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労働金庫連合会
ディスクロージャー誌
2014
DISCLOSURE
The Rokinren Bank
労働金庫連合会〈労金連〉
は、
労働金庫〈ろうきん〉
の
中央金融機関です。
労金連は、
協同組織の福祉金融機関である〈ろうきん〉を会員とする
中央金融機関として1955年に設立されました。
以来59年にわたって、
〈ろうきん〉が行う金融活動を支え、
〈ろうきん〉
業態の健全な発展に寄与するための事業を行ってまいりました。
労金連は、
今後も、
「ろうきんの理念」のもと、
〈ろうきん〉
のセントラルバンクとしての機能を発揮するとともに、
〈ろうきん〉
業態の信用力の維持・向上に努めてまいります。
●プロフィール
労 金連 の 概 要
全国労働金庫の概要
(2014年3月31日現在)
(2014年3月31日現在)
店舗数
1店舗
金庫数
13金庫
常勤役職員数
503人
店舗数
639店舗
会員数
預金残高(譲渡性預金含む)
13労働金庫
5兆6,088億円
常勤役職員数
会員数
貸出金残高
3,882億円
間接構成員数
出資金
1,200億円
預金残高(譲渡性預金含む)
自己資本比率(国内基準)
23.85%
貸出金残高
出資金
自己資本比率(国内基準)
10,935人
157,978会員
10,359,428人
18兆142億円
11兆8,542億円
959億円
(全国平均)11.33%
※全国労働金庫の数値は速報値
※本誌は労働金庫法第94条第1項において準用する銀行法第21条の規定に基づいて作成したディスクロージャー資料
(業務及び財産の状況に関する説明書類)です。
C O N T E N T S
シンボルマーク
ごあいさつ
ろうきんの理念
福祉金融機関
1 〈ろうきん〉
〈ろうきん〉のシンボルマークは、ROKIN
の頭文字のRをデザインしたもので、同時
に鳥の親子を表しています。鳥の親子は、
親しみやすさを表すとともに、愛とやさ
しさ、親から子へと引き継がれる労金運動
を意味し、はばたく鳥は、より発展する
〈ろ
うきん〉
の飛翔を表現しています。
シンボル
マーク・カラーはブルーです。
〈ろうきん〉ブ
ルーは
「知性」
「 未来」
「 希望」を表現してい
ます。シンボルマークには、
〈 ろうきん〉の
基本理念が表現されています。
2 経営管理体制
3 労金連の事業の概況
4 業務のご案内
5 組織の概要
6 財務資料編
7 用語集
8 事務所の所在地
9 索引
2∼3
4
〈ろうきん〉のご案内
〈ろうきん〉の基本姿勢
〈ろうきん〉の社会的役割
〈ろうきん〉の経営
〈ろうきん〉の不良債権の状況
〈ろうきん〉の自己資本比率
労金連の役割
ろうきん相互支援制度
CSR経営の推進
東日本大震災に係る取組み
6 ∼ 11
6
7
8
8
9
10 ∼ 11
12 ∼ 13
14
14
経営方針
業務の適正を確保するための体制
労金連のSR
I
(社会的責任投資)原則
顧客保護等管理方針
苦情等への対応(金融ADR制度への対応について)
個人情報保護の取組み
利益相反管理方針の概要
金融円滑化の取組み
反社会的勢力に対する基本方針
金融商品に関する勧誘方針
確定拠出年金運営管理業務に関する勧誘方針
第7期中期経営計画
2014年度事業計画
経営体制
リスク管理の体制
報酬等に関する事項
コンプライアンスの体制
内部監査の体制
社会貢献活動
16
17 ∼ 18
19
20
20
21
22
23
24
24
24
25
25
26
27 ∼ 29
30 ∼ 31
32 ∼ 34
35
36
2013年度の事業の概況
トピックス
「ろうきん森の学校」の活動
不良債権の状況
資産査定に係る各種基準の比較表
自己資本の充実の状況
主要な業務の内容
総合事務センター
業務組織図
役員
職員の状況
会員の内訳
出資会員
沿革・あゆみ
38 ∼ 41
42 ∼ 43
44 ∼ 45
46 ∼ 47
48 ∼ 49
50 ∼ 64
66 ∼ 71
72
74
75
76
76
76
77 ∼ 78
単体財務諸表
諸比率
預金に関する指標
貸出金等に関する指標
有価証券に関する指標等
連結情報
連結財務諸表
80 ∼ 89
90 ∼ 91
92
93 ∼ 94
95 ∼ 99
100 ∼ 101
102 ∼ 110
用語集
112 ∼ 115
116 ∼ 117
118 ∼ 120
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
1
ごあいさつ
平素より、私ども労働金庫連合会に対しまして、格別のご支援を賜り、誠に
ありがとうございます。
このディスクロージャー誌
「労働金庫連合会2014」は、労金連の機能や役
割、業績等を紹介しております。本誌によって私どもに対するご理解を一層
深めていただければ幸いに存じます。
〈ろうきん〉は、人々が喜びをもって共生できる社会の実現に寄与するとい
う理念を掲げ、
「働く人の夢と共感を創造する協同組織の福祉金融機関」とし
て、
「働く人の生活応援バンク」として60年以上にわたり、働く人々の日々の
暮らしを支援してまいりました。
おかげさまをもちまして、2014年3月末現在、全国13
〈ろうきん〉は、会
員数157,
978会員、間接構成員数1,
035万人、預金残高18兆円、貸出金残高約
12兆円までご利用を拡大してまいりました。
労金連は、全国13の〈ろうきん〉を会員とする中央金融機関として、
〈 ろう
きん〉間の資金需給調整、
〈ろうきん〉の余裕資金の効率的な運用、オンライン
システムの開発・運営など、
〈ろうきん〉が行う金融活動を支える役割を担っ
ております。
労 金 連 の2013年 度 の 業 績 は、総 資 産 6 兆4,
580億 円、預 金 残 高
5兆6,
088億円、当期純利益159億円、自己資本比率23.
85%となりました。
〈ろうきん〉から労金連への資金集中化を進め、資金運用の効率化に努めたこ
となどにより、当期純利益は計画を大幅に上回る水準を確保することができ
ました。 2
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
これもひとえに、
〈ろうきん〉のお客さまや会員の皆さまのご支援・ご協力
の賜物であり、改めて厚く御礼申し上げます。
皆さまのご協力のもと、2014年1月5日には、労金連と全国13
〈ろうき
ん〉が共同して、約2,
400万口座を対象とする新オンラインシステム
「アール・
ワンシステム」を稼働させることができました。今後、この「アール・ワンシス
テム」を最大限活用し、お客さまの利便性の向上と質の高い金融サービスの
提供に取り組んでまいります。
また、未曾有の被害をもたらした東日本大震災から3年4ヵ月が経過しま
したが、被災された方々や関係者の皆さまの懸命な努力にも拘らず復旧・復
興は道半ばであり、長く厳しい道のりは続いています。労金連も、地元の
〈ろ
うきん〉とともに金融サービスや相談活動を通じて被災された皆さまの生活
支援、被災地域の復興支援に継続して取り組んでまいります。
さて、
労金連は、
創立50周年記念事業として2005年に
「ろうきん森の学校」
を開校いたしました。
「人を育む」ことを目的に開始した
「ろうきん森の学校」
は開校から10年目を迎え、森づくり活動や自然体験プログラムの参加者は
10万人を超えるなど、私たちの予想を超えて大きな広がりを見せています。
この成果を次の10年に引き継ぐために、
現在の3地区のほかに新たな拠点を
加え、
より幅広い活動を展開していく予定です。
企業活動のグローバル化、人口減少・高齢化などの構造変化のなかで、勤労
者は、非正規雇用の増加、所得格差の拡大など就業構造の変化への対応を迫
られています。今春には、一部企業において賃上げが実施されるなど明るい
兆しが見えはじめていますが、勤労世帯の所得改善の動きが一層広まってい
くことが重要です。
こうしたなかで、労金連は、中央金融機関としての機能を更に強化し、
〈ろ
うきん〉の経営基盤強化を支援していくとともに、全国の〈ろうきん〉と一体
となって会員組合員やお客さまのニーズに応える最適なサービスを提供し
てまいります。
労金連は、
「ろうきんの理念」のもと、
〈ろうきん〉業態の発展を通じて社会
における役割・使命を果たし、勤労者を取り巻く社会的課題解決のため尽力
してまいります。
今後とも、一層のご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
2014年7月
理 事 長
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
3
ろうき ん の 理 念
ろうきんは、
働く人の夢と共感を創造する
協同組織の福祉金融機関です。
ろうきんは、
会員が行う経済・福祉・環境および
文化にかかわる活動を促進し、
人々が喜びをもって共生できる
社会の実現に寄与することを目的とします。
ろうきんは、
働く人の団体、
広く市民の参加による
団体を会員とし、
そのネットワークによって成り立っています。
会員は、
平等の立場でろうきんの運営に参画し、
運動と事業の発展に努めます。
ろうきんは、
誠実・公正および公開を旨とし、
健全経営に徹して会員の信頼に応えます。
福祉金融機関〈ろうきん〉
〈ろうきん〉のご案内
〈ろうきん〉の基本姿勢
〈ろうきん〉の社会的役割
〈ろうきん〉の経営
〈ろうきん〉の不良債権の状況
〈ろうきん〉の自己資本比率
労金連の役割
ろうきん相互支援制度
CSR経営の推進
東日本大震災に係る取組み
6 ∼ 11
6
7
8
8
9
10 ∼ 11
12 ∼ 13
14
14
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
〈ろうきん〉は日本でただひとつ、
はたらく人のための生活応援バンクです。
福 祉 金 融 機 関︿ ろ う き ん ﹀
〈ろうきん〉の基本姿勢
目的
〈ろうきん〉は、
はたらく仲間がつくった福祉金融機関です。
〈ろうきん〉は、労働組合や生活協同組合のはたらく仲間が、お互いを助け合うために、資金を出し合っ
てつくった協同組織の金融機関です。
世の中に金融機関はたくさんあります。しかし、純粋にはたらく人の福祉金融機関と呼べるのはただひ
とつ、
〈ろうきん〉しかありません。はたらく人たちのくらしを支え、快適で過ごしやすい社会づくりを目
指しています。
運営
〈ろうきん〉は、
営利を目的としない金融機関です。
〈ろうきん〉は、労働金庫法というルールに基づいて、非営利を原則に公平かつ民主的に運営されて
います。
この〈ろうきん〉独自の運営に共感する人たちの輪が日本中にひろがり、いまでは利用者は全国で約
1,000万人。労働組合や生活協同組合の仲間をはじめ、多くのはたらく仲間にひろく利用されています。
運用
〈ろうきん〉は、
生活者本位に考える金融機関です。
〈ろうきん〉の業務内容は、預金やローン・各種サービスなど、一般の金融機関とほとんど変わりません。
しかし、資金の運用がまったく違います。はたらく人たちからお預かりした資金は、はたらく人たちの大
切な共有財産として、住宅・結婚・教育資金など、はたらく仲間とその家族の生活を守り、より豊かにする
ために役立てられています。
■
〈ろうきん〉の事業運営3原則
〈ろうきん〉の目的や原則は労働金庫法に
よって規定されており、市中銀行との違いが
明確に区分されています。
〈ろうきん〉は労働
金庫法第5条に定められている
「非営利の原
則」
「 会員に対する直接奉仕の原則」
「 政治的
中立の原則」に基づき、中期事業計画および
年度事業計画等を策定し事業運営を行って
います。
6
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
労働金庫法(抜粋)
(目的)
第1条 この法律は、労働組合、消費生活協同組合その他労働
者の団体が協同して組織する労働金庫の制度を確立して、
これらの団体の行う福利共済活動のために金融の円滑を図
り、もつてその健全な発達を促進するとともに労働者の経
済的地位の向上に資することを目的とする。
(原則)
第5条 金庫は、営利を目的としてその事業を行つてはなら
ない。 2 金庫は、その行う事業によつてその会員に直接の奉仕を
することを目的とし、特定の会員の利益のみを目的として
その事業を行つてはならない。
3 金庫は、その事業の運営については、政治的に中立でなけ
ればならない。
〈ろうきん〉は、はたらく人たちがお互いを助け合
〈ろうきん〉は人と人の輪の中で、くらしを見つ
う、あたたかな絆から生まれた
“はたらく仲間の金
め、ニーズをつかみ、快適で賢い生活のためのベス
融機関”です。
トアドバイスを提案できる、はたらく人たちのいち
その基本とする姿勢も、社会的な役割も、くらし
ばん身近で親しみやすい金融機関=生活応援バン
に役立つ商品やサービスも、すべてがはたらく人の
クであり続けたいと考えています。
1
生活の視点から発想されたものです。
福 祉 金 融 機 関︿ ろ う き ん ﹀
〈ろうきん〉の社会的役割
〈ろうきん〉は、組合活動の支援、金融商品の提供に加え、
「はたらく人の福祉金融機関」として、
はたらく人のくらしを支え、守ることも大切な役割と考えます。
福祉金融機能の発揮
労働組合の支援
低利な融資商品の提供
〈ろうきん〉は、はたらく人を
〈ろうきん〉は、組合員のライ
〈ろうきん〉は、営利を目的と
サポートするため国・地方自治
フプランを支援するため、低利
しない福祉金融機関としての独
体と連携し、低利な福祉ローン
な融資や有利な制度を提供する
自性を発揮し、住宅・自動車・教
等を提供しています。
ことで、労働組合の自主福祉活
育など低利な融資商品を提供し
動をバックアップしています。
ています。
利用機会の拡大
福祉事業の助成
多重債務の予防
〈ろうきん〉では、労働組合の
〈ろうきん〉は、生活協同組合
〈ろうきん〉は、多重債務問題
ない職場ではたらく方々、退職
やNPOなどへ事業資金を供給
の解決・予防策や正しいローン・
された方々にもご利用いただけ
し、福祉事業団体に対する金融
クレジットの利用方法など、相
るよう取り組んでいます。
センターの役割を発揮してい
談や情報の提供に努めていま
ます。
す。
財形制度の改善
〈ろうきん〉は、財形貯蓄制度
の抜本的な改善を目指し、労働
福祉団体と連携しながら、より
よい財形制度づくりに努めてい
ます。
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
7
安心・安全の実績
〈ろうきん〉の経営
1
経営の健全性と透明性は、金融機関として当然のことと考えています。
金融破綻や不良債権問題、さらにペイオフ解禁などにより、預金者の皆さまが金融機関を選択する基準として経営の健全性が重視
福 祉 金 融 機 関︿ ろ う き ん ﹀
されています。
〈ろうきん〉は、安心・安全な経営を実践し、皆さまのご支持が得られるよう努力しています。
〈ろうきん〉は設立以来、営利を目的としない協同組織の福祉金融機関として、はたらく人たちからお預かりした資金をはたらく人
の生活向上のために、有利な預金金利や低利な融資として還元しています。
〈ろうきん〉の不良債権の状況
全国〈ろうきん〉の貸出金に占める不良債権(リスク管理債権)の比率は0.
75%と、他業態に比べ大変低い数値となっています。
なお、2013年度末において、労金連には不良債権(リスク管理債権)はありません。
リスク管理債権比率の推移
(%)
5
労金連のリスク管理債権の状況
【単体】
2013年度末
×
全業態計
▲
全国銀行
◆
全国〈ろうきん〉
■
労金連
総貸出金残高
388,244 百万円
4
全業態計
3
×
×
×
▲
▲
▲
2.94
×
▲
リスク管理債権(−%)
−百万円
・破綻先債権
・延滞債権
・3ヵ月以上延滞債権
・貸出条件緩和債権
−百万円
−百万円
−百万円
−百万円
全国銀行
2.44
2
【連結】
2013年度末
全国〈ろうき
〈ろうきん〉
◆
◆
1
0.75
◆
◆
◆
労金連
0
0
■
■
■
■
2009
2010
2011
2012
(注)1.当表は金融庁公表数字をグラフにしたものです。
2.全国〈ろうきん〉は労金協会調べ。
8
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
総貸出金残高
386,579 百万円
■
2013 (年度末)
リスク管理債権(0.03%)
142百万円
・破綻先債権
・延滞債権
・3ヵ月以上延滞債権
・貸出条件緩和債権
7百万円
120百万円
10百万円
3百万円
〈ろうきん〉の自己資本比率
〈ろうきん〉の自己資本比率の全国平均は11.
33%、また、労金連の自己資本比率は23.
85%と、国内基準の4%を大きく上回ってい
1
ます。
「自己資本比率」は、金融機関の自己資本の状況が適切であるかどうかを判断するための基準として法令により定められた指標で、
労金連や〈ろうきん〉など、国内業務のみを行う金融機関では4%以上が求められています。
福 祉 金 融 機 関︿ ろ う き ん ﹀
自己資本比率の推移
(%)
25
23.85 23.82
労金連 単体
労金連 連結
全国〈ろうきん〉
20.88 20.87
20
19.16 19.15
20.00 20.00
19.67 19.67
15
11.15
11.38
11.24
11.21
11.33
10
5
国内基準
4.00%
0
2009
2010
2011
2012
2013
(年度末)
(注)
全国〈ろうきん〉
は労金協会調べ。
「労働金庫法第94条第1項において準用する銀行法第14条の2の規定に基づき、労働金庫及び労働金庫連合会がその保有する資
産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(平成18年金融庁・厚生労働省告示第7号)」に基づ
き算定しています。
この告示は平成25年3月8日に改正され、平成26年3月31日から改正後の告示が適用されています。
このため、2012年度末までは旧告示に基づく結果を、2013年度末においては新告示に基づく結果をそれぞれ開示しています。
また、労金連は国内基準を採用しています。
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
9
〈ろうきん〉業態の中央金融機関
労金連の役割
〈ろうきん〉の誕生から5年後の1955
1
年、労金連は、
〈ろうきん〉を会員とする中央
1
金融機関として設立されました。現在、
13
の〈ろうきん〉が労金連の会員となっていま
〈ろうきん〉
間の資金需給調整
〈ろうきん〉
との預金・貸出金取引を通じて
〈ろうきん〉
相互間の資金の
需給調整を行っています。
福 祉 金 融 機 関︿ ろ う き ん ﹀
す。
〈ろうきん〉
の金融業務の補完
〈ろうきん〉の中央機関として役割を果た
しているのが労金連と一般社団法人全国労
2
働金庫協会
(労金協会)です。労金連は、
〈ろ
内国為替の資金決済、
国債や投資信託の窓口販売、
公共料金等の預金
口座振替、
公的年金の振込の中継など、
〈ろうきん〉
の金融業務機能の補
完を行っています。
うきん〉が行う金融活動を支え、
〈ろうきん〉
業態の発展に寄与するため、次のような役
割を担っています。
( 詳しくは、
「 主要な業務
3
の内容」
66ページ∼をご覧ください。)
全国13〈ろうきん〉
4
〈ろうきん〉
業態の信用力の向上
ろうきん相互支援制度
(業態セーフティネット)
などの運営を通じて、
〈ろうきん〉
業態の信用力の維持・向上に努めています。
総合事務センターの運営と事務集中による
〈ろうきん〉
の業務の効率化
総合事務センターにおけるアール・ワンシステムの開発・運用など、
事
務の集中処理により業務の効率化を図っています。
指導・連絡機関
中央金融機関
労金協会
労金連
5
〈ろうきん〉
の余裕資金の集中による効率運用
〈ろうきん〉の余裕資金の効率運用ニーズに応えるため、
預金で受け
入れた資金を金融市場で効率運用しています。
労金連
根
拠
組
会
労働金庫
法
労働金庫法(1953 年)
織
会員の出資による協同組織の非営利法人
員
①労働組合
②消費生活協同組合及び同連合会
③国家公務員の団体、地方公務員の団体、健康保険組合及び
同連合会、国家公務員の共済組合及び同連合会、地方公務
員等の共済組合及び同連合会、日本私立学校振興・共済事
業団
④福利共済活動等を目的とする団体(過半数が労働者)及び
その連合団体
⑤地区内に住所を有する労働者及び地区内に存する事業場に
使用される労働者(定款に定めのある場合)
労働金庫
金
庫
数
1
全国計
会
員
数
13 金庫
全国計
間接構成員数
出
資
預
13 金庫
157,978 会員
(団体 55,350)
(個人 102,628)
―
全国計
10,359,428 人
金
1,200 億円
全国計
959 億円
金
5 兆 6,088 億円
全国計
18 兆 142 億円
貸
出
金
3,882 億円
全国計
11 兆 8,542 億円
店
舗
数
1 店舗
全国計
639 店舗
常勤役職員数
503 人
全国計
10,935 人
自己資本比率
23.85%
全国平均
11.33%
(2014年3月31日現在)
10
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
1
〈ろうきん〉
から労金連への資金の流れ
福 祉 金 融 機 関︿ ろ う き ん ﹀
労働組合の組合員などの間接構成員
〈ろうきん 〉の 会 員
労働組合などの
団 体 会 員
個 人 会 員
全国〈ろうきん〉
預 金 量 18.0兆円
貸 出 金
11.8兆円
余 裕 資 金
(貸出金以外の運用可能な資金)
7.1兆円
4.9兆円
約68%
労 金 連
預 金 量5.6 兆円
(2014年3月31日現在、譲渡性預金を含む)
〈ろうきん〉は、会員や間接構成員の皆さまから預金としてお預かりした資金をおもに住宅ローンなどの貸出
資金として役立てています。
貸出金以外の資金は、労金連への預金や有価証券などで運用していますが、貸出金以外のこれらの運用資金を
余裕資金と呼んでいます。
労金連では、
〈ろうきん〉の余裕資金のうち約68%を預金で受け入れ、その資金を有価証券や貸出金などで運
用しています。
また、労金連が受け入れている預金(譲渡性預金を含む)の約87%は
〈ろうきん〉からの預金です。 The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
11
〈ろうきん〉業態のセーフティネット
ろうきん相互支援制度
お客さまの預金を守るしくみに、預金保険制度(公的セーフティネット)があります。
1
この預金保険制度とは別に、
〈ろうきん〉は、業態独自のセーフティネットの制度を運営し、預金保険制度の利用に至ることのない
よう、お客さまの大切な預金を守っています。
ろうきん相互支援制度は、①〈ろうきん〉の経営悪化を未然に防止し、その経営力強化を図るとともに、②資本増強等を必要とする
福 祉 金 融 機 関︿ ろ う き ん ﹀
〈ろうきん〉に対して労金連が支援を行う2本の柱により構成されています。
〈ろうきん〉
業態のセーフティネットには全国13の
〈ろうきん〉
、
労金協会および労金連の3者、
すなわちオール
〈ろうきん〉
が参加しています。
ろうきん相互支援制度実施に係る3者覚書
労 金 協 会
労 金 連
モニタリング
全国 ︿ろうきん﹀
経営モニタリング
会議
13
経営指導・監査
ろうきん相互支援制度
運営会議
ろうきん
相互支援制度
・緊急時特別貸付制度
・優先出資引受け制度
・相互支援基金制度
1番目の柱
〈ろうきん〉
のセーフティネットの1番目の柱は、
日頃から各
〈ろうきん〉
の経営状況を
チェックし、
問題の早期発見、
経営改善の早期取組みを行うことです。
労金連は、
〈ろうきん〉
から定期的に経営管理資料の提出を受け、
経営モニタリングに基づき
〈ろうきん〉
の経営分析を行っています。
経営上の問題が認められた場合には、
労金協会と労金連が共同運営する
「経営モニタリング会議」
においてその問題の程度に応じた措
置を協議し、
労金協会が経営改善指導や監査を実施します。
12
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
1
2番目の柱
〈ろうきん〉
のセーフティネットの2番目の柱は、
労金連の金融機能を活用した支援です。
福 祉 金 融 機 関︿ ろ う き ん ﹀
万が一、いずれかの
〈ろうきん〉に経営上の問題が生じ金融面での支援が必要となった場合には、労金協会と労金連が共同運営する
「ろうきん相互支援制度運営会議」において支援内容を協議し、労金連が
「ろうきん相互支援制度」により緊急資金の貸出しや資本注
入、
資金援助を行うこと等で経営を支援します。
支援対象は、
全国にあるすべての
〈ろうきん〉
です。
(制度の適用を受けるためには一定の要件を満たす必要があります。
)
ろうきん相互支援制度の構成
目的
方法
制度
緊 急 時 対 応
貸 付
緊急時特別貸付制度
資本増強支援
出資引受け
優先出資引受け制度
金銭の贈与
相互支援基金制度
再 建 支 援
ま た は
合 併 支 援
緊急時特別貸付制度
優先出資引受け制度
相互支援基金制度
風評などにより一時的に預金の払戻し
自己資本の充実の必要が生じた場合、
万が一、経営に重大な支障をきたした
が急増した場合やそのおそれがある場
〈ろうきん〉は労金連に対し、優先出資引
場合、
〈ろうきん〉
は労金連に対し、
相互支
合、
〈ろうきん〉
は労金連に対し、
緊急時特
受け制度適用の申込みができます。自己
援基金制度適用の申込みができます。相
別貸付制度適用の申込みができます。あ
資本の増強は、普通出資による増資や事
互支援基金制度は、全国の
〈ろうきん〉と
らかじめ設定された限度額内で借入れ申
業活動の成果である当期純利益の蓄積
労金連が協力して積み立てた相互支援
込みができるため、機動的な利用が可能
により行うことが基本ですが、
これらの
基金を財源とし、
この基金から経営危機
となっています。
手段を補完するための資本調達手段と
に陥った
〈ろうきん〉
に対し資金援助を行
して制度化されたのがこの制度です。
う制度です。この基金から資金援助を受
けた
〈ろうきん〉は、事業の継続を図りな
がら健全化に努めます。
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
13
CSR経営の推進
1
労金連のSRI
(社会的責任投資)の取組み
労金連は、
“人々が喜びをもって共生できる社会の実現に寄与すること”という「ろうきんの理念」の実現のため、経営方針の一つの
柱として、
CSRを重視した経営を掲げています。
その一環として、社会的責任投資(SRI
:
Soc
ial
ly Respons
ible Investment)に
福 祉 金 融 機 関︿ ろ う き ん ﹀
取り組んでいます。
SRIとは、財務分析だけでなく、環境(E
:
Envi
ronmental)・社会(S
:
Social)・ガバナンス(G:Governance)などの企業の社
会的責任という視点の分析も加えて、投融資先を決定していくものです。労金連は、投融資行動においても社会性に十分配慮するこ
とが必要であると考えています。
こうした考えの下、
「SRI
(社会的責任投資)原則」を制定し、常務会の下に「SRI審査委員会」を設置し、不祥事件・事故などの情報を
基に「ESG課題」の観点からスクリーニング
(適格性の審査)を行い、その内容を審議するほか、
SRI投融資の状況や株主議決権行使状
況などを確認しています。
SRI審査委員会
開催頻度
月1回
(その他必要に応じて随時開催)
委員
役員(執行役員含む)、関係部室長
1.ネガティブスクリーニングの審査
2.ポジティブスクリーニングの審査
審議事項等
3.
SRI原則の見直し
4.
SRI原則に基づく投融資状況
5.株主議決権行使状況 等
21世紀金融行動原則
持続可能な社会の形成に向けた金融行動原則
労金連は、地球の未来を憂い、持続可能な社会の形成のために必要な責任と役割を果たしたいと考える金融機関の行動指
針として策定された「持続可能な社会の形成に向けた金融行動原則(21世紀金融行動原則)」に署名しています。
21世紀金融
行動原則は、日本における環境金融の裾野の拡大と質の向上を目指し、持続可能な社会の形成のために必要な責任と役割を
果たす取組みです。労金連は、持続可能な社会形成に向けた金融機関の責任と役割を認識し、この金融行動原則の趣旨に基づ
く取組みを推進していきます。
〈ろうきん〉業態を挙げて復興支援
被災地の〈ろうきん〉に向けた貸付の実行
2011年3月11日に発生した東日本大震災の犠牲となられた方々に、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。また、震災に遭われた方
およびご家族、関係者の皆さまに、心からお見舞いを申し上げるとともに、被災地域の一日も早い復興を祈念いたします。
労金連では、被災者支援の取組みを行う東北労働金庫を支援するため、労金連の特別貸付制度に基づき、同労働金庫に対して貸付
を実行し、
2014年3月末現在の残高は550億円となっています。
14
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
経営管理体制
経営方針
16
業務の適正を確保するための体制
17 ∼ 18
労金連のSR
I
(社会的責任投資)原則
19
顧客保護等管理方針
20
苦情等への対応
(金融ADR制度への対応について) 20
個人情報保護の取組み
21
利益相反管理方針の概要
22
金融円滑化の取組み
23
反社会的勢力に対する基本方針
24
金融商品に関する勧誘方針
24
確定拠出年金運営管理業務に関する勧誘方針
24
第7期中期経営計画
25
2014年度事業計画
25
経営体制
26
リスク管理の体制
27 ∼ 29
報酬等に関する事項
30 ∼ 31
コンプライアンスの体制
32 ∼ 34
内部監査の体制
35
社会貢献活動
36
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
経営方針
労金連は、
「ろうきんの理念」のもと、労働金庫の中央金融機関としてろうきん業態の発展につとめ、その発展を通じて社会におけ
る責任を果たすとともに、社会の一員として人々が喜びをもって共生できる社会の実現に寄与するため、次の経営方針を掲げ事業運
営を行います。
(最終改正 2008年4月1日)
2
1 中央金融機関の役割を発揮します
経営管理体制
労金連は、労働金庫の経営基盤強化に資するため、労働金庫の余裕資金の効率運用、労働金庫のニーズに沿った金融
機能の提供につとめるとともに、ろうきん利用者のニーズや満足度を重視し、労働金庫の行う金融商品・サービスの提
供を積極的に補完します。
また、労金連は、ろうきんバンキングシステムの安定稼働に万全を尽くし、ろうきん業態全体の業務継続体制を確保
するとともに、労働金庫の安定的経営を支援する業態セーフティネットを確立し、ろうきん業態の信用の維持・向上に
役割を発揮します。
2 経営基盤を強化し、経営の健全性を確保します
労金連が中央金融機関の役割と機能を十分に果たすためには、経営の健全性を継続的に確保しなければなりません。
このため、労金連は、安定的な収益確保に向けて、労働金庫からの安定的な預金の受入れにつとめ、適切なリスク管理お
よびALMのもとに、運用力の強化を図ります。
また、自己資本の充実を図り、リスクに応じた十分な財務基盤の保有につとめます。
3 金融環境の変化に対応します
労金連は、人材の育成を通じて組織の力量を高め、また、重点分野への機動的な経営資源の配分や柔軟な組織体制の
構築を進め、
金融環境の変化に柔軟に対応し、新規業務に積極的に取り組みます。
4 顧客の保護および利便性の向上に努めます
労金連は、顧客からの信頼を得ることが、健全経営を確保するための基盤となるとの考えに基づき、コンプライアン
スはもとより、業務の適切性の確保、顧客への説明の適切性および十分性の確保、セキュリティ対策等の利用者保護の
検証・改善を継続的に行い、顧客の保護や利便性の向上につとめます。
5 内部管理態勢を強化し、適切な業務運営を行います
労金連は、法令や業務上の諸規則等を遵守し、規程等にもとづく厳正な事務と相互牽制の徹底、監査機能の充実・強化
を通じて、
適切な業務運営を行います。
また、個人情報保護、反社会的勢力との対決と危機管理を徹底し、金融機関機能の安全と信頼の確保に向け、内部管理
態勢を強化します。
6 社会的責任(CSR)を重視した誠実な経営を行います
労金連は、自らの持続的な成長と社会の健全な発展の調和を目指し、
「 ろうきんの理念」にふさわしい社会的責任
(CSR)経営を推進します。これを継続的に実践するため、経営姿勢を明確にしてガバナンス態勢の確立につとめます。
また、広く社会から信頼され、評価される金融機関となることを目標に、情報開示やコミュニケーションの充実を図
り、透明性の高い誠実な経営を行います。
16
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
業務の適正を確保するための体制
労金連(以下「本会」といいます。)は、労働金庫法第38条第5項第5号および労働金庫法施行規則第19条第1号から第9号までに
定める「業務の適正を確保するための体制」を、以下のとおり整備しています。
(最終改正 第695回理事会(2014年3月27日)決議)
2
1 理事の職務の執行が法令および定款に適合することを確保するための体制
(労働金庫法第38条第5項第5号)
経営管理体制
(1)本会は、
「ろうきんの理念」のもと、
「経営方針」
において、
「内部管理態勢を強化し、適切な業務運営を行うこと」お
よび
「社会的責任
(CSR)
を重視した誠実な経営を行うこと」
を掲げている。また、
この
「経営方針」
に則り、
コンプラ
イアンスを経営上の最重要課題の一つとして位置づけ、法令等遵守態勢を整備・確立するための管理方針
「法令等
遵守方針」
を定めるとともに、本会が組織として遵守すべき事項と本会役職員が遵守すべき事項を
「行動規範」
とし
て定め、
これを全役職員に周知し遵守することとしている。
(2)理事会については
「理事会規程」を定め、月1回これを開催することを原則とし、その他必要に応じて随時開催し
て、
理事間の意思疎通を図るとともに相互に業務執行を監督する。
(3)理事の職務執行については「役付理事職務権限規程」を定め、その責任体制を明確にし、監事会の定める「労働金
庫連合会の監事監査基準」に基づき、各監事による監査対象となっている。
2 理事の職務の執行に係る情報の保存および管理に関する体制
(労働金庫法施行規則第19条第1号)
理事の職務執行に係る情報(総会・理事会・常務会・各種委員会議事録、稟議書など)については、
「理事会規程」、
「常
務会規程」
、各種委員会の規程または
「文書取扱規程」等に基づき作成する。記録文書は、
「保存文書取扱規程」に基づ
き、文書種類ごとに、定められた期間適切に保存・管理し、必要に応じて閲覧可能な状態を維持する。
3 損失の危険の管理に関する規程その他の体制
(労働金庫法施行規則第19条第2号)
(1)本会は、財務の健全性を確保する観点から、①市場リスク、②信用リスク、③流動性リスクを、また、業務の適切性
の観点から、①事務リスク、②システムリスク、③法務リスク、④レピュテーショナルリスクを認識し、その把握と
管理、個々のリスクについての管理責任者等の体制を整えることとする。
(2)リスク管理体制の基礎として、
「統合的リスク管理規程」を定め、個々のリスクについての管理部署および管理責
任者を決定し、リスク状況の検証を行うため、代表理事を委員長とする委員会(コンプライアンス委員会、ALM
委員会、経営管理委員会、システムリスク管理委員会)を設置し審議内容を常務会に報告するなど、同規程に従っ
たリスク管理体制を構築するとともに、ディスクロージャー誌等により開示する。
(3)不測の事態が発生した場合には、
「危機管理規程」
に基づき、理事長を緊急対策本部長とする対策本部を設置して
迅速な対応を行い、損失の拡大を最小限に止める体制を整える。また、緊急事態の発生に際して迅速かつ効率的に
必要な業務の復旧を行うための対応方針等として
「コンティンジェンシープラン」
(緊急時対応計画)
を定める。
(4)反社会勢力による被害を防止するため、一元的な管理態勢を構築し、万一反社会的勢力による不当な要求を受け
た場合に備え、適切な対応を行うための規程等を整備し、これを全役職員に周知する。
4 理事の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制
(労働金庫法施行規則第19条第3号)
(1)理事の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制の基礎として、理事会を原則として月1回定
期に開催するほか、必要に応じて適宜臨時に開催するものとし、本会の経営方針および経営戦略にかかわる重要事
項については、事前に理事長、副理事長、専務理事および常務理事からなる常務会において議論を行い、その審議を
経て執行決定を行う。
(2)理事会の決定に基づく業務執行については、
「経営組織規程」、
「役付理事職務権限規程」、
「業務組織規程」、
「常務
会規程」および「決裁権限規程」において、それぞれの責任、執行手続きの詳細について定める。
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
17
5 職員の職務の執行が法令および定款に適合することを確保するための体制
(労働金庫法施行規則第19条第4号)
(1)
「ろうきんの理念」のもと、コンプライアンス体制の基礎として、
「経営方針」、
「法令等遵守方針」および「行動規範」
を定めるとともに、コンプライアンス体制について、ディスクロージャー誌等により開示する。
(2)理事長を委員長とするコンプライアンス委員会を設置し、コンプライアンス体制の構築・維持・向上を図る。
(3)内部監査部門として、執行部門から独立した監査室を置くとともに、コンプライアンス統括部門として、コンプラ
イアンス室を設置する。
(4)理事は本会における重大な法令違反その他コンプライアンスに関する重要な事実を発見した場合には、
直ちに監
2
事に報告するものとし、遅滞無く常務会および理事会に報告するものとする。
(5)役職員が法令違反その他コンプライアンス上の問題を直接通報することのできる内部通報システムとして、
弁護
士、常勤監事を情報受領者に加えたホットライン制度を整備する。
経営管理体制
(6)監事は、本会のコンプライアンス体制および内部通報システムの運用に問題があると認めるときは、意見を述べ
るとともに、改善策の策定を求めることができるものとする。
6 監事がその職務を補助すべき職員を置くことを求めた場合における当該職員に関する事項
(労働金庫法施行規則第19条第5号)
本会は、監事会が制定した「労働金庫連合会の監事監査基準」に基づき、本会職員から監事会事務局に専任の監事補
助者を任命する。
7 前号の職員の理事からの独立性に関する事項
(労働金庫法施行規則第19条第6号)
監事補助者の任命、解任、人事異動、賃金等の改定については、監事の同意を得ることとする。
8 理事および職員が監事に報告するための体制その他の監事への報告に関する体制
(労働金庫法施行規則第19条第7号)
監事全員が理事会に出席するとともに、常勤監事は常務会、経営委員会、業務システム委員会、コンプライアンス委
員会、ALM委員会、経営管理委員会および予算管理委員会に出席し報告を受け、意見を述べることができる。重要な
稟議書、
事務過誤報告、苦情報告等は常勤監事に回付することとし、常勤監事はこれらに意見を付すことができる。
また、前記にかかわらず、
「労働金庫連合会の監事監査基準」に基づき、監事はいつでも必要に応じて理事および職
員に対して報告を求めることができるものとする。
9 その他監事の監査が実効的に行われることを確保するための体制
(労働金庫法施行規則第19条第8号)
監事は、会計監査人から監査計画の概要を受領し、会計監査人が把握した内部統制システムの状況、リスクの評価
および監査重点項目等について説明を受け、意見交換を行うこと、また、必要に応じて会計監査人の往査および監査
講評に立ち会うほか、会計監査人に対し監査の実施経過について、適宜報告を求めることができるものとする。
10 本会およびその子会社における業務の適正を確保するための体制
(労働金庫法施行規則第19条第9号)
(1)理事会は、本会およびその子会社(以下「労金連グループ」という。)における業務の適正を確保するための体制
を構築するものとする。
(2)
「子会社管理規程」に本会と子会社の間において協議または報告すべき事項を定め、子会社の業務運営の管理お
よび指導を行う。
(3)理事は、子会社において、法令違反その他コンプライアンスに関する重要な事項を発見した場合には、監事に報
告するものとする。
(4)子会社の管理および指導に関する事項を所管する部門を定め、当該部門が子会社の業務を所管する他の部門と
連携し、経営および業務運営の状況等について、把握・分析および指導・支援を実施する。
(5)監査室は、
「子会社監査実施基準」に基づき、子会社監査を実施する。
(6)子会社の業務ラインから独立した内部通報システムとして、労金連グループ共通のホットライン通報窓口を整
備する。
(7)監事は、労金連グループにおいて適切な内部管理態勢が整備されているかに留意し、子会社の経営管理態勢およ
び内部管理態勢の状況等について、必要に応じて調査等を行う。
18
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
労金連のSRI
(社会的責任投資)原則
(2010年4月1日制定)
労金連
(以下
「本会」といいます。
)は、
「ろうきんの理念」に掲げる
“人々が喜びをもって共生できる社会の実現に寄与す
ること”を経営方針に明記し、CSRを重視した経営を行うこととしています。このような経営方針を実践するためには、
投融資行動においても社会性に十分配慮することが必要であり、また、社会的責任であると考えています。
こうしたことから、本会は、持続可能な社会を目指す金融の担い手として、投融資の判断にあたっては、財務的分析に
2
加えて、ESG(Environmental:環境、Social:社会、Corporate Governance:企業統治)
の課題(以下「ESG課題」
とい
います。)を考慮することとし、以下の取組みを行います。
経営管理体制
1
本会は、投融資に係る分析と意思決定のプロセスに可能なかぎりESG課題を組み
込みます。
<説明>
財務指標などの経済的側面に限らず、企業の社会的責任、例えば、環境への取組みやコンプライアンス(法令遵
守)、従業員への配慮、地域社会への貢献などの社会的な取組みを考慮して投融資を行うこととします。
企業への評価は、ESGに対する評価を用います。
2 本会は、株主議決権を行使するにあたっては、ESG課題を考慮します。
<説明>
経営者に社会的配慮を働きかけることで企業の社会的責任を果たさせるという行動
(株主行動)は、SRIの重
要な柱の一つです。したがって、本会は、株主議決権を行使するにあたっては、ESG課題を考慮することとしま
す。
3 本会は、投融資先のESG課題に関する適切かつ十分な開示を重視します。
<説明>
企業は、自らの決定や活動が社会に与える全体的な影響について説明責任を担っています。また、情報開示は、
企業の透明性を高めるだけでなく、双方向のコミュニケーションの出発点であると言われています。したがって、
本会は、
「社会と共生する企業」の重要な要素として「適切かつ十分な開示」を重視することとします。
4
本会は、
投融資先に求める社会性について認識を深めるとともに、
自らのESG課題
に対しても真摯に取り組みます。
<説明>
本会は経営方針に
「CSRを重視した誠実な経営」
を掲げており、
CSR経営を投融資の側面から制度化する仕組
みがSRI原則です。したがって、SRI原則を有する組織として、自らの社会性に対しても常に高い意識を持ち、
不十分な側面を認識したうえで、
これを改善する努力を行うこととします。
5 本会は、本原則の実行に関する活動状況や進捗状況を適正に管理します。
<説明>
社会性評価の重要な要素である
「説明責任」や「透明性」を自ら果たすために、本会は、本原則を開示するととも
に、本原則に基づく運用状況を定期的に経営陣に報告します。
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
19
顧客保護等管理方針
(最終改正 2011年10月1日)
労金連は、労働金庫法・金融商品取引法その他の法令等を遵守のうえ、
お客さまの利益を保護し利便性の向上を図るた
め、以下の事項について誠実に取組み、お客さまの視点に立った業務運営を確保するよう努力いたします。
2
1.お取引に際しては、お客さまに適した労金連の商品やサービス等を十分ご理解いただき自らの意思に基づいて選択・
活用していただけるよう、労金連職員は、商品知識、業務知識などの習得に努め、法令等に基づいた正確かつ適切な情報
提供および説明に努めます。
経営管理体制
2.お客さまからのご相談については、お客さまとの情報共有および相互理解を図り、お客さまの視点に立って真摯かつ
適切に対応するよう努めます。お客さまからのご意見・苦情等の声については、真摯に受け止めて適切に対応するとと
もに、お客さまによりご満足いただけるよう努めます。
3.お客さまに関する情報は、法令等に従って適正に取得・利用するとともに、不正なアクセスや不適切な取扱いによる
流出等を防止するための適切な措置を講じることにより安全管理を徹底いたします。
4.お客さまとのお取引に関連して、労金連の業務を外部に委託する場合は、お客さまの情報の保護や利益を保護するた
め、その業務を的確に遂行できる能力を持った委託先を選定するとともに、定期的または必要に応じてモニタリングを
実施する等により、外部委託する業務を適切に管理いたします。
5.
