部材 を、押縁という。 4 〔 N o .9〕 間仕切に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.可動間仕切のスタッド式は、間柱と間柱との間にパネル、ガラス、建具類を はめ込む方式である。 2.可動間仕切のパネル式は、天井や床にレールを設け、これらの間に間仕切パ ネルをはめ込む方式である。 3.可動間仕切のパネル式は、スタッド式に比べて、目地が多くなる。 4.スライド式の移動間仕切には、高い遮音性能を有するものがある。 〔 N o .10〕 建具に関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは 次のうちどれか。 1.オートヒンジ 上方にばね機構、下方に油圧機構を組み込み、 (丁番形ヒンジクローザー) 各々の機能により戸を静かに閉めるヒンジで ある。 2.グレビティヒンジ トイレブース等の扉に使用する吊り金具で、 丁番式と軸吊式がある。 3.ピボットヒンジ 上部の枠と扉の框に連結させ、自動的に閉ま る油圧弁をもつヒンジである。 4.フロアヒンジ 金属ばねと緩衝油の作用により戸を自閉でき、 かつ、自閉速度が調整できる床用のヒンジで ある。 〔 N o .11〕 木製家具を構成する平板の構造に関する次の組合せのうち、最も関係 の少ないものはどれか。 1.フラッシュパネル ランバーコア 2.充実心合板 パーティクルボードコア 3.框 組構造 鏡板 4.無垢材 板矧ぎ 5 〔 N o .12〕 サイン計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.視覚障害者誘導用ブロックは、弱視者が認知しやすいよう、敷地内の通路の 床仕上げ材料との明度差、輝度比に配慮して色を選定する。 2.日本工業規格(JIS)には、安全色として赤、黄赤、黄、緑、青、赤紫の色 が表す意味及び使用例が示されている。 3.外照式サインは、裏面から光を透過させる方法で、表示面にアクリル板・ガ ラス板等を用いる。 4.光点滅走行式避難誘導システムは、感知器や音声誘導システムとあわせて緊 急時の避難誘導に用いられる。 〔 N o .13〕 避難計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.階段室において、避難階が明確にわかるように、避難階の上階からの階段と 下階からの階段を連続させない計画とした。 2.特別避難階段において、廊下から付室への入口と付室から階段室への入口と は、できるだけ離して設けた。 3.水平避難方式を採用し、一つの階を複数のゾーンに分けるように防火区画し た。 4.フールプルーフの え方に基づき、全ての階の階段室の扉を階段室内側に開 くように設けた。 6 〔 N o .14〕 施工管理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.工作物の除去に伴って生じたポリ塩化ビフェニル(PCB)が付着していない コンクリートの破片を、特別管理産業廃棄物以外の産業廃棄物として処理し た。 2.高分子系の床シートは、乾燥した室内に直射日光を避けて平置きとした。 3.塗料等の化学製品を使用したので、安全データシート(SDS)を常備し、記 載内容の周知徹底を図り、作業者の健康・安全の確保及び環境保全に努めた。 4.塗装場所の気温が4℃、相対湿度が85%であったので、塗装作業を行わな かった。 〔 N o .15〕 建具・ガラス工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれ か。 1.シリンダー箱錠は、デッドボルトのみを有し、鍵又はサムターンで施解錠で きる錠である。 2.高遮 性熱線反射ガラスは、反射膜が屋内側になるように取り付ける。 3.出入口に鋼製ドアを取り付ける場合、あらかじめ沓摺の裏面にモルタル詰め を行う。 4.壁が扉に接して直交している場合、ストップ装置付きドアクローザーが設置 されている場合でも、壁やドアノブの破損を防ぐため、戸当りを設置する。 〔 N o .16〕 木工事における造作材に関する次の記述のうち、最も不適当なものは どれか。 1.化粧ばり造作用集成材は、集成材のうち、素地の表面に美観を目的として薄 板を貼り付けたもの又はこれらの表面にみぞ切り等の加工若しくは塗装を施 したものである。 