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千歳市新長期総合計画総括報告書

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千歳市新長期総合計画総括報告書
千歳市新長期総合計画総括報告書
施策評価結果
平成 23 年5月
千歳市企画部企画課
目
次
1 千歳市新長期総合計画の
千歳市新長期総合計画の総括について
総括について ................................................ 1
2 総括の
総括の結果概要 .................................................................... 7
3 主要指標の
主要指標の実績 ................................................................... 14
4 市民まちづくり
市民まちづくりアンケート
まちづくりアンケート調査
アンケート調査の
調査の概要 ............................................... 16
5 各施策の
各施策の取組結果 ................................................................. 19
第1章 心がかよい幸
がかよい幸せ感じる都市
じる都市づくり
都市づくり ............................................. 19
1-1 生き生きと暮
きと暮らせる福祉都市
らせる福祉都市 .................................................. 21
(1) 市立千歳市民病院、保健・福祉施設の整備 ............................... 21
(2) 保健予防対策の充実 ................................................... 23
(3) 医療の充実 ........................................................... 32
(4) 地域福祉の推進 ....................................................... 36
(5) 高齢者福祉の充実 ..................................................... 42
(6) 障害者福祉の充実 ..................................................... 47
(7) 児童・母子・父子福祉の充実 ........................................... 53
(8) 市民生活の安定 ....................................................... 57
1-2 信頼と
信頼と温もりのあるコミュニティ
もりのあるコミュニティ都市
コミュニティ都市 .......................................... 64
(1) 心のふれあうコミュニティづくり ....................................... 64
(2) 地域ボランティアの推進 ............................................... 70
第2章 安全で
安全で人と地球にやさしい
地球にやさしい都市
にやさしい都市づくり
都市づくり ......................................... 73
2-1 人と地球にやさしい
地球にやさしい環境都市
にやさしい環境都市 .................................................. 76
(1) 環境共生型社会の創造 ................................................. 76
(2) 自然環境の保全 ....................................................... 80
(3) 公害防止対策の充実 ................................................... 83
(4) 廃棄物の減量化と収集処理の充実 ....................................... 85
(5) 公園・緑地の保全と整備 ............................................... 93
(6) 生活環境衛生の向上 ................................................... 98
(7) 霊園などの整備 ...................................................... 100
2-2 安全で
安全で安心して
安心して暮
して暮らせる快適都市
らせる快適都市 ............................................. 102
(1) 防災対策の充実 ...................................................... 102
(2) 自然災害防止対策の推進 .............................................. 105
(3) 交通安全の推進 ...................................................... 107
(4) 防犯対策の充実 ...................................................... 111
(5) 消防・救急体制の強化 ................................................. 113
(6) 水道給水の充実 ...................................................... 118
(7) 下水道の整備 ........................................................ 123
(8) 基地障害防止対策の推進 .............................................. 126
(9) 住宅環境の整備 ...................................................... 129
(10) 快適、安全な冬環境の創出 ........................................... 134
(11) エネルギー供給の安定確保 ........................................... 136
第3章 学びあい心
びあい心ふれあう都市
ふれあう都市づくり
都市づくり ..............................................
3-1 人の魅力でまちが
魅力でまちが輝
でまちが輝く生涯学習都市 ...........................................
(1) 生涯学習のまちづくり ................................................ 141
3-2 豊かな心
かな心と人間性を
人間性を育む教育文化都市 .........................................
(1) 幼稚園教育の振興 .................................................... 149
(2) 小中学校教育の充実 .................................................. 152
(3) 保健・体育の充実 .................................................... 166
(4) 特殊教育の充実 ...................................................... 170
(5) 高等学校教育の充実 .................................................. 175
(6) 高等教育の充実 ...................................................... 178
(7) 社会教育の充実 ...................................................... 180
(8) 市民文化の創造 ...................................................... 192
(9) 文化財の保護と活用 .................................................. 196
(10) スポーツの振興 ..................................................... 199
(11) 青少年の健全な育成 ................................................. 204
3-3 人とふれあう北
とふれあう北の交流都市 ...................................................
(1) 人と地域が育む国際交流の推進 ........................................ 211
(2) 多様な地域間交流の推進 .............................................. 217
第4章 魅力と
魅力と活力あふ
活力あふれる
あふれる都市
れる都市づくり
都市づくり ..............................................
4-1 魅力ある
魅力ある高次機能都市
ある高次機能都市 .......................................................
(1) 情報・通信機能の充実 ................................................ 223
(2) 道路体系の整備 ...................................................... 226
(3) 総合交通ネットワークの整備 .......................................... 232
(4) 都市景観の向上 ...................................................... 236
(5) 秩序ある新千歳空港周辺地域の整備 .................................... 241
(6) 魅力ある市街地の整備 ................................................ 246
4-2 活力ある
活力ある産業拠点都市
ある産業拠点都市 .......................................................
(1) 農業の振興 .......................................................... 253
(2) 林業の振興 .......................................................... 264
(3) 内水面漁業の振興 .................................................... 266
(4) 工業の振興 .......................................................... 270
(5) 高度技術産業の集積 .................................................. 275
(6) 商業の振興 .......................................................... 280
(7) 市民生活に密着した流通機構の充実 .................................... 287
(8) 観光の振興 .......................................................... 289
(9) 働く場の確保と人材育成 .............................................. 296
第5章 参加と
参加と連携による
連携による都市
による都市づくり
都市づくり ................................................
5-1 明るく開
るく開かれた市民参加都市
かれた市民参加都市 .................................................
(1) 男女共同参画社会の実現 .............................................. 301
(2) 市民参加のまちづくり ................................................ 307
5-2 新時代を
新時代を見据えた
見据えた自主
えた自主・
自主・自立都市 .............................................
(1) 地方分権時代に向けた行財政システムの確立 ............................ 311
(2) 広域行政の推進 ...................................................... 323
138
141
149
211
220
223
253
300
301
311
1 千歳市新長期総合計画
千歳市新長期総合計画の
合計画の総括について
総括について
(1)千歳市新長期総合計画の総括について
総合計画とは、まちづくりを進めていくうえで最上位に位置づけられる計画であり、まちづ
くりの目標とその実現方法を示したものです。
千歳市新長期総合計画は、平成13年度から22年度を計画期間とし、目指すべき将来都市像を
「ひと・まち☆きらり 地球の笑顔が見えるまち 千歳」と定め、この将来都市像の実現に向
けて、
「1.心がかよい幸せ感じる都市づくり」
「2.安全で人と地球にやさしい都市づくり」
「3.
学びあい心ふれあう都市づくり」
「4.魅力と活力あふれる都市づくり」
「5.参加と連携による
都市づくり」の5項目の都市づくりの目標を設定しました。
この都市づくりの目標に基づき、市では人とまちが生き生きと輝き、市民の笑顔が行きかう
まちづくりを進めてきました。
この間、少子高齢化や情報化の進展、地方分権改革など社会経済環境が大きく変化し、さら
に人口減少や長引く景気低迷の影響などにより、都市構造や行財政構造などに様々な変化が生
じました。これらの状況を踏まえ、市のこれまでの取組や各施策の達成状況を明らかにするた
め計画の総括を行いました。
総括にあたっては、平成13年度に導入した「行政評価システム」に基づき、平成17年度から
実施している施策評価により、各施策の「施策の達成度」を総合的に評価しています。
(2)総合計画の構成
千歳市新長期総合計画は、基本構想、基本計画、実施計画から構成されています。
基本計画は中間年度である平成17年度に中間見直しを行い、計画期間は基本計画に定めた各
種施策や事業を展開してきました。
【図:総合計画の期間と行政評価システム】
13年度
14年度
15年度
16年度
17年度
基本構想
総
合
計
画
の
期
間
18年度
19年度
20年度
21年度
目標年次:
目標年次:平成22
平成22年度
22年度
基本計画
基本計画(改訂版)
平成13年度~平成17年度
平成18年度~平成22年度
中間年見直し
検
証
実施計画(第1期)
平 成13年 度~平 成15年 度
実施計画(第2期)
平 成14年 度~平 成16年 度
(第3期)
シ行
ス政
テ評
ム価
毎年度見直し
試行
試行
事務事業評価の
事務事業評価の実施
1
22年度
施策評価の
施策評価の実施
総 括
総合計画の体系としては、まず将来都市像を実現するために5つの都市づくりの目標があり、
その下に11項目の施策の大綱(政策)を設定し、そのさらに下に目的・対象によって分類された
施策が、大項目(61)、中項目(169)、小項目(411)の順に設定されています。
【図:総合計画の体系】
新
長
期
総
合
計
画
の
体
系
基
本
構
想
目標 平成22年度
将来
都市像
千歳市の将来都市像を「ひと まち☆きらり地
球の笑顔が見えるまち 千歳」を定め、それを
達成する都市づくりの基本方針を示していま
す。
【基本理念】
都市づくりの
目標(5)
基
本
計
画
実
施
計
画
【
目標 平成22年度
政 策
】
施策の大綱
基本構想の将来都市像を達成するため、そ
の実現に向けた分野別の施策を体系化して
います。
なお、平成17年度に中間見直しを行い、平成
18年度に改定しています。
基本計画で体系化した施策を具体的な事業とし
て示し、それぞれの事業内容等を明らかにして
います。
計画期間は3か年で、財政状況や施策の優先
度・緊急度などを総合的に判断しながら毎年度
ごとにローリング(見直し)を行っています。
2
(11)
【 施 策】
大項目( 61)
中項目(169)
小項目(411)
事務事業
細 事 業
基本理念
政策
都市づくりの目標(5項目)
施策の大綱(11項目)
施
大項目
第1章
心がかよい幸せ感じる
都市づくり
2.信頼と温もりのある
コミュニティ都市
1.人と地球にやさしい
環境都市
第2章
安全で人と地球にやさしい
都市づくり
地
球
の
笑
顔
が
見
え
る
ま
ち
2.安全で安心して暮らせる
快適都市
1.人の魅力でまちが輝く
生涯学習都市
第3章
学びあい心ふれあう
都市づくり
2.豊かな心と人間性を育む
教育文化都市
小項目
1
5
2
4
3
3
2
6
2
11
4
7
7
6
7
9
(1) 心のふれあうコミュニティづくり
(2) 地域ボランティアの推進
3
2
10
3
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
環境共生型社会の創造
2
1
2
5
2
2
1
5
5
3
10
6
2
3
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
(8)
(9)
(10)
(11)
防災対策の充実
1
1
2
1
3
3
2
1
2
1
1
3
3
6
3
10
8
3
5
8
2
2
(1) 生涯学習のまちづくり
4
10
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
(8)
(9)
(10)
(11)
3
5
2
4
2
2
6
3
3
3
4
5
23
5
7
5
3
17
7
6
8
9
市立千歳市民病院、保健・福祉施設の整備
保健予防対策の充実
医療の充実
地域福祉の推進
高齢者福祉の充実
障害者福祉の充実
児童・母子・父子福祉の充実
市民生活の安定
自然環境の保全
公害防止対策の充実
廃棄物の減量化と収集処理の充実
公園・緑地の保全と整備
生活環境衛生の向上
霊園などの整備
自然災害防止対策の推進
交通安全の推進
防犯対策の充実
消防・救急体制の強化
水道給水の充実
下水道の整備
基地障害防止対策の推進
住宅環境の整備
快適、安全な冬環境の創出
エネルギー供給の安定確保
幼稚園教育の振興
小中学校教育の充実
保健・体育の充実
特殊教育の充実
高等学校教育の充実
高等教育の充実
社会教育の充実
市民文化の創造
文化財の保護と活用
スポーツの振興
青少年の健全な育成
3.人とふれあう
北の交流都市
(1) 人と地域が育む国際交流の推進
(2) 多様な地域間交流の推進
3
2
7
3
情報・通信機能の充実
1.魅力ある高次機能都市
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
2
6
2
2
4
5
4
8
4
8
10
7
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
(8)
(9)
農業の振興
5
2
2
2
4
4
1
3
2
18
2
7
9
8
9
3
9
5
(1) 男女共同参画社会の実現
(2) 市民参加のまちづくり
2
2
8
4
(1) 地方分権時代に向けた行財政システムの確立
(2) 広域行政の推進
8
1
17
3
169
411
千
歳
第4章
魅力と活力あふれる
都市づくり
2.活力ある産業拠点都市
第5章
参加と連携による
都市づくり
中項目
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
(8)
1.生き生きと暮らせる
福祉都市
ひ
と
・
ま
ち
☆
き
ら
り
策
1.明るく開かれた
市民参加都市
2.新時代を見据えた
自主・自立都市
道路体系の整備
総合交通ネットワークの整備
都市景観の向上
秩序ある新千歳空港周辺地域の整備
魅力ある市街地の整備
林業の振興
内水面漁業の振興
工業の振興
高度技術産業の集積
商業の振興
市民生活に密着した流通機構の充実
観光の振興
働く場の確保と人材育成
項目数
3
61
(3)総括報告書の見方
①総括の基本的な考え方
•
総括の対象は、千歳市新長期総合計画基本計画(改訂版)に位置づけられた施策体系のうち
「小項目」(411項目)としており、この項目ごとに「取組の結果(内容)」、「成果指標
の達成率」、「施策の達成度」を記載しています。
【図:総括のイメージ(施策「小項目」を単位に評価)】
政 策
施 策
事務事業
施策の大綱
大項目(61)
中項目(169)
総括の
総括 の対象
(1)保健・医療・福祉
ゾーンの整備
1-1
生
き
生
き
と
暮
ら
せ
る
福
祉
都
市
小項目(411)
・子育て情報提供業務
・ファミリーサポート事業
・つどいの広場事業
・子育て短期支援事業
・乳幼児紙おむつ用
ごみ袋支給事業 等
(2)保健予防対策の
充実
子育て支援の充実
(3)医療の充実
保育事業の充実
・○○○事業
・△△△事業
・□□□事業
(4)地域福祉の推進
保育環境の整備
・◇◇◇事業
・×××事業
児童の健全保育
事業の充実
・○○○事業
・△△△事業
・□□□事業
家庭児童相談室の
充実
・◇◇◇事業
・×××事業
相談・指導体制の
充実
・○○○事業
・△△△事業
・□□□事業
自立援助体制の
充実
・◇◇◇事業
・×××事業
(5)高齢者福祉の
充実
①児童福祉の充実
(6)障がい者福祉の
充実
(7)児童・母子・父子
福祉の充実
(8)市民生活の安定
②母子・父子福祉の
充実
4
②総括の記載事項1「取組の結果(内容)」
標題の「都市づくりの目標」「施策の大綱」「大項目」「中項目」は、基本計画の記載内容
を転記しています。「小項目」には、計画期間中の取組内容を記載しています。
•
〈 総括報告書の構成 〉
都市づくりの目標
施策の大綱
第1章 心がかよい幸
がかよい幸せ感じる都市
じる都市づくり
都市づくり
1-1 生き生きと暮らせる福祉都市
大 項 目
(7) 児童・母子・父子福祉の充実
中 項 目
「基本方向」
① 児童福祉の充実
小 項 目
「基本方向を実現させるための施策」
■子育て支援の充実
□□□課
取組の結果 (内容)
*○○○○については、
・・・・・・・を実施した。
*△△△△については、
・・・・・・・を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
H17初期値
H21実績値
H22見込値
H22目標値
単位
達成率(%)
40
60
80
100
%
80
○○○の達成率
〈 施策の達成度:A 〉
*・・・・・・・となったことから、A評価とした。
③総括の記載事項2「成果指標の達成率」
•
平成 17 年度より施策評価を実施していることから、新長期総合計画後期5か年の最終的な
成果・効果を測るため、施策ごとに主な成果指標を設定しており、これまでに実施してきた
施策評価で設定した指標の活用を基本としていますが、総括にあたり見直しを行い、一部追
加や変更を行っているものもあります。
•
成果指標の達成率は、平成 22 年度の目標値と平成 22 年度の見込値を比較して算出していま
すが、平成 22 年度は見込値であることから、参考として平成 17 年度の初期値及び平成 21
年度の実績値を掲載しています。
•
アンケート結果などで目標値の設定が困難な指標については、目標値を「↑:向上」「→:
維持」「↓:低下」で示しています。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
○○○の利用者数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
700
800
900
1,000
人
90.0
5
④総括の記載事項3「施策の達成度」
•
「施策の達成度」は、下記の評価基準に基づき4段階評価としています。計画期間の取組全
体を振り返り、総合計画に書かれている内容と照合するとともに、社会情勢の影響等も踏ま
え、総合的に「施策の達成度」を判断しています。
<施策の達成度の考え方1>(定量評価+定性評価)
成果指標が施策の意図の一部だけ反映している指標(代替指標)を設定している場合は、
「成
果指標の結果(定量評価)
」のほか、
「取組の結果(定性評価)
」やアンケート調査の結果など、
様々な取組結果を踏まえ、総合的に「施策の達成度」を評価しています。
施策の
達成度
施策の達成度
(定量評価+定性評価)
A
達成できた
B
おおむね達成できた
C
あまり達成できなかった
D
達成できなかった
<施策の達成度の考え方2>(定量評価)
設定した成果指標が、施策の意図を反映した満足度や充実度などの指標(理想的な指標)
である場合は、
「成果指標の達成率」のみで施策の達成度を評価しています。
施策の
達成度
施策の達成度=成果指標の達成率
(定量評価)
A
成果指標の達成率がおおむね 90%以上
B
成果指標の達成率がおおむね 70~90%程度
C
成果指標の達成率がおおむね 50~70%程度
D
成果指標の達成率がおおむね 50%以下
※成果指標の達成率:計算式(H22 見込値/H22 最終目標値)
※評価結果については、本市の施策は多岐にわたり、その状態を数値で一律に表すのは困難であ
ることから、おおむね<施策の達成度の考え方1>による総合的な評価となっています。
6
2 総括の
総括の結果概要
結果概要
(1)小項目の達成度結果(概要)
施策(小項目)の「施策の達成度」については次のとおりとなりました。
施策の達成度
都市づくりの目標
施策の大綱
1-1
生き生きと暮らせる
福祉都市
小項目
A
B
C
D
8
26
53
35
18
0
0
コミュニティづくり、地域ボランティア
2
5
13
10
3
0
0
2-1
人と地球にやさしい
環境都市
環境共生型社会、自然環境、公害防
止、廃棄物の減量化・収集処理、公
園・緑地、生活環境衛生、霊園
7
15
34
23
11
0
0
2-2
安全で安心して暮ら
せる快適都市
防災、自然災害、交通安全、防犯、消
防・救急体制、水道給水、下水道、基
地障害防止対策、住宅環境、冬環境、
エネルギー
11
18
53
37
14
1
1
1
4
10
3
7
0
0
11
37
95
64
31
0
0
3-1
人の魅力でまちが輝
生涯学習
く
生涯学習都市
幼稚園教育、小中学校教育、保健・体
第3章
3-2
育、特殊教育、高等学校教育、高等教
学びあい心ふれあう 豊かな心と人間性を
育、社会教育、市民文化、文化財、ス
都市づくり
育む教育文化都市
ポーツ、青少年健全育成
3-3
人とふれあう
北の交流都市
国際交流、地域間交流
2
5
10
3
6
1
0
4-1
魅力ある
高次機能都市
情報・通信、道路、総合交通ネットワー
ク、都市景観、空港周辺、市街地
6
21
41
26
13
0
2
農業、林業、内水面漁業、工業、高度
技術産業、商業、流通、観光、働く場
9
25
70
26
39
3
2
5-1
明るく開かれた
市民参加都市
男女共同参画、市民参加
2
4
12
5
5
2
0
5-2
新時代を見据えた
自主・自立都市
行財政システム、広域行政
2
9
20
13
7
0
0
61
169
411
245
154
7
5
1.7%
1.2%
第4章
魅力と活力あふれる
都市づくり
4-2
活力ある
産業拠点都市
第5章
参加と連携による
都市づくり
中項目
保健・福祉の整備、保健予防、医療、
地域・高齢者・障害者・児童等の福祉、
市民生活
第1章
心がかよい幸せ感じ
る
1-2
都市づくり
信頼と温もりのある
コミュニティ都市
第2章
安全で人と地球に
やさしい都市づくり
大項目
合 計
割 合
59.6% 37.5%
【達成度結果の
達成度結果の解説】
解説】
施策の達成度については、
「A」評価が 245 施策(59.6%)
、また「B」評価が 154 施策(37.5%)
となり、総合計画全体ではおおむね目標が達成できたといえます。
達成できなかった「C・D」評点の 12 施策(2.9%)については、まず第2章の「震災時に
おける給水の確保」
、第3章の「国際化に対応する都市機能の整備」
、第4章の「鉄道高架事業
の促進」、
「保健休養機能の整備」、
「共済システムの確立」の施策では、施設整備等のハード事
7
業が中心となった施策であり、新長期総合計画の期間中に事業着手に至らなかったことが主な
要因となっています。
次に第4章の流通機構の充実(公設地方卸売市場)では、卸売市場における取扱高の減少か
ら、
「地域特性のある市場づくり」
、
「情報受発信機能の整備」の施策の達成度が低い結果となり
ました。
また、第2章の「市民交通傷害保険事業の推進」
、第4章の「養殖ヒメマスの生産性向上の検
討」については計画期間中に取組を中止した施策であり、達成度が低くなっています。
そのほか、第4章の「地域振興対策の推進」
、並びに、第5章の男女共同参画分野での「女性
の国際交流・協力活動への参画の促進」、
「介護者支援と介護環境の整備」については、個別の
取組が進まず、施策の目標に至らなかったことが主な要因となっています。
(2)都市づくりの目標における取組(概要)
第1章 心がかよい幸
がかよい幸せ感じる都市
じる都市づくり
都市づくり
すべての市民が心身ともに健康で、生きる喜びを実感しながら暮らしていけるよう、保健・
医療・福祉のサービス基盤を整えるとともに、子育てや、高齢者、障害者などハンディキャッ
プを持つ人たちを地域ぐるみで支援していきます。また、地域の一員としての市民意識を高め
ながら、コミュニティと主体的な活動を育みます。
*医療については、平成 14 年9月に市立千歳市民病院を新築移転し、地域の基幹病院として、
「地
域医療連携室」の設置、
「医療情報システム(電子カルテ)
」の導入、
「病院機能評価 ver.5」の
認証を受けるなど、安心して質の高い医療の提供や効率的な診療体制の構築を図った。
*高齢者福祉については、地域住民とともに高齢者を支える社会づくりを進め、市民の誰もが住
み慣れた地域において、健康で自立した生活を送ることができるよう、介護保険サービスの円
滑な運営や在宅支援・介護予防などの地域支援事業の推進に努めた。
*障がい者福祉については、「千歳市障がい者支援計画・障がい福祉計画」に基づき、障害福祉
サービス及び地域生活支援事業を着実に実施するとともに、千歳市障がい者地域自立支援協議
会を中心として関係団体や市民等と連携を図り、障がいのある方が安心して地域で暮らせる環
境づくりを進めた。
*子育てについては、平成 20 年4月に地域全体で子育てを支援する拠点として、
「千歳市子育て
総合支援センター」
(愛称:ちとせっこセンター)を開設し、子育てサポートや地域交流など利
用者ニーズに基づく各種子育て支援事業の充実を図るとともに、ボランティアの育成や子育て
支援に係る関係機関及び市民団体との連携強化に努めた。また、平成 22 年4月には、北陽地区
に「ほくよう児童館」を開設し、2学童クラブを併設して、子育て支援拠点を拡充した。
*コミュニティセンターの改修については、バリアフリーや利便性の向上、耐震化などを中心に
計画的に進めた。また、町内会等備品整備事業及び町内会館整備事業については、平成21年度
から再編交付金を活用し整備を推進した。
8
第2章 安全で
安全で人と地球にやさしい
地球にやさしい都市
にやさしい都市づくり
都市づくり
地球的視野に立った環境保全対策に取り組むとともに、快適さとうるおいに満ちた環境共生
型の生活環境を整備します。また、さまざまな災害から市民生活を守り、安心して暮らせるた
めの環境づくりや基盤整備を進めます。
*環境保全対策については、温室効果ガスの排出削減の推進を図るため、
「チャレンジ 25 キャン
ペーン」の取組を進めるとともに、市民への環境保全意識の普及啓発イベントとして「環境フ
ェア」を開催した。また、将来を担う子どもたちを対象にした「エコ・カレッジ」制度の普及
拡大に取り組み、環境保全意識の醸成による地球温暖化防止のための実践行動を促進した。
*廃棄物行政については、「千歳市循環型社会形成推進施策 20」に基づき、発生抑制、再使用、
再生利用や適正処理によるごみの減量化を継続して推進するため、家庭から排出される生ごみ
を処理するための電動生ごみ処理機、密閉式容器及びコンポストに対する購入助成を行い、生
ごみの減量化及び堆肥化を図った。
*防災については、災害に強い安全で安心な地域社会づくりを進めるため、防災関係機関や協力
団体などとの連携を強化し、防災体制の充実・強化を図るとともに、大規模災害時には自主防
災活動が重要であることから、自主防災組織の結成支援や育成の取組を進めた。また、平成 22
年に「千歳市防災学習交流センター・そなえーる 」を開設し、防災講座や救命講習、自主防災
組織の訓練など防災学習の拠点施設として活用を図った。
*消防については、火災・救急・救助等の事案に対し、より迅速かつ的確に対応するため、消防
指令施設を最新の高機能消防指令センターに更新するとともに、消火栓の更新及び耐震性貯水
槽の整備を行い、消防施設等の充実・強化を図った。
*基地障害防止対策の推進については、在日米軍再編に係る訓練移転について、平成 19 年 1 月に
訓練移転に関する国との協定を締結しており、実際の訓練においては、公表から終了までの間、
市民周知や市民の安全・安心対策、騒音測定など万全な体制に努めた。また、国から交付され
る「再編交付金」を活用し、公園施設の更新や市道整備及びコミュニティセンター等の改修や
備品整備等を行った。
第3章 学びあい心
びあい心ふれあう都市
ふれあう都市づくり
都市づくり
市民の生涯にわたる主体的な学習活動を促進し、まちづくりへの参加機会の拡大に努めるほ
か、千歳市の特性を生かした文化やスポーツの振興、次代を担う心豊かな青少年の育成を進め
ます。また、国内外との多様な交流活動をめざし、各種活動の支援や交流を促す環境づくりに
取り組みます。
*生涯学習については、平成 18 年8月に市民活動交流センター「ミナクール」を開設し、市民活
動の拠点を整備した。また、豊かな市民生活や活力ある地域社会を実現するため、市民の自主
的な活動や交流を支援するとともに、市民活動を高め市民のネットワークによる、学びあい、
教えあう人材の活用と育成を図った。
*学校施設については、児童生徒に良好な学習環境を提供するため、小中学校の大規模改修や耐
震改修を実施した。また、北陽小学校の増築や富丘中学校の大規模校解消に向けた取組を開始
した。
*文化の振興については、市立図書館における、さらなるサービスの向上のため、市内 39 か所を
巡回する移動図書館車「ブッくん」の運行を開始したほか、インターネットや携帯電話からも
図書の検索・予約が行えるよう、図書館情報システムを導入し、利用者の利便性の向上を図っ
た。また、市民の文化活動の拠点である市民文化センターのリニューアル工事を平成 17 年度に
実施し、施設の充実を図ったほか、文化センターをはじめ、青少年会館、図書館、公民館、ス
9
ポーツ施設などの運営を指定管理者に移行し、民間の手法を用いて、弾力性や柔軟性のある施
設の運営を行った。
*スポーツの振興については、
「市民皆スポーツ」の観点に立ち、幼児から高齢者まで健康づくり
やスポーツに参加できるよう生涯スポーツの推進に努めた。
*国際交流については、平成 20 年度に「ジュニア・エイトサミット2008千歳支笏湖」
、平成
22 年度に「第 12 回日中韓三カ国環境大臣会合」を環境省、北海道、関係団体等と連携して開催
したほか、姉妹都市アンカレジ市や指宿市などと、市民参加のもと、学校間や文化、観光など
の交流を積極的に進め、両市の親善交流の輪を広げた。
第4章 魅力と
魅力と活力あふれる
活力あふれる都市
あふれる都市づくり
都市づくり
市内外はもちろん、国内外との総合的な交通・情報ネットワークの整備をさらに進めるほか、
地域の特性や都市景観を重視した都市開発、市街地整備を推進します。また、既存産業の振興
とともに、研究開発機能の拡充とこれと結びついた各産業の新たな展開に取り組みます。
*地域情報化の推進については、情報通信基盤の機能強化を図り、各施設を公共情報ネットワー
クで結んだほか、インターネットや携帯電話で市政情報を閲覧できるようホームページを充実
させた。また、市の光ケーブルを千歳科学技術大学などと結ぶとともに、地域ポータルサイト
「ハローちとせ」を連携して運営し、科学技術情報拠点機能の拡充を進めた。
*道路体系の整備については、市内道路の改良工事を計画的に進め、幹線道路や生活道路の安全
性や利便性の向上を図った。また、災害に強く、障がい者や高齢者にやさしく魅力ある都市景
観を形成する事業として、電線類地中化事業及びバリアフリー整備事業を進めた。
*交通輸送体制の充実については、平成 13 年度に策定した「千歳市公共交通システム整備基本計
画」に基づき、千歳駅周辺整備事業を実施し、駅の利便性向上、バス路線網再編による交通の
利便性を充実した。また、平成 14 年度に千歳市循環型コミュニティバス「ビーバス」の運行を
開始し、平成 19 年度にはビーバス路線の延長やバス停の新設等の見直しを行い、バス利用の促
進や利用者サービスの向上を図った。
*新千歳空港については、国際線旅客ターミナル施設が、平成 22 年3月に供用開始され、利用者
の利便性向上が図られたとともに、国際拠点空港化の取組が進んだ。
*市街地の整備については、
「北陽高校前」
、
「あずさ地区」などにおける土地区画整理事業の促進
を図り、計画的な宅地の供給と魅力あるまちづくりを進めた。また、旧エスプラザビルの再活
用し、平成 17 年度に中心市街地の核となる施設として千歳タウンプラザがオープンしたほか、
中心市街地活性化を推進するため、まちづくり機関であるTMO(商工会議所)の取組を支援
した。
*企業誘致の推進については、平成 13 年に開業した千歳アルカディア・プラザを拠点として、新
千歳空港が所在する地域特性を活かした積極的な誘致活動を進め、大規模アウトレットモール
やレンタカー事業所、ものづくり産業など、多様な分野にわたる企業の立地を推進し、雇用の
創出を図った。
*研究開発機能の拡充等については、千歳科学技術大学、ホトニクスワールド・コンソーシアム、
企業間において産・学・官の共同研究が実施され、研究開発活動が進んだ。
*観光の振興については、夏季の「スカイ・ビア&YOSAKOI祭」
、冬季の「千歳支笏湖氷濤
まつり」など、市民や観光客が多数訪れるイベントが開催された。また、平成 21 年度には、支
笏湖が昭和 24 年に国立公園の指定を受けてから 60 周年を迎えたことを記念し、支笏湖畔園地
において、
「環境と観光の共生による地域の活性化」をテーマに、記念イベントが開催された。
10
第5章 参加と
参加と連携による
連携による都市
による都市づくり
都市づくり
性別や年齢を問わず、多様な市民参加の場づくりに努めるとともに、地方分権への対応を見
据え、市民と行政による新たな相互関係を構築します。また、行政運営の改革や広域的な市町
村連携事業を推進します。
*男女共同参画については、男女共同参画月間における街頭啓発や講演会を実施するなど、意識
の啓発を行った。
*市民参加のまちづくりについては、平成 19 年度に「みんなで進める千歳のまちづくり条例」を
制定し、協働事業や各種助成事業を通じて、市民の公益活動を促進し、市民と行政が一体とな
って行動する「市民協働」による市政運営を進めた。また、「市長への手紙・ポスト」、「市長
の出前講座」、「パブリックコメント」など市民参加手続を実施し、市民の声を市政に反映さ
せるとともに、市のホームページ上での「市長の部屋」や「広報ちとせ」において積極的に市
政を公開し「開かれた市政」の推進に努めた。
*平成14年度から取り組んだ財政健全化対策については、多様で安定的な市民サービスを提供し、
持続可能な都市経営を実現するために、市民の理解と協力のもと、全事業の見直し、家庭ごみ
の有料化、各施設の使用料の見直しなどの取組を進め、平成17年度から平成21年度までの5年
間に見込まれた財源不足の解消と収支の改善を図った。また、将来にわたる安定した財政運営
を図るため、平成21年度に財政標準化計画を策定し、千歳市の財政運営の目指すべき将来像を
定めた。
*厳しい財政状況の中で多様化する行政課題や市民ニーズに対応するため、組織・機構の簡素合
理化をはじめ、指定管理者制度の活用や民間委託の拡大など、行政改革を積極的に推進し、簡
素で効率的な市役所づくりに努めた。
*広域行政の推進については、観光、ごみ処理、消防などの分野において周辺市町村と連携を図
った広域的な取組を実施し、幅広いネットワークの形成を進めた。
*自衛隊の体制維持については、市民や自衛隊と課題を共有し、
「北海道自衛隊駐屯地等連絡協議
会」及び「千歳市における自衛隊の体制維持を求める期成会」と連携を図り、地域の意見が反
映されるよう、署名活動や中央要望活動など、政府や与党への働きかけを行った。
11
(3)人口の指標
①人口
人口は目標の104,000人に対し、実績は93,635人で90.0%の達成率となりました。目標には
達しませんでしたが、日本が人口減少社会に入っているなかで、千歳市においては増加率は低
下しているものの、引き続き人口増となっており、道央圏の中核都市として着実に発展してき
たと言えます。
年
平成 12 年
(2000 年)
実 績
平成 17 年
(2005 年)
平成 22 年
(2010 年)
目 標
平成 22 年
(2010 年)
人口(人)
88,897
91,437
93,635
104,000
※ 平成 12 年・17 年は、国勢調査(10 月1日)の数値。平成 22 年は、住民基本台帳(平成 22 年 10
月1日現在)より
110,000人
104,000
実績 (人)
100,000人
93,635
88,897
91,437
90,000人
目標 (人)
80,000人
平成12年
(2000年)
平成17年
(2005年)
平成22年
(2010年)
②世帯数
一般世帯数は目標40,000世帯に対し38,540世帯と96.4%の達成率となりました。一般世帯の意
世帯人員には減少傾向が見られることから、少子化傾向や核家族世帯の増加、さらには単身者世
帯の増加等が考えられます。
実 績
目 標
平成 12 年
平成 17 年
平成 22 年
平成 22 年
年
(2000 年)
(2005 年)
(2010 年)
(2010 年)
一般世帯数
33,330
35,786
38,540
40,000
(世帯)
一般世帯の
2.51
2.41
―
2.45
一世帯人員(人)
※ 平成 12 年・17 年は、国勢調査(10 月1日)の数値。平成 22 年は、平成 22 年国勢調査千歳市調査
結果<速報値>より
12
③年齢別人口構成
0~14歳人口は目標17,400人に対し、14,012人と80.5%の達成率であり、65歳以上人口は目標
16,000人に対し、16,072人と100.5%の達成率となっており、目標よりも少子化が進んだ結果とな
っております。
実 績
目 標
平成 12 年
平成 17 年
平成 22 年
平成 22 年
年
(2000 年)
(2005 年)
(2010 年)
(2010 年)
人口(人)
88,897
91,437
93,635
104,000
14,990
14,373
14,012
17,400
0~14 歳(人)
(%)
(16.9)
(15.7)
(15.0)
(16.7)
63,433
63,554
63,551
70,600
15~64 歳(人)
(%)
(71.4)
(69.5)
(67.9)
(67.9)
10,437
13,461
16,072
16,000
65 歳以上(人)
(%)
(11.7)
(14.8)
(17.1)
(15.4)
※ 平成 12 年・17 年は、国勢調査(10 月1日)の数値。平成 22 年は、住民基本台帳(平成 22 年 10
月1日現在)より
④産業別就業者数
就業者総数は目標57,000人に対し、平成17年の時点では44,843人と78.7%の達成率となってい
ます。第一次産業はほぼ横ばいですが、第二次産業は割合では2.9ポイント減少し、第三次産業は
2.1ポイント増加しました。
実 績
目 標
平成 12 年
平成 17 年
平成 22 年
平成 22 年
年
(2000 年)
(2005 年)
(2010 年)
(2010 年)
就業者総数(人)
45,165
44,843
―
57,000
1,438
1,431
1,140
第一次産業(人)
―
(%)
(3.2)
(3.2)
(2.0)
9,789
8,435
14,820
第二次産業(人)
―
(%)
(21.7)
(18.8)
(26.0)
33,849
34,545
41,040
第三次産業(人)
―
(%)
(74.9)
(77.0)
(72.0)
※ 平成 12 年・17 年は、国勢調査(10 月1日)の数値。平成 22 年は数値なし。
13
3 主要指標の
主要指標の実績
(1)人口指標
計画内容
実 績
基準年次 A
(平成7年)
総人口
人
84,866
就業者数
人
44,274
第1次産業
人
1,526
第2次産業
人
10,201
第3次産業
人
32,485
就業者比率
%
52.2
※実績は平成 17 年度国勢調査(10 月1日)の数値
区
分
目標年次 B
(平成 22 年)
104,000
57,000
1,140
14,820
41,040
54.8
B/A
(倍率)
1.23
1.29
0.75
1.45
1.26
1.05
実績 C
(平成 22 年)
93,635
※44,843
※1,431
※8,435
※34,545
※47.9
km
km
%
基準年次 A
(平成 12 年)
694
549
79.1
目標年次 B
(平成 22 年)
721
604
83.8
B/A
(倍率)
1.04
1.10
1.06
実績 C
(平成 22 年)
734
624
85.0
C/A
(倍率)
1.06
1.14
1.07
km
102
104
1.02
107
1.05
102.9%
66
64.7
129
128
99.2
27
1
102.3
5
21.2
11
26.8
123
26.9
1
6.4
15
154.6
38.4
41,977
88,100
99.7
3,063.8
97.2
98.8
68,690
77
74.0
131
130
99.2
30
2
177.3
6
28.2
15
32.8
136
29.2
1
20.4
19
164.7
43.5
46,639
101,038
99.8
4,249.6
98.1
99.7
92,430
1.17
1.14
1.02
1.02
1.00
1.11
2.00
1.73
1.20
1.33
1.36
1.22
1.11
1.09
1.00
3.19
1.27
1.07
1.13
1.11
1.15
1.00
1.39
1.01
1.01
1.35
80
75.0
138
137
99.3
32
1
102.3
5
25.6
15
35.8
141
30.6
1
6.4
33
210.6
44.3
35,950
92,505
99.9
3,337.7
98.0
99.6
80,290
1.21
1.16
1.07
1.07
1.00
1.19
1.00
1.00
1.00
1.21
1.36
1.34
1.15
1.14
1.00
1.00
2.20
1.36
1.15
0.86
1.05
1.00
1.09
1.01
1.01
1.17
103.9%
101.4%
105.3%
105.4%
100.1%
106.7%
50.0%
57.7%
83.3%
90.7%
100.0%
109.2%
103.7%
104.7%
100.0%
31.5%
173.7%
127.9%
101.8%
77.1%
91.6%
100.1%
78.5%
99.9%
99.9%
86.9%
単位
C/A
(倍率)
1.10
1.01
0.94
0.83
1.06
0.92
達成率
90.0%
78.7%
125.5%
56.9%
84.2%
87.4%
(2)生活環境
計画内容
区
分
市道総延長
市道舗装延長
市道舗装率
都市計画道路延長
(市道分)
都市計画道路舗装延長
都市計画道路舗装率
総橋梁数(市道分)
永久橋数
永久橋率
市所有除雪車両数
総合公園数
総合公園面積
地区公園数
地区公園面積
近隣公園数
近隣公園面積
街区公園数
街区公園面積
運動公園数
運動公園面積
その他公園数
その他公園面積
一人当たり公園面積
上水道給水量 (注1)
上水道給水人口
上水道普及率
下水道処理面積
下水道普及率
水洗化率
終末処理能力
単位
km
%
橋
橋
%
台
か所
ha
か所
ha
か所
ha
か所
ha
か所
ha
か所
ha
㎡
㎥/日
人
%
ha
%
%
㎥/日
実 績
14
達成率
101.8%
103.3%
101.4%
公営住宅戸数
コミュニティセンター数
ごみ排出量
戸
か所
t
2,373
11
54,627
2,480
16
64,001
1.05
1.45
1.17
一人当たり家庭ごみ排出
量
g/日
646
580
0.90
2,598
11
39,978
520
(資源物含む
669.2)
1.09
1.00
0.73
104.8%
68.8%
62.5%
0.81
89.7%
(注1)平成 16 年度に目標年次の数値を見直し(52,800→46,639)
(3)福 祉
計画内容
区
分
保育所数
保育所定員数
児童館数
学童クラブ数
学童クラブ定員数
特別養護老人ホーム数
特別養護老人ホーム定員
数
ケアハウス数
ケアハウス定員数
在宅介護支援センター数
単位
か所
人
か所
か所
人
か所
実 績
基準年次 A
(平成 12 年)
8
720
3
6
180
1
目標年次 B
(平成 22 年)
9
810
8
11
330
2
B/A
(倍率)
1.13
1.13
2.67
1.83
1.83
2.00
実績 C
(平成 22 年)
9
795
8
14
460
2
C/A
(倍率)
1.13
1.10
2.67
2.33
2.56
2.00
100
200
2.00
150
1.50
75.0%
0
0
3
1
50
5
皆増
皆増
1.67
1
50
4
皆増
皆増
1.33
100.0%
100.0%
80.0%
人
か所
人
か所
達成率
100.0%
98.1%
100.0%
127.3%
139.4%
100.0%
(4)消 防
計画内容
区
分
消防車両数
救急車両数
消火栓数(公設)
防火水槽数(公設)
単位
台
台
基
基
基準年次 A
(平成 12 年)
32
2
1,019
32
実 績
目標年次 B
(平成 22 年)
32
4
1,090
42
B/A
(倍率)
1.00
2.00
1.07
1.31
実績 C
(平成 22 年)
31
4
1,127
40
C/A
(倍率)
0.97
2.00
1.11
1.25
目標年次 B
(平成 22 年)
19
11
1,730
238,440
B/A
(倍率)
1.06
1.10
5.00
1.82
実績 C
(平成 22 年)
17
9
851
210,080
C/A
(倍率)
0.94
0.90
2.46
1.61
1.36
11
1.00
73.3%
皆増
皆増
1.95
0
0
284,726
―
―
1.09
―
―
55.8%
達成率
96.9%
100.0%
103.4%
95.2%
(5)教 育
計画内容
区
分
単位
基準年次 A
(平成 12 年)
18
10
346
130,774
実 績
小学校数
校
中学校数
校
教育用コンピュータ数
台
学校図書数
冊
学校水泳プール数 (注
か所
11
15
2)
郷土資料館数
か所
0
1
図書館分館数
か所
0
3
蔵書数
冊
260,988
510,000
(注2)基準年次 9→11、目標年次 13→15、倍率 1.44→1.36 が正当
15
達成率
89.5%
81.8%
49.2%
88.1%
4 市民まちづくり
市民まちづくりアンケート
まちづくりアンケート調査
アンケート調査の
調査の概要
市のまちづくりや市政運営等に関する市民の評価や意向を把握するため、平成 20 年9月に「市
民まちづくりアンケート」を実施しました。
調査においては、満 18 歳以上の無作為抽出した市民 3,000 人に調査票を郵送し、1,228 人(回
収率 40.9%)から回答をいただいた結果、住みごこちについては7割以上が肯定的な評価であり、
また、今後のまちづくりについては約6割から「安心・安全」を重視する意向を得ました。
(1)住みごこち
千歳市の住みやすさに関しては、
「住み良い」とする市民が 72.4%を占めました。
・
「住み良い」
21.7%
・
「どちらかといえば住み良い」 50.7%
住 みごこち(
みごこち ( 1 つだけ選択
つだけ 選択/
選択 / 1 2 2 8 人 )
住みにくい
2.1%
無回答
1.6%
どちらかといえば住
みにくい
5.9%
住み良い
21.7%
どちらともいえない
17.9%
どちらかといえば住
み良い
50.7%
(2)定住意向
これからも千歳市に住み続けたいとする市民は、78.2%となりました。一方、市外に移りた
い主な理由としては、「医療や福祉面が不安だから」
(38.4%)
、「騒音・振動・悪臭などの公害
が多いから」
(34.3%)などがあげられています。
・
「今の場所に住み続けたい」
62.8%
・
「市内の別の場所に移りたい」 15.4%
定住意向(
定住意向 ( 1 つだけ選択
つだけ 選択/
選択 / 1228 人 )
道外に移りたい 無回答
道内のどこかへ
1.9%
4.6%
移りたい
6.9%
近くの市や町村
に移りたい
8.4%
今の場所に
住み続けたい
62.8%
市内の別の場所
に移りたい
15.4%
16
市外に
市外 に 移 りたいと思
りたいと 思 う 主 な 理由(
理由 ( 3 つまで 選択 / 2 4 5 名 )
0%
10%
20%
30%
40%
医療や福祉面が不安だから
38.4
騒音・振動・悪臭などの公害が多いから
34.3
買い物や娯楽などの場が少なく、不便だから
27.3
余暇や生きがいを楽しむ場や機会が少ないから
26.9
自然条件が厳しいから(冬の寒さ、雪など)
19.6
交通が不便だから
18.0
自分にあう仕事(職場)がないから(自分の力を発揮できる仕事をしたいから)
17.1
進学や子育て環境など、子どもの教育上の問題から
13.1
土地代・家賃が高いから
9.8
住宅環境が悪いから
6.5
商売や事業経営に不利だから。生計を保つ収入が得られないから
5.7
5.7
勤務地や通学地が遠いから
人間関係や近所づきあいがうまくいかないから(今後不安だから)
4.5
災害や交通事故、犯罪などが不安だから
2.9
その他
14.3
(3)今後のまちづくりのキーワード
今後の千歳市のまちづくりを進めていく上でのキーワードについては、
「安心・安全(やすら
ぎ)
」
(59.2%)がもっとも高く、次いで「自然の豊かさ」
(48.6%)
、
「活力・賑わい」
(40.0%)
、
「便利さ」
(39.3%)
、
「やさしさ・思いやり」
(38.7%)
、
「快適さ(気持ちよさ)
」
(38.6%)
、
「経
済的な豊かさ」
(38.5%)などと続きます。
今後 のまち づ くりの 「 言葉 ( キ ー ワー ド)
ド) 」 ( あてはまる ものす べて / 1 2 2 8 人 )
59.2
60%
48.6
50%
40.0 39.3 38.7
38.6 38.5
40%
29.7 29.3
27.2 25.1
25.0 24.3
30%
23.6
19.6 17.9 17.8
16.7 14.9
13.0
20%
10.6
9.6
9.1
7.0
10%
1.8
そ の他
輝き
うるお い
調和
愛着
連携 ・協働
創意 ・挑戦 ( チ ャ レ ン ジ )
美 しさ
楽 しさ
ゆ とり
健 やか
発展 ・躍進
17
心 のあたた かさ
ふ れあ い ・交流
希望 ・夢
心 の豊 か さ
教育 ・文化
生きが い
経 済 的 な豊 か さ
快適 さ (気持 ちよ さ )
やさ しさ ・思 い やり
便利 さ
活力 ・賑 わ い
自 然 の豊 かさ
安心 ・安全 (安 らぎ )
0%
(4)千歳市での暮らしについての満足度と重要度
千歳市での暮らしについての満足度と重要度については、重要度が高く満足度が低い項目と
して、
「病院・診療所などの医療環境」「道路や歩道の除排雪」「働く場の確保」「騒音・振動・
悪臭などの公害防止」
「高齢者の自立支援」などが挙げられています。また、重要度が高い項目
として、「子育ての環境や支援」「消防・救急体制」
「ごみの収集・リサイクル」「自然災害など
に対する防災体制」
「健康づくりや病気の予防」などが挙げられています。満足度が低い項目と
しては、
「中心市街地のにぎわいづくり」
「バスの利用のしやすさ」
「観光都市としての魅力づく
り」などが挙げられています。
【 千歳市での
千歳市 での暮
での 暮 らしについての「
らしについての「 満足度」「
満足度 」「重要度
」「 重要度」】
重要度 」】
(加重平均の散布図)
1.6
3. 病院・診療所などの医療環境
満足度が高く、
重要度の優先度も高い
満足度が低く、
重要度の優先度が高い
1.4
29. 道路や歩道の除排雪
39. 働く場の確保
1. 子育ての環境や支援
12. 消防・救急体制
1.2
17. ごみの収集・リサイクル
13. 自然災害などに対する防災体制
15. 騒音・振動・悪臭などの公害防止
2. 健康づくりや病気の予防
4. 高齢者の自立支援
5. 障がい者(児)の生活支援
11. 地域での防犯対策
19. 小・中学校の教育環境
42. 窓口対応や窓口サービスの提供
14. 自然環境の保全
20. 障がいのある児童などの教育環境
16. 地球環境の保全に対する取り組み
満足度
1.0
31. バスの利用のしやすさ
平均重要度:0.841
33. 日常の買い物環境
10. 交通安全への取り組み
30. 道路の整備
-0.7
-0.5
-0.3
-0.1
0.1
0.3
0.8
38. 観光都市としての魅力づくり
24. 青少年の健全育成
0.5
0.7
28. 上下水道の整備
26. 公園や緑地の整備
35. 農業の振興
36. 企業誘致や企業活動の支援
34. 中心市街地のにぎわいづくり
41. 市民と行政の協働によるまちづくり体制
40. 広報誌やホームページなどの情報提供
8. 消費生活に関する情報提供や相談
0.6
32. 市街地の整備やまちの景観の向上
18. 生涯学習の情報や機会の提供
7. 市民ボランティア活動の育成・支援
6. 男女が等しく社会参加できる環境づくり
23. スポーツ活動の推進
27. 公営住宅環境の整備
37. 光科学技術などの高度技術産業の振興
0.4
22. 文化財や史跡の伝承
9. 町内会活動などのコミュニティ活動
25. 国際交流・都市間交流
21. 芸術文化活動の促進
満足度が高く、
重要度の優先度が低い
満足度が低く、
重要度の優先度も低い
0.2
18
重要度
5 各施策の
各施策の取組結果
第1章 心がかよい幸
がかよい幸せ感じる都市
じる都市づくり
都市づくり
○達成度一覧
1-1 生き生きと暮
きと暮らせる福祉都市
らせる福祉都市
大項目
中項目
市立千歳市民病院、保健・
福祉施設の整備
市立千歳市民病院、保健・福祉
施設の整備
母子保健対策の充実
健康づくり対策の充実
保健予防対策の充実
高齢者保健対策の充実
障害者保健対策の充実
感染症予防対策の充実
地域医療体制の充実
医療の充実
救急医療体制の充実
ふれあいのある社会づくり
地域福祉の推進
地域福祉活動の推進
小項目
担当課
高齢者支援課
市立千歳市民病院の整備
市民病院総務課
母子保健教育の充実
健康推進課
母子の心身の健康づくり
健康推進課
B
A
B
A
子育て支援の充実
健康推進課、子育て推進課、
子育て支援センター
A
健康づくり活動の推進
健康推進課、健康指導課
健康管理体制の充実
健康指導課、健康推進課
心の健康づくりの推進
健康指導課
健康管理機能の充実
健康指導課、高齢者支援課
健やかなコミュニティづくりの推進
高齢者支援課
障害者支援の充実
健康指導課、障がい者支援課
感染症予防対策の充実
健康推進課
予防接種事業の推進
健康推進課
地域基幹病院の医療体制の充実
市民病院総務課
地域医療機関の連携体制の強化
市民病院総務課
初期救急医療体制の充実
健康推進課
二次救急医療体制の充実
健康推進課
ノーマライゼーション思想の普及
福祉課
ふれあい事業の推進
福祉課
福祉関係団体などの育成
福祉課
地域福祉ネットワークの形成
福祉課
A
B
B
B
A
A
A
A
A
A
A
A
B
A
A
B
A
A
A
B
A
A
A
A
B
A
B
A
A
A
B
B
地域福祉権利擁護事業等の支援
福祉課
生活福祉環境の整備
福祉課
医療助成の充実
医療助成の充実
高齢医療課
高齢者の健康の保持、増進
高齢者支援課、健康指導課
高齢者の生きがいの創造
高齢者支援課
高齢者の社会参加と能力活用の促進
高齢者支援課、商業労働課
高齢者福祉サービスの充実
高齢者支援課
高齢者福祉施設の整備
高齢者支援課
市民福祉の推進
高齢者支援課
介護保険制度の充実
高齢者支援課
連携体制の強化
障がい者支援課
障害者関係団体および障害者の活動促進
障がい者支援課
障害者福祉施設の整備・充実
障がい者支援課
障害者の生活の支援
障がい者支援課
障害者の保健、療育体制の充実
こども療育課
子ども発達支援事業の拡充
こども療育課
高齢者福祉の充実
高齢者福祉の充実
介護保険制度の充実
障害者福祉の充実
障害者のライフスタイルに沿った
自立生活の確立
障害者の保健、子ども発達支援
体制の充実
施策の
達成度
保健・福祉施設の整備
人にやさしいまちづくりの推進
長寿社会対策の充実
障害者福祉の充実
~53 施策
19
子育て推進課、子育て総合支
援センター
B
保育事業の充実
保育課
保育環境の整備
保育課
児童の健全育成事業の充実
保育課
家庭児童相談室の充実
子育て推進課
相談・指導体制の充実
子育て推進課
自立援助体制の充実
子育て推進課
生活保護制度の充実と適正な運用
福祉課
低所得者の自立援助の促進
福祉課
アイヌの人たちの福祉の向上
生活の安定と自立の支援
福祉課
国民年金制度の充実
国民年金制度の充実
市民課
A
A
A
A
A
B
A
A
B
B
国民健康保険制度の充実
国民健康保険制度の充実
国民健康保険課、高齢医療
課、健康指導課
B
消費者教育の拡充
市民生活課
消費者保護の充実
市民生活課
市民相談の充実・強化
市民生活課
各種相談業務の連携・強化
市民生活課
A
B
A
A
児童福祉の充実
児童・母子・父子福祉の充
実
母子・父子福祉の充実
低所得者福祉の充実
市民生活の安定
子育て支援の充実
消費生活の充実
市民相談の充実
1-2 信頼と
信頼と温もりのあるコミュニティ
もりのあるコミュニティ都市
コミュニティ都市
大項目
中項目
活力あるコミュニティ組織づくり
心のふれあうコミュニティづ
くり
~13 施策
コミュニティ活動の促進
コミュニティ施設の整備・充実
地域ボランティアの確立
地域ボランティアの推進
地域ボランティア活動の促進
小項目
担当課
コミュニティ意識の高揚
市民生活課
コミュニティリーダーの育成
市民生活課
コミュニティ組織の編成と運営
市民生活課
地域の特色を生かしたコミュニティ活動の促進
市民生活課
コミュニティ計画の策定
市民生活課
地域情報の提供・交換
市民生活課
コミュニティレクリエーションの促進
市民生活課
市民憲章の啓蒙
市民生活課
コミュニティセンターの整備・充実
市民生活課
町内会館などの整備
市民生活課
地域ボランティアの啓発と育成
福祉課
ボランティアセンター機能の充実
福祉課
ボランティア活動の促進
福祉課
20
施策の
達成度
B
A
A
A
B
A
A
A
B
A
A
A
A
1-1
生き生きと暮
きと暮らせる福祉都市
らせる福祉都市
(1) 市立千歳市民病院、保健・福祉施設の整備
「基本方向」
① 市立千歳市民病院、保健・福祉施設の整備
新築移転した市立千歳市民病院については、地域の基幹病院としての機能整備を進めます。
また、
「千歳市保健・医療・福祉ゾーン計画」を見直し、
「大和地区いきいき保健、福祉プラン」
を策定しました。これからはこのプランに基づき、市民ニーズに沿ったサービス提供ができる
体制づくりを進めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■保健・福祉施設の整備 高齢者支援課
*大和地区における特別養護老人ホームを整備するため、施設整備に要する費用に係る元利補
給を事業者に対して行った。この施設は特別養護老人ホーム、ショートステイ、デイサービ
スセンター、高齢者保健・福祉・介護のご相談に対応する在宅介護支援センター等の機能を
有している。また、同地区における軽費老人ホーム(ケアハウス)を整備するため、施設整
備に要する費用に係る利子補給を事業者に対して行った。
*養護老人ホーム千歳市千寿園を平成 21 年4月1日付けで民間譲渡し、大和地区において5年
以内に新築移転をすることになっている。
*大和地区における健康づくりセンター及び高齢者福祉センターの整備については、介護保険
サービス事業所の開設が進んだこと、地域において自主的に介護予防事業等を行う団体が増
えていること、コミュニティセンターなどの既存施設を利用して介護予防事業を展開し、参
加者も増えていることなどの状況を勘案し、中止することとなった。
*災害時における避難場所となる公園などを含めた一体的な整備に努め、平成 20 年には、市政
施行 50 年を記念した施設として、
「指宿公園」を開設した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
保健・福祉施設の整備着手
件数
1
3
3
5
件
60.0
指標の説明
1:大和地区いきいき保健福祉プランに基づき施設整備に着手した累計件数
〈 施策の達成度:B 〉
*健康づくりセンター及び高齢者福祉センターの整備については、介護予防事業の状況を勘案
し中止した。しかし、5施設の整備計画のうち、特別養護老人ホーム(指定)と軽費老人ホ
ーム(ケアハウス)は整備済みであり、災害時における避難場所としても機能する「指宿公
園」を整備した。また、養護老人ホームも平成 21 年4月1日付けで5年以内の新築移転を条
件に民間譲渡を行ったことから、総合的に判断し、B評価とした。
21
「基本方向を実現させるための施策」
■市立千歳市民病院の整備 市民病院総務課
*市立千歳市民病院の整備については、平成 14 年9月に 13 診療科、入院病床 190 床の施設と
して新築移転するとともに、訪問看護ステーション、在宅介護支援センター、こどもデイケ
アルームを併設した。救急分野においては、市救急輪番制における内科系二次救急と外科系
一次・二次救急のほか、平日の午後6時から午後9時までは小児一次救急、午後9時以降は
小児二次救急を担った。
*市立千歳市民病院は、主に急性期医療を担う地域の基幹病院として、計画的に高度医療機器
の整備を進めるほか、市内をはじめ近郊の医療機関との連携強化のため、平成 17 年に院内に
地域医療連携室を設置し、医療機関相互の緊密な関係づくりを進めた。
*院内情報システムについては、医療情報の共有化などを目的として平成 21 年に医療情報シス
テム(電子カルテ)を導入し、効率的な診療体制づくりを進めた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
市立総合病院の整備率
100
(H14)
―
―
終了
%
100.0
指標の説明
1:市立千歳市民病院移転事業の進捗率(H14 整備済)
〈 施策の達成度:A 〉
*市立千歳市民病院は、平成 14 年9月に新築移転し、急性期医療と主に二次救急医療の役割
を担い、専門性の高い地域完結型医療を提供した。また、高齢化社会のニーズを踏まえ、院
内に訪問看護ステーションと在宅介護支援センターを併設して機能の強化を図るとともに、
平成 21 年には、医療情報システム(電子カルテ)を導入し、より正確で透明性の高い医療の
実現を図ったことから、A評価とした。
22
(2) 保健予防対策の充実
「基本方向」
①母子保健対策の充実
母子の健康保持・増進について、あらゆる機会を通じて啓発を行うとともに、個別ニーズに
応じた相談指導体制の充実に努めます。また、地域ぐるみで子育てに対する支援体制づくりを
推進します。
「基本方向を実現させるための施策」
■母子保健教育の充実 健康推進課
*育児教室については、妊婦と夫を対象に正しい妊娠・出産・育児の知識を習得させるととも
に、同じ環境の人たちとの交流を持ち、仲間づくりができる教室として、わくわくママクラ
ブや体験パパクラブを開催した。また、母子手帳発行時に全ての妊婦に保健指導を実施する
とともに全家庭を対象に赤ちゃん訪問、産婦訪問指導を実施した。
*各乳幼児健診により、乳幼児の発達発育支援に努めるとともに、子育てに不安を抱いている
保護者が安心して子育てできる支援を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
ママクラブ参加者数
342
274
227
↑
人
―
2
パパクラブ参加者数
270
248
240
↑
人
―
指標の説明
1:ママクラブにおける延べ参加者数
2:パパクラブにおける延べ参加者数
〈 施策の達成度:B 〉
*ママクラブの参加妊婦からは、仲間ができたなどの感想が聞かれ、パパクラブに参加してい
るパートナーのアンケートでは、妊婦の大変さが理解できサポートしようと思うなどの意見
が多数あった。また、平成 22 年度は、父親の育児参加を促す働きかけとして、妊娠中の夫婦
が、現在育児している父親と交流を実施したが、代替指標となる参加者については、減少傾
向にあることから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■母子の心身の健康づくり 健康推進課
*乳幼児の健診については、4か月児、1歳6か月児、3歳児健診を開催し、小児科医師や保
健師等による育児や発育の状況を確認するとともに疾病や障がいの早期発見により、養育者
が安心して育児できるように支援した。
*市内の指定医療機関に委託し、10 か月児健診、先天性股関節脱臼検診を行った。また、各集
団健診の結果、精密検査が必要な場合は、乳幼児精密検査票を発行し精密検査費を助成した
ほか、妊婦を対象に妊婦健康診査費及び超音波検査費等の助成を行った。
*母子保健相談支援については、育児相談・新生児訪問・産婦訪問等を通じて、子育てに対す
る相談・指導を行った。
*新生児訪問〔こんにちは赤ちゃん訪問〕については、支援希望の家庭や支援を必要と判断し
た家庭を中心に訪問していたが、平成 19 年度からは、全ての新生児が成長・発達できるよう
生後4か月までの新生児を持つ家庭への訪問指導を全戸に拡大した。また、平成 22 年度は北
海道から権限委譲をうけ、未熟児の訪問指導を開始した。
*未受診者に対しては、電話や訪問などで受診勧奨を実施し、受診率の向上に努めており、平
23
成 22 年度からは、転入者についても全数状況把握に努めた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
各種乳幼児健診受診者数
4,711
4,646
4,673
4,900
人
95.4
2
乳幼児健診受診率
97.4
97.3
97.2
↑
%
―
指標の説明
1:乳幼児健康検査及び乳児委託健康検査の合計受診者数
2:各健診の平均受診率
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標は、乳幼児の状況を確認し、安心して育児を行うための支援率となっており、理想
的な指標である。
「乳幼児健診受診率」は 97%台と高い水準を維持できたことから、A評価と
した。
「基本方向を実現させるための施策」
■子育て支援の充実 健康推進課、子育て推進課、子育て支援センター
*子育て支援については、母親が安心して子育てができるよう母子保健相談支援や乳幼児健診
を充実し展開したほか、子育て支援センターと連携し、育児教室などを実施した。また、保
健センターでの予防接種・乳幼児健診時に幼児の遊び場を提供し、保育士による親子遊びの
指導・体験を実施し、平成 22 年度からは、事故防止チェックリストを説明しながら配布し、
事故防止用品の展示も同時に行った。
*地区民生委員児童委員協議会が主催の地域子育てサロンでは、地域の子育て仲間との交流機
会となることから、4か月児健診の場で主任児童委員が地域子育てサロンについて周知活動
を実施した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
各種子育て支援事業利用者
数
7,141
10,040
10,238
9,000
人
113.8
指標の説明
1:育児相談・産婦、新生児、赤ちゃん訪問・育児教室・遊び場設置事業利用者の合計数
〈 施策の達成度:A 〉
*育児相談、遊び場などの利用は必要な方が適切に利用することができた。利用者には、安心
して育児できるよう支援し、
「各種子育て支援事業利用者数」についても目標を達成できてお
り、平成 22 年度からは、1 歳6か月児健診の際に設置している遊び場において、事故防止の
啓発活動に取り組み、保護者の事項防止に対する意識の向上を図ったことなどから、A評価
とした。
24
「基本方向」
②健康づくり対策の充実
医療機関や地域組織との連携を強化し、生活習慣病の予防のため生活習慣の改善に向けた一
次予防対策を推進します。また、心の健康づくりについての啓発活動や相談支援体制の整備に
努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■健康づくり活動の推進 健康推進課、健康指導課
*健康づくり活動については、栄養・運動・休養の3要素を柱とした個々の生活習慣づくりや
身近な地域での健康づくり活動として、健康まつりやまちなかウォーキング事業などを通じ、
健康管理に対する意識の啓発に努めた。健康まつりにおいては、骨密度・動脈硬化度測定な
ど健康のための各種イベントを開催し、毎年 1,200 人前後の市民が来場した。また、ウォー
キングを通じた市民の健康増進を図るため千歳歩こう会等と協力し、水と緑を歩こう会を開
催し、250 名前後の市民が参加した。
*平成 18 年度に 27 名のヘルスコンダクターを養成し、平成 19 年度以降の各種健康推進事業で
活動を行った。
*食生活改善推進員と連携して調理実習などの講習会を開催し、適切な食生活に関する知識や
料理方法等の普及を図り、市民の健康づくりを推進した。食事はすべての基本であり、正し
い食習慣は人格形成の上からも重要であることから、国が策定した「食育基本計画」を基に、
平成 20 年度に「千歳市食育推進計画」を策定し、食育を推進した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
2
成 果 指 標 名
健康づくりイベント参加者
数
食育に関心を持っている人
の割合
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1,460
1,537
1,471
1,480
人
99.4
―
77.1
(H20)
―
↑
%
-
指標の説明
1:まちなかウォーキング、水と緑を歩こう会、健康まつり参加者の合計数
2:アンケート調査結果で「食育」に関心を持っていると回答した人の割合
〈 施策の達成度:A 〉
*市民が健康まつりやまちなかウォーキング事業などを通じ、健康管理に対する意識の向上や
健康づくりを自ら実践する取組が行われたほか、ノルデイックウォーキングについても市民
に浸透してきた。食育については、平成 20 年度に食育推進計画を策定しており、この中で国
が目標としている「朝食を欠食している人の割合」15%に対して現状、20 歳未満では 10%と
国の目標値よりも5%上回っているなど食育への関心事項も高くなったことなどから、A評
価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■健康管理体制の充実 健康指導課、健康推進課
*健康管理体制については、市民が健康で安心して生活できるよう、健康づくりや生活習慣改
善を目的に健康教育や健康相談、各種健康づくり教室、健診事後の教室などを行った。また、
平成 20 年度からは保健センターで実施する健康相談日において、医師、保健師、栄養士の配
置に加えて、歯科衛生士を配置し相談体制の充実を図った。さらに市内各施設を利用した出
前健康相談を実施し、相談のほか、各種保健事業の情報提供を行った。
*健康診査事業については、平成 20 年度の医療制度改革により開始された保険者による特定健
診と健康増進法に基づき実施する各種がん検診事業の同時受診が可能となる健診体制を再構
25
築し、市民が受診しやすい環境の整備と受診率向上を図った。また、平成 21 年度からは女性
特有のがん検診推進事業を開始し、がんの早期発見及び啓発のため、子宮頸がん、乳がん検
診の無料クーポン、がん検診手帳を配布し、受診率向上を図った。
*各種健診の結果、生活習慣改善が特に必要とされる方には、特定保健指導及び健診事後相談
日を設定し、個別相談・指導を行った。また、精密検査受診など、事後支援が必要な方には、
受診勧奨等の必要な支援を実施した。
*平成 22 年度に健康教育、相談機能を強化するため、健康指導課を設置した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
2
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
9,921
17,907
18,500
17,000
人
108.8
7.8
13.4
15.7
↑
%
―
市民健康診査健〈検〉診受
診者数
市民健康診査健〈検〉診受
診率
指標の説明
1:市民健康診査(集団・個別)の各種健診(検診)の合計受診者数
2:市民健康診査(集団・個別)の各種健診(検診)平均受診率
〈 施策の達成度:B 〉
*代替指標「市民健康診査健〈検〉診受診者数」については、目標値を達成することができた。
しかし、平成 20 年度から開始された特定健康診査受診率の目標については、目標達成には至
らなかったことから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■心の健康づくりの推進 健康指導課
*心の健康づくりについては、疾病前の予防対策として電話相談や訪問事業等を実施し支援し
たほか、心の健康づくりへの意識を高めるために心の健康やうつ病をテーマに年1回講演会
を実施した。
*相談の結果、必要な方には、保健所が実施する「こころの健康相談日」等の紹介や、医療機
関の協力も得ながら受診勧奨を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
54
56
197
↑
人
―
講演会の参加者数
指標の説明
1:精神衛生等に関する講演会の参加者数
〈 施策の達成度:B 〉
*代替指標「講演会の参加者数」については、H17 初期値を上回る見込みである。しかし、う
つ病など、精神疾患で悩んでいる方も多く、自殺者については、全国で年間3万人以上とな
っており、当市においても精神保健講演会の開催を初め、市内企業や町内会などに対する出
前講座を実施するなど、これまでも広く細やかな予防対策を行ってきたが、さらなる対策が
必要なことから、B評価とした。
26
「基本方向」
③高齢者保健対策の充実
健康管理意識への啓発や健康づくり活動の推進に努め、寝たきりを予防し自立した生活を促
進します。また、温かい交流のあるコミュニティづくりを推進します。
「基本方向を実現させるための施策」
■健康管理機能の充実 健康指導課、高齢者支援課
*高齢者の健康管理や介護予防については、家庭訪問をはじめ、保健指導、介護予防講演会、
健康づくり教室、千歳学出前講座などを行った。また、平成 18 年から介護予防を重視した「地
域支援事業」を開始し、介護予防事業のほか、地域包括支援センターを中心に包括的支援事
業に取り組み、高齢者の生活上の問題について、相談体制の充実を図った。
*特定高齢者(65 歳以上で生活機能が低下し、近い将来、介護が必要となるおそれがある高齢
者)の介護予防事業については、特定高齢者把握事業、はつらつトレーニング教室、はつら
つ健康教室等を実施したほか、一般高齢者については、介護予防講演会の開催、介護予防普
及啓発事業、すこやかトレーニング教室や転倒予防教室、いきいきクラブ、食と健康を考え
る教室等を実施した。また、千歳市老人クラブ連合会では、地域介護予防活動支援事業補助
金の活用により、歩行機能を改善するだけでなく、認知症を予防する効果が期待できる「ふ
まねっと」体操の普及を行った。
*ちとせの介護保険保健福祉サービスガイドの全戸配布、出前講座、広報ちとせ号外、周知チ
ラシの作成などにより意識の啓発を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
保健指導を行った件数
673
(H18)
720
720
720
件
100.0
2
健康相談・健康教育参加者
数
4,438
1,960
2,100
↑
人
―
指標の説明
1:高齢者等訪問件数と介護予防教室等で保健指導を行った件数の合計
2:健康相談・健康教育事業の延べ参加者数
〈 施策の達成度:B 〉
*代替指標「保健指導を行った件数」については、目標値を達成することができた。しかし、
高齢社会を迎え、高齢者に対する訪問相談・指導も年々増えており、さらなる充実が必要な
ことから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■健やかなコミュニティづくりの推進 高齢者支援課
*生活援助員(LSA)派遣事業により、やまとの杜道営住宅及び市営北栄団地C地区に生活
援助員を派遣し、シルバーハウジングに居住する高齢者やその他入居者とのコミュニティづ
くりを推進した。
*コミュニティづくりを推進できるよう、地域で自主的に介護予防事業を行う団体に対し補助
金を交付し、支援した。
27
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
2
成 果 指 標 名
H17 初期値
生活援助員(LSA)の派
遣先件数
地域介護予防活動支援事業
対象団体数
1
(H19)
30
(H18)
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
2
2
2
件
100.0
29
31
↑
団体
―
指標の説明
1:生活援助員(LSA)の派遣先件数(やまとの杜道営住宅及び市営北栄団地C地区)
(H19 開始)
2:地域で介護予防活動を進める団体数(H18 開始)
〈 施策の達成度:A 〉
*代替指標「生活援助員(LSA)の派遣先件数」は目標値を達成した。また、地域介護予防
活動支援事業対象団体数は、最終目標値は定めていないが、約 30 の団体が積極的に補助金を
利用して活動を行っており、コミュニティづくりの推進を図ったと判断できることなどから、
A評価とした。
28
「基本方向」
④障害者保健対策の充実
ノーマライゼーション思想のもと、障害者や病気を持つ人が地域のなかで必要な支援を受け
ながら快適な生活を送ることができるよう、医療を含めた支援体制の充実に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■障害者支援の充実 健康指導課、障がい者支援課
*障害者自立支援法施行により、三障害が一元化され、市は障がい者自らが生活スタイルや必
要とするサービスを選択することができるよう、サービス基盤の整備を進めた。
*精神に障がいのある人やその家族への支援については、社会復帰や社会参加などをめざす日
中活動や交流の場となる共同作業所及び地域活動支援センターの運営支援や通所時の交通費
助成、家族会の運営支援などを実施したほか、平成 18 年4月からサービスの公平性の観点か
ら、三障害共通の障害程度区分認定調査及び認定審査会を実施し、区分に基づく福祉サービ
スの支給決定を行った。
*難病患者やその家族に対しては、社会的自立に向けた援助や難病問題の社会的啓発と対策の
推進を図ることを目的とした事業を実施している財団法人北海道難病連の支援を行った。ま
た、平成 16 年度から 123 疾患を対象とした難病と慢性リウマチ患者のうち介護保険法や老人
福祉法・身体障害者福祉法等の対象とならない人に対し日常生活用具を給付したほか、平成
19 年度から、小児慢性特定疾患で在宅療養している 18 歳未満の児童のうち、各種法に基づく
福祉サービスの対象とならない方に「小児慢性特定疾患児日常生活用具」を支援した。
*障がいのある人に対する市民の理解と協力を深めるため、社会福祉協議会の実施する「ふれ
あい広場」や小・中学校における福祉教育などにおいて「ノーマライゼーション普及啓発活
動」の支援を行った。また、地域で障がいのある人を支援する体制づくりのために、各種ボ
ランティア活動促進のための取組を支援した。
*障がい者地域自立支援協議会への千歳保健所、医療機関等の参加・協力により、地域の保健・
医療分野と連携した支援体制の構築を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
支援・指導を受けた難病患
者・家族数
1,092
1,481
1,500
1,500
人
100.0
指標の説明
1:北海道難病センター相談室での相談・難病健診・相談会の利用者数
〈 施策の達成度:A 〉
*代替指標「支援・指導を受けた難病患者・家族数」については、目標値を達成することがで
きた。また、障害者自立支援法が施行され、精神障害者の福祉サービスが身体・知的障害者
の福祉サービスと一元化され、手帳や通院医療費の申請などの福祉サービスを行ったほか、
市民の理解と協力を深めるため、
「ノーマライゼーション普及啓発活動」の支援などを行い、
支援体制の充実を図ったことから、A評価とした。
29
「基本方向」
⑤感染症予防対策の充実
感染症の発生予防やまん延防止を進め、公衆衛生の向上を図ります。また、予防接種の重要
性を啓発するとともに、計画的に実施する体制を整備し接種率の向上に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■感染症予防対策の充実 健康推進課
*感染症予防対策については、道の「北海道感染症予防計画」に基づき、感染症の情報の収集・
分析・提供・公表の整備を道と市が連携を図り、取り組むこととしている。これを受け、市
は、千歳保健所と連携を図り、O-157 などの発生予防及びまん延防止のPRや正しい知識の普
及、情報の収集・分析及び公表に努めた。また、結核住民検診及びエキノコックス症検診を
実施し、未然防止に努めたほか、重症急性呼吸器症候群(SARS)や新型インフルエンザ
などの感染症に対しては、庁内に対策本部を設置し保健所や近隣市町などの関係機関による
地元患者発生時や事後の対応について協議、情報収集、予防対策の広報を実施し、迅速な対
応を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
結核住民検診、エキノコッ
クス症検診の陽性反応数
0
0
0
0
件
100.0
指標の説明
1:結核住民検診及びエキノコックス症検診の陽性反応発生件数
〈 施策の達成度:A 〉
*各種感染症の予防対策に努め、千歳市内での発生予防に効果を挙げた。新型インフルエンザ
については、平成 21 年度4月から全国的な流行に伴い、当市においても学級閉鎖や学年閉鎖
等を実施するなど流行が見られたが、平成 22 年度においては、21 年度に比較すると沈静化し、
流行することなく市民への安全が図られたことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■予防接種事業の推進 健康推進課
*予防接種については、BCG、MR(麻しん・風しん)、三種・二種混合ワクチン、インフル
エンザ、ポリオを実施した。平成 22 年度からは、中学1年生から高校1年生までの女子を対
象に子宮頸がんワクチンを、さらに5歳未満の乳幼児を対象にヒブ及び小児用肺炎球菌ワク
チンの無料接種を開始した。
*乳幼児の予防接種については、接種日などについてチラシや予防接種の冊子による啓発を行
った。また、高齢者のインフルエンザなどを含め、広報紙や市民カレンダーなどによる啓発
を行い、市民の予防接種に対する関心が高まり、接種率は向上してきた。
*予防接種にあたっては、千歳医師会の協力のもと、集団接種では、医師の派遣を依頼したほ
か、個別接種においては、接種を受託する医療機関からの支援を受け、接種率の向上を図っ
た。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
予防接種率
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
67.0
96.7
98.0
100
%
98.0
指標の説明
1:予防接種法に基づく 1 類疾病にかかる予防接種全体の平均接種率
30
