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Recovery Appliance - OTN

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Recovery Appliance - OTN
バックアップ・リカバリのベストプラ
クティスが詰まったZero Data Loss
Recovery Appliance 詳解
日本オラクル株式会社
クラウド・テクノロジー事業統括
Database & Exadata プロダクトマネジメント本部
応用技術部
シニアエンジニア 佐々木 亨
Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.
• 以下の事項は、弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するも
のです。また、情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約
にも組み込むことはできません。以下の事項は、マテリアルやコード、
機能を提供することをコミットメント(確約)するものではないため、
購買決定を行う際の判断材料になさらないで下さい。オラクル製品に関
して記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、弊社
の裁量により決定されます。
OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。
文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。
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2
本日お伝えしたいこと
Recovery Manager (RMAN)の経験有無に関係無く
Recovery Appliance は安心して使えます
なぜなら、Recovery Appliance には
バックアップ・リカバリに関する
ベストプラクティスが詰まっているからです
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3
本日の内容
1
Recovery Appliance 動作概要
2
バックアップ・リカバリのベストプラクティス
3
Recovery Appliance 利用時のベストプラクティス
4
まとめ
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4
Recovery Appliance 全体像
本番機
Delta Push
• 増分バックアップ取得し、
Recovery Appliance に直接転送
• REDO を送信(任意)
Delta Store
• 受け取った増分バックアップを分解、
索引付けし、検査、圧縮をして格納
• 増分バックアップからフルバックアップを生成
Recovery
Appliance
本番機
クラウドスケール
• 数千もの保護DB
• 各種OS/Version対応
• ペタバイトのデータ
も保護可能
• 高価な Agentが不要
データ保護をメニュー化
EM管理コンソール
• 定義したメニューから
保護対象DBに見合った
保護レベルを選択する
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Recovery
Appliance
災対サイト
Replication :
• DRサイトへの複製
Autonomous
Archive:
• テープへのコピー
5
バックアップ時の動作イメージ
switch
9/1 AM 1:00
A A A A A
更新
A A A B B
9/2 AM 1:00
B A A B B
B A A B C
9/3 AM 1:00
B C A B C
時間
Backup転送
Lv0 Backup
Flash(作業場所)
A A A A A
分解/検査/
圧縮
データの実体
#1 #2 #3 #4 #5
A
A
A
A
A
REDO転送
リアルタイムREDO
増分Backup転送 転送でRPO≒0を実現
Lv1 Backup
B
B B
分解/検査
/圧縮
#6
Lv1 Backup
C
C
分解/検
査/圧縮
A A A A A
Virtual Full#1
B
B
B
#9
#10
C
C
Virtual Full#1 =
{#1#2#3#4#5}
ブロックの実体は持たず、
実体へのポインタで表現
#7 #8
REDO転送
増分Backup転送
メタデータ(仮想フルバックアップ)
B A A B B
Virtual Full#2
Virtual Full#2 =
{#6#2#3#7#8}
REDOは適用せずに
アーカイブとして保持
B C A B C
Virtual Full#3
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Virtual Full#3 =
{#6#9#3#7#10}
6
リストア時の動作イメージ
点線の時刻にPoint in Timeリカバリ
9/1 AM 1:00
A A A A A
A A A B B
9/2 AM 1:00
B A A B B
B A A B C
1.
#1#2#3#4#5
A A A A A
A A A A A
Virtual Full#1
アーカイブREDO
#6
#7#8
B
B B
B A A B B
Virtual Full #2
アーカイブREDO
Virtual Full#2 =
{#6#2#3#7#8}
時間
set until time 9/2 05:00 PM
restore database;
recover database;
B A A B B
4.
メタデータ(仮想フ
ルバックアップ)
データの実体
リカバリ B A A B C
2.
9/2 05:00 PM 直前のフルバックアップ
はVirtual Full #2であることを自動的に
認識し、Virtual Full#2からフルバック
アップを構成し対象にリストアする
3.