上記の他、
お客さまの保護や利便性の向上のために必要であると判断した業務につきましても適切に管理いたします。
※ 本方針において、
「お客さま」とは、労金連の商品・サービスの利用者(利用を終了したお客さま含む)および利用を検討されている方を意味します。
※ 本方針において、お客さま保護の必要性のある業務は、預金等の受け入れ、融資取引、金融商品の販売、仲介、募集など、お客さまと労金連との間で行
われるすべてのお取引に関する業務です。
苦情等への対応(金融ADR制度への対応について)
1 苦情処理措置
労金連は、お客さまからの苦情のお申し出に、公正かつ的確に対応するため、業務運営体制・内部規則を整備し、その内
容をホームページで公表しています。
労金連の事業運営に関するご相談や苦情については、下記の受付窓口までお申し出ください。
お客さまのための苦情・相談等窓口
相 談 窓 口
労働金庫連合会 統合リスク管理部
電 話 番 号 03−3291−7020(相談時間:土日・祝日および金融機関の休日を除く9時∼17時)
フ ァ ク シ ミ リ 03−3295−9328
所在地(郵送先) 〒101−0062 東京都千代田区神田駿河台2−5−15 労働金庫会館
2 紛争解決措置
労金連は、紛争解決のため、上記統合リスク管理部または労金協会のろうきん相談所(土日・祝日および金融機関の
休日を除く9時∼ 17時、電話:0120−177−288)にお申し出があれば、東京弁護士会(電話:03−3581−0031)、第一東
京弁護士会
(電話:03−3595−8588)、第二東京弁護士会
(電話:03−3581−2249)の仲裁センター等に取り次ぎいた
します。また、お客さまから各弁護士会に直接お申し出いただくことも可能です。なお、前記弁護士会の仲裁センター等
は、東京都以外の各地のお客さまにもご利用いただけます。
仲裁センター等では、東京都以外の地域の方々からの申立について、当事者のご希望を伺ったうえで、アクセスに便利
な地域で手続を進める次の方法も用意しています。
① 現地調停:東京の弁護士会の斡旋人と東京以外の弁護士会の斡旋人が、弁護士会所在地と東京を結ぶテレビ会議シ
ステム等により、共同して解決に当たる。
② 移管調停:東京以外の弁護士会の仲裁センター等に事件を移管する。
※ 現地調停、移管調停は全国の弁護士会で実施している訳ではありませんのでご注意ください。具体的内容は仲裁センター等にご照会ください。
20
苦情への対応の概要・紛争解決措置の概要につきましては、
労金連のホームページをご覧ください。
労金連のホームページアドレス http://www.rokinren.com/
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
▼
ご案内
苦 情 へ の 対 応 の 概 要・紛 争 解 決 措 置 の 概 要 個人情報保護の取組み
労金連は、経営方針のもと、お客さまの個人情報を適切に取り扱うことが労金連の社会的責任であると認識し、次のとおり「お客さ
まの個人情報保護に関するプライバシーポリシー」を定め、役職員一同がこれを遵守することによって、お客さまの個人情報の保護
に万全をつくしてまいります。
お客さまの個人情報保護に関するプライバシーポリシー
(最終改正 2012年4月1日)
2
労金連は、労金連の個人情報保護に関する取組方針および個人情報保護の取扱いに関する考え方として、下記の「お客
さまの個人情報保護に関するプライバシーポリシー」
(以下「本ポリシー」といいます。)を制定し、公表いたします。
経営管理体制
取組方針
労金連は、
個人情報の適切な保護と利用を重要な社会的責任と認識し、
労金連が各種業務を行うにあたっては、
「個人情
報の保護に関する法律」をはじめとする関係法令等に加えて、本ポリシーをはじめとする労金連の諸規程を遵守し、お客
さまの個人情報の適切な保護と利用に努めてまいります。
適正取得
労金連は、お客さまの個人情報を業務上必要な範囲において、適正かつ適法な手段により取得いたします。
利用目的
労金連は、
お客さまの個人情報について、利用目的を特定するとともに、
その利用目的の達成に必要な範囲において取扱うこととし、
その範囲を超えて取扱いはいたしません。
なお、特定の個人情報の利用目的が法令等に基づき別途限定されている場合には、当該利用目的以外での取扱いはいたしません。
労金連におけるお客さまの個人情報の利用目的は、
「お客さまの個人情報の取扱いに係る利用目的」を制定し、公表しております。
第三者提供の制限
労金連は、お客さまの同意をいただいている場合や法令等に基づく場合等を除き、原則としてお客さまの個人情報を
第三者に対して提供いたしません。ただし、利用目的の達成に必要な範囲内において個人情報の取扱いを委託する場合、
合併等の場合および別途定める特定の者との間で共同利用する場合には、
お客さまの同意をいただくことなく、
お客さま
の個人情報を提供することがあります。
機微(センシティブ)情報の取扱い
労金連は、お客さまの機微(センシティブ)情報(政治的見解、信教、労働組合への加盟、人種・民族、門地・本籍地、保健
医療等に関する情報)については、法令等に基づく場合や業務遂行上必要な範囲においてお客さまの同意をいただいた
場合を除き、取得・利用・第三者提供はいたしません。
安全管理措置
労金連は、
お客さまの個人情報を正確かつ最新の状態で保管・管理するよう努めるとともに、
不正アクセス、
個人情報の
紛失、改ざんおよび漏えい等を防止するため、
適切な安全管理措置を実施いたします。
また、
お客さまの個人情報を取扱う
従業者や委託先について、適切に監督してまいります。
継続的改善
労金連は、
情報技術の発展や社会的要請の変化等を踏まえて本ポリシーを適宜見直し、
お客さまの個人情報の取扱いに
ついて、継続的に改善に努めてまいります。
開示等のご請求手続
労金連は、お客さまに関する保有個人データの利用目的の通知、内容の開示のご請求、保有個人データの内容が事実に
反する場合等における訂正・追加・削除、
利用の停止・消去・第三者提供の停止のご請求等につきましては、
適切かつ迅速な
対応を行うよう努めてまいります。
ご意見・ご要望のお申し出
労金連の個人情報の取扱いに関するご意見・ご要望につきましては、
誠実かつ迅速な対応を行うよう努めてまいります。
個人情報のお取扱いにつきましては、
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21
利益相反管理方針の概要
(2009年6月1日制定)
金融機関または金融グループにおいては、競合・対立する複数の利益が存在し、利益相反の生じかねない状況にあるこ
とから、お客さまの利益が不当に害されることのないよう、利益相反管理体制の整備が義務付けられています。
労金連(以下「本会」といいます。)におきましても、労働金庫法に基づく金融機関として、また、金融商品取引法上の登
録金融機関として、
これらの法令により求められている体制整備を行い、
「利益相反のおそれのある取引」
を特定し管理す
2
るための利益相反管理方針
(以下「本方針」
といいます。)を策定しています。
以下に、その概要を公表いたします。
経営管理体制
1 「利益相反のおそれのある取引」
本方針の対象となる
「利益相反のおそれのある取引」とは、本会または本会の子会社
(以下
「本会等」といいます。
)の行
う取引のうち、お客さまの利益を不当に害するおそれのある取引です。
「お客さま」とは、本会の業務に関して本会等と取引関係のあるお客さまをいいます。
2 「利益相反のおそれのある取引」該当性の判断
お客さまとの取引において本会等または本会等役職員に以下の事情がある場合に、
「利益相反のおそれのある取引」に
該当するか否かの判断を行います。
判断にあたっては、
「お客さまの有する合理的な期待に反するかどうか」
「契約上または信義則上の義務に本会が反し
、
ていないかどうか」を判断の基準とします。
○お客さまの不利益により、経済的利益を得るかまたは経済的損失を避ける可能性がある場合
○お客さまとの取引の結果、お客さまの利益とは明確に区別される利益を取得する場合
○お客さまの利益よりも他のお客さまを優先する経済的その他の誘因がある場合
○お客さまとの取引以外の取引に関連して、通常の手数料や費用以外の金銭、財貨もしくはサービスの形で誘因を得
る場合、または将来得ることになる場合
○お客さまとの関係を通じて入手した情報を利用して利益を得る場合
なお、
「利益相反のおそれのある取引」
に該当するか否かの判断に迷う場合は、
該当するものとして管理の対象とします。
3 利益相反取引の管理方法
上掲2の「利益相反のおそれのある取引」に該当する場合には、それらの取引については、次に掲げる方法その他の方
法を選択し、または組み合わせることにより、適切に利益相反管理を行います。
○管理対象取引を行う部門とお客さまとの取引を行う部門を分離する方法
○管理対象取引またはお客さまとの取引の条件または方法を変更する方法
○管理対象取引またはお客さまとの取引を中止する方法
○管理対象取引に伴い、お客さまの利益が不当に害されるおそれがあることについて、お客さまに適切に開示する方
法または同意を得る方法
4 利益相反管理の対象となる法人の範囲
利益相反管理の対象取引は、本会および本会の子会社が行う取引です。
本会の子会社は、次の1社です。
株式会社労金カードサービス
5 体制の整備
本会は、利益相反管理統括部署および利益相反管理責任者を定め、
「利益相反のおそれのある取引」の特定および利益
相反管理を一元的に行い、その記録を保存します。
また、利益相反について定められた法律その他の法令、内部規程等を遵守するため、役職員に対する教育・研修を行い、
利益相反の防止に努めます。
6 監査室による監査
利益相反の管理態勢については、監査室が監査を行い、その適切性および有効性を定期的に検証します。
22
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
金融円滑化の取組み
「中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律」は、2013年3月31日に期限を迎えましたが、労金連は、
その公共性と社会的責任を強く認識し、引き続きこれまでどおり対応します。
金融円滑化に関する基本方針
(最終改正 2011年10月1日)
2
労金連
(以下
「本会」といいます。
)は、労働金庫を会員とする中央金融機関として、これらの労働金庫の金融の円滑化を
図るとともに、労働組合、消費生活協同組合その他労働者の団体が協同して組織する労働金庫の制度を確立して、これら
の団体の行う福利共済活動のために金融の円滑を図ることを役割としております。
役職員一同は、この金融仲介機能の発揮という重要な役割を果たすため、本会の担う公共性と社会的責任を強く認識
し、適切な業務の遂行に向け、次のような方針を定め、取り組んでまいります。 経営管理体制
1 実施方針
(1)
本会の融資については、お客さまの特性および事業の状況を勘案しつつ、できる限り柔軟に対応するよう努めてまいります。
(2) 本会の融資を利用されているお客さまからの貸付条件の変更等のお申込みに対しては、お客さまのご要望を真摯にお伺いし、
お客さまの状況を十分ふまえたうえで、お借入れの返済に係る負担の軽減に資する措置をとるよう努めます。
(3) お客さまに対する経営相談に積極的かつきめ細かく取り組み、お客さまの経営改善に向けた取組みをご支援できるよう努め
てまいります。
(4) 貸付条件の変更等のご相談・お申込みに対するお客さまへの説明を適切かつ十分に行うよう努めてまいります。
(5) 貸付条件の変更等のご相談・お申込みに対するお客さまからのお問い合わせ、相談、要望および苦情への対応を適切かつ十分
に行うよう努めてまいります。
(6)
お客さまから事業再生ADR手続(産業活力の再生および産業活動の革新に関する特別措置法に規定する特定認証紛争解決手
続をいいます。)の実施の依頼を受けた特定認証紛争解決事業者(以下「事業再生ADR解決事業者」といいます。)より当該事業再
生ADR手続の実施を依頼するか否かの確認があった場合において、迅速な紛争解決のために当該依頼をするよう努めてまいり
ます。
(7)
企業再生支援機構からの債権買取申込みまたは事業再生計画に従って債権の管理または処分をすることの同意の求めに適切
に対応するよう努めてまいります。
(8) 上記同意に係る事業再生計画について、貸付条件の変更等、協力するよう努めてまいります。
(9)
お客さまからの貸付条件の変更等のお申込み、お客さまに係る事業再生ADR手続の実施依頼の確認、企業再生支援機構からの
債権買取申込み等の求めについて、他の金融機関や政府系金融機関、信用保証協会等、中小企業再生支援協議会、住宅金融支援機
構が関係している場合には、当該者と緊密な連携を図るよう努めてまいります。
2 金融円滑化に係る体制等
(1) 本会は、金融の円滑化を適切に行うために、次のような体制を整備しております。
① 金融円滑化管理責任者の設置
金融円滑化管理の適切性の確保に向けて、理事会および常務会のもと、以下の役割を担う金融円滑化管理責
任者を設置します。
ア.
弁済負担軽減の対応措置の状況を適切に把握する。
イ.
弁済負担軽減の対応措置に係る苦情相談を適切に行う。
ウ.
中小企業者事業の改善・再生支援を適切に行う。
当該管理責任者は、事務部の担当常務理事とし、上記ア.からウ.の役割のほか、金融円滑化管理部署に対す
る指示をはじめ、金融円滑化管理の全般を統括します。
② 金融円滑化管理部署の設置
事務部の貸付担当セクションを金融円滑化管理部署とし、金融円滑化管理責任者の指示のもと、金融円滑化
管理に必要な情報を集約し、金融円滑化管理の適切な運営を行います。
③ 相談窓口
金融円滑化に係る貸付条件の変更等に関するお問い合わせ、相談、要望および苦情は、事務部でお受けする体制とします。
*窓口については下記の「お客さまのための相談窓口」をご参照ください。
(2) 記録・保管
弁済負担軽減の対応措置の状況および弁済負担軽減の対応措置にかかる苦情相談については、
漏れなく記録し、
適切に保管いたします。
(3) 方針の見直し
この基本方針は、理事会において、適時に見直すものといたします。
お客さまのための
相談窓口
所 在 地 東京都千代田区神田駿河台2−5−15 労働金庫会館
相談窓口 労働金庫連合会 事務部 貸付担当
電話番号 03−3295−9331
(相談時間:土日・祝日および金融機関の休日を除く9時∼17時)
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
23
反社会的勢力に対する基本方針
(最終改正 2008年4月1日)
労金連は、反社会的勢力を排除する取組みを推進していくことが金融機関の公共的使命と社会的責任を果たす観点か
ら不可欠であるとの認識のもと、お客さまをはじめとするステークホルダーの皆様の信頼を得られるよう、また、業務の
適切性および健全性を確保するため、反社会的勢力との関係を遮断し排除することを宣言し、ここに反社会的勢力に対
する基本方針を制定いたします。
2
1 反社会的勢力に対する姿勢
労金連は、反社会的勢力との関係を遮断し排除するために、理事長以下、全役職員が一丸となって、組織全体として
断固たる姿勢で反社会的勢力と対決します。
経営管理体制
2 反社会的勢力との関係遮断
労金連は、組織活動のあらゆるレベルおよびあらゆる取引において、反社会的勢力とは一切の関係をもちません。
3 不当要求の拒絶および法的対応
労金連は、反社会的勢力による不当要求は断固として拒絶し、名目の如何を問わず、資金提供を行いません。また、不
当要求に対しては、民事・刑事・行政の各面から法的対抗手段を講じます。
4 態勢の整備
労金連は、反社会的勢力による被害を防止するために、一元的な管理態勢を構築するとともに、規程等を整備し、全
役職員に周知徹底します。
5 外部専門機関との連携
労金連は、平素から、反社会的勢力による不当要求に備えて、警察、暴力追放運動推進センター、弁護士等の外部の専
門機関との緊密な連携関係を構築します。
金融商品に関する勧誘方針
(2001年4月1日制定)
労金連は、次の4項目を遵守し、お客さまに対して金融商品の適正な勧誘を行ってまいります。
1.お客さまのご意向と実情に沿った、適切な金融商品をおすすめします。
2.お客さまご自身の判断でお取引いただくため、商品内容やリスク内容など重要な事項を十分に理解していただける
よう、説明に心がけます。
3.お客さまにとってご迷惑な時間帯や不都合な場所などで勧誘を行いません。
4.本勧誘方針を役職員一同に徹底し、金融商品の販売、契約に関する法令などの遵守に努めます。
確定拠出年金運営管理業務に関する勧誘方針
(2014年1月5日制定)
労金連は、確定拠出年金運営管理業務を行うにあたり、次の4項目を遵守し、当該業務の適正な運営に努めてまいります。
1.運用方法の選定・提示にあたっては、お客さまの利益を考え、適切な金融商品を選定するように努め、お客さまの意
向と実情に沿って提示いたします。
2.お客さまご自身の判断でお取引いただくため、金融商品の内容やリスク内容など重要な事項について、適時・適切な
情報提供に努めます。
3.お客さまにとってご迷惑な時間帯や不都合な場所などで勧誘を行いません。
4.本勧誘方針を役職員一同に徹底し、確定拠出年金に関する法令などの遵守に努めます。
24
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
第7期中期経営計画
労金連(以下「本会」といいます。)は、
2012年6月の通常総会において、以下の「労働金庫連合会第7期中期経営計画」
(以下「第7期
中期経営計画」といいます。
)を策定しました。これは、
2012年度から2014年度までの3年間における本会の経営の方向性、課題な
どを表したものです。なお、
「第7期中期経営計画」の最大の課題でありました次世代システム(アール・ワンシステム)につきまして
は、
2014年1月5日より稼働しております。
2
Ⅰ.計画の名称 労働金庫連合会第7期中期経営計画 Ⅱ.計画の期間 2012年度∼ 2014年度(3か年) Ⅲ.策定の趣旨 経営管理体制
◆ 2012年度∼2014年度を対象期間とする業態全体の新たな中期経営計画の取組みが開始されます。全国合併
延期といった新たな状況のもとで、業態全体が共通の「理念」と、情報・ノウハウを共有することによって、業態
総合力を発揮し、共に発展していくという姿勢で臨みます。
◆ 新たな業態中期経営計画は、
①合併協議を通して明らかとなった高コスト体質その他の経営課題の改善に業態
をあげて取り組むこと、②合併論議で共有した「共生」の考え方なども踏まえながら業態合併の方向性を含む
新たな業態将来像を展望すること、③当面する現実的な課題である次世代システムへの移行完遂と安定稼働
を実現すること、④期間収益を確実に確保すること
(計数計画の必達)
、を重点課題としています。特に、
2014
年1月の次世代システムの稼働は、業態の総力を結集して絶対に実現させなければならない課題です。
◆ 新たな業態中期経営計画は、各金庫・労金協会・本会が取り組むべき課題を共有し、その実現に向け一体となっ
て取り組むことを目的とする業態全体の計画です。本会は、中央金融機関としての役割を発揮し、次世代シス
テムの安定稼働をはじめとする業態中期経営計画課題の実現に向けて全力をあげて取り組みます。
◆ 本会は、業態全体の中期経営計画課題の実現を図るため、中央金融機関の立場から課題を具体化し第7期中期
経営計画を策定します。
Ⅳ.重点課題 第7期中期経営計画は、
本会を取り巻く金融経済情勢に対応し、
業態の中期経営計画の具体化として、
次世代システ
ムの成功、
金庫経営と業務の支援、
体制強化と組織風土改革の3つの柱に沿って重点課題を設定します。
1. 次世代システムの成功に向けて全力をあげて取り組みます。
2. 連合会機能を全面的に発揮し金庫経営と業務を支援します。
3. 中央金融機関に求められる体制強化と組織風土改革を実践します。
2014年度事業計画
2014年度の事業計画は、
第7期中期経営計画の目的・重点課題に則り、
策定しています。 1 アール・ワンシステム安定稼働に向けた取組みと事務効率化課題への取組み
1−1
1−2
1−3
業態IT戦略の具体化に向けた取組み
金庫業務全般に係る事務改革の推進と実行
業態のIT戦略を支える総合事務センター機能の発揮
2 中央金融機関としての役割強化課題への対応
2−1
2−2
2−3
2−4
金庫支援業務の強化
経営モニタリング機能の活用と業態セーフティネットの強化
業態事業課題への参画
被災地金庫支援の取組み
3 収益力強化による成果還元策の継続とコスト構造の透明性強化
3−1
3−2
3−3
統合的リスク管理機能の強化
資金運用力の強化と成果還元策の運営
コスト削減の取組みとコスト構造の透明性強化
4 連合会組織機構の整備と人材活用
4−1
4−2
4−3
4−4
組織機構の整備
組織風土改革と人材育成
内部管理態勢の強化
CSR(社会的責任)経営の推進
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
25
経営体制
労金連は、
〈ろうきん〉
の中央金融機関として
〈ろうきん〉
業態の発展に寄与するため、
経営体制の強化に努めています。
総 会
監事
(監事会)
2
総会は、毎年6月(毎事業年度終了後3ヵ月以内)に通常総会
監事は、会員である〈ろうきん〉の代表理事から選任される非
が開催され、経営の最高意思決定機関として、定款変更、事業計
常勤監事1名、員外常勤監事1名および非常勤の法定員外監事
画、剰余金処分案の承認ならびに役員の選任など、運営の基本
1名の計3名で構成され、各々独立した権限を有しています。
的事項について決議しています。
監事は監事会を組織し、事業年度を通じて業務監査を実施する
また、
通常総会のほか、
必要に応じて臨時総会が開催されます。
ことにより、理事の職務執行を監査しています。
なお、
1998年度以降は会計監査人による監査を受けること
経営管理体制
理 事 会
が義務づけられており、監事による監査と会計監査人による外
部監査の体制を整備しています。労金連は業務監査・会計監査
理事会は、原則毎月1回開催され、業務執行の決定や理事の
職務執行を監督します。
向上に努めています。
2014年6月30日現在、役付理事6名
(常勤、うち代表理事
3名)、理事12名(非常勤)、計18名の理事が就任しています。
また、理事会には監事も出席し、必要があると認めたときは
意見を述べ、必要に応じ報告を行います。
各種専門委員会
各種専門委員会として、理事会の決議により「経営委員会」お
よび「業務システム委員会」を設置し、労金連の事業運営に関す
る重要事項について、理事会の諮問を受け、答申する体制を整
備しています。
各々の委員会は、理事会において理事(役付理事を除く)の中
から選出された委員長、副委員長2名、および各
〈ろうきん〉の
常勤の理事または執行役員およびこれに準ずる者1名で構成
され、理事会の諮問を受けた事項を審議し、その結果を答申し
ています。
なお、
上記委員会は、
諮問事項のほか緊急を要する事項につい
ても、
対応方針等を協議し、
理事会に具申することができます。
常 務 会
常務会は、役付理事により構成され、経営の基本方針および
諸方策を適切・迅速に策定し、経営活動を効率的に行うため、毎
月開催しています。
なお、執行役員は出席し、提案・報告を行います。
また、常勤監事も出席し、必要があると認めたときは意見を
述べ、必要に応じ報告を行います。
26
の実効性を確保することにより、経営の健全性確保と透明性の
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
リスク管理の体制
リスクに対する考え方
労金連は、
経営方針において、
労働金庫の中央金融機関として
の強化を図ります。また、
自己資本の充実を図り、
リスクに応じ
の役割を発揮するために、
経営基盤を強化し、
経営の健全性を確
た十分な財務基盤の保有に努めています。
保するとともに、
リスク管理等の内部管理態勢を強化し、
適切な
労金連は、
財務の健全性を確保する観点から、
市場リスク、
信
用リスク、
流動性リスクを、
また、
業務の適切性の観点から、
事務
〈ろうきん〉の経営基盤強化に資するために、
〈ろうきん〉の余
リスク、
システムリスク、法務リスク、
レピュテーショナルリス
裕資金の効率運用、
〈ろうきん〉
のニーズに沿った金融機能の提
クを認識し、
各リスクを把握し管理する体制を整えています。
供に努めるとともに、
〈ろうきん〉
の行う金融商品・サービスの提
労金連に所在する各種のリスク状況を把握し、
必要に応じて
適切な対応を行うため
「統合的リスク管理規程」
により、
リスク
管理の態勢整備に関する方針、
リスクの特定・把握に関する方
とともに、
〈ろうきん〉の安定的経営を支援する業態セーフティ
針、
リスク管理の基本方針等、
リスク管理態勢の基本的事項を定
ネットを確立し、
業態の信用の維持・向上に役割を発揮します。
めています。
労金連が中央金融機関の役割と機能を十分に果たすために
代表理事を委員長とする経営管理委員会、
システムリスク管
は、
経営の健全性を継続的に確保することが必要となります。
安
理委員会、
ALM委員会、
コンプライアンス委員会等を設置し、
定的な収益確保に向けて、
〈ろうきん〉
からの安定的な預金の受
審議内容を常務会に報告または付議するなど、
同規程に従った
け入れに努め、
適正なリスク管理およびALMのもとに、
運用力
リスク管理体制を構築しています。
経営管理体制
供を積極的に補完します。
また、
ろうきんバンキングシステムの
安定稼働に万全を尽くし、
業態全体の業務継続態勢を確保する
2
業務運営を行うこととしています。
リスク管理体制 (2014年6月30日現在)
決定機関
理 事 会
常 務 会
委
経 営 管 理 委 員 会
員
会
システムリスク
管理委員会
ALM委員会
コンプライアンス
委員会
法 務 リ ス ク
システムリスク
レピュテーショナルリスク
事 務 リ ス ク
流 動 性 リ ス ク
定
信 用 リ ス ク
決
市 場 リ ス ク
利
ALM・収益管理
金
リ ス ク の 種 類 等
オ ペ レ ー シ ョ ナ ル・ リ ス ク
コンプライアンス室
統合リスク管理部
総 合 企 画 部
統合リスク管理部
統合リスク管理部
統合リスク管理部
署
統合リスク管理部
部
総 合 企 画 部
括
総 合 企 画 部
統
リスク発生部署
各 部 室 ・ 子 会 社
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
27
各リスクの管理方針
市場リスク
「市場リスク」は、金利、有価証券等の価格、為替等のさまざま
て、取引状況のモニターを行っています。また、有価証券と同様
に信用VaRの計測を行い、信用リスクを定量的に把握・管理
しています。
な市場のリスクファクターの変動により、保有する資産(オフ
2
バランス資産を含む)の価値が変動し損失を被るリスクです。
これらの管理に加え、企業情報の収集・分析、および信用状態
の悪化に対するモニタリング機能を強化するとともに、個別取
「金利リスク」
引ごとに自己査定を実施し、個別信用リスクの把握を行うほ
経営管理体制
市場金利の変化に対応した資産・負債の管理を行うため、金
か、オン・オフ一体によるポートフォリオ全体の名寄せを行い
利更改ベースでの残存期間別差額を算出するほか、将来の金利
個別・グループごとの総与信額を算出し、信用リスクの的確な
推移を予測した金利シナリオや資金量推移を予測した資金シ
把握と管理を行っています。
ナリオでシミュレーションを行い、金利変動による収支損益の
変動額を把握しています。
流動性リスク
また、イールドカーブ等を用いて資産・負債の現在価値を算
出して市場VaR
(バリューアットリスク)の計測を行い、金利
「流動性リスク」は、市場の混乱等により市場において取引が
リスクを定量的に把握・管理しています。
成立しなかったり、通常よりも著しく不利な価格での取引を余
儀なくされることにより損失を被る「市場流動性リスク」と、予
「株価変動リスク」
期せぬ資金の流出等により資金繰りに支障をきたす場合や、資
個別株式の評価損益をモニターするほか、株価の変動を考慮
金の確保に通常よりも著しく高い金利での資金調達を余儀な
した市場VaRの計測を行い、株価変動リスクを定量的に把
くされることにより損失を被る「資金繰りリスク」があります。
握・管理しています。
労金連では、中央金融機関として、各〈ろうきん〉の支払準備
資金を確保・供給するという本来の役割を果たしつつ、資金を
「為替リスク」
効率的に運用するうえで、資金繰り管理を重要なリスク管理と
外貨建資産・負債の為替損益をモニターするほか、為替の変
位置づけ、
〈ろうきん〉の資金動向、外部環境、労金連の要因等に
動を考慮した市場VaRの計測を行い、為替リスクを定量的に
ついてモニターするなど、短期的な資金動向にとどまらず、長
把握・管理しています。
期的な資金動向も注視しています。また、市場からの調達可能
額や担保差入可能額を把握するなど、適正な流動性資金の確保
こ れ ら の 管 理 手 法 に 加 え、B P V( ベ ー シ ス ポ イ ン ト バ
に努めています。
リュー)
、GPS
(グリッドポイントセンシティビティ)などを
算出し、リスクファクターの変動による価格損益の変動額も把
握しています。
オペレーショナル・リスク
「オペレーショナル・リスク」は、業務の適切性の観点から業
信用リスク
務の過程、役職員の活動もしくはシステムが不適切であるこ
と、または外生的な事象により損失が発生しうるリスクです。
「信用リスク」は、信用供与先の財務状況の悪化等により、資
産(オフバランス資産を含む)の価値が減少ないし消失するこ
「事務リスク」
とにより損失を被るリスクです。また、
「信用リスク」は、貸出取
「事務リスク」は、役職員が正確な事務を怠る、あるいは役職
引だけでなく市場取引にも付随して発生します。
員の過失や不正等に起因して不適切な事務が行われることに
より損失を被るリスクです。
「有価証券の信用リスク」
と認識し、役職員の「事務リスク」に対する考え方や意識を高
ターを行っています。また、債務者がデフォルトした場合に加
め、適切な事務リスク軽減策を講じ、事務改善を図るための態
え、債務者の信用度が低下した場合における経済価値の損失を
勢確保に努めています。
考慮する信用VaRを計測し、信用リスクを定量的に把握・管
具体的には、各部室の事務処理に係る要領・マニュアル等の
理しています。
整備を行うとともに、事務過誤を記録・保管し、各部室内の研修
「有価証券以外の信用リスク」
貸出金は個別取引先ごとに審査を行うほか、短期資金取引・
28
労金連では、正確かつ効率的な事務処理が信用の原点である
国別、発行体別、格付別に保有限度額を定め、保有状況のモニ
を実施すること等により、事務過誤再発防止に努めています。
「システムリスク」
使用貸借または賃貸借契約による貸付を行っている場合の有
「システムリスク」は、コンピューターシステムの停止または
価証券・デリバティブ取引は取引先にクレジットラインを設け
誤作動等、さらにシステムの不備および不正に使用されること
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
により損失を被るリスクです。
スクなどがあります。
労金連は、中央金融機関として、
〈ろうきん〉業務の重要な部
労金連では、遵守すべき法令等をコンプライアンス・マニュ
分についてのコンピューター処理を担っており、広範な「シス
アルに定め、研修を通じて役職員に周知徹底するとともに、適
テムリスク」に晒されています。
時、コンプライアンス・マニュアルの見直しを行い、法令や制
度・規則等の変更に対応しています。また、新たな業務や各種契
捉えること、セキュリティポリシーをはじめとした各種規程や
約に関しては、内部でリーガル・チェックを実施するほか、必要
具体的な管理基準を定め、システムリスクの極小化を図るこ
に応じて弁護士等の外部の専門家に意見を求めるなどして「法
と、また「危機管理規程」および
「コンティンジェンシープラン
務リスク」の回避に努めています。
2
このため、経営戦略の一環としてコンピューターシステムを
(緊急時対応計画)」を策定し、顕在化したシステムリスクに対
しても損失を最小限に抑えることを基本原則とし、障害発生時
「レピュテーショナルリスク」
「レピュテーショナルリスク」は、労金連の事業活動に関連し
ステムリスク管理体制を整備し、実施しています。
て現実に生じた各種のリスク事象、または虚偽の風説・悪意の
経営管理体制
のバックアップの確保、障害復旧訓練および安全性の検証等シ
中傷等が報道されることにより、結果的に金庫・会員・顧客や取
「法務リスク」
引先に対して信用を失い、労金連または〈ろうきん〉業態全体が
「法務リスク」は、法令等に違反する行為ならびにそのおそれ
有形無形の損失を被るリスクです。
のある行為が発生することにより信用の失墜を招き損失を被
労金連では、労金協会と協力し、
〈ろうきん〉業態に大きな影
るリスクです。具体的には、法令等の制定・改廃に伴うリスク、
響を及ぼすと判断されるレピュテーショナルリスクを早期に
会計制度や税制の変更に伴うリスク、新規業務の取組み・新規
把握し、そのレピュテーショナルリスクの規模・性質に応じて
商品の取扱開始に伴うリスク、各種契約の締結・更改に伴うリ
迅速かつ適切に対応するための管理体制を整備しています。
統合的リスク管理
各種リスクについて個別の方法で定量的または定性的に評
計画に基づいて、リスク資本の配賦を行い、自己資本対比でリ
価を行い、経営体力(自己資本)の範囲内で必要なリスクを取る
スク量の評価を行っています。金利上昇リスクに焦点をあてた
とともにコントロールしながら安定的な収益確保と健全な財
ストレスシナリオに加えて、株価、為替のストレスシナリオを
務状態の維持に努めています。
追加するなど各リスクカテゴリー(金利、株価、為替、信用)ご
市場リスクおよび信用リスクに対して、リスクプロファイル
とのストレステストを拡充し、配賦するリスク資本の十分性を
の分析を行い、取り得るリスク量の許容範囲を明確にし、リス
検証しています。
クコントロールを適切に実行しています。また、事業計画、収益
危機管理体制
労金連では、大規模災害、コンピューターシステムの障害、風
こうした危機的状況発生時には緊急対策本部を設置し、緊急
評被害、感染症等に起因する緊急事態を想定した「危機管理規
事態の状況に応じて一元的に指揮・命令を行える体制としてい
程」および「コンティンジェンシープラン(緊急時対応計画)」を
ます。
整備し、各種業務の中断の範囲と期間を極小化し、迅速かつ効
また、平時より、定期的な点検・訓練を行うなど未然防止に向
率的に必要な業務の復旧を行うための体制および対応方針等
けた取組みに努めるとともに、業務継続体制の不断の見直しを
を定めています。
行っています
審査体制
個別案件の融資審査においては、当該融資先の経営内容、事
機能を重視した手続きを実行しています。
業計画の健全性と将来性および資金計画・償還計画の妥当性、
融資実行後においては、融資先の経営状況や事業遂行状況を
担保の適格性等を総合的に勘案しています。
的確に把握すること、また資産の自己査定結果を踏まえた適切
また、大口融資案件等については、決裁権限規程および個別
な事後管理策を実施することにより、資産の健全性の確保に努
制度規程に基づき、信用リスクの把握と審査における相互牽制
めています。
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
29
報酬等に関する事項
【単体】
1.対象役員
労金連における報酬体系の開示対象となる「対象役員」は、常勤理事および常勤監事が該当します。
対象役員に対する報酬等は、役位ごとの役割と責務に応じて支払う「報酬」および在任期間中の職務執行および功労の対価とし
て退任時に支払う「退職手当金」で構成されています。
2
(1)報酬体系の概要
① 報酬
非常勤を含む全理事の報酬につきましては、総会で承認された報酬総額の範囲内において、理事会で決定しています。ま
経営管理体制
た、非常勤を含む全監事の報酬につきましては、総会で承認された報酬総額の範囲内において、監事の協議により決定してい
ます。
そのうえで、各理事の報酬は「理事報酬規程」において、各監事の報酬は「監事報酬規程」において、定額を定め、支払ってい
ます。
② 退職手当金
退職手当金は、常勤役員に支給する「退任慰労金」および全役員に支給する「記念品代」で構成されています。
理事の退職手当金につきましては、総会の決議に従い理事会が決定した額を支払っています。また、監事の退職手当金につ
きましては、総会の決議に従い監事の協議によって決定した額を支払っています。
なお、労金連では、退職手当金の支払いに関して、主として次の事項を規程で定めています。
ア.決定方法 イ.算定基準 ウ.支給時期と支払方法 (2)報酬額の決定に関する方針
報酬額につきましては、労金連の経営状況、労働金庫および労働金庫の会員の状況、職員との均衡ならびに民間企業の役員報
酬の水準等を考慮して、決定しています。
なお、2013年度において、
報酬方針等に重要な変更はありませんでした。
(3)
2013年度における対象役員に対する報酬等の総額
(単位:人、
百万円)
役員区分
員数
報酬等の総額
常勤理事
常勤監事
6
1
137
19
報酬額
118
17
報酬等の種類別の総額
退職手当金
16
2
その他
2
0
(注)1.記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しています。
2.
「員数」および「総額」には、期中に退任した者を含んでいます。
3.
「退職手当金」は、当年度中に支払った退職手当金(過年度に繰り入れた引当金分を除く)と当年度に繰り入れた役員退
職慰労引当金の合計額です。
4.
