資 料 編

資
１
料
編
札幌市の若者の現状
(1) 札幌市の人口構成
(2) 札幌市の未婚率
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
12
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
13
(3) 札幌市の労働力状況
・・・・・・・・・・・・・・・・・
(4) 全国の若年層の給与の状況
・・・・・・・・・・・・・・
２
札幌市における勤労青少年ホームの施設の状況
３
札幌市青年施策のあり方検討委員会における検討状況
(1) 審議経過
・・・・・・
14
15
16
17
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
18
(2) 諮問書
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(3) 答申の概要
(4) 委員名簿
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
19
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
20
11
１
札幌市の若者の現状
(1) 札幌市の人口構成
平成 17 年の人口構成は、昭和 40 年と比べ、年少人口（0～14 歳）の割合が減少
し、老年人口（65 歳以上）の割合が大きく増加している。また、生産年齢人口（15
～64 歳）の割合に変化が少ないが、生産年齢人口に占める 15～34 歳の人口の割合
が大きく減少している。
札幌市の人口構成の推移
0～14歳
24%
S40
0～14歳
12%
H17
15～34歳
35～64歳
45% （生産年齢人口：73%） 27%
15～34歳
28%
35～64歳
42%
65歳以上
17%
（生産年齢人口：70%）
0%
65歳以上
4%
50%
100%
＜資料＞
総務省「国勢調査」
全国の人口構成の推移
0～14歳
26%
S40
0～14歳
14%
H17
0%
35～64歳
31%
15～34歳
37%
（生産年齢人口：68%）
65歳以上
20%
35～64歳
41%
15～34歳
25%
（生産年齢人口：66%）
50%
100%
＜資料＞
12
65歳以上
6%
総務省「国勢調査」
(2) 札幌市の未婚率
男性・女性ともに年代別の未婚率が大きく増加している。男性は、30～34 歳の年
代の未婚率が約５割と、S40 の 25～29 歳の年代と同程度。女性も、30～34 歳の年代
の約４割が未婚である。合計特殊出生率は、全国と比べ 0.3 ポイント程度低い状況。
札幌市の未婚率の推移
（％）
100
99
100
99
98
95
91
S40
88
73
65
64
50
H17
49
43
19
11
40
11
0
男
女
男
15～19歳
女
男
20～24歳
女
男
25～29歳
女
30～34歳
＜資料＞
総務省「国勢調査」
全国の未婚率の推移
（％）
100
100
100
99
99
93
90
S40
89
H17
71
68
59
47
46
50
32
19
11
9
0
男
女
男
15～19歳
女
男
20～24歳
女
男
25～29歳
女
30～34歳
＜資料＞
総務省「国勢調査」
合計特殊出生率の比較
2.20
2.00
1.80
全　国
北海道
札幌市
1.60
1.40
1.20
1.00
0.80
S40
S45
S50
S55
S60
H2
H7
H12
H17
＜資料＞
13
H18
厚労省「人口動態統計」
(3) 札幌市の労働力状況
ア
労働力状況
15～34 歳の人口 52 万人のうち、臨時雇、失業者、無業者の人口は 8 万人で 16％
を占めており、また、5 万人が労働力状況不詳となっている。
労働経済白書（厚生労働省）では、労働者・失業者・主婦・学生のいずれにも
該当しない人口のうち 15〜34 歳までの若年者を若年無業者とし、一般にニートと
言い換えられている。
札幌市の若者（15～34 歳）の労働力状況
（単位：人）
ニート
(若年無業者)
6,575
1%
完全失業者
32,184
6%
就業者
(臨時雇)
44,910
9%
労働力状況
不詳
54,438
10%
52万人
就業者
(臨時雇以外)
225,360
43%
家事
47,691
9%
通学
113,362
22%
＜資料＞
イ
総務省 H17「国勢調査」
完全失業率
市全体で 7.3％の完全失業率であり、特に 15～34 歳の若年層では 10.6％と高い
状況である。
札幌市の年代別完全失業率
16.0%
14.0%
12.0%
10.0%
8.0%
6.0%
4.0%
2.0%
0.0%
15～19
～24
～29
～34
～39
～44