リストア先に必要なアーカイブREDOが
なければ、アーカイブREDOもリストア
B A A B B
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7
それぞれの動作はタスクとして実行される
動作しているタスクの例
Name
Description
INDEX_BACKUP
バックアップピースを索引付けしDelta Pool に格納する(仮想フルバックアップの作成)
BACKUP_ARCH
RFSが受け取ったアーカイブログをStorage Location にコピーする
OPT_DF
リストアのIO効率を改善(最新の仮想フルバックアップへのアクセス)するためにDelta Pool内の
ブロックを並び替える
RESTORE
1つ以上のDelta Pool からバックアップピースを構成するのを補助する
PURGE_DUP
複数のLevel0バックアップに索引付けした際に発生する重複ブロックをDelta Pool から削除する
BACKUP_SBT
バックアップピースをテープもしくは、Replication先のRAに複製する
RESTORE_SBT
テープもしくはReplication先のRAからバックアップピースをリストアする
PURGE
新しいバックアップのための空き領域を確保するために非同期に古いバックアップをDelta Store
から削除する
CROSSCHECK_DB
カタログがテープやReplication先のRAに格納されるバックアップを反映しているか検査する
VALIDATE
データベースに格納されているバックアップを検査する
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8
それぞれの動作はタスクとして実行される
switch
Backup転送
A A A A A
更新
Lv0 Backup
Flash(作業場所)
Jnnn
分解/検査/
Jnnn
REDO転送
B A A B C
時間
#6
INDEX_BACKUP
B B 分解/検査
B
Jnnn
REDO転送
Lv1 Backup
A
A
A
Virtual Full#1 =
{#1#2#3#4#5}
A A A A A
Virtual Full#1
VALIDATE
Jnnn
/圧縮
Jnnn
#7 #8
B
B
B
B A A B B
Virtual Full#2
Virtual Full#2 =
{#6#2#3#7#8}
B C A B C
Virtual Full#3
Virtual Full#3 =
{#6#9#3#7#10}
BACKUP_ARC
Jnnn
増分Backup転送
B C A B C
A
メタデータ(仮想フルバックアップ)
BACKUP_ARC
増分Backup転送
Lv1 Backup
データの実体
PURGE
#1 #2 #3 #4 #5
圧縮
A
A A A INDEX_BACKUP
A A
A A A B B
B A A B B
Jnnn
C
分解/検
INDEX_BACKUP
C
査/圧縮
#9
#10
C
C
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9
RA_TASK ビュー
Recovery Appliance上で動く各タスクのステータスが分かる
SQL> select db_unique_name, task_type, state, creation_time from ra_task;
DB_UNIQUE_
---------DEMO1
DEMO1
DEMO1
DEMO1
DEMO1
DEMO1
DEMO1
DEMO1
DEMO1
DEMO1
DEMO1
DEMO1
TASK_TYPE
--------------------BACKUP_ARCH
BACKUP_ARCH
INDEX_BACKUP
INDEX_BACKUP
INDEX_BACKUP
PURGE_DUP
DEFERRED_DEL
PLAN_DF
OPTIMIZE
CROSSCHECK_DB
RESTORE_RANGE_REFRESH
VALIDATE
STATE
---------COMPLETED
COMPLETED
COMPLETED
COMPLETED
COMPLETED
COMPLETED
COMPLETED
COMPLETED
COMPLETED
COMPLETED
COMPLETED
RUNNING
CREATION_TIME
-----------------------------------12-OCT-16 03.05.00.329570 PM +09:00
12-OCT-16 03.05.01.551786 PM +09:00
12-OCT-16 03.06.29.375337 PM +09:00
12-OCT-16 03.06.34.281116 PM +09:00
12-OCT-16 03.07.47.418527 PM +09:00
12-OCT-16 03.07.48.406041 PM +09:00
12-OCT-16 03.07.48.572036 PM +09:00
12-OCT-16 03.07.49.490420 PM +09:00
13-OCT-16 11.24.19.810113 AM +09:00
13-OCT-16 11.24.19.813185 AM +09:00
13-OCT-16 04.15.26.591837 PM +09:00
13-OCT-16 04.25.12.418079 PM +09:00
