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本編 - 金沢大学学際科学実験センター

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本編 - 金沢大学学際科学実験センター
ISSN
1349­4767
金沢大学
学際科学実験センター年報
2012
第 10 号
Annual Report №10
Advanced Science Research Center
Kanazawa University, 2012
は
じ
め に
学際科学実験センター長
浅野 雅秀
3 期目のセンター長をお引き受けすることになり,2012 年(第 10 号)のセンター年報発行にあ
たりご挨拶申し上げます。本センターでは3年ごとに学内あるいは学外の評価委員の先生による外
部評価を受けています。今回が3回目で 2012 年 12 月 26 日に学内の評価委員5名の先生に私たち
の活動についての評価発表会を聴いていただき,様々なご意見をいただきました。主な3つの施設
が宝町キャンパスにあることもあり,角間キャンパスの先生には日頃の活動についてあまり知られ
ていないことが再認識されて,HP などを通じたアピールがさらに必要であることがわかりました。
外部評価報告書としてまとめましたので,ご覧いただければ幸いです。
本学ではこの数年間まったく採択されなかった設備の概算要求が,昨年末に政権が交代したこと
もあり,6件とも採択されることとなりました。本センターでは実験動物研究施設から申請してい
た自動飼育装置の更新が認められ,老朽化していたブタ,イヌ,ウサギの自動飼育装置が新しく国
際規格に合致したものに更新されます。遺伝子改変マウスが爆発的に増えていますが,これらの中
型動物も再生医療の研究などでその重要性が増してきており,良いタイミングで更新することがで
きました。また,2011 年度から文部科学省の予算措置(3年間)で始まりました設備サポート事
業もいよいよ最終年度を迎えました。これまでに 208 件の共同利用機器をデータベース化(共同
利用推進総合システム)して,本センターの共同利用推進室の HP からアクセスできるようになっ
ています。設備種別にリストされていますし,キーワードでの検索ができますので,本学のいろい
ろなところに設置されている研究機器を有効に利用していただきたいと思います。今後は利用料金
を徴収するなど,文部科学省の予算がなくなった後も持続可能な仕組みを構築することが重要です。
最後に動物実験について最近の状況をお知らせします。大学などの研究機関では文部科学省の
「動物実験基本指針」や環境省の「実験動物の飼養及び保管並びに苦痛の軽減に関する基準」など
に従って動物実験を行っていますが,その親法に当たる「動物の愛護及び管理に関する法律」が
2012 年9月に改正されました。当初は環境省の審議会では動物実験に対する規制を厳しくする方
向で議論が進みましたが,いろいろな意見が噴出して今回は動物実験・実験動物については改正し
ないことで決着しました。しかし,その後いわゆる動物愛護団体からの公開アンケートや情報公開
請求,一部の大学に対する攻撃などが続き,早くも次の5年後の法律の見直しを見据えた戦いが始
まっています。ルールに従って動物実験を行うことは当然ですが,動物実験に対する一般市民の理
解を得るために,動物実験の重要性をアピールして,できるだけ情報を公開して透明性を示すこと
が求められています。本センターは動物実験だけでなく,放射性同位元素実験や遺伝子組換え実験
についても専門家集団ですので,これらの研究支援と社会へのアピールを通じて,本学の研究・教
育の発展に貢献できればと考えています。今後とも皆様のご指導・ご支援をよろしくお願いいたし
ます。
学際科学実験センター年報 2012
目
次
はじめに
Ⅰ
・・・・・・・・・・・・・学際科学実験センター長
浅野 雅秀
センターの概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
1.理念・目標 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
2.設立の経緯 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2
3.組
3
織 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Ⅱ
センターの事業報告
Ⅲ
研究分野の研究教育活動状況
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
10
遺伝子改変動物分野
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
10
ゲノム機能解析分野
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
15
トレーサー情報解析分野 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 25
機器分析分野
Ⅳ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
研究施設の活動状況
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
33
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
33
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
38
実験動物研究施設
遺伝子研究施設
31
アイソトープ総合研究施設・アイソトープ理工系研究施設
機器分析研究施設
設備共同利用推進室
・・・・・・・・・・・・・・・
44
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
56
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
57
学際科学実験センター利用業績一覧
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
58
経費節減のため,従来掲載しておりました項目の一部を割愛させていただきました.
センター関連諸規定や設備機器一覧等につきましては,下記 URL 内の「刊行物」のコーナー
に付録として掲載しております.
※URL
http://asrc.w3.kanazawa-u.ac.jp/
Ⅰ
センターの概要
1. 理念・目標
現代社会を支える学問研究が加速度的に進展する中で,学際的な研究領域が広く展開され,次々
と新しい研究領域が誕生している。そして今やライフサイエンス分野に物質科学・工学の技術は不
可欠であり,一方で,物質科学・工学分野は DNA 分子をコンピューターの素子に用いることにも
見られるようにライフサイエンスの成果を貪欲に取り込もうとしている。このような研究領域の多
様化・ボーダーレス化に対応するためには,多角的な視点に立つ学際的な複合領域の教育・研究と
その支援システムを確立することが必要となっている。金沢大学学際科学実験センターの設立理念
もまさにそこにある。
本センターの目標は第一に,教育を重視した研究大学を目指す金沢大学における動物実験,遺伝
子実験,アイソトープ実験及び精密機器分析に係わる施設を使用して行う教育研究の円滑かつ安全
な推進を図ることにある。優れた研究環境が提供できれば,自然と施設利用者の利用意欲が高まり,
研究の進展へとつながる。また,学際的なニーズに対して,センター内の各施設が連携して対応で
きる体制を作ることも重要である。
第二に,遺伝子改変動物,ゲノム機能解析,トレーサー情報解析及び機器分析の各分野での先端
的研究を展開していくと同時に,これら異なる研究分野の知識・実験技術を連携させ,新しい研究
領域の開拓を目指し,その成果に基づいて学際的,先端的研究を支援・推進することである。実際
にセンター内でプロジェクト研究「ヒト疾患モデルマウスの開発と発症機構の解明」を設定し,具
体的にターゲットとする疾患の選定も終え,動き出した。各研究施設の管理・運営と各分野独自の
研究を進める中でのプロジェクト研究の遂行は決して容易なことではないが,センター全体で是非
成功させたい。
第三に,これらの研究分野に関わる主にアイソトープ・核燃料物質使用実験,動物実験,組換え
DNA 実験など先端的研究の遂行に不可欠な実験技術の学内における安全管理・教育に主導的な役
割を果たすことである。これは大変地味で目立たない活動であるが,現代科学の信頼性を獲得する
上でも大学が全体として取り組むべき極めて重要な課題であると認識している。
以上のようなセンターの活動はいずれも学内だけが対象ではなく,広く社会にも向けられたもの
であり,各種のトレーニングコースや市民公開講座等を通じて社会に還元していく。このように,
学際科学実験センターはこれらの研究開発,研究支援活動を通して医薬科学・自然科学の研究領域
及び学際的な複合領域における教育研究並びに産業振興の進展に貢献することを目的としている。
−1−
2. 設立の経緯
平成 13 年度の時点で金沢大学では総合移転計画が順調に進行し,すでに角間キャンパス移転を
完了していた理学部と移転計画のあった薬学部(平成 15 年度に移転完了),工学部(平成 18 年度
に移転完了)とがん研究所(平成 22 年度に移転完了)を合わせ,自然科学系の横断的大学院であ
る自然科学研究科の研究棟を中心に,広域理系アカデミックゾーンが形成される計画であった。そ
の結果,生命科学分野について見れば,宝町キャンパスは医科学の拠点となるのに対し,角間キャ
ンパスではより広い生命科学領域をカバーし,ポストゲノム解析時代の生命機能解析に必要な多分
野にわたる協力・連携が展開しやすい環境が整備されることになる。このように自然科学分野を中
心に,生命科学と物質科学・工学が融合し,学際的な新しい研究領域の創成をめざすとき,これら
を具体的,かつ効率的に推進していくための中核的拠点となる研究センターの設置が強く望まれた。
そこで関連部局の再編による新研究センターや,宝町キャンパスにある遺伝子実験施設を研究セン
ターに発展させ,角間キャンパスに設置するなどの計画が立案されてきたが,折からの財政難など
の厳しい情勢の中でその実現は困難を極めた。
一方で,国立大学の法人化が次第に現実のものとなる過程で,研究大学を目指す金沢大学では研
究体制充実の必要性が強く認識され,研究教育に対する支援センターの強化についての全学的な合
意が得られた。その結果,既存の学内共同教育研究施設であるアイソトープ総合センター(昭和 55
年設置),遺伝子実験施設(昭和 60 年設置),機器分析センター(平成 13 年設置),学内共同利用
施設であるアイソトープ理工系実験施設(平成4年設置),及び医学系研究科附属の動物実験施設
(昭和 51 年設置)の統合と学内教官定員の移行による再編を行い,宝町・角間両キャンパスに軸
足を置く研究開発・支援センターの設置が平成 13 年 11 月に立案された。この計画は文部科学省
の理解も得られ,ここに学際科学実験センター(4研究分野,5研究施設)が平成 15 年 4 月に設
置された。
平成 22 年 3 月には,角間キャンパスに移転したがん研究所(現
がん進展制御研究所)の新棟
内に設置された,当センタ­実験動物研究施設角間分室の運用が開始された。
平成 23 年度から,学内の研究機器の共同利用促進や有効再利用並びに効率的な再配置等を目的
として,学際科学実験センターに設備共同利用推進室が 3 年間の期限付きで設置された。
現在,機器分析分野は固有の施設を持たないため,所有する機器は各部局に分散配備された状態
が続いている。最先端分析機器を備えた機器分析分野の活動拠点となる学際科学実験センター棟の
角間キャンパスでの建設に向けて努力が払われている。
−2−
3. 組
織
学際科学実験センターは,研究教育組織として4つの研究分野とプロジェクト研究領域から構成
され,共同教育研究施設として 5 施設がある。すなわち,研究教育組織は遺伝子改変動物分野,ゲ
ノム機能解析分野,トレーサー情報解析分野,機器分析分野の4つの研究分野と革新脳科学プロジ
ェクト分野であり,施設は実験動物研究施設,遺伝子研究施設,アイソトープ総合研究施設,アイ
ソトープ理工系研究施設,機器分析研究施設の 5 施設である。また,学内研究機器の有効利用を推
進するための設備共同利用推進室がある。
平成 16 年度は国立大学法人化に伴い管理運営体制が変更になった。すなわち,センター委員会
や各施設運営委員会(各学部の代表から構成)は廃止され,センターの管理運営はすべて教員会議
(教授会相当)にて審議されるようになった。教員会議には予算専門委員会,教育研究推進専門委
員会,広報専門委員会,点検評価専門委員会が設置されており,専門的あるいは具体的な事項につ
いて審議を行う体制をとっている。
なお,平成 19 年 10 月 1 日付けで「子どものこころの発達研究センター」の発足に伴い,
「学際
科学実験センター・子どものこころの発達研究センター合同協議会」が設置されている。
−3−
Ⅱ
センターの事業報告
1. センター事業日誌(平成 24 年 4 月∼平成 25 年 3 月)
年
月
日
事
業
内
容
4 月 24 日(月)
第 122 回学際科学実験センター教員会議,
予算・点検評価専門委員会
5 月 14 日(月)
第 123 回学際科学実験センター教員会議(書面付議)
5 月 28 日(月)
第 124 回学際科学実験センター教員会議
6 月 25 日(月)
第 125 回学際科学実験センター教員会議
7 月 9 日(月)
第 126 回学際科学実験センター教員会議(書面付議)
平成 24 年
7 月 24 日(火)
第 20 回生命工学トレーニングコース「遺伝子工学・基礎技術コース」
∼7 月 27 日(金)
7 月 30 日(月)
予算・点検評価専門委員会
8 月 23 日(木)
平成 24 年度第 1 回設備共同利用推進室運営委員会
9 月 24 日(月)
第 127 回学際科学実験センター教員会議
9 月 25 日(火)
平成 24 年度実験動物慰霊祭
10 月 9 日(火)
平成 24 年度第 2 回設備共同利用推進室運営委員会
10 月 18 日(木)
第 21 回生命工学トレーニングコース「生命科学・RI利用技術基礎コース」
∼10 月 19 日(金)
10 月 22 日(月)
第 128 回学際科学実験センター教員会議
10 月 25 日(木)
第 129 回学際科学実験センター教員会議(書面付議)
11 月 7 日(水)
第 22 回生命工学トレーニングコース「発生工学・基礎技術コース」
∼11 月 9 日(金)
11 月 26 日(月)
第 130 回学際科学実験センター教員会議,
予算・点検評価専門委員会
12 月 26 日(月)
第 3 回学際科学実験センター外部評価発表会
12 月 27 日(木)
予算・点検評価専門委員会,
平成 24 年度第 3 回設備共同利用推進室運営委員会
12 月 28 日(金)
第 131 回学際科学実験センター教員会議(書面付議)
平成 25 年
2 月 27 日(水)
第 132 回学際科学実験センター教員会議
−4−
2. 第 42 回北陸実験動物研究会
北陸実験動物研究会の年次総会及び研究会が,本センター・遺伝子改変動物分野を世話役とし,
金沢大学十全医学会の後援の下,「タンパク質分解の分子機構」をテーマとして 4 月 28 日に開催
された。細胞内タンパク質分解の二つの主要な経路として,ユビキチン-プロテアソーム系とオー
トファジーが知られている。前者からはN末端則経路(分解系)について取り上げ,金沢医科大学
総合医学研究所 生命科学研究領域の田崎隆史先生にプロテオミクスや遺伝子改変マウスを駆使し
た研究により次第に明らかになってきた N-end rule pathway と様々な生理学的機能を最近の知見
を交えてレビューしていただいた。また,オートファジーについては,初期胚発生において,母性
タンパク質などの細胞質成分を大規模に分解して着床までの胚発生に必要な栄養を獲得している
こと,精子形成過程での精子細胞質のリモデリングに関与していることなどについて,東京医科歯
科大学・水島昇先生の研究室出身の塚本智史先生に最新の知見を含めて解説していただいた。
主
催:北陸実験動物研究会(金沢大学十全医学会後援)
開催日:平成 24 年 4 月 28 日(土曜日)
場
所:医学類 G 棟講義室
プログラム「タンパク質分解の分子機構」
講演 1「N-end rule pathway による細胞内タンパク質分解とその調節の分子機構」
田崎隆史先生(金沢医科大学総合医学研究所)
講演 2「マウス初期胚発生と精子形成過程におけるオートファジーの役割」
塚本智史先生((独)放射線医学総合研究所 研究基盤センター)
3. 第 11 回北陸地域アイソトープ研究フォーラム
北陸地域アイソトープ研究フォーラムは「アイソトープ研究・教育・安全管理に携わっている,
北陸地域の大学・自治体・民間企業の研究者・学生・技術者等に,科学技術・研究開発の推進と安
全の両面について幅広い視点から理解を深めてもらい,北陸地域における科学技術・学術研究の円
滑かつ安全な推進及び産業の振興に資すること」を目的としたものです。第 11 回のフォーラムで
は,金沢大学学際科学実験センター・アイソトープ総合研究施設長の柴 和弘教授より,福島第一
原発事故についての報告書をもとに当時の状況についてのお話と原発事故による汚染とその影響
について,特に,放射能汚染に対して過敏になっている一般の人々への対応について,「福島第一
原発事故による汚染とその影響の考え方」と題した特別講演が行われた。
300 名を超える参加者があり,講演後も活発に質疑応答がなされ,福島第一原発事故の客観的な
概要や土壌・食品汚染並びに住民の被ばく状況に関する有益な情報を得る絶好の機会となった。
−5−
主
催:金沢大学,北陸地域アイソトープ研究会
開催日:平成 24 年 5 月 15 日(火)15:00∼16:30
場
所:金沢大学十全講堂
講
演:「福島第一原発事故による汚染とその影響の考え方」
柴
和弘
先生(金沢大学学際科学実験センター教授)
4. 第 20 回生命工学トレーニングコース
「遺伝子工学・基礎技術コース」
今回の生命工学トレーニングコースでは,遺伝子及びタンパク質の発現解析を中心に講義と実習
を行った。実習では,組織からの RNA 抽出,cDNA 合成,プライマーの設計,スタンダードを用
いた発現量の算出方法,タンパク質の抽出,SDS-PAGE,セミドライ法による PVDF 膜へのブロッ
ティング,ブロッキング・抗原抗体反応・洗浄,シグナル検出を行い,mRNA とタンパク質の発
現解析に必要な工程を学んだ。実習に先立って,実験の概要と技術上のポイントについての解説す
ると共に,プライマーの設計,耐熱性 DNA ポリメラーゼの選択,PCR 反応条件の検討等について
の講義を行った。また,リアルタイム PCR を用いた遺伝子発現定量について,アジレント社によ
るセミナーと製品紹介を行った。ウェスタンブロッティングの検出では,GE ヘルスケア社による
セミナーと製品紹介を行った。
主
催:ゲノム機能解析分野
開催日:平成 24 年 7 月 24 日(火)∼7 月 27 日(金)
場
所:遺伝子研究施設
参加者:20 名, 学内 19 名・ 学外 1 名(内,企業 1 名)
5. 第 21 回生命工学トレーニングコース
