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Recovery Appliance - OTN
バックアップ・リカバリのベストプラ クティスが詰まったZero Data Loss Recovery Appliance 詳解 日本オラクル株式会社 クラウド・テクノロジー事業統括 Database & Exadata プロダクトマネジメント本部 応用技術部 シニアエンジニア 佐々木 亨 Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. • 以下の事項は、弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するも のです。また、情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約 にも組み込むことはできません。以下の事項は、マテリアルやコード、 機能を提供することをコミットメント(確約)するものではないため、 購買決定を行う際の判断材料になさらないで下さい。オラクル製品に関 して記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、弊社 の裁量により決定されます。 OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。 文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。 Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | 2 本日お伝えしたいこと Recovery Manager (RMAN)の経験有無に関係無く Recovery Appliance は安心して使えます なぜなら、Recovery Appliance には バックアップ・リカバリに関する ベストプラクティスが詰まっているからです Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | 3 本日の内容 1 Recovery Appliance 動作概要 2 バックアップ・リカバリのベストプラクティス 3 Recovery Appliance 利用時のベストプラクティス 4 まとめ Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | 4 Recovery Appliance 全体像 本番機 Delta Push • 増分バックアップ取得し、 Recovery Appliance に直接転送 • REDO を送信(任意) Delta Store • 受け取った増分バックアップを分解、 索引付けし、検査、圧縮をして格納 • 増分バックアップからフルバックアップを生成 Recovery Appliance 本番機 クラウドスケール • 数千もの保護DB • 各種OS/Version対応 • ペタバイトのデータ も保護可能 • 高価な Agentが不要 データ保護をメニュー化 EM管理コンソール • 定義したメニューから 保護対象DBに見合った 保護レベルを選択する Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | Recovery Appliance 災対サイト Replication : • DRサイトへの複製 Autonomous Archive: • テープへのコピー 5 バックアップ時の動作イメージ switch 9/1 AM 1:00 A A A A A 更新 A A A B B 9/2 AM 1:00 B A A B B B A A B C 9/3 AM 1:00 B C A B C 時間 Backup転送 Lv0 Backup Flash(作業場所) A A A A A 分解/検査/ 圧縮 データの実体 #1 #2 #3 #4 #5 A A A A A REDO転送 リアルタイムREDO 増分Backup転送 転送でRPO≒0を実現 Lv1 Backup B B B 分解/検査 /圧縮 #6 Lv1 Backup C C 分解/検 査/圧縮 A A A A A Virtual Full#1 B B B #9 #10 C C Virtual Full#1 = {#1#2#3#4#5} ブロックの実体は持たず、 実体へのポインタで表現 #7 #8 REDO転送 増分Backup転送 メタデータ(仮想フルバックアップ) B A A B B Virtual Full#2 Virtual Full#2 = {#6#2#3#7#8} REDOは適用せずに アーカイブとして保持 B C A B C Virtual Full#3 Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | Virtual Full#3 = {#6#9#3#7#10} 6 リストア時の動作イメージ 点線の時刻にPoint in Timeリカバリ 9/1 AM 1:00 A A A A A A A A B B 9/2 AM 1:00 B A A B B B A A B C 1. #1#2#3#4#5 A A A A A A A A A A Virtual Full#1 アーカイブREDO #6 #7#8 B B B B A A B B Virtual Full #2 アーカイブREDO Virtual Full#2 = {#6#2#3#7#8} 時間 set until time 9/2 05:00 PM restore database; recover database; B A A B B 4. メタデータ(仮想フ ルバックアップ) データの実体 リカバリ B A A B C 2. 