2.木材の含水率は、造作材の場合、工事現場搬入時で15%以下であることが望 ましい。 3.部材表面の納まりの形として、「ちり」 「面一(ぞろ)」 「面内」等がある。 4.出入口縦枠・上枠には、反り防止策として「つけひばた」を取り付ける。 7 〔 N o .17〕 設備工事に関する次の用語の組合せのうち、最も関係の少ないものは どれか。 1.給排水設備 クロスコネクション 2.昇降機設備 つり合おもり 3.電気設備 ケーブルラック 4.ガス設備 防火ダンパー 〔 N o .18〕 各種材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.住宅用の木材の防蟻剤として、クロルピリホスが用いられる。 2.エポキシ樹脂系塗床材は、耐候性に劣る。 3.ビーズ法ポリスチレンフォーム保温板は、独立気泡のため水の付着程度では ほとんど吸水しない。 4.シージングせっこうボードは、主に多少湿気のある屋内の壁・天井下地に用 いられる。 〔 N o .19〕 各種塗装仕様と略号との組合せとして、最も不適当なものは、次のう ちどれか。 1.合成樹脂調合ペイント塗り SOP 2.フタル酸樹脂エナメル塗り UC 3.合成樹脂エマルションペイント塗り EP 4.木材保護塗料塗り WP 8 〔 N o .20〕 用語に関する次の記述のうち、建築基準法上、誤っているものはどれ か。 1.通常の火災が終了するまでの間当該火災による建築物の倒壊及び延焼を防止 するために当該建築物の部分に必要とされる性能を、 「準耐火性能」という。 2.建築物の周囲において発生する通常の火災による延焼を抑制するために当該 建築物の外壁又は軒裏に必要とされる性能を、「防火性能」という。 3.長屋又は共同住宅において、隣接する住戸からの日常生活に伴い生ずる音を 衛生上支障がないように低減するために界壁に必要とされる性能を、「遮音 性能」という。 4.建築物の周囲において発生する通常の火災時における火炎を有効に遮るため に防火設備に必要とされる性能を、 「準遮炎性能」という。 〔 N o .21〕 防火区画等に関する次の記述のうち、建築基準法上、誤っているもの はどれか。ただし、耐火性能検証法、防火区画検証法、避難上の安全の検証及び国 土交通大臣の認定は 慮しないものとする。 1.寄宿舎の用途に供する建築物の当該用途に供する部分については、自動スプ リンクラー設備等設置部分その他防火上支障がないものとして国土交通大臣 が定める部分の間仕切壁を除き、その防火上主要な間仕切壁を準耐火構造と し、小屋裏又は天井裏に達せしめなければならない。 2.主要構造部を耐火構造とした映画館の客席の部分は、その床面積の合計にか かわらず防火区画しなくてもよい。 3.階段の部分とその他の部分とを防火区画しなければならない場合、その区画 に用いる防火設備は、常時閉鎖又は作動をした状態にあるもの以外のものに あっては、火災により温度が急激に上昇した場合に自動的に閉鎖又は作動を するものでなければならない。 4.演芸場の用途に供するもので、主階が1階にないものは、当該演芸場の部分 とその他の部分とを防火区画しなければならない。 9 〔 N o .22〕 避難施設等に関する次の記述のうち、建築基準法上、誤っているもの はどれか。ただし、耐火性能検証法、防火区画検証法、避難上の安全の検証及び国 土交通大臣の認定は 慮しないものとする。 1.小学校における児童用の階段において、けあげの寸法は、原則として、16cm 以下としなければならない。 2.中学校における生徒用の廊下で、片側にのみ居室があるものの幅は、1.8m 以上としなければならない。 3.地上3階建、延べ面積1,000m の物品販売業を営む店舗の昇降機の乗降のた めの乗降ロビーには、排煙設備を設けなければならない。 4.屋内に設ける避難階段の階段室の屋内に面する壁に窓を設ける場合において は、その面積は、各々1m 以内とし、かつ、所定の防火設備ではめごろし 戸であるものを設けなければならない。 〔 N o .23〕 特定天井(脱落によって重大な危害を生ずるおそれがあるものとして 国土交通大臣が定める天井)に関する次の記述のうち、建築基準法上、誤っている ものはどれか。ただし、構造計算によって構造耐力上安全であることが確かめられ た構造方法及び国土交通大臣の認定については 慮しないものとする。 1.