「生命科学・RI利用技術基礎コース」
いろいろな遺伝子改変動物で発現する異常蛋白や特異蛋白等による生体の機能変化を解析する
には RI 標識化合物の利用が不可欠です。そこで今回,蛋白や神経伝達物質等の生理活性物質の RI
標識技術や RI 標識体の動物実験技術を習得するためのトレーニングコースを平成 24 年 10 月 18
日と 19 日の 2 日間にわたり,学内 6 名の参加により開催された。今回は,①生理活性物質の放射
性核種(RI)標識,②RI 標識体の精製,③RI 標識体の放射能測定及び放射能濃度調製,④マウス
を用いた経時的体内分布実験及びインビボ薬物阻害実験,⑤放射能測定装置(ガンマカウンタ等)
の操作及びデータ解析,の実習と。タンパク・ペプチドの放射性ヨウ素標識法の基礎から応用や低
−6−
分子化合物のトリチウム,炭素­14 標識からポジトロン核種のような短寿命核種標識法に関する講
義も行った。
主
催:トレーサー情報解析分野
開催日:平成 24 年 10 月 18 日(木)∼19 日(金)
場
所:アイソトープ総合研究施設
プログラム
① 生理活性物質の放射性核種(RI)標識法の基礎講義
② ドーパミン D2 受容体リガンド(IBZM)の放射性ヨウ素(125I)標識合成
③ [125I]IBZM の高速液体クロマトグラフ装置(HPLC)による分離・精製
④ [125I]IBZM の放射能測定及び放射能濃度調製
⑤ マウスを用いた[125I]IBZM の経時的体内分布実験及びインビボ薬物阻害実験
⑥ 放射能測定装置(ガンマカウンタ等)の操作及びデータ解析
6. 第 22 回生命工学トレーニングコース
「発生工学・基礎技術コース」
本遺伝子改変マウス作出の基礎技術であるマウス胚の基本操作の習得を目的とした技術研修が,
11 月 7 日から 3 日間にわたり,学内 8 名,学外 1 名の参加により実験動物研究施設を主会場に開
催された。8 回目となる本研修では,受精卵の採卵・凍結などの基本操作に加えて,昨年度に引き
続き,ノックアウトマウス作製の基本技術となる ES 細胞と 8 細胞期胚との集合キメラ胚の作製と
キメラ胚の子宮内移植を行った。胚培養技術の進歩により,従来は難度の高かった C57BL/6 系統
由来の ES 細胞を,当施設が GFP 遺伝子を導入したマウスから自作して用いたところ,9 名全員の
キメラ胚に GFP 陽性が確認でき,うち 2 名の移植したマウスからキメラマウスを得ることができ
た。学内公開されたセミナーでは,東京大学医科学研究所・幹細胞治療研究センターの小林俊寛博
士を招き,マウス及びラットの ES 細胞や iPS 細胞といった多能性幹細胞を用いた発生工学につい
ての概説に加え,マウス-ラット間の異種間キメラの作製とその臓器再生への応用について紹介さ
れた。
主
催:遺伝子改変動物分野
開催日:平成 24 年 11 月 7 日(水)∼9 日(金)
場
所:実験動物研究施設,アイソトープ総合研究施設
プログラム
実習「2細胞期卵の採取と凍結保存」
「8細胞期胚の採取と ES 細胞との集合キメラ作製」
−7−
「偽妊娠受容雌作成のための雄の精管結紮手術」
「集合キメラ胚の子宮内移植」
公開セミナー「マウス・ラット多能性幹細胞を用いた発生工学と臓器再生への応用」
小林俊寛先生(東京大学医科学研究所 幹細胞治療研究センター)
7. 第 3 回学際科学実験センター外部評価発表会
学際科学実験センター設立後第 3 回となる外部評価発表会を,12 月 26 日に開催した。外部評価
は当センターの中期目標・計画に沿って 3 年毎に実施している。当センターは幾つかの既存の学内
共同利用研究施設を中核として設立された総合研究支援センターであり,全国に同様のセンターが
設置されていることから,前回は他大学との比較という視点を重視して学外の先生方に評価委員を
お願いした。今回は共同利用施設としての学内ニーズの再点検に加えて研究センターとしての立ち
位置の確認という点から,外部評価委員として当センターをよく知る学内の 5 名の先生方に評価を
お願いした。頂いた貴重な意見をセンターの運営に生かせるよう,センター全体で努力することが
重要となる。年末の忙しい時期にもかかわらず,長時間の発表会にご出席いただいた評価委員の先
生方に,この場を借りて御礼申し上げます。
8. 第 25 回放射性同位元素研究連絡会シンポジウム
̶福島原発事故に対する金沢大学のアプローチ̶
平成 25 年 3 月 8 日,自然科学大講義棟レクチャーホールにおいて,
「第 25 回放射性同位元素研
究連絡会シンポジウム̶福島原発事故に対する金沢大学のアプローチ̶」が開催された。
これは,学際科学実験センターと放射性同位元素委員会の主催で,福島原発事故に対する金沢大
学で行っている支援のための研究,実践及び実用試験等を知ってもらい,福島県の環境の現状や環
境改善に向けての取り組みについて正しく理解してもらうことを目的として企画したものでであ
る。講演は福島県の河川水系,海洋及び土壌の放射セシウムの汚染状況及び移行動態や福島原発由
来の超ウラン元素(プルトニウム,アメリシウム等)の汚染状況などの環境測定に関するものと食
品汚染状況と汚染除去及び土壌汚染除去に関するのもので,金沢大学の 5 人の教授にお願いしまし
た。シンポジウムには,本学教職員及び一般市民ら 139 人が参加し,活発な質疑応答や意見交換
がなされ,福島第一原発事故の環境や食品への影響の実際や汚染を除去する対策に関する金沢大学
の取り組みについて知る良い機会となった。
日
時:平成 25 年 3 月 8 日(金)13:00∼17:35
場
所:自然科学研究棟
レクチャーホール
−8−
プログラム
講演1:河川水系および海洋における放射性セシウムの移行動態
長尾誠也(環日本海域環境研究センター
教授)
講演 2:福島県の土壌汚染マップ作製について
横山明彦(理工研究域物質化学系
教授)
講演 3:超ウラン元素(Pu,Am,Cm)諸核種の放出実態
山本政儀(環日本海域環境研究センター
教授)
講演 4:汚染野菜の放射能除去と食品からの内部被ばくについて
柴
和弘(学際科学実験センター
教授)
講演 5:汚染土壌の除染法
太田富久(医薬保健学総合研究科
特任教授)
参加者数:139 名
−9−
Ⅲ
研究分野の研究教育活動状況
【遺伝子改変動物分野】
1
研究活動
1­1 研究概要
遺伝子改変動物分野では,発生工学的手法を駆使して様々なタイプの遺伝子改変マウスを作出し,
個々の遺伝子の生体内での機能を解明すると共に,ヒトの遺伝子変異に基づいたヒト疾患モデルマ
ウスの開発を行っている。平成 24 年度は,教員4名の他に,博士課程大学院生1名,修士課程大
学院生3名,医学類生1名の総勢9名が以下の研究を行った。また,学内外と遺伝子改変マウスの
作出と解析の共同研究を精力的に進めると共に,技術職員によるマウス受精卵の凍結保存や受精卵
移植,体外受精などの研究支援を行った。
1)糖転移酵素遺伝子ノックアウト(KO)マウスを用いた糖鎖機能の解析
糖鎖の生合成の鍵となる糖転移酵素遺伝子の KO マウスを作出することにより生体内の糖鎖を
リモデリングして,細胞表面の糖鎖が細胞の増殖や分化,移動などに果たす役割を明らかにする。
主なものとして,β-1,4-ガラクトース転移酵素(β4GalT)遺伝子群の KO マウスやシアル酸合成
酵素(GNE)遺伝子点変異マウスの解析を行っている。24 年度の成果としては,(1) β4GalT-1
欠損骨髄幹細胞は骨髄移植においてホーミングに障害があることを明らかにしたが,糖鎖末端のシ
アル酸が重要であることが示唆された。(2) 脳神経系特異的β4GalT-5 KO マウスとβ4GalT-6 KO
マウスの解析を行った。両者ともラクトシルセラミド(LacCer)合成酵素をコードすることが知
られているが,それぞれの KO マウスの脳では LacCer 合成酵素活性は約半分に減少しており,脳
では両酵素が同じ程度寄与していることがわかった。それぞれマウスで活動性や情動性に異常が見
られたが,ミエリン鞘形成に関わる遺伝子の発現に異常が見られた。現在ダブル欠損マウスの解析
を進めている。(3) コンドロイチン硫酸の硫酸基転移酵素の KO マウスは新奇刺激に過剰に反応す
ることが見られた。(4) 一方,シアル酸生合成の鍵酵素である GNE の点変異マウスはネフローゼ
症候群様の病態を発症し,ポドカリキシンなどの低シアリル化が糸球体濾過機能の破綻を引き起こ
すことを明らかにして論文として発表した(Ito et al. PLoS ONE, 2012)。
2)発生過程や脳神経系におけるエピジェネティクス制御因子の機能解析
ヒストン修飾はクロマチン構造や DNA のメチル化を変化させて,遺伝子の発現をエピジェネテ
ィックに制御している。Jmjd3 はヒストン H3 の 27 番目のリジン(H3K27)を脱メチル化する活
性を持ち,メチル化 H3K27 は遺伝子の発現を抑制する働きがあると言われている。Jmjd3 欠損マ
ウスは出生直後に致死となり,胎仔の骨格形成に異常を生じ,胎盤の過形成が見られた。(1) Jmjd3
欠損胎仔では体軸形成を制御している Hox 遺伝子群の発現が減少しており,H3K27 のメチル化が
−10−
Hox 遺伝子群の発現を制御していると考えられた(論文投稿中)。(2) Jmjd3 欠損胎仔は胎盤の過
形成を生じ,胎盤特異的なインプリント遺伝子の発現に異常が見られた。一部の胎盤特異的なイン
プリント遺伝子の発現は H3K27 のメチル化により制御されていることがわかった。(3) 脳神経系
特異的な Jmjd3 欠損マウスや HP1γ欠損マウスを作製して神経系でのヒストン修飾の役割につい
ても解析している。
3)アスパラギンエンドペプチダーゼ遺伝子欠損マウスの解析
京都大学理学研究科の西村先生らと共同で作出したアスパラギンエンドペプチダーゼ(AEP)
KO マウスが,血球貪食症候群(HPS)様病態を発症することを明らかにし,マクロファージの貪
食能と赤血球膜の異常を見いだした。AEP 欠損マウスにおけるマクロファージの異常について解
析を行っている。
1­2 研究成果リスト
1) 学術論文
(1) Ito M, Sugihara K, Asaka T, Toyama T, Yoshihara T, Furuichi K, Wada T, Asano M. Glycoprotein
hyposialylation gives rise to a nephrotic-like syndrome that is prevented by sialic acid administration in
GNE V572L point-mutant mice. PLoS ONE 2012; 7: e29873.
(2) Shinzaki S, Iijima H, Fujii H, Kuroki E, Tatsunaka N, Inoue T, Nakajima S, Egawa S, Kanto T, Tsujii M,
Morii E, Takeishi S, Asano M, Takehara T, Hayashi N, Miyoshi E. Altered oligosaccharide structures
reduce colitis induction in mice defective in β-1,4-galactosyltransferase. Gastroenterology 2012; 142:
1172-1182.
(3) Sato A, Ohtaki H, Tsumuraya T, Song D, Ohara K, Asano M, Iwakura Y, Atsumi T, Shioda S.
Interleukin-1 participates in the classical and alternative activation of microglia/macrophages after spinal
cord injury. J Neuroinflammation 2012; 9: 65.
(4) Yamaguchi K, Shiozaki K, Moriya S, Koseki K, Wada T, Tateno H, Sato I, Asano M, Iwakura Y, Miyagi
T. Reduced susceptibility to colitis-associated colon carcinogenesis in mice lacking plasma
membrane-associated sialidase. PLoS ONE 2012; 7: e41132.
(5) Sugahara D, Kaji H, Sugihara K, Asano M, Narimatsu H. Large-scale identification of target proteins of
a glycosyltransferase isozyme by Lectin-IGOT-LC/MS, an LC/MS-based glycoproteomic approach.
Scientific Reports 2012; 2: 680.
(6) Yoshioka K, Yoshida K, Cui H, Wakayama T, Takuwa N, Okamoto Y, Du W, Qi X, Asanuma K,
Sugihara K, Aki S, Miyazawa H, Biswas K, Nagakura C, Ueno M, Iseki S, Schwartz J R, Okamoto H,
Sasaki T, Matsui O, Asano M, Adams H R, Takakura N, Takuwa Y. Endothelial PI3K-C2α, a class II
PI3K, has an essential role in angiogenesis and vascular barrier function. Nat Med 2012; 18: 1560-1569.
−11−
2) 総説・資料・報告書
3) 著書
4) 学術発表(共同研究は除く)
(1) 伊藤光俊,浅賀知也,杉原一司,吉原 亨,和田隆志,浅野雅秀「シアル酸糖鎖欠損による腎
疾患モデルマウスの病態解析とシアル酸投与による治療効果」第 2 回分子腎臓フォーラム,京
都(2012. 1)
(2) 川口隆之,成瀬智恵,柴田進和,浅野雅秀「Kcnq1 クラスターにおけるヒストン脱メチル化
酵素 Jmjd3 の役割」第6回日本エピジェネティクス研究会,東京(2012. 4)
(3) 成瀬智恵,柴田進和,阿部可奈恵,川口隆之,浅野雅秀「マウス Jmjd3 欠損は脊椎後弯を引
き起こす」第6回日本エピジェネティクス研究会,東京(2012. 4)
(4) 成瀬智恵,柴田進和,阿部可奈恵,川口隆之,浅野雅秀「マウス Jmjd3 の欠損はホメオティ
ックトランスフォーメーションを引き起こす」第 59 回日本実験動物学会,別府(2012. 5)
(5) 川口隆之,成瀬智恵,柴田進和,浅野雅秀「胎盤におけるヒストン脱メチル化酵素 Jmjd3 の
解析」第 59 回日本実験動物学会,別府(2012. 5)
(6) 吉原 亨,鈴木紘史,西江敏和,引持陽子,神村栄吉,沖野望,伊東 信,浅野雅秀「脳・神経
系特異的β-1,4-ガラクトース転移酵素-5 欠損マウスにおける活動性・注意機能の障害」第 59
回日本実験動物学会,別府(2012. 5)
(7) 吉原 亨,鈴木紘史,西江敏和,引持陽子,神村栄吉,沖野望,伊東 信,浅野雅秀「脳・神経
系特異的β-1,4-ガラクトース転移酵素-5 欠損マウスにおけるミエリン鞘形成障害の検討」第
35 回日本分子生物学会年会,博多(2012. 12)
(8) 川口隆之,成瀬智恵,柴田進和,浅野雅秀「ヒストン脱メチル化酵素 Jmjd3 のゲノムインプ
リンティングにおける役割」第 35 回日本分子生物学会年会,博多(2012. 12)
(9) 田畑佳祐,高垣聡一郎,西江敏和,浅野雅秀「β-1,4-ガラクトース転移酵素-I が作る糖鎖は
造血幹細胞の骨髄ニッチへのホーミングに必須である」第 35 回日本分子生物学会年会,博多
(2012. 12)
5) 研究交流(共同研究)
学内
「DNA マイクロアレイによる網羅的遺伝子発現解析」(学際センター・ゲノム機能)
「ヒト 15 番染色体を保持したマウスの解析」(学際センター・ゲノム機能)
「PYNOD の機能解析」(がん研・免疫炎症制御)
「マウスの行動解析」(子どものこころの発達研究センター)
「血管形成における PI3K の解析」(医学系・血管分子生理学)
「GNE 遺伝子点変異マウスの腎臓疾患の解析」(医学系・血液情報統御学)
「分泌型 RAGE の解析」(医学系・血管分子生物学)
−12−
「免疫系におけるシスタチン-A の役割」(医学系・恒常性制御学)
「統合失調症モデルマウスの解析」(医学系・脳情報病態学)
「ES 細胞の未分化維持に重要な遺伝子の解析」(医学系・再生分子医学)
「肝臓におけるサイトカインの役割」(保健学系)
国内
「プロテオグリカン合成酵素の解析」(神戸薬科大学・生化学)
「GNE 遺伝子点変異マウスの解析」(国立七尾病院)
「AEP 欠損マウスの解析」(京都大学・理学研究科)
「HP1γの脳神経系における役割」(理化学研究所・免疫・アレルギー総合科学研究センター)
「AP-1B の機能解析」(理化学研究所・免疫・アレルギー総合科学研究センター)
「脳神経系におけるガラクトース糖鎖の役割」(京都大学・医学研究科)
「骨形成における EphA 遺伝子群の解析」(慶応大学医学部)
「免疫・炎症における糖鎖の役割」(大阪大学医学系研究科)
「細胞死における AEP の役割」(東京医科歯科大学・難治疾患研究所)
「ガングリオシドの生合成の解析」(九州大学生物資源環境科学府)
「ガラクトース転移酵素欠損マウスにおける糖鎖構造解析」(産業技術総合研究所・糖鎖医工学
研究センター)
「LacCer 合成に関わる糖転移酵素の解析」(名古屋大学・医学系研究科)
「環境因子による精神疾患モデルの確立」
(浜松医科大学・子どものこころの発達研究センター)
「PGC における DNA 脱メチル化機構」(関西学院大)
海外
「EphA 遺伝子群の腫瘍形成における役割」
(オーストラリア・Queensland Institute for Medical
Research)
「PEV システムにおける HP1γの機能」(英国・MRC Clinical Sciences Centre, Imperial
College)
「発ガンと転移における AEP の役割」(米国・The Scripps Research Institute)
「神経膠腫形成における AEP の役割」(中国・Institute of Health Sciences, Chinese Academy
of Sciences)
「免疫系における HP1γの機能」(米国・Harvard Medical School Beth Israel Deaconess
Medical Center)
「アルツハイマー病における AEP の役割」
(米国・New York State Institute for Basic Research)
「骨髄損傷における AEP の役割」(米国・Rutgers University)
6) 研究費
(1) 浅野雅秀(代表),文科省科研費 基盤研究 B:高次脳機能におけるガラクトースやシアル酸
糖鎖の機能解析,3,800 千円
(2) 浅野雅秀(代表),文科省科研費 特定領域研究:生殖細胞の発生・分化においてヒストン修
−13−
飾因子が果たす制御機構の解析,3,100 千円
