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JICA マレーシアの動き(2013 年 5 月号)

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JICA マレーシアの動き(2013 年 5 月号)
JICA マレーシアの動き(2013 年 5 月号)
【5 月の主な予定、活動】
▼ 障害者の社会参加支援サービスプロジェクト(フェーズ2)
5 月 12 日から 16 日までトレンガヌ州で、13 日から 17 日までヌグリスンビラン州で
ジョブコーチ養成研修を行います。また、研修モジュール改定後の指導マニュアル
が完成する予定です。28 日には、第 2 回目のJCC (合同調整委員会)を予定し
ています。
▼ 第 4 回アジア・ヨーロッパ教育大臣会合
第 4 回アジア・ヨーロッパ教育大臣会合が、
マレーシア高等教育省主催で 5 月 12 日から
14 日に、ロイヤル・チュランホテル・クアラル
ンプールにて開催されました。
計 51 ヶ国が参加し、