...

60 ひとり親家庭等日常生活支援事業

by user

on
Category: Documents
13

views

Report

Comments

Transcript

60 ひとり親家庭等日常生活支援事業
60
ひとり親家庭等日常生活支援事業
子育て支援課
(1)事業の概要
母子家庭・寡婦及び父子家庭の者が、通学や疾病、冠婚葬祭等により一時的に日常生活の
援助や保育サービスが必要となる場合に、登録された家庭生活支援員を派遣し、身の回りの
世話等を行うことにより、ひとり親家庭等の生活を支援する。
サービス内容
生活援助
利用者の自宅での子どもの保育、食事の世話、住居の掃除、身の
回りの世話、生活必需品などの買い物、医療機関との連絡など
子育て支援
利用条件
家庭生活支援員の自宅や講習会会場での子どもの保育
母子家庭・寡婦及び父子家庭であって次の事由が生じている場合
・技能修得のための通学、就職活動等自立促進に必要な事由
・疾病、出産、看護、事故、災害、冠婚葬祭、失踪、転勤、出張、学校等の公
的行事の参加等社会通念上必要と認められる事由
利用料金
(1時間あたり)
委託先
生活援助
子育て支援
生活保護世帯・市民税非課税世帯
無
料
無
料
児童扶養手当支給水準所得世帯
150 円
70 円
上記以外
300 円
150 円
市母子寡婦福祉連合会
(2)成果指標値の推移
成果指標
H22実績
派遣件数
H26目標
67 件
達成度
50 件
A
派遣件数(件)
120
104
100
80
88
H15事業開始
69
67
60
40
47
35
20
50
50
50
50
H23
H24
H25
H26
27
12
0
H15
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
平成 17 年より減少傾向にあったが、市政だよりやメールマガジン等による広報を行った
ことで、平成 21 年より利用者が増加しH26 目標を達成できている。
144
(3)平成22年度に講じた施策の内容
児童扶養手当や、ひとり親家庭等医療費助成申請時に周知を図るとともに、市母子福祉
連合会と連携し、研修会を通した会員のスキルアップを図った。
(4)事業の方向性
事業の周知を図り、適切に実施する。
145
61
ひとり親家庭児童訪問援助事業
子育て支援課
(1)事業の概要
ひとり親家庭の児童を対象に、気軽に相談できる相手として大学生等(児童訪問援助員)
を家庭に派遣し、児童の悩みを聞き、心の支えとなるとともに生活面の指導を行う。
平成19年4月、熊本学園大学と連携協力に関する協定書を締結し、事業を実施している。
<制度の概要>
対象者
ひとり親家庭(母子家庭、父子家庭、父母のいない家庭)の児童(小・中学生)
※ただし、不登校児童等については教育委員会の「ユアフレンド事業」で対応
事業内容
○児童訪問援助員
熊本学園大学大学生及び大学院生
○事業詳細
・訪問回数
月に2回以内・4時間以内/回(児童訪問援助員の移動時間含む)
・訪問期間
原則6ヶ月間とする
・支援内容
話し相手、相談相手、簡単な学習指導、その他
・派遣先
児童の家庭、公園、図書館等の公的機関
・児童訪問援助員の謝礼
※
1回あたり2,400円(交通費含む)
派遣実施にあたっては、親及び児童に対して十分な面接を実施するとともに、
派遣後も児童訪問援助員からの報告書を基に、親及び児童に対する相談・指導を
継続して実施
○その他
活動中の事故等については「熊本市ボランティア活動保険」を適用する。
利用料
無
料
(2)成果指標値の推移
成果指標
H22実績
H26目標
達成度
児童訪問援助員数
39 人
80 人
D
派遣援助員数(延べ人数)
11 人
50 人
D
146
児童訪問援助員数(人)
H19事業開始
150
115
100
64
50
80
80
80
80
H23
H24
H25
H26
39
46
0
H19
H20
H21
H22
派遣援助員数(人)
60
H19事業開始
39
40
28
37
20
50
50
50
50
H23
H24
H25
H26
11
0
H19
H20
H21
H22
児童訪問援助員の登録数が減少傾向にあり、対象児童とのマッチングが難しくなってきている。