9/2 05:00 PM 直前のフルバックアップ はVirtual Full #2であることを自動的に 認識し、Virtual Full#2からフルバック アップを構成し対象にリストアする 3. リストア先に必要なアーカイブREDOが なければ、アーカイブREDOもリストア B A A B B Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | 7 それぞれの動作はタスクとして実行される 動作しているタスクの例 Name Description INDEX_BACKUP バックアップピースを索引付けしDelta Pool に格納する(仮想フルバックアップの作成) BACKUP_ARCH RFSが受け取ったアーカイブログをStorage Location にコピーする OPT_DF リストアのIO効率を改善(最新の仮想フルバックアップへのアクセス)するためにDelta Pool内の ブロックを並び替える RESTORE 1つ以上のDelta Pool からバックアップピースを構成するのを補助する PURGE_DUP 複数のLevel0バックアップに索引付けした際に発生する重複ブロックをDelta Pool から削除する BACKUP_SBT バックアップピースをテープもしくは、Replication先のRAに複製する RESTORE_SBT テープもしくはReplication先のRAからバックアップピースをリストアする PURGE 新しいバックアップのための空き領域を確保するために非同期に古いバックアップをDelta Store から削除する CROSSCHECK_DB カタログがテープやReplication先のRAに格納されるバックアップを反映しているか検査する VALIDATE データベースに格納されているバックアップを検査する Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | 8 それぞれの動作はタスクとして実行される switch Backup転送 A A A A A 更新 Lv0 Backup Flash(作業場所) Jnnn 分解/検査/ Jnnn REDO転送 B A A B C 時間 #6 INDEX_BACKUP B B 分解/検査 B Jnnn REDO転送 Lv1 Backup A A A Virtual Full#1 = {#1#2#3#4#5} A A A A A Virtual Full#1 VALIDATE Jnnn /圧縮 Jnnn #7 #8 B B B B A A B B Virtual Full#2 Virtual Full#2 = {#6#2#3#7#8} B C A B C Virtual Full#3 Virtual Full#3 = {#6#9#3#7#10} BACKUP_ARC Jnnn 増分Backup転送 B C A B C A メタデータ(仮想フルバックアップ) BACKUP_ARC 増分Backup転送 Lv1 Backup データの実体 PURGE #1 #2 #3 #4 #5 圧縮 A A A A INDEX_BACKUP A A A A A B B B A A B B Jnnn C 分解/検 INDEX_BACKUP C 査/圧縮 #9 #10 C C Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | 9 RA_TASK ビュー Recovery Appliance上で動く各タスクのステータスが分かる SQL> select db_unique_name, task_type, state, creation_time from ra_task; DB_UNIQUE_ ---------DEMO1 DEMO1 DEMO1 DEMO1 DEMO1 DEMO1 DEMO1 DEMO1 DEMO1 DEMO1 DEMO1 DEMO1 TASK_TYPE --------------------BACKUP_ARCH BACKUP_ARCH INDEX_BACKUP INDEX_BACKUP INDEX_BACKUP PURGE_DUP DEFERRED_DEL PLAN_DF OPTIMIZE CROSSCHECK_DB RESTORE_RANGE_REFRESH VALIDATE STATE ---------COMPLETED COMPLETED COMPLETED COMPLETED COMPLETED COMPLETED COMPLETED COMPLETED COMPLETED COMPLETED COMPLETED RUNNING CREATION_TIME -----------------------------------12-OCT-16 03.05.00.329570 PM +09:00 12-OCT-16 03.05.01.551786 PM +09:00 12-OCT-16 03.06.29.375337 PM +09:00 12-OCT-16 03.06.34.281116 PM +09:00 12-OCT-16 03.07.47.418527 PM +09:00 12-OCT-16 03.07.48.406041 PM +09:00 12-OCT-16 03.07.48.572036 PM +09:00 12-OCT-16 03.07.49.490420 PM +09:00 13-OCT-16 11.24.19.810113 AM +09:00 13-OCT-16 11.24.19.813185 AM +09:00 13-OCT-16 04.15.26.591837 PM +09:00 13-OCT-16 04.25.12.418079 PM +09:00 Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | 10 本日の内容 1 Recovery Appliance 動作概要 2 バックアップ・リカバリのベストプラクティス 3 Recovery Appliance 利用時のベストプラクティス 4 まとめ Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | 11 破損チェック Oracle Database