〈 施策の達成度:A 〉
*定期予防接種の平均接種率は 98%以上の高い数値を示し、各種疾病予防に大きく寄与した。
また、市民要望が大きかった子宮頸がんワクチン接種については、中学1年生から高校1年
生までの女子対象に、5歳未満の小児へはヒブ・肺炎球菌ワクチン接種の無料接種事業を平
成 22 年度から開始したなど各種疾病に対する予防を進めたことから、A評価とした。
31
(3) 医療の充実
「基本方向」
①地域医療体制の充実
市立千歳市民病院は、地域基幹病院としての高度医療機器の整備や医療従事者の資質の向上
などを進めながら地域医療体制の確立に努めます。また、地域医療機関との連携強化や健診セ
ンターの整備などを進め、市民の医療ニーズに応える包括的な医療環境の充実を図ります。
「基本方向を実現させるための施策」
■地域基幹病院の医療体制の充実 市民病院総務課
*医療体制については、市立千歳市民病院は、現在、13 診療科、入院病床 190 床の規模を有し、
高度医療の充実を図るなど、地域医療の基幹的な機能と役割を担った。また、救急分野にお
いては、市救急輪番制における内科系二次救急と外科系一次・二次救急のほか、平日の午後
6時から午後9時までは小児一次救急、午後9時以降は小児二次救急を担い、救急医療体制
の充実などに努めた。
*高度医療機器の整備については、MRI、64 列マルチスライスCT、血管造影システム、マ
ンモグラフィーの導入・更新など計画的な整備を図るともに、医療情報システム(電子カル
テ)を導入した。
*医療従事者の研修等により資質の向上を図るとともに、平成 18 年 12 月には「病院機能評価
ver.5」の認証を受け、安心して医療が受けられる病院として評価を得た。また、地域医療連
携セミナーや市民病院健康講座などを開催し、市民の疾病予防意識の向上を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
1
病床利用率
2
医師数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
86.1
73.1
78.0
85.9
%
90.8
29
30
34
↑
人
―
指標の説明
1:病床数に対する入院患者数の割合
2:市立千歳市民病院の常勤医師数
〈 施策の達成度:A 〉
*地域医療の基幹的な機能として、診療科数、病床数の規模を維持するとともに、病床利用率
及び医師数とも目標を達成しており、医療体制の充実を図った。また、救急医療・高度医療
をはじめ多岐にわたる政策医療を実施した。
*MRIをはじめとする高度医療機器の導入・更新や健康講座の開催を図り、さらには医療情
報の一元管理及び共有化を図るため医療情報システム(電子カルテ)の導入や「病院機能評
価 ver.5」の認証を受けるなど、安全で質の高い医療の提供や効率的な診療体制の構築、市民
の疾病予防意識の向上を図ったことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■地域医療機関の連携体制の強化 市民病院総務課
*地域医療機関相互の連携・補完体制である「病病・病診連携」の推進については、
「地域医療
連携室」を平成 17 年4月に設置し、紹介患者の受け入れや外来患者を地域の医療機関へ紹介
する逆紹介、及び地域医療連携セミナーの開催などに取り組んだ。
*市内医療機関との協力による地域ネットワークづくりの一つとして、平成 20 年5月には糖尿
病に関する「地域医療連携パス」を市内 13 医療機関とともに開始し、また、10 月には「泌尿
器科病診連携の会」を開催するなど、市民病院と他の医療機関との役割を分担しながら高度
32
な連携体制づくりに努めた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
地域医療連携室の設置
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
1
1
1
%
100.0
指標の説明
1:地域医療連携室の設置数
〈 施策の達成度:A 〉
*地域医療機関の連携体制の強化を図るため、平成 17 年4月に「地域医療連携室」を設置し、
患者紹介率及び逆紹介率ともに増加するなど、その目的を達成した。また、地域医療連携セ
ミナーを開催するともに、糖尿病に関する「地域医療連携パス」を市内 13 医療機関とともに
開始したなど、市民病院と他の医療機関との役割を分担しながら高度な連携体制づくりに努
めたことから、A評価とした。
33
「基本方向」
②救急医療体制の充実
初期救急医療体制における質の向上とともに、地域の救急医療機関との連携による相互補完
体制や救急患者搬送機関との情報交換体制の充実を図り、二次救急医療体制の充実に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■初期救急医療体制の充実 健康推進課
*救急医療体制については、昭和 49 年から千歳医師会の協力を得て、在宅当番医の輪番制によ
る救急医療体制を整備しており、これまで、365 日 24 時間、空白を伴わない救急医療システ
ムを千歳医師会に委託し、平成 19 年度まで実施してきた。近年、新医師臨床研修医制度の当
番医師の影響を始め、当番医の高齢化や医療スタッフの確保が難しくなるなど、体制の維持
が厳しくなったことから、千歳市救急医療体制連絡会議で今後の対応等について検討し、平
成 21 年度からは救急外来診療時間を深夜0時までとする輪番制を実施し、
その維持に努めた。
*電話健康医療相談については、ちとせ健康・医療相談ダイヤル 24 を平成 21 年度から開始し、
24 時間 365 日、医師や看護師による身体症状の相談や適切な応急措置の助言等が受けられる
電話相談体制を維持するとともに、適正な救急利用の啓発に努めた。また、市民に救急医療
に関する正しい知識を啓発普及するため、広報等による周知をはじめ、救急医療フォーラム
の開催や小児救急応急ハンドブックを作成した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
1
救急医療日数
2
救急当番医受診者数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
365
347
345
350
日
98.6
17,605
15,136
14,000
↓
人
―
指標の説明
1:救急医療体制を整えた日数(一部空白日含む)
2:救急当番医における受診者数
〈 施策の達成度:A 〉
*365 日 24 時間体制の救急医療体制を維持すべく千歳医師会の協力のもと、その完全実施に向
け進めてきたが、近年、当番医師の高齢化や医療スタッフの確保が難しくなるなど、体制の
維持が厳しくなったことから、千歳市救急医療体制連絡会議で今後の対応等について検討し、
平成 21 年度からは救急外来診療時間を深夜0時までとする輪番制の維持に努めており、近隣
市の医療機関への支援などにより、空白日の解消に努めたことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■二次救急医療体制の充実 健康推進課
*二次救急医療体制については、一次救急に引き続き、二次救急として一次救急の受診後、入
院治療を必要とする重症患者を処置する医療であり、市立千歳市民病院が二次救急の中核的
な役割を担う医療機関として、診療機能の充実と必要な救急特例の病床 19 床を確保した。
*平成 10 年度から千歳市・恵庭市・北広島市の関係機関で協議を行い、石狩南部地域独自の病
院群輪番制による二次救急医療体制の整備を行った。平成 19 年度からは北広島市・恵庭市・
千歳市独自の二次医療圏を札幌市・江別市・石狩市・当別町・新篠津村を含む「札幌」医療
圏に包含された。また、恵庭市との広域連携の可能性について検討を進めた。
*救急患者搬送については、救急当番医(二次当番医)の指示のもと、恵庭市・苫小牧市・札幌
市への搬送を行った。
*三次医療圏としては、
「道央圏」に位置し地域医療圏が見直され、医療資源の適正な配置と医
療提供体制の体系化を図るための地域的単位として定められた。
34
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
365
365
365
365
日
100.0
二次救急日数
指標の説明
1:小児科等における二次救急の開設日数
〈 施策の達成度:A 〉
*平成 10 年度に北海道が策定した「北海道保健医療福祉計画」が平成 19 年度には「北海道医
療計画」として改められた。この中で従来石狩南部地域として北広島市・恵庭市・千歳市独
自の二次医療圏が札幌市・江別市・石狩市・当別町・新篠津村を含む「札幌」医療圏として、
二次救急医療体制の整備を進めたことから、A評価とした。
35
(4) 地域福祉の推進
「基本方向」
①ふれあいのある社会づくり
広報や啓発活動、教育の場などを通じて、市民の福祉に対する理解を深めていきます。また、
さまざまな福祉活動への参加機会を提供し、積極的な参加を促すなど、心の通いあうまちづく
りを進めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■ノーマライゼーション思想の普及 福祉課
*ノーマライゼーション思想の普及については、平成 14 年度から千歳市地域福祉フォーラムを
開催し、多くの市民に地域福祉の考え方の啓発を図るとともに、地域における支え合いのあ
り方について、話し合う機会を創出した。また、地域福祉計画の策定作業では、市民会議や
パブリックコメントを活用し、市民意識の醸成を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
千歳市地域福祉フォーラム
参加者数
150
450
400
↑
人
―
指標の説明
1:千歳市地域福祉フォーラムにおける参加者数
〈 施策の達成度:B 〉
*ノーマライゼーションの普及については、その浸透度を測ることはできないが、社会福祉協
議会、町内会、老人クラブ等を対象に勉強会や千歳市地域福祉フォーラム等を通じて、参加
者等に地域福祉やノーマライゼーション等の考え方の浸透に一定程度の効果があったものと
判断した。また、高齢者や障がい者などすべての人々が、住み慣れた場所や地域社会のなか
で普通に暮らすことができるようボランティアや地域活動が行われたことから、市民の理解
や関心が高まったと判断し、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■ふれあい事業の推進 福祉課
*ふれあい事業については、子どもたちが地域福祉の考え方を理解して、地域社会の一員とし
て積極的に福祉活動に参加できるように、小・中学校における福祉教育の充実を図った。さ
らには総合的な学習の時間を活用した福祉教育において、市民とともに考える機会をつくる
などの取組を行った。また、千歳市社会福祉協議会では、小・中学生に対し、一日ボランテ
ィア体験学習などの福祉教育を推進したほか、ふるさとポケットへの社会福祉団体の参加、
各地域で開催される子育てサロンへの高齢者の参加など、交流機会を創出した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
民生委員児童委員による地
域子育てサロン箇所数
2
10
10
↑
箇所
―
指標の説明
1:各地域の民生委員児童委員による子育て活動の場の数
36
〈 施策の達成度:A 〉
*市民ボランティア団体等は生涯学習や地域福祉などへテーマを広げ、市民交流の輪を広げる
イベントを開催したほか、民生委員児童委員による子育てサロンの開始など、地域活動の輪
が広がったことから、A評価とした。
37
「基本方向」
②地域福祉活動の推進
社会福祉協議会や市民ボランティア団体など福祉関係団体の育成・支援に努めます。また、
関係機関相互の横断的な連携を深め、地域福祉の総合的なネットワークの形成を進めます。さ
らに、地域福祉権利擁護事業等の利用を支援します。
「基本方向を実現させるための施策」
■福祉関係団体などの育成 福祉課
*福祉関係団体などの育成については、市内の地域福祉活動の推進において中核的な役割を果
たす社会福祉協議会の支援を行い、同協議会の「地域福祉実践計画」との連携を図り、役割・
機能分担を行いながら各事業を推進した。
*保護司会、民生委員児童委員連絡協議会の活動支援を行い、社会福祉事業及び関連事業等の
健全な発展と活動の活性化、さらには多様化する福祉ニーズに対応した。社会福祉協議会で
はボランティア団体に対する資機材の貸出や情報提供、事業への支援を行い、ボランティア
活動の促進を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
地域福祉実践計画取組事業
数
101
113
82
↑
事業
―
指標の説明
1:社会福祉協議会で計画実践した事業数
〈 施策の達成度:A 〉
*市民ボランティア団体の自主的な地域活動を促進するため、ボランティア活動の普及や地道
な相談業務などによる地域福祉への理解を得ることが重要であり、その活動の中心となる社
会福祉協議会を始め、各団体を継続的に支援した。また、同協議会では、平成 22 年度からの
地域福祉実践計画の策定に当たり、継続事業等の評価を行い、事業の改善や拡大・縮小、事
業の統合、終了を行い、計画の推進に向けた見直しを行ったことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■地域福祉ネットワークの形成 福祉課
*地域福祉ネットワークについては、社会福祉協議会や市民ボランティア団体などの関係機関
相互の横断的な連携を深め、地域福祉の総合的なネットワークの形成を進めた。地域福祉の
ネットワークづくりの一つとして、平成 19 年3月に社会福祉協議会、町内会連合会、民生委
員児童委員連絡協議会、老人クラブ連合会と市の5者により、千歳市地域福祉推進懇話会を
設置し各組織が連携・協力して、地域における課題の発見と解決を図る活動を実施した。
*千歳市社会福祉協議会と市の共催により、毎年、地域福祉フォーラムを開催し、市民・町内
会・福祉関係団体の多くの参加を得るなど地域福祉の啓発を行うことができた。また、千歳
市社会福祉協議会においても、市の補助金を活用し、市民ボランティア団体及び福祉団体の
育成、さらにはボランティアセンター事業を通じて、ボランティア活動の普及・啓発、団体
の交流を図る事業も展開されており、地域ネットワークの形成に寄与した。
38
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
ネットワーク化対象の市民
ボランティア団体数
147
197
208
190
団体
109.5
指標の説明
1:市民ボランティア交流行事に参加した対象団体の数
〈 施策の達成度:B 〉
*町内会、地域で活動をしている人、ボランティア、団体、NPOなど、幅広い交流のなかで、
様々な規模のネットワークが形成されているが、全ての活動団体の実態を把握することは困
難である。しかし、福祉の各分野においては、関係する団体等で連絡協議会等の組織が構成
され、横断的なネットワークの形成、拡大が図られつつあるほか、市内最大規模のネットワ
ークを形成している社会福祉協議会のボランティアセンター事業に参加する団体数は増加傾
向となったことから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■地域福祉権利擁護事業等の支援 福祉課
*地域福祉権利擁護事業については、社会福祉協議会が中心となって、北海道地域福祉生活支
援センターと連携し、生活支援員候補者の推薦や市民の相談に応じるなどの支援に努めたほ
か、事業啓発のため関係機関等へパンフレットを配布した。
*平成 17 年度に千歳市成年後見制度利用支援事業実施要綱を制定し、精神障がい者や認知症高
齢者による残存能力を活用した自己決定権の行使を可能にした。成年後見人を必要とする者
は、本人又は家族、親族が事前に選任するが、本制度はこれらの手段を活用できない者に対
する最終的な救済手段であり、制度の継続的な普及に努めた。
*平成 18 年度に福祉オンブズマン制度を導入しており、福祉オンブズマンによる調査を行うこ
とに事前同意した事業者に事前調査同意認定証を配布し、調査に同意した事業所であること
が利用者にわかるようにPRを行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
成年後見人制度を適正に利
用支援できた件数
8
0
0
↑
件
―
指標の説明
1:成年後見人の選任を必要とする市民のうち、制度を適正に利用支援できた件数
〈 施策の達成度:A 〉
*市民が安心して福祉サービスを利用できるよう、多くの市民や事業者等に各制度や地域福祉
権利擁護事業の普及を行ったほか、福祉オンブズマン制度事業や成年後見制度利用支援事業
の開始により、福祉サービスを必要とするとき、誰もがその情報を利用することができ、必
要な助言を得られるような環境を一定程度整備したことから、A評価とした。
39
「基本方向」
③人にやさしいまちづくりの推進
地域福祉環境に関連する部門間の連携を充実するとともに、ハード・ソフト両面において、
バリアフリーの視点に立った人にやさしいまちづくりを進めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■生活福祉環境の整備 福祉課
*生活福祉環境の整備については、各担当部署において、公共施設のスロープ設置、公共施設
及び歩道のバリアフリー化、ビーバスの運行、公営住宅におけるシルバーハウジングの提供
等を実施した。また、福祉有償運送運営協議会を設置し、NPO等が行う障がい者の有償運
送の申請内容を審議した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
シルバーハウジング累計提
供戸数
24
(H20)
30
30
↑
戸
―
指標の説明
1:市営住宅におけるシルバーハウジングの計画累計戸数
〈 施策の達成度:A 〉
*生活福祉環境の整備については、市営住宅におけるシルバーハウジングの提供、ユニバーサ
ルデザイン、バリアフリーの推進、交通の確保、福祉施設や機能の充実など、全庁的な取組
として、社会基盤や生活基盤の整備を推進したことから、A評価とした。
40
「基本方向」
④医療助成の充実
高齢者や母子などに対する適切な医療費の助成を図り、ニーズにあった医療助成制度の充実
に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■医療助成の充実 高齢医療課
*医療助成については、子ども医療費(乳幼児医療費)
、重度心身障がい者医療費、ひとり親家
庭等医療費の助成を行った。なお、老人医療費助成事業については、道の廃止を受けて平成
19 年度に廃止した。
*乳幼児医療費は平成 16 年に対象年齢を拡大、所得制限及び自己負担金を導入したほか、平成
20 年8月には、助成対象を小学校就学前から中学校就学前までの子どもに拡大し、小学校1
年から6年までの入院については2割分を、小学校1年から3年までの通院については、1
割分を助成することとした。なお、市内と同様、道内においても診療機関での精算時に助成
が受けられるよう関係機関と調整を進めた。
*重度心身障がい者医療費については、所得制限及び自己負担金を導入したほか、ひとり親家
庭等医療費では、父子家庭への拡大、所得制限及び自己負担金の導入、親の通院廃止を行っ
た。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
一人当たりの医療助成額
(3 種)
25,553
(H20)
26,018
28,509
28,509
円
100.0
2
医療助成件数
136,781
158,705
161,941
158,705
件
102.0
指標の説明
1:重度心身障がい者、ひとり親家庭等、子どもに対する医療費助成額/対象者数(H20 より制度変更)
2:重度心身障がい者、ひとり親家庭等、子どもに対する医療費助成の合計件数
〈 施策の達成度:A 〉
*子ども医療費助成事業、重度心身障がい者医療費助成事業、ひとり親家庭等医療費助成事業
の対象者が安定的に医療を受けるために必要な施策であり、継続して実施した。また、助成
対象の拡大などを行い、内容の充実を図った。これらの制度は、医療制度改革や疾病動向に
より助成額が変動するが、期間中、制度を必要としている対象者に医療費の助成をすること
ができたことから、A評価とした。
41
(5) 高齢者福祉の充実
「基本方向」
①長寿社会対策の充実
高齢者が自立した生活や主体的な生き方が送れるよう健康の保持・増進を促進するとともに、
生涯学習や雇用・就労機会の場の拡充など、高齢者の生きがいづくりや社会参加を支援します。
「基本方向を実現させるための施策」
■高齢者の健康の保持、増進 高齢者支援課、健康指導課
*介護予防活動を実施する地域の自主的な団体に対し補助金を交付し、スポーツ、レクリエー
ション活動などの促進を支援した。
*すこやかトレーニング教室、転倒予防教室、いきいきクラブなど体操を中心とした介護予防
教室を開催し、健康づくりを支援した。また、健康診査とがん検診を同時に受診できる集団
健診を実施するなど健診体制の充実を図った。
*心身の変化に応じた健康づくりができるよう、高齢者等の健康管理や介護予防、閉じこもり
予防、介護者の健康管理のための家庭訪問、教室、講演会などを実施した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
要支援・要介護認定を受け
ていない高齢者の割合
85.5
86.8
86.2
↑
%
―
指標の説明
1:各年 10 月 1 日現在の要支援・要介護認定を受けていない高齢者の割合
〈 施策の達成度:B 〉
*高齢者人口が増加するとともに、要支援・要介護認定を受けている人も増加傾向にあるが、
認定を受けていない高齢者の割合はおおむね一定していることから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■高齢者の生きがいの創造 高齢者支援課
*講演会や音楽会などの「生きがいと健康づくり講演会事業」を市民教養セミナーとタイアッ
プして開催し、学習機会の充実を図った。
*高齢者に適したスポーツを通じて、積極的な仲間づくりや世代間交流を促進するとともに、
正しい健康づくりへの理解を深め、ふれあいと活力ある長寿づくりを推進することを目的と
した「第 22 回全国健康福祉祭北海道・札幌大会(ねんりんピック 2009)ボウリング交流大会」
を行った。
*地域の自主的な高齢者活動グループである老人クラブを支援し、高齢者の積極的な社会参加
を促進するため、千歳市老人クラブ連合会に対し千歳市老人クラブ活動推進員を派遣すると
ともに、補助金を交付した。
*介護予防活動を実施する地域の自主的な団体に対し補助金を交付し、団体の育成及び支援を
行い、交流機会の推進を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
老人クラブ加入会員数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
4,876
4,331
4,154
4,580
人
90.7
指標の説明
1:老人クラブに加入している会員数
42
〈 施策の達成度:A 〉
*「老人クラブ加入会員数」は目標の約 90%の達成率であり、老人クラブ団体数はやや減少傾
向にあるが、ここ数年 70 台の団体数を維持している。また、補助金を交付している約 30 の
団体が、地域において自主的な介護予防活動が行われた。さらに、
「第 22 回全国健康福祉祭
北海道・札幌(ねんりんピック 2009)ボウリング交流大会」の開催により、全国から選手が
参加し、高齢者団体の協力のもと、大会を円滑に行うことができ、交流機会の推進が図られ
た。そのほか、
「生きがいと健康づくり講演会事業」により、学習機会の充実が図られたこと
から、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■高齢者の社会参加と能力活用の促進 高齢者支援課、商業労働課
*高齢者福祉サービス利用券助成事業により、75 歳以上等の高齢者に対し、公衆浴場、温泉、
バス、タクシー又はハイヤーで利用することができる福祉サービス利用券(10,000 円分)を
支給し、外出する機会を促進した。
*介護事業や生きがいと健康づくり講演会事業、千歳市敬老会と千歳市老人クラブ連合会が主
催する老人福祉大会を連携して開催するなど、高齢者が気軽に参加できる機会を提供した。
また、
「達人認定」を通じて高齢者の知識や技術の伝承を行った。
*高齢者の生きがいの充実や社会参加を促進するため短期の就業の場の確保・提供を行う千歳
市シルバー人材センターに事業運営費等に係る補助金を交付し、支援した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
2
成 果 指 標 名
高齢者福祉サービス利用券
利用率
シルバー人材センター会員
数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
88.8
89.9
90.0
↑
%
―
734
560
528
600
人
88.0
指標の説明
1:支給した高齢者福祉サービス利用券のうち利用された金額の割合
2:シルバー人材センターに登録している会員数
〈 施策の達成度:A 〉
*代替指標「高齢者福祉サービス利用券利用率」は9割程度利用されたほか、
「シルバー人材セ
ンター会員数」についても、目標値をおおむね達成することができた。また、千歳市敬老会
と千歳市老人クラブ連合会が主催する老人福祉大会を連携して開催し、多くの高齢者が参加
したほか、達人認定等を行い高齢者の社会参加を進めたことから、A評価とした。
43
「基本方向」
②高齢者福祉の充実
一人暮らしや寝たきりの高齢者に対して、家庭の状況や健康状況に応じた日常生活の援助を
はじめ家庭介護者への支援など、ニーズに対応した在宅福祉サービスや施設福祉サービスの充
実に努めます。また、総合的な推進体制や市民参加による福祉活動を充実し、地域に根づいた
市民福祉の推進に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■高齢者福祉サービスの充実 高齢者支援課
*福祉電話貸与事業により、居宅に電話を設置することができない高齢者に対し、固定電話機
の使用に必要な回線及び配線を貸与した。
*高齢者移送介助サービス事業により、通院、レクリエーション等、外出の際の移動手段の確
保が困難な高齢者に対し、専用車両による移送介助サービスを提供した。
*除雪サービス事業により、除雪の労力の確保が困難な高齢者等に対し、公道に通じる通路、
地震等有事の際の緊急避難等に支障となる箇所等の除雪を行った。
*緊急通報システム事業により、一人暮らしで身体虚弱のため緊急事態に機敏に行動すること
が困難な在宅の高齢者等に対し、緊急時に電話回線を利用して緊急及び相談に関する機器を
貸与した。
*住宅用火災報知器給付事業、家族介護用品支給事業、住宅改修理由書作成経費助成事業等を
実施し、生活の継続を支援した。
*要介護状態になるおそれのある高齢者(特定高齢者)を把握し、はつらつトレーニング教室、
はつらつ健口教室などの介護予防事業を提供した。また、それ以外の高齢者(一般高齢者)
に対しては、すこやかトレーニング教室、いきいきクラブなどの介護予防事業を提供した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
2
成 果 指 標 名
各種高齢者福祉サービス利
用者数
介護予防事業(地域支援事
業によるもの)参加者数等
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
8,053
6,888
7,300
7,300
人
100.0
935
(H18)
2,850
3,000
↑
人
―
指標の説明
1:各種福祉サービスの述べ利用者数
2:介護予防事業(地域支援事業によるもの)の延べ参加者数等(H18 開始)
〈 施策の達成度:A 〉
*除雪サービス事業、緊急通報システム事業、訪問給食サービス事業などのサービスの提供や、
介護予防事業の実施により、代替指標「各種高齢者福祉サービス利用者数」の目標値を達成
し、おおむね施策の目的が達成できたことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■高齢者福祉施設の整備 高齢者支援課
*特別養護老人ホーム(2か所)
、ショートステイ、デイサービスセンターを整備するため、こ
の整備に要する費用に係る元利補給を事業者に対して行った。
*軽費老人ホーム(ケアハウス)を整備するため、この整備に要する費用に係る利子補給を事
業者に対して行った。
*小規模多機能型居宅介護事業所を整備するため、補助金の交付を事業者に対して行った。
*認知症対応型共同生活介護(高齢者認知症グループホーム)のスプリンクラー等を整備する
ため、補助金の交付を事業者に対して行った。
44
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
整備支援した施設数
3
3
3
3
施設
100.0
2
老人福祉施設の定員
330
446
471
471
人
100.0
指標の説明
1:各年度ごとの施設整備のための元利補給を行った施設数
2:各年4月1日現在の養護老人ホーム、特別養護老人ホーム、グループホーム、ケアハウス等の定員の合計数
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標は理想的な指標であり、その目標値を達成し必要とされる高齢者福祉施設を整備で
きたことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■市民福祉の推進 高齢者支援課
*高齢者の在宅介護に関する総合的な相談に応じるため、千歳市在宅介護支援センターを4か
所設置した。
*包括的支援事業(介護予防ケアマネジメント、総合相談支援事業、権利擁護事業、包括的・
継続的ケアマネジメント支援事業)を行うため、千歳市地域包括支援センターを1か所設置
した。また、地域の住民の利便を考慮し、地域の住民に身近なところで相談を受け付け、セ
ンターにつなぐための窓口(ブランチ)を千歳市在宅介護支援センター4か所に設けた。
*民間の手法を用いて、弾力性や柔軟性のある施設の運営を行うため、千歳市在宅福祉総合セ
ンター及び千歳市祝梅在宅福祉センターに指定管理者制度を導入した。
*地域において、認知症を正しく理解してもらうとともに、認知症の人や家族を温かく見守る
応援者になってもらい、自分のできる範囲で手助けをしてもらう認知症サポーターを養成す
るため、認知症サポーター養成講座を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
地域包括支援センターへの
相談件数
1,511
(H18)
1,960
1,960
1,960
件
100.0
指標の説明
1:地域包括支援センターの社会福祉士等への相談件数(H18 開設)
〈 施策の達成度:B 〉
*千歳市地域包括支援センターを中心に相談体制を整備するとともに、認知症サポーター養成
講座の開催や自主的な介護予防活動を実施する団体に対し補助金を交付し、市民ボランティ
ア活動の促進を行った。しかし、千歳市地域包括支援センターについては、代替指標「地域
包括支援センターへの相談件数」の目標値は達成されたが、介護予防ケアプランの作成時間
の短縮など、改善すべき点があったことから、B評価とした。
45
「基本方向」
③介護保険制度の充実
要介護高齢者が住み慣れた地域や家庭で安心して生活できるよう介護サービスの質的向上を
図ります。また、地域に密着した介護サービスの整備を進めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■介護保険制度の充実 高齢者支援課
*ホームヘルパー等の養成支援を行うため、千歳市在宅福祉総合センター及び千歳市祝梅在宅
福祉センターの指定管理者である財団法人千歳福祉サービス公社が、介護員養成研修2級課
程及びフォローアップ研修を行った。
*訪問給食サービス事業により、身体機能の低下、傷病等により食事を調理することができな
い高齢者等に、昼食及び夕食を配達するとともに、その安否の確認を行った。
*介護保険サービス事業者と情報交換を行い、利用者にサービスを行う事業者の紹介やサービ
スの空き情報などを周知し、利用しやすい仕組みづくりを行った。
*介護保険法の基本理念である「自立支援」をより徹底する観点からホームヘルプサービスな
ど介護サービスの質的向上を図った。また、介護保険法の改正に伴い、平成 18 年度から新た
に地域支援事業や新予防給付を開始し、介護保険サービスの充実を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
介護サービス利用者数
1,521
1,717
1,889
1,700
人
111.1
2
地域密着型サービス事業所
数
10
(H18)
12
12
↑
事業
所
―
指標の説明
1:介護保険サービスの利用者数
2:整備した地域密着型サービス事業所数(H18 開始)
〈 施策の達成度:A 〉
*代替指標「介護サービスの利用者数」及び「地域密着型サービス事業所数」は目標値を達成
した。また、ホームヘルパー等の養成支援や介護予防事業の実施、介護保険施設等の整備を
行い介護保険サービスの充実を図ったことから、A評価とした。
46
(6) 障害者福祉の充実
「基本方向」
①障害者福祉の充実
関係分野間の連携を強化するとともに、それぞれのニーズに沿った福祉サービスの提供に努
めます。また、障害者関係団体や障害者の活動を支援し、社会参加活動や生きがいづくりを促
進します。
「基本方向を実現させるための施策」
■連携体制の強化 障がい者支援課
*平成 15 年 9 月に、障がい者総合支援センターを設置し、障がいのある人又はその家族などか
ら電話や面談等によってあらゆる相談を受付け、実態把握と福祉、就労、保険医療等に関す
る各種サービスの利用方法等の情報提供や助言を行い、平成 18 年4月からは、障害者自立支
援法施行に基づく市の委託相談支援事業を実施した。
*関係機関と連携を図るため、平成 18 年5月に障がい者地域自立支援協議会を設置し、市内及
び近郊の関係行政機関、福祉事業者、関係団体、学校、医療機関等 50 数か所の参加を得て、
障がい者総合支援センターを核とする地域支援ネットワーク構築に向けた情報や課題の共有
化、さらには地域生活支援の取組推進を図ったほか、日常業務においても必要に応じ関係す
る機関と連携し、業務の円滑な実施に努めた。
*障害者自立支援法施行による福祉サービス提供などの三障害一元化に伴い、千歳地域生活支
援センターに相談支援強化事業を委託し、障がい者総合支援センター及び障がい者地域自立
支援協議会と連携した相談支援体制を整備し、精神障がい者の地域生活支援の強化を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
1
相談支援事業相談件数
2
相談支援強化事業相談件数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
2,711
2,408
2,500
3,388
件
73.8
1,056
(H18)
3,492
3,000
2,352
件
127.6
指標の説明
1:主に障がい者総合支援センターにおける障がい者又はその家族や支援者からの相談件数
2:主に千歳地域生活支援センターにおける障がい者又はその家族や支援者からの相談件数
〈 施策の達成度:B 〉
*障がい者総合支援センターの担う機能は、障がい者やその家族等からの個別の相談対応(ケ
アマネジメント)のほか、サービス利用に関する行政や関係事業者との調整、連携、障がい
者自立支援協議会事務局など多岐にわたり、すべてのニーズに応えきれない面もあり、それ
らの評価を相談件数などの指標により表すことは難しい。しかしながら、代替指標である相
談件数で、障がい者総合支援センターにおいて H22 の実績見込みは目標値の 74%、千歳地域
生活支援センターにおいては目標値に対し 128%の達成率で、両センター合算では目標値の
96%となり、ほぼ達成した。また、障がい者総合支援センター及び障がい者地域自立支援協
議会と連携した相談支援体制を整備し、精神障がい者の地域生活支援の強化を図ったことを
総合的に判断し、B評価とした。
47
「基本方向を実現させるための施策」
■障害者関係団体および障害者の活動促進 障がい者支援課
*障がいのある人などの多様なニーズに応じ、各種サービスや地域の社会資源を結びつけるた
めの情報提供の拠点として、平成 15 年9月に障がい者総合支援センターを設置したほか、障
がい者等へ活動の場を提供している法人や主体的に地域生活支援と社会参加促進を担ってい
る各種障がい者団体に対して運営安定化のための支援を行った。
*障がい者関係団体や障がいのある人の活動促進については、
「ふれあい広場」
(社会福祉協議
会事業)を通じ、交流イベント(~H17)、講演会(H18)、障がい疑似体験、障害者週間啓発
事業、座談会・学習会等(H19~22)の実施、ふれあいデーチャリティパークゴルフ交流会(H
20~22)への協力などによって、障がい者と市民が、相互に人格と個性を尊重し支え合える
共生社会づくりに向けた啓発を行った。
*就労支援の推進を図るため、障がい者の職業技能の向上、資格取得等のための各種講習等受
講費用の助成制度を創設したほか、民間法人への委託により就労支援推進員を配置し、通所
施設利用者の一般就労の促進と企業に対する障がい者雇用促進の啓発活動を行った。
*点字図書室及び録音スタジオ運営において、視覚に障がいのある人に点字、録音図書の作成
配布等により適切な情報提供を行うとともに、手話通訳や要約筆記など聴覚に障がいのある
人へのコミュニケーション支援事業をボランティアの協力のもと実施した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
イベント等行事参加者数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
―
876
958
563
人
170.2
指標の説明
1:団体会員及びふれあい広場参加者数
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標「イベント等行事参加者数」については、平成 22 年度の実績見込みが目標値の 170%
で、達成した。
*ふれあい広場事業について、平成 17 年については、ふるさとポケット事業と合同開催であっ
たが、平成 18 年以降は、おまつり形式の事業から、福祉体験、講演会などの開催、ふれあい
デーチャリティパークゴルフ交流会との連動など日常的なノーマライゼーション普及啓発活
動に移行した。また、運営を支援している障がい者関係団体、地域活動支援センター(旧共
同作業所等)の会員数、実利用者数については、ほぼ横ばい傾向であるが、本市を会場とす
る全道規模の各種障がい者スポーツ大会等が、平成 18,21 年を除き開催され、多くの障がい
者と支援ボランティアの交流の場となったことから、A評価とした。
48
「基本方向」
②障害者のライフスタイルに沿った自立生活の確立
障害者福祉に関する施設や設備の充実に努めるとともに、障害者が自立した生活を送れるよ
う障害の種類や各ライフステージ別に対応できる支援システムの構築を図ります。
「基本方向を実現させるための施策」
■障害者福祉施設の整備・充実 障がい者支援課
*障がい者福祉施設の整備については、障がいのある人の社会参加や福祉的就労の場の拡充の
ため、民間法人の運営する通所施設整備、入所施設改修などに対する支援を行い、施設の整
備・充実を図ったほか、障がい者の社会参加や生活訓練、福祉的就労の場である地域活動支
援センター等を支援し、運営の円滑化を図った。
(入所施設1か所、通所授産施設1か所、通
所更正施設1か所、地域活動支援センター5か所の補助)
*グループホームについては、障害者自立支援法の施行に伴う制度改正にあわせ、事業を実施
する法人が主体的に入所者の地域移行の受け皿として新設したほか、既存生活訓練施設のグ
ループホーム移行などの整備が進められた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
市内施設利用(通所)者数
123
338
365
167
人
218.6
指標の説明
1:知的障害者通所更正施設、知的障害者通所授産施設、地域活動支援センターの利用者数
〈 施策の達成度:A 〉
*障害者自立支援法施行以前は、市内の障がい者の通所施設定員は充足しておらず、通所施設
整備に対する全面的な支援や共同作業所の運営補助などにより受け皿確保を進めてきたが、
平成 18 年の法施行を機に、新体系の通所施設の新設が相次ぎ、定員増に伴い利用者数が急増
し、
「市内施設利用(通所)者数」は、平成 22 年度の実績見込みが目標値の 219%で、達成し
たことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■障害者の生活の支援 障がい者支援課
*障がいのある人の生活支援については、障害者自立支援法施行などの制度改正にあわせて、
施設入所や社会的入院(精神障がい者)中心の援護・支援から、在宅で受ける障がい福祉サー
ビスや通所施設及びグループホームなど地域で生活するためのサービス基盤の充実・整備に
よる支援体制への転換を進めた。
*障害者自立支援給付事業については、介護給付、訓練等給付などの障害福祉サービス、補装
具費、自立支援医療費等の支給を行った。地域生活支援事業については、相談支援(障害者
総合支援センター運営事業)
、コミュニケーション支援、日常生活用具給付、地域活動支援セ
ンター運営及び移動支援事業、日中一時支援事業、訪問入浴サービス事業、更生訓練、自動
車運転免許取得・改造費助成事業等を行った。また、千歳市独自のサービスとして実施して
いる日常生活支援事業については、移送介助サービス事業、訪問給食サービス事業、施設入
浴サービス事業、除雪サービス事業、紙おむつ給付、施設面会旅費助成などを実施したほか、
障害者福祉サービス利用券助成事業、障害者自立支援教育訓練等助成事業、障害者緊急通報
システム整備事業を実施した。
*平成 18 年4月からサービスの公平性の観点から、障害程度区分認定のための認定調査及び認
定審査会を実施し、区分に基づく福祉サービスの支給決定を行った。
49
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
1ヶ月当たりの障がい者福
祉サービス等延べ利用者数
5,389
(H18)
6,120
6,496
6,496
人
100.0
指標の説明
1:1ヶ月当たりの各種障がい者福祉サービス等延べ利用者数(H18 より制度変更)
〈 施策の達成度:A 〉
*「1ヶ月当たりの障がい者福祉サービス等延べ利用者数」については目標値を達成した。ま
た、地域生活支援事業のうち、日常生活用具給付については、年によっての増減の変動があ
るが、おおむね横ばいの状況にある。
*障害者自立支援法施行により、障がい者の福祉サービス体系が再編され、日中活動のための
通所利用や在宅のホームヘルプ利用が増加したほか、地域生活支援事業のうち、移動支援、
日中一時支援などのサービスが一部拡充されたことにより、サービス利用者が総体で増加し、
自立支援が図られたことから、A評価とした。
50
「基本方向」
③障害者の保健、子ども発達支援体制の充実
障害者やその介護者に対して、健康の保持・増進に向けた支援を行います。また、個々の障
害者(児)の状況に対応した適切な療育システムの整備を進めます。さらに、子ども発達支援
事業における相談・指導体制の充実を図ります。
「基本方向を実現させるための施策」
■障害者の保健、療育体制の充実 こども療育課
*障がい者の療育体制については、平成 18 年度から「こども発達相談室兼指導室兼観察室」と
して施設の拡充を図り、子どもの発達検査などの機能を充実させたほか、相談、検査業務に
おいては騒音やプライバシー保護などの環境改善を図ってきた。発達障がい者支援法の制定
以降、発達障がいに対する理解が深まり、保護者や関係機関等からの発達相談、療育指導の
件数が増大してきたため、人員体制を整え対応を図った。
*乳幼児健診や育児相談とも連携しながら、子どもの成長に即した発達相談を実施し、円滑な
子育て環境を促せる状況となり、保護者との信頼関係も構築され、幼児期の子どもの様子や
課題などを就学以降の担当者につなげる役目が可能となった。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
こども発達相談室の人員
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
14
21
21
↑
人
―
指標の説明
1:各年4月1日現在のこども療育課のスタッフ数(一般職員・非常勤職員)
〈 施策の達成度:B 〉
*発達相談は、保護者の希望によるものばかりではないことから、指標をとることは難しいが、
相談実施状況の推移から推測し、増加傾向となっていることがニーズの高さの現れと考えら
れ、職員一人当たりが処理する相談実績を維持するため、職員数を増加したことから、B評
価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■子ども発達支援事業の拡充 こども療育課
*子ども発達支援事業は、一人ひとりの障がいや発達課題等の状況に応じて、専門職員による
グループ療育や個別による言語指導、理学療法士(PT)
・作業療法士(OT)指導などを実
施し、保護者への育児支援を行い、指導体制の確立を図った。また、心身の発達に心配や障
がいのある子どもとその保護者には、個別支援計画を作成し、子どもにとって必要な情報を
提供し、懇談を定期的に実施しながら具体的なニーズの把握に努めた。
*心身の発達に心配や障がいのある子どもとその保護者に対して、身近な地域で早期に適切な
療育サービスを受けられるよう、視察や講演会などの研修結果を全職員で共有し、専門知識
の向上と療育技術の習得を図った。
*重度の肢体不自由を持つ義務教育終了児者は、個々の身体機能の維持、向上を図り健康な在
宅生活が送れるよう、理学療法を実施し、通園するための交通費助成を行った。
51
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
指導体制に満足している保
護者の割合
83.1
(H20)
81.1
95.0
95.0
%
100.0
指標の説明
1:こども通園センターのアンケート結果で指導体制に満足していると回答した保護者の割合(H17 未計測)
〈 施策の達成度:B 〉
*こども発達支援事業は、専門職員によるグループ療育や個別による言語指導等、指導体制の
確立を図った。また、千歳市こども通園センターに通園する保護者は、個別に子どもの課題
と育児の支援を受けられ、専門スタッフが、子どもを取り巻く人々との環境調整のコーディ
ネートも行うことで、満足傾向となったことから、B評価とした。
52
(7) 児童・母子・父子福祉の充実
「基本方向」
①児童福祉の充実
子育てに対する相談・指導・情報提供体制等の充実や、保育所における保育サービスの拡充
を図ります。また、市立保育所の民営化による施設整備や各種の子育て資源と連携する拠点施
設の整備等を図り、市民協働による地域全体で子育てを支援する体制づくりを進めます。また、
児童館などの整備を進め、児童の健全育成事業の推進を図るとともに、児童虐待を含む要保護
児童等の早期発見や適切な保護を図るため、各関係機関との連携のもとで家庭児童相談体制の
充実に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■子育て支援の充実 子育て推進課、子育て総合支援センター
*子育て支援については、平成 17 年3月に子育て支援計画の前期計画を策定するとともに、市
の重点施策として、各種子育て支援策に取り組んできた。平成 22 年度からの後期計画におい
ても、引き続き、地域全体で子育てを応援するまちづくりを総合的に推進することとした。
また、子育て世帯の経済的負担の軽減を図るため、乳幼児紙おむつ用ごみ袋支給事業や地域
子育て応援事業を開始したほか、国の補助事業として子育て応援特別手当支給事業やいきい
き子育て商品券発行事業を実施した。
*ファミリー・サポート・センター事業については、子育ての援助を受けたい会員(依頼会員)
と子育ての援助を行いたい会員(提供会員)が組織を作り、地域の中でお互いに助け合いな
がら子育てを支援しているほか、千歳市緊急サポートネットワーク事業として病気の子ども
の預かり、急な残業や出張時の宿泊を伴う預かり等を行った。また、子育て短期支援事業で
は、平成 18 年度から一時的に児童の養育が困難になった家庭への支援を行った。
*平成 20 年度に子育て総合支援センターを開設し、子育て支援の拠点施設として位置づけると
ともに、各種支援事業、相談事業などを実施し、子育ての不安や負担の軽減を図った。また、
つどいの広場事業や子育てサロン事業では、多くの親子などの利用が見られ、親同士のつな
がりも広がってきた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
1
子育て支援事業の達成率
2
地域子育て支援センター利
用者数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
44
84
―
98
%
―
4,418
33,120
34,690
33,200
人
104.5
指標の説明
1:子育て支援計画(前期)の目標値をもつ施策の達成割合(H21 まで)
2:地域子育て支援センターの延べ利用者数(H20 に1か所増設)
〈 施策の達成度:B 〉
*市の重点施策として、各種子育て支援策に取り組み、成果指標「地域子育て支援センター利
用者数」については、目標値を達成することができた。また、子育て支援事業の達成率につ
いても、目標を達成したことから、B評価とした。
53
「基本方向を実現させるための施策」
■保育事業の充実 保育課
*保育サービスの充実については、
「子育て支援計画」や「市立保育所の整備及び民営化計画」
に基づき、認可保育所を中心に多様な保育サービスの充実に努め、千歳保育所の民営化や末
広保育所の新築移転等により、一時・特定保育、乳児保育、障がい児保育、延長保育の受入
体制の充実を図った。また、へき地保育事業や病児・病後児保育事業(千歳こどもデイケア
ルーム)の実施などの保育事業の拡充を図るとともに、平成 21 年度からは日曜日や祝日に保
育を必要とする家庭の子育てと就労の両立を支援するために休日保育事業を実施した。
*一層多様化する保育ニーズに対し、きめ細かく対応するため、認可外保育施設を含む他の保
育資源の活用として、乳児保育を実施する家庭内保育室や事業所内保育所及び夜間保育所へ
の支援、ファミリー・サポート・センター事業の実施など、保育事業の展開を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
認可保育所入所希望者受入
率
100
97.1
97.4
100
%
97.4
2
保育所定員
795
795
795
795
人
100.0
指標の説明
1:保育を必要とする市民が待機することなく認可保育所に入所できた割合
2:認可保育所が児童を受け入れることができる定員
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標は理想的な指標であり、その目標値をほぼ達成したことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■保育環境の整備 保育課
*保育所の施設整備については、
「市立保育所の整備及び民営化計画」に基づき、各施設の整備
を進めることとしており、千歳保育所の民営化、末広保育所の子育て総合支援センター内へ
の移転などの整備を行った。現在、真々地保育所の民営化に伴う業者も決定し平成 24 年4月
1日に開所する予定である。また、私立保育所の新設や増改築については、助成支援等を行
い、施策の充実を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
施設整備した認可保育所数
5
7
7
7
箇所
100.0
2
民間保育所設置数
5
6
6
6
施設
100.0
指標の説明
1:計画に基づき施設の整備を行った認可保育所の累計数
2:認可保育所のうち、民営による保育所の数
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標は理想的な指標であり、その目標値を達成したことから、A評価とした。
54
「基本方向を実現させるための施策」
■児童の健全育成事業の充実 保育課
*健全育成事業については、児童の健全な遊び場・交流の場として、児童館の整備を進めてき
ており、平成 22 年4月にほくよう児童館を開設したことにより、平成 13 年度以降の設置は
5か所となり、全8館となった。また、学童クラブについては、就労等により昼間保護者の
いない家庭の小学1年生から3年生までの児童を対象に、放課後の遊び及び生活の場を提供
しており、これまで児童館への併設、小学校の余裕教室、小学校専用施設、公共施設等の活
用を図りながら、平成 13 年度以降の設置は9か所となり、全 14 か所の設置となった。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
1
学童クラブ定員
2
児童館の利用者数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
330
410
460
↑
人
―
74,572
82,736
117,600
↑
人
―
指標の説明
1:昼間保護者のいない家庭の児童の育成活動を行う登録制学童クラブの定員数
2:児童の健全な遊び場を提供している児童館の延べ利用者数
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標は理想的な指標であり、
「学童クラブ定員」
、
「児童館の利用者数」とも毎年、増加傾
向にあることから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■家庭児童相談室の充実 子育て推進課
*家庭児童相談は、児童福祉法に基づく 18 歳までの児童を対象に、家庭児童相談員を配置し児
童虐待や児童の養育問題など、多種多様な問題に対し、児童相談所と連携し専門的な対応を
行った。児童虐待については、平成 17 年度に千歳市要保護児童地域ネットワーク協議会を設
置し、関係機関・団体と連携しながら要保護児童に幅広く対応した。
*平成 20 年度からは、臨床心理士(非常勤)を配置し、子育てに関するカウンセリングを毎月
1回程度実施した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
個別ケース検討会議開催数
24
45
48
40
件
120.0
指標の説明
1:千歳市要保護児童地域ネットワーク協議会構成団体等による個別ケース検討会議開催数
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標は、理想的な指標であり、その目標値を達成したことから、A評価とした。
55
「基本方向」
②母子・父子福祉の充実
母子・父子家庭の精神的・経済的基盤の確立を図るため、各種支援対策の推進に努め、相談・
指導体制の充実を図ります。
「基本方向を実現させるための施策」
■相談・指導体制の充実 子育て推進課
*母子家庭等の相談については、近年、母子・父子家庭を取り巻く諸状況が大きく変化してい
ることから、母子・父子家庭の抱える家庭紛争、就労、教育、資金の貸付などの様々な問題
に対して、母子自立支援員による自立に必要な情報提供、指導、職業能力の向上及び求職活
動に関する支援、さらには北海道が行っている母子・寡婦福祉資金貸付業務に関する受付業
務など、総合的・継続的な対応を行った。また、平成 22 年度には母子自立支援員を 1 名増員
し、相談体制の強化を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
ひとり親家庭の相談件数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
765
(H19)
834
1,054
880
件
119.8
指標の説明
1:ひとり親家庭に対し、母子自立支援員が相談・情報提供等を行った件数(H19 より計数方法変更)
〈 施策の達成度:A 〉
*「ひとり親家庭の相談件数」については、年々増加し目標値を達成したことから、A評価と
した。
「基本方向を実現させるための施策」
■自立援助体制の充実 子育て推進課
*母子家庭の自立支援については、母子家庭の母に対し、児童扶養手当、母子福祉資金の貸付
などの経済的支援を行うとともに、母子自立支援員による求職活動支援や自立支援給付金事
業として自立支援教育訓練給付、高等技能訓練促進費の支給により就業支援を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
母子家庭自立支援給付金支
給件数
6
(H18)
18
5
12
件
41.7
指標の説明
1:母子家庭自立支援給付金事業の件数(H18 開始)
〈 施策の達成度:B 〉
*代替指標「母子家庭自立支援給付金支給事業件数」は、目標値を達成できなかったが、これ
は、国が行っている訓練・生活支援給付制度を利用するよう母子に呼びかけ、当該事業の実
績が少なくなったものであったことから、B評価とした。
56
(8) 市民生活の安定
「基本方向」
①低所得者福祉の充実
健康で文化的な生活への自立を支援するため、生活保護制度の充実に努めます。また、個々
の実情に応じた生活相談活動や適切な支援活動を推進するなど、福祉ニーズに沿った自立援助
を進めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■生活保護制度の充実と適正な運用 福祉課
*生活保護制度については、核家族化・高齢化の進行により、家族の所得の分散、高齢者世帯
(特に、独居世帯)の増加、扶養義務関係の希薄化が進み、精神疾患、失業等により要保護
世帯が激増するなか、生活保護法に基づき、困窮する市民の困窮程度に応じた必要な保護を
行い、健康で文化的な生活を維持できる最低限度の生活を保障するとともに、被保護者の自
立を促す取組を行った。また、個別の福祉ニーズに沿った生活相談にも応じ、問題解決を図
るための助言等を行った。
*民生委員児童委員に対しては、毎年「生活保護の手引き」を配付するとともに、生活保護制
度に関する勉強会への講師派遣を行い、知識の向上を図った。また、民生委員児童委員や医
療機関から生活困窮に関する市民の情報を得るなど生活保護制度の適正な運用を図った。さ
らに、ケースワーカーの資質向上を図るため、係内会議の開催及び各種研修会に参加したほ
か、ケースワーカー等の不足数に応じて増員し、運営体制の充実を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
生活保護率
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
7.4
10.7
12.5
→
‰
―
指標の説明
1:市内世帯数に対する生活保護世帯数の割合
〈 施策の達成度:A 〉
*生活相談者及び要保護世帯が激増するなか、生活困窮等で新たに生活保護が必要な世帯につ
いては、保護要件を適正に審査し、困窮程度に応じた必要な保護を行った。また、民生委員
児童委員や医療機関との連携を深め、困窮者の情報を得た。ケースワーカーについては、各
種研修会への積極的な参加のもと資質の向上を図ったことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■低所得者の自立援助の促進 福祉課
*低所得者の自立援助については、現下の厳しい雇用経済情勢、独居高齢者世帯の増加、扶養
義務関係の希薄化等により社会的支援を必要とする者は急増しているが、生活の安定を求め
る市民からの相談を受け、各種制度や他法他施策の活用を助言した。また、千歳市社会福祉
協議会では生活応急資金貸付事業を行うとともに、応急対応として非常食の配給を制度化し
実施した。
57
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
助言により自立できた人の
割合
38
41
60
41
%
146.3
2
生活困窮相談件数
427
447
654
450
件
145.3
指標の説明
1:生活保護相談者のうち助言により自立した生活の営みが実現した者の割合
2:生活困窮相談の件数
〈 施策の達成度:A 〉
*生活相談者が年々増加するなか、生活相談を受ける際には生活保護制度をはじめ、その他の
各種制度の活用を助言し、きめ細やかな対応を行った。また、生活応急資金貸付事業及び非
常食配給が必要な生活相談者については、千歳市社会福祉協議会と連携を図り、当該貸付事
業等の活用を行うなど、助言により自立できた人の割合が増加したことから、A評価とした。
58
「基本方向」
②アイヌの人たちの福祉の向上
アイヌの人たちに対する市民理解の促進を図るとともに、アイヌの人たちの豊かで快適な生
活が確保されるよう生活の安定や環境整備に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■生活の安定と自立の支援 福祉課
*アイヌの人たちの援護については、社会的地位の向上を図るため、北海道アイヌ協会千歳支
部の運営支援を行っているほか、アイヌの人々の住環境の整備改善を図るため、住宅改良資
金貸付事業や就学資金等の申請業務を行った。また、蘭越生活館の運営では、伝統文化の継
承や生活相談員による相談・指導により、アイヌの人々の福祉の向上を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
1
蘭越生活館の利用人数
2
アイヌの人たちの高等学校
進学奨励費事業の取次件数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
2,301
2,443
2,500
2,600
人
96.2
19
(H20)
25
31
→
件
―
指標の説明
1:蘭越生活館における講習等による利用者数
2:高等学校進学奨励費事業として北海道に取り次いだ件数
〈 施策の達成度:B 〉
* アイヌの人たちの援護については、国や道の助成や支援策によるところが大きく、市はその
補完的な役割として調整や相談に対応したほか、蘭越生活館を運営することで、活動拠点の
場を提供しており、
「蘭越生活館の利用人数」も増加傾向にあることから、B評価とした。
59
「基本方向」
③国民年金制度の充実
年金制度の普及や理解を促進するとともに、国民年金制度の充実を要望していきます。
「基本方向を実現させるための施策」
■国民年金制度の充実 市民課
*国民年金制度については、窓口における各種年金相談や手続きの受付のほか、年金制度周知
用リーフレットの配布、広報ちとせなどによる制度の普及・啓発に努めるとともに、日本年
金機構との協力・連携により制度の普及を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
年金相談件数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
21,013
13,174
14,000
↑
件
―
指標の説明
1:年金に関する窓口及び電話による相談件数
〈 施策の達成度:B 〉
*代替指標「年金相談件数」は、平成 17 年と比較して約 2/3 程度に減少したが、平成 19 年に
「年金記録問題」が発覚し、その対策として、第三者委員会の設置、年金特別便や年金定期
便による個人宛の通知などにより、年金の受給権などについて市への相談の必要性が薄れて
きていると考えられる。また、保険料減免等の手続きの簡略化などが進められ、ターンアラ
ウンド方式によるハガキでの手続きが可能となっており、窓口に来る必要がなくなったこと
などが、相談件数の減少につながったと考えられる。
*年金制度については、
「年金記録問題」を契機として、年金事務所と連携しながら広報紙等で
のPR活動を強化しており、相対的に年金制度への関心や理解が深まったと判断し、B評価
とした。
60
「基本方向」
④国民健康保険制度の充実
各種検診や健康管理事業の推進などにより医療費の適正化を進め、国民健康保険事業の健全
な運営をめざします。
「基本方向を実現させるための施策」
■国民健康保険制度の充実 国民健康保険課、高齢医療課、健康指導課
*国民健康保険事業の健全化については、レセプト点検、健康イベントの実施、医療費通知の
実施、重複・頻回の個別訪問指導、検診費用の助成、特定健診・保健指導の実施により、健
康管理意識の向上、疾病の早期発見・早期治療等、医療費の適正化に向けた取組を進めると
ともに、保険料の適正化・収納率向上等を図った。また、医療制度改正により、平成 20 年度
から新たな医療費適正化の取組として、特定健診・特定保健指導が医療保険者に義務付けられ
たことから、組織体制の見直しなどを行い、対応した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
2
成 果 指 標 名
医療費給付分の現年度収納
率
国民健康保険一人当たり医
療費
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
90.3
89.85
90.61
91.46
%
99.1
247,583
258,967
268,122
258,967
円
96.6
指標の説明
1:現年度分の保険料調定額に対する収納額の割合
2:国民健康保険被保険者一人当たりの診療費(入院・入院外・歯科)
〈 施策の達成度:B 〉
*国民健康保険料の「医療費給付分の現年度収納率」は、徴収体制の見直し、きめ細かな納付
相談や督励及び滞納整理等により、当市が毎年目標とする収納率 90%を上回ることができた。
また、国民健康保険は高齢者や中高年者が多く加入していることから、
「国民健康保険一人当
たり医療費」については、毎年増加する傾向にあり、目標値を達成できなかった。しかし、
平成 20 年度からは、特定健診・特定保健指導の実施による被保険者の健康管理意識の向上、
疾病の早期発見・早期治療等が図られたと総合的に判断し、B評価とした。
61
「基本方向」
⑤消費生活の充実
消費生活に関する正しい知識の普及や消費者団体の育成・支援を進めながら、消費者教育の
一層の推進を図ります。また、商品の安全に関する情報提供の充実や消費者の保護対策を強化
します。
「基本方向を実現させるための施策」
■消費者教育の拡充 市民生活課
*消費者教育については、毎年、消費者協会と連携して市民を対象とした講演会やパネル展及
び消費者まつり等を実施し、消費生活に関する知識の普及・啓発活動を行うとともに、悪質
商法による被害の未然防止の取組を行った。また、レジ袋・割り箸使用の削減、使用済み油
の回収などの活動を通じて、省資源や省エネルギーの促進に向けた取組を行った。
*消費者団体の活動支援やリーダーの育成については、消費者協会が中心となり、団体の活動
や主催する講演会に講師派遣などの支援を行い、消費生活相談員との意見交換や国民生活セ
ンター等の研修会に積極的に参加し、リーダーの育成を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1,000
2,200
3,200
2,500
人
128.0
消費者まつりの参加者数
指標の説明
1:ちとせ消費者まつりにおける参加者数
〈 施策の達成度:A 〉
*「消費者まつりの参加者数」は年々増加し、消費に関する知識の普及・啓発が進められた。
また、消費者協会が中心となり、消費者団体の活動を支援したことなどから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■消費者保護の充実 市民生活課
*消費者保護については、相談機能強化のため消費生活に係る相談員を平成 19 年度から2名体
制とするとともに、相談時間を延長するなど相談体制の充実を図った。また、国民生活セン
ターからの情報を素早く入手し、複雑化する相談業務に活かすことができるよう「全国消費
生活情報ネットワーク・システム(PIO-NET)」を平成 19 年度に導入した。
*消費生活モニター制度については、消費者の利益を適正に保護するため、消費生活に係る問
題解決、価格安定のために価格調査などを行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
消費生活相談件数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
714
507
475
400
件
84.2
指標の説明
1:消費生活相談員による相談件数
〈 施策の達成度:B 〉
*消費に関わる相談に対応するため、消費生活相談員を増員し、相談体制の充実を図ったほか、
消費者モニター制度を活用し価格安定のための取組を行った。また、
「消費生活相談件数」は、
啓発等の効果により毎年減少しているが、目標値まで達成しなかったことから、B評価とし
た。
62
「基本方向」
⑥市民相談の充実
相談者のプライバシーを保護するなどさまざまな相談業務を一元的に管理し、相談しやすい
体制づくりを進めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■市民相談の充実・強化 市民生活課
*市民相談については、隣人とのトラブルや夫婦間のトラブルなど市民生活上の様々な悩みや
問題を解決するため、市民生活課に市民相談員を配置するとともに、弁護士による法律相談
業務や人権・行政相談委員なども市民からの相談を受けた。平成 19 年度からは担当課内に相
談スペースを設け、相談者のプライバシー保護に配慮したほか、消費生活相談員や女性生活
相談員が1か所に集まり、相談の連携を図るようにするなど相談者の利便性を高めた。
*平成 20 年度に千歳市ガイドマップの掲載内容等の更新を行い、主に転入世帯等を対象に市役
所内総合案内所や市民課窓口等で配布し、市民相談の周知を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
1
市民相談弁護士対応件数
2
市民相談件数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
173
175
200
200
件
100.0
1,320
1,588
1,600
→
件
―
指標の説明
1:市民相談のうち弁護士による相談件数
2:市民相談員・弁護士による相談件数
〈 施策の達成度:A 〉
*毎年、市民相談は多様化しており、相談件数は増加した。そのため、市民生活課内に各相談
員を配置し情報の共有化と連携を図った。また、課内に相談スペースを設け、相談者のプラ
イバシー保護をより強化したことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■各種相談業務の連携・強化 市民生活課
*各種相談業務の連携については、関係部署及び取扱内容も多岐に渡るため、広報広聴課、市
民生活課、子育て推進課が持ち回りで事務局を担当する各種相談員連絡協議会で、定期的に
意見交換や研修会を実施し、相談しやすい体制を整えた。また、市民相談、弁護士相談、消
費生活相談との連携を図ったほか、男女共同参画推進課の女性相談とも連携した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
相談員の協議会加入率
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
100
100
100
↑
%
―
指標の説明
1:各種相談員連絡協議会に加入している相談員の割合
〈 施策の達成度:A 〉
*すべての相談員は各種相談員連絡協議会に加入しており、連絡協議会において意見交換等を
行うことにより相談業務の連携を図り、情報共有し、相談しやすい体制を整えたことから、
A評価とした。
63
1-2
信頼と
信頼と温もりのあるコミュニティ
もりのあるコミュニティ都市
コミュニティ都市
(1) 心のふれあうコミュニティづくり
「基本方向」
①活力あるコミュニティ組織づくり
地域住民の自主的な参加と連帯により、人と人とのふれあいや心の通いあう人間関係を育て
ながら活力あるコミュニティの組織づくりに努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■コミュニティ意識の高揚 市民生活課
*コミュニティ活動等については、市民にコミュニティ活動の重要性を知ってもらうため、広
報ちとせにおいて活動状況の報告を定期的に行ったほか、町内会に補助金を交付し地域活動
への支援を行った。近年、各町内会においては、加入率が低下しており、市が直接市民に加
入を働きかけることはできないが、自主的に入会してもらえるよう、コミュニティ活動の重
要性等の周知に努め、多くの市民に参画を促した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
町内会加入世帯数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
30,371
29,391
32,375
↑
世帯
―
指標の説明
1:町内会・自治会などへの加入世帯数
〈 施策の達成度:B 〉
*代替指標「町内会加入世帯数」については、各町内会において加入率が低下しているが、町
内会への支援や広報ちとせでの活動状況のPR等を行い、コミュニティ活動の重要性等の周
知を行っており、コミュニティ意識の高揚に一定の効果をもたらしたことから、B評価とし
た。
「基本方向を実現させるための施策」
■コミュニティリーダーの育成 市民生活課
*コミュニティリーダーの育成については、千歳市町内会連合会と行政が連携し、市民のニー
ズを共有することでコミュニティ組織の充実を図るとともに、千歳市町内会連合会や千歳市
コミュニティ協議会連合会が中心となり、これら団体の活動や主催する研修会及び講演会に、
講師派遣などの支援を行うことでリーダーの育成を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
コミュニティ組織数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
158
159
159
↑
団体
―
指標の説明
1:千歳市町内会連合会及びコミュニティ協議会連合会に加入している団体の数
〈 施策の達成度:A 〉
*「コミュニティ組織数」は目標を達成することができた。また、リーダーの育成を行う町内
会連合会やコミュニティ協議会連合会の活動を支援したことから、A評価とした。
64
「基本方向を実現させるための施策」
■コミュニティ組織の編成と運営 市民生活課
*コミュニティ組織の運営等については、町内会など既存の地域組織が従来から住んでいる住
民と新しく転入してきた住民、また若年層から高年層までの交流を促すための活動を行って
おり、市は、この町内会活動やコミュニティ活動を支援するため、町内会への補助、コミュ
ニティセンター施設の修繕や改修、
機器の更新等を計画的に行った。
また平成 21 年度からは、
町内会活動に必要な備品整備への補助を開始するとともに町内会館整備件数の拡大を図った。
また、町内会長の推薦により、地域に密着した民生委員を選出し、より住みやすいコミュニ
ティ組織の再編に努めた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
町内会数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
147
148
148
↑
団体
―
指標の説明
1:千歳市町内会連合会に加入する町内会・自治会などの数
〈 施策の達成度:A 〉
*「町内会数」は目標を達成することができた。また、町内会では地域の交流を促す活動を行
っており、市は施設改修や活動費を支援し、平成 21 年度からは新たに町内会への備品整備に
対する補助も実施したことなどから、A評価とした。
65
「基本方向」
②コミュニティ活動の促進
地域住民の連携や自主的な活動を促しながら、地域の特性を生かした多面的なコミュニティ
活動を推進します。
「基本方向を実現させるための施策」
■地域の特色を生かしたコミュニティ活動の促進 市民生活課
*地域の特色を生かしたコミュニティ活動の促進については、町内会が主体となり、まつりな
どの地域行事やスポーツ、レクリエーション、文化活動や地域活動などの交流機会を通して
地域における関心や理解を促した。また、コミュニティ協議会においても文化団体、スポー
ツ団体などの認定制度を通じて、コミュニティセンターにおける活動の促進を図っており、
これらの制度を通じてコミュニティ活動が推進された。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
認定団体数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
274
235
230
↑
団体
―
指標の説明
1:各コミュニティ協議会において認定されている団体の合計数
〈 施策の達成度:A 〉
*コミュニティ協議会の「認定団体数」は減少傾向にあるが、認定制度を通じてコミュニティ
センターにおける活動が促進され、関心や理解が高まったことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■コミュニティ計画の策定 市民生活課
*コミュニティ計画については、地域活動推進のため、千歳市町内会連合会や千歳市コミュニ
ティ協議会連合会、各コミュニティ協議会、各町内会で独自に活動方針や活動計画の作成を
行った。
*市は、千歳市町内会連合会や千歳市コミュニティ協議会連合会と定期的に意見交換を実施し
たほか、市の進める計画や方針等に対する住民説明会や地域からの要望に対する説明会を行
った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
意見交換、説明会開催数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
2
10
↑
回
―
指標の説明
1:千歳市町内会連合会、コミュニティ連絡協議会との意見交換、説明会を実施した回数
〈 施策の達成度:B 〉
*「意見交換、説明会開催数」は、目標を達成することができた。また、町内会連合会などの
各団体において独自に活動方針や活動計画が策定されたことから、B評価とした。
66
「基本方向を実現させるための施策」
■地域情報の提供・交換 市民生活課
*地域情報の提供等については、コミュニティセンターの掲示板の活用、町内会の回覧等によ
り、情報の提供・交換を行い、コミュニティ活動の活性化を図ったほか、地域活動やコミュ
ニティ活動について、市民に周知するため、広報ちとせで定期的に紹介した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
回覧板閲覧世帯数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
30,371
29,391
32,375
↑
世帯
―
指標の説明
1:各年度ごとの回覧版閲覧世帯数
〈 施策の達成度:A 〉
*「回覧板閲覧世帯数」は目標を達成することができた。また、コミュニティセンターの掲示
板や広報ちとせを活用し、情報の提供・交換を行ったことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■コミュニティレクリエーションの促進 市民生活課
*地域でのレクリエーションについては、各コミュニティ協議会や各町内会などが中心となっ
て、年間のイベント等を計画し実施したほか、コミュニティ協議会においては、コミュニテ
ィセンターごとに文化祭を開催するなど地域の交流や連帯感の高揚を図った。また、市では
イベント等の開催を支援するため、各コミセンに持出し用の音響設備やプロジェクターを整
備し、交流・活動の拡充を促進した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
1
支援対象世帯数
2
コミュニティ連絡協議会加
入団体数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
30,371
29,391
32,375
↑
世帯
―
10
10
10
↑
団体
―
指標の説明
1:町内会・自治会などへの加入世帯数
2:コミュニティ連絡協議会に加入している団体数
〈 施策の達成度:A 〉
*町内会やコミュニティ協議会においてイベントや文化祭等を計画・実施したほか、市は音響・
映像機器の整備を行い、活動を支援したことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■市民憲章の啓蒙 市民生活課
*市民憲章については、まちの憲法といわれる市民憲章を市民へ普及するとともに、その実践
を促すため、市民憲章推進協議会の活動を支援した。市民憲章推進協議会では、町内会活動
での市民憲章斉唱や次代を担う子どもたちを対象とした作文コンクール、新入学児童へのク
リアフォルダー配布事業等を毎年行った。また、公園など市民が多く集まる場所に市民憲章
板を設置し、市民憲章の啓発、周知に努めた。
*昭和 54 年7月の千歳市民憲章の制定から平成 21 年度で 30 周年を迎えたことから、推進協議
会が開催した記念行事を支援するとともに、新たに青葉公園、北信濃コミュニティセンター、
67
市役所西口に市民憲章板を設置した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
市民憲章推進協議会加入団
体数
54
54
55
55
団体
100.0
指標の説明
1:市民憲章推進協議会に加入している団体数
〈 施策の達成度:A 〉
*「市民憲章推進協議会加入団体数」は目標を達成することができた。また、協議会では作文
コンクールなど行い、市民憲章の普及・啓発を推進しているほか、平成 21 年には市民憲章制
定 30 周年を記念し、記念行事の開催や市民憲章板の設置を行ったことから、A評価とした。
68
「基本方向」
③コミュニティ施設の整備・充実
利用者のニーズや地域の特性をふまえながら、コミュニティ施設の計画的な整備や機能の充
実に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■コミュニティセンターの整備・充実 市民生活課
*コミュニティセンターについては、共同利用施設、町内会館、地域会館等とともに、地域で
の様々な活動の拠点となっている。また、施設の使用については、公平性等の観点から、平
成 18 年6月から有料化した。
*コミュニティセンターの整備については、旧末広保育所跡地を利用して、花園地区のコミュ
ニティセンター建設に向けて準備を進めており、平成 23 年度の開設を目指している。施設の
整備や改修に当たっては、住民説明会の開催など地域のニーズを踏まえながら実施した。
*コミュニティセンター機能の充実については、耐震の補強やバリアフリー化を進めており、
自動ドアや多目的トイレの設置等の改修工事を実施した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
コミュニティセンター(11
施設)利用者数
352,715
326,522
310,000
310,000
人
100.0
2
共同利用施設利用者数
34,059
15,654
18,000
↑
人
―
指標の説明
1:コミュニティセンターの延べ利用者数
2:共同利用施設の延べ利用者数(東雲会館、末広会館、支笏湖市民センター)
〈 施策の達成度:B 〉
*「コミュニティセンター利用者数」及び「共同利用施設利用者数」は、その目標値を達成し
たが、長期的には利用者が減少傾向となったことから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■町内会館などの整備 市民生活課
*各町内会館の整備については、施設の老朽化や危険性等を踏まえ、新築・改修などの整備支
援を順次行った。平成 21 年度からは再編交付金を活用し、従前の制度1件とあわせ年間件数
を3件程度整備し、待機町内会の解消や会館の改築を推進した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
町内会館整備件数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
3
4
4
件
100.0
指標の説明
1:各年度ごとの町内会館整備件数
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標は理想的な指標であり、その目標値を達成したことから、A評価とした。
69
(2) 地域ボランティアの推進
「基本方向」
①地域ボランティアの確立
市民の一人ひとりが地域づくりの担い手であるという自覚と責任を促し、ボランティア活動
への自主的な参加を促進します。また、ボランティア活動の拠点であるボランティアセンター
の充実に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■地域ボランティアの啓発と育成 福祉課
*ボランティアの啓発と育成については、千歳市地域福祉フォーラムを開催するとともに、千
歳市社会福祉協議会では部門別ボランティアスクールや市民ボランティア入門講座を開催し
た。また、ボランティアを支援するアドバイザーや福祉コミュニティリーダーの養成研修を
実施した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
ボランティア(福祉)登録
者数
472
427
467
↑
人
―
指標の説明
1:千歳市社会福祉協議会のボランティア(福祉)登録者数
〈 施策の達成度:A 〉
*東日本大震災では現地の学生から高齢者等の多くの市民がボランティアに参加しており、当
市においても、ボランティアへの参加意識は多くの市民が持っていると考えられる。こうし
た市民を一人でも多く地域活動に結びつけるため、社会福祉協議会と連携を図り、講座の充
実や能力を活用する場を提供し、参加意識の醸成を図っており、毎年、市民ボランティア団
体数の増減はあるものの、大部分の団体ではその活動は継続して行われており、着実に活動
実績を積んだことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■ボランティアセンター機能の充実 福祉課
*ボランティアセンターについては、千歳市社会福祉協議会が運営を行っており、センターの
土曜日開放、ボランティア活動の相談、活動情報の提供、活動に必要な資機材の貸出などを
行ったほか、ボランティアコーディネーターの専門性を向上するための研修や市民を対象と
したボランティア入門講座等を開催した。また、ボランティア活動の自主的な参加を促すた
め、センターでは活動情報掲示板、情報誌(毎月発刊)
、ホームページにより、ボランティア
活動の情報提供を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
ボランティア活動の実践事
業数
35
35
25
↑
事業
―
指標の説明
1:地域福祉実践計画にある事業のうち、ボランティアに関する事業数
70
〈 施策の達成度:A 〉
*平成 17 年度の社会福祉協議会事務所移転に伴い、ボランティアの活動専用事務室やボランテ
ィアフロア等を整備し、誰もが利用できる活動拠点の場を確保したほか、ボランティア活動
事業として、情報提供やリーダーとなる人材の育成、及びボランティア活動に参画できる環
境づくりに取り組んだ。また、平成 22 年度は地域福祉実践計画の策定に当たり、効果的・効
率的なボランティア事業の推進に向けた見直しを行ったことから、A評価とした。
71
「基本方向」
②地域ボランティア活動の促進
ボランティアに関する各種団体やグループなどへの支援を進め、ボランティア活動の活性化
を促します。
「基本方向を実現させるための施策」
■ボランティア活動の促進 福祉課
*ボランティア活動については、千歳市社会福祉協議会において登録団体への情報提供及び交
流機会の提供を行ったほか、民間団体である「ちとせタウンネット」でも同様の事業を実施
し、ボランティア活動の促進・拡大、さらにはネットワークの強化を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
ボランティア団体数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
147
197
208
↑
団体
―
指標の説明
1:千歳市社会福祉協議会に登録しているボランティア団体数
〈 施策の達成度:A 〉
*社会福祉協議会の地域福祉実践計画では、ボランティアのまちづくりを目指し、具体的な実
践項目を明確にし、
「市民ボランティア入門講座」等、ボランティアに関する各種事業を計画
的に展開しており、市民が主体的にボランティア活動へ参画できる土壌づくりは着実に推進
された。また、「ちとせタウンネット」による交流会の毎年実施などネットワーク機能の強化
も進んだことから、A評価とした。
72
第2章 安全で
安全で人と地球にやさしい
地球にやさしい都市
にやさしい都市づくり
都市づくり
○達成度一覧
2-1 人と地球にやさしい
地球にやさしい環境都市
にやさしい環境都市
大項目
中項目
環境にやさしいエネルギー活用の推進
環境課
環境学習の推進
環境課
環境情報システムの充実
環境課
環境基本計画の施策の推進
環境課
自然環境の適正な保全
環境課
生態系の変化の把握
環境課
自然環境保全思想の普及・啓発
環境課
自然とのふれあいの場や機会の提供
環境課
水環境の保全
環境課
公害の監視・測定体制の強化
環境課
公害防止の強化
環境課
公害発生源対策の充実
環境課
ごみの発生抑制
廃棄物対策課