(3)平成22年度に講じた施策の内容
本事業も4年目を迎え、熊本学園大学と連携を図りながら、新たな児童訪問援助員の登録
を行うとともに、6月と2月に事業実施委員会を開催した。また、2月にはフォローアップ
研修(実践報告、グループ討議)を実施した。
(4)事業の方向性
・制度の周知を図る。
・親及び児童に対して十分な面接を実施するとともに、派遣後も児童訪問援助員からの報
告書を基に、親及び児童に対する相談・指導を継続して実施する。
147
62
母子生活支援施設への入所
子育て支援課
(1)事業の概要
児童福祉法第23条に基づき、配偶者のない女子またはこれに準ずる事情にある女子及び
その者の監護すべき児童を入所させて、これらの者を保護するとともに、これらの者の自立
の促進のためにその生活を支援し、あわせて退所した者について相談その他の援助を行なう。
対象者
配偶者のない女子とその児童(原則18歳未満)
DV被害等を受けている女子とその児童
入所者負担額
課税額に応じて月額負担あり
<熊本市内の母子生活支援施設>
施設名
定
熊本市大江荘
員
18世帯
20世帯
熊本市
社会福祉法人同胞友愛会
大江6丁目
壺川2丁目
設置主体
所
在
はばたきホーム
(2)成果指標値の推移
成果指標
H22実績
H26目標
41 世帯
40 世帯
入所世帯数(各年4月1日現在)
入所世帯数(世帯)
41
20
A
40
40
40
H23
H24
H25
H26
40
40
40
40
40
36
40
30
達成度
26
20
24
26
22
20
29
32
33
26
22
22
23
21
15
18
11
10
0
市内
市外
合計
6
H15
20
6
26
4
4
H16
20
4
24
H17
22
4
26
7
6
H18
22
7
29
H19
26
6
32
H20
22
11
33
H21
21
15
36
H22
23
18
41
市内2施設への入所は23世帯59人、市外施設は18世帯59人。合計41世帯11
8人の母子を保護している。
148
(3)平成22年度に講じた施策の内容
①広域入所受入
DV等の理由により、県外から入所を希望する者を大江荘に受け入れた。
平成22年度大江荘入所及び広域入所状況(世帯)
20
16
15
15
14
14
15
11
12
11
12
14
12
10
2
2
2
2
2
1
1
1
1
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
2
3
4
0
4月
全入所者世帯
1月
2月
3月
広域入所者世帯
②指定管理者について
平成21年度から平成23年度までの指定管理者として、社会福祉法人 熊本市社会福
祉事業団が選定されている。
(4)事業の方向性
相談や支援体制の充実を図る。
<補足説明>
平成24年4月、新たな母子生活支援施設が民設民営方式で開設予定
149
63
保育所入所への配慮
保育幼稚園課
(1)事業の概要
ひとり親家庭の父親又は母親の就労を支援するため、保育所入所の選考基準についてひと
り親家庭の加算措置を講じているが、更なる支援のために加算を上乗せする。
<加算点数表(抜粋)>
区分
状
況
加算点
1
父子・母子家庭の場合
+ 2
2
兄弟姉妹が申し込み保育所に在園している場合
+ 1
3
産休明け・育休明けで復職する場合(自営・実家手伝い除く)
+ 2
4
児童の家庭状況に児童相談所・保健福祉センター等の支援がある場合(虐待を除く)
+ 2
※保護者が1名の場合は、基準点に10点を加えたものをその児童の基準点とする。
(2)平成22年度に講じた施策の内容
ひとり親家庭が入所選考において不利にならないよう、親の基準点+10 点(基準点の最高
点)+加算点 1 点としていたが、平成 22 年度入所より、ひとり親世帯の就労の重要性に配慮
し、加算点を 2 点とした。
(3)事業の方向性
ひとり親家庭の就労支援策として、今後も継続する。
150
151
64
市営住宅入居への配慮
住宅課
(1)事業の概要
市営住宅の入居申込にあたり、条例で定める基準(一般世帯向け住宅申込資格)を満たす
