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2013 年 4 月号
⼾塚教会だより 2013 年 4 月号 No.111 発⾏:カトリック⼾塚教会 聖書をよく読み、よく祈ることによって私たちが出会うキリストを家庭 に、職場に、社会に伝えていこう。いつも笑顔で。 《2013 年度活動⽅針》 今度こそ、本物です! ⼾塚教会主任司祭 誰のことをそう言っているのかは皆さんも考えて アルフレッド・バーク うちの2⼈はイスラム教信徒です。初めてのことです。 いるでしょう。もちろん、新しい教皇様です。そうい これも、すごいです! 今の時代に主イエスが教皇に われているのは、初めてのヨーロッパ⼤陸以外の⼈だ なった場合も、同じようなことをなさるのではないで からではなく、主イエスの姿を現しているからです。 しょうか。 もちろん、今までの教皇も尊敬していますが、何とな ほかにも、教皇様は⾚い靴を履かないで、⿊いもの く教皇が良い教え、良いことを教えていましたが、主 を使い、聖ペトロの広場で会衆の皆に会うために教皇 イエスの姿をはっきりと示していないように感じて が乗る「Pope-mobile」といわれる⾞から、防弾ガラ いました。今度の教皇はアシジのフランシコの精神を スを外してしまいました。いろんな形で、ご自分が偉 重んじて、⽣活しています。すこし、例を挙げましょ いという雰囲気から抜け出して、皆の僕だと示したい う。教皇ベネデクト16世が退位してから、コンクラ のです。 ーベが開かれ、全世界から投票権のある115名の枢 だから、「今度こそ、本物です」 。 機卿が Casa Santa Maruta (聖マルタの家という意味 です)に寝泊りをしていました。もちろん、新教皇と して選出されたアルゼチンのブエノスアイレス⼤司 PS:3月号の「教会だより」でホームレスのために 教もコンクラーベの間、枢機卿たちと一緒にそこに泊 お米を分けて下さる婦⼈たちに感謝しました。その後、 まりましたが、教皇として選ばれた後も、そこに寝泊 ますます協⼒して下さる⽅が増えてきました。お米の りにすることに決めました。なぜかというと、バチカ 量とは関係なく、⼣⾷を作るとき、自分の家族のため ンにある教皇様の部屋が⽴派過ぎているからです。す だけではなく、もう一⼈分(ホームレスの⼈)を考え ごいね! また、聖週間の3月28日、聖木曜日の「最 て、分けておけば、本物の信者となるでしょう。それ 後の晩餐」の中で、洗足式があり、教皇フランシスコ が主イエスの心だと思います。ホンの少しだけでもよ はローマ市内の少年院へ⾏って、犯罪を犯して、⼊院 いです。主イエスの教えによると、信者は自分の幸せ している男性10名、⼥性2名の足を洗いました。イ よりも、他⼈の幸せを求めます。広い心をもって続け タリアでは、皆がカトリックであるはずですが、その ましょう! 1 教会が「元気に」キリストを証ししていくために (横浜教区)共同宣教司牧サポートチーム神奈川 メンバー 名前の前に書かせて頂いた肩書をご覧になり、「何 S. て社会の中で活動・貢献できることがあるでしょう。 それ?」って思われる⽅も多いでしょう。 三者にはそれぞれの霊性(固有の信仰の⽣き⽅)があ 梅村司教様から鈴木勁介師に「神奈川県の共同宣教 りますので、教会の使命を考える上では、三者すべて 司牧」 を考えるよう指示があったのが 2002 年でした。 の⾏い、すべての責任があって本当の意味での達成に これは、教区報 45 号(2001 年 12 月)の中で司教様 導かれるのだと思います。教会(一つの体・キリスト が「わたしたちの⼤きな挑戦」と題して呼び掛けられ の神秘体)には、聖霊の賜物による種々の奉仕職・務 た、「交わりとしての教会をめざして」(司牧書簡 めがあり、すべてが必要なのです(コリントⅠ.12 章)。 2000.12.25)の具体化の一つにある「司祭・修道者・ 三者に共通し、基本となる最も⼤切なことは、洗礼と 信徒による共同宣教司牧体制の整備」を受けたもので 堅信の秘跡により、キリストの福音を⽣き、⼈々に証 す。