(3) 浅野雅秀(代表),文科省科研費 挑戦的萌芽研究:骨髄幹細胞の新規ホーミング分子の同定
と糖鎖修飾による効率的骨髄移植法の開発,900 千円
(4) 吉原亨(代表),文科省科研費 若手研究 B:精神疾患モデルとしての糖鎖遺伝子改変マウス
の解析,800 千円
(5) 杉原一司(代表),文科省科研費 基盤研究 C:糖転移酵素ノックアウトマウス表現型と糖鎖
機能を解明する方法論の開発と実証,1,100 千円
7) 特許
8) 受賞
2
教育活動
1) 大学院教育
授業科目
大学院医薬保健学総合研究科修士課程:動物実験学演習(医科学専攻)
大学院医薬保健学総合研究科:基礎系教育セミナーとフロンティア医学セミナー(初期総合カ
リキュラム),先端医科学と Up-to-date セミナー(専攻共通科目),遺伝子改変動物学特
論(研究分野開設科目),生命工学トレーニングコース(博士課程共通科目)
連合大学院小児発達学研究科:行動・情動神経科学,認知行動生物学演習
博士論文指導
「ヒストン修飾因子の脳神経系での機能解析」坂西孝太
修士論文指導
「胎盤形成におけるヒストン脱メチル化酵素の機能解析」川口隆之
「骨髄幹細胞のホーミングにおけるガラクトース糖鎖の役割」田畑佳祐
「LacCer 合成酵素欠損マウスの脳神経系機能の解析」佐武寛之
2) 学部教育
授業科目
バイオテクノロジー(共通教育科目,分担)
動物実験と再生医学(医学類医学科,分担)
基礎配属(医学類医学科)
3) 動物実験基礎講習(新規利用講習):10 回(宝町と角間)
−14−
【ゲノム機能解析分野】
1.研究活動
1­1 研究概要
ゲノム機能解析分野では,様々な研究分野とかかわり合う学際的な「遺伝子研究」推進し,マイ
クロアレイ等による包括的な発現解析や二次元電気泳動装置と質量分析計を用いたプロテオーム
解析,バイオインフォマティクス等の先端的な研究技術の全学的な導入・活用支援を進めている。
シロイヌナズナやイネ,ヒメツリガネゴケ,シャジクモ等の緑色植物において転写因子,キナーゼ
などの重要な役割を担う遺伝子の構造と機能を明らかにする事で,病傷害ストレス応答の分子機構,
世代交代システムの進化などの解明を目標とした研究を行っている。また,マウス ES 細胞やヒト
iPS 細胞を用いた細胞生物学にヒト染色体工学技術を応用し,様々な疾患の発症機序の解明やエピ
ジェネティック制御機構の解明にも取り組んでいる。主な研究テーマは以下のとおりである。
1)シロイヌナズナを用いた赤かび病菌抵抗性の分子機構の解明(西内)
ムギ類赤カビ病菌が産生するトリコテセンは,ファイトトキシンであり,宿主植物への感染過程
で病原性因子として作用することが示唆されている。赤カビ病菌に羅病性であるシロイヌナズナに
用いて,トリコテセン応答遺伝子を同定し,逆遺伝学的な解析を行っている。トリコテセン応答を
制御する転写因子やシグナル伝達因子を多数同定し,その分子機構について解析を進めており,病
原性因子としてのトリコテセン作用を抑制した植物を作出しており,現在は赤かび病菌に対する抵
抗性について解析を行っている。トリコテセンはマイコトシキンとしても作用し,汚染された穀物
は人畜の健康を脅かすことから,赤かび病菌抵抗性植物の作出により,トリコテセンを含まない作
物の開発を目指している。
2)植物における迅速な全身的傷応答シグナル伝達機構の解明(西内)
高等植物は傷ストレスを受けた時,転写因子などの初期応答遺伝子が傷を受けた葉だけでなく,
無傷の葉でも迅速な発現誘導を示すことが知られている。器官間コミュニケーションのモデル実験
系として,葉と根の間でシステミックな傷応答を示す遺伝子について,マイクロアレイを用いて解
析し,根に傷を付けた時の葉で迅速な発現応答を示す多くの遺伝子を同定した。また,器官間のシ
ステミックな傷応答にもジャスモン酸等が関与していることを明らかにし,さらに器官間傷応答遺
伝子のプロモーター領域と蛍ルシフェラーゼ遺伝子との融合遺伝子を導入した形質転換植物を用
いて,根と葉の間のシグナルの伝播の様子を明らかにしている。
3)適応形質進化解明に向けた非モデル生物ゲノム解析法の開発(西山)
イルミナ社 Solexa, アプライドバイシステムズ社 SOLiD などの新型シーケンサーでは,数十塩
基の配列を一回の実験で数千万ないし数億個決定する事ができる。このようなシステムの登場によ
−15−
り,従来のモデル生物以外でも,ゲノム解析を行い,各生物固有の問題に取り組む事が可能になる
ことが期待されている。しかし,個々の配列長が短いため従来のシーケンサーとは異なった解析法
の開発が必要となる。このため,次世代シーケンサーを用いたゲノム/トランスクリプトーム解析
法の開発を進めている。
4)陸上植物の世代交代進化の解明(西山)
陸上植物の祖先は,1倍体のみが多細胞性の体を持ち,受精して生じた接合子はすぐに減数分裂
する緑藻類であり,そこから体細胞分裂をして多細胞性の2倍体を作る陸上植物が進化した。この
2倍体の多細胞性の進化を解明するため,陸上植物に最も近縁なシャジクモ藻類のゲノム解析を推
進し,2倍体の多細胞化に伴ってどのような遺伝子が獲得されたかを特定する研究を行っている。
まず,シャジクモ藻類のシャジクモ及びヒメミカヅキモの完全長 cDNA ライブラリーを作成し
EST 解析することによってシャジクモ藻類がどのような遺伝子をもっているかの解明を進めてい
る。
5)陸上植物最初期の系統関係の解明(西山)
陸上植物進化の最初期に分岐した植物が何であるかという問題は,陸上植物の体制進化を理解す
る上で鍵となる問題点である。これまでの葉緑体にコードされているタンパク質のアミノ酸配列の
解析ではセン類・タイ類・ツノゴケ類のコケ植物が単系統で維管束植物とわかれたと推定される一
方,核酸レベルでの解析ではコケ植物のうちタイ類が最も基部で分岐しセン類が継いで分岐し,ツ
ノゴケ類が維管束植物の姉妹群であるという見解もある。いずれも,十分に決定的な結果を示せて
はいない。そこで,核ゲノムにコードされているタンパク質の配列を多数決定することによって系
統関係を解明する研究を行っている。
6)神経細胞特異的なクロマチンダイナミクスを司る分子の同定(堀家)
15q11-q13 領域はゲノム刷り込み遺伝子がクラスターを形成して存在している領域であり,そ
の刷り込み遺伝子の発現異常によりプラダーウィリ症候群やアンジェルマン症候群を発症する。こ
れまでの研究で,15q11-q13 領域における精神発達障害の発症機序の解明に取り組み,15q11-q13
領域の遺伝子発現制御には核内における遺伝子の配置が重要な意味を持っていることを見出して
きた。近年,細胞核内では転写マシナリーが活性化している領域と不活性化している領域とが存在
し,遺伝子が適切な場所に配置されることで,発現が制御されることが明らかになっているが,実
際にどのような分子が染色体ゲノムの核内配置や相互作用に関わり,遺伝子発現を制御しているの
か明らかにされていない。そこで,ヒト染色体工学技術を用いたゲノム編集により,15q11-q13
領域におけるクロマチンダイナミクスを司る分子の制御メカニズムの解明に取り組んでいる。
7)脂質代謝のマスター因子 KLF14 遺伝子の発現制御メカニズムの解明
−16−
7q32 刷り込み領域はラッセル・シルバー症候群や自閉症関連遺伝子の候補領域となっているが,
その原因遺伝子の同定には至っていない。さらに最近,7q32 刷り込み領域に位置し母性発現の刷
り込み遺伝子 KLF14 遺伝子上流に II 型糖尿病感受性多型も同定されたが,その多型が遺伝子発現
にどのように影響を与えるのかは不明である。そこで,ヒト染色体工学技術を用いたゲノム編集に
より,7q32 刷り込みクラスターの遺伝子発現制御の解明に取り組んでいる。特に,クロマチンル
ープ構造や核内配置の変化などを解析することにより,II 型糖尿病感受性多型が高次クロマチン構
造に与える影響を検証している。
8)自閉症患者におけるオキシトシンレセプターのエピゲノム解析(堀家)
自閉症は,社会適応能力の障害やコミュニケーション障害を主徴とする広汎性神経発達障害であ
り,その背景には強い遺伝素因があることは明らかであるが,未だその発症機序は明らかにされて
いない。こうした中,「オキシトシン」と呼ばれるペプチドホルモンが自閉症症状の軽減に有効で
あるという臨床報告がなされるようになった。オキシトシンは,もともと子宮収縮や乳汁分泌に関
与する下垂体後葉ホルモンとして知られていたが,最近の研究で「他人への信頼」が増す効用があ
ることが明らかとなっている。そこで,胎生期の環境因子暴露によりオキシトシンレセプターのプ
ロモーター領域のエピゲノムが変化し,自閉症の発症に繋がっているのではないかという仮説をた
て,国立大学法人金沢大学附属病院の自閉症患者におけるオキシトシンレセプターの DNA メチル
化解析を行っている。これまでの研究の中で,自閉症患者とその家族で有意にメチル化状態の差が
認められる CpG 部位を同定している。今後,マウス胎生期の環境因子暴露に伴い,マウス Oxtr
遺伝子プロモーター領域のメチル化状態がどのように変化するか明らかにする。
1­2 研究成果リスト
1) 学術論文
(1) Komatsubara AT, Asano T, Tsumoto H, Shimizu K, Nishiuchi T, Yoshizumi M, and Ozawa K. Proteomic
analysis of S-nitrosylation induced by 1-methyl-4-phenylpyridinium (MPP+). Proteome Sci. 29: 74.
(2012).
(2) Asano T, Kimura M, and Nishiuchi T. The defense response in Arabidopsis thaliana against Fusarium
sporotrichioides Proteome Science, 10:61. (2012).
(3) Omori K, Wada S, Maruyama Y, Hattori A, Kitamura K, Sato Y, Nara M, Funahashi H, Yachiguchi K,
Hayakawa K, Endo M, Kusakari R, Yano S, Srivastav AK, Kusui T, Ejiri S, Chen W, Tabuchi Y,
Furusawa Y, Kondo T, Sasayama Y, Nishiuchi T, Nakano M, Sakamoto T, and Suzuki N. Prostaglandin E
increases both osteoblastic and osteoclastic activity in the scales and participates in calcium metabolism
in goldfish. Zoolog. Sci. 29:499-504. (2012)
(4) Satoh T, Nishiuchi T, Naito T, Matsushita T, Kodama H, Miyamoto H, Miyamoto H. Impact of oral
administration of compost extract on gene expression in the rat gastrointestinal tract. J. Biosci. Bioeng.
−17−
114: 500-505. (2012).
(5) Nakata H, Wakayama T, Adthapanyawanich K, Nishiuchi T, Murakami Y, Takai Y, and Iseki S.
Compensatory up-regulation of myelin protein zero-like 2 expression in 1 spermatogenic cells in cell
adhesion molecule-1-deficient mice. Acta Histochemica et Cytochemica. 45:47-55. (2012)
(6) Kawaguchi Y, Nishiuchi T, Kodama H, Nakano T, Nishimura K, Shimamura K, Yamaguchi K, Kuchitsu
K, Shinshi H, and Suzuki K. A fungal elicitor-induced retardation and its restoration of root growth of
tobacco seedlings. Plant Growth Regul. 66:59-68. (2012)
(7) Koga H, Doi K, Nishiuchi T, Kato T, Mori M, and Komatsu S. Proteomic analysis of basic resistance of
susceptible line and major gene resistance of resistant near-isogenic line of rice (Piz-t) plants against
infection of Magnaporthe oryzae. Physiol. and Mol. Plant Pathol.77:60-66. (2012).
(8) Kadota K, Nishiyama T, and Shimizu K. A normalization strategy for comparing tag count data.
Algorithms Mol Biol. 7:5. (2012)
(9) Nishiyama T, Miyawaki K, Ohshima M, Thompson K, Nagashima A, Hasebe M, and Kurata T. Digital
gene expression profiling by 5'-end sequencing of cDNAs during reprogramming in the moss
Physcomitrella patens. PLoS One. 7:e36471 (2012)
2) 総説・資料・報告書,特許
(1) 特許出願, 宮本浩邦,児玉浩明,西内 巧他,
「土壌・水質汚染の改善,温暖化ガスの発生抑制,
並びに植物機能を向上させる微生物資材,及び発酵産物の製造法」特願 2012-001621,出願
日平成 24 年 1 月 6 日
(2) 国際特許出願, 竪石秀明,西内 巧「かび毒蓄積抑制方法およびかび毒蓄積抑制剤」国際出願
番号:PCT/JP2012/055225
(3) Nagai M, Meguro-Horike M, Horike S. “Epigenetic defects related to assisted reproductive
technologies: Large offspring syndrome (LOS)” DNA Methylation-Genomic Technologies and Impact,
167-182, (2012)
3) 学術発表
(1) 浅野智哉,三輪晃敬,西内 巧「シロイヌナズナの抗菌性タンパク質 Thi2.4 は,赤かび病菌
のレクチン様タンパク質 FFBL と相互作用する」平成 25 年度日本植物病理学会大会,2013 年
3 月,岐阜
(2) 浅野智哉,西内 巧 「シロイヌナズナの MAPKKK である MKD1 と EDR1 は植物の細胞死を
制御する」第 54 回日本植物生理学会年会,2013 年 3 月,岡山
(3) 江崎文一,東 藍子,西内 巧 「野生植物メリケンカルカヤの Al 耐性機構の解明とそれに関
連する SAMS,ABC-transporter 遺伝子の解析」第 54 回日本植物生理学会年会,2013 年 3
月,岡山
(4) 西内 巧,浅野智哉「傷誘導性の器官間コミュニケーションに関わるペプチドーム解析」日本
分子生物学会年会,2012 年 12 月,福岡
−18−
(5) 藤田 望,高島美保,山端宏葵,西内 巧,佐藤 純,岩見雅史,木矢剛智「昆虫で広く保存さ
れた新規な初期応答遺伝子 Hr38 を用いた活動依存的な神経回路の可視化」日本分子生物学会
年会,2012 年 12 月,福岡
(6) Nozomi Fujita, Miho Takashima, Hiroki Yamahana, Takumi Nishiuchi, Makoto Sato, Masafumi Iwami
and Taketoshi Kiya, " Neural activity visualization in insect brains by a conserved immediate early gene,
Hr38", JDRC10(第 10 回日本ショウジョウバエ研究会)2012 年 12 月,北海道
(7) 毎田佳子,京 哲,保野由紀子,水本泰成,中村充宏,高倉正博,西内 巧,井上正樹「子宮内
膜癌細胞が分泌する RNA と細胞間コミュニケーション」第 52 回日本婦人科腫瘍学会学術講
演会 2012 年 7 月,東京
(8) 堀家慎一「高次遺伝子発現制御機構へのブレイクスルー」日本分子生物学会 第 12 回春季シ
ンポジウム,石和温泉
慶山,2012 年 4 月 26 日(招待講演)
(9) 堀家慎一 他(ポスター発表)「PEG1/MEST 遺伝子領域のゲノム刷り込み制御機構の解明」
第 6 回日本エピジェネティクス研究会年会,学術総合センター,東京,2012 年 5 月 14 日∼15
日
(10) 堀家慎一「自閉症とエピジェネティクス」応用動物科学セミナー「エピジェネティクスの深
淵」,東京大学
弥生講堂一条ホール,2012 年 7 月 20 日(招待講演)
(11) 堀家慎一 他(口演)「広汎性神経発達障害に関連する 15q11-q13 ゲノム刷り込み領域のア
レル特異的クロマチンダイナミクスの解析」日本人類遺伝学会第 57 回大会,京王プラザホテ
ル,東京,2012 年 10 月 24 日∼27 日
(12) Horike S. et al. (Poster) “A noncoding imprinted RNA, MESTIT1 is essential for the repression in cis
of KLF14” 62th Annual Meeting; The American Society of Human Genetics, Nov. 6-Nov. 10, 2012, San
Francisco, USA
(13) Sakakibara K, Aoyama T, Ando S, Sato Y, Kurata T, Murata T, Nishiyama T, Hasebe M.
Physcomitrella WOX genes are necessary for the formation of stem cells from differentiated leaf cells,
Moss 2012, NY, June, 2012
(14) Ishikawa M, Nishiyama T, Kurata T, Hiwatashi Y, Kubo M, Hasebe M. Direct regulation of histone
acetyltransferase complex genes by E2F transcription factor induces WUSCHEL-like homeobox genes,
Moss 2012, NY, June, 2012.