母子(父子)家庭については、抽選番号を二つ付与し、当選確率を2倍に引き上げる優遇措
置を行なっている。
<一般世帯向け住宅申込資格>
①熊本市内に住所又は勤務場所を有する者であること。
②現に同居し、または同居しようとする親族があること。
(親族には、事実上婚姻関係と同様の事情にある者その他婚姻の予約者を含む。)
③申込世帯の収入が公営住宅法の基準を超えないこと。
④現に住宅に困窮していることが明らかな者であること。
⑤入居する世帯員の中に市税滞納者等がいないこと。
⑥その者及び同居し、又は同居しようとする者が暴力団員でないこと。
<優遇措置の対象となる世帯>
①母子世帯
入居申込者に配偶者がなく、本人とその子のみからなる世帯で現に20歳未満
(父子)
の子を扶養し、かつ同居している場合
②多子世帯
同居者の中に18歳未満の児童が3人以上いる場合
③障がい者世帯
身体障害者手帳の交付を受け得る程度の方がいる世帯で、その障がいの程度が
1級から4級の者がいる場合
療育手帳の交付を受け得る程度の方がいる世帯で、その障がいの程度がA1、
A2又はB1、B2の者がいる場合
戦傷病者手帳の交付を受け、その障がいの程度が恩給法別表第1号表の2の特
別項症から第6項症まで又は別表第1号表の3の第1款症の者がいる場合
④老人世帯
年齢が満60歳以上のみの者からなる世帯又は夫婦のいずれか一方が満60
歳以上の場合
年齢が満60歳以上の者と満18歳未満の者からなる場合
152
(2)平成22年度に講じた施策の内容
優遇措置制度について、団地募集時に市ホームページに掲載した。
平成22年度抽選結果(定期募集及び臨時募集の合計)
申込者数
全
体
母子(父子)家庭
当選者数
倍率
4,746 人
438 人
10.8 倍
586 人
167 人
3.5 倍
(3)事業の方向性
制度の周知を図り適切に実施する。
153
65
母子福祉センターの運営
子育て支援課
(1)事業の概要
母子及び寡婦福祉法第38条の規定に基づく、母子福祉施設としての熊本市母子福祉セン
ターにおいて、各種の講座や相談事業を行うとともに、ひとり親家庭の子どもの健全育成を
目的とした事業等を行い、ひとり親家庭等の自立を促す。平成18年度から、指定管理者制
度による管理運営を行っている。なお、平成19年度から父子家庭も参加できる講座等を開
設している。
位
置
事
業
水前寺 4 丁目 47 番 50 号
①技能習得講座
パソコン検定、表計算技士、訪問介護員2級、調剤薬局
事務資格、マナー検定等
②教養講座
書道、華道、煎茶道、童謡等
③健康講座
料理教室、気功、整体、健康体操等
④法律相談
弁護士による法律相談
⑤家庭一般相談
生活・住宅・養育・教育などの相談
⑥養育費相談
養育費に関する相談、年に2回、養育費取得手続きに関
する講習会を実施
⑦児童健全育成事業 親子料理教室、レクリェーション、パソコン教室等
⑧無料職業紹介所
求人情報等の提供、紹介状作成
利用者
母子家庭の母及び児童、寡婦、一部父子家庭も利用可
利用料
無
開館時間等
料
火曜日~土曜日・・・午前9時~午後9時
日曜日・・・・・・・午前9時~午後5時
(休館日は月曜・祝日・年末年始)
指定管理者
社会福祉法人照敬会、NPO法人ここへおいでよ共同企業体
(2)成果指標値の推移
成果指標
H22実績
講座受講者数(延べ人数)
H26目標
2,879 人
達成度
3,500 人
D
受講者数(人)
3,000
2,919
2,703
2,915
3,103
1,998
1,878
2,118
1,906
3,500
3,500 3,500
2,879
2,364 2,305 2,392
2,000
3,500
1,982
2,064
1,609
1,665
1,000
H15
H16
H17
H18
H19
技能講座
H20
H21
H22
教養講座
H23
H24
H25
H26
就業支援を軸とした講座内容見直しと広報強化により、全体的に利用人数は増加した。
154
(3)平成22年度に講じた施策の内容
①各事業の充実
「相談事業」
「講座運営事業」
「児童健全育成・ふれあい事業」を中心に実施。
、ひとり
親支援講座として、ノーバディーズパーフェクトプログラム(父子家庭も参加可能)等
を実施した。