ごみの発生抑制に向けた普及・啓発
廃棄物対策課
合理的・効果的な資源リサイクルの推進
廃棄物対策課
再使用・再生利用品の利用促進
廃棄物対策課
清掃思想の普及・啓発
廃棄物対策課
地域に根ざしたごみ排出環境の整備
廃棄物対策課
合理的・効率的なごみ収集の推進
廃棄物対策課、廃棄物管理課
ごみ処理施設の整備
廃棄物管理課
安全で効率的な施設運営の推進
廃棄物管理課、廃棄物対策課
効率的な維持管理の推進
廃棄物対策課、廃棄物管理課
都市緑地の保全
都市整備課
自然とのふれあいの場づくり
都市整備課
緑の環境整備
都市整備課
水辺の環境整備
都市整備課
緑豊かな都市公園・緑地の整備
都市整備課
交流を育む憩いの場の整備
都市整備課
環境美化活動の推進
河川清掃や空き地の雑草除去の推進
市民生活課、廃棄物対策課
愛がん動物飼育の適正化
愛がん動物飼育の指導などの強化
市民生活課
末広第 1・第2霊園の整備
市民生活課
千歳霊園の建設の推進
市民生活課
共同墓地の整備
市民生活課
環境保全施策の総合的な推進
人と自然が共生する環境の創出
公害発生の監視
公害防止対策の充実
総合的な公害防止対策の推進
ごみの減量化の推進
リサイクルの推進
ごみ収集の充実
ごみ処理体制の充実
し尿の収集体制の充実
水と緑に囲まれた都市環境の保
全と整備
公園・緑地の保全と整備
公園、憩いの場の整備
生活環境衛生の向上
霊園などの整備
担当課
環境課
環境共生型社会の創造
廃棄物の減量化と収集処
理の充実
小項目
地球温暖化防止対策の推進
地球環境保全施策の推進
自然環境の保全
~34 施策
霊園などの整備
73
施策の
達成度
A
A
B
A
A
B
B
B
A
A
A
A
A
A
A
B
A
A
A
A
B
A
A
B
A
B
A
B
A
B
A
A
A
B
2-2 安全で
安全で安心して
安心して暮
して暮らせる快適都市
らせる快適都市
大項目
防災対策の充実
自然災害防止対策の推進
中項目
防災対策の充実
治山治水事業の推進
交通安全対策の充実
交通安全の推進
交通安全環境の整備
防犯対策の充実
~53 施策
防犯対策の充実
消防基盤の高度化
消防・救急体制の強化
消防組織の充実強化
火災予防の推進
水源の開発と保全
小項目
危機管理課
自主防災組織の充実
危機管理課
災害時要援護者対策の推進
福祉課、危機管理課
A
A
A
河川の整備と保全
建)主幹(治水対策担当)、道
路管理課
A
内水排水対策の推進
建)主幹(治水対策担当)
土砂流出防止対策の推進
建)主幹(治水対策担当)
生涯にわたる交通安全教育の推進
市民生活課
交通安全に対する広報の充実
市民生活課
交通安全運動の推進
市民生活課
市民交通傷害保険事業の推進
市民課
自転車等駐車場の適正な維持・管理
道路管理課
交通安全施設の整備
市民生活課
暴力追放、防犯体制の充実、強化
市民生活課、青少年課
防犯意識の高揚
市民生活課、青少年課
防犯施設の整備
市民生活課、道路管理課
消防施設の充実
消)総務課
消防装備の充実強化
消)警防課
消防防災通信体制の高度化
消)警防課
消防水利施設の充実
消)警防課
常備消防組織の充実
消)総務課
消防団組織の活性化
消)総務課
救急高度化の推進
消)警防課
救助体制の充実
消)警防課
自主防火組織の充実
消)予防課
予防啓発の推進
消)予防課
水源開発の促進
水)工事課
A
B
B
A
B
C
B
B
A
A
B
A
B
A
A
A
B
A
A
B
A
B
水源の保全
水)施設維持課、環境課、農
村整備課
A
節水の促進
水)総務課
浄水施設の整備・拡充
水)工事課
A
A
震災時における給水の確保
水)工事課、水)主幹(事業計
画担当)
水)主幹(事業計画担当)、水)
工事課、水)総務課
直結給水の推進
水)管路維持課
水道事業の健全経営の推進
水)総務課
公共下水道の施設整備の推進
水)工事課
公共下水道の管理体制の充実
水)施設維持課
地域下水道の整備
水)管路維持課
C経路対策の推進
道路建設課、都市整備課
航空機騒音対策の推進
空港・基地課
演習場周辺対策の推進
空港・基地課、都市整備課
電波障害対策の推進
電気設備課
民生安定対策の推進
空港・基地課、都市整備課
配水管の整備
水道施設の整備
公共下水道事業の推進
下水道の整備
地域下水道事業の推進
基地障害防止対策の推進
基地障害防止対策の推進
施策の
達成度
総合的な防災対策の推進
水道給水の充実
水道事業の健全経営の推進
担当課
74
B
D
A
A
A
A
A
A
B
A
A
B
住宅・宅地対策の充実
住宅環境の整備
公営住宅の整備
快適、安全な冬環境の創
出
冬を克服する生活基盤の整備
エネルギー供給の安定確
保
エネルギー供給の安定確保
住環境の優れた住宅・宅地の供給
建築課
北国の風土にあった寒冷地型住宅の促進
建築課
高齢化社会に対応する住まいづくり
建築課
耐震、耐久性に対する家づくりの促進
建築課
住宅相談の充実と建築情報の提供
建築課
良質な住環境の整備
市営住宅課
安全で快適な住環境の整備
市営住宅課
A
A
A
A
A
A
A
生き生きとした長寿社会を見据えた住環境の整
備
市営住宅課
A
冬季間の交通の確保
道路管理課
融雪施設の設置の促進
道路管理課
主要エネルギー供給の安定確保
企業振興課
新エネルギー導入・普及の促進
企画課
A
A
A
B
75
2-1
人と地球にやさしい
地球にやさしい環境都市
にやさしい環境都市
(1) 環境共生型社会の創造
「基本方向」
①地球環境保全施策の推進
地球環境問題に対する市民の意識啓発を進めながら、環境の保全や省エネルギーの視点に立
った日常生活の見直しを促進します。また、関係機関との連携を深めながら、新たなエネルギ
ーの活用や地域温暖化防止対策の推進に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■地球温暖化防止対策の推進 環境課
*地球温暖化防止対策については、
「千歳市地球温暖化防止実行計画」を策定し、市の事務事業
に伴う温室効果ガスの排出削減に努めた。また、市が率先して温暖化防止に努めていること
の周知及び地球温暖化防止キャンペーン「チャレンジ 25 キャンペーン」の普及啓発に努め、
市民一人ひとりの加入登録と環境保全の実践を呼びかけた。
*リサイクル製品や環境への負荷の少ない製品の利用促進については、環境フェアの中で企
業・団体の協力によるペットボトル・空き缶を利用したリサイクル製品や環境配慮製品の展
示を行うなど周知を図った。
*ISO14001 に基づく環境マネジメントシステムの取組については、平成 14 年に本庁舎等8施設
を対象に国際規格である ISO14001 の認証を取得し、環境マネジメントシステムに取り組むと
ともに、平成 18 年2月には、ISO14001 の認証登録から「自己適合宣言」方式に移行した。ま
た、中小の事業所を対象とした、千歳版環境マネジメントシステム「ECOちとせ」認定事
業を平成 19 年度から開始し、地域の環境保全の推進を図った。
*国が実施している地球温暖化防止キャンペーン「チーム・マイナス6%」に市自らが登録し、
全庁的な取組を開始した。平成 22 年3月に国は「チーム・マイナス6%」から「チャレンジ
25 キャンペーン」に移行したことから、新たな取組として広報ちとせやホームページに掲載
するとともに環境フェアや出前講座等を通じて、市民や事業者へ普及啓発を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
環境マネジメントシステム
の目標達成率
98.6
95.7
100
100
%
100.0
2
環境イベント等参加者数
300
(H20)
2,200
3,200
↑
人
―
指標の説明
1:環境マネジメントシステムの評価項目のうち目標達成を図れた項目の割合
2:環境月間・環境フェア等の環境イベント参加者数(H20 開始)
〈 施策の達成度:A 〉
*チャレンジ 25 キャンペーン加入登録者については、平成 22 年度中に 1,200 名を超える加入
登録があった。また、環境フェアの参加者も 3,200 名にのぼり、リサイクル製品の使用促進
など啓発事業としての目的を達成した。ISO14001 に基づく環境マネジメントシステムの運用
により、職員の環境配慮意識を向上させ、庁内の省エネルギー・省資源などの取組が進み、
環境施策の推進に大きく貢献した。また、ECOちとせ認定事業は、平成 23 年3月末現在で
認定事業所数が 64 件となるなど、地域における環境保全活動の取組を促進させたことなどか
ら、A評価とした。
76
「基本方向を実現させるための施策」
■環境にやさしいエネルギー活用の推進 環境課
*環境にやさしいエネルギー活用については、平成 16 年度に「新エネルギー講演会」を開催し、
環境にやさしいエネルギーの活用について普及啓発を行ったほか、新エネルギー活用や省エ
ネルギー推進策として、住宅用太陽光発電システム設置費助成を平成 16 年度から 18 年度の
3年間実施した。また、平成 21 年度は新エネルギー・省エネルギー啓発事業として、啓発用
パンフレットを作成し、地球温暖化防止に資する「低炭素社会」を目指すものとして新エネ
ルギーの種類や省エネ行動、新エネ・省エネを活用した住宅用機器などを紹介するほか、地
球温暖化防止に寄与する住宅設備機器などの導入を促進するためのPRなどを行った。平成
22 年度にはエコチャレンジ補助事業として住宅設備機器への補助金交付や地域への普及啓発
を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
住宅用太陽光発電設備等設
置件数
―
245
315
↑
件
―
指標の説明
1:住宅用太陽光発電設備等の設置件数(累計)
(H21 開始)
〈 施策の達成度:A 〉
*地域における住宅用太陽光発電システムの設置は順調に伸びており、平成 23 年1月現在で、
300 件を越える設置を確認した。また、平成 22 年度から実施している「千歳市エコチャレン
ジ補助金」では、27 件の申請を受付け対象機器等の設置は 56 台に及んでいることから、地域
における新エネルギー・省エネルギー機器は着実に普及しておりCO2の削減も図られたこ
とから、A評価とした。
77
「基本方向」
②環境保全施策の総合的な推進
環境保全の活動や学習機会を通じての啓発活動や情報提供・収集体制の充実を図り、市民と
行政の連携・協力による環境保全の推進に努めます。また、環境基本計画を総合的・計画的に
進めていくための進行管理体制の確立を図ります。
「基本方向を実現させるための施策」
■環境学習の推進 環境課
*環境学習については、将来を担う子どもたちに環境への関心と理解を深めてもらうため、こ
ども環境教室の開催や出前講座での講演を実施するとともに、児童生徒を対象にした「こど
も環境白書」を作成し、小学4年生全員に配布した。平成 20 年度から環境保全意識の高い児
童生徒を奨励する「エコ・カレッジ制度」を設け、CO2削減をはじめとする環境配慮意識
の拡大を図った。なお、こども環境教室や出前講座では、ボランティアスタッフの協力や他
課の事業との連携、また、環境推進事業エコ・カレッジでは、官民が開催する各種の環境教
室や行事等との連携により、環境教育の場や機会の提供を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
事業参加者数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
101
266
289
200
人
144.5
指標の説明
1:環境教育推進事業の参加者数
〈 施策の達成度:B 〉
*環境学習については、こども環境教室を年間2回開催し、100 名を越える参加があり、出前講
座では 289 名の児童を対象に講演を実施した。また、
「エコ・カレッジ」には、現在 97 名が
登録し環境配慮意識の拡大につながるように行事開催などを周知しており、環境学習の機会
の充実を図った。しかしながら、環境保全を推進する市民活動の促進や組織化については、
中心となる組織の形成を図ることができなかったことから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■環境情報システムの充実 環境課
*環境情報の提供については、千歳市ホームページを活用し、迅速かつ的確な情報を提供する
とともに、広報ちとせ等を活用して市民等への周知を行った。また、環境白書の発行により、
年次報告書として地域の環境関連情報を周知した。また、5年ごとに、環境保全活動などの
環境に関するアンケート調査を実施し、市民からの情報収集に努めた。
*当初は、市民活動プラザ構想による中心街での環境科学館等の設置により、広く情報提供す
ることを想定していたが、平成 17 年度に商業施設として千歳タウンプラザがオープンしたこ
とから、ホームページの充実や環境白書の発行、広報ちとせの活用や環境パネル展の開催な
どにより継続的に情報提供を行うとともに、出前講座のメニューの充実を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
環境情報享受件数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1,577
2,500
2,500
2,500
件
100.0
指標の説明
1:環境白書等の発行部数、イベント参加者数、ホームページ閲覧数の合計件数
78
〈 施策の達成度:A 〉
*環境課ホームページの更新回数は 20 数回を越え、迅速かつ的確な情報を提供した。また、環
境白書は 300 冊作成し、年次報告として関係自治体や公共施設に配布したほか、地域への環
境関連情報を提供した。さらに、環境フェアなど啓発事業による環境情報提供では、3,000
名を越える市民等への情報提供や環境に関するアンケート調査の実施による市民からの情報
収集など、環境情報の共有を図ったことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■環境基本計画の施策の推進 環境課
*環境基本計画については、地球温暖化や都市・生活型公害など、地球規模及び地域における
環境問題を解決するために、市民・事業者・市のそれぞれが環境配慮に取り組むための指針
として平成 13 年に策定した。また、地域の望ましい環境像と環境目標を達成するため、市は
率先垂範して自らの事務事業から発生する環境負荷を軽減するとともに、市民や事業者に対
する環境に関する啓発等を通じて環境配慮の意識の高揚と取組の促進を図った。
*平成 22 年度には第2次環境基本計画の策定に向けて、現計画の施策の推進状況を検証すると
ともに環境施策を盛り込んだ第2次計画案をもとに、パブリックコメントからの意見の聴取
を行うとともに、環境審議会での審議を経て、千歳市環境基本計画(第2次計画)を策定し
た。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
ISO14001 環境目標達成項目
数
72
66
73
81
項目
90.1
指標の説明
1:ISO14001 環境目標のうち達成した項目数
〈 施策の達成度:A 〉
*環境基本計画の進行管理については、千歳市の環境マネジメントシステムの環境目標項目の
達成状況により進捗を図っており、目標を達成することができた。また、第2次となる環境
基本計画策定においては、市民・事業者・市のそれぞれの役割を明確にした計画書作成に心
がけ、審議会で審議し市民協働による計画策定を行ったことから、A評価とした。
79
(2) 自然環境の保全
「基本方向」
①人と自然が共生する環境の創出
自然環境に関する各種調査・研究とともに自然環境の適正な保全を進め、生態系の変化など
の把握に努めます。また、自然環境や生態系に関する学習機会を通じて、保全思想の普及や啓
発を推進します。さらに、自然とふれあい、親しめる場の整備や機会の充実を図ります。
「基本方向を実現させるための施策」
■自然環境の適正な保全 環境課
*自然環境の保全については、千歳川河川地域、ナイベツ川流域、ウサクマイ遺跡群を第1種
自然環境保全地区とし、青葉公園を第2種自然環境保全地区に設定し、自然環境の保護・保
全を図った。なお、平成 15 年に第1種自然環境保全地区として、千歳川河川区域の拡大とウ
サクマイ遺跡群及び内別川流域を指定した。また、保全地区に対する各種届出行為の履行確
認、自然環境監視員による巡回や開発行為に対する事前協議等を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
各種環境関連事業件数
10
4
10
7
件
142.9
2
開発行為事前協議件数
0
0
5
1
回
500.0
指標の説明
1:探鳥会や滝めぐり自然観察会等の自然環境行事開催数
2:開発予定地域内等での希少動植物調査の実施件数
〈 施策の達成度:B 〉
*自然環境保全地区内で自然環境監視員による監視と指導及び様々な環境行事を通して、自然
環境保全啓発事業などを行い、適正な保全に努めた。今後は、多くの市民が主体的に自然環
境の保全活動が行えるよう関係機関や市民活動団体との連携により、さらなるPRや啓発活
動を効果的に進めていく必要があることから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■生態系の変化の把握 環境課
*自然環境監視員等による監視や関係機関等からの情報収集に努めた。
*開発行為から希少動植物等を守ることを目的として現地調査を実施するとともに、日常業務
においても動植物の調査保護に努めた。
*自然環境観察等の自然環境行事の開催により、野生動植物に対する市民の保護意識の高揚を
図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
自然環境監視員監視回数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
59
69
72
↑
回
―
指標の説明
1:自然環境保全地区等における自然環境監視員の監視回数
80
〈 施策の達成度:B 〉
*自然環境監視員及び担当職員による監視を実施し、自然環境の保全に努めており、監視時、
川岸の崩れやなどを確認した場合には、土地管理者に情報提供するなど、自然破壊などを未
然に防止した。
*自然環境行事の開催により市民の保護意識の高揚を図り、希少動植物の調査保護に努めたが、
希少植物の乱獲などの問題が危惧されることなどから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■自然環境保全思想の普及・啓発 環境課
*自然観察会等の各種自然環境行事を通して自然のすばらしさや自然に親しむマナーを周知し、
自然環境を守り、保全することの大切さを伝えることに努めた。
*シカの生息数増加により、交通事故による負傷件数が年々増加傾向にあり、曜日及び昼夜関
係なく発生し、対応を行った。また、カラスとの共生について、広報ちとせやホームページ
による周知を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
野生傷病鳥獣保護等件数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
133
167
160
→
件
―
指標の説明
1:野生傷病動物保護等の件数
〈 施策の達成度:B 〉
*成果指標「野生傷病鳥獣等保護件数」については年々増加傾向にある。保護に関しては小型
の野鳥から大型のエゾシカまで保護し、負傷が完治したものについては、放鳥獣し自然に帰
していることから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■自然とのふれあいの場や機会の提供 環境課
*自然とのふれあいの場や機会の提供については、親子を対象とした「生き物観察と川遊び」
等を通して、市内を流れる河川の生き物と触れ合うとともに、
「探鳥会」
・
「滝めぐり自然観察
会」など年間 10 回程度の自然環境行事を通じて、千歳の自然環境のすばらしさを知る機会を
提供した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
自然環境行事参加者数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
38
17
100
103
人
97.1
指標の説明
1:自然環境行事における参加者数
〈 施策の達成度:A 〉
*自然環境行事については、子供からお年寄りまで関心が高く、多くの市民が参加し、環境保
全に対する意識の向上が図られたことから、A評価とした。
81
「基本方向を実現させるための施策」
■水環境の保全 環境課
*水環境の保全については、河川の水質検査を定期的に実施し、市民の健康の保護や良好な生
活環境の保全を図ったほか、平成 15 年度に市民生活に重要な水域として内別川流域を第1種
自然環境保全地区として指定した。また、千歳川流域の市町で構成する「千歳川水系水質保
全連絡会議」では、2か月に1回、同一日に一斉に千歳川の定期水質調査を実施したほか、
3年に1回、千歳川を船で下りながら水質調査を行っており、広域的な水環境の保全に努め
た。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
水質等測定数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
183
195
186
192
件
96.9
指標の説明
1:千歳川、市内河川及び地下水などの水質調査回数
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標は代替的な指標であるが、水質測定調査回数が僅かに減となったのは、1 地点の見直
しを行ったことによるものであり、その目標値をほぼ達成したことから、A評価とした。
82
(3) 公害防止対策の充実
「基本方向」
①公害発生の監視
大気・水質・騒音における監視・測定体制の充実に努めるとともに、ダイオキシン類や化学
物質による汚染の状況を調査するなど、環境の状況を的確に把握しながら公害の未然防止に努
めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■公害の監視・測定体制の強化 環境課
*監視体制については、測定機器等の更新計画に基づき、効率的な公害等の監視や測定体制の
整備を行っており、主に環境中における大気汚染・騒音などの状況を測定したほか、低周波
空気振動の監視体制を整えるため、逐次機器の整備を進めた。また、在日米軍再編に伴う訓
練移転や地域要望に伴い、航空機騒音臨時測定の機会が増加しており、将来的な測定体制に
ついて検討を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
環境基準達成件数
128
123
130
148
件
87.8
2
環境測定回数
430
421
390
394
回
99.0
指標の説明
1:環境基準を達成している数及び未達成であるが達成可能な数の合計数
2:大気汚染監視測定などの環境測定回数
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標は理想的な指標であり、その目標値をほぼ達成したことから、A評価とした。
83
「基本方向」
②総合的な公害防止対策の推進
事業者などに対して、公害防止の啓発や改善に向けての指導・支援を進めます。また、土地
利用に関する規制をはじめ、未規制化学物質や広域的な環境汚染への対策を図るなど、総合的
な公害防止対策を推進します。
「基本方向を実現させるための施策」
■公害防止の強化 環境課
*公害の未然防止については、事業者等に対して大気汚染防止法など法令等を遵守させるため、
毎年約 100 件の各種公害法令に基づく届出の機会を利用して公害防止の啓発や指導強化に努
めたほか、必要に応じて騒音・振動規制区域等の変更を知事に要請するなど土地利用規制を
図った。また、水質測定調査やダイオキシン類の測定調査を毎年行っており、化学物質汚染
の状況や測定結果は環境白書やホームページで公表した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
特定施設等の届出指導・啓
発件数
180
171
90
100
件
90.0
指標の説明
1:特定施設や特定建設作業の届出指導・啓発件数
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標は理想的な指標であり、その目標値をほぼ達成したことから、A評価とした。なお、
最終年度に届出指導件数が減少している要因は、これまで届出がなされていなかった事業所
などに対して、文書や口頭による指導を徹底したことによるものであり、改善が図られたも
のである。
「基本方向を実現させるための施策」
■公害発生源対策の充実 環境課
*公害発生源対策については、中小企業等に対し、公害の防止など環境保全のために必要な施
設を整備する資金を調達できるようにするため、国や北海道が進める北海道中小企業総合振
興資金等の各種制度を適宜周知し、必要な施設や整備の改善を促した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
2
成 果 指 標 名
各種環境法令基準を遵守し
ていない事業所数
中小企業総合振興基金等の
相談件数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
0
0
0
0
件
100.0
0
0
0
↑
件
―
指標の説明
1:大気汚染防止法などの各種法令を遵守していない事業所数
2:中小企業総合振興基金等の相談、情報提供件数
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標は理想的であり、公害発生防止に対する意識の高まりや防止技術のめざましい進展
により法令基準は遵守される状況となったことから、A評価とした。なお、現在では公害発
生防止からさらに地球温暖化防止など環境負荷の低減への取組がなされている状況にある。
84
(4) 廃棄物の減量化と収集処理の充実
「基本方向」
①ごみの減量化の推進
市民、事業者、行政が各々の役割分担を明確にし、ごみの発生抑制に努めるとともに、教育
や学習の機会を充実させ、循環型社会形成に向けた意識改革を促すなど、普及啓発活動を推進
します。
「基本方向を実現させるための施策」
■ごみの発生抑制 廃棄物対策課
*ごみの発生抑制については、循環型社会の形成を目指す「千歳市循環型社会形成推進施策 20」
を策定し、ごみ減量化やリサイクルに努め、燃やせるごみ・燃やせないごみ・大型ごみ・有
害ごみ・4種資源物・集団資源回収物の6種類に分けて収集するとともに、市民、事業者、
行政がさらに連携・協働して、地域に根ざしたリサイクル事業の推進に努めた。
*ごみの発生抑制に向けた取組としては、電動生ごみ処理機やコンポスト等の購入助成及び段
ボール堆肥化セットの配布など生ごみの堆肥化の推進を図ったほか、ノーレジ袋運動の支援
やエコ商店認証制度を実施した。また、家庭ごみの有料化をはじめ、事業系一般廃棄物及び
産業廃棄物の処理に係る手数料の見直しを行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
一般廃棄物の排出量
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
49,334
39,978
40,914
41,750
t
98.0
指標の説明
1:家庭及び事業所から排出される一般廃棄物の搬入量
〈 施策の達成度:A 〉
*当市のリサイクル率はここ数年横ばい状態であり、上昇傾向にあるとは言えないものの、ご
みの発生抑制を目的として取り組んでいる各種事業については、当初設定した目標数値をほ
ぼ達成したことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■ごみの発生抑制に向けた普及・啓発 廃棄物対策課
*ごみの発生抑制に向けた普及・啓発については、ごみの発生抑制やリサイクルなどの重要性
について、市民一人ひとりが関心を持ち理解してもらうため、出前講座など学校教育の場や
イベントの機会を利用した活動や小学校4年生を対象とした標語コンクールの実施、平成 19
年度からは小冊子「資源と3R」の配布を行った。また、
「千歳市循環型社会形成推進施策 20」
に基づき、ノーレジ袋運動の支援やエコ商店認証制度、各種イベントにおける「ごみ減量と
リサイクル推進」の啓発活動を行った。このほか、市民団体と連携したごみゼロの日市民啓
発運動の参加や環境フェアーインちとせ、リサイクルフェスティバル、消費者まつり等のイ
ベントで啓発活動を行った。
85
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
市民一人一日当たりの家庭
廃棄物排出量
830
669
651
651
g
100.0
2
家庭廃棄物の排出量
27,647
22,736
22,638
↓
t
―
指標の説明
1:家庭から排出されるごみの年間搬入量/(人口×365 日)
2:家庭から排出されるごみの搬入量
〈 施策の達成度:A 〉
*当初計画していた普及・啓発事業については、おおむね順調に実施されてきており、その結
果、ごみの減量・リサイクルに対する市民の意識が高まり、
「家庭廃棄物の排出量」も減少し
たことから、A評価とした。
86
「基本方向」
②リサイクルの推進
市民、事業者などと協働し、合理的・効果的なリサイクルの推進に努めるとともに、再生品
の利用を促進します。
「基本方向を実現させるための施策」
■合理的・効果的な資源リサイクルの推進 廃棄物対策課
*合理的・効果的な資源リサイクルの推進については、集団資源回収の強化及び事業系一般廃
棄物の分別資源化のため、リサイクル取組団体等の支援を行った。また、効率的で持続可能
な新たな集団資源回収システムの確立を目指し、
(財)千歳市環境保全公社とともに見直しの
検討を始めた。平成 22 年は市民を対象とした意見交換会を 14 回開催し、改めてそこで出さ
れた意見も参考にし、新たな集団資源回収システムの最終案を関係機関・団体と協議したほ
か、公社の財政基盤の強化や経営の効率化について総合的に勘案し、
(財)千歳市公園緑化協
会との合併、及び新財団の公益法人への移行について支援を行った。
*古衣料、割り箸、愛キャップ、廃食用油の回収を支援し、リサイクルを推進したほか、容器
包装廃棄物の再商品化については、
平成 23 年度からの新しい破砕処理施設の稼動にあわせて、
燃やせないごみとして破砕・埋立処理していたプラスチック製容器包装廃棄物を資源物とし
ての分別収集を開始し、リサイクル品目の拡大を図る準備を進めた。
*排出・収集・処理の体制については、町内のごみステーションや資源回収庫、コミセン等の
公共施設において回収された資源物のうち、指定法人ルートにより再商品化されるもののほ
か、品目によっては市内及び市外の処分業者に持ち込み、再資源化の処理を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
一般廃棄物のリサイクル率
15
15.8
15.8
24
%
65.8
指標の説明
1:家庭及び事業所から排出される資源物のリサイクル率
〈 施策の達成度:B 〉
*従前から実施していた集団資源回収物と4種資源物の回収に加え、新資源物や廃食用油の拠
点回収を開始した。その結果、排出される家庭系廃棄物の量は減少する傾向にあり、ごみの
減量効果があったと考えられるが、事業系一般廃棄物のリサイクル率の伸び悩みが影響し、
目標値の達成は難しい状況にあったことから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■再使用・再生利用品の利用促進 廃棄物対策課
*再使用・再生利用品の利用促進については、容器包装リサイクル法の指定法人ルートによる
ガラスびんやペットボトル等の再商品化を行った。
*再使用・再生利用品のPRや販売の促進については、ちとせ消費者まつりにおいて再生品の
衣類・文具類等を展示し、来場者に啓発を行った。また、リサイクルフェスティバルにおい
ては、自転車や家具類など軽微な修理で使用可能な大型ごみを市民に安価提供したほか、同
時に開催されるフリーマーケットにおいても、再使用品を安価で販売するなど普及やPRを
図った。
87
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
指定法人ルートによる再商
品化量
457
620
687
640
t
107.3
指標の説明
1:ガラスびんやペットボトル等の指定法人ルートによる再商品化量
〈 施策の達成度:A 〉
*指定法人ルートの対象となっている資源物については、回収された全量について再商品化・
再資源化が行われ、また、各種機会を通じて再生品のPRや再商品の販売を行ったことから、
A評価とした。
88
「基本方向」
③ごみ収集の充実
分別収集の普及により市民の排出モラルの高揚に努めるとともに、利便性や環境面に配慮し
た排出環境の整備を進めます。また、収集業務の合理化・効率化や市民サービスの向上に努め
ます。
「基本方向を実現させるための施策」
■清掃思想の普及・啓発 廃棄物対策課
*清掃思想の普及については、クリーンシティちとせ・保存用パンフレット・各種ちらし・ホ
ームページ・広報ちとせ・出前講座・各種イベント、個別指導などによるごみの適正排出の
周知を行ったほか、不法投棄フリーダイヤルの設置、啓発看板・監視カメラの設置、適正ご
み処理推進員の運用により、ごみステーションへの不適正排出・不法投棄の防止を図った。
*主に中心街(飲食店)については、適正排出啓発・指導・回収を行っており、指導員による
巡視、市民・収集運搬許可業者・ビルオーナーなどからの情報提供により、排出状況確認及
び不適正排出事業者に対する個別指導を実施した。
*平成 18 年度から「ボランティア清掃取扱い要領」に基づき、登録をした団体・個人等に対し
て清掃ごみの回収支援を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
ごみ分別排出の適正排出率
99.9
99.7
99.8
99.8
%
100.0
指標の説明
1:1-(分別排出指導件数/収集世帯数)
〈 施策の達成度:A 〉
*代替指標「ごみ分別排出の適正排出率」については、目標値を達成した。また、クリーンシ
ティちとせの配布やホームページ及び広報ちとせへの掲載等も行ったことから、A評価とし
た。
「基本方向を実現させるための施策」
■地域に根ざしたごみ排出環境の整備 廃棄物対策課
*ごみ排出環境の整備については、平成 18 年4月施行の「千歳市ごみステーション設置等に関
する要領」に基づき、町内会と協議の上、排出環境の整備に努めるとともに、適正ごみ処理
推進員による各地区のごみステーション巡回を実施した。また、平成 15 年度より農村地区の
燃やせるごみの収集回数を月 2 回から週 1 回に変更し、収集回数の適正化を図った。
*市内のごみ集積所は約 2,500 か所あるが、毎年ごみステーションのボックス化を進め、全体
の約3分の2となっており、小動物等によるごみ飛散は減少した。
*ごみ集積所には収集日以外のごみの排出等が見られたことから、千歳市適正ごみ処理推進員
と連携を図り、周辺世帯へのちらし配布や清掃指導員による個別指導を実施したほか、不法
投棄フリーダイヤルの設置、啓発看板・監視カメラの設置等を行い、ごみステーションへの
不適正排出・不法投棄の防止を図った。
89
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
ごみステーション一箇所当
たりの排出世帯数
17
17
17
20
世帯
85.0
指標の説明
1:排出世帯数/ごみステーション数
〈 施策の達成度:A 〉
*代替指標「ごみステーション一箇所当たりの排出世帯数」については、目標値を達成した。
また、清掃指導員や適正ごみ処理推進員によるごみステーションの巡視も実施し、町内会等
によるごみボックスの設置も進めたことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■合理的・効率的なごみ収集の推進 廃棄物対策課、廃棄物管理課
*合理的・効率的なごみ収集については、平成 13 年度から収集業務の完全民間委託及び祝日収
集や大型ごみ戸別有料収集の実施、さらに平成 18 年度は家庭ごみ有料化等の実施により、家
庭ごみ排出量が減少した。また、平成 20 年度は廃棄物搬入・搬出時における手続の簡素化及
び後納処理方法の見直しを行い、適正かつ効率化を図ったほか、平成 21 年度に事業系一般廃
棄物処理手数料・産業廃棄物処分費用の改定を行い、廃棄物の発生抑制及び資源化の推進に
努めるとともに、市内の燃やせるごみ・燃やせないごみ・有害ごみ収集地区を5ブロックか
ら6ブロックへの見直しと4種資源物収集体制を1台3名から2名乗車体制に変更し、市民
サービスの向上と効率的な収集及び経費抑制を図った。
*平成 18 年度の家庭ごみ有料化に伴い、大型ごみの戸別収集は、基準の見直し、処理手数料の
単一料金化(300 円)等を行い、事業を委託化するとともに、ふれあい収集の実施により、高
齢者等のごみ収集に関する対策を行った。また、特定家庭用機器戸別収集については、民間
処理ルートが確保されたことから、廃止した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
収集世帯一世帯当たりの塵
芥収集運搬業務委託料
5,038
4,609
4,591
5,044
円
91.0
指標の説明
1:塵芥収集運搬業務委託料/収集世帯数
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標は理想的な指標であり、その目標を達成したことから、A評価とした。
90
「基本方向」
④ごみ処理体制の充実
安全面や環境面などに配慮した効率的な処理体制の充実に努め、時代の要請に対応した適正
なごみ処理を安定的に進めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■ごみ処理施設の整備 廃棄物管理課
*ごみ処理施設の整備については、再資源化施設や焼却処理場のダイオキシン対策・煙突改修、
第3最終処分場などの施設整備を完了するとともに、計画的な維持補修や運転管理の民間委
託化の推進など、安全面や環境面などに配慮した効率的な処理体制の充実に努めた。また、
平成 23 年8月の稼動に向けて、新破砕処理施設の整備を進めた。なお、ごみ処理施設の効率
的かつ経済的利用を図るため、近隣市町との広域処理も視野に入れた検討を行うとともに、
可燃性一般廃棄物を暫定的に受入れた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
埋立処分量
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
17,624
13,466
13,317
12,000
t
111.0
指標の説明
1:一般廃棄物・産業廃棄物の埋立処分量
〈 施策の達成度:B 〉
*ごみの減量やリサイクルの推進とともに、中間処理施設における資源化や減容化により、
「埋
立処分量」は削減された。また、新破砕処理施設の整備を進めることができたが、最終目標
値は達成できなかったことから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■安全で効率的な施設運営の推進 廃棄物管理課、廃棄物対策課
*廃棄物処理施設の運転管理については、民間の専門知識や技術力を活用すべく、平成 19 年度
から焼却処理場・破砕処理場・埋立処理場等、平成 22 年度からは、リサイクルセンター及び
計量所の民間委託を行った。また、平成 24 年度に向けた一括した運転管理業務委託の検討を
進め、より安全で効率的な施設運営やごみ処理経費の抑制に努めた。なお、施設維持につい
ては、安定したごみ処理を継続するため、年次計画に基づき整備を進めた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
0
9
11
11
施設
100.0
委託化実施施設数
指標の説明
1:管理等を民間企業に委託している施設数
〈 施策の達成度:A 〉
*廃棄物処理施設の運転管理業務の民間委託を順調に進めるとともに、事業計画に基づく施設
整備も行い、効率的かつ安定した施設運営を推進したことから、A評価とした。
91
「基本方向」
⑤し尿の処理体制の充実
し尿収集処理手数料の見直し等、効率的・合理的な維持管理体制の構築に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■効率的な維持管理の推進 廃棄物対策課、廃棄物管理課
*し尿処理の維持管理については、し尿・浄化槽汚泥・生活雑排水処理の処理経費と処理手数
料の格差を是正するため、適宜手数料の改定を行ったほか、処理手数料収納方法を証紙から
シール方式に変更した。
*施設の維持管理については、計画的な維持補修や運転管理の民間委託化など、効率的・合理
的な維持管理体制の構築に努めたほか、旧し尿処理場については、跡地利用の検討を進めた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
し尿 1Kℓ当たりのし尿収集
運搬業務等委託料
13,877
13,657
13,608
13,473
円
101.0
2
し尿処理量
2,330
2,380
2,177
2,336
Kℓ
93.2
指標の説明
1:し尿収集運搬業務手数料/し尿処理量
2:し尿の処理量
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標は理想的な指標であり、その目標をほぼ達成したことから、A評価とした。
92
(5) 公園・緑地の保全と整備
「基本方向」
①水と緑に囲まれた都市環境の保全と整備
市街地を流れる河川や郊外の森林・湖沼・農地などの自然環境の保全に努めます。また、市
街地の水辺・樹林・緑地の保全に努めながら、市民のうるおい・安らぎの場としての活用・整
備を進めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■都市緑地の保全 都市整備課
*都市緑地の保全については、関係機関と連携を図り、河川や源流部の樹林地の保全を促進し
ているほか、市街地にある身近な緑として、青葉公園の樹林を保全した。また、長都緑地や
北信濃緑地は防風機能に加え市民の保健休養に役立つほか、泉沢自然の森とその周辺の緑、
ランコウシ緑地などは、豊かな市街地環境を形成する緑地として保全活用を図った。
*みどり台地区の長都川緑地・ゴセン川緑地の整備については、平成 20 年度から事業を実施し
たが、美々公園の整備事業については、道の自然再生事業の方針や事業の進捗状況を踏まえ
て、自然環境に配慮した公園づくりを進める必要があるため、未着手となっている。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
開設済公園緑地面積
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
402.86
411.9
414.08
↑
ha
―
指標の説明
1:開設告示を行った公園緑地の合計面積
〈 施策の達成度:B 〉
*みどり台地区の長都川緑地・ゴセン川緑地については、平成 20 年度から事業着手しており用
地買収が完了し、整備を始めた。
*美々公園については、公社の先行取得地及び北海道が所有する土地となっており、用地は一
定程度確保しているが事業未着手であることから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■自然とのふれあいの場づくり 都市整備課
*自然にふれあう機会や場の創出については、自然学習会や花いっぱいコンクールの開催、メ
モリアルツリーの贈呈などを通じて、大人から子どもまで緑に触れ、活動する場づくりや活
動支援等を行った。市民による緑づくりの活動については、花いっぱい運動や緑の募金活動
のほか、ガーデニング、家庭菜園、グリーン・ツーリズムなど、緑づくりを自らの余暇活動
として楽しみながら取り組む人々が増えているとともに、市民がボランティアで植樹や花植
え及び町内会美化清掃、川清掃などの緑づくり活動に参加する機会も増えた。また、市街地
内防風林のパークゴルフ場、散策路の整備を進めており、多くの市民利用が図られた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
パークゴルフ場数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
11
11
11
11
か所
100.0
指標の説明
1:市営パークゴルフ場の数
93
〈 施策の達成度:A 〉
*自然とのふれあいの場づくりについては、千歳市公園緑化協会を通じて自然学習会や花いっ
ぱいコンクールなどの様々な機会を提供しており、毎年多くの市民に参加をいただいたこと
から、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■緑の環境整備 都市整備課
*緑の環境整備については、平成 18 年6月に策定した「千歳市緑の基本計画」に基づき、計画
的な公園緑地の整備保全を行った。維持管理については、平成 18 年度に指定管理者制度を導
入し、民間活力を生かした効率的な維持管理体制を構築しており、
(財)千歳市公園緑化協会
の取組を通じて、多くの市民の方々の参加をいただきながら、緑化推進の啓発普及活動の推
進を図った。
*市民による緑づくりの活動については、花いっぱい運動や緑の募金活動のほか、ガーデニン
グ、家庭菜園、グリーン・ツーリズムなど、緑づくりを自らの余暇活動として楽しみながら
取り組む人々が増えたとともに、市民がボランティアで植樹や花植え及び町内会美化清掃、
川清掃などの緑づくり活動に参加する機会も増えた。
*学校施設や公共施設などの緑化については、幼稚園、学校等に花いっぱいコンクールによる
花苗の配布を行ったほか、植樹会、植樹名板取付会などを実施し、毎年多くの市民がこれら
の活動に参加した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
町内会が維持管理する公園
数
130
135
138
↑
か所
―
2
緑化振興事業の参加者数
6,266
6,960
5,903
↑
人
―
指標の説明
1:町内会が維持管理を行っている公園の数
2:緑化振興事業の延べ参加者数(花いっぱいコンクール除く)
〈 施策の達成度:B 〉
*指定管理者制度の導入や町内会等管理委託制度により、民間活力や市民協働による効果的な
維持管理体制の構築を始めた。また、花いっぱい運動や緑の募金や公共施設緑化などに多く
の市民や町内会等に参加をいただいており、着実に緑の環境整備は進んだが、維持管理に参
加している町内会は全体の7割程度であったことから、B評価とした。
94
「基本方向を実現させるための施策」
■水辺の環境整備 都市整備課
*市民が親しめる水辺環境づくりについては、市街地を流れる河川の生物の生息環境の形成や
河畔を利用した散策路、河畔の情緒を醸し出す並木の確保などについて関係機関と調整し、
親水空間、緑地の整備を進めた。千歳川、美々川、長都川、ゴセン川など樹林地の残されて
いる河川については、関係機関と連携を図り、河川環境の保全に配慮しつつ、河川の適切な
整備を促進した。
*ママチ川河川公園整備事業が平成 16 年度に完成し、地域住民の憩いの場が創出されたほか、
長都川緑地・ゴセン川緑地の整備は平成 20 年度より事業化した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
長都川緑地・ゴセン川緑地
の整備率
0
100
100
100
%
100.0
指標の説明
1:各年度ごとの長都川緑地・ゴセン川緑地整備事業の事業費に対する完了事業費の割合
〈 施策の達成度:A 〉
*ママチ川緑地については完了し、長都川緑地・ゴセン川緑地の整備はおおむね計画どおりに
進捗した。また、グリーンベルトに隣接している千歳川については、左岸をグリーンベルト
と一体とした親水空間を整備すべく関係機関と調整しており、ほぼ順調に進捗したことから、
A評価とした。
95
「基本方向」
②公園、憩いの場の整備
市民ニーズや立地条件、地区の特性などをふまえながら公園・緑地・憩いの場などを適切に
配置し、その整備や維持管理を進めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■緑豊かな都市公園・緑地の整備 都市整備課
*都市公園・緑地については、青葉公園・青空公園・美々公園に代表される大型の総合公園の
ほかに、大小さまざまな公園を市街地に整備してきた。特に青葉公園と青空公園は、千歳市
民全体のみどりのシンボル空間として、スポーツ・レクリエーション・文化の活動拠点と位
置づけした。
*公園緑地整備については、計画的に推進しており、平成 13 年度以降メムシ公園、北光公園、
勇舞公園、指宿公園、柏台空港公園等の整備が完了し、現在は、みどり台緑化重点地区整備
事業を実施している。なお、青空公園の整備については、将来人口、緊急性、費用対効果、
財源の確保等のさまざまな観点から総合的に判断する必要があるため、課題整理等の検討を
行った。
*新規街区公園の整備等については、アンケートやワークショップを行い地域住民のニーズを
反映させた特徴のある街区公園整備に取り組んだ。現在、市内公園整備事業では新星公園や
ホタル公園、勇舞2号公園などを整備し、みどり台緑化重点地区整備事業で、みどり台1・
2号公園の整備に着手した。
*公園緑地の遊具施設は、指定管理者職員等による日常点検に加え年 1 回の専門業者による点
検を行い、安全確保に努めたほか、劣化・破損については、市内公園整備・公園遊具更新等
事業、公園施設更新・バリアフリー化事業により、適切な処置を行い、安心して利用できる
環境の確保に努めた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
公園・緑地の整備済面積割
合
78.2
79.2
79.2
79.6
%
99.5
2
公園・緑地箇所数
187
197
198
↑
か所
―
指標の説明
1:都市公園緑地に位置づけた面積のうち整備済面積割合
2:市内公園・緑地の整備済箇所数
〈 施策の達成度:B 〉
*公園の管理については、平成 18 年度から指定管理者制度を導入し、民間活力を生かした効率
的かつ効果的な管理運営を行うとともに、遊具点検については、これまでの日常点検及び専
門点検を行い、老朽遊具の適切な維持、更新に努めており、遊具による利用者の事故なども
発生しなかった。
住区基幹公園、緑地の整備については、おおむね計画どおりに進捗したが、都市基幹公園(青
空公園、美々公園)の整備に着手しなかったことから、B評価とした。
96
「基本方向を実現させるための施策」
■交流を育む憩いの場の整備 都市整備課
*市民の憩いの場については、北大通(グリーンベルト)や道の駅(サーモンパーク千歳)
、泉
沢自然の森、名水ふれあい公園など、レクリエーション機能を持つ公園緑地が、市民や観光
客が訪れる憩いと交流の場となった。
*グリーンベルトは、千歳市都市計画マスタープランでは、都心部に潤いをもたらすグリーン
ベルトアメニティ軸として位置づけ、魅力ある中心市街地を形成する上で欠かすことのでき
ない重要な公共空間となったことから、市民説明会やパブリックコメントなどの意見を踏ま
えたグリーンベルト活性化事業基本計画を策定し、つどいの広場・おまつり広場の老朽施設
の撤去と一部バリアフリー化を実施したほか、千歳中学校前の緑の広場の整備を実施するな
ど、グリーンベルト活性化事業を計画的に進めた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
グリーンベルト活性化事業
の進捗率
0
100
100
100
%
100.0
指標の説明
1:各年度ごとのグリーンベルト活性化事業の事業費に対する完了事業費の割合
〈 施策の達成度:A 〉
*道の駅(サーモンパーク千歳)など、レクリエーション機能を持つ公園緑地が、市民や観光
客が訪れる憩いと交流の場となったほか、グリーンベルト活性化事業は、計画どおりに進捗
したことから、A評価とした。
97
(6) 生活環境衛生の向上
「基本方向」
①環境美化活動の推進
河川や空き地などの清掃活動の充実により環境衛生面の向上に努めるとともに、市民の参画
を促しながら地域ぐるみの環境美化活動を推進します。
「基本方向を実現させるための施策」
■河川清掃や空き地の雑草除去の推進 市民生活課、廃棄物対策課
*地域の環境美化については、地域の環境美化運動を推進する市民団体等の運営支援を行った
ほか、スズメバチの巣の駆除や市内の空地所有者に対し雑草の除去を促した。
*千歳川ゴミ拾い清掃については、清流と緑を守る市民の会が中心に実施しており、毎年多く
の市民が参加し、地域行事として定着した。また、町内会・市民団体・個人・民間企業等に
よるボランティア清掃も毎年実施されており、市は清掃に伴うごみの回収等の支援を行った。
*町内会による清掃活動等の際、無料ゴミ袋と併せて、チラシ(ポイ捨て防止)を配布し環境
美化意識の高揚を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
空き地の雑草除去指導改善
割合
―
89.6
88.9
88.9
%
100.0
指標の説明
1:雑草除去指導通知を発送した後に改善が図られた割合
〈 施策の達成度:B 〉
*成果指標は理想的な指標であり、その目標値を達成した。また、千歳市川清掃により行政・
地域一体となった環境美化意識の高揚が図られたが、市外居住者所有の土地の管理上の課題
もあったことから、B評価とした。
98
「基本方向」
②愛がん動物飼育の適正化
愛がん動物の適切な飼育についての啓発や指導・支援を進め、飼育者のモラルの向上を促し
ます。
「基本方向を実現させるための施策」
■愛がん動物飼育の指導などの強化 市民生活課
*愛がん動物飼育の指導等については、市内各所に動物愛護モラル推進員を配置し、市民に愛
がん動物の適切な飼育を呼びかけたほか、啓発・指導活動や支援事業を推進しモラルの向上
に努めた。また、狂犬病予防法により、生後 90 日を超えた飼い犬は、登録及び狂犬病予防注
射を受ける必要があるため、飼い犬の登録や狂犬病予防注射を促すための周知を行うととも
に、動物病院まで犬を連れていくことができない飼い主のために、年1回、市内各所におい
て、狂犬病予防注射を実施した。このほか、放浪犬保護・野犬掃討業務については保健所、
事業者との連携を図りながら、市民の安全確保に努めた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
モラル推進員指導件数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1,431
376
355
360
件
101.4
指標の説明
1:モラル推進員の地域巡回による指導等の報告件数
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標「モラル推進員指導件数」の数値は、モラル推進員により判断基準が異なるため流
動的だが、指導の効果により指導件数が減少し、飼育者のモラルが向上したことから、A評
価とした。
99
(7) 霊園などの整備
「基本方向」
①霊園などの整備
植栽や緑化をはじめ休憩施設の設置などにより、緑豊かで利用しやすい霊園等になるよう整
備・建設を進めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■末広第1・第2霊園の整備 市民生活課
*末広霊園については、昭和 30 年から供用を開始しており、すでに墓所の造成や貸付は終了し
たが、周辺のまち並に調和するよう環境美化や、市民に利用しやすい霊園の維持管理を行っ
た。なお、平成 19 年度からは、指定管理者制度を導入し、より効率的で充実したサービスの
提供を図った。
*施設内は全て未舗装となっているが、高齢者や足の不自由な方の快適な利用のために、駐車
場や主要園路のバリアフリー化を図るために基本調査を平成 22 年度に実施した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
末広霊園への苦情件数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
0
1
0
0
件
100.0
指標の説明
1:末広霊園利用者からの苦情件数
〈 施策の達成度:A 〉
*末広霊園に対しては、意見箱の設置などにより利用者の希望の把握に努めており、その中で
は大きな不満等は認められなかったことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■千歳霊園の建設の推進 市民生活課
*千歳霊園の建設については、市民の墓地需要に対応するため、自然環境と調和し、公園的要
素を兼ね備えた千歳市にふさわしい霊園「やすらぎの里」を計画的に整備している。全体を
3期計画とし、第1期計画で墓所造成、第2期計画で中央公園部分整備として休憩施設建設、
第3期を3分割し、第1回から第3回に分けて霊園を造成していくこととしている。
*平成 19 年度からは、霊園、葬斎場ともに、指定管理者制度を導入し、より効率的で充実した
サービスの提供を図ったほか、千歳霊園には路線バスが無いため、お盆時期の無料バス運行
により、墓参の便を図った。また、葬斎場事業については、火葬炉設備を中心に損耗が激し
いことから、安定的な事業維持のため、計画的な修繕等を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
霊園の新規貸付数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
92
97
118
109
区画
108.3
指標の説明
1:千歳霊園の新規貸付区画数
〈 施策の達成度:A 〉
*霊園貸付は、計画的な造成と貸付により、おおむね需要に応えたほか、霊園、葬斎場の指定
管理者制度導入により、現場の維持管理業務の経費節減を図ったことから、A評価とした。
100
「基本方向を実現させるための施策」
■共同墓地の整備 市民生活課
*共同墓地については、地域の事情に精通した管理人を配置して、郡部9か所の維持管理を行
った。市が管理する以前から、地域との関わりが強い施設であることから、経緯や人間関係
に詳しい地元管理人に管理を依頼することで、より実情に即した対応を行うことができた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
苦情件数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
0
1
2
2
件
100.0
指標の説明
1:共同墓地利用者からの苦情件数
〈 施策の達成度:B 〉
*墓地に対する通常の維持管理は、地域と連携した状況で適正に運営されたが、代替指標「苦
情件数」については、地元からの要望として泉郷墓地の道路舗装と中央墓地の樹木伐採の2
件が出された。これらについては、現段階では対応することが困難であったことから、B評
価とした。
101
2-2
安全で
安全で安心して
安心して暮
して暮らせる快適都市
らせる快適都市
(1) 防災対策の充実
「基本方向」
①防災対策の充実
市民の生命、身体および財産を守るため、市民の防災意識や参画を促しながら、関係機関と
の連携のもと、あらゆる災害に対応できるハード・ソフト両面における総合的な防災対策の強
化を進めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■総合的な防災対策の推進 危機管理課
*総合的な防災対策については、
「千歳市地域防災計画」に基づき、災害時の関係機関団体との
迅速な連携対応、大規模な総合防災訓練の実施、出前講座による防災意識の普及啓発などを
行ったほか、防災施設に係る整備及び管理業務、防災資機材の備蓄、救助団体等支援業務、
災害予防業務、防災訓練の実施など総合的な防災対策に取り組んだ。また、ハード面につい
ては、千歳市水防センターや防災学習交流施設の建設、防災行政無線の新設(勇舞・新星地
区)などを行った。
*防災学習交流施設「そなえーる」が平成 22 年にオープンし、地震体験コーナーなど、いろい
ろな災害の擬似体験ができる施設として、多くの市民が訪れた。また、防災講座や救急講習、
自主防災組織の訓練など防災学習の拠点施設として活用を図った。
*平成 20 年の暴風雪災害を機に、自衛隊をはじめとする関係機関との連携による人命救助、自
主防災組織の組織化、防災資機材の備蓄・貸与の充実強化などが進んだ。
*平成 18 年3月に武力攻撃事態や緊急対処事態等から国民を守るため、国、道及び市町村が平
素から備えるべき事項や事態が発生した場合の対処要領などを定めた国民保護計画を策定し
た。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
1
防災訓練回数
2
非常食の備蓄数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
1
1
1
回
100.0
9,960
14,000
14,500
↑
食
―
指標の説明
1:防災訓練の実施回数
2:大地震発生時における想定避難者数×2食分
〈 施策の達成度:A 〉
*総合的な防災対策として、千歳市総合防災訓練を実施し平成 22 年度は初の試みとして、町内
会・自主防災組織等を中心とした救出、土のう、消火、応急処置、
・炊出し及びロープワーク
訓練を実施し、アンケート調査では参加者の 96.3%が「参加してよかった」という結果であ
った。また、防災関係機関等も町内会の訓練に連動した災害初動訓練又は支笏湖方面への避
難経路確保を目的に自衛隊車両の走行訓練を行うなど、各機関が連携して実災害時の協力体
制を検証した。
*防災学習交流施設が平成 22 年 4 月 24 日にオープンし、防災キャンプ、防災フェスタ及び体
験クライミングなどの自主事業も含め、来館者は平成 22 年度予定の 134.4%を達成したこと
から、A評価とした。
102
「基本方向を実現させるための施策」
■自主防災組織の充実 危機管理課
*自主防災組織については、その組織の結成促進及び組織育成を図るため、地域における防災
訓練の支援及び市が主催する防災訓練への参加をはじめ、出前講座、防災資機材の助成など
を行った。また、地域における防災リーダーの養成を目的とする市民防災講座の開催、防災
に対する知識と関心を若い時期から高めるための小中学校における防災教育、市民が主体と
なって防災事業を運営する市民協働防災事業、防災拠点の一つとなる防災学習交流施設の整
備などを行った。
*市民協働防災事業については、平成 18 年度から 20 年度までの期間において市民協働防災事
業実行委員会を設置し、町内会等に出前講座による防災図上訓練や自主防災組織の組織化へ
の働きかけなどを積極的に行い、組織率向上に寄与した。このほか、新たなボランティア組
織による普及啓発等の検討を進めた。
*自主防災組織等の活動を支援するため、救助用工具、四つ折担架、折り畳みリヤカーなどの
防災資機材を町内会やコミュニティ協議会などに貸与した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
自主防災組織結成率
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
38
59
59
65
%
90.8
指標の説明
1:市内総世帯数に対する自主防災組織結成町内会の世帯数の割合
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標「自主防災組織結成率」は理想的な指標であり、市が継続した結成促進及び組織育
成活動の結果、現在の自習防災組織率は全道平均 48%を上回るに至り、平成 22 年度の見込み
値が 59%と目標をほぼ達成したことから、A評価とした。
*小中学校における防災教育、町内会を中心とする災害図上訓練及び出前講座を継続しつつ、
平成 22 年度にオープンした防災学習交流施設を活用し、新たに企業並びに民間団体などから
の出前講座等の申し込みが増加した。
「基本方向を実現させるための施策」
■災害時要援護者対策の推進 福祉課、危機管理課
*災害時要援護者対策については、災害時要援護者の自助・地域の共助を基本とした情報伝達
体制や避難支援体制の整備を図り、地域の安心・安全体制を強化することを目的とした「災
害要援護者避難支援プラン(全体計画)
」を策定したほか、災害時要援護者名簿を毎年5月と
11 月に更新を行った。
*災害教育の充実については、毎年、小中学生を対象に災害図上訓練を実施しており、災害時
における心構え等を伝える防災教育を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
1
災害時要援護者の把握率
2
災害時要援護者名簿更新回
数
H17 初期値
100
(H20)
2
(H20)
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
100
100
100
%
100.0
2
2
2
回
100.0
指標の説明
1:高齢者、障がい者等の災害時要援護者の把握率(H20 開始)
2:災害時要援護者名簿の更新回数(H20 開始)
103
〈 施策の達成度:A 〉
*災害や大規模な事故が起きたとき、自力で避難することが困難な市民を援護するため、災害
時要援護者避難支援プランを作成し、避難支援対策を推進したほか、継続して市内全域の要
援護者の把握を行った。さらには児童生徒への災害教育も行ったことから、A評価とした。
104
(2) 自然災害防止対策の推進
「基本方向」
①治山治水事業の推進
河川の維持管理体制を強化し千歳川水系の洪水被害の防止に努めるとともに、堤防整備、遊
水池整備と内水排水対策や土砂流出防止対策などを推進します。
「基本方向を実現させるための施策」
■河川の整備と保全 建)主幹(治水対策担当)
、道路管理課
*平成 17 年度に国が策定した千歳川河川整備計画の進捗については、千歳川本川及び支川の河
道掘削が平成 18 年度に完了したが、整備目標をおおむね 30 年とした長期的な計画となって
おり、堤防整備については、漁太上流築堤(釜加地区、中長都地区)に着手したほか、遊水地
整備は根志越地区の事業区域が確定し、用地調査等を着手した。
*千歳川流域の総合的な治水対策の促進を図るため、千歳川治水対策促進連合期成会での研
修・調査を実施したほか、国・道など関係機関への要望活動を行った。また、千歳川流域4
市2町の地域における今後の堤防整備と遊水地整備事業の促進のため、国と連携を図りなが
ら、関係者との協議・調整などを行った。
*市が実施した治水洪水対策については、嶮淵川の堤防敷地の伐開・草刈りとオルイカ川や祝
梅川の河川整備を実施した。また、普通河川の草刈り・浚渫等の維持管理については、現地
を調査し、現状を確認しながら実施することで、洪水時の流水阻害を未然に防止するよう努
めた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
千歳川河川整備計画による
整備延長
10.2
20.4
21.4
21.4
㎞
100.0
2
河川整備率
15
30
32
32
%
100.0
指標の説明
1:千歳川河川整備計画に基づく千歳市域内の整備延長
2:河川整備計画に基づく千歳市域内の堤防延長、遊水地の周囲堤延長及び河道掘削延長に対する整備率
〈 施策の達成度:A 〉
*代替指標「千歳川河川整備計画による整備延長」は、市が管理する河川においても適切に管
理し、流水阻害の未然防止を図ったことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■内水排水対策の推進 建)主幹(治水対策担当)
*内水排水対策については、
「千歳川河川整備計画」に基づく、千歳川などの河道掘削は完了し
ており、堤防整備は一部着手、遊水地整備の事業区域が確定し、用地調査等を着手した。ま
た、これらの整備により千歳川などの水位上昇を抑えるとともに、救急内水排水対策として
可動式ポンプ施設配備や釜場(かまば)整備により、内水を早期排除することで洪水による
被害や内水被害の軽減が図られた。
105
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
内水排水対策事業実施率
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
73
(H20)
73
73
73
%
100.0
指標の説明
1:内水排水対策事業数に対する実施率
〈 施策の達成度:A 〉
*代替指標「内水排水対策事業実施率」は千歳川河川整備計画と関連しており、目標を達成で
きた。また、内水排水対策については関係機関と連携し順調に推進したことから、A評価と
した。
「基本方向を実現させるための施策」
■土砂流出防止対策の推進 建)主幹(治水対策担当)
*長都川砂防濁水対策事業については、北海道大演習場千歳地区からの土砂流出に伴い、防衛
省からの受託事業として、砂防ダムの設置、土砂浚い及び既存ダムの補修による砂防対策を
実施した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
土砂抑制率
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
28
28
28
28
%
100.0
指標の説明
1:北海道大演習場千歳地区の計画土砂抑制量に対する土砂抑制実施量
〈 施策の達成度:B 〉
*代替指標「土砂抑制率」については土砂流出、土砂堆積状況の経過確認をしており、現時点
で大きく変化はないが、樹林帯の整備ができなかったことから、B評価とした。
106
(3) 交通安全の推進
「基本方向」
①交通安全対策の充実
交通安全に関する各種活動を幅広く展開し、交通安全思想の普及や交通マナーの向上に努め
ます。また、市民交通傷害保険への加入を促します。
「基本方向を実現させるための施策」
■生涯にわたる交通安全教育の推進 市民生活課
*交通安全教育については、警察をはじめ学校や地域と連携しながら、定期的に幼児から高齢
者までの各年代層に応じた交通安全教室を実施しており、交通ルールや正しい自転車の乗り
方、道路横断方法等の指導及びダミー人形を利用した衝突実験など、交通安全意識や交通マ
ナーの向上に努めたほか、平成 20 年度からは、ヘルメットの着用による実技指導も行った。
また、近年、高齢者の事故が増加していることから、老人クラブ連合会などと連携し高齢者
向けの交通安全指導を実施した。
*交通安全教育施設については、平成 18 年度から指定管理者による運営を行っており、交通安
全教室の会場として多くの学校等で利用されたほか、ゴーカート等の貸し出しや毎年秋に交
通安全フェアを開催するなど、楽しみながら交通ルールを学ぶことのできる施設として大き
な役割を担った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
交通安全教室受講者数
8,671
8,041
8,500
9,000
人
94.4
2
交通安全施設の利用者数
24,000
15,258
18,000
20,000
人
90.0
指標の説明
1:保育園、幼稚園、小学生、高齢者を対象に実施した教室の受講者数
2:交通安全教育施設の年間利用者数(5~10 月開設)
〈 施策の達成度:B 〉
*「交通安全教室受講者数」及び「交通安全施設の利用者数」はその目標値をほぼ達成するこ
とができた。また、定期的に幼児から高齢者までの各年代層に応じた交通安全教室を実施し、
交通安全意識の向上を図ったことから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■交通安全に対する広報の充実 市民生活課
*交通安全に対する広報活動については、全国交通安全運動にあわせて警察や関係機関・団体
と連携し、交通安全や事故防止の啓発を図ったほか、北海道公安委員会への交通規制要望な
どを行った。また、交通安全教育指導員による交通安全教室の実施、通学路における児童へ
の立哨指導や街頭立哨指導及び交差点等における注意看板の設置等により、運転者や歩行者
の交通安全意識の高揚に努めた。
*毎年秋の全国交通安全運動期間中にシートベルト体験やクイズラリーなど遊びを通して、楽
しみながら交通安全を学ぶことのできる交通安全フェアを開催した。
107
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
1
交通安全フェア参加者数
2
交通安全運動実施回数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
600
700
600
700
人
85.7
4
4
4
4
回
100.0
指標の説明
1:交通安全フェアにおける参加者数
2:期別交通安全運動の年間実施回数
〈 施策の達成度:A 〉
*「交通安全フェア参加者数」及び「交通安全運動実施回数」はその目標値をおおむね達成す
ることができた。また、通学路における児童への立哨指導や街頭立哨指導、注意看板の設置
等による広報活動を行ったことなどから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■交通安全運動の推進 市民生活課
*交通安全運動については、昭和 37 年に「交通安全都市」宣言を行い、市民参加のもと交通安
全運動に取り組んでおり、毎年春と秋の全国交通安全月間において、セーフティコールやパ
トライト作戦を実施し、交通安全や事故防止の啓発を図った。
*交通安全対策の推進を図るため、交通安全協会が実施する各種事業への参画や助成等の支援
を行ったほか、市内の通過車両台数を把握する交通量調査を定期的に実施し、交通安全施設
整備計画等の基礎資料や企業の出店計画などの参考資料として活用した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
1
交通事故発生件数
2
交通安全運動参加者及び被
啓発者数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
489
400
339
450
件
132.7
4,600
4,926
3,671
4,500
人
81.6
指標の説明
1:市内における交通事故の発生件数
2:期別交通安全運動参加者及び被啓発者数
〈 施策の達成度:B 〉
*「交通安全運動参加者」及び「交通安全運動参加者及び被啓発者数」は平成 22 年度にやや減
少したが、春と秋の全国交通安全月間において、セーフティコールやパトライト作戦を実施
するほか、庁舎周辺懸垂幕・のぼり旗掲揚、夜光反射材の配布・普及、飲酒運転防止夜間啓
発の実施など、通年で事故防止の取組を行ったことから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■市民交通傷害保険事業の推進 市民課
*市民交通傷害保険事業については、昭和 42 年に急激なモータリゼーションの進展における交
通事故被害の救済対策として制度化された。市は、広報・町内会回覧による周知を行い加入
促進を図っていたが、近年、民間の損害保険制度の充実により、年々加入者が減少するとと
もに、引受保険会社から平成 20 年度をもって当該保険の販売停止の通知があり、他の引受会
社も得られなかったことから、平成 20 年度末をもって事業を廃止した。
108
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
市民交通傷害保険加入者数
1,432
―
―
終了
人
―
指標の説明
1:市民交通傷害保険に加入している市民の数(H20 事業廃止)
〈 施策の達成度:C 〉
*市民の交通事故への備えとして低廉な保険料の交通障害保険として事業を継続してきたが、
成果指標である加入者数の減少傾向が続いていた。減少理由としては、民間の損害保険商品
の充実が挙げられ、市が直接関与する交通傷害保険の必要性が薄れていた。最終的には、委
託を引き受ける保険会社がなくなり、計画期間中の平成 20 年度に事業を廃止したが、それま
では一定の役割を果たしたことから、C評価とした。
109
「基本方向」
②交通安全環境の整備
自転車等駐車場の適正な維持・管理により、快適な交通安全環境の充実に努めます。また、
交通安全施設の設置により、歩行者や運転者の安全を確保します。
「基本方向を実現させるための施策」
■自転車等駐車場の適正な維持・管理 道路管理課
*自転車駐車場については、千歳駅・長都駅前自転車駐輪場の維持管理を委託化し、管理人を
配置することで駅前広場等の良好な環境の確保と駅利用者の利便性の向上を図った。また、
利用者への指導や啓発看板を設置したことで、放置自転車対策を進めるとともに、自転車利
用者のマナー向上や歩行者の安全確保に努めた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
自転車駐輪場稼働率
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
75
(H20)
82
87
↑
%
―
指標の説明
1:JR 千歳駅・JR 長都駅自転車駐輪場の駐輪可能台数に対する最大駐輪台数の割合
〈 施策の達成度:B 〉
*低炭素社会に向けた取組の中で、自転車利用者は増加の傾向にあるが、JR千歳駅・JR長
都駅自転車駐輪場の稼働率のアップは、駅利用者の安全性・利便性の向上と、快適な駐輪場
環境の充実・強化が図られた成果であったことから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■交通安全施設の整備 市民生活課
*交通安全施設の整備については、歩道、ガードレール、街路灯、カーブミラー、交通標識な
ど道路に付随する施設の整備、維持補修を行ったほか、児童等が通学する学校周辺の道路に
ついては、スクールゾーンマーキング表示や既存スクールゾーン標識の改修等を行い、登下
校児童の安全確保に努めた。また、交通信号機や交通規制標識及び横断歩道等の設置につい
ては、町内会やPTA、交通関係団体等から多くの要望があり、それらの道路環境等を調査
し、北海道公安委員会に要望を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
スクールゾーン標識・マー
キング数
97
97
97
124
か所
78.2
指標の説明
1:スクールゾーン標識及びスクールゾーンマーキングの合計数
〈 施策の達成度:B 〉
*歩道、ガードレール等の道路に付随する施設の整備・補修を行ったほか、学校周辺の道路に
ついては、スクールゾーンマーキング表示や標識を設置し、安全確保を図ったことから、B
評価とした。
110
(4) 防犯対策の充実
「基本方向」
①防犯対策の充実
関係機関との連携のもと、防犯意識の啓発や防犯施設の整備などを進めます。また、市民の
自主的な防犯活動を促し、地域に根ざした防犯運動の促進に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■暴力追放・防犯体制の充実・強化 市民生活課、青少年課
*暴力追放・防犯体制の充実・強化については、防犯協会や暴力追放運動推進協議会、地域(町
内会含む)などによる防犯パトロールやチラシの配布などの活動に対する支援を行い、犯罪
防止につなげるとともに、地域安全安心情報共有システムを導入し、不審者等の情報を市民
などに提供した。また、千歳警察署により委嘱されている地域安全活動推進委員や千歳保護
司会などと協力し千歳市青少年非行防止市民総ぐるみ運動・社会を明るくする運動セレモニ
ー・街頭啓発を行い、犯罪や非行のない明るい社会の実現に向け運動を進めた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
1
防犯活動組織数
2
犯罪発生件数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
69
88
90
90
件
100.0
1,569
1,191
1,145
↓
件
―
指標の説明
1:防犯協会等を構成する会員数(個人・団体・法人)
2:市内で発生した犯罪件数
〈 施策の達成度:A 〉
*「防犯活動組織数」及び「犯罪発生件数」は目標を達成することができた。また、防犯協会
や暴力追放運動推進協議会、地域(町内会含む)などによる防犯パトロールやチラシの配布
などの活動に対する支援を行い、地域安全活動を進めたことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■防犯意識の高揚 市民生活課、青少年課
*防犯意識の高揚については、犯罪の未然防止のため、市民団体による犯罪の未然防止活動と
して、暴力追放のぼり旗の掲示、チラシ等の配布、防犯パトロール、街頭啓発、市内中学生
を対象とした「暴力追放標語」の募集及び展示、研修会、防犯広報車による広報活動、各小学
校での防犯教室、夏休み少年補導活動、地域安全ニュースの発行などを行った。このほか、
登下校時に地域全体で児童生徒を守るため、立哨指導として「千歳っ子見守り隊」の活動な
どは、市民の間に浸透してきており市民の理解と協力を得ながら取り組んだ。
*防犯や交通安全、子どもの安全確保などを全市的な取組とするため、平成 20 年3月に「千歳
市安全な地域づくりのための防犯及び交通安全の推進に関する条例」を制定し、その推進体
制として、
「千歳市安全で住みよいまちづくり推進協議会」
(会長:市長)を平成 20 年9月に
設立したほか、喫緊の事案について、推進協議会内に専門部会を設立して活動した。同推進
協議会では、町内会や防犯団体、交通安全団体の実施する活動支援のほか、防犯や交通安全
に関する各種情報提供などを行った。
111
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
2
成 果 指 標 名
千歳市安全で住みよいまち
づくり推進協議会加盟団体
数
パンフレット、啓発だより
等の配布部数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
40
(H20)
40
41
41
団体
100.0
42,000
(H20)
42,000
43,000
43,000
部
100.0
指標の説明
1:
「千歳市安全で住みよいまちづくり推進協議会」に加盟している団体数(H20 設立)
2:千歳市安全で住みよいまちづくり推進協議会発行のパンフレットや啓発だより等の配布部数
(広報ちとせ号外の部数)
(H20 設立)
〈 施策の達成度:A 〉
*「千歳市安全で住みよいまちづくり推進協議会加盟団体数」及び「パンフレット、啓発だよ
り等の配布部数」はその目標値を達成することができた。また、千歳市安全で住みよいまち
づくり推進協議会は、防犯や交通安全、子どもの安全確保などを全市的な取組として進めた
ことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■防犯施設の整備 市民生活課、道路管理課
*防犯施設の整備については、町内会で維持管理している防犯灯の設置、更新や白熱灯の交換、
移設撤去工事、補修などの工事費の一部について支援し、促進を図った。
*交番設置については、長都駅前地区(北光・北陽・長都駅前)や北千歳地区(北斗・桜木・
自由ヶ丘)の新設及び支笏湖畔地区の移転について、町内会等からの要望を千歳警察署に対
し行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
防犯灯の設置数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
6,798
(H19)
6,930
6,971
6,900
か所
101.0
指標の説明
1:町内会及び商店街が管理する街路灯の設置個所数(H19 より計数方法変更)
〈 施策の達成度:B 〉
*「防犯灯の設置数」はその目標値を達成することができた。千歳警察署に対し、交番の新設
や移転について要望したが、設置に至らなかったことから、B評価とした。
112
(5) 消防・救急体制の強化
「基本方向」
①消防基盤の高度化
国の指針や地域の実情をふまえながら、消防施設や装備の整備を進めます。また、震災対策
などの観点に立ちながら、消防水利施設の充実や防災情報の収集・伝達体制の強化に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■消防施設の充実 消)総務課
*消防庁舎や出張所等の消防施設については、支笏湖温泉出張所の移転整備を平成 13 年度に完
了したほか、訓練塔については平成 22 年度に供用開始した防災学習交流施設「そなえーる」
の訓練塔を代替活用している。また、老朽化した施設の外壁等の修繕や暖房設備等の更新な
どを計画的に実施した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
消防署・出張所数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
6
6
6
6
か所
100.0
指標の説明
1:消防署及び出張所の合計数
〈 施策の達成度:A 〉
*現状の消防署及び出張所体制で市内の消防施設は充実しており、新たに「そなえーる」開設
に伴い訓練施設が整備されたことなどから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■消防装備の充実・強化 消)警防課
*消防装備の充実・強化については、多種多様な災害に対応するため、最新の救助工作車など
特殊車両及び救急事案に対処する高規格救急自動車を計画的に更新配備し、24 時間体制で災
害に備えた。
*AED(自動体外式除細動器)の設置については、平成 18 年度から段階的に公共施設等への
設置を行った。消防隊員の安全を確保するために、被服・消防備品や空気呼吸器等を整備す
るとともに、災害用エアーテント、熱画像直視装置等を整備し消防装備の充実を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
消防車両更新計画進捗率
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
0
66.66
66.66
100
%
66.7
指標の説明
1:後期5年間の車両更新計画台数に対する車両更新割合
〈 施策の達成度:B 〉
*成果指標は理想的な指標であり、消防車両は車種や使用頻度により 10 年から 25 年を目途に
更新しているが、後期の5年間に4台の更新整備を図っており、おおむね目標を達成したこ
とから、B評価とした。
113
「基本方向を実現させるための施策」
■消防防災通信体制の高度化 消)警防課
*消防防災通信体制については、火災や事故等の通報に対し、迅速かつ的確な情報収集・伝達
を行うため、位置情報通知装置や自動出動指定装置等の最新機能を取り入れた高機能指令セ
ンターに更新整備したことから、現場到着時間の短縮が可能となり、高度化が図られた。
*消防救急無線のデジタル化は、石狩振興局管内6消防本部の合意により共同整備を進めるこ
とで基本設計、実施設計を完了し、平成 23 年度から整備に着手する予定であり、平成 25 年
10 月の運用開始を目指している。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
緊急通報等の適切な処理率
―
100
100
100
%
100.0
2
デジタル無線整備実施率
0
(H20)
10
20
20
%
100.0
指標の説明
1:緊急通報等に対し、適切に処理した割合
2:デジタル無線整備計画に対する整備割合(H20 開始)
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標は理想的な指標であり、高機能消防指令センターの更新をはじめ順調に整備が進め
られ、目標値を達成したことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■消防水利施設の充実 消)警防課
*消防水利施設については、大規模地震災害発生時の消火栓使用不能時に備え、耐震性貯水槽
を計画的に整備し震災時の水利を確保するとともに、消火栓製造業者の事業撤退により修理
部品の調達が困難となったことから、老朽化した消火栓を計画的に更新し、安定した消防水
利の確保を図った。また、消防用水を効率的に維持管理するため消防用水路の利活用につい
て検討を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
消防水利数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1,143
1,167
1,168
1,168
か所
100.0
指標の説明
1:消火栓及び耐震性貯水槽の数
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標は理想的な指標であり、順調に整備が進められ、目標値を達成したことから、A評
価とした。
114
「基本方向」
②消防組織の充実・強化
消防職員の資質の向上に努めるとともに、消防団員の確保や消防団の活動能力を強化し消防
組織の活性化を図ります。また、関係機関との連携を深めながら、救急体制の高度化や拡充を
進めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■常備消防組織の充実 消)総務課
*消防職員については、消防学校入校等による専門教育の実施及び自衛隊などの市内各防災関
係機関や近隣消防機関との合同訓練により、消防職員の資質向上や消防活動の高度化を図っ
たが、救急救命士に対する研修比率が高く、消防隊員への研修機会が減少傾向にある。
*消防行政に功績のあった個人や団体を表彰し、消防と市民との円滑な協力関係の確立を図っ
た。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