この雲をつかむような話に、司祭、修道者、そし しするよう神から招かれていることです。洗礼のとき て神奈川県下 7 地区の代表が集められて「神奈川県・ 「キリストの王職、祭司職、預言職にあずかり」、堅 共同宣教司牧準備会」が発足し(2003.02.01)、私 信により「聖霊の賜物を受けた」私たちは、一体とし はプラスアルファとして鈴木師からお声掛けを頂い て、協⼒して歩いていくことが求められています。 て準備会に参加しました。 準備会の司教様への答申の後、2004 年に発足した 神奈川県でどのような⾏動を起こしたらよいか各 「神奈川県 司祭・修道者・信徒による共同宣教司牧 地区の意⾒を求め、2 年近く検討した準備会の結論と 推進委員会」の目的は、ヴァチカン公会議以来教会が して、⽣き⽣きとした共同体となるために⼤切にして ⼤事にしている『教会が「元気に」キリストを証しし いくとよい二つの必要なことを司教様に答申しまし ていく』ために、全ての信者(三者)が交わりを深め た。一つは出会いを深めること、いま一つは教会の奉 ること、でした。そのためにはまず出会うこと、そし 仕職への養成です。 て互いに尊重し、語り合い、聴き合い、祈ることを通 何故この二つに辿り着いたかというと、共同宣教司 して出会いを深め、福音の証しになっていくようにす 牧とは、司祭・修道者・信徒(以下「三者」といいま ることが必要だと考えました。そしてもう一つ、小教 す)が共同責任を持って教会の使命を果たす体制と考 区や地区の教会を支える奉仕職を修道者や信徒がよ えたからです。この共同責任とはどういうことか。昔 り担えるように養成する研修会を開催し、その場で小 は教会の責任は司祭(及び修道者)に集中していまし 教区や地区の枠を超えて三者が出会い、交わりを深め たが、現代においては色々な限界があります。この限 ながら奉仕職を学び、得たものを持ち帰って共有し、 界に際し、信徒の役割は、ヴァチカン公会議依頼、第 「元気な」共同体としてほしいと考えたのです。 1 の使命は社会の中で信仰を証しすることと言われて 推進委員会は、教区の委員会ですが教区の宣教司牧 いますが、教会の中で信徒がもっと⼒を発揮できるこ を支援する⽴場として「共同宣教司牧サポートチーム とがあるはずです。司祭や修道者に代わってその使命 神奈川」に名称を変え、出会いを深める宿泊交流会と の一部を担おうと言っているのではなく、教会憲章や 多くの養成研修会を毎年開催しています。今年も聖週 福音宣教(パウロ 6 世)にある「信徒の協⼒」をもっ 間に案内を配布しました。先に記した趣旨から信者個 と強めて教会内の奉仕的役割を司祭と協⼒し、例えば ⼈の参加ではなく共同体から⼈を派遣して頂きます 信仰を伝える、祈りを導く、などの貢献の場があると が、ここ数年⼾塚教会からは一⼈の派遣者もありませ 考えたのです。また、司祭や修道者も、信徒と協⼒し ん。出会いと養成、⼤切なことだと思っています。 2 受洗者のことば 「私が神様と出会ったきっかけ」 K. 私達兄弟が、神様と出会ったきっかけはある悲しい出 本当の意味で私達が神様に出会ったのは、病で倒れ 来事が始まりでした。 てとても苦しそうにしていた祖⽗にバ-ク神⽗様が 昨年の七月に、⽗⽅の祖⽗を亡くしました。私達兄 お祈りをしてくださった時です。あの時は、とても悲 弟の⽗と⽗⽅の祖⽗と祖⺟は、カトリック信者です。 しくて夢中で祖⽗に祈りをささげていました。 けれど、⺟はカトリック信者ではありません。家族の 祖⽗は、みんなに⾒守られ安らかな顔で息をひきとり 中で宗教の違いについてたびたび話し合ってきまし ました。 た。⺟は、仏教からカトリック信者になる事を望んで この悲しい出来事をきっかけに私達家族は、自然と いました。そして私達兄弟も同じく信者になる事を希 この⼾塚教会に足を運ぶようになったのです。⺟は、 望していました。