②就業に結びつく講座の充実
情報提供の充実
パソコン関係講座や訪問介護員2級養成講座等、直接就業に結びつくと思われる講座
の充実を図った。市内の公民館、市民センター、民生児童委員等に事業チラシを配布し
た。
(4)事業の方向性
ひとり親家庭等(父子家庭の利用も可能)の自立促進と福祉の向上を図るため、各種事業
や講座の内容の充実を図る。
<補足説明>
①利用者の視点に立ち、講座内容等の見直しを行うとともに、広報活動にも力を入れ
受講者の増加を図る。
②相談能力を高め、母子家庭等の問題解決に対する支援体制を強化する。
155
66
母子家庭の母等雇用奨励金
産業政策課(旧商業労政課)
(1)事業の概要
市内に事業所を有する事業主が、市内在住の身体障がい者、知的障がい者、精神障がい者、
又は母子家庭の母等を継続して雇用した場合に雇用奨励金を支給する。
(交付対象者)
対象労働者を継続して雇用する事業主で、国の特定求職者雇用開発助成金の支給の決定を
受け、かつ、市税滞納がない事業主。
(対象労働者)
・母子家庭の母等
・身体障がい者、重度障がい者、精神障がい者
(雇用奨励金の額)
対象労働者一人につき月額4,000円、重度障がい者は6,000円。
(交付対象期間)
国の特定求職者雇用開発助成金支給決定通知書の「支給対象となる期間」とする。
(最大12ヶ月)
(2)成果指標値の推移
成果指標
H22実績
交付件数(母子家庭の母等)
57 件
H26目標
達成度
―
―
交付件数(母子家庭の母等)(件)
60
48
50
57
45
40
29
30
20
26
20
18
10
1
0
H15
H16
H17
H18
H19
平成22年度の交付件数は、57件であった。
156
H20
H21
H22
(3)平成22年度に講じた施策の内容
市内に事業所を有する事業主が、市内在住の身体障がい者、知的障がい者、精神障がい者、
又は母子家庭の母等を継続して雇用した場合に雇用奨励金を支給した。
(4)事業の方向性
事業の周知を図り、適正に給付を行う。
157
67 母子自立支援プログラム策定員の設置
子育て支援課
(1)事業の概要
平成19年1月から母子自立支援プログラム策定員を設置し、児童扶養手当受給者で、就
労意欲がありながら十分な就労が行えていない者に対し、面接等を実施し個々の事情に応じ
た自立支援プログラムを作成し、ハローワーク等との連携をとりながら、継続的な就労支援
を行う。
対象者
児童扶養手当受給者(生活保護受給者を除く)
支援内容
①母子自立支援プログラム策定員が相談者と面接
②自立支援プログラムを作成
相談者に合った就労支援メニューを計画
必要に応じて、母子家庭自立支援給付事業等の就業支援策の活用について十
分な説明を行う
③ハローワークでの「福祉から就労」支援事業の活用
ハローワークへの紹介(策定員が相談者に同行する)
安定所ナビゲーターと協同で就労支援メニューを作成
就職決定まで、策定員が継続的に支援
利用料
無料
(2)成果指標値の推移
成果指標
H22実績
H26目標
達成度
プログラム策定件数
68 件
150 件
D
就職件数
49 件
70 件
B
プログラム策定数(件)
160
150
150
150
150
H23
H24
H25
H26
140
120
100
80
114
H19事業開始
75
75
68
60
H19
H20
H21
H22
158
就職件数(件)
80
74
70
70
H23
H24
70
70
H25
H26
60
H19事業開始
45
49
46
40
H19
H20
H21
H22
平成21年度は雇用情勢により、相談者が増加したために、平成22年度は実績値は減少
しているが、就職割合は毎年上昇している。
(3)平成22年度に講じた施策の内容
対象者が窓口に訪れる児童扶養手当現況の時期にあわせて、チラシの配布と制度について
の説明を行った。
(4)事業の方向性
・事業の周知を図り、ハローワーク、母子福祉センターとの連携を図りながら、就労支援
を進めていく。
・ 相談件数、就職件数が増加しており、円滑な就労支援を行なうための方策を検討する。
<補足説明>
平成22年度以降の相談者の傾向として、障がいのある方等が増加しており、就職困難な