「その他」は、通勤費および住宅貸与に係る費用です。
(4)その他
「労働金庫法施行規則第114条第1項第6号等の規定に基づき、報酬等に関する事項であって、労働金庫等の業務の運営又は
財産の状況に重要な影響を与えるものとして金融庁長官及び厚生労働大臣が別に定めるものを定める件」
(平成24年3月29
日金融庁・厚生労働省告示第4号)第1条第3号および第5号ならびに第2条第3号および第5号に該当する事項はありませ
ん。
2.対象職員等
労金連における報酬体系の開示となる
「対象職員等」は、労金連の非常勤役員、労金連の執行役員、労金連の職員であって、対象
役員が受ける報酬等と同等額以上の報酬等を受ける者のうち、労金連の業務の運営および財産の状況に重要な影響を与える者が
該当します。
なお、2013年度において、対象職員等に該当する者はおりませんでした。
(注)1. 対象職員等には、期中に退任・退職した者も含めています。
2.「同等額」は、2013年度に対象役員に支払った報酬等の平均額としています。
3. 2013年度において、対象役員が受ける報酬等と同等額以上の報酬等を受ける者はおりませんでした。
30
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
【連結】
1.対象役員
主要な連結子法人等を含む労金連グループにおける報酬体系の開示対象となる「対象役員」は、労金連の常勤理事および労金連
の常勤監事が該当します。
対象役員に対する報酬等は、役位ごとの役割と責務に応じて支払う「報酬」および在任期間中の職務執行および功労の対価とし
2
て退任時に支払う「退職手当金」で構成されています。
なお、下記(1)∼(4)につきましては、単体で記載した内容と相違ありませんので、
【単体】をご覧ください。
(1)報酬体系の概要
経営管理体制
(2)報酬額の決定に関する方針
(3)2013年度における対象役員に対する報酬等の総額
(4)その他
2.対象職員等
主要な連結子法人等を含む労金連グループにおける報酬体系の開示となる「対象職員等」は、労金連の非常勤役員、労金連の執
行役員、労金連の職員、労金連の主要な連結子法人等の役職員であって、対象役員が受ける報酬等と同等額以上の報酬等を受ける
者のうち、労金連およびその主要な連結子法人等の業務の運営および財産の状況に重要な影響を与える者が該当します。
なお、2013年度において、対象職員等に該当する者はおりませんでした。
(注)1. 対象職員等には、
期中に退任・退職した者も含めています。
2.「主要な連結子法人等」とは、労金連の連結子法人等のうち、労金連の連結総資産に対して2%以上の資産を有する会社
等をいいます。なお、2013年度においては、
該当する会社はありませんでした。
3.「同等額」は、2013年度に対象役員に支払った報酬等の平均額としています。
4. 2013年度において、
対象役員が受ける報酬等と同等額以上の報酬等を受ける者はおりませんでした。
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
31
コンプライアンスの体制
コンプライアンスに対する考え方
労金連は、
「ろうきんの理念」
に掲げる
“人々が喜びをもって共
あるからです。
生できる社会の実現に寄与すること”
を
「経営方針」
に明記し、
理
このCSR経営の重要な柱となるのがコンプライアンスで
2
念に根ざした事業活動を行うことを経営の根幹に据えていま
す。労金連は、社会からの揺るぎない信頼の維持、業務の健全性
す。
これは、
〈ろうきん〉
の中央金融機関として
〈ろうきん〉
業態の
および適切性を確保するため、コンプライアンスを経営上の最
発展に努めると同時に、社会の一員としてより良い社会の実現
重要課題の一つとして位置づけ「法令等遵守方針」を定めてい
に対する責任を果たしていくことが労金連の目指すCSR経営で
ます。
経営管理体制
法令等遵守方針(抜粋)
1. 経営方針に則り、本会の社会的責任と事業目的に適合する高い企業倫理を構築し、その実践と徹底を図るため継続
的な取組みを行うこと
2. コンプライアンス関連情報を一元的に収集、管理、分析、検討して、その結果に基づき適時に適切な措置・方策を講じ
るための態勢を整備すること
3. コンプライアンスを実践するために
「コンプライアンス・プログラム」を年度ごとに策定し、進捗状況および達成状
況を定期的に把握・評価し検証しながら改善を加えること
4. 法令等違反行為が発生した場合には、事実関係の調査・解明と原因究明を行い、迅速な問題解決と徹底した再発防止
に努めるとともに、関係者の責任追及と監督責任の明確化を図ること
5.役職員にコンプライアンスの重要性を認識させ、法令やルールを遵守のうえ担当職務を誠実に遂行させること
また、
「行動規範」では、法令等遵守に加え、情報開示、人間の
このような理念、経営方針、法令等遵守方針ならびに行動規
尊厳の尊重、環境への配慮、情報取扱いの徹底など、労金連ある
範に基づき、労金連は、今後も広く社会から信頼される金融機
いは役職員一人ひとりが守るべき事項を定め、企業倫理や事業
関となることを目指して透明性の高い誠実な経営を行ってい
活動に対する労金連の基本姿勢を明らかにしています。
きます。
行動規範(抜粋)
Ⅰ
基本原則
Ⅰ−1 公共的使命と事業目的に対する責任
公共的使命と事業目的に対する責任の重みを常に自覚し、健全な業務運営を通じて揺るぎない信頼を確保する。
Ⅰ−2 法令やルールの遵守と誠実で倫理的な事業活動
法令やルールおよびその精神を遵守し、誠実かつ倫理的な事業活動を行う。
Ⅰ−3 ステークホルダーとの関係 「ろうきんの理念」に掲げる「人々が喜びをもって共生できる社会」の実現に向けて、労金連を取り巻くさまざまなス
テークホルダーとの関係を重視する。
Ⅱ
労金連
Ⅱ−1 政治・行政との健全かつ透明な関係
労働金庫法に定める「政治的中立の原則」を堅持するとともに、行政との健全かつ透明な関係作りにつとめる。
Ⅱ−2 反社会的勢力の排除と被害防止
社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力に対しては、確固たる信念をもってこれを排除し、反社会的勢力によ
る被害を防止する体制を構築する。
32
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
Ⅱ−3 透明な経営
必要な情報を適時適切かつ誠実に開示し、透明性の高い経営を行う。
Ⅱ−4 人間の尊厳の尊重
人間の尊厳を尊重する組織風土を醸成する。
Ⅱ−5 雇用に関する取組み
職員の多様性、人格、個性を尊重するとともに、働きがいがあり、安全で働きやすい環境を確保する。
2
Ⅱ−6 社会貢献活動
事業活動はもとより、社会活動を通じて、より良い社会づくりへの貢献につとめる。
Ⅱ−7 環境への配慮
環境問題の重要性を強く認識し、環境に配慮した取組みを継続的に展開する。
経営管理体制
Ⅱ−8 代表理事の果たすべき役割と責任
代表理事は、本行動規範の実践、徹底および問題解決について、役割と責任を遂行する。
Ⅲ
役職員
Ⅲ−1 職務上の地位を利用した不当な利益を図る行為や労金連と利益が相反する行為を行ってはならない。
Ⅲ−2 公私を明確に区別しなければならない。
Ⅲ−3 情報や情報システムは適切に管理・保護し、それらの機密や安全を損ねる行為は一切行ってはならない。
Ⅲ−4 社会的常識の範囲を超えるような過剰な接待・贈答については、慎まなければならない。
Ⅲ−5 インサイダー取引を行ってはならない。 Ⅲ−6 日常の自己管理を徹底しなければならない。
Ⅲ−7 品位と誇りを持って職務を遂行しなければならない。
Ⅲ−8 共に働く人を大切に(あるいは尊重)しなければならない。
運営体制
労金連のコンプライアンス体制は、
コンプライアンス委員会、
プライアンス・マニュアルやコンプライアンス・プログラムの策
コンプライアンス統括部門であるコンプライアンス室および各
定・見直し、
モニタリング等を担当しています。
また、
各部門ごと
部門に配置されたコンプライアンス部門責任者・コンプライアン
に、
コンプライアンス態勢の定期的な自主点検や研修を実施す
ス部門担当者を中心に運営しています。
るほか、
所管業務に即した法令や事例の蓄積に努めることとして
理事長を委員長とするコンプライアンス委員会は、
コンプラ
おり、
労金連全体でコンプライアンスに取り組む体制としていま
イアンス態勢の整備・強化に関する諸課題について審議していま
す。
す。
コンプライアンス室は、
コンプライアンスの企画・立案、
コン
具体的な取組み
コンプライアンスの実践は、中期経営計画や年度ごとの事業
グを通じてその把握に努めるとともに、常時、相談や報告がで
計画にコンプライアンスに係る課題を設定するとともに、年度
きるようにホットライン制度を設け、
早期発見・早期是正の仕組
ごとに策定する「コンプライアンス・プログラム」に沿って、計
みを整備しています。
画的に取り組んでいます。
コンプライアンス・プログラムでは、
特に研修の充実に力点を
「コンプライアンス・マニュアル」には、
「 ろうきんの理念」、
「経営方針」、
「行動規範」や関連規程をはじめ、法令等解説や事
置き、
役職員のコンプライアンス意識の醸成とコンプライアン
例解説などを編綴し、業務を遂行するうえでの手引きとして活
スの定着に努めています。
用できるよう全役職員に配付し、
周知徹底を図っています。
コンプライアンス上の問題については、定期的なモニタリン
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
33
コンプライアンス体制 (2014年6月30日現在)
常勤監事
報告
経営管理体制
付議または報告
2
コンプライアンス委員会に
おける重要な事項
理 事 会
常 務 会
●コンプライアンスに関する重要な事項の決議
●コンプライアンスに関する役付理事の意思決定または業
務執行についての審議および承認の可否の決議
コンプライアンス委員会
委員長:理事長
●コンプライアンス全般に係る事項
についての審議・決定
コンプライアンス
統括責任者
副理事長
●コンプライアンス全般に係る統括
コンプライアンス
統括部門
コンプライアンス室
●コンプライアンス全般に係る企画・
立案および推進
●コンプライアンスに関する情報の
一元的な把握・管理
コンプライアンス・ コンプライアンス室長
ほか若干名
オフィサー
●コンプライアンス態勢の点検・整備
●コンプライアンス問題への対応
●コンプライアンス・プログラムの推進
コンプライアンス
部門責任者
●部門のコンプライアンスの統括
●部門のコンプライアンス・プログラム
の実施
●部門のコンプライアンス意識定着の推進
顧問弁護士
コンプライアンス 部室長以外の管理職
(各部門1名以上)
部門担当者
●コンプライアンス部門責任者の
バックアップ
●コンプライアンス関連事項に関する
コンプライアンス室との連携
●部門のコンプライアンス・マニュアル
の取りまとめ
コンプライアンス関連
規程・文書の周知徹底
作成したコンプライアンス・
チェックリスト等の報告
ライン管理職
(部室長を除く)
●担当業務に関するコンプライアンス・マニュアル
(コンプライ
アンス・チェックリスト、法令等解説、事例解説等)
の作成
所属職員への法令・諸規程等の指導・教育
職 員
34
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
部門のコンプライアンスに係る相談・質問
任命および指示
コンプライアンスに係る相談
部門のコンプライアンス問題や
関連情報の連絡・報告
ホットライン制度
部室長
内部監査の体制
労金連は、
監査室
(監査部門)
による内部監査を実施し、
各業務部門における内部管理態勢
(法令等遵守、
顧客保護等およびリスク管理
態勢等を含む)
等の適切性および有効性を客観的に検証・評価し、
その結果に基づいて改善提言を行っています。
監査室は、
監査対象部門から制約を受けない独立した部署であり、
監査の正確性・客観性・公平性が確保されています。
1.内部監査の目的
⑤ 査定監査
自己査定結果等の監査。
実施するとともに、問題点の改善提言等を通して、経営管
⑥ テーマ別監査
理の改善と健全で効率的な事業の遂行に資することを目
的としています。
2
内部監査は、各業務部門における内部管理態勢の評価を
テーマ設定による関係各部への横断的監査
(セキュ
リティ監査、個人情報保護監査、ディスクロージャー
2.内部監査実施状況
(1)監査方針
労金連は、2014年度の監査方針として、以下の事項を掲
げています。
① 業務監査
(ア)アール・ワンシステム稼働後の事務対応状況、新設・
経営管理体制
誌作成手続、その他)。
⑦ 特別監査
不祥事件、セキュリティ事故等が発生した場合の調
査、その他の特別な事項の監査。
(4)リスクアセスメント実施と内部監査スケジュールの策定
各部門のCSA、リスク管理状況、過年度監査結果等をも
とにリスクアセスメントを実施し、そのアセスメント結果
改編部署の事務管理状況、業態事務集中部門の事務管
を踏まえ、内部監査項目・被監査部署・スケジュール等を、
理状況等について部署別に検証を実施します。
内部監査担当役員の承認を得て定めています。
(イ)外部委託先管理について必要に応じ対応状況の検
証を実施します。
(ウ)無予告監査も必要に応じて実施します。
② システム監査
(ア)アール・ワンシステム稼働後の運営状況について検
証を実施します。
(イ)システムリスク管理(規程整備、情報セキュリティ
管理ほか)について検証を実施します。
(ウ)外部委託先管理、開発・運用の相互牽制、システムの
不正使用防止体制等についても適宜検証を実施しま
3.自己検査実施状況
各業務部門は、重要物管理に関する事故防止および正確
な事務の遂行を目的として、当該部門が自らを検査する自
己検査を定期的に行っています。
自己検査では、重要物等の管理状況、仮受金・仮払金等の
精算状況、規程・マニュアル等の整備状況、事務過誤の発生
状況とその再発防止に関する事項、セキュリティ管理とシ
ステムリスク管理に係る事項、個人情報保護に関する事項
および部室長が指示する事項等について検査しています。
す。
③ 外部監査人、監事との連携等
内部監査人は、内部監査に必要な知識・技能の向上
に努め、内部監査の質的向上を図るとともに、外部監
査人、監事との情報連携、外部専門家の活用も必要に
応じ実施します。
(2)監査対象部門
① 労金連
全部室を監査対象としています。
② 連結対象子会社
株式会社労金カードサービスを監査対象としてい
ます。
(3)監査の種類
労金連では、次の監査を実施しています。
① 業務監査
業務に係る監査。
② システム監査
情報システムに係る監査。
③ 子会社監査
労金連の連結対象子会社に対する監査。
④ 財務諸表監査
財務諸表の信頼性監査。
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
35
社会貢献活動
労金連50周年記念活動
「ろうきん森の学校」
いよいよ節目の10年目へ
2
労金連50周年記念活動として、豊かな森の再生、環境問
題に取り組む人材育成を柱とした
「ろうきん森の学校」が、
2005年10月に開校して10年目へ入りました。
「ろうきん森の学校」は、日本の里山再生をテーマに、労
金連が活動資金を支援し、NPO法人ホールアース研究所
を主管団体として実施する森林環境教育事業です。
活動の
柱として①森を育む
(植樹、間伐・下刈り等の森林整備活
動)、②人を育む(森づくりや環境教育リーダーの育成)
、③
森で遊ぶ
(里山を活用した自然体験・環境教育プログラム
の開発と実施)の3つがあり、2005年度より10年間にわ
経営管理体制
たって富士山、福島、広島の全国3地区で現地のNPOを
軸に、地域の皆さんと共に展開しています。
2014年3月末現在、3地区全体での活動の参加者はの
べ10万665人となり、活動は広がりをみせています。これ
までの成果と課題を整理しつつ、10年という節目の年を
迎えさらに活動を充実させていきます。
なお、労金連はろうきん森の学校を2015年度以降、さ
らに10年間にわたって継続して取り組むこととなりまし
た。
「ろうきん森の学校」のホームページ http://www.mori-gakko.com/
広島地区(広島県山県郡北広島町)
現地事務局
学校
NPO法人ひろしま自然学校
福島地区(福島県いわき市)
主要な施設整備が一通り終わり、地域活動を
支援するリーダーの育成に力を入れています。
2013年度、
「 ユ ー スボ ランティア 養 成 」と
「コミュニティワーカー養成」
に、のべ209人が
参加しました。
現地事務局
森に親しむ会
NPO法人いわきの森に親しむ会
福島県南部に位置するいわき市にあり、広大な市域
には森・川・海のつながりと循環を体験できるフィール
ドが多数あります。
活動の拠点は
「湯ノ岳」
と呼ばれる小高い丘陵地の
里山で、もともと林業研修センターとして使われてい
た施設を拠点として使っています。
2013年は県内の幼稚園児を対象にした
「森の教
室」
プロジェクトがスタートし、
449人が参加しました。
富士山地区
(静岡県富士宮市他)
現地事務局 NPO法人ホールアース研究所
富士山を取り巻く3つのエリア
(柚野、田貫湖、御殿場)
で同時に展開しています。どのエリアからも富士山がよく
見え、
何度来ても飽きない絶景の場所です。
田貫湖エリアの人工林整備を、富士山地区の地域の
活動として実施し、
ヒノキの伐採を体験してもらいました。
「ろうきん森の学校」 問い合わせ先
全国事務局・富士山地区
NPO法人ホールアース研究所
〒419-0305
静岡県富士宮市下柚野165
T E L 0544-66-0790
FAX 0544-67-0567
http://wens.gr.jp/
36
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
福島地区
NPO法人いわきの森に親しむ会
〒970-8326
福島県いわき市常磐藤原町湯の岳2 湯ノ岳山荘内
T E L 0246-44-3273
FAX 0246-44-3273
http://iwaki-mori.jimdo.com/
広島地区
NPO法人ひろしま自然学校
〒733-0004
広島県広島市西区打越町11-8-207 T E L 082-237-1163
FAX 082-237-8863
http://moricafe.sakura.ne.jp/
労金連の事業の概況
2013年度の事業の概況
トピックス
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
38 ∼ 41
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
42 ∼ 43
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
44 ∼ 45
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
46 ∼ 47
「ろうきん森の学校」の活動
不良債権の状況
資産査定に係る各種基準の比較表
自己資本の充実の状況
・・・・・・・・・・・・・
48 ∼ 49
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
50 ∼ 64
2013年度の事業の概況
金融経済環境
なお、消費者物価
(除く生鮮食品)は、
前期末比2,
336億円の増加となりま
2013年4月の前年同月比△0.
4%から
した。また、期中平均残高は1,
922億
2014年3月には同+1.
3%と、
日銀の目
円となり、前期比1,
276億円の増加と
指す2%の物価安定の目標の実現に向
なりました。
2013年度の日本経済は、安倍政権に
けて上昇率は次第に高まる状況となり
よる経済政策
「アベノミクス」による財
ました。
政政策や日銀による異次元金融緩和導
入等の政策効果および米景気の緩やか
な回復等を受け、円安・株高が進行し、企
2013年度の決算の概況
業業績の回復や景況感の改善に繋がり、
3,
882億円となり、前期末比951億
円の増加となりました。会員貸付は
東日本大震災による特別貸付および
緩やかな回復基調を辿りました。4−6
資金調達の状況
月期実質成長率は、公共投資や民需が堅
● 2013年度末の資金調達額は、
6兆
庫当座貸越により、残高は1,
144億円
調だったことから、前期比年率+4.
1%
311億円となり、
前期末比2,
411億円
となりました。会員外貸付の残高は
3
と1−3月期の+4.
5%に継ぐ高成長と
の増加となりました。
日銀資金供給見合い貸付に加え、金
2,
738億円となり、
前期末比931億円
労金連の事業の概況
なりました。その後も、
2013年7月参院
預金
(譲渡性預金を含む)は、業態
の 増 加 と な り ま し た。内 訳 は、国 に
選で与党勝利による
「ねじれ国会」解消
の資金集中化策継続により期末残高
2,
308億円、独立行政法人に405億
や9月の2020年東京五輪決定等によ
5兆6,
088億円、
前期末比75億円の増
円、
その他に24億円となりました。
る政策進展期待が景況感を押し上げ、
10
加となりました。
また、
期中平均残高は
月に消費税率引き上げが決定されたもの
5兆8,
387億円で、前期比2,
070億
の、
企業業績の回復等も受け、
内需主導の
円の増加となりました。
● 短期運用資産
(国等への貸付を含
む)は、異次元金融緩和により金利が
堅調な動きが続きました。
この間、
米国で
アール・ワンシステムへの移行に
低位で推移するなか、国内金融機関
は、景気の緩やかな回復が続く中、
FRB
より一般定期預金の一部を要求払
とのコールローン取引を中心に効率
は2013年12月に量的金融緩和縮小開
預金の商品で受け入れることとし
的な運用に努めた結果、期末残高は
始を決定し、また、
10月に政府機関の一
た た め、一 般 定 期 預 金 は、期 末 残 高
1兆1,
675億円、
前期末比140億円
時閉鎖を招いた財政問題も与野党合意
2兆4,
696億円となり、前期末比
を受けて下振れリスクも薄れることとな
2,
089億円の減少、要求払預金は、
の増加となりました。
短期社債については、相場動向や金
りました。
欧州は、
債務問題が次第に落ち
期末残高3,
457億円となり、
前期末
利水準を見極めながら、信用リスクに
着きを見せ、
11月のECBの追加金融緩
比1,
659億円の増加となりました。
留意し慎重に運用した結果、期末残高
和等により次第に景気持直しの動きとな
協 力 定 期 預 金 は 、期 末 残 高 1 兆
は1,
349億円、前期末比1,
899億
りました。
一方、
米量的緩和縮小開始によ
6,
776億円となり、
前期末比318億
円の減少となりました。また、期中平
るマネー流出懸念から中国や新興国リス
円の増加となりました。
均残高は2,
693億円となり、前期比
クが警戒され、特に中国では
「影の銀行」
〈ろうきん〉以外のお客さまからお
2,
223億円の減少となりました。
問題を始めとした構造問題の影響から
預かりする確定拠出年金定期預金は、
景気減速懸念も拡がるなど、世界景気の
期末残高4,
850億円となり、前期末
先行きに不透明感が強まる場面も見ら
比430億円の増加、譲渡性預金は、
れました。
こうした状況の中、
実質成長率
期末残高477億円となり、前期末比
は7−9月期同+0.
9%、
10−12月期は
3億円の減少となりました。
● 有価証券
(金銭の信託含む)の残高
は、期末5兆2,
274億円となり、前期
末比992億円の減少となりました。
購入については、国債・地方債、財投
同+0.
7%と外需がマイナス寄与となり
短期金融市場からの調達は、
日銀が
成長率は鈍化したものの、
5四半期連続
「量的・質的金融緩和」といった異次
金利上昇リスクに留意しつつ利回り
プラス成長となりました。
2014年1月
元金融緩和を導入し、
マネタリーベー
確保のため、
10年超の国債を活用し
以降は、消費増税前の駆け込み需要が本
スを大幅に拡大させるなど、強力な金
たうえ、クレジットリンク債等を購入
格化する一方、
4月以降の反動減への警
融緩和を引き続き推進するなか、
ター
しました。
機関債、高格付け事業債を中心とし、
戒や海外景気動向、地政学リスクの高ま
ム物を含めた金利が低位安定で推移
一方、非円金利資産への分散投資を
り等懸念要因を抱えつつ、緩やかな回復
したことから、資金繰りや効率運用を
段階的に進める観点から、外貨建債や
基調は続いています。 目的に取り組みました。借入金は、共
株式、投資信託を購入しています。新
通担保資金供給オペに加え、被災地金
規約定利回り
(短期社債・その他の証
融機関支援オペ
(期間1年)への取組
券を除き、金銭の信託を含む)
は、期初
みにより、
期末残高は494億円、
前期
末比横ばいとなりました。一方、期中
38
資金運用の状況
● 2013年 度 末 の 貸 出 金 残 高 は
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
計画を上回りました。
また、株式相場の上昇に伴い保有
平均残高は579億円、
前期比31億円
ファンドの含み益の一部実現化を行
の増加となりました。
う一方、信用状態の悪化した企業の株
現金担保付債券貸借取引について
式、
含み損のある債券および外貨建債
は、
裁定取引および資金調達の一手段
の売却を行うなど、ポートフォリオの
として行い、期末残高は3,
748億円、
健全化を進めました。
資産の構成
(兆円)
7
その他 968億円
(1.4%)
その他 557億円
(0.8%)
貸出金3,882億円
(6.0%)
貸出金2,931億円
(4.6%)
5
有価証券
金銭の信託
5兆3,267億円
(85.1%)
有価証券
金銭の信託
5兆2,274億円
(80.9%)
3
3
労金連の事業の概況
1
預け金・コールローン等
預け金・コールローン等
7,455億円
(11.5%)
5,825億円
(9.3%)
0
( 年度 末)
2012
2013
資産計
6兆2,581億円
(100.0%)
資産計
6兆4,580億円
(100.0%)
負債および純資産の構成
(兆円)
純資産 3,575億円
(5.5%)
7
純資産 3,480億円
(5.5%)
その他(負債)
その他(負債)
673億円
(1.0%)
1,181億円
(1.8%)
借用金等
借用金等
4,242億円
(6.5%)
1,906億円
(3.0%)
5
3
預 金
(譲渡性預金含む)
預 金
(譲渡性預金含む)
5兆6,013億円
(89.5%)
5兆6,088億円
(86.8%)
2012
2013
負債および純資産合計
6兆2,581億円
(100.0%)
負債および純資産合計
6兆4,580億円
(100.0%)
1
0
( 年度 末)
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
39
損益・利回りの状況
比58億円増加の195億円となりまし
● 経常収益は、国債等債券売却益や貸
た。
し△0.
13%となりました。
なお、
受託手数料として回収した総
出金利息が減少したものの、役務取引
税引前当期純利益は前年度比58億
合事務センター経費等を控除した実質
等収益や有価証券利息配当金の増加
円増加の195億円、
当期純利益は前年
ベースの資金調達原価率は0.
58%、
総
を主要因として前年度比89億円増加
度比47億円増加の159億円となりま
資金利ざやは0.
28%となりました。
し871億円となりました。一方、経常
した。
格付けの状況
費用は、預金利息や国債等債券売却
損が減少したものの、アール・ワンシ
● 資金運用利回りが前期比0.
02ポイ
● 労金連は、
「 格付投資情報センター
ステム移行に伴う物件費や固定資産
ント低下の0.86%となり、資金調達
(R&I)
」
より、
AA−
(発行体格付け)
を
除却費用の増加を主要因として前年
原価率は前期比0.
04ポイント低下の
度比31億円増加し、
675億円となり
0.
99%となりました。この結果、総資
ました。この結果、経常利益は前年度
金利ざやは前期比0.
02ポイント上昇
取得しています。
(2014年6月30日現在)
3
労金連の事業の概況
純資産額の推移 項 目
( 単 位:億 円 )
2009年度
2010年度
2011年度
2012年度
2013年度
出資金
1,200
1,200
1,200
1,200
1,200
諸積立金
1,192
1,227
1,260
1,331
1,422
会員勘定合計
2,392
2,427
2,460
2,531
2,622
337
293
491
949
952
2,729
2,720
2,952
3,480
3,575
その他有価証券評価差額金等
純資産額
会員勘定の推移
(億円)
3,000
諸積立金
出資金
2,500
2,622
2,392
2,427
2,460
2,531
1,192
1,227
1,260
1,331
1,422
1,200
1,200
1,200
1,200
1,200
2009
2010
2011
2012
2013
2,000
1,500
1,000
500
0
40
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
(年度末)
主要な事業の状況を示す指標 項 目
( 単 位:百 万 円 )
2011年度
2012年度
2013年度
経常収益
74,227
75,589
76,006
78,109
87,103
経常費用
63,639
68,646
66,219
64,321
67,514
経常利益
10,588
6,943
9,787
13,788
19,589
7,701
7,543
7,303
11,121
15,900
業務純益
10,751
7,254
10,657
14,470
25,464
純資産額
272,976
272,065
295,218
348,083
357,579
総資産額
4,929,806
5,660,937
5,833,280
6,258,165
6,458,038
預金残高(譲渡性預金含む)
4,502,301
5,077,069
5,295,317
5,601,355
5,608,856
127,279
285,893
303,319
293,138
388,244
4,363,292
4,910,659
5,019,670
5,306,761
5,217,457
120,000
120,000
120,000
120,000
120,000
1,200,000
1,200,000
1,200,000
1,200,000
1,200,000
1,800
1,800
1,800
1,800
1,800
473
500
513
549
496
19.16
19.67
20.00
20.88
23.85
当期純利益
貸出金残高
有価証券残高
出資総額
出資総口数(口)
出資に対する配当金
職員数(人)
単体自己資本比率(%)
労金連の事業の概況
2010年度
3
2009年度
(注)1.貸借対照表関係の項目については、各年度の期末残高を記載しています。
2.
「業務純益」とは、
「業務粗利益」から、
「一般貸倒引当金繰入額」および
「経費」を控除したもので、金融機関の基本的な業務の成果を示
すといわれる利益指標です。
3.単体自己資本比率について、
「労働金庫法第94条第1項において準用する銀行法第14条の2の規定に基づき、労働金庫及び労働金庫
連合会がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(平成18年金融庁・厚生労
働省告示第7号)」に基づき算定しています。
この告示は平成25年3月8日に改正され、
平成26年3月31日から改正後の告示が適用されています。
このため、
2012年度末までは旧告示に基づく結果を、2013年度末においては新告示に基づく結果をそれぞれ開示しています。
また、労金連は国内基準を採用しています。
4.労働金庫法施行規則別紙様式の改正に伴い、2011年度より損益計算書の表示方法が変更されていますが、2010年度以前の計数の
引き直しは行っていません。
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
41
トピックス
● アール・ワンシステムの稼働
2008年より進めてまいりましたシステムの構築・移行作業が完了し、
2014年1月5日よりアール・ワンシステムとして稼働しました。
今回のシステム移行にあたっては、会員・組合員の皆さまに、商品・サービ
スの契約変更手続きや、オンラインサービス休止によるATMの取引制限な
どへのご理解とご協力をいただきました。今後は、アール・ワンシステムを
活用して、より一層、会員・組合員の皆さまへのサービスの向上に努めてま
いります。
3
ATM取引の利用時間・サービスが拡充しました。
・ATMの利用時間が延長となり、
セブン銀行のATMで24時間ご利用いた
だけるようになりました。
労金連の事業の概況
(注)
・MICS
加盟金融機関のATMでお振込ができるようになりました。
(注)都市銀行、地方銀行、信用金庫、信用組合などが提携しているATM
ネットワークです。
●
企業年金に係る『 役割発揮宣言 』の取組み
企業年金は、公的年金とともに退職後の生活を支える重要な役割を担っています。
近年、企業年金を取り巻く環境は、確定給付企業年金の積立不足問題や、退職給付に係る会計基準の変更、確定拠出年
金における加入者拠出
(マッチング拠出)の開始など大きく動いており、企業年金加入者の代表として労働組合に求めら
れる役割も一層大きくなっています。
全国の〈ろうきん〉では、労働組合の退職金を守る取組みを支援するために「企業年金に係る役割発揮宣言」の取組みを
展開しており、企業年金に関する情報提供や労働組合向け研修会の開催、確定拠出年金における元本確保型商品の提供
や加入者教育を実施しています。
この間、
〈ろうきん〉が実施した加入者教育は、2013年度累計で127回、参加者は延べ2,
902名に達しており、確定拠出
年金法に事業主による継続的な加入者教育の実施義務が明文化されたこともあって、その重要性が高まっています。
こうしたなか、勤労者のための福祉金融機関である〈ろうきん〉が果たすべき役割も大きくなってきており、2013年9
月から労金連ホームページのコンテンツを「企業年金に係る役割発揮宣言」に一新し、より分かりやすく、より多様な情
報の充実をはかるなど、企業年金に係る取組みを強化しています。
42
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
●
ろうきんDC定期預金の業態全体残高5,
000億円を突破
労金連は、全国の
〈ろうきん〉を代表して確定拠出年金
(企業型DC)の商品提供機関の役割を担っており、元本確保型商
品である「ろうきんDC定期預金
(期間5年)」を提供しています。
ろうきんDC定期預金は、競争力のある金利・高い信用力によって、多くの企業
(労金連664規約、中央労金9規約、近畿
労金1規約)からDC運用商品としての選定を受け、DC加入者(組合員)の資産形成を運用面からサポートしています。
2013年12月に労金連と中央・近畿労働金庫のDC定期預金残高の合計が5,
000億円を突破しました。
■労金業態のDC定期預金残高
預金残高(労金連)
預金残高(近畿)
(残高:億円)
預金残高(中央)
■
選定規約(労金連のみ)
(選定規約:件)
619
588
6,000
■
600
■
4,000
■
3,000
18
229
18
257
18
247
405
18
235
400
4,204
4,419
4,850
200
3,563
1,000
100
0
0
2009
●
500
300
2,000
3,113
20
279
労金連の事業の概況
493
700
■
■
5,000
3
664
7,000
2010
2011
2012
2013
(年度末)
ろうきん財形は選ばれてNO.
1
〈ろうきん〉は計画貯蓄推奨や多重債務対策などの「生活応援運動」を全国的に展開しており、多くの勤労者の皆さまに
その中核的な商品である“ろうきん財形”をご活用いただいています。
2014年3月末現在で契約件数は298万件・預金残高は3兆8,
118億円に達し、件数・残高ともに業態別第1位となって
います。
■業態別財形貯蓄実施状況表(2014 年3月)
全国
〈ろうきん〉
298万件
144万件
都市銀行
126万件
地方銀行
87万件
信託銀行
59万件
生命保険
0
100
200
300
(万件)
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
43
「ろうきん森の学校」の活動
2013年度活動紹介
3
▼
▲ 里山の整備(広島地区)
放置竹林の整備
(富士山地区)
▲ コミュニティワーカー養成
(広島地区)
木工旋盤の研修
(富士山地区)
▼
●
人材の育成
荒廃した里山の整備を通じて、多様性を取り戻し、地域
の自然を再生します。
2013年度も3地区それぞれで植樹・間伐等の森づくり
作業の他、耕作放棄地の再生なども行い、参加者とスタッ
フ合わせてのべ3,
141人が参加しました。
間伐した木材や竹の活用法について、
炭や薪としての利
用の他、クラフトやチップとしての活用など、多方面に取
り組んでいます。
多様な森を育み、また人々に安全で楽しいプログラムを
提供するため、単に里山管理の技術に留まらない、環境教
育的視点を持った人材の育成を行いました。
2013年度に3地区で行われた人材育成事業に、のべ
1,
448人が参加しました。
広島地区では中山間地の課題解決を図るリーダー「コ
ミュニティワーカー」や、子どもの自然体験活動を指導す
る「ユースボランティア」の養成活動が充実してきました。
里山を活用した自然体験プログラムの実施
〈ろうきん〉
関係者への研修実績 身近な里山を活かした自然体験プログラムの実施を通
じて、自然に親しみを持っていただくと共に、健康の維持
と精神的な安らぎを提供しています。
2013年度、3地区では様々な方を対象とした自然観察
会、キャンプ、クラフトづくり、食農に関するプログラムが
行われ、のべ5,
616人が参加しました。
最近は、未就学の子どもを対象としたプログラムも数多
く行われており、低年齢層とその親を対象とした取組みも
増えてきました。
〈ろうきん〉関係者の森の学校への参加を通じて、
環境意
識の醸成ならびにコミュニケーションの促進を図りまし
た。労金連関係者のべ40人に加え、各地区の地元
〈ろうき
ん〉である、東北、静岡、中国の〈ろうきん〉関係者のべ263
人が、研修などのプログラムに参加しました。
森の妖精くらぶ
(広島地区)
▼あまごのつかみ取り
(富士山地区)
44
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
▼
▼
▼
労金連の事業の概況
豊かな里山の再生
生 労金連関係者への研修
●「ろうきん森の学校」
9年間の活動実績報告
2005年10月に開校した
「ろうきん森の学校」
は、
2013年で丸9年が経過しました。そこで、
2013年度末までの9年間の活動実
績を報告します。
1. 2013年度までに10万人を超える方が参加 初年度は10月からの開校ということ、
また基盤整備に重点を置いたことなどにより、
のべ参加者数は1,
500人あまりでし
た。
しかしながら2年目以降は各地区での活動が本格化し、
3地区合わせて1万人前後が、
森づくり活動や自然体験プログラム
に参加しました。
2013年度末現在、
「ろうきん森の学校」
の累計参加者数は10万665人となり、
ついに10万人を超えました。
■
「ろうきん森の学校」各年度のべ参加者数の推移
(人)
■
「ろうきん森の学校」累積参加者数の推移
(人)
120,000
16,000
広島地区
100,665
福島地区
2,489
85,294
,
2,793
12,000
2,287
1,795
2,497
8,000
2,207
2,300
71,695
58,776
8,608
5,377
1,545
80,000
5,787
4,542
6,649
,
46,371
6,205
40,000
4,502
労金連の事業の概況
3,337
4,000
3
富士山地区
,
32,341
226
837
470
5,595
3,737
20,409
5,860
4,925
4,650
4,274
,
11,104
3,913
3,258
1,533
0
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013 (年度)
0
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
(年度)
2. 地域課題を踏まえた活動を展開中 「ろうきん森の学校」では、各地区の現地NPOがそれぞれの地域課題を踏まえて、活動を展開しています。最近は各地区で
積極的にボランティアを受け入れ、活動の幅を広げています。いずれも里山再生につながる取組みで、取組み状況を3地区で
共有しています。
地域課題を踏まえた活動の例
富士山地区(森林整備後の材の活用)
福島地区(園児と共に取り組む森づくり)
広島地区(自然体験型の研修実施)
荒廃した竹林の整備に取り組み、林内に
明るさが戻ってきました。
より広域的かつ長期的に活動を続けるた
め、刈り取った竹材は堆肥やマルチ利用、ヒ
ノキ間伐材は小屋などの施設整備や薪利用
に加え、レーザーカッターを活用した新た
な加工活用にも取り組んでいます。
幼稚園・保育園を通じて園児と一緒に未来
へつなぐ
「どんぐりの苗木」
を育て、
その育っ
た苗木を植林していく活動
「森の教室・どん
ぐりくんと森の仲間たち」
を支援しています。
のべ449人の園児が参加しました。
この他、
定期的に湯ノ岳山荘で子どもも含
めた観察会、
クラフトプログラムを実施しま
した。
フィールドと拠点施設の整備を終え、自
然体験型の研修実施拠点としての活用が始
まっています。
2013年度は韓国からの視察研修や中国
労金の新入職員研修の受け入れを含め、の
べ299人がろうきん森の学校で研修を受
けました。
富士山・福島・広島とそれぞれ特色あるフィールドを、現地NPOが中心となってコーディネートしている
「ろうきん森の学校」。ますます多彩な活動が行われていますので、是非ご参加ください。
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
45
不良債権の状況
(単位:百万円、%)
リスク管理債権の状況
(単体)
区 分
2013年度末の総貸出金残高のうち、
「破綻先債権」
「
、 延滞債権」
「
、3 ヵ月以
残高
(A)
担保・保証 貸倒引当金 保全率
(B)
(C) (B+C)/A
2012年度末
−
−
−
−
2013年度末
−
−
−
−
2012年度末
−
−
−
−
2013年度末
−
−
−
−
2012年度末
−
−
−
−
2013年度末
−
−
−
−
2012年度末
−
−
−
−
2013年度末
−
−
−
−
2012年度末
−
−
−
−
2013年度末
−
−
−
−
破綻先債権
上延滞債権」
および
「貸出条件緩和債権」
はありません。
延滞債権
3 ヵ月以上延滞債権
3
貸出条件緩和債権
労金連の事業の概況
合 計
下表(注)
をご覧ください。
(単位:百万円、%)
リスク管理債権の状況
(連結)
区 分
2013年度末の労金連およびその子
会社等の総貸出金残高のうち、
「 破綻先
担保・保証 貸倒引当金 保全率
(B)
(C) (B+C)/A
2012年度末
9
−
9
99.4
2013年度末
7
−
7
99.5
2012年度末
115
−
109
94.7
2013年度末
120
−
114
94.5
2012年度末
12
−
7
58.6
2013年度末
10
−
5
51.4
2012年度末
3
−
0
19.5
2013年度末
3
−
0
19.4
2012年度末
140
−
126
90.0
2013年度末
142
−
128
89.6
破綻先債権
債 権 」額 は 7 百 万 円、
「 延 滞 債 権 」額 は
120百万円、
「 3ヵ月以上延滞債権」額
は10百万円、
「 貸出条件緩和債権」額は
残高
(A)
延滞債権
3百万円となっています。
3 ヵ月以上延滞債権
貸出条件緩和債権
合 計
(注)1. 「担保・保証(B)」とは、
「 破綻先債権」、
「 延滞債権」、
「 3ヵ月以上延滞債権」および
「貸出条件緩和債権」
のうち、優良担保や優良保証または一般担保や一般保証により
回収が可能と見込まれる金額です。
2.
「貸倒引当金
(C)」とは、リスク管理債権区分の各項目の貸出金に対して引き当てた
もので、貸借対照表の残高より少なくなっています。
3.その他の用語の説明については、
用語集(112ページ∼)をご覧ください。
46
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
金融再生法に基づく開示債権
2013年度末の金融再生法に基づく不良債権額はありません。
2013年度末の総与信額
(貸借対照表80ページ∼)
の貸出金、
外国為替、
その他資産中の未収利息および仮払金ならびに債務保証見返
の各勘定に計上されるものならびに欄外に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券
(使用貸借
または賃貸借契約によるものに限る。
)
は、
全額が正常債権です。
(単位:百万円、%)
開示残高
(A)
債権区分
保全額
(B)
担保・保証等による
回収可能見込額
貸倒引当金
保全率
(B)/(A)
−
−
−
−
−
2013年度末
−
−
−
−
−
2012年度末
−
−
−
−
−
2013年度末
−
−
−
−
−
2012年度末
−
−
−
−
−
2013年度末
−
−
−
−
−
2012年度末
−
−
−
−
−
2013年度末
−
−
−
−
−
2012年度末
293,254
2013年度末
388,368
2012年度末
293,254
2013年度末
388,368
3
2012年度末
金融再生法上の不良債権
労金連の事業の概況
破産更生債権及び
これらに準ずる
債権
危険債権
要管理債権
正常債権
合 計
(注)1. 単位未満四捨五入しています。
2.「担保・保証等による回収可能見込額」とは、
「破産更生債権及びこれらに準ずる債権」
「危険債権」および「要管理債権」のうち、優良担
、
保や優良保証または一般担保や一般保証により回収が可能と見込まれる金額です。
3.「貸倒引当金」とは、将来、債権が回収できなくなる可能性に備えて計上する引当金のことで、個別貸倒引当金
(「破産更生債権及びこ
れらに準ずる債権」と「危険債権」に対して計上)および一般貸倒引当金(「要管理債権」に対して計上)の合計額のことです。
4. その他の用語の説明については、
用語集(112ページ∼)
をご覧ください。
2013年度末
総与信額 388,368百万円
金融再生法上の不良債権(−%) −百万円
・破産更生債権及び
これらに準ずる債権 −百万円
・危険債権 −
・要管理債権 −
正常債権(100%)
388,368百万円
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
47
資産査定に係る各種基準の比較表
自己査定および各開示基準の比較表 (単位:百万円)
自 己 査 定
金 融 再 生 法 開 示 債 権 リスク管理債権
区分単位
債務者単位
区分単位
債務者単位(ただし、要管理債権は債
権単位)
区分単位
債権単位
対象資産
全資産(ただし、本表においては貸出
金、外国為替、貸出金に係る未収利息・
未収金、与信関係仮払金、求償権およ
び債務保証見返のみ)
対象債権
総与信(ただし、要管理債権は貸出債
権のみ)
対象債権
貸出金
定義
労金連の資産査定規程および基準
定義
労働金庫等に係る金融機能の再生のため
の緊急措置に関する法律施行規則第 2 条
定義
労働金庫法施行規則第 114 条
債務者区分
2013 年度末
―
実質破綻先
法 的・ 形 式 的 な 経 営
破綻の事実は発生し
て い な い も の の、 深
刻な経営難の状態に
あ り、 再 建 の 見 通 し
がない状況にあると
認められるなど実質
的に経営破綻に陥っ
ている債務者
―
破綻懸念先
現 状、 経 営 破 綻 の 状
況 に は な い が、 経 営
難 の 状 態 に あ り、 経
営改善計画等の進捗
状 況 が 芳 し く な く、
今 後、 経 営 破 綻 に 陥
る可能性が大きいと
認められる債務者
―
要注意先
金 利 減 免・ 棚 上 げ を
行っているなど貸出
条件に問題のある債
務 者、 元 本 返 済 ま た
は利息支払いが事実
上延滞しているなど
履行状況に問題があ
る 債 務 者 の ほ か、 業
況が低調ないしは不
安定な債務者または
財務内容に問題があ
る債務者など今後の
管理に注意を要する
債務者
―
破産更生債
権及びこれ
らに準ずる
債権
労金連の事業の概況
危険債権
要管理債権︵債権単位︶
法 的・ 形 式 的 な 経 営
破綻の事実が発生し
ている債務者
3
破綻先
債権区分
業 況 が 良 好 で あ り、
かつ財務内容にも特
段の問題がないと認
められる債務者
157,474
その他 国および地方公共団
体等
230,893
―
区分
2013 年度末
破綻先債権
元本又は利息の支払
の遅延が相当期間継
続していること等の
事由により元本又は
利息の取立て又は弁
済の見込みがないも
のとして未収利息を
計上しなかった貸出
金 の う ち、 債 務 者 が
更 生 手 続 開 始、 再 生
手続開始および破産
手続開始等の申立て
を行っている貸出金
―
延滞債権
未収利息不計上貸出
金 で あ っ て、 破 綻 先
債権及び債務者の経
営再建又は支援を図
ることを目的として
利息の支払を猶予し
た貸出金以外の貸出
金
―
債務者が経営破綻の
状態には至っていな
い が、 財 政 状 態 及 び
経 営 成 績 が 悪 化 し、
契約に従った債権の
元本の回収及び利息
の受取りができない
可能性の高い債権
―
3 ヵ月
以上
延滞債権
元金又は利息の支払
が約定支払日の翌日
を起算日として 3 ヵ
月以上延滞している貸
出債権 ( 破産更生債権
及びこれらに準ずる債
権、危険債権を除く )
―
3 ヵ月以上
延滞債権
元本又は利息の支払
が約定支払日の翌日
から 3 ヵ月以上遅延
し て い る 貸 出 金( 破
綻先債権及び延滞債
権を除く)
―
貸出条件
緩和債権
経済的困難に陥った債
務者の再建又は支援
を図り、当該債権の回
収を促進すること等を
目的に、債務者に有利
な一定の譲歩を与え
る約定条件の改定等
を行った貸出債権(破
産更生債権及びこれ
らに準ずる債権、危険
債権、3 ヵ月以上延滞
債権を除く)
―
貸出条件緩
和債権
債務者の経営再建等
を図ることを目的と
し て、 金 利 の 減 免、
利 息 の 支 払 猶 予、 元
本 の 返 済 猶 予、 債 権
放棄その他の債務者
に有利となる取決め
を 行 っ た 貸 出 金( 破
綻 先 債 権、 延 滞 債 権
及び 3 ヵ月以上延滞
債権を除く)
―
正常債権
正常先
破 産 手 続 開 始、 更 生
手続開始又は再生手
続開始の申立て等の
事由により経営破綻
に陥っている債務者
に対する債権及びこ
れらに準ずる債権
2013 年度末
債務者の財政状態及
び経営成績に特に問
題がないものとして、
破産更生債権及びこ
れ ら に 準 ず る 債 権、
危 険 債 権、 要 管 理 債
権以外のものに区分
される債権
388,368
(注)1. 「自己査定」の債務者区分「その他」に含まれるものは、国および地方公共団体等に対する債権です。労金連の「資産査定基準」では、
「回収の危険性または価値の毀
損の危険性がないものとして債務者区分は要しない」と規定されています。
2.「金融再生法開示債権」については、単位未満四捨五入しています。
48
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
労金連の償却・引当基準と実績額 (単位:百万円 2013 年度末)
自 己 査 定
労 金 連 の 償 却・引 当 基 準
対象資産
全資産(ただし、本表においては貸出金、外国為替、貸出金に係る未収利息・未収金、与信関係仮払金、求償権および債務保証見返のみ)
定義
労金連の資産査定規程および基準
債務者区分
破綻先
法的・形式的な経営破綻の事実が発
生している債務者
非分類
Ⅱ分類
Ⅲ分類
Ⅳ分類
優良担保の処分可能見
込額および優良保証等
により保全措置が講じ
られている部分など分
類対象外債権
一般担保の処分可能見込
額、一般保証により回収可
能と認められる部分および
清算配当等により回収が
可能と認められる部分
優良担保および一般担保
の担保評価額と処分可能
見込額との差額
非・Ⅱ・Ⅲ分類以外の部
分(保証による回収が不
確実な部分を含む)
―
―
―
―
担保・保証等による保全
実質破綻先
優良担保の処分可能見
込額および優良保証等
により保全措置が講じ
られている部分など分
類対象外債権
一般担保の処分可能見込
額、一般保証により回収可
能と認められる部分および
清算配当等により回収が
可能と認められる部分
―
―
現状、経営破綻の状況にはないが、
経営難の状態にあり、経営改善計画
等の進捗状況が芳しくなく、今後、
経営破綻に陥る可能性が大きいと認
められる債務者
非・Ⅱ・Ⅲ分類以外の部
分(保証による回収が不
確実な部分を含む)
―
―
個別債務者毎にⅢ分類およびⅣ分類とされた債権額全額を
予想損失額として、個別貸倒引当金に計上または直接償却
担保・保証等による保全
破綻懸念先
優良担保および一般担保
の担保評価額と処分可能
見込額との差額
労金連の事業の概況
法的・形式的な経営破綻の事実は発
生していないものの、深刻な経営難
の状態にあり、再建の見通しがない
状況にあると認められるなど実質的
に経営破綻に陥っている債務者
3
個別債務者毎にⅢ分類およびⅣ分類とされた債権額全額を
予想損失額として、個別貸倒引当金に計上または直接償却
優良担保の処分可能見
込額および優良保証等
により保全措置が講じ
られている部分など分
類対象外債権
一般担保の処分可能見込
額、一般保証により回収
可能と認められる部分お
よび清算配当等により回
収が可能と認められる部
分
非・Ⅱ分類以外の部分(保
証による回収が不確実な
部分を含む)
―
―
―
Ⅲ分類とされた額に予想
損失率を乗じた額を個別
貸倒引当金に計上
担保・保証等による保全
―
要管理先
金利減免・棚上げを行っているなど
貸出条件に問題のある債務者、元本
返済または利息支払いが事実上延滞
しているなど履行状況に問題がある
債務者のほか、業況が低調ないしは
不安定な債務者または財務内容に問
題がある債務者など今後の管理に注
意を要する債務者
優良担保の処分可能見
込額および優良保証等
により保全措置が講じ
られている部分など分
類対象外債権
優良担保の処分可能見込
額および優良保証等によ
り保全措置が講じられて
いない部分
―
―
要注意先
今後 3 年間の予想損失額を一般貸倒引当金に計上
上記以外の
要注意先
優良担保の処分可能見
込額および優良保証等
により保全措置が講じ
られている部分など分
類対象外債権
優良担保の処分可能見込
額および優良保証等によ
り保全措置が講じられて
いない部分
―
―
今後 1 年間の予想損失額を一般貸倒引当金に計上
正常先
業況が良好であり、かつ財務内容に
も特段の問題がないと認められる債
務者
正常先に対する債権(全額)
157,474
今後1年間の予想損失
額 を 格 付 別 に 算 出 し、
その合計額を一般貸倒
引当金に計上
部分は担保・保証等により保全されている部分です。
(注)1.