～49
～54
～59
～64
～69
～74
～79
＜資料＞
14
～84
85～
（歳）
総務省 H17「国勢調査」
(4)
全国の若年層の給与の状況
正社員・正職員と、それ以外を比べると、年代が上がるごとに年収格差が広がり、
30～34 歳の世代では、年収に 1.7 倍の差がつく。
青年層の年収の推移（全国）
500万円
466万円
391万円
400万円
306万円
300万円
277万円
268万円
240万円
237万円
201万円
200万円
正社員・正職員
「正社員・正職員」以外
100万円
18～19歳
20～24歳
25～29歳
30～34歳
全国
区分
正社員
・
正職員
正社員
・
正職員
以外
例月給与
年間特別給与
年収
18～19歳
188,500円
133,000円
240万円
20～24歳
223,200円
385,000円
306万円
25～29歳
269,400円
672,700円
391万円
30～34歳
315,600円
868,300円
466万円
18～19歳
165,600円
24,600円
201万円
20～24歳
191,200円
74,900円
237万円
25～29歳
214,600円
109,700円
268万円
30～34歳
220,700円
122,000円
277万円
＜資料＞　H19厚生労働省「賃金構造基本統計調査」
15
２
札幌市における勤労青少年ホームの施設の状況
札幌市の勤労青少年ホーム５館（下表）のうち中央、ポプラ、豊平の３館について
は、施設の耐震性能が低く、
「大規模地震の振動及び衝撃に対して倒壊し、又は崩壊す
る危険性が高い」状況である。円山、アカシアの２館については、施設の耐震性能が
高く、「危険性が低い」状況である。
なお、勤労青少年ホーム５館は、いずれも築 30 年～40 年以上が経過して老朽化が
進んでいることから、耐震改修だけではなく、建物の解体、建替、大規模改修等につ
いても、検討が必要な状況である。
札幌市勤労青少年ホーム施設一覧表
（単位：㎡）
施
設
名
中
央
所
在
地
中）南4条東4丁目
中）北8条西24丁目
東）北22条東1丁目
開 館 年 月 日
昭 和 39 年 6 月 11 日
昭 和 44 年 1 月 15 日
昭 和 47 年 1 月 23 日
昭 和 49 年 1 月 8 日
昭 和 54 年 1 月 21 日
建 築 年 月 日
昭 和 39 年 3 月 31 日
昭和43年 12月 25日
昭和46年 12月 28日
昭和48年 12月 20日
昭和53年 12月 20日
1,687.78
土地
1,134.68
建物
鉄筋コンクリート3階建（地下有）
面積
円
山
ア カ シ ア
ポ
プ
ラ
白）平和通1丁目
豊
平
豊）豊平8条11丁目
1,256.78
1,322.35
4,198.84
1,394.01
652.32
901.14
840.81
959.22
鉄筋コンクリート2階建 鉄筋コンクリート2階建 鉄筋コンクリート2階建 鉄筋コンクリート2階建
332.67
3階
2階
332.74
326.16
468.48
427.63
476.61
1階
364.77
326.16
432.66
413.18
482.61
地階
104.50
時間外
使用可
体育室
276.00
体育室
288.00 体育室
講　堂
123.05 講　堂
108.00 講習室
72.00 集会室
30.24 集会・講習室
46.64
クラブ室
66.96 集会室
90.00 会議室
39.02 調理室
32.58 調理室
38.16
和　室
28.80 和　室
30.60 和　室
24.82 和　室
24.18 和　室
20.60
音楽室
16.53 音楽室
36.00 音楽室
36.00 音楽室
33.00 音楽室
23.10
ボディービル室
建物の
内訳
計
その他
511.34
計
264.60
計
362.25 体育室
54.00
513.84
計
482.25
計
喫茶室
42.80 談話室
36.00 娯楽談話室
63.50 ロビー娯楽室
76.50 娯楽喫茶室
事務室
32.00 事務室
36.00 事務室
42.00 事務室
34.50 事務室
遠友夜学校記念室
66.96 図書室
36.00 図書室
23.30
その他
計
417.60
546.10
130.00
34.80
481.58 その他
279.72 その他
258.50 その他
247.56 その他
248.32
623.34
387.72
387.30
358.56
413.12
計
16
計
計
計
３
札幌市青年施策のあり方検討委員会における検討状況
(1) 審議経過
回
開催日
議
(平成 20 年)
題
等
会
場
委員長、副委員長の選出、諮問書の手交、
教育委員会
今後のスケジュール、札幌市の青年の現状
会議室