状況からプログラム策定まで至らないのが課題である。
159
68 ひとり親家庭等無料職業紹介所による就業支援事業
子育て支援課
(1)事業の概要
平成19年3月、ひとり親家庭等に対する施策を総合的かつ計画的に展開するため「熊本市ひ
とり親家庭等自立促進計画」を策定。計画において就業促進に向けた支援策の一つとして、職業
安定法に規定される無料職業紹介所を開設することとした。
熊本市母子福祉センター内に、熊本市ひとり親家庭無料職業紹介所「J サロン・水前寺」を
開設し、相談者等の希望する雇用条件等を登録するとともに、希望内容にあった求人情報等の提
供・斡旋等を行うもの。
開設日
対象者
開設場所
平成19年7月19日
母子家庭の母及び父子家庭の父
熊本市水前寺4丁目47番50号
熊本市母子福祉センター内
・求人・求職者登録
業務内容
・就業斡旋(紹介状の作成)
・就業情報の収集・情報提供
・各種就労支援施策の説明等
母子家庭自立支援教育訓練給付、母子家庭高等技能訓練促進費給付など
利用料
無料
(2)成果指標値の推移
成果指標
H22実績
H26目標
58 件
80 件
相談件数
達成度
B
相談件数(件)
H19 事業開始
100
80
74
82
80
80
80
80
H23
H24
H25
H26
60
40
58
50
20
0
H19
H20
H21
H22
160
紹介状作成件数(件)
30
20
10
H19 事業開始
9
6
0
2
0
H19
H20
H21
H22
新規申請者、窓口での相談者等への案内など広報に努め、今後も利用人数を増やしていく。
(3)平成22年度に講じた施策の内容
求人情報の提供・斡旋を行うとともに、就業から家庭生活相談までというように、熊本市母
子福祉センターと協働しながら、幅広い相談に応じた。
(4)事業の方向性
事業の周知を図り、ひとり親家庭の就労を支援する。
161
69
母子家庭自立支援教育訓練給付金事業
子育て支援課
(1)事業の概要
母子家庭の母親が安定した職に就くことを目的として、市が指定した資格取得のための講
座等を受講し終了した場合、受講料の一部を助成し、母子家庭の自立促進を支援する。
対象者
次の要件を満たす者
・母子家庭の母(児童扶養手当支給所得水準以下であること)
・過去に本市での給付を受けていない者(本制度の給付は 1 度のみ)
・ハローワークでの受給資格がない者(ハローワークでも同様の給付制度があり、
雇用保険に継続して 3 年以上加入している者や、その後離職して 1 年を経過しな
い者は、ハローワークでの申請)
対象講座
雇用保険制度の教育訓練給付指定の教育訓練講座
(主な講座)ホームヘルパー2級、医療事務、司法書士、調理師等講座
助成内容
講座受講料(入学費含む)の20%(上限10万円
申請手続
受講開始前に申請
下限4千円)
(2)成果指標値の推移
成果指標
H22実績
助成件数
6件
助成金額
213 千円
H26目標
達成度
8件
B
150 千円
A
助成件数(件)
30
19
20
21
15
12
8
10
4
6
8
8
8
8
H23
H24
H25
H26
0
H16
H17
H18
H19
H20
H21
162
H22
助成金額(千円 )
1,200
1,032
1,000
906
800
600
852
534
400
105
200
164
213
150
150
150
150
0
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
※平成19年10月法改正により、助成額が1/2に減額され、申請が減少した。
(3)平成22年度に講じた施策の内容
①携帯メールマガジン等も活用した情報の提供に努めた。
②児童扶養手当現況届の時期にあわせて、制度説明のチラシの配布を行った。
(4)事業の方向性
事業の周知を図り適正な給付を行う。
163
70
母子家庭高等技能訓練促進費給付事業
子育て支援課
(1)事業の概要
母子家庭の母が、2年以上の修業期間を必要とする資格を取得する場合、経済的な援助を
行うことにより安定した職に就くための支援を行う。
対象者
次の全ての要件に該当する者を対象とする。
①
母子家庭の母(児童扶養手当支給所得水準以下であること)