(15) Nishiyama T, Miyawaki M, Ohshima M, Thompson K, Nagashima A, Hasebe M, Kurata T. Digital
gene expression profiling by 5’-end sequencing of cDNAs during reprogramming in the moss
Physcomitrella patens, Moss 2012, NY, June, 2012
(16) Nishiyama T. Insight in land plant evolution from comparative genomics and developmental genetics,
The 3rd International Symposium on Molecular Systematics of Bryophytes, NY, June, 2012
(17) Nishiyama T. Insight in land plant evolution from comparative genomics and developmental genetics,
IPC/IOPC 2012 Tokyo, Japan
(18) 柴田朋子,前田太郎,西山智明,菊池義智,重信修治,深津武馬,長谷部光泰 「1分子シ
−19−
ークエンシングを用いた共生生物ゲノムの de novo アセンブリ」日本進化学会 2012 年 8 月
東京
(19) 坂山英俊,西山智明「ゲノム解析から見たシャジクモ類の多細胞化進化」日本植物学会第 76
回大会(姫路)2012 年 9 月
(20) 福島健児,野澤昌文,西山智明,重信秀治,住川直美,牧野由美子,長谷部光泰「独立に食
虫植物化した分類群間に見られる消化酵素の共通性」日本植物学会第 76 回大会(姫路)2012
年9月
(21) 土金勇樹,西山智明,関本弘之「接合藻ヒメミカヅキモにおける生殖隔離に関わる性フェロ
モンの進化」日本植物学会第 76 回大会(姫路)2012 年 9 月
(22) 柴田朋子,前田太郎,西山智明,菊池義智,重信修治,深津武馬,長谷部光泰 「1分子シ
ークエンシングを用いたバクテリアゲノムの de novo アセンブリ」 第 35 回分子生物学会年
会 (福岡)2012 年 12 月
(23) Shibata T, Nishiyama T, Shigenobu S, Hasebe M. Optimization of Procedures of Genomic DNA
Preparation in Diverse Organisms for Single Molecule Real-Time Sequencing. The 14th annual
Advances in Genome Biology and Technology (AGBT) meeting. Florida, March, 2013
(24) 西山智明「陸上植物に近縁な藻類:ジャジクモ藻類のゲノム解析」生命情報科学若手の会第
4回研究会(岡崎)
2013 年3月
(25) 柴田朋子,西山智明,重信秀治,長谷部光泰「一分子シークエンシングのための DNA 調製
法の最適化」
生命情報科学若手の会第4回研究会(岡崎)
2013 年3月
(26) 福島健児,Likai Mao,今井飛将,西山智明,野澤昌文,住川直美,笠原雅弘,柴田朋子,
重信秀治,Xiaodong Fang,長谷部 光泰
若手の会第4回研究会(岡崎)
ゲノムに刻まれた食虫植物の進化
生命情報科学
2013 年3月
(27) Nagashima A, Ishikawa M, Nishiyama T, Hiwatashi Y, Kubo M, Sato Y, Kurata T, Hasebe M.
Immediate decrease of TAS3 tasiRNAs induces stem cell formation in Physcomitrella with ETTIN auxin
response factor accumulation 第 54 回植物生理学会年会(岡山)
2013 年3月
(28) Kitagawa M, Terauchi M, Nishiyama T, Ayabe M, Motomura T, Fujita T「ヒメツリガネ
ゴケ原糸体の発生過程における原形質連絡のサイズ排除限界の変化」第 54 回植物生理学会年
会(岡山)
2013 年3月
(29) 福島健児,野澤昌文,西山智明,重信秀治,住川直美,長谷部光泰 「食虫植物における消
化酵素遺伝子の進化」植物分類学会第 12 回大会(千葉)2013 年3月
(30) 坂山英俊,山田敏弘,西山智明,川井浩史,伊藤元己「シャジクモ藻類シャジクモ(Chara
braunii)における LEAFY 遺伝子ホモログの発現解析」日本藻類学会第 37 回大会(山梨)2013
年3月
(31) Fukushima K, Mao L, Nishiyama T, Nozawa M, Sumikawa N, Kasahara M, Shibata TF, Shigenobu S,
Fang X, Hasebe M. A carnivorous plant genome: the parallel evolution of digestive enzymes. PAG ASIA
2013, Singapore, March 17-19, 2013
−20−
4) 研究交流(共同研究)
学内
相手部局
研究課題
EBV 関連血球貪食症候群における EBV 感染 T 細胞の解析
統合失調症の病態生理におけるカンナビノイドの重要性についての
研究
医薬保健研究域医学系
神経細胞死における活性化アストロサイトの役割
脳脊髄液中の Aβオリゴマー化抑制物質の検討
次世代シーケンサーによるウイルス変異の検出解析
アポトーシスイメージング薬剤の開発と評価
医薬保健研究域薬学系
遺伝情報維持の分子メカニズムに関する解析
がん抑制遺伝子 Rb によるがん幹細胞化抑制の分子機構の解明
細胞死と炎症のクロストークに関与する因子の探索
がん進展制御研究所
ヒストンのメチル化制御に関わる因子の機能解析
in vitro がん幹細胞モデルの解析
カイコガの性フェロモン情報を伝達・処理する神経回路の同定と解析
(他関連 2 課題)
シアノバクテリアの紫外線吸収物質の化学構造解析(他関連 2 課題)
理工研究域
自然システム学系
鉄制限下で発現する植物プランクトン膜タンパク質の解析
枯草菌及び緑色硫黄細菌 ferredoxin-NADP+酸化還元酵素の反応機
構解析
ヒメツリガネゴケにおける GRAS 遺伝子の解析
環日本海域環境研究セン 魚のウロコを骨モデルとして用いた磁場・重力・ホルモン応答に関す
ター
る研究
学際科学実験センター
エピジェネティクス制御因子の発生過程での機能解析
国内
相手機関
研究課題
理化学研究所
オオムギの赤かび病抵抗性に関わる代謝産物の探索
京都大学大学院農学研究科
シロイヌナズナの炭疽病菌に対する感染応答遺伝子の探索
名古屋大学大学院農学研究科
ムギ類赤かび病菌の病原性因子の機能解析
京都府立大学生命環境科学研究科
植物病原糸状菌感染における植物の基本的抵抗性発現機構
の解明
千葉大学大学院融合科学研究科
植物 RNA サイレンシングの研究
−21−
シロイヌナズナで解明された赤かび病抵抗性遺伝子のオオ
ムギへの応用展開
岡山大学資源植物科学研究所
シロイヌナズナの遺伝子発現における転写調節機構の解明
石川県立大学
いもち病菌の感染に対するイネ応答の分子機構の解明
富山大学大学院
地球生命環境科学専攻
シロイヌナズナの生活環における重力の影響の解明
日環科学㈱
好熱菌発酵産物の経口投与が齧歯類の消化器系の遺伝子発
現に与える影響評価
ヒメツリガネゴケの転写産物解析・遺伝学的地図の作成
基礎生物学研究所
フクロユキノシタのゲノム解読
1分子シーケンサーのデータ解析
農業生物資源研究所
ネムリユスリカのゲノム解析
自然科学研究機構基礎生物学研究所 ヒメツリガネゴケの転写産物解析・遺伝学的地図の作成
神戸大学
陸上植物の系統解析,シャジクモのゲノム解析
東京大学
ピロリ菌のメチローム解析
遺伝学研究所
シャジクモの RNA-seq 解析
日本女子大学
ヒメミカヅキモのゲノム解析
国外
相手機関
研究課題
ボン大学
光形態形成における包括的な遺伝子発現解析
リーズ大学,フライブルグ大学
ヒメツリガネゴケの詳細な遺伝学的地図の作成
フライブルク大学
単一細胞トランスクリプトーム解析法の開発
ザルツブルグ大学
シャジクモ ARA6 ホモログの解析
チューリヒ大学
フタバガキ科植物のゲノム解析
5) 研究費
(1) 西内 巧(代表),科学研究費
基盤研究(C),「植物の病害抵抗性を制御する新規 MAPK カス
ケードの確立と防除技術への応用展開」,1,400 千円
(2) 西内 巧(代表),受託研究(A-Step 探索タイプ・科学技術振興機構),「新規ファイトアンテ
ィシピンを用いた安全で効果的な病害防除技術の開発」,1,700 千円
(3) 西内 巧(代表),受託研究(A-Step 探索タイプ・科学技術振興機構),「分解酵素を用いた植
物のカビ毒汚染低減化のための基盤技術の開発」,1,700 千円
(4) 西内 巧(代表),寄附金
㈱クレハ,「メトコナゾールとかび毒の研究」,500 千円
(5) 西内 巧(代表),共同研究 ㈱日環科学,「好熱性微生物及び発酵産物が植物の免疫活性等に
−22−
与える遺伝学的影響評価」,420 千円
(6) 西内 巧(代表),共同研究
㈱フローラ,「天然植物活力液の作用機構の解析」,5,000 千円
(7) 西内 巧(代表),共同研究,岡山大学資源植物科学研究所,「シロイヌナズナで解明された赤
かび病抵抗性遺伝子のオオムギへの応用展開」,500 千円
(8) 堀家慎一(代表),科学研究費
若手研究(B)「染色体の空間的配置と組織特異的遺伝子発現
制御機構の解明」2012 年度,1,700 千円
(9) 堀家慎一(代表),科学研究費
特定領域研究(生殖細胞)「ヒト DMR における母性メチル
化インプリント確立メカニズムの解明」2012 年度,3,100 千円
(10) 堀家慎一(代表),科学研究費
新学術領域研究(非コード RNA)「インプリント長鎖非コ
ードRNAの核内動態とクロマチンダイナミクスの解析」2012 年度, 3,900 千円
(11) 堀家慎一(代表),財団法人
武田科学振興財団
研究奨励金「ヒト 15 番染色体を保持し
た自閉症モデルマウスの解析」2012 年度,3,000 千円
(12) 堀家慎一(代表),財団法人 日本糖尿病財団 研究助成金「脂質代謝のマスター因子 KLF14
遺伝子の発現制御メカニズムの解明」2012 年度,1,000 千円
(13) 堀家慎一(代表),財団法人 日本糖尿病財団 コストコ研究助成「TNDM 原因遺伝子 ZFP57
遺伝子によるインプリントエピゲノム維持機構の解析」2012 年度,900 千円
(14) 西山智明(代表),科学研究費 新学術領域研究「複合適応形質進化」,「非モデル生物におけ
るゲノム解析法の確立」,17,400 千円
(15) 西山智明(代表),科学研究費 挑戦的萌芽研究,「次世代シーケンサーを用いた系統解析の
革新」,1,500 千円
(16) 西山智明(分担),科学研究費 新学術領域研究「複合適応形質進化」,「複合適応形質進化の
遺伝子基盤解明」(総括班),400 千円
(17) 西山智明(代表),科学研究費
基盤研究(B),「シャジクモ概要ゲノムの解読と遺伝学的地
図の同時構築による陸上植物進化の解明」,3,900 千円
(18) 西山智明(分担),科学研究費
基盤研究(C),「シダ類の頂端細胞型シュートを形成する遺
伝子の機能解析」,350 千円
(19) 西山智明(分担),科学研究費
基盤研究(C),「シャジクモ藻類のゲノムから探る植物多細
胞体制の起源と進化過程」,350 千円
(20) 西山智明(分担),科学研究費 挑戦的萌芽研究,「単細胞生物から多細胞生物への進化にお
ける鍵因子の探索」,100 千円
−23−
2
教育活動
1) 大学院教育
授業科目
大学院自然科学研究科生命科学専攻(後期課程):ゲノム機能学,植物分子生物学(西内 巧)
大学院医薬保健学総合研究科(後期課程):遺伝子工学基礎技術コース(西内 巧,堀家慎一,
西山智明)
大学院自然科学研究科生物科学専攻(前期課程):ゲノム科学,(西内 巧)
大学院医薬保健学総合研究科研究科修士課程:「動物実験学演習」(分担,堀家慎一)
大阪大学・金沢大学・浜松医科大学・千葉大学・福井大学連合小児発達学研究科:
「運動生体管理学」(分担,堀家慎一),「協調運動障害特論」(分担,堀家慎一)
大学院医薬保健学総合研究科博士課程:「遺伝子改変動物学特論」(分担,堀家慎一)
2) 学部教育
理工研究域自然システム学系「生理学1」(分担,西内巧)
福井県立大学「生物学1」(分担,西内巧)
共通教育科目
生物学実験(分担,西内巧,西山智明)
共通教育科目前期「遺伝子・ゲノム・神経・時間・生命 ∼生命科学最前線∼」(分担,堀家慎一)
医学類 3 年後期「基礎配属」1 名受入(堀家慎一)
3) 講習会・説明会・実習等
第 20 回生命工学トレーニングコース「遺伝子工学・基礎技術」
参加者:20 名, 学内 19 名・学外 1 名(内,企業 1 名)
講習会(個別対応型)
年月日
内容
参加人数
担当
平成 24 年 7 月 19 日
低分子化合物
1
浅野
平成 24 年 8 月 7 日
低分子化合物
1
浅野
平成 24 年 8 月 21-23 日
LC-MALDI+ウエスタンブロット
3
浅野
平成 24 年 10 月 3-6 日
LC-MALDI
2
浅野
平成 25 年 1 月 7-8 日
マイクロアレイ解析
3
西内
平成 25 年 1 月 22-24 日
マイクロアレイ解析
2
西内
内容
参加人数
担当
30
西内,浅野,森
実習
年月日
平成 24 年 5 月 25 日
進化系統学実験
(理工研究域自然システム学系)
−24−
【トレーサー情報解析分野】
1.研究活動
1­1 研究概要
トレーサー情報解析分野では,臨床応用を視野に入れた短半減期放射性核種(123I, 99mTc, 111In, 11C,
18
F)標識分子プローブを開発し,脳・心臓及び癌などの各臓器疾患を PET/SPECT-CT を用いて可
視化することにより,早期診断法及び治療効果判定法を開発する研究を行っている。特に,アルツ
ハイマー病や自閉症のような脳高次機能に関連した様々な疾患における神経機能変化に基づく脳
機能解明やそれらの疾患の客観的な早期診断法の確立を目指している。また,癌の特徴的分子機構
に基づく変化を可視化することにより,癌に対する薬剤の感受性の予測(標的分子の発現の有無)
や治療効果早期判定が可能な分子イメージングプローブの開発を目指している。さらに,我々が開
発した放射性分子プローブを利用した共同研究を進めている。平成 24 年の成果を以下に記載する。
1) コリン作動性神経系の可視化によるアルツハイマー病の早期診断
超高齢化社会が進み,認知症高齢者が平成 24 年度で 300 万人を超えたと言われている。認知症
は本人だけでなく回りの介護者の QOL(Quality of Life)を圧迫することから大きな社会問題とな
っている。特にアルツハイマー病は高齢者の中でも比較的早い時期に発症し,認知症の6割以上を
占めることから,その早期診断及び治療法の確立が重要である。我々は,アルツハイマー病の早期
診断を目的として,PET(ポジトロン断層法; Positron Emission Tomography)や SPECT(単一
光子放射断層撮影; Single Photon Emission Computed Tomography)による脳内分子イメージン
グ剤の開発研究を行っている。現在,アルツハイマー病の早期診断として[11C]PIB のようなアミロ
イドイメージング剤の臨床研究が行われ,有用性が高いとされている。しかし,認知症状と画像集
積の相関が低いことや,老人斑(アミロイド)の減少が認知症状の改善に繋がらないという報告な
どがあり,治療効果判定としては不向きであると思われる。そこで,我々は記銘・記憶及び認知機
能に深く関わっているコリン作動性神経系に着目し,アルツハイマー病で見られるコリン作動性神
経系の機能低下を可視化するイメージングプローブの開発を行ってきた。これまでに,コリン作動
性神経系で変化の多いとされる前シナプスの小胞アセチルコリントランスポーター(VAChT)用
のイメージングプローブとして Vesamicol を基本構造とする類縁体を検討してきた。本年度は
VAChT に 高 い 親 和 性 ・ 選 択 性 を 有 す る VAChT イ メ ー ジ ン グ 剤 の 開 発 を 目 指 し ,
trans-decalinvesamicol
(DV)に 放 射 性 ヨ ウ 素 を オ ル ト 位 に 導 入 し た
o-[125I]iodo-trans-decalinvesamicol ([125I]OIDV)がインビトロだけでなくインビボにおいても脳
内の VAChT に選択的に集積していることがインビボ阻害実験及び ex vivo オートラジオグラフィ
実験により,確認できた。現在,OIDV のジアステレオマー分割を HPLC により行い,さらに優れ
た VAChT イメージング剤の開発を検討している。
−25−
また,PET 用 VAChT イメージング剤として o-[11C]methyl-trans-decalinvesamicol([11C]OMDV)
の局所脳内分布を組織摘出法や小動物用 PET-CT を用いて調べ,VAChT 分布と一致した集積が観
察された。今後はコリン作動性神経機能疾患モデル動物を用いて,その有用性を検討していくつも
りである。また,PET 用 VAChT イメージング剤として,18F 化も検討していく予定である。
2)自閉症の発症の原因探索及び早期診断・治療法の開発研究
自閉症患者で頻繁に重複変異が見られるヒト 15 番染色体 q11-13q 領域に対応するマウス 7 番染
色体に 6.3 Mbase の重複持つ遺伝子改変自閉症マウス(内匠 透,現理化学研究所チームリーダー,
元広島大教授より供与)を用いて,自閉症の発症の原因探索及び早期診断・治療法の開発研究を行
っている。本年度は自閉症モデルマウスにセロトニントランスポーター(SERT)選択的プローブ
である[11C]DASB を投与し,小動物用 PET-CT を用いて,3匹のマウスの脳内動態をダイナミック
スキャンにて同時に撮像した。撮像後,マウスの局所脳内分布を摘出法により調べ,局所脳内分布
の比較を行った。その結果,小動物用 PET-CT の画像データは脳摘出法による脳内局所放射能分布
と高い相関を示すことから,小動物用 PET-CT 装置を用い,3匹のマウスをダイナミックスキャン
にて同時に撮像した場合でも,体積の非常に小さいマウス脳内において SERT 分布に反映した局所
的な集積や,SERT リガンドの Paroxetine による阻害効果を定量的に画像化できることがわかっ
た。次に,自閉症モデルマウスと野生型マウスにおける[11C]DASB の脳内動態変化及び脳内 SERT
分布の比較を行った。SERT 発現量の少ない小脳を参照領域とした,各脳組織/小脳 比である
Binding Potential(Tissue / Cerebellum ratio)により解析した。その結果,脳内 SERT 分布に違
いは見られるものの,自閉症モデルマウスの場合,個体差の影響が大きく,今後,撮像の工夫や数
多くのデータを収集していく必要があると考えられた。
1­2 研究成果リスト
1) 学術論文
(1) Takashi Kozaka, Izumi Uno, Yoji Kitamura, Daisuke Miwa, Kazuma Ogawa, Kazuhiro Shiba.
Syntheses and in vitro evaluation of decalinvesamicol analogues as potential imaging probes for vesicular
acetylcholine transporter (VAChT). Bioorganic & Medicinal Chemistry. 2012 Vol.20, 4936-4941,
August.