2. 上記以外に、国および地方公共団体等に対する債権 230,893 百万円を保有しています。
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
49
自己資本の充実の状況【定性的な開示事項】
連結の範囲に関する事項
● 労金連における自己資本告示
(注1)第3条の規定により連結自己資本比率を算出する対象となる会社の集団
(以下
「連結グループ」といいます。
)に属する会社と連結財務諸表規則
(注2)第5条に基づき連結の範囲
(以下「会計連結
範囲」といいます。)に含まれる会社との相違点
相違点はありません。
(注1)
労働金庫法第94条第1項において準用する銀行法第14条の2の規定に基づき、
労働金庫及び労働金庫連合会がその保有する
資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準
(平成18年金融庁・厚生労働省告示第7号)
(注2)
連結財務諸表の用語、
様式及び作成方法に関する規則
(昭和51年大蔵省令第28号)
● 連結グループのうち、
連結子会社の数ならびに主要な連結子会社の名称および主要な業務の内容
労金連の連結子会社
(連結自己資本比率を算出する対象となる子会社)
は1社です。
連結子会社の名称および主要な業務の内容は
100ページをご覧ください。
3
● 自己資本比率告示第7条が適用される金融業務を営む関連法人等の数ならびに当該金融業務を営む関連法人等の
名称、貸借対照表の総資産の額および純資産の額ならびに主要な業務の内容
該当ありません。
労金連の事業の概況
● 連結グループに属する会社であって会計連結範囲に含まれないものおよび連結グループに属しない会社であって
会計連結範囲に含まれるものの名称、貸借対照表の総資産の額および純資産の額ならびに主要な業務の内容
該当ありません。
● 連結グループ内の資金および自己資本の移動に係る制限等の概要
該当ありません。
自己資本調達手段の概要
労金連における自己資本調達は、
すべて
「普通出
資金」
により行われています。
また、
労金連グループ
においては、
「普通出資金」
および
「普通株式」
により
資本調達を行っています。
なお、
労金連および労金連グループの自己資本
調達手段の概要は、
右記のとおりです。
<単体
(労金連)
>
①発行主体:労働金庫連合会
普通出資
②コア資本に係る基礎項目の額に算入された額:120,000百万円
<連結
(労金連グループ)
>
①発行主体:労働金庫連合会
普通出資
②コア資本に係る基礎項目の額に算入された額:120,000百万円
①発行主体:株式会社労金カードサービス
普通株式
②コア資本に係る基礎項目の額に算入された額:0百万円
(注)
子会社の普通株式は、
コア資本に係る基礎項目には該当しませんが、
参考として記載
しています。
自己資本の充実度に関する評価方法の概要
労金連
(国内基準行)
および労金連グループにおいて、
適用される自己資本比率は4%ですが、
安定的な経営体力の維持と業態セーフ
ティネット機能保持の観点から、
一定の金額をバッファーとして確保し、
これを上回る金額をリスク資本として、
市場リスク、
信用リス
ク、
オペレーショナル・リスクに配賦しています。
リスク資本配賦額は各種のリスク量と比べて十分余裕のある状況となっています。
また、2013年度末の自己資本比率は23.
85%(単体)であり、国内基準の4%を大きく上回っています。自己資本比率告示による
バーゼルⅢ基準では、自己資本は引き続き損失吸収力の高い出資金・利益準備金・特別積立金等で構成されており、自己資本は、質・量
ともに充実していると評価しています。
信用リスクに関する事項
● リスク管理の方針および手続の概要
労金連では、信用リスクを管理するため、与信業務の基本事項や手続きを明示した「融資事務基本規程」等を定めています。
また、融資商品・制度以外の市場取引に係る信用リスクについても限度額を定めているほか、
全運用資産の名寄せを行い、過度の
与信集中が生じないよう定期的にモニタリングを行い、信用リスク管理の実効性を確保する態勢を整備しています。
信用リスクの評価については、資産査定部署が貸出金等の自己査定を定期的に実施することにより、
信用リスクの把握に努めて
いるほか、格付推移行列等を用いて信用VaRによる計量化を行い、年度毎に配賦されたリスク資本配賦額を超過することのないよ
うモニタリングを行っています。
これらの信用リスクの管理状況および今後の対応については、定期的に経営管理委員会および常務会で協議しています。
なお、労金連グループでは、信用リスクについては、大宗を労金連が占めていますが、子会社においても審査基準に則った与信審
査を行うとともに、延滞債権の回収率向上のため債権管理体制を強化しています。
50
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
● 標準的手法が適用されるポートフォリオに関する事項
リスク・ウェイトの判定に使用する適格格付機関は以下のとおりです。なお、エクスポージャーの種類ごとに適格格付機関の使
い分けは行っていません。
・株式会社格付投資情報センター(R&I)
・株式会社日本格付研究所
(JCR)
・スタンダード・アンド・プアーズ・レーティングズ・サービシズ
(S&P)
● 内部格付手法が適用されるポートフォリオに関する事項
該当ありません。
信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針および手続の概要
3
信用リスク削減手法とは、
適格金融資産担保、
相殺契約および保証等、
信用リスクを軽減するための保全措置のことです。
労金連では、
融資実行に際して、
資金使途・返済原資・財務内容など、
さまざまな角度から取扱い可否の判断をしており、
保全措置につい
ては、
補完的な位置づけとしています。
労金連が受け入れる適格金融資産担保として、
預金、
有価証券および不動産といった物的担保を取得する場合には、
「団体与信事務取扱
要領」
等に基づき適正に評価・管理を行っています。
なお、
物的担保を補完する目的で、
個人または法人を連帯保証人とする契約を締結する
場合があります。
貸出金と自金庫預金の相殺については、
手形貸付、
証書貸付、
当座貸越および債務保証取引が対象となり、
「労働金庫取引約定書」
および
「金銭消費貸借契約証書」
等の定めにより、
労金連が担保に取得している預金に対して第三者からの差押等の理由により相殺適状となっ
た場合に行っています。
また、
派生商品取引およびレポ形式の取引については、
原則として法的に有効な相対ネッティング契約を締結した
上で実行しています。
また、
有価証券投資では、
政府など相対的に信用力の高い機関から保証を取得しています。
これらの投資については、
政府保証債や地方
公共団体および金融機関等による保証の取得があり、
政府保証債の法的根拠については、
各発行機関の設置法において明記されています。
なお、労金連においては、信用リスク削減手法の適用について、預金および国債等の適格金融資産担保や政府および地方公共団体等か
らの保証の取得を主としており、
懸念されるマーケット・リスクの集中は生じていません。
労金連グループにおける信用リスクについては、
大宗を労金連が占めています。
労金連の事業の概況
派生商品取引および長期決済期間取引の取引相手のリスクに関するリスク管理の方針および手続の概要
労金連グループにおける金融派生商品取引については労金連のみが行っており、
労金連では、
ポジションのヘッジを行うために金利ス
ワップ取引、
キャップ取引およびスワップション取引を利用しています。
各取引を実施するときの与信限度枠は
「店頭デリバティブ取引に
係る与信限度額基準」
で定めています。
また、
引当金の算定については、
「資産査定規程」
ならびに
「決算経理規程」
に基づき算定しています。
リスク管理については、
オンバランス取引を含めた他の与信関連業務と合算のうえ行っており、
限度枠の遵守状況とともに定期的に経
営管理委員会および常務会へ報告を行っています。
なお、
長期決済期間取引の取扱いはありません。 証券化エクスポージャーに関する事項
● リスク管理の方針およびリスク特性の概要
労金連グループにおける証券化取引については労金連のみが行っています。
労金連では有価証券の運用先の多様化によるリスク
の分散を図るため、
証券化商品を購入しており、
証券化取引の役割としては、
「投資家」
に該当しています。
証券化商品および再証券化商品については、
有価証券投資および短期資金運用の一環として捉えており、
裏付となる資産の状況、
時価、
および適格格付機関の格付等を勘案のうえ投資を行っています。
他の有価証券等と同等の手法により、
リスクの評価・把握を実施し、
定期的に経営管理委員会および常務会へ報告を行っています。
● 自己資本比率告示第225条第4項第3号から第6号までに規定する体制の整備およびその運用状況の概要
労金連では、
証券化商品および再証券化商品への投資にあたって、
商品に内在するリスクを適正に認識するため、
所定の様式を定め
て購入時および期中の情報管理を行っています。
これらの情報は、
定期的に経営管理委員会および常務会へ報告を行っています。
● 信用リスク削減手法として証券化取引を用いる場合の方針
該当ありません。
● 証券化エクスポージャーの信用リスク・アセットの額の算出に使用する方式の名称
労金連では、
「標準的手法」
により証券化エクスポージャーの信用リスク・アセットの額を算出しています。
● 証券化目的導管体を用いて第三者の資産に係る証券化取引を行った場合には、
当該証券化目的導管体の種類および
当該証券化取引に係る証券化エクスポージャーを保有しているかどうかの別
該当ありません。
● 労金連
(または労金連グループ)の子法人等(連結子法人等を除く。)および関連法人等のうち、労金連
(または労金連
グループ)が行った証券化取引(労金連(または労金連グループ)が証券化目的導管体を用いて行った証券化取引を
含む。)に係る証券化エクスポージャーを保有しているものの名称
該当ありません。
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
51
● 証券化取引に関する会計方針
(日本公認会計士協会会計制度委員会報告14号)に基づき、適
労金連の「決算経理規程」および「金融商品会計に関する実務指針」
切に処理しています。
● 証券化エクスポージャーの種類ごとのリスク・ウェイトの判定に使用する適格格付機関の名称
リスク・ウェイトの判定に使用する適格格付機関は以下のとおりです。なお、エクスポージャーの種類ごとに適格格付機関の使
い分けは行っていません。
・株式会社格付投資情報センター(R&I)
・株式会社日本格付研究所(JCR)
・スタンダード・アンド・プアーズ・レーティングズ・サービシズ(S&P)
● 内部評価方式に関する事項
該当ありません。
オペレーショナル・リスクに関する事項
3
● リスク管理の方針および手続の概要
労金連および労金連グループでは、事務リスク・システムリスク・法務リスク・レピュテーショナルリスク等をオペレーショナ
ル・リスクの対象としています。
オペレーショナル・リスクの管理体制および手続きについては、
「統合的リスク管理規程」ならびに
「オペレーショナル・リスク管
理規程」で定めています。発生事象等については、経営管理委員会、システムリスク管理委員会等に報告を行い、
対応策等を協議し、
常務会で決議しています。
なお、子会社の発生事象についても報告を受け、リスクの把握に努めています。
労金連の事業の概況
● オペレーショナル・リスク相当額の算出に使用する手法の名称
労金連および労金連グループでは、
「基礎的手法」によりオペレーショナル・リスク相当額を算出しています。
● 先進的計測手法に関する事項
該当ありません。
出資等エクスポージャーに関するリスク管理の方針および手続の概要
労金連の保有する子会社株式については、有価証券に占める割合がごくわずかであり、リスクは限定されています。
「その他有価証券」で保有する株式については、
「資金運用基本方針」等で購入枠等を設定しているほか、子会社株式を含めた株式保
有額全体に対して限度額を設定しており、これら限度額の遵守状況や市場価格の把握を行い、定期的に経営管理委員会および常務会
へ報告を行っています。
また、時価のない子会社株式については「資産査定規程」に基づく査定により評価を行い、リスクの把握に努めています。
なお、労金連グループにおける出資等エクスポージャーについては、大宗を労金連が占めています。
金利リスクに関する事項
● リスク管理の方針および手続の概要
労金連は、金利収入を中心に国債等の有価証券および短期金融市場で運用し、貸出等については国・政府向けを中心に実施して
います。これらの運用から発生するリスクは、市場リスク
(金利リスク、株価変動リスク、為替リスク)および信用リスクなどがあり
ます。
市場リスクはVaRによる計量化を行い、配賦されたリスク資本額を超過することのないようモニタリングを行うとともに、市場
リスクの管理状況および今後の対応について定期的に経営管理委員会および常務会で協議しています。
なお、労金連グループの金利リスクについては、大宗を労金連が占めています。
● 内部管理上使用した金利リスクの算定手法の概要
労金連では、
VaRおよびバーゼルⅡの第二の柱におけるアウトライヤー値により金利リスクを把握しています。
VaRは、保有期間3ヵ月(一部の資産負債については6ヵ月)、信頼水準99%、観測期間5年の条件のもとで分散共分散法により
算出しています。
アウトライヤー比率は、GPS
(グリッド・ポイント・センシティビティ)方式により算出しており、保有期間1年、観測期間5年で
計測される金利変動の1%タイル値と99%タイル値を採用しています。
貸出金や証券化商品は、期限前返済を考慮しているほか、要求払預金は、コア預金を設定せず、基準日の翌営業日に満期がくるも
のとして算出しています。
なお、労金連では日次および月次で金利リスク量を計測しています。
52
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
自己資本の充実の状況【自己資本の構成に関する開示事項(単体)】
自己資本の構成に関する開示事項
【2012年度】
(単位:百万円、%)
項
目
2012年度末
出資金
120,000
非累積的永久優先出資
−
優先出資申込証拠金
−
資本準備金
−
その他資本剰余金
−
25,400
特別積立金
99,122
繰越金(当期末残高)
1,859
その他
−
その他有価証券の評価差損(△)
−
処分未済持分(△)
−
自己優先出資(△)
−
自己優先出資申込証拠金
−
営業権相当額(△)
−
のれん相当額(△)
−
企業結合により計上される無形固定資産相当額(△)
−
証券化取引に伴い増加した自己資本相当額(△)
−
計
(A)
土地の再評価額と再評価の直前の帳簿価額の差額の45%相当額
141
負債性資本調達手段等
−
補完的項目不算入額(△)
−
計
(B)
他の金融機関の資本調達手段の意図的な保有相当額
控除項目
非同時決済取引に係る控除額及び信用リスク削減手法として用いる保証又はクレジット・デ
リバティブの免責額に係る控除額
基本的項目からの控除分を除く、自己資本控除とされる証券化エクスポージャー及び信用補
完機能を持つI/Oストリップス
−
−
−
計
(A)+(B)−(C)
信用リスク・アセットの額
(C)
−
(D)
246,523
(E)
1,119,731
資産(オン・バランス項目)
リスク・アセット
141
−
控除項目不算入額(△)
自己資本
246,382
−
一般貸倒引当金
補完的項目
(Tier2)
労金連の事業の概況
基本的項目
(Tier1)
3
利益準備金
1,119,314
オフ・バランス項目
417
オペレーショナル・リスク相当額に係る額
計( E )
+( F )
(F)
60,914
(G)
1,180,646
T
i
er1比率
(A)/(G)
×100
20.86
単体自己資本比率
(D)/(G)
×100
20.88
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
53
【2013年度】
(単位:百万円、%)
項 目
3
コア資本に係る基礎項目 (1)
普通出資又は非累積的永久優先出資に係る会員勘定の額
うち、
出資金及び資本剰余金の額
うち、
利益剰余金の額
うち、
外部流出予定額(△)
うち、
上記以外に該当するものの額
コア資本に係る基礎項目の額に算入される引当金の合計額
うち、
一般貸倒引当金コア資本算入額
うち、
適格引当金コア資本算入額
適格旧資本調達手段の額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
公的機関による資本の増強に関する措置を通じて発行された資本調達手段の額のうち、コア資本
に係る基礎項目の額に含まれる額
土地再評価額と再評価直前の帳簿価額の差額の四十五パーセントに相当する額のうち、コア資本
に係る基礎項目の額に含まれる額
コア資本に係る基礎項目の額 (イ)
コア資本に係る調整項目 (2)
無形固定資産(モーゲージ・サービシング・ライツに係るものを除く。)の額の合計額
うち、
のれんに係るものの額
うち、
のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツに係るもの以外の額
繰延税金資産(一時差異に係るものを除く。)の額
適格引当金不足額
証券化取引に伴い増加した自己資本に相当する額
負債の時価評価により生じた時価評価差額であって自己資本に算入される額
前払年金費用の額
自己保有普通出資等(純資産の部に計上されるものを除く。)の額
意図的に保有している他の金融機関等の対象資本調達手段の額
少数出資金融機関等の対象普通出資等の額
労働金庫連合会の対象普通出資等の額
特定項目に係る十パーセント基準超過額
うち、
その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関連するものの額
うち、
モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関連するものの額
うち、
繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連するものの額
特定項目に係る十五パーセント基準超過額
うち、
その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関連するものの額
うち、
モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関連するものの額
うち、
繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連するものの額
コア資本に係る調整項目の額 (ロ)
自己資本
自己資本の額((イ)−(ロ)) (ハ)
リスク・アセット等 (3)
信用リスク・アセットの額の合計額
うち、
経過措置によりリスク・アセットの額に算入される額の合計額
うち、無形固定資産(のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツに係るものを除く。)
うち、繰延税金資産
うち、前払年金費用
うち、他の金融機関等向けエクスポージャー
うち、上記以外に該当するものの額
オペレーショナル・リスク相当額の合計額を八パーセントで除して得た額
信用リスク・アセット調整額
オペレーショナル・リスク相当額調整額
リスク・アセット等の額の合計額 (ニ)
自己資本比率
自己資本比率((ハ)
/(ニ))
2013年度末
経過措置による
不算入額
253,582
120,000
142,282
8,700
−
83
83
−
−
−
−
253,665
労金連の事業の概況
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
23,843
−
23,843
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
253,665
986,235
△ 214,959
23,843
−
−
△ 238,802
−
77,256
−
−
1,063,491
23.85
(注)
1. 労金連は、
「労働金庫法第94条第1項において準用する銀行法第14条の2の規定に基づき、
労働金庫及び労働金庫連合会がその保有する資産等
に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準
(平成18年金融庁・厚生労働省告示第7号)
(
」以下
「自己資本比率告示」
といいます。
)
により、
自己資本比率を算定しています。
自己資本比率告示は、
平成25年3月8日に改正され、
平成26年3月31日から改正後の告示
(以下
「新告示」
といいます。
)
が適用されています。
この
ため、2012年度
(平成24年度)
末についてはそれ以前の告示
(以下
「旧告示」
といいます。
)
に基づく結果を、2013年度
(平成25年度)
末においては
新告示に基づく結果をそれぞれ開示しています
(以下同じ)
。
また、
労金連は国内基準を採用しています。
2.「自己資本の充実の状況」
で使用している用語等の説明については、
用語集
(112ページ∼)
をご覧ください。
54
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
自己資本の充実の状況【定量的な開示事項(単体)】
自己資本の充実度に関する事項
● 信用リスク等に対する所要自己資本の額 (単位:百万円)
2012年度末
2013年度末
リスク・アセット(注1) 所要自己資本(注2) リスク・アセット(注1) 所要自己資本(注2)
信用リスク
44,789
986,235
39,449
1,117,114
44,684
1,198,499
47,939
78,441
318,377
673,393
−
−
−
−
46,902
2,617
2,583
33
3,137
12,735
26,935
−
−
−
−
1,876
104
103
1
75,948
504,783
536,443
−
−
−
−
81,324
2,653
2,635
17
3,037
20,191
21,457
−
−
−
−
3,252
106
105
0
−
−
−
−
23,843
953
△ 238,802
△ 9,552
1
0
3,090
42,539
ソブリン向け(注4)
金融機関向け
事業法人等向け
中小企業等・個人向け
抵当権付住宅ローン
不動産取得等事業向け
延滞債権(注5)
その他
証券化エクスポージャー
証券化
再証券化
複数の資産を裏付とする資産(所謂ファンド)
のうち、個々の資産の把握が困難な資産
経過措置によりリスク・アセットの額
に算入されるものの額
他の金融機関等の対象資本調達手段に
係るエクスポージャーに係る経過措置に
よりリスク・アセットの額に算入されな
かったものの額
CVAリスク相当額を8%で除して得た額(注6)
中央清算機関関連エクスポージャー (注7)
オペレーショナル・リスク(注8)
(B)
リスク・アセット、所要自己資本の総額 (A)+(B)
60,914
2,436
32
9
77,256
1,180,646
47,225
1,063,491
労金連の事業の概況
1,119,731
3
(A)
標準的手法が適用されるポートフォリオ
ごとのエクスポージャー(注3)
(注)
1. リスク・アセットとは、
貸借対照表に記載された資産に、
その種類あるいは取引相手の信用リスクの度合いに応じて設定されたリスク・ウェイト
を乗じて算定した額のことです。
なお、
労金連では、
格付機関の格付等に応じて設定されたリスク・ウェイトを使用する
「標準的手法」
を採用してい
ます。
2. 所要自己資本=リスク・アセット×4%
3.「エクスポージャー」
とは、
資産
(派生商品取引によるものを除く)
ならびにオフ・バランス取引および派生商品取引の与信相当額等、
リスクにさら
されている資産等の金額のことです。
4.「ソブリン」
とは、
中央政府、
中央銀行、
政府関係機関等のことです。
5.「延滞債権」
とは、
元本または利息の支払が約定支払日の翌日から3ヵ月以上延滞しているエクスポージャーのことです。
6.「CVAリスク」
とは、
クレジット・スプレッドその他の信用リスクに係る指標の市場変動により、
CVAが変動するリスクのことです。
7.「中央清算機関関連エクスポージャー」
とは、
デリバティブ取引等の中央清算機関に対して発生するエクスポージャーのことです。
8.「オペレーショナル・リスク」
とは、
業務の過程、
役職員の活動もしくはシステムが不適切であること、
または外生的な事象により損失を被るリス
クのことです。
労金連では、
基礎的手法により、
リスク量を算定しています。
信用リスクに関する事項(証券化エクスポージャーを除く)
● 信用リスクに関するエクスポージャーおよび主な種類別の期末残高
<地域別>
(単位:百万円)
エクスポージャー
区分
合 計
地域区分
貸出金等取引
(注1)
債 券
店頭デリバティブ取引 複数の資産を裏 その他の資産等
付けとする資産
(注2)
(注3)
(ファンド等)
うち延滞エクス
ポージャー
(注4)
2012年 2013年 2012年 2013年 2012年 2013年 2012年 2013年 2012年 2013年 2012年 2013年 2012年 2013年
度末
度末
度末
度末
度末
度末
度末
度末
度末
度末
度末
度末
度末
度末
国 内
国 外
5,872,168 6,347,125
378,180 367,611
434,739
−
788,462 4,625,012 4,605,938
− 378,080 364,397
279
−
131
−
43,582
100
37,372
3,213
768,554
−
915,220
−
−
−
−
−
合 計
6,250,349 6,714,736
434,739
788,462 5,003,092 4,970,336
279
131
43,682
40,586
768,554
915,220
−
−
(注)1.「貸出金等取引」は、貸出金の他、
コミットメントおよびその他のデリバティブ以外のオフ・バランス取引を含みます。
2. 店頭デリバティブ取引のエクスポージャーについては、
法的に有効なネッティングを行う前の与信相当額を記載しています。
3.「その他の資産等」
は、その他の資産の他、株式、預け金、コールローン等の短期金融資産等を含みます。
4.「延滞エクスポージャー」
とは、元本または利息の支払が約定支払日の翌日から3ヵ月以上延滞しているエクスポージャーのことです。
5. CVAリスク相当額および中央清算機関関連エクスポージャーは含まれていません。
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
55
<業種別>
(単位:百万円)
エクスポージャー
区分
合 計
業種区分
貸出金等取引
店頭デリバティブ 複数の資産を裏
うち延滞
付けとする資産 その他の資産等
取引
エクスポージャー
(ファンド等)
債 券
2012年 2013年 2012年 2013年 2012年 2013年 2012年 2013年 2012年 2013年 2012年 2013年 2012年 2013年
度末
度末
度末
度末
度末
度末
度末
度末
度末
度末
度末
度末
度末
度末
493,265 365,976
−
− 486,444 358,264
−
−
−
−
6,820
7,711
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
3
製造業
農業、林業
漁業
鉱業、採石業、
−
−
砂利採取業
建設業
4,260
9,260
電気・ガス・熱
155,651 138,893
供給・水道業
情報通信業
69,561
65,862
運輸業、郵便業 571,134 612,424
卸売業、小売業、宿泊業、
122,672
88,827
飲食サービス業
金融業、保険業 1,980,041 1,918,517
不動産業、物
256,842 212,523
品賃貸業
医療、福祉
−
−
15,495
11,417
サービス業
国・地方公共団体 2,481,608 3,151,650
政府関係機関
−
−
個人
−
−
その他
99,815 139,381
合 計
6,250,349 6,714,736
労金連の事業の概況
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
4,099
8,999
−
−
−
−
161
260
−
−
−
−
155,521
138,763
−
−
−
−
129
129
−
−
−
−
−
−
68,851
570,747
65,127
611,985
−
−
−
−
−
−
−
−
709
387
735
439
−
−
−
−
−
111,320
87,784
−
−
−
−
953
1,042
−
−
556,733 1,169,824
995,897
279
131
−
−
509,708
365,755
−
−
212,319
−
−
−
−
123
203
−
−
−
−
−
75
14,778
11,085
230,833 2,180,789 2,480,107
−
−
−
−
−
−
821
−
−
788,462 5,003,092 4,970,336
−
−
−
−
−
−
279
−
−
−
−
−
−
131
−
−
−
−
−
43,682
43,682
−
−
−
−
−
40,586
40,586
−
217
193,749
−
−
55,594
768,554
−
257
440,710
−
−
97,973
915,220
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
10,398
300,229
16,004
−
500
107,069
−
−
537
434,739
−
240,714
(注)
「その他」
は、
業種区分に分類することが困難なエクスポージャーのことで、
現金、
その他資産、
固定資産、
投資信託等が含まれています。
<残存期間別> (単位:百万円)
エクスポージャー
区分
合 計
期間区分
期間定めなし
1年以下
1年超 3年以下
3年超 5年以下
5年超 7年以下
7年超 10年以下
10年超
合 計
2012年
度末
307,237
1,688,621
1,127,658
1,001,575
763,068
1,065,889
296,297
6,250,349
貸出金等取引
債 券
店頭デリバティブ 複数の資産を裏
うち延滞
付けとする資産 その他の資産等
取引
エクスポージャー
(ファンド等)
2013年 2012年 2013年 2012年 2013年 2012年 2013年 2012年 2013年 2012年 2013年 2012年 2013年
度末
度末
度末
度末
度末
度末
度末
度末
度末
度末
度末
度末
度末
595,806
−
−
−
−
−
−
43,682
40,586 263,554 555,220
−
−
1,793,018 434,580 788,345 748,901 644,568
139
104
−
− 505,000 360,000
−
−
1,046,836
29
93 1,127,488 1,046,716
140
26
−
−
−
−
−
−
1,027,422
129
23 1,001,446 1,027,399
−
−
−
−
−
−
−
−
951,831
−
− 763,068 951,831
−
−
−
−
−
−
−
−
874,654
−
− 1,065,889 874,654
−
−
−
−
−
−
−
−
425,166
−
− 296,297 425,166
−
−
−
−
−
−
−
−
6,714,736 434,739 788,462 5,003,092 4,970,336
279
131
43,682
40,586 768,554 915,220
−
−
● 一般貸倒引当金、
個別貸倒引当金の期末残高および期中の増減額 (単位:百万円)
期首残高
一般貸倒引当金
個別貸倒引当金
合 計
2012年度
2013年度
2012年度
2013年度
2012年度
2013年度
69
141
−
−
69
141
当期増加額
141
83
−
−
141
83
当期減少額
目的使用
その他
−
69
−
141
−
−
−
−
−
69
−
141
(注)
貸倒引当金は、
「資産査定規程」
および
「決算経理規程」
に定める償却・引当基準に則り、
計上しています。
詳しくは、[単体財務諸表]貸借対照表注記をご覧ください。
● 業種別個別貸倒引当金および貸出金償却の残高等
2012年度および2013年度は、個別貸倒引当金の残高および貸出金償却はありません。
56
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
期末残高
141
83
−
−
141
83
● リスク・ウェイトの区分ごとのエクスポージャーの額等 (単位:百万円)
エクスポージャーの額
リスク・ウェイト区分
0%以上
10%未満
10%以上
20%未満
20%以上
35%未満
35%以上
50%未満
50%以上
75%未満
75%以上
100%未満
100%以上
150%未満
150%以上
250%以下
1250%
合 計
格付有り
54,532
26,600
1,239,799
−
594,185
−
364,605
−
−
2,279,722
2012年度末
格付無し
2,824,371
649,877
404,630
−
0
58,106
33,640
−
−
3,970,626
合計
2,878,904
676,477
1,644,429
−
594,185
58,106
398,245
−
−
6,250,349
2013年度末
格付無し
3,453,386
605,796
255,650
−
37
2,363
161,534
238
−
4,479,008
格付有り
190,046
30,300
1,209,772
−
547,614
−
257,994
−
−
2,235,728
合計
3,643,432
636,096
1,465,423
−
547,652
2,363
419,529
238
−
6,714,736
3
(注)
1. 格付は、
適格格付機関が信用供与に付与したものを使用しています。
2. エクスポージャーは、
信用リスク削減手法勘案後のリスク・ウェイトに区分しています。
3. リスク・ウェイトの判定に外部格付を要しない日本国向けの円建てエクスポージャー等については、
「格付無し」
に区分しています。
4. コア資本に係る調整項目となったエクスポージャー(経過措置による不算入分を除く)
、CVAリスク相当額および中央清算機関関連エクスポー
ジャーは含まれていません。
5.「1250%」
欄については、
自己資本比率告示の規定により、2012年度末は
(旧告示により)
資本控除した額を、2013年度末は
(新告示により)
リ
スク・ウェイト1250%を適用したエクスポージャーの額をそれぞれ記載しています。
労金連の事業の概況
信用リスク削減手法に関する事項
● 信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャー (単位:百万円)
適格金融資産担保
信用リスク削減手法
保 証
クレジット・デリバティブ
2012年度末 2013年度末 2012年度末 2013年度末 2012年度末 2013年度末
ポートフォリオ
信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャー
ソブリン向け
金融機関向け
事業法人等向け
中小企業等・個人向け
抵当権付住宅ローン
不動産取得等事業向け
延滞債権
253,673
−
112,442
141,230
−
−
−
−
488,424
−
114,442
373,981
−
−
−
−
336,459
336,459
−
−
−
−
−
−
431,705
431,705
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
(注)労金連は、適格金融資産担保について簡便手法を用いています。
派生商品取引および長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項
● 派生商品取引および長期決済期間取引の取引種類ごとの与信相当額 (単位:百万円)
グロスの再構築コストの額
(A)
グロスのアドオンの額
(B)
グロスの与信相当額(A)+(B)
(C)
ネッティングによる与信相当額の削減額(D)
担保による信用リスク削減手法の効果
(E)
勘案前の与信相当額 (C)−(D)
外国為替関連取引
金利関連取引
金関連取引
株式関連取引
貴金属関連取引(金関連取引を除く)
その他コモディティ関連取引
クレジット・デリバティブ取引
担保の額
(F)
現金
国債・地方債等
担保による信用リスク削減手法の効果
勘案後の与信相当額 (E)−(F)
2012年度末
派生商品取引 長期決済期間取引
214
−
64
−
279
−
13
−
合 計
214
64
279
13
2013年度末
派生商品取引 長期決済期間取引
52
−
78
−
131
−
3
−
合 計
52
78
131
3
266
−
266
128
−
128
1
245
−
18
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
1
245
−
18
−
−
−
−
−
−
60
48
−
18
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
60
48
−
18
−
−
−
−
−
−
266
−
266
128
−
128
(注)1. 与信相当額は、
「カレント・エクスポージャー方式」
を用いて算出しています。
2. クレジット・デリバティブ取引の取扱いはありません。
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
57
証券化エクスポージャーに関する事項
オリジネーターの場合
該当ありません。
投資家の場合
● 保有する証券化・再証券化エクスポージャーに関する情報
<リスク・ウェイト区分別・原資産種類別のエクスポージャーおよび所要自己資本の額> 3
2012年度末
カードローン 住宅ローン 自動車ローン その他
証券化エクスポージャー
− 13,000
−
−
証券化エクスポージャー
− 12,916
−
−
20%
− 12,916
−
−
50%
−
−
−
−
100%
−
−
−
−
350%
−
−
−
−
再証券化エクスポージャー
−
84
−
−
40%
−
84
−
−
100%
−
−
−
−
225%
−
−
−
−
650%
−
−
−
−
1250%
−
−
−
−
(単位:百万円)
労金連の事業の概況
2013年度末
所要自己資本 カードローン 住宅ローン 自動車ローン その他
104
− 13,223
−
−
103
− 13,178
−
−
103
− 13,178
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
1
−
44
−
−
1
−
44
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
所要自己資本
106
105
105
−
−
−
0
0
−
−
−
−
(注)1. 所要自己資本=エクスポージャー残高×リスク・ウェイト×4%
2. オフ・バランス取引はありません。
3.「1250%」
の欄については、
自己資本比率告示の規定により、2012年度末は
(旧告示により)資本控除した額を、2013年度末は
(新告示により)
リスク・ウェイト1250%を適用したエクスポージャーの額をそれぞれ記載しています。
● 保有する再証券化エクスポージャーに対する信用リスク削減手法の適用の有無および保証人ごとまたは当該保証
人に適用されるリスク・ウェイトの区分ごとの内訳
該当ありません。
● 証券化エクスポージャーに関する経過措置の適用により算出される信用リスク・アセットの額
該当ありません。
出資等エクスポージャーに関する事項
● 貸借対照表計上額および時価 上場株式等
非上場株式等
その他
合 計
2012年度末
貸借対照表計上額
13,446
255
47,791
61,492
時 価
13,446
255
13,701
2013年度末
貸借対照表計上額
16,449
255
26,824
43,528
(単位:百万円)
時 価
16,449
255
16,704
(注)1. 貸借対照表計上額は、事業年度末における市場価格等に基づいています。
2.「その他」には、投資信託等の複数の資産を裏付とするエクスポージャー等を記載しています。
● 出資等エクスポージャーの売却および償却に伴う損益の額 (単位:百万円)
2012年度末
売却益
売却損
償 却
2013年度末
181
434
−
−
106
−
● 貸借対照表で認識され、
かつ、損益計算書で認識されない評価損益の額 2012年度末
評価損益
(単位:百万円)
2013年度末
3,079
5,170
(注)時価は、事業年度末における市場価格等に基づいています。
● 貸借対照表および損益計算書で認識されない評価損益の額 2012年度末
評価損益
(単位:百万円)
2013年度末
−
−
(注)時価は、事業年度末における市場価格等に基づいています。
金利リスクに関する事項
● 金利リスク量 2012年度末
VaR
アウトライヤー値(金利リスク量/自己資本)
58
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
(単位:百万円)
2013年度末
61,246
10.3%
54,218
15.6%
自己資本の充実の状況【自己資本の構成に関する開示事項(連結)】
自己資本の構成に関する開示事項
【2012年度】
(単位:百万円、%)
項
目
2012年度末
出資金
120,000
非累積的永久優先出資及び非累積的永久優先株
−
優先出資申込証拠金
−
資本剰余金
−
利益剰余金
126,982
連結子法人等の少数株主持分
−
処分未済持分(△)
−
自己優先出資(△)
−
自己優先出資申込証拠金
−
営業権相当額(△)
−
のれん相当額(△)
−
為替換算調整勘定
−
新株予約権
−
企業結合等により計上される無形固定資産相当額(△)
−
証券化取引に伴い増加した自己資本相当額(△)
−
計
(A)
土地の再評価額と再評価の直前の帳簿価額の差額の45%相当額
35
負債性資本調達手段等
−
補完的項目不算入額(△)
−
計
(B)
他の金融機関の資本調達手段の意図的な保有相当額
控除項目
非同時決済取引に係る控除額及び信用リスク削減手法として用いる保証又はクレジット・デ
リバティブの免責額に係る控除額
基本的項目からの控除分を除く、自己資本控除とされる証券化エクスポージャー及び信用補
完機能を持つI/Oストリップス
−
−
−
計
(A)
+(B)−(C)
信用リスク・アセットの額
(C)
−
(D)
247,172
(E)
1,121,250
資産(オン・バランス項目)
リスク・アセット
35
−
控除項目不算入額(△)
自己資本
247,137
−
一般貸倒引当金
補完的項目
(Tier2)
労金連の事業の概況
その他有価証券の評価差損(△)
3
基本的項目
(Tier1)
155
1,120,832
オフ・バランス項目
417
オペレーショナル・リスク相当額に係る額
計( E )
+( F )
(F)
62,681
(G)
1,183,931
T
i
er1比率
(A)/(G)×100
20.87
連結自己資本比率
(D)/(G)×100
20.87
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
59
【2013年度】
(単位:百万円、%)
項 目
3
コア資本に係る基礎項目 (1)
普通出資又は非累積的永久優先出資に係る会員勘定の額
うち、
出資金及び資本剰余金の額
うち、
利益剰余金の額
うち、
外部流出予定額(△)
うち、
上記以外に該当するものの額
コア資本に算入されるその他の包括利益累計額又は評価・換算差額等
うち、
為替換算調整勘定
うち、
退職給付に係るものの額
コア資本に係る調整後少数株主持分の額
コア資本に係る基礎項目の額に算入される引当金の合計額
うち、
一般貸倒引当金コア資本算入額
うち、
適格引当金コア資本算入額
適格旧資本調達手段の額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
公的機関による資本の増強に関する措置を通じて発行された資本調達手段の額のうち、コア資本
に係る基礎項目の額に含まれる額
土地再評価額と再評価直前の帳簿価額の差額の四十五パーセントに相当する額のうち、コア資本
に係る基礎項目の額に含まれる額
少数株主持分のうち、経過措置によりコア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
コア資本に係る基礎項目の額 (イ)
コア資本に係る調整項目 (2)
無形固定資産(モーゲージ・サービシング・ライツに係るものを除く。)の額の合計額
うち、
のれんに係るもの(のれん相当差額を含む。)の額
うち、
のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツに係るもの以外の額
繰延税金資産(一時差異に係るものを除く。
)の額
適格引当金不足額
証券化取引に伴い増加した自己資本に相当する額
負債の時価評価により生じた時価評価差額であって自己資本に算入される額
退職給付に係る資産の額
自己保有普通出資等(純資産の部に計上されるものを除く。)の額
意図的に保有している他の金融機関等の対象資本調達手段の額
少数出資金融機関等の対象普通出資等の額
労働金庫連合会の対象普通出資等の額
特定項目に係る十パーセント基準超過額
うち、
その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関連するものの額
うち、
モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関連するものの額
うち、
繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連するものの額
特定項目に係る十五パーセント基準超過額
うち、
その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関連するものの額
うち、
モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関連するものの額
うち、
繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連するものの額
コア資本に係る調整項目の額 (ロ)
自己資本
自己資本の額((イ)−(ロ)) (ハ)
リスク・アセット等 (3)
信用リスク・アセットの額の合計額
うち、
経過措置によりリスク・アセットの額に算入される額の合計額
うち、無形固定資産(のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツに係るものを除く。)
うち、繰延税金資産
うち、退職給付に係る資産
うち、他の金融機関等向けエクスポージャー
うち、上記以外に該当するものの額
オペレーショナル・リスク相当額の合計額を八パーセントで除して得た額
信用リスク・アセット調整額
オペレーショナル・リスク相当額調整額
リスク・アセット等の額の合計額 (ニ)
連結自己資本比率
連結自己資本比率
((ハ)/(ニ))
2013年度末
経過措置による
不算入額
254,210
120,000
142,910
8,700
−
−
−
−
−
12
12
−
−
−
−
労金連の事業の概況
−
254,223
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
23,922
−
23,922
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
254,223
988,045
△ 214,880
23,922
−
−
△ 238,802
−
79,012
−
−
1,067,058
23.82
(注)
1. 労金連グループは、
「労働金庫法第94条第1項において準用する銀行法第14条の2の規定に基づき、
労働金庫及び労働金庫連合会がその保有
する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準
(平成18年金融庁・厚生労働省告示第7号)」
(以下「自己
資本比率告示」
といいます。)により、自己資本比率を算定しています。
自己資本比率告示は、
平成25年3月8日に改正され、
平成26年3月31日から改正後の告示(以下「新告示」といいます。)が適用されています。こ
のため、2012年度
(平成24年度)
末についてはそれ以前の告示(以下「旧告示」といいます。)に基づく結果を、2013年度
(平成25年度)末におい
ては新告示に基づく結果をそれぞれ開示しています
(以下同じ)。
また、
労金連グループは国内基準を採用しています。
2.「自己資本の充実の状況」
で使用している用語等の説明については、用語集(112ページ∼)をご覧ください。
60
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
自己資本の充実の状況【定量的な開示事項(連結)】
自己資本の充実度に関する事項
● 信用リスク等に対する所要自己資本の額 (単位:百万円)
2012年度末
2013年度末
リスク・アセット(注1) 所要自己資本(注2) リスク・アセット(注1) 所要自己資本(注2)
信用リスク
44,850
988,045
39,521
1,118,633
44,745
1,200,230
48,009
78,441
318,448
670,815
654
−
−
28
50,245
2,617
2,583
33
3,137
12,737
26,832
26
−
−
1
2,009
104
103
1
75,948
504,842
534,287
−
−
−
25
85,125
2,653
2,635
17
3,037
20,193
21,371
−
−
−
1
3,405
106
105
0
−
−
−
−
23,922
956
△ 238,802
△ 9,552
1
0
3,160
42,682
ソブリン向け(注4)
金融機関向け
事業法人等向け
中小企業等・個人向け
抵当権付住宅ローン
不動産取得等事業向け
延滞債権(注5)
その他
証券化エクスポージャー
証券化
再証券化
複数の資産を裏付とする資産(所謂ファンド)
のうち、個々の資産の把握が困難な資産
経過措置によりリスク・アセットの額
に算入されるものの額
他の金融機関等の対象資本調達手段に
係るエクスポージャーに係る経過措置に
よりリスク・アセットの額に算入されな
かったものの額
CVAリスク相当額を8%で除して得た額(注6)
中央清算機関関連エクスポージャー (注7)
オペレーショナル・リスク(注8)
(B)
リスク・アセット、所要自己資本の総額 (A)+(B)
62,681
2,507
32
9
79,012
1,183,931
47,357
1,067,058
労金連の事業の概況
1,121,250
3
(A)
標準的手法が適用されるポートフォリオ
ごとのエクスポージャー(注3)
(注)
1. リスク・アセットとは、
貸借対照表に記載された資産に、
その種類あるいは取引相手の信用リスクの度合いに応じて設定されたリスク・ウェイト
を乗じて算定した額のことです。
なお、
労金連グループでは、
格付機関の格付等に応じて設定されたリスク・ウェイトを使用する
「標準的手法」
を採
用しています。
2. 所要自己資本=リスク・アセット×4%
3.「エクスポージャー」
とは、
資産
(派生商品取引によるものを除く)
ならびにオフ・バランス取引および派生商品取引の与信相当額等、
リスクにさら
されている資産等の金額のことです。
4.「ソブリン」
とは、
中央政府、
中央銀行、
政府関係機関等のことです。
5.「延滞債権」
とは、
元本または利息の支払が約定支払日の翌日から3ヵ月以上延滞しているエクスポージャーのことです。
6.「CVAリスク」
とは、
クレジット・スプレッドその他の信用リスクに係る指標の市場変動により、
CVAが変動するリスクのことです。
7.「中央清算機関関連エクスポージャー」
とは、
デリバティブ取引等の中央清算機関に対して発生するエクスポージャーのことです。
8.「オペレーショナル・リスク」
とは、
業務の過程、
役職員の活動もしくはシステムが不適切であること、
または外生的な事象により損失を被るリス
クのことです。
労金連グループでは、
基礎的手法により、
リスク量を算定しています。
信用リスクに関する事項(証券化エクスポージャーを除く)
● 信用リスクに関するエクスポージャーおよび主な種類別の期末残高
<地域別>
(単位:百万円)
エクスポージャー
区分
合 計
地域区分
貸出金等取引
(注1)
債 券
店頭デリバティブ取引 複数の資産を裏 その他の資産等
付けとする資産
(注2)
(注3)
(ファンド等)
うち延滞エクス
ポージャー
(注4)
2012年 2013年 2012年 2013年 2012年 2013年 2012年 2013年 2012年 2013年 2012年 2013年 2012年 2013年
