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イギリ ス サセックス大学 Genome Damage

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イギリ ス サセックス大学 Genome Damage
自主研究報告書
医学部 4 回生
加藤陽一
学生番号:0600- 18- 7720
1. 所属研究室
京都大学医学部放射線遺伝学教室
2. 研修場所
Pro f.
P enny A. Jegg o’s
Grou p
Th e G en om e D am age and S tabi li ty C en tre
(Su sse x Uni ver sit y, U K )
3. 期間
2009. 08.15~2009. 09.26
4.
活動内容
現地での活動内容としては、種々のヒト細胞にγ線を照射した後、30 分、60 分、6 時間、
12 時間、24 時間など時間を置いた後、DNA の修復時間、量の関係を、H2AX がリン酸化
することを利用して調べる、というものでした。
僕の主な仕事としては、免疫染色に用いるスライドとディッシュのセッティング、細胞培
養、免疫染色、またその染色した細胞を蛍光顕微鏡で観察する、という内容が主でした。
5. 感想
Sussex University に行く 1 ヶ月ほど前から、武田先生のご紹介で岩田研にて実験手技を学
ばせていただきました。先輩たちのレポート、また武田先生、Sussex Univ. の柴田先生の
アドバイスにより、習得しておくべき手技をあらかじめ指摘していただけたので、短い期
間で、必要な実験手技を集中的に学ぶことが出来たと思います。
私にとっては初めての海外留学だったので、自分で実験をセットアップすることもなく、
滞在中は柴田先生の実験のお手伝いをさせていただいていました。出来の悪い僕を優しく
指導していただいた柴田先生にはとても感謝しています。柴田先生に個人的に連れて行っ
てもらったブライトンの Fish&Chips のお店は、ロンドンで食べたものよりもおいしく、
一生のうちにぜひまた一度行ってみたいと思いました。
最初は新しい環境に慣れるのに精一杯で、自分の研究の内容・目的について深く考えてい
る精神的余裕がなかったのですが、日にちが経つにつれ、次第に実験内容について考え、
理解する喜びがでてきました。
基本的には月から金までの 5 日間に研究のお手伝いをして、
土曜、日曜はロンドンへ観光しに行っていました。
なにしろ始めてのヨーロッパだったもので、いろいろとカルチャーショックがありまし
た。言葉がなかなか通じず、相手が何か言ったのかよくわかっていないのに、わかった振
りをして、後になってホームステイの大家さんに迷惑をかけてしまうこともありました。2
ヶ月という期間だったので、英語力に関してはそれほど向上した自覚はありませんが、外
国人の方と話す度胸はついたと思います。これからも英語の勉強は引き続きしていきたい
と思います。
週末にはさまざまなところに観光に行きました。僕が当初から楽しみにしていたミュージ
カルには滞在中 3 回も行けたので、とても満足でした。また、ロンドン市内の交通は地下
鉄が便利で、オイスターカードというチャージ式のラガールカードを購入したら、一日上
限約 6 ポンドで乗り放題でした。また、大学のあるブライトンからロンドンへは、National
Express という会社のバスが、ネット予約で往復 8 ポンドという破格の安さで利用できる
ので、お勧めです。
食事に関しては、僕にとってイギリス料理はうわさに聞くほど不味いものではありませ
んでした。Fish&Chips も結構おいしくて、留学中に好んで何回も食べていました。ただ、
日本でいう王将ややよい軒、松屋などの、数百円(現地で 4、5 ポンド)以内で食べられる
おいしいお店は、ブライトンで 1 軒(ぽんぽこ食堂というお店です)、ロンドンではほぼ皆
無でした。やはり海外で日本食を食べようと思ったら値段も高く、普段は食費をおさえる
ために大学の近くにある ASDA という 24 時間営業の大型スーパーで食品、果物、飲み物な
どを買って、ホームステイの家で食べていました。
治安に関してですが、ロンドンの SOHO 地区は日本でいう歌舞伎町のような地区なので、
あまり治安がいいとはいえませんが、それ以外の地区はとても治安がよかったと思います。
ブライトンに関しても、もともとがリゾート地なので、夜でも治安はよかったと思います。
ただ、やはり日本人は狙われやすく、夜の街はあまり出歩かないほうがいいのではないか
と思います。
お金に関してですが、食費に関しては押さえようと思えばかなり安くまで押さえること
が出来るのではないかと思います。僕は週末のロンドン観光でたびたびロンドン市内のホ
テルを利用していたので、後になってお金に困ったという失敗をしてしまいました。やは
り実際にお金がかかるのは観光・ショッピングで、それらのバランスをしっかりと考えな
がら生活していくことが大切だと思います。
僕は留学中に毎週末にロンドン(計6回ほど)、9 月第二週にオランダ(easy jet という
航空会社が便利です。片道 50 ポンドほどでした。)に行き、さらに実験が終了した翌日 9
月 27 日から 10 月 6 日までフランス・イタリアを観光したので、費用としては飛行機代・
ホームステイ代すべて込みで、トータル 85 万円ほどかかりました。お金の持って生き方に
関しては、僕は日本円で 10 万円、クレジットカードとして VISA、JCB を限度額 30 万円
ずつにしてからもっていきました。海外では JCB カードがあまり使えないので、使えると
きはできるだけ JCB カードの方を優先して使うようにしていました。
僕にとっては初めての留学で、いろいろと至らない点が多く、留学先の柴田先生をはじ
めいろいろな方に迷惑をかけてしまった留学ですが、僕にとって非常に貴重な経験となり
ました。
最後に、研究室を紹介していただいた武田先生、実験手法を教えてくださった足立先生
をはじめとする岩田研の方々、
そして、
日本の学生を受け入れてくださった Pro f. P enn y、
親切に面倒を見てくれた柴田先生、アンドレアスさんをはじめとするサセックス大学の
方々、本当にありがとうございました。
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