けれど、実際は教会にも⾏かず、年 勉強会に参加し私達兄弟は聖書を読んだり、⽗から祈 に一回クリスマスのミサに参加する事ぐらいでした。 りを学びました。そして三月三⼗日の復活祭の夜半ミ この時はまだ本当の意味で神様に、出会っていなかっ サで、受洗の運びとなりました。きっと祖⽗が導いて たのです。祖⽗は⽣前私達家族が神様を信じ、キリス くれたのだと思います。 トの教えに従いカトリック信者になってくれたらう 神様と祖⽗に感謝を込めてこれからも家族で教会 れしいと話していました。 に足を運びたいと思います。 S. 私は、自分の思いや考えこそが正しいというとらわれ 思われるか、損か得かが⾏動の動機であったり、早さ から、狭い世界で⽣き、孤⽴して自分を追い詰めてし に価値をおき、すぐ結果が欲しくなるなど、いつのま まいました。 自分が、よいものにおもえるようにな にかよくないものが自分を支配していることに気づ りたいと、あちこち探し回りましたが、自分を変える きました。その元凶は、自分の幼稚さや我がままさで ことはできませんでした。 す。 どうしようもなくなった時、傷ついた仲間との出会 これからは、新たな視点、主イエスキリストの物の いがあり、求めてゆくうち、自分が無⼒であることを ⾒⽅に習い、歩んでいきたいです。 認め、自分を超えた⼤きな⼒を信じることで自分を変 先日、⼊院中の⺟のことで、⽗と一緒にある⽅を訪 えて⾏けると教えられました。 ねました。その時、自分が思ってもみなかった観点か 神様を信じるとはどういうことか知りたくて、教会 ら助言があり、神様の導きのようなものを感じました。 の勉強会に通い始めました。その中で、少しずつです もやもやが晴れ、すっきりする感じは、善とつながる が、日常⽣活において、目に⾒えない不思議な働きが 嬉しさのように感じました。 感じられるようになってきています。 四旬節の間、お祈りして下さった皆様、ありがとう ございました。小さな自分ですが、皆さまとともに善 自分のこれまでのあり⽅を振り返った時、⼈にどう へ向かって歩んでいきたいです。 3 受洗者のことば((続き)) N. 私の妻はカトリック信者で以前お世話になってい 味深く、また皆様との聖書の読み合わせでも神の存在 た二俣川教会ではミサや葬儀などのオルガン奏者を にも触れる思いもしました。 していました。そのため、時々⾞での送り迎えを頼ま 当時はまだ洗礼を志願する思いはそれほど強くあ れていました。折角教会まで⾏くので私もミサに参加 りませんでした。 して、カトリック教会の雰囲気をかいま⾒ることも出 並⾏して日曜ミサにも参加して勉強を続けて⾏く 来ました。 につれて、今までの自分の⼈⽣の考えが少し間違って また、会社の尊敬する先輩はカトリック信者でとて いたのではないかと感じ始めました。 も紳士的な⽅でした。兄上は神⽗様とのことです。 ある日、神⽗様が「洗礼を受けると今までの罪がす 会社で仕事がうまく⾏かなく、イライラと不機嫌な私 べて赦されますよ」と話され、それでは新しい自分と に「そういう時こそニコニコしていた⽅が良いです なって再スタートできるのだと思い洗礼を志願しま よ」と忠告してくれました。定年後も親しくして下さ した。復活前夜祭で洗礼を授けて頂き、これからはキ り、今でも月二回はゴルフをご一緒しています。 リストの教えに従って⽣きることを決意しています。 また、教会の中の信者の皆さんを⾒るにつけ、キリ バーク神⽗さまのお導きに心から感謝し、これから ストの教えが世界中の多くの⼈々にどうして愛され の先の短い⼈⽣を良い信者になれる様に努⼒して⾏ ているか自分でも確かめたい気持ちも常々持ってい きます。 ました。 また、⼾塚教会の皆様のいろいろなご配慮と快く代 先輩も妻も私に信者になるようにと後押しはして ⽗を引き受けて下さった⻄川様にも感謝しています。 いませんでしたが自分でイエスキリストの教えを急 ありがとうございました。 に学びたくなり、昨年からバーク神⽗様の「聖書勉強 これからも勉強会にも出席してキリストの教えを 会」に出席させて頂く様になりました。 