１
３ 月 28 日
２
５ 月 20 日
３
６月２日
４
６ 月 30 日
５
８月５日
６
９月２日
７
９ 月 29 日
答申書（案）の検討
－
10 月 20 日
正副委員長と青年による懇談会
８
10 月 31 日
答申書最終案の検討
11 月 13 日
答申書の手交
青年施策の現状、オブザーバー報告、
青年施策の対象
教育委員会
会議室
青少年センターの視察、
青少年センター
レッツアカシアの視察、青年との懇談
レッツアカシア
レッツ運営審議会、施設利用者実態調査の概要、
今までの議論の概要、論点整理
答申書作成に向けた論点整理
青年施策に係る具体的な事業の検討
答申書作成に向けた論点整理
青年施策に係る具体的な事業の検討
教育委員会
会議室
レッツ円山
教育委員会
会議室
STV 北 2 条ビル
6 階 3 号会議室
レッツ中央
教育委員会
会議室
教育委員会
会議室
17
(2) 諮問書
平成 20 年（2008 年）3 月 28 日
札幌市青年施策のあり方検討委員会委員長
様
札幌市教育委員会教育長
諮
問
奥岡
文夫
書
下記の事項について諮問いたします。
記
１
諮問事項
札幌市における青年施策のあり方について
２
諮問理由
現代の青年を取り巻く環境は、少子高齢社会の到来、都市化・情報化社会の進展及
び物質的な豊かさの享受などを背景に従前と比べて大きく変化し、いわゆる引きこも
り・ニートと呼ばれる青年の問題やアルバイト、パートなどの不安定な雇用形態で働
く青年の増加など、新たな課題への対応が求められているところです。
こうした状況の中、札幌市における青年施策としては、青少年の健全な育成、福祉
の増進及び活動の促進を目的として、主に勤労青少年ホーム及び青少年センターにお
いて事業を展開しているところです。しかし、勤労青少年ホームについては、施設の
開設当初から約 30 年から 40 年が経過し建物の老朽化が進んでおり、改修に多額の費
用がかかること、類似の機能を持った他の公共施設の整備が進んでいることから、施
設のあり方の見直しが必要とされています。
このような理由から、青年の自立と社会への参加を進めるために何が必要なのかに
ついて検討し、札幌市が重点的に取り組むべき青年施策の範囲を整理するため、札幌
市青年施策のあり方検討委員会を設置し、上記の事項について審議いただきたく諮問
するものです。
18
(3) 答申の概要
ア
青年施策検討の背景
不安定な雇用形態にある若者や、引きこもり、ニートと呼ばれる若者の増加は、
札幌市の行財政運営にも直結する重要な問題。
今回の検討は、これまでの青年施策を現代の若者の抱える新たな課題に対応で
きる施策へと移行させ、社会の急激な変化のカーブを渡り切るために必要不可欠。
イ
これからの青年施策
青年施策の目標を「明日を担う若者の社会的自立の実現」とし、若者が生き生
きとした生活を送り、夢を語れるような、新しい青年施策の枠組みを提案。
ウ
社会的自立に向けた３つの視点
コーディネーターとなる専門職員が、地域の社会的資源（町内会、民間団体、
行政機関等）を活用しながら、次の３つの視点で若者の活動を支援。
・
若者同士の交流、仲間づくり
・
社会的セーフティネット
・
社会参画
エ
「さっぽろ若者支援ネットワーク」の構築
若者の社会的自立を総合的に支援するため、以下の施設・機能から成る「さっ
ぽろ若者支援ネットワーク」を構築。
・
若者活動センター：地域ごとに設置する施設
常駐の若者支援専門員が、若者の活動のきっかけづくりを行う。
・
さっぽろ若者サポートセンター：ネットワークの中核施設
常駐の若者支援専門員が、若者活動センターでは解決できない課題を抱えた
若者に個別の支援を行い、社会的セーフティネット（安全網）の役割を担う。
・
若者支援協議会：若者支援専門員等が連携する場
各センター間の調整や、全市的な事業の運営を行う。
19
(4) 委員名簿
氏
名
団体・職業等
区
分
備
考
村山
紀昭
札幌国際大学
梶井
祥子
北海道武蔵女子短期大学
石山
貴士
大学院生
公
大沼
義彦
北海道大学大学院教育学研究院
准教授
学識経験者
佐藤
紀江
歯科衛生士
公
長江
孝
(ＮＰＯ)こども共育サポートセンター
代表理事
青少年育成
等関係者
中村
泰江
スクールカウンセラー
青少年育成
等関係者
宮崎
善昭
(財)北海道ＹＭＣＡ
青少年育成
等関係者
森田
真未
(社)札幌青年会議所
地域力創造室長
青少年育成
等関係者
平成 20 年
6 月まで
村木
日文
(社)札幌青年会議所
国際都市ブランド創造委員会幹事
青少年育成
等関係者
平成 20 年
6 月から
守屋
開
札幌大通高等学校
青少年育成
等関係者
矢橋
潤一郎
学長
准教授
総主事
校長
会社役員
学識経験者
委
学識経験者
副委員長
公
員
長
募
募
募
（敬称略、正・副委員長を除き 50 音順）
20