教育訓練等への派遣者数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
25
24
24
26
人
92.3
指標の説明
1:消防学校、資格取得等の教育訓練へ派遣した人数
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標は理想的な指標であり、研修・訓練機関等への派遣者数は目標値をほぼ達成したこ
とから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■消防団組織の活性化 消)総務課
*消防団組織については、研修派遣による知識、技能の習得のため、毎年、北海道消防学校に
基礎教育、幹部教育に3名を入校させているほか、分団長・副分団長研修では、大規模災害
時における消防団の活動等の研修を実施した。また、消防団員が各種訓練を自主的に企画、
実践するほか、救急救命講習での市民指導や消防団のホームページ開設を行うなど消防団の
活性化を図った。
*消防団員の高齢化が進むとともに消防団員の確保が困難となってきていることから、ホーム
ページ等による団員募集を行っており、平成 22 年 12 月現在、174 名(定数 180 名)の団員が
活動した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
消防団員の研修・訓練参加
率
84
73
85
85
%
100.0
指標の説明
1:参加要請人数に対する各種研修・訓練の参加人数
〈 施策の達成度:B 〉
*消防団組織の活動は、団員のサラリーマン化により、訓練実施に伴う参加率は横ばい傾向と
なっているが、訓練の実施方法等を検討したほか、救急救命講習や住宅用火災警報器の普及
啓発など新たな活動により活性化が促進され、おおむね目標を達成したことから、B評価と
した。
115
「基本方向を実現させるための施策」
■救急高度化の推進 消)警防課
*救急救命士については、平成 15 年度から医師の具体的な指示なしで除細動を行えることにな
り、平成 16 年 7 月から医師の指示によって気管挿管の実施も可能となった。また、平成 18
年度からは医師の指示に基づき、薬剤投与が行えるとともに、24 時間迅速に救急専門医の指
示・指導・助言を要請できるなど、救急業務の高度化を図るメディカルコントロール体制の
構築により救命率が向上した。
*救急救命士の処置拡大(気管挿管・薬剤投与)に伴う研修等を継続して実施し、救急救命士
を含めた救急隊員の知識や技能の習得が進み、救急活動の高度化を図った。救急隊は消防本
部に2隊、向陽台地区に1隊配置し、3隊の運用を展開した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
救急救命士数
14
17
18
18
人
100.0
2
救急有資格者数
84
98
98
98
名
100.0
指標の説明
1:救急車に乗車する救急救命士の数
2:救急救命士養成課程・救急標準課程等を修了した職員の数
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標は理想的な指標であり、救急救命士の養成が順調に進められ、目標値を達成したこ
とから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■救助体制の充実 消)警防課
*救助体制の充実については、救助隊員の資質向上を図るため、救助活動に必要な各種資格を
取得させたほか、新しい資器材の導入と研修教育を継続するとともに、救助隊員の高齢化の
対応を含め計画的な養成を行った。
*消防の広域連携については、災害発生時における初動体制や増援体制の充実強化と組織や人
員の効率的な運用などを図るため、千歳市、恵庭市、北広島市の3市で消防広域化を検討し
ており、具体的な課題等について協議を進めた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
35
39
41
41
名
100.0
救助有資格者数
指標の説明
1:専科教育救助課程を修了した職員の数
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標は理想的な指標であり、救助隊員の養成が順調に進められ、目標値を達成したこと
から、A評価とした。
116
「基本方向」
③火災予防の推進
市民に対する防火知識の普及を進めながら、子どもや女性の参加による地域ぐるみの自主防
火組織の充実に努めます。また、大型建設物や住宅などに対して防火安全対策の強化を図りま
す。
「基本方向を実現させるための施策」
■自主防火組織の充実 消)予防課
*自主防火組織については、幼年・少年消防クラブ員の育成や各種活動の支援を行ったほか、
千歳市防火委員による防火講習会や火災予防運動期間中の街頭啓発及び各町内会での予防啓
発活動等を通じて、自主的な防火安全体制の意識づけを継続するとともに、地域ぐるみの自
主的な防火組織の充実を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
協力団体会員数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
3,742
3,490
3,444
3,443
件
100.0
指標の説明
1:各年 4 月 1 日現在の幼年・少年消防クラブ員及び防火委員・クラブ員の合計数
〈 施策の達成度:B 〉
*消防協力団体の会員数は少子高齢化により減少傾向にある。特に少年消防クラブ員の人数が
年々減少しているが、各団体は積極的に各種行事に参加しており、ほぼ現状の人数を確保し
たことから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■予防啓発の推進 消)予防課
*火災等の予防啓発については、ホテルや病院、大型店舗等への立入検査により、違反是正や
防火管理体制の指導強化を図ったほか、市民火災予防運動における街頭広報、事業所や町内
会などに対する防火指導や出前講座の実施、及び住宅用火災警報器の設置促進など火災予防
啓発を継続した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
防火指導の実施回数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
74
174
187
180
回
103.9
指標の説明
1:町内会や事業所等を対象とした防火指導の実施回数
〈 施策の達成度:A 〉
*「防火指導の実施回数」は目標を超えることができた。また火災発生件数も前年より 10 件の
減少となったことから、予防広報が一定の効果を上げたものと判断し、A評価とした。
117
(6) 水道給水の充実
「基本方向」
①水源の開発と保全
現在利用しているナイベツ川湧水の保全に努めるとともに、長期的な水需要予測を行いなが
ら、広域水道企業団からの受水計画を推進します。また、限りある水資源を大切にする節水型
都市づくりを進めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■水源開発の促進 水)工事課
*夕張シューパロダムについては、国土交通省、農林水産省、石狩東部広域水道企業団及び北
海道企業局の4者により多目的ダムとして建設されており、当市は石狩東部広域水道企業団
の拡張事業に参画した。当初、ダムの完成は平成 16 年度としていたが、移転補償や計画変更
に伴い、平成 18 年度にダム本体(堤体)を着工した。また、石狩東部広域水道企業団の料金
検討部会において、供給単価の低減対策等について検討を進めているが、水道料金改定の可
能性がある。
*近年、日本各地で大規模な地震が発生しており、千歳市においては「石狩底地東縁断層帯」
の存在が確認され、大規模な地震の発生によるライフラインの甚大な被害が懸念されている
状況にあったことから、夕張シューパロダムを水源とする新浄水場及び送水管等(石狩東部
広域水道企業団拡張事業)については耐震性を持たせた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
1
水源計
2
ダム建設進捗率
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
46,780
46,780
46,780
46,780
㎥
100.0
0
78
88
↑
%
―
指標の説明
1:自己水源の合計量(千歳川、内別川、地下水)
2:ダム建設事業に係る全体事業費のうち完了事業費の割合
〈 施策の達成度:B 〉
*ダムの進捗率が平成 22 年度末で 88%となっており、完成に向け建設工事を進めたことから、
B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■水源の保全 水)施設維持課、環境課、農村整備課
*水源の保全については、汚染や流量変化の確認・監視のため、取水口や河川の数箇所におい
て、水質調査や流量調査などを実施し、水源の現況把握に努めた。現在、内別川の湧水を主
水源に水道を整備しており、ナイベツ川湧水は、環境省の「名水百選」に選定されているほ
か、水道水は厚生省(現 厚生労働省)の「おいしい水」に適合しており、良質な水を市民
に提供した。
*農薬による水質汚濁の未然防止のため、ゴルフ場の農薬等の使用に関する環境保全指導要綱
を制定し、市内にあるゴルフ場すべてと環境保全に関する協定を締結するとともに、低毒性
の農薬の使用や使用量の抑制と低減の指導を行った。
*水源地周辺は、北海道森林管理局の水源涵養保安林として指定されており、森林伐採などが
制限された。
118
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
水質基準適合率
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
100
100
100
100
%
100.0
指標の説明
1:蘭越浄水場の水質検査計画に基づく検査に適合した割合
〈 施策の達成度:A 〉
*蘭越浄水場における「水質基準適合率」は、H22 目標値、H22 見込値共に 100%であり、適正
に管理されたことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■節水の促進 水)総務課
*千歳市新長期計画策定時においては水資源の不足が憂慮されていたことから、水源開発事業
を進めるとともに節水による水需要の抑制を進めてきたが、水源開発事業や施設整備事業が
順調に進展し、一方で水需要については伸びが鈍化し一部には減少傾向も見られたことから
水資源が不足するという事態は回避された。
*水資源を無駄なく有効に利用することについては継続して目指すべき施策であるが、水需要
の増加に備えて確保・整備した水資源や施設能力を大きく下回るような過度の水需要抑制は
需給バランスをみだし水道事業における収支悪化を招く一因となることから、節水を強く進
める施策は不要となった。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
一人一日平均給水量
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
366
348
―
→
㍑
―
指標の説明
1:各年度末現在の市民一人当たりの一日平均給水量
〈 施策の達成度:A 〉
*節水による水需要の抑制を進め、
「一人一日平均給水量」は減少傾向にある。そのほか、水源
開発事業や施設整備事業が順調に進展し、一方で水需要については伸びが鈍化し一部には減
少傾向も見られたため、水資源が不足するという事態は回避され、節水を強く進める施策は
不要となったことから、A評価とした。
119
「基本方向」
②水道施設の整備
多様化・高度化する水需要への対応や衛生管理面などをふまえながら、浄水施設や配水管の
整備・拡充に努めます。また、大規模な震災にも対応できるよう施設や管路の耐震化を進める
とともに、緊急時における体制の確立に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■浄水施設の整備・拡充 水)工事課
*浄水施設の整備・拡充については、計画的に浄水施設及び配水池の耐震診断を行い、必要に
応じて耐震補強工事を行ったほか、耐塩素性病原微生物(クリプトスポリジウム)対策とし
て、凝集剤の連続注入や急速ろ過池の洗浄強度増強等を行い、平成 20 年度に完了した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
1日最大水道用水供給可能
水量
49,000
46,500
46,500
46,500
㎥
100.0
2
施設耐震化率
83
100
100
100
%
100.0
指標の説明
1:1 日で供給可能な水道の量(水質基準の見直しがあったことから供給可能水量が減少した)
2:耐震診断を実施した全 12 か所のうち耐震性を有する箇所の割合
〈 施策の達成度:A 〉
*浄水施設及び配水池の耐震診断を行い、必要に応じて耐震補強工事を行い、浄水施設の整備
を進めたことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■配水管の整備 水)工事課、水)主幹(事業計画担当)
*老朽管の更新については、平成 17 年度に健康に悪影響を及ぼす石綿管の改修を完了した。現
在は、塩ビ管が主であり、小口径管の占める割合が高い状況となっていることから、昭和 40
~50 年代の高度成長期に布設した管の更新時期にあわせ、耐震性に劣る塩ビ管を優先的に改
修しており、平成 19 年度から口径 75mm以上の管を全て耐震管で整備した。
*平成 25 年度から新たに石狩東部広域水道企業団から日量 11,900 ㎥/日の受水を受けること
から、平成 19 年度から容量 6,000 ㎥の配水池、及び口径 600mm の幹線配水管の建設に着手し
た。
*平成 20 年に水道施設管理システムを導入し、水道施設の情報管理を電子化した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
配水管の耐震化率
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
4
10
11
12
%
91.7
指標の説明
1:配水管の延延長に対する耐震性を有する管の割合
〈 施策の達成度:B 〉
*当初は、接着受け口の塩ビ管改修を平成 24 年度までに終了することとしていたが、平成 26
年度までかかることとなったため、進捗率が目標に達しなかった。しかし、その他の事業に
ついては、予定どおりであったことから、B評価とした。
120
「基本方向を実現させるための施策」
■震災時における給水の確保 水)主幹(事業計画担当)、水)工事課、水)総務課
*災害や事故への対応については、平成 20 年4月に災害対策要綱及び危機管理要綱を改正し、
各種マニュアルを整備した。
*市内の配水池には、災害発生からおおむね 10 日目まで給水可能な量が備蓄されているが、そ
の輸送手段がない状況である。また、新たに石狩東部広域水道企業団の拡張事業から受水す
るルートは、全てが耐震構造となっており、このルートを活用した主な避難所等の耐震管網
整備について検討を進めた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
主要避難所等への耐震管網
整備率
0
0
0
↑
%
―
2
災害時の給水確保日数
3
3
3
3
日
100.0
指標の説明
1:主要な避難所等に対する耐震管網の整備率
2:災害時に市民一人当たり 3 リットルの水を確保できる日数
〈 施策の達成度:D 〉
*現時点では災害時に給水を十分に確保できる状態になく、避難場所や水道局庁舎を応急給水
の拠点とするための耐震管網整備が進まなかったことから、D評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■直結給水の推進 水)管路維持課
*新築の中高層の共同住宅はすべて直結給水・直結増圧給水方式となった。
*平成 13 年度から中高層の共同住宅棟における受水槽方式から直結方式への変更を促進した。
給水方式の変更は多額の費用を要し、建物の大規模改修時に実施されることが多いことから、
直結給水方式のメリット等を周知し、変更を促した。
*マンション等に設置されている小規模受水槽(10 ㎥以下)は、1年以内ごとに1回、定期的
に水槽の清掃と水道蛇口における水質検査(色、濁り、臭気、味、残留塩素)を行った。そ
の他の受水槽については検査報告を受け、衛生管理を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
直結給水変更棟数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
5
5
5
↑
棟
―
指標の説明
1:受水槽方式給水から直結方式・直結増圧方式へ変更した累計棟数
〈 施策の達成度:A 〉
*新築の中高層の共同住宅はすべて直結給水・直結増圧給水方式となり、直結給水世帯を増加
させたことから、A評価とした。
121
「基本方向」
③水道事業の健全経営の推進
長期的な展望で効率的な事業を進めるため長期経営計画を策定し、健全経営の推進に努めま
す。
「基本方向を実現させるための施策」
■水道事業の健全経営の推進 水)総務課
*水道事業の健全経営については、平成 18 年度に財政収支見通し(期間:H19 年度~H23 年度
の5年間)を策定したほか、平成 19 年度に人件費・維持管理費の削減及び企業債繰上償還に
よる支払利息の軽減を目的に経営健全化計画(期間:H19 年度~H23 年度の5年間)を策定し
た。
*経営改善のため組織や業務の見直し、退職者不補充による職員数及び人件費削減、外部委託
の推進、維持管理費削減、企業債の借換えによる支払利息の軽減など効果的な経費削減を実
施したことにより、毎年度決算において純利益を計上し、平成8年 10 月の料金改定以降も現
状の料金体系を維持することができた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
経常収支比率
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
103
103
101
100
%
101.0
指標の説明
1:水道事業の経常費用に対する経常収益の割合
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標「経常収支比率」は、事業体の収益性をみる代表的指標であり、その目標値を達成
したことから、A評価とした。
122
(7) 下水道の整備
「基本方向」
①公共下水道事業の推進
公共下水道の整備を計画的に進めながら雨水排水の抑制や浸水対策と合流式下水道の改善に
努め、生活環境の向上や河川環境・公共用水域の水質保全などに努めます。また、大規模な震
災に対応できるよう処理場や管渠施設の耐震化対策を進めるとともに、緊急時における対応の
確立に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■公共下水道の施設整備の推進 水)工事課
*公共下水道の施設整備については、昭和 39 年から下水道の整備を計画的に進めており、平成
21 年現在の普及率は 98.0%で、道内でも屈指の高い普及率となった。
*水質改善事業については、平成 16 年4月の下水道法施行令の一部改正により、処理場からの
放流基準強化及び雨天時の雨水吐からの放流基準の設定、放流回数の半減など施設機能の高
度化が必要となったことから、雨水の貯留量を増やし川への未処理放流水を防ぐため、浄化
センター内に雨水滞水池の建設を進めるとともに、ゴミの流出を防止するため、雨水吐き室
内にろ過スクリーンを設置した。また、合流改善事業については、千歳処理区全体の約 11%
に相当する市街地中心部約 360 ヘクタールの合流式下水道において雨水と汚水の分流化を進
めており、道路の改良、電線類地中化及び市街地再整備などにより、道路の掘り返しの難し
いところでは、一部優先的に下水道の分流化を実施した。
*スラッジセンターについては、市街地の拡大や企業の進出など発生汚泥量が年々増え続ける
なか、平成 15 年度に供用を開始しており、今後の機械設備の更新等の検討を行うとともに、
汚泥処理システムの安定化を図るため、緑農地還元(肥料)に代わる汚泥処分方法の検討を
進めた。
*下水道施設の耐震化対策については、既存管渠の更新にあわせて耐震化を行っているが、重
要な幹線と河川、JR 横断部については、優先して耐震化に取り組んだ。また、浄化センター
の耐震化については、構造物本体の耐震補強は事実上不可能であることから、被災時に雨水
滞水池を利用した最低限の処理の確保と設備の水没を防ぐなどの減災対策を進めた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
0.8
39.5
100
100
%
100.0
整備進捗率
指標の説明
1:雨水滞水池・場内ポンプ場整備進捗率
〈 施策の達成度:A 〉
*水質改善事業及びに合流改善事業に係る雨水滞水池・場内ポンプ場の整備を平成 22 年度末で
完成することができた。またその他の施設の耐震化対策などについてもほぼ計画どおり進捗
したことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■公共下水道の管理体制の充実 水)施設維持課
*浄化センターについては、事業を一部委託化して経費節減、事業の効率化に努めてきたが、
平成 20 年度から水道局浄化センター、スラッジセンター、支笏湖浄湖苑、ポンプ場等におい
て、包括的民間委託方式により、雨水・汚泥処理等を行った。
*下水汚泥成分の分析、施用圃場の土壌分析結果を利用農家に公表することにより、安全な施
123
肥管理と安定した利用を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
浄化センター放流水BOD
除去率
97.6
97.9
98.5
92.5
%
106.5
指標の説明
1:
(流入水の BOD-処理水の BOD)÷流入水の BOD×100 (浄化槽の性能を表す指数)
〈 施策の達成度:A 〉
*BOD※除去率の目標値である 92.5%に対して、H22 見込値は 98.5%と大幅に生活環境の向上
や河川環境・公共用水域の水質保全が進んでおり、公共下水道の管理体制の充実が図られた。
また、施設の包括的民間委託を進め施設の維持管理体制を充実させたことから、A評価とし
た。
※BOD・・・水中の好気性微生物の増殖や呼吸によって消費される酸素量のこと。水の有機物汚染が大
きければその有機物を栄養分とする微生物の活動も活発になり、微生物によって消費される酸素の量
も増加する。BODが大きければ水中の有機物汚染が大きいことを示すため、水の有機物汚染の指標
とされている。
124
「基本方向」
②地域下水道事業の推進
個別排水処理施設の整備により地域下水道事業を積極的に推進し、下水道未整備地区の解消
に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■地域下水道の整備 水)管路維持課
*地域下水道の整備については、農村地域のし尿と台所・風呂・洗濯水などの生活雑排水を処
理するため、 各戸ごとに合併処理浄化槽の設置を行う個別排水処理施設整備事業を実施した。
合併浄化槽の設置によって、下水道事業対象区域外でも、トイレの水洗化や生活雑水の処理
が可能となった。個別排水処理施設の設置費用の一部を市が助成し、毎年度 10 戸程度整備さ
れ平成 22 年度の累計設置戸数は 224 戸となった。
*対象地区の住民の高齢化、家屋の老朽化・後継者がいないなどの課題もあるが、これらの実
態にあわせた新たな整備計画を策定し、個別排水処理施設の設置と促進のためのPRを行っ
た。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
個別排水処理施設利用戸数
195
215
224
227
戸
98.7
指標の説明
1:公共下水道認可区域外において個別排水処理施設を利用している戸数
〈 施策の達成度:A 〉
*平成 22 年度目標値 227 戸に対して、平成 22 年度見込値は 224 戸となっており、目標値をほ
ぼ達成したことから、A評価とした。
125
(8) 基地障害防止対策の推進
「基本方向」
①基地障害防止対策の推進
航空機や戦車などから発生する各種障害に対して、障害の現況把握に努めるとともにこれら
の改善を関係機関に要請し、防衛施設と調和のとれたまちづくりをめざします。
「基本方向を実現させるための施策」
■C経路対策の推進 道路建設課、都市整備課
*C経路の整備については、C経路対策の基本方針に基づき、整備予定区間全線について当初
の目的である道路構造の改良及び橋梁の架け替え工事が完了し、これにより装軌車が走行す
る際に生じていた交通渋滞は解消された。
*コンクリート舗装の露出区間について、平成 21 年度に耐キャタアスファルト舗装による整備
を始めた。
*C経路緩衝緑地帯の整備については、周辺地域と調和のとれた緑豊かな都市環境の形成を図
るため、平成 19 年度に勇舞地区、平成 22 年度に清流地区が完了した。また、新たに北陽高
校前土地区画整理事業が実施されていることから、緩衝緑地の用地確保を進めた。
*C経路走行要領は自衛隊において定めており各部隊長に通達されているが、適宜、市と自衛
隊が協議し内容の見直し等を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
1
C経路整備延長
2
C経路耐キャタ舗装延長
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
9.08
9.9
10.75
10.75
㎞
100.0
0
7.2
9.2
↑
㎞
―
指標の説明
1:C経路整備済区間の延べ延長
2:C経路の耐キャタ舗装の実施済延長(H21 より実施)
〈 施策の達成度:A 〉
*C経路緑地帯の整備については、ほぼ計画どおりに進捗したほか、平成 21 年度から実施して
いるコンクリート舗装露出区間での耐キャタアスファルト舗装は平成 22 年度国債工事の実施
を持って取組の目標を達成したことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■航空機騒音対策の推進 空港・基地課
*航空機騒音対策については、国に対して休日や早朝・深夜の訓練等の自粛を要請するととも
に、生活環境の改善・向上のため、騒音防止事業の制度の緩和や拡大等について要望を継続
的に実施したほか、日米共同訓練等の実施に当たっては、国に対して訓練の自粛や安全の確
保などを要請した。
*住宅防音事業については、国が事業を実施しているが、厳しい財政状況下にあるため、制度
の緩和・拡大が進展しなかった。また、小・中学校、コミュニティセンター等の防音工事に
ついては、国の補助により計画的に進めた。
*空港の 24 時間運用に伴う深夜早朝の航空機騒音については、航路直下住民の良好な住環境を
確保するため、住民との合意事項である機器更新事業などを着実に実施した。
126
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
各種機能復旧工事を含む防
音工事実施世帯数
770
941
1,000
1,200
世帯
83.3
指標の説明
1:防衛省関係の各種機能復旧工事を含む防音工事実施世帯数
〈 施策の達成度:B 〉
*「各種機能復旧工事を含む防音工事実施世帯数」は着実に推移しており、その目標値をおお
むね達成したほか、良好な住環境を確保する機器更新も計画的に進めたことから、B評価と
した。
「基本方向を実現させるための施策」
■演習場周辺対策の推進 空港・基地課、都市整備課
*演習場周辺対策については、北海道大演習場千歳地区からの土砂流出に伴い、防衛省からの
受託事業として砂防ダムの設置、土砂浚い及び既存ダムの補修による長都川砂防濁水対策事
業を実施したほか、オルイカ川洪水防止事業については、東千歳駐屯地及び北海道大演習場
東千歳地区からの洪水流出増に対応するため、護岸改修などの洪水防止事業を実施した。
*北海道大演習場千歳地区で実施されている空砲射撃の騒音については、市民の苦情も多いこ
とから、新たな対策として、空砲射撃に対する住宅防音の事業化について要望を行った。ま
た、国では、平成 18 年度から北海道大演習場を含む全国6演習場を対象に、演習場周辺の砲
撃音調査を進めた。
*北海道大演習場(千歳地区)内にある急傾斜地の一部では近年多発している豪雨等により、
法面崩壊の危険性が高まるとともに、土砂災害警戒区域及び特別警戒区域にも指定されたこ
とから、市民等への安全・安心確保のため、演習場内の緑化や防災工事などの環境整備を検
討した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
濁水・洪水発生回数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
3
0
0
0
件
100.0
指標の説明
1:対策実施区域における濁水・洪水発生回数
〈 施策の達成度:A 〉
*対策工事の完成後は濁水・洪水は特に発生しておらず、その目標値を達成したほか、国が砲
撃音調査を行ったことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■電波障害対策の推進 電気設備課
*航空機によるテレビ電波障害対策については、共同受信施設の設置事業(更新・再更新)や
修繕及び保守点検等の維持管理を実施し、安定したテレビ電波の送信に努めた。
*地上デジタル放送の開始に伴い、受信障害が残る区域と解消される区域を決定し、受信障害
が解消される区域に対して、共同受信施設から屋外アンテナへの切り替えの促進や不要とな
る施設の円滑な撤去を図るため、
平成 21 年度から新たに屋外アンテナ設置助成制度を開始し、
組織や相談体制強化の取組を行った。
127
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
更新・再更新工事の実施戸
数
743
361
1,640
1,640
戸
100.0
指標の説明
1:共同受信施設の老朽化した設備の更新・再更新を実施した戸数
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標は、施設の更新計画に基づいた目標値を達成しており、安定したテレビ信号を送信
することが出来た。また、屋外アンテナへの切り替えについても、ほぼ順調に助成が進んだ
ことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■民生安定対策の推進 空港・基地課、都市整備課
*民生安定対策については、これまで防衛施設の安定かつ継続的な使用を行うため、市民の理
解と協力を得ることが大切であるとの考えのもと、国は防衛施設に起因する障害を解消する
ための障害防止事業や地域の振興の発展に寄与することを目的にした民生安定事業などの各
種補助事業を実施し、公共用施設の整備や住民生活の利便性向上などに寄与する事業を実施
した。
*市は国に対し、新規事業の採択や事業予算の確保、また、施設整備に係る制度の改善や拡充
などの要望を行い、施設整備に係る各種補助金を確保するとともに、市民ニーズや必要性、
優先度、将来に発生する管理費等の負担も考慮し、事業の選定を行い各種補助事業を実施し
た。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
防衛施設周辺整備要望に対
する実施率
47.6
75
75
80
%
93.8
指標の説明
1:国に対し要望を行った事業のうち、採択・実施となった事業の割合
〈 施策の達成度:B 〉
*成果指標「防衛施設周辺整備要望に対する実施率」はその目標値をおおむね達成しており、
生活環境の向上が図られたことから、B評価とした。
128
(9) 住宅環境の整備
「基本方向」
①住宅・宅地対策の充実
総合的な住環境や耐久性の向上をめざすとともに、北国の風土や高齢化社会など立地条件や
社会背景を考慮した住宅・宅地づくりを促進します。また、住宅に関する相談・情報提供機能
の充実に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■住環境の優れた住宅・宅地の供給 建築課
*住環境の優れた住宅・宅地の供給については、良好な住環境を確保するため、建築に関する
指導や相談業務を行ったほか、建築確認及び検査業務を行った。また、中高層建築物に関す
る指導要綱による、高さが 10 メートルを超える建築物を対象に近隣住民と建築主との日照権
や路上駐車、ゴミ問題などの紛争を未然に防止するため、工事概要を記した標識の設置や近
隣住民への説明等で事前に周知を行わせるなどの指導を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
2
成 果 指 標 名
指導の結果支障なく整備さ
れた割合
一般住宅の建築確認申請件
数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
100
100
100
100
%
100.0
379
357
303
↑
件
―
指標の説明
1:中高層建築物指導要綱に沿って支障なく整備された割合
2:市内の一般住宅等建築物に係る建築確認申請(第4号)の件数(市による確認及び民間の指定確認検査機関による
確認の全部)
〈 施策の達成度:A 〉
*良好な住環境を確保するため、建築に関する指導等を実施したほか、中高層建築物の建築に
ついては指導要綱に基づき建設地周辺の近隣住民へ建築計画を事前に周知し紛争を未然に防
止しており、千歳市中高層建築物紛争調整委員による紛争調整もなかったことから、A評価
とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■北国の風土にあった寒冷地型住宅の促進 建築課
*寒冷地型住宅の促進については、北海道が推奨している北方型住宅について周知するととも
に、これを参考として省エネルギーや環境負荷の低減に必要な性能を満たすようにパンフレ
ットの配布や窓口での相談を通じて普及啓発を行い、新築住宅での断熱・気密性能の向上が
進んだ。
*家庭における総エネルギーの消費は減少傾向にあり、オール電化住宅の建設や省エネルギー
機器の普及から環境負荷への低減が図られた。
129
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
1
北方型住宅建築件数
2
市が確認した一般住宅の建
築確認申請(第4号)件数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
0
4
10
↑
件
―
279
202
137
↑
件
―
指標の説明
1:北方型住宅として登録された件数
2:市内の一般住宅等建築物に係る建築確認申請(第4号)の件数のうち、市が確認を行った件数(民間の指定確認検
査機関による確認件数は除く)
〈 施策の達成度:A 〉
*北方型住宅は北海道が推奨しており、北国の住まいに必要な基本性能を備え、設計内容の基
準適合チェックや、建築データの保管・登録制度により近年、建築戸数が増加傾向にあるこ
とから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■高齢化社会に対応する住まいづくり 建築課
*住宅のバリアフリー化については、高齢化社会を迎え、誰でも快適に利用することができる
住まいづくりが求められていることから、バリアフリーのニーズに対応した住宅が増えるよ
う窓口において情報の提供を行い、新築住宅では住戸内の段差の解消や手すりの設置などの
バリアフリー住宅が増えた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
住戸内の段差の解消されて
いる率
90
100
100
100
%
100.0
指標の説明
1:完了検査における段差解消戸数の割合
〈 施策の達成度:A 〉
*住戸内のバリアフリー化は高齢化社会の到来や住宅ユーザーのニーズにより一般的な仕様と
なっており、床面の段差の解消、水廻り等の部分へ手摺の設置が普及したことから、A評価
とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■耐震、耐久性に対する家づくりの促進 建築課
*建築物の耐震化については、平成 19 年度に市有建築物の耐震化状況の調査、平成 20 年度に
民間建築物の耐震化状況の調査及び住宅の耐震診断・改修に関する市民アンケートを実施し、
耐震化に向けた課題整理等を行い、平成 21 年3月に耐震化の目標や取組方針を位置付ける千
歳市耐震改修促進計画を策定した。
*平成 21 年度からは、この計画に基づき市内建築物の耐震化の促進を図るため、相談窓口の充
実及び地震防災に関する情報提供、出前講座の実施、耐震診断費用の一部助成を行った。
*平成 22 年度は、地震や耐震等に関する知識を広めるため、防災学習交流センター「そなえー
る」において、小学校中学年から一般市民を対象に協働事業「みんなで作ろう丈夫なマッチ
棒の家」を実施した。また、耐震診断補助金については2万円から4万円に増加し、市民の
負担軽減を図った。
*北海道が開催した耐震改修に係る認定講習について市内建築士の受講数は 37 名で、耐震改修
130
に係る知識、技術の取得について意識の高揚が見られた。
*平成 17 年以降、住宅金融公庫融資審査が民間へ移行したことにより、それ以降、市では審査
業務を行っていない。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
住宅の耐震化率
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
81.0
(H20)
82.0
83.0
83.5
%
99.4
指標の説明
1:市内戸建住宅・共同住宅の耐震化率
〈 施策の達成度:A 〉
*平成 22 年度見込みにおいて、
「住宅の耐震化率」は 83%で計画当初から2ポイントの向上が
見られたことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■住宅相談の充実と建築情報の提供 建築課
*住宅相談等については、近年、騒音や落雪等の相談が多数あり、周辺環境に関連する建築の
相談内容が複雑化しているが、住宅や建築に関する法律や建築相談業務を行うとともに、出
前講座やホームページなどを利用し申請手続や各種建築情報の提供を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
窓口相談件数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
600
900
1,200
↑
件
―
指標の説明
1:相談に対応した件数
〈 施策の達成度:A 〉
*住宅に関する相談や情報提供は窓口のほか、メールや出前講座、ホームページで受け付けて
いることから増加傾向となった。市民、設計者、不動産業者等の相談については、適切に対
応し問題解決が図られたことから、A評価とした。
131
「基本方向」
②公営住宅の整備
社会状況や市民の住宅ニーズを把握しながら、だれもが住みやすい公営住宅の整備を進めま
す。特に、高齢者や障害者に対応した住宅整備を進め、長寿社会を見据えた公営住宅の整備に
努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■良質な住環境の整備 市営住宅課
*公営住宅の整備・建替については、公営住宅ストック活用総合計画に基づき、うたり団地、
北栄C団地の市営住宅建替事業及び道営住宅の大和の杜団地の建設が完了した。そのうち、
道営住宅大和の杜団地 35 戸及び市営住宅団地 30 戸はシルバーハウジングの整備を行った。
また、いずみ団地とみどり団地の市営住宅建替事業も着手した。このほか、中心市街地では
民間事業者が建設した住戸、50 戸を市営住宅として 20 年間借り上げ、平成 21 年度から入居
を開始した。
*公営住宅の適切な維持管理については、良質な住環境を維持するため市営住宅の適正な維持
管理に努めるとともに、入居者の公平性を保つため、住宅使用料等の収納強化を図ったほか、
高齢者優良賃貸住宅の家賃補助については、平成 17 年度から開始した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
市営住宅の建替戸数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
36
340
400
400
戸
100.0
指標の説明
1:公営住宅ストック総合活用計画に基づく累計建替戸数
〈 施策の達成度:A 〉
*建替えを進める住宅の整備基準は公営住宅整備基準によるものであるが、当該基準の根幹は
国が計画する全国住生活基本計画に沿ったものである。そのうえで、本市における建替戸数
は、公営住宅ストック総合活用計画に沿って目標値を達成することができ、また、既存住宅
の維持管理も行ったことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■安全で快適な住環境の整備 市営住宅課
*安全で快適な住環境づくりのため、公営住宅敷地内の共同施設については、各団地の建替事
業、新規建設事業において敷地の緑地化、駐車場、児童遊園などの整備を行った。また、緑
地・児童遊園は、各団地1か所以上を設置、また駐車場は全ての団地に完備した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
有料駐車場整備戸数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
827
1,081
1,141
↑
件
―
指標の説明
1:市営住宅における駐車場整備戸数
〈 施策の達成度:A 〉
*建替え又は新規建設団地において、緑地・児童遊園を1か所以上、駐車場についても全ての
団地に各世帯1台分を確保できるよう整備した。借上住宅の駐車場は住宅敷地内では全戸完
備となっていないものの、近隣の代替地により全戸数分確保しており、直接建設分及び借上
げ分双方とも 100%の整備であったことから、A評価とした。
132
「基本方向を実現させるための施策」
■生き生きとした長寿社会を見据えた住環境の整備 市営住宅課
*高齢者用・障害者用の公営住宅整備については、各団地の建替事業、新規建設事業に合わせ
て、高齢者用・障害者用の特定目的住宅の供給を図り、道営シルバーハウジング、市営シル
バーハウジング、高齢世帯向け住宅、車イス対応住宅を整備した。
*道営住宅大和の杜団地 35 戸及び市営住宅団地 30 戸のシルバーハウジングを整備し、入居す
る高齢者に、生活指導、相談、安否確認等を行う生活援助員を派遣した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
公営住宅のバリアフリー化
率
24.19
30.00
35.14
↑
%
―
指標の説明
1:公営住宅のうちバリアフリー化された住宅の割合
〈 施策の達成度:A 〉
*建替え又は新規建設団地においては、高齢者用等の特定目的住宅であるか否かにかかわらず、
全ての住戸がバリアフリー対応により整備するとともに、シルバーハウジング等の供給を行
った。
全住戸数からみたバリアフリー化率としては、約 35%に過ぎないが、平成 17 年時から約 10%
以上増加し、建替整備を全てバリアフリー対応によることとした目標は達成されたことから、
A評価とした。
133
(10) 快適、安全な冬環境の創出
「基本方向」
①冬を克服する生活基盤の整備
除排雪機能や融雪機能の強化により、快適で安全な交通環境の確保や生活環境の向上に努め
ます。また、市民の理解と協力を得ながら地域における除排雪体制づくりを推進します。
「基本方向を実現させるための施策」
■冬季間の交通の確保 道路管理課
*除排雪体制については、除雪作業車約 110 台、作業員約 200 人により、総車道延長 780km の
うち約 90%となる約 690km を所定の除雪目標に従い、効果的・効率的な除雪作業を行うとと
もに、冬期間 24 時間体制を保持した。なお、市が保有する除雪車両は計画的に更新を行って
いるが、近年、諸般の事情により民間からの借上機械が不足する状況にあるため、除雪車両
の充足に向けた対応を検討している。
*市民協働として、生活道路のパートナーシップ排雪補助制度を設け、町内会に小型除雪機の
貸出しを行っているほか、除雪に対する市民の理解を得るため、除雪説明会を実施するとと
もに、
「除雪のお願い」を各戸配布した。
*スパイクタイヤの使用禁止に伴い、市内 87 か所においてスリップ防止工事を行った。また、
効果を維持するために計画的な更新を行ったが、ロードヒ-ティングは維持管理及び更新費
用が高額であるため、低額なコストで有効なスリップ防止対策への転換について調査・検討
を行った。
*除雪作業を阻害する路上駐車の排除対策については、
「除雪のお願い」やホームページにより、
周知を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
1
除雪原単価
2
除雪延長距離
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
991,000
969,000
950,000
900,000
円/㎝
94.7
681.9
693.3
695.1
↑
㎞
―
指標の説明
1:除排雪委託料/年間降雪量
2:冬期間の通行を確保する道路延長距離
〈 施策の達成度:A 〉
*ホームページによる除雪情報の提供や雪出し防止の取り組みを強化し、冬期間の交通の確保
を進めた。また、除雪についての市民周知に努めた結果、小型除雪機貸出事業を活用する町
内会等団体も増加したことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■融雪施設の設置の促進 道路管理課
*融雪施設の設置促進については、平成 11 年度から平成 16 年度までロードヒーティングなど
の融雪施設を設置する市民に対し、資金の貸付事業を実施してきたが、平成 13 年度をピーク
に年々減少しており、一定程度の目的が達成されたため廃止することとした。なお、利用者
への利子補給は平成 21 年度で終了した。
134
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
融雪施設への助成件数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
233
―
―
終了
件
―
指標の説明
1:融雪施設設置費を補助した累計件数(H16 事業廃止)
〈 施策の達成度:A 〉
*平成 11 年~平成 16 年まで融雪施設設置のための資金の貸付事業を実施し、一定程度の目的
が達成されたことから、A評価とした。
135
(11) エネルギー供給の安定確保
「基本方向」
①エネルギー供給の安定確保
電気やガスなど主要エネルギーの安定供給に努めるとともに、太陽光をはじめとした新エネ
ルギーの導入・普及を推進します。
「基本方向を実現させるための施策」
■主要エネルギー供給の安定確保 企業振興課
*電気・ガスなどの供給を行う民間事業と直接交渉し、工業団地での安定供給を要請した。ま
た、これら事業者が主催する会議に出席し、継続して主要エネルギーの安定供給の実現を促
した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
電気・ガスなどの供給を行
う民間事業者との打合せ回
数
2
2
2
→
回
―
指標の説明
1:供給安定に向けた電気・ガスなどの供給を行う民間事業者との打合せなどの回数
〈 施策の達成度:A 〉
*電気・ガスなどの供給を行う民間事業者と直接協議を行い、電気等の安定供給が実現してい
た。また、これら事業者が参加する会議等に継続して出席し、連携を深めることができたこ
とから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■新エネルギーの導入・普及の促進 企画課
*新エネルギーの導入・普及については、太陽熱や地熱、雪氷熱、バイオマスなどを利用した
自然エネルギーやリサイクル型エネルギーへの関心が高まっていることから、新エネルギー
の開発や活用の技術動向に関する情報収集を行った。
*平成 15 年度から 17 年度まで、一般住宅の太陽光パネル設置助成を行い、一定の成果を収め
た。平成 22 年度にはエコチャレンジ補助事業として住宅設備機器への補助金交付や地域への
普及啓発を行った。
*空港や一部の企業においては、雪氷熱の利用や太陽光発電システムを設置し、先導的な取組
が進められており、当市においても、防災学習交流センター「そなえーる」に太陽光発電シ
ステムを導入したほか、今後、整備する公共施設への設置を検討した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
太陽光パネル設置助成件数
37
―
―
終了
件
―
指標の説明
1:一般住宅の太陽光パネル設置費を補助した累計件数(H17 事業廃止)
136
〈 施策の達成度:B 〉
*代替指標である太陽光パネル設置助成は、平成 17 年度で終了したが、新エネ・省エネを活用
した住宅用機器などの導入を促進するため、平成 22 年度にはエコチャレンジ補助事業として
住宅設備機器への補助金交付や地域への普及啓発を行ったことから、B評価とした。
137
第3章 学びあい心
びあい心ふれあう都市
ふれあう都市づくり
都市づくり
○達成度一覧
3-1 人の魅力でまちが
魅力でまちが輝
でまちが輝く生涯学習都市
大項目
中項目
市民の主体的な学習活動の支
援
生涯学習のまちづくり
~10 施策
多様な市民活動のネットワーク
づくり
人材の育成と活用
学校・社会教育の充実
小項目
教)企画総務課、生涯学習課
学習機会の整備
生涯学習課
市民参加機会の拡大
生涯学習課
普及・啓発活動の推進
生涯学習課
情報、相談、支援の拠点の整備
生涯学習課
A
B
B
B
A
生涯学習課
B
市民協働推進課
A
学びあい、教えあう人材の活用システムの構築
生涯学習課
B
学校教育活動の充実と学校開放の推進
生涯学習課、学校教育課、ス
ポーツ課
B
学習機会の拡充と学習成果の活用
生涯学習課
B
あらゆる学習機能を有機的に結びつけるネット
ワークづくり
まちづくりに資する人材の育成、自立と連帯感
のある人材の育成
~95 施策
中項目
教育機会の充実
幼稚園教育の振興
幼稚園教育の充実
幼稚園・小学校の連携の促進
教育機会の拡充
開かれた学校づくりの推進
小中学校教育の充実
教育活動の充実
施策の
達成度
連携・協働体制の充実
3-2 豊かな心
かな心と人間性を
人間性を育む教育文化都市
大項目
担当課
小項目
担当課
施策の
達成度
幼稚園就園の奨励
教)企画総務課
弾力的な幼稚園運営の促進
教)企画総務課
教職員研修の充実
教)企画総務課
施設設備の充実
教)企画総務課
教育機能の相互理解の推進
教)企画総務課
大規模校の解消
教)企画総務課
小規模校の教育機会の充実
学校教育課
就学支援の充実
学校教育課
通学手段の充実
学校教育課
学校教育と社会教育の融合化
学校教育課
地域に開かれた学校運営の推進
学校教育課
学校・家庭・地域の連携
青少年課
特色ある教育課程の確立
学校教育課
心の教育の推進
学校教育課
食育の推進
学校教育課
A
A
A
A
B
A
A
A
A
A
A
B
A
A
A
幼稚園(保育所)・小学校・中学校・高等学校の
連携強化
学校教育課
A
情報化や国際化に対応した教育の推進
学校教育課、教)企画総務課
環境教育の推進
学校教育課
地域教育資源の活用
学校教育課
児童生徒の豊かな人間形成の推進
学校教育課
防犯教育の充実
学校教育課
教育相談、指導の充実
青少年課
A
A
A
A
A
B
138
快適な学校施設などの整備、充
実
小中学校教育の充実
教職員の研修・福利厚生の充実
保健・体育の充実
保健・体育の充実
学校給食の充実
教育機会の拡充
特殊教育の充実
教育活動の充実
教)企画総務課
ゆとりとうるおいのある学習環境づくり
教)企画総務課
安全な学校づくりの推進
教)企画総務課
学校施設耐震化の推進
教)企画総務課
教職員の研修活動の推進
学校教育課
教職員の福利厚生の充実
学校教育課
学校体育の充実
学校教育課
学校保健、安全教育の推進
学校教育課
衛生管理体制の強化
給食センター
給食施設の充実
給食センター
学校給食指導の推進
学校教育課、給食センター
障害児などの就学機会の拡充
学校教育課、障がい者支援課
就学指導と就学支援の充実
学校教育課
訪問教育対象者への支援の充実
学校教育課
交流教育、体験学習の充実
学校教育課
進路指導の充実
学校教育課
学校施設・設備などの整備
学校施設・設備などの整備
教)企画総務課
理解・啓発活動の推進
理解・啓発活動の推進
学校教育課
適正な入学定員の確保
教)企画総務課
修学支援の充実
教)企画総務課
時代や地域ニーズに応える学科の充実
教)企画総務課
教育内容の充実
教)企画総務課
高等学校と地域の交流・連携の促進
教)企画総務課
国際的な学術研究拠点の形成
科学技術振興課
各種専門教育機関の育成・誘致
教)企画総務課
修学支援の充実
教)企画総務課
地域課題などに関する学習機会の充実
生涯学習課
高齢者の学習、世代間交流機会の充実
生涯学習課
国際化に対応した学習機会の充実
生涯学習課
男女共同参画を促す学習機会の充実
生涯学習課
青少年の学習機会の充実
生涯学習課
学習活動団体・サークルなどの育成
生涯学習課
生涯学習活動の促進
生涯学習課
民間指導者、リーダーの育成
生涯学習課
利用者の立場に立った施設の整備
文化施設課、スポーツ課
社会教育施設のネットワーク化
生涯学習課、文化施設課
家庭教育力の向上
生涯学習課
父親の家庭教育への参加促進
生涯学習課
公民館の運営体制の充実
文化施設課
公民館事業の充実
文化施設課
図書館の市内全域サービス化の推進
文化施設課
図書館資料の整備・充実
文化施設課
図書館情報システムの充実
文化施設課
芸術文化鑑賞機会の拡充
文化施設課
芸術文化活動への参加機会の拡充
文化施設課、生涯学習課
芸術文化活動の情報提供の充実
文化施設課、生涯学習課
文化施設の整備
文化施設課
教育機会の拡充
高等学校教育の充実
時代や地域ニーズに応える教育
の促進
大学・試験研究機関の整備
高等教育の充実
多様な高等教育機会の確保
学習機会の充実
学習支援体制の充実
社会教育の充実
社会教育施設の整備・充実
心を育てる家庭教育の充実
公民館機能の充実
図書館機能の充実
市民文化の創造
学校施設・設備などの整備、充実
文化活動に親しむ機会の拡充
139
A
A
A
A
B
B
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
B
A
A
B
B
B
B
B
B
A
B
A
A
B
B
A
A
A
A
B
B
A
B
B
芸術文化活動の促進
市民文化の創造
特色ある文化活動の推進
ふるさと風土とのふれあいの推
進
文化財の保護と活用
埋蔵文化財の保護と活用
伝統文化の保存と継承
生涯スポーツの推進
スポーツの振興
スポーツ指導体制の充実
スポーツ施設の整備
青少年健全育成活動の推進
青少年を取り巻く社会環境の整
備
青少年の健全な育成
青少年の非行防止と指導体制
の充実
自然環境を生かした体験活動の
推進
3-3 人とふれあう北
とふれあう北の交流都市
大項目
文化施設課、生涯学習課
芸術文化関係団体、サークルなどの育成
生涯学習課
「千歳らしい」文化活動の推進
文化施設課、生涯学習課
自然や歴史、文化にふれあう場の整備
埋蔵文化財センター
自然や歴史、文化にふれあう機会の拡充
埋蔵文化財センター
埋蔵文化財の発掘調査と整備、活用
埋蔵文化財センター
B
B
B
A
A
A
埋蔵文化財の調査研究、保存管理、公開の推
進
埋蔵文化財センター
A
伝統文化の保存と継承・理解の促進
埋蔵文化財センター
アイヌ文化の保護と継承・理解の促進
埋蔵文化財センター
生涯スポーツの普及・啓発
スポーツ課
スポーツクラブ・団体活動の支援
スポーツ課
広域的なスポーツ活動の推進
スポーツ課
スポーツ指導者の育成と組織の充実
スポーツ課
新たなスポーツの開発、指導
スポーツ課
スポーツ施設の整備
スポーツ課
施設運営の充実
スポーツ課
スポーツ施設のネットワーク化
スポーツ課
青少年健全育成活動の推進
生涯学習課
青少年組織の育成と活動の支援
生涯学習課
青少年の活動施設の整備
文化施設課、青少年課
A
A
A
A
A
B
A
B
B
B
A
B
B
青少年を取り巻く環境浄化対策の推進
青少年課
A
青少年指導センター活動の充実
青少年課
青少年の相談活動の充実
青少年課
自然体験、科学探求活動の充実
生涯学習課
学社融合プログラムの開発と施設整備
生涯学習課
野外体験学習機会の充実
生涯学習課
A
B
A
B
B
~10 施策
中項目
国際交流都市としての基盤づく
り
人と地域が育む国際交流
の推進
市民の芸術文化活動の促進
市民による国際交流の推進
外国人が暮らしやすいまちづくり
多様な交流ネットワークの形成
多様な地域間交流の推進
交流企画の推進
小項目
担当課
施策の
達成度
C
A
A
B
A
B
B
国際化に対応する都市機能の整備
市民協働推進課
世界に開かれた交流事業の推進
市民協働推進課
国際性豊かな人材の育成
市民協働推進課、学校教育課
ホスピタリティあふれる受け入れ体制の整備
市民協働推進課
市民交流、国際協力の事業展開
市民協働推進課
快適な生活環境の創出
市民協働推進課
学習環境と相談体制の充実
市民協働推進課
多様な交流ネットワークの形成
B
魅力ある交流企画の推進
市民協働推進課、観光振興
課、農業振興課
スポーツ課、観光振興課、生
涯学習課
大会、会議などの誘致
観光振興課、市民協働推進課
B
140
B
3-1
人の魅力でまちが
魅力でまちが輝
でまちが輝く生涯学習都市
(1) 生涯学習のまちづくり
「基本方向」
①市民の主体的な学習活動の支援
市民の生涯学習への参加意識や関心を高めていくとともに、市民の主体的な学習活動を支援
するための条件整備や学習機会の総合調整、市民・企業・行政の連携・協働体制の確立などを
進め、総合的な生涯学習の支援システムの構築を図ります。
「基本方向を実現させるための施策」
■連携・協働体制の充実 教)企画総務課、生涯学習課
*市民協働の会議運営による千歳市の教育を考える市民会議では、本市の特性を生かした新た
な教育の在り方等を検討し、20 項目からなる提言書として平成 19 年2月に答申された。また、
この提言を具体的に推進するため、平成 20 年度から 22 年度を期間とする推進計画書を平成
20 年4月に策定しており、担当の各部署において目標達成に向けて取り組むとともに、推進
計画の各施策については、年次計画における取組実績、実施課題、次年度以降の方針等を関
係各課に調査することにより、進捗状況を管理した。
*千歳市の教育を考える市民会議からの提言では、子育てに関する家庭、地域、企業等の役割
か子どもの育成に関する理念を市民が共有し、それぞれが責任を持って子育てに取り組み、
あるいは、支援するなどについて、普及啓発活動の充実に努めることとした。
*生涯学習推進体制については、市民の学習活動の場と機会の充実と一人ひとりの生涯学習活
動を協働による「まちづくり」として推進するものとして、
「千歳学出前講座」の実施や、市
民活動交流センター「ミナクール」の設置を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
計画事業の実施率
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
98.4
(H20)
98.4
98.4
100.0
%
98.4
指標の説明
1:全事業(64 事業)のうち提言を具体化した事業の割合(計画期間 H20~22)
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標は理想的な指標であり、その目標値をほぼ達成したほか、千歳市の教育を考える市
民会議からの提言により、子育て支援などについて普及啓発活動の充実に努めたことから、
A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■学習機会の整備 生涯学習課
*学習機会の整備については、生涯学習に関する施設や資源・人材・事業などの情報をデータ
ベース化し、市及び「ミナクール」のホームページに出前講座、社会教育関係団体、イベン
ト、各種講座など生涯学習に関する情報の提供を行った。また、計画の策定時における各種
生涯学習事業の体系整理及びパソコン講習会など各部署が所管する事業との連携や統合を図
った。
141
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
出前講座開催数
405
378
410
400
回
102.5
2
生涯学習活動支援に対する
市民の満足度
80.1
79.4
(H20)
―
↑
%
―
指標の説明
1:千歳学出前講座の年間開催数
2:市民アンケートで「生涯学習の情報や機会の提供」に満足・やや満足・普通と回答した人の割合
〈 施策の達成度:B 〉
*学習機会の情報提供については、市及び「ミナクール」のホームページ等により実施してお
り、
「千歳学出前講座」の年間開催数については、その目標値を達成することができた。また、
各種生涯学習事業の体系整理や統合を図った。しかし、市民アンケート未実施により市民の
満足度が判断できないが、満足度が減少傾向にあることから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■市民参加機会の拡大 生涯学習課
*市民参加機会の拡大については、多種多様な市民ニーズや現代的課題に対応するため、企業・
市民・行政が連携した出前講座や市民主体のふるさとポケットの実施により、市民の学習活
動を支援したほか、道民カレッジ講座などの民間主催の講座も開催された。
*千歳学出前講座では、市民が専門性を活かして講師を務める「市民編」
、市内に存する事業所
等が業務の内容を紹介する「仕事編」
、市が市政に関する情報提供を行う「市役所編」から構
成され、幼児領域から高齢者領域まで市民と市民の学びあいによる学習活動や交流の活発化
を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
出前講座受講者数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
15,748
12,919
15,000
14,000
人
107.1
指標の説明
1:千歳学出前講座の受講者数
〈 施策の達成度:B 〉
*市民の自主的な学習活動への取組を支援する「千歳学出前講座」の受講者数については、そ
の目標値を達成できたが、年度により増減が見られ、一定の増加傾向にないことから、B評
価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■普及・啓発活動の推進 生涯学習課
*普及・啓発活動については、市民・企業・行政が連携した各種イベントをはじめ、交流会、
講習会など様々な取組を通じて、市民の生涯学習への理解と意識の高揚を図った。なかでも、
生涯学習まちづくりフェスティバル「ふるさとポケット」事業については、青少年から高齢
者までが参加する市民協働事業として道内屈指のイベントとなっており、青葉公園を会場と
して多くの市民団体によるチャレンジ広場、お国自慢味処などの出展や絵画展、活動成果の
発表など、市民主体による活気にあふれた祭典となった。
142
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
2
成 果 指 標 名
ふるさとポケットの来場者
数
ふるさとポケットの参加団
体数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
20,000
17,000
18,000
20,000
人
90.0
53
40
41
41
団体
100.0
指標の説明
1:生涯学習まちづくりフェスティバル「ふるさとポケット」の来場者数
2:生涯学習まちづくりフェスティバル「ふるさとポケット」の参加団体数
〈 施策の達成度:B 〉
*イベントを通じて、生涯学習のまちづくりへの理解と意識の高揚を図る「ふるさとポケット」
の来場者数については、おおむねその目標値を達成できたが、参加団体やスタッフ数に増加
が見られなかったことから、B評価とした。
143
「基本方向」
②多様な市民活動のネットワークづくり
生涯学習活動やボランティア活動、NPO活動など市民団体による各種活動へのハード・ソ
フト両面からの支援を進め、市民が主体となり相互に交流・連携した市民活動のネットワーク
づくりを促進します。
「基本方向を実現させるための施策」
■情報、相談、支援の拠点の整備 生涯学習課
*情報、相談、支援の拠点整備については、平成 18 年8月に千歳市民活動交流センター(愛称
「ミナクール」
)を開設し、市民活動やまちづくりへのアドバイスや情報提供などを行った。
*ミナクールは、文化やスポーツ活動団体をはじめ、子育てや高齢者のサークル、県人会や市
内のNPOなど、活動ジャンルも幅広く、団体・サークルの打ち合わせや会議、活動情報の
収集や発信、チラシや会報づくりなどに活用され、気軽に利用できる施設として大変好評で
あった。また、平成 20 年度に協働事業として、ミナクール運営協議会による施設運営を開始
するとともに、ミナクール通信や市民活動講座の実施などの自主事業を開始した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
市民活動交流センター整備
事業進捗率
0
100
100
100
%
100.0
指標の説明
1:市民活動交流センター整備事業の総事業費に対する完了事業費の割合(H18 整備済)
〈 施策の達成度:A 〉
*生涯学習活動の拠点施設として、センター機能を提供する千歳市民活動交流センター「ミナ
クール」は、平成 18 年8月に開設し、整備済みであることから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■あらゆる学習機能を有機的に結びつけるネットワークづくり 生涯学習課
*学習機能のネットワークづくりについては、市民の主体的な生涯学習を支援するため、市民
活動の支援拠点施設である千歳市民活動交流センター(愛称「ミナクール」
)と連携して、生
涯学習に関する施設や資源・人材・事業などの情報収集を行うとともにネットワーク化を進
め、市及び「ミナクール」のホームページ等に出前講座情報、社会教育関係団体、イベント、
各種講座情報などの提供を行うなど、施設の有効活用を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
市民活動交流センターの活
用数
4,786
(H18)
8,423
8,500
9,000
人
94.4
指標の説明
1:市民活動交流センター「ミナクール」を活用した延べ人数(H18 供用開始)
〈 施策の達成度:B 〉
*市民の主体的な生涯学習活動を支援する拠点施設である「ミナクール」を活用した延べ人数
については、年々増加傾向にあり、その目標値をほぼ達成することができた。しかし、ホー
ムページの充実など、さらに効率的・効果的に学習機会の提供を図る必要があると判断したこ
とから、B評価とした。
144
「基本方向」
③人材の育成と活用
地域における人材の発掘を進めるとともに、まちづくりに対する自主性を持った市民の育成
や活用に努めます。また、生涯学習の観点に立った職員研修や育成プログラムの開発に努めま
す。
「基本方向を実現させるための施策」
■まちづくりに資する人材の育成、自立と連帯感のある人材の育成 市民協働推進課
*まちづくりに資する人材の育成については、市民協働を推進するための推進役が不可欠であ
ることから、
『みんなで進める千歳のまちづくり条例』において、市民協働の原則の一つとし
て、
「市民協働の担い手となる人材の育成」を規定した。
*「みんなで、ひと・まちづくり基金」を活用して、市内で活動する市民活動団体と市が連携
して、まちづくりにつながる事業を企画・実施する「協働事業」制度を創設、実施したほか、
市民等が自主的に行うまちづくりにつながる事業を応援する「ひと・まちづくり助成事業」
を実施し、実践を通して、まちづくりに資する人材の育成を図った。
*市民向け市民協働講座の実施や、審議会委員等における市民公募、まちづくりに関するワー
クショップの実施などを通して、まちづくりに資する新たな人材の発掘や育成、活用を図っ
た。
*協働する職員を育成するため、平成 19 年度から特別研修として市民協働研修を実施し、市民
協働の重要性に対する認識と協働の実践を促した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
みんなで、ひと・まちづく
り基金活用事業数
5
(H19)
13
10
10
件
100.0
指標の説明
1:みんなで、ひと・まちづくり基金を活用して実施した事業の数
〈 施策の達成度:A 〉
*代替指標「みんなで、ひと・まちづくり基金活用事業数」については、目標値を達成するこ
とができた。また、市民向け市民協働講座を受講した市民が、市民活動や、協働事業、ひと・
まちづくり助成事業などの取組に対しては実践者として、又、審議会や市民会議等において
は委員として参加するケースも増加したことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■学びあい、教えあう人材の活用システムの構築 生涯学習課
*多様な人材の活用については、学習活動や文化・スポーツ活動などを通じて、各種人材の育
成確保に努め、社会教育関係団体や千歳学出前講座「市民編」
、人材バンクへの登録事業や子
ども活動支援ボランティア、子育てサポートボランティア、スポーツ指導員等の活用を図っ
た。また、絵画・音楽・書道などの文化活動、野球・サッカーなどのスポーツ活動の団体・
サークルの情報及び人材情報を市ホームページなどで提供し、多様な人材のネットワークづ
くりを行った。
145
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
社会教育関係登録団体数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
322
357
375
370
団体
101.4
指標の説明
1:市民活動を行う社会教育関係の登録団体数
〈 施策の達成度:B 〉
*市民の自主的な学習活動や社会参加活動を支援するために登録する社会教育関係団体の登録
数については、その目標値を達成することができた。しかし、学びあい教えあうためには、
千歳学出前講座「市民編」への講座提供がさらに必要であると判断したことから、B評価と
した。
146
「基本方向」
④学校・社会教育の充実
生涯学習の基礎となる学校教育活動の充実を図るとともに、地域に根ざした生涯学習のため
学校開放の推進に努めます。また、生涯各期に応じた学習機会などの拡充を図るとともに、学
習の成果が活用できる環境づくりに努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■学校教育活動の充実と学校開放の推進 生涯学習課、学校教育課、スポーツ課
*学校教育活動の充実については、各学校において学習指導要領に従い、生涯にわたる学習の
基礎を培い自ら学び自ら考える力を育成するため、各教科や総合的な学習の時間などで体験
的な学習や問題解決的な学習を実施した。また、各小中学校において学校評議員を設置し、
地域住民や保護者等からの意見を学校運営に反映させ、開かれた学校づくりを進めた。
*地域における生涯学習の推進に向けて、地域住民の支援による学習・スポーツ・文化活動の機
会及び学年や世代を超えた交流の機会を提供する「放課後子ども教室」や学校を核とした地
域活動を実践する機会を提供する「学校支援地域本部事業」を行った。
*学校施設を社会体育の普及、幼児・児童の安全な遊び場および地域開放の施設として活用す
るため、体育館、校庭などを学校教育に支障のない範囲で、幼児、児童、生徒およびその他
一般市民に開放した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
学校支援ボランティア登録
者数
54
(H20)
125
122
130
人
93.8
指標の説明
1:放課後子ども教室・学校支援地域本部事業の支援者登録数(H20 開始)
〈 施策の達成度:B 〉
*学校を核とした地域活動を実践する機会を提供する「放課後子ども教室」と「学校支援地域
本部事業」の支援者登録数については、ほぼその目標値を達成できたが、一定の増加傾向に
ないことから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■学習機会の拡充と学習成果の活用 生涯学習課
*学習機会の拡充については、多種多様な市民ニーズ等に対応するため、市民編・仕事編・市
役所編から構成される出前講座メニューの充実に努め、小中学生、社会人、高齢者、婦人等
多くの年代の市民にさまざまな内容の学習機会を提供した。
*学習成果を生かす環境づくりについては、文化活動団体やスポーツ活動団体等の社会教育関
係団体や人材の登録、千歳学出前講座「市民編」における講座の提供、また、学校を核とし
た地域活動等、市民が自らの資格や技能、学んだ成果を活用し、ボランティアや指導者とし
て活動できる機会を提供した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
出前講座のメニュー数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
225
238
238
240
件
99.2
指標の説明
1:出前講座(市民編・仕事編・市役所編)の登録メニュー数
147
〈 施策の達成度:B 〉
*学習機会の充実と学習成果の活用を図る「千歳学出前講座」の登録メニュー数については、
おおむねその目標値を達成できたが、さらに拡充する必要があると判断したことから、B評
価とした。
148
3-2
豊かな心
かな心と人間性を
人間性を育む教育文化都市
(1) 幼稚園教育の振興
「基本方向」
①教育機会の充実
幼児期は人間形成の基礎を培う重要な時期であることから、就園を希望する幼児が適切な教
育を受けられるよう地域の実態に応じた幼稚園教育の機会の拡充に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■幼稚園就園の奨励 教)企画総務課
*幼稚園就園奨励費補助については、保護者の負担軽減や幼稚園の安定運営を図るため、市内
10 か所の全ての私立幼稚園に国庫補助(文科省)による支援を行った。なお、新たな宅地開
発が進んでいる地区においては幼児数の増加が見込まれるものの、市全体では就園者数が認
可定員を下回ったことから、当面は既存幼稚園の充実を図る。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
幼稚園就園率
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
63.5
65.1
66.1
66.0
%
100.2
指標の説明
1:対象幼児(3歳~5歳児)の就園率
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標は理想的な指標であり、その目標値を達成したほか、市内 10 か所の全ての私立幼稚
園に国庫補助による支援を行ったことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■弾力的な幼稚園運営の促進 教)企画総務課
*弾力的な幼稚園運営については、多様化する保護者の就労形態などに対応するため、市内 10
園において、通常の教育時間の開始前と終了後をはじめ、幼稚園の休業日や長期休業期間中
(春、夏、冬休み)のいずれかの預かり保育を行った。また、国による3歳未満児の幼稚園
早期入園事業の特例措置は平成 19 年度末をもって廃止となったが、平成 20 年度からも引き
続き、幼稚園を活用した子育て支援としての2歳児受け入れを支援するため、就園奨励費補
助金を2歳児に拡大して交付した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
預かり保育実施率
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
100
100
100
100
%
100.0
指標の説明
1:時間外保育等を実施している幼稚園の割合
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標は理想的な指標であり、その目標値を達成したほか、就園奨励費補助金の拡大を行
ったことから、A評価とした。
149
「基本方向」
②幼稚園教育の充実
関係機関の連携や教職員の資質向上、ゆとりある教育環境の整備などにより、幼稚園の教育
内容の充実を促します。
「基本方向を実現させるための施策」
■教職員研修の充実 教)企画総務課
*幼稚園の教職員研修については、時代の進展に応じた教職員の継続的・効果的な研修や自主
研修を推進するため、千歳市私立幼稚園連合会に対し、連合会が主催する教職員研修費の一
部を助成した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
教職員の研修参加率
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
97
(H20)
89
88
90
%
97.8
指標の説明
1:千歳市私立幼稚園連合会が主催する教職員研修の参加割合
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標は理想的な指標であり、その目標値をほぼ達成したほか、教職員の継続的・効果的
な研修や自主研修を推進するため、職員研修費の一部助成を行ったことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■施設設備の充実 教)企画総務課
*市内の幼稚園(10 園)は、すべて私立幼稚園となっており、幼稚園の施設整備については、
園舎の建築・増改築に係る建設資金借入金の利子補給を行い、施設整備の充実を促した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
整備支援した幼稚園率
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
100
100
申請なし
100
%
―
指標の説明
1:整備に関わる利子補給申請に対し実際に支給した割合
〈 施策の達成度:A 〉
*幼稚園の施設整備の充実のため、利子補給申請があった場合には適切に対応したことから、
A評価とした。
150
「基本方向」
③幼稚園・小学校の連携の推進
幼児の連続的な成長と健全な育成を図るため、幼稚園と小学校の連携を推進し教育機能の相
互理解や交流の機会を充実します。
「基本方向を実現させるための施策」
■教育機能の相互理解の推進 教)企画総務課
*幼稚園と小学校の連携については、教育機能の相互理解や交流機会の充実のため、小学校で
は特色ある教育活動の一環として小学生による幼稚園への訪問交流を行った。また、教員同
士の交流会議などが実施されたほか、中高生の職業体験なども行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
小学校と交流を行っている
幼稚園率
80
80
80
100
%
80.0
指標の説明
1:小学校と交流会や連携会議等を行っている幼稚園の割合
〈 施策の達成度:B 〉
*成果指標は理想的な指標であり、その目標値をおおむね達成したほか、教員同士の交流会議
などが実施されたことから、B評価とした。
151
(2) 小中学校教育の充実
「基本方向」
①教育機会の拡充
児童生徒の良好な教育環境を確保するため学校規模の適正化を推進します。また、小規模校
における教育内容の充実や、就学困難な児童生徒に対する就学支援など教育機会の拡充に努め
ます。
「基本方向を実現させるための施策」
■大規模校の解消 教)企画総務課
*国において小中学校の標準学級数は 12~18 学級と定められているが、富丘中学校の学級数は
平成 23 年度現在で 24 学級と、標準を大きく上回っており、市内中学校唯一の大規模校とな
っている。この富丘中学校の生徒数増加による学校施設の狭隘化を解消し、教育環境の改善
を図るため、富丘中学校に仮設校舎をリース(H19~H24)で借上げるとともに、平成 24 年度
の開校を目指し、分離新設校となる勇舞中学校の建設工事に着手した。
*北陽小学校については、平成 19 年度に校舎の増築を行ったが、この地域は、現在も区画整理
事業による宅地開発が進行しており、児童についても増加傾向にある。平成 24 年度以降は、
普通教室が不足することが想定されることから、リース方式による校舎の借上げを実施して
対応することとしている。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
1
大規模解消に向けた取組件
数
2
勇舞中学校建設事業進捗率
1
(H19)
0.3
(H19)
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
1
1
件
100.0
30.5
40.0
40.0
%
100.0
指標の説明
1:大規模校解消に向けた取組件数(H19 分離校新設決定)
2:勇舞中学校建設事業の総事業費に対する完了事業費の割合(H19~富丘中仮設校舎リース、H21 分離校基本構想策
定、H24 開校予定)
〈 施策の達成度:A 〉
*大規模校解消のための取組を継続して実施しており、成果指標「大規模解消に向けた取組件
数」及び「勇舞中学校建設事業進捗率」の目標値を達成したことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■小規模校の教育機会の充実 学校教育課
*小規模校の教育機会の充実については、それぞれ他校との授業交流や小規模校合同の芸術鑑
賞や修学旅行を行い、集団学習や集団活動を体験する機会を創出した。小規模校を含め、市
内の各校では、地域の特性を生かした特色ある教育を進めた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
合同事業参加率
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
100
100
100
100
%
100.0
指標の説明
1:小規模校(3校)のうち合同事業に参加した学校の割合
152
〈 施策の達成度:A 〉
*小規模校では他校との交流や合同の芸術鑑賞などを実施し、成果指標「合同事業参加率」は、
その目標値を達成したことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■就学支援の充実 学校教育課
*就学支援については、他市の状況も研究しながら当市の基準を定めており、経済的な理由に
より就学が困難な家庭に対し、義務教育を受けるために必要な学用品費、給食費等の経費の
一部援助を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
2
成 果 指 標 名
経済的理由で就学出来ない
児童生徒数
就学支援している児童・生
延数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
0
0
0
0
人
100.0
3,935
4,516
4,037
4,100
人
98.5
指標の説明
1:経済的理由等により就学出来ない児童生徒数
2:学用品費等の援助を行っている延べ児童・生徒数
〈 施策の達成度:A 〉
*支援対象となる家庭の経済的理由等の事業を踏まえ、他の自治体における支援内容とも均衡
を図りながら基準を定め適切な措置に努めた結果、成果指標である経済的理由で就学出来な
い児童生徒はいなかったことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■通学手段の充実 学校教育課
*通学や移動手段の確保を図るため、学校までの距離が小学校で2㎞、中学校で4㎞以上ある
場合等において、スクールバス運行基準に照らし、対象者の条件に見合った児童生徒のスク
ールバス通学を実施した。また、学校プール未設置校についてはプール学習時等にバスの運
行を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
スクールバスを利用できな
い児童生徒数
0
0
0
0
人
100.0
指標の説明
1:通学やプール教室の移動時にスクールバスが利用できなかった生徒数
〈 施策の達成度:A 〉
*遠距離通学する児童生徒のためスクールバスを運行し、スクールバスが利用できない児童生
徒はいなかったことから、A評価とした。
153
「基本方向」
②開かれた学校づくりの推進
学校教育と社会教育の融合化に努めるとともに、地域教育資源の活用など、地域に開かれ地
域と一体となった学校運営を推進します。
「基本方向を実現させるための施策」
■学校教育と社会教育の融合化 学校教育課
*学校教育と社会教育の融合については、各学校の総合的な学習の時間等において、郷土文化
や地域資源を活用した授業を展開したほか、各教科等における体験学習の実施では、社会教
育施設や出前講座(ゲストティーチャー)等を活用し、学校教育と社会教育の連携を図った。
また、学校評議員を配置し学校運営について意見等に基づき開かれた学校づくりに取り組ん
だ。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
社会教育資源を活用してい
る学校の割合
100
100
100
100
%
100.0
指標の説明
1:小中学校 26 校のうち社会教育施設や出前講座を活用している学校の割合
〈 施策の達成度:A 〉
*各学校において、社会教育施設や出前講座を活用した教育が進められ、成果指標「社会教育
資源を活用している学校の割合」はその目標値を達成したことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■地域に開かれた学校運営の推進 学校教育課
*学校、家庭、地域が連携した開かれた学校づくりについては、平成 13 年度に設置した学校評
議員などを活用し、教育目標、学校評価、いじめ、不登校など、多岐にわたるアドバイスや
意見に基づきながら、保護者や地域の意向を学校経営に反映させるとともに、学校評価の積
極的な公開や学校施設の開放などを推進した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
情報開示が進んでいる学校
数
―
26
26
26
校
100.0
指標の説明
1:学校関係者による評価結果で学校の情報開示が進んでいると認められた学校数(H21 開始)
〈 施策の達成度:A 〉
*地域の方による学校評議員を活用し、開かれた学校づくりを進め、成果指標の情報開示が進
んでいる学校数は、その目標値を達成したことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■学校・家庭・地域の連携 青少年課
*犯罪や事故などから児童生徒を守るための学校、地域、家庭の連携については、学校におけ
る通学路の安全点検や安全マップの作成、地域における千歳っ子見守り隊や子ども110番
の家などの安全対策を行ったほか、犯罪から身を守る防犯知識や飲酒、喫煙、薬物乱用の有
154
害性や危険性についても正しく理解し、身につけるよう指導した。また、不審者情報につい
ては、各学校、関係機関へのファックス通知、市ホームページや携帯電話サイトへの掲載に
加え、平成 20 年度からは携帯電話やパソコンの電子メールを活用し、希望する保護者などへ
提供し、犯罪被害の未然防止に向けた取組を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
千歳っ子見守り隊登録者数
1,124
(H18)
1,169
1,122
1,170
人
95.9
指標の説明
1:千歳っ子見守り隊に登録している市民の数(H18 開始)
〈 施策の達成度:B 〉
*安全マップの作成などの安全対策を行ったほか、不審者情報の周知を強化し、犯罪被害の未
然防止に向けた取組を行った。また、成果指標「千歳っ子見守り隊登録者数」は、目標の約
96%となっている。しかし、地域により、その活動に差があったことから、B評価とした。
155
「基本方向」
③教育活動の充実
国際化・情報化・高齢化・価値観の多様化など社会の変化に対応した教育や児童生徒の心を
育む教育を充実するほか、地域の特性と各学校の創意・工夫を生かした特色ある教育活動や環
境教育などを推進します。また、一貫した学習指導や生活指導などを行うため、幼稚園(保育
所)
・小学校・中学校・高等学校における連携強化に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■特色ある教育課程の確立 学校教育課
*総合的な学習の時間の教育活動については、子供たちが自ら学び、自ら考え、表現する学習
の場として、各小中学校が創意工夫しながら、グローカルスクール活動事業に取り組んでお
り、姉妹都市との交流、アイヌ文化学習、職業体験などのキャリア教育の実施等を行った。
また、千歳科学技術大学との連携では、同大学が開発したeラーニングシステムの使用とそ
のシステムを自宅でも活用できるe-カレッジを実施したほか、各学校が総合的な学習の時
間に取り組んだ成果を発表し合うサイエンス会議を大学の支援を受けて実施した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
特色ある教育課程の編成に
取り組んでいる学校の割合
