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資料1-1 (1)(PDF形式:1355KB)
具体的実践につながる 環境教育を目指して ∼民間教育企業『栄光』の考える環境教育∼ 株式会社栄光 新規事業開発部 下田 勝昭 2008/11/18 会社概要 株式会社 栄光 (東証2部 9789) 設 立 昭和55年7月 従業員数 約1,400名 時間教師 約8,000名 『栄光ゼミナール』を主力に学習塾を首都圏を中心に北 海道から京都府まで約400校(平成20年9月現在)展開 生徒数 約70,000名(平成20年9月現在) グループ 日本教育大学院大学・KAPLAN日本校・株式会社エデュプレス 株式会社エデュケーショナルネットワーク *全国1万塾・中学生の15%が使用している教材を制作・販売 2008/11/18 本日の報告内容 1.栄光の環境教育への取組事例 低学年対象無料エコ理科実験 常設理科実験教室『栄光サイエンスラボ』 受験指導における環境教育 ~入試での出題のされ方に見る環境 日常生活につながる環境教育 2.現状の環境教育が抱える課題の整理 環境教育の目指すゴール ESDと環境教育 『環境保全の意欲の増進及び環境教育の推進に関する基本的な方針』 3.課題解決へ向けて提案と弊社の取組 環境教育カリキュラム・シラバス 環境教育テキスト 2008/11/18 1.栄光の環境教育への取組事例 栄光が環境教育に取り組む背景 教育・・・子どもたちを教え育むことで未来を創造する 多数の子どもを直接指導する塾として「持続可能な社 会」の実現に寄与したい 将来を担う子どもたちに活用できる正しい知識を与える OECDのPISAで示された科学的リテラシーを強化する 子どもたちへ環境配慮行動を促すことでCSRを果たす 指導の中で体系的な環境教育カリキュラムを創出する 近年頻出し、中学入試では第5の教科と言われる 環境関連の入試問題への対策 2008/11/18 1−1.低学年対象エコ理科実験 小2・3の塾生+一般外部の児童を対象 ( 無料にて実施・CSR ) 年間5回・各回5千名弱で、のべ2万名程度が参加 (例)9月のテーマ;「リサイクル」(発泡スチロールを素材とした資源再生 の実験) ※発泡スチロール再資源化協会様にご協賛いただいた 目的:身近な題材を用いて環境問題への「気付き」「理解」を促す 「リサイクル」とは何か、「3R」とは何かという「知識」を得てもらう 効果:日常生活での活用・リサイクル活動への参加・意識喚起 今後も身近なテーマでの環境配慮行動につながる体験学習の継続 写真・肖像権保護のため削除 2008/11/18 1−2.常設実験教室『栄光サイエンスラボ』 目的 科学的リテラシー能力の増進 学校での実験時間が減少していることへの対応 科学実験を子どもたちに指導する専門教室=カリキュラム監修を東工 大名誉教授の安藤博士にお願いし本格的な内容を提供 自ら体験的に学ぶことで、理解を深める 自ら調べ仮説を立て検証実験し、プレゼンテーションを行う 首都圏・仙台地区に現在6教室(本年4月スタート)今後も全国に拡大 1ヶ月に1度は環境をテーマとした実験が組み込まれ、体系的に環境保 護へのアプローチを学習することができる 将来的には「環境教育専門コース」を設置しハイパー・エコ・キッズ育成 企業運営の科学館などでもハイレベルな学習会を開催=子どもたちの 学ぶ姿勢・成果が見える ※本年度は東芝さんのご協力をいただいた 2008/11/18 1−2.常設実験教室『栄光サイエンスラボ』 最先端の実験設備を、ひとりひとりの生徒全員が使えるように。 写真・肖像権保護のため削除 プレゼンテーション大会(子ども学会)には保護者の方もお招きします。 2008/11/18 1−2.常設実験教室『栄光サイエンスラボ』 栄 光ゼミ ナール サイエ ンスラボ カリキュラム (平成20年9月19日現在) ( 赤色は物理、青色は化学 、緑色は生物、ピンク色は地学 、黒 色は理科総合となっておりま す。) 