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10
本日の内容
1
Recovery Appliance 動作概要
2
バックアップ・リカバリのベストプラクティス
3
Recovery Appliance 利用時のベストプラクティス
4
まとめ
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11
破損チェック
Oracle Database インスタンスを介したブロックチェック
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12
Oracle Database インスタンスを介したチェック
ブロック構造を理解してブロック破損を検知可能
• RMANを利用したバックアップではOracle Database インスタンスを介してブ
ロックを読むので次のような破損を検知可能
–
–
–
–
Block Header が不正
Block HeaderとFooterの情報が不一致
Data の欠落
Block の配置場所が不正 など
• RMANでバックアップを取得するだけでなく、下記を運用に組み込むことでブ
ロック破損チェックを万全にできる
– 週次でRMANのCROSSCHECK
– 週次もしくは月次のRMAN BACKUP/RESTORE VALIDATE
– 月次もしくは四半期のリストア・リカバリ訓練
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13
Oracle Database インスタンスを介したチェック
Recovery Appliance を使えば万全なブロック破損チェックをより簡単に
• バックアップ取得時(RMANコマンド)
– バックアップ対象のOracle Databaseインスタンスによるデータブロックの検査
• 仮想フルバックアップ作成時[*]
– 受け取ったバックアップを分解、検査し、仮想フルバックアップ化してHDDに書き込む
• Recovery Appliance内に格納されているバックアップの検査時[*]
– 日次で全バックアップセットのCROSSCHECK
– 週次でデータファイルを構成するバックアップデータの最適化(=Block読込)
– 隔週で全バックアップセットの検査(RESTORE VALIDATEと同様)
[*] Recovery Appliance 上で動作する Oracle Database インスタンスのバックグラウンドプロセスが処理
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14
Recovery Appliance 格納後のバックアップ検査
バックアップの検査を担う定期実行タスク
• Recovery Appliance 内部で下記のタスクがバックグラウンドで行われる
• 頻度の変更は認められている(DBMS_RA.CONFIG プロシージャ)
タスク名
CONFIGパラメータ
頻度
内容
VALIDATE
validate_db_days
14日
バックアップピースの検査を実施
CHECK_FILES
check_file_days
14日
Recovery Appliance 内のメタデータの一
貫性チェックを実施
CROSSCHECK_DB
crosscheck_db_days
7日
Recovery Appliance上のカタログを検査
OPT_DF
optimize_chunk_days
7日
バックップ構成データの配置最適化
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15
Oracle Database インスタンスを介したチェック
Recovery Applianceのリソースを使ってバックアップの健全性を確認している
既存統合バックアップ環境の場合
95%
CPU
FC-SW
DB
NWSW
Recovery Applianceの場合
本番DBサーバーのCPUリソースを
使って、NAS上のバックアップ
ファイルの健全性チェック
CPU
RMAN> VALIDATE
BACKUPSET DEVICE TYPE
DISK;
I/O
バックアップの健全性チェック
は、Recovery Appliance 内で
完結。チェック用ジョブはデ
フォルトでスケジュール済み
バックアップ用ネッ
トワーク上のI/O
(Read)が発生する
FC-SW
DB
DB
本番DBサーバーのCPUリソースは
使わない
Recovery Appliance 上のリソース
を使って健全性チェック
NWSW
DB
従来型NAS
CPU
Recovery Appliance
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16
【参考情報】チェック系タスクの実行時間
社内環境での実績
• ブロック検査のタスクは優先度の低いタスクとしてスケジューリングされるため、
他の優先度の高いタスクが生成された場合には終了を待機する可能性がある
• バックアップデータ量に対するVALIDATE完了までの時間例(※)
– 全バックアップデータサイズ:9TB
 440分
– 全バックアップデータサイズ:128GB  45分
※実行時間の一例であり、
性能を保証するものではありません
RA_TASK ビューの確認結果(一部抜粋)
DB_UN
-----DEMO1
DEMO1
TASK_TYPE
-------------VALIDATE
CROSSCHECK_DB