②
就業又は育児と修業の両立が困難であると認められる者
対象資格
看護師、介護福祉士、保育士、理学療法士、作業療法士等
助成内容
①訓練促進費
修業する期間の全期間(平成24年3月31日入学者までが対象)に、月額14
1,000円(市町村民税課税世帯は月額70,500円)を支給する。
②修了一時金
養成機関を修了後、50,000円(市町村民税課税世帯は25,000円)を
支給する。
(2)成果指標値の推移
成果指標
H22実績
助成件数
97 件
助成金額
135,783 千円
H26目標
達成度
50 件
A
47,500 千円
A
助成件数(件)
120
100
97
80
H15 事業開始
60
53
40
20
9
5
11
12
H16
H17
H18
21
24
H19
H20
50
50
50
50
H23
H24
H25
H26
0
H15
H21
H22
平成 21 年 7 月 9 日の制度改正により、急激に申請件数が増加した。
164
助成金額(千円)
140,000
135,783
120,000
100,000
80,000
H15 事業開始
62,413
60,000
40,000
20,000
5,562 4,944
47,500 47,500 47,500 47,500
19,570
10,094 10,815
18,746
0
H15
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
平成 21 年 7 月 9 日の制度改正により、急激に助成金額が増加した。
(3)平成22年度に講じた施策の内容
平成21年7月9日の制度改正により、支給対象期間が修業期間後半の1/2の期間から
全期間に拡大され、支給額も10万3千円(課税世帯は5万千5百円)から14万1千円(課
税世帯は7万5百円)に引き上げられたため、市政だよりや市ホームページ等で広報すると
ともに関係機関にも周知を図った。
(4)事業の方向性
事業の周知を図り適正な給付を行う
165
71 養育費相談員の配置
子育て支援課
(1)事業の概要
平成20年11月から専門相談員を配置し、養育費に関する相談や情報提供を行うことに
よって、ひとり親家庭等の養育費の取り決め率の増加等を目指し、ひとり家庭等の生活の安
定を図る。
対象者
熊本市内在住で、離婚前後にかかわらず、養育費に関する相談を希望される方
①養育費の取り決めや支払いの履行・強制執行、面接交渉等に関する相談・調整
支援内容
②専門機関(家庭裁判所、公証人役場等)への案内、情報提供
③関係書類の作成支援
④ひとり親に対するその他の支援
利用料
無料
(2)成果指標値の推移
成果指標
H22実績
H26目標
193 件
200 件
相談件数
達成度
B
相談件数(件)
240
220
200
180
160
140
120
100
80
60
40
H20 事業開始
218
193
200
200
200
200
H23
H24
H25
H26
49
H20
H21
H22
事業開始は平成 20 年 12 月であるため、平成 20 年度の実績数は 12 月~3 月の 4 か月分となっ
ている。
166
(3)平成22年度に講じた施策の内容
相談内容の内訳
相談のあった 193 件の内訳は、養育費の取り決め方法 144 件、面接交渉 175 件、支払い
の履行・強制執行 31 件、その他 11 件(複数回答あり)
(4)事業の方向性
養育費確保のための方法等についての周知や相談に対する助言を行う。
<補足説明>
平成 21 年度に実施した母子家庭に対するアンケート調査により、養育費の取り決めを
していない、または取り決めをできなかった理由として、「相手に支払う意思や能力が
ないと思ったから」(30.7%)、「相手と関わりたくなかったから」(18.2%)が上位を占
めており、積極的に養育費の支払いを要求していなかったり、また、交渉方法の知識が
あれば養育費の支払いを受けることが可能と思われるケースが見受けられた。
そのため、養育費確保支援事業について周知を行い、養育費の受け取り率の向上を図
り、自立促進を目指す。
167
72
児童扶養手当支給事業
子育て支援課
(1)事業の概要