研鑽して⾏きますので 勉強会ではイエスが辿られた地理、歴史的背景が興 よろしくお願いします。 4 ★★信徒の声★★ 「腹式呼吸でうたう」 M. カラオケが健康に良いとはよく聞かれるはなしで 吐いていきます。目安は、まずは3秒。吐ききったら、 す。⼤きな声でうたうこと、また仲間との親睦は心身 ⼒を抜き、お辞儀した身体をおこしていきます。特別 にプラスの影響があると思います。加えて喉に⼒を⼊ 意識しなくても⼒が抜けていれば⿐から自然に息が れずに横隔膜を⼤きく上下させる腹式呼吸でうたえ ⼊ってくると思います。この時お腹が膨らめば腹式呼 ば酸素を取り⼊れる量が多くなり、腹腔の内臓のマッ 吸成功です。吸気もまずは3秒。3秒吐いて3秒吸う サージにもなりますのでダブルのプラス効果がある を1セットとして5セットを気が向いたときにして はずです。 みてください。(心臓がドキドキしたり、かえって呼 知⼈のお医者さんのお話では歌うことは交感神経 吸が苦しくなるなら回数を減らして)呼吸が深くなり を腹式呼吸は副交感神経を刺激し、バランスの良い自 気分が落ち着く実感が得られるはずです。慣れてきた 律神経、ホルモン分泌の状態をつくるとのことです。 ら秒数、回数を無理せず徐々に増やします。この腹式 「腹式呼吸」のやり⽅は難しくありません。 椅子に 呼吸の基本をマスターし歌いますと声が柔らかくな 姿勢を正し座りおへそのあたりに手のひらをあてま り、他⼈の声とも溶け合えるようになっていきます。 す。少しお辞儀をするようにしながら(背中が丸まら ミサでの歌、受け答えに応用していただければと願い ないように!)お腹をへこませ息を「はー」と口から ます。 音楽に結ばれて K. 高校まで、ドアの向うは修道院という環境の学院に 中も個⼈宅でひっそりと歌い続けられ今秋85周年 学びましたが、コーラスよりコートでボールを追っか 定期演奏会を迎えます。昨秋の定期演奏会では武満徹 けている⽅が楽しい私でした。当時のカトリック校は ・『うた』を歌いましたがオルガニストの児⽟⿇⾥さ バザー・運動会などの⾏事も⽗親以外の男子の来校は んが武満徹を聴きたいと県⽴音楽堂に来聴下さり海 禁止でした。しかしその後進学した神⼾のK学園祭で 外での演奏活動が多い児⽟さんならではの感想を戴 ハイドン・オラトリオ・四季(混声合唱)を歌った時に きました。 男声合唱の素晴らしさにカルチャーショックを受け、 『⼤勢の聴衆…世界一の合唱国エストニアと同じ雰 それ以来歌い続けて50年近くになります。 囲気で合唱が板について特別なものではない、日本の 夫の転勤地神⼾・高松でも地元のコーラスに参加、 国⺠的なものを育成されて築かれた歴史に吃驚しま 30年前に⼾塚に移り住み⼥声コーラスの場で⼾塚 した』 教会聖歌隊の⽅達と出会い旧聖堂でチャペルコンサ 児⽟さんは敬虔なカトリック信者でいらっしゃり ートも開かせて戴きました。ベンサン神⽗様が「歌う 日本では余り一般的では無いパイプオルガン普及の 事は三倍祈る事と同じと両親に教えられた」の言葉も 為に 1991 年インターナショナル・オルガンフェステ 心に留めてミサに与っています。 ィバル・イン・ジャパンを設⽴され毎年海外より著名 現在聖歌隊の他横浜オラトリオ協会合唱団に所属 な奏者を招聘、 22 年間も努⼒して来られました。 2006 しています。オラトリオは昭和3年 YMCA キリスト教 年ニューズウイーク誌「世界が認めた日本⼥性 100 会関係者により宗教曲の演奏を志して創⽴され戦争 名」緒⽅貞子さん達と共に選出されましたが活動の視 5 野は日本と世界関わりと遠⼤です。 は隣⼈愛。⼈類共通の願いをオルガンの響きにのせて 近年では 2009 年・日本とハンガリー140 周年記念 世界平和への輪を拡げていきたい!がフェステイバ 事業として。2010 年・ショパン⽣誕 200 年記念事業 ルの趣旨で収益は全てNHKを通じて寄付されます。 として。