インスタンスを介したブロックチェック Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | 12 Oracle Database インスタンスを介したチェック ブロック構造を理解してブロック破損を検知可能 • RMANを利用したバックアップではOracle Database インスタンスを介してブ ロックを読むので次のような破損を検知可能 – – – – Block Header が不正 Block HeaderとFooterの情報が不一致 Data の欠落 Block の配置場所が不正 など • RMANでバックアップを取得するだけでなく、下記を運用に組み込むことでブ ロック破損チェックを万全にできる – 週次でRMANのCROSSCHECK – 週次もしくは月次のRMAN BACKUP/RESTORE VALIDATE – 月次もしくは四半期のリストア・リカバリ訓練 Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | 13 Oracle Database インスタンスを介したチェック Recovery Appliance を使えば万全なブロック破損チェックをより簡単に • バックアップ取得時(RMANコマンド) – バックアップ対象のOracle Databaseインスタンスによるデータブロックの検査 • 仮想フルバックアップ作成時[*] – 受け取ったバックアップを分解、検査し、仮想フルバックアップ化してHDDに書き込む • Recovery Appliance内に格納されているバックアップの検査時[*] – 日次で全バックアップセットのCROSSCHECK – 週次でデータファイルを構成するバックアップデータの最適化(=Block読込) – 隔週で全バックアップセットの検査(RESTORE VALIDATEと同様) [*] Recovery Appliance 上で動作する Oracle Database インスタンスのバックグラウンドプロセスが処理 Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | 14 Recovery Appliance 格納後のバックアップ検査 バックアップの検査を担う定期実行タスク • Recovery Appliance 内部で下記のタスクがバックグラウンドで行われる • 頻度の変更は認められている(DBMS_RA.CONFIG プロシージャ) タスク名 CONFIGパラメータ 頻度 内容 VALIDATE validate_db_days 14日 バックアップピースの検査を実施 CHECK_FILES check_file_days 14日 Recovery Appliance 内のメタデータの一 貫性チェックを実施 CROSSCHECK_DB crosscheck_db_days 7日 Recovery Appliance上のカタログを検査 OPT_DF optimize_chunk_days 7日 バックップ構成データの配置最適化 Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | 15 Oracle Database インスタンスを介したチェック Recovery Applianceのリソースを使ってバックアップの健全性を確認している 既存統合バックアップ環境の場合 95% CPU FC-SW DB NWSW Recovery Applianceの場合 本番DBサーバーのCPUリソースを 使って、NAS上のバックアップ ファイルの健全性チェック CPU RMAN> VALIDATE BACKUPSET DEVICE TYPE DISK; I/O バックアップの健全性チェック は、Recovery Appliance 内で 完結。チェック用ジョブはデ フォルトでスケジュール済み バックアップ用ネッ トワーク上のI/O (Read)が発生する FC-SW DB DB 本番DBサーバーのCPUリソースは 使わない Recovery Appliance 上のリソース を使って健全性チェック NWSW DB 従来型NAS CPU Recovery Appliance Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | 16 【参考情報】チェック系タスクの実行時間 社内環境での実績 • ブロック検査のタスクは優先度の低いタスクとしてスケジューリングされるため、 他の優先度の高いタスクが生成された場合には終了を待機する可能性がある • バックアップデータ量に対するVALIDATE完了までの時間例(※) – 全バックアップデータサイズ:9TB 440分 – 全バックアップデータサイズ:128GB 45分 ※実行時間の一例であり、 性能を保証するものではありません RA_TASK ビューの確認結果(一部抜粋) DB_UN -----DEMO1 DEMO1 TASK_TYPE -------------VALIDATE CROSSCHECK_DB STATE ---------COMPLETED COMPLETED CREATION_TIME --------------------13-OCT-16 04.25.12 PM 14-OCT-16 11.27.56 AM COMPLETION_TIME --------------------13-OCT-16 05.09.14 PM 14-OCT-16 11.27.56 AM DBM01 DBM01 VALIDATE CROSSCHECK_DB COMPLETED COMPLETED 15-OCT-16 12.29.50 AM 15-OCT-16 07.54.39 AM 15-OCT-16 02.31.43 PM 15-OCT-16 02.31.43 PM Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | 17 破損を検知した場合 • Recovery Appliance は Exadata の基盤の上で動く – バックアップデータはASMを利用して格納されている – バックアップ破損検知時はASMのセカンダリのエクステントから復旧を試みる • 復旧できない場合はバックアップの取り直しを行う • リストア/リカバリを実施するよりも前に「気付ける」という点が重要 – 失敗できないリストア/リカバリの段階で、バックアップの破損を検知すると。。。 – ストレージ機能はフィルムカメラ、RMANを使ったバックアップはデジタルカメラ • 大切な写真を現像してみたら「目をつむっていた」「ピントがずれていた」が無いように • Recovery Appliance を利用していたとしても、実際のオペレーションに備え て定期的にリストア・リカバリ訓練を実施することは大事 Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | 18 バックアップのライフサイクル 世代管理の自動化 Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | 19 バックアップは取得して終わりではない RMANの場合 削除ポリシーを定めれば良い • RMANのBACKUP RETENTION POLICYを設定し、DELETE OBSOLETE コマ ンドを定期実行する – ポリシーに従って不要と判断されたバックアップセット、アーカイブログが削除される RMAN> CONFIGURE RETENTION POLICY TO RECOVERY WINDOW OF 7 DAYS ; またおは RMAN> CONFIGURE RETENTION POLICY TO REDUNDANCY 1 ; RMAN> DELETE OBSOLETE ; • これで安心? – バックアップの取得先がNAS上だったら? – NAS上にあるファイルシステム上のバックアップを rm されたら? Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | 20 保護ポリシーに基づくバックアップ管理 Recovery Appliance では自動でやってくれる • バックアップは保持期間などを設定して、取得から削除までのライフサイクル を適切に管理する必要がある • 可用性要件毎にポリシー(リカバリ・ウィンドウ、ディスク保持期間など)を定 義し、データベース毎にポリシーを適用する ポリシーの例 Gold ミッション・クリティカル ディスク:30日 テープ:90日 Replication:有 Silver ビジネス・クリティカル ディスク:10日 テープ:30日 Replication:無 Bronze テスト、開発 ディスク:6時間 テープ:なし Replication:無 Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | 21 Recovery Appliance はブロック単位で管理する 保護ポリシー上不要となったブロックを削除する 9/1 AM 1:00 #1#2#3#4#5 A A A A A RAへ転送 ×× A A A A A 9/2 AM 1:00 #6#7 A A A B B 9/3 AM 1:00 #8 B A A B B RAへ転送 9/4 AM 1:00 B A A B B #9 B A A B C 時間 B B RAへ転送 RAへ転送 B A A B C 9/2 AM 1:00 時点のフル・バックアッ プデータは、#1,2,3,6,7 を集めれば 作りだせるため、#4,#5 のブロックは 不要 不要になったタイミングで、 ブロック単位で、#4,#5 が削除 領域が断片化しないようにブロック の再配置処理が定期的に動く (OPT_DFタスク) ポリシーに従ってブロック単位(ファイルではない)で完全に自動管理 Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | 22 カタログに接続してRMANコマンドでも消せない 手動でのバックアップ削除を許さない設定も可能 保護ポリシーを作成するプロシージャ PROCEDURE CREATE_PROTECTION_POLICY Argument Name Type ------------------------------ ----------------------PROTECTION_POLICY_NAME VARCHAR2 DESCRIPTION VARCHAR2 STORAGE_LOCATION_NAME VARCHAR2 POLLING_POLICY_NAME VARCHAR2 RECOVERY_WINDOW_GOAL INTERVAL DAY TO SECOND MAX_RETENTION_WINDOW INTERVAL DAY TO SECOND RECOVERY_WINDOW_SBT INTERVAL DAY TO SECOND UNPROTECTED_WINDOW INTERVAL DAY TO SECOND GUARANTEED_COPY VARCHAR2 ALLOW_BACKUP_DELETION VARCHAR2 STORE_AND_FORWARD VARCHAR2 In/Out -----IN IN IN IN IN IN IN IN IN IN IN Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | Default? -------DEFAULT DEFAULT DEFAULT DEFAULT DEFAULT DEFAULT DEFAULT DEFAULT 23 DELETEコマンドによるバックアップ削除をブロック 保護ポリシーの属性 ALLOW_BACKUP_DELETION='NO' • Recovery Appliance 内に格納された バックアップに対する RMAN DELETE コマンドをブロック可能 – ストレージ機能では、保持期間内のバック アップに対する誤ったDELETE操作かどう かを識別できない – バックアップデータの管理はRecovery Applianceに完全に任せる – データベース管理者とバックアップ 管理者の間の職務分掌 – 「集中管理」「データベースを意識した」 「サービスとしてのデータ保護」 (一般的なファイルバックアップと違う) 保護ポリシー "GOLD" “DELETE BACKUP ..” ORA-64766: backup deletion using RMAN prevented by protection policy ALLOW_BACKUP_DELETION = ‘NO’ Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | 24 【参考】Recovery Appliance上でのBackupの見え方 A A A A A Backup転送 仮想フルバックアップが 出来たタイミングで削除 Flash(作業場所) 名前: bcrh1u52_1_1 A A A A A メタデータ(仮想フルバックアップ) データの実体 #1 #2 #3 #4 #5 A A A A A 名前: VB$_4052721630_83992I A A A A A Virtual Full#1= {#1#2#3#4#5} RMAN> list backup; BS Key Type LV Size Device Type Elapsed Time Completion Time ------- ---- -- ---------- ----------- ------------ --------------84036 Incr 0 82.92M SBT_TAPE 00:00:00 30-SEP-16 BP Key: 84037 Status: AVAILABLE Compressed: YES Tag: TEST20160930_4 Handle: VB$_4052721630_83992I Media: List of Datafiles in backup set 84036 RMAN List コマンドでも仮想フルバックアッ File LV Type Ckp SCN Ckp Time Name プが作成されていることを確認できる ---- -- ---- ---------- --------- ---1 0 Incr 7815554 30-SEP-16 +DATAC1/DEMO1/DATAFILE/system.1218.921409907 16 0 Incr 7815554 30-SEP-16 +DATAC1/DEMO1/DATAFILE/users.2053.923860355 Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | 25 テープへのコピー バックアップは「3-2-1」 (3つのコピーを、2つの異なるメディアに、1つはオフサイトでオフライン) Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | 26 バックアップは「3-2-1」 テープバックアップの必要性 プライマリコピー 3) 3つのコピー 2) 2つの異なるメディア セカンダリコピー 1 2 DR向けコピー 3 テープ ディスク 1) 1つはオフサイトでオフライン プライマリサイト DRサイト or クラウド Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | 27 バックアップは「3-2-1」を実現するには BackupサーバーやBackup用ソフトウェアが必要 • ディスクにバックアップ • バックアップソフトウェアをインス トールしたサーバーからバックアップ をマウント • テープへバックアップをコピー Backup サーバーや、バックアップソ フトウェアが必要となる Backup Soft DB1 本番 Backup Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | Tape DB2 Backup 本番 28 Recovery Appliance なら本番DBへの影響無し Recovery ApplianceとTape間の通信のみ & Backupサーバー/Agentは不要 #1 #2 #3 #4 #5 VB#1= A A A A A {#1#2#3#4#5} Backup #6 B #9 C #7 #8 VB#2= B B {#6#2#3#7#8} : #10 C RMAN バックアップセット 形式のファイル Full Copy to Tape VB#3= {#6#9#3#7#10} B A AB B Archive Redo 月末のデータを10年間分保持 直近1ヵ月の間に戻るために必要な バックアップデータを保持 テープ装置への出力をRecovery Appliance にオフロードするため、本 番環境への影響を与えない Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | 29 テープ遠隔地保管運用する例 • テープ保管期間 :(例) 60日間 • テープ入出庫サイクル :(例) 7日間(遠隔地に60日間保管、60日後に再入庫) • テープバックアップ :(例) 7日間毎にCopy-to-Tapeジョブ(Full Backup) 未設定 60日間 35日間 現在 時系列 ディスク・ Recovery Appliance から リカバリ・ウィンドウ目標 直接リストア可能な期間(保証値) (Recovery Window Goal) メディア・マネージャ・ リカバリ・ウィンドウ・ポリシー Recovery Applianceまたはテープから Point-in-timeリカバリが可能な期間(保証値) Recovery Window SBT =60日 Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | 30 【補足】テープバックアップの設定 Oracle Secure Backup を使う場合は必要な設定が(名前、ド ライブ数、OSBの共有ライブラリのパス)が入力されている 3 rd party 