度末
度末
度末
度末
度末
度末
度末
度末
度末
度末
度末
度末
度末
度末
国 内
国 外
5,873,801 6,349,173
378,180 367,611
432,824
−
786,675 4,625,012 4,605,938
− 378,080 364,397
279
−
131
−
43,582
100
37,372
3,213
772,102
−
919,055
−
18
−
16
−
合 計
6,251,981 6,716,784
432,824
786,675 5,003,092 4,970,336
279
131
43,682
40,586
772,102
919,055
18
16
(注)1.「貸出金等取引」は、貸出金の他、
コミットメントおよびその他のデリバティブ以外のオフ・バランス取引を含みます。
2. 店頭デリバティブ取引のエクスポージャーについては、
法的に有効なネッティングを行う前の与信相当額を記載しています。
3.「その他の資産等」
は、その他の資産の他、株式、預け金、コールローン等の短期金融資産等を含みます。
4.「延滞エクスポージャー」
とは、元本または利息の支払が約定支払日の翌日から3ヵ月以上延滞しているエクスポージャーのことです。
5. CVAリスク相当額および中央清算機関関連エクスポージャーは含まれていません。
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
61
<業種別>
(単位:百万円)
エクスポージャー
区分
合 計
業種区分
貸出金等取引
店頭デリバティブ 複数の資産を裏
うち延滞
付けとする資産 その他の資産等
取引
エクスポージャー
(ファンド等)
債 券
2012年 2013年 2012年 2013年 2012年 2013年 2012年 2013年 2012年 2013年 2012年 2013年 2012年 2013年
度末
度末
度末
度末
度末
度末
度末
度末
度末
度末
度末
度末
度末
度末
493,265 365,976
−
− 486,444 358,264
−
−
−
−
6,820
7,711
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
3
製造業
農業、林業
漁業
鉱業、採石業、
−
−
砂利採取業
建設業
4,260
9,260
電気・ガス・
155,651 138,893
熱供給・水道業
情報通信業
69,561
65,862
運輸業、郵便業 571,134 612,424
卸売業、小売業、宿泊業、
122,672
88,827
飲食サービス業
金融業、保険業 1,977,568 1,916,171
不動産業、
256,842 212,523
物品賃貸業
医療、福祉
−
−
サービス業
15,495
11,417
国・地方公共団体 2,481,608 3,151,650
政府関係機関
−
−
個人
673
618
その他
103,246 143,157
合 計
6,251,981 6,716,784
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
10,398
−
297,640
労金連の事業の概況
−
−
−
−
−
−
−
−
−
4,099
8,999
−
−
−
−
161
260
−
−
155,521
138,763
−
−
−
−
129
129
−
−
68,851
570,747
65,127
611,985
−
−
−
−
−
−
−
−
709
387
735
439
−
−
−
−
111,320
87,784
−
−
−
−
953
1,042
−
−
554,327 1,169,824
995,897
279
131
−
−
509,824
365,814
−
−
212,319
−
−
−
−
123
203
−
−
−
−
−
75
14,778
11,085
230,833 2,180,789 2,480,107
−
−
−
618
−
−
821
−
−
786,675 5,003,092 4,970,336
−
−
−
−
−
−
279
−
−
−
−
−
−
131
−
−
−
−
−
43,682
43,682
−
−
−
−
−
40,586
40,586
−
217
193,749
−
−
59,026
772,102
−
257
440,710
−
−
101,750
919,055
−
−
−
−
18
−
18
−
−
−
−
16
−
16
16,004
−
500
107,069
−
673
537
432,824
−
−
240,714
(注)
「その他」
は、
業種区分に分類することが困難なエクスポージャーのことで、
現金、
その他資産、
固定資産、
投資信託等が含まれています。
<残存期間別> (単位:百万円)
エクスポージャー
区分
合 計
期間区分
期間定めなし
1年以下
1年超 3年以下
3年超 5年以下
5年超 7年以下
7年超 10年以下
10年超
合 計
2012年
度末
310,685
1,686,865
1,127,628
1,001,546
763,068
1,065,889
296,297
6,251,981
貸出金等取引
店頭デリバティブ 複数の資産を裏
うち延滞
付けとする資産 その他の資産等
取引
エクスポージャー
(ファンド等)
債 券
2013年 2012年 2013年 2012年 2013年 2012年 2013年 2012年 2013年 2012年 2013年 2012年 2013年
度末
度末
度末
度末
度末
度末
度末
度末
度末
度末
度末
度末
度末
599,541
−
−
−
−
−
−
43,682
40,586 267,002 558,955
−
−
1,791,373 432,724 786,600 748,901 644,568
139
104
−
− 505,100 360,100
18
16
1,046,818
−
75 1,127,488 1,046,716
140
26
−
−
−
−
−
−
1,027,399
100
− 1,001,446 1,027,399
−
−
−
−
−
−
−
−
951,831
−
− 763,068 951,831
−
−
−
−
−
−
−
−
874,654
−
− 1,065,889 874,654
−
−
−
−
−
−
−
−
425,166
−
− 296,297 425,166
−
−
−
−
−
−
−
−
6,716,784 432,824 786,675 5,003,092 4,970,336
279
131
43,682
40,586 772,102 919,055
18
16
● 一般貸倒引当金、
個別貸倒引当金の期末残高および期中の増減額 (単位:百万円)
期首残高
一般貸倒引当金
個別貸倒引当金
合 計
2012年度
2013年度
2012年度
2013年度
2012年度
2013年度
当期増加額
29
35
125
118
155
154
35
12
118
122
154
135
当期減少額
目的使用
その他
−
29
−
35
18
107
7
111
18
137
7
146
期末残高
35
12
118
122
154
135
(注)
貸倒引当金は、
労金連グループが各々定める引当基準に則り、
計上しています。
● 業種別個別貸倒引当金および貸出金償却の残高等 (単位:百万円)
個別貸倒引当金
2012年度
2013年度
(注)個別貸倒引当金および貸出金償却ともに、業種は個人分のみです。
62
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
貸出金償却
118
122
18
7
● リスク・ウェイトの区分ごとのエクスポージャーの額等 (単位:百万円)
エクスポージャーの額
リスク・ウェイト区分
0%以上
10%未満
10%以上
20%未満
20%以上
35%未満
35%以上
50%未満
50%以上
75%未満
75%以上
100%未満
100%以上
150%未満
150%以上
250%以下
1250%
合 計
格付有り
54,532
26,600
1,240,154
−
594,185
−
364,605
−
−
2,280,077
2012年度末
格付無し
2,824,371
649,877
404,741
−
0
58,106
34,786
18
−
3,971,903
合計
2,878,904
676,477
1,644,895
−
594,185
58,106
399,391
18
−
6,251,981
2013年度末
格付無し
3,453,388
605,796
255,748
−
37
2,363
163,286
137
−
4,480,758
格付有り
190,046
30,300
1,210,070
−
547,614
−
257,994
−
−
2,236,026
合計
3,643,435
636,096
1,465,819
−
547,652
2,363
421,280
137
−
6,716,784
3
(注)
1. 格付は、
適格格付機関が信用供与に付与したものを使用しています。
2. エクスポージャーは、
信用リスク削減手法勘案後のリスク・ウェイトに区分しています。
3. リスク・ウェイトの判定に外部格付を要しない日本国向けの円建てエクスポージャー等については、
「格付無し」
に区分しています。
4. コア資本に係る調整項目となったエクスポージャー(経過措置による不算入分を除く)
、CVAリスク相当額および中央清算機関関連エクスポー
ジャーは含まれていません。
5.「1250%」
欄については、
自己資本比率告示の規定により、2012年度末は
(旧告示により)
資本控除した額を、2013年度末は
(新告示により)
リスク・ウェイト1250%を適用したエクスポージャーの額をそれぞれ記載しています。
労金連の事業の概況
信用リスク削減手法に関する事項
● 信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャー (単位:百万円)
適格金融資産担保
信用リスク削減手法
保 証
クレジット・デリバティブ
2012年度末 2013年度末 2012年度末 2013年度末 2012年度末 2013年度末
ポートフォリオ
信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャー
ソブリン向け
金融機関向け
事業法人等向け
中小企業等・個人向け
抵当権付住宅ローン
不動産取得等事業向け
延滞債権
253,423
−
112,442
140,980
−
−
−
−
488,174
−
114,442
373,731
−
−
−
−
336,459
336,459
−
−
−
−
−
−
431,705
431,705
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
(注)労金連グループは、適格金融資産担保について簡便手法を用いています。
派生商品取引および長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項
● 派生商品取引および長期決済期間取引の取引種類ごとの与信相当額 (単位:百万円)
グロスの再構築コストの額
(A)
グロスのアドオンの額
(B)
グロスの与信相当額(A)+(B)
(C)
ネッティングによる与信相当額の削減額(D)
担保による信用リスク削減手法の効果
(E)
勘案前の与信相当額 (C)−(D)
外国為替関連取引
金利関連取引
金関連取引
株式関連取引
貴金属関連取引
(金関連取引を除く)
その他コモディティ関連取引
クレジット・デリバティブ取引
担保の額
(F)
現金
国債・地方債等
担保による信用リスク削減手法の効果
勘案後の与信相当額 (E)−(F)
2012年度末
派生商品取引 長期決済期間取引
214
−
64
−
279
−
13
−
合 計
214
64
279
13
2013年度末
派生商品取引 長期決済期間取引
52
−
78
−
131
−
3
−
合 計
52
78
131
3
266
−
266
128
−
128
1
245
−
18
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
1
245
−
18
−
−
−
−
−
−
60
48
−
18
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
60
48
−
18
−
−
−
−
−
−
266
−
266
128
−
128
(注)1. 与信相当額は、
「カレント・エクスポージャー方式」
を用いて算出しています。
2. クレジット・デリバティブ取引の取扱いはありません。
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
63
証券化エクスポージャーに関する事項
オリジネーターの場合
該当ありません。
投資家の場合
● 保有する証券化・再証券化エクスポージャーに関する情報
<リスク・ウェイト区分別・原資産種類別のエクスポージャーおよび所要自己資本の額> 3
2012年度末
カードローン 住宅ローン 自動車ローン その他
証券化エクスポージャー
− 13,000
−
−
証券化エクスポージャー
− 12,916
−
−
20%
− 12,916
−
−
50%
−
−
−
−
100%
−
−
−
−
350%
−
−
−
−
再証券化エクスポージャー
−
84
−
−
40%
−
84
−
−
100%
−
−
−
−
225%
−
−
−
−
650%
−
−
−
−
1250%
−
−
−
−
(単位:百万円)
2013年度末
所要自己資本 カードローン 住宅ローン 自動車ローン その他
104
− 13,223
−
−
103
− 13,178
−
−
103
− 13,178
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
1
−
44
−
−
1
−
44
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
所要自己資本
106
105
105
−
−
−
0
0
−
−
−
−
労金連の事業の概況
(注)1. 所要自己資本=エクスポージャー残高×リスク・ウェイト×4%
2. オフ・バランス取引はありません。
3.「1250%」
の欄については、
自己資本比率告示の規定により、2012年度末は
(旧告示により)資本控除した額を、2013年度末は
(新告示により)
リスク・ウェイト1250%を適用したエクスポージャーの額をそれぞれ記載しています。
● 保有する再証券化エクスポージャーに対する信用リスク削減手法の適用の有無および保証人ごとまたは当該保証
人に適用されるリスク・ウェイトの区分ごとの内訳
該当ありません。
● 証券化エクスポージャーに関する経過措置の適用により算出される信用リスク・アセットの額
該当ありません。
出資等エクスポージャーに関する事項
● 連結貸借対照表計上額および時価 (単位:百万円)
上場株式等
非上場株式等
その他
合 計
2012年度末
連結貸借対照表計上額
13,446
16
47,791
61,254
時 価
13,446
16
13,462
2013年度末
連結貸借対照表計上額
16,449
16
26,824
43,289
時 価
16,449
16
16,465
(注)1. 連結貸借対照表計上額は、事業年度末における市場価格等に基づいています。
2.「その他」には、投資信託等の複数の資産を裏付とするエクスポージャー等を記載しています。
● 出資等エクスポージャーの売却および償却に伴う損益の額 (単位:百万円)
2012年度末
売却益
売却損
償 却
2013年度末
181
434
−
−
106
−
● 連結貸借対照表で認識され、
かつ、連結損益計算書で認識されない評価損益の額 (単位:百万円)
2012年度末
評価損益
2013年度末
3,079
5,170
(注)時価は、事業年度末における市場価格等に基づいています。
● 連結貸借対照表および連結損益計算書で認識されない評価損益の額 (単位:百万円)
2012年度末
評価損益
2013年度末
−
−
(注)時価は、事業年度末における市場価格等に基づいています。
金利リスクに関する事項
労金連グループの金利リスクについては、大宗を労金連が占めており、影響が限定的であるため、連結ベースでの金利リスク量の
算定を行っていません。
64
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
業務のご案内
主要な業務の内容
総合事務センター
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
66 ∼ 71
72
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
主要な業務の内容
労金連は、
中央金融機関として
〈ろうきん〉
と預金、
貸出、
為替などの各種金融業務を行うとともに、
福祉事業団体、
勤労者の団体、
事業
会社などの法人を中心とした取引を行っています。
また、
金融市場においては、
機関投資家として資金の調達や運用を行っています。
(矢印はおもな資金の流れ)
〈ろうきん〉の会員、間接構成員等
4
預 金
貸 出
業務のご案内
〈ろうきん〉
預金業務
貸出業務
労 金 連
資金需給調整
資金
調達業務
資金
預金業務
運用業務
金 融 市 場
66
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
貸出業務
国、公共・公益法人、
福祉事業団体、
事業会社等
●
内国為替業務
●
資金中継業務
●
代理業務
●
対金庫デリバティブ
取引業務
●
現金供給業務
●
財形業務
●
確定拠出年金業務
●
国債窓販業務
●
投信窓販業務
等
●
資金調達業務
預金業務
資金調達の構成
労金連の預金の大部分は、
会員である
労金連の資金調達の残高
(2014年3
借用金等
4,242億円(7.0%)
譲渡性預金
477億円(0.7%)
〈ろうきん〉
から受け入れています。
このほか、労金連では、公共法人や公
月31日現在)
は、
6兆331億円となってお
益法人など、
〈ろうきん〉以外のお客さま
り、
そのうち92.
1%が預金です。
からも預金をお預かりしています。
労金連が金融機能を十分に発揮して
労金連の預金の種類は、当座預金、普
いくためには、安定的な資金調達が不可
通 預 金、普 通 預 金 無 利 息 型
(決済用預
欠です。このため、預金の受入れ以外に
金)
、通知預金、定期預金など一般の金融
も、
日銀金融調節や市場から資金調達を
機関とほぼ同じですが、
〈ろうきん〉の中
行うなど、多様な調達手段による流動性
央金融機関として
〈ろうきん〉
を対象とし
資金の適正な確保に努めています。
た独自の預金制度を設けています。
預金
5兆5,610億円
(92.1%)
合計 6兆331億円
(2014年3月31日現在)
労金連は、
これら
〈ろうきん〉を対象と
預 金 の 構 成
した預金により安定的な資金調達を行
※譲渡性預金を含む
い、
〈ろうきん〉間の資金需給調整機能を
〈ろうきん〉以外
6,997億円(12.4%)
発揮するとともに、
〈ろうきん〉の余裕資
4
金の効率運用に資しています。
また、業態セーフティネットや大規模
災害特別貸付の財源を確保するための
業務のご案内
〈ろうきん〉
4兆9,091億円
預金の仕組みを作り、
〈ろうきん〉業態の
(87.5%)
信用維持に努めています。
2014年3月31日現在の預金の残高
合計 5兆6,088億円
(譲渡性預金を含む)は、5兆6,
088億円
(2014年3月31日現在)
となっています。
●
労金連の預金制度
当座預金
普通預金
流動性預金
普通預金無利息型(決済用預金)
通知預金
別段預金
預 金
一般定期預金
協力定期預金
相互支援定期預金
定期性預金
〈ろうきん〉を
対象とした預金
大規模災害特別定期預金
財形特別定期預金
譲渡性預金
自由金利型定期預金
確定拠出年金定期預金
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
67
●
資金運用業務
市場運用業務
金の効率運用と
〈ろうきん〉間の資金需
労金連には、
〈ろうきん〉の余裕資金を
効率的に運用し、安定的に収益を還元す
るという中央金融機関としての重要な役
総資産の構成
労金連は、全国の
〈ろうきん〉の余裕資
給の調整を主な目的として、国内を中心
とする金融市場で資金運用を行ってい
その他 968億円
(1.4%)
預け金等
7,455億円
貸出金
3,882億円
(11.5%)
(6.0%)
ます。
割があります。
この役割を果たすため、
労
金連は、
さまざまな運用手段を用いて資
金の効率的な運用に努めています。
労金連の資金運用は金融市場運用の
有価証券等
5兆2,274億円
(有価証券運用)
(80.9%)
有価証券運用は、中長期的な視野に
割合が高く、なかでもその中心的な位置
立ち、期間収益の確保と自己資本の健全
を占めているのが有価証券運用です。
な成長を目的として、債券を中心とした
総資産6兆4,
580億円
(2014年3月31
ポートフォリオを構築しています。
日現在)のうち、
80.
9%が有価証券等に
運用にあたっては、マクロ経済環境や
よる運用資産です。
市場動向の分析を行うとともに、債券の
合計 6兆4,580億円
(2014年3月31日現在)
貸出先別構成
金利を主な収益源泉と位置付け、国債・
地方債をはじめとする公共債、投資適格
4
●
貸出業務
会員である
〈ろうきん〉への貸出しは、
事業債、ユーロ円債等を中心とした投資
独立行政法人
405億円(10.4%)
その他の会員外
24億円(0.6%)
を行っています。
業務のご案内
〈ろうきん〉
間の資金需給の調整、
〈ろうき
このほか、金利上昇リスク対応として
ん〉業態の信用維持、災害時の被災者へ
の変動債や、分散投資の観点から外国国
の支援などを主な目的としています。
債、株式、投資信託等にも幅広く投資を
また、
労金連は、
会員である
〈ろうきん〉
行っています。
のほか、国や公共法人・公益法人、一部の
また、
リスク管理は、
デュレーションの
〈ろうきん〉
1,144億円
(29.4%)
国
2,308億円
(59.4%)
株式会社などにも貸出しを行っています。
管理や投資対象別限度額の設定ととも
2014年3月31日現在の貸出金の残高
に、金利リスク・信用リスク・流動性リス
合計 3,882億円
は、
3,
882億円となっています。
ク等の状況をモニタリングすることによ
(2014年3月31日現在)
り、過度のリスクを取ることのないよう
努めています。
2014年3月31日現在の有価証券
(短
期社債・その他の証券
(譲渡性預け金)
を 除 く )お よ び 金 銭 の 信 託 の 残 高 は、
5兆324億円となっています。
有価証券等の構成
外国証券 3,768億円(7.2%)
うち円貨建2,921億円
(含ユーロ円債)
株式
167億円(0.3%)
(短期金融市場業務)
労金連は、信用リスク・流動性リスク
連の2014年3月31日現在の短期運用
資産残高
( 国 へ の 入 札 貸 付 等、短 期 運
用見合いの貸付2,308億円を含む)は、
1兆1,675億円となっています。
68
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
600億円(1.1%)
金銭の信託
99億円(0.1%)
投資信託
409億円
国債
(0.7%)
1兆3,887億円
(26.5%)
に留意しながら、支払準備資産である
短期資金の運用を行っています。労金
その他の証券
うち外貨建 847億円
社債
2兆1,493億円
(41.1 %)
短期社債
1,349億円
地方債
1兆498億円
(20.0%)
(2.5%)
合計 5兆2,274億円
(2014年3月31日現在)
〈ろうきん〉業務の補完
●
内国為替業務等
(内国為替業務)
(その他の各種サービス)
〈ろうきん〉は、国内の民間金融機関と
〈ろうきん〉の内国為替は、労働金庫
〈ろうきん〉は、全国の
〈ろうきん〉の
の 間 で 内 国 為 替 取 引 やCD・ATM提 携
内国為替制度に基づき取り扱っており、
ネットワークと各種提携先を接続して、
サービスをはじめとした、各種情報ネッ
アール・ワンシステムによりオンライン
さまざまな情報ネットワークサービスを
トワークサービスを提供しています。
処理されています。
提供しています。
労金連は、
〈ろうきん〉
業態を代表して、
労金連は、労働金庫内国為替制度を運
労金連は、
これらの情報ネットワーク
労働金庫内国為替制度の運営や為替貸
営するとともに、
〈ろうきん〉相互間の為
サービスの運営・管理を行うとともに、
提
借の決済を行うとともに、各種情報ネッ
替貸借の決済を行っています。
携先との間の資金決済を行っています。
トワークサービスの運営・管理やこれら
また、
〈ろうきん〉は、アール・ワンシス
●CD・ATM提 携 サ ー ビ ス
(全国
〈ろう
に伴う資金決済を担っています。
テムと全国銀行データ通信システム
(全
きん〉間とMICS加盟金融機関やゆう
銀システム)
との接続により他の全銀シ
ちょ銀行およびイオン銀行とのCD・
ステム加盟金融機関ともオンラインで
ATM相互利用とセブン銀行とのATM
結ばれ、
〈ろうきん〉以外の金融機関との
提携)
●デビットカードサービス
4
為替取引が行えるようになっています。
●マルチペイメントネットワーク
(MPN)
●CDキャッシング
項 目
送金・振込
代金取立
合 計
●
2012年度
区 分
労金連
(単位:件)
2013年度
13
〈ろうきん〉
合計
労金連
13
〈ろうきん〉
合計
各地へ向けた分
25,201
6,447,881
275,836
6,466,098
各地より受けた分
17,488
23,052,082
35,333
24,104,069
各地へ向けた分
−
676
−
567
各地より受けた分
−
255
−
228
各地へ向けた分
25,201
6,448,557
275,836
6,466,665
各地より受けた分
17,488
23,052,337
35,333
24,104,297
資金中継業務
労金連では、全国の
〈ろうきん〉が口座
●
業務のご案内
●内国為替取扱実績 代理業務
労金連は、
日本銀行歳入代理店業務の
●
対金庫デリバティブ取引業務
労金連は、
全国の
〈ろうきん〉
に対し、
リ
振替により収納した国税収納金、国民年
ほか次の機関の業務の代理を行ってい
スクヘッジ機能を提供することを目的
金保険料や公共料金、クレジットカード
ます。
に、金利スワップ取引、金利オプション
利用代金などの各種口座振替の資金を
○独立行政法人住宅金融支援機構
取引等のデリバティブ取引を行ってい
取りまとめ、一括して日本銀行や民間企
○株式会社日本政策金融公庫
ます。
業との決済を行っています。
○独立行政法人勤労者退職金共済機構
また、
労金連では、
国の年金やその他の
○一般社団法人日本労働者信用基金協会
国庫金の振込、民間給与振込など、全国
○預金保険機構
〈ろうきん〉
のお客さま宛の口座振込業務
も受託しています。
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
69
●
現金供給業務
<2013年度取扱実績>
労金連は、全国の〈ろうきん〉が日々必
日本銀行からの現金払戻
576件
1兆1,851億円
97件
50億円
要とする業務用現金を安定的かつ確実
日本銀行への現金入金
に調達できるよう、
〈ろうきん〉業態で唯
一認められている日本銀行本支店との
当座取引を通じて現金の供給を行って
います。
《労金連の現金供給業務の流れ》 また、余剰となった現金は日本銀行の
当座預金口座へ入金しています。
労金連
〈ろうきん〉
①供給依頼
④現金受領
③当座払戻請求
日銀支店
(当座預金)
②資金振替
日銀本店
(当座預金)
4
業務のご案内
●
財形業務
労金連は、全国規模の企業・団体にお
確定拠出年金業務
(企業型確定拠出年金)
●
に係る役割発揮宣言」
の取組みの強化・サ
ける財形預金の事務手続き(各種書類の
労金連は、全国の
〈ろうきん〉を代表し
授受や積立金の振込など)が円滑に行わ
て、確定拠出年金の商品提供機関の役
れるよう、全国〈ろうきん〉の窓口として
割を担っており、元本確保型商品である
の役割を担っており、ろうきん財形契
「ろうきん確定拠出年金定期預金
(期間5
約件数298万件のうち、53万件が労金
年)
」
を提供しています。
ポートも行っています。
(個人型確定拠出年金)
〈ろうきん〉では、税制優遇措置のある
個人型確定拠出年金を、
60歳以降の生活
連を通じて取引されています。
( 2014
また、
労金連が確定拠出年金の運営管
を支える重要な商品と位置付け、全国の
年3月31日現在)
理機関となる総合型確定拠出年金
「ろう
〈ろうきん〉が運営管理機関となり、加入
また、財形預金のトップバンクとして
きんDCプラン」
を取り扱っています。
者や運用指図者の方々への対応を行って
“便利で使いやすい財形預金”を目指し、
さらに、
労金連では、
各種情報提供ツー
います。
残高通知や払戻手続き等のサービス向
ルの作成や、企業年金セミナーの開催支
労金連では、全国の
〈ろうきん〉の個人
上、
さらに財形制度の改善にも積極的に
援、
加入者教育に関する講師の養成など、
型確定拠出年金業務をサポートしていま
取り組んでいます。
全国の
〈ろうきん〉が実施する
「企業年金
す。
《企業型年金の仕組み》
企業
(事業主)
労働組合
(本部・支部)
定期預金提供
〈ろうきん〉
労金連
運営管理機関
保険・投信・定期
70
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
情報提供
選 定
労使合意
●
国債窓販業務
〈ろうきん〉では、お客さまの資金運用
国債窓販残高の推移
(億円)
2,500
ニーズに幅広くお応えするため、利付国
債
(2年、
10年)
および個人向け国債
(3
2,000
1,939
1,973
2009
2010
1,909
1,781
1,782
年、5年、10年)の窓口販売業務を行っ
ています。
1,500
労金連は、
〈ろうきん〉が行う国債窓口
販売に係る取りまとめ機能を担うことに
より、
〈ろうきん〉の国債窓口販売業務を
サポートしています。
1,000
500
0
2011
2012
2013 (年度末)
(注)全国〈ろうきん〉合計
●
投信窓販業務
〈ろうきん〉は、登録金融機関として投
資信託の販売を行っています。
投信窓販純資産残高の推移
(億円)
400
350
300
250
担っています。
200
また、投資信託の商品の選定を行い、
278
250
221
業務のご案内
指定販売会社としての取りまとめ機能を
4
受け、投信委託会社、信託銀行との間で
335
331
労金連は、全国の
〈ろうきん〉の委託を
150
MMFから株式投資信託まで、投資対象
資産や投資対象地域の分類等による幅
広い品揃えを
〈ろうきん〉に提供するな
ど、各
〈ろうきん〉における資産運用サー
ビスのサポートに取り組んでいます。
100
50
0
2009
2010
2011
2012
2013 (年度末)
(注)1.
全国〈ろうきん〉合計
2.
純資産残高は
「各年度3月31日時点の基準価額×残高口数」
にて算出
《労金連投信窓販業務の仕組み》
資産の運用
投 信委 託 会 社
資産の保管
●
その他
労金連では、商品有価証券売買業務、
信託銀行
投資信託の販売
労金連 〈ろうきん〉
指定販売会社 販売会社
社債受託および登録業務、
ならびに信託
業務は行っていません。
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
71
総合事務センター
総合事務センターは、1989年全国
提供、
ATMサービス時間の拡大(セブン
用できるほか、デビットカードサービ
〈ろうきん〉のオンライン業務を担う共
銀行ATMご利用の労金取引は24時間
ス、Pay−easy
(ペイジー)口座振替受付
同センターとして設立され、全国労働金
可能)
、業務継続に備えたバックアップ
サービスなど、各種提携業務のシステム
庫統一オンラインシステムとして開発
サイトの構築等、大幅に機能アップを図
センターとしての役割も担っています。
したユニティシステムを翌1990年5月
り、2014年1月
「アール・ワンシステム
また、お客さまが来店することなくお
に稼働させました。
(R・ONE)」として稼働しました。
取引ができるチャネルとして、パソコン
その後、順次システム機能を拡張しな
総合事務センターは内国為替、MICS
や携帯電話・スマートフォンによる
「ろ
がら情報化社会への対応やお客さまの
加盟の金融機関、ゆうちょ銀行、セブン
うきんダイレクト」などのサービスを提
さまざまな金融ニーズにお応えしてき
銀行、イオン銀行などとのATM提携、
供しています。なお、これらのチャネル
ました。
第 二 地 方 銀 行・信 用 金 庫・信 用 組 合 と
についてはお客さまに安心してご利用
2008年には新しいオンラインシステ
の「入金ネット」提携、さらにコンビニ
いただくため、万全なセキュリティ対策
ムの構築に着手し、より充実した商品の
エンスストアやスーパーのATMが利
を備えております。
対外機関
北海道労働金庫
4
東北労働金庫
業務のご案内
中央労働金庫
全銀センター
〈労金連〉
内国為替
アール・ワンシステム
(総合事務センター)
統合ATMセンター
業態間AT
業態間ATM提携
A M提携
入金ネット
新潟県労働金庫
CAFISセンター
決済中継
長野県労働金庫
基幹系システム
(勘定系)
静岡県労働金庫
勘定系
JJ-Debit
D bit(デビットカード)
(デビ トカ ド)
CDキャッシング
セブン銀行センター
ゆうちょ銀行センター
北陸労働金庫
ANSERセンター
東海労働金庫
近畿労働金庫
営業店システム
外接系
情報系
インタ ネ トバンキング
インターネッ
モバイルバンキング
デビットクリアリングセンター
MPNセンター
中国労働金庫
四国労働金庫
Pay-easy
P
s(ペイジ
(ペイジー)
)
口座振替受付サービス
独自バッチシステム
口座振替(FB)
信用情報センター
九州労働金庫
KSC・CIC
C C・JICC
J
沖縄県労働金庫
労働金庫連合会
72
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
バックアップサイト
(災対システム)
住機構センター
レコードキーピング
組織の概要
業務組織図
役員
職員の状況
会員の内訳
出資会員
沿革・あゆみ
74
75
76
76
76
77 ∼ 78
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
業務組織図
(2014年6月30日現在)
常勤役職員数482名
総 会
常務会
営
委
員
会
業務システム委員会
経
5
総合事務センター
組織の概要
西日本情報センター
シ ス テ ム 運 用 部
情 報 シ ス テ ム 部
セ ン タ ー 総 務 部
事 務 集 中 部
総 合 企 画 部
財 務 管 理 部
統 合リ スク 管 理部
総 務 部
資 金 管 理 部
事 務 部
資 金 運 用 部
財 形 部
営 業 推 進 部
業 務 企 画 部
業 務 管 理 部
事 務 改 革 部
コンプライアンス室
監 査 室
監 事 会 事 務 局
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
74
事
監
理事会
役 員
(2014年6月30日現在)
理 事 長 中
江 公 人
副理事長 丹
治 則 雄
(員外)
常務理事 落
合 真
専務理事 鈴
木 久 司
(員外)
常務理事 髙
田 勝 隆
(員外)
(員外)
常務理事 福
(員外)
井 満
(員外)
5
組織の概要
常勤監事 掛
川 清 崇
(員外)
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
監 事
監 事
髙
髙
吉
江
古
上
飯
渡
金
小
川
西
柳 橋 田 正
花 和
川 正
田 弘
田 和
壁 長
尾 博
川 野 和
揚
薫
壽
和
郎
明
志
利
則
行
俊
幸
市
(北海道労働金庫理事長)
常務執行役員
(東 北労働金庫理事長)
常務執行役員
(中 央労働金庫理事長)
執 行 役 員
(新潟県労働金庫理事長)
執 行 役 員
奥 原 一 由
関 次 郎
(長野県労働金庫理事長)
寺 田 康
池尻野 喜
福 島 河 村 一
夫
昭
弘
哉
(静岡県労働金庫理事長)
(北 陸労働金庫理事長)
(東 海労働金庫理事長)
(近 畿労働金庫理事長)
(中 国労働金庫理事長)
(四 国労働金庫理事長)
(九 州労働金庫理事長)
(沖縄県労働金庫理事長)
※ 執行役員は、労働金庫法第32条の役員
(理事及び監事)ではありませんが、執行
体制を強化するために設けています。
( 員 外 )
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
75
職員の状況
項 目
2012年度末
2013年度末
職員数(人)
549
496
男 性
404
359
女 性
145
137
平均年齢
43歳6月
44歳6月
平均勤続年数
11年5月
12年8月
平均給与月額
490千円
495千円
(注)1. 平均年齢、平均勤続年数、平均給与月額は、それぞれ単位未満を切り捨てて表示しています。
2. 職員数には、金庫からの出向者(2013年度末137名)および常勤嘱託職員を含み、臨時職員(派遣職員・アルバイト・パート)は除いて
います。
3. 平均給与月額は、
3月中の平均給与月額であり、金庫からの出向者および常勤嘱託職員の給与を含んでいます。
4. 平均勤続年数には、
労金協会および関連会社等での勤続年数が加算されています。
会員の内訳
(単位:千円、%)
会
員
5
労 働 金 庫
2012年度末
2013年度末
会員数
出資金額
出資割合
会員数
出資金額
出資割合
13
120,000,000
100.0
13
120,000,000
100.0
組織の概要
出資会員
(単位:千円、%)
(2014年3月31日現在)
会 員 名
76
出 資 金 額
出資金総額に対する割合
北 海 道 労働金庫
6,300,000
東 北 労働金庫
10,600,000
8.8
中 央 労働金庫
30,000,000
25.0
新 潟 県 労働金庫
5,600,000
4.6
長 野 県 労働金庫
3,900,000
3.2
静 岡 県 労働金庫
7,300,000
6.0
北 陸 労働金庫
5,900,000
4.9
東 海 労働金庫
8,400,000
7.0
近 畿 労働金庫
14,700,000
12.2
中 国 労働金庫
7,700,000
6.4
四 国 労働金庫
4,400,000
3.6
九 州 労働金庫
13,400,000
11.1
沖 縄 県 労働金庫
1,800,000
1.5
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
5.2
沿革・あゆみ
1950
●岡山と兵庫に最初の〈ろうきん〉が生まれる
1951
●全国労働金庫協会設立
1953
●労働金庫法施行
1955
1957
1958
●全国〈ろうきん〉CDネット(ROCS)
1次実施(27金庫)
1984
●資金量1兆円突破
●労働金庫連合会営業開始(出資金7,
310万円)
●「労働金庫のビジョン」決定
●初代理事長に今井一男就任
●相互救済基金制度制定
1985
●全国〈ろうきん〉CDネット(ROCS)完成実施
●全国〈ろうきん〉間当座勘定集中決済制度制定
●〈ろうきん〉新シンボルマーク決定
●伊勢湾台風被災者救援のため10億円緊急貸付実行
1960
●労金運動10周年記念中央集会
∼労働金庫の歌・統一マークを発表
1961
●中小企業退職金共済事業団(現
「独立行政法人勤労
者退職金共済機構」)代理業務取扱開始
1962
●特別貸付制度・義務預金制度制定
1964
●労金連と労金協会の運営一体化を決定
1986
1987
1988
1971
●労働金庫研修所富士センター開所
1972
●〈ろうきん〉の統一商品 財形貯蓄「虹の預金」発売
1973
●福祉資金貸付制度制定
1989
1979
1991
1992
●中期計画策定・取組み開始
1993
●新総合事務センター建設起工式
●理事長に禿河徹映就任
●財形貯蓄契約件数業態第1位獲得
1994
●国債直接窓販業務取扱開始 ●内国為替取扱開始
●普通出資574億円に増資
●東京手形交換所の代理交換開始
●阪神・淡路大震災被災者救援のための特別貸付実行
1995
●創立40周年記念祝賀会および記念活動の実施
●専売共済年金振込事務取扱開始
●普通出資685億円に増資
●国庫金振込事務取扱開始
●
「ろうきん・21世紀への改革とビジョン」
策定・取組
み開始
●普通出資110億円に増資
●新労働金庫総合事務センター竣工
●㈱エルビーシー・㈱労金カードサービス設立
●労働金庫中央事務センター竣工
1983
●員外貸出の対象範囲拡大
●普通出資235億円に増資
●労働金庫法改正∼内国為替業務認可
●公立学校共済組合年金振込事務取扱開始
1982
●第二地銀、信金、信組、農協とのオンライン業務提
携(MICS)開始
●労働金庫法改正∼業務の拡大等
●国民金融公庫(現「(株)日本政策金融公庫」)の奨学
資金貸付業務受託
●日本銀行との当座預金取引開始
●全国〈ろうきん〉オンライン・システム(ユニティ)
稼働開始
●ROCS、MICSのサンデーバンキング開始
●新労働金庫会館(千代田区)竣工
1981
●労働金庫総合事務センター設立
●都銀、地銀とのオンライン業務提携(MICS)開始
●NHKの受信料の口座振替取扱開始
●当座勘定集中決済制度
テレックスオンラインシステム稼働 ●東京金融先物取引所(現「東京金融取引所」)に加入
組織の概要
1975
1990
●全国〈ろうきん〉預金1兆円突破
●普通出資80億円に増資
●両替業務取扱開始
5
●「労働金庫の基本理念」決定
●国債代理窓販業務取扱開始
●㈱ろうきんゼネラルファイナンスサービス設立
●〈ろうきん〉のマスコットキャラクターの愛称を
“キン坊”に決定
1967
●ろうきん投資顧問㈱設立
●私立学校教職員共済組合年金振込事務取扱開始
●激甚災害特別貸付制度制定
●テレックスを導入し、送金業務開始
●預金保険機構加入
●全国〈ろうきん〉預金5兆円突破
●創立10周年記念式典
1974
●労働金庫研究所設立
●労金会館(港区)竣工
1959
1965
●全国銀行データ通信システムに加盟
1996
●第2期中期計画策定・取組み開始
●国家公務員共済年金振込事務取扱開始
●大規模災害特別貸付制度制定
●理事長に船後正道就任
●対労働金庫デリバティブ取引開始
●普通出資150億円に増資
●全国〈ろうきん〉預金10兆円突破
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
77
●ユニティシステム(勘定系システム等)
リニューアル稼働
●新総合事務センター本稼働
●労働金庫法改正∼監査体制の充実
●〈ろうきん〉の新マスコットキャラクター
“ロッキー”誕生
1997
2003
●東北労働金庫発足(東北6金庫統合)
●員外監事の選任
●中国労働金庫発足
(中国4金庫統合)
[13金庫体制]
●監事会設置
●Pay-easy
(ペイジー)収納サービス開始
●「労働金庫の基本理念」の改定
2004
●組織統合支援基金制度制定
●普通預金無利息型(決済用預金)取扱開始
●法定監査導入
●第5期中期経営計画策定・取組み開始
●近畿労働金庫発足(近畿7金庫統合)
●労働金庫法改正∼金融システム改革関係
●国債窓販の個人向け国債取扱開始
2005
●郵貯オンライン業務提携開始
1999
●格付投資情報センターから発行体格付け「AA−」
取得
●相互救済基金制度改正
●「ろうきん森の学校」開校
●投信窓販業務取扱開始
●バックアップサイト稼働
●㈱労金カードサービス、㈱ろうきんゼネラルファ
イナンスサービス合併
●四業態「入金ネット」提携開始
2006
●日本デビットカード(J−Deb
i
t)取扱開始
5
2007
●新潟県労働金庫および静岡県労働金庫ユニティシ
ステム移行
組織の概要
●中央労働金庫発足(関東・山梨8金庫統合)
●全国〈ろうきん〉預金15兆円突破
●四国労働金庫発足(四国4金庫統合)
●第6期中期経営計画策定・取組み開始
●インターネットバンキング取扱開始
●ろうきんアセットマネジメント㈱(旧ろうきん投
資顧問㈱)解散
2008
●イオン銀行とのATM利用提携開始
●外貨預金業務取扱開始
●㈱労金カードサービスと㈱エルビーシーが合併
●北陸労働金庫発足(北陸3金庫統合)
●九州労働金庫発足(九州7金庫統合)
2009
●確定拠出年金業務の取扱開始
2010
●㈱労金カードサービス、ろうきん投資顧問㈱を
子会社化
●ろうきん相互支援制度制定
●「ろうきんDCプラン企業型年金規約」が規約承認・
導入
●「ろうきん森の学校」5周年記念シンポジウム開催
●日本銀行歳入代理店業務の取扱開始
●「労金連のSR
I
(社会的責任投資)原則」の制定
●資金量5兆円突破
●東日本大震災被災者救援のための特別貸付実行
2011
●理事長に森田則夫就任
●第4期中期経営計画策定・取組み開始
●ろうきん相互支援制度改正
●財形貯蓄残高業態第1位獲得
●第7期中期経営計画策定・取組み開始
●労働金庫法改正∼員外理事定数の変更ほか
2012
●ICキャッシュカード基本形取引開始
●確定拠出年金運営管理機関業務取扱開始
●総合事務センター新事務棟竣工
●ユニティシステム(情報系システム等)
リニューアル稼働
●全国〈ろうきん〉オンライン・システム(アール・ワ
ンシステム)稼働
●監査法人による外部システム監査導入
●ろうきん相談所開設
●普通出資1,
200億円に増資
78
●ICキャッシュカードの取扱開始
●金庫CSR支援制度制定
●理事長に濱本英輔就任
●大分県労働金庫ユニティシステム移行
2002
●労働金庫法改正∼銀行法改正・会社法施行関連
●ろうきんWebお知らせサービス開始
●「労金連の経営方針」制定
●東海労働金庫発足(東海3金庫統合)
2001
●創立50周年記念祝賀会および記念活動の実施
●第3期中期計画策定・取組み開始
●日曜・祝日の自動機入金システム稼働
2000
●ろうきんZATTSサービス開始
●アイワイバンク銀行
(現
「セブン銀行」
)とのATM利
用提携開始
●普通出資764億円に増資
1998
●理事長に岡田康彦就任
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
2014
●ろうきんダイレクトサービス開始
●理事長に中江公人就任
財務資料編
単体財務諸表
諸比率
預金に関する指標
貸出金等に関する指標
有価証券に関する指標等
連結情報
連結財務諸表
80 ∼ 89
90 ∼ 91
92
93 ∼ 94
95 ∼ 99
100 ∼ 101
102 ∼ 110
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【単体財務諸表】
貸借対照表(資産の部) 科 目
(資産の部)
6
現 金
預け金
買入手形
コールローン
買現先勘定
債券貸借取引支払保証金
買入金銭債権
金銭の信託
商品有価証券
商品国債
商品地方債
商品政府保証債
その他の商品有価証券
有価証券
国 債
地方債
短期社債
社 債
貸付信託
投資信託
株 式
外国証券
その他の証券
貸出金
割引手形
手形貸付
証書貸付
当座貸越
外国為替
外国他店預け
外国他店貸
買入外国為替
取立外国為替
その他資産
未決済為替貸
前払費用
未収収益
先物取引差入証拠金
先物取引差金勘定
保管有価証券等
金融派生商品
金融商品等差入担保金
リース投資資産
その他の資産
有形固定資産
建 物
土 地
リース資産
建設仮勘定
その他の有形固定資産
無形固定資産
ソフトウェア
のれん
リース資産
その他の無形固定資産
前払年金費用
繰延税金資産
再評価に係る繰延税金資産
債務保証見返
貸倒引当金
(うち個別貸倒引当金)
資産の部 合計
財務資料編
80
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
2012年度末
3
197,572
−
385,000
−
−
−
19,954
−
−
−
−
−
5,306,761
1,175,749
994,442
324,955
2,261,250
−
29,602
13,701
387,058
120,000
293,138
−
112,400
178,226
2,512
−
−
−
−
−
13,480
454
1,122
10,793
−
−
−
214
−
−
895
12,278
5,908
2,101
293
57
3,917
30,117
30,035
−
43
38
(
−
−
−
141
−
6,258,165
(単位:百万円)
2013年度末
)
(
3
445,546
−
300,000
−
−
−
9,965
−
−
−
−
−
5,217,457
1,388,724
1,049,841
134,972
2,149,360
−
40,999
16,704
376,854
60,000
388,244
−
104,400
271,480
12,363
−
−
−
−
−
53,044
1
40,853
11,714
−
−
−
52
−
−
422
10,905
5,711
2,101
212
0
2,879
32,954
32,895
−
21
38
−
−
−
−
83
−
6,458,038
)
貸借対照表(負債及び純資産の部) 科 目
2012年度末
(単位:百万円)
2013年度末
(負債の部)
5,561,057
−
174,160
−
171,000
626
5,215,189
81
47,799
49,400
49,400
−
−
−
−
−
374,885
−
−
−
−
−
−
29,635
1,781
24,591
2,721
0
−
−
−
−
−
−
−
−
42
−
223
−
275
−
242
−
2,182
85
−
−
35,171
−
−
6,100,458
120,000
120,000
−
−
−
−
−
133,182
24,000
109,182
96,122
2,000
27,000
12,000
30,000
25,000
35
87
13,060
−
−
−
253,182
94,900
0
−
94,900
348,083
6,258,165
120,000
120,000
−
−
−
−
−
142,282
25,400
116,882
99,084
2,000
30,000
12,000
30,000
25,000
21
62
17,798
−
−
−
262,282
95,289
7
−
95,296
357,579
6,458,038
)
)
)
)
)
)
)
(
(
(
(
(
(
(
財務資料編
(
(
(
(
(
(
(
5,553,256
−
177,797
−
1,800
221
5,373,360
77
48,099
49,400
49,400
−
−
−
−
−
141,208
−
−
−
−
−
−
81,118
3,183
28,627
3,133
0
−
−
−
−
−
−
−
−
212
−
321
−
45,639
−
350
−
2,177
59
−
−
34,411
−
−
5,910,082
6
預 金
当座預金
普通預金
貯蓄預金
通知預金
別段預金
定期預金
その他の預金
譲渡性預金
借用金
借入金
当座借越
再割引手形
売渡手形
コールマネー
売現先勘定
債券貸借取引受入担保金
コマーシャル・ペーパー
外国為替
外国他店預り
外国他店借
売渡外国為替
未払外国為替
その他負債
未決済為替借
未払費用
未払法人税等
前受収益
払戻未済金
払戻未済持分
先物取引受入証拠金
先物取引差金勘定
借入商品債券
借入有価証券
売付商品債券
売付債券
金融派生商品
金融商品等受入担保金
リース債務
資産除去債務
その他の負債
代理業務勘定
賞与引当金
役員賞与引当金
退職給付引当金
役員退職慰労引当金
特別法上の引当金
金融商品取引責任準備金
繰延税金負債
再評価に係る繰延税金負債
債務保証
負債の部合計
(純資産の部)
出資金
普通出資金
優先出資金
優先出資申込証拠金
資本剰余金
資本準備金
その他資本剰余金
利益剰余金
利益準備金
その他利益剰余金
特別積立金
(特別積立金)
(金利変動等準備積立金)
(配当準備積立金)
(経営基盤強化積立金)
(相互支援基金積立金)
(50周年記念活動積立金)
(金庫CSR支援積立金)
当期未処分剰余金
処分未済持分
自己優先出資
自己優先出資申込証拠金
会員勘定合計
その他有価証券評価差額金
繰延ヘッジ損益
土地再評価差額金
評価・換算差額等合計
純資産の部合計
負債及び純資産の部 合計
)
)
)
)
)
)
)
(注)あわせて貸借対照表注記
(84ページ∼)をご覧ください。
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
81
損益計算書 (単位:百万円)
6
科 目
経常収益
資金運用収益
貸出金利息
預け金利息
買入手形利息
コールローン利息
買現先利息
債券貸借取引受入利息
有価証券利息配当金
金利スワップ受入利息
その他の受入利息
役務取引等収益
受入為替手数料
その他の役務収益
その他業務収益
外国為替売買益
商品有価証券売買益
国債等債券売却益
国債等債券償還益
金融派生商品収益
