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熊本大学学術リポジトリ Kumamoto University Repository System

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熊本大学学術リポジトリ Kumamoto University Repository System
熊本大学学術リポジトリ
Kumamoto University Repository System
Title
希土類含有層状酸化物の静電自己組織的構築
Author(s)
松本, 泰道
Citation
Issue date
2009-05-28
Type
Research Paper
URL
http://hdl.handle.net/2298/17494
Right
様式 C-19
科学研究費補助金研究成果報告書
平成21年 5月28日現在
研究種目:特別研究促進費
研究期間:2004∼2008
課題番号:20900135
研究課題名(和文) 希土類含有層状酸化物の静電自己組織的構築
研究課題名(英文)
Electrostatic Self-assembly Fabrication of Layered Oxides
with Rare-Earth
研究代表者
松本 泰道(MATSUMOTO YASUMICHI)
熊本大学・大学院自然科学研究科・教授
研究者番号:80114172
研究成果の概要:金属酸化物ナノシートを用いて希土類イオンが層間にインターカレートした層
状物質や希土類イオンが格子内に入ったナノシートを作製し、これらがナノシートのバンドギ
ャップ光励起から希土類イオンへのエネルギー移動に基づいた強い発光を示すことを発見した。
さらに層間の希土類イオンの場合、それが水和している水分子によって発光が促進されること
の発見や希土類イオンのナノシート光電気化学的反応による発光の制御に成功した。
交付額
(金額単位:円)
2004 年度
2005 年度
2006 年度
2007 年度
2008 年度
総 計
直接経費
7,500,000
4,700,000
8,200,000
4,900,000
5,200,000
30,500,000
間接経費
合
0
0
0
0
0
0
計
7,500,000
4,700,000
8,200,000
4,900,000
5,200,000
30,500,000
研究分野:化学
科研費の分科・細目:材料化学・無機工業材料
キーワード:希土類、発光、ナノシート、自己組織、層状酸化物、チタン酸化物、
ニオブ酸化物、ペロブスカイト
1.研究開始当初の背景
層状酸化物は、ホスト層とゲストイオン・
分子からなる超格子構造を有している。層状
酸化物の最も興味ある点は、ホストの機能と
ゲストの機能を組み合わせることにより、全
く予想もしない機能が得られる事である。優
れた水分解光触媒作用、強誘電性、超伝導性
を示す材料の多くは層状酸化物であること
が多く、また、これらの特性はゲストイオ
ン・分子により、劇的に変化することが知ら
れている。インターカレーション反応は主に
イオン交換反応により行われるが、特別な層
構造の層状物質や大きなイオン・分子ではイ
オン交換反応は生じない。このため、ホスト
とゲストの組み合わせを自在にコントロー
ルできる技術の開発は、新規層状酸化物創製
の要となる。特に、希土類イオンを含む層状
酸化物創製におけるホスト・ゲスト制御は、
希土類の 4f 電子に起因する特異な物性と他
の元素の物性と組み合わせることができる
ため、希土類含有材料の高次機能化にとって
期待される技術である。
2.研究の目的
先に記述した技術を実現するための形態
制御手法として、層状酸化物をアミン系界面
活性剤を含む水溶液中で剥離して作製した
ホスト層 1 枚からなるナノシート(マイナス
電荷を持つ)と、層間にインターカレートし
たいカチオン(プラス電荷を持つ)とを主に
pH を調整しながら混合するだけで新しい層
状酸化物を次々に作製できる静電自己組織
的 析 出 (Electrostatic Self-assembly
Deposition, ESD)法がある。ナノシートから
層状酸化物を再構築する手法としては、他に
Layer-by-layer(LBL)法もあり、例えば基板
をナノシート溶液とカチオン性化学種を含
む溶液に交互に浸漬させることで、積層数を
制御しながら表面に層状酸化物薄膜を形成
することができる。本研究では、これらのナ
ノシートを用いた 2 種類のソフト溶液プロセ
スより、多種類の目的とする希土類含有層状
酸化物を作製し、新規な光機能性材料の創製
を目指した。
3.研究の方法
用いるナノシートは、出発材料となる層状
物質をセラミックスの焼成方法で作製し、ア
ミン系水溶液中でそのホスト層を剥離し、ナ