製品の場合は手動で入力する 必要な設定(名前)が Recovery Appliance セット アップ時に設定されている Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | 31 【補足】テープバックアップの設定 保護ポリシーに含まれる全てのデータベースを対 象にするか、個別のデータベースを対象にするか を選べる バックアップのタイプを選択する (フル、増分、アーカイブのいずれか) 作成したテンプレートを使ったジョブを定期的にキューに入れればOK Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | 32 本日の内容 1 Recovery Appliance 動作概要 2 バックアップ・リカバリのベストプラクティス 3 Recovery Appliance 利用時のベストプラクティス 4 まとめ Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | 33 構成 Data Guard を組める場合はData Guardで災害対策 Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | 34 Recovery Appliance のレプリケーション機能 Local Data Center Remote Data Center One Way BiDirectional • 遠隔地のRecovery Appliance へレプリケーションすること で災害/サイト障害へ対応 • ローカルもしくは遠隔地の Recovery Appliance から直接 リストア可能 Hub & Spoke Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | 35 Recovery Appliance を使った災害対策 Data Guard を組めるものはData Guardで災対構成 • ホワイトペーパーにあるベストプラクティス構成 • Data Guardを組める場合はData Guardの利用が望ましい – すばやく切替が可能 – REDOのみの転送となりWAN回線を消費しない http://www.oracle.com/technetwork/database/availability/disaster-recovery-2526839.pdf Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | 36 事例 ブラジル・サンタカタリナ州裁判所(将来構成) • 現在DR Siteは存在しない。Data Guard +Recovery Appliance 増設を計画中 計画中 Cloud Control 12.1.0.4 Replication for non-Data Guard Databases Other Databases 計画中 Exadata X2 Data Guard Exadata X4 DR Site Exadata X5 Primary Site Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | 37 事例 SK Hynix Primary Center • リアルタイムトランザクションへの影響低減 EXADATA – スタンバイDBからのバックアップ M14FDC FDC Exadata X5-2 Half Rack 7EF + 4 HC (HIGH) • シンプルで低オーバーヘッド – 変更ブロックのみバックアップ Backup性能の安定 – 複数のデータベースを1台のZDLRAでカバー – リストア性能の保証 M14LFDC LFDC Exadata X5-2 Half Rack 7 EF (HIGH) DR Center Restore & Bring-up ADG Incremental Forever Real-time Redo ZDLRA Flashback FDC LFDC M14 DR Exadata X5-2 Half Rack • 永久増分バックアップと検査 – バックアップウインドウは小さく – バックアップ検査は定期的に実行 • 各障害時の復旧方法を整理 – 大規模障害では Data Guard で切り替えるため、サイト を跨ってDB全体のリストアをするケースはない Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | 38 リカバリ • どの時点までリカバリできるのかをリアルタイムに把握する • 複製DBの作成に有効活用 Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | 39 全データベースの保護状態を一元管理 Enterprise Manager による監視 任意の時点へのリカバリ可能な日数 ポリシーに準拠し容量を管理 保護されていないデータ =失う可能性のあるデータの範囲が一目で分かる 各DBへドリルダウンした情報 Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | 40 複製データベースの作成 Recovery Appliance 中のバックアップデータをテスト環境に配布 バックアップ取得以外に本番 データベースへの負荷は無い テスト用データ 任意時点の データの抽出 任意の地点のデータを再現できるの で、テストデータの抽出という作業 自体を削減可能。かつテストデータ の準備は必要な日時を指定するのみ。 