(2) Kazuma Ogawa, Hiroya Kanbara, Kazuhiro Shiba, Yoji Kitamura, Takashi Kozaka, Tatsuto Kiwada and
Akira Odani. : Development and evaluation of a novel radioiodinated vesamicol analog as a sigma
receptor imaging agent. EJNMMI Research. 2012, 2, 54
(3) Kazuhiro Shiba, Yoji Kitamura, Takashi Kozaka, Izumi Uno, Hirokazu Miyoshi, Makoto Yanaga,
Chemical removal of radionuclides in contaminated spinach derived from the Fukushima nuclear
accident. Radiation Safety Management. 2012. Vol.11, No.1, 19-22. December.
(4) Kazuhiro Shiba, Yoji Kitamura, Takashi Kozaka, Izumi Uno, Kikuo Shimizu, Masahiro Hirota, Shogo
Higaki, Kazuyoshi Masumoto. Characteristics of radioactive contamination of vegetables derived from
−26−
the Fukushima nuclear accident. Radiation Safety Management. 2012. Vol.11, No.1, 23-26. December.
2) 総説・資料・報告書
(1) 柴 和弘:放射線による健康影響̶福島第一原発事故の放射能汚染とその影響̶ CAMPUS
HEALTH 49(2): 特集号
(2) 柴
特集:東日本大震災と大学 49(2): 141-146, 2012. March
和弘:放射線被ばくとこころの影響
頭言
東京大学アイソトープ総合センターニュース
巻
43(3) 2012.
(3) 小 阪 孝 史 : 自 閉 症 の 画 像 診 断 は 可 能 か ? オ キ シ ト シ ン 受 容 体 の イ メ ー ジ ン グ 研 究
Farumashia 48, 884, 2012.
3) 著書
4) 学会発表,講演等
(1) 柴
和弘,特別講演:「今だから知っておきたい放射能・放射線の話--放射能汚染とその健康
影響について--」 コープいしかわ・金沢地区セミナー, 石川県地場産業振興センター 2012
年3月1日
(2) 柴
主催:コープいしかわ
和弘,特別講演:「今だから知っておきたい放射能・放射線の話--放射能汚染とその健康
影響について--」 コープいしかわ・南加賀地区セミナー, コープいしかわ小松センター 2012
年3月7日
(3) 柴
主催:コープいしかわ
和弘,特別講演:「今だから知っておきたい放射能・放射線の話--放射能汚染とその健康
影響について--」 コープいしかわ・七尾地区セミナー, 七尾サンライフプラザ 2012 年 3
月 13 日
(4) 柴
主催:コープいしかわ
和弘,特別講演:「今だから知っておきたい放射能・放射線の話--放射能汚染とその健康
影響について--」 コープいしかわ・白山地区セミナー, 白山市民交流センター 2012 年 3
月 19 日
主催:コープいしかわ
(5) 小阪孝史,三輪大輔,北村陽二,鵜野いずみ,道関美祐希,小川数馬,川井惠一,柴 和弘:
PET によるアルツハイマー病の早期診断を目的とした心機 VAChT イメージング剤の開発,日
本薬学会 第 132 年会,2012 年 3 月 28 日∼31 日
北海道大学(札幌)
(6) 北村陽二,道関美祐希,小阪孝史,鵜野いずみ,三輪大輔,太田朱音,
小川数馬,
川井
惠一, 柴 和弘:自閉症の治療に効果があるとされるオキシトシンの脳内移行性と代謝に関
する検討,日本薬学会 第 132 年会,2012 年 3 月 28 日∼31 日
北海道大学(札幌)
(7) 小阪孝史,北村陽二,鵜野いずみ,道関美祐希,三輪大輔,小川結加,小川数馬,柴 和弘:
福島第一原発事故で汚染した野菜の放射能除去法の検討,日本薬学会 第 132 年会,2012 年 3
月 28 日∼31 日
北海道大学(札幌)
(8) 北村陽二,佐藤恭子,小阪孝史,小川数馬,鵜野いずみ,道関美祐希,三輪大輔,斉藤 寛,
柴
和弘:食品添加物の赤外スペクトル測定における ATR 法の適用に関する検討,日本薬学
会 第 132 年会,2012 年 3 月 28 日∼31 日
北海道大学(札幌)
(9) Ogawa, Kazuma; Shibata, Tomomi; Kitamura, Yoji; Kiwada, Tatsuto; Nakayama, Morio; Shiba,
Kazuhiro; Odani, Akira,
Evaluation of
99m
Tc-labeled Annexin A5 using a bis(hydroxamamide)
−27−
derivative for detection of tumor response to therapy. 2012 SNM annual meeting. June 9-13, 2012, Miami
Beach Convention Center, Miami, Florida.
(10) Taki, Junichi, Wakabayashi, Hiroshi; Inaki, Anri; Imanaka-Yoshida, Kyoko; Hiroe, Michiaki; Ogawa,
Kazuma; Shiba, Kazuhiro; Kinuya, Seigo. Postconditioning Attenuates Interstitial Tissue Remodeling in
a Rat Model of Severe Ischemia and Reperfusion: Assessement by I-125-anti Tenascin-C Antibody
Imaging. 2012 SNM annual meeting. June 9-13, 2012, Miami Beach Convention Center, Miami, Florida.
(11) 柴 和弘,特別講演:福島第一原発事故による食料汚染とその影響の低減下について 大阪
大学安全講習会特別講演①,2012 年 4 月 3 日
大阪大学会館講堂(大阪)豊中キャンパス
(12) 柴 和弘,特別講演:福島第一原発事故による食料汚染とその影響の低減下について 大阪
大学安全講習会特別講演②,2012 年 4 月 16 日
大阪大学会館講堂(大阪)豊中キャンパス
(13) 柴 和弘,特別講演:PET/SPECT用 RI 分子イメージング剤の開発研究 ̶̶ 可視
化による脳神経機能疾患の診断を目指して
習会,2012 年 5 月 11 日
̶̶,中部地区主任者部会
名古屋商工会議所 3 階
第 1 会議室
(名古屋)
(14) 柴 和弘,特別講演:福島第一原発事故による汚染とその影響
トープ研究フォーラム,2012 年 5 月 15 日
第 24 回教育訓練講
第 11 回北陸地域アイソ
金沢大学十全講堂(宝町キャンパス)
(15) 鵜野いずみ,小阪孝史,三輪大輔,北村陽二,道関美祐,小川数馬,川井惠一,河原
栄,
柴 和弘,前シナプスコリン作動性神経描画用新規 VAChT イメージング剤の開発,第 7 回日
本分子イメージング学会総会・学術大会,2012 年 5 月 24 日(木)∼25 日(金),アクトシ
ティ浜松(浜松)
(16) 柴
和弘,講演:「食の安全と放射線について」金沢市校下婦人会連絡協議会「福祉保健委
員会 勉強会」2012 年 6 月 12 日 13 時 30 分∼15 時
石川県醸成センター2 階
研修室(金
沢)
(17) 柴 和弘,公開シンポジウム 福島原発から考える元素動態̶原発からの放射性物質の動き
を環境と食物の観点から説明します--
汚染野菜の内部被ばくと放射能除去法について
日
本分析化学会第 61 年会,2012 年 9 月 21 日(金)13 時∼15 時 35 分,金沢大学角間キャン
パス自然研1F大講義室(金沢)
(18) 滝 淳一,若林大志,稲木杏吏,廣江道昭,今中恭子,小川数馬,柴 和弘,松成一朗,絹
谷清剛:ラット心筋虚血再灌流モデルにおける Tenascin C イメージング:Postconditioning
における検討,第 52 回日本核医学会総会(ロイトン札幌,札幌),2012 年 10 月 11­13 日.
(19) 西 弘大,小林正和,松成一朗,宮崎吉春,檜垣佑輔,林 明子,柴 和弘,川井惠一:小
動物用 SPECT/CT 装置におけるマウス用超高分解能ピンホールコリメータの開発,第 52 回日
本核医学会総会(ロイトン札幌,札幌),2012 年 10 月 11­13 日.
(20) 柴
和弘,講演:「食の安全と放射線について」金沢市校下婦人会連絡協議会「福祉保健委
員会 勉強会」2012 年 11 月 13 日 10 時∼12 時 石川県醸成センター2 階 大講義室(金沢)
(21) 小阪孝史,三輪大輔,鵜野いずみ,北村陽二,Azim Mohammad Anwar-ul,小川数馬,川
井惠一, 絹谷清剛, 柴 和弘:PET 用 VAChT イメージング剤の開発研究,第 12 回放射性医薬
品・画像診断薬研究会(京都テルサ,京都),2012 年 12 月 15 日.
5) 共同研究
−28−
学
内
相手部局
研究課題
医学系・バイオトレーサー診療学
心筋間質の病態変化の画像化
保健学系・量子医療技術学
ストレス性精神疾患の進行・治療指針予測用分子イ
メージング法の開発
薬学系・臨床分析学
核医学癌診断・放射線内用療法を目的とした RI 標識
医学系研究科・バイオトレーサー診療学 シグマリガンドの評価
薬学系・臨床分析学
抗体の新規レニウム標識法の開発研究
保健学系・量子医療技術学
脳神経機能分子イメージング剤の開発研究
国
内
相手機関
研究課題
東京都老人総合研究所,浜松ホトニクス
PET 用シグマレセプターマッピング剤の開発研究
株式会社
放射線医学総合研究所
アセチルコリントランスポータイメージング剤のポ
ジトロン標識合成研究
理化学研究所
分子イメージングプローブの開発
千葉大学
新規ペプチド放射性医薬品の開発
北海道医療大学
腎集積を低減したペプチド放射性医薬品の開発
京都大学
新規画像診断薬としてのポルフィリン誘導体の開発
岡山大学
糖尿病治療薬としての新規ジチオセミカルバゾン誘
導体の開発
6) 研究費
(1) 柴
和弘(代表),文部省科学研究費
基盤研究(C):アルツハイマー病の早期診断を目的と
したコリントランスポーターイメージング剤の開発,1,100 千円
(2) 柴
和弘(分担),文部省科学研究費
基盤研究(C):虚血心筋障害,リモデリングにおける
心筋間質の病態と血管新生の画像化に関する研究, 100 千円
(3) 柴 和弘(代表),受託研究費:脳神経機能疾患などの発症前診断及び治療効果判定用PET
分子イメージングの高度化研究,11,700 千円
(4) 北村陽二(代表),科学研究費補助金 若手研究(B):放射性金属­八臭素化ポルフィリンを
用いた新規核医学診断・治療薬剤の開発と応用,1,500 千円
(5) 北村陽二(分担),厚生労働科研費(食品の安全確保推進):食品添加物の規格の向上と使用
実態の把握等に関する研究,1,200 千円
(6) 北村陽二(分担),科学研究費補助金 基盤研究(C):アルツハイマー病の早期診断を目的と
したコリントランスポーターイメージング剤の開発,100 千円
(7) 小阪孝史(代表),科学研究費補助金
若手研究(B):脳内σ̶1受容体イメージングによ
る老化及びストレス性疾患の客観的評価に関する研究
1,100 千円
(8) 小阪孝史(分担),科学研究費補助金 基盤研究(C):アルツハイマー病の早期診断を目的と
−29−
したコリントランスポーターイメージング剤の開発,100 千円
2
教育活動
1) 大学院教育
授業科目
連合大学院小児発達学研究科:行動・情動神経科学(小児発達学専攻)
認知行動生物学演習(小児発達学専攻)
大学院医薬保健学総合研究科:学際医学セミナー
トレーサー実験法,トレーサー実験法実習(初期総合プログラム)
大学院自然科学研究科(後期課程):放射活性物質機能解析学(生命科学専攻)
放射活性物質情報解析学(生命科学専攻)
病態生理機能分析学(生命科学専攻)
生体機能分子分析学(生命科学専攻)
2) 学部教育
授業科目
臨床化学特論(医学部保健学科
分担)
放射性同位元素検査技術学演習(医学部保健学科
分担)
卒業論文指導
「アルツハイマー病の早期診断を目的とした PET 用新規 VAChT イメージング剤の開発」
三輪 大輔(保健学類検査技術科学専攻)
「自閉症モデルマウスにおける脳内セロトニントランスポーター変化に関する検討」
道関 美祐紀(保健学類検査技術科学専攻)
3) 共通教育
授業科目
放射能・放射線と人間(総合科目,分担)
4) 新規・継続登録者安全講習会
新規登録者安全講習会
21 回(詳細は「Ⅳ
研究施設の活動状況」を参照)
継続登録者安全講習会
30 回(詳細は「Ⅳ
研究施設の活動状況」を参照
5) RI取扱基礎講習会
RI取扱基礎講習会(実習) 17 回(詳細は「Ⅳ
−30−
研究施設の活動状況」を参照)
【機器分析分野】
1
研究活動
1­1 研究概要
ラジカルC­C結合形成反応は,種々の有機化合物を合成するうえで非常に有用な反応である。
しかし,ラジカルという化学種は非常に反応性が高く,通常のイオン的な反応では困難な箇所に新
しく化学結合を形成できるといった利点がある反面,その反応性の高さ故に反応の制御が難しいと
いった問題が依然として残されている。また,現在最も広く用いられているラジカル反応剤が,毒
性が強く,反応後の除去が困難な有機スズ化合物であるということも大きな問題である。我々は,
ラジカルC­C結合形成反応におけるこれら2つの問題点の解決を目指して,各種ラジカル発生法
の中から一電子酸化によるラジカル発生法に着目し,これを用いた新規ラジカルC­C結合形成反
応の開発研究を行っている。
また,このほかに,医薬保健学域・薬学系・臨床薬物情報学研究室との共同研究として,重筋無
力症治療薬である 3,4-diaminopyridine (3,4-DAP)の物理化学的安定性及び分解生成物の構造に関
する研究も行っている。
一電子酸化剤を用いた新規ラジカルC­C結合形成反応の開発
酸化的ラジカルC­C結合形成反応に用いられる一電子酸化剤として,Mn(OAc)3 や CAN(硝酸
二アンモニウムセリウム)などが知られているが,中でも Mn(OAc)3 を用いた反応に関しては,こ
れまでに系統的な研究が行われ,天然物合成等への応用も数多く報告されている。一方,CAN に
関しては,Mn(OAc)3 に比べて反応性が高いものの無水条件を必要とせず,取り扱いが容易である
うえ,比較的毒性が低く安価であるなど優れた特徴を有している反面,水やメタノールなどの高極
性溶媒にしか溶解しないといった難点があり,広く利用されるには至っていない。我々は,この難
点を,逆に水に対する安定性・溶解性と捉えて有効に活用すれば,比較的低毒性で安価であるとい
うセリウム反応剤の利点とも相俟って,低コストで環境に優しい水系ラジカル反応が開発できるも
のと考えた。すなわち,まず CAN の構造に着目し,水と非極性溶媒から成る二相系にて 4 級アン
モニウム塩を相間移動触媒として用いれば,水中に溶解している Ce(IV) を非極性溶媒中に取り込
むことができ,目的とする反応を有機相中にて行うことが出来るものと考え,研究を行っていると
ころである。また,用いる 4 級アンモニウム塩を光学活性なものとすれば反応の不斉化ができ,反
応により生じた Ce(III) を水中にて別の酸化剤で Ce(IV) へと再酸化すれば,用いる CAN の量を触
媒量へと減らすことが出来るものと考え,これについても検討しているところである。
そのほかに, 4 級アンモニウム塩以外で,水中から Ce(IV) を有機相へと移行させることが可能
な di-2-ethylhexyl phosphoric acid (HDEHP) を金属抽出剤として用いる二相系反応についても検
討中である。この反応系では,硝酸ナトリウムや硝酸アルミニウムなどの硝酸塩を共存させること
−31−
によって,用いる Ce(IV) 反応剤を触媒量に減らすことが出来る上,必ずしも始めから Ce(IV) を用
いる必要がなく,Ce(III) が使用可能であることを既に確認済みである。更に,本反応系を詳細に
検討した結果,反応速度と収率が若干低下するものの,(1)有機溶媒を一切用いずに水のみで反
応が進行すること,(2)硝酸塩を加えなくとも空気中の酸素によるものと思われる Ce(III)の再酸
化が起き,目的とする反応が触媒量の Ce(III)で進行することが判明しており,更なる展開が期待さ
れる。
重筋無力症治療薬 3,4-diaminopyridine の物理化学的安定性に関する研究
3,4-Diaminopyridine (3,4-DAP)は,Lambert-Eaton 筋無力症候群の治療薬として欧米を中心に
臨床で使用されている化合物である。
この化合物は,最近,フランスで市販薬として販売されるようになったが,日本では試薬として
入手したものを臨床の場で用いているのが現状であり,その動態についても未だよく分かっていな
い。3,4-DAP は純粋なものであれば白色の結晶性粉末であるが,光などの外的要因によって少しず
つ分解し,褐色を帯びてくることが知られていることから,我々は,3,4-DAP の光照射下での安定
性および分解生成物の構造について調べることにした。
すなわち,3,4-DAP の水溶液に光を照射し,経時的に残存する 3,4-DAP の量を HPLC によって
追跡するとともに,生成した分解物の単離・構造決定を試みた。また,これら作業を容易且つ確実
なものにするため,化学的に分解生成物を予想して別途合成を行い,これまでにいくつかの分解生
成物の構造を同定している。更に,推定される分解メカニズムをもとに,分解を促進するファクタ
ーについて検討し,ある波長の光が分解を促進することを明らかにした。
2
教育活動
1) 大学院教育
授業科目
大学院有機化学 V(医薬保健学総合研究科博士前期課程・創薬科学専攻)
2) 学類教育
授業科目
有機化学 IV(医薬保健学域・薬学類/創薬科学類)
有機化学演習 IV(医薬保健学域・薬学類/創薬科学類)
有機機器分析(医薬保健学域・薬学類/創薬科学類)
有機化合物の扱い方を学ぶ(医薬保健学域・薬学類/創薬科学類,分担)
−32−
IV
研究施設の活動状況
【実験動物研究施設】
1. 実験動物研究施設利用課題
括弧内前年度
医薬保健研究域医学系(基礎)
34 (43)
医薬保健研究域医学系(臨床・病院)
144 (121)
医薬保健研究域薬学系
24 (22)
医薬保健研究域保健学系
10 (12)
脳・肝インターフェースメディシン研究センター
14 (­)
理工研究域
1 (0)
がん進展制御研究所
23 (19)
学際科学実験センター
19 (15)
子どものこころの発達研究センター
7 (0)
環日本海域研究センター
0 (1)
保健管理センター
2 (2)
フロンティアサイエンス機構
­ (14)
合計
278 (249)
2. 動物実験計画数(動物実験委員会による承認件数)
申請 387 件中,実験動物研究施設を利用する承認計画 297 件
(参考:実験動物研究施設を使用しない承認計画 50 件)
3. 利用登録者
3­1 部局別登録者(施設の技術職員・外注職員を含まず)
登録者人数
医薬保健研究域医学系(基礎)
括弧内前年度
実入館者数
91 (95)
71 (79)
医薬保健研究域医学系(臨床・病院)
267 (243)
187 (195)
医薬保健研究域薬学系
112 (111)
51 (58)
医薬保健研究域保健学系
43 (44)
29 (29)
脳・肝インターフェースメディシン研究センター
16 (­)
16 (­)
がん進展制御研究所
76 (74)
69 (70)
学際科学実験センター
19 (21)
16 (19)
­ (16)
­ (19)