ノシートとした。ナノシートとしては、Ti, Nb,
Ta 系酸化物半導体ナノシートを用いた。これ
らは全て溶液中でマイナス電荷を帯びてお
り、希土類イオンと静電的自己組織化を起こ
すため、ESD 法や LBL 法により希土類がイン
ターカレートした物質を作製し、その発光特
性を測定した。また、層内に希土類イオンを
を含むペロブスカイト型酸化物ナノシート
も用いた。
4.研究成果
(1) 静電自己組織的析出(ESD)法による希土
類含有層状酸化物の作製
層状酸化物のホスト層を剥離することに
より作製できる酸化物ナノシートは厚さ約
1nm、四方が数百 nm∼数千 nm の形状を有する
二次元単結晶であり、よく知られているもの
として酸化チタンナノシートや酸化ニオブ
ナノシートがある。Fig.1(a)、1(b)に示す AFM
像は、層状チタン酸セシウム及び、層状ニオ
ブ酸カリウムの剥離により得られたナノシ
ートである。これらのナノシートはコロイド
溶液として得られ、ナノシート自身は溶液中
でマイナス電荷を帯びて分散している。ESD
法とは、電荷を持ったナノシートとその逆電
荷をもった化学種との静電的相互作用によ
って層状物質を析出させる手法であり、ナノ
シート溶液と希土類含有の水溶液を室温で
混合するだけで、瞬時に希土類イオンが層間
インターカレートされた希土類含有層状酸
化物を得ることができた[Fig.1(c)]。この反
応において、層間にインターカレートされる
カチオン種の量はナノシートの電荷に依存
し、層状チタン酸セシウムの剥離により得ら
れ る 酸 化 チ タ ン ナ ノ シ ー ト
([Ti1.81O4-sheet]-0.76)と Eu3+ 含有溶液との反
応では、EuxTi1.81O4 (x = 0.25-0.30)の組成の
析出物が得られ、ナノシートの電荷を補償す
る Eu3+の理論量(x = 0.25)とほぼ等しい量の
Eu3+をナノシート層間にインターカレートす
Fig. 1 ナノシートの AFM 像; (a) 酸化チタン
ナノシート、(b) 酸化ニオブナノシート、
(c) ESD 法のモデル図
ることがわかった。
Fig.2 は得られた層状物質の XRD パターンで
あり、層間隔よりインターカレートされた
Eu3+は水和した状態で存在していることがわ
かった。
Fig. 2 ESD 法で作製した Eu3+/酸化チタンナノシート
層状酸化物の XRD パターン
(2) 希土類含有層状酸化物の特異なフォト
ルミネッセンス特性
① Eu3+発光の湿度依存性とホールバーニング
Eu3+/酸化チタンナノシートからなる層状
酸化物は、Fig.2 に示す構造であり、ESD 法
によって作製できる。この層状酸化物に酸化
チタンナノシートのバンドギャップエネル
ギー以上の紫外線を照射すると、酸化チタン
ナノシートから層間 Eu3+へのエネルギー移動
発光に基づく、Eu3+の赤色発光が観察される。
一般的に Eu3+の発光は Eu3+の周囲に水分子が
存在すると、その水分子の分子振動等によっ
て励起エネルギーが緩和され、Eu3+の発光強
度が低下する。しかしながら、この層状酸化
物の場合、Eu3+の発光は層間水分子によって
促進され、逆に層間水分子がなくなるとその
発光強度は低下する。発光現象に層間水が強
く関与していることは Fig.3 に示したように、
湿度の上昇とともに発光強度が上昇してい
ることからも明らかである。この場合、湿度
の上昇により平衡関係にある層間水の量が
増加し、発光が促進するのである。
Fig. 3 Eu3+/酸化チタンナノシートのフォトルミネッ
センススペクトル
② Layer-by-layer 法による希土類含有 Ti・
Nb 酸層状酸化物薄膜の作製
ナノシートと希土類イオンを LBL 法で交互
に積層することで人工超格子膜の作製を行
なった。この手法では、従来の層状酸化物の
作製方法では合成が難しい層状酸化物薄膜
を作製することができた。LBL 法で作製した
[Ln/ナノシート]1 の発光特性を評価すると、
Eu3+発光は Ti1.81O4 の場合に最も強く、Tb3+発
光は Nb6O17 の場合に最も強いことが明らかと
なった。これらのナノシートを交互積層した
[Ti1.81O4/Eu3+/Ti1.81O4/Tb3+/Nb6O17/Tb3+/Nb6O17/
Eu3+]n 膜(n=3)の AFM 像を Fig.4 に示す。
積層されていることがわかる。作製した膜の
Eu3+と Tb3+の発光強度も LBL プロセスととも
に増加した。このように、LBL 法を駆使する
ことで種々の希土類の機能性を凝集した多
機能な薄膜の作製が可能であることを示す
ことができた。
③ 光電気化学フォトルミネセンス特性
希土類イオン/酸化物ナノシート電極の電
極電位を変化させると、光電気化学的にナノ
シート層間の希土類イオンの発光を制御で