実 施月 4月 4月 5月 5月 6月 6月 7月 7月 8月 8月 第一 年度 9月 9月 10月 10月 11月 11月 12月 12月 1月 1月 月 前半 後半 前半 後半 前半 後半 前半 後半 前半 後半 前半 後半 前半 後半 前半 後半 前半 後半 前半 後半 実 施月 2月 2月 3月 3月 4月 4月 5月 5月 6月 6月 7月 第二 年度 7月 8月 8月 9月 9月 10月 10月 11月 11月 12月 12月 1月 1月 月 前半 後半 前半 後半 前半 後半 前半 後半 前半 後半 前半 後半 前半 後半 前半 後半 前半 後半 前半 後半 前半 後半 前半 後半 2008/11/18 プレッ プ(幼稚園) 自己紹介・糸電 話 じしゃくでさかなつり さとうのひみつ シャボン玉のしくみ おさかなプカプカ いろのひみつ マジカル スライム プロペラぶんぶん 空気は力もち 研究 発表会 プレッ プ(幼稚園) 自己紹介・糸電 話 じしゃくでさかなつり さとうのひみつ シャボン玉のしくみ おさかなプカプカ いろのひみつ マジカル スライム プロペラぶんぶん 空気は力もち 研究 発表会 バチュラー 自己 紹介・諸注意・実験器具の使い方 磁石でさかなつり くるくる潜望鏡 さとうからべっこうあめをつく ろう ベンハムごまを作ろう あぶ らのせいしつとすて方 発表会準備 研究発表会 水で浮 くのはなぜ? 電球のつくり プ ープ ーストロー笛 えだのぼり テントウムシ 物のとけ方 あたたかいものは大きい? グルグル紙リング 空気砲を作ろう メダカのからだ 空気のあっしゅく 発表会準備 研究発表会 マスター 自己紹介・諸注意・実験器具の使い方 磁石のせいしつ 鏡で見る不思議な世界 直列つなぎと並列つなぎ 錯視と盲点 せっけんとろうそくの関係 発表会準備 研究発表会 浮力と浮沈子 てこの実験 手作り ギターを作ろう ポンポン船を作ろう 物のとけ方 熱の伝わり方 ふわふわ芳香剤 からだの名前 メダカのからだ フナの からだ 発表会準備 研究発表会 ドクター 自己紹介・諸注意・実験器具の使い方 気体発生の組み合わせ 乾留実験 豆電球の回路 立体視を科学する 環境にやさしいせっけん 発表会準備 研究発表会 真空って何? 地震の 科学 浄水を科学する 水溶液の濃さと結晶 月の光り方 紙コップで湯 わかし? 内臓の形と名前 消化酵素のはたらき 炎色反応を観察しよう フナのからだ 発表会準備 研究発表会 バチュラー 自己 紹介・諸注意・実験器具の使い方 種子のつくりと発芽 種子の発芽と成 長 フラワーインクを作ろう 土団子を科学する クラフトプレーンを作ろう 「色」を分解しよう! タンパク質を科学する マイナス20℃の世界を体感しよう! 金属のせいしつ 発表会準備 研究発表会 光と影 植物の利用 望遠鏡を作ろう 化石を科学する 「うず」を科学する やじろべえを科学する 人工いくらを作ろう くぎモーターを作ろう ボルタ電池を作ろう 静電気を科学する 発表会準備 研究発表会 マスター 自己紹介・諸注意・実験器具の使い方 花のつくりとはたらき 色々な花粉を観察しよう マグデブ ルグ半球を作ろう 懐中電灯を作ろう 油を 科学する タンパク質を科 学する マイナス70℃の世界を体感しよう! 宝石を科学する 水の電気分解 発表会準備 研究発表会 石器を作ろう 時計反応を体感しよう 振動反応を体感しよう メッキの不思議 つり あいの不思議 ガウス加速器と衝突のしくみ 木炭のせいしつ 電子回路を科学する(中級)① 電子回路を科学する(中級)② さとうからカルメ焼きを作ろう 発表会準備 研究発表会 ドクター 自己紹介・諸注意・実験器具の使い方 プラスチックを科学する 葉と光合成 葉の気孔を観察しよう 電流と磁界・電磁石 コイルモーターを作ろう 水溶液の性質を見極めよう 水溶液の中和 ・ブラインドテスト ドライアイスと二酸化炭素 ふりこの性質 発表会準備 研究発表会 こすって火起こし 蒸発の 科学 小石・砂・粘土の堆積 色々な岩石とその分類 電子ホタルの光 電子 回路を科 学する(上級)① 電子 回路を科 学する(上級)② 電子 回路を科 学する(上級)③ 電子 回路を科 学する(上級)④ ソーラーカーを作ろう 発表会準備 研究発表会 1−3.受験指導における環境教育 最近の入試の出題傾向(特に中学受験での環境関連の出 題頻度は理科・社会科の30%程度を占める)から、小学校 での理論的な環境学習が求められていることが分かる。 『テストに出る』は子どもにとって強いインセンティブとなる。 最先端の指導が要求される。 環境は「中学入試の第5の教科」といわれる。 『環境保全の意欲の増進及び環境教育の推進に関する基 本的な方針』(16.9.24閣議決定)に言う「理解の深化」が「問 題の解決能力育成と行動への促し」に繋がることを意識した 指導が必要。そういった出題がされる。 2008/11/18