その他の業務収益
その他経常収益
貸倒引当金戻入益
償却債権取立益
株式等売却益
金銭の信託運用益
その他の経常収益
経常費用
資金調達費用
預金利息
譲渡性預金利息
借用金利息
売渡手形利息
コールマネー利息
売現先利息
債券貸借取引支払利息
コマーシャル・ペーパー利息
金利スワップ支払利息
その他の支払利息
役務取引等費用
支払為替手数料
その他の役務費用
その他業務費用
外国為替売買損
商品有価証券売買損
国債等債券売却損
国債等債券償還損
国債等債券償却
金融派生商品費用
その他の業務費用
経 費
人件費
物件費
税 金
その他経常費用
貸倒引当金繰入額
貸出金償却
株式等売却損
株式等償却
金銭の信託運用損
その他資産償却
退職手当金
その他の経常費用
経常利益
財務資料編
82
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
2012年度
78,109
53,420
1,224
20
−
485
−
1
51,688
−
−
19,168
4
19,164
5,339
−
−
5,270
−
−
69
181
−
−
181
−
−
64,321
36,469
36,217
136
54
−
−
−
60
−
−
0
406
4
401
3,891
0
−
3,632
175
−
7
76
22,873
4,549
17,847
477
680
71
−
434
−
45
85
7
35
13,788
2013年度
87,103
54,946
1,095
340
−
413
−
0
53,096
−
−
31,965
4
31,960
105
−
−
−
−
0
105
85
58
−
27
−
−
67,514
30,960
30,677
103
57
−
−
−
122
−
−
0
438
4
434
763
0
−
744
−
−
−
19
29,627
4,912
25,378
△ 663
5,723
−
−
106
−
34
74
10
5,498
19,589
(単位:百万円)
科 目
2012年度
−
−
−
−
−
130
130
−
−
−
13,657
3,188
652
2,536
11,121
1,903
10
24
13,060
特別利益
固定資産処分益
負ののれん発生益
金融商品取引責任準備金取崩額
その他の特別利益
特別損失
固定資産処分損
減損損失
金融商品取引責任準備金繰入額
その他の特別損失
税引前当期純利益
法人税、
住民税及び事業税
法人税等調整額
法人税等合計
当期純利益
繰越金(当期首残高)
50周年記念活動積立金取崩額
金庫CSR支援積立金取崩額
当期未処分剰余金
2013年度
−
−
−
−
−
53
53
−
−
−
19,535
2,966
668
3,634
15,900
1,859
13
24
17,798
(注)あわせて損益計算書注記
(88ページ)をご覧ください。
剰余金処分計算書 (単位:千円)
科 目
2013年度
(総会承認日2014年6月26日)
13,060,132
−
11,200,213
1,400,000
1,800,000
−
5,000,213
3,000,000
3,000,000
−
1,859,919
17,798,826
−
15,700,218
1,800,000
1,800,000
−
6,900,218
5,200,000
2,200,000
3,000,000
2,098,608
当期未処分剰余金
積立金取崩額
剰余金処分額
利益準備金
普通出資に対する配当金
優先出資に対する配当金
事業の利用分量に対する配当金
特別積立金
金利変動等準備積立金
配当準備積立金
繰越金(当期末残高)
6
2012年度
(総会承認日2013年6月27日)
財務資料編
会計監査人による監査
平成25年度における計算書類
(貸借対照表、損益計算書および剰余金処分案)については、労働金庫法第41条の2第3項の規定に
基づき新日本有限責任監査法人による監査を受けています。
代表者の確認
平成25年度における貸借対照表、損益計算書および剰余金処分計算書(以下「財務諸表」といいます。)の適正性、および財務諸表作
成に係る内部監査の有効性を確認しております。
平成26年6月27日
労働金庫連合会
理事長 The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
83
貸借対照表注記
6
注1. 記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
2. 有価証券の評価は、
満期保有目的の債券については移動
平均法による償却原価法
(定額法)
、子会社・子法人等株式
及び関連法人等株式については移動平均法による原価法、
その他有価証券のうち時価のあるものについては、
決算日
の市場価格等に基づく時価法
(売却原価は主として移動平
均法により算定)、時価を把握することが極めて困難と認
められるものについては移動平均法による原価法により
行っております。
なお、その他有価証券の評価差額については、全部純資
産直入法により処理しております。
3. 有価証券運用を主目的とする単独運用の金銭の信託に
おいて、信託財産として運用されている有価証券の評価
は、時価法により行っております。
4. デリバティブ取引の評価は、
時価法により行っております。
5. 一部の外貨建債券
(その他有価証券)に係わる為替変動
リスクの相殺を目的に、
ヘッジ対象を契約単位で識別する
個別ヘッジを実施しております。
ヘッジ会計の方法は、
「金融商品会計に関する実務指針」
(日本公認会計士協会会計制度委員会報告第14号)に基づ
いて、ヘッジ手段であるデリバティブ取引の評価差額の認
識時点をヘッジ対象である資産の損益認識時点と同一に
する繰延ヘッジによる会計処理を行っております。
これは、当連合会の
「2013年度リスク管理方針」に基づ
いて個別案件ごとにヘッジ対象を明確にし、
当該ヘッジ対
象の償還時における為替変動リスクをヘッジすることを
目的とするものであります。
なお、ヘッジ手段及びヘッジ対象に関する重要な条件が
同一であり、かつヘッジ開始時及びその後も継続して相場
変動又はキャッシュ・フロー変動を完全に相殺するものと
想定することができるため、
ヘッジ有効性の判定は省略し
ております。
6. 固定資産の減価償却の方法
(1) 有形固定資産
(リース資産を除く)の減価償却は、
当連合会の定める決算経理規程に基づきそれぞれ次
のとおり償却しております。
建物(本館、社宅) 定率法を採用しております。
た だ し、平 成10年4月1日 以 後 に
取得した建物(建物附属設備を除
く)については、定額法を採用し
ております。
また、主な耐用年数は 6年∼50年
であります。
建物(事務センター)定額法(当連合会所定の耐用年数
を使用)を採用しております。
また、主な耐用年数は 4年∼39年
であります。
その他
定額法(利用可能期間による耐用
年数を使用)を採用しております。
また、主な耐用年数は 4年∼ 20年
であります。
(2) 無形固定資産
(リース資産を除く)の減価償却は、
定額法により償却しております。なお、自社利用のソ
フトウェアについては、当連合会内における利用可
能期間に基づいて償却を行っております。主要な償
却年数は5年であります。
7. 所有権移転外ファイナンス・リース取引に係る「有形固
定資産」及び「無形固定資産」中のリース資産は、リース期
間を耐用年数とした定額法により償却しております。
8. 外貨建資産・負債は決算日の為替相場による円換算額を
付しております。
財務資料編
84
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
9. 貸倒引当金は、当連合会の定める資産査定基準及び決算
経理規程に則り、次のとおり計上しております。
正常先債権及び要注意先債権に相当する債権
(以下
「債
権」とは、貸出金及び貸出金に準ずるその他の債権をいう)
については、一定の種類ごとに分類し、過去の一定期間に
おける各々の貸倒実績から算出した貸倒実績率等に基づ
いた引当額を引当てることとしております。
破綻懸念先債
権に相当する債権については、
債権額から担保の処分可能
見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、
その残額
のうち必要と認める額を引当てております。
破綻先債権及
び実質破綻先債権に相当する債権については、債権額か
ら、担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額
を控除した残額を引当てております。
すべての債権は当連合会の定める資産査定基準に則り
当連合会各部室が第一次査定を、
リスク管理部が第二次査
定を実施し、当該部室から独立した監査室が査定監査を
行っており、その査定結果に基づいて上記の引当を行って
おります。
当連合会の引当基準は、日本公認会計士協会銀行等監査
特別委員会報告第4号「銀行等金融機関の資産の自己査定
並びに貸倒償却及び貸倒引当金の監査に関する実務指針」
に基づいて定めております。
10.賞与引当金は、職員への賞与の支払いに備えるため、職
員に対する賞与の支給見込額のうち、
当事業年度に帰属す
る額を計上しております。
11.退職給付引当金は、職員の退職給付に備えるため、当事
業年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に
基づき、必要額を計上しております。
また、過去勤務費用及び数理計算上の差異の費用処理方
法は以下のとおりであります。
(1)過去勤務費用
その発生年度の職員の平均残存勤務期間内の一定
(5年)による定額法により算出した額を損益
の年数
処理
(2)数理計算上の差異
各発生年度の職員の平均残存勤務期間内の一定の
年数(5年)による定額法により按分した額をそれぞ
れ発生の翌事業年度から損益処理
12.役員退職慰労引当金は、役員への退職慰労金の支払いに
備えるため、役員に対する退職慰労金の支給見積額のう
ち、当事業年度末までに発生していると認められる額を計
上しております。
13.消費税及び地方消費税は税込方式によっております。
14.理事及び監事との間の取引による理事及び監事に対す
る金銭債権はありません。
15.理事及び監事との間の取引による理事及び監事に対す
る金銭債務はありません。
16.子会社等の株式総額 238百万円
17.子会社等に対する金銭債権総額 2,407百万円
18.子会社等に対する金銭債務総額 356百万円
19.有形固定資産の減価償却累計額 11,206百万円
20.有形固定資産の圧縮記帳額はありません。
21.貸出金のうち、破綻先債権額、延滞債権額はありません。
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払いの遅延が
相当期間継続していること、その他の事由により、元本又
は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収
利息を計上しなかった貸出金
(貸倒償却を行った部分を除
く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税
法施行令(昭和40年政令第97号)第96条第1項第3号のイ
からホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由
が生じている貸出金であります。
金利スワップ取引があります。
(3)金融商品に係るリスク管理体制
①信用リスクの管理
当連合会は、取引先の信用状態の調査を基に与
信実行から回収までの過程を個別案件ごとに管理
する与信管理と、信用リスクが顕在化した場合の
リスク量を統計的な手法で計測する信用VaRに
よりモニタリングすることなどで、信用リスクを
管理しております。
与信管理は、信用リスクに関する管理諸規程に
従い各部が管理しており、与信管理の状況をリス
ク管理部がチェックし、算出した信用VaRと合わ
せて経営管理委員会及び常務会に報告を行ってお
ります。
また、事業年度ごとにリスク資本を信用リスク
に配賦しており、月次で信用VaRとの対比を行う
ことで、信用リスクをコントロールする態勢を整
備し運営しております。
②市場リスクの管理
(ⅰ)金利リスクの管理
当連合会は、ALMによって金利の変動リスクを
管理しております。
ALMに関する規程及び要領において、リスク管
理方法や手続等を定めており、理事会において決
定されたリスク管理方針に基づき、経営管理委員
会及び常務会においてリスク管理状況の把握・確
認、今後の対応等の協議を行っています。
日常的にはリスク管理部において金融資産及び
負債の金利や期間を総合的に把握し、ギャップ分
析や金利感応度分析等によりモニタリングを行
い、総合企画部のALM報告と合わせて月次で経営
管理委員会及び常務会に報告しております。
(ⅱ)価格変動リスクの管理
当連合会は、価格変動リスクが顕在化した場合
のリスク量を統計的な手法で計測する市場VaR
によりモニタリングすることなどで、市場リスク
を管理しております。また、市場環境や財務状況な
どのモニタリングを行い、これらの情報をリスク
管理部が経営管理委員会及び常務会に報告を行っ
ております。
なお、年度毎にリスク資本を市場リスクに配賦
しており、算出された市場VaRとの対比を行うこ
とで、市場リスクをコントロールする態勢を整備
し運営しております。
(ⅲ)デリバティブ取引
デリバティブ取引に関しては、取引の執行、ヘッ
ジ有効性の評価及び事務管理に関する部門を分離
し内部牽制を確立するとともに、デリバティブ取
引実施基準に基づき実施されております。
(ⅳ)市場リスクに係る定量的情報
当連合会では、金融資産・金融負債全体の市場リ
スク量をVaRにより計測し、取得したリスク量が
リスク限度額の範囲内となるよう管理しておりま
す。
当連合会のVaRは分散共分散法
(保有期間:満
期保有目的の債券および一部の定期預金120営業
日、その他の資産および負債60営業日、信頼区間:
99%、観測期間:1,250営業日)により算出してお
り、平成26年3月31日現在で当連合会の市場リス
ク量(損失額の推計値)は全体で53,747百万円で
あります。
財務資料編
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
6
また、
延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破
綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目
的として利息の支払いを猶予した貸出金以外の貸出金で
あります。
22.貸出金のうち、3 ヵ月以上延滞債権額はありません。
なお、3 ヵ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払い
が約定支払日の翌日を起算日として3 ヵ月以上遅延して
いる貸出金で「破綻先債権」及び「延滞債権」に該当しない
ものであります。
23.貸出金のうち、
貸出条件緩和債権額はありません。
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建・支援を
図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本
の返済猶予、債権放棄、その他の債務者に有利となる取決
めを行った貸出金で、
「破綻先債権」
「延滞債権」及び「3 ヵ
、
月以上延滞債権」に該当しないものであります。
24.破綻先債権額、延滞債権額、3 ヵ月以上延滞債権額及び
貸出条件緩和債権の合計額はありません。
25.ローン・パーティシペーションについては、平成7年6月
1日付日本公認会計士協会会計制度委員会報告第3号に基
づき、原債務者に対する貸出金として会計処理しています
が、決算日における残高はありません。
26.目的積立金は特別積立金に含めて記載しております。
27.担保に供している資産は次のとおりであります。
担保に供している資産
有価証券
918,323百万円
貸出金 −百万円
担保資産に対応する債務
債券貸借取引受入担保金
374,885百万円
借用金 49,400百万円
上記のほか、為替決済等の取引の担保として有価証券
292,785百万円を差し入れております。
また、
その他の資産のうち保証金は52百万円であります。
28.出資1口当たりの純資産額 297,983円07銭
29.金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品に対する取組方針
当連合会は、預金業務、融資業務及び市場運用業務
などの金融業務を行っております。
このため、金利変動による不利な影響が生じない
ように、資産及び負債の総合的管理(ALM)を実施
しております。その一環として、デリバティブ取引も
行っております。
(2)金融商品の内容及びそのリスク
当連合会が保有する金融資産は、主として有価証
券です。主に債券、投資信託及び株式であり、満期保
有目的及びその他有価証券で保有しております。
これらは、それぞれ発行体の信用リスク及び金利
の変動リスク、市場価格の変動リスクに晒されてお
ります。
また、貸出金は主に日本国政府及び全国にある13
の労働金庫向けであります。なお、事業法人向けはシ
ンジケートローンやローン・パーティシペーション
です。
一方、金融負債はそのほとんどが全国にある13の
労働金庫からの預金であり、すべて固定金利の預金
です。金利の変動リスクに晒されておりますが、一部
は金利スワップ取引を行うことにより当該リスクを
回避しております。
外貨建有価証券については、為替の変動リスクに
晒されており、為替予約取引を行うことにより当該
リスクを回避しています。
デリバティブ取引にはALMの一環で行っている
85
なお、当連合会では、モデルが算出するVaRと
実際の損益を比較するバックテスティングを定例
的に実施し、計測手法の有効性を検証しておりま
す。ただし、VaRは過去の相場変動をベースに統
計的に算出した一定の発生確率での市場リスク量
を計測しており、通常では考えられないほど市場
環境が激変する状況下におけるリスクは捕捉でき
ない場合があります。
③流動性リスクの管理
当連合会は、ALMを通して、適時に資金管理を
行うほか、資金調達手段の多様化、市場環境を考慮
した長短の調達バランスの調整などによって、流
動性リスクを管理しております。
(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほ
か、市場価格がない場合には合理的に算定された価
額が含まれております。当該価額の算定においては
一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提
条件等によった場合、当該価額が異なることもあり
ます。
30.金融商品の時価等に関する事項
平成26年3月31日における貸借対照表計上額、時価及
びこれらの差額は、次のとおりであります
(時価等の算定
方法については
(注1)を参照)。なお、時価を把握すること
が極めて困難と認められる非上場株式等は、
次表には含め
ておりません((注2)参照)。
また、重要性の乏しい科目については記載を省略してお
ります。
(単位:百万円)
貸借対照表
計 上 額
時 価
差 額
(1)預け金
445,546
445,546
−
(2)コールローン
300,000
300,000
−
満期保有目的の債券
1,183,279 1,198,163
14,884
その他有価証券
4,033,922 4,033,922
−
(3)有価証券
6
(4)貸出金
財務資料編
貸倒引当金(*1)
388,244
△83
388,161
金融資産計
(1)預金
388,249
88
6,350,909 6,365,882
14,972
5,561,057 5,563,002
1,945
(2)譲渡性預金
47,799
47,846
47
(3)借用金
49,400
49,400
−
374,885
374,885
−
6,033,141 6,035,134
1,992
(4)債券貸借取引受入担保金
金融負債計
デリバティブ取引(*2)
ヘッジ会計が適用されていないもの
0
0
−
ヘッジ会計が適用されているもの
9
9
−
10
10
−
デリバティブ取引計
(注)時価には、既に損益認識し貸借対照表に計上されている下記の未収利息及び未
払利息に相当する金額が含まれています。
(未収利息) 貸出金 123百万円
(未払利息) 預金 22,874百万円、
譲渡性預金 42百万円
(*1) 貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しております。
(*2) その他資産・負債に計上しているデリバティブ取引を一括して表示しており
ます。
デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、
合計で正味の債務となる項目については、
( )
で表示しております。
86
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
(注1)金融商品の時価等の算定方法
金融資産
(1)預け金
満期のない預け金については、時価は帳簿価額と
近似していることから、当該帳簿価額を時価として
おります。満期のある預け金については、残存期間
に基づく区分ごとに、新規に預け金を行った場合に
想定される適用金利で割り引いた現在価値を算定
しております。なお、残存期間が短期間(1年以内)の
ものは、時価は帳簿価額と近似していることから、
当該帳簿価額を時価としております。
(2)コールローン
約定期間が短期間(1年以内)であり、時価は帳簿
価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価
としております。
(3)有価証券
債券は取引所の価格、業界団体の公表した価格又
は取引金融機関等から提示された価格によってお
ります。投資信託は、投資信託委託会社の公表する
基準価格又は取引金融機関から提示された価格に
よっております。株式は取引所の価格によっており
ます。
(4)貸出金
貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市
場金利を反映するため、貸出先の信用状態が実行後
大きく異なっていない限り、時価は帳簿価額と近似
していることから、当該帳簿価額を時価としており
ます。固定金利によるものは、貸出金の種類及び内
部格付、期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額
を同様の新規貸出を行った場合に想定される利率
で割り引いて時価を算定しております。なお、残存
期間が短期間(1年以内)のものは、時価は帳簿価額
と近似していることから、当該帳簿価額を時価とし
ております。
貸出金のうち、当該貸出を担保資産の範囲内に限
るなどの特性により、返済期限を設けていないもの
については、返済見込み期間及び金利条件等から、
時価は帳簿価額と近似しているものと想定される
ため、帳簿価額を時価としております。
金融負債
(1)預金、
(2)譲渡性預金
要求払預金については、決算日に要求された場
合 の 支 払 額( 帳 簿 価 額 )を 時 価 と み な し て お り ま
す。また、定期預金及び譲渡性預金の時価は、将来の
キャッシュ・フローを割り引いて現在価値を算定し
ております。その割引率は、新規に預金を受け入れ
る際に使用する利率を用いております。なお、残存
期間が短期(1年以内)のものは、時価は帳簿価額と
近似していることから、当該帳簿価額を時価として
おります。
(3)借用金
借用金のうち、変動金利によるものは、短期間で
市場金利を反映し、また、当連合会の信用状態は実
行後大きく異なっていないことから、時価は帳簿価
額と近似していると考えられるため、当該帳簿価額
を時価としております。固定金利によるものは、当
該借用金の元利金の合計額を同様の借入において
想定される利率で割り引いて現在価値を算定して
おります。なお、残存期間が短期間(1年以内)のもの
は、時価は帳簿価額と近似していることから、当該
帳簿価額を時価としております。
(4)債券貸借取引受入担保金
約定期間が短期間(1年以内)であり、時価は帳簿
価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価
としております。
デリバティブ取引
デリバティブ取引は、金利関連取引
(金利スワップ、金
利オプション)であり、割引現在価値やオプション価格
計算モデル等により算出した価額によっております。
(注2)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商
品は次のとおりであり、
金融商品の時価情報には含まれて
おりません。
31.有価証券の時価及び評価差額等に関する事項は次のと
おりであります。
(1)満期保有目的の債券
(単位:百万円)
種類
国債
地方債
短期社債
時価が貸借対照表計
上額を超えるもの
外国証券
(単位:百万円)
区 分
その他
貸借対照表計上額
非上場株式(*1)
小計
国債
255
合 計
時価が貸借対照表計
上額を超えないもの
(注3)金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
(単位:百万円)
預け金
コールローン
1年以内
1年超
3年以内
3年超
5年以内
5年超
7年以内
7年超
10年以内
81
−
−
−
−
−
445,464
300,000
−
−
−
−
−
−
期間の定め
のないもの
時価
差額
−
−
−
330,338
341,029
10,691
−
−
−
662,766
666,840
4,074
25,800
25,932
132
−
−
−
1,018,904 1,033,803
14,898
−
−
−
5,306
5,303
△3
134,972
134,972
−
24,095
24,084
△ 10
外国証券
−
−
−
その他
−
−
−
164,374
164,360
△ 13
1,183,279 1,198,163
14,884
地方債
255
(*1) 非上場株式については、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難
と認められることから時価開示の対象とはしておりません。
10年超
社債
貸借対照表計上額
短期社債
社債
小計
合 計
(注)
時価は、
当事業年度末における市場価格等に基づいております。
(2)その他有価証券
(単位:百万円)
有価証券
満期保有目的の債券
国債
346,359
430,637
304,271
86,589
11,527
−
−
−
−
−
−
−
−
−
94,970
90,935
73,115
11,527
−
−
135,000
−
−
−
−
−
−
社債
142,872
324,667
205,336
13,474
−
−
−
6,800
11,000
8,000
−
−
−
−
外国証券
その他
その他有価証券のうち
満期があるもの
地方債
短期社債
社債
−
−
−
−
−
−
640,893
720,262
842,784
852,884
400,717
−
短期社債
社債
外国証券
その他
小計
39,598
692,921
668,849
24,072
−
−
−
1,384,783 1,343,817
40,965
298,647
285,822
37,934
27,507
12,824
10,426
3,814,058 3,681,010
133,048
197,000
234,500
246,100
311,000
−
53,249
98,400
222,653
287,826
2,502
−
株式
1,416
1,572
△ 155
債券
155,382
156,650
△ 1,267
−
−
−
−
−
−
−
164,025
210,834
359,150
310,472
284,739
84,170
−
146,652
59,982
75,159
31,200
3,044
−
60,000
6,095
5,730
−
3,019
−
−
333,127
93
23
−
55,000
−
−
1,356,925 1,071,624 1,024,557
929,374
919,412
400,717
445,464
(注4)
借用金及びその他の有利子負債の決算日後の返済予定額
(単位:百万円)
3年超
5年以内
5年超
7年以内
7年超
10年以内
2,276,392 1,711,355 1,227,523
−
−
1年以内
1年超
3年以内
10年超
−
期間の定め
のないもの
345,786
譲渡性預金
27,059
20,740
−
−
−
−
−
借用金
49,400
−
−
−
−
−
−
債券貸借取引受入担保金 374,885
−
−
−
−
−
−
2,727,736 1,732,095 1,227,523
−
−
−
345,786
合 計
1,384,739 1,345,141
224,062
31,250
預金
国債
20,089
その他
合 計
5,160
117,461
101,991
外国証券
貸出金
9,872
国債
貸借対照表計上額が
取得原価を超えない
もの
地方債
短期社債
社債
3,992
△7
21,332
△ 57
−
−
−
77,715
78,505
△ 789
外国証券
52,407
52,819
△ 412
その他
63,064
63,113
△ 48
219,864
221,336
△ 1,471
4,033,922 3,902,346
131,576
小計
合 計
3,984
21,275
財務資料編
国債
−
377,356
差額
3,761,091 3,643,630
地方債
15,032
取得原価
債券
株式
貸借対照表計上額が
取得原価を超えるも
の
貸借対照表計上額
6
61,687
短期社債
地方債
種類
(注)1.貸借対照表計上額は、
当事業年度末における市場価格等に基づいております。
2.有価証券
(売買目的有価証券を除く)
で時価のあるもののうち、
当該有価証券
の時価が取得原価に比べて著しく下落しており、
時価が取得原価まで回復する
見込みがあると認められないものについては、
当該時価をもって貸借対照表価
額とするとともに、評価差額を当事業年度の損失として処理
(以下
「減損処理」
という。
)
しております。
なお、
当事業年度における減損処理額はありません。
また、
時価が著しく下落したと判断するための合理的な基準については、
時
価の下落率のほか、対象発行体の信用リスクに係る評価結果等を加味して設
定しております。また、時価を把握することが極めて困難と認められる株式に
ついては発行体における財政状態の悪化等の要件を勘案し、減損処理の要否
を検討しております。
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
87
32.当事業年度中に売却した満期保有目的の債券はありま
せん。
33.当事業年度中に売却したその他有価証券は次のとおり
であります。
なお、投資信託の解約も含んでおります。
(単位:百万円)
種類
売却額
売却益の合計額 売却損の合計額
株式
176
−
106
債券
13,895
27
744
7,244
−
283
地方債
−
−
−
短期社債
−
−
−
813
27
−
国債
社債
外国証券
5,838
−
461
その他
1,379
504
−
15,452
532
850
合 計
6
34.当事業年度中に、保有目的区分を変更した有価証券はあ
りません。
35.無担保の消費貸借契約
(債券貸借取引)により貸し付け
ている有価証券はありません。また、使用貸借又は賃貸借
契約により貸し付けている有価証券はありません。
36.当座貸越契約は、顧客からの融資実行の申し出を受け
た場合に、契約上規定された条件について違反がない限
り、一定の限度額まで資金を貸付けることを約する契
約であります。これらの契約に係る融資未実行残高は、
284,436百万円であります。
このうち原契約期間が1年以内のもの
(又は任意の時期
に無条件で取消可能なもの)が284,436百万円あります。
37.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の
内訳
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の
内訳は、それぞれ以下のとおりであります。
繰延税金資産
固定資産減損額 732百万円
有形固定資産減価償却限度超過額 203百万円
退職給付引当金 603百万円
有価証券減損
165百万円
未払事業税 175百万円
賞与引当金繰入額 67百万円
ソフトウェア減価償却限度超過額 12百万円
役員退職慰労引当金 23百万円
社会保険料未払費用 21百万円
その他有価証券評価差額金 −百万円
繰延ヘッジ損益
−百万円
その他
11百万円
繰延税金資産小計 2,016百万円
評価性引当額 △898百万円
繰延税金資産合計 1,118百万円
繰延税金負債
その他有価証券評価差額金 36,286百万円
繰延ヘッジ損益 2百万円
繰延税金負債合計 36,289百万円
繰延税金負債の純額 35,171百万円
(追加情報)
「所得税法等の一部を改正する法律」
( 平成26年法律第
10号)が平成26年3月31日に公布され、平成26年4月1日
以後に開始する事業年度から復興特別法人税が廃止され
ることとなりました。これに伴い、平成26年4月1日に開
財務資料編
88
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
始する事業年度に解消が見込まれる一時差異等にかかる
繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に使用する法定実
効税率は従来の29.4282%から27.6483%となります。
この税率の変更により、繰延税金負債の純額は25百万
円増加
(繰延税金資産25百万円減少、繰延税金負債0百万
円減少)し、繰延ヘッジ損益は0百万円増加し、法人税等調
整額は25百万円増加しております。
38.表示方法の変更
前事業年度において
「その他資産」の「その他の資産」に
含めていた
「前払年金費用」は、
「労働金庫法施行規則の一
部を改正する命令
(内閣府・厚生労働省令第6号平成25年
9月27日)により改正された「労働金庫法施行規則(昭和
57年大蔵省・労働省令第1号)別紙様式」を適用し、当事業
年度より独立掲載しております。
なお、前事業年度において「その他の資産」に含めていた
「前払年金費用」はありません。
損益計算書注記
注1.記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
2.子会社等との取引による収益総額 19百万円
子会社等との取引による費用総額 306百万円
3.出資一口当たり当期純利益金額 13,250円69銭
4.子会社等との間の取引のうち重要なもの
該当する事項はありません。
純資産の内訳 (単位:百万円)
項 目
2012年度末
2013年度末
純資産
348,083
357,579
出資金
120,000
120,000
普通出資金
120,000
120,000
優先出資金
−
−
優先出資申込証拠金
−
−
資本剰余金
−
−
資本準備金
−
−
その他資本剰余金
−
−
133,182
142,282
24,000
25,400
109,182
116,882
96,122
99,084
利益剰余金
利益準備金
その他利益剰余金
特別積立金
(特別積立金)
(
2,000
)
(
2,000
)
(金利変動等準備積立金)
(
27,000
)
(
30,000
)
(配当準備積立金)
(
12,000
)
(
12,000
)
(経営基盤強化積立金)
(
30,000
)
(
30,000
)
(相互支援基金積立金)
(
25,000
)
(
25,000
)
(50周年記念活動積立金)
(
35
)
(
21
)
(金庫CSR支援積立金)
(
87
)
(
62
)
当期未処分剰余金
処分未済持分
−
−
自己優先出資
−
−
自己優先出資申込証拠金
−
−
253,182
262,282
94,900
95,289
0
7
−
−
94,900
95,296
会員勘定合計
その他有価証券評価差額金
繰延ヘッジ損益
土地再評価差額金
評価・換算差額等合計
財務資料編
17,798
6
13,060
出資配当等 (単位:千円、%)
項 目
2012年度
2013年度
(総会承認日2013年6月27日)
(総会承認日2014年6月26日)
普通出資配当
1,800,000
(配当率)
(年1.5%の割合)
優先出資配当
−
(配当率)
(年−%の割合)
利用配当
配当負担率
(注)
配当負担率 =
普通出資配当 + 優先出資配当 + 利用配当
1,800,000
(年1.5%の割合)
−
(年−%の割合)
5,000,213
6,900,218
52.06
48.88
× 100
当期未処分剰余金
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
89
【諸比率】
主要な業務の状況を示す指標 (単位:百万円、%)
項 目
業務粗利益
2012年度
2013年度
37,267
54,905
業務粗利益率
0.61
0.86
資金運用収支
17,057
24,037
役務取引等収支
18,762
31,526
その他業務収支
1,447
△ 657
6,013,197
6,336,936
53,420
54,946
△ 1,878
1,526
0.88
0.86
5,734,130
6,078,805
36,469
30,960
△ 4,662
△ 5,508
0.63
0.50
資金運用勘定平均残高
資金運用収益(受取利息)
資金運用収益増減(
)額
資金運用利回り
資金調達勘定平均残高
資金調達費用(支払利息)
資金調達費用増減(
)額
資金調達利回り
資金調達原価率
総資金利ざや
1.03(0.70)
0.99(0.58)
△0.15(0.18)
△0.13(0.28)
総資産経常利益率
0.22
0.30
総資産当期純利益率
0.18
0.24
総資産業務純益率
0.23
0.39
純資産経常利益率
4.04
5.61
純資産当期純利益率
3.25
4.55
純資産業務純益率
4.24
7.29
単体自己資本比率
20.88
23.85
(注)1. 「業務粗利益」とは、預金、貸出金、
有価証券などの利息収支を示す「資金利益」、各種手数料などの収支を示す「役務取引等利益」、債券
6
などの売買益を示す「その他業務利益」
の合計です。
業務粗利益率 =
業務粗利益
財務資料編
資金運用勘定平均残高
× 100
2. 「資金調達原価率」および
「総資金利ざや」の( )内数値は、受託手数料として回収した総合事務センター経費等を控除して算出した
実質ベースの数値です。
3. 利益率・純益率
総資産(純)利益率(又は純益率) =
純資産(純)利益率(又は純益率)=
(純)利益(又は純益)
総資産
(債務保証見返を除く)平均残高
(純)利益(又は純益)
純資産(外部流出額を除く)期末残高
× 100
× 100
4. 資金運用収支=資金運用収益−(資金調達費用−金銭の信託運用見合費用)
なお、2013年度の金銭の信託運用見合費用は51百万円、2012年度は106百万円です。
5. 単体自己資本比率について、
「労働金庫法第94条第1項において準用する銀行法第14条の2の規定に基づき、労働金庫及び労働
金庫連合会がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準
(平成18年金融庁・
厚生労働省告示第7号)」に基づき算定しています。
この告示は平成25年3月8日に改正され、平成26年3月31日から改正後の告示が適用されています。
このため、2012年度末までは旧告示に基づく結果を、2013年度末においては新告示に基づく結果をそれぞれ開示しています。
また、労金連は国内基準を採用しています。
90
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
預貸率
(単位:%)
項 目
2012年度
2013年度
預貸率(期末値)
5.23
6.92
預貸率(期中平均値)
6.86
7.73
預証率 (単位:%)
項 目
2012年度
2013年度
預証率(期末値)
94.74
93.02
預証率(期中平均値)
92.94
89.45
常勤役職員1人当たり預金・貸出金残高 項 目
預金残高(平均残高)
貸出金残高(平均残高)
(単位:百万円)
2012年度
2013年度
10,314
10,189
707
787
(注)1. 役職員数は期中平均人員を使用しています。
2. 預金には譲渡性預金を含みます。
6
項 目
預金残高(平均残高)
貸出金残高(平均残高)
2012年度
2013年度
5,631,673
5,838,749
386,504
451,373
財務資料編
1店舗当たり預金・貸出金残高 (単位:百万円)
(注)1. 店舗は1店舗です。
2. 預金には譲渡性預金を含みます。
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
91
【預金に関する指標】
預金科目別残高(期末残高)
(単位:百万円)
2012年度末
項 目
会 員
会員外
2013年度末
計
会 員
会員外
計
当座預金 −
−
−
−
−
−
普通預金 158,072
19,725
177,797
155,476
18,683
174,160
貯蓄預金 −
−
−
−
−
−
通知預金 −
1,800
1,800
171,000
−
171,000
別段預金 −
221
221
−
626
626
定期預金 4,807,358
566,002
5,373,360
4,582,550
632,638
5,215,189
その他の預金
77
−
77
81
−
81
4,965,508
587,748
5,553,256
4,909,108
651,948
5,561,057
−
48,099
48,099
−
47,799
47,799
合 計
譲渡性預金
(注)その他の預金には、
外貨預金を記載しています。
預金種類別内訳(平均残高) (単位:百万円)
項 目
2012年度
2013年度
流動性預金 170,359
249,689
定期性預金 5,414,181
その他の預金
合 計
定期預金の固定金利・
変動金利別内訳(期末残高) (単位:百万円)
項 目
2012年度末
2013年度末
5,541,104
固定金利定期預金
5,373,360
5,215,189
66
79
変動金利定期預金
−
−
5,584,607
5,790,873
77
81
47,065
47,876
5,373,437
5,215,270
譲渡性預金
6
(注)その他の預金には、外貨預金を記載しています。
その他
合 計
(注)その他には、外貨預金を記載しています。
財務資料編
預金者別内訳(期末残高) (単位:百万円、%)
項 目
会 員
構成比
金 額
構成比
89.4
4,909,108
88.2
848
0.0
541
0.0
12,631
0.2
12,994
0.2
国・地方公共団体及び非営利法人
118,271
2.1
140,279
2.5
その他
455,997
8.2
498,133
8.9
5,553,256
100.0
5,561,057
100.0
消費生活協同組合及び同連合会
合 計
(注)会員の預金には、
外貨預金を含んでいます。
92
金 額
2013年度末
4,965,508
労働組合及び公務員の団体
会員外
2012年度末
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
【貸出金等に関する指標】
貸出金科目別内訳(平均残高) 項 目
(単位:百万円)
貸出金の固定金利・
変動金利別内訳(期末残高) 2012年度
2013年度
手形貸付
102,006
103,515
項 目
証書貸付
282,731
346,055
固定金利貸出金
271,235
388,169
当座貸越
1,767
1,802
変動金利貸出金
21,903
75
割引手形
−
−
293,138
388,244
386,504
451,373
合 計
貸出金担保種類別内訳(期末残高)
2012年度末
合 計
2012年度末
2013年度末
(注) 貸出種類を問わず、約定内容で区分しています。
債務保証見返勘定の担保種類別内訳(期末残高)
(単位:百万円)
項 目
(単位:百万円)
(単位:百万円)
2013年度末
項 目
2012年度末
2013年度末
112,750
114,725
労金連預金
−
−
有価証券 −
−
有価証券 −
−
動産 −
−
動産 −
−
不動産 −
−
不動産 −
−
その他 −
−
その他 −
−
112,750
114,725
小 計
−
−
保証 −
−
保証 −
−
信用 180,388
273,519
信用 −
−
合 計
293,138
388,244
合 計
−
−
小 計
6
労金連預金
(注) 保証は個人保証を含んでいます。
財務資料編
貸出金使途別内訳(期末残高) (単位:百万円、%)
2012年度末
項 目
金 額
2013年度末
構成比
金 額
構成比
労働金庫資金
112,400
38.3
114,400
29.4
福利共済資金
−
−
−
−
運営資金
−
−
−
−
設備資金
−
−
−
−
−
−
−
−
運営資金
180,561
61.5
273,727
70.5
設備資金
176
0.0
116
0.0
293,138
100.0
388,244
100.0
生協資金
住宅事業資金
その他事業資金
合 計
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
93
貸出金貸出先別・業種別内訳(期末残高) (単位:百万円、%)
項 目
金 額
2013年度末
構成比
金 額
構成比
会 員
112,400
38.3
114,400
29.4
会員外
180,738
61.6
273,844
70.5
業
種
別
内
訳
製造業
−
(−)
−
(−)
農業、林業
−
(−)
−
(−)
漁業
−
(−)
−
(−)
鉱業、採石業、砂利採取業
−
(−)
−
(−)
建設業
−
(−)
−
(−)
電気・ガス・熱供給・水道業
−
(−)
−
(−)
情報通信業
−
(−)
−
(−)
運輸業、郵便業
−
(−)
−
(−)
10,398
(5.7)
−
(−)
2,339
(1.2)
2,155
16,004
(8.8)
−
(−)
医療、福祉
−
(−)
−
(−)
サービス業
−
(−)
−
(−)
107,069
(59.3)
230,833
(84.3)
44,177
(24.4)
40,531
(14.8)
−
(−)
−
(−)
400
(0.2)
−
(−)
180,388
61.5(100.0)
273,519
70.4(100.0)
卸売業、小売業、宿泊業、飲食サービス業
金融業、保険業
不動産業、物品賃貸業
国・地方公共団体
政府関係機関
個人
その他
6
小計
預金担保貸出
合 計
財務資料編
(注)( )内は業種別内訳の構成比です。
94
2012年度末
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
(0.7)
350
0.1
325
0.0
293,138
100.0
388,244
100.0
【有価証券に関する指標】
商品有価証券の種類別内訳(平均残高)
労金連では、証券会社と同じように、国債をお客さまに商品として販売しています。しかし、既に発行された国債などの有価証券を
「商品有価証券」として手持ちの在庫にかかえる売買業務、いわゆるディーリングは行っていません。
有価証券の種類別・残存期間別の期末残高 項
目
国債
地方債
短期社債
社債
貸付信託
投資信託
株式
外国証券
その他の証券
合 計
計
期間の定めなし
−
1年以内
37,618
1年超5年以内 5年超10年以内
397,364
526,550
(単位:百万円)
10年超
214,215
2012年度末
1,175,749
2013年度末
1,388,724
−
102,398
432,951
498,355
355,018
2012年度末
994,442
−
23,238
337,580
627,626
5,996
2013年度末
1,049,841
−
65,978
335,918
642,295
5,648
2012年度末
324,955
−
324,955
−
−
−
2013年度末
134,972
−
134,972
−
−
−
2012年度末
2,261,250
−
314,337
1,197,730
650,562
98,620
2013年度末
2,149,360
−
307,087
1,123,445
629,969
88,858
2012年度末
−
−
−
−
−
−
2013年度末
−
−
−
−
−
−
2012年度末
29,602
19,437
−
8,186
1,978
−
2013年度末
40,999
26,101
−
11,800
3,097
−
2012年度末
13,701
13,701
−
−
−
−
2013年度末
16,704
16,704
−
−
−
−
2012年度末
387,058
−
52,457
240,021
94,494
84
2013年度末
376,854
−
38,187
228,789
106,853
3,023
2012年度末
120,000
−
120,000
−
−
−
2013年度末
60,000
−
60,000
−
−
−
2012年度末
5,306,761
33,139
872,607
2,180,883
1,901,212
318,917
2013年度末
5,217,457
42,805
708,623
2,132,905
1,880,572
452,549
有価証券の種類別内訳(期末残高) 項
目
構成比
22.1
18.7
6.1
42.6
−
0.5
0.2
7.2
2.2
100.0
金 額
1,388,724
1,049,841
134,972
2,149,360
−
40,999
16,704
376,854
60,000
5,217,457
有価証券の種類別内訳(平均残高) 項
目
国債
地方債
短期社債
社債
貸付信託
投資信託
株式
外国証券
その他の証券
合 計
2012年度
金 額
1,016,293
919,789
491,787
2,249,011
−
24,189
11,176
404,553
117,424
5,234,225
構成比
26.6
20.1
2.5
41.1
−
0.7
0.3
7.2
1.1
100.0
財務資料編
合 計
金 額
1,175,749
994,442
324,955
2,261,250
−
29,602
13,701
387,058
120,000
5,306,761
(単位:百万円、%)
2013年度末
6
国債
地方債
短期社債
社債
貸付信託
投資信託
株式
外国証券
その他の証券
2012年度末
(単位:百万円、%)
2013年度
構成比
19.4
17.5
9.3
42.9
−
0.4
0.2
7.7
2.2
100.0
金 額
1,268,906
1,007,902
269,393
2,175,175
−
27,979
11,484
366,670
95,698
5,223,212
構成比
24.2
19.2
5.1
41.6
−
0.5
0.2
7.0
1.8
100.0
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
95
【有価証券等の時価情報】
Ⅰ.有価証券
1.売買目的有価証券
該当ありません。
2.満期保有目的の債券 (単位:百万円)
2012年度末
項 目
貸借対照表
計上額
国債
時 価
差 額
−
−
−
−
−
357,168
371,660
14,491
330,338
341,029
10,691
−
−
−
−
−
−
764,179
770,929
6,750
662,766
666,840
4,074
36,300
36,512
212
25,800
25,932
132
−
−
−
−
−
−
小計
1,157,647
1,179,101
21,454
1,018,904
1,033,803
14,898
国債
−
−
−
−
−
−
6,281
6,279
△1
5,306
5,303
△3
324,955
324,955
−
134,972
134,972
−
17,899
17,889
△9
24,095
24,084
△ 10
3,600
3,592
△7
−
−
−
−
−
−
−
−
−
352,736
352,716
△ 19
164,374
164,360
△ 13
1,510,383
1,531,818
21,434
1,183,279
1,198,163
14,884
短期社債
社債
外国証券
その他
地方債
時価が貸借
対照表計上
額を超えな
いもの
差 額
−
地方債
時価が貸借
対照表計上
額を超える
もの
時 価
2013年度末
貸借対照表
計上額
短期社債
社債
外国証券
その他
小計
合 計
6
(注)1.時価は、事業年度末における市場価格等に基づいています。
2.社債には、政府保証債、公社公団債、金融債、事業債が含まれます。
3.時価を把握することが極めて困難と認められる有価証券は本表には含めていません。
3.子会社・子法人等株式および関連法人等株式
財務資料編
96
子会社・子法人等株式および関連法人等株式の時価を把握することが極めて困難と認められるため、
後掲5.