きた。希土類イオン/酸化物ナノシート電極
としては、LBL 法より酸化チタンナノシート
/Eu3+/酸化チタンナノシート層が形成された
ボロンドープダイヤモンド電極(TiO/Eu 電
極)を用いた。TiO/Eu 電極の発光については、
K2SO4 水溶液液中にサンプル電極をいれ、その
電位を変化させながらフォトルミネッセン
ス測定を行なった。紫外光照射下における
TiO/Eu 電 極の発 光と 印加 電位 との 関係を
Fig.5(a)に示す。Eu3+ の赤色発光(614nm、
5
D0-7F2)をモニターすると、-1.2 V 以上の電
位では赤色発光が観察され、-1.2V 以下の電
位では赤色発光は観察されなかった。このよ
うに、TiO/Eu 電極の発光は電極電位を制御す
ることにより容易に制御(ON/OFF)すること
ができる。アノード電位における TiO/Eu の
励起スペクトルは、Fig.5(b)に示すように、
250-350nm の領域にブロードなピークを示し
た。これらは、ナノシートのバンドギャップ
励起に相当している。すなわち、ナノシート
のバンドギャップ励起が起こり、そのエネル
ギーがインターカレートされた希土類イオ
ンに移動し、Eu3+の特徴的な発光が得られる。
カソード電位では希土類イオンの発光は観
察されないが、これは UV 照射下においてナ
ノシートの伝導帯に生じた電子によって Eu2+
の還元状態が生成し、このイオンが発光しな
いことによる。発光が ON/OFF する電位は酸
化チタンナノシートのフラットバンド電位
に相当している。
Fig. 4 LBL 法で作製した希土類含有 Ti・Nb 層状
酸化物薄膜の AFM 像とモデル構造
LBL プロセスによりナノシートが基板表面に
Fig. 5 (a) Eu3+/酸化チタンナノシートの発光の
印加電位依存性、(b) アノード・カソー
ド電位におけるフォトルミネッセンス
スペクトル
このような発光の電位変化は以下のように
考えることができる。カソード電位(フラッ
トバンド電位よりも負電位)の場合、ナノシ
ートのバンドギャップ以上のエネルギーを
持つ UV 光照射下でナノシートの伝導帯に生
成した電子はインターカレートされている
Eu3+ イオンに移動し、Eu3+ は発光を示さない
Eu2+に還元させられる。アノード電位(フラッ
トバンド電位よりも負電位)の場合、UV 光照
射下でナノシートの価電子帯に生成した正
孔が Eu2+を Eu3+に酸化させる。その結果、ナ
ノシートから Eu3+へのエネルギー移動に基づ
く Ln3+の発光が得られる。また、TiO/Eu 電極
に UV 光照射下で-1.2V∼+1.2V のパルス電位
を印加すると、パルスに応じて Eu3+の赤色発
光を ON/OFF させることができた。
(3) 赤・緑・青に発光するナノシートの合成
ナノシートから再構築された希土類含有
層状酸化物の発光特性に関する研究は主に、
層間の希土類イオンに関する報告が殆どで
あり、ホスト層そのもの(ナノシート)を光ら
せる研究は殆ど報告がなかった。そこで本研
究では、様々な希土類含有層状酸化物を剥離
し、赤・緑・青に発光ナノシートの合成を試
みた。その結果、合成したナノシートの中で
Gd1.4Eu0.6Ti3O10 ナノシート(Eu-GdTiO ナノシー
ト)及び,La0.7Tb0.3Ta2O7 ナノシート(Tb-LaTaO
ナノシート)溶液がそれぞれ最も強い Eu3+の
赤色発光及び Tb3+の緑色発光を示した。また、
本研究の過程で希土類イオンは含んでいな
いが、青色発光が Sr(1-x)BixTa2O7 ナノシート
(SBTO ナノシート)から得られた。Fig.6 に合
成した Eu-GdTiO,Tb-LaTaO,SBTO ナノシー
トの AFM 像とそのモデル図を示す。
Fig. 6 発光ナノシートの AFM 像とナノシートの
モデル構造; (a) Eu-GdTiO-nanosheet、
(b) Tb-LaTaO-nanosheet、(c) SBTO-nanosheet
剥離したナノシートは、ダブルもしくはトリ
プルペロブスカイト構造を有している。AFM
像より見積もられたナノシートの厚さは、理
論的な1枚のナノシートの厚さよりも
0.4-0.8nm 程度厚くなった。一般的に AFM 像
より見積もられたナノシートの厚さは、吸着
分子の影響を含んでいるため、理論値よりも
0.4-1.0nm 程度厚くなる傾向がある。したが
って、合成したナノシートはホスト層1枚が
完全に剥離したシートであること判断した。
Fig.7 に合成した Eu-GdTiO ナノシート及び、
Tb-LaTaO ナノシート溶液の PL スペクトルを
示す、220-330 nm の領域の励起スペクトルは
TiO や TaO ネットワークのバンドギャップエ
ネルギーがナノシート内部で Eu3+や Tb3+にエ