人が日常立ち入る場所に設けられる吊り天井で、高さが6.5m、その水平投 影面積が300m 、天井面構成部材等の単位面積質量が5kgのものは、特定天 井に該当する。 2.特定天井で特に腐食、腐朽その他の劣化のおそれのあるものには、腐食、腐 朽その他の劣化しにくい材料又は有効なさび止め等の措置をした材料を使用 しなければならない。 3.特定天井においては、天井面構成部材に天井面の段差その他の地震時に有害 な応力集中が生ずるおそれのある部分を設けないこと。 4.特定天井における吊り長さは、5m以下とし、おおむね 10 一とすること。 〔 N o .24〕 防炎に関する次の記述のうち、消防法上、誤っているものはどれか。 1.地上20階建(高さ60m)の共同住宅の住戸で使用する布製のブラインドは、防 炎物品でなければならない。 2.地上2階建(高さ6m)の幼稚園で使用するじゅうたんは、防炎物品でなけれ ばならない。 3.地下街で使用する工事用シートは、防炎物品でなければならない。 4.平屋建(高さ4m)の美容室で使用するカーテンは、防炎物品でなければなら ない。 〔 N o .25〕 次の防火対象物の用途変更のうち、消防法上、原則として、従前の消 防用設備等(消火器、避難器具その他消防法施行令で定めるものを除く。)で足りる ものはどれか。 1.幼稚園から保育所に変更 2.ホテルから共同住宅に変更 3.事務所から診療所に変更 4.倉庫から飲食店に変更 11 〔 N o .26〕 次の記述のうち、関係法令上、誤っているものはどれか。 1. 建築士法」に基づき、鉄筋コンクリート造3階建、延べ面積1,200m 、高 さ15mの建築物において、1階部分に、床面積80m 、高さ5mの鉄骨造の増 築をする場合、一級建築士でなければ、その設計をしてはならない。 2. 都市の低炭素化の促進に関する法律」に基づく、「低炭素建築物」とは、二 酸化炭素の排出の抑制に資する建築物であって、所管行政庁の認定を受けた 低炭素建築物新築等計画に基づき新築又は増築、改築、修繕若しくは模様替 若しくは空気調和設備その他の建築設備の設置若しくは改修が行われ、又は 行われたものをいう。 3. 児童福祉法」に基づき、都道府県は、児童福祉施設の設備及び運営につい て、条例で児童の身体的、精神的及び社会的な発達のために必要な生活水準 を確保する基準を定めなければならない。 4. 建築物における衛生的環境の確保に関する法律」に基づき、保健所を設置 する市における延べ面積が5,000m の店舗の所有者は、当該建築物が使用さ れるに至った日から1箇月以内に、所在場所、用途等の事項を市長に届け出 なければならない。 〔 N o .27〕 商業建築の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.ビジネスホテルにおいて、 「延べ面積」に対する「客室部門の床面積の合計」 の割合を70%とした。 2.貸事務所ビルにおいて、「基準階の床面積」に対する「基準階の収益部分の 床面積の合計」の割合を80%とした。 3.喫茶店において、 「喫茶店全体の床面積」に対する「厨房の床面積」の割合 を15%とした。 4.量販店において、 「延べ面積」に対する「売場部分の床面積の合計(売場内の 通路を含む。)」の割合を50%とした。 12 〔 N o .28〕 図のような四つの力 ∼ が釣り合っているとき、 の値として、 正しいものは、次のうちどれか。 1. 2 kN 2. 3 kN 3. 4 kN 2m 4. 6 kN =6kN 4m 2m 4m 〔 N o .29〕 構造計算における建築物の地上部分の地震力と最も関係の少ないもの は、次のうちどれか。 1.建築物の高さ 2.建築物の重量 3.建設地の地表面粗度区分 4.建設地の多雪区域の指定の有無 〔 N o .30〕 左官工事及びタイル工事に関する次の記述のうち、最も不適当なもの はどれか。 1.壁のセメントモルタル塗りにおいて、1回に練り混ぜるモルタルの量は、60 分以内に使い切れる量とした。 2.屋内の床面のセルフレべリング材塗りにおいて、材料が硬化するまでの間は 窓や出入口を開けて通風を確保した。 3.外壁のタイルの密着張りにおいて、張付けモルタルの1回の塗付け面積は、 2m 以下とし、かつ、20分以内に張り終える面積とした。 4.屋内の床面へのモザイクタイル張りにおいて、あらかじめ下地となるモルタ ル面に水湿しを行った。 13