父又は母と生計を同じくしていない児童が育成される家庭の生活の安定と自立の促進に
寄与するため、児童の母・父又は養育する者に対して児童扶養手当を支給する。
対象者
次の児童を監護する母または養育者
①父又は母が死亡した児童
②父母が婚姻を解消した児童
③父又は母が一定以上の障害の状態にある児童
④父又は母の生死が明らかでない児童
⑤父又は母から一年以上遺棄された児童
⑥父又は母が1年以上拘禁状態にある児童
⑦母が婚姻によらないで出生した児童
⑧⑦に当たるかが明らかでない児童
(注)
1
母が遺族年金等の公的年金を受給している場合等は手当の対象とならない。
2
母又は養育者、及びその扶養義務者(同居する父母、兄弟)の前年度の所得が
制限額を超過している場合は手当の支給対象とならない。
支給額
母・父又は養育者、及びその扶養義務者の所得額に応じて手当を支給する。
(養育費についてはその8割を所得として算入)
全額支給:41,720円
一部支給:41,710円~9,850円
加算額:第2子5,000円
支給日
支給期間
第3子以降1人につき3,000円
毎年4月、8月、12月の各11日(各前月までの分を支払う)
児童が18歳になった年度の3月31日まで
(児童に一定の障害がある場合は、20歳になる誕生月まで)
(2)成果指標値の推移
成果指標
H22実績
H26目標
達成度
8,284 人
―
―
3,763,058 千円
―
―
受給者数(3月末現在)
支給金額
受給者数(3月末現在)(人)
8,500
8,284
8,000
7,500
7,185
7,000
6,500
7,347
7,136
7,348
6,680
6,359
6,568
6,000
H15
H16
H17
H18
168
H19
H20
H21
H22
支給金額 (千円)
3,763,058
3,800,000
3,700,000
H14年8月より支給
H14決算962,328千円
3,600,000
3,463,573
3,500,000
3,337,535
3,400,000
3,300,000
3,386,047
3,285,164
3,214,839
3,200,000
3,100,000
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H21→H22 の急激な増加については旧植木町・旧城南町の合併及び父子の新設によるもの。
(3)平成22年度に講じた施策の内容
平成 22 年 8 月 1 日から児童扶養手当法の一部を改正する法律が施行され、児童を監護し、
かつ、これと生計を同じくする当該児童の父に対し新たに手当を支給することになり、その
広報等に努め、制度拡大の周知を図った。
(4)事業の方向性
事業の周知を図り、適正な給付を行う。
<補足説明>
児童扶養手当法(昭和 36 年法律第 238 号)及び関係法令に必要な改正が行われた。
児童扶養手当について父子家庭の父を支給対象とする措置が講じられた。
169
73
ひとり親家庭等医療費助成事業
子育て支援課
(1)事業の概要
ひとり親家庭等の健康の増進及び福祉の向上を図ることを目的として、受給資格者が医療
機関に支払う一部負担金の一部を助成する。
対象者
次の児童を監護する父又は母及び児童本人。ただし、父、母又は養育者、及びその
扶養義務者(同居する父母、兄弟)の前年度の所得が所得制限額を超過している場
合は助成の対象とならない。
①父又は母が死亡した児童
②父母が婚姻を解消した児童
③父又は母が一定以上の障害の状態にある児童
④父又は母の生死が明らかでない児童
⑤父又は母から一年以上遺棄された児童
⑥父又は母が1年以上拘禁状態にある児童
助成内容
医療機関等に支払う本人負担額の2/3を助成(但し、保険診療分に限る。
)
平成 22 年 3 月 23 日の植木町、城南町との合併に伴い、旧植木町については経過措
置あり
助成方法
現物給付
受給資格者が、医療機関を利用する際にひとり親家庭等医療受
給資格者証を提示することにより、その場での本人負担額は1
割となる。
償還払い
本人負担の治療費が21,000円を超える場合や市外等の医
療機関で受診した場合は、一旦3割を医療機関に支払い、後日、