日次論理バックアップ (Datapump) Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | 41 タグVLAN対応 Prod DBs • 保護DBはVLANネットワークを介し てRecovery Appliance に接続可能 • 各DBとのバックアップ・リカバリに 関する通信はVLAN毎に分離される • RMAN RESTORE/DUPLICATE 操作 は通常通り動作する Test/Dev DBs – 同じVPCユーザで認証されていれば、 VLAN1上のデータベースで取得された バックアップをVLAN2上のデータベース にリストア可能 • インストール後にVLANを設定する詳 細手順はMOS Note 2047411.1 Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | 42 バックアップ取得 Recovery Appliance へのバックアップはデータファイル毎にピースを分ける Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | 43 バックアップ取得時のベストプラクティス MOS Doc ID 2176686.1 • 大きなデータファイル(1TB超え)ではマルチセクションバックアップを利用 – セクションサイズは64GBから検討を開始し、チャネル数に合わせてカスタマイズ • 仮想フルバックアップの作成状況を監視する – 次回の増分バックアップ(推奨は累積増分バックアップ)は、仮想フルバックアップをLevel 0 として増分が検討される (詳細はページ下部リンク参照) • 仮想フルバックアップのタスクはバックアップセット単位で1タスク1プロセス が割り当てられて行われるので、バックアップセットに含めるデータファイル は少なくした方が良い filesperset 1 (デフォルト64) RMAN> backup device type sbt cumulative incremental level 1 filesperset 1 section size 64g database plus archivelog not backed up filesperset 32; http://www.oracle.com/webfolder/technetwork/jp/ondemand/ddd2014/B2-3.pdf Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | 44 本日の内容 1 Recovery Appliance 動作概要 2 バックアップ・リカバリのベストプラクティス 3 Recovery Appliance 利用時のベストプラクティス 4 まとめ Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | 45 まとめ Recovery Manager (RMAN)の経験有無に関係無く Recovery Appliance は安心して使えます なぜなら、Recovery Appliance には バックアップ・リカバリに関する ベストプラクティスが詰まっているからです Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | 46 Oracle Database 12c 対応研修コースのご案内 基礎から上級スキルまで。Oracle Database 12c の製品機能を学習できる多彩な研修コースでスキルアップを Gold Silver Oracle Database 12c: ASM 管理 (2日間) Oracle Database 12c: バックアップ・ リカバリ (5日間) Oracle Database 12c: マルチテナント・ アーキテクチャ (2日間) Oracle Database 12c: インストール& アップグレード (2日間) Oracle Database 12c: 管理ネクスト・ ステップ (3日間) Oracle Database 12c: 管理クイック・ スタート (2日間) Bronze Oracle Database 12c: Clusterware 管理 (4日間) Oracle Database 12c: パフォーマンス・ チューニング (5日間) Oracle Database 12c: SQL チューニング ワークショップ (3日間) Oracle Database 12c: 新機能 (5日間) Oracle Database 12c: PL/SQL プログラム 開発 (3日間) データベース設計 (3日間) Oracle Database 12c: 管理ワークショップ (5日間) Oracle Database 12c: SQL 基礎 II (2日間) Oracle Database 12c: Database Vault (2日間) Oracle Database 12c: セキュリティ (5日間) Oracle Database 12c: PL/SQL 基礎 (2日間) Advanced Analytics Option 対応コース Platinum Oracle Database 12c: RAC 管理 (4日間) Oracle R Enterprise エッセンシャルズ (2 日間) Oracle Database 11g: データ・マイニング 手法 (2 日間) Oracle ではじめる 統計入門 (1 日間) Oracle Database 12c: SQL 基礎 I (3日間) ※ Oracle Database 12cR2 対応研修は順次提供予定です。詳しくはオラクルユニバーシティまでお問い合わせください。 Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | 47 Oracle Digitalは、オラクル製品の導入をご検討いただく際の総合窓口。 電話とインターネットによるダイレクトなコニュニケーションで、どんなお問い合わせにもすばやく対応します。 もちろん、無償。どんなことでも、ご相談ください。 Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | 48 Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | 49 Copyright © 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. | 50