2011 年・2012 年・日本とドイツ交流 150 昨年 11 月にNHKBSドキュメント「目白カテドラ 周年記念事業として開催されました。本年は⽣⻨事件 ル・パイプオルガン・イタリア⼈技師よる修復 500 から 151 年・伊藤博⽂他「⻑州五傑」渡英 150 年記 日」が再放送されましたが祭壇に向かって聖堂後⽅2 念・鎖国時代から初めて正⾦銀⾏を開設して海外貿易 階に設置されたオルガンから降り注ぐ音色は素晴ら の窓口を開いた横浜でも開催されます。 しく、県⺠ホールは奏者の姿も⾒られ目でも楽しむ事 英国で最も高く賞賛されている音楽家の一⼈トー ができます。聖歌隊は「横浜地区聖歌の集い」にも参 マストロッター⽒のオルガン演奏と児⽟⿇⾥のオル 加しますが音楽を通じて多くの⽅々との交わりの中 ガン・箏と尺八のコラボレーションです。「オルガン で私自身も成⻑致したいと思っております。 」とはギリシヤ語で「道具」の意味・神の道具・役割 ⼾塚教会活動部の紹介 典 礼 部 侍者会 Y. 典礼奉仕のうち、ミサの中で、司祭席や祭壇近くで 魅⼒的なものにならなくなってきたように思います。 ⾏われる奉仕を祭壇奉仕といいます。祭壇奉仕は、か さらに、少子化の影響なのか、子供自体の数も減少し、 つて助祭職の仕事でした。当時の助祭は司教のもとで 今では主日のミサでも侍者がいないときがあります。 教会の運営や財産管理を担当し、礼拝の場でも司教を そこで、今年度より侍者会を発足することになりま 直接助ける奉仕者として活躍していました。しかし、 した。対象者は、小学校 3 年⽣以上で初聖体を済ませ 現代では、助祭といえば神学⽣が司祭になる直前の実 た男⼥。特に中学⽣、高校⽣の参加も歓迎します。さ 習期間をさすようになっていき、信徒が祭壇奉仕の役 らに、侍者は主日のミサだけではなく、葬儀や結婚式、 割をするようになりました。この奉仕者が侍者です。 聖週間など平日に⾏われる典礼にも必要であり、是非 かつて、まだミサがラテン語で⾏われていた頃、侍 ⼤⼈の⽅の参加もお待ちしています。 者はラテン語の祈りを覚えなくてはならず、⼾塚教会 五月から毎月第 2 日曜日の 9 時 30 分のミサ後に⾏ にも侍者を養成する侍者会がありました。当時は、一 います。内容は、基本的な侍者の役割からミサ中の基 般信徒もなかなか上がることが無い内陣で、ラテン語 本動作、特別な典礼の対応、さらに典礼全般について で祈り、司祭の補佐をする侍者は、子供たちの憧れで の理解などを、それぞれの年代にあわせてクラス分け した。しかし、ミサが国語で⾏われるようになり、難 をして⾏います。 しいラテン語の祈りを覚える必要が無くなってから、 指導には、今のところ O ⽒、F ⽒、S ⽒と Y が担当 いつしか侍者会がなくなり、ただミサ中の動作を教え しますが、かつて自分も侍者を経験し、その経験を次 るだけで簡単に侍者が出来るため、子供たちにあまり の世代に伝えるべく指導のお手伝いをしてくださる 6 ⽅がいらしたらお願いいたします。 ★★原宿だより★★ 4日間の黙想会でのお恵み E. 2 月 19 日から 4 日間、御聖体の宣教クララ会軽井 えも及ばないような、神様の望むことが起こるように 沢修道院で⾏われた M さんの黙想会に⾏ってきまし してくださるのです。苦しい状況を受け⼊れるのはと た。M さんはクロアチア⼈で 4 ⼈の子供の⽗親、普段 ても難しいですが、どんな状況においてもこの 3 つの はみかん農園を営み、毎年農閑期に様々な国に宣教に ステップを思い出し実践していきたい・・・と思いま 出かけておられます。 した。 M さんは、自分の神様との体験、自分が実践で学ん 黙想会で M さんのお話を聞くにつれ、自分の傲慢さ、 で来た事を話してくださり、たくさんのことを教えて 犯してきた数々の罪が⾒えてきて、非常に心が痛みま くださいました。その中で、特に心に残ったのが「信 した。心がこんなに痛んだのは、いつ以来でしょうか。 仰の 3 つのステップ」です。M さんの⼈⽣の中で、数々 その痛みは苦しいほどでした。