市役所窓口又は総合支所窓口に払い戻しの手続きを行うもの。
受診の翌月から1年以内に領収書を添えて手続きを行う必要が
ある。
支給の終期
児童
父又は母
18歳になった年度の3月31日まで
養育している児童が20歳になる誕生月まで
(2)成果指標値の推移
成果指標
H22実績
H26目標
達成度
助成件数
60,354 件
―
―
助成金額
264,679 千円
―
―
助成件数(件)
65,000
60,354
60,000
55,916
55,000
50,000
51,013
52,064
52,443
53,423
H18
H19
H20
48,453
45,515
45,000
40,000
H15
H16
H17
170
H21
H22
助成金額 (千円)
300,000
280,000
264,679
250,868
260,000
240,000
224,532
229,221
231,689
233,321
H18
H19
H20
211,524
220,000
201,285
200,000
H15
H16
H17
H21
H22
平成22年度は、前年度と比べ助成件数で 7.9%、助成額で 5.5%(13.811 千円)増加した。
(3)平成22年度に講じた施策の内容
平成19年4月より、助成の対象を父子家庭にも拡大し、事業の周知を図り、適正な給付
を行った。
(4)事業の方向性
事業の周知を図り、適正な給付を行う。
171
74
母子寡婦福祉資金貸付事業
子育て支援課
(1)事業の概要
母子家庭等の経済的自立と生活の安定、児童福祉の向上を図るため各種資金の貸付を行う。
対象者
①母子家庭の母及び児童、②父母のない児童、③寡婦、
④40歳以上の配偶者のない女子で所得が一定以下の人
貸付種類
①事業を開始、又は継続する
事業開始資金、事業継続資金
ための資金
②児童の就学に必要な資金
修学資金、就学支度資金
③母及び児童が必要な知識技
技能修得資金、修業資金
能を習得するための資金
④その他の資金
就職支度資金、医療介護資金、生活資金、住宅資金、
転宅資金、結婚資金
償還期間
貸付完了後、半年~1年の据置期間を経て償還開始。資金毎に償還期間が異なる。主
な償還期間は次のとおり。
①修学資金
貸付期間の4倍の期間
②就学支度資金 5年間
③生活資金
貸付の要件
10年以内(技能修得の場合)
児童が借主となる場合は連帯保証人が必要。
一部の資金を除き、連帯保証人を立てる場合は無利子、立てない場合は年 1.5%の利
子がかかる。
必ず事前相談が必要。
(2)成果指標値の推移
成果指標
H22実績
H26目標
達成度
貸付件数
508 件
600 件
B
貸付総額
201,298 千円
220,000 千円
B
貸付件数(件)
700
600
500
400
300
200
100
0
488
344
392
H15
575
379
600
600
600
600
H23
H24
H25
H26
508
425
302
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H21 から安定的に推移しており成果指標の 600 件前後で今後も推移していくものと思われる。
172
貸付総額(千円)
250,000
200,000
219,847
170,428
163,645
196,150
121,880
150,000
201,298
220,000
220,000
220,000
145,214
133,994
100,000
220,000
50,000
0
H15
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
H21 から安定的に推移しており成果指標の2億2千万で今後も推移していくものと思われる。
(3)平成22年度に講じた施策の内容
償還専門員の徴収に加え、12月を滞納処理強化月間として、職員とともに夜間徴収を
実施。
緊急雇用創出事業において臨時職員を雇用し、6月、12月に催告状を発送するとともに、
併せて電話催告を実施。また、毎月発送している督促状にたいし、随時の電話催告を開始し
た。
(4)事業の方向性
事業の周知を図り、適切に実施する。
173
Fly UP