ネルギー移動することに起因すると考えら
れる。これらの発光ナノシートの相対発光量
子効率は 1-3%であった。その他、ナノシー
ト溶液に磁場を印加しながら PL 測定を行な
うと、励起光と磁場方向が垂直のときは希土
類の発光強度が強くなり、平行のときは弱く
なった。これは、印加磁場に対してナノシー
トが配向しているためと考えられる。
Fig. 7 発光ナノシート溶液のフォトルミネッセンス
スペクトル
5.主な発表論文等
(研究代表者、研究分担者及び連携研究者に
は下線)
〔雑誌論文〕(計14件)
① Shintaro Ida, Chikako Ogata, and
Yasumichi Matsumoto, “Synthesis and
photoluminescence properties of
layered oxides intercalated with Eu3+
ions by electrostatic self-assembly
method using oxide nanosheets”, IOP
Conference Series: Materials Science
and Engineering, 1 巻、012014 番、2009
年、査読有り
② Chikako Ogata, Shintaro Ida, and
Yasumichi Matsumoto, “Synthesis and
luminescence properties of nanosheets
derived from layered perovskite
K2Gd2-xEuxTi3O10 and RbLa1-xTbxTa2O7”, IOP
Conference Series: Materials Science
and Engineering: IUMRS-ICA 2008
SYMPOSIUM 'AA. RARE-EARTH RELATED
MATERIAL PROCESSING AND FUNCTIONS'
9-13 December 2008, Nagoya, Japan,
1 巻、012004 番、2009 年、査読有り
③ Shintaro Ida, Chikako Ogata, and
Yasumichi Matsumoto, “pH Dependence
of the Photoluminescence of Eu3+Intercalated Layered Titanium Oxide”,
Journal of Physical Chemistry C, 113
巻、5 号、1896-1900 頁、2009 年、査読有
り
④ 伊田進太郎、松本泰道、「静電自己組織的
析出法によるナノハイブリッド型層状酸
化 物 の 創 製 と そ の 機 能 」 、
『Electrochemistry(電気化学および工業
物理化学)』、76 巻、9 号、687-691 頁、
2008 年、査読有り
⑤ Shintaro Ida (以下 5 名、6 番目),
“Photoluminescence of Perovskite
Nanosheets Prepared by Exfoliation of
Layered Oxides, K2Ln2Ti3O10, KLnNb2O7, and
RbLnTa2O7 (Ln: Lanthanide Ion)”,
Journal of the American Chemical
Society, 130 巻、22 号、7052-7059 頁、
2008 年、査読有り
⑥ Shintaro Ida (以下5名、6番目),
“Dynamic Control of Photoluminescence
for Self-assembled Nanosheet Films
Intercalated with Lanthanide Ions by
Using a Photoelectrochemical
Reaction”, Angewandte Chemie
International Edition, 47 巻 、 13 号 、
2480-2483頁、2008年、査読有り
⑦ Kazuyoshi Izawa, Shintato Ida (以下 5
名、7 番目), “A New Approach for the
Synthesis of Layered Niobium Sulfide
and Restacking Route of NbS2
Nanosheet”, Journal of Solid State
Chemistry, 181 巻、2 号、319-324 頁、2008
年、査読有り
⑧ Shintaro Ida (以下 6 名、7 番目),
“Preparation of a Blue Luminescent
Nanosheet Derived from Layered
Perovskite Bi2SrTa2O9”, Journal of the