に記載しています。
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
4.その他有価証券 (単位:百万円)
2012年度末
2013年度末
項 目
貸借対照表
計上額
株式
11,499
8,185
3,314
15,032
9,872
5,160
債券
3,472,686
3,345,322
127,363
3,761,091
3,643,630
117,461
国債
1,159,865
1,119,750
40,114
1,384,739
1,345,141
39,598
630,279
601,958
28,320
692,921
668,849
24,072
−
−
−
−
−
−
1,424,996
1,374,961
50,034
1,384,783
1,343,817
40,965
257,545
248,651
8,893
298,647
285,822
12,824
27,624
21,750
5,874
37,934
27,507
10,426
小計
3,511,811
3,375,258
136,552
3,814,058
3,681,010
133,048
株式
1,946
2,519
△ 573
1,416
1,572
△ 155
債券
160,386
165,256
△ 4,870
155,382
156,650
△ 1,267
15,884
15,931
△ 46
3,984
3,992
△7
712
713
△1
21,275
21,332
△ 57
−
−
−
−
−
−
社債
54,176
56,153
△ 1,976
77,715
78,505
△ 789
外国証券
89,612
92,459
△ 2,846
52,407
52,819
△ 412
その他
121,978
121,987
△9
63,064
63,113
△ 48
小計
284,311
289,764
△ 5,453
219,864
221,336
△ 1,471
合 計
3,796,122
3,665,022
131,099
4,033,922
3,902,346
131,576
貸借対照表
計上額が取
得原価を超
えるもの
地方債
短期社債
社債
外国証券
その他
国債
貸借対照表
計上額が取
得原価を超
えないもの
地方債
短期社債
取得原価
差 額
貸借対照表
計上額
取得原価
差 額
6
(注)1.貸借対照表計上額は、事業年度末における市場価格等に基づいています。
2.社債には、政府保証債、公社公団債、金融債、事業債が含まれます。
3.時価を把握することが極めて困難と認められる有価証券は本表には含めていません。
項 目
2012年度末
子会社・子法人等株式
関連法人等株式
非上場株式
合 計
財務資料編
5.時価を把握することが極めて困難と認められる有価証券の主な内容および貸借対照表計上額
(単位:百万円)
2013年度末
238
238
−
−
16
16
255
255
Ⅱ.金銭の信託 (単位:百万円)
2012年度末
項 目
運用目的の金銭の信託
貸借対照表計上額
2013年度末
当期の損益に含
まれた評価差額
19,954
−
貸借対照表計上額
9,965
当期の損益に含
まれた評価差額
−
(注)1.貸借対照表計上額は、事業年度末における時価により計上したものです。
2.時価の算定は、金銭の信託の受託者が合理的に算出した価格によっています。
3.
「満期保有目的の金銭の信託」および「その他の金銭の信託」はありません。
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
97
【デリバティブ取引情報】
労金連のデリバティブへの取組み姿勢等について
1.
利用目的
2.
取引の情報
3.
リスク管理体制
労金連では、
保有している金融資産や
保有している有価証券や預金の金利
労金連では、
デリバティブ取引に関す
負債に対する将来の金利変動による損
変動リスク回避を目的とした金利スワッ
る運用方針や取引種類ごとの取扱基準
失を回避する目的で、
一定の範囲でデリ
プ取引、キャップ取引、外貨建債券の為
を定め、
それらに基づいた運用を行って
バティブ取引を活用しています。
替リスク回避を目的とした通貨スワッ
います。
また、
運用状況については理事会
また、全国の
〈ろうきん〉
に対してリス
プ取引、
また、
全国の
〈ろうきん〉
に対して
などに報告しています。今後とも相互牽
クヘッジ機能の提供を目的としたデリバ
は、金利スワップ取引、キャップ取引、
フ
制機能が働く運用体制と厳格なリスク
ティブ取引を行っています。
ロアー取引、
スワップション取引を行っ
管理体制の強化に向けて一層の体制整
ています。
備に努めてまいります。
対労働金庫デリバティブ取引業務
労金連は、
全国の
〈ろうきん〉
に対し、
将
針書を作成しリスク管理および事務処
なお、
市場リスクを排除するため、
取引
来の金利変動リスクを回避するための
理等について適切な相互牽制機能と管
に際しては市場において同種・同等の反
ALMヘッジ手段を提供することを目的
理体制を構築しています。また、商品性
対取引を行い、
フルヘッジとすることを
に、
金利スワップ取引、
金利オプション取
やリスクの所在等について
〈ろうきん〉
の
原則としています。
引等のデリバティブ取引を行っています。
理解を得た上で取引を行うこととして
取引を行うにあたっては、
まず業務方
います。
〈ろうきん〉のデリバティブ取引活用事例
スワップ取引活用による金利上昇リスクのヘッジ
6
スワップ取引
財務資料編
固定金利受取
〔ローン利息〕
顧 客
固定金利支払
(労金連固定金利受取)
〈ろうきん〉
変動金利受取
(労金連変動金利支払)
住宅ローン
預 金
(労金連固定金利支払)
労 金 連
A 社
(労金連変動金利受取)
変動金利支払
〔預金利息〕
顧 客
固定金利
変動金利
98
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
金利関連取引
(単位:百万円)
2012年度末
項 目
契約額等
店頭
うち1年超
金利スワップ
2013年度末
時 価
契約額等
評価損益
うち1年超
時 価
評価損益
受取固定・支払変動
21,500
4,500
214
214
4,500
1,000
41
41
受取変動・支払固定
21,500
4,500
△ 212
△ 212
4,500
1,000
△ 41
△ 41
43,000
9,000
2
2
9,000
2,000
0
0
合 計
(注) 1.上記取引については時価評価を行い、評価損益を損益計算書に計上しています。
2.
時価の算定
店頭取引については、
割引現在価値や価格計算モデル等により算定しています。
通貨関連取引
該当ありません。
株式関連取引
該当ありません。
債券関連取引
該当ありません。
商品関連取引
該当ありません。
クレジットデリバティブ取引
該当ありません。
6
財務資料編
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
99
連結情報
労金連の子会社は、
株式会社労金カードサービス1社です。
株式会社労金カードサービスは、
連結財務諸表等の作成にあたって連結
対象とした子会社です。
●労金連および子会社の主要な事業の内容および組織の構成
名 称
事業区分
金融関連
業 務
労 金 連
主要な事業の内容
管理受託業務
物品販売業務
(2014年3月31日現在)
6
財務資料編
事務所の所在地
東京都千代田区
猿楽町2丁目1番14号
資本金
345百万円
設立年月日
1983年8月20日
代表者
代表取締役社長
佐藤 均
役職員数
46名
労金連議決権比率
83.
86 %
http://www.rokincardservice.co.jp/
子会社等議決権比率
100
― %
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
対 象
損害保険代理業務
●子会社の概要
株式会社
労金カードサービス
子会社
リース業務
労金カードサービス
名 称
連結の区分
クレジットカード業務
株式会社
従属業務
支配関係
●労金連および子会社の事業の概況
純資産
労金連と株式会社労金カードサービスを連結した結果、利益剰余金は前期末比91億円
増加の1,
429億円、出資金は前期末同額の1,
200億円となり、純資産は3,
580億円とな
りました。
預 金
労金連預金のうち、連結対象子会社からの預金を相殺消去しました。期末残高は、前期
末比77億円増加の5兆5,
607億円となりました。
有価証券
労金連の連結対象子会社に対する投資額と対象子会社の資本を相殺消去しました。期末
残高は、前期末比893億円減少の5兆2,
172億円となりました。
貸出金
労金連および連結対象子会社の貸出金を連結し、労金連の連結対象子会社に対する貸出
金を相殺消去しました。期末残高は、前期末比952億円増加の3,
865億円となりました。
主要勘定
損益の状況
経常収益は前年度比95億円増加の891億円、経常費用は前年度比37億円増加の694億
円となり、この結果、経常利益は前年度比57億円増加の196億円、税金等調整前当期
純利益は前年度比58億円増加の196億円、連結当期純利益は前年度比47億円増加の
159億円となりました。
●労金連および子会社の主要な事業の状況を示す指標
(単位:百万円)
項
目
2009年度
2010年度
2011年度
2012年度
2013年度
77,181
77,524
79,599
89,133
経常費用
65,266
70,163
67,680
65,674
69,462
経常利益
10,593
7,017
9,843
13,924
19,671
7,690
7,559
7,339
11,207
15,928
36,872
27,194
56,956
16,039
当期純利益
包括利益
純資産額
273,577
272,687
295,881
348,838
358,077
総資産額
4,931,618
5,662,287
5,834,885
6,259,904
6,460,067
19.15 %
19.67 %
20.00 %
20.87 %
23.82 %
連結自己資本比率
財務資料編
75,859
6
経常収益
(注)1. 貸借対照表関係の項目については、
各年度の期末残高を記載しています。
2. 労働金庫法施行規則別紙様式の改正に伴い、
2011年度より損益計算書の表示方法が変更されていますが、
2010年度以前の計数の
引き直しは行っていません。
3.
「包括利益の表示に関する会計基準
(企業会計基準第22号平成22年6月30日)
」の適用に伴い、
2010年度から
「包括利益」を表示し
ています。
4.連結自己資本比率について、
「労働金庫法第94条第1項において準用する銀行法第14条の2の規定に基づき、労働金庫及び労働金
庫連合会がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(平成18年金融庁・厚生
労働省告示第7号)」に基づき算定しています。
この告示は平成25年3月8日に改正され、平成26年3月31日から改正後の告示が適用されています。
このため、
2012年度末までについては旧告示に基づく結果を、
2013年度末においては新告示に基づく結果をそれぞれ開示してい
ます。
また、労金連は国内基準を採用しています。
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
101
【連結財務諸表】
連結財務諸表の作成方針
1. 連結の範囲に関する事項
(1)
連結される子会社及び子法人等 1社
会社名 株式会社労金カードサービス
(2)
非連結の子会社及び子法人等 該当ありません。
2. 持分法の適用に関する事項
持分法適用及び持分法非適用の子会社及び子法人等、
関連法人等はありません。
3. 連結される子会社及び子法人等の事業年度等に関する事項
連結される子会社及び子法人等の決算日は、
連結決算日と一致しています。
4. のれんの償却に関する事項
該当事項はありません。
5. 剰余金処分項目等の取扱いに関する事項
連結剰余金計算書は、
連結会計期間において確定した剰余金
(利益)
処分に基づいて作成しています。
連結貸借対照表(資産の部) 科 目
2012年度末
(単位:百万円)
2013年度末
(資産の部)
現金
3
4
預け金
197,927
445,844
コールローン及び買入手形
385,000
300,000
−
−
買現先勘定
債券貸借取引支払保証金
−
−
買入金銭債権
−
−
19,954
9,965
−
−
5,306,522
5,217,218
291,341
386,579
−
−
その他資産
16,785
56,621
有形固定資産
12,282
10,905
建物
5,914
5,715
土地
2,101
2,101
リース資産
3
0
建設仮勘定
57
0
4,204
3,086
無形固定資産
30,241
33,063
ソフトウェア
30,201
33,024
のれん
−
−
リース資産
−
−
39
39
金銭の信託
商品有価証券
6
有価証券
貸出金
外国為替
財務資料編
その他の有形固定資産
その他の無形固定資産
退職給付に係る資産
繰延税金資産
−
再評価に係る繰延税金資産
−
−
債務保証見返
−
−
貸倒引当金
資産の部合計
102
−
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
−
154
135
6,259,904
6,460,067
連結貸借対照表(負債及び純資産の部) 科 目
(単位:百万円)
2012年度末
2013年度末
(負債の部)
預金
5,552,965
5,560,701
譲渡性預金
48,099
47,799
借用金
49,400
49,400
コールマネー及び売渡手形
−
−
売現先勘定
−
−
141,208
374,885
−
−
債券貸借取引受入担保金
コマーシャル・ペーパー
外国為替
その他負債
代理業務勘定
−
−
82,293
31,155
−
−
358
245
役員賞与引当金
−
−
退職給付引当金
2,178
賞与引当金
退職給付に係る負債
2,592
役員退職慰労引当金
59
85
その他の引当金
54
43
特別法上の引当金
繰延税金負債
−
−
34,447
35,080
再評価に係る繰延税金負債
−
−
債務保証
−
−
5,911,065
6,101,989
120,000
120,000
負債の部合計
(純資産の部)
出資金
−
−
資本剰余金
−
−
利益剰余金
142,910
−
−
自己優先出資
−
−
自己優先出資申込証拠金
−
−
会員勘定合計
253,782
262,910
94,900
95,289
0
7
土地再評価差額金
−
−
為替換算調整勘定
−
−
94,900
95,000
−
−
その他有価証券評価差額金
繰延ヘッジ損益
退職給付に係る調整累計額
296
その他の包括利益累計額合計
新株予約権
少数株主持分
155
166
348,838
358,077
6,259,904
6,460,067
純資産の部合計
負債及び純資産の部合計
財務資料編
133,782
処分未済持分
6
優先出資申込証拠金
(注)あわせて、連結貸借対照表注記(106ページ∼)をご覧ください。
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
103
連結損益計算書 科 目
経常収益
2013年度
79,599
89,133
資金運用収益
53,484
55,009
貸出金利息
1,289
1,157
預け金利息
コールローン利息及び買入手形利息
買現先利息
債券貸借取引受入利息
有価証券利息配当金
その他の受入利息
20
341
485
413
−
−
1
0
51,688
53,096
−
−
役務取引等収益
19,916
32,640
その他業務収益
6,012
1,437
その他経常収益
185
46
貸倒引当金戻入益
−
11
償却債権取立益
−
−
その他の経常収益
185
34
65,674
69,462
資金調達費用
36,486
30,979
預金利息
36,217
30,677
136
103
71
76
−
−
経常費用
譲渡性預金利息
借用金利息
コールマネー利息及び売渡手形利息
売現先利息
債券貸借取引支払利息
コマーシャル・ペーパー利息
6
その他の支払利息
−
−
60
122
−
−
0
0
役務取引等費用
1,004
964
その他業務費用
4,432
1,862
23,123
29,930
627
5,726
16
−
財務資料編
経費
その他経常費用
貸倒引当金繰入額
その他の経常費用
経常利益
104
2012年度
(単位:百万円)
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
611
5,726
13,924
19,671
科 目
2012年度
特別利益
(単位:百万円)
2013年度
−
−
固定資産処分益
−
−
負ののれん発生益
−
−
その他の特別利益
−
−
131
64
131
64
減損損失
−
−
その他の特別損失
−
−
13,793
19,606
3,213
3,010
特別損失
固定資産処分損
税金等調整前当期純利益
法人税、住民税及び事業税
法人税等調整額
法人税等合計
少数株主損益調整前当期純利益
少数株主利益
当期純利益
634
656
2,579
3,667
11,213
15,939
6
11
11,207
15,928
(注)あわせて、連結損益計算書注記
(110ページ)をご覧ください。
連結剰余金計算書 科 目
2012年度
(単位:千円)
2013年度
(資本剰余金の部)
−
−
資本剰余金増加高
−
−
資本剰余金減少高
−
−
資本剰余金期末残高
−
−
126,575,610
133,782,530
11,207,057
15,928,678
11,207,057
15,928,678
4,000,137
6,800,213
6
資本剰余金期首残高
利益剰余金期首残高
利益剰余金増加高
当期純利益
利益剰余金減少高
配当金
利益剰余金期末残高
4,000,137
6,800,213
133,782,530
142,910,995
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
財務資料編
(利益剰余金の部)
105
連結貸借対照表注記
6
財務資料編
106
注1. 記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
2. 有価証券の評価は、満期保有目的の債券については移動
平均法による償却原価法
(定額法)、その他有価証券のうち
時価のあるものについては、
連結決算日の市場価格等に基
づく時価法
(売却原価は主として移動平均法により算定)
、
時価を把握することが極めて困難と認められるものにつ
いては移動平均法による原価法により行っております。
なお、その他有価証券の評価差額については、全部純資
産直入法により処理しております。
3. 有価証券運用を主目的とする単独運用の金銭の信託に
おいて、信託財産として運用されている有価証券の評価
は、時価法により行っております。
4.デリバティブ取引の評価は、
時価法により行っております。
5. 一部の外貨建債券(その他有価証券)に係わる為替変動
リスクの相殺を目的に、
ヘッジ対象を契約単位で識別する
個別ヘッジを実施しております。
ヘッジ会計の方法は、
「金融商品会計に関する実務指針」
(日本公認会計士協会会計制度委員会報告第14号)に基づ
いて、ヘッジ手段であるデリバティブ取引の評価差額の認
識時点をヘッジ対象である資産の損益認識時点と同一に
する繰延ヘッジによる会計処理を行っております。
これは、当連合会の「2013年度リスク管理方針」に基づ
いて個別案件ごとにヘッジ対象を明確にし、
当該ヘッジ対
象の償還時における為替変動リスクをヘッジすることを
目的とするものであります。
なお、ヘッジ手段及びヘッジ対象に関する重要な条件が
同一であり、かつヘッジ開始時及びその後も継続して相場
変動又はキャッシュ・フロー変動を完全に相殺するものと
想定することができるため、
ヘッジ有効性の判定は省略し
ております。
6.固定資産の減価償却の方法
(1) 当連合会の有形固定資産(リース資産を除く)の減
価償却は、当連合会の定める決算経理規程に基づき
それぞれ次のとおり償却しております。
建物(本館、社宅) 定率法を採用しております。
ただし、平成10年4月1日以後に取
得した建物
(建物附属設備を除く)
については、定額法を採用してお
ります。
また、主な耐用年数は 6年∼ 50年
であります。
(当連合会所定の耐用年数を
建物(事務センター)定額法
使用)
を採用しております。
また、主な耐用年数は 4年∼ 39年
であります。
その他
定額法(利用可能期間による耐用
年数を使用)
を採用しております。
また、主な耐用年数は 4年∼ 20年
であります。
連結される子会社の有形固定資産については、資産
の見積耐用年数に基づき、主として定額法により償
却しております。
(2)
無形固定資産
(リース資産を除く)の減価償却は、
定額法により償却しております。なお、自連合会利用
のソフトウェアについては、当連合会及び連結され
る子会社で定める利用可能期間に基づいて償却して
おります。主要な償却年数は5年であります。
7. 所有権移転外ファイナンス・リース取引に係る
「有形固
定資産」及び「無形固定資産」中のリース資産は、リース期
間を耐用年数とした定額法により償却しております。
8. 当連合会の外貨建資産・負債は連結決算日の為替相場に
よる円換算額を付しております。
9. 当連合会の貸倒引当金は、
当連合会の定める資産査定基
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
準及び決算経理規程に則り、
次のとおり計上しております。
正常先債権及び要注意先債権に相当する債権
(以下「債
権」とは、貸出金及び貸出金に準ずるその他の債権をいう)
については、一定の種類ごとに分類し、過去の一定期間に
おける各々の貸倒実績から算出した貸倒実績率等に基づ
いた引当額を引当てることとしております。破綻懸念先
債権に相当する債権については、
債権額から担保の処分可
能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、
その残
額のうち必要と認める額を引当てております。
破綻先債権
及び実質破綻先債権に相当する債権については、
債権額か
ら、担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額
を控除した残額を引当てております。
すべての債権は当連合会の定める資産査定基準に則り
当連合会各部室が第一次査定を、リスク管理部が第二次
査定を実施し、当該部室から独立した監査室が査定監査を
行っており、その査定結果に基づいて上記の引当を行って
おります。
当連合会の引当基準は、日本公認会計士協会銀行等監査
特別委員会報告第4号「銀行等金融機関の資産の自己査定
並びに貸倒償却及び貸倒引当金の監査に関する実務指針」
に基づいて定めております。
連結される子会社の貸倒引当金は、一般債権については
過去の貸倒実績率等を勘案して必要と認めた額を、
貸倒懸
念債権等特定の債権については、
個別に回収可能性を勘案
し、回収不能見込額をそれぞれ引当てております。
10.賞与引当金は、職員への賞与の支払いに備えるため、職
員に対する賞与の支給見込額のうち、
当連結会計年度に帰
属する額を計上しております。
11.退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当連結
会計年度末までの期間に帰属させる方法については期間
定額基準によっております。
また、過去勤務費用及び数理計算上の差異の費用処理方
法は以下のとおりであります。
(1)過去勤務費用
その発生時の職員の平均残存勤務期間内の一定の
年数(5年)による定額法により算出した額を損益処
理
(2)数理計算上の差異
各連結会計年度の発生時の職員の平均残存勤務期
間内の一定の年数
(5年)による定額法により按分し
た額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から損益処理
なお、連結子会社は、退職給付に係る負債及び退職給付
費用の計算に、退職給付に係る期末自己都合要支給額を退
職給付債務とする方法を用いた簡便法を適用しておりま
す。
12.役員退職慰労引当金は、役員への退職慰労金の支払いに
備えるため、役員に対する退職慰労金の支給見積額のう
ち、当連結会計年度末までに発生していると認められる額
を計上しております。
13.当連合会及び連結される子会社の消費税及び地方消費
税は税込方式によっております。
14.理事及び監事との間の取引による理事及び監事に対す
る金銭債権 1百万円
15.理事及び監事との間の取引による理事及び監事に対す
る金銭債務はありません。
16.有形固定資産の減価償却累計額 11,273百万円
17.有形固定資産の圧縮記帳額はありません。
18.貸出金のうち、破綻先債権額、延滞債権額は128百万円
であります。
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払いの遅延が
相当期間継続していること、その他の事由により、元本又
は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収
利息を計上しなかった貸出金
(貸倒償却を行った部分を除
外貨建有価証券については、為替の変動リスクに晒
されており、為替予約取引を行うことにより当該リ
スクを回避しています。
デリバティブ取引にはALMの一環で行っている
金利スワップ取引があります。
(3)金融商品に係るリスク管理体制
①信用リスクの管理
当会グループは、取引先の信用状態の調査を基に与
信実行から回収までの過程を個別案件ごとに管理す
る与信管理と、信用リスクが顕在化した場合のリス
ク量を統計的な手法で計測する信用VaRによりモ
ニタリングすることなどで、信用リスクを管理して
おります。
与信管理は、信用リスクに関する管理諸規程に従い
各部が管理しており、与信管理の状況をリスク管理
部がチェックし、算出した信用VaRと合わせて経
営管理委員会及び常務会に報告を行っております。
また、連結会計年度ごとにリスク資本を信用リスク
に配賦しており、月次で信用VaRとの対比を行う
ことで、信用リスクをコントロールする態勢を整備
し運営しております。
②市場リスクの管理
(ⅰ)金利リスクの管理
当会グループは、
ALMによって金利の変動リス
クを管理しております。
ALMに関する規程及び要領において、リスク管
理方法や手続等を定めており、理事会において決
定されたリスク管理方針に基づき、経営管理委員
会及び常務会においてリスク管理状況の把握・確
認、今後の対応等の協議を行っています。
日常的にはリスク管理部において金融資産及び
負債の金利や期間を総合的に把握し、ギャップ分
析や金利感応度分析等によりモニタリングを行
い、総合企画部のALM報告と合わせて月次で経営
管理委員会及び常務会に報告しております。
(ⅱ)価格変動リスクの管理
当会グループは、価格変動リスクが顕在化した
場合のリスク量を統計的な手法で計測する市場
VaRによりモニタリングすることなどで、市場リ
スクを管理しております。また、市場環境や財務状
況などのモニタリングを行い、これらの情報をリ
スク管理部が経営管理委員会及び常務会に報告を
行っております。
なお、年度毎にリスク資本を市場リスクに配賦
しており、算出された市場VaRとの対比を行うこ
とで、市場リスクをコントロールする態勢を整備
し運営しております。
(ⅲ)デリバティブ取引
デリバティブ取引に関しては、取引の執行、ヘッ
ジ有効性の評価及び事務管理に関する部門を分離
し内部牽制を確立するとともに、デリバティブ取
引実施基準に基づき実施されております。
(ⅳ)市場リスクに係る定量的情報
当会グループでは、金融資産・金融負債全体の市
場リスク量をVaRにより計測し、取得したリスク
量がリスク限度額の範囲内となるよう管理してお
ります。
当会グループのVaRは分散共分散法
(保有期間:
満期保有目的の債券および一部の定期預金120営
業日、その他の資産および負債60営業日、信頼区
間:99%、観測期間:1,250営業日)により算出し
ており、平成26年3月31日現在で当会グループの
市場リスク量
(損失額の推計値)は全体で 53,747
財務資料編
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
6
く。以下「未収利息不計上貸出金」という。
)のうち、法人税
法施行令(昭和40年政令第97号)第96条第1項第3号のイ
からホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由
が生じている貸出金であります。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破
綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目
的として利息の支払いを猶予した貸出金以外の貸出金で
あります。
19.貸出金のうち、3 ヵ月以上延滞債権額は10百万円であ
ります。
なお、3 ヵ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払い
が約定支払日の翌日を起算日として3 ヵ月以上遅延して
いる貸出金で「破綻先債権」及び「延滞債権」に該当しない
ものであります。
20.
貸出金のうち、
貸出条件緩和債権額は3百万円であります。
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建・支援を
図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本
の返済猶予、債権放棄、その他の債務者に有利となる取決
めを行った貸出金で、
「破綻先債権」
「延滞債権」及び「3 ヵ
、
月以上延滞債権」に該当しないものであります。
21.破綻先債権額、延滞債権額、3 ヵ月以上延滞債権額及び
貸出条件緩和債権の合計額は142百万円であります。
なお、18.から21.に掲げた債権額は、貸倒引当金控除
前の金額であります。
22.ローン・パーティシぺーションについては、平成7年6月
1日付日本公認会計士協会会計制度委員会報告第3号に基
づき、原債務者に対する貸出金として会計処理しています
が、連結決算日における残高はありません。
23.担保に供している資産は次のとおりであります。
担保に供している資産
有価証券
918,323百万円
貸出金 −百万円
担保資産に対応する債務
債券貸借取引受入担保金
374,885百万円
借用金 49,400百万円
上記のほか、為替決済等の取引の担保として有価証券
292,785百万円を差し入れております。
また、
その他の資産のうち保証金は67百万円であります。
24.出資1口当たりの純資産額 298,259円54銭
25.金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品に対する取組方針
当会グループは、預金業務、融資業務及び市場運用
業務などの金融業務を行っております。
このため、金利変動による不利な影響が生じない
ように、資産及び負債の総合的管理
(ALM)を実施
しております。その一環として、デリバティブ取引も
行っております。
(2)金融商品の内容及びそのリスク
当会グループが保有する金融資産は、主として有価
証券です。主に債券、投資信託及び株式であり、満期
保有目的及びその他有価証券で保有しております。
これらは、それぞれ発行体の信用リスク及び金利の
変動リスク、市場価格の変動リスクに晒されており
ます。
また、貸出金は主に日本国政府及び全国にある13
の労働金庫向けであります。なお、事業法人向けはシ
ンジケートローンやローン・パーティシペーション
です。
一方、金融負債はそのほとんどが全国にある13の
労働金庫からの預金であり、すべて固定金利の預金
です。金利の変動リスクに晒されておりますが、一部
は金利スワップ取引を行うことにより当該リスクを
回避しております。
107
百万円であります。
なお、当会グループでは、モデルが算出するVaR
と実際の損益を比較するバックテスティングを定
例的に実施し、計測手法の有効性を検証しており
ます。ただし、
VaRは過去の相場変動をベースに統
計的に算出した一定の発生確率での市場リスク量
を計測しており、通常では考えられないほど市場
環境が激変する状況下におけるリスクは捕捉でき
ない場合があります。
③流動性リスクの管理
当会グループは、ALMを通して、適時に資金管
理を行うほか、資金調達手段の多様化、市場環境を
考慮した長短の調達バランスの調整などによっ
て、流動性リスクを管理しております。
(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほ
か、市場価格がない場合には合理的に算定された価
額が含まれております。当該価額の算定においては
一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提
条件等によった場合、当該価額が異なることもあり
ます。
26.金融商品の時価等に関する事項
平成26年3月31日における連結貸借対照表計上額、時
価及びこれらの差額は、次のとおりであります
(時価等の
算定方法については(注1)を参照)。なお、時価を把握する
ことが極めて困難と認められる非上場株式等は、
次表には
含めておりません((注2)
参照)。
また、重要性の乏しい科目については記載を省略してお
ります。
(単位:百万円)
連結貸借対照表
計 上 額
時 価
差 額
(1)預け金
445,844
445,844
−
(2)コールローン
300,000
300,000
−
満期保有目的の債券
1,183,279 1,198,163
14,884
その他有価証券
4,033,922 4,033,922
−
(3)有価証券
6
(4)貸出金
財務資料編
貸倒引当金(*1)
386,579
△135
386,444
金融資産計
(1)預金
386,584
140
6,349,490 6,364,515
15,024
5,560,701 5,562,646
1,945
(2)譲渡性預金
47,799
47,846
47
(3)借用金
49,400
49,400
−
374,885
374,885
−
6,032,786 6,034,778
1,992
(4)債券貸借取引受入担保金
金融負債計
デリバティブ取引(*2)
ヘッジ会計が適用されていないもの
0
0
−
ヘッジ会計が適用されているもの
9
9
−
10
10
−
デリバティブ取引計
(注)時価には、既に損益認識し連結貸借対照表に計上されている下記の未収利息及
び未払利息に相当する金額が含まれています。
(未収利息) 貸出金 129百万円
(未払利息) 預金 22,874百万円、
譲渡性預金 42百万円
(*1) 貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しております。
(*2) その他資産・負債に計上しているデリバティブ取引を一括して表示しており
ます。
デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、
合計で正味の債務となる項目については、
( )
で表示しております。
108
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
(注1)金融商品の時価等の算定方法
金融資産
(1)預け金
満期のない預け金については、時価は帳簿価額と近似
していることから、当該帳簿価額を時価としておりま
す。満期のある預け金については、残存期間に基づく区
分ごとに、新規に預け金を行った場合に想定される適
用金利で割り引いた現在価値を算定しております。な
お、残存期間が短期間
(1年以内)のものは、時価は帳簿
価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価と
しております。
(2)コールローン
約定期間が短期間(1年以内)であり、時価は帳簿価額
と近似していることから、当該帳簿価額を時価として
おります。
(3)有価証券
債券は取引所の価格、業界団体の公表した価格又は
取引金融機関等から提示された価格によっておりま
す。投資信託は、投資信託委託会社の公表する基準価格
又は取引金融機関から提示された価格によっておりま
す。株式は取引所の価格によっております。
(4)貸出金
貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場
金利を反映するため、貸出先の信用状態が実行後大き
く異なっていない限り、時価は帳簿価額と近似してい
ることから、当該帳簿価額を時価としております。固定
金利によるものは、貸出金の種類及び内部格付、期間に
基づく区分ごとに、元利金の合計額を同様の新規貸出
を行った場合に想定される利率で割り引いて時価を算
定しております。なお、残存期間が短期間
(1年以内)の
ものは、時価は帳簿価額と近似していることから、当該
帳簿価額を時価としております。
貸出金のうち、当該貸出を担保資産の範囲内に限るな
どの特性により、返済期限を設けていないものについ
ては、返済見込み期間及び金利条件等から、時価は帳簿
価額と近似しているものと想定されるため、帳簿価額
を時価としております。
金融負債
(1)預金、
(2)譲渡性預金
要求払預金については、連結決算日に要求された場合
の支払額
(帳簿価額)を時価とみなしております。また、
定期預金及び譲渡性預金の時価は、将来のキャッシュ・
フローを割り引いて現在価値を算定しております。そ
の割引率は、新規に預金を受け入れる際に使用する利
率を用いております。なお、残存期間が短期
(1年以内)
のものは、時価は帳簿価額と近似していることから、当
該帳簿価額を時価としております。
(3)借用金
借用金のうち、変動金利によるものは、短期で市場金
利を反映し、また、当連合会及び連結される子会社の信
用状態は実行後大きく異なっていないことから、時価
は帳簿価額と近似していると考えられるため、当該帳
簿価額を時価としております。固定金利によるものは、
当該借用金の元利金の合計額を同様の借入において想
定される利率で割り引いて現在価値を算定しておりま
す。なお、残存期間が短期間
(1年以内)のものは、時価は
帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を時
価としております。
(4)債券貸借取引受入担保金
約定期間が短期間(1年以内)であり、時価は帳簿価額
と近似していることから、当該帳簿価額を時価として
おります。
デリバティブ取引
デリバティブ取引は、金利関連取引
(金利スワップ、金利
オプション)であり、割引現在価値やオプション価格計算
モデル等により算出した価額によっております。
(注2)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商
品は次のとおりであり、
金融商品の時価情報には含まれて
おりません。
27.有価証券の時価及び評価差額等に関する事項は次のと
おりであります。
(1)満期保有目的の債券
(単位:百万円)
種類
国債
(単位:百万円)
区 分
連結貸借対照表計上額
非上場株式(*1)
16
合 計
16
地方債
時価が連結貸借対照
表計上額を超えるも
の
(単位:百万円)
預け金
コールローン
1年以内
5年超
7年以内
7年超
10年以内
181
−
−
−
−
300,000
−
−
−
−
10年超
−
−
期間の定め
のないもの
外国証券
小計
国債
金銭債権及び満期のある有価証券の連結決算日後の償還予定額
(注3)
3年超
5年以内
社債
その他
(*1)非上場株式については、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と
認められることから時価開示の対象とはしておりません。
1年超
3年以内
短期社債
445,662
−
満期保有目的の債券
国債
430,637
304,271
86,589
11,527
−
−
−
−
−
−
−
−
−
61,687
94,970
90,935
73,115
11,527
−
−
−
−
330,338
341,029
10,691
−
−
−
662,766
666,840
4,074
25,800
25,932
132
−
−
−
1,018,904 1,033,803
14,898
−
−
5,303
△3
134,972
134,972
−
24,095
24,084
△ 10
外国証券
−
−
−
その他
−
−
−
164,374
164,360
△ 13
1,183,279 1,198,163
14,884
短期社債
社債
合 計
346,359
差額
−
−
小計
有価証券
時価
5,306
地方債
時価が連結貸借対照
表計上額を超えない
もの
連結貸借対照表計上額
(注)
時価は、
当連結会計年度末における市場価格等に基づいております。
(2)その他有価証券
(単位:百万円)
地方債
短期社債
社債
外国証券
その他
国債
−
−
−
−
−
株式
−
142,872
324,667
205,336
13,474
−
−
−
6,800
11,000
8,000
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
377,356
640,893
720,262
842,784
852,884
400,717
−
101,991
224,062
197,000
234,500
246,100
311,000
−
連結貸借対照表計上
額が取得原価を超え
るもの
5,160
債券
3,761,091 3,643,630
117,461
国債
1,384,739 1,345,141
地方債
短期社債
社債
外国証券
その他
社債
外国証券
その他
貸出金
合 計
53,249
98,400
222,653
287,826
2,502
−
−
−
−
−
−
−
−
164,025
210,834
359,150
310,472
284,739
84,170
−
31,250
146,652
59,982
75,159
31,200
3,044
−
60,000
6,095
5,730
−
3,019
−
−
331,504
75
−
−
55,000
−
−
1,355,402 1,071,605 1,024,534
929,374
919,412
400,717
445,662
(注4)
借用金及びその他の有利子負債の連結決算日後の返済予定額
(単位:百万円)
3年超
5年以内
5年超
7年以内
7年超
10年以内
2,276,142 1,711,355 1,227,523
−
−
−
345,681
1年以内
預金
1年超
3年以内
10年超
期間の定め
のないもの
譲渡性預金
27,059
20,740
−
−
−
−
−
借用金
49,400
−
−
−
−
−
−
債券貸借取引受入担保金 374,885
−
−
−
−
−
−
2,727,486 1,732,095 1,227,523
−
−
−
345,681
合 計
24,072
−
−
−
1,384,783 1,343,817
40,965
298,647
285,822
37,934
27,507
12,824
10,426
3,814,058 3,681,010
133,048
株式
1,416
1,572
△ 155
155,382
156,650
△ 1,267
地方債
短期社債
3,984
3,992
△7
21,275
21,332
△ 57
−
−
−
社債
77,715
78,505
△ 789
外国証券
52,407
52,819
△ 412
その他
63,064
63,113
△ 48
219,864
221,336
△ 1,471
4,033,922 3,902,346
131,576
小計
合 計
668,849
債券
国債
連結貸借対照表計上
額が取得原価を超え
ないもの
39,598
692,921
財務資料編
短期社債
20,089
15,032
差額
9,872
小計
地方債
連結貸借対照表計上額 取得原価
6
その他有価証券のうち
満期があるもの
135,000
種類
(注)1.連結貸借対照表計上額は、当連結会計年度末における市場価格等に基づい
ております。
2.有価証券(売買目的有価証券を除く)で時価のあるもののうち、当該有価証
券の時価が取得原価に比べて著しく下落しており、時価が取得原価まで回復
する見込みがあると認められないものについては、当該時価をもって連結貸
借対照表価額とするとともに、評価差額を当連結会計年度の損失として処理
(以下「減損処理」という。)しております。なお、当連結会計年度における減損
処理額はありません。
また、時価が著しく下落したと判断するための合理的な基準については、
時価の下落率のほか、対象発行体の信用リスクに係る評価結果等を加味して
設定しております。また、時価を把握することが極めて困難と認められる株
式については発行体における財政状態の悪化等の要件を勘案し、減損処理の
要否を検討しております。
28.当連結会計年度中に売却した満期保有目的の債券はあ
りません。
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
109
29.当連結会計年度中に売却したその他有価証券は次のと
おりであります。
なお、投資信託の解約も含んでおります。
(単位:百万円)
種類
売却額
売却益の合計額 売却損の合計額
株式
176
−
106
債券
13,895
27
744
7,244
−
283
地方債
−
−
−
短期社債
−
−
−
813
27
−
5,838
−
461
1,379
504
−
15,452
532
850
国債
社債
外国証券
その他
合 計
30.当連結会計年度に、保有目的区分を変更した有価証券は
ありません。
31.無担保の消費貸借契約(債券貸借取引)により貸し付け
ている有価証券はありません。また、使用貸借又は賃貸借
契約により貸し付けている有価証券はありません。
32.当座貸越契約及び貸出金に係るコミットメント契約は、
顧客からの融資実行の申し出を受けた場合に、
契約上規定
された条件について違反がない限り、
一定の限度額まで資
金を貸付けることを約する契約であります。
これらの契約
に係る融資未実行残高は、325,876百万円であります。
このうち原契約期間が1年以内のもの
(又は任意の時期
に無条件で取消可能なもの)が325,876百万円あります。
33.当連結会計年度末の退職給付債務等は以下のとおりで
あります。
退職給付債務
年金資産(時価)
連結貸借対照表計上額の純額
△4,808
異をその他の包括利益累計額の退職給付に係る調整累計
額として計上しております。
この結果、当連結会計年度末において、退職給付に係る
負債が2,592百万円計上されております。また、繰延税金
負債が113百万円減少し、その他包括利益累計額が296
百万円減少しております。
35.法定実効税率の変更
「所得税法等の一部を改正する法律」
( 平成26年法律第
10号)が平成26年3月31日に公布され、平成26年4月1日
以後に開始する事業年度から復興特別法人税が廃止され
ることとなりました。これに伴い、平成26年4月1日に開
始する事業年度に解消が見込まれる一時差異等にかかる
繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に使用する法定実
効税率は従来の29.4282%から27.6483%となります。
この税率の変更により、繰延税金負債の純額は25百万
円増加
(繰延税金資産25百万円減少、繰延税金負債0百万
円減少)し、繰延ヘッジ損益は0百万円増加し、法人税等調
整額は25百万円増加しております。
連結損益計算書注記
注1. 記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
2. 出資一口当たり当期純利益金額 13,273円89銭
3. その他の包括利益に係る組替調整額及び税効果額
百万円
2,215
△2,592
6
退職給付に係る資産
−
退職給付に係る負債
△2,592
財務資料編
34.会計方針の変更
「退職給付に関する会計基準」
( 企業会計基準第26号平
成24年5月17日。以下「退職給付会計基準」という。
)及び
「退職給付に関する会計基準の適用指針」
(企業会計基準適
用指針第25号平成24年5月17日。以下「退職給付適用指
針」という。
)を、当連結会計年度末より適用し
(ただし、退
職給付会計基準第35項本文及び退職給付適用指針第67
項本文に掲げられた定めを除く)
、当連結会計年度末から、
退職給付債務から年金資産の額を控除した額を退職給付
に係る負債として計上しております。
退職給付会計基準等の適用については、退職給付会計基
準第37項に定める経過的な扱いに従っており、当連結会
計年度末において、税効果調整後の未認識数理計算上の差
その他有価証券評価差額金:
当期発生額
△346
組替調整額
822
税効果調整前
税効果額
その他有価証券評価差額金
百万円
476
△87
389
繰延ヘッジ損益:
当期発生額
9
組替調整額
△0
資産の取得原価調整額
税効果調整前
税効果額
繰延ヘッジ損益
−
9
△2
6
退職給付に係る調整累計額:
当期発生額
組替調整額
税効果調整前
税効果額
△409
−
△409
113
退職給付に係る調整累計額
△296
その他の包括利益合計
99
【連結セグメント情報】
連結会社は、金融業以外に一部でファイナンス・リース業、物品販売業等を営んでいますが、それらの事業の全セグメントに占める
割合が僅少であるため、事業の種類別セグメント情報は記載していません。
110
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
用語集
用語集
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
112 ∼ 115
用語集
い
一般貸倒引当金
3ヵ月以上延滞債権と貸出条件緩和債権について、
過去の貸倒実績から求めた予想損失率に基づいて算定
した金額を計上する貸倒引当金のことです。貸借対照
表上の資産の部にあらかじめ控除項目として表示(△)
しており、引当基準については、貸借対照表注記に記載
しています。
資産の部の単なる控除項目というよりは、資本として
の色彩が強いことから、2012年度までは自己資本比
率に関する旧告示で自己資本の補完的項目(T
i
er2)に
加算することが認められていました。
2013年度以降、自己資本比率に関する新告示におい
ても一般貸倒引当金は自己資本の額として「コア資本
に係る基礎項目」への算入が認められ、算入上限が信用
リスク・アセットの額の合計額の0.