STATE
---------COMPLETED
COMPLETED
CREATION_TIME
--------------------13-OCT-16 04.25.12 PM
14-OCT-16 11.27.56 AM
COMPLETION_TIME
--------------------13-OCT-16 05.09.14 PM
14-OCT-16 11.27.56 AM
DBM01
DBM01
VALIDATE
CROSSCHECK_DB
COMPLETED
COMPLETED
15-OCT-16 12.29.50 AM 15-OCT-16 07.54.39 AM
15-OCT-16 02.31.43 PM 15-OCT-16 02.31.43 PM
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17
破損を検知した場合
• Recovery Appliance は Exadata の基盤の上で動く
– バックアップデータはASMを利用して格納されている
– バックアップ破損検知時はASMのセカンダリのエクステントから復旧を試みる
• 復旧できない場合はバックアップの取り直しを行う
• リストア/リカバリを実施するよりも前に「気付ける」という点が重要
– 失敗できないリストア/リカバリの段階で、バックアップの破損を検知すると。。。
– ストレージ機能はフィルムカメラ、RMANを使ったバックアップはデジタルカメラ
• 大切な写真を現像してみたら「目をつむっていた」「ピントがずれていた」が無いように
• Recovery Appliance を利用していたとしても、実際のオペレーションに備え
て定期的にリストア・リカバリ訓練を実施することは大事
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18
バックアップのライフサイクル
世代管理の自動化
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19
バックアップは取得して終わりではない
RMANの場合 削除ポリシーを定めれば良い
• RMANのBACKUP RETENTION POLICYを設定し、DELETE OBSOLETE コマ
ンドを定期実行する
– ポリシーに従って不要と判断されたバックアップセット、アーカイブログが削除される
RMAN> CONFIGURE RETENTION POLICY TO RECOVERY WINDOW OF 7 DAYS ;
またおは
RMAN> CONFIGURE RETENTION POLICY TO REDUNDANCY 1 ;
RMAN> DELETE OBSOLETE ;
• これで安心?
– バックアップの取得先がNAS上だったら?
– NAS上にあるファイルシステム上のバックアップを rm されたら?
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20
保護ポリシーに基づくバックアップ管理
Recovery Appliance では自動でやってくれる
• バックアップは保持期間などを設定して、取得から削除までのライフサイクル
を適切に管理する必要がある
• 可用性要件毎にポリシー(リカバリ・ウィンドウ、ディスク保持期間など)を定
義し、データベース毎にポリシーを適用する
ポリシーの例
Gold
ミッション・クリティカル
ディスク:30日 テープ:90日 Replication:有
Silver
ビジネス・クリティカル
ディスク:10日 テープ:30日 Replication:無
Bronze
テスト、開発
ディスク:6時間 テープ:なし Replication:無
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21
Recovery Appliance はブロック単位で管理する
保護ポリシー上不要となったブロックを削除する
9/1 AM 1:00
#1#2#3#4#5
A A A A A
RAへ転送
××
A A A A A
9/2 AM 1:00
#6#7
A A A B B
9/3 AM 1:00
#8
B A A B B
RAへ転送
9/4 AM 1:00
B A A B B
#9
B A A B C
時間
B B
RAへ転送
RAへ転送
B A A B C
9/2 AM 1:00 時点のフル・バックアッ
プデータは、#1,2,3,6,7 を集めれば
作りだせるため、#4,#5 のブロックは
不要
不要になったタイミングで、
ブロック単位で、#4,#5 が削除
領域が断片化しないようにブロック
の再配置処理が定期的に動く
(OPT_DFタスク)
ポリシーに従ってブロック単位(ファイルではない)で完全に自動管理
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22
カタログに接続してRMANコマンドでも消せない
手動でのバックアップ削除を許さない設定も可能
保護ポリシーを作成するプロシージャ
PROCEDURE CREATE_PROTECTION_POLICY
Argument Name
Type
------------------------------ ----------------------PROTECTION_POLICY_NAME
VARCHAR2
DESCRIPTION
VARCHAR2
STORAGE_LOCATION_NAME
VARCHAR2