100
100
100
100
%
100.0
指標の説明
1:小中学校 26 校のうち特色ある教育課程を編成している学校の割合
〈 施策の達成度:A 〉
*総合的な学習の時間は各小中学校において創意工夫しながら様々な活動が行われたほか、e
ラーニングシステムの活用など、児童生徒の学ぶ意欲向上に向けた取組を行った。また、成
果指標「特色ある教育課程の編成に取り組んでいる学校の割合」については、その目標値を
達成したことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■心の教育の推進 学校教育課
*心の教育については、道徳の時間をはじめ、各教科、特別活動、総合的な学習の時間で実施
するボランティア活動、異学年交流、職業体験などの学校の教育活動全般を通して、児童生
徒に命の大切さ、思いやる心、そして自分自身を見詰め直してみることなど、人との接し方
や関わり、そして、社会の基本的なルールの習得に向けた心の教育を実施した。いじめ問題
については、
「人を傷つけたり、危害を加えたりすることが、人間として絶対許されない行為
である」ことを強く指導し、命の大切さと人を思いやる心の教育を推進した。
*子供たちの読書への関心や意欲を高めるため、朝読書、読み聞かせ、読書週間、学校図書の
充実などの取組を実施し、国語力の向上や本との出会いの中から新たな自分の発見にもつな
がった。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
心の教育に取り組んでいる
学校の割合
100
100
100
100
%
100.0
指標の説明
1:小中学校 26 校のうち心の教育に取り組んでいる学校の割合
156
〈 施策の達成度:A 〉
*道徳の時間をはじめ、学校の教育活動全般を通して心の教育を推進し、成果指標「心の教育
に取り組んでいる学校の割合」についてはその目標値を達成したことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■食育の推進 学校教育課
*食育の推進については、給食の時間を中心に、関連教科や特別活動、総合的な学習の時間な
どで実施した。給食指導では、食べ物の大切さや、バランスよく食事をとることなどについ
ての指導を行い、自分の健康を考えて自己管理ができるような態度や能力の育成を図ったほ
か、学校栄養教諭による学校給食におけるバランスのとれた献立づくり、調理指導、衛生管
理業務、食に関する指導などを行った。
*家庭科では、調理実習などを通して、家庭生活への関心や、正しい食生活による健康、安全
への意識づけを行った。さらに総合的な学習の時間では、食に関する課題を設定し、自分た
ちの生活と農業や漁業との関連性を学習したほか、日本や世界の食文化など、広く食育につ
いての関心や理解が深まるよう取り組んだ。特に、米や野菜を子供たちが自ら育て、収穫し、
調理する取組については、ほとんどの小学校で実践した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
食育に取り組んでいる学校
の割合
100
100
100
100
%
100.0
指標の説明
1:小中学校 26 校のうち食育に取り組んでいる学校の割合
〈 施策の達成度:A 〉
*給食の時間や、総合的な学習の時間において食育についての関心や理解が深まるよう取り組
み、成果指標「食育に取り組んでいる学校の割合」はその目標値を達成したことから、A評
価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■幼稚園(保育所)
・小学校・中学校・高等学校の連携強化 学校教育課
*学校間の連携については、幼稚園・小学校・中学校・高等学校をはじめ、市内外の学校、特
別支援学校等の各学校や校種間での情報交換、小学生による幼稚園への訪問交流など実践交
流が促進されており、児童・生徒の心身の発達段階に応じた適切な教育を推進するため、学
習指導要領に従った教育課程編成や生活指導・生徒指導などにおける校種間の連携を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
連携強化に取り組んでいる
学校の割合
100
100
100
100
%
100.0
指標の説明
1:小中学校 26 校のうち連携強化に取り組んでいる学校の割合
〈 施策の達成度:A 〉
*一貫性のある教育を推進するため、市内外の学校、特別支援学校等の各学校や校種間での情
報交換や交流を行い、成果指標「連携強化に取り組んでいる学校の割合」はその目標値を達
成したことから、A評価とした。
157
「基本方向を実現させるための施策」
■情報化や国際化に対応した教育の推進 学校教育課、教)企画総務課
*情報化に対応した教育については、高度情報化通信ネットワークの構築に伴い、子供たちが
コンピュータやインターネットを活用して情報社会に主体的に対応できる情報活用能力を育
成するため、市内全小中学校に教育用コンピュータ機器を配置したコンピュータ教室を整備
し、教員や生徒がコンピュータを活用できる環境整備に取り組んだ。学校図書館については、
図書基準の達成を目指し、図書の購入を進めるとともに、市立図書館の蔵書を学校に移管す
るなど、図書の充実を図った。
*国際化に対応した教育については、児童生徒のコミュニケーション能力等の向上を図るため、
市内小学校では、平成 23 年4月からの外国語活動(英語)の必修化を視野に、総合的な学習
の時間を利用して、英語に堪能な市民講師や外国人英語指導助手による授業を行うとともに、
平成 21 年度から一部小学校の英語学習においては、地域の人材を活用した市民協働事業を実
施した。また、中学校では、国の事業で招致した英語指導助手を配置するなど、国際感覚を
養う授業を展開した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
英会話授業を実施している
小学校数
17
17
17
17
校
100.0
指標の説明
1:市民講師等による英会話授業を実施している小学校数
〈 施策の達成度:A 〉
*市内全小中学校にコンピュータ教室を整備し、情報活用能力の育成を図った。また、英語に
堪能な市民講師や外国人英語指導助手による英会話授業を行い、成果指標「英会話授業を実
施している小学校数」はその目標値を達成したことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■環境教育の推進 学校教育課
*環境教育については、市内各小中学校で、総合的な学習の時間や理科、社会の授業を通じて
環境教育を実施し、地球温暖化の防止に関する出前講座を授業に取り入れたほか、千歳科学
技術大学と連携して実施するサイエンス会議においては、それらの学習成果を研究テーマと
して発表する学校も多く、子供たちの環境問題への意識が高まった。
*ジュニア・エイトサミットを契機として、学校関係者及びPTA等で実行委員会を組織し、
「環
境」等をテーマとした市内小中学校児童生徒等による「ちとせっ子未来フォーラム」を開催
した。
*関連部署との連携した取組としては、こども環境教室の開催、出前講座での講演及び児童生
徒を対象に「こども環境白書」を配布したほか、環境保全意識の高い児童生徒を奨励する「エ
コ・カレッジ制度」を設けた。また、ごみ減量・リサイクル標語コンクールの実施やリサイ
クルの仕組みを紹介した小冊子等の配布を行い、環境保全意識を高めた。
158
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
環境教育に取り組んでいる
学校の割合
100
100
100
100
%
100.0
指標の説明
1:小中学校 26 校のうち環境教育に取り組んでいる学校の割合
〈 施策の達成度:A 〉
*学校内外において各種環境教育を実施したほか、成果指標「環境教育に取り組んでいる学校
の割合」はその目標値を達成したことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■地域教育資源の活用 学校教育課
*地域の教育資源の活用については、各学校で地域の自然や人材などの教育資源を生かした特
色ある教育活動が行われており、各教科や総合的な学習の時間においては、海外の学校との
作品交流、相互訪問交流のほか交通安全キャンペーン、職業体験及び地域の方々との茶道、
陶芸、料理、農園活動、ボランティア活動など、地域・家庭・関係機関と連携した実践的な
教育を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
地域教育資源を活用してい
る学校の割合
100
100
100
100
%
100.0
指標の説明
1:小中学校 26 校のうち地域教育資源を活用している学校の割合
〈 施策の達成度:A 〉
*各学校で地域の自然や人材などの教育資源を生かした特色ある教育活動が行われ、成果指標
「地域教育資源を活用している学校の割合」はその目標値を達成したことから、A評価とし
た。
「基本方向を実現させるための施策」
■児童生徒の豊かな人間形成の推進 学校教育課
*児童生徒の豊かな人間形成の推進については、学校教育活動全般を通じて、道徳教育、ボラ
ンティアや地域の活動への参加、体験的な活動等の充実を図ったほか、児童生徒一人ひとり
の健全な人格を形成するための指導や文化活動・体育活動への参加機会を拡充するための支
援を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
文化活動等に取り組んでい
る学校の割合
100
100
100
100
%
100.0
指標の説明
1:小中学校 26 校のうち文化活動等に取り組んでいる学校の割合
159
〈 施策の達成度:A 〉
*課外活動を奨励し、豊かな人間形成を推進したほか、児童生徒一人ひとりの健全な人格を形
成するための指導を行った。また、成果指標「文化活動等に取り組んでいる学校の割合」は
その目標値を達成したことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■防犯教育の充実 学校教育課
*防犯教育については、平成 15 年2月に、文部科学省が学校への不審者侵入時の危機管理マニ
ュアルを作成したことから、市内各小中学校においても、校内の安全管理体制の充実や安全
教育、防犯訓練の実施についての危機管理マニュアルを作成し、平成 17 年度には、改めて千
歳市の学校安全対策要領を定めた。
*防犯対策では、防犯ブザー所持の励行や知らない人にはついていかない、知らない車には乗
らない、また、不審者や事件・事故などに遭遇したときは、緊急避難場所として110番の
家のステッカーが張ってある商店や事業者などに駆け込んで助けを求めるよう指導した。ま
た、小学校では地域安全マップを作成し、通学路の危険箇所等を児童、保護者に周知した。
さらには、総合的な学習の時間や特別活動の中で、防犯協会等の協力による防犯教室(訓練)
を実施し、児童生徒の発達段階に応じ、自らを守る力を身につけさせた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
不審者・事件等発生件数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
61
28
32
↓
件
―
指標の説明
1:児童生徒が不審者や事故等に遭遇した件数
〈 施策の達成度:A 〉
*防犯協会等の協力による防犯教室の開催など、防犯教育を進め、成果指標「不審者・事件等
発生件数」は長期的には減少傾向にあることから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■教育相談、指導の充実 青少年課
*教育相談や指導については、問題行動、いじめ、不登校等の解決に向けて早期解決と未然防
止を図るため、専門的な知識と経験を有するスクールカウンセラーや身近な相談相手として
の心の教室相談員を配置するなど相談体制の充実強化を行った。スクールカウンセラーは児
童・生徒ほか、保護者や教員の悩みについて相談に応じ、助言や心のケアを行った。
*学校適応指導教室おあしすでは、不登校の児童生徒に対する学校復帰及び社会復帰の支援を
学校と連携しながら取り組んだ。また、学校・家庭・地域・教育機関などが課題や情報を共
有し、連携することが重要であることから、千歳市いじめ・不登校等対策会議、さわやかd
ay いじめシンポジウム、千歳市不登校対策研修会等の会議を開催した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
不登校の児童生徒数
112
86
77
78
人
101.3
2
相談業務月平均開設時間数
162
450
450
450
時間
100.0
指標の説明
1:毎月出席すべき日数の半分以上欠席した児童生徒数
2:スクールカウンセラー・心の教室相談員による相談業務の月間開設時間数
160
〈 施策の達成度:B 〉
*成果指標についてはその目標値を達成しており、スクールカウンセラーや心の教室相談員な
どの相談体制の充実やいじめシンポジウムなどの成果が現れてきていると考えられる。しか
しながら、減少傾向にある不登校問題も複雑化・長期化しているケースもあることから、B
評価とした。
161
「基本方向」
④快適な学校施設などの整備充実
社会の変化に対応した学習活動を推進するための学校施設・設備などの整備を図るとともに、
特色ある学校づくり、ゆとりとうるおいのある学習環境づくりを推進します。
「基本方向を実現させるための施策」
■学校施設・設備などの整備、充実 教)企画総務課
*学校施設・設備などの整備については、児童生徒の情報教育を推進するため、市内全小中学
校にコンピュータ教室を設置したほか、学校図書については文部科学省が策定した「新学校
図書館図書整備5か年計画」に基づき、計画的に整備を進めた。また、理科教育設備につい
ては、文部科学省の補助を受け、理科備品の整備を行った。
*学校施設の維持管理については、現在、市内小学校 17 校、中学校9校の 26 校(うち小中併
置2校)の、児童生徒等が日常の学校生活を快適に過ごせるよう、迅速な小破修繕、計画的
に行う屋上防水や校舎・講堂の外壁塗装などの施設改修を実施し、施設の延命を図ったほか、
計画的に小中学校耐震化推進事業、小中学校大規模改修事業、小中学校防音機能復旧事業、
小中学校共同受信区域アンテナ設置事業等を実施した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
修繕・業務支援要望に対す
る実施率
96.7
90.3
95.0
100.0
%
95.0
指標の説明
1:修繕・業務支援等の要望に対して実施した割合
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標「修繕、業務支援要望に対する実施率」についてはその目標値をほぼ達成した。ま
た、全小中学校にコンピュータ教室を設置したほか、学校図書及び理科教育設備についても
計画的に整備を進めたことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■ゆとりとうるおいのある学習環境づくり 教)企画総務課
*ゆとりとうるおいのある学習環境づくりについては、各学校の余裕教室を学校の中での利用
にとどまらず、地域の社会教育施設、児童・社会福祉のためのスペースとして活用するため、
余裕教室を資料室、展示室(学校博物館)
、特別教室等へ転用するとともに、各学校の計画に
沿って多目的に活用した。また、緑小学校、向陽台小学校、末広小学校、北陽小学校におい
ては、学童クラブを設置し活用を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
1
余裕教室の活用率
2
小・中学校の教育環境に関
する市民の満足度
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
―
100
(H20)
100
100
%
100.0
74.3
71.1
―
↑
%
―
指標の説明
1:有効に活用されている教室の割合
2:市民アンケートで「小・中学校の教育環境」に満足・やや満足・普通と回答した人の割合
162
〈 施策の達成度:A 〉
*ゆとりとうるおいのある学習環境づくりのため、各学校の余裕教室を資料室等へ転用し、成
果指標「余裕教室の活用率」は、その目標値を達成したことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■安全な学校づくりの推進 教)企画総務課
*安全な学校づくりについては、子供たちの快適で安全な学校環境を維持するため、各小中学
校では、耐震化改修工事や大規模改修を行うなど、計画的な施設の改善・改修を行った。
*学校の危機管理や防犯の対策については、危機管理マニュアルを作成するとともに、各学校
にはオートロックやカメラつきインターホンの設置、教室内への防犯ブザーの配置、さすま
たの配備、児童生徒への安全教育、防犯教室などを行ったほか、学校外では千歳っ子見守り
隊を中心とした安全対策を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
防犯設備整備率
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
100
100
100
100
%
100.0
指標の説明
1:カメラ付きインターホン、さすまた等の防犯設備を整備した学校の割合
〈 施策の達成度:A 〉
*学校施設の計画的な施設の改善・改修を行ったほか、成果指標「防犯設備整備率」はその目
標値を達成したことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■学校施設耐震化の推進 教)企画総務課
*学校施設の耐震化については、市内の公共建築物の中でも最優先に取り組むこととし、国が
示す耐震基準を保ち安全性を確保するため、昭和 56 年以前に建築された小中学校 16 校の耐
震化を平成 17 年度から順次実施し、平成 25 年度までの完了に向けて計画的に進めている。
また、平成 15 年の耐震調査や事業実施の優先度調査の結果及び財源の確保、制度改正等を踏
まえながら、学校の耐震化計画の見直しを行うとともに、耐震化事業の整備期間として、1
年目に耐震の2次診断、2年目に実施設計、3年目に補強工事という、1校につき3年間の
対応で実施した。なお、当初計画の耐震化対象校数については、平成 20 年度に二次診断を実
施した結果、文部科学省の基準値を満たしている2校を除いた 15 校に変更した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
耐震補強実施済み小中学校
数
0
6
8
8
校
100.0
指標の説明
1:耐震補強を実施した学校の累計数
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標は理想的な指標であり、その目標値を達成したことから、A評価とした。
163
「基本方向」
⑤教職員の研修・福利厚生の充実
小中学校における実践的指導力の強化を図るため、教職員の研修の充実に努めるとともに、
健康管理など福利厚生の充実を図ります。
「基本方向を実現させるための施策」
■教職員の研修活動の推進 学校教育課
*教職員の研修については、教員の指導力や資質を向上させるため、北海道教育委員会と連携
して、初任者研修、教職経験者研究協議会、10 年経験者研修等の教職員研修事業を実施した
ほか、当市の教員については、自己研鑽等の機会の充実を図るため、学校や研究機関に研修
活動の促進に向けた支援を行った。なお、主な研修活動としては、小・中学校ともに、同じ
教科を教える教員が集まって教科ごとに研究を行う部会研究、教育課程等を研究する特別委
員会、小・中学校が連携して課題に取り組む小・中交流会等を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
懲戒処分を受けた職員数
1
1
3
0
人
―
2
教職員研修受講者数
15
36
20
→
人
―
指標の説明
1:懲戒処分を受けた教職員の数
2:初任者、5 年・10 年経験者研修の受講者数
〈 施策の達成度:B 〉
*教職員としての使命感や倫理観を高めるための研修、職務に応じた研修、現代の教育課題に
応じた研修等を実施し、小中学校教職員の資質・指導力の向上を図ったが、懲戒処分を受け
た職員数は平成 22 年度に若干増加したことから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■教職員の福利厚生の充実 学校教育課
*教職員の福利厚生については、学校教育に携わる者としての意識の高揚を図るため、北海道
教育委員会の任命による教育職員で 30 年以上在籍し功績があった者に対し、北海道教育委員
会が表彰する事務を代行して行った。
*教職員の健康管理については、毎年、教職員の健康診断を行うとともに、人間ドックの受診
の促進を図るため、教職員本人、共済組合、市の3者で負担を行った。また、精神性疾患に
よる教職員の休職者が増加傾向にあることから、教職員のメンタル面での支援として道教委
によるメンタルヘルスセミナーの実施や時間外勤務時間の縮減等の取り組みを行った。
*教職員住宅の整備については、勇舞中学校の新設に伴う教職員住宅の建設準備を進めた。ま
た、老朽化した教員住宅の建替えについては、平成 14 年度以降中断しており、要望等に応じ
て修繕を行ったほか、教職員住宅の老朽度合いや市内賃貸住宅での対応も含め、今後の教員
住宅の在り方の検討を進めた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
長期休暇している教職員数
7
8
6
5
人
83.3
指標の説明
1:病気等により 30 日以上継続して休職した教職員数
164
〈 施策の達成度:B 〉
*健康診断やメンタルヘルスセミナー等の実施により教職員の福祉厚生の充実に努めた。また、
成果指標「長期休暇している教職員数」は、その目標値をおおむね達成したことから、B評
価とした。
165
(3) 保健・体育の充実
「基本方向」
①保健・体育の充実
生涯にわたり運動に親しめるよう学校体育の充実に努めるとともに、児童生徒の健康と安全
を確保するため学校保健や安全教育を充実します。
「基本方向を実現させるための施策」
■学校体育の充実 学校教育課
*学校体育については、学習指導要領に従い、生涯にわたり心身ともに健康で活力ある生活を
送るため、各学校では、個々の発達段階や能力、適正に応じた体育活動を行うとともに、体
育科の指導計画の改善、体育・運動施設、設備、用具の点検と補修、学校外のスポーツ的行
事の情報収集と家庭への提供等を行った。また、市では各種大会への参加に対する補助金等
の支援、児童生徒が極めようとしている競技を理由とした学校変更など、体育の充実に努め
た。近年、全国的に子どもたちの体力低下が指摘されており、その傾向や児童の体力、運動
能力の実態把握に努めたほか、家庭と力を合わせて、早寝早起き朝ごはんの励行や遊ぶ時間
の確保など、子供たちの生活習慣の改善に努めた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
体力テストに取り組んでい
る学校の割合
100
100
100
100
%
100.0
指標の説明
1:小中学校 26 校のうち体力テストに取り組んでいる学校の割合
〈 施策の達成度:A 〉
*各学校では、個々の発達段階や能力、適正に応じた体育活動を行ったほか、学校外のスポー
ツ的行事の情報収集と家庭への提供等を行い、参画機会の充実を進めた。また、成果指標「体
力テストに取り組んでいる学校の割合」はその目標値を達成したことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■学校保健、安全教育の推進 学校教育課
*学校保健については、児童生徒の健康増進や疾病等の早期発見のため、学校保健法に定めら
れた学校結核健診精密検査、学校心臓健診、児童生徒尿ぎょう虫卵検査等の健康診断を実施
したほか、学校の管理下で起きた事故に対しては、保険による治療費の給付を行った。また、
校舎等で有害な化学物質が児童生徒に影響を与えていないか学校環境影響調査を行った。
*安全教育については、校内の安全管理体制の充実や安全教育、防犯訓練の実施についての学
校安全対策要領を定めたほか、犯罪や事故などから児童生徒を守るため、学校、地域、家庭、
関係機関と連携して、通学路の安全点検、安全マップの作成、千歳っ子見守り隊、子ども 110
番の家、交通安全教室等を行った。
*性に関する指導については、学習指導要領に則り児童生徒の発達段階に合わせて実施した。
166
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
1
長期欠席児童生徒数
2
災害共済給付件数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
28
18
20
20
人
100.0
1012
752
853
853
件
100.0
指標の説明
1:学校基本調査における年間 30 日以上の欠席者数
2:独立行政法人日本スポーツ振興センターから災害共済給付金が支払われた件数
〈 施策の達成度:A 〉
*児童生徒の健康増進や疾病等の早期発見のため、交通安全教室などの安全教育を充実した。
また、成果指標「長期欠席児童生徒数」は、その目標値を達成したことから、A評価とした。
167
「基本方向」
②学校給食の充実
給食センターの衛生管理体制の強化や施設・設備の整備を図るとともに、健康教育の一環と
しての学校給食指導を推進します。
「基本方向を実現させるための施策」
■衛生管理体制の強化 給食センター
*給食センターの衛生管理体制については、市と調理業務等委託者が常に連絡・報告・確認を
行い、改善を要する事項については、随時調整会議を行い、意思の疎通を図りながら衛生管
理基準を徹底し、食中毒の発生はなかった。
*過去に発生した食材偽装事件の対応として、学校給食の食材については、納入業者に対し、
仕入先が発行する出荷伝票の写しを添付させ、定期的に出荷元に対し、納品業者への出荷が
間違いないかどうかを確認した。
*日常業務において、調理業務等委託者は、毎日、始業前と、昼食終了後に、調理員や設備管
理員を含む全体会議を実施し、衛生管理に関係する作業工程や作業動線、使用する設備の確
認、改善点などの意見交換を行うとともに、調理業務終了後に責任者会議を定期的に開催し、
決定事項について、各責任者から、班員に周知し、徹底を図るなど、意見や改善点について、
常に業務に反映させた。さらに、給食従事者の研修については、調理業務等委託者は、年4
回、本社研修担当部門講師などによる、ノロウィルスやサルモネラ菌、O-157などについ
ての衛生管理等の研修を行い、衛生管理の徹底や調理員の資質向上に努めた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
42
20
10
25
件
250.0
異物混入等発生件数
指標の説明
1:毛髪や繊維などの異物混入の発生件数
〈 施策の達成度:A 〉
*全体会議や給食従事者の研修等の実施により衛生管理体制を強化し、成果指標「異物混入等
発生件数」は、その目標値を達成したことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■給食施設の充実 給食センター
*給食センターについては、平成5年度に祝梅地区へ移転しており、老朽化が進んでいること
から、屋上防水整備、食器洗浄機更新、空調設備整備、食器類更新などの施設の改修や設備
等の更新などの環境改善を計画的に行った。
*給食提供業務の一部である給食調理・配膳等業務を民間委託化し、調理専門業者のノウハウ
を生かした効率的な運営を行った。なお、平成 22 年度における1日の給食提供数は、小中 26
校の約 9,300 食、約 205 日の給食提供日数となった。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
給食提供達成率
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
100
100
100
100
%
100.0
指標の説明
1:学校が計画した給食日数に対する提供達成率
168
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標は理想的な指標であり、その目標値を達成したことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■学校給食指導の推進 学校教育課、給食センター
*学校給食指導については、学習指導要領に従い、各学校での家庭科や保健の授業を基本に学
校活動全般を通じて食習慣や栄養指導を実施し、各家庭向けの保健だよりや保護者会などで
食育指導にかかる家庭との連携に努めた。
*平成 22 年度末現在、学校給食センターに学校栄養教諭(道職員3名)が配置されており、学
校給食におけるバランスのとれた献立づくり、調理指導、衛生管理業務、食に関する指導な
どを行ったほか、食に関する指導を、毎年、学校の求めに応じ小学4年生を中心に実施した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
栄養指導実施率
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
100
100
100
100
%
100.0
指標の説明
1:小中学校 26 校のうち栄養教諭又は養護教諭による保健・食育指導を行った学校の割合
〈 施策の達成度:A 〉
*各家庭向けの保健だよりや保護者会などで食育指導にかかる家庭との連携に努めたほか、成
果指標「栄養指導実施率」については、その目標値を達成したことから、A評価とした。
169
(4) 特殊教育の充実
「基本方向」
①教育機会の拡充
児童生徒の障害の程度に応じた教育機会の拡充と適正就学指導を進めるとともに、就学に向
けた支援の充実に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■障害児などの就学機会の拡充 学校教育課、障がい者支援課
*障がい児などの就学機会の拡充については、障がいを持つ児童・生徒が自立と社会参加の促
進に必要な教育機関を誘致するため、誘致期成会とともに道立高等養護学校の誘致活動を行
った。
*障がい児への教育支援体制の充実を図るため、特別支援教育専門家チームを設置したほか、
市内各小中学校にも特別支援教育に係る校内委員会やコーディネーター、支援員の配置を行
った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
特別支援学級設置校数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
6
6
6
6
校
100.0
指標の説明
1:特別支援学級を設置している学校数
〈 施策の達成度:A 〉
*誘致期成会とともに道立高等養護学校の誘致活動を進めたほか、障がい児への教育支援体制
の充実を図り、成果指標「特別支援学級設置校数」はその目標値を達成したことから、A評
価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■就学指導と就学支援の充実 学校教育課
*特別支援教育の体制については、障がいのある児童生徒の適正な就学を図るため、就学指導
委員会による障がい程度の判定に基づき、適正な就学と障がいに配慮した教育相談等の支援
を行ったほか、保護者等の負担軽減を図るため、学用品費や通学費等の支援及び特殊教育関
係団体、特殊学級への支援を行った。また、学習障害や自閉症等の障がいを持つ児童生徒の
増加に対応するため、平成 19 年度に特別支援教育研究会の設置や個別指導計画の策定を行っ
たほか、各小中学校の特別支援教育支援員を段階的に増員し、就学指導等の推進体制の充実
を図った。
*昭和 38 年に全国的に珍しい特別支援学級だけの千歳市立北進小中学校を開校して以来、障が
いをもつ子供達への特別支援教育に取り組んでおり、北進小中学校を核とした支援のネット
ワーク化を図った。
170
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
2
成 果 指 標 名
特別支援教育支援員1人当
たりの障がいのある児童生
徒数
特別支援教育に関する市民
の満足度
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
45
(H19)
15
15
15
人
100.0
70.2
(H20)
―
―
↑
%
―
指標の説明
1:障がいのある生徒数/特別支援教育支援員の数(H19 配置開始)
2:市民アンケートで「障がいのある児童などの教育環境」に満足・やや満足・普通と回答した人の割合
〈 施策の達成度:A 〉
*学用品や通学費等を支援し、父母の負担軽減を図ったほか、特別支援教育支援員を段階的に
増員し、成果指標「特別支援教育支援員1人当たりの障がいのある児童生徒数」はその目標
値を達成したことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■訪問教育対象者への支援の充実 学校教育課
*訪問教育対象者への支援については、障がいのため通学して教育を受けることが困難な児童
生徒に対し、高台小学校に集団教育の場を設け、養護学校による訪問教育が行われた。また、
自宅から高台小学校までの交通費の助成を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
訪問教育対象者への支援率
100
100
該当者なし
100
%
―
指標の説明
1:訪問教育児童・生徒に対し通学費助成等の支援を行っている割合
〈 施策の達成度:A 〉
*訪問教育対象者への支援として、高台小学校に集団教育の場を設け、該当者には交通費の助
成など適切な支援を行ったことから、A評価とした。
171
「基本方向」
②教育活動の充実
訪問教育・交流教育・体験学習など障害の程度に応じた多様な教育活動を推進するとともに、
進路指導を充実し社会的な自立を促します。
「基本方向を実現させるための施策」
■交流教育、体験学習の充実 学校教育課
*交流教育、体験学習については、各特別支援学級で他校交流、普通学級との交流、高齢者施
設・地域町内会・居住地との交流を実施したほか、他校普通学級も特別支援学級との交流を
積極的に行った。また、総合的な学習の時間では、文化体験や社会生活技術の獲得、日常生
活動作のトレーニング、社会のルール等の体験的学習を実施したほか、学習機会の充実のた
め、移動経費や介助員等の経費等の支援を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
グローカル活動に取り組ん
でいる学校の割合
100
100
100
100
%
100.0
指標の説明
1:特別支援学級設置校のうちグローカル活動に取り組んでいる学校の割合
〈 施策の達成度:A 〉
*各特別支援において交流教育、体験学習に取り組み、成果指標「グローカル活動に取り組ん
でいる学校の割合」はその目標値を達成したことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■進路指導の充実 学校教育課
*進路指導については、児童生徒一人ひとりの個別指導計画を作成し、障がいの程度や個々の
能力・個性に応じた適切な進路について保護者と話し合いながら、将来を見据えた判断を行
った。また、福祉の個別支援計画や就労支援等との整合を図るため、関係部署と連携を図っ
た。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
適切な進路指導に努めてい
る学校の割合
100
100
100
100
%
100.0
指標の説明
1:特別支援学級設置校のうち保護者の意見や個別指導計画に基づき進路指導を行っている学校の割合
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標「適切な進路指導に努めている学校の割合」は理想的な指標であり、その目標値を
達成したことから、A評価とした。
172
「基本方向」
③学校施設・設備などの整備
障害のある児童生徒に配慮した施設・設備の整備など特殊教育の学習環境の整備を進めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■学校施設・設備などの整備 教)企画総務課
*学校環境の整備については、平成5年度に新築された北陽小学校以降、泉沢小学校、第2小
学校の新増築事業により、エレベーター、障がい者対応多目的トイレ、スロープの設置等の
バリアフリー化を実施した。また、その他の学校施設についても、障がい者用トイレの設置
改修などバリアフリー化に対応した施設づくりに努めた。このほか、教育機器や訓練機器等
については、毎年、整備や更新を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
障がい者用機器・設備等の
整備校数
6
6
8
8
校
100.0
指標の説明
1:障がい者用機器・設備等を整備している学校数
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標は理想的な指標であり、その目標値を達成したことから、A評価とした。
173
「基本方向」
④理解・啓発活動の推進
特殊教育や障害のある児童生徒に対する理解と認識を深めるための啓発活動を推進します。
「基本方向を実現させるための施策」
■理解・啓発活動の推進 学校教育課
*啓発活動については、各特別支援学級で行う地域等との交流をはじめ、保護者や地域に暮ら
す方を対象とする学校見学を行ったほか、市の広報やホームページ等を活用し、特別支援教
育に関する市民理解の促進を図った。
*高等養護学校の誘致運動を通じて、期成会総会やメディア等を活用しながら、障がいの種類
や理解を深める活動を展開したほか、一部の学校ホームページでは、取組内容や行事等の紹
介を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
地域等との交流に取り組ん
でいる学校の割合
100
100
100
100
%
100.0
指標の説明
1:特別支援学級設置校のうち地域等との交流に取り組んでいる学校の割合
〈 施策の達成度:A 〉
*学校見学や市の広報や市の広報やホームページ等を活用し特別支援教育に関する市民理解の
促進を図った。また、成果指標「地域等との交流に取り組んでいる学校の割合」はその目標
値を達成したことから、A評価とした。
174
(5) 高等学校教育の充実
「基本方向」
①教育機会の拡充
就学対象生徒数の動向を見据え、高等学校の適正配置や入学定員の拡大などにより市内にお
ける高等学校の教育機会の確保に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■適正な入学定員の確保 教)企画総務課
*高等学校の入学定員の確保については、全道的に中学卒業者が減少しているなかで、入学定
員を増加することは難しい状況にあるが、毎年北海道教育庁において策定される「公立高等
学校適正配置計画」の地域別検討協議会に出席し意見を述べるなど、適正配置や入学定員の
確保要請を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
高等学校入学定員
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
720
680
720
720
人
100.0
指標の説明
1:市内の高等学校の定員
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標は理想的な指標であり、その目標値を達成したことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■修学支援の充実 教)企画総務課
*修学支援については、高校などで学習したいという意欲や能力があるにもかかわらず、家庭
の経済的事情で学校へ通うことが困難な生徒に対し、奨学金の給付を行った。この奨学金制
度については、昨今の低迷する経済状況等から申込数が増加したため、平成 18 年度から段階
的に支給人数や支給額を拡大し、多くの生徒の支えとなるよう努めた。なお、奨学基金は寄
付金の積立運用のため、継続するための財源確保が必要となっており、寄付金の募集方法や
周知方法について検討を進めた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
奨学金給付者数(高校)
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
15
30
30
30
人
100.0
指標の説明
1:奨学金を交付している高校生の数
〈 施策の達成度:A 〉
*「奨学金給付者数」は、その目標値を達成した。また、段階的に支給人数や支給額を拡大し、
制度の充実を図ったことから、A評価とした。
175
「基本方向」
②時代や地域ニーズに応える教育の促進
学科や教育内容の充実などを促し、時代や地域ニーズに対応した高等学校教育の促進に努め
ます。
「基本方向を実現させるための施策」
■時代や地域ニーズに応える学科の充実 教)企画総務課
*市内高等学校における多様な学科の充実については、社会の変化と地域のニーズに即した高
等学校教育を推進するため、千歳高等学校では、普通科のほか、商業科に代わる国際流通科、
国際教養科の設置を行った。また、千歳北陽高等学校では、進学、進学・教養、ビジネスコ
ースという進路に応じた科目選択制の導入、2 学期制の実施、生徒海外研修事業の実施などの
特色ある教育が行われた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
5
6
6
6
科
100.0
市内高校の学科数
指標の説明
1:千歳高校、千歳北陽高校の学科数の合計
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標は理想的な指標であり、その目標値を達成したことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■教育内容の充実 教)企画総務課
*千歳高等学校では、進路目標にあわせた科目選択、数学の習熟度別授業、外国人講師による
英会話教育、上級の資格取得指導、企業と協力して新商品を開発するなどの取組、コンピュ
ータ・語学教室を利用した授業、就労体験などに取り組んだ。また、千歳北陽高等学校では、
科目選択制や2学期制の導入のほか、就労体験などのキャリア学習、交通量調査やカンボジ
ア・ベトナムを中心とした国際協力などのボランティア学習、千歳JAL国際マラソンへの
全校参加などの心と体の健康学習など特色ある教育が実施された。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
国際流通科、国際教養科の
入学者数
120
120
120
120
人
100.0
指標の説明
1:千歳高校の国際流通科、国際教養科の入学者合計数
〈 施策の達成度:A 〉
*市内の各高校において、特色ある教育が実施されたほか、成果指標「国際流通科、国際教養
科の入学者数」はその目標値を達成したことから、A評価とした。
176
「基本方向を実現させるための施策」
■高等学校と地域の交流・連携の促進 教)企画総務課
*高等学校と地域の交流については、キャリア学習等の実施を通じて、千歳高校では、商店街
清掃活動や企業等における就労体験(インターンシップ)などに、千歳北陽高校ではJAL
国際マラソンへの参加や交通量調査、企業等における就労体験(インターンシップ)などに
学校全体で取り組んだ。そのほか、千歳高校のボランティア部では老人ホームや北進小中学
校への訪問活動など積極的に多くの市民との交流活動が行われた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
地域交流に取り組んでいる
学校の割合
100
100
100
100
%
100.0
指標の説明
1:インターンシップ等の地域交流に取り組んでいる高校の割合
〈 施策の達成度:A 〉
*市内の各高校において地域交流や地域学習が行われ、成果指標「地域交流に取り組んでいる
学校の割合」は、その目標値を達成したことから、A評価とした。
177
(6) 高等教育の充実
「基本方向」
①大学・試験研究機関の整備
千歳科学技術大学の整備拡充と教育機能・学術研究機能の充実を促進します。
「基本方向を実現させるための施策」
■国際的な学術研究拠点の形成 科学技術振興課
*国際的な学術研究拠点の形成については、平成 10 年4月に開学した千歳科学技術大学におい
て、学術研究機能を高めるための光技術を専門とする高度で特色ある教育を行ったほか、平
成 14 年度に千歳科学技術大学に大学院前期課程、平成 16 年に大学院後期課程が開設し、国
際的な学術研究機能が整備され、国際的な学術研究拠点の形成が図られた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
大学院後期課程の修了者
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
0
13
14
10
人
140.0
指標の説明
1:大学院博士課程卒業者延べ人数
〈 施策の達成度:B 〉
*千歳科学技術大学において光技術を専門とする教育を行うとともに、平成 14 年に大学院前期
課程、平成 16 年度に大学院後期課程を開設し、専門家が育成され国際的な学術研究拠点の形
成が進んだことから、B評価とした。
178
「基本方向」
②多様な高等教育機会の確保
各種専門教育機関の育成や誘致など、多様な高等教育機会の確保に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■各種専門教育機関の育成・誘致 教)企画総務課
*市内の各種専門教育機関については、日本航空専門学校、北海道千歳リハビリテーション学
院の2校の専門学校があり、約 900 名の学生が在籍しているが、少子化の進行、市外での高
等教育機関の選択肢の多様化などにより、高等教育機関の新設立地や定員増は見込めない状
況となっており、市内立地の専門学校においては、既存施設を有効活用しながら学科の増設
や再編などを行い、教育ニーズに対応した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
専門教育機関在籍学生数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1,006
862
918
→
人
―
指標の説明
1:日本航空専門学校と北海道千歳リハビリテーション学院の在籍学生合計数
〈 施策の達成度:A 〉
*「専門教育機関在籍学生数」については、学生数を維持することを目標としており達成した。
また、各専門学校では、学科の増設や再編を行い、教育ニーズに対応したことから、A評価
とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■修学支援の充実 教)企画総務課
*修学支援については、大学などで学習したいという意欲や能力があるにもかかわらず、家庭
の経済的事情で学校へ通うことが困難な学生に対し、奨学金の給付を行った。この奨学金制
度については、昨今の低迷する経済状況等から申込数が増加したため、平成 18 年度から段階
的に支給人数や支給額を拡大し、多くの学生の支えとなるよう変更した。なお、奨学基金は
寄付金の積立運用のため、継続するための財源確保が必要となっており、寄付金の募集方法
や周知方法について検討を進めた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
奨学金給付者数(大学)
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
5
20
20
20
人
100.0
指標の説明
1:奨学金を交付している大学生の数
〈 施策の達成度:A 〉
*「奨学金給付者数」は、その目標値を達成した。また、段階的に支給人数や支給額を拡大し、
制度の充実を図ったことから、A評価とした。
179
(7) 社会教育の充実
「基本方向」
①学習機会の充実
生涯各期のライフスタイルに応じた学習機会の充実や家庭や学校、地域が一体となって生活
課題・地域的な課題へ主体的かつ積極的な参画を促すなど、学習機会の提供を通じて生涯学習
社会の実現に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■地域課題などに関する学習機会の充実 生涯学習課
*生涯各期にわたる学習機会については、市民が課題とする内容や興味あるものを題材に市民
教養セミナー、パソコン講習会、英会話教室などの実施により、市民各層にかかわる幅広い
学習機会を提供した。また、参加者については、学んだことを各地域や個々のサークル活動
へ結び付けるとともに、個人の生涯学習の一環として捉え、定着したものとなった。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
2
成 果 指 標 名
市民教養セミナーの受講者
数
市民が問題解決のために取
り組んだ学習内容の理解度
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1,362
1,698
1,300
1,300
人
100.0
60.1
71.2
76.3
↑
%
―
指標の説明
1:市民教養セミナーの延べ受講者数
2:教育委員会主催の市民セミナー事業のアンケート結果で、よく理解できたと回答した人の割合
〈 施策の達成度:B 〉
*市民セミナーやパソコン講習会等を実施し学習機会を充実させた。
「市民教養セミナーの受講
者数」は 1,000 人を超え、目標値を達成したが、講座の理解度については 60~70%台であっ
たことから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■高齢者の学習、世代間交流機会の充実 生涯学習課
*高齢者の学習、世代間交流機会の充実については、高齢者の生活課題に関連した学習機会の
提供などにより、高齢者の生きがいづくりと社会参加を促すため、千歳高星大学と千歳市若
返り学園の高齢者学級を実施した。また、校区内で高齢者と子ども、親が集い、三世代のふ
れあいを通じて世代間の理解を深める交流の機会として、世代交流ふれあい教室を実施した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
2
成 果 指 標 名
高齢者学級講座の延べ受講
者数
高齢者の学習意欲と地域参
画意欲の向上度
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
3,488
6,525
6,500
6,500
人
100.0
67.6
61.5
58.4
60
%
97.3
指標の説明
1:千歳高星学園、千歳若返り学園の延べ受講者数
2:教育委員会主催の高齢者対象事業のアンケート結果で、今後の活動に大いに役立つと回答した人の割合
180
〈 施策の達成度:B 〉
*受講者数は増加傾向にあるため、高齢者の生きがいづくりの面では評価できるが、事業を通
じた積極的な社会参加の促進までには至らなかったことから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■国際化に対応した学習機会の充実 生涯学習課
*国際化に対応した学習機会については、千歳ユネスコ協会と連携した英語暗唱コンテストの
開催や英会話教室を実施し、英語を通して国際理解を深め、国際性豊かな人材の育成を図っ
た。また、千歳ユネスコ協会の事務局を運営し、チャリティーパーティや書き損じハガキの
収集活動等を通じて得た募金を、ユネスコ世界寺子屋運動や千歳市奨学基金へ寄附するなど
し、ユネスコ活動の普及・推進を図った。平成 20 年度には、設立 40 周年として「北海道ユ
ネスコ大会 in 千歳」を開催した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
事業実施による募金額
714,544
497,674
330,264
300,000
円
110.1
2
英語暗唱コンテストの参加
者数
20
41
39
39
人
100.0
指標の説明
1:チャリティーパーティ等のユネスコ事業の実施による募金額(募金は世界寺子屋運動などに寄付している)
2:中高生、一般市民が参加する英語暗唱コンテストの参加者数
〈 施策の達成度:B 〉
*成果指標は共に目標値を達成し、
「英語暗唱コンテストの参加者数」も増加傾向にあるが、チ
ャリティーパーティ等のユネスコ事業の実施による募金額については減少傾向にあることか
ら、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■男女共同参画を促す学習機会の充実 生涯学習課
*男女共同参画を促す学習機会については、女性の社会参加や交流活動の促進のため、子育て
講座や市民教養セミナーの実施を通じて、男女平等の視点に立った学習機会の提供を行った
ほか、女性の社会的地位の向上等を目的とする女性団体への活動支援を行った。また、男性
の意識変革を促す学習機会として、子どもとの体験活動を通じて父親としての自覚や子ども
とのかかわり方などについて学ぶ、男性の子育て講座を実施した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
166
190
190
190
回
100.0
女性団体の活動回数
指標の説明
1:女性団体協議会の研修会等の活動回数
〈 施策の達成度:B 〉
*男女共同参画に関する学習機会の充実を図った。また、
「女性団体の活動回数」は増加傾向に
あり、目標値も達成したが、各事業の実施において、20 代などの若い年代や男性の参加が少
なかったことから、B評価とした。
181
「基本方向を実現させるための施策」
■青少年の学習機会の充実 生涯学習課
*青少年の学習機会については、主に小学生を対象としたチャレンジ教室や同出前講座、子ど
も活動支援センター体験教室の開催、指宿市との青少年相互交流事業等の実施により、青少
年に自然体験のほか、異なる環境や地域文化の理解、様々な工作や科学実験などの学習機会
を提供するとともに、学習の場を通して他の学校の児童生徒や年齢差のある子どもたちの交
流を促進した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
体験学習などの出前講座参
加延べ人数
1,690
1,177
870
1,000
人
87.0
指標の説明
1:チャレンジ教室、出前講座などの体験講座の参加延べ人数
〈 施策の達成度:B 〉
*青少年に対する体験活動事業の参加延べ人数は減少傾向にあるが、このことは、出前講座に
よるチャレンジ教室を推進した結果、地域で子どもの体験活動を実践する人材が増えたこと
による、出前講座の減が要因の一つとして考えられるため、一定の目標は達成したと評価で
きるものの、目標値には達していないことから、B評価とした。
182
「基本方向」
②学習支援体制の充実
学習活動を行う団体・グループなどの育成に努めるほか、生涯学習推進体制の確立や指導者
など人材の育成・確保を図り、市民の主体的な学習活動を支援します。
「基本方向を実現させるための施策」
■学習活動団体・サークルなどの育成 生涯学習課
*社会教育活動を行う市民サークル・市民活動団体などについては、団体登録、情報提供、事
業の後援、社会教育施設使用料の減免などの活動支援を行ったほか、市民・企業・行政の協
働によるまちづくりを進めるため、千歳市民活動交流センター「ミナクール」では、市民活
動団体に対しアドバイスや情報提供など、きめ細かな支援を行った。また、
「ミナクールまつ
り」
、「ふるさとポケット」、
「七夕きらきら祭り」等を開催し、市民団体の育成と活動支援の
充実を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
市民活動交流センターの活
用数
1,323
(H20)
1,985
2,000
2,000
団体
100.0
指標の説明
1:市民活動交流センター「ミナクール」を活用した延べ団体数(H18 供用開始)
(H18・19 未計測)
〈 施策の達成度:B 〉
*市民活動団体へのきめ細かな支援を行う「ミナクール」を活用した延べ団体数については、
その目標値を達成できたが、団体等への育成の効果が判断できなかったことから、B評価と
した。
「基本方向を実現させるための施策」
■生涯学習活動の促進 生涯学習課
*生涯学習の推進体制については、学識経験者や社会教育関係団体など市民各層から選出され
た方々で社会教育委員会を設置し、子ども・子育て部会、成人部会、スポーツ部会、文化部
会に分け、会議を実施し、事業内容や諸課題等について検討や評価を行った。また、平成 23
年度からスタートする生涯学習基本計画策定のため、平成 21 年度から社会教育事業の調査・
研究や計画立案などを行った。そのほか、近隣市の社会教育委員との合同研修会の開催など
積極的に社会教育の推進に努めた。
*生涯学習活動の促進については、
「千歳学出前講座」や「ふるさとポケット」など各種事業・
教室の充実により、生涯にわたる学習活動を推進した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
16
13
15
15
回
100.0
会議開催数
指標の説明
1:社会教育委員による部会等の会議開催数
〈 施策の達成度:A 〉
*各種事業・教室の充実により、生涯にわたる学習活動を推進した。また、学識経験者や社会
教育関係団体など市民各層から選出された方々で社会教育委員会を設置し、生涯学習の推進
体制の構築を進めたことから、A評価とした。
183
「基本方向を実現させるための施策」
■民間指導者、リーダーの育成 生涯学習課
*多様な人材の育成・確保については、千歳学出前講座「市民編」
、社会教育関係団体、人材バ
ンク等の登録事業や学校支援ボランティアを中心としたネットワークづくりを行った。また、
みんなで、ひと・まちづくり基金を活用した自主活動事業では、団体、企業や市民活動の経
験者など市民で構成する「みんなで、ひと・まちづくり委員会」が、ひと・まちづくりリー
ダー養成事業として、人材や団体の育成、市民の意識の高揚、市民活動の支援を目的として、
委員会が自ら企画・運営する各種学習会やイベント等を開催し、人材の育成・確保、資質の向
上を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
ひと・まちづくり委員会主
催事業の参加者数
66
58
92
100
人
92.0
指標の説明
1:ひと・まちづくり委員会が主催する学習会における参加者数(委員、一般参加の合計数)
〈 施策の達成度:B 〉
*ひと・まちづくり委員会が「リーダー養成事業」として実施する学習会への参加者数につい
ては、ほぼその目標値を達成できたが、リーダー等の育成への効果が判断できなかったこと
から、B評価とした。
184
「基本方向」
③社会教育施設の整備・充実
市民が利用しやすい学習施設の整備や効果的な学校開放を推進し学習の場を確保するととも
に、利用者に対する利便性の向上や各施設の有効利用を図るため、各施設間のネットワーク化
を進めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■利用者の立場に立った施設の整備 文化施設課、スポーツ課
*社会教育施設は、民間活力の導入による利用者へのサービス向上などを図るため、平成 18 年
度から順次指定管理者制度を導入した。導入施設は、千歳公民館、市立図書館、市民文化セ
ンター、市民ギャラリーの文化施設のほか、市民スキー場と市営水泳プールを除く体育施設
であり、各施設では市の指導のもと、指定管理者による自主事業や各種サービスの充実が図
られた。
*市民活動交流センター「ミナクール」の設置をはじめ、市民文化センターや市民ギャラリー、
図書館などの施設を計画的に整備、改修した。
*学校体育館の開放については、学校教育に支障のない範囲で、市民が行うスポーツや レクリ
エーション活動の施設として使用しており、各学校には管理指導員を配置し、学校施設の開
放に伴う利用者の危険防止及び施設や設備の管理を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
社会教育施設の整備率
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
100
100
100
100
%
100.0
指標の説明
1:各年度ごとの計画に基づき整備された社会教育施設の割合
〈 施策の達成度:A 〉
*社会教育施設は、平成 18 年度から順次指定管理者制度を導入し、指定管理者による自主事業
の実施や各種サービスの充実により、利用者のニーズに応じた運営が図られたほか、学校施
設の有効利用を図った。また、施設や設備の整備と充実については、各施設の状況を把握し
改修などを計画的に進めたことなどから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■社会教育施設のネットワーク化 生涯学習課、文化施設課
*社会教育施設の情報ネットワーク化については、千歳市地域情報化計画と整合を図りながら、
市内公共施設のネットワーク化や公共端末の増設など基盤整備を段階的に行った。各施設の
指定管理者等は、工夫を凝らした独自のホームページを開設しており、様々なイベント等の
情報を発信した。また、生涯学習活動の拠点施設である「ミナクール」や市のホームページ
において、効率的・効果的に情報の提供を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
情報ネットワーク整備率
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
80
100
100
100
%
100.0
指標の説明
1:計画に基づき情報ネットワークが整備された施設の割合
185
〈 施策の達成度:A 〉
*社会教育に関する情報の効率的・効果的な提供を図ったほか、成果指標「情報ネットワーク整
備率」は、その目標値を達成したことから、A評価とした。
186
「基本方向」
④心を育てる家庭教育の充実
さまざまな学習機会や情報提供を通じて健全な家庭づくりと親の教育力の向上を促し、人間
形成の基礎的な役割を果たす家庭教育機能の強化に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■家庭教育力の向上 生涯学習課
*家庭教育に関する学習機会については、子どものしつけなど家庭教育について見つめ直し、
考えて役立ててもらうため、子どもの発達段階や課題に応じたママさん教室やすこやか子育
て講座、男性の子育て講座、思春期子育てセミナー、家庭教育セミナー等を実施したほか、
千歳市PTA連合会の活動支援を通じて家庭教育力の向上を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
家庭教育講座受講者の理解
度
94
97
97
95
%
102.1
2
親としての意識の変化度
41
61
65
↑
%
―
指標の説明
1:教育委員会主催の家庭教育事業のアンケート結果で、
「理解できた」と回答した人の割合
2:教育委員会主催の家庭教育事業のアンケート結果で、今後の子育てに参考になると回答した人の割合
〈 施策の達成度:B 〉
*様々な講座を実施しており、事業内容の理解度については目標値を達成したが、家庭教育に
関心の低い市民(親)にも参加を呼びかける工夫が必要であったことから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■父親の家庭教育への参加促進 生涯学習課
*男性の家庭教育や男女共同参画を促す学習機会については、男性の子育て講座の実施により、
座学だけではなく、子どもとの体験活動を通じて父親としての自覚や子どもとのかかわり方
などについて学ぶ機会を提供したが、参加者数は少ない状況で推移しているため、参加者の
アンケートや直接の聞き取りにより調査し、家庭が抱える課題などを参考に、事業内容を検
討しながら実施した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
父親向け各種講座参加者数
24
(H18)
23
80
60
人
133.3
指標の説明
1:男性のための子育て講座等の参加者数(H18 開始)
〈 施策の達成度:B 〉
*男性(父親)の家庭教育への参加促進を図るため、事業の実施に当たっては内容等工夫を凝
らし平成 22 年度については目標を達成したが、計画期間全体の参加者数は少なかったことか
ら、B評価とした。
187
「基本方向」
⑤公民館機能の充実
市民生活の向上に結びつく公民館活動を推進するため、多様化する学習ニーズや地域的な課
題に対応する生涯各期における学習機会の拡大と学習内容の充実を図ります。
「基本方向を実現させるための施策」
■公民館の運営体制の充実 文化施設課
*公民館は、平成 20 年度から指定管理者制度を導入し、市の指導のもとに指定管理者による運
営管理が行われ、公民館教室受講生、利用団体等へのアンケート調査や意見交換などから市
民ニーズを把握し、運営に反映した。
*公民館教室閉講後に、受講生等による実行委員会が主催する「公民館まつり」
・
「作品展示会」
が開催され、受講生の学習成果を発表する機会になるとともに、参加した多くの市民と受講
生の交流の場や教室参加への動機付けになるなど、市民が自主的・主体的な学習活動を実践
した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
公民館及び分館利用者数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
58,273
41,638
43,000
53,000
人
81.1
指標の説明
1:公民館及び分館の延べ利用者数
〈 施策の達成度:A 〉
*公民館は、公民館教室受講生、利用団体などへのアンケート調査や意見交換などから市民ニ
ーズを掌握し運営に反映している。また、公民館教室閉講後に、受講生等による実行委員会
が主催する「公民館まつり」
・
「作品展示会」が開催され、市民が自主的・主体的な学習活動
を実践したことなどから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■公民館事業の充実 文化施設課
*公民館事業として公民館教室、短期公民館教室、営農地区冬期講座などを実施し受講者の情
操や教養の向上など、市民の生涯学習活動の推進と充実を図った。また、公民館教室受講生、
利用団体等へアンケート調査等を行い、ニーズの把握に努めた。
*公民館教室については、教室受講生へのアンケート調査や意見交換などを参考に内容を決定
し、毎年パソコン入門、英会話、三味線、太極拳、フラダンスなど様々なジャンルに及ぶ 35
教室について年間各 30 回を開講し充実を図った。
*指定管理者は公民館の自主事業と公民館ロビーを活用した絵画や絵手紙などの作品展、市役
所市民ホールでは公民館教室の写真展を開催し、新たな事業を展開した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
公民館教室受講生満足度
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
―
82
83
↑
%
―
指標の説明
1:公民館教室受講生のアンケート調査による満足度(H17 未実施)
〈 施策の達成度:A 〉
*公民館事業として年間延べ 1,050 回の公民館教室のほか、短期公民館教室、営農地区冬期講
座などを実施し、市民の生涯学習活動の推進と充実が図られた。また、公民館教室は、教室
188
受講生へのアンケート調査や意見交換などを参考に内容を決定するなど、多様化する市民ニ
ーズに対応した様々なジャンルの教室を開講し充実を図ったことなどから、A評価とした。
189
「基本方向」
⑥図書館機能の充実
市民のニーズにあった情報を的確かつリアルタイムに提供していくため、生活情報や学習情
報などの図書資料の拡充、郷土文献資料などの収集・公開の充実を図るとともに、情報提供シ
ステムや移動図書館の充実により、図書サービス利用の地域間格差の解消に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■図書館の市内全域サービス化の推進 文化施設課
*分館機能の整備については、財源の問題もあり整備が望めないことから市内全域 39 か所を巡
回する移動図書館車の運行や、支所及びペウレ千歳駅西口ビル市民サービスセンターでの予
約・返却、学校図書館の地域開放などの様々な方策により市内全域サービス化の推進を図っ
た。
*移動図書館車は平成 20 年度に図書の積載数が 2,600 冊、バリアフリー対応の仕様により車イ
スでの利用が可能な機能を有する車輌に更新し、設備の充実を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
市立図書館利用者数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
113,683
129,561
132,000
133,000
人
99.2
指標の説明
1:市立図書館の延べ利用者数
〈 施策の達成度:A 〉
*市内 39 か所を巡回する移動図書館車の運行や、支所及びペウレ千歳駅西口ビル市民サービス
センターでの予約・返却、学校図書館の地域開放などの様々な方策により市内全域サービス
化の推進を図った。また、平成 20 年度に移動図書館車を更新し、図書積載数の増加や、車イ
スでの利用可能したバリアフリー対応などにより機能の充実を図ったことなどから、A評価
とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■図書館資料の整備・充実 文化施設課
*図書館資料の整備・充実については、指定管理者制度の導入に伴う図書購入費の増額もあり、
蔵書の充実が図られた。また、郷土の文献資料として地方新聞資料の電子化を行い館内で公
開した。
*傷んだり、内容の古くなった書籍を除籍するなど、蔵書のリフレッシュ化を積極的に進めた。
*図書資料を市民に効果的に提供するため、指定管理者の提案により閉館時間の延長や休館日
を月1回にするなどの利用促進に向け積極的な運用が行われた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
市立図書館蔵書数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
293,411
284,726
285,000
300,000
冊
95.0
指標の説明
1:市立図書館の蔵書冊数
190
〈 施策の達成度:A 〉
*図書館資料については、図書購入費増額などにより蔵書の充実や蔵書のリフレッシュ化を積
極的に進めたほか、地方新聞資料の電子化を行い館内で公開した。また、図書資料を市民に
効果的に提供するため、開館時間の延長や休館日を減らすなど、積極的な運営が行われたこ
となどから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■図書館情報システムの充実 文化施設課
*図書館の情報システムについては、平成 17 年度よりインターネットからの図書検索や借受予
約、携帯電話からの図書資料検索・借受予約が実施できるシステムを導入し、さらに平成 22
年度のシステム更新により機能の向上を図った。また、平成 21 年度に一部地方新聞資料の電
子化を行い図書館内で公開した。
*分館機能の整備については財源問題もあり整備が望めないことから、市内 39 か所を巡回する
移動図書館車の運行や、支所及びペウレ千歳駅サービスセンターでの予約・返却、学校図書
館の地域開放などの様々な方策により分館機能に代わる図書館サービスの充実を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
インターネット等からの貸
受予約冊数
4,513
11,309
11,500
11,000
冊
104.5
指標の説明
1:インターネットや携帯電話からの図書の貸受予約冊数
〈 施策の達成度:B 〉
*情報システムは、インターネットからの図書検索や借受予約、携帯電話からの図書資料検索
や借受予約を実施した。また、市内 39 か所を巡回する移動図書館車の運行、支所及びペウレ
千歳駅サービスセンターでの予約・返却、学校図書館の地域開放などの様々な方策により分
館機能に代わるべく図書サービスの充実を図ったことなどから、B評価とした。
191
(8) 市民文化の創造
「基本方向」
①文化活動に親しむ機会の拡充
市民がゆとりとうるおいのある心豊かな生活を営むため、既存の文化施設と事業の充実を図
り、市民が多様な芸術文化活動に親しみ、楽しむことができる機会の拡充に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■芸術文化鑑賞機会の拡充 文化施設課
*市民文化センター及び市民ギャラリーは、平成 19 年度から指定管理者制度を導入し、民間活
力により様々な年齢層対象にした幅広いジャンルのコンサートや演劇、寄席、人形劇、絵画
鑑賞などの多様な自主文化事業を展開し、芸術文化鑑賞機会の充実を図った。しかし、新型
インフルエンザや景気低迷などの社会的な影響もあり、鑑賞者の大幅な増加はなかった。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
各種自主文化事業等の入場
者数
9,688
(H18)
13,628
7,800
8,000
人
97.5
指標の説明
1:各種自主文化事業等の入場者数
〈 施策の達成度:B 〉
*市民文化センターや、市民ギャラリー等において様々な年齢層を対象にした幅広いジャンル
の多様な自主文化事業を開催し、芸術文化鑑賞機会の充実を図ったが、利用者の大幅な増加
に連動しなかったことから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■芸術文化活動への参加機会の拡充 文化施設課、生涯学習課
*市民文化センターや市民ギャラリーは、市民団体の芸術文化活動を実践し発表する場として
利用され、市民が芸術文化活動に参加する機会を拡充した。
*文化芸術活動を行っている社会教育関係登録団体の利用料金を減免し、支援した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
市民文化センター・市民ギ
ャラリー利用者数
194,978
(H18)
191,818
194,000
204,000
人
95.1
指標の説明
1:文化センターと市民ギャラリーの延べ利用者数(H17 は文化センターリニューアル工事のため休館)
〈 施策の達成度:A 〉
*芸術文化活動に参加する機会の提供については、市民文化センターや市民ギャラリーが、市
民団体の芸術文化活動を実践し発表する場として有効に機能し、市民が芸術文化活動に参加
する機会を拡充したことから、A評価とした。
192
「基本方向を実現させるための施策」
■芸術文化活動の情報提供の充実 文化施設課、生涯学習課
*芸術文化活動の情報提供については市民文化センターのホームページのほか、
「市民文化セン
ターだより」を毎月発行し、市内の全戸に配布して市民に芸術文化に関する各種情報を提供
した。
*市内ではフリーペーパーや芸術文化に関する各種情報を収集した情報誌を市民団体が毎月発
刊するなど、多様な情報提供が図られた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
文化センターだよりの発行
部数
488,567
(H18)
503,617
505,000
↑
部
―
指標の説明
1:文化情報等を発信する文化センターだよりの発行部数(H17 は休館)
〈 施策の達成度:B 〉
*芸術文化活動の情報提供については、市民文化センターのホームページのほか、
「市民文化セ
ンターだより」を毎月発行し、全戸配布した。また、フリーペーパーや市民団体が芸術文化
に関する情報誌を毎月発刊するなどの多様な情報提供と千歳市ホームページ「イベントカレ
ンダー」による 一元的な情報提供に努めたことから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■文化施設の整備 文化施設課
*昭和 59 年に開館した市民文化センターは、平成 17 年度にバリアフリー化・各種設備機器の
更新・会議室の増設・大ホール椅子更新等の大規模なリニューアルを実施し、施設の充実を
図った。また、展示パネルや山台等の備品、舞台床、舞台調光・音響設備、吊物ワイヤーな
どについても計画的な改修や更新を行った。市民ギャラリーにおいても、設備の更新を計画
的に行った。
*文化センターのプラネタリウムなどの老朽化が進んでいる設備については、財政的な問題も
あることから利用状況などを勘案しながら更新の検討を行っている。
*市民文化センター及び市民ギャラリーは平成 19 年度から指定管理者制度を導入しており、自
主文化事業の実施が増加するなどの成果が挙がった。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
文化施設の整備率
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
100
100
100
100
%
100.0
指標の説明
1:各年度ごとの計画に基づき整備された文化施設の割合
〈 施策の達成度:B 〉
*市民文化センターは、平成 17 年度に大規模なリニューアルを実施し、施設の充実を図ったほ
か、備品や設備などについても計画的な改修や更新を行った。また、市民ギャラリーについ
ても、設備の更新を計画的に行った。しかし、文化センターのプラネタリウムなどの老朽化
が進んでいる設備については、財源の問題もあり利用状況などを勘案しながら更新の検討を
行っている状況であったことから、B評価とした。
193
「基本方向」
②芸術文化活動の促進
市民による自主的な芸術文化活動を促進するため、創作活動や発表の場の提供などにより芸
術文化関係団体・サークル等の活性化に努めるとともに、市民の芸術文化活動をリードする人
材の育成など市民文化を担う人づくりを進めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■市民の芸術文化活動の促進 文化施設課、生涯学習課
*市民による芸術文化活動や発表の場として、市民文化センター・市民ギャラリー・公民館を
整備しており、様々なサークルや団体が利用した。施設では市民の芸術文化活動の促進を図
るため、登録団体の使用料金を減免するなどの支援に努めた。
*市の文化向上及び振興を図ることを目的に、文化活動の功績をたたえる顕彰の贈呈を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
文化団体組織数
155
178
180
180
団体
100.0
2
文化活動支援に関する市民
の満足度
77.2
79.0
(H20)
―
↑
%
―
指標の説明
1:文化活動を行っている社会教育団体の登録団体数
2:市民アンケートで「芸術文化活動の促進」に満足・やや満足・普通と回答した人の割合
〈 施策の達成度:B 〉
*市民による芸術文化活動や発表の場として、市民文化センターなどの文化施設を整備し、様々
なサークルや団体が利用した。また、市民の芸術文化活動の促進を図るため施設使用料金を
減免するなどの支援に努めたが、文化活動団体構成員の高齢化や後継者の育成などの課題も
あったことなどから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■芸術文化関係団体、サークルなどの育成 生涯学習課
*芸術文化関係団体等の育成については、市内の各種文化団体が加盟している文化団体連絡協
議会の活動支援を通じて、文化活動の成果を発表する場の提供などにより、各団体の活動を
支援するとともに団体間の交流を促進したほか、千歳市民文化表彰を制定し、文化活動を通
じて市の文化振興に尽くした市民の表彰を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
文化団体連絡協議会加盟団
体数
74
99
100
100
団体
100.0
指標の説明
1:文化団体連絡協議会に加盟している団体数
〈 施策の達成度:B 〉
*千歳市民まちづくりアンケート調査の結果、市民生活において芸術文化活動に関する関心は
低い状況(重要度が低く、満足度は中庸)にあるものの、芸術文化関係団体数は増加傾向に
あり、目標値も達成したことから、B評価とした。
194
「基本方向」
③特色ある文化活動の推進
千歳市の都市特性における人材や自然、歴史などの風土を生かした特色ある芸術文化活動を
育み「千歳らしい」文化の創造をめざします。
「基本方向を実現させるための施策」
■「千歳らしい」文化活動の推進 文化施設課、生涯学習課
*「千歳らしい」文化活動については、千歳の自然環境や文化財を生かした文化体験、並びに
千歳の歴史を演じた「シコツ越え」の市民劇発表など、市民団体による千歳に根ざした芸術
文化活動が行われており、市民の手作りによる創作・発表活動などが展開された。
*情報発信と異文化との文化交流の推進については、市民団体による文化情報誌の発行や文化
団体による文化芸術祭や実行委員会主催の交流事業「ふるさとポケット」などの開催が継続
的に実施された。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
文化団体連絡協議会開催事
業の参加者数
11,741
(H19)
14,550
15,800
15,700
人
100.6
指標の説明
1:文化団体連絡協議会の開催する事業(文化祭)における参加者数
〈 施策の達成度:B 〉
*ふるさとの特色ある自然や歴史、環境を生かした「千歳らしい」文化活動が市民団体によっ
て広がっており、
「千歳らしい文化」を創造する団体や人材が育ちつつある。今後も「千歳ら
しい」文化活動を担う人材の育成の支援に努めるとともに、さらなる情報発信と異文化交流
の推進を図る必要があったことなどから、B評価とした。
195
(9) 文化財の保護と活用
「基本方向」
①ふるさと風土とのふれあいの推進
市民がふるさとに誇りを持ち心豊かに過ごせるよう、市民自らが地域の自然や歴史、文化と
ふれあえる場や機会を充実するとともに、地域の風土を生かした個性あるまちづくりを進めま
す。
「基本方向を実現させるための施策」
■自然や歴史、文化にふれあう場の整備 埋蔵文化財センター
*埋蔵文化財センターについては、閉校した長都小中学校の移転整備を行い、平成 22 年4月か
ら業務を開始し、常備展示室や企画展示室、体験学習室、講義室などを設置して、郷土千歳
の歴史と文化を学ぶ場所となった。旧埋蔵文化財センターについては、当面文化財の収蔵と
ともに、発掘調査が行われた際の作業場として活用する。なお、郷土資料館の整備について
は、市民ニーズや緊急性及び財源確保等の観点から、未着手となっている。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
埋蔵文化財センター移転事
業の進捗率
0
100
100
100
%
100.0
指標の説明
1:埋蔵文化財センター移転事業の総事業費に対する完了事業費の割合(H21 整備済)
〈 施策の達成度:A 〉
*埋蔵文化財センターは平成 22 年 4 月より業務を開始し、埋蔵文化財業務をはじめ常設展示に
おけるテーマ展示、企画展示ならびに関連する講演会を実施した。郷土資料館の整備につい
ては、ハード事業から郷土資料の展示や公開などのソフト事業に切り換えて継続することと
している。また、成果指標の目標値を達成したことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■自然や歴史、文化にふれあう機会の拡充 埋蔵文化財センター
*文化等にふれあう機会については、移転した埋蔵文化財センターを拠点に文化財等に触れ合
う機会の拡充を図ったほか、体験学習事業・企画展示会・講演会・千歳学出前講座、市民版
まちめぐりガイドバス及び総合的な学習授業での解説業務を実施し、普及啓発に努めた。ま
た、平成 22 年度に小学生を対象として石器づくりや火おこしなどの体験学習の開催、市民を
対象とした公開講座や展示会の開催、地域の埋蔵文化財に関する冊子の作成などを行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
体験学習等の参加者数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
712
794
720
720
人
100.0
指標の説明
1:文化財保護普及事業における体験学習や講演会等の参加者数
〈 施策の達成度:A 〉
*企画展示や公開講座、体験型学習会をとおして、自然や文化にふれあう多くの機会を提供で
きた。また、埋蔵文化財センターを紹介するパンフレットを作成し、市民に埋蔵文化財セン
ターの活動を紹介した。そのほか、成果指標の目標値を達成したことから、A評価とした。
196
「基本方向」
②埋蔵文化財の保護と活用
埋蔵文化財と各種開発事業の調和に努めるとともに、埋蔵文化財の適切な保護とその活用を
図るため、発掘調査や各種研究事業を推進するほか保存管理および公開・展示の促進に努めま
す。
「基本方向を実現させるための施策」
■埋蔵文化財の発掘調査と整備、活用 埋蔵文化財センター
*千歳の埋蔵文化財については、平成 21 年 3 月までに確認した遺跡数は 284 か所、史跡は国指
定2か所(ウサクマイ遺跡群、キウス周堤墓群)
、市指定1か所(美々貝塚)となった。また、
平成 21 年度にキウス周堤墓群、
平成 22 年度にはウサクマイ遺跡群の管理団体に指定された。
*発掘調査については、公共事業等にあわせ事前調査を実施し、埋蔵文化財の記録保存を適切
に行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
指定史跡数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
3
3
3
3
件
100.0
指標の説明
1:国及び市指定史跡を適切に保存管理している数(キウス、ウサクマイ、美々貝塚)
〈 施策の達成度:A 〉
*キウス周堤墓群、ウサクマイ遺跡群、美々貝塚の環境整備を実施した。また、市内遺跡の発
掘調査及び整理作業を行い、報告書を刊行した。そのほか、成果指標の目標値を達成したこ
とから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■埋蔵文化財の調査研究、保存管理、公開の推進 埋蔵文化財センター
*調査研究と保存管理、公開展示、情報提供などの新たな拠点施設については、平成 22 年度に
新埋蔵文化財センターをオープンし、展示室や体験学習室機能を設けるなど埋蔵文化財の公
開活用を図った。また、指定文化財などは図書館の郷土資料コーナーに一部展示したほか、
ホームページによる公開を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
重要な財・文化財の指定数
8
9
9
10
件
90.0
指標の説明
1:特に重要な埋蔵文化財や出土文化財を指定し、保護している数
〈 施策の達成度:A 〉
*埋蔵文化財センターを拠点として、文化財の適切な保護・活用を図る調査研究、保存管理、
公開展示を行った。また、成果指標の目標値を達成したことから、A評価とした。
197
「基本方向」
③伝統文化の保存と継承
アイヌ文化をはじめ、先人が築き伝えてきた伝統文化を市民生活のなかで保存・継承してい
くため、市民に対する理解・啓発に努めながら伝統文化の保護保存・調査研究・公開活用を進
めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■伝統文化の保存と継承・理解の促進 埋蔵文化財センター
*市指定文化財「泉郷獅子舞」については、当市を代表する郷土芸能であり、泉郷地区を中心
に年中行事の一つとして現在も地域の人々が中心となり継承が図られた。
「泉郷獅子舞」の保
持団体泉郷獅子舞保存会の活動を補助し、市民に対して保存と継承の必要性の啓発を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
保存継承されている郷土芸
能の数
1
1
1
1
件
100.0
指標の説明
1:保存と継承を図らなければならない郷土芸能の数(泉郷獅子舞)
〈 施策の達成度:A 〉
*市指定文化財「泉郷獅子舞」の保持団体泉郷獅子舞保存会の活動を補助し、市民に対して保
存と継承の必要性の啓発を行い、地域の人々による継承が図られた。また、成果指標の目標
値を達成したことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■アイヌ文化の保護と継承・理解の促進 埋蔵文化財センター
*市の無形文化財にも指定されているアイヌ文化については、アイヌの人々によって古くから
伝承されてきた舞踊や歌、語りや工芸技術などがあり、北海道アイヌ協会千歳支部や千歳ア
イヌ文化伝承保存会を中心に保存伝承され、神事における千歳固有の作法の復元やアイヌ語
教室の開催など着実な成果を挙げた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
保存継承されているアイヌ
文化の数
1
1
1
1
件
100.0
指標の説明
1:保存と継承を図らなければならないアイヌ文化の数(アイヌの伝統的芸能と工芸技術)
〈 施策の達成度:A 〉
*北海道アイヌ協会千歳支部や千歳アイヌ文化伝承保存会の活動を補助し、展示、講演会等を
とおして神事をはじめとするアイヌ文化の伝承の重要性の啓発を行った。また、成果指標の