625%から1.
25%
まで引き上げられました。
一般担保
か
在外子会社等の財務諸表の換算手続において発生す
る決算時為替相場で換算される資産および負債項目の
円貨額と、
取得時または発生時の為替相場で換算される
資本項目の円貨額との差額のことです。
き
優良保証
(ゆ参照)
以外の保証をいいます。
危険債権
金融再生法開示債権
(き参照)
の分類のひとつです。
債務者が経営破綻の状態には至っていないものの、
財
政状態・経営成績が悪化し、
契約に従った債権の元本の
回収と利息の受取りができない可能性が高い債権のこ
とです。
営業権
会社の社会的信用や商標の知名度などから生じる超
過収益力のことです。合併や営業譲受け
(事業の全部ま
たは重要な一部を他の会社から譲り受けること。)に
よって有償で取得した場合にのみ無形固定資産として
計上し、
「 出資金」勘定を相当額増額することが認めら
れています。
「のれん」ともいわれています。
金融再生法開示債権
金融機関は、1998年に施行された
「金融機能の再
生のための緊急措置に関する法律」
( 金融再生法)に基
づき、保有する不良債権等の状況を開示することが義
務づけられています。この法律により開示が求められ
ている債権を金融再生法開示債権といいます。
金融再生法開示債権には、
「破産更生債権及びこれら
に準ずる債権」
「危険債権」
、
「要管理債権」および
、
「正常
債権」の4つの分類があります。
金融再生法開示債権は貸出金のほか、貸出金に準ず
る債権(外国為替、与信関係未収利息・未収金、貸出金に
準ずる仮払金、債務保証見返、使用貸借または賃貸借契
約による貸付を行っている場合の有価証券)も対象と
なり、分類は要管理債権( よ 参照)を除き債務者単位で
行います。
SRI
(社会的責任投資)エスアールアイ
Socially Responsible Investmentの略で、
財務的分
析に加えて、
企業の環境対応や社会的活動などの評価、
つまり企業の社会的責任の評価を加味して投資先企業
を決定し、
かつ責任ある株主として行動する投資手法を
いいます。
延滞債権
リスク管理債権
(り参照)
の分類のひとつです。
元本または利息の支払の遅延が相当期間継続してい
ることその他の事由により、
元本または利息の取立また
は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しな
かった貸出金
(貸出条件緩和債権、
3ヵ月以上延滞債権お
よび破綻先債権に該当する貸出金を除く)
のことです。
7
お
用語集
あらかじめ定めた一定の取引条件のもとで、債券、株
式、通貨などの特定の商品を購入または売却する「権
利」を売買する取引のことです。オプションの購入者は
対価(プレミアム)を支払ってオプションを行使する権
利を手に入れ、オプションの売却者はオプション行使
に応じる義務を負います。キャップ、フロアー、スワッ
プションも、このオプションのうちの一つです。
オペレーショナル・リスク
業務の過程、
役職員の活動もしくはシステムが不適切
であること、
または外生的な事象により損失が発生しう
るリスクのことです。
労金連では、
基礎的手法により、
リ
スク量を算定しています。
(基礎的手法の算定方法)
粗利益(直近3年間のうち
オペレーショナル 粗利益が正の値の合計額)×15%
=
× 12.5(注)
・リスク
直近3年間のうち粗利益が
正の値であった年数
(注)8%(国際統一基準の自己資本比率)の逆数である12.5を乗じています。
112
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
企業結合(連結の場合は、企業結合等)により
計上される無形固定資産相当額
企業結合
(連結の場合は、
企業結合または子会社株式
の追加取得)
に伴って、被取得企業から取得することに
より計上される無形固定資産のうち、既に自己資本の
額から控除することとされている
「営業権」
および
「のれ
ん」
には含まれない無形固定資産の額のことです。
一般保証
オプション取引
リスク管理債権
(り参照)
の分類のひとつです。
債務者の経営再建または支援を図ることを目的とし
て、金利の減免、
利息の支払猶予、
元本の返済猶予、
債権
放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出
金
(破綻先債権、
延滞債権および3ヵ月以上延滞債権を
除く)
のことです。
為替換算調整勘定
不動産など、優良担保
( ゆ 参照)以外の客観的な処分
可能性のある担保をいいます。
え
貸出条件緩和債権
く
繰越金(当期末残高)
当期の剰余金のうち、
配当などの外部流出額と準備金・
積立金への繰入額を除いた翌期への繰越額です。
GPS
(グリッドポイントセンシティビティ)
分析
一定期間ごとに設定した基準時点
(グリッド)
の金利
を、
それぞれ個別に変化させて現在価値の算出を行い、
任意グリッドの金利変化に対する資産・負債の現在価値
変化額を計測する分析手法です。
クレジット・デリバティブ取引
対象となる相手方の信用(倒産等による不履行=デ
フォルト)リスクを回避するために行われるデリバ
ティブ取引の一種で、当該相手方のデフォルト時に補
償を受ける権利を買う「プロテクション購入」と、デ
フォルト時に補償する義務を負う「プロテクション売
却」があります。
け
こ
現在価値分析
自己資本比率
個々の資産・負債それぞれについて将来のキャッ
シュフローを作成し、
その期間に対応する金利を用
いて割り引き、現時点での価値を算出する分析手法
です。
金融機関の自己資本の状況が適当であるかどうかを
判断するための基準として、
法令により定められた指標
です。
海外に営業拠点をもつ金融機関には国際統一基準
と呼ばれる自己資本比率が、
それ以外の金融機関には国
内基準と呼ばれる比率が適用されます。2013年度末か
ら適用する算式は以下のとおりです。
コア資本
バーゼルⅢ
(国内基準)
における概念であり、
普通株式
(普通出資)
、
内部留保、
将来のある時点で普通株式への
転換が予定されている強制転換条項付優先株式といっ
た損失吸収力の高い資本で構成されています。また、
協
同組織金融機関については、
例外的に非累積的永久優先
出資をコア資本に算入することが認められております。
コア資本に係る基礎項目
コア資本のうち、
普通出資、非累積的永久優先出資お
よび一般貸倒引当金等のことです。
コア資本に係る調整項目
コア資本のうち、
無形固定資産、
前払年金費用および
繰延税金資産等のことです。
個別貸倒引当金
債務者の資産状況や支払い能力からみて、債権の相
当部分が回収できないと見込まれることが明らかに
なった場合、
債権額の一部または全部に相当する金額を
貸倒れに備えて個別債務者ごとに計上する引当金のこ
とです。
貸借対照表上の資産の部にあらかじめ控除項目
として表示
(△)
しています。引当基準については、貸借
対照表注記に記載しています。
さ
再証券化エクスポージャー
証券化取引のうち、
原資産の一部または全部が証券化
エクスポージャーである取引のことです。ただし、一定
の証券化取引で、
証券化の前後で証券化取引に係るリス
ク特性に変化がないもの等を除きます。
先物取引
もとになるもの
(例えば国債等)
の価格、金利、指数に
ついて、
将来のある時点であらかじめ取り決めた価格で
売買する取引のうち、
取引所に上場している取引をいい
ます。
先渡し取引
3ヵ月以上延滞債権
各項目の算定にあたっては、幾つかの計算方法が提
示されており、
金融機関が選択できるようになっていま
す。労金連では、信用リスク・アセットは
「標準的手法」
、
オペレーショナル・リスク相当額は
「基礎的手法」
により
算出しています。
① 信用リスク・アセットの計算方法
ア.標準的手法
外部の適格格付機関が付与する格付に応じ
て監督当局が設定したリスク・ウェイトを資
産に乗じて信用リスク・アセットを算出する
方法です。
イ.内部格付手法
金融機関が内部格付制度を整備し、格付ご
とのデフォルト確率
(融資先が債務不履行に
陥る確率)
等を推計します。
その推計値に基づ
き算出したリスク・ウェイトを資産に乗じて
信用リスク・アセットを算出する方法です。
② オペレーショナル・リスクの計算方法
ア.
基礎的手法
粗利益
(直近3年の平均値)の15%をオペ
レーショナル・リスク相当額とします。
イ.
粗利益配分手法
業務区分を8つに分け、区分ごとの粗利益
(直近3年の平均値)
にそれぞれ異なる掛け目
(12%、15%、18%)
を乗じた合計値をオペ
レーショナル・リスク相当額とします。
ウ.
先進的計測手法
金融機関が独自に構築した計量モデルによ
り算出した損失額をオペレーショナル・リスク
相当額とします。
国内業務のみを行う労金連の場合、自己資本比率が
4%に満たない場合、
その満たない程度に応じて各種の
行政措置が発動されます。
これが
「早期是正措置」
と呼ば
れるもので、
最も厳しい措置は業務の停止命令です。
用語集
リスク管理債権
(り参照)
の分類のひとつです。
元本または利息の支払が約定支払日の翌日から3ヵ
月以上遅延している貸出金
(破綻先債権および延滞債
権を除く)
のことです。
(注 1)出資金、利益剰余金等の会員勘定、一般貸倒引当金の一定額等の合計
(注 2)無形固定資産、繰延税金資産、自己保有の普通出資、労金連合会への
普通出資等の合計
(注 3)資産の各項目にリスク・ウェイトを乗じて得た額の合計額(含む
オフバランス取引等)、CVA リスク相当額を8%で除して得た額、
中央清算機関関連エクスポージャーの額の合計額
(注 4)8%(国際統一基準の自己資本比率)の逆数である12.5を乗じてい
ます。
7
もとになるもの
(例えば国債等)
の価格、金利、指数に
ついて、
将来のある時点であらかじめ取り決めた価格で
売買する取引のうち、
相対取引の店頭取引をいいます。
自己資本の額
(コア資本に係る基礎項目の額(注1)−
コア資本に係る調整項目の額(注2))
自己資本比率 =
× 100
信用リスク・アセットの額の合計額(注3)
+オペレーショナル・リスク相当額×
12.5(注4)
自己優先出資
し
CSR
(シーエスアール)
Corporate Social Responsibilityの略で、
「企業の社
会的責任」
をあらわしており、企業倫理の遵守ならびに
従業員・地域社会・環境への配慮をベースとした、
オープ
ンで透明性の高いビジネスへの取組みを意味します。
CVA
(シーブイエー)
Credit Valuation Adjustmentsの略で、
派生商品取
引について、
取引相手方の信用リスクを勘案しない場合
における公正価値評価額と取引相手方の信用リスクを
勘案する場合における公正価値評価額との差額のこと
です。
労金連が発行する優先出資を、労金連自らが保有す
ることとなった場合の相当額です。
資本準備金
額面発行となる普通出資に対して、
額面価額または時
価等での発行となる優先出資については、発行価額の
2分の1か、
額面金額のいずれか多い方を出資金勘定と
し、
残額を出資金勘定とは別の準備金という枠組みに組
み入れることができます。
この準備金が
「資本準備金」
と
呼ばれるものです。
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
113
用語集
出資金
その他有価証券の評価差損
会員である
〈ろうきん〉
から受け入れた出資の金額で、
万が一の際に労金連が負う債務に対する最終的な引当
てになる基本財産の額です。
2001年3月期決算から実施した金融商品の時価会計
によって、時価の変動により利益を得ること、あるいは
満期まで所有する意図をもって所有すること、
以外を目
的とした有価証券については、
決算日時点での時価を貸
借対照表上に計上することとなりましたが、
時価が帳簿
価額を下回っている場合に、
その減額見合いを純資産の
部に計上するのが
「その他有価証券の評価差損」
です。
証券化エクスポージャー
証券化取引に係るエクスポージャーのことです。
「証
券化」
とは、債権や不動産など一定のキャッシュフロー
(利息収入等)
を生む資産を裏付けとして証券等を発行
し、
第三者に売却することです。
証券化取引に伴い増加した自己資本相当額
て
証券化取引に伴う債権譲渡により売却益が発生した
場合、
売却収入から取引関連費用および売却原価を控除
した額
(税効果勘案後)
が
「証券化取引に伴い増加した自
己資本相当額」
です。
処分未済持分
会員である
〈ろうきん〉
は、
その出資持分の全部を譲渡
することによって任意脱退することが可能ですが、
その
際、
譲受け先が見つからない場合には、
新たな出資希望
者が見つかるまで、
会員の請求により労金連がその持分
を譲り受けることになります。
このように労金連が譲り受けて、
自ら保有する持分の
ことを
「処分未済持分」
といいます。
と
あらかじめ定められた一定の期間に、
一定の価格で株
式を取得できる権利のことです。
信用補完機能を持つI/Oストリップス
証券化取引により譲渡した原資産から将来において
生じることが見込まれる金利収入等の全部または一部
を受ける権利であって、
当該証券化取引に係る他の証券
化エクスポージャーに対する信用補完として利用され
るように仕組まれたものをいいます。
信用リスク削減手法として用いる保証または
クレジット・デリバティブの免責額
7
用語集
そ
114
あらかじめ定めた一定の条件のもと、
異なる2種類の
キャッシュフローを交換する取引のことです。
同一通貨
の場合
(金利スワップ)
と異なる通貨の場合
(通貨スワッ
プ)
があります。
正常債権
その他資本剰余金
債務免除益や国庫補助金などを計上する贈与剰余金
や、
自己株式の売却益などからなり、
資本準備金ととも
に資本剰余金を構成する剰余金です。
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
総会の決議により剰余金から積み立てる積立金です。
このうち、
使用目的を限定して積み立てている労金連の
主な目的積立金は以下のとおりです。
(1)配当準備積立金
配当に要する利益を計上できない場合に備え
て、
配当原資を確保するための積立金です。
(2)金利変動等準備積立金
市場金利の変動に耐えられる財務的な基盤を
確保するための積立金です。
(3)相互支援基金積立金
経営危機に陥った
〈ろうきん〉
の経営維持およ
び基礎確立と
〈ろうきん〉
業態の信用秩序の維持
に資するための積立金です。
(4)経営基盤強化積立金
将来の支出増大などに備えて経営基盤強化に
資するための積立金です。
労金連が保有している事業用土地を時価
(公示地価
等)
で評価し、
それまでの帳簿価額を上回った場合には、
その
「差額」
を貸借対照表に有形固定資産として計上す
ることが認められています。
2012年度までの自己資本比率に関する旧告示で
は、この「差額」の45%は自己資本の補完的項目(T
i
er
2)に加算することが認められていましたが、2013年
度からの新告示では自己資本に算入できない取扱いと
なりました。
ただし、この取扱いについては経過措置が設けられ、
それを適用した場合、2014年3月31日から2024年
3月31日までの10年間については、各時点の「差額」の
45%を基準とする算入可能額をコア資本へ算入(算入
割合は年々減少)できることとなっています。
スワップ取引
金融再生法開示債権
(き参照)
の分類のひとつです。
債務者の財政状態および経営成績に特に問題がない
ものとして、
「破産更生債権及びこれらに準ずる債権」
、
「危険債権」
および
「要管理債権」
以外のものに区分され
る債権のことです。
特別積立金
土地の再評価額と再評価の直前の帳簿価額の
差額
信用リスク削減手法として用いる保証またはクレ
ジット・デリバティブが、被保証債権もしくは原債権に
係る損失、または支払義務の不履行が発生したにもか
かわらず、その額が一定の水準を下回る場合には、保証
人またはプロテクション提供者が支払を行わないこと
ができるものであるとき、当該水準に該当する額のこ
とです。
せ
金融自由化が進むにつれて、
国内、
国外の金融市場で、
金利や為替、株式等に関する先物やスワップ、オプショ
ンなどの新しい手法を用いた、
いわゆるオフバランス取
引
(帳簿外の取引)
が急速に広まってきました。
これらの取引は、
「デリバティブ
(金融派生商品)
」
取引
と呼ばれ、
金利や本来の金融取引から派生した取引のこ
とであり、
大きくは次の3つのタイプに分かれます。
(1)
先物型
(2)
スワップ型
(3)
オプション型
新株予約権
す
デリバティブ取引
の
のれん
「営業権」
(え参照)
ともいわれています。
のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツ
に係るもの以外の額
無形固定資産のうち、
のれん及びモーゲージ・サービ
シング・ライツに係るもの以外のその他無形資産
(ソフ
トウェアやリース資産、
電話加入権等)
は、
市場換金性が
乏しく、損失の吸収にあてることが事実上困難である
ことから、
「コア資本に係る調整項目」
としてコア資本か
ら控除されます
(2012年度までの旧告示では信用リス
ク・アセットの額の合計額に加算されていました)
。
は
破産更生債権及びこれらに準ずる債権
金融再生法開示債権
(き参照)
の分類のひとつです。
破産手続開始、
更生手続開始、
再生手続開始の申立て
等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する
債権およびこれらに準ずる債権のことです。
よ
破綻先債権
リスク管理債権
(り参照)
の分類のひとつです。
元本または利息の支払の遅延が相当期間継続してい
ることその他の事由により、
元本または利息の取立また
は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しな
かった貸出金のうち、破産手続開始、
更生手続開始およ
び再生手続開始などの申立てを行っている貸出金のこ
とです。
り
金融再生法開示債権
(き参照)
の分類のひとつです。
貸出債権のうち、
「破産更生債権及びこれらに準ずる
債権」と
「危険債権」を除いた
「3ヵ月以上延滞債権」と
「貸出条件緩和債権」
の合計額のことです。
利益準備金
会社法で積み立てることが義務づけられている法定
準備金で労金業態では、労働金庫法第60条第1項の規
定に基づき、労金連が出資金の総額に達するまで毎事
業年度の剰余金の100分の10に相当する金額以上の金
額を、
万が一の際の損失を補てんするための準備金とし
て積み立てている法定準備金を指します。
利益剰余金
VaR(バリューアットリスク)
毎事業年度の剰余金のうち、
配当等を行わず、
万が一
の際の損失を補填するために留保している利益準備金
等のことで、
特別積立金、
繰越金から構成されています。
リスクファクターの過去における変動を統計的に分
析して、
資産・負債の現在価値が将来の一定期間内にど
の程度変動し得るかを推計する手法です。
ひ
要管理債権
リスク・アセット
引当金
資産
(貸出金や有価証券など)
に関する貸倒れの危険
性の総量のことで、各資産項目の残高に、
項目の性格の
違いによりあらかじめ設定された一定のリスク・ウェイ
トを乗じ、
それを合計して算出します。
労金連では、
格付
機関の格付等に応じて設定されたリスク・ウェイトを使
用する
「標準的手法」
を採用しています。
引当金は将来の費用または損失に対して引き当て
(積
み立て)
るものです。
労金連においては一般貸倒引当金、
賞与引当金、退職給付引当金および役員退職慰労引当
金を引き当てています。
非累積的永久優先出資
リスク管理債権
優先出資とは、剰余金の配当の支払順序が普通出資
者よりも優先する出資ですが、
配当可能剰余金の額が減
少した場合には、
あらかじめ約束された優先的配当の額
を下回る配当となることがあります。
この場合に、
下回った相当額を、
翌期以降に繰り延べ
して支払う
「累積型」
に対して、
翌期以降に繰り延べられ
ないもののうち、
満期のない社債型優先出資が
「非累積
的永久優先出資」
と呼ばれるものです。
へ
ま
BPV(ベイシスポイントバリュー )
金利を全ての期間で1BP
(0.
01%)
上昇させて現在価
値の算出を行い、金利上昇に対する資産・負債の現在価
値変化額を示す手法です。
前払年金費用の額
退職給付会計では、年金資産の金額が退職給付債務
の金額を上回る場合、
前払年金費用として資産計上され
ますが、
必ずしも損失の吸収のために自由にあてること
ができる財産ではないことから、
「コア資本に係る調整
項目」としてコア資本から控除されます
(2012年度ま
での旧告示では信用リスク・アセットの額の合計額に加
算されていました)
。
れ
連結子法人等の少数株主持分
連結財務諸表作成にあたって、
連結子法人等における
親会社
(労金連)
以外の株主
(外部株主)
がある場合に純
資産の部に計上するその株式の持分相当額です。
7
優良担保
用語集
ゆ
金融機関は、
各根拠法
(労金連は、
労働金庫法において
準用する銀行法)
に基づき、
保有する不良債権等の状況
を開示することが義務づけられています。
この法律によ
り開示が求められている債権をリスク管理債権といい
ます。
リスク管理債権には、
「 破綻先債権」
「
、 延滞債権」
、
「3ヵ月以上延滞債権」
および
「貸出条件緩和債権」
の4
つの分類があります。
リスク管理債権は、
貸出金のみが対象で、
分類は、
個別
の貸出金単位です。
総貸出額に対するリスク管理債権額の割合をリスク
管理債権比率といいます。
預金等
(預金、
貯金、
掛け金、
元本保証のある金銭の信
託、
満期返戻金のある保険・共済)
や国債等の信用度の高
い有価証券および決済確実な商業手形のように、
担保処
分による回収の確実性が高く、
かつ処分が容易で換金が
可能な担保をいいます。
優良保証
国の保証、公的信用保証機関の保証、金融機関の保
証、複数の金融機関が共同して設立した保証機関の保
証、
地方公共団体と金融機関が共同して設立した保証機
関の保証等、保証履行の確実性が極めて高い保証のこ
とをいいます。
ただし、
保証機関等の状況、
手続き不備等
の事情から代位弁済が疑問視される場合および労金連
に履行請求の意思がない場合には、
優良保証とはみなし
ません。
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
115
事務所の所在地
労働金庫連合会
■〒101−0062
東京都千代田区神田駿河台2−5−15 労働金庫会館内
TEL 03(3295)9322(代)
統合リスク管理部 TEL 03(3295)9335 FAX 03(3295)9328
総
務
部 TEL 03(3295)9322 FAX 03(3295)9353
総 合 企 画 部 TEL 03(3295)9332 FAX 03(3295)9328
N
財 務 管 理 部 TEL 03(3295)0723 FAX 03(3295)9328
東京医科歯科大
丸ノ内線御茶ノ水駅
資 金 管 理 部 TEL 03(3295)8002 FAX 03(3295)9394
神 田 川
部 TEL 03(3295)9331 FAX 03(3295)8010
JR御茶ノ水駅
資 金 運 用 部 TEL 03(3295)9334 FAX 03(3295)9397
交番
新お茶の水
ビル
御茶ノ水
三楽病院
労働金庫会館
中央労働金庫
昇龍堂
ビル
■〒101−0062
東京都千代田区神田駿河台2−9 KDX御茶ノ水ビル
KDX
ビル
監 事 会 事 務 局 TEL 03(3295)9303 FAX 03(3295)9328
ニコライ
堂
明治
大学
コンプライアンス室 TEL 03(3295)9032 FAX 03(3295)9310
営 業 推 進 部 TEL 03(3295)9341 FAX 03(3295)8039
財
形
部 TEL 03(3295)9321 FAX 03(3295)8005
■〒101−0062
東京都千代田区神田駿河台2−9 昇龍堂ビル
8
監
査
室 TEL 03(3293)2365 FAX 03(3293)2366
事務所の所在地
業 務 企 画 部 TEL 03(3293)2360 FAX 03(3295)6738
業 務 管 理 部 TEL 03(3293)2248 FAX 03(3293)2218
事 務 改 革 部 TEL 03(3293)2204 FAX 03(3293)2218
116
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
至東京
務
至新宿
事
杏雲堂 日大
病院 病院
千
代
田
線
新
御
茶
ノ
水
駅
全国
国〈ろうきん〉のお問い合わせ先一覧
北海道ろうきん
新潟ろうきん
東北ろうきん
長野ろうきん
北陸ろうきん
近畿ろうきん
中央ろうきん
中国ろうきん
静岡ろうきん
東海ろうきん
四国ろうきん
沖縄ろうきん
九州ろうきん
( )内は事業地区
北 海 道
労働金庫
TEL 0120−510−926
〒060−0001 札幌市中央区北1条西5−3−10
http://www.rokin-hokkaido.or.jp/
(青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島)
〒980−0023 仙台市青葉区北目町1−15 http://www.tohoku-rokin.or.jp/
中 央
労働金庫
(茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川・山梨)
〒101−0062 千代田区神田駿河台2−5
http://chuo.rokin.com/
(鳥取・島根・岡山・広島・山口)
〒732−0824 広島市南区的場町1−8−20 http://www.chugoku.rokin.or.jp/
四 国
労働金庫
(徳島・香川・愛媛・高知)
〒760−0011 高松市浜ノ町72−3
http://www.shikoku-rokin.or.jp/
九 州
労働金庫
(福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島)
〒810−0074 福岡市中央区大手門3−3−3
http://kyusyu.rokin.or.jp/
TEL 0120−86−3760
TEL 0120−505−690
TEL 0120−191−880
〒951−8565 新潟市中央区寄居町332−38
http://www.niigata-rokin.or.jp/
長 野 県
労働金庫
〒380−0838 長野市県町523
http://www.nagano-rokin.co.jp/
TEL 0120−606−150
TEL 0120−609−123
〒420−0851 静岡市葵区黒金町5−1
http://shizuoka.rokin.or.jp/
TEL 076−231−8000
TEL 0120−602−040
沖 縄 県
労働金庫
〒900−0029 那覇市旭町1−9
http://okinawa-rokin.or.jp/
全 国
労働金庫
協 会
〒101−0062 千代田区神田駿河台2−5−15
http://all.rokin.or.jp/
労働金庫
連 合 会
〒101−0062 千代田区神田駿河台2−5−15
http://www.rokinren.com/
TEL 03−3295−6721
TEL 03−3295−9322
事務所の所在地
(富山・石川・福井)
〒920−8552 金沢市芳斉2−15−18
http://hokuriku.rokin.or.jp/
TEL 0120−796−210
8
東 海
労働金庫
中 国
労働金庫
TEL 0120−86−6956
新 潟 県
労働金庫
北 陸
労働金庫
(滋賀・奈良・京都・大阪・和歌山・兵庫)
〒550−8538 大阪市西区江戸堀1−12−1
http://www.rokin.or.jp/
TEL 0120−1919−62
東 北
労働金庫
静 岡 県
労働金庫
TEL 0120−191−968
近 畿
労働金庫
TEL 0120−226616
(愛知・岐阜・三重)
〒460−0007 名古屋市中区新栄1−7−12 http://tokai.rokin.or.jp/
インターネットでも情報がご覧いただけます。
労金連アドレス http://www.rokinren.com/ The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
117
索引
【労働金庫法第94条第1項において準用する銀行法第21条の規定に基づく開示項目】
〔労働金庫法施行規則第114条による開示項目〕
1.労金連の概況及び組織に関する事項
(1)事業の組織 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・74
(2)理事及び監事の氏名及び役職名 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・75
(3)会計監査人の氏名又は名称 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・83
(4)事務所の名称及び所在地 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
116
(5)労働金庫代理業者に関する事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・該当なし
2.労金連の主要な事業の内容 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・66∼72
3.労金連の主要な事業に関する事項
(1)直近の事業年度における事業の概況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・38∼40
(2)直近の5事業年度における主要な事業の状況を示す指標 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・41
① 経常収益・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・41
② 経常利益又は経常損失・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・41
③ 当期純利益又は当期純損失 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・41
④ 出資総額及び出資総口数 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・41
⑤ 純資産額・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・41
⑥ 総資産額・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・41
⑦ 預金残高・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・41
⑧ 貸出金残高 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・41
⑨ 有価証券残高 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・41
⑩ 単体自己資本比率 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・41
⑪ 出資に対する配当金 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・41
⑫ 職員数 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・41
⑬ 信託報酬・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・該当なし
⑭ 信託勘定貸出金残高 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・該当なし
⑮ 信託勘定有価証券残高・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・該当なし
⑯ 信託財産額 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・該当なし
(3)直近の2事業年度における事業の状況を示す指標 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・90∼95
① 主要な業務の状況を示す指標・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・90
ア.業務粗利益及び業務粗利益率
イ.資金運用収支、役務取引等収支、及びその他業務収支
ウ.資金運用勘定並びに資金調達勘定の平均残高、利息、利回り及び資金利ざや(総資金利ざや)
エ.受取利息及び支払利息の増減
オ.総資産経常利益率
カ.総資産当期純利益率
② 預金に関する指標 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・92
ア.流動性預金、定期性預金、譲渡性預金その他の預金の平均残高 イ.固定金利定期預金、変動金利定期預金及びその他の区分ごとの定期預金の残高 ③ 貸出金等に関する指標・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 91、
93∼94
ア.手形貸付、証書貸付、当座貸越及び割引手形の平均残高 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・93
イ.固定金利及び変動金利の区分ごとの貸出金の残高 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・93
ウ.担保の種類別の貸出金残高及び債務保証見返額 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・93
エ.使途別の貸出金残高 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・93
オ.業種別の貸出金残高及び貸出金の総額に占める割合 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・94
カ.預貸率の期末値及び期中平均値 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・91
④ 有価証券に関する指標・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 91、
95
ア.商品有価証券の種類別の平均残高 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・95
イ.有価証券の種類別の残存期間別の残高 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・95
ウ.有価証券の種類別の平均残高 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・95
エ.預証率の期末値及び期中平均値 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・91
9
索
引
118
4.労金連の事業の運営に関する事項
(1)リスク管理の体制 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
27∼29、
35
(2)法令遵守(コンプライアンス)の体制 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・32∼34
(3)中小企業の経営の改善及び地域の活性化のための取組の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14、
36、
44∼45
(4)銀行法第12条の3第1項第2号に定める苦情処理措置及び紛争解決措置の内容 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
5.労金連の直近の2事業年度における財産の状況に関する事項
(1)貸借対照表、損益計算書及び剰余金処分計算書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・80∼88
(2)貸出金のうち次に掲げるものの額及びその合計額 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・46
① 破綻先債権に該当する貸出金・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・46
② 延滞債権に該当する貸出金 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・46
③ 3ヵ月以上延滞債権に該当する貸出金 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・46
④ 貸出条件緩和債権に該当する貸出金・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・46
(3)元本補てん契約のある信託に係る貸出金のうち破綻先債権、延滞債権、3ヵ月以上延滞債権及び
貸出条件緩和債権に該当するものの額並びにその合計額 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・該当なし
(4)自己資本の充実の状況(平成19年金融庁・厚生労働省告示第1号に定める開示項目)・・・・・・・・・・・・・50∼58
(5)次に掲げるものに関する取得価額又は契約価額、時価及び評価損益 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・96∼99
① 有価証券・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・96∼97
② 金銭の信託 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・97
③ 労働金庫法施行規則第86条第1項第5号に掲げる取引・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・98∼99
(6)貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・56
(7)貸出金償却の額 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・56
(8)貸借対照表、損益計算書及び剰余金処分計算書又は損失金処理計算書について
会計監査人の監査を受けている旨 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・83
6.労金連の報酬等に関する事項
(平成24年金融庁・厚生労働省告示第4号に定める開示項目)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30
〔労働金庫法施行規則第115条による開示項目〕
1.労金連及びその子会社等の概況に関する事項
(1)労金連及びその子会社等の主要な事業の内容及び組織の構成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
100
(2)労金連の子会社等に関する事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
100
① 名称
② 主たる営業所又は事務所の所在地
③ 資本金又は出資金
④ 事業の内容
⑤ 設立年月日
⑥ 労金連が保有する子会社等の議決権の総株主又は総出資者の議決権に占める割合
⑦ 労金連の一の子会社等以外の子会社等が保有する当該一の子会社等の議決権の総株主
又は総出資者の議決権に占める割合
2.労金連及びその子会社等の主要な事業に関する事項
(1)直近の事業年度における事業の概況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
101
101
(2)直近の5連結会計年度における主要な事業の状況を示す指標 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
① 経常収益
② 経常利益又は経常損失
③ 当期純利益又は当期純損失
④ 包括利益
⑤ 純資産額
⑥ 総資産額
⑦ 連結自己資本比率
3.労金連及びその子会社等の直近の2連結会計年度における財産の状況に関する事項
9
(1)連結貸借対照表、連結損益計算書及び連結剰余金計算書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・102∼110
(2)貸出金のうち次に掲げるものの額及びその合計額 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・46
① 破綻先債権に該当する貸出金
② 延滞債権に該当する貸出金
③ 3ヵ月以上延滞債権に該当する貸出金
④ 貸出条件緩和債権に該当する貸出金
(3)自己資本の充実の状況(平成19年金融庁・厚生労働省告示第1号に定める開示項目)・・・50∼52、
59∼64
(4)労金連及びその子法人等が2以上の異なる種類の事業を営んでいる場合の事業の
種類ごとの区分に従い、当該区分に属する経常収益の額、経常利益又は経常損失の
額及び資産の額として算出したもの ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
110
4.労金連及びその子会社等の報酬等に関する事項
索
引
(平成24年金融庁・厚生労働省告示第4号に定める開示項目)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・31
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119
索引
【金融機能の再生のための緊急措置に関する法律第7条の規定に基づく
「資産の査定の公表」】
1.破産更生債権及びこれらに準ずる債権 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・47
2.危険債権 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・47
3.要管理債権 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・47
4.正常債権 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・47
【労金連の自主開示項目】
1.概況等
(1)経営方針 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16
(2)業務の適正を確保するための体制 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17∼18
(3)第7期中期経営計画 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25
(4)2014年度事業計画 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25
(5)経営体制 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26
(6)役員の所属団体等 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・75
(7)執行役員 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・75
(8)職員の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・76
(9)出資会員 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・76
(10)会員の内訳 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・76
(11)出資配当等 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・89
2.経理・事業内容
(1)純資産の内訳 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・89
(2)経常費用 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・41
(3)業務純益 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・41
(4)利益率 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・90
(5)常勤役職員1人当たり預金残高 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・91
(6)1店舗当たり預金残高 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・91
(7)常勤役職員1人当たり貸出金残高 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・91
(8)1店舗当たり貸出金残高 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・91
3.資金調達
(1)預金科目別残高 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・92
(2)預金者別内訳 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・92
4.その他の業務
(1)内国為替取扱実績 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・69
(2)国債窓販残高の推移 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・71
(3)投信窓販純資産残高の推移 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・71
5.労金連及びその子会社等に関する事項
(1)経常費用
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・
101
6.その他
9
(1)労金連・全国労働金庫の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・表紙裏面
(2)資産査定に係る各種基準の比較表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・48∼49
(3)労金連のSR
I
(社会的責任投資)原則 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19
(4)顧客保護等管理方針 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20
(5)個人情報保護の取組み ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21
(6)利益相反管理方針の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22
(7)金融円滑化の取組み ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23
(8)反社会的勢力に対する基本方針 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24
(9)金融商品に関する勧誘方針 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24
(10)確定拠出年金運営管理業務に関する勧誘方針 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24
(11)トピックス ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・42∼43
(12)総合事務センターの概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・72
(13)沿革・あゆみ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・77∼78
索
引
120
The Rokinren Bank DISCLOSURE 2014
凡例
1.表示方法
金額
各表に表示した金額は単位未満の端数を切り捨てて記載しています。
●
合計と内訳がある場合、それぞれ切り捨てて記載していますので、合計と内訳
●
の計が一致しない場合があります。
諸比率・諸利回り
各表上の諸比率・諸利回りは円単位の計数を使用して算出し、小数点第1位表
●
示の場合は小数点第2位を、小数点第2位表示の場合は小数点第3位を切り捨
てて記載しています。
ただし、監督官庁に報告している数値はそのまま記載しています。
合計と内訳がある場合、それぞれ切り捨てて記載していますので、合計と内訳
●
の計が一致しない場合があります。
2.記載例
「 0 」単位未満の数字がある場合
「 − 」該当数字がない場合
「 △ 」マイナス値の場合
3.その他
全国〈ろうきん〉の数値は速報値です。
労働金庫連合会2014
2014年7月発行
〒101−0062 東京都千代田区神田駿河台2−5−15
労働金庫連合会 総合企画部
TEL 03−3295−9332
http://www.rokinren.com/
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