POLLING_POLICY_NAME
VARCHAR2
RECOVERY_WINDOW_GOAL
INTERVAL DAY TO SECOND
MAX_RETENTION_WINDOW
INTERVAL DAY TO SECOND
RECOVERY_WINDOW_SBT
INTERVAL DAY TO SECOND
UNPROTECTED_WINDOW
INTERVAL DAY TO SECOND
GUARANTEED_COPY
VARCHAR2
ALLOW_BACKUP_DELETION
VARCHAR2
STORE_AND_FORWARD
VARCHAR2
In/Out
-----IN
IN
IN
IN
IN
IN
IN
IN
IN
IN
IN
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Default?
-------DEFAULT
DEFAULT
DEFAULT
DEFAULT
DEFAULT
DEFAULT
DEFAULT
DEFAULT
23
DELETEコマンドによるバックアップ削除をブロック
保護ポリシーの属性 ALLOW_BACKUP_DELETION='NO'
• Recovery Appliance 内に格納された
バックアップに対する RMAN
DELETE コマンドをブロック可能
– ストレージ機能では、保持期間内のバック
アップに対する誤ったDELETE操作かどう
かを識別できない
– バックアップデータの管理はRecovery
Applianceに完全に任せる
– データベース管理者とバックアップ
管理者の間の職務分掌
– 「集中管理」「データベースを意識した」
「サービスとしてのデータ保護」
(一般的なファイルバックアップと違う)
保護ポリシー
"GOLD"
“DELETE BACKUP ..”
ORA-64766:
backup deletion
using RMAN prevented
by protection policy
ALLOW_BACKUP_DELETION = ‘NO’
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24
【参考】Recovery Appliance上でのBackupの見え方
A A A A A
Backup転送
仮想フルバックアップが
出来たタイミングで削除
Flash(作業場所)
名前:
bcrh1u52_1_1
A A A A A
メタデータ(仮想フルバックアップ)
データの実体
#1 #2 #3 #4 #5
A
A
A
A
A
名前:
VB$_4052721630_83992I
A A A A A
Virtual Full#1= {#1#2#3#4#5}
RMAN> list backup;
BS Key Type LV Size
Device Type Elapsed Time Completion Time
------- ---- -- ---------- ----------- ------------ --------------84036
Incr 0 82.92M
SBT_TAPE
00:00:00
30-SEP-16
BP Key: 84037
Status: AVAILABLE Compressed: YES Tag: TEST20160930_4
Handle: VB$_4052721630_83992I
Media:
List of Datafiles in backup set 84036
RMAN List コマンドでも仮想フルバックアッ
File LV Type Ckp SCN
Ckp Time Name
プが作成されていることを確認できる
---- -- ---- ---------- --------- ---1
0 Incr 7815554
30-SEP-16 +DATAC1/DEMO1/DATAFILE/system.1218.921409907
16
0 Incr 7815554
30-SEP-16 +DATAC1/DEMO1/DATAFILE/users.2053.923860355
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25
テープへのコピー
バックアップは「3-2-1」
(3つのコピーを、2つの異なるメディアに、1つはオフサイトでオフライン)
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26
バックアップは「3-2-1」
テープバックアップの必要性
プライマリコピー
3) 3つのコピー
2) 2つの異なるメディア
セカンダリコピー
1
2
DR向けコピー
3
テープ
ディスク
1) 1つはオフサイトでオフライン
プライマリサイト
DRサイト or クラウド
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27
バックアップは「3-2-1」を実現するには
BackupサーバーやBackup用ソフトウェアが必要
• ディスクにバックアップ
• バックアップソフトウェアをインス
トールしたサーバーからバックアップ
をマウント
• テープへバックアップをコピー
Backup サーバーや、バックアップソ
フトウェアが必要となる
Backup
Soft
DB1
本番
Backup
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Tape
DB2
Backup
本番
28