目標値を達成したことから、A評価とした。
198
(10) スポーツの振興
「基本方向」
①生涯スポーツの推進
スポーツが持つ達成感や楽しさを多くの人々と共有できる生涯スポーツの推進をめざし、健
康や安全に関する市民意識を啓発するとともに、地域における各種スポーツ活動組織の育成を
図ります。また、多様化・高度化するスポーツニーズに対応するため、広域的視野に立ったス
ポーツの振興に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■生涯スポーツの普及・啓発 スポーツ課
*生涯スポーツの普及については、昭和 45 年にスポーツ都市宣言を行い、積極的にスポーツ参
加機会の提供や各種スポーツ大会の支援、スポーツ指導者の育成及びスポーツ施設の整備に
取り組んでおり、施設数は他市と比較しても多い。また、千歳市体育協会では、市民ニーズ
に対応した各種スポーツ振興事業に取り組んでおり、スポーツ活動に対する市民の満足度は
比較的高い状況にあった。
*年齢に応じたスポーツ活動の促進を図るため、関係機関とともに各種スポーツ行事を実施し、
日常生活の中にスポーツを定着させることを目的に体育指導委員等の配置や養成、スポーツ
表彰やスポーツ団体の支援を行ったほか、水泳の普及・促進を目的に、講習会や水泳イベン
ト、プール開放を実施した。なお、千歳JAL国際マラソンなど年々参加者数が増加してい
る行事もあるが、一部行事では参加者数が減少しているものもあることから、開催内容等を
見直しながら実施した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
スポーツ教室の参加者数
3,528
4,544
4,624
4,574
人
101.1
2
スポーツ事業の参加割合
88.6
89.1
89.3
↑
%
―
指標の説明
1:市及び補助団体等が開催するスポーツ事業の参加者数
2:市及び補助団体等が開催するスポーツ事業の定員等に対する参加者の割合
〈 施策の達成度:A 〉
*代替指標「スポーツ教室の参加者数」及び「スポーツ事業の参加割合」は、どちらも目標を
達成しており、その他スポーツ表彰事業等の取組についても予定どおり実施されたほか、ス
ポーツ活動に対する市民の満足度は比較的高い状況にあったことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■スポーツクラブ・団体活動の支援 スポーツ課
*スポーツクラブ・団体活動の支援については、体育協会を通じて加盟するスポーツ団体への
支援を行った。また、平成 19 年2月に当市初の総合型地域スポーツクラブとして創設された
「総合型地域スポーツクラブ”こみねっと”」に対して、場所の提供、スポーツ情報の提供、
ニュースポーツの道具の貸与などの支援を行った。
*体育指導員及びスポーツ指導員を配置し、スポーツセンターや総合武道館において、市民及
び各種団体が行うスポーツやレクリエーションの指導や協力を行った。
199
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
31
31
33
33
団体
100.0
スポーツ団体数
指標の説明
1:千歳市体育協会に加盟している団体数
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標は理想的な指標であり、その目標値を達成したことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■広域的なスポーツ活動の推進 スポーツ課
*指導体制の広域ネットワーク化については、石狩管内や道内の体育指導委員研修や情報交換
の場において、定期的にスポーツを取り巻く課題や話題等を共有化し、指導者体制の連携を
図った。なお、道内のスポーツ振興を図るため、北海道教育委員会では、各種スポーツ・レ
クリエーション指導者の発掘、登録及び有効活用を図ることを目的に、
「北海道スポーツリー
ダーバンク」制度を運用しており、平成 22 年度末現在、千歳市は2名登録している。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
北海道スポーツバンク登録
者数
3
(H18)
2
2
2
人
100.0
指標の説明
1:北海道スポーツバンクに登録している市民の数(H18 開始)
〈 施策の達成度:A 〉
*代替指標「北海道スポーツバンク登録者数」については、目標値を達成することができた。
また、管内・全道規模の会議研修会へ体育指導委員を派遣しており、その実績から、A評価
とした。
200
「基本方向」
②スポーツ指導体制の充実
多様化する市民のニーズに応えながら生涯スポーツを振興していくため、豊かで活力のある
スポーツ活動を支援する相談・指導体制の充実を図るとともに、新たなスポーツの開発・振興
に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■スポーツ指導者の育成と組織の充実 スポーツ課
*スポーツ指導者については、体育指導委員及びスポーツ指導員を委嘱し、卓球・バドミント
ンなど誰もが簡単に始めることのできるポピュラーな種目の参加機会を増やすとともに、教
育委員会や体育協会主催事業及び体育施設等で対象者に助言・指導等を行った。また、スポ
ーツ少年団の認定指導員の資格取得のための研修に毎年度 20 人程度派遣するなど指導員の資
質向上に努め、相談・指導体制の充実を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
体育指導員・スポーツ指導
員数
58
50
50
53
人
94.3
指標の説明
1:体育指導委員及びスポーツ指導員の合計数
〈 施策の達成度:B 〉
*成果指標「体育指導委員・スポーツ指導員数」は、ほぼ目標値を達成することができた。ま
た、講習会等への派遣や例月会議によって指導者の資質向上とともに、各種事業等への支援
体制の充実が図れたと判断し、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■新たなスポーツの開発、指導 スポーツ課
*新たなスポーツの開発については、
平成 18 年度から民間ゴルフトーナメントとタイアップし、
千歳発信のニュースポーツとしてスナッグゴルフの普及を図るため、体験会や大会を開催す
るとともに、各種スポーツの出前講座等を実施した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
スナッグゴルフ普及振興会
会員数
―
―
18
18
人
100.0
指標の説明
1:千歳スナッグゴルフ普及振興会の会員数(H22 設立)
〈 施策の達成度:A 〉
*代替指標「スナッグゴルフ普及振興会会員数」については、目標値を達成することができた。
また、出前講座のほか、新たにニュースポーツ普及を目的とした市民協働事業を実施したこ
とから、A評価とした。
201
「基本方向」
③スポーツ施設の整備
市民の日常的なスポーツ活動を促進していくため、それぞれの年齢や体力に応じて、いつで
も・どこでも・だれでもがスポーツに親しむことができる多様な施設の整備を推進するととも
に、施設運営の弾力化や施設間のネットワーク化など各種施設の利便性の向上に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■スポーツ施設の整備 スポーツ課
*老朽化したスポーツ施設を、ニーズを踏まえ、安全性を最優先に計画的に改修や修繕を実施
し、スポーツセンターや武道館などの屋内体育施設、市民球場、テニスコートなどの屋外体
育施設、学校プールなどを順次改修した。
*アリーナやトレーニング室、会議室など総合的な機能を備えたスポーツセンターは昭和 53 年
の開設以来 30 年以上が経過し、老朽化が著しく、また、新耐震基準以前に建築された建物で
あることから、リニューアル計画を策定し、リニューアル工事の準備を進めた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
スポーツ施設の整備率
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
100
100
100
100
%
100.0
指標の説明
1:各年度ごとの計画に基づき整備された施設の割合
〈 施策の達成度:B 〉
*代替指標「スポーツ施設の整備率」については、目標値を達成することができた。しかし、
老朽化した施設が多く、改修には多額の費用を要することから各スポーツ団体の整備要望に
対して応えらないものもあったことから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■施設運営の充実 スポーツ課
*平成 18 年度から武道館・スポーツセンター・屋外体育施設、平成 21 年度から温水プールに
指定管理者制度を導入し、民間の手法を用いて、弾力性や柔軟性のある施設の運営を行うこ
とが可能となり、屋内体育館におけるトレーニングアドバイス事業、青空公園スケート場に
おけるスケートアドバイス事業、温水プールにおけるヘルスアップ事業やアウトドア事業な
どにおいて、専門的な指導者を配置し、市民のニーズに応えた。
*学校プール・歩くスキーコースについては市が直営で管理運営し、市民スキー場・市営スケ
ートリンクの管理運営については、民間業者に委託し、スポーツに親しむ場を提供した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
スポーツ施設利用者数
851,117
846,138
845,000
850,000
人
99.4
2
スポーツ施設に関する利用
者の満足度
―
80.2
(H20)
80.7
↑
%
―
指標の説明
1:市内のスポーツ施設(74 か所)の延べ利用者数
2:スポーツ施設利用者に対するアンケートで「施設・設備」及び「利用手続」の調査項目に満足・やや満足・
普通と回答した人の割合
202
〈 施策の達成度:B 〉
*指定管理者による弾力的な施設運営の実施により、成果指標「スポーツ施設利用者数」は、
その目標値をほぼ達成したが、よりいっそう市民ニーズに対応した管理運営が必要であった
ことから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■スポーツ施設のネットワーク化 スポーツ課
*スポーツ施設のネットワーク化については、千歳市地域情報化計画と整合を図りながら、平
成 16 年度までに体育協会本部、スポーツセンター、武道館のネットワーク化を行った。また、
施設予約システムの導入について検討を行った。
*情報の一元化や情報提供については、市のホームページにおいて、スポーツセンター、総合
武道館、屋外体育施設、温水プールについての施設概要や行事予定、講習会などのスポーツ
情報を提供した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
情報ネットワーク整備率
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
100
100
100
100
%
100.0
指標の説明
1:計画に基づき情報ネットワークが整備された施設の割合
〈 施策の達成度:B 〉
*代替指標「情報ネットワーク整備率」については、目標値を達成することができた。しかし、
施設予約システムについては、現在の施設予約と市が導入を予定するシステムが合わず、導
入するには相当な調整時間が必要なため、見合わせとなったことから、B評価とした。
203
(11) 青少年の健全な育成
「基本方向」
①青少年健全育成活動の推進
家庭や学校、地域が一体となって青少年の健全育成活動を推進するとともに、青少年団体な
どの育成や地域活動への参加の促進、活動の場の整備などに努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■青少年健全育成活動の推進 生涯学習課
*家庭や地域の教育力の再生については、子どものしつけなど家庭教育について見つめ直し、
考えて役立ててもらうため、子どもの発達段階や課題に応じたママさん教室やすこやか子育
て講座、男性の子育て講座、思春期子育てセミナー、家庭教育セミナー等を実施したほか、
PTA連合会の活動支援を行い、家庭や地域の教育力の向上を図った。
*学校、家庭、地域社会の連携による青少年健全育成活動については、青少年育成推進員の設
置をはじめ、学校や地域団体などとの情報や協力体制の強化を図り、子どもの活動にかかわ
る関係団体とのネットワーク整備を行ったほか、ボランティアが主体となって子ども活動支
援センターの情報提供・コーディネート機能の充実に取り組んだ。また、地域社会とのかか
わりを持つボランティア活動など、子どもの主体性を育む活動の促進のため、子ども会や少
年団等の活動支援のほか、異世代や地域間等の交流などの支援を行うとともに、少年リーダ
ーの養成や地域活動を支える指導者の育成にも取り組んだ。
*放課後子どもプラン推進事業については、平成 20 年度にモデル事業校として北栄小学校を選
定し、平成 21 年度から新たな放課後の活動場所である「放課後子ども教室」を開設した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
青少年育成推進員数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
103
121
121
↑
人
―
指標の説明
1:青少年育成推進員委嘱者数
〈 施策の達成度:A 〉
*青少年育成推進員の委嘱者数は増加傾向にあるほか、各種セミナー等の実施により家庭や地
域の教育力の向上を図った。また、少年リーダーの養成や地域活動を支える指導者の育成に
も取り組んだことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■青少年組織の育成と活動の支援 生涯学習課
*青少年組織の育成と活動支援については、子どもたちが健全に育つように青少年育成推進員
の設置、主に小学生を対象としたチャレンジ教室や同出前講座、子ども活動支援センター体
験教室の開催、指宿市との青少年相互交流事業等を行ったほか、ボランティアの協力による
体験学習、広報活動及び世代交流ふれあい事業として小学校を中心とした世代間交流を促進
する場を設けた。また、千歳青少年教育財団の活動支援を通じて、自然体験学習やジュニア
リーダーの育成など、多様な青少年活動の促進を図った。
*千歳青少年教育財団が設置・運営する「千歳サケのふるさと館」については、近年入館者の
減少が続いており、採算性を重視した事業展開も必要とされていることから、平成 20 年度に
民間事業者による経営診断を実施し、その結果報告等を踏まえ、施設運営のあり方などにつ
いて継続して検討を行った。また、公益法人認定や第3セクター改革についても、併せて検
討を行った。
204
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
青少年健全育成活動事業参
加者数
3,300
2,856
2,800
2,800
人
100.0
指標の説明
1:教育委員会及び青少年育成団体が提供する青少年健全育成事業の延べ参加者数
〈 施策の達成度:B 〉
*情報提供や事業コーディネートなどを通じ、青少年健全育成活動を実践する個人・団体に対
する活動支援を行い、
「青少年健全育成活動事業参加者数」は目標値を達成したが、事業実施
における参加者数は減少傾向にあることから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■青少年の活動施設の整備 文化施設課、青少年課
*青少年の活動施設の整備については、文化施設やスポーツ施設のほか、青少年会館、学校開
放の活用などにより、青少年の学習や交流などの活動の場を提供した。
*青少年会館については、青少年や児童生徒などが同じ世代の仲間とスポーツ活動やレクリエ
ーション活動などに利用され、心身の健全な発達を促す施設として利用された。平成 18 年度
から指定管理者制度を導入し施設管理の効率化を図ったほか、設備の計画的な改修を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
青少年会館利用者数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
10,618
9,656
11,000
↑
人
―
指標の説明
1:青少年会館の年間延べ利用者数
〈 施策の達成度:B 〉
*青少年の活動施設の整備については青少年会館のほか、多様な青少年の活動の場となる文化
施設やスポーツ施設などの整備がおおむね進んだことから、B評価とした。
205
「基本方向」
②青少年を取り巻く社会環境の整備
家庭や学校における青少年への指導、地域住民による青少年健全育成の観点から、地域が一
体となり青少年を取り巻く有害環境の浄化活動を推進します。
「基本方向を実現させるための施策」
■青少年を取り巻く環境浄化対策の推進 青少年課
*青少年を取り巻く環境浄化対策として、有害図書類については、販売店の立入り調査を年2
回実施し、区分陳列や青少年が購入できない旨の掲示などの指導を行ったほか、立入調査員
を2名から5名に増員し、北海道青少年健全育成条例に基づき、随時、立入調査や指導及び
図書類自動販売機の監視を実施した。また、学校で決められた校外生活指導基準等に基づき、
青少年の指導に取り組んだほか、北海道健全育成条例に基づき関係機関と連携を図りながら、
有害環境の浄化を進めた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
有害環境の指導件数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
20
(H20)
4
0
0
件
100.0
指標の説明
1:立入調査等による指導件数
〈 施策の達成度:A 〉
*北海道健全育成条例に基づき関係機関と連携を図りながら、有害環境の浄化を進めた。また、
立入調査を実施した結果、有害図書類の全ての販売店で、北海道青少年育成条例に反するよ
うな陳列はなく、指導する場面はなかった。立入調査の効果が表れていると考えられること
から、A評価とした。
206
「基本方向」
③青少年の非行防止と指導体制の充実
青少年指導センターの充実や指導者の育成を図るとともに、関係機関・団体などの連携のも
と、青少年の非行防止のための相談・指導体制を充実します。
「基本方向を実現させるための施策」
■青少年指導センター活動の充実 青少年課
*青少年育成指導については、非行防止のため、行政機関、育成団体等と連携を図りながら、
毎年、青少年対策総合計画を作成し、PTA、地域、学校等に協力を得ながら、研修会や啓
発活動を行った。また、校外生活指導基準等に基づく指導及び北海道健全育成条例に基づく
有害環境の浄化を図り、市民には広報などを通じて周知を行った。
*巡回指導については、非行防止の観点を重点に行っており、青少年指導員による地区内育成
ふれあい活動、地域のおじさん・おばさん活動及び非行防止活動として、専門指導員や青少
年指導員による巡回指導、夜間指導、列車指導等を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
指導センターの非行防止に
おける活動人数
768
946
935
1000
人
93.5
2
青少年指導件数
228
(H20)
261
214
↓
件
―
指標の説明
1:専門指導員及び特別指導員による巡回指導、夜間指導、特別指導の延べ活動人数
2:青少年指導センターの指導員が青少年を指導した件数
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標1の「指導センターの非行防止における活動人数」はほぼ目標を達成した。また、
成果指標2の「青少年指導件数」は減少しており、巡回指導等の成果があったものと考えら
れることから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■青少年の相談活動の充実 青少年課
*青少年専門指導員などによる相談・指導については、電話等による相談対応のほか、青少年
等への声かけなどの育成指導を街頭で継続的に行った。カウンセラーの資格、若しくは長年
の経験がないと相談者に対して的確なアドバイスができないことから、青少年指導センター
の専門指導員、青少年指導員を対象に会議、講習会等を開催し、資質の向上を図るとともに、
各種相談員や関係機関と連携をしながら、青少年の相談・指導を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
育成指導件数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
837
542
190
200
件
95.0
指標の説明
1:育成指導(個別指導・面接)を行った件数
207
〈 施策の達成度:B 〉
*平成 21 年度までは、育成指導件数については問題の無いと思われる青少年への声かけや面談
も育成指導件数として数えていたが、平成 22 年度からは、問題のありそうな青少年との個別
指導・面談のみを育成指導件数として数えていることから、大幅に件数が減少している。し
かし、育成指導は、例年同様に鋭意行っており、活動が後退している状況ではなかったこと
から、B評価とした。
208
「基本方向」
④自然環境を生かした体験活動の推進
青少年活動の拠点として、
(財)千歳青少年教育財団との連携協力を通じて、自然教育力を生
かした野外活動プログラムの開発や多様な体験活動機会の充実を図るとともに教員との人的交
流など学社融合を促進します。
「基本方向を実現させるための施策」
■自然体験、科学探究活動の充実 生涯学習課
*自然体験、科学探究活動については、千歳青少年教育財団の活動支援を通じてシニアリーダ
ー、ジュニアリーダーを中心とした野外活動やキャンプ大会、同財団が設置・運営する「千
歳サケのふるさと館」を活用したサケに関する学習会や自然観察会、サケの採卵・稚魚放流
やサケ皮クラフトづくり、科学の実験など様々な体験事業を実施し、自然のしくみを科学的
に探究する活動の充実を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
野外体験学習の講座回数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
30
46
48
47
回
102.1
指標の説明
1:
「千歳サケのふるさと館」における野外活動等の講座開催数
〈 施策の達成度:A 〉
*「千歳サケのふるさと館」の持つ教育的機能などを使い、千歳の自然等について科学的に探
究しながら、人間性や感動する心などを育む様々な体験事業を実施しており、成果指標の目
標値も達成したことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■学社融合プログラムの開発と施設整備 生涯学習課
*学社融合プログラムについては、青少年の週末活動等の支援策として、ボランティアフォー
ラムの開催、市民ボランティアが運営する子ども活動支援センターの設置、チャレンジ教室、
出前講座などを実施した。また、北陽小学校と千歳中学校で、通学合宿(石狩管内における
学社融合推進モデル事業)を実施し、環境と職業をテーマにした学校教育活動を通じて、地
域や行政が一体となった取組を行った。
*教育関係機関との連携、施設活用については、千歳青少年教育財団との連携により、総合的
な学習の時間等において、同財団が設置・運営する「千歳サケのふるさと館」を活用したサ
ケに関する学習会、自然や職業体験学習などを実施したほか、同館の学芸員によるサケや千
歳の自然などに関する出前講座を実施した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
学校教育における学校外で
の体験学習の回数
64
60
50
50
回
100.0
指標の説明
1:総合的な学習の時間等で「千歳サケのふるさと館」を活用した回数
209
〈 施策の達成度:B 〉
*教育関係機関との連携、施設活用により、総合的な学習の時間等において様々な体験学習プ
ログラムを実施し、目標値も達成したが、
「千歳サケのふるさと館」を活用した体験学習機会
は減少傾向にあることから、B評価した。
「基本方向を実現させるための施策」
■野外体験学習機会の充実 生涯学習課
*野外体験学習機会の充実については、心身ともに健全な青少年を育成することを目的に昭和
44 年に設置した「青年の家支笏湖青少年研修センター」において、支笏湖とそれを取り囲む
樽前山、恵庭岳などの山々を一望できる景勝の地を背景に団体宿泊による共同生活体験のほ
か、春のサイクリング、おもしろ自然教室、秋の登山教室、中高生スノーボード教室などの
自然体験事業を行った。しかし、施設の老朽化や台風被害もあり、同センターは平成 16 年度
をもって閉鎖し、その後は、千歳青少年教育財団の活動支援を通じてシニアリーダー、ジュ
ニアリーダーを中心とした野外活動や、子ども会など関係団体との連携によるキャンプ大会、
同財団が設置・運営する「千歳サケのふるさと館」を拠点とした自然観察会等の野外体験学
習や宿泊体験事業の実施などにより、野外活動機会の充実を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
野外体験学習の参加者数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1,655
1,444
1,530
1,500
人
102.0
指標の説明
1:
「千歳サケのふるさと館」を拠点とした野外体験学習等の参加者数
〈 施策の達成度:B 〉
*千歳青少年教育財団の活動支援を通じて、様々な野外体験学習機会を提供し、目標値も達成
したが、参加者数は減少傾向にあることから、B評価とした。
210
3-3
人とふれあう北
とふれあう北の交流都市
(1) 人と地域が育む国際交流の推進
「基本方向」
①国際交流都市としての基盤づくり
国際化に対応した都市基盤の整備・充実を図るとともに、市民や民間団体、地元企業、行政
などがそれぞれの役割を分担し、連携を図りながらさまざまな分野における国際交流機会の拡
充に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■国際化に対応する都市機能の整備 市民協働推進課
*国際化に対応した都市機能の整備については、新千歳空港の整備促進に向けた要望活動を展
開し、国際旅客ターミナルビルについては平成 22 年 3 月に供用開始された。また、国際交流
施設については、今後の国際交流活動の成熟や高まりを通じて、民間団体が原動力となり展
開されることを期待しており、国際関係機関の誘致についても、交流施設の建設とあわせて
内部的な検討を行いつつ、必要と判断された場合は要請活動を進めることとした。
*市民病院、防災学習センター、公園等の公共施設や支笏湖ビジターセンター、樽前山登山道
等の観光施設、そのほか道路標識等において外国語標記の案内板の設置を行った。また、公
共施設や案内板等の新設・改修時には、関係部署等と調整し、外国語標記の設置を推進した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
外国語表記の要望に対応し
た件数
3
5
6
↑
件
―
指標の説明
1:国際交流担当が外国語表記の要望に対応した件数
〈 施策の達成度:C 〉
*代替指標「外国語表記の要望に対応した件数」については、この指標のみをもって施策の達
成度を評価することは難しいが、公共施設や案内板等の外国語標記については、おおむね施
策が達成されているものと考える。しかし、滞在・研修型の国際交流施設の建設や国際関係
機関の誘致については具体的な検討に至らなかったことから、C評価とした。
211
「基本方向を実現させるための施策」
■世界に開かれた交流事業の推進 市民協働推進課
*姉妹都市や友好親善都市との交流については、アメリカ合衆国のアラスカ州アンカレジ市、
鹿児島県指宿市と姉妹都市提携を結んでいるほか、ノルウェー王国のコングスベルグ市、平
成 16 年には新たに中華人民共和国の吉林省長春市と友好親善都市提携を結び、市民や学校・
民間団体における交流が行われた。平成 21 年には、姉妹都市提携 40 周年を記念して市民訪
問団がアンカレジ市を訪問し、友好の絆を深めた。また、千歳観光連盟と大韓民国済州道観
光協会、大韓民国空港高等学校と千歳高等学校がそれぞれ姉妹提携を結び相互交流を行った。
*国際会議の誘致については、デジタルシティ千歳会議、ITU-T国際会議、JTC1/S
C25 千歳会議など、平成 13 年から平成 22 年まで計 15 回の国際会議を誘致・開催した。直近
では、平成 20 年度に北海道洞爺湖サミットにあわせて、外務省・ユニセフ協会、市民団体等
と連携して「ジュニア・エイトサミット 2008 千歳支笏湖」を開催したほか、平成 22 年度に
は、第 12 回日中韓三カ国環境大臣会合を環境省、北海道、関係団体等と連携して開催した。
また、毎年度、千歳光科学国際フォーラムを開催した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
国際交流、都市間交流に関
する市民の満足度
20.5
15.1
(H20)
―
↑
%
100.0
指標の説明
1:市民アンケートで「国際交流、都市間交流」に満足・やや満足と回答した人の割合
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標は理想的な指標であり、平成 17 年度実績値に比べ、平成 21 年度実績値(20 年度調
査値)はやや下降しており、平成 22 年度も調査していないが、
「ジュニア・エイトサミット
2008 千歳支笏湖」をはじめ 10 年間で計 15 回開催された国際会議は、市民がボランティア等
として国際交流事業に参加する大きな契機となったこと、また、千歳市市制施行 50 周年を記
念して市民団体による中国長春市訪問交流事業が行われ、さらに、米国アラスカ州アンカレ
ジ市との姉妹都市提携 40 周年を記念して市民訪問団による米国アンカレジ市訪問交流事業が
行われるなど、人的・文化的な交流も拡大・充実したことから、A評価とした。
212
「基本方向」
②市民による国際交流の推進
国際交流に対する市民の意識を高揚しながら、国際社会で積極的に行動する人材や地域にお
いて国際交流を推進する人材の育成を進めます。また、市民参加型の国際交流活動や国際協力
活動を支援し、国際社会における地域アイデンティティを確立していきます。
「基本方向を実現させるための施策」
■国際性豊かな人材の育成 市民協働推進課、学校教育課
*国際性豊かな人材の育成については、千歳国際交流協会が、海外派遣事業や国際交流体験ツ
アーを実施したほか、市内の国際交流事業に対する支援を行った。
*市内小学校では市民協働事業として採択された講師を含め、外国語指導助手による英会話指
導を実施するとともに、中学校では外国人による講師を配置する外国青年招致事業を実施し、
国際理解や外国人と触れ合う交流機会の充実を図った。また、生徒の交換留学やホームステ
イ、姉妹校交流については、アメリカ合衆国アンカレジ市サンドレイク小学校と千歳小学校
の児童が、訪問事業の中で互いにホームステイを行ったほか、姉妹校の提携が結ばれている
大韓民国空港高等学校と千歳高等学校間でも、互いにホームステイが行われた。そのほか、
市民団体であるライオンズクラブやセントラルロータリークラブでも交換留学生の受け入れ
が行われた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
千歳国際交流協会実施事業
参加数
176
259
262
230
人
113.9
指標の説明
1:千歳国際交流協会が実施する事業への参加者総数
〈 施策の達成度:A 〉
*代替指標「千歳国際交流協会実施事業参加数」については、目標値を達成した。そのことに
加え、小中学校での英語学習が充実し、子どもたちの英語能力の強化が図られていること、
また、学校及び市民団体によるホームステイや交換留学が積極的に行われ、子どもたちの国
際的な視野が広がり、国際理解の醸成に一定の効果が見られたことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■ホスピタリティあふれる受け入れ体制の整備 市民協働推進課
*市民ボランティアの育成については、姉妹都市・友好親善都市との交流事業、市民団体や学
校による交流事業、国の青少年交流事業などにおいて、市内のホストファミリーボランティ
アや通訳ボランティアに情報を提供して受入・参加を促し、ボランティアとして経験を積ん
でもらうことで資質の向上に努めた。
*国際交流活動に関するさまざまな情報の提供については、千歳国際交流協会において平成 22
年から、市内の企業や学校、国の機関等が実施する国際交流事業の情報を一元化し、隔月で
情報紙を作成し、広く市民に情報提供した。また、ボランティア団体のネットワーク化につ
いては、各種交流事業への参加を通して、団体同士のネットワークの構築が図られた。
213
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
ホストファミリーボランテ
ィア登録家庭数
42
53
56
↑
家庭
―
指標の説明
1:ホストファミリーボランティアの登録家庭の数
〈 施策の達成度:B 〉
*代替指標「ホストファミリーボランティア登録家庭数」については、増加しており、目標を
達成した。また、情報発信の強化により、ボランティア活動に参加しやすい環境づくりと受
け入れ体制の強化が図られたことから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■市民交流、国際協力の事業展開 市民協働推進課
*市民団体や国際交流団体の育成・支援については、団体が実施する国際交流事業への支援や
助成を行い、各種海外派遣事業の推進、交流使節団の受入れについては、千歳国際交流協会
が青年海外派遣事業を行ったほか、学校等が行う海外派遣事業への支援や助成を行った。ま
た、市民団体による海外からの研修員や各種交流使節団の受入れに対しても出前講座の開催
や交流事業への助成等の支援を関係部署と調整を図りながら行った。
*国際協力に関する理解の普及や国際交流団体の育成については、千歳国際交流協会の実施す
る国際交流体験ツアーにおいて、JICA青年海外協力隊派遣事業を紹介し、国際協力活動
への理解を推進したほか、JICA青年招聘事業地方プログラム等への支援を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
国際交流事業における相互
訪問者数
265
330
350
↑
人
―
指標の説明
1:国際交流事業における相互訪問(派遣・受入)者の総数(姉妹都市交流分を除く)
〈 施策の達成度:A 〉
*代替指標「国際交流事業における相互訪問者数」は、この指標のみをもって施策の達成度を
評価することは難しいが、海外派遣事業の推進や研修員・視察団の受入拡大を測る一つの指
標と捕らえることができ、指標の実績値が増加したことから、施策はほぼ目標を達成したと
考えられる。そのほか、市民団体や学校等が行う国際交流事業への支援体制が整ったこと、
国際理解の普及に向けた積極的な取組が行われたことから、A評価とした。
214
「基本方向」
③外国人が暮らしやすいまちづくり
在住外国人、転入された外国人に対し、学習環境や相談体制の充実に努めるなど、快適に過
ごせる生活環境の整備を進めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■快適な生活環境の創出 市民協働推進課
*在住外国人のための快適な生活環境の創出については、外国人のための生活ガイド作成ワー
クショップやイベント等でアンケート調査などを行い、利用者や参加者の声を生かす取組を
行っており、平成 20 年度に外国人向け生活情報ガイドブック(英語版・中国語版)を作成し、
市民課窓口等で配布した。
*外国人向けの情報サービスについては、千歳国際交流協会の英語版ホームページで、助成制
度や交流イベントなどの情報提供を行った。また、在住外国人相互の交流機会の充実につい
ては、千歳国際交流協会が、市内在住外国人及び市民が集うイベント「国際交流の夕べ」の
開催など、交流の促進を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
332
350
358
↑
人
―
外国人登録者数
指標の説明
1:各年 12 月 1 日現在の外国人登録者数
〈 施策の達成度:B 〉
*代替指標「外国人登録者数」については、この指標のみをもって施策の達成度を評価するこ
とは難しいが、在住外国人の増加・減少は外国人の暮らしやすさを測る一つの指標と捕らえ
ることができ、目標を達成した。そのほか、市内在住外国人が増えていること、外国人のた
めの生活情報ガイドブックを作成したこと、並びに在住外国人のネットワークを広げる取組
を実施したことなどから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■学習環境と相談体制の充実 市民協働推進課
*外国人が学びやすい学習環境の充実については、外国人子弟の通学に関する相談があった場
合、関係部署や学校、通訳ボランティア等と連携し、相談への対応を行った。また、生活環
境や健康・就学問題などに対応する相談体制の充実については、平成 21 年度から市民協働推
進課に国際交流推進員1名を配置し、外国人からの電話、来庁による相談対応に当たるとと
もに、相談の内容に応じて関係部署やボランティアと連携するなど、サポート体制の強化を
図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
通訳ボランティア団体会員
数
75
72
72
72
人
100.0
指標の説明
1:市内の通訳ボランティア団体の会員数
215
〈 施策の達成度:B 〉
*代替指標「通訳ボランティア団体会員数」については、この指標のみをもって施策の達成度
を評価することは難しいが、在住外国人へのサポート体制の充実を測る一つの指標と捕らえ
ることができ、目標値を達成した。また、国際交流員の配置により、外国人からの相談体制
の強化を図ったほか、通訳ボランティア団体への情報提供や団体の活動支援を通じて団体と
の連携強化を図ったことから、B評価とした。
216
(2) 多様な地域間交流の推進
「基本方向」
①多様な交流ネットワークの形成
姉妹都市交流など既存の交流事業を推進していくとともに、幅広い分野やレベルにおける交
流を促進し、多様な交流ネットワークの形成に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■多様な交流ネットワークの形成 市民協働推進課、観光振興課、農業振興課
*多様な交流ネットワークの形成については、学校や民間団体等が実施する国際交流事業の情
報を集約し情報紙で発信するなど、交流機会の提供に努めた。また、都市間や異世代の交流
事業・交流機会の拡大については、スカイ・ビア&YOSAKOI祭や千歳・支笏湖氷濤ま
つりによるイベント交流、児童・生徒の相互訪問や作品交流による学校間交流、マラソン大
会によるスポーツ交流、職員の相互派遣による人事交流などの姉妹都市交流をはじめ、ノル
ウェー王国コングスベルグ市や中国長春市などの友好親善市との交流、高校が実施する訪
問・交流事業、市民団体が実施する交換留学等を通して、都市間・異世代間の交流の推進を
図った。
*グリーン・ツーリズム促進事業として、とりたて野菜まつり、食育講座、食と農の交流会、
修学旅行等受入等を行い、都市の農村の交流を推進した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
姉妹都市の相互訪問者数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
91
178
99
↑
人
―
指標の説明
1:姉妹都市間の相互訪問(派遣・受入)者の総数
〈 施策の達成度:B 〉
*代替指標「姉妹都市の相互訪問者数」については、この指標のみをもって施策の達成度を評
価することは難しいが、交流ネットワークの形成を測る一つの指標と捕らえることができる。
平成 21 年度の実績値が大きいのは、姉妹都市アンカレジ市との提携 40 周年及び友好親善都
市長春市との提携5周年が重なったことによるもので、通常年の交流人数としては、目標を
おおむね達成した。そのほか、姉妹都市をはじめ、学校や市民団体でも着実に交流活動が推
進されたことから、B評価とした。
217
「基本方向」
②交流企画の推進
地域性を生かした交流事業の企画、各種大会・会議などの誘致・開催を進め、交流人口の拡
大に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■魅力ある交流企画の推進 スポーツ課、観光振興課、生涯学習課
*平成 19 年 7 月に市内の関係団体・機関などで「ウエルカム推進懇話会」が設置され、これま
で、合宿や大会などで市を訪れる人の歓迎をどのようにするかについて情報交換などを行い、
仕組みづくりなどの課題について協議した。当市は交通の要衝としての良好な利便性と充実
した施設が整っていることから各種大会開催は増加傾向にある。
*体験学習プログラムの開発については、世代交流ふれあい教室、千歳市・指宿市青少年相互
交流事業など、多くのプログラムを取り入れた。
*平成 19 年度から市内に宿泊するスポーツ合宿団体の体育施設利用料金を半額にするとともに、
市民の歓迎ムードを高めるため、合宿団体名や合宿期間等をホームページに掲載(体育協会)
し、合宿団体が宿泊するホテル・旅館等に歓迎短冊を掲示した。
*平成 21 年度から陸上長距離競技練習に使用できる市内ロードコース5か所に距離表示を行う
とともに、コースマップを作成し、合宿団体や市内旅館等へ配布するなど合宿環境の整備を
進めた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
大会、研修会等開催数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
81
146
153
↑
回
―
指標の説明
1:スポーツ大会を含めた部会、大会、研修会等の開催数
〈 施策の達成度:B 〉
*成果指標「大会、研修会等開催数」については、増加傾向にあり、目標を達成したが、大会
参加者や合宿団体と市民との交流が必ずしも多いとは言えない状況である。しかし、体験学
習プログラムの開発については、多くの体験学習プログラムの実施により、交流事業の充実
が図られたことから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■大会・会議などの誘致 観光振興課、市民協働推進課
*コンベンション機能については、大規模なホテルや千歳科学技術大学等のコンベンションな
どの受け入れ条件が揃っており、関連機関などとの連携や機能整備により、コンベンション
の受入れ環境の充実を図った。また、イベントなどを活用した情報発信のほか、ブログや口
コミなど新しいツールを活用した情報発信など、各種媒体を活用した情報発信を行うととも
に観光事業者等と連携して、閑散期の宿泊者の増加を目的に観光客の来訪やスポーツ合宿、
大会などの誘致宣伝活動に取り組んだ。
*国際会議の誘致については、千歳光科学国際フォーラムを毎年度開催したほか、平成 20 年度
には北海道洞爺湖サミットにあわせて、
「ジュニア・エイトサミット 2008 千歳支笏湖」
、平成
22 年度には、第 12 回日中韓三カ国環境大臣会合を開催した。
218
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
コンベンション開催数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
4
1
2
2
回
100.0
指標の説明
1:国際会議及び参加者 250 人以上の会議開催数
〈 施策の達成度:B 〉
*代替指標「コンベンション開催数」は、目標値を達成することができた。また、国際会議の
誘致として、北海道洞爺湖サミットにあわせて、
「ジュニア・エイトサミット 2008 千歳支笏
湖」などを開催した。しかし、観光面においては、観光客の来訪やスポーツ合宿などの効果
的な誘致宣伝活動が不十分であったことから、B評価とした。
219
第4章 魅力と
魅力と活力あふれる
活力あふれる都市
あふれる都市づくり
都市づくり
○達成度一覧
4-1 魅力ある
魅力ある高次機能都市
ある高次機能都市
大項目
~41 施策
中項目
担当課
施策の
達成度
情報関連産業の集積と交流
企業振興課
自動車専用道路網の整備
高速道路の整備
事業庶務課
広域幹線道路網の整備
国道の整備
事業庶務課
準広域幹線道路網の整備
道道の整備
事業庶務課
都市計画道路の整備
道路建設課
幹線道路の整備
道路建設課
鉄道高架事業の促進
まちづくり推進課
快適な道路環境の整備
道路管理課、道路建設課
市道の適切な維持管理
道路管理課
新千歳空港の地方拠点空港としての整備
空港・基地課
新千歳空港の国際拠点空港化
空港・基地課
鉄道輸送の充実
企画課
B
B
A
A
A
A
A
A
A
D
A
A
B
A
B
バス輸送の充実
市)主幹(公共交通担当)市民
生活課
B
都市景観形成基本計画の推進
まちづくり推進課
景観形成のための土地利用の誘導
まちづくり推進課
市民参加による景観形成
まちづくり推進課
公共施設のデザイン化
まちづくり推進課
街路と沿道空間の景観形成
道路建設課
屋外広告物の適正化
まちづくり推進課
交通機関から見た景観の向上
まちづくり推進課
夜間の景観形成
まちづくり推進課
空港支援機能の整備
企画課
物流拠点の整備
企業振興課
生産機能の整備
企業振興課
交流機能の整備
企業振興課
保健休養機能の整備
都市整備課、開発振興課
学術研究機能の整備
科学技術振興課、開発振興課
企業誘致の推進
企業振興課
広域幹線道路整備の促進
事業庶務課
企業誘致の推進
企業振興課
業務支援機能整備の促進
企業振興課
計画的な市街地整備の推進
まちづくり推進課
B
A
A
A
A
B
B
B
B
A
A
A
D
A
B
A
A
A
B
都市機能の整備
まちづくり推進課、都市整備
課
A
宅地開発事業の促進
都市整備課
A
中心市街地の再構築
商業労働課
B
A
A
A
高度情報システムの確立
情報・通信機能の充実
情報拠点機能の強化
道路体系の整備
小項目
都市内幹線道路網の整備
JR千歳線の高架事業の整備
生活道路の整備
新千歳空港の機能整備
総合交通ネットワークの整
備
地域情報システムの導入
行政管理課
情報化推進体制の確立
行政管理課
情報提供手段の多様化
行政管理課
交通輸送体制の充実
総合的な都市景観の形成
都市景観の向上
魅力ある街並みの形成
新千歳空港周辺地域の整備
美々地域の整備
秩序ある新千歳空港周辺
地域の整備
流通業務団地の整備
千歳オフィス・アルカディアの整
備
計画的な市街地の整備
住環境の優れた宅地供給の促
進
魅力ある市街地の整備
市街地の再構築
住宅地の再整備
まちづくり推進課、建築課
航空機騒音地域の環境整備
移転跡地の有効利用
空港・基地課、都市整備課
住居表示の充実
住居表示の充実
都市整備課
220
4-2 活力ある
活力ある産業拠点都市
ある産業拠点都市
大項目
~70 施策
中項目
担当課
農畜産物を生かした特産品の振興
農業振興課
農産物流の充実
農業振興課
集約型農業の振興
農業振興課
農業経営の改善、近代化
農業振興課
中核農家の育成と農業法人化の推進
農業振興課
担い手の育成・確保
農業振興課
生活拠点の形成と定住条件の向上
農業振興課
総合的な農業システムの確立
農業振興課
(財)道央農業振興公社活動の活性化
農業振興課
営農指導の強化
農業振興課
市営牧場の整備
農業振興課
土地基盤の整備と優良農地の確保
農村整備課
農業用用排水路施設の機能維持・増進
農村整備課
農業災害の防止
農村整備課
環境にやさしい農業の確立
農業振興課
都市交流と結びついた農業の推進
農業振興課
都市住民の需要に即した生産の振興
農業振興課
特定地域の振興
地域振興対策の推進
農業振興課
森林の整備と保護
健全な森林の育成
農村整備課
特用林産物の振興
特用林産物の振興
農村整備課
ヒメマスふ化放流事業の推進
観光振興課
ヒメマス資源保護・回復対策の推進
観光振興課
湖産ヒメマスの供給体制の確立
観光振興課
ヒメマス資源の保護意識の普及と啓蒙
観光振興課
養殖ヒメマスの生産性向上の検討
観光振興課
漁業者・漁業団体の育成
観光振興課
支笏湖名産の観光資源としての有効利用
観光振興課
製造業の誘致
企業振興課
光関連企業の誘致
科学技術振興課、企業振興課
研究開発型企業の誘致
科学技術振興課、企業振興課
外資系企業の誘致
企業振興課
物流施設の誘致
企業振興課
ものづくり企業の誘致
企業振興課
未操業企業の操業促進
企業振興課
中小企業の振興
企業振興課
工業関係団体の振興
企業振興課
科学技術を担う人材の育成・確保
科学技術振興課
研究開発環境の整備
科学技術振興課
研究開発活動の推進
科学技術振興課
産・学・官の連携・協力と成果の波及
科学技術振興課
企業・研究機関などの誘致促進
科学技術振興課
産・学・官および産業間の連携
科学技術振興課
産業支援機能の充実
科学技術振興課、企業振興課
国の支援施策、新事業支援機関の活用
科学技術振興課
交通要衝都市型農業の確立
農業経営の体質強化
農業の振興
農業基盤の整備
都市と農村の交流
林業の振興
ヒメマス資源の保護・増殖
内水面漁業の振興
内水面漁業の育成
企業誘致の推進
工業の振興
立地企業などの振興
光科学技術の国際的研究開発
拠点の形成
高度技術産業の集積
小項目
21 世紀を牽引する新産業の創
出・育成
高度技術産業集積地域の形成
新たな事業創出への支援
221
施策の
達成度
A
A
B
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
B
A
B
C
B
B
B
A
B
A
D
B
B
A
B
A
A
B
A
A
A
A
A
B
B
B
B
B
B
B
商業機能の強化
商業振興体制の確立
商業の振興
中心商店街の活性化
地域の独自商品開発
流通機構の充実
公設地方卸売市場の活性化
観光都市としての魅力づくり
観光の振興
観光事業やソフト面の充実
観光振興体制の確立
労働者福祉の充実
働く場の確保と人材育成
雇用対策の充実
経営の近代化・安定化
商業労働課
消費者ニーズの反映
商業労働課
時代にあった商業団体の育成
商業労働課
生活のあらゆる面をカバーする商店街づくり
商業労働課
明るく活気ある商店街づくり
商業労働課
回遊性・接続性の優れた商店街づくり
商業労働課
地域性のある商店街づくり
商業労働課
地域を情報発信する商品・技術の普及促進
商業労働課
地場産品の販売促進
商業労働課
地域特性のある市場づくり
公設卸売市場
情報受発信機能の整備
公設卸売市場
販売力の強化
公設卸売市場
周遊型観光の確立
観光振興課
国際観光拠点都市機能の形成
観光振興課
コンベンション都市機能の充実
観光振興課
観光サービス施設の整備
観光振興課
四季のイベントの充実
観光振興課
体験観光、産業観光の推進
観光振興課
誘致宣伝と情報提供体制の強化
観光振興課
ホスピタリティの醸成
観光振興課
総合推進体制の整備
観光振興課
労働者の生活安定と福祉の向上
商業労働課
労働者の余暇の充実
商業労働課
共済システムの確立
商業労働課
雇用の創出と安定
商業労働課
職業能力の開発・向上
商業労働課
222
A
B
B
B
A
B
B
B
B
C
C
B
B
B
B
B
B
B
B
B
B
B
B
D
B
B
4-1
魅力ある
魅力ある高次機能都市
ある高次機能都市
(1) 情報・通信機能の充実
「基本方向」
①高度情報システムの確立
情報化教育などの充実による人材育成、地域情報化計画による情報化推進体制の確立と情報
化施策の積極的な展開を図るとともに、個人情報の保護など情報化に対応する環境づくりを進
めます。また、ITを活用した地域情報システムの導入や行政情報システムの確立など、高度
情報化に対応した情報・通信体制の充実を図ります。
「基本方向を実現させるための施策」
■地域情報システムの導入 行政管理課
*地域情報システムの導入については、平成 13 年度に地域イントラネット基盤整備事業を実施
し、市役所内に基幹回線及び高度情報サービスを統括するネットワークセンターを設置した。
また、市内全体で情報発信や交流機能の向上を図るため、ネットワークセンターを中心に総
合福祉センター、市民病院、社会教育施設、小・中学校、千歳科学技術大学、千歳アルカデ
ィア・プラザ等のネットワーク整備を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
市ホームページアクセス数
400
932
902
1,113
千件
81.0
2
イントラネット接続施設数
74
76
74
74
施設
100.0
指標の説明
1:市ホームページのアクセス数
2:千歳市地域イントラネットに接続している施設数
〈 施策の達成度:B 〉
*市内全体で情報発信や交流機能の向上を図るため、ネットワーク整備を進めたほか、代替指
標「市ホームページアクセス数」の達成率は 81%、
「イントラネット接続施設数」の減少は施
設管理を民間委託としたことによるものであり、達成率は 100%であったことから、B評価と
した。
「基本方向を実現させるための施策」
■情報化推進体制の確立 行政管理課
*情報化推進体制については、庁内LANシステムを活用した行政事務の簡素化・効率化を進
めるとともに、地域や市民の利便性、サービス機能の向上を図るため、平成 13 年度に千歳市
地域情報化計画を策定し、ネットワーク整備を進めたほか、ホームページ作成支援システム、
議会中継配信システム、地域安心・安全情報システム等を導入し、各システム等の管理運用
を行った。また、市ホームページや地域ポータルサイトを通じて市民に対する情報の受発信
を行うとともに、市民がインターネットを利用した情報検索、電子メールの使用方法、文字
入力等の基本操作技術を習得するためのパソコン講習会(基礎編)をITボランティアと連
携して実施した。
223
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
地域情報化計画着手率
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
―
62.2
75.6
100
%
75.6
指標の説明
1:地域情報化計画に掲載されている事業(45 事業)の着手割合
〈 施策の達成度:B 〉
*地域情報化推進計画に基づき、ネットワーク整備やシステムの導入を進め、代替指標「地域
情報化計画着手率」は 75.6%となったことから、B評価とした。
224
「基本方向」
②情報拠点機能の強化
情報・通信基盤の整備を進めながら、高度情報化に対応できる多様な情報提供手段の充実に
努めます。また、情報関連産業の誘致・育成や地域産業における情報システムの整備、多様な
情報交流を進めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■情報提供手段の多様化 行政管理課
*情報提供手段の多様化については、市民や事業者が求める行政情報を適切に提供するためホ
ームページ作成支援システム、Webアクセシビリティ、携帯電話向けのホームページを導
入し、市のホームページの充実に努めた。また、市が所有する光ケーブルを千歳科学技術大
学やホトニクスワールド・コンソーシアム(PWC)と結ぶとともに、地域ポータルサイト
「ハローちとせ」を連携して運営するなど、科学技術情報拠点機能の拡充に努めた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
情報提供手段の多様化に向
けた取組件数
0
3
3
3
件
100.0
指標の説明
1:地域情報化計画(後期)で取り組んだ項目数(HP 充実、Web アクセシビリティ検証、携帯電話用 HP 充実)
〈 施策の達成度:A 〉
*「情報提供手段の多様化に向けた取組件数」については、目標値を達成した。また、地域ポ
ータルサイト「ハローちとせ」を市と大学が連携して運営し、地域情報の提供を進めたこと
から、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■情報関連産業の集積と交流 企業振興課
*情報関連産業の集積と交流については、千歳アルカディア・プラザに、産業情報拠点機能を
整備し、市内工業団地立地企業情報や企業支援情報などの企業誘致情報をホームページで公
開するとともに、情報提供サービス業(データセンター等)や情報処理産業(ソフトウェア
業等)などの情報関連産業の誘致活動を行った。また、プラザ内に無料のインキュベートル
ームを整備し、利用した企業の多くが市内移転をはじめ、事業を継続した。また、産学官連
携の場として、プラザ内に多目的ホールや談話室を設置した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
情報関連企業立地件数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
11
16
17
↑
件
―
指標の説明
1:情報関連企業の累計立地件数
〈 施策の達成度:A 〉
*地理情報システムの世界 NO.1 企業を誘致することができた。データセンター等の誘致につい
ては、重点的にPR活動を行った。また、オフィス・アルカディアにおいては、平成 13 年度
以降、16 件の情報関連企業が創業を開始するなど、事業の達成度を総合的に判断し、A評価
とした。
225
(2) 道路体系の整備
「基本方向」
①自動車専用道路網の整備
広大な面積を有する北海道において、各地域間を結ぶ高速交通ネットワークの形成を図るた
め、北海道横断自動車道の整備を促進するほか、北海道縦貫自動車道の空港インターチェンジ
の設置を促進し、空・陸交通の拠点機能の強化を図ります。
「基本方向を実現させるための施策」
■高速道路の整備 事業庶務課
*北海道横断自動車道の整備については、千歳~夕張間は平成 11 年度に開通しており、平成 19
年度にトマム~十勝清水間、平成 21 年度に占冠~トマム間が開通し、平成 23 年度には夕張
~占冠間 34.5kmが開通予定である。残る浦幌~釧路間 57kmは、開通の見込みは立ってい
ない。また、北海道縦貫自動車道については仮称新千歳空港ICの整備に向けて道による用
地取得が行われた。
*日高自動車道については、苫小牧市~浦河町間の延長約 120kmの内、苫小牧東IC~日高富
川IC間 40.1kmが供用され、平成 23 年度中には、日高富川IC~日高門別IC間約 5.8k
mが供用予定である。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
北海道横断自動車道供用率
43
61
61
61
%
100.0
指標の説明
1:千歳-釧路間区間距離に対する供用率
〈 施策の達成度:A 〉
*代替指標「北海道横断自動車道供用率」については約 60%となっているが、市が着実に要望
している区間の供用率は着実に上がったことから、A評価とした。
226
「基本方向」
②広域幹線道路網の整備
広域的な都市間交通を確保するとともに、市街地内における過大な交通量と渋滞の緩和、都
市基盤整備の促進、空港アクセス機能の充実などを図るため、機能性・安全性・快適性に配慮
した広域幹線道路網(国道)の整備を促進します。
「基本方向を実現させるための施策」
■国道の整備 事業庶務課
*道央圏連絡道路(小樽~千歳間約 80 ㎞の地域高規格道路)の千歳区域は、新千歳空港関連(9.2
㎞)と泉郷道路(8.2 ㎞)の2工事区間となっているほか、新千歳空港関連については、平
成 15 年度に新千歳空港IC~寿IC、また平成 22 年は寿IC~中央ICが供用開始し全線
開通した。なお、泉郷道路については、一部用地取得等を進めている。千歳バイパスの整備
については、平成 22 年度をもって今後の交通量の需要が見込めないため、要望活動を中止し
た。
*景観に配慮した整備については、平成 16 年度より平成 20 年度まで、国道 337 号千歳駅前通
約 900mの両側の電線類地中化事業により沿道景観とバリアフリー整備を行った。平成 21 年
度から平成 23 年度にかけては、国道 36 号錦町1丁目~錦町3丁目の約 480m 両側にかけて同
じ整備を行っており、平成 22 年度までに錦町1丁目~2丁目までの整備が完了した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
道央圏連絡道路供用率
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
54
58
62
62
%
100.0
指標の説明
1:新千歳空港-石狩湾新港間の総延長に対する供用率
〈 施策の達成度:A 〉
*代替指標「道央圏連絡道路供用率」については、着実に要望している区間の供用率が上がっ
たことから、A評価とした。平成 23 年 4 月には、長沼南幌道路が事業化になる予定であり、
これで全線が事業化になる。
227
「基本方向」
③準広域幹線道路網の整備
周辺市町村などとの地域間交通の円滑化、効率化を図るとともに、千歳市の都市基盤整備を
推進するため、広域幹線道路を補完する準広域幹線道路網(道道)の整備を促進します。
「基本方向を実現させるための施策」
■道道の整備 事業庶務課
*道道の整備については、平成 19 年度に馬追原野北信濃線の整備が完了したほか、平成 21 年
度に国道 36 号から市道南2号間の早来千歳線(美々駒里大通)の拡幅整備が完了した。また、
泉沢新千歳空港線全長 13.4 ㎞のうち、泉沢地区から美沢新千歳空港通間は平成 17 年度に供
用を開始しており、残る泉沢地区から支笏湖公園線整備の要望を行った。支笏湖公園線につ
いては、カ-ブ安全対策工事が完了し、拡幅工事の着工について要望を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
道道泉沢新千歳空港線供用
率
74
74
74
74
%
100.0
指標の説明
1:道道泉沢新千歳空港線-道道支笏湖線区間距離に対する供用率
〈 施策の達成度:A 〉
*馬追原野北信濃線や早来千歳線(美々駒里大通)の拡幅整備が完了しているほか、泉沢新千
歳空港線の泉沢地区から美沢新千歳空港通間が供用を開始したことから、A評価とした。
228
「基本方向」
④都市内幹線道路網の整備
千歳市の都市骨格を構成し、市内拠点間の相互連絡や広域幹線道路・準広域幹線道路への円
滑な接続を図り都市機能の充実と地域産業の発展に資するため、都市計画道路や産業関連道路
などの都市内幹線道路網の整備を推進します。
「基本方向を実現させるための施策」
■都市計画道路の整備 道路建設課
*都市計画道路の整備については、交通量や路面状況、さらには、市の各種計画との整合性、
また、補助事業を含めた財源確保などを検討したうえで整備を実施しており、北信濃中通、
28 号中通、30 号中通、鉄北通、ひばりヶ丘通、北新通、9線中通、29 号通が完了した。なお、
既存都市計画道路の整備については、国の事業採択基準が、一定地域で一体的に行う必要の
ある複数事業であり、他事業との関連性が条件になっていることや、新たに用地買収・家屋
移転等が生じ、事業化が厳しい状況となっていることから、主に区画整理事業に関連した都
市計画道路の整備を進めた。
*バリアフリーや防災、路上スペースの確保のため国道 337 号、道道早来千歳線、国道 36 号に
おいて電線類地中化を進めた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
75.60
80.48
82.32
↑
㎞
―
都市計画道路舗装済延長
指標の説明
1:都市計画道路の舗装距離延長(市道分)
〈 施策の達成度:A 〉
*電線類の地中化を進めたほか、都市計画道路の整備において、区画整理事業との整合性に留
意し、整備については順調に実施されたことにより取組目標が達成されたことから、A評価
とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■幹線道路の整備 道路建設課
*幹線道路の整備については、国からの補助により事業を進めているが、限られた財源の中で
整備の進捗が制限されることから、地域要望や交通安全対策等を考慮して、南 24 号道路、南
26 号道路、美々駒里線、東8線道路等の広域幹線道路に接続し、物流を促進する産業関連道
路の整備を実施した。現在は、南2号道路(鉄北通)整備事業を進めている。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
―
1.741
2.321
↑
㎞
―
整備延長
指標の説明
1:各年度ごとの整備延長(H17 未算出)
〈 施策の達成度:A 〉
*国や北海道と連携を図り、幹線道路の整備を計画的に進めたことにより、取組目標とした整
備が達成されたことから、A評価とした。
229
「基本方向」
⑤JR千歳線の高架事業の整備
都市内幹線道路の交通渋滞の解消と効率的な市街地形成をめざし、JR千歳線の高架の延長
を促進します。
「基本方向を実現させるための施策」
■鉄道高架事業の促進 まちづくり推進課
*JR千歳線高架延長の実施については、技術的基準を満たす必要があるほか、長都駅西側の
工業地を含めた駅周辺の土地利用転換など、大規模な事業となることから、事業実施の見通
しは立っていない状況にある。
*交通需要や社会情勢の変化など、総合的な見地で踏切部の交通混雑解消に向けた検討や交通
状況等の調査を行うとともに、今後の都市構造などを勘案しながら、鉄道高架の必要性等を
検討した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
JR高架整備事業の採択件
数
0
0
0
1
件
0.0
指標の説明
1:JR高架延長整備事業の実施採択件数
〈 施策の達成度:D 〉
*成果指標は理想的な指標であるが、多額の事業費負担が必要なことや、鉄道高架と連動した
周辺地域における市街地整備事業などの計画に至らず、目標を達成することができなかった
ことから、D評価とした。
230
「基本方向」
⑥生活道路の整備
通勤・通学や買い物など市民生活に密着した生活道路の安全性、利便性の確保に努めるとと
もに、市民に親しまれる道路づくり、バリアフリーの視点に立った人にやさしい道路づくりを
進めます。また、市民の協力を得ながら生活道路の環境の保全に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■快適な道路環境の整備 道路管理課、道路建設課
*道路環境の整備については、既存の街路灯の更新・補修工事等を行い、夜間通行する市民に
対し、交通安全の確保と犯罪の防止を図ったほか、市道整備については、路面状況に基づき
早急に改善が必要となる路線の優先順位等を踏まえ整備を進め、安全性、利便性の向上を図
った。チャーミングロード整備事業では、中心市街地の環境づくりのため、カラー舗装、街
路灯などの整備について仲の橋通りから国道 337 号(中央大通)までの区域を整備した。
*南千歳駅周辺の歩道の改修や東 11 線道路の点字ブロックの取替えなどバリアフリーの視点に
立った整備を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
市民からの苦情件数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1,550
1,350
1,310
1,500
件
114.5
指標の説明
1:道路の劣化・破損、振動等に対する市民からの苦情件数
〈 施策の達成度:A 〉
*南千歳駅周辺の歩道の改修や東 11 線道路の点字ブロックの取替えにも着手したことと、指標
としている苦情も減少したことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■市道の適切な維持管理 道路管理課
*市道の維持管理については、道路パトロールで破損箇所等を発見するとともに、劣化した舗
装道路のオーバーレイや未舗装道路の簡易舗装を実施し、市道の安全性、快適性に優れた道
路環境の整備を行った。また、街路樹の剪定、植樹桝などの草刈り、路面の清掃・補修等を
随時実施するなど、適切な市道の維持管理を図った。
*市道の除雪については千歳市環境整備事業協同組合に委託しており、補償額の増額や前払い
の実施など最低補償制度の見直しを行ったほか、除雪車輌を増台するなど体制を強化した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
道路維持補修等箇所数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1,550
1,567
1,603
1,500
か所
106.9
指標の説明
1:路面等を補修した箇所数
〈 施策の達成度:A 〉
*最低補償制度を見直し、補償額の増額や前払いを実施したほか、除雪車輌を増台するなど除
雪体制を強化した。また、適切な市道の維持管理を図り、指標も目標値を上回ったことから、
A評価とした。
231
(3) 総合交通ネットワークの整備
「基本方向」
①新千歳空港の機能整備
新千歳空港の一層の安定運航の実現と国際拠点空港化をめざし、滑走路の延長や周辺地域の
整備、国際空港としての機能の充実を促進するとともに、国際定期航空路線の開設・拡充に努
めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■新千歳空港の地方拠点空港としての整備 空港・基地課
*国管理空港である新千歳空港は、平成6年度から国内初の 24 時間空港として運用しており、
新千歳空港に就航する航空機の一層の安定運航のための「3,500mへの滑走路延長」
、狭隘が
著しい「国際線旅客ターミナルの整備」及び、計画利用者 1,600 万人を上回る利用者に対応
するための「第2旅客ターミナルビル整備」について、当市の独自要望もさることながら北
海道空港協会など関係機関と連携して、北海道全体で国に要望活動を実施してきた。
*要望活動により「国際線旅客ターミナルビル整備」については、平成 22 年3月に完成して供
用を開始し狭隘が解消したが、「3,500mへの滑走路延長」については実需要の動向及び地元
合意の確保が不明なこと、
「第2旅客ターミナルビル整備」については、航空事情の変化や乗
降客数の伸び悩みなど、今後の推移を見守るとのことで、着手には至らなかった。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
航空乗降客数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
17,871
16,537
16,745
17,500
千人
95.7
指標の説明
1:新千歳空港において旅客航空機を利用する延べ乗降客数
〈 施策の達成度:B 〉
*代替指標「航空乗降客数」は、ほぼ目標値を達成することができた。3,500mへの滑走路延長、
第2旅客ターミナルビルの整備については、航空情勢の変化や乗降客数の伸び悩み等の様々
な要因により、事業着手に至らなかったが国際線ターミナルビルが整備されたことから総合
的に判断し、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■新千歳空港の国際拠点空港化 空港・基地課
*新千歳空港の国際拠点空港化については、国の構想や計画等の情報収集、関係機関と連携し
て国際路線就航に向けた活動を行った。また、平成 22 年3月には一部外国航空会社の乗り入
れ制限の緩和により、中国およびロシアの国際線が増便となり、その後も中国路線を中心に
増便が続いた。
*空港の 24 時間運用については、深夜早朝の航空機騒音が発生するため、地域住民をはじめ、
北海道、苫小牧市、関係団体との情報や早朝発着枠の拡大などの課題の共有を図るとともに、
住宅防音対策や地域振興策など地域住民の良好な住環境の確保として、24 時間運用に伴う住
民との合意事項である機器更新事業等を実施したほか、合意された3往復相当の深夜早朝便
の運航により、空港利用者の利便性が向上した。
*平成 22 年3月に国際線旅客ターミナルビルの供用が開始され、
それに伴うCIQ体制
(税関、
出入国管理、検疫)の充実・強化を図った。
232
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
1
国際線の着陸回数
2
航空路線数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
2,652
2,572
2,835
2,950
回
96.1
41
37
40
↑
路線
―
指標の説明
1:新千歳空港における国際線の着陸回数
2:新千歳空港に就航する国内・国際定期路線数
〈 施策の達成度:A 〉
*代替指標「国際線の着陸回数」では、ほぼ目標値を達成することができ、機器更新、空港の
機能強化も図られたことから、A評価とした。
233
「基本方向」
②交通輸送体制の充実
鉄道やバスなど既存の陸上交通機関の輸送力の強化や利便性の向上に努めるとともに、北海
道新幹線の整備を促進するなど、多様な公共交通機関の機能強化を促し交通輸送体制の充実に
努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■鉄道輸送の充実 企画課
*鉄道輸送の充実については、
「千歳市公共交通システム整備基本計画」に基づき、千歳駅周辺
整備事業を実施し、駅の利便性向上、バス路線網再編による交通の利便性を充実した。
また、JRは新たな気動車を導入し、安定性と高速化を図っており、ダイヤも維持された。
*新幹線の延伸については、交通旅客の流れに大きな影響が生じる可能性があり、北海道や経
済界と連携を図る必要があることから、北海道新幹線建設促進期成会(事務局:札幌商工会
議所)に参画した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
鉄道利用者数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
7.255
7,720
(H20)
7,800
↑
千人
―
指標の説明
1:千歳駅、南千歳駅、新千歳空港駅での乗車人員数
〈 施策の達成度:B 〉
*代替指標「鉄道利用者数」は増加傾向にあり、駅及び鉄道の利便性が高まっている現れであ
り、その目標値を達成しており、またJRの運行ダイヤの維持や北海道新幹線整備に向けた
活動を行ったことから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■バス輸送の充実 市)主幹(公共交通担当)
、市民生活課
*バス路線確保対策については、不採算バス路線からのバス事業者の撤退を防ぐため、適宜助
成の見直しを行っているほか、平成 14 年度から千歳市循環型コミュニティバス「ビーバス」
の運行を開始した。
*平成 13 年度に策定した「千歳市公共交通システム整備基本計画」に基づく、千歳駅を基点と
した公共交通システムの再整備により、バスと鉄道等との交通結接機能の強化を図った。
*平成 19 年度に千歳市地域公共交通会議を設置し、バスの利用実態調査、交通と環境に関する
シンポジウムの開催、バスガイドマップの作成、小学生を対象とした、こどもパスポートの
発行、交通エコロジー教室の実施、エコ通勤の実施、広報等を通じた普及啓発などの取組を
実施したほか、ビーバス路線の延長やバス停の新設等の見直しを行い、バス利用の促進や利
用者サービスの向上を図った。
*平成 21 年度から国の緊急雇用対策事業を活用しバスの利用を促すガイド(交通コンシェルジ
ュ)や情報の発信等の拠点となる総合案内所(千歳市公共交通サービスセンター)を設置し
普及啓発に努めた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
バス利用者数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1,539
1,393
1,393
1,450
千人
96.1
指標の説明
1:市内路線バスの延べ利用者数
234
〈 施策の達成度:B 〉
*平成 18 年から 19 年にかけての料金改定により利用者の減少があった。ビーバスの運行や駅
を中心とした路線の編成、千歳市地域公共交通会議の設置、普及啓発事業等を実施したがバ
スの利用者の減少は未だ止まる様子が見られなかったことから、B評価とした。
235
(4) 都市景観の向上
「基本方向」
①総合的な都市景観の形成
千歳市の特性を生かし、
「千歳らしい」都市環境の保全と良好な地域イメージの構築を図るた
め、総合的な市全体の景観に関する指針を定め、これに基づいた市民参加による地区ごとの魅
力ある都市景観の形成を進めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■都市景観形成基本計画の推進 まちづくり推進課
*都市景観形成基本計画の推進については、平成 14 年度に計画を策定し、景観形成の基本方針
となるガイドプラン、景観上配慮すべき具体の誘導指針となるガイドラインの推進を行った。
*景観形成にかかる具体的な取組については、関係部署で構成する景観推進会議を設置し、連
携しながら景観形成向上の推進を図ったほか、屋外広告物の規制、誘導などを行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
まちの景観が向上している
と思う市民の割合
22.2
12.5
(H20)
―
↑
%
―
指標の説明
1:市民アンケートで「市街地の整備やまちの景観の向上」に満足・やや満足と回答した人の割合
〈 施策の達成度:B 〉
*成果指標は理想的な指標であるが、毎年アンケート調査を実施していないことから、目標値
の確認ができないが、ジュニア景観士講座「子どもまちなみ探検隊」
、景観アドバイザー制度
の実施、景観ホームページの開設などを実施し、継続的に都市景観形成基本計画の推進を図
った。また、景観づくりの誘導指針となるガイドプランにおいて地域ごとの配慮事項を示し、
特色ある景観形成を進めたことから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■景観形成のための土地利用の誘導 まちづくり推進課
*景観形成のための土地利用の誘導については、地区の特性に合わせて良好な街区として環境
整備を図るため、建築物の用途、形態などに関する制限や道路、公園等の配置などについて
地区のきめ細かなルールとして、住民参加により地区計画を定めた。
*根志越第2地区計画を始めとして、市内 15 地区で地区計画を決定し、良好な市街地環境の形
成・保持が図られた。また、ガイドラインパンフレット配布による地区計画や各種制度の啓
発普及、開発行為時における指導などを実施した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
地区計画数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
13
15
15
15
地区
100.0
指標の説明
1:良好な環境の整備を図るため地区計画を定めている箇所数
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標は理想的な指標であり、その目標値を達成したことから、A評価とした。
236
「基本方向を実現させるための施策」
■市民参加による景観形成 まちづくり推進課
*市民参加による景観づくりについては、千歳市都市景観形成基本計画の推進方策に位置付け、
平成 15 年度からジュニア景観士講座「子どもまちなみ探検隊」
、景観アドバイザー制度を実
施したほか、景観ホームページの開設などにより情報提供を行った。
*千歳市公園緑化協会による花いっぱいコンクールの開催、NPO法人「支笏湖まちづくり機
構Neoステージ」による支笏湖周辺の清掃活動、並びに新千歳空港から千歳インターまで
の沿道では市民参加による花植えの実施など、市民や事業者による自主的な取組も芽生えつ
つあり、景観づくりへの意識が浸透した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
ジュニア景観士講座参加者
数
20
30
27
20
人
135.0
指標の説明
1:ジュニア景観士講座「子どもまちなみ探検隊」の参加者数
〈 施策の達成度:A 〉
*代替指標「ジュニア景観士講座参加者数」については、目標を達成することができたほか、
景観アドバイザー制度の実施や景観ホームページの開設などを行い、市民への景観形成の理
解を深めた。また、市民や事業者による自主的な景観づくりが進められたことから、A評価
とした。
237
「基本方向」
②魅力ある街並みの形成
空、陸交通の要衝として千歳市の個性を生かした北国らしい街並みの形成を図ります。この
ため、大規模な公共施設や街路、沿道空間・沿道建築物などのデザインに際して、周辺との調
和に配慮し魅力ある街並みの景観形成に努めます。また、幹線道路や空港アクセス沿道では屋
外広告物や夜間における照明などの適正な形、彩色、配置により来訪者に対しての景観の向上
を図ります。
「基本方向を実現させるための施策」
■公共施設のデザイン化 まちづくり推進課
*景観形成にかかる公共施設整備については、千歳市都市景観ガイドラインのなかで、公共施
設における景観形成の配慮事項を明らかにしており、建物本体だけでなく、周辺の広場や緑
地、駐車場等の整備内容・整備手法についての検討を行い、各種公共事業を実施した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
ちとせ都市景観ガイドライ
ンに基づき建設された公共
施設の割合
100
100
100
100
施設
100.0
指標の説明
1:ちとせ都市景観ガイドラインに基づき建設された公共施設の割合
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標は理想的な数値であり、その目標値を達成したことから、A評価とした。平成 17 年
度以降はちとせっこセンターや防災学習交流施設等の建設事業を実施した。
「基本方向を実現させるための施策」
■街路と沿道空間の景観形成 道路建設課
*街路と沿道空間の景観形成については、都市計画道路の計画的な整備を推進するとともに、
沿道建築物については、具体的な配慮事項を明らかにした千歳市都市景観ガイドラインを市
民・事業者等に配布することで美観の誘導を図った。
*電線類の地中化については、中央大通、駅大通の整備が完了し、平成 21 年度からは国道 36
号線の整備が着手され、平成 23 年度をもって完了する予定である。また、中心市街地の主な
路線を対象としたチャーミングロード整備事業により、中心市街地の景観が良好となり、J
R千歳駅周辺整備や電線類の地中化整備にあわせ、統一的な街路灯整備も進めた。そのほか、
街路整備等に併せて、並木の形成を進めた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
電線類地中化整備延長
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1,129
3,683
4,038
↑
m
―
指標の説明
1:電線類地中化の整備済み延長
〈 施策の達成度:A 〉
*街路整備等に併せて、並木の形成を進め、沿道景観の向上を図ることができた。また、電線
類の地中化については、順調に実施されたことにより平成 23 年度をもって国道 36 号の地中
化が完了する予定であることから、A評価とした。
238
「基本方向を実現させるための施策」
■屋外広告物の適正化 まちづくり推進課
*屋外広告物の適正化については、千歳市都市景観ガイドラインの中で、まちなみ景観、みち
の景観における屋外広告物の配慮事項を示し、事業者に対して適正な掲出を促すとともに、
重点地区である新千歳空港アクセス沿道地区では、屋外広告物の許可権者である北海道と連
携し、平成9年に策定した「新千歳空港アクセス沿道景観形成ガイドライン」に基づき屋外
広告物掲出の抑制を図った。
*屋外広告物の統合・規格の統一、デザインの向上などについては、千歳市都市景観ガイドラ
インにおいて指針を定め、周知を図りながら自発的活動を促した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
違反広告物簡易除去件数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
4,096
1,656
2,060
2,500
件
82.4
指標の説明
1:違反広告物を除去した件数
〈 施策の達成度:B 〉
*代替指標「違反広告物簡易撤去件数」については、目標値をおおむね達成することができた
ほか、屋外広告物の掲出に対し、事業者に適切な指導等を行ったことから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■交通機関から見た景観の向上 まちづくり推進課
*交通機関から見た景観の向上については、新千歳空港アクセス沿道景観形成ガイドラインに
基づき、北海道の地域景観形成推進事業費補助を受け、緑化、修景等の工事を行った箇所に
おいて、平成 19 年度に国道の一部区間で生育状態の悪い街路樹の植え替えが行われた。
*北海道の玄関口である新千歳空港周辺については、シーニックバイウェイ北海道・支笏洞爺
ニセコルート「ウエルカム北海道エリア」として位置付けられており、良好な沿道環境が求
められていることから、国、道、市、及び市内各界各層のボランティアの協力を得て、
「千歳
ウエルカム花ロード」による花植え活動を実施しており、新千歳空港に降り立つ来道客に対
してのおもてなし、空港周辺の沿道景観の向上、地域住民のホスピタリティの向上を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
千歳ウエルカム花ロード参
加者数
約 600
約 500
約 500
約 580
人
86.2
指標の説明
1:空港周辺の花植え活動に参加した市民の数
〈 施策の達成度:B 〉
*代替指標「千歳ウエルカム花ロード参加者数」については、目標値をおおむね達成すること
ができたほか、新千歳空港アクセス沿道景観形成ガイドラインに基づき景観形成を進めたこ
とから、B評価とした。
239
「基本方向を実現させるための施策」
■夜間の景観形成 まちづくり推進課
*夜間の景観形成については、拠点、まちなみ、みちの景観における街路灯、照明、ライトア
ップ・イルミネーション等の配慮事項を示した千歳市都市景観ガイドラインに基づき、公共
事業や民間開発事業に対する指導や、市民・事業者に対する啓発を行った。
*JR千歳駅周辺では、統一的な街路灯の整備のほか、駅西口広場における冬季間のイルミネ
ーションの設置などを行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
街路灯をデザイン化してい
る路線距離
540
1,470
1,470
↑
m
―
指標の説明
1:駅前、337 号等の街路灯をデザイン化している路線の累計距離
〈 施策の達成度:B 〉
*代替指標「街路灯をデザイン化している路線距離」については、上昇傾向にあるほか、駅西
口広場における冬期間のイルミネーションの設置などを行ったことから、B評価とした。
240
(5) 秩序ある新千歳空港周辺地域の整備
「基本方向」
①新千歳空港周辺地域の整備
新千歳空港の国際空港機能の拡充にあわせ、これを補完する 24 時間型都市の形成を図るとと
もに、空港周辺地域において空港支援機能の整備や交通アクセスの利便性を生かした物流拠点
の形成などを進めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■空港支援機能の整備 企画課
*新千歳空港周辺地域の開発については、新千歳空港周辺地域開発計画に基づき、空港を核と
して、千歳流通業務団地、千歳オフィス・アルカディア、千歳美々プロジェクトなど、物流、
生産、学術研究、空港支援機能などの関連施設を配置する地域開発を進めており、千歳オフ
ィス・アルカディアにおいては平成 17 年にアウトレットモール・レラがオープンした。また、
千歳市・苫小牧市及び周辺市町を含めた3市3町が一体となって、千歳・苫小牧地方拠点都
市地域基本計画を策定し、新千歳空港を核とした各種計画・構想の連携を図りながら整備を
進めた。
*空港周辺地域においては、オフィス・アルカディア地区が平成 20 年度に分譲済みとなり、ま
た、美々地区においてもレンタカー会社をはじめとする企業が立地した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
空港貨物取扱量
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
219,816
224,009
216,647
250,000
t
86.7
指標の説明
1:新千歳空港における貨物の取扱量
〈 施策の達成度:B 〉
*代替指標「空港貨物取扱量」については、順調に推移してきたものの世界同時不況の影響等
により、目標値を達成できなかった。しかし、オフィス・アルカディア地区等で空港機能を
活用・支援する企業の集積が図られたことから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■物流拠点の整備 企業振興課
*新千歳空港に近接する特性を活かした企業誘致を進めており、平成 13 年度から平成 22 年度
までに、物流関連企業4社が立地した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
物流関係企業立地件数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
3