フロンティアサイエンス機構
−33−
環日本海域研究センター
0 (0)
0 (0)
子どものこころの発達研究センター
7 (1)
6 (1)
保健管理センター
1 (2)
1 (1)
理工研究域
7 (6)
7 (2)
その他(実習生・研修生等)
2 (­)
1 (19)
641 (613)
454 (492)
合計
3­2 登録者内訳(施設の技術職員・外注職員を含まず)
括弧内前年度
登録者人数
実入館者数
教員
177 (174)
113 (112)
医員
70 (41)
59 (33)
その他の研究者
56 (58)
36 (51)
大学院生
173 (189)
135 (180)
学部生
118 (110)
72 (80)
47 (43)
39 (36)
641 (613)
454 (492)
技術職員(含非常勤)
合計
備考
ポスドク,研究生他
博士課程 98,修士課程 37
技術職員 7,実験補助 32
4. 入館者数
4­1 部局別延べ入館者(平成 24 年 4 月∼25 年 3 月)
(施設の技術職員・外注職員を含まず)
宝町(本館)
角間分室
医薬保健研究域医学系(基礎)
6,567
0
11,340
234
1,969
683
399
0
脳・肝インターフェースメディシン研究センター
2,107
0
がん進展制御研究所
1,462
7,832
学際科学実験センター
5,898
807
0
0
1,998
0
23
0
209
84
9
0
31,981
9,640
医薬保健研究域医学系(臨床・病院)
医薬保健研究域薬学系
医薬保健研究域保健学系
環日本海域研究センター
子どものこころの発達研究センター
保健管理センター
理工研究域
その他(実習・研修等)
合計
−34−
4­2 月別延べ入館者数(平成 24 年 4 月∼25 年 3 月,括弧内:一日平均)
宝町本館
(施設の技術職員・外注職員を含まず)
同左・前年度
角間分室
同左・前年度
4月
2,513 (77)
2,631 (88)
733 (24)
664 (26)
5月
2,475 (80)
2,385 (77)
828 (27)
578 (23)
6月
2,799 (93)
2,710 (90)
837 (28)
663 (26)
7月
2,951 (95)
2,863 (92)
830 (27)
640 (29)
8月
2,621 (85)
2,911 (94)
813 (26)
687 (28)
9月
2,639 (88)
2,805 (94)
807 (27)
602 (26)
10 月
2,957 (95)
2,930 (95)
944 (30)
711 (26)
11 月
2,894 (96)
2,586 (86)
878 (29)
735 (28)
12 月
2,586 (83)
2,632 (85)
754 (24)
686 (25)
1月
2,522 (81)
2,708 (87)
753 (24)
686 (27)
2月
2,515 (90)
2,644 (91)
705 (25)
752 (29)
3月
2,509 (81)
2,638 (85)
759 (24)
777 (27)
合計
31,981 (88)
32,441 (89)
9,640 (26)
8,185 (22)
平日
26,916 (111)
27,300 (113)
8,381 (35)
7,188 (30)
休日
5,065 (41)
5,141 (41)
1,259 (10)
998 (8)
5. 利用講習開催・受講者数
10 回開催(春期5回 77 名,臨時5回 151 名)
合計 228 名受講
(4 月 9・11・13・17・21 日,5 月 22 日,7 月 24 日,9 月 28 日,11 月 28 日,1 月 17 日)
6. 受託サービス(胚操作関係)
マウス受精卵の凍結保存:4 系統(内・角間分室 系統)(前年度 20 系統)
受精卵移植による感染マウスのクリーニング:8 系統(前年度 29 系統)
体外受精によるマウスの作成:2 系統(前年度 1 系統)
凍結受精卵からのマウス作成: 6 系統(前年度 16 系統)
精子凍結:0 系統(前年度 0 系統)
7. 機器利用状況
X線照射装置
158 回(前年度 117 回), X線撮影装置
セルソーター
97 回(総稼働時間
(前年度:138 回,総稼働時間
263 時間;
利用講座数
285 時間,利用講座数
−35−
14 回(前年度 66 回)
8 研究室)
10 研究室)
8. 月別一日平均収容ケージ数
マウス
マウス
ラット ハムスター
角間分室
モルモット ウサギ
イヌ
ブタ
サル
ウシガエル
4月
6,134
1,855
193
3
23
85
17
1
0
1
5月
6,191
1,819
168
2
21
73
14
2
0
1
6月
6,046
1,799
207
2
15
64
14
3
0
-
7月
6,157
1,811
239
3
14
64
15
3
1
-
8月
6,244
1,842
304
4
14
64
14
3
3
-
9月
6,232
1,893
344
5
12
54
13
2
3
-
10 月
6,139
1,906
345
5
1
57
11
2
3
1
11 月
6,214
1,917
326
5
0
65
17
1
3
-
12 月
6,074
1,910
305
5
1
84
17
2
3
-
1月
5,950
1,884
315
5
1
87
14
2
3
-
2月
6,108
1,904
330
5
1
102
12
2
3
-
3月
6,111
1,951
301
5
3
98
14
2
3
-
年平均
6,133
1,874
281
4
9
75
14
2
2
-
前年度
年平均
6,076
1,659
200
8
20
85
16
4
0
-
前年比
1.01
1.13
1.41
0.50
0.45
0.88
0.88
0.50
最大収
容ケー
ジ数
8,781
2,466
400
-
80
120
20
7
20
70%
(71)
76%
(79)
70%
(86)
-
11%
(29)
63%
(85)
70%
(85)
29%
(43)
10%
(15)
年平均
(最大月)
収容率
-
括弧内収容率は最大月平均収容率
※個別ケージ飼育のウザギ・イヌ・ネコ・ブタ・サルは実飼育匹数より算定,
ウシガエル水槽は専用1槽,魚類兼用2槽(飼養許可数
100 匹)
※1ケージ当たり標準収容数:マウス(5),ラット(3),ハムスター(3),モルモット(4)
注)マウス最大収容数は,追加設置棚を含み,検疫室・P2動物室を含まず
−36−
-
(ネコ・
廃止)
9. 月別入舎匹数(上段:購入・譲受,下段:自家繁殖)
マウス マウス
ハムスタ モルモッ
ラット
ウサギ
宝町 角間分室
ー
ト
イヌ
ブタ
ウシ
ガエル
サル
4月
579
-
374
-
121
-
0
-
32
-
5
-
3
-
6
-
0
-
6
-
5月
630
-
409
-
101
-
0
-
0
-
10
-
0
-
7
-
0
-
11
-
6月
648
-
181
-
146
-
0
-
0
-
18
-
7
-
11
-
0
-
0
-
7月
963
-
483
-
373
-
0
-
0
-
15
-
2
-
2
-
3
-
0
-
8月
933
-
316
-
244
-
0
-
0
-
31
-
2
-
9
-
0
-
0
-
9月
623
-
334
-
292
-
1
-
0
-
16
-
2
-
5
-
0
-
0
-
10 月
1,088
-
509
-
178
-
0
-
3
-
25
-
3
-
4
-
0
-
116
-
11 月
926
-
397
-
126
-
0
-
0
-
21
-
10
-
1
-
0
-
0
-
12 月
639
-
240
-
90
-
0
-
4
-
25
-
0
-
4
-
0
-
0
-
1月
1,053
-
557
-
233
-
0
-
0
-
30
-
8
-
5
-
0
-
0
-
2月
1,119
-
392
-
170
-
0
-
12
-
27
-
6
-
2
-
0
-
0
-
3月
811
-
422
-
97
-
0
-
0
-
18
-
0
-
2
-
0
-
0
-
計
10,012
25,604
4,614
7,448
2,171
50
1
51
51
-
241
-
43
-
58
-
3
-
133
-
前年度
合 計
10,514
25,922
4,698
7,037
2,205
169
1
94
111
-
185
-
60
-
42
-
0
-
118
-
月平均
834
2,134
385
621
181
4
0
4
4
-
20
-
4
-
5
-
0
-
11
-
0.95
0.98
0.98
-
0.46
1.30
0.72
1.38
-
1.13
0.99
1.06
0.30
0.54
-
-
-
-
-
-
合
前年比
−37−
【遺伝子究施設】
1. 平成 24 年度利用者数(受託解析を含む)
利用研究室数
利用者数
医薬保健研究域医学系
13
34
医薬保健研究域薬学系
8
21
10
24
1
10
11
42
理工研究域電子情報学系
1
1
理工研究域物質化学系
4
5
理工研究域環境デザイン学系
1
5
学際科学実験センター
1
7
がん進展制御研究所
5
9
環日本海域環境研究センター
1
3
56
161
医薬保健研究域保健学系
医薬保健研究域医学系・附属病院
理工研究域自然システム学系
計
2. 各受託解析利用者
2­1 シークエンス受託解析
担当者:森
美紀
キャピラリーシーケンサーABI3130xl を用いて,シークエンスの受託解析を行っている。利用
者から反応精製済みのサンプルを受領後,本施設にてホルムアミドに溶解し,ABI3130xl を用い
て解析を行っている。
解析結果が好ましくない場合には,利用者の波形データや反応条件等のチェックによるトラブ
ルシューティングを行っている。
受託シークエンス利用者
学内
所属
医薬保健研究域医学系
医薬保健研究域保健学系
理工研究域自然システム学系
理工研究域電子情報学系
研究代表者
髙 栄哲
中田 光俊
若山 友彦
稲津 明広
河原 栄
藤田 信一
金森 正明
木矢 剛智
小藤 累美子
坂本 敏夫
髙畑 佳史
程 肇
東 浩
山田 敏弘
山田 洋一
−38−
理工研究域物質化学系
理工研究域環境デザイン学系
学際科学実験センター
がん進展制御研究所
子どものこころの発達研究センター
環日本海環境研究センター
片岡 邦重
瀬尾 悌介
牧 輝弥
池本 良子
浅野 雅秀
石村 昭彦
横山 茂
関口 俊男
学外
所属
㈱フローラ
研究代表者
加藤 智朗
解析サンプル数
利用研究室数
利用者数
サンプル数
医薬保健研究域医学系
3
5
237
医薬保健研究域保健学系
3
4
586
理工研究域自然システム学系
8
30
2,370
理工研究域電子情報学系
1
1
12
理工研究域物質化学系
3
3
1,184
理工研究域環境デザイン学系
1
3
312
学際科学実験センター
1
2
169
がん進展制御研究所
1
1
32
子どものこころの発達研究センター
1
1
4
環日本海環境研究センター
1
1
59
㈱フローラ
1
1
156
24
52
5,121
計
2­2 質量分析受託解析(タンパク質,ペプチド,化合物同定)
担当者:浅野 智哉,富樫 真紀
質量分析計,4800 plus MALDI TOF/TOF アナライザー(ABSciex)を用いて,タンパク質等の
同定を行っている。
利用者から調製タンパク質を受領後,本施設の職員がトリプシンで消化・精製し,質量分析計
で MS/MS 解析を行い,タンパク質を同定している。また,翻訳後修飾の同定やペプチドーム解
析には nano-LC を組み合わせた LC-MALDI の解析を行っている。必要に応じて,タンパク質や
翻訳後修飾様式のデータベース化等の作成支援も行っている。また,二次元電気泳動(DIGE)によ
るタンパク質の網羅的な発現解析も受託を行っている。24 年度から iTRAQ を用いたプロテオー
ム解析の受託解析も開始した。
化合物同定は,適切なマトリックスの選別,条件検討を行った後に MS,MS/MS 解析を行っ
ている。
受託解析に際し,利用者と事前に打合せを行い,必要に応じて実験デザインやサンプルの調製
法について指導を行っている。また,解析結果について利用者と共に考察しながら,実験系の改
善に努めている。
−39−
利用研究テーマ一覧
学内
所属
医薬保健研究域医学系
医薬保健研究域薬学系
理工研究域
自然システム学系
理工研究域
物質化学系
バイオ AFM 先端研究
センター
研究代表者
研究テーマ
山田 正仁
脳脊髄液中の Aβオリゴマー化抑制物質の検討
小谷
がんの診断・治療を目的とした放射性薬剤の開発研究
明
国嶋 崇隆
薬物センサーの開発
国嶋 崇隆
薬物標的タンパク質の同定
福森 義宏
ワニヘモグロビンの構造機能相関
福森 義宏
高速原子間力顕微鏡を用いた生細胞イメージング
坂本 敏夫
シアノバクテリアの環境耐性能の解析
長谷川
植物プランクトンの鉄制限に対する分子応答
浩
紺野 宏記
酸化ストレス時における Prx(ペルオキシレドキシン)の
オリゴマー化のダイナミクス
伊藤 正樹
APC/C ユビキチンリガーゼの標的タンパク質の探索
吉岡
色素体外包膜タンパク質と相互作用するタンパク質の
同定
他5件
学外
名古屋大学大学院
生命農学研究科
名古屋大学大学院
理学研究科
泰
他4件
解析数
解析内容
所属
理工研究域バイオ AFM 先端研究センター
432
医薬保健研究域薬学系
240
3,528
名古屋大学理学研究科
3,838
名古屋大学農学研究科
31
千葉大学園芸学部
ペプチドーム
化合物同定 (MS,MSMS)
nano-LC
2
理工研究域物質化学系
名古屋大学附属病院
タンパク質翻訳後修飾同定
5
医薬保健研究域医学系
理工研究域自然システム学系
タンパク質同定
解析数
420
6
Aberystwyth University
762
医薬保健研究域薬学系
576
理工研究域自然システム学系
384
医薬保健研究域医学系
3,456
医薬保健研究域薬学系
13
理工研究域自然システム学系
5
理工研究域バイオ AFM 先端研究センター
5
理工研究域自然システム学系
2
医薬保健研究域医学系
14
医薬保健研究域薬学系
11
名古屋大学理学研究科
51
名古屋大学農学研究科
31
−40−
2D-DIGE (Ettan DIGE)
iTRAQ
名古屋大学附属病院
8
理工研究域物質化学系
5
医薬保健研究域薬学系
2
名古屋大学農学研究科
1
奈良県立医科大学医学部
1
千葉大学園芸学部
1
名古屋大学農学研究科
2
奈良県立医科大学医学部
1
計
13,833
2­3 マイクロアレイ受託解析
担当者:西内
巧,堀家 慎一
アジレント社のマイクロアレイを用いて,同社のアレイスキャナー等の純正システムを用いて
データを取得している。
利用者から RNA サンプルを受領後,本施設の教職員がバイオアナライザによる品質評価,ラ
ベル化・ハイブリ・スキャンニングを行い,さらに解析ソフト(GeneSpring)を用いたデータマイ
ニングまで一貫した研究支援を行っている。
受託解析に際し,利用者とアレイの実験デザインについて事前打合せを行い,実験結果につい
ては解析ソフトを操作しながら,利用者のニーズに応じたデータマイニングを行っている。論文
化の際には,GEO へのデータベース登録の代行作業も行っている。
利用研究テーマ一覧
学内(データ解析中のものを含む)
所属
研究代表者
がん進展制御研究所
須田 貴司
鈴木 健之
松本 邦夫
in vitro がん幹細胞モデルの解析
がん悪性化におけるクロモボックスタンパク質の
機能解析
がん悪性進展制御における Met 動態と機能の研究
善岡 克次
がん転移に関わる因子の探索
堀
神経細胞死における活性化アストロサイトの役割
巨核球減少性血小板減少症患者の骨髄単核球マイ
クロアレイによる巨核球抑制性サイトカインの同
定
カイコガの性フェロモン情報を伝達・処理する神
経回路の同定と解析
カイコガ成虫の脳における性差の分子基盤
ショウジョウバエを用いた神経活動依存的に発現
する遺伝子の解析
魚のウロコを骨モデルとして用いた磁場・重力・
ホルモン応答に関する研究
エピジェネティクス制御因子の発生過程での機能
解析
高橋 智聡
医薬保健研究域医学系
研究テーマ
細胞死と炎症のクロストークに関与する因子の探
索
ヒストンのメチル化制御に関わる因子の機能解析
修
中尾 眞二
理工研究域自然システム学系
木矢 剛智
環日本海域環境研究センター
鈴木 信雄
学際科学実験センター
浅野 雅秀
他4件
−41−
学外(データ解析中のものを含む)
所属
研究代表者
岡山大学資源植物科学研究所
江崎 文一
富山大学大学院理工学研究部
唐原 一郎
日環科学株式会社
宮本 浩邦
研究テーマ
シロイヌナズナの遺伝子発現における転写調節
機構の解明
シロイヌナズナの生活環における重力の影響の
解明
好熱菌発酵産物の経口投与が齧歯類の消化器系
の遺伝子発現に与える影響評価
他4件
解析アレイ数
mRNA アレイ
所属
アレイ数
医薬保健研究域医学系
28
医薬保健研究域保健学系
24
がん進展制御研究所
12
環日本海域環境研究センター
16
学際科学実験センター
8
理化学研究所
16
東京農工大学
4
琉球大学
12
岡山大学
4
企業
4
計
128
所属
アレイ数
miRNA アレイ
医薬保健研究域医学系
16
がん進展制御研究所
12
計
28
総計
156
3. 施設利用者(受託解析の利用者を除く)
1F 感染動物実験施設,共通機器(ナノドロップ,超遠心機 ,Typhoon9400,リアルタイム定
量 PCR,Image Quant LAS500,バイオアナライザー等)
部局
研究代表者
畢 袖晴
山下 太郎
医薬保健研究域医学系
飯田 宗穂
所
正治
毎田 佳子
京
哲
須釜 淳子
医薬保健研究域保健学系
中谷 壽男
田中 正二
−42−
北村 敬一郎
医薬保健研究域医学系・附属病院
澤本 一樹
中島 美紀
医薬保健研究域薬学系
北村 正典
石
純子
4. 講習会(個別対応型)
講習会(個別対応型)
年月日
内容
参加人数
担当
平成 24 年 7 月 19 日
低分子化合物
1
浅野
平成 24 年 8 月 7 日
低分子化合物
1
浅野
平成 24 年 8 月 21-23 日
LC-MALDI+ウエスタンブロット
3
浅野
平成 24 年 10 月 3-6 日
LC-MALDI
2
浅野
平成 25 年 1 月 7-8 日
マイクロアレイ解析
3
西内
平成 25 年 1 月 22-24 日
マイクロアレイ解析
2
西内
−43−
【アイソトープ総合研究施設・アイソトープ理工系研究施設】
1.利用状況
1­1 平成 24 年度登録従事者人数
アイソトープ総合研究施設
職員
(研究員等含)
36
大学院生
研究生等
23
医薬保健研究域医学系(臨床・病院)
92
医薬保健研究域薬学系
医薬保健研究域医学系(基礎)
学部・学域生
計
-
59
50
11
153
25
40
38
103
医薬保健研究域保健学系
29
19
15
63
がん進展制御研究所
16
1
-
17
学際科学実験センター
脳・肝インターフェースメディシン
研究センター
子どものこころの発達研究センター
19
4
6
29
7
-
-
7
3
6
-
9
理工研究域物質化学系
3
2
-
5
理工研究域自然システム学系
3
-
-
3
理工研究域機械工学系
1
1
-
2
保健管理センター
1
-
-
1
薬学類・創薬学類学生実習
-
-
71
71
保健学類放射線技術学生実習
-
-
40
40
保健学類検査技術学生実習
-
-
41
41
235
146
222
603
職員
(研究員等含)
-
大学院生
研究生等
-
学部・学域生
計
計
アイソトープ理工系研究施設
理学部
1
1
薬学部
-
-
1
1
理工学域数物科学類
-
-
10
10
理工学域物質化学類
-
-
51
51
理工学域自然システム学類
-
-
2
2
理工学域機械工学類
-
-
2
2
医薬保健学域薬学類
-
-
10
10
医薬保健学域創薬科学類
-
-
20
20
医薬保健学域保健学類
-
-
2
2
大学院自然科学研究科
2
59
-
61
大学院医学系研究科
-
9
-
9
大学院医薬保健総合研究科
5
13
-
18
人間社会研究域人間科学系
1
-
-
1
理工研究域数物科学系
9
-
-
9
理工研究域物質化学系
8
-
-
8.