Recovery Appliance なら本番DBへの影響無し
Recovery ApplianceとTape間の通信のみ & Backupサーバー/Agentは不要
#1 #2 #3 #4 #5 VB#1=
A A A A A {#1#2#3#4#5}
Backup
#6
B
#9
C
#7 #8 VB#2=
B B {#6#2#3#7#8}
:
#10
C
RMAN バックアップセット
形式のファイル
Full
Copy to Tape
VB#3=
{#6#9#3#7#10}
B A AB B
Archive Redo
月末のデータを10年間分保持
直近1ヵ月の間に戻るために必要な
バックアップデータを保持
テープ装置への出力をRecovery
Appliance にオフロードするため、本
番環境への影響を与えない
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29
テープ遠隔地保管運用する例
• テープ保管期間
:(例) 60日間
• テープ入出庫サイクル
:(例) 7日間(遠隔地に60日間保管、60日後に再入庫)
• テープバックアップ
:(例) 7日間毎にCopy-to-Tapeジョブ(Full Backup)
未設定
60日間
35日間
現在
時系列
ディスク・
Recovery Appliance から
リカバリ・ウィンドウ目標 直接リストア可能な期間(保証値)
(Recovery Window Goal)
メディア・マネージャ・
リカバリ・ウィンドウ・ポリシー Recovery Applianceまたはテープから
Point-in-timeリカバリが可能な期間(保証値)
Recovery Window SBT
=60日
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30
【補足】テープバックアップの設定
Oracle Secure Backup を使う場合は必要な設定が(名前、ド
ライブ数、OSBの共有ライブラリのパス)が入力されている
3 rd party 製品の場合は手動で入力する
必要な設定(名前)が
Recovery Appliance セット
アップ時に設定されている
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31
【補足】テープバックアップの設定
保護ポリシーに含まれる全てのデータベースを対
象にするか、個別のデータベースを対象にするか
を選べる
バックアップのタイプを選択する
(フル、増分、アーカイブのいずれか)
作成したテンプレートを使ったジョブを定期的にキューに入れればOK
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32
本日の内容
1
Recovery Appliance 動作概要
2
バックアップ・リカバリのベストプラクティス
3
Recovery Appliance 利用時のベストプラクティス
4
まとめ
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33
構成
Data Guard を組める場合はData Guardで災害対策
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34
Recovery Appliance のレプリケーション機能
Local Data Center
Remote Data Center
One Way
BiDirectional
• 遠隔地のRecovery Appliance
へレプリケーションすること
で災害/サイト障害へ対応
• ローカルもしくは遠隔地の
Recovery Appliance から直接
リストア可能
Hub &
Spoke
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35
Recovery Appliance を使った災害対策
Data Guard を組めるものはData Guardで災対構成
• ホワイトペーパーにあるベストプラクティス構成
• Data Guardを組める場合はData Guardの利用が望ましい
– すばやく切替が可能
– REDOのみの転送となりWAN回線を消費しない
http://www.oracle.com/technetwork/database/availability/disaster-recovery-2526839.pdf
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36
事例
ブラジル・サンタカタリナ州裁判所(将来構成)
• 現在DR Siteは存在しない。Data Guard +Recovery Appliance 増設を計画中
計画中
Cloud Control
12.1.0.4
Replication for
non-Data Guard
Databases
Other Databases
計画中
Exadata X2
Data Guard
Exadata X4
DR Site
Exadata X5
Primary Site
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37
事例
SK Hynix
Primary Center
• リアルタイムトランザクションへの影響低減
EXADATA
– スタンバイDBからのバックアップ
M14FDC
FDC
Exadata X5-2 Half Rack