American Chemical Society, 129 巻、29
号、8956-8957 頁、2007 年、査読有り
⑨ Shintaro Ida (以下 6 名、7 番目),
“Photoluminescence property of
titanate layered oxide intercalated
with Tb3+ ions by electrostatic
self-assembly deposition method”,
Chemistry Letters, 36 巻、1 号、158-159
頁、2007 年、査読有り
⑩ Shintaro Ida et al.(以下 7 名、8 番目),
“Photoluminescence Spectral Change in
Layered Titanate Oxide Intercalated
with Hydrated Eu3+”, Journal of
Physical Chemistry B, 110 巻、47 号、
23881-23887 頁、2006 年、査読有り
⑪ Shintaro Ida (以下 6 名、7 番目),
“Photoluminescence properties of the
multilayer oxide films intercalated
with rare earth ions by layer-by-layer
technique”, Chemical Communications,
34 号、3619-3621 頁、2006 年、査読有り
⑫ Kazuyoshi Izawa (以下 6 人、伊田 4 番
目、鯉沼 6 番目、松本 7 番目),
“Photoelectrochemical Oxidation of
Methanol on Oxide Nanosheets”,
Journal of Physical Chemistry B, 110
巻、10 号、4645-4650 頁、2006 年、査読
有り
⑬ Ugur Unal (以下 5 名、松本 2 番目、鯉沼
4 番目), “Visible Light
Photoelectrochemical Activity of
K4Nb6O17 Intercalated with Photoactive
Complexes by Electrostatic Selfassembly Deposition”, Journal of
Solid State Chemistry, 179 巻、1 号、
33-40 頁、2006 年、査読有り
⑭ Yasumichi Matsumoto (以下 4 名),
“Synthesis and Photoluminescent
Properties of Titanate Layered Oxides
Intercalated with Lanthanide Cations by
Electrostatic Self-Assembly Methods”,
Journal of Physical Chemistry B, 109
巻、26 号、12748-12754 頁、2005 年、査
読有り
〔学会発表〕(計36件)
① Chikako Ogata, “Synthesis and Luminescence Properties of Nanosheets
Derived from Layered Perovskite
Ln2-xEuxTi3O10”, The International
Union of Materials Research SocietiesInternational Conference in Asia
(IUMRS-ICA 2008), 平成20年12月10日、
愛知県名古屋市、名古屋国際会議場
② 伊田進太郎、
「希土類含有ナノシートの作
製とその評価」
、第45回化学関連支部合同
九州大会、平成20年7月5日、福岡県北九
州市、北九州国際会議場
③ 緒方盟子、「Gd2-xEuxTi3O10ナノシートの作
製とその評価」
、第25回希土類討論会、平
成20年5月29日、東京都江戸川区、タワー
ホール船堀
「光電気化学反応を用いた無
④ 伊田進太郎、
機ナノシート層間の Eu3+及び Tb3+の発光制
御」
、第 25 回希土類討論会、平成 20 年 5
月 29 日、東京都江戸川区、タワーホール
船堀
⑤ 伊田進太郎、
「光電気化学反応を用いた無
機ナノシート・希土類イオン積層膜の発
光制御」
、電気化学会第 75 回大会、平成
20 年 3 月 30 日、山梨県甲府市、山梨大学
⑥ Chikako Ogata, “Synthesis and luminescence properties of nanosheets
derived from layered perovskite