−44−
理工研究域自然システム学系
8
-
-
8
理工研究域環境デザイン学系
1
-
-
1
理工研究域機械工学系
1
-
-
1
医薬保健研究域薬学系
10
-
-
10
1
-
-
1
10
1
-
11
がん進展制御研究所
3
-
-
3
保健管理センター
1
-
-
1
学際科学実験センター
4
-
-
4
64
82
99
245
医薬保健研究域保健学系
環日本海域環境研究センター
計
1­2 施設利用研究テーマ
アイソトープ総合研究施設
部 局
講座等
研究申請者
研 究 題 目
組織発達構築学
井関 尚一
機能解剖学
堀 紀代美
神経分子標的学
堀
マウスにおける遺伝子発現
末梢動脈疾患モデルラットにおける痛覚過敏
のメカニズムの解析
小胞体ストレス関連遺伝子の機能解析
血管分子生理学
岡本 安雄
血管分子生物学
山本
吉本 谷博
心血管系における細胞内情報伝達機構の解析
放射線アイソトープを用いた血管機能調節・障
害,神経機能,がん浸潤転移に関する研究
生理的,病理的環境下における酸化
小川 和宏
遺伝子発現調節の解析
細菌感染症制御学
大谷
寄生虫感染症制御学
所
ウェルシュ菌の病原因子発現調節機構の解析
腸管寄生原虫における含流アミノ酸代謝経路
の解析
部位特異的又はストレス応答情報伝達に関連
した遺伝子の解析
野菜由来ニトリルの生物活性
ビタミン C 生合成能欠損マウスを用いた抗酸
化機能の研究
幹細胞の未分化性維持機構の解析
分子情報薬理学
医薬保健
研究域
医学系
修
環境生体分子応答学
博
郁
正治
西條 清史
谷井 秀治
環境生態医学・公衆
衛生学
再生分子医学
脳情報分子学
教育研究支援センタ
ー
人見 嘉哲
小出
寛
郡山 恵樹
サカナ視神経損傷と再生
原田 真市
神経終末特異的に発現する制御因子の探索
マウスの肝化学発癌モデル
医薬保健
研究域
医学系
附属病院
C型肝炎ウィルスとアポートシス
B型肝炎ウィルスとアポートシス,サイトカイ
ン
水腰英四郎 肝発癌におけるp53 の意義
がん遺伝子治療学恒
肝細胞癌に対する遺伝子治療の基礎的検討
常性制御学血液情報
コラーゲン遺伝子の転写調節
統御学
C型肝炎ウィルスのインターフェロン反応性
初代培養肝細胞制御
御簾 博文
古市 賢吾
生活習慣病発症機序の解明
実験腎炎,各種サイトカイン,ケモカイン発現
の検討
−45−
酒井 佳夫
川尻 剛照
臓器機能制御学
武田 仁勇
細胞移植学輸血部
脳老化・神経病態学
保健管理センター
高見 昭良
吉川 弘明
岩佐 和夫
橋本 隆紀
脳情報病態学
戸田 重誠
血管発生発達病態学
西村 良成
血管新生・結合組織
代謝学
濱口 儒人
免疫担当細胞の遺伝子発現と機能の解明
脂質代謝異常症のコレステロール引き抜き能
に関する研究
ミネラロコルチコイド高血圧症の成因に関す
る研究
自己免疫性造血障害における標的抗原の同定
及び免疫学機序の解析
ニコチン性アセチルコリン受容体を標的とす
る自己免疫疾患の発症機序の解明
重症筋無力症および筋無力症候群における抗
体測定
ヒト死後脳および遺伝子改変マウスを用いた
統合失調症の病態生理の研究
コカイン投与あるいは慢性ストレス負荷後ラ
ット側座核のシナプス後膜肥厚タンパク質輸
送動態
マウス骨髄移植モデルにおける移植片対宿主
病と移植片対腫瘍効果
膠原病患者の自己抗体(抗核抗体)の同定
特発性男性不妊症患者における精子形成候補
遺伝子の変異に関する分子遺伝学的研究
プロスタグランジン FP レセプター遺伝子の発
視覚科学
桜井真由美
現解析
NO 口腔癌における選択的頸部郭清術とセンチ
感覚運動病態学
遠藤 一平
ネルリンパ節ナビゲーション手術の無作為化
比較試験
婦人科癌における癌幹細胞の同定とそれを標
分子移植学
高倉 正博
的とした治療の確立
虚血心筋,心不全における心筋生存性とリモデ
滝 淳一
リングにおける核医学的評価に関する研究
バイオトレーサ診療学
絹谷 清剛
放射性医薬品による癌診断法,治療法の開発
重症筋無力症ラットにおけるスガマデックス
手術部
伊藤 博徳
の作用
薬物動態の個人内および個人間変動要因の解
薬剤部
崔 吉道
明
高齢マウスにおける,17βエストラジオール経
看護科学
中谷 壽男
皮投与が皮膚全層欠損創の治療に及ぼす影響
北 村 敬 一 魚類のウロコモデルを使った骨代謝に及ぼす
郎
因子の探索
河原 栄
細胞遊走機構の解明
集学的治療学
高
検査技術科学
馬渡 一浩
視神経再生の分子機構
關谷 暁子
先天性血液凝固異常症の病態解析
稲津 明広
高比重リポ蛋白の機能解析
桜井
熱ショック応答の調節機構に関する研究
医薬保健
研究域
保健学系
栄哲
博
田中 正二
リハビリテーション科学 稲岡プレイア
デス千春
天野 良平
放射線技術科学
川井 恵一
医薬保健
研究域
薬学系
臨床分析科学
小川 数馬
薬物学
宝田 剛志
薬物動態学
中西 猛夫
小森 和久
骨格筋の機能回復に関する基礎的研究
ラット骨格筋の生理活性
各種 RI の医学・生物学への応用
放射性医薬品の開発と評価
新規分子イメージング剤,内用放射線治療薬剤
の開発とその評価
骨関節系細胞におけるグルタメイトシグナル
装置に関する薬理学的研究
ラットの消化管における尿酸吸収過程につい
ての検討
薬物の体内動態に及ぼすトランスポーターの
−46−
影響とその評価/予測に関する研究
分子薬物治療学
加藤 将夫
遺伝情報制御学
若杉 光生
薬物代謝化学
横井
生物有機化学
山田 耕平
臨床薬物情報学
石
環境健康科学
脳・肝インターフェース
メディシン研究センター
がん進展
制御研究
所
理工研究
域
橋本 憲佳
遺伝子改変動物の作出と解析
西内
植物の病害抵抗性遺伝子の機能解析
ヒト染色体工学を用いた自閉症羅患遺伝子座
の解析
施設の管理運営および新規放射性医薬品の開
発研究
純子
只野
武
井上
啓
高橋 智聡
免疫炎症制御
今村
遺伝子・染色体構築
田所 優子
腫瘍制御
源
物質化学系放射化学
横山 明彦
機械工学系
松村 健太
自然システム学系
Richard
Wong
ゲノム機能解析分野
トレーサー情報解析
分野
アイソトープ理工系研究施設
部局
講座等
人間社会
研究域
技術教育
人間科学
系
超低温
量子物性物理学
龍
利成
東田 陽博
遺伝子改変動物学
理工研究
域数物科
学系
小泉 惠太
タンパク質のラベル位
薬物の適正使用のための薬物体内動態に関す
る研究
カプサイシンの体内動態の測定
中枢神経インスリン作用の末梢臓器糖代謝調
節における役割の解明
Rb 欠損マウス胚性繊維芽細胞を用いたがん幹
細胞モデルの構築
Rb による N-Ras イソプレニル化制御機構の解
析
細胞死と炎症の分子機構とその制御機構に関
する研究
幹細胞の未分化性維持機構の解明
消化器がんと呼吸器がんの腫瘍外科学および
分子腫瘍学的研究
ラドンの環境測定および核医薬品製造の研究
毛髪コルチゾールを用いた慢性ストレス評価
に関する研究
核膜孔複合体因子 Nucleoporin と関連因子の
in vitro と in vivo での動的構造解析・機能解析
イオンチャンネル・神経伝達物資受容体等の遺
伝子クローニングと神経機能調節機構の解明
脳発生,発達に関わる遺伝子の機能解析
腫瘍分子生物学
子どものこころの発達研究セン
ター
学際科学
実験セン
ター
毅
北村 陽二
研究申請者
放射化学
研究題目
佐々木敏彦
残留応力の研究
藤下 豪司
低温 X 線による測定
藤下 豪司
X線・中性子線による固体物性の研究
人工衛星搭載用ガンマ線検出器の回路部品の放射
線耐性試験
大強度相対論的電子ビームとプラズマ金属ターゲ
ットとの相互作用
大強度相対論的電子ビームを用いる物理
核反応の核化学的研究,核プローブによる物性研
究及び環境放射能測定
放射性核種を用いた物性研究
鎌田 啓一
安藤 利得
理工研究
域物質化
学系
巧
堀家 慎一
村上 敏夫
複雑系物理学
生体内薬物挙動の分子機構と定量化に基づく
薬物治療の最適化
遺伝情報維持機構の分子メカニズムに関する
解析
薬物代謝酵素の発現および機能解析研究
横山 明彦
化学分離法の研究(核燃料物質関係)
分析化学
永谷 広久
全反射 X 線吸収分光法による液液界面吸着分子の
−47−
構造解析
理工研究
域自然シ
ステム学
系
理工研究
域環境デ
ザイン学
系
理工研究
域機械工
学系
環状バナデート錯体の XAFS 測定
酸化還元活性な電荷移動型集積体を用いたガス状
分子の活性化
二核鉄錯体による酵素分子活性化
無機化学
林 宜仁
高坂 亘
錯体化学
鈴木 正樹
分子設計
長谷川
自然史
小藤累美子
陸上植物の遺伝的進化の解析
坂本 敏夫
陸棲ラン藻の環境適応の分子機構
福森 義宏
生物の環境応答
X線回折法による無機結晶及び非晶質物質の構造
科学的研究
生命機構
浩
自然水中における微量元素のスペシエーションと
循環に関する研究
地球計測物質学
奥野 正幸
環境工学
大橋 政司
ウラン系重い電子系物質の量子相転移
トライポロジー
岩井 智昭
ゴムの摩擦における進展部位の直接観察
トランスポーターを介した尿酸の体内動態解析
薬物の体内および細胞内分布におけるトランスポ
ーターの役割
トランスポーターを標的とした新しいガン治療法
の開発
薬物の消化管吸収および相互作用評価法の提唱
薬物代謝酵素の発現調節に関する研究
薬物動態
玉井 郁巳
薬物代謝化学
中島 美紀
分子薬物治療学
加藤 将夫
生体内薬物挙動の分子機構と定量化に基づく薬物
治療の最適化
先端医療技術学
天野 良平
マルチトレーサーを用いた半導体検出器計数効率
測定用標準線源の開発
アクチノイド元素の核医学治療応用のための基礎
的検討(核燃料物質関係)
自然科学
研究科
医薬保健
総合研究
科
保健管理
センター
環境エネルギー
材料創生
丸尾 容子
リチウム空気電池用電極の反応解析
環境健康科学
太田 富久
土壌などからの放射性物質の除染
運動生化学
北浦 孝
骨と筋肉組織に及ぼす薬物の影響に関する解析
がん進展
制御研究
所
免疫炎症制御
木下
医薬保健
研究域薬
学系
医薬保健
研究域保
健学系
環日本海
域環境研
究センタ
ー
中央実験施設
低レベル放射能
実験施設
自然計測部門
臨界実験施設
久野 耕嗣
細胞死と炎症の分子機構及びその制御に関する研
究
ADAMTS ファミリー遺伝子群の機能解析
黒木 和之
B型肝炎ウイルスの分子生物学
山本 政儀
環境放射能を利用した環境動態の解明
柏谷 健二
湖沼流域系の環境解析
長谷部徳子
放射年代測定による地球表層部の研究
鈴木 信雄
骨モデル(魚ウロコ)に対する重粒子線の影響
健
−48−
1­3 放射性同位元素受入・使用・保管・廃棄状況
アイソトープ総合研究所
使用・保管量
核 種
期首在庫量*
受入量
払出量
期末在庫量**
単位
Cd-109
170.3
0
71.7
98.6
kBq
Ag-111
0
57.5
57.5
0
MBq
In-111
0
444
444
0
MBq
I-123
0
555
555
0
MBq
I-125
483.1
1259.1
1565.7
176.5
MBq
I-131
0
80
80
0
MBq
C-14
223.5
137.8
94.1
267.2
MBq
Tl-201
0
444
444
0
MBq
At-211
0
5
5
0
MBq
Ra-223
0
20
20
0
kBq
Ac-225
0
100
100
0
kBq
Ac-227
16.8
0
0.5
16.3
kBq
Pa-231
367.9
0
0
367.9
kBq
Np-237
5.18
0
0
5.18
kBq
Am-241
910.3
0
1.4
908.9
kBq
H-3
784
391.1
415.6
759.5
MBq
P-32
8.6
1405
1413.6
0
MBq
S-35
101
3054
2969.9
185.1
MBq
Cr-51
0
1480
1414.9
65.1
MBq
Fe-55
41.4
0
9.3
32.1
MBq
Zn-65
4.4
0
2.8
1.6
MBq
Ga-67
0
814
813.3
0.7
MBq
Ge-68
127.1
150
184.8
92.3
kBq
Mo-99
0
4625
4625
0
MBq
Tc-99m
0
11768.4
11768.4
0
MBq
Mn-54
2100
0
1146.9
953.1
kBq
Ga-68
0
130.8
130.8
0
kBq
Br-77
0
16.7
16.7
0
MBq
Sr-85
0
18.5
18.5
0
MBq
*平成 24 年 4 月 1 日現在の数量
**平成 25 年 3 月 31 日現在の数量
−49−
RI 廃棄物引渡し量(平成 24 年 6 月 5 日引渡し)
廃棄物の種類
容量(L)・規格
引渡し量
動物
50L・ドラム缶
5本
無機液体
25L・ドラム缶入りポリビン
6本
可燃物
50L・ドラム缶
12 本
難燃物
50L・ドラム缶
47 本
不燃物
50L・ドラム缶
5本
有機液体
25L・ドラム缶入りステンレス容器
5本
焼却型へパフィルタ
810L
焼却型プレフィルタ
102L
アイソトープ理工系研究施設
使用・保管量
核種
期首在庫量*
受入量
払出量
期末在庫量**
単位
Ag-110m
0.000
5,000.000
4,995.839
4.161
kBq
Ag-110
0.000
91.100
91.100
0.000
MBq
In-111
3,475.112
316,000.000
316,371.337
3,103.775
kBq
Cs-137
13.054
0.000
0.321
12.733
kBq
Pm-143
0.065
0.000
0.040
0.025
kBq
201,511.462
106,090.000
62,155.900
245,445.562
kBq
Eu-152
2,885.144
0.000
147.597
2,737.547
kBq
Eu-154
11,285.334
0.000
883.780
10,401.554
kBq
Hf-175
49.479
4,000.000
3,675.824
373.655
kBq
Hf-181
0.555
0.000
0.555
0.000
kBq
W-181
0.781
0.894
1.675
0.000
kBq
Re-183
0.000
31.270
31.270
0.000
kBq
Tl-204
910.991
0.000
152.891
785.100
kBq
Bi-207
135.920
0.000
2.954
132.966
kBq
Po-209
33.123
0.000
0.224
32.899
kBq
Pb-210
100.477
0.000
3.081
97.396
kBq
Ra-226
10.955
0.000
0.005
10.950
kBq
Ac-227
218.604
0.000
6.850
211.754
kBq
Ra-228
435.982
0.000
49.352
386.630
kBq
Na- 22
2,514.252
0.000
1,214.545
1,299.707
kBq
Pa-231
1,912.227
0.000
0.041
1,912.186
kBq
Np-237
1,945.816
0.000
0.001
1,945.815
kBq
Am-241
1,920.971
0.000
3.109
1,917.862
kBq
Am-243
19.964
0.000
0.002
19.962
kBq
Cf-252
0.056
0.000
0.013
0.043
kBq
P - 32
0.000
37.000
37.000
0.000
MBq
S - 35
15.082
0.000
15.082
0.000
MBq
Cl- 36
739.968
0.000
0.002
739.966
kBq
H- 3
678,139.454
151,700.000
120,255.933
709,583.521
kBq
C - 14
−50−
h -t
47.221
0.000
2.578
44.643
GBq
Ca- 45
19.610
0.000
15.378
4.232
kBq
Fe- 55
147,527.955
185,000.000
165,151.384
167,376.571
kBq
Co- 57
17.590
92,870.000
76,380.198
16,507.392
kBq
Co-60
181.978
0.000
22.421
159.557
kBq
Zn-65
0.314
0.000
0.203
0.111
kBq
Kr- 85
2,677.573
0.000
167.944
2,509.629
kBq
Sr-85
0.000
10,000.000
7,068.788
2,931.212
kBq
Zr-88
22.288
2,700.000
2,521.922
200.366
kBq
Sr- 90
566.162
0.000
49.809
516.353
kBq
Zr- 95
14.304
0.000
14.031
0.273
kBq
*平成 24 年 4 月1日現在の数量
**平成 25 年 3 月 31 日現在の数量
RI廃棄物引渡し量(平成 24 年 6 月 5 日引渡し)
廃棄物の種類
容量(L)・規格 引渡し量
無機液体
25L・ドラム缶
4本
可燃物
50L・ドラム缶
8本
難燃物
50L・ドラム缶
54 本
不燃物
50L・ドラム缶
1本
非圧縮性不燃物
50L・ドラム缶
0本
焼却型ヘパフィルタ
0L
焼却型プレフィルタ
167L
2.教育活動
2­1 新規登録者安全講習会
アイソトープ総合研究施設
年月日(曜日)
実施場所
平成 24 年
アイソトープ総合研究施設会議室
4 月 2 日(月)
4 月 13 日(金)
アイソトープ総合研究施設会議室
自然科学 1 号館
4 月 25 日(水)
薬学部プレゼンテーション室
6 月 5 日(火)
アイソトープ総合研究施設会議室
6 月 6 日(水)
アイソトープ総合研究施設会議室
6 月 7 日(木)
アイソトープ総合研究施設会議室
6 月 8 日(金)
アイソトープ総合研究施設会議室
7 月 2 日(月)
アイソトープ総合研究施設会議室
8 月 31 日(金)
アイソトープ総合研究施設会議室
9 月 28 日(金)
アイソトープ総合研究施設会議室
10 月 5 日(金)
アイソトープ総合研究施設会議室
10 月 18 日(木) アイソトープ総合研究施設会議室
11 月 26 日(月) アイソトープ総合研究施設会議室
12 月 3 日(月)
アイソトープ総合研究施設会議室
−51−
備考
薬学類・創薬科学類 3 年
保健学類放射線技術科学専攻 3 年
管理区域立入委託業者
トレーニングコース受講者
保健学類検査技術科学専攻 3 年
平成 25 年
1 月 7 日(月)
2 月 21 日(木)
アイソトープ総合研究施設会議室
医学類 3 年基礎配属学生
アイソトープ総合研究施設会議室
外国人留学生
アイソトープ理工系研究施設
年月日(曜日)
実施場所
平成 24 年
インキュベーション施設セミナー室
5 月 24 日(木)
6 月 26 日(火)
インキュベーション施設セミナー室
10 月 11 日(木)
11 月 15 日(水)
平成 25 年
1 月 18 日(金)
アイソトープ理工系研究施設文献資料室
アイソトープ理工系研究施設文献資料室
備考
理工学域物質化学類
化学コース 3 年
アイソトープ理工系研究施設文献資料室
2­2 継続登録者安全講習会
アイソトープ総合研究施設
年月日(曜日)
実施場所
平成 24 年
アイソトープ総合研究施設会議室
4 月 2 日(月)
4 月 13 日(金)
アイソトープ総合研究施設会議室
4 月 25 日(水)
自然科学 1 号館薬学部プレゼンテーション室
5 月 15 日(火)
十全講堂
5 月 16 日(水)
アイソトープ総合研究施設会議室
5 月 17 日(木)
アイソトープ総合研究施設会議室
5 月 18 日(金)
アイソトープ総合研究施設会議室
5 月 21 日(月)
アイソトープ総合研究施設会議室
6 月 27 日(水)
アイソトープ総合研究施設会議室
7 月 2 日(月)
アイソトープ総合研究施設会議室
9 月 28 日(月)
アイソトープ総合研究施設会議室
12 月 3 日(月)
アイソトープ総合研究施設会議室
アイソトープ理工系研究施設
年月日(曜日)
実施場所
平成 24 年
自然科学研究科大講義棟レクチャーホール
4 月 27 日(木)
5 月 2 日(水)
アイソトープ理工系研究施設文献資料室
5 月 7 日(月)
アイソトープ理工系研究施設文献資料室
5 月 8 日(火)
アイソトープ理工系研究施設文献資料室
5 月 9 日(水)
アイソトープ理工系研究施設文献資料室
5 月 10 日(木)
アイソトープ理工系研究施設文献資料室
5 月 11 日(金)
アイソトープ理工系研究施設文献資料室
5 月 14 日(月)
アイソトープ理工系研究施設文献資料室
5 月 16 日(水)
アイソトープ理工系研究施設文献資料室
5 月 24 日(木)
インキュベーション施設セミナー室
5 月 29 日(火)
アイソトープ理工系研究施設文献資料室
6 月 1 日(金)
アイソトープ理工系研究施設文献資料室
8 月 29 日(水)
アイソトープ理工系研究施設文献資料室
10 月 9 日(火)
アイソトープ理工系研究施設文献資料室
−52−
備考
管理区域立入委託業者
管理区域立入委託業者
備考
11 月 15 日(木)
平成 25 年
1 月 24 日(木)
2 月 15 日(金)
2 月 18 日(月)
アイソトープ理工系研究施設文献資料室
アイソトープ理工系研究施設文献資料室
アイソトープ理工系研究施設文献資料室
アイソトープ理工系研究施設文献資料室
2­3 RI安全取扱基礎講習(実習)
アイソトープ総合研究施設
年月日(曜日)
実施場所
平成 24 年
アイソトープ総合研究施設会議室
6 月 5 日(火)
6 月 6 日(水)
アイソトープ総合研究施設会議室
6 月 7 日(木)
アイソトープ総合研究施設会議室
6 月 8 日(金)
アイソトープ総合研究施設会議室
備考
アイソトープ理工系研究施設
年月日(曜日)
実施場所
平成 24 年
アイソトープ理工系研究施設
5 月 28 日(月)
5 月 29 日(火)
アイソトープ理工系研究施設
5 月 31 日(木)
アイソトープ理工系研究施設
6 月 7 日(木)
アイソトープ理工系研究施設
7 月 5 日(木)
アイソトープ理工系研究施設
7 月 20 日(金)
アイソトープ理工系研究施設
7 月 24 日(火)
アイソトープ理工系研究施設
7 月 25 日(水)
アイソトープ理工系研究施設
7 月 26 日(木)
アイソトープ理工系研究施設
10 月 11 日(木) アイソトープ理工系研究施設
10 月 31 日(水) アイソトープ理工系研究施設
11 月 15 日(木) アイソトープ理工系研究施設
平成 25 年
アイソトープ理工系研究施設
1 月 18 日(金)
備考
2­4 学域学生RI実習
年月日(曜日)
平成 24 年 4 月 26 日(木)
∼5 月 8 日(火)
6 月 25 日(火)
∼7 月 31 日(火)
10 月 1 日(月)
∼11 月 26 日(月)
12 月 3 日(月)、
10 日(月)、17 日(月)
学域・学類(コース)学年
医薬保健学域薬学類・創薬科学類 3
年
理工学域物質化学類化学コース 3 年
医薬保健学域保健学類放射線技術科
学専攻 3 年
医薬保健学域保健学類検査技術科学
専攻 3 年
−53−
場
所
RI 総合研究施設実習室
アイソトープ理工系研究施設
(6 月 25 日は施設見学)
RI 総合研究施設実習室
RI 総合研究施設実習室
2­5 核燃料物質取扱者講習会
アイソトープ理工系研究施設
年月日(曜日)
実施場所
平成 24 年 4 月 27 日(木) 自然科学研究科大講義棟レクチャーホール
6 月 26 日(火)
インキュベーション施設セミナー室
備考
理工学域物質化学類
化学コース 3 年
2­6 教育研究用エックス線安全取扱講習会
年月日(曜日)
平成 24 年 7 月 12 日(木)
7 月 25 日(水)
12 月 18 日(火)
実施場所
アイソトープ総合研究施設会議室
アイソトープ総合研究施設会議室
アイソトープ総合研究施設会議室
備考
3.全学的安全管理
3­1 放射性同位元素委員会
平成 24 年 5 月 10 日(木)
第 115 回放射性同位元素委員会
平成 24 年 7 月 23 日(月)
第 116 回放射性同位元素委員会
平成 24 年 12 月 20 日(木)
第 117 回放射性同位元素委員会
平成 25 年 5 月 17 日(金)
第 118 回放射性同位元素委員会
3­2 放射線施設定期立入調査
平成 25 年 2 月 13 日(水)
アイソトープ理工系研究施設、
環日本海域環境研究センター低レベル放射能実験施設
平成 25 年 3 月 11 日(月)
アイソトープ総合研究施設、医学保健研究域保健学系
平成 25 年 3 月 14 日(木)
附属病院(金沢先進医学センター含む)
3­3 核燃料物質・国際規制物資保有状況調査
平成 24 年 6 月 11 日(月)∼ 平成 24 年 6 月 12 日(火)及び平成 24 年 11 月 21 日(水)
学際科学実験センターアイソトープ理工系研究施設,環日本海域環境研究センター低レベル放射能実験施設,
理工研究域自然システム学系,理工研究域環境デザイン学系,医薬保健研究域医学系,医薬保健研究
域保健学系,附属病院
4.社会活動
4­1 第 11 回北陸地域アイソトープ研究フォーラム
日時:平成 24 年 5 月 15 日(火)
場所:十全講堂
プログラム:「福島第一原発事故による汚染とその影響の考え方」
講師:金沢大学学際科学実験センター
トレーサー情報解析分野
(詳細は「センターの事業」を参照)
−54−
教授・柴
和弘
4­2 第 21 回生命工学トレーニングコース
「生命科学・RI 利用技術基礎コース」(詳細は「センターの事業」を参照)
4­3 小学生・中学生対象の放射線教室
日時:平成 25 年 2 月 9 日(土)9:30∼14:20
場所:(財)金沢子ども科学財団
実験室
対象:小学 5 年生∼中学生(参加者:6 名)
プログラム:
1)飯盛里安博士の生涯と業績について
2)岩石や鉱石の放射能測定,霧箱の観察,ウランガラスの蛍光の観察,放射線の主な性質
3)いろいろな場所の放射線量の測定
4­4 第 25 回放射性同位元素研究連絡会シンポジウム
­福島原発事故に対する金沢大学のアプローチ­
日時:平成 25 年 3 月 8 日(金)13:00∼17:35
場所:自然科学研究棟
レクチャーホール
プログラム:
講演 1:河川水系および海洋における放射性セシウムの移行動態
長尾 誠也(環日本海域環境センター
教授)
講演 2:福島県の土壌汚染マップ作製について
横山 明彦(理工研究域物質化学系
教授)
講演 3:超ウラン元素(Pu,Am,Cm)諸核種の放出実態
山本 政儀(環日本海域環境研究センター
教授)
講演 4:汚染野菜の放射能除去と食品からの内部被ばくについて
柴
和弘(学際科学実験センター
教授)
講演 5:汚染土壌の除染法
太田 富久(医薬保健学総合研究科
特任教授)
参加者数:139 人
(詳細は「センターの事業」を参照)
4­5 北陸地域アイソトープ研究会
日時:平成 25 年 3 月 13 日(水)10:00∼12:30
場所:金沢勤労者プラザ
404 研修室
プログラム:「郡山市の除染支援を通して考える放射線安全管理」
講師:東京工業大学放射線総合センター
准教授・実吉 敬二
参加者数:42 人
−55−
【機器分析研究施設】
1. 平成 24 年度利用状況
機
器
名
機
種
名
使用時間/件数
利用者数
有機微量元素分析装置
二重収束質量分析装置
(EI & FAB)
質量分析装置
(DART & ESI, TOF)
誘導結合プラズマ質量分析装置
ガスクロマトグラフ
/質量分析計
核磁気共鳴装置
ヤナコ CHN コーダーMT-5
311 時間/622 件
90 名
日本電子 JMS­700(2)
557 時間/835 件
90 名
412 時間/1497 件
61 名
111 時間/105 件
19 名
388 時間/1038 件
15 名
3697 時間/8686 件
111 名
核磁気共鳴装置
日本電子 JNM-ECS400
2376 時間/12313 件
134 名
試料構造評価装置
島津 XD-D1
1734 時間/430 件
20 名
単結晶自動X線回析装置
理学電気 AFC-7S
371 時間/9 件
1名
自動X線回析装置
理学電気 RINT-2200
2615 時間/134 件
15 名
電子プローブマイクロアナライザー 日本電子 JXA-8800R
5328 時間/222 件
38 名
2 時間/1 件
8名
日本電子 JMS­T100TD
セイコー電子 SPQ9000 型
ヒューレットパッカード
HP-5973
日本電子 JNM-ECA600
電子線マイクロアナライザー
島津 EPMA-1500
走査型トンネル顕微鏡
日本電子 JSTM-4200D
135 時間/31 件
3名
粘弾性特性測定装置
オリエンテック DDV­01FP
240 時間/80 件
4名
円二色性分散計
日本分光 J-820
17 時間/6 件
3名
2. 主要活動報告
平成 24 年 5 月 30 日
NMR 低温測定講習会開催(3 名受講)
平成 24 年 6 月 18 日
T1 測定,1D NOESY,差 NOE 講習会(NMR)開催(3 名受講)
平成 24 年 6 月 28 日
JMS-T100TD TLC オートスライダー説明会開催(15 名参加)
平成 24 年 7 月 9 日
T1 測定,1D NOESY,差 NOE 講習会(NMR)開催(6 名受講)
平成 24 年 8 月 2∼3 日
微量試料管での NMR 測定,定量測定講習会開催(6 名受講)
平成 24 年 8 月 7 日
多核 NMR 測定講習会(第 1 部)開催(1 名受講)
平成 24 年 8 月 9 日
多核 NMR 測定講習会(第 2 部)開催(1 名受講)
平成 24 年 9 月 28 日
DOSY 測定講習会(NMR)開催(4 名受講)
平成 24 年 10 月 3 日
DOSY 測定講習会(NMR)開催(3 名受講)
平成 24 年 10 月 5 日
DOSY 測定講習会(NMR)開催(5 名受講)
平成 24 年 10 月 15 日
微量試料管を用いた NMR 測定講習会開催(3 名受講)
平成 25 年 1 月 18 日
T1 測定,1D NOESY,2D NOESY 講習会(NMR)開催(4 名受講)
平成 25 年 3 月 7 日
温度可変測定講習会(NMR)開催(4 名受講)
−56−
【設備共同利用推進室】
1. 共同利用・共同研究に使用可能として登録されている設備数
(取得価 500 万円以上の設備 + 設備管理者から共同利用可能と特に申し出があった取得価
100 万円以上の設備)
部局等
設
備
理工研究域
71
医薬保健研究域
60
がん進展制御研究所
数
8
学際科学実験センター
59
その他
11
合計
209
2. サポート実績(件数)
部局等
理工研究域
設備サポート
マネジメントスタッフ
技術サポートスタッフ
18
0
0
医薬保健研究域
6
0
0
がん進展制御研究所
0
1
0
学際科学実験センター
6
4
2
その他
1
0
0
31
5
2
合計
−57−
学際科学実験センター利用業績一覧
(2012 年 1 月∼12 月)
医薬保健研究域・医学系
1. Boneva NB, Yamashima T. New insights into "GPR40-CREB interaction in adult neurogenesis" specific for primates.
Hippocampus. 2012, 22:896-905.
2. Bruce C, Risis S, Babb J, Yang C, Kowalski G, Selathurai A, Yoshioka K, Lee-Young R, Weir J, Tokuwa Y, Meikle P, Pitson S,
Febbraio M. Overexpression of sphingosine kinase 1 prevents ceramide accumulation and ameliorates muscle insulin
resistance in high fat-fed mice. Diabetes. 61(12):3148-3155. 2012
3. Espinoza JL, Takami A, Trung LQ, Kato S, Nakao S. Resveratrol prevents EBV transformation and inhibits the outgrowth of
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