7EF + 4 HC (HIGH)
• シンプルで低オーバーヘッド
– 変更ブロックのみバックアップ  Backup性能の安定
– 複数のデータベースを1台のZDLRAでカバー
– リストア性能の保証
M14LFDC
LFDC
Exadata X5-2 Half Rack
7 EF (HIGH)
DR Center
Restore &
Bring-up
ADG
Incremental
Forever
Real-time
Redo
ZDLRA
Flashback
FDC
LFDC
M14
DR
Exadata X5-2 Half Rack
• 永久増分バックアップと検査
– バックアップウインドウは小さく
– バックアップ検査は定期的に実行
• 各障害時の復旧方法を整理
– 大規模障害では Data Guard で切り替えるため、サイト
を跨ってDB全体のリストアをするケースはない
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38
リカバリ
• どの時点までリカバリできるのかをリアルタイムに把握する
• 複製DBの作成に有効活用
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39
全データベースの保護状態を一元管理
Enterprise Manager による監視
任意の時点へのリカバリ可能な日数
ポリシーに準拠し容量を管理
保護されていないデータ
=失う可能性のあるデータの範囲が一目で分かる
各DBへドリルダウンした情報
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40
複製データベースの作成
Recovery Appliance 中のバックアップデータをテスト環境に配布
バックアップ取得以外に本番
データベースへの負荷は無い
テスト用データ
任意時点の
データの抽出
任意の地点のデータを再現できるの
で、テストデータの抽出という作業
自体を削減可能。かつテストデータ
の準備は必要な日時を指定するのみ。
日次論理バックアップ
(Datapump)
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41
タグVLAN対応
Prod DBs
• 保護DBはVLANネットワークを介し
てRecovery Appliance に接続可能
• 各DBとのバックアップ・リカバリに
関する通信はVLAN毎に分離される
• RMAN RESTORE/DUPLICATE 操作
は通常通り動作する
Test/Dev DBs
– 同じVPCユーザで認証されていれば、
VLAN1上のデータベースで取得された
バックアップをVLAN2上のデータベース
にリストア可能
• インストール後にVLANを設定する詳
細手順はMOS Note 2047411.1
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42
バックアップ取得
Recovery Appliance へのバックアップはデータファイル毎にピースを分ける
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43
バックアップ取得時のベストプラクティス
MOS Doc ID 2176686.1
• 大きなデータファイル(1TB超え)ではマルチセクションバックアップを利用
– セクションサイズは64GBから検討を開始し、チャネル数に合わせてカスタマイズ
• 仮想フルバックアップの作成状況を監視する
– 次回の増分バックアップ(推奨は累積増分バックアップ)は、仮想フルバックアップをLevel 0
として増分が検討される (詳細はページ下部リンク参照)
• 仮想フルバックアップのタスクはバックアップセット単位で1タスク1プロセス
が割り当てられて行われるので、バックアップセットに含めるデータファイル
は少なくした方が良い  filesperset 1 (デフォルト64)
RMAN> backup device type sbt cumulative incremental level 1 filesperset 1
section size 64g database plus archivelog not backed up filesperset 32;
http://www.oracle.com/webfolder/technetwork/jp/ondemand/ddd2014/B2-3.pdf
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44
本日の内容
1
Recovery Appliance 動作概要
2
バックアップ・リカバリのベストプラクティス
3
Recovery Appliance 利用時のベストプラクティス
4
まとめ
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45
まとめ
Recovery Manager (RMAN)の経験有無に関係無く
Recovery Appliance は安心して使えます
なぜなら、Recovery Appliance には
バックアップ・リカバリに関する
ベストプラクティスが詰まっているからです
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46
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