今思えば、それは⼤き の苦しい状況がありましたが、そのたびに彼はいつも なお恵みだったと思います。神様は私を更にご自分の 次の 3 つのステップを実践してきました。 もとに引き寄せるために、私の罪を⾒せてくださいま 「1.この状況を受け⼊れる。2.この状況に感謝す した。神様のあわれみを願い、ゆるしの秘跡を受けた る。3.この状況を通して神がその栄光、全能、正義 後、顕示された御聖体の前で祈っていた時に、主イエ を現してくださるように祈る。 」 スが私に「あなたを愛している」と語ってくださった M さんは、「祈る時、忍耐を持って祈りなさい。祈る ような気がしました。主の深い愛の中で、私は泣いて ことで、神様は心を開いてくださり、神様の望むこと いました。どんなに⼤きな罪を犯したとしても、ゆる が起こるようにしてくださいます。」と言っておられ しの秘跡において神様は私達をゆるし癒してくださ ました。実際に M さんは、あきらめずに忍耐強く祈り り、豊かに祝福してくださいます。主はいつも共にお 続けることによって、神様が栄光を現わされるのを何 られ、主に似た者となるよう私達を変えてくださいま 度も⾒てきたのです。 す。私達は神様の子供として、どんなに深く神様に愛 以前私は、様々なことを抱え込んで苦しみ、体調を されていることでしょうか。 崩してしまったことがあります。その時あるシスター 4 日間の黙想会で、他にもここには書ききれないほ が「⼒を捨てよ、知れ わたしは神。」 (詩編46編1 どのお恵みをいただきました。神様に心から感謝いた 1節)という聖句を教えてくださいました。M さんが します。どうかこれからの⽣活の中で、いつも神様を 教えてくださった信仰の 3 つのステップは、この聖句 信頼しすべてをゆだね、祈り続けていくことができま の「⼒を捨てる」とはどういうことかを教えているよ すように。この弱い私を通して神様が働いてくださり、 うに思いました。神様を信頼し、どんな苦しい状況を 神様が私を使って⼈々を優しく抱擁してくださいま も受け⼊れて感謝して祈り、自分の苦しみも何もかも すように。自分の心の中に、主を⾒出し、自分のまわ すべてを神様にお捧げしたときに、神様は、⼈間の考 りに主を⾒つけることができますように。 7 月 日 曜日 教会暦 21 日 復活節第4主日 行事 第2回お話会 原宿委員会 掃除当番 戸塚 /上矢部 4 月 28 日 復活節第5主日 English Mass (13:30~) 3 金 初金ミサ(9:30~) 5 日 復活節第6主日 Sr.横山のお話し会 (8:30~9:15) 世界広報の日(指定献金) 5 12 日 主の昇天 月 19 日 聖霊降臨の主日 26 日 三位一体の主日 English Mass (13:30~) - 吉田 /汲沢 戸塚役員会 - 原宿委員会 - 第3回お話会 Sr.横山のお話し会 (8:30~9:15) 川上 /矢部 2 日 キリストの聖体 初聖体 (9:30~) - 7 金 初金ミサ(9:30~) - 9 日 復活節第10主日 戸塚役員会 名瀬 /舞岡 16 日 復活節第11主日 原宿委員会 - 23 日 ペトロのお祝い 堅信式 聖ペトロ使徒座への献金 パーティー - 6 月 戸塚 /上矢部 30 日 復活節第13主日 ミサの時間 [通常の日曜日] 戸塚教会 07:30と09:30 原宿教会 09:00 老人ホーム 16:00 [土曜日・祝日・初金] 戸塚教会 09:30 [平日:月曜~金曜] 戸塚教会 07:00 [戸塚教会] 戸塚教会] 244-0002 横浜市戸塚区矢部町 641 045-881-8882(電話) 045-865-2026(ファックス) http://www.interq.or.jp/earth/totsuka/ [原宿教会] 原宿教会] 245-0063 横浜市戸塚区原宿 4-35-1 呼 045-851-6051 土曜日・祝日・平日のミサは行事や司祭の都合などで変更になる場合があります。