Ln2-xEuxTi3O10”, The First International Student Conference on
Advanced Science and Technologies
(ICAST) Kumamoto 2008, 平成20年3月14
日、熊本県熊本市、熊本大学
⑦ 伊田進太郎、
「希土類含有層状酸化物の静
電自己組織的構築」、文部科学省科学研究
費補助金平成 16 年度発足特定領域研究
「希土類系物質のパノスコピック形態制
御と高次機能設計」平成 19 年度希土類若
手研究発表会、平成 19 年 10 月 11 日、福
岡県福岡市、休暇村志賀島
⑧ 緒方盟子、
「希土類含有ナノシート薄膜の
作製とその評価」、2007年電気化学秋季大
会、平成19年9月19日、東京都目黒区、東
京工業大学
⑨ 緒方盟子、
「希土類含有層状酸化物の発光
特性に及ぼすpH効果」
、第44回化学関連支
部合同九州大会、平成19年7月7日、福岡
県北九州市、北九州国際会議場
⑩ 緒方盟子、
「pHに依存するEu3+含有チタン層
状酸化物の発光」、第24回希土類討論会、
平成19年5月18日、福岡県福岡市、九州大
学医学部百年講堂
⑪ 伊田進太郎、
「希土類含有ナノシートの合成
とその発光特性」、第24回希土類討論会、
平成19年5月18日、福岡県福岡市、九州大
学医学部百年講堂
⑫ 伊田進太郎、
「静電自己組織反応を利用し
た希土類含有層状酸化物の合成とその発
光特性」
、2006年電気化学秋季大会、平成1
8年9月15日、京都府京田辺市、同志社大学
⑬ Shintaro Ida, “Synthesis and Photoluminescence Properties of Layered
Oxides Intercalated with Rare-Earth
Cations by Electrostatic Self-Assembly Methods”, 2006 The 10th International Symposium on Advanced Display
Materials and Devices (ADMD 2006),
平成18年6月22日、熊本県熊本市、熊本大学
(この他、2006年度は国内学会発表6件、
国際学会発表5件)
⑭ Ugur Unal, “Synthesis of
Photoluminescent Titanate Layered
Oxides Intercalated with Eu3+ by
Electrostatic Self-Assembly Methods”,
3rd International Conference on
Materials for Advanced Technologies
(ICMAT 2005) and International Union of
Materials Research Societies - 9th
International Conference on Advanced
Materials (IUMRS-ICAM 2005) 合同大会、
平成 17 年 7 月 8 日、 Suntec Singapore
International Convention and
Exhibition Centre (SICEC), Singapore
⑮ Yasumichi Matsumoto, “Synthesis and
photoluminescent properties of
titanate/rare earth complex layered
oxide films by electrostatic selfassembly methods”, 24th Rare Earth
Research Conference, 平成17年6月27日、
Keystone,Colorado, U.S.A.
(この他、2005年度は国内学会発表4件、
国際学会発表2件)
⑯ Yasumichi Matsumoto, “Layered Oxides
Intercalated with Rare Earth Prepared
by ESD Method”, Rare Earths '04 in Nara,
Japan, 平成 16 年 11 月 9 日、奈良県奈良
市、奈良県新公会堂
(この他、2004年度は国内学会発表3件)
6.研究組織
(1)研究代表者
松本 泰道(MATSUMOTO YASUMICHI)
熊本大学・大学院自然科学研究科・教授
研究者番号:80114172
(2)研究分担者 なし
(3)連携研究者
鯉沼 陸央(KOINUMA MICHIO)
熊本大学・大学院自然科学研究科・講師
研究者番号:70284742
伊田 進太郎(IDA SHINTARO)
熊本大学・大学院自然科学研究科・助教
研究者番号:70404324
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