3
4
↑
件
―
指標の説明
1:千歳市工業団地への物流施設の立地累計件数
〈 施策の達成度:A 〉
*物流関連企業の立地が4件あり、空港周辺における物流機能の強化を図ることができたこと
から、A評価とした。
241
「基本方向」
②美々地域の整備
新千歳空港の国際空港機能を活用した知的生産拠点の形成を図る先導的プロジェクトとして、
美々地域に豊かな自然と調和した生産、交流、保健休養、学術研究という新しい時代に対応し
た多機能拠点の整備を進めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■生産機能の整備 企業振興課
*生産ゾーンの整備については、千歳科学技術大学の隣接地であるDブロックに電子部品を製
造する大手メーカー工場が平成 13 年に立地し、平成 16 年 10 月から操業を開始した。また、
道道早来千歳線沿いのEブロックでは、新千歳空港からのアクセスの良さからレンタカー事
業所や自動車関連企業が進出した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
第1期生産ゾーンの分譲済
面積
23.5
27.9
28.1
↑
ha
―
指標の説明
1:第1期生産ゾーンの分譲済累計面積
〈 施策の達成度:A 〉
*第1期の生産ゾーンは、近年、立地件数が増えており、順調に企業立地が進んだことから、
A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■交流機能の整備 企業振興課
*企業と大学との人材交流については、千歳科学技術大学の隣接地に電子部品を製造する大手
企業が進出し、学術研究と産業交流の機会を持ちやすい環境が整った。
*毎年、国際会議が開催され、産学交流が盛んになってきた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
大学を中心とする学術会議
の開催回数
1
2
2
↑
件
―
指標の説明
1:大学を中心とする学術会議の開催回数
〈 施策の達成度:A 〉
*美々ワールドに設置されている千歳科学技術大学において、毎年国際会議が開催されている
ほか、地元企業が参加する産業展示や研究室の発表が行われたことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■保健休養機能の整備 都市整備課、開発振興課
*千歳湖を中心とした保健休養ゾーンの整備については、美々川自然再生事業(北海道の事業)
との関連や自然環境の保全の要望、さらには事業全体の進捗状況などを踏まえて、美々公園
整備の検討を行ったが、未着手となった。
242
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
保健休養ゾーンの整備進捗
率
0
0
0
↑
%
―
指標の説明
1:保健休養ゾーン整備総事業費に対する完了事業費の割合
〈 施策の達成度:D 〉
*美々公園の整備事業については、道の自然再生事業の方針や事業の進捗状況を踏まえて、自
然環境に配慮した公園づくりを進める必要があり、未着手となっていることから、D評価と
した。
「基本方向を実現させるための施策」
■学術研究機能の整備 科学技術振興課、開発振興課
*学術研究機能の整備については、平成 10 年に開学した千歳科学技術大学において優秀な人材
を育成する支援のため、市職員を大学に派遣することにより大学運営の健全化を推進した。
*産学連携体制の確立に不可欠な光に関する専門的な研究開発の人材を育成する大学院博士前
期課程、大学院博士後期課程にあたっても職員の派遣による設立の支援を図り、それぞれ平
成 14 年、平成 16 年に設立し、産学連携体制を確立した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
0
0
0
人
100.0
千歳市職員の派遣数
指標の説明
1:大学運営に携わる千歳市職員の派遣数
〈 施策の達成度:A 〉
*千歳科学技術大学の運営及び大学院博士前期課程、大学院博士後期課程の設置のため千歳市
の職員を派遣していたが、学術研究拠点の整備が図られるとともに、大学としての独立、独
自性を推進するため、市職員の派遣の未実施が実現できたほか、大学院が設立されたことに
より、高度な研究が可能となり企業との共同研究も進んだことから、A評価とした。
243
「基本方向」
③流通業務団地の整備
道央圏連絡道路(一般国道 337 号)の整備を促進し、空港を中心に鉄道や道路を含めた交通
の要衝としての地理的優位性を生かした流通業務団地の形成を進めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■企業誘致の推進 企業振興課
*平成5年に新千歳空港周辺地域開発の一翼を担う広域物流拠点として造成を行った流通業務
団地については、適宜分譲価格の見直しを行うとともに、匠の技集積事業やリース事業及び
空き工場活用事業等を実施し、積極的な誘致活動を行い、製造、運輸、流通、加工、卸売、
サービス、資材置場など、物流系の企業を主体とした良好な工業団地が形成された。また、
リース方式による新規立地や既存企業の拡張が進んだ。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
流通業務団地の分譲済面積
4.8
6.3
6.4
↑
ha
―
指標の説明
1:流通業務団地における分譲済面積
〈 施策の達成度:B 〉
*流通業務団地は、近年、立地件数が増えており、おおむね順調に企業が立地していることか
ら、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■広域幹線道路整備の促進 事業庶務課
*流通業務団地から道央圏連絡道路への接続については、平成 15 年に日の出ICから寿IC間
が供用開始となり、平成 22 年は寿ICから中央IC間も供用が開始され、新千歳空港と北海
道横断自動車道を連結する道路となった。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
新千歳空港-寿IC間の供
用率
100
(H15)
―
―
終了
%
100.0
指標の説明
1:道央圏連絡道路新千歳空港-寿IC間の供用延長率(H15 に供用開始)
〈 施策の達成度:A 〉
*新千歳空港~寿IC間は平成 15 年に供用を開始したほか、平成 22 年度には、寿IC~中央
IC間も供用開始し、流通業務団地の交通の便が向上したことから、A評価とした。
244
「基本方向」
④千歳オフィス・アルカディアの整備
空港機能を活用する多様な企業の産業業務施設(事務所・研究所など)の集積を図るととも
に、これら企業の業務活動を支援するための機能整備を促進します。
「基本方向を実現させるための施策」
■企業誘致の推進 企業振興課
*企業誘致については、千歳オフィス・アルカディア企業誘致推進協議会を設置し、企業誘致
に関する情報収集、新聞広告掲載、パンフレット作成、進出希望企業との折衝等の活動を行
った結果、大規模アウトレットモールやレンタカー事業所、研究開発型企業の立地があり、
平成 20 年6月に完売となった。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
千歳オフィス・アルカディ
アの分譲率
56.8
100
100
100
%
100.0
指標の説明
1:千歳オフィス・アルカディアにおける分譲率
〈 施策の達成度:A 〉
*企業誘致を進めた結果、
「千歳オフィス・アルカディアの分譲率」が 100%となったことから、
A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■業務支援機能整備の促進 企業振興課
*産業業務機能支援中核施設の整備については、第3セクターである㈱千歳国際ビジネス交流
センターが平成 13 年度に産業支援施設「千歳アルカディア・プラザ」を開設し、産業業務機
能の支援や人材育成、企業間交流の場を設けるなど企業活動をサポートすることを目的に、
賃貸オフィスや研究室、多目的ホール等の提供のほか、市内企業を対象とした研修事業を実
施した。また、市からの委託事業として、産業振興や支援制度に係る情報提供を行う産業情
報提供促進事業、ベンチャー企業に無料でインキュベートオフィスを提供する企業育成・研
究開発支援事業、産学官連携や異業種交流会、展示会などに多目的ホールなどを提供する産
業交流促進事業を実施した。
*千歳アルカディア・プラザの賃貸オフィスの平成 22 年3月の入居率については、100%とな
った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
千歳オフィス・アルカディ
ア貸オフィス入居率
98
97
100
100
%
100.0
指標の説明
1:各年度末の千歳オフィス・アルカディア貸オフィス入居率
〈 施策の達成度:A 〉
*JR南千歳駅に近接する立地環境を生かし、
「千歳オフィス・アルカディア貸オフィス入居率」
が 100%となった、また、企業活動を支援する各種事業を実施したことから、A評価とした。
245
(6) 魅力ある市街地の整備
「基本方向」
①計画的な市街地の整備
長期的な視野に立ち、計画的な土地利用と魅力ある市街地整備を促進するとともに、市街地
内の未利用地・低利用地の有効利用により都市機能の整備を推進します。
「基本方向を実現させるための施策」
■計画的な市街地整備の促進 まちづくり推進課
*計画的な市街地整備については、千歳市都市計画マスタープランに基づき、区画整理、開発
行為などの各種市街地整備事業や、都市内幹線道路、公園、下水道など都市施設の計画的な
整備を実施した。また、都市計画マスタープランによる適正かつ合理的な土地利用の誘導に
より、業務の利便の増進と良好な住環境の形成が図られたとともに、計画的かつ効率的な都
市基盤の整備が実施された。
*人口の伸びの鈍化から市街地拡大の意義が薄れつつあり、また、既成市街地では土地利用が
進まない土地も多く存在することから、社会情勢の変化に応じて的確に土地の有効利用が図
られるよう、市民アンケートの実施や市民会議を設置し、市民の理解・協力を得ながらマス
タープランの見直しを進めた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
土地利用件数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
637
572
470
620
件
75.8
指標の説明
1:市内の建築物に係る建築確認申請(第1号から第4号まで)の件数
〈 施策の達成度:B 〉
*代替指標「土地利用件数」は、その目標値をおおむね達成した。また、社会情勢の変化に応
じて対応可能な、市民の視点に立った計画都市計画マスタープランの見直しを行い、魅力的
な市街地形成を進めたことから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■都市機能の整備 まちづくり推進課、都市整備課
*都市機能の整備については、都市計画の用途地域、高度利用地区を見直すことで土地利用の
促進を図っており、千歳駅周辺整備(西口周辺)については、千歳市公共交通システム整備
事業の実施により交通利便性の向上を図るとともに、商業ビル「ペウレ千歳」や大型立体駐
車場の建設など、土地の高度利用、商業施設の集積が進んだ。
*千歳駅の東口周辺については、いずみ団地の跡地利用など、土地利用のあり方について検討
を始めた。
*大和地区については、大和地区土地利用計画に基づき、未利用地であった北海少年院跡地の
一部に、
「千歳市緑の基本計画」に位置付けられた大和近隣公園(指宿公園)の整備を平成 19
年度に完了した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
高度利用地区利用率
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
100
100
100
100
%
100.0
指標の説明
1:高度利用指定地区の土地利用率
246
〈 施策の達成度:A 〉
*代替指標「高度利用地区利用率」は、その目標値を達成した。大和近隣公園(指宿公園)に
ついては整備を完了したほか、千歳駅周辺にある市営住宅の建替えに伴う高度利用などの検
討も行ったことから、A評価とした。
247
「基本方向」
②住環境の優れた宅地供給の促進
良好で計画的な市街地の形成を図るため、土地区画整理事業の事業化や実施に対する指導を
充実します。また、住環境に配慮した民間宅地開発事業の促進に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■宅地開発事業の促進 都市整備課
*宅地開発については、個人、組合等施行の土地区画整理事業の指導や監督及び認可などに関
する事務を行い、事業の促進を図っており、北信濃第三地区(あずさ5丁目)
、蘭越エコタウ
ン地区(新星)
、勇舞地区及び勇舞第二地区については、組合施行により事業が完了した。
*おさつ駅みどり台及びあずさ地区についても、組合施行による造成工事は終了した。北陽高
校前地区については、組合施行による造成工事等を進めており、現在3地区において宅地分
譲している。
*今後の保留地分譲については、おさつ駅みどり台で約 110 区画、北陽高校前で約 200 区画、
あずさ地区で約 30 区画を分譲する見込みとなっており、宅地分譲が順調に進むよう適切な指
導や助言を行っている。
*宅地開発の際には区画整理法や都市計画法に基づき、一定基準を満たすよう道路、公園・緑
地、下水道、河川等の整備を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
良好な宅地の造成面積
103
168
176
176
ha
100.0
2
土地区画整理事業累計数
24
26
26
26
件
100.0
指標の説明
1:市、組合等による土地区画整理事業において造成された宅地面積
2:市、組合等による土地区画整理事業の累計件数
〈 施策の達成度:A 〉
*組合施行等による土地区画整理事業がおおむね順調に進捗し、公園等の都市施設の整備も実
施した結果、良好な宅地分譲が行われ、その目標値を達成したことから、A評価とした。
248
「基本方向」
③市街地の再構築
商業業務機能の集積と快適でうるおいのある環境を創造するため、中心市街地の再構築を促
進するとともに、都心部周辺の高密度住宅地や中心市街地周辺部の住宅地については、土地の
高度利用と住環境の再整備に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■中心市街地の再構築 商業労働課
*中心市街地の再構築については、旧エスプラザビルの再活用の検討を行い、平成 17 年度に中
心市街地の核となるべき施設として千歳タウンプラザがオープンしたほか、プラザ内におけ
る市の賃貸スペース活用による商業者の育成、アーケード撤去に係る支援、空き店舗対策事
業など、商業者や経済団体とともに活性化に向けた取組を行った。
*千歳タウンプラザの賃貸スペース活用については、1階部分約 373 坪を借り上げ、低廉な家
賃で個人事業者等に転貸借している。千歳タウンプラザには、年間約 60 万人が来店して堅調
に推移していたが、平成 22 年3月にキーテナントが撤退するなど厳しい状況となった。
*アメニティ空間の創出については、まちなか居住の推進やバリアフリーに配慮した歩行者空
間の創出、憩いの場となるグリーンベルトの改修などを進めた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
1
タウンプラザの入居率
2
中心市街地の歩行者通行量
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
81.2
84.9
73.6
85
%
86.6
23,378
28,912
(H20)
―
↑
人
―
指標の説明
1:市が賃貸するタウンプラザの区画面積の充足率
2:中心市街地地区にある8通り商店街の 33 調査地点における日曜日9時から 21 時の間の歩行者通行量
(H17 は 23 地点)
〈 施策の達成度:B 〉
*代替指標「タウンプラザの入居率」については、景気の影響などにより目標値を達成できな
かった。しかし、千歳タウンプラザの地下に入居するキーテナントが撤退するなど厳しい状
況の中で、生鮮3品など地域生活に密着して地域住民の利便に供する店舗の維持が図られて
いること、空き店舗対策による商業機能の集積、快適な環境形成も図ったことなどから、B
評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■住宅地の再整備 まちづくり推進課、建築課
*住宅地の再整備については、都心部周辺の老朽化した高密度住宅地の耐火構造への建替えを
促進するとともに、平成 16 年に千歳市住宅マスタープランを策定し、市営住宅建替えに伴う
高度利用、及びまちなか居住の推進を図った。また、うたり団地は、建替えに伴い住環境の
改善を図るとともに、土地の高度利用により生み出された余剰用地を活用し、児童館や子育
て支援センターの整備を行った。
*高度利用地区の設定については、用途地域内における土地の合理的かつ健全な高度利用と都
市機能の更新を図るため、建築物の容積率、建ぺい率、並びに壁面の位置の制限等を定める
地区として、幸町(Cブロック)及び千代田町(駅前地区Bブロック)を高度利用地区に指
定した。
249
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
準防火地域における建築確
認件数
15
14
18
18
件
100.0
指標の説明
1:商業地等の準防火地域における建築確認件数
〈 施策の達成度:A 〉
*代替指標「準防火地域における建築確認件数」については、目標値を達成することができた。
また、千歳駅周辺にある市営住宅の耐火構造への建替えや住環境の向上などが図られ、適正
な土地利用が進んだことから、A評価とした。
250
「基本方向」
④航空機騒音地域の環境整備
航空機騒音の影響を受ける地域の居住環境の改善を図るため、騒音防止事業の一層の拡大・
推進を国に求めるとともに、将来を展望しつつ調和のとれた生活環境の整備に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■移転跡地の有効利用 空港・基地課、都市整備課
*青葉丘移転跡地については、青葉丘多目的広場(アンカレジパーク)を市民の憩いの場・交
流の場として土地利用を図った。
*移転跡地は国が所有しており、樹木の維持・管理や草刈りなどを適切に行った。
*移転跡地の一部には町内会の要望などにより、大規模なスポーツ・レクリエーション公園を
整備するほか、地域に密着した広場や花壇として利用した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
移転跡地使用許可施設数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
22
27
26
26
施設
100.0
指標の説明
1:移転後地の使用が許可された施設数
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標「移転跡地使用許可施設数」については、その目標値を達成しており、地域の要望
等を踏まえた適正かつ有効な跡地利用が図られたことから、A評価とした。
251
「基本方向」
⑤住居表示の充実
迅速に目的地への誘導が図れるよう分かりやすく適切な住居表示の充実に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■住居表示の充実 都市整備課
*近年の市街地拡大(区画整理事業)に伴う住居表示については、新星地区・勇舞地区で実施
したほか、既成市街地についても、春日町・緑町で実施した。また、住居表示実施済みの地
区については、老朽化した街区表示板・案内板・信号機町名板の更新等を行った。おさつ駅
みどり台地区、北陽高校前地区、あずさ地区の土地区画整理事業の進捗状況を見ながら、住
居表示を順次実施する予定である。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
住居表示実施率
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
71
71
71
73
%
97.3
指標の説明
1:市街化区域内の地区数に対する住居表示実施率
〈 施策の達成度:A 〉
*市街地の拡大(土地区画整理事業等による宅地造成)による進捗状況に合わせて、順次住居
表示を実施し、その目標値をほぼ達成したことから、A評価とした。
252
4-2
活力ある
活力ある産業拠点都市
ある産業拠点都市
(1) 農業の振興
「基本方向」
①交通要衝都市型農業の確立
関係企業の連携のもと、農畜産物を生かした特産品の振興・供給体制の確保、空港や幹線道
路を活用した農産物流の確立や流通の合理化を進めます。また、施設園芸などの集約型農業の
振興に努め、産地間競争や消費者ニーズに対応できる交通要衝都市型農業の確立を図ります。
「基本方向を実現させるための施策」
■農畜産物を生かした特産品の振興 農業振興課
*地域特産品の開発・推奨については、トマトやヤーコンの栽培及びハスカップのジャム、シ
ロップ、アイスクリーム、ワインなどの製品化の取組のほか、女性農業者による農産物の手
作り加工品の生産・直売所での販売を行った。
*土産品としてJA千歳空港店で販売するなど知名度の向上や新たな加工製品の開発に取り組
んだほか、千歳観光連盟においては、千歳観光土産推奨品を募集し、市内事業者 20 社 64 商
品を認定し、道内外に広くPRした。これら関係機関と連携し、地域ブランドの開発や育成・
PRに向けた活動を支援した。なお、商品化を進めているアロニア、駒里地区の駒そば、道
の駅サーモンパークのサケ製品なども新たな地域のブランドとして育った。
*重点作物の品質の向上については、土づくり、低農薬・低価格肥料、輪作体系の維持に向け
た緑肥作物の栽培技術の普及、並びにコスト低減に向けた継続的支援を行った。そのほか、
土壌診断による適正な施肥、病害虫発生予察による適期防除等の指導や草地管理、乳質の向
上、家畜疾病予防のための技術の普及を進めた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
グリーン・ツーリズム協議
会会員の加工製品数
38
60
56
↑
商品
―
指標の説明
1:千歳市グリーン・ツーリズム連絡協議会会員の加工する製品数
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標は、目標を達成した。また、重点作物の品質向上のため、適切な支援・指導を行っ
たほか、農業者、千歳観光連盟、千歳市グリーン・ツーリズム連絡協議会などの関係機関と
連携し、地域ブランドの開発やPR活動を支援したことなどから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■農産物流の充実 農業振興課
*農産物流の充実については、JA道央千歳支所において、野菜集出荷センターや馬鈴薯集出
荷選別貯蔵施設、予冷貯蔵施設の整備を行った。近年、地球温暖化防止や食の安全性の確保
及び国産農産物の自給率向上から地産地消(千産千消)が求められており、これまでの広域的
物流システムの構築から地域供給貯蔵システムの構築に転換された。
*空港機能や幹線道路網を生かし、管内市町村地域との広域連携による札幌広域圏組合などの
イベントの活用や集客施設などを活用したPRを実施した。
253
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
流通管理施設数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
4
4
4
4
施設
100.0
指標の説明
1:野菜出荷施設、馬鈴薯選別施設等の流通管理施設の数
〈 施策の達成度:A 〉
*代替指標「流通管理施設数」については、その目標値を達成しており、農産物流施設につい
ては、JA道央千歳支所において整備された。また、広域的物流システムから地域供給貯蔵
システムへの転換が進められ、農作物流の充実や流通の合理化を図ったことから、A評価と
した。
「基本方向を実現させるための施策」
■集約型農業の振興 農業振興課
*集約型農業については、ベビーリーフの大規模園芸施設、薬草乾燥施設を中心とした医薬・
健康食品の原料農作物の契約栽培などが進展してきているが、大規模な園芸施設は、国内農
産物の生産動向、病気、暖房費や農業資材の高騰などにより経営不振に陥るケースもあり、
集約する生産品目の見直しや生産コスト削減等を図った。また、国の補助金を活用した大型
農業機械の導入により、農業機械の共同利用を図り、新規法人などの進出に対する優遇制度
等も設けた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
集約農業取組件数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
2
4
4
↑
件
―
指標の説明
1:集約型農業に取り組んでいる件数
〈 施策の達成度:B 〉
*集約型大規模農業を目指す法人などの進出に対する市の助成など優遇施策の整備を行い、集
約型農業の振興を図ったことから、B評価とした。
254
「基本方向」
②農業経営の体質強化
経営改善や営農指導、中核農家や後継者の育成・確保などを進め、経営体質の強化を促進す
るとともに、コミュニティセンターや学校などの公共公益施設を中心とした農業地域における
生活拠点の形成を図り定住条件の向上に努めます。また、
(財)道央農業振興公社など関係機関・
団体の充実や活性化を図るとともに、総合的な農業システムの確立に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■農業経営の改善、近代化 農業振興課
*農業経営の改善、近代化については、畜産飼料の自給率向上を目的とした農地の集約化、国
等の補助による大型農業機械の導入や農地整備を実施し、生産コスト削減など農業経営の効
率化を図った。
*畜産農家の負担を軽減する各種制度資金や千歳市農業振興条例に基づく助成及び資金融資を
実施し、農業経営の近代化・安定化を図った。また、平成6年の農業経営基盤強化促進法に
より、認定農業者制度を創設し、意欲ある農業者の経営改善を図った。さらには、経営改善
支援センターを設置し、経営改善計画の認定審査を行うとともに認定農業者の経営改善に関
するフォローアップを行った。
*畜産農家のゆとりなど生活改善を目的とした千歳市酪農ヘルパー組合の運営支援を行い、組
合の活性化と安定化を図った。
*牛の個体識別番号を(独)家畜改良センターによる電話音声応答システム及びパソコンや携帯
からの登録制度を導入し、経営の合理化を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
酪農ヘルパー組合の加入割
合
64
62
62
↑
%
―
2
担い手への農地集積の割合
―
56
62
↑
%
―
指標の説明
1:酪農ヘルパー組合に加入している農家の割合
2:作付規模拡大等による担い手への農地の面的集積割合(H21 集計開始)
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標は理想的な指標であり、その目標値を達成したことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■中核農家の育成と農業法人化の推進 農業振興課
*農業経営基盤強化促進法に基づき、農業者みずからが5年後の経営目標を作成し、市町村が
認定する認定農業者制度を活用した認定農業者の育成・確保については、約 180 件の個人、
団体が認定されているが、農業形態は多岐にわたっていることから、各生産部会を組織して、
品目ごとの技術研修を行い、生産性の向上と経営のレベルアップを図った。また、認定農業
者制度は大型資金の借入や各種優遇措置が適用されたことから、制度への新規申請・更新が
行われた。
*千歳市農業振興条例に基づく助成事業や融資事業により、効率的かつ安定的な農業経営を推
進した。
*農業経営の法人化については、千歳担い手支援センターにおいて手続や情報提供など、法人
化に向けての支援を行った。
255
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
認定農業者数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
157
178
178
180
人・
団体
98.9
指標の説明
1:経営基盤強化法により、市が経営改善計画を認定した農業者数
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標は理想的な指標であり、目標値をほぼ達成したことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■担い手の育成・確保 農業振興課
*担い手の育成・確保については、農業振興条例による新規就農者への助成・貸付制度を創設
し支援を行った。また、(財)北海道農業開発公社(担い手支援部北海道担い手育成センター)
では、北海道内における体験研修や就農研修受入の総合窓口及び相談業務、家賃助成等の支
援を行ったほか、市及びJA等農業関係機関を含めた地域担い手育成センターや(財)道央農
業振興公社とも連携しながら、新規就農希望者への就農支援活動、就農支援資金の貸付管理、
研修教育体制の整備、就農相談、体験・研修先農家の紹介、就農支援資金の貸付相談等を行
った。
*後継者の育成・確保については、新規学卒者やUターン就農者を中核農業者として育成する
ための研修、婚姻を促進する場の提供などを行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
新規就農研修者数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
(H18)
2
3
↑
人
―
指標の説明
1:新規就農のための研修に取組んでいる研修者数
〈 施策の達成度:A 〉
*(財)道央農業振興公社と連携し新規就農者の受入体制の整備、各種農業研修会への参加、
国などの補助・助成制度を活用した営農体質の強化を行ったほか、新規学卒者やUターン就
農者の研修、婚姻の場を提供するなど後継者の育成確保に努めたことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■生活拠点の形成と定住条件の向上 農業振興課
*生活拠点の形成を図るため、長都、釜加、都地区では、北海道が実施した新農村コミュニテ
ィ形成モデル事業について地域が主体となって取り組んだほか、東千歳地区では、青年部、
女性部など、各層から構成された活性化懇話会を開催し、臨時パークゴルフ場や農家看板の
設置等を実施した。駒里地区においては、新しい農村づくりに向けた農村再生特区の認定を
受け、モデル地区の分譲に取り組んだ。
*農政懇談会では、地元の意向を把握しながら、各地域の実情に合う農村コミュニティの維持
と地域の活性化に取り組んだ。
*合併浄化槽などの生活排水処理整備を農村地域で実施しており、都市に近い生活環境の整備
を行った。
*農村地域のブロードバンド環境の整備に向けて、関係機関に継続的に働きかけるとともに、
新技術などの情報収集を行った。
256
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
個別排水処理利用率
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
36
52
53.2
↑
%
―
指標の説明
1:公共下水道認可区域外において個別排水処理施設を利用している戸数の割合
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標は目標値を達成したほか、東千歳地区や駒里地区において活力ある地域づくりのた
めの取組を実施したことなどから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■総合的な農業システムの確立 農業振興課
*総合的な農業システムの確立については、土壌診断システムや農地情報システムが導入され
ており、クリーン農業を推進するため、北海道農業試験場を中心として土壌分析・診断によ
る適正施肥の指導を行った。酪農では、(独)畜産改良センターによるコンピュータや携帯電
話による乳牛登録制度の活用を図った。なお、これらのシステムを活用した農業生産の効率
化を図るため、農地情報システムによる基盤整備データの共有化等を進めた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
土壌試験の実施件数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
500
500
500
→
地点
―
指標の説明
1:JA 道央における土壌試験の実施件数
〈 施策の達成度:A 〉
*土壌診断システムや農地情報システムを導入したほか、コンピュータや携帯電話による乳牛
登録制度の活用を図り、効率的な農業経営が進められたことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■(財)道央農業振興公社活動の活性化 農業振興課
*(財)道央農業振興公社については、千歳、江別、恵庭、北広島の4市、各市農業委員会、J
A等の関係機関により平成 17 年度に設立しており、市はその運営支援を行った。また、公社
の事業の実施等については、各地域の農業の担当者や行政の担当者が業務推進委員会の構成
メンバーとして参画をしており、行政も大きく関与しながら事業を進めた。
*道央農業振興公社の主な活動については、担い手別の育成支援、農用地の利用調整支援、農
産物生産支援、農業労働力効率化支援、酪農・畜産関連の受託等の事業の展開であり、高齢
化、少子化による担い手不足や農家戸数の減少、農地流動化など、近隣農業地域における共
通課題の解決に向けて広域に取り組んだ。
257
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
市内農家一戸当たりの生産
農業所得額
11,346
―
―
11,334
千円
―
2
研修会への参加者数
50
(H18)
491
550
↑
人
―
指標の説明
1:市内の農家一戸当たりの農業総産出額から物的経費を控除し、経常補助金を加算した農業純生産額
2:財団法人道央農業振興公社が実施する各種研修会への延べ参加者数
〈 施策の達成度:A 〉
*平成 17 年度に(財)道央農業振興公社を設立し、担い手別の育成支援等、各種事業の展開が
図られたほか、共通課題の解決についても広域的に取り組んだことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■営農指導の強化 農業振興課
*営農指導については、農業経営改善及び経営強化への誘導を図るため、融資や助成などの各
種支援制度の整備を図ったほか、千歳市営農指導対策協議会及び千歳市農業金融制度総合推
進会議を設置し営農指導体制を整備した。また、農業改善計画の審査及び経営診断により、
農業改善資金の融資や農業活性化のための助成金の交付決定等を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
融資を受けた認定農業者数
3
16
5
5
件
100.0
指標の説明
1:経営改善のために融資を受けた認定農業者数
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標は理想的な指標であり、その目標値を達成したことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■市営牧場の整備 農業振興課
*市営牧場については、市内の酪農家から預託された育成牛の飼養管理を行っているほか、ト
ラクター、ロータリーレーキ、ジャイロテック等の農機具のリース管理、並びに市営牧場に
おける家畜ふん尿に起因する環境汚染を防止する目的で設置した堆肥舎屋根、尿貯留槽処理
施設の維持管理等を行った。なお、平成 18 年度から市営牧場の管理・運営については指定管
理者制度に移行した。
*市営牧場の各施設については、平成5年度の竣工で老朽化しており、指定管理者と適宜協議
しながら計画的に修繕等を実施した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
市営牧場に預託した酪農家
数
28
28
28
29
戸
96.6
指標の説明
1:市内で牛を飼養している酪農家で市営牧場に預託した戸数
258
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標は理想的な指標であり、その目標値をほぼ達成したことから、A評価とした。
259
「基本方向」
③農業基盤の整備
基盤整備事業により排水不良の解消などを進め、優良農地の確保を図るとともに、農業水利
の確保、農業用用排水路施設の機能の維持増進や農業災害の防止対策などを推進します。また、
農薬・化学肥料の使用の抑制や家畜排せつ物等の有効利用による地力の増進など、環境と調和
のとれた農業生産の確立を図ります。
「基本方向を実現させるための施策」
■土地基盤の整備と優良農地の確保 農村整備課
*土地基盤の整備については、畑地の湿害解消、農産物の品質改善及び収穫量の増加を目的に、
釜加、泉郷、中長都、長都、都、東丘、新幌、根志越、幌加、中央、新川地区等の農業地域
の暗渠及び明渠排水路等の基盤整備を行った。
*土地改良事業については、受益者負担が生じることから、農家個々の経営状況のバランスを
鑑みながら事業計画を進めている。また、農家負担軽減策として北海道独自の制度(持続的
農業・農村づくり促進特別対策事業)を活用した道営新川地区畑総事業を実施した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1,479
1,516
1,528
1,635
ha
93.5
優良農地整備済面積
指標の説明
1:整備計画に対する暗渠排水の整備面積
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標は理想的な指標であり、地域から要望のあった土地基盤整備を順調に進めており、
その目標値をほぼ達成したことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■農業用用排水路施設の機能維持・増進 農村整備課
*農業用用排水路施設の維持管理については、市が排水機場や排水路の維持補修、改修及び排
水機能保持の適正管理を実施し、洪水時における機場運転は受益農家とともに行った。また、
排水路の草刈り等の管理については、地域で組織される環境保全会や排水愛護組合と市が分
担して行った。
*水利施設の整備については、道営南 21 号地区基幹水利施設整備事業が平成 19 年度に完了し
たほか、平成 21 年度は老朽化等で損傷している排水路施設の延命化を図るため、道営基幹水
利施設ストックマネージメント事業として排水路施設の機能診断を行った。
*農地・水・環境保全向上対策については、農地、農業用水等の資源保全活動等を展開してい
る4地区3保全会を運営支援しており、平成 23 年度までの5か年事業となっている。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
冠水被害防止面積率
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
100
100
100
100
%
100.0
指標の説明
1:土地改良受益地に対する冠水被害の防止面積の比率
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標は理想的な指標であり、その目標値を達成したことから、A評価とした。
260
「基本方向を実現させるための施策」
■農業災害の防止 農村整備課
*耕地防風林である中央長都防災林、駒里防災林、ネシコシ防災林については市と市から委嘱
した監理員により維持管理を行った。平成 16 年度の台風により倒木被害を受けた耕地防風林
については、平成 17 年度に植樹を行い復旧したが、防風林の成長までに時間を要し、機能が
低下している区域がある。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
風水被害防止面積率
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
100
100
100
100
%
100.0
指標の説明
1:土地改良受益地に対する農業用施設の管理に起因する風水被害を防止した面積の割合
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標は理想的な指標であり、その目標値を達成したことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■環境にやさしい農業の確立 農業振興課
*クリーン農業の推進については、クリーン農業の登録制度として北のクリーン農産物表示制
度、特別栽培農産物表示ガイドライン、有機農産物及び有機農産物加工食品の認証制度、エ
コファーマー認定制度があり、農協を中心として積極的な取組を行ったが、市内農家の高齢
化や後継者不足などから、クリーン農業に対応できる人的及び経済的対応が難しい農家が増
えた。
*家畜排せつ物の処理施設整備については、家畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促進に関
する法律に基づき、平成 17 年度までのリース事業(補助事業)などを活用し、おおむね市内畜
産農家の整備は終了した。また、処理施設副産物の堆肥については、農作物や家畜飼料の肥
料として活用した。
*農業用廃プラスチックについては、農業用廃プラスチックの適正管理の徹底について(H15 農
水省課長通知)及び農業用廃プラスチック廃棄物の適正指導の徹底について(H15 北海道農政
部長通知)に基づき、北海道農業用廃プラスチック適正処理対策協議会(農協を事務局とした
4ブロック会議を編成)を設立し適正処理を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
エコファーマー認定農家割
合
8
(H19)
28
47.8
↑
%
―
指標の説明
1:減農薬、減科学肥料技術の普及状況(H19 開始)
〈 施策の達成度:B 〉
*成果指標は、目標値を達成したが、市内農家の高齢化や後継者不足などから、クリーン農業に
対応できる人的及び経済的対応が難しい農家が増えている状況であった。しかし、家畜排せつ
物の処理施設整備については、おおむね市内畜産農家の整備は終了したことから、B評価とし
た。
261
「基本方向」
④都市と農村の交流
市民農園や農業まつり、とりたて野菜市などのイベントを通じて、都市と農村の交流を深め
ていきます。また、消費地に近い特性を生かし都市住民の需要に即した農業生産の振興を図り
ます。
「基本方向を実現させるための施策」
■都市交流と結びついた農業の推進 農業振興課
*都市と農村の交流促進については、JA道央千歳支所、駒里農業協同組合による農畜産物の
直売運営、市民農園、農業まつりなどのイベントを実施したほか、平成 17 年度に直売所の開
設や農業体験、収穫体験を実施する農家を中心に千歳市グリーン・ツーリズム連絡協議会を創
設し、とれたて野菜まつり、食と農の交流会などのイベントを開催するとともに、食の安全
安心及び地産地消の活動を行った。また、平成 20 年度から平成 22 年度まで、グリーン・ツ
ーリズムの関連施設の整備支援を実施した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
2
成 果 指 標 名
グリーン・ツーリズム関連
施設数
農業まつりなどへの参加者
数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
38
38
38
↑
施設
―
5,500
2,000
7,500
↑
人
―
指標の説明
1:農村地域における農業体験施設や農産物直売所などの施設数
2:農業まつりやとりたて野菜市などへの参加者数
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標は理想的な指標であり、その目標値を達成したことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■都市住民の需要に即した生産の振興 農業振興課
*都市住民の需要に即した取組については、農畜産物を生かした特産品の振興、農業観光とし
てグリーン・ツーリズムや農村体験学習など、都市と農村の交流促進を図ったほか、泉郷中
央地区におけるキウスの里ふれあいファームやいちご観光農園等により、消費者との交流を
図った。また、地元食品関連企業において、千歳産農産物を積極的に利用しているところも
あり、契約栽培に向けた体制整備が行われた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
東千歳地区での実施済事業
数
2
2
0
3
件
0.0
指標の説明
1:東千歳地域農村振興基本計画に基づき実施された事業累計数(看板、パークゴルフ)
〈 施策の達成度:B 〉
*グリーン・ツーリズムや農村体験学習など都市と農村の交流を図ったほか、地元食品関連企
業において千歳産農作物の積極的な利用が進められたことから、B評価とした。
262
「基本方向」
⑤特定地域の振興
中止となった千歳川放水路計画ルート上の地区における土地利用や農業振興策および生活環
境整備などについて、地元、農協関係者の協力を得ながら国および北海道と連携・協力し地域
振興の推進を図ります。
「基本方向を実現させるための施策」
■地域振興対策の推進 農業振興課
*地域振興対策については、千歳川放水路計画の中止に伴い、そのルート上の地域を特定地域
と位置付け、地元・国・北海道と連携し、地域の振興を図るため、平成 15 年度に駒里地域が
農村再生特区の認定を受け、特定地域振興基金を設置し、モデル地区の造成により農業参入
者の受け入れを促進するとともに、千歳市駒里農協の設立、駒里産そばの加工販売施設駒そ
ば亭の開店、農産物直売所等を開設し、地域農産物の販売PRを行った。
*根志越地区については一般農地として、土地改良区やJA道央等関係機関と連携を図りなが
ら農業振興に努めた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
駒里地区のそば作付面積
20
20
20
20
ha
100.0
2
農業再生特区モデル地区分
譲区画数
14
31
33
↑
区画
―
指標の説明
1:駒里地区におけるそばの作付面積
2:駒里農業再生特区モデル地区分譲区画累計数
〈 施策の達成度:C 〉
*駒里地区は農村再生特区の認定を受け、特定地域振興基金を活用した取組を進めた。しかし、
根志越地区は一般農地として扱うこととし、土地改良事業等による農業基盤整備が必要であ
ったが、内水排除等の整備に伴う受益者負担軽減対策の取組が進まなかったことから、C評
価とした。
263
(2) 林業の振興
「基本方向」
①森林の整備と保護
森林の持つ多面的機能を重視しながら適正な森林施業を進め、健全な森林資源の維持造成の
推進に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■健全な森林の育成 農村整備課
*森林の整備と保護については、平成 19 年度に「千歳市森林整備計画」を策定し、千歳森林組
合を主体に間伐や保育などの森林保全、森林巡視活動、管理の担い手確保育成対策等の支援
を行っているほか、造林協会を通じ、林業従事者への奨励金の市負担分の支給を行った。
*千歳市の森林の多くは国有林が占め、民有林は 6.5%となっており、千歳森林組合等と連携し
て間伐など適正な保全・整備に努めたが、間伐費用は所有者の負担となることから、整備が
進まない民有林も見られた。
*平成 16 年度の台風 18 号で大量の風倒木が発生し、支笏湖周辺国有林は大きな被害を受けた
が、ボランティア団体が中心になり、大規模な植樹が行われた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
民有林の下草刈り、間伐面
積
47.85
94.29
63.83
90
ha
70.9
2
植栽・間伐面積
66.1
10
13.91
10
ha
139.1
指標の説明
1:民有林において下草刈りや間伐が実施された面積
2:国や北海道の補助事業や民間事業による森林の植栽・間伐面積
〈 施策の達成度:B 〉
*成果指標の数値は年度毎の増減が大きいが、
「民有林の下草刈り、間伐面積」は 71%、
「植栽・
間伐面積」は 139%で目標値をおおむね達成した。しかし、間伐等の施業は森林組合と契約し
ている者以外の所有者分については、依然として進まなかったことから、総合的に判断し、
B評価とした。
264
「基本方向」
②特用林産物の振興
シイタケ栽培など特用林産物の振興を図るとともに、就業機会の拡大や収入の安定に努めま
す。
「基本方向を実現させるための施策」
■特用林産物の振興 農村整備課
*特用林産物の振興については、道などの資金融資制度等の相談業務を行っているほか、平成
14 年度から 3 年間、シイタケのほだ木の購入助成を行った。また、新たな特用林産物として、
千歳市森林組合が中心となり、アロニアの実やバイオクローン苗木の生産販売が行われた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
シイタケ栽培農家数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
9
(H14)
8
(H20)
8
→
件
―
指標の説明
1:シイタケ栽培を行っている農家数
〈 施策の達成度:B 〉
*成果指標から施策の達成度を測るのは難しいが、道の資金融資の相談、助成等の適切な支援
が行われたこともあり、
「シイタケ栽培農家数」は現状を維持(横ばい)した。また、新たな
取り組みとして森林組合がアロニア栽培を始めているが、市はその普及活動を支援したこと
もあり、販売量も徐々に増加したことから、総合的に判断し、B評価とした。
265
(3) 内水面漁業の振興
「基本方向」
①ヒメマス資源の保護・増殖
ヒメマスふ化放流事業を推進し、その資源保護・回復対策と支笏湖産ヒメマスの供給体制の
確立に努めるとともに健全なレクリエーションの確立に向け、資源管理の確立と釣りマナーの
維持・徹底を図ります。
「基本方向を実現させるための施策」
■ヒメマスふ化放流事業の推進 観光振興課
*ヒメマスのふ化放流については、平成 20 年度から支笏湖漁業協同組合にふ化場の管理運営業
務を委託し、適正な放流とともに、資源保護、回復対策を行った。支笏湖ヒメマスふ化場は
老朽化が著しいため、修理・補修を行ったが、ふ化場の全面整備に向けた施設規模・機能や
財源について、関係機関と協議を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
ヒメマス放流数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
158,000
183,000
185,000
↑
尾
―
指標の説明
1:稚魚放流数
〈 施策の達成度:B 〉
*成果指標「ヒメマス放流数」は順調に増加し、事業が推進されているが、施設の改修等が進
まなかったことから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■ヒメマス資源保護・回復対策の推進 観光振興課
*釣りのマナーについては、支笏湖漁業協同組合が釣り人の法令やマナーの遵守のための広報
活動を実施するとともに、監視取締りを行ったほか、石狩振興局との連携による取締りも行
った。さらに動力船乗り入れ規制が実施され、釣り船以外の乗り入れが禁止となるなど、法
令の遵守やボート利用の適正化が図られており、遊漁者のマナーはおおむね遵守された。
*資源回復に向けた調査研究については、水産総合研究センター、さけますセンター、地方独
立行政法人北海道立総合研究機構さけます・内水面水産試験場、東海大学、北海道大学等と
共同して、支笏湖環境モニタリング調査等を実施しており、プランクトン、生息調査などの
研究が行われており、プランクトンは安定化の兆しを示し、釣獲量も平成 10 年の移管後最大
となり、親魚の回帰数においても過去最高となったが、今後も関係機関と連携し取締り行う
など調査研究も継続する。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
注意指導割合
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
0.62
1.5
0.8
1.34
%
167.5
指標の説明
1:釣り船に対し指導を行った割合
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標は、その目標値を達成しており、資源回復に向けた調査研究についても関係機関と
連携しながら、支笏湖環境モニタリング調査等を実施したことから、A評価とした。
266
「基本方向を実現させるための施策」
■湖産ヒメマスの供給体制の確立 観光振興課
*ヒメマスの供給体制については、昭和 57 年に泉沢養魚場を開設し、ヒメマスの安定供給に努
めたが、魚病の発生等もあり、安定供給は困難となったが、平成 19 年度に支笏湖漁業協同組
合が漁業権を取得したことで、漁業権行使・遊魚規則によりヒメマス資源の適正管理が可能
となった。なお、支笏湖漁業協同組合による支笏湖産ヒメマスの集出荷及び供給体制の確立
について検討を進めており、平成 23 年度に市場動向、調査取組み骨子の整理、平成 24 年度
の実施に向け、支笏湖漁協、関係者と協議を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
ヒメマス漁獲量
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
7,000
(H20)
3,300
6,000
7,500
尾
80.0
指標の説明
1:支笏湖漁業組合員の漁獲量(H20 開始)
〈 施策の達成度:B 〉
*成果指標は、おおむね目標値を達成しており、支笏湖漁業組合により資源管理が可能となっ
た。また、供給体制の確立に向けた検討も進んだことから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■ヒメマス資源の保護意識の普及と啓蒙 観光振興課
*ヒメマス資源の保護意識の普及については、色々な機会を通じて、ヒメマスの周知と理解に
努めたほか、関係施設への展示、ヒメマスの提供、地元小学校の学習体験などの協力を行っ
た。具体的には毎年、関係機関・団体で組織する「支笏湖ヒメマス釣魚対策協議会」を6月
の解禁前に開催し、監視取締り体制等、連携を図った。また、釣り人の法令やマナーの遵守
のため、広報紙、パンフレット、チラシの配布、看板の設置、ホームページなどによる広報
活動を行った。また、平成 20 年から支笏湖漁業協同組合と連携し釣り団体、ボート業者、関
係機関と水質、湖岸の環境整備の一斉清掃を実施した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
15
80
(H20)
30
30
人
100.0
学習会等参加者数
指標の説明
1:ヒメマス等に関する学習会の参加者数
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標は、その目的値を達成し、他の周知活動も行ったことから、A評価とした。
267
「基本方向」
②内水面漁業の育成
養殖技術や防疫対策の充実により、養殖ヒメマスの生産効率の向上と安定供給が図られるよ
う検討します。また、湖産ヒメマスの生産・供給体制の確立と養殖ヒメマス生産技術の取得に
向け、漁業者や漁業団体の育成に努めます。さらに、支笏湖名産の観光資源として有効利用を
促進します。
「基本方向を実現させるための施策」
■養殖ヒメマスの生産性向上の検討 観光振興課
*養殖ヒメマスを供給してきた泉沢養魚場については、ウィルス性の魚病発生により過去3回
にわたり全量廃棄した経緯がある。継続した魚病対策には多額の費用を要するなど、採算性
が低く安定供給が困難なことから、平成 18 年度をもって休止した。なお、施設利用等につい
て北海道等と協議し、平成 22 年9月に産業経済省及び農林水産省から財産処分の承認があっ
たことから、後利用について協議を行っており、社団法人日本海さけ・ます増殖事業協会へ
平成 22 年 10 月に施設の無償による使用許可を行った(行政財産使用許可)。同協会は、平成
23 年3月から「さけ」の2次飼育施設として使用しており、当初の目的であるヒメマス養殖
事業は終了した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
養殖ヒメマス出荷数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
12,048
17,291
(H18)
―
終了
尾
―
指標の説明
1:泉沢養魚場における養殖ヒメマスの出荷数(H18 養魚場休止)
〈 施策の達成度:D 〉
*泉沢養魚場の休止により養殖ヒメマスの生産が中止されたことから、D評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■漁業者・漁業団体の育成 観光振興課
*支笏湖ヒメマス漁業権の取得については、養殖魚から天然魚への転換を図るため、平成 19 年
11 月に支笏湖漁業協同組合が設立され、平成 20 年3月に共同漁業権免許の取得と遊漁規則の
認可を受けた。ヒメマス資源の管理及び増殖事業等の実施に当たり、ヒメマス資源はまだ不
安定な状況であるため、漁業組合が実施する取締りや管理指導等の支援を継続して行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
支笏湖漁業協働組合組合員
数
24
(H20)
24
24
27
人
88.9
指標の説明
1:支笏湖漁業協働組合に加入している組合員数(H19 設立)
〈 施策の達成度:B 〉
*成果指標における目標値は達成したが、共同漁業権行使規則では地区内組合員数を 27 名と規
定しており、平成 25 年に漁業権の一斉更新時期となることから組織強化の観点から地区の見
直し、組合員の増員の検討も必要なことから、B評価とした。
268
「基本方向を実現させるための施策」
■支笏湖名産の観光資源としての有効利用 観光振興課
*ヒメマス資源の有効利用については、漁業者、遊漁者によるヒメマスの集出荷についての整
備が図られた場合、支笏湖産ヒメマスのブランド化に向けた取組みを行う。支笏湖漁業協同
組合と協働で実行委員会組織が食文化向上事業として料理講習や講演会を実施したほか、新
たな加工品や調理方法等の研究を行った。
*支笏湖漁業協同組合ではヒメマス資源の有効利用の方策として、採卵後の親魚販売や加工、
「支笏湖アキヒメ温玉ライス」の商品化のため、秋ひめフレークを開発し提供した。また、
冬のイベントとして定着している氷濤まつりにおいて、秋ひめ饅頭を期間限定で販売した。
このほか、ヒメマス市場価格の安定化を目指し支笏湖漁業協同組合と協力して市内、市外へ
の販路拡大の協議を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
ヒメマス釣獲数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
14,500
66,000
80,000
↑
尾
―
指標の説明
1:釣獲数(組合員、遊漁者)
〈 施策の達成度:B 〉
*成果指標はおおむね目標を達成したが、ヒメマスの漁獲は釣りに限定されていることから組
合員の漁獲量では、不足しており遊漁による漁獲に頼らなければならない現状であり、集出
荷体制の確立を図り、安定的な販路拡大が必要であるが、達成されていない。一方、親魚(採
卵後の魚:秋ひめ)を加工した秋ひめフレークは料理バリエーションが多く好評であり、また、
氷濤まつりに限定した秋ひめ饅頭も継続して販売しており、加工面での有効利用は一定程度
達成されたことから、B評価とした。
269
(4) 工業の振興
「基本方向」
①企業誘致の推進
製造業をはじめ光関連産業や研究開発型産業などを基本に企業誘致を進めるとともに、外資
系企業や物流施設など多様な分野にわたる企業の立地を推進します。
「基本方向を実現させるための施策」
■製造業の誘致 企業振興課
*製造業の誘致については、近年、国内大手の電子部品メーカーや自動車部品メーカーが進出
しており、加工組立型産業を中心に多様な分野にわたる集積が進んだ。また、平成 17 年度か
らは企業誘致を市の重点分野に位置づけており、匠の技集積事業、初期投資軽減事業、立地
環境PR活動推進事業を積極的に展開するなど、戦略的な企業誘致を推進した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
製造業の立地件数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
3
4
2
↑
件
―
指標の説明
1:各年度ごとの千歳市工業団地への製造業の立地件数
〈 施策の達成度:A 〉
*製造業の海外シフトが進む中、初期投資軽減事業が功を奏し、順調に企業の立地が進んだこ
とから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■光関連企業の誘致 科学技術振興課、企業振興課
*光サイエンスに特化した大学である千歳科学技術大学やホトニクスバレープロジェクトを推
進するホトニクスワールド・コンソーシアム(PWC)と連携した取組により、最先端の光
関連産業の集積促進を図った。また、平成 22 年1月に国の同意を受けた千歳市地域産業活性
化基本計画に基づく取組の一環として、最先端IT・エレクトロニクス総合展等の首都圏で
開催される産業展に出展し、千歳市は工業団地の紹介や企業誘致のPR、千歳科学技術大学
は研究成果や産学官連携による取組の紹介などの展示パネルを通じてPRを行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
光関連企業の立地件数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
2
3
3
↑
件
―
指標の説明
1:千歳市工業団地への光関連企業の立地累計件数
〈 施策の達成度:B 〉
*光関連産業の立地については、千歳オフィス・アルカディア内に3社あり、おおむね順調で
あったことから、B評価とした。
270
「基本方向を実現させるための施策」
■研究開発型企業の誘致 科学技術振興課、企業振興課
*研究開発型企業の誘致については、サイエンスパークや美々ワールド(研究ゾーン)のPR
を展開した。
*千歳オフィス・アルカディアやサイエンスパーク等の分譲地においては、研究開発型企業の
立地が促進されており、千歳アルカディア・プラザに、日本電波工業やいすゞ自動車の研究
所が立地した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
研究開発型企業の立地件数
2
5
5
↑
件
―
指標の説明
1:千歳市工業団地への研究開発型企業の立地累計件数
〈 施策の達成度:A 〉
*複数の国内大手メーカー研究所や研究開発型企業が立地し、目標値を達成できたことから、
A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■外資系企業の誘致 企業振興課
*外資系企業の誘致については、主に物流施設やレンタカー事業所等の企業の誘致活動を行っ
た。また、外資系企業に対するPR手法としては、PRビデオ作成の際には、外資系企業用
として字幕スーパーで英語、中国語、韓国語、日本語の4カ国語で約5分間のダイジェスト
版を作成したほか、国際会議や産業展の開催の際には、会場内に工業団地パンフレットや千
歳産の製品等を展示するなどのPRを行った。
*オフィス・アルカディア地区に外資系アウトレットモールが立地し、土地取得面積 22.7ha、
新規雇用者約 1,100 人と大きな成果があった。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
外資系企業の立地件数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
1
1
↑
件
―
指標の説明
1:千歳市工業団地への外資系企業の立地累計件数
〈 施策の達成度:A 〉
*オフィス・アルカディア地区に大型アウトレットモールが立地し、大きな効果があったこと
から、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■物流施設の誘致 企業振興課
*物流施設の誘致については、新千歳空港の持つ機能を最大限に活かした企業誘致活動を展開
し、大手の物流施設が立地した。また、千歳市地域産業活性化基本計画においては、光、食
品、物流の3分野の誘致を積極的に進めることとし、国や道による税制優遇措置などの支援
策や工業等振興条例の改正による優遇制度の拡充などをPRしながら、企業の集積に取り組
んだ。
271
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
物流施設の立地件数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
3
3
4
↑
件
―
指標の説明
1:千歳市工業団地への物流施設の立地累計件数
〈 施策の達成度:B 〉
*新千歳空港が所在する地域特性を活かし、物流関連企業に対する誘致活動を行った結果、航
空貨物などを扱う物流関連企業の立地が4件あったことから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■ものづくり企業の誘致 企業振興課
*ものづくり企業の誘致については、自動車・エレクトロニクス関連企業や食品関連企業など
の「ものづくり」企業を主な対象として本市の利便性や環境の周知を行うとともに、投資意
向調査や企業訪問調査により可能性の高い企業に対し、誘致活動を行っており、自動車関連
や電子部品関連の高度な技術力を持つ企業集積が進んだ。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
ものづくり企業の立地件数
3
4
2
↑
件
―
指標の説明
1:千歳市工業団地へのものづくり企業の立地件数
〈 施策の達成度:A 〉
*各種調査等積極的な情報収集を行い企業誘致を進めたことにより、順調に企業の立地が進ん
だことから、A評価とした。
272
「基本方向」
②立地企業などの振興
立地企業間の横のつながりを強化し技術融合化などを図るための情報を提供するとともに、
工業団地相互における人・物・情報の交流を促進します。また、工業団地の成熟・充実を図る
ため未操業企業に対して早期操業を促します。さらに、千歳科学技術大学を核とした新産業や
新技術の創出に向け支援を行います。
「基本方向を実現させるための施策」
■未操業企業の操業促進 企業振興課
*未操業企業については、訪問や調査を行い、企業の置かれている現状などを把握したうえで
操業を促した。特に事業停止や撤退により操業していない工場等に対し、空き工場活用事業
を勧め、操業が再開された。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
空き工場活用事業による操
業再開累計件数
3
11
13
↑
件
―
指標の説明
1:空き工場活用事業による立地累計件数
〈 施策の達成度:A 〉
*平成 17 年度より実施した空き工場活用事業により 13 件の操業再開があったことから、A評
価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■中小企業の振興 企業振興課
*工業等振興条例に基づき企業が投資額、雇用増などの一定要件を満たす投資を行う場合に、
固定資産税相当額や雇用人数に応じた助成を行うことで、初期投資の軽減を図った。平成 22
年度から、中小企業でも利用しやすくなるよう投資額と雇用増の対象要件の緩和を行った。
*千歳アルカディア・プラザ内にインキュベート施設である「アルカディア・オフィス」を確
保し、起業家育成を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
中小企業に対する助成累計
企業数
6
2
13
↑
件
―
指標の説明
1:工業等振興条例に基づく中小企業への助成累計企業数
〈 施策の達成度:A 〉
*平成 13 年度から平成 22 年度までに、13 社の中小企業に対し補助金を交付し、起業家の育成
や支援が図られたことから、A評価とした。
273
「基本方向を実現させるための施策」
■工業関係団体の振興 企業振興課
*千歳工業クラブなどの工業関係団体が実施するイベント等を通じて、情報交換や相互交流を
行うことにより会員企業等の連携が深まり企業交流の推進、企業活動のサポートを行った。
特に近年、千歳工業クラブに加入する企業が増加しており、成果が上がった。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
千歳工業クラブの会員数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
76
91
102
↑
団体
―
指標の説明
1:千歳工業クラブに加入している会員の合計数
〈 施策の達成度:A 〉
*近年、千歳工業クラブ加入企業数が増加し、企業交流が深まったことから、A評価とした。
274
(5) 高度技術産業の集積
「基本方向」
①光科学技術の国際的研究開発拠点の形成
千歳科学技術大学の研究機能の充実や人材の育成を図るとともに、ホトニクスバレープロジ
ェクトに基づいた関係機関・施設を計画的に整備します。また、産・学・官の連携・協力体制
の強化や研究情報のネットワーク化を進め、研究開発活動の推進に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■科学技術を担う人材の育成・確保 科学技術振興課
*科学技術を担う人材の育成・確保を図るためには、千歳科学技術大学において、材料、情報
など幅広い分野からレベルの高い指導者を誘致する必要があることから、国内外から博士課
程を修了した指導者を招致した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
博士号を取得している指導
者数
28
118
149
145
人
102.8
指標の説明
1:博士号を取得している指導者の延べ人数
〈 施策の達成度:A 〉
*千歳科学技術大学の指導者としては、ドイツ、中国をはじめ国内外の幅広い分野から指導者
を招致するとともに、博士取得者の教員を招致し人材育成を推進したことから、A評価とし
た。
「基本方向を実現させるための施策」
■研究開発環境の整備 科学技術振興課
*研究開発環境の整備については、教育・研究体制及び施設の充実を図るため、千歳科学技術
大学において、大学院棟を整備し、研究開発能力が高まるとともに、ホトニクスワールド・
コンソーシアムにおいても、光科学技術の研究開発を促進するテーマを設定し、経済産業省
の受託研究開発事業や情報関連事業などを実施しており、これらの取り組みによりホトニク
スバレーに基づく研究開発拠点の形成を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
光科学技術研究開発数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
7
28
36
35
件
102.9
指標の説明
1:光科学技術研究開発テーマの延べ数
〈 施策の達成度:B 〉
ホトニクスワールド・コンソーシアムにおいて、ホトニクスバレープロジェクトに基づく光
科学技術の研究開発をテーマに実施し、その件数が増加したことから、B評価とした。
275
「基本方向を実現させるための施策」
■研究開発活動の推進 科学技術振興課
*研究開発活動の推進については、ホトニクスワールド・コンソーシアムにおける研究開発活
動を支援し、千歳科学技術大学との連携のもと、eラーニング事業、低密度波長分割多重な
どの情報システムの導入事業、千歳市域での光技術の実証実験に取り組んだほか、研究情報
ネットワークの形成にあたっては、北海道内の高校と連携しeラーニングを柱とする教育シ
ステムの確立を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
千歳科学技術大学と高大連
携の契約を締結した高校の
数
8
26
36
28
件
128.6
指標の説明
1:高大連携数
〈 施策の達成度:B 〉
*eラーニング事業、低密度波長分割多重など情報システムの導入事業や千歳市域での光技術
の実証実験に取り組んだほか、北海道内の高校や大学と連携しeラーニングを柱とする教育
システムの確立を図ったことから、B評価とした。
276
「基本方向」
②21 世紀を牽引する新産業の創出・育成
ホトニクスワールド・コンソーシアムの活動の強化を図りながら、研究成果の実用化・市場
化を進めます。また、光科学技術関連産業の振興に必要な機能の充実に努めるとともに、研究
成果を活用した関連産業の誘致・育成を推進します。
「基本方向を実現させるための施策」
■産・学・官の連携・協力と成果の波及 科学技術振興課
*産・学・官の連携・協力と成果の波及については、産・学・官事業を推進するホトニクスワ
ールド・コンソーシアムにおいて e ラーニング事業などを推進するとともに、産・学・官連
携事業成果を波及させるため、大学教員によるベンチャー企業の創設、ホトニクスワールド・
コンソーシアムにおけるクラスター事業の活発化を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
光関連ベンチャー企業設立
数
4
6
6
5
件
120.0
指標の説明
1:千歳科学技術大学発ベンチャー企業設立数
〈 施策の達成度:B 〉
*光科学技術関連産業を振興し、新たな産業の育成を図る光関連企業ベンチャー企業が設立さ
れたことから、B評価とした。
277
「基本方向」
③高度技術産業集積地域の形成
空港を生かした流通機能や千歳科学技術大学の研究機能の強化に努めながら、企業・研究機
関等の誘致活動や産・学・官の連携などを促進します。また、地域企業の技術の高度化に向け、
研究開発の積極的な事業展開の支援を図ります。
「基本方向を実現させるための施策」
■企業・研究機関などの誘致促進 科学技術振興課
*企業・研究機関などの誘致促進については、千歳科学技術大学の人的資源や、千歳市の有す
る空港、高速道路など交通網の結節点にある立地条件などの優位性を生かし企業・研究機関
などの誘致を促進した。また、千歳科学技術大学と企業との共同により、経済産業局の受託
研究事業を実施し、地域企業の新製品・新技術の開発を行い、研究成果の技術化・製品化を
図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
ホトニクスワールド・コン
ソーシアムにおける経済産
業局の受託研究数
1
6
7
5
件
140.0
指標の説明
1:ホトニクスワールド・コンソーシアムにおける経済産業局の受託研究件数
〈 施策の達成度:B 〉
*千歳科学技術大学と研究開発型企業により、経済産業局の受託研究事業を実施し、地域企業
の新製品・新技術の開発を活性化するとともに、研究成果の技術化・製品化を図ったことか
ら、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■産・学・官および産業間の連携 科学技術振興課
*産・学・官および産業間の連携については、財団法人道央産業技術振興機構において、地域
企業の新技術を活性化させる取組を行ったほか、千歳科学技術大学、ホトニクスワールド・
コンソーシアム、企業間において産・学・官の共同研究を実施し、その研究成果については、
札幌や首都圏で開催されている展示会等において研究成果を発表した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
展示会における産学官連携
の出店数
0
3
9
5
件
180.0
指標の説明
1:札幌及び首都圏での展示会における産学官連携事業の出展延べ数
〈 施策の達成度:B 〉
*札幌及び首都圏で開催されている展示会において、産学官連携事業において研究開発した成
果や製品を発表したことから、B評価とした。
278
「基本方向」
④新たな事業創出への支援
(財)道央産業技術振興機構を中心に広域的な連携を図りながら、地域に形成されつつある
高度技術の産業集積に対して産業支援機能の充実に努めます。また、国の施策や新事業支援機
関などを積極的に活用し、新たな産業創出を促進します。
「基本方向を実現させるための施策」
■産業支援機能の充実 科学技術振興課、企業振興課
*産業支援機能の充実については、道央地域の千歳市・苫小牧市・恵庭市・安平町の企業支援
とし、財団法人道央産業技術振興機構が国の施策を活用し、高度技術産業や新技術の創出を
図る取組を行ったが、とりわけ、千歳科学技術大学・市内企業者においては道央産業技術振
興機構の高度技術開発助成事業により、新技術・新製品の開発事業を実施した。また、千歳
オフィス・アルカディアの千歳国際ビジネス交流センター(CIMBEC)においても、起業
家を支援するため、インキュベートオフィスの運営業務を実施した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
高度技術研究開発助成事業
数
1
9
11
10
回
110.0
指標の説明
1:財団法人道央産業技術振興機構における千歳市関連の研究開発助成事業採択延べ数
〈 施策の達成度:B 〉
*市内企業などでは、財団法人道央産業技術振興機構が実施した新技術、新製品の開発、技術
の高度化、生産工程の合理化などの支援施策である高度技術の開発助成事業を活用したこと
から、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■国の支援施策、新事業支援機関の活用 科学技術振興課
*国の支援施策、新事業支援機関の活用については、経済産業省をはじめ、中小企業支援セン
ターなどの機関において起業化ステップアップ事業や事業シーズ拡大事業などを実施したが、
新事業創出促進法に基づく取組として、財団法人道央産業技術振興機構においても新製品・
新技術育成事業を実施した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
新事業・新技術育成事業数
0
1
1
1
件
100.0
指標の説明
1:財団法人道央産業技術振興機構における千歳市関連の新事業・新技術育成事業の実施延べ数
〈 施策の達成度:B 〉
*市内企業が、財団法人道央産業技術振興機構が実施した新製品・新技術育成事業の支援施策
である新事業・新技術育成事業を活用したことから、B評価とした。
279
(6) 商業の振興
「基本方向」
①商業機能の強化
経営の近代化や安定化を支援・促進するとともに、消費者ニーズに沿った商品やサービスの
充実を促します。
「基本方向を実現させるための施策」
■経営の近代化・安定化 商業労働課
*商業者の経営安定等については、国や道の融資制度の補完として、運転資金や設備資金等の
融資制度及び利用者へ保証料の補給を行った。
*商工会議所内にある中小企業相談所においては、中小企業者に対する各種相談、セミナーの
開催等を行い商業者の経済意識の改革、向上を図っており、市はその運営の支援を行った。
また、昨今の厳しい経済情勢の中、小規模企業者は中小企業者の中でも特に財務構造が不安
定であり資金調達の制約を受けやすいことから、平成 20 年 12 月に信用保証協会の 100%保証
となる新たな融資資金として「小口企業資金」を導入し、平成 21 年 12 月に施行された中小
企業等金融円滑化法に合わせ、市の既存融資にかかる融資条件等の緩和が可能となるように
要綱の改正を適宜行うなど、中小企業の円滑な資金調達のための見直しを行ってきた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
1
中小企業相談件数
2
融資利用実績額
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
2,055
2,138
2,100
2,200
件
95.5
700
626
589
600
百万円
98.2
指標の説明
1:中小企業相談所による巡回、窓口相談指導件数
2:中小企業振興融資の利用実績額
〈 施策の達成度:A 〉
*代替指標「中小企業相談件数」については、その目標値をほぼ達成したほか、各種セミナー
や講習会を実施した。また、中小企業の円滑な資金調達のための融資制度などの見直しを行
ったことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■消費者ニーズの反映 商業労働課
*消費者ニーズの把握については、千歳市民まちづくりアンケートによる定期的な調査のほか、
平成 20 年度に実施した経済産業省の直轄事業である中心市街地活性化診断・助言事業の採択
を受け、同事業の中で来街者アンケートを行った。また、まちづくり機関であるTMO(商
工会議所)では平成 20 年度に中心商店街の通行量調査等を行った。さらに、平成 23 年度か
らの「千歳市商業振興プラン」を策定するため、平成 21 年度に中心市街地活性化に関するア
ンケート調査を、平成 22 年度には学生等を対象としたアンケート調査を実施した。
「千歳市
商業振興プラン」の策定の際には、商工会議所や商店街振興組合連合会などから選出された
委員を含む千歳市商業振興懇話会を設置し、これまでの調査結果等を踏まえ検討を行った。
280
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
日常の買物が便利と感じて
いる市民の割合
35.1
26.6
(H20)
―
↑
%
―
指標の説明
1:市民アンケートで「日常の買い物環境」に満足・やや満足と回答した人の割合
〈 施策の達成度:B 〉
*消費者ニーズを把握するため、市民や学生に対するアンケート調査や来街者へのアンケート
調査を行い、それらの調査結果などを参考として、平成 23 年度からの「千歳市商業振興プラ
ン」を策定したことから、B評価とした。
281
「基本方向」
②商業振興体制の確立
既存商業団体への適切な指導・支援を充実し、活動の活性化を図るとともに時代にあった新
たな事業を推進します。
「基本方向を実現させるための施策」
■時代にあった商業団体の育成 商業労働課
*商店街振興組合連合会や各商店街振興組合の活動促進を図るため、補助金等による支援を行
うほか、平成 14 年度に設立したまちづくり機関であるTMO(商工会議所)と連携して、中
心市街地における商業等の活性化を総合的に推進した。なお、中心市街地活性化基本計画の
終了に伴い、
TMO協議会は平成 21 年度をもって解散したが、
TMO事業等の総括を踏まえ、
必要な事業については「商業振興プラン」で計画し実施することとした。
*商店街振興組合連合会の活動については、市が賃借している千歳タウンプラザの区画を転貸
借し、商業者に対する入店者の募集、運営などを行っているほか、魅力ある商店街づくりの
ため、商店街の駐車場除排雪、プランターの設置等の環境整備、市民還元セール、クリスマ
スセール等のイベントに取り組んだ。また、各振興組合の組合員数が減少してきており、組
合の維持運営に苦慮している振興組合があることから、振興組合連合会との情報交換を密に
した。
*個店の経営安定化については、中小企業相談所による経営や金融に関する相談・指導業務、
経営講習会などを実施した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
商店街振興組合連合会の加
入組合員数
285
280
273
250
件
109.2
指標の説明
1:振興組合と振興会による商店街振興組合連合会の組合員数(賛助会員含む。
)
〈 施策の達成度:B 〉
*成果指標「商店街振興組合連合会の加入組合員数」は理想的な指標であるが、店舗経営者の
高齢化や後継者不足が全国的な課題となっており、加入組合員数が減少傾向にあることから、
B評価とした。
282
「基本方向」
③中心商店街の活性化
商店主の理解と協力のもとハード・ソフト両面における活性化対策を総合的に推進し、地域
の活気や交流を生み出し「地域の顔」となる商店街づくりを進めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■生活のあらゆる面をカバーする商店街づくり 商業労働課
*「中心市街地活性化法」に基づき、魅力的なまちを形成するため「中心市街地活性化基本計
画」を策定し、市街地整備改善事業、商業等活性化事業を推進してきた。事業内容は、公営
住宅の整備、電線類の地中化、バス路線網の充実などの「市街地の整備改善事業」と商店街
ホームページ作成、商店街美化・清掃、エスプラザ活用、人材育成・研修推進、アーケード
の再生などの「商業等の活性化事業」であり、平成 15 年度からは空き店舗利用促進事業によ
る開業者支援、平成 20 年度からは商店街にぎわい創出事業などに取り組み、支援拡充を図っ
た。
*行政が担うハード事業はおおむね着手したが、民間事業者や商業者、TMOなどが実施主体
となる事業の中には、自主財源の確保や事業主体となる担い手の不在などにより実施に至ら
なかった事業があった。平成 21 年度で中心市街地活性化基本計画は終了したが、今後も必要
とされる事業は担うべき実施主体に委ねながら遂行していく必要があり、平成 23 年度を開始
年度とする商業振興プランを策定し、商工会議所などと連携して商業の活性化を推進するこ
ととした。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
空き店舗数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
59
38
41
40
か所
102.5
指標の説明
1:中心市街地における空き店舗数
〈 施策の達成度:B 〉
*代替指標「空き店舗数」については、目標値をほぼ達成することができた。しかし、車社会
の進展や郊外型店舗の増加などにより、全国的に中心市街地における商店街が衰退し、千歳
市においても中心市街地の活性化は市政の大きな課題である。また、市民アンケート結果で
も中心市街地の活性化が必要であると感じている回答が多かったことから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■明るく活気ある商店街づくり 商業労働課
*活気のある商店街づくりについては、市内中小小売商業の振興や地域とのコミュニケーショ
ンを図るため、中心市街地における夏のイベントである「千歳市民夏まつり」を実施してお
り、商店街振興組合連合会や商工会議所等で構成されている夏まつり実行委員会の活動を支
援した。千歳市民夏まつりでは、あんどんまつり、噴水フェスティバル、市民納涼盆踊りな
どのイベントが実施されるほか、各商店街でも夏まつりを開催しており、期間中には、スカ
イ・ビア&YOSAKOI祭、花火大会等のイベントも行われており、多くの市民や観光客
で賑わった。
283
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
市民納涼盆踊り大会参加団
体数
19
21
24
25
団体
96.0
指標の説明
1:千歳市民夏まつりにおける市民納涼盆踊り大会の参加団体数
〈 施策の達成度:A 〉
*代替指標「市民納涼盆踊り大会参加団体数」については、減少傾向にある参加団体数が回復
してきており、あんどんまつりや噴水フェスティバル、各商店街での夏祭りなどの実施によ
り、市民に憩いの場を提供し、中心市街地の賑わいに寄与したことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■回遊性・接続性の優れた商店街づくり 商業労働課
*中心市街地活性化のコンセプトを「未来型都市を目指して -ゆめ・まち・ちとせ-」と定
め、7つの目標を設定し、4つのプロジェクト(①にぎわい拠点創出プロジェクト、②緑と
水のうるおい生活向上プロジェクト、③まちなか回遊促進プロジェクト、④商業活性化支援
プロジェクト)を掲げて、市街地の整備改善事業と商業等の活性化事業の円滑な発展を図っ
た。
*商店街への回遊性・接続性については、利便性の高い交通環境を実現するため、千歳市公共
交通システム整備事業により、千歳駅を基点とするバス路線網の再構築を行ったほか、中心
市街地の回遊ルートの整備では、チャーミングロードの整備、電線類の地中化、グリーンベ
ルトの再整備及び駐車場の活用、駅周辺等のバリアフリー化など、回遊しやすい環境整備を
進めた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
千歳タウンプラザの来客数
598
591
360
500
千人
72.0
指標の説明
1:千歳タウンプラザの年間来店者数
〈 施策の達成度:B 〉
*代替指標「千歳タウンプラザの来客数」については、キーテナントが撤退し厳しい状況とな
り目標値を達成できなかった。しかし、生鮮3品など地域住民の利便に供する店舗など、市
が賃貸する区画については一定程度充足したことから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■地域性のある商店街づくり 商業労働課
*地域性のある商店街づくりについては、
「まちの顔」としての中心市街地のにぎわい等を目指
して、バス路線網やバリアフリーなどの整備、商店街ホームページ作成などの情報発信、空
き店舗対策などの商業機能の充実及びイベント開催など、多くの市民や観光客でにぎわう環
境づくりを進めた。また、商店街等が実施するプランターやフラワーポットの設置などの環
境整備活動や駐車場対策事業への支援を行うとともに、
「まちなかクリーン大作戦」の開催な
どにより中心商店街美化清掃活動を行った。
284
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
商店街振興組合連合会の加
入団体数
8
8
8
8
団体
100.0
指標の説明
1:商店街振興組合連合会の加入している商店街、振興会の合計数
〈 施策の達成度:B 〉
*代替指標「商店街振興組合連合会の加入団体数」については、目標値を達成することができ
た。しかし、千歳タウンプラザに入居するテナントの撤退や商店街振興組合連合会加入組合
員数が減少したことなどから、B評価とした。
285
「基本方向」
④地域の独自商品開発
地元の産品や技術を活用した商業者の自主的な商品開発や販売・普及に対する取り組みに対
して支援を行います。
「基本方向を実現させるための施策」
■地域を情報発信する商品・技術の普及促進 商業労働課
*商品等の開発促進については、農業者や企業、商工会議所等との横断的な連携により、商業・
観光情報の発信や地場産品の紹介等に取り組んでおり、千歳市の「顔」となるに相応しい地
場産品の創出を促した。また、千歳市の地域ポータルサイトである「ハローちとせ」につい
ては、千歳市内の店舗やイベント等の情報を発信した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
千歳観光土産推奨品数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
62
68
68
70
商品
97.1
指標の説明
1:千歳観光土産品推奨審査会が土産推奨品として認定する商品の数
〈 施策の達成度:B 〉
*代替指標「千歳観光土産品推奨品数」については、目標値をほぼ達成することができた。し
かし、地域を情報発信する商品・技術の普及促進については、この指標以外にも拡大する必
要があったことから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■地場産品の販売促進 商業労働課
*地場産品の販売促進については、札幌大通り公園8丁目広場で開催する札幌広域圏組合主催
の「札幌大通ふるさと市場~リンケージ・アップフェスティバル~」
(平成 20 年度からは「さ
っぽろオータムフェスト」に変更)に参加し、ハスカップ製品やソーセージなどの出展を続
けており、地場産品の販売拡大やPRを行った。
*販売ルートの拡大については、千歳観光連盟による千歳観光物産サテライト「ミル」がペウ
レ2階にオープンし、千歳観光土産推奨品のほか、地域の名産品・特産品、千歳限定オリジ
ナル商品などを販売した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
市内店舗出店数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
2
2
2
件
100.0
指標の説明
1:さっぽろオータムフェストに出店する市内企業の数(H19 までは札幌大通りふるさと市場)
〈 施策の達成度:B 〉
*代替指標のさっぽろオータムフェストにおける「市内店舗出店数」については、目標値を達
成することができた。しかし、地場産品の販売促進については、この指標以外にも拡大する
必要があったことから、B評価とした。
286
(7) 市民生活に密着した流通機構の充実
「基本方向」
①公設地方卸売市場の活性化
地方市場としての地域特性や卸売市場が持っている機能を充分に発揮していくとともに、大
型店などに対する販売力の強化を進め、公設地方卸売市場全体の活性化を図ります。
「基本方向を実現させるための施策」
■地域特性のある市場づくり 公設卸売市場
*これまでに卸売市場が中心的に取り扱ってきた規格品に加え、その卸売市場でしか流通して
いないような特色のある地場産品や規格外の生鮮野菜の多様な品揃えを行い提供してきた。
*市場に出荷される地場産品は、市場に来場した買受人を中心に販売が行われており、入荷す
る品物が少量であることから、大型量販店への供給には対応できない状況であった。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
青果取扱量
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
7,013
6,998
6,229
6,000
t
103.8
指標の説明
1:市場の年間青果取扱量
〈 施策の達成度:C 〉
*千歳市とその周辺の生産者や出荷団体等は、地場産品が出回る時期において、朝もぎのトウ
モロコシや鮮度に問題ないが形状が規格外のキュウリなどを積極的に市場に出荷しており、
市内の小売店等の買受人を通して消費者に提供した。しかし、こうした地場産品の販売が大
型量販店や外食産業に拡大しなかったことから、C評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■情報受発信機能の整備 公設卸売市場
*消費者のニーズや産地情報、商品情報などの定性的な情報は、これを出荷者や需要者に正確・
迅速に伝達するため、卸売業者等において、生産から消費に至る情報を共有、又は戦略的に
収集し、円滑に発信することが重要である。このことから、情報受発信機能の整備に向けて、
卸売業者等においては、定量的な生産、出荷、販売情報等に加え、定性的な需要者ニーズや
産地情報、商品情報など新たな需要を喚起して取引を形成するような情報の収集及び取組の
強化を目指した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
青果の道産品割合
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
62.1
65.5
65.5
65.5
人
100.0
指標の説明
1:青果取扱量のうち道産品の割合
〈 施策の達成度:C 〉
*卸売市場は、出荷者と需要者の中間に位置することから、買手である需要者側の情報を出荷
者へ、売手である産地側の情報を需要者へ的確に提供することが期待されたが、市場関係者
間における個々の情報の往来はあるものの、全体的な情報の集約及び共有が不十分な状況で
あったことから、C評価とした。
287
「基本方向を実現させるための施策」
■販売力の強化 公設卸売市場
*販売力の強化については、消費者の食生活ニーズの変化に対応するため、加工センターに設
置してあるパッケージ加工機能を充実し、大型店への販路拡大を図った。
*生鮮食料品等の取扱いの2割程度を占めていた水産物部門の卸売業者が、平成 17 年に撤退し
たが、買受人の市場離れを防止するため、近隣市場の水産業者に協力を求め、千歳市場を受
渡場所とする注文による鮮魚等の購入が可能となった。
*卸売市場施設や電気設備等の老朽化が進んでおり、施設等の更新の有無も踏まえて市場活性
化の調査を進めたほか、生鮮食料品等を安定的に供給する流通システムや時代に即応した運
営のあり方などについて、多角的な観点から調査、研究を行った。
*市内の大型量販店との取引拡大を図るため、卸売業者とともに各店舗を訪問し公設市場利用
促進のPRに努めた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
青果取扱売上高
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1,341
1,296
1,287
1,300
千円
99.0
指標の説明
1:市場の卸売業者の年間売上高
〈 施策の達成度:B 〉
*専門小売店の販売力の低下により市場売上高が低迷し、大型量販店や外食産業においては、
生産地との直接取引や本部一括仕入れなど独自ルートによる仕入れが主流となっている中に
あって、一定の取扱量及び売上高を維持したことから、B評価とした。
288
(8) 観光の振興
「基本方向」
①観光都市としての魅力づくり
国内外への交通要衝である立地条件や豊かな自然環境など地域の特性を十分に活用しながら、
観光資源の整備や観光客の周遊化に努めます。また、コンベンション機能やサービス施設の充
実を図り、国際観光拠点都市としての整備を進めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■周遊型観光の確立 観光振興課
*観光客の周遊化については、道の駅サーモンパーク千歳の整備のほか千歳観光連盟によるド
ライブコースと市内ウォーキングコースの設定、千歳ポータルサイト「ハローちとせ」にお
けるドライブコースの紹介、札幌広域圏組合によるドライブルート設定と体験ガイドの製作
等が行われ、市内完結型から広域化へ向けた近隣市町村との連携を図った。
*観光ネットワーク化の実現を目指し、
「にぎわいトライアングル創出事業」の一環として、平
成 21 年度までアウトレット内に千歳市情報発信ブースを設置した。その後は、アウトレット
内インフォメーションコーナーにパンフレットラックを設置し、市内観光施設等のPRを行
った。
*国立公園支笏湖においては、清掃や環境活動保全活動のための支援及び自然国立公園関係団
体等への支援を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
観光入込客数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
4,340
4,956
5,000
5,200
千人
96.2
指標の説明
1:市内の観光地点を訪れた年間観光入込客数
〈 施策の達成度:B 〉
*代替指標「観光入込客数」については、景気や天候などの外的要因に大きく左右されること
から目標値を下回ったが、観光客の回遊性を高めるため、パンフレット類の充実やモデルル
ート・コースの設定に取り組んだ。また、札幌広域圏組合のほか、石狩管内8市町村と管内
の民間事業者等を構成員とする「さっぽろ広域観光圏推進協議会」を設立するなど、広域連
携の体制を強化し、観光客の利便性を高めたことから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■国際観光拠点都市機能の形成 観光振興課
*国際観光拠点としての機能充実については、外国語通訳システムを活用した案内サービスの
提供のほか、パンフレット類の多言語化や英語併記の観光案内板を段階的に整備した。また、
ボランティア通訳の充実に向けた取組を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
外国人宿泊客数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
18,872
44,059
45,000
40,000
人
112.5
指標の説明
1:市内の宿泊施設を利用する延べ外国人宿泊客数
289
〈 施策の達成度:B 〉
*代替指標「外国人宿泊客数」ついては、目標値を達成することができた。しかし、この指標
は、社会・経済情勢などの外的要因の影響を受けやすく、外国人宿泊客延べ数が増加してい
るのは、平成 22 年 7 月の中国人へのビザ発給要件の緩和が大きく影響したと思われる。市で
は、新規に発行する観光パンフレット類や案内看板は多言語化を基本としているほか、市が
運営費を補助している観光案所で、電話通訳サービスを提供するなど外国人対応を可能とし
たが、ボランティア通訳の充実には至らなかったことから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■コンベンション都市機能の充実 観光振興課
*コンベンション機能については、大規模なホテルや千歳科学技術大学等でコンベンションな
どを受け入れる施設条件が揃っており、関連機関などとの連携や機能整備により、スポーツ
大会・合宿を含めたコンベンションの受入れ環境の充実を図った。
*コンベンションなどの参加者を市内観光に誘導し、観光による消費を促すためのPR等を行
った。平成 19 年度には市内ホテル・旅館業協会や料飲店組合、商工会議所、体育協会などと
「ウエルカム推進懇話会」を設立し、コンベンションの誘致に向けて開催状況などの情報共
有を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
コンベンション施設数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
3
3
3
3
施設
100.0
指標の説明
1:300 人以上収容可能な施設数
〈 施策の達成度:B 〉
*成果指標「コンベンション施設数」は、目標値を達成することができた。しかし、ウエルカ
ム推進懇話会は十分に機能しているとは言い難い状況にあり、外国人観光客の受入れ環境の
充実やコンベンション参加者に対する市内観光の誘導など解決すべき課題が残ったことから、
B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■観光サービス施設の整備 観光振興課
*観光サービス施設については、道の駅、苔の洞門、キャンプ場等の維持管理を行っているほ
か、支笏湖温泉の供給を行った。
*観光施設・資源の整備としては、平成 13 年から 17 年度にかけて実施した「緑のダイヤモン
ド計画」により、支笏湖温泉地区の園地や苔の洞門のセンターハウス・駐車場、モラップ地
区の野営場等が整備された。
*観光案内板等の整備については、JR千歳駅前広場及びサーモンパークに外国語を併記した
観光案内板の設置をはじめ、道道支笏湖公園線沿いに観光歓迎看板、道の駅に案内表示板等
を設置した。
*ポロピナイ地区については、平成 20 年度に休憩施設を整備したほか、園地整備について環境
省など関係機関と協議した。
*支笏湖温泉の開発については、ボーリング掘削による温泉湧出の可能性を調査・分析し、新
たな泉源確保に向けた検討を行った。
*観光客の利便性を向上させるため、千歳観光連盟が運営しているJR千歳駅前の観光情報セ
ンターとJR千歳駅直結のペウレ千歳内の駅案内所を統合し、ペウレ千歳内に物産機能を併
290
せ持つ観光案内所をリニューアルオープンした。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
観光サービス施設入込客数
1,248
1,053
1,200
1,000
千人
120.0
指標の説明
1:産業観光施設・スポーツレク施設・支笏湖温泉施設の合計入込客数
〈 施策の達成度:B 〉
*成果指標「観光サービス施設入込客数」については目標を達成できており、施設整備もほぼ
計画的に実施したことから、B評価とした。
291
「基本方向」
②観光事業やソフト面の充実
体験観光や産業観光の振興により、観光客をはじめ市民もふれあい・感動できる場づくりを
進めます。また、イベントの充実などによる通年観光の推進や情報の発信・提供機能の強化、
ホスピタリティの醸成などソフト面の充実を図ります。
「基本方向を実現させるための施策」
■四季のイベントの充実 観光振興課
*支笏湖において四季折々のイベント(夏-湖水まつり、秋-紅葉まつり、冬-千歳・支笏湖氷濤
まつり)が開催された。
*市街地地区においては、夏季に、花火大会、スカイ・ビア&YOSAKOI祭、市民参加の
音楽イベント「たそがれコンサート」を開催した。秋には風物詩となっているインディアン
水車まつり、冬には、千歳川を背景にした「光と氷のオブジェ」
、道の駅内の「千歳ちびっ子
雪ランド in サケふる」といった市民や観光客が多数訪れるイベントが開催された。
*中心市街地のイベント会場として利用されるグリーンベルトについては再整備を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
イベント来場者数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
565
487
500
435
千人
114.9
指標の説明
1:各種イベント来場者数
〈 施策の達成度:B 〉
*成果指標は目標値を達成できたが、H17 から H21 は少なくなっている。これは、冬の代表的な
イベントの「千歳・支笏湖氷濤まつり」の開催期間が 1 週間少なくなったことによるもので、
それぞれのイベントは創意工夫し集客・にぎわいの創出に努めた。また、大部分のイベント
は、実行委員会形式で行われており、市民協働でイベントが準備・運営されたことから、B
評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■体験観光、産業観光の推進 観光振興課
*体験観光、産業観光については、スタンプラリーの実施や体験ガイドを作成するなど、体験
観光・産業観光のPRを行った。また、当市の民間事業者等においては、体験農場、体験牧
場、千歳サケのふるさと館、支笏湖等での体験観光のほか、市内ビール工場、ワイン醸造所、
しょうゆ工場などの多くの工場が見学可能となっており、ビールの製造から出荷までの工程
見学、試飲、しょうゆ造り体験などの産業観光が行われた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
1
見学可能工場数
2
農業観光施設等の観光入込
客数(4 施設)
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
5
5
(H20)
7
↑
施設
―
190
220
220
↑
千人
―
指標の説明
1:見学できる工場等の数
2:主要農業観光施設の観光入込客数(H18 まで 3 施設)
292
〈 施策の達成度:B 〉
*代替指標「見学可能工場数」については、目標を達成することができた。また、支笏湖地区
の自然を生かした体験メニューを地域と連携して開発したことから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■誘致宣伝と情報提供体制の強化 観光振興課
*誘致宣伝と情報提供体制の強化については、メディアやアンケートなどを活用し、観光ニー
ズや観光動向についての多面的な情報等の収集を図るほか、観光機構などによる他の観光情
報システムの整備が進められており、それらを活用した情報提供に取り組んだ。また、地元
関連団体、地縁組織等とは、適宜連携を行っており、友好交流都市については観光イベント
事業に併せて、交流を実施した。
*千歳観光連盟による観光土産推奨品認定を実施し、道外における物産展等に対する支援・協
力を行った。
*支笏湖地区の新たな魅力づくりとして、平成 20 年度に開催されたジュニア・エイトサミット
の歓迎ムードを高める一環として、ロゴシールの作成や支笏湖散策マップを作成した。また、
平成 21 年度は支笏湖が支笏洞爺国立公園に指定された 60 年という節目を迎えたことから、
観光と環境の共生をテーマとしたイベントを実施した。平成 22 年に開催された日中韓3か国
環境大臣会合においては地元産品の PR や試食のブースを設置し、会議の参加者や関係者にア
ピールした。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
各観光案内所の問合せ件数
10,586
(H19)
12,700
13,000
13,000
件
100.0
2
観光宿泊客延べ数
135.5
252.3
252.3
↑
千人
泊
―
指標の説明
1:各観光案内所における問合せ件数
2:観光のため市内の宿泊施設を利用する延べ宿泊客数
〈 施策の達成度:B 〉
*代替指標「各観光案内所の問合せ件数」については、目標値を達成できなかった。しかし、
物産機能を併せ持つ千歳駅観光案内所がリニューアルオープンし、情報提供体制の充実が図
られたなど、観光客の利便性が向上したことから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■ホスピタリティの醸成 観光振興課
*ホスピタリティの醸成については、ウエルカム花ロードの取組をはじめ、商店街による障が
いのある方や高齢者に優しい商店街づくりの取組やジュニア・エイトサミットの開催時にお
ける団体や市民参加による受け入れ準備など、多くの市民がホスピタリティを持って参加し
た。
*道の駅サーモンパークと支笏湖を訪れた観光客を対象に聞き取り観光動向調査の実施による
観光客の動向把握のほか、観光関係機関によって実施された接遇指導研修等の情報提供を行
い、サービス向上に向けた取組を行った。
293
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
平均宿泊日数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1.05
1.23
1.23
↑
日
―
指標の説明
1:観光宿泊客延べ数/観光宿泊客数
〈 施策の達成度:B 〉
*代替指標「平均宿泊日数」については増加傾向にあり、目標を達成できた。しかし、観光ガ
イドの育成や外国人応対を含めた民間事業者のサービスの向上などが不十分であったことか
ら、B評価とした。
294
「基本方向」
③観光振興体制の確立
21 世紀に対応する長期的な観光施策の指針である「千歳市観光基本計画」に基づき、総合的・
広域的な観光振興体制の確立に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■総合推進体制の整備 観光振興課
*広域観光については、北海道観光振興機構はもとより、国際観光振興会、北海道国際観光テ
ーマ地区推進協議会、石狩地方観光連絡協議会などの会員として、支笏湖を観光資源の核と
して、観光客の誘致に向けた情報交換や観光プロモーションを展開するなど、広域的な連携
を図った。また、千歳観光連盟においては、千歳市周辺の自治体を含む観光エリアの中に、
支笏湖をモデルルートとして組み入れるなど、情報の発信も行った。
*支笏湖地区においては、地域住民に限らず、市外からも北海道アウトドア協会、自然体験と
環境保全を目的にしたNPO、大学の研究グループ、自然保護団体などが参加し、広域的な
ネットワークに基づくまちづくりや国立公園支笏湖の新たな活用策について話し合いが行わ
れた。
*平成 20 年度には、観光客が2泊3日以上滞在できる観光圏を形成することを目的とする、
「さ
っぽろ広域観光圏推進協議会」が設立され、石狩管内の8市町村、札幌広域圏組合、商工会
議所、観光協会、ホテル・旅館組合及び航空会社などの民間会社を構成員として圏域内の観
光振興を図るとともに、札幌広域圏組合では広域的観光ルートの整備や観光プロモーション
活動等を実施した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
1
北海道の観光客入込数
2
さっぽろ観光広域圏推進協
議会会員数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
4,813
4,682
4,682
5,100
千人
91.8
38
(H20)
38
38
↑
団体
―
指標の説明
1:北海道における観光客入込数
2:自治体、商工会議所等により構成される広域観光圏推進協議会の会員数(H20 設立)
〈 施策の達成度:B 〉
*代替指標「北海道の観光入込客数」については、景気の低迷などの外的要因により目標値を
達成することができなかった。しかし、さっぽろ広域観光圏推進協議会が設立されるなど、
広域連携の枠組みが強化され、周辺市町村が連携した各種事業の展開により、観光客の利便
性が向上したことから、B評価とした。
295
(9) 働く場の確保と人材育成
「基本方向」
①労働者福祉の充実
労働者がゆとりと豊かさを実感できる社会の実現をめざし、労働環境や生活環境の向上を進
めます。また、生涯学習の推進により余暇の充実を図るほか、中小企業労働者の相互共済シス
テムなどの充実に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■労働者の生活安定と福祉の向上 商業労働課
*勤労者生活資金貸付制度については、市内の勤労者を対象に勤労者の生活資金貸付制度を実
施したが、借受者が少ないことから、平成 17 年度に貸付限度額を引き上げるとともに、保証
人の緩和等利用し易い資金とするための要綱の改正を行ったほか、平成 22 年度からは貸付利
率を大幅に下げるなど制度の利用促進を図った。他の公的生活資金貸付制度として、北海道
の勤労者福祉資金や北海道社会福祉協議会の生活福祉資金貸付がある。
*労働団体が実施する福利厚生事業については、勤労者の体育大会及び公益事業等への支援を
行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
労働組合連合の組合員数
3,001
3,031
2,512
3,128
人
80.3
2
勤労者生活資金貸付件数
3
0
2
3
件
66.7
指標の説明
1:連合北海道千歳地区連合の組合員数
2:勤労者に対する生活資金の貸付件数
〈 施策の達成度:B 〉
*「勤労者生活資金貸付件数」については、貸付利率を下げ制度のPRに努めた結果、目標値
をおおむね達成することができた。長引く景気低迷や雇用形態の変化などにより、
「労働組合
の組合員数」は減少し、労働団体が実施する福利厚生事業の参加者も減少傾向にあるが、労
働団体では労働者の福利厚生の充実のため効果的な事業の検討を行ったことから、B評価と
した。
「基本方向を実現させるための施策」
■労働者の余暇の充実 商業労働課
*労働者の交流及び余暇活動の支援については、勤労青少年福祉法に基づき、
「勤労青少年の日」
の福利厚生行事を実施する団体に負担金を交付した。例年、野球大会を開催していたが、参
加者の減少等を勘案し、平成 19 年度以降はボウリング大会等に行事内容を変更するほか、労
働者の交流や余暇活動の促進のため、労働団体が実施する公益事業等への支援を行った。
*勤労青少年フレンドシップセンターは昭和 49 年9月に千歳市と雇用促進事業団(現在の雇
用・能力開発機構)の負担により建設された施設であるが、同機構の特殊法人等整理合理化
計画に基づく譲渡等の申し出に対し検討した結果、施設の老朽化や利用者の減少、費用対効
果や財政上の問題などを総合的に勘案し、譲渡を受けずに平成 15 年3月 31 日をもって施設
を廃止した。
296
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
勤労青少年の日行事実行委
員会、労働団体等が主催す
る各種行事の参加者数
306
118
124
118
人
105.1
指標の説明
1:勤労青少年の日行事実行委員会、労働団体等が主催する交流や余暇活動を推進する行事の参加者数
〈 施策の達成度:B 〉
*成果指標「勤労青少年の日行事実行委員会、労働団体等が主催する各種行事の参加者数」に
ついては、目標を達成することができたが、勤労青少年フレンドシップセンターの整備につ
いては、財政的な負担が大きいことや企業のアンケート調査結果により、勤労青少年に特化
した施設の必要性は薄いとの結論から整備に至らなかった。しかし、スポーツ施設、文化施
設等の代替施設の利用により、多様な余暇活動を行う環境が整ったことから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■共済システムの確立 商業労働課
*勤労者共済制度については、各種祝金・見舞金や福利厚生施設の利用などの福利厚生事業を
継続的に実施するため、会費収入が必要であるが、近年、自治体や大企業において福利厚生
事業が縮小する傾向にあるなかで、中小企業が共同し事業運営を支える加入会員を確保する
のは難しい状況にあった。また、民間保険会社の団体向けの共済制度があることから、行政
や商工会議所が事務局となる共済システムは確立できなかった。
*勤労者福祉センターの整備については、財政的な負担が大きく単独の施設整備が困難であり、
また、千歳市には勤労者及び勤労者の団体の福祉を増進するために労働会館が設置されてお
り、勤労者が優先して使用できるとともに、施設使用料の減額措置があり、スポーツ施設機
能についても代替施設があることなどから、新たな施設整備の必要性は薄いものと判断し整
備は行わなかった。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
中小企業勤労者福祉サービ
スセンターの開設数
0
0
0
1
件
0.0
指標の説明
1:中小企業の福利厚生向上のための中小企業勤労者福祉サービスセンターの開設数
〈 施策の達成度:D 〉
*制度成立の要件として、スケールメリットを図れるかが重要であり、適正規模と言われる市
の人口が 10 万人に達していないこと、また、近年、自治体や大企業の福利厚生事業が縮小す
る傾向にあり、現状において制度の確立ができなかった。
*勤労者福祉センターの整備については、財政的な負担が大きく単独の施設整備が困難となっ
たことから、D評価とした。
297
「基本方向」
②雇用対策の充実
雇用情報の収集・提供機能の充実に努めるとともに、多様化する雇用形態や雇用ニーズに対
する新たな雇用の創出に努めます。また、労働者の職業能力や職業技術の向上を促し雇用の拡
大・促進・安定化に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■雇用の創出と安定 商業労働課
*「千歳市雇用情報センター」では、ハローワーク千歳と連携・協力して、職を求めている市
民やU・Iターン希望者に求人情報などの雇用情報の収集・提供を実施するとともに、自衛
隊援護連絡協議会との連携、市内企業への雇用需要アンケート等を行った。
*季節労働者の雇用安定と生活環境の向上を目的に、市単独事業として季節労働者冬期就労対
策事業(直接事業と委託事業)を実施したほか、平成 19 年 11 月に千歳市季節労働者通年雇
用促進協議会を設立し、事業所や季節労働者を対象とするセミナーや資格取得促進事業など
を実施した。
*高年齢者の生きがいの充実や社会参加を推進するため短期の雇用機会創出などの事業を展開
する「千歳市シルバー人材センター」運営等の支援を行った。
*失業者対策としては、雇用機会の創出を目的に、国からの交付金を活用した「ふるさと雇用
再生特別対策事業」や「緊急雇用創出推進事業」を実施した。
*緊急雇用対策としては、若年者の厳しい就職状況を踏まえ、平成 14 年度から平成 19 年度ま
で若年者を1年間臨時職員として任用するワークシェアリング(臨時職員)事業を実施する
とともに、平成 21 年度からは厳しい就職環境に対応し緊急的な雇用の場を提供するため新規
学卒未就職者を臨時職員として任用した。また、ハローワーク千歳との連携により事業所に
対し求人要請を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
千歳・恵庭地区就職率
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
25
23.4
24.1
23.4
%
103.0
指標の説明
1:千歳・恵庭地区の新規求職者に対するハローワーク千歳の紹介により就職した者の割合
〈 施策の達成度:B 〉
*金融危機に端を発する世界同時不況により、平成 20 年度以降の雇用環境が一層厳しくなった
が、緊急雇用創出推進事業を実施するとともに、ハローワークと連携した求人要請などを行
った。しかし、新規学卒者を含む若年層の就職率が低迷したことから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■職業能力の開発・向上 商業労働課
*技能養成訓練を促進するための支援制度については、職業能力開発促進法により認定職業訓
練を実施する千歳市職業訓練協会への国及び北海道からの認定訓練に係る助成、さらには、
訓練生の資格取得や技能検定に係る優遇制度がある。また、国は失業者等への職業訓練の充
実、強化を図っているところであり、市が単独で行う技能養成訓練を促進するための支援制
度の創設には至らなかった。
*職業能力の開発・向上については、技能士の資質とその社会的地位の向上のため、千歳地方
職業訓練協会や千歳市技能士会の運営支援を行っており、千歳地方職業訓練協会は、職業能
力開発促進法に基づき、職業能力の開発・向上及び職業能力検定の普及促進を図り、技能後
継者の養成・確保や市民向け講座などを実施した。技能士会では、建設業をとりまく情勢が
298
厳しさを増しており、廃業などにより会員数は減少しているが、技能士の資質向上、技能後
継者の育成指導・確保事業を実施するとともに、平成 21 年度から新たな取組として「夏休み
親子工作教室」を実施した。
*職業訓練体制の整備については、職業能力開発促進法に基づく認定訓練施設として、千歳地
方職業訓練協会に対し北海道や市が運営支援を行った。同協会職員は関係機関が実施する能
力開発の促進等に関する研修会などに参加し、職業訓練生等の育成を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
職業訓練修了者数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
61
52
55
57
人
96.5
指標の説明
1:千歳地方職業訓練協会の職業訓練修了者数
〈 施策の達成度:B 〉
*成果指標は目標をほぼ達成したが、国の職業訓練が拡充され技能養成訓練を促進するための
支援制度の創設には至らなかったが、総合的に判断し、B評価とした。
299
第5章 参加と連携による
連携による都市
による都市づくり
都市づくり
○達成度一覧
5-1 明るく開
るく開かれた市民参加都市
かれた市民参加都市
大項目
~12 施策
担当課
施策の
達成度
男女共同参画の意識づくり
男女共同参画推進課、学校教
育課
B
地域や社会への男女共同参画の推進
男女共同参画推進課
家庭・地域への男性の参画の促進
男女共同参画推進課
女性の国際交流・協力活動への参画の促進
男女共同参画推進課
B
B
C
女性が働くための環境整備
介護者支援と介護環境の整備
男女共同参画推進課、商業労
働課、保育課、子育て推進課
男女共同参画推進課、子育て
推進課、保育課
男女共同参画推進課、高齢者
支援課
女性の健康づくりと相談・指導体制の充実
男女共同参画推進課
広報活動の充実
広報広聴課
市民意向の把握
広報広聴課
市民と行政の新たなパートナーシップの構築
市民協働推進課
多様な市民参加の促進
市民協働推進課
中項目
あらゆる分野への男女共同参画
の促進
男女共同参画社会の実現
男女共同参画の支援
広報・広聴の充実
市民参加のまちづくり
市民と行政のパートナーシップ
によるまちづくり
小項目
安心して子育てできる支援体制の整備
5-2 新時代を
新時代を見据えた
見据えた自主
えた自主・
自主・自立都市
大項目
C
A
A
A
A
B
小項目
担当課
施策の
達成度
行政組織の機能の合理化
行政管理課
新たな行政需要に対応した組織づくり
行政管理課
市民に信頼される職員の育成
職員課
創造力と行動力に満ちた職員の育成
職員課
高い政策形成能力を持った職員の育成
職員課
弾力的な人事配置の推進
弾力的な人事配置の推進
職員課
快適な職場環境の形成
快適な職場環境の形成
職員課
行政情報データベースの構築
行政管理課
A
A
B
B
B
B
A
A
行政管理課
A
行政管理課
A
事務事業の見直しと民間活力の活用
行政管理課、企画課、環境課
自治基本条例の制定
企画課
情報公開制度の推進
総務課
個人情報保護制度の推進
総務課
統計や行政資料の整備
総務課
財政運営の効率化
財政課
財政運営の適正化
財政課
周辺市町村との連携
企画課
広域ネットワークの整備
企画課、観光振興課
A
B
A
A
A
A
A
B
A
広域共同処理の推進
廃棄物管理課、廃棄物対策
課、消)主幹(消防広域化担
当)、企画課
積極的・創造的な職員の育成
総合行政システムの構築と事務
改善の推進
効率的な行政運営の推進
開かれた行政の推進
財政運営の健全化
広域行政の推進
A
~20 施策
中項目
機能的な行政組織の確立
地方分権時代に向けた行
財政システムの確立
B
広域行政の推進
情報ネットワークを活用した各種事務改善の推
進
行政情報データベースを活用した行政情報の提
供
300
B
5-1
明るく開
るく開かれた市民参加都市
かれた市民参加都市
(1) 男女共同参画社会の実現
「基本方向」
①あらゆる分野への男女共同参画の促進
男女共同参画社会の意義や考え方の普及に努めるとともに、家庭や地域、政策決定の場など、
あらゆる分野において男女共同参画を促進していきます。また、各分野における女性の積極的
な活動を支援します。
「基本方向を実現させるための施策」
■男女共同参画の意識づくり 男女共同参画推進課、学校教育課
*人格形成の基礎となる幼児教育や学校教育は男女共同参画の意識づくりに大きな影響を及ぼ
すため、次代を担う子どもが成長する過程において、性別にとらわれず、個性と能力を発揮
できるような学習の機会を提供することが必要となる。このため、小学校児童4年生から6
年生を対象に男女平等に関する学習副教材の配布、また、6年生を対象に標語コンクールを
実施し、普及啓発を行った。
*家庭においては、互いの人権を尊重し合い、男女平等の観点を育てる家庭づくりを推進する
ため、固定的な性別役割分担を見直し、一人一人が個性や能力に合った生き方を実現するこ
とができるよう意識の改革を図るため、男女共同参画月間における街頭啓発や講演会の実施、
また、男性の家事参画事業や就労再チャレンジセミナー等を開催した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
男女共同参画推進事業参加
者数
395
2,831
2,947
2,860
人
103.0
指標の説明
1:男女共同参画推進事業の延べ参加者数
〈 施策の達成度:B 〉
*小学生に対する男女共同に関する教育を進めたほか、男女共同参画月間における街頭啓発や
講演会の実施により、代替指標「男女共同参画推進事業参加者数」においては参加人数等の
上昇が図られたことから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■地域や社会への男女共同参画の推進 男女共同参画推進課
*地域活動や学習に参加しやすい環境づくり及び市民の自主的な社会活動への支援については、
男女がともに地域や社会活動に参加できるような取組や、女性の能力を活かしつつ、女性も
地域社会のリーダーとして活躍できるような支援、並びに生きがいや学習意欲を高めるよう
な環境整備や情報発信が求められていることから、各種団体間の研修や交流の機会の拡充と
連携を図り、ネットワーク化を進めるため、「男女共同参画ちとせ新春のつどい」を開催し、
女性が根ざしてきた地域活動の講話と女性団体の活動紹介などにより、団体相互が共に知り
合い、認め合い、男女共同参画社会の実現という共通認識をより深めながら交流した。
*審議会や委員会などへの女性の参画が進むような条件整備については、附属機関等の設置及
び運営等に関する指針(職員課策定)に基づき、平成 28 年までに女性の登用率 40%以上を目標
とし、全部局において積極的に取り組んだ。
(H18:30.0%、H19:32.7%、H20:32.3%)
301
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
女性委員の登用率
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
40.2
33.5
35.0
35.0
%
100.0
指標の説明
1:千歳市の各種審議会等への女性委員の登用割合
〈 施策の達成度:B 〉
*地域活動の講話や女性団体の活動紹介を行ったほか、平成 17 年度に職員課において策定した
附属機関等の設置及び運営等に関する指針(ガイドライン)により、各部局における取組が推
進され、幅広い施策における女性委員等の登用に向けたアクションプランが構築され、登用
率の維持・向上を図ったことから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■家庭・地域への男性の参画の促進 男女共同参画推進課
*男女がともに家事や育児などの家庭的責任が果たせるよう、固定的な役割分担意識の見直し
の啓発を行ったほか、男性のため料理教室など実践的な料理教室や子育てに関する講座等を
開催した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
男性の料理教室参加者数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
17
37
69
↑
人
―
指標の説明
1:男性の料理教室における参加者数
〈 施策の達成度:B 〉
*子育てに関する講座等を開催したほか、男性の家庭進出を促すため開催している男性の料理
教室は平成 22 年度に千歳市食生活改善協議会との協働事業として実施し、新規参加者の拡大
を図ることができたことから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■女性の国際交流・協力活動への参画の促進 男女共同参画推進課
*男女共同参画に関する国際的取組等については、女性団体等への情報提供と情報の共有化を
図ったほか、男女共同参画情報コーナー「は~もに~」の設置や図書館に情報ボックスの設
置を行い、国や北海道、市が進める計画や講演会等の開催案内など各種情報の提供を行った。
*姉妹都市・友好都市との広報や男女共同参画推進情報紙の交換により、女性問題への関心を
高めた。
302
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
講演会、セミナー参加者数
171
786
821
↑
人
―
指標の説明
1:男女共同参画のための講演会、セミナーの参加者数
〈 施策の達成度:C 〉
*「講演会、セミナー参加者数」は増加傾向にあるが、この指標のみで施策の達成度を評価す
ることは難しいことや、施策への具体的な課題の把握や実践的な取組が進まなかったことか
らC評価とした。
303
「基本方向」
②男女共同参画の支援
男女がともに多様な職業を選択したり、介護や育児・社会参加活動との両立ができるよう多
面的な支援を進めます。また、女性に対する暴力(DV)をなくすための相談、健康管理や社
会的、経済的自立に向けての相談、指導体制の充実に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■女性が働くための環境整備 男女共同参画推進課、商業労働課、保育課、子育て推進課
*再就職準備セミナーを 21 世紀職業財団との共催により、平成 14 年度から平成 18 年度まで5
年間実施した。再就職に関する基礎知識や適性適職診断等により、参加者の就職活動の準備
が可能となるなど一定の成果が得られたことから、当市での開催は終了した。また、女性が
働くための環境整備では、保育所や児童館の新設、ファミリー・サポート・センターの開設
など、多様な保育サービスの充実を図ったほか、母子自立支援員による求職活動支援や自立
支援給付金事業として自立支援教育訓練給付、高等職業訓練促進給付、常用雇用転換奨励給
付により就業支援を行った。
*平成 16 年度に市内事業所を対象に、
「男女雇用機会均等法」など女性の就業に関する各法に
規定されている禁止事項、 義務事項などが実質的にどの程度理解され、改善実施されている
か把握するため、アンケートを実施した。この結果を踏まえ、平成 19 年度からの「ちとせ男
女共同参画推進プラン」を策定し、取組を進めた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
2
3
3
↑
か所
―
事業所内保育所数
指標の説明
1:事業所内に設置されている保育施設の数
〈 施策の達成度:B 〉
*女性が働くための環境整備においては事業所の理解や協力が重要であり、女性自らへの自立
支援に加え、事業所への働きかけをより強化する必要がある。学童や児童館などの施設整備
については計画的に行い、地域ぐるみの支援体制が整備されたことから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■安心して子育てできる支援体制の整備 男女共同参画推進課、子育て推進課、保育課
*子育てへの男性の参画を促すため、「体験パパクラブ」や「男性の子育て講座」を実施した。
*子育てに関する情報提供については、平成 17 年度に「千歳市子育てガイド」を作成配布し、
平成 20 年度に更新して新版を作成配布したほか、ホームページ「ちとせ子育てネット」を平
成 20 年度に開設して最新情報の提供に努めた。また、仕事と子育てを両立するための環境づ
くりを進めるため、企業に対するアンケート調査による実態把握、
「子育てにやさしい企業推
進懇話会」の設置及び講演会等を実施し、企業の子育て支援に関する意識の醸成に努めた。
*へき地保育事業や病後児保育事業(千歳こどもデイケアルーム)の実施などの保育事業の拡
充を図るとともに、市内のすべての認可保育所で開所時間外の延長保育を実施したほか、平
成 21 年度からは日曜日や祝日に保育を必要とする家庭の子育てと就労の両立を支援するため
に休日保育事業を実施した。
304
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
保育所入所希望者数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
824
807
830
→
人
―
指標の説明
1:各年4月1日現在の認可保育所入所希望者と家庭保育室入所希望者の合計数
〈 施策の達成度:A 〉
*子育てへの男性の参画を促したほか、仕事と家庭の両立支援に向け、
「子育てにやさしい企業
推進懇話会」を設置し、事業所の実態把握や課題の検証により、今後の取組への基礎資料が
得られた。また、多様な保育サービスの充実により子育て支援体制が充実されたことから、
A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■介護者支援と介護環境の整備 男女共同参画推進課、高齢者支援課
*高齢者福祉施策と連携して、地域介護体制の確立を図るとともに、平成 22 年度は「少子高齢
社会と男女共同参画-育児と介護の問題」等をテーマとした、ちとせ男女共同参画週間パネ
ル展を行った。
*「ちとせ男女共同参画ことはじめ塾」では、アンケート調査や各種データから市の状況を把
握し、家事・子育て・介護などの分野における男女共同参画の意識や課題についてワークシ
ョップ形式による話し合いを行った。
*地域介護体制の確立については 地域包括支援センターを中心とした要介護者や介護者を支
える体制づくりが図られ、介護者に関する相談などに総合的に応じるなど、高齢者が住み慣
れた地域で尊厳ある生活が営むことができるよう支援した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
ワークショップ開催数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
0
1
0
↑
回
―
指標の説明
1:課題を共有するためのワークショップ開催数
〈 施策の達成度:C 〉
*介護休業制度についての学習の機会の提供や介護休業取得を促進しやすい就労環境づくりへ
の取組が必要なこと、またワークショップの開催による次の事業展開が図られなかったこと
から、C評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■女性の健康づくりと相談・指導体制の充実 男女共同参画推進課
*生涯にわたる女性の健康づくりを支援・促進するため、女性団体等をはじめとし、ボランテ
ィアの活動等を通して各種検診の受診を助長する啓発を強化した。また、平成 21 年度からは
女性特有のがん検診推進事業を開始した。
*相談、指導体制の強化については、女性生活相談員の配置により、DV等を含む女性が抱え
る様々な悩みの相談に対応し、早期対応及びエンパワーメントによる自立に向け、情報の提
供や支援を行った。
*緊急時における女性の保護、支援体制の整備については、心身の安定及び安全の確保を最優
先とし、的確な関係機関との連携を図り、迅速な対応に努めた。また、二次被害や児童虐待
への連鎖を防止するため、各種相談員連絡協議会を設置し、関係部署との連携強化に努めた。
305
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
1
女性生活相談件数
2
女性相談割合
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
966
369
439
600
件
73.2
0.5
(H18)
0.5
0.6
↑
%
―
指標の説明
1:女性生活相談員の年間相談延べ件数
2:18 歳以上の女性市民における相談者の割合(実相談者数/18 歳以上の女性人口)(H18 より計数方法変更)
〈 施策の達成度:A 〉
*女性の健康づくりを支援する取組を進めたほか、女性生活相談体制の認知度や初期対応にお
ける各機関及び庁内部局との連携を強化し、効果的な対応が図られたことから、A評価とし
た。
306
(2) 市民参加のまちづくり
①広報・広聴の充実
市政の持つ情報の提供を一層進め、市民のまちづくりに対する参加意識の高揚に努めます。
また、市政に関する幅広い市民意向を把握し、それらの意見をまちづくりに反映するよう努め
ます。
「基本方向を実現させるための施策」
■広報活動の充実 広報広聴課
*広報活動については、
「広報ちとせ」「市民カレンダー」などの発行や伸長記録映画の製作等
を行ったほか、市ホームページに内容を掲載し市政情報提供体制の充実を図っており、市政
情報の入手機会の充実により、市民の市政への関心、理解、参加意識の向上に寄与した。
*「広報ちとせ」は行政情報のほか、市民参加手続きについての特集や市民団体の活動内容の
紹介など、市民参加を促進する内容を盛り込んだ紙面構成とした。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
2
成 果 指 標 名
広報ちとせ、市民カレンダ
ー年間発行部数
市民への情報提供に対する
評価
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
963,342
1,007,812
1,032,000
↑
部
―
33.6
(H20)
―
―
↑
%
―
指標の説明
1:広報ちとせ及び市民カレンダー年間発行部数の合計数
2:市民アンケートで「市の行政活動は市民に対する情報提供が十分に行われている」にそう思う・やや思うと回答し
た人の割合
〈 施策の達成度:A 〉
*平成 18 年度から広報紙を6ページ増加させ、行政情報の提供のみにとどまらず、市民の声に
行政が回答する形での市民と行政の双方向の情報共有を行うようにしたほか、毎月、紙面レ
イアウトを工夫するなどし、広報紙の充実を図った。また、広報広聴モニターのアンケート
では、広報紙を「毎月読む」と回答した方が 80%と高率となっており、市ホームページでは、
広報ちとせ・市民カレンダーともに月 1,000 件以上のアクセスがあり、広報活動は市民の市
政への関心・理解の向上に効果を発揮したと考られることから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■市民意向の把握 広報広聴課
*市民意向の把握については、市長への手紙や市長へのポストをはじめ、多様な広聴機会の充
実を図ったほか、パブリックコメント制度や市政モニター制度の充実、市政ガイドバスの運
行などにより、市政に対する市民の関心や理解を促した。
*市政ガイドバスについては、これまで公共施設を中心に職員がガイドを行ってきたが、平成
20 年度から「市民協働事業」として市民が企画・実施する「市民版」を加えることで、より
幅広く市民に千歳のまちについての関心や理解を促す機会となった。
*電話や手紙のほか、インターネットを活用した「市長へのポスト」については平成 13 年度か
ら実施し、市民が市政への意見などを述べる手段として定着した。
*地域住民の要望、意見などの把握については、市政懇談会のほか、近年は、行政現状の説明
をする「出前講座」や担当部局が担当する行政課題についての「住民説明会」を、地域に対
して積極的に開催した結果、地域住民からの開催要望が少なくなった。
307
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
2
成 果 指 標 名
市民から届けられた声の件
数
市民の意見を聞く機会に対
する評価
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
457
422
391
400
件
102.3
25.0
(H20)
―
―
↑
%
―
指標の説明
1:市長への手紙・ポスト、要望等、意見・苦情等の合計数
2:市民アンケートで「市民の意見を聞く機会が充実している」にそう思う・やや思うと回答した人の割合
〈 施策の達成度:A 〉
*代替指標「市民から届けられた声の件数」については、この指標のみをもって施策の達成度
を評価することは難しいが、
「市政懇談会」をはじめ、「要望書や市長への手紙・ポストの活
用」
、「広報広聴モニター制度の充実」、
「パブリックコメント手続き」などにより広聴環境を
充実させ市民意向の把握に努め、一定の成果を残した。また、ガイドバスの運行等により市
民に千歳のまちについての関心を促したことから、A評価とした。
308
「基本方向」
②市民と行政のパートナーシップによるまちづくり
目指す将来都市像の実現に向かって、市民、市民公益活動団体、事業者、行政が地域の課題
を共有し、それぞれの主体の特性に応じて役割分担しながら協力して進める「市民協働のまち
づくり」に取り組みます。市政の様々な分野における市民参加の機会を拡大していくほか、各
主体の役割分担や連携のあり方について検討を進めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■市民と行政の新たなパートナーシップの構築 市民協働推進課
*市民と行政の新たなパートナーシップの構築については、市民協働のまちづくりを進めるた
め、市民と職員で構成する都市経営会議を設置し、素案作成の段階から市民が参加して「み
んなで進める千歳のまちづくり条例」を平成 19 年度に制定し、市民協働の理念や、市民及び
市民活動団体、事業者、市の役割分担を明確にした。また、市民が行政活動に積極的に参加
するための仕組みづくりとして、
「市民参加手続」や「協働事業制度」など、市民協働を推進
するための具体的な環境を整備した。
*条例制定後は、様々な分野において、市民等と市がお互いに良きパートナーとして継続的に
連携・行動ができるよう、前年度の実績と当該年度の取組方針・概要をまとめる「行動計画」
を毎年度策定し、計画的な取組を推進した。また、2年間の協働事業で培われたノウハウを
事業終了後も引き続きまちづくり活かせるよう「市民協働フォローアップ制度」を創設する
など、市民力を活かした「市民協働によるまちづくり」を進めた。なお、協働事業のほかに
も、様々な分野において市民協働の取組が見られ、市民協働のスタイルが広がった。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
1
協働事業実施件数
2
条例制定数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
(H19)
9
12
10
件
120.0
0
1
1
1
件
100.0
指標の説明
1:協働事業、フォローアップ事業を実施した件数(H19 開始)
2:市民協働に関する条例の制定数(H19 制定)
〈 施策の達成度:A 〉
*代替指標「協働事業実施件数」については、目標値を達成することができた。また、市民と
職員で構成する都市経営会議が素案作成の段階から「みんなで進める千歳のまちづくり条例」
の制定に取り組み、市民、事業者、市の役割分担を明確化したことや、
「協働事業制度」など
の具体的な環境を整備できたことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■多様な市民参加の促進 市民協働推進課
*多様な市民参加の促進については、まちづくりにおける市民参加の必要性を市民に理解して
もらうため、
「みんなで進める千歳のまちづくり条例」の理念や、協働の実践事例などの情報
を市民協働フォーラム、ホームページ、市民協働メールマガジンなどを通じて周知・紹介す
るとともに、定期的に広報ちとせで特集記事を掲載するなどの情報提供を行った。
*市民意向の把握・反映のため、大規模な施設整備の検討や市民生活に関わる各種制度の導入
等まちづくりに関するさまざまな場で、パンブリックコメントやワークショップ、各種市民
会議等の市民参加手続を実施した。
309
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
市民参加手続実施件数
58
(H20)
56
62
↑
件
―
指標の説明
1:市民参加手続を実施した件数(H20 開始)
〈 施策の達成度:B 〉
*代替指標「市民参加手続実施件数」については、目標値を達成することができた。協働事業
や、市民参加手続等の様々な場面で参加、活躍する市民が着実に増えている一方、参加する
市民が固定化する傾向も見受けられたことから、B評価とした。
310
5-2
新時代を
新時代を見据えた
見据えた自主
えた自主・
自主・自立都市
(1) 地方分権時代に向けた行財政システムの確立
「基本方向」
①機能的な行政組織の確立
多様化・高度化する市民ニーズに的確に対処し、行政サービスの向上をめざすため、行政組
織の機能強化や簡素・合理化を進めます。また、組織の再編成や定員管理の適正化の徹底を図
りながら、社会情勢の変化に弾力的に対応できる組織・機構づくりを推進します。
「基本方向を実現させるための施策」
■行政組織の機能の合理化 行政管理課
*行政組織の簡素、合理化については、行政課題や市民ニーズに対応した施策を効率的に遂行
できるよう、全庁的な行政組織・機構の見直しを随時行った。
*部門を横断した各種検討委員会等を開催し、部門間の連携強化に努めた。
*グループウェアシステムを更新するなど、計画的に情報管理機器やシステムの整備を進め、
業務の効率化を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
職員1人当たりの市民数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
107.9
121.9
122.2
↑
人
―
指標の説明
1:各年4月1日現在の人口/職員数
〈 施策の達成度:A 〉
*職員 1 人当たりの市民数が5年間で約 13%上昇しており、効率的な行政運営が進んだほか、
部門間の連携強化や情報化を進めたことなどから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■新たな行政需要に対応した組織づくり 行政管理課
*行政需要に応じ適正な定員の見直しを行うとともに、事務事業の執行が確保できる必要最小
限の職員とする定員管理を行った。また、健康指導を担当する部署や耐震化や地デジ化など
を担当する部署の設置など、行政課題や市民ニーズに対応した行政組織・機構の見直しを行
った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
職員数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
839
758
759
762
人
100.4
指標の説明
1:各年4月1日現在の特別職及び病院医療職を除いた職員数
〈 施策の達成度:A 〉
*平成 22 年4月1日現在の特別職及び病院医療職を除いた職員数が、平成 17 年4月1日の初
期値 839 人に対して、最終目標値の 762 人(実績値 759 人)に達しており目標を達成できた。
また、行政課題や市民ニーズに対応した行政組織・機構の見直しを進めたことから、A評価
とした。
311
「基本方向」
②積極的・創造的な職員の育成
自らも地域の一員であるとの意識を持ちながら、地域の特性を生かした個性的・創造的な政
策を企画、立案できる積極的な職員の育成に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■市民に信頼される職員の育成 職員課
*職員の育成については、姉妹都市への職員派遣、階層別研修などを実施したほか、人事評価
の試行や職員の意識改革支援事業等を行った。
*人事評価については、導入における問題点の把握と職員の人事評価に対する認識を深めるこ
とを目的に平成 17 年度から試行を開始し、平成 19 年度から課長職、平成 22 年度には部次長
職を対象に本格的に実施した。なお、係長職以下の職員については、試行による評価を実施
した。
*平成 20 年度に、職員の意識改革アクションプランを策定し、接遇能力の向上を一つの柱に掲
げるとともに、接遇マニュアルや電話対応マニュアルなどを示し、接遇研修を実施するなど、
接遇のあり方について周知徹底し、市民に信頼される人材の育成を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
窓口サービスに対する評価
22.9
(H20)
―
―
↑
%
―
指標の説明
1:市民アンケートで「窓口などでの職員対応や迅速・的確な窓口サービスの提供」に満足・やや満足と回答
した市民の割合
〈 施策の達成度:B 〉
*平成 20 年度市民まちづくりアンケート結果で「窓口などでの職員対応や迅速・的確な窓口サ
ービスの提供」に関して「満足度」
「重要度」ともに比較的良好な領域に位置付けられており、
人事評価についても、評価者の評価能力を高めるなど、本評価及び試行評価を着実に実施し
た。また、新たに接遇研修を実施し、接遇能力の向上に全庁的に取り組んだことなどから、
B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■創造力と行動力に満ちた職員の育成 職員課
*職員研修による職員の育成については、年度計画に基づき階層別に政策形成やパワーポイン
ト、話しことばの研修等を実施した。
*職員研修の実施方法については、年度計画におけるOFFJT(職場外研修)を中心とした
研修を実施したが、OJT(職場内訓練)を推進するための手段の一つとして「職場研修推
進協議会」を開催した。
*姉妹都市(指宿市)職員交流派遣事業については、平成7年度から1名の交流派遣(隔年(3
年))を実施した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
職員研修受講率
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
60
(H18)
63
75
50
%
150.0
指標の説明
1:職員数に対する研修受講者数の割合
312
〈 施策の達成度:B 〉
*代替指標「職員研修受講率」について目標値を達成できたとともに、
「職場研修推進協議会」
の活動をとおして全庁的なOJT(職場内訓練)の推進が図り、職員の育成を進めたことな
どから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■高い政策形成能力を持った職員の育成 職員課
*職員の意識改革支援事業として、平成 19 年度に支援制度を構築し、職務に関連する資格又は
免許を取得する意欲のある職員に対し、当該取得に係る経費を助成し、職員の自己啓発及び
研さん意欲を喚起するとともに、職員の意識改革及び資質の向上を図った。
*職員の意見を政策や事務改善に反映させるため、施策アイデアや行政事務能率改善を提案で
きるような仕組みづくりの構築、さらに市提案型協働事業を企画立案するCC-CUPや職
場発表会などを行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
意識改革支援事業利用件数
15
(H19)
10
12
↑
件
―
指標の説明
1:職員の意識改革支援事業申請者のうち制度を利用できた件数(H19 開始)
〈 施策の達成度:B 〉
*職員の意識改革支援事業については、申請件数が増加傾向にあることから、職務に関連する
資格等を取得しようとする意欲ある職員に対して、自己啓発や自己研鑽を喚起する契機とな
ったと判断したことから、B評価とした。
313
「基本方向」
③弾力的な人事配置の推進
職員一人ひとりの能力や技術が最大限に発揮される人事配置や適正な人事管理に努めます。
また、多様化する市民ニーズや行政運営に対応できる行政システムの確立をめざします。
「基本方向を実現させるための施策」
■弾力的な人事配置の推進 職員課
*弾力的な人事配置については、係長職以下の職員に対し、
「配置職場の意向調査」を実施する
とともに、
「所属長ヒアリング」を実施し、人事異動に対する意見聴取を行い、適材適所の把
握に努め、異動希望については6割程度の意向を反映した。また、労務職や保育士職から一
般職への職種変更を行うなどの配置職場の拡大については、本人の意向や所属長の意見を踏
まえ実施した。なお、人材確保のため、社会人枠採用試験の実施や受験手続の簡素化などに
も取り組んだ。
*行政改革の実施計画を定め、北海道からの権限移譲の推進や民間活力の活用など、市民ニー
ズに対応できる簡素で効率的な行政システムの構築を進めた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
配置職場に関する職員の意
向反映率
68
41
(H20)
40
(H21)
60
%
―
指標の説明
1:異動希望者に対する反映できた者の割合
〈 施策の達成度:B 〉
*職員の配置替えについては、職員本人の意向を踏まえた上で、適材適所の職員配置を行うこ
とが有効であり、H21 実績値は目標に達しなかったものの、ジョブローテーションのタイミン
グと職員の意向が必ずしも一致するものではないことなどから、おおむね職員の意向が反映
しているものと判断し、B評価とした。
なお、H22 見込値については、統一地方選挙により2段階で配置替えを行うため、割合を算出
できない。
314
「基本方向」
④快適な職場環境の形成
職員の健康管理や安全衛生活動を推進し、職員の安全と健康を確保するとともに、効率的な
事務が遂行できる快適な職場づくりを促進します。
「基本方向を実現させるための施策」
■快適な職場環境の形成 職員課
*快適な職場環境の形成については、公務災害等の未然防止のための職場巡視、健康管理のた
めの健康診断や健康相談を実施した。また、メンタルヘルス相談及び講座を実施し、精神保
健産業医を配置したほか、平成 20 年4月からは職場復帰支援を制度化した。
*平成 15 年5月施行の健康増進法を推進するため、平成 16 年度より市の施設は全て施設内禁
煙とした。
*職員住宅については、持ち家の増加や民間アパート等の利用増加により利用率が低下したた
め、平成 19 年度をもって廃止した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
公務災害認定者数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
18
11
8
12
人
150.0
指標の説明
1:公務災害認定者の人数
〈 施策の達成度:A 〉
*公務災害発生件数が年々減ってきているほか、職場巡視による職場環境の改善や健康管理体
制の充実を図ったことから、A評価とした。
315
「基本方向」
⑤総合行政システムの構築と事務改善の推進
情報通信基盤を活用し、
「千歳市地域情報化計画」に基づきシステムの導入・改善を進めます。
また、多様化する市民ニーズに対応した窓口サービスや利用しやすい施設づくりに努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■行政情報データベースの構築 行政管理課
*行政情報のデータベースについては、住民記録、税、国民健康保険料等の総合行政システム
の安定運用を図るため、機器の更新を含めた維持管理や制度改正に伴うシステム改修等を行
った。
*地域イントラネット基盤整備事業として、庁舎内LAN及び庁舎間等のネットワークの整備
を行った。
*行政事務のさらなる効率化を求めて、文書管理システムの導入と電子決裁システムの運用を
推進することとしていたが、導入に向けて調査研究を行った結果、既存の業務システムが多
種多様化しており、これらのシステムとの連携が難しく行政システムの安定稼動に影響をき
たすことから、導入については凍結した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
総合行政システムの年間正
常稼働率
100
100
100
100
%
100.0
指標の説明
1:年間稼働日数のうちに正常に稼働した日数の割合
〈 施策の達成度:A 〉
*住民記録、税、国民健康保険料等の総合行政システムの安定運用については目標値を達成し
ており、ネットワークの整備もおおむね計画どおり進めたことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■情報ネットワークを活用した各種事務改善の推進 行政管理課
*庁内のイントラネット端末パソコンについては、職員1人1台を基本に配備し、情報化及び
事務の効率化を図ったほか、総合行政システムの活用により、各種申請・届出等における厳
正な本人確認の確保と事務手続等の簡素化、添付書類の削減や待ち時間が短縮されるなど、
市民サービスの向上を図った。
*平成 16 年度に財務会計システムを導入し、予算・決算、経理等の事務処理の効率化を図って
おり、平成 22 年度には財務会計システムの更新に向けた準備を行ったほか、戸籍事務の電算
化も進めた。なお、地理情報システム(GIS)の導入については、費用対効果等を含め各
関係課と検討を行っている。
*情報のセキュリティ対策については、平成 16 年度に策定した情報セキュリティポリシーにお
いて、職員に対し、私物パソコンの無断接続の禁止、ソフトウェアの各種データの無断持ち
込み、インストールや持ち出しの禁止など情報セキュリティの確保に向けて義務と責任を課
した。
316
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
一般行政職のイントラネッ
ト整備率
100
(H18)
100
100
100
%
100.0
指標の説明
1:一般行政職員に対しイントラネット接続している割合
〈 施策の達成度:A 〉
*代替指標「一般行政職のイントラネット整備率」は 100%であり目標を達成したほか、各情報
システムの導入についても計画的に進めたことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■行政情報データベースを活用した行政情報の提供 行政管理課
*情報技術を活用した行政情報の提供については、各施設のネットワーク化や行政情報システ
ムの充実を図るとともに、インターネットや携帯電話などの媒体を活用した情報提供手段の
多様化を図った。また、行政手続きの電子化については、各種行政システムの開発を自治体
が単独で行うには多額な費用がかかるため、北海道が推進するHARP構想に参加し、イン
ターネットを介して各種行政情報の電子的提供や申請ができる環境を構築し、平成 18 年度か
ら各種行政手続や申請書式を市のホームページからのダウンロードサービスを開始した。
*公共施設の利用時間や利用方法など市民の利用しやすい施設運営について、平成 19 年度に㈱
HARPが「施設予約システム」を開発したが、当市においては施設の性格上(一般開放等)
電子申請による施設の予約は、効果が発揮されにくいことから導入には至っていない。この
ため、公民館、市民ギャラリー、市民文化センターについては施設の利用状況をホームペー
ジで提供した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
電子自治体プラットフォー
ム事業のシステム稼働数
1
2
2
2
件
100.0
指標の説明
1:道及び市町村が共同で開発したシステムの稼働数
〈 施策の達成度:A 〉
*代替指標「電子自治体プラットフォーム事業のシステム稼働数」は目標を達成したほか、各
種行政手続きの電子化を進め、情報提供システムの充実を図り、利用しやすい体制づくりを
進めたことから、A評価とした。
317
「基本方向」
⑥効率的な行政運営の推進
地域にふさわしい政策形成を図るとともに、アカウンタビリティ(説明責任)を高めるため
広く市民に開かれた評価システムの導入に努めます。また、現行の行政運営を見直しながら各
種事務事業へのPFIを含めた民間活力の導入や委託化を検討するとともに、公の施設の管理
運営における「指定管理者制度」の活用を進めます。また、各種システムを有効に活用し効率
的で迅速な行政運営の推進に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■事務事業の見直しと民間活力の活用 行政管理課、企画課、環境課
*行政評価システムについては、事務事業評価を導入後、平成 17 年度に事前評価、平成 19 年
度に施策評価を導入したほか、評価シートの改善を図り、結果をホームページ等で公表した。
*各事務事業の見直しについては、時代に対応した様々な行政サービスの向上や行政運営の効
率化を図り、これまでに戸籍事務の電算化や環境マネジメントシステム(ISO14001)の継続
的改善、広告事業の活用を推進した。
*民間活力の活用としては、保育所の民営化、小・中学校における校務作業の民間委託、浄化
センターの包括的民間委託、学校給食センター給食調理業務の民間委託に取り組んだほか、
住民サービスの向上を図るとともに経費の節減等を図るため、公の施設の管理に平成 18 年度
から指定管理者制度を導入し、平成 22 年度までに 24 施設が民間事業者により管理運営され
た。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
第4次行政改革後期実施計
画実施率
78.0
89.3
91.6
100
%
91.6
指標の説明
1:第 4 次行政改革実施計画に基づく事業の取組割合(H16~18 前期、H19~21 後期)
〈 施策の達成度:A 〉
*行政評価システムについては事務事業評価のほか、事前評価及び施策評価を本格導入しシス
テムの充実を図った。また、行政改革実施計画に基づき、民間委託や指定管理者制度の導入
など民間活力の導入を進めたことから、A評価とした。
318
「基本方向」
⑦開かれた行政の推進
市民に支えられ、地方自治の確立をめざした市民の基本的な権利や義務を定める条例などの
制定に向け、現行法上の課題の調査研究を進めます。また、情報公開制度の充実を図り、個人
情報保護制度の適正な運用に努めます。さらに、行政全般に関わる各種統計や行政資料の整備
を進め、市民への情報提供を図ります。
「基本方向を実現させるための施策」
■自治基本条例の制定 企画課
*自治基本条例の柱となる市民協働については、平成 19 年度に、
「みんなで進める千歳のまち
づくり条例」を制定し、まちづくりにおける市民や市などの役割分担のほか、市民参加手続、
協働事業など、市民がまちづくりに参加しやすい仕組みをつくり、住民自治の確立に向けた
取組を進めた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
条例制定数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
0
0
0
1
件
0.0
指標の説明
1:自治基本条例の制定数
〈 施策の達成度:B 〉
*成果指標の目標である自治基本条例の制定には至らなかったが、自治基本条例の根幹となる
市民参加手続などを規定した「みんなで進める千歳のまちづくり条例」を定め、平成 22 年に
は市民協働推進会議により、同条例の検証を行ったことから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■情報公開制度の推進 総務課
*情報公開制度については、市民の知る権利を尊重し、開かれた市政の発展を目的として、市
民との情報の共有化を図るため、市政に関する情報を広く提供した。また、平成 17 年度以降
は毎年 40 件程度の公開請求があり、その実施状況についてホームページに掲載した。
*自己情報に係る開示請求権の保障や個人情報の適正な取扱いにおいて、個人情報を保護し市
民の基本的人権を擁護することは大変重要であることから、情報公開の際は、個人情報の取
扱いについて、慎重かつ適正な対応を行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
2
成 果 指 標 名
情報公開請求に対する公開
決定率
市民への情報公開に対する
評価
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
93
100
100
100
%
100.0
37.0
(H20)
―
―
↑
%
―
指標の説明
1:情報公開請求件数に対する公開件数の割合
2:市民アンケートで「市民に対する情報公開が十分に行われている」にそう思う・やや思うと回答した人の
割合
〈 施策の達成度:A 〉
*成果指標「情報公開請求に対する公開決定率」は、平成 17 年度の 93%以降、年々上昇し、平
成 18 年度は 97%、平成 19 年度以降は毎年 100%を維持していることから、A評価とした。
319
「基本方向を実現させるための施策」
■個人情報保護制度の推進 総務課
*個人情報保護制度については、プライバシーの侵害など個人情報の取扱いに対する不安や意
識が高まるなか、平成 17 年に個人情報保護法が施行され、個人情報の取扱いは、これまで以
上に適正な運用が求められるようになったことから、個人情報保護条例及び情報公開条例に
おいて、指定管理者に関する規定を整備するなど、条例の一部改正を行い、制度の充実と強
化を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
個人情報の不適切な取扱い
件数
0
0
0
0
件
100.0
指標の説明
1:市民からの苦情及び利用停止請求件数
〈 施策の達成度:A 〉
*個人情報の不適切な取扱い及び市民からの苦情、利用停止請求はなかったことから、A評価
とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■統計や行政資料の整備 総務課
*統計調査の結果や各種行政資料については、行政施策の企画・立案や推進のための基礎資料
として活用されるほか、大学や研究機関、企業、団体等で幅広く利用されることから、市勢
の推移と現況を体系的に総括した「要覧ちとせ」は、継続して発行した。
*「新千歳市史」については、郷土の歴史を継承し、市民の郷土意識を高め、今後のまちづく
りに生かす必要があることから、平成 21 年度に通史編・上巻を発行した。なお、通史編・下
巻の刊行については、資料収集等の編さん作業を進めている。
*「写真誌ちとせ」については、千歳を訪れる国内外の視察者や観光客及び企業等へのPR用
として、4年ごとに作成することとし、平成 15 年度、平成 19 年度に更新した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
要覧ちとせ提供部数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
2,000
1,500
1,700
1,700
冊
100.0
指標の説明
1:姿勢の推移と現況を体系的に総括した「要覧ちとせ」の提供部数
〈 施策の達成度:A 〉
*市勢について、各部署でデータ化している資料を集約し、年度別推移などをまとめ、毎年発
行した。また、
「要覧ちとせ」を参照することにより、千歳市の市勢を多方面から詳細に把握
することが可能であり、市勢紹介資料としての価値が高くなっている。このほか、
「新千歳市
史」等も発刊したことから、A評価とした。
320
「基本方向」
⑧財政運営の健全化
経費節減や合理化などに向けた具体的な対策を取りまとめるほか、効果的な事業投資などに
より、効率的な財政運営を推進します。また、自主財源の確保を図るほか、受益と負担の適正
化や地方税財政制度の改善を要請するなど財政運営の健全化に努めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■財政運営の効率化 財政課
*財政運営の効率化については、平成 14 年度から財政健全化対策に取り組み、平成 17 年度か
ら平成 21 年度の5年間を対策期間とした“新たな財政健全化対策”へ見直しを行った。この
目標を達成するため、全事業の見直し、退職者不補充等による職員の削減、家庭ごみの有料
化、各施設の使用料の見直し、指定管理者制度の導入、並びに 17 年度以降のローリング事業
費を各年度 10 億円から5億円以内とし、5年間で 25 億円を減じるなど、財政健全化の徹底
した取組により、平成 17 年度から 21 年度までの5か年で見込まれていた 116 億円の財源不
足の解消と、毎年度の決算において決算剰余金を基金へ積み立てることができるまで収支を
改善した。
*平成 19 年度には、
「公的資金補償金免除繰上償還に係る財政健全化計画」を策定し、公債費
の抑制、地方債残高の削減に取り組み、基金への償還金についても第4工業団地分の整理を
行った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
財政健全化対策による削減
効果累積額
13.3
123.8
123.8
130
億
95.2
2
実質公債費比率
14.3
11.4
(H20)
11.4
(H21)
→
%
―
指標の説明
1:受益者負担の適正化などによる歳入確保や経費の抑制などによる歳出削減効果額(取組期間 H17~21)
2:一般財源に占める実質的な公債費の割合(標準財政規模に対する普通会計の公債費等の割合)
〈 施策の達成度:A 〉
*「実質公債費比率」は減少傾向にあるほか、財政運営の効率化のため、財政健全化対策に取
り組み、平成 17 年度から 21 年度までの5か年間で見込まれていた 116 億円の財源不足の解
消と収支の改善を進めたことから、A評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■財政運営の適正化 財政課
*財政運営の適正化については、企業誘致を進め、法人市民税の増額や雇用の拡大に伴う個人
市民税の増加をもたらすとともに、各公共施設の使用料の見直しを行ったほか、国や道に対
し継続して地方税財政制度の改善について要請している。
*財政健全化対策での徹底した取組により、歳入歳出の収支が改善されたものの、今後、歳入
においては市税や地方交付税等の減少、歳出においては少子高齢化の進展による扶助費・介
護費・医療関連経費の増加、維持補修費や投資的経費、公債費の増加傾向も続くとみられる
などの不確定要素もあることから、改善した財政収支バランスを維持、継続しながら、地方
債残高を計画的に抑制し、将来の負担を軽減するとともに、基金の充実を図るため、千歳市
財政標準化計画を策定し、引き続き、内部管理経費や投資的経費、公債費の抑制等、適切な
予算執行計画の作成・管理等を行い、財政運営の適正化を図った。
*新地方公会計制度の導入に向け、固定資産台帳の整備などを進め、平成 21 年度には新制度基
321
づく財務4表を公表した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
1
将来負担比率
2
財政力指数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
117.9
(H19)
110.8
(H20)
0.798
(H20)
108.4
(H21)
0.804
(H21)
0.763
H22 目標値
単位
達成率(%)
115
%
―
→
―
―
指標の説明
1:市が将来負担すべき実質的な負債の割合(標準財政規模に対する普通会計、公営企業等の負債総額の割合)
2:基準財政収入額を基準財政需要額で除して得た数値の過去3か年の平均値
〈 施策の達成度:A 〉
*「財政力指数」は上昇傾向にあり、
「将来負担比率」は減少傾向にある。また、各公共施設の
使用料の見直し等により財源の安定確保に努めたほか、基金の充実を図るため、平成 22 年度
からは財政標準化計画を策定し、適切な予算執行計画の作成・管理等を行い、財政運営の適
正化を図ったことから、A評価とした。
322
(2) 広域行政の推進
「基本方向」
①広域行政の推進
関係市町村との連携・協力を図りながら、広域市町村圏における各種事業の推進に努めます。
また、多くの自治体・地域との交流を深め、産業・交通・教育・医療・防災などさまざまな分
野に関する幅広いネットワークの形成を進めます。
「基本方向を実現させるための施策」
■周辺市町村との連携 企画課
*周辺市町村との連携については、札幌広域圏組合や千歳・苫小牧地方拠点都市地域整備推進
協議会、石狩地方開発促進期成会などを通じて、周辺市町村と連携を図った取組を進め、共
有する行政課題の解決などを行ったほか、ゴミ処理や消防・水源開発などにおいて、広域処
理を視野に入れた他市町村との連携を図った。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
1
成 果 指 標 名
広域事務事業数
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
9
11
11
8
事業
137.5
指標の説明
1:札幌広域圏組合事業数
〈 施策の達成度:B 〉
*代替指標「広域事務事業数」については、目標値を達成することができた。また、協議会等
を通じた連携も図ったことから、B評価とした。
「基本方向を実現させるための施策」
■広域ネットワークの整備 企画課、観光振興課
*札幌広域圏組合については、石狩管内の8市町村で構成しており、相互の協力・連携のもと、
圏域の市町村にまたがる具体的な共同ソフト事業を行いながら圏域全体の振興を図った。
*近隣の6市町と連携し、地方拠点都市地域の整備に取り組むとともに、研修会等の開催を通
じて、新千歳空港を核とした都市機能の増進と産業機能等の集積を促進し、居住環境の向上
を図り、地方定住の核となるような地域の形成を進めた。
*観光については、8市町村の自治体及び観光連盟等による「さっぽろ広域観光圏推進協議会」
を平成 20 年度に設置し、観光圏整備事業を行うとともに、札幌広域圏組合でも広域的観光ル
ートの整備や観光プロモーション活動を実施した。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
H17 初期値
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1
札幌広域圏組合構成団体数
8
8
8
↑
団体
―
指標の説明
1:札幌広域圏組合を構成する自治体数
〈 施策の達成度:A 〉
*代替指標「札幌広域圏組合構成団体数」については、自主的な取組により広域圏組合の枠組
みが維持されたとともに、他の分野におけるネットワークも形成されたことから、A評価と
した。
323
「基本方向を実現させるための施策」
■広域共同処理の推進 廃棄物管理課、廃棄物対策課、消)主幹(消防広域化担当)、企画課
*ごみ処理の広域化については、北海道が策定した「ごみ処理の広域化計画」において、当市
は単独処理ブロックに位置付けられているが、効率的・効果的なごみ処理体制の充実を図る
ため北海道(石狩振興局)及び近隣市町村との意見交換を行った。平成 19 年3月には、長沼
町・南幌町・由仁町で構成する南空知公衆衛生組合と協定書を取り交わし、可燃性一般廃棄
物を平成 20 年度から平成 26 年度末までの期間において暫定的に受入れることを決定し、焼
却処理を行った。
*消防行政の広域化については、災害の多様化、大規模化などに的確に対応しながら消防力を
維持するため、消防組織法の一部改正が行われ、各市町村の自主的判断に基づき、消防広域
化を推進することとなり、石狩振興局管内5消防本部の枠組みが、
「北海道消防広域化推進計
画」で示された。5消防本部の協議により、千歳市、恵庭市及び北広島市の3市を一つの組合
せとするように計画を変更し、平成 22 年度から3市消防本部において、広域化への具体的な
協議を進めた。
〈 成果指標の達成率 〉
番号
成 果 指 標 名
1
年間搬入量
2
消防広域化進捗状況
H17 初期値
149
(H19)
10
(H20)
H21 実績値
H22 見込値
H22 目標値
単位
達成率(%)
1,981
2,300
2,200
t
104.5
20
30
40
%
75.0
指標の説明
1:南空知公衆衛生組合からの可燃性一般廃棄物の年間受入量(H19 受入開始)
2:3市消防広域化における進捗割合(H20 検討開始)
〈 施策の達成度:B 〉
*ごみ処理の広域化については、南空知公衆衛生組合の可燃性一般廃棄物を、協定書に基づき
計画的に焼却処理した。しかし、消防広域化については、国が推進する平成 24 年度末までを
目標としているが、出動体制、勤務体制及び職員処遇等の統一に向けた調整に時間を要し、
スケジュールに遅れが生じていることから、総合的に判断し、B評価とした。
324
新長期総合計画総括報告書
平成 23 年5月
千歳市企画部企画課
〒066-8686 北海道千歳市東雲町2丁目 34
電話
0123-24-3131 内線:575
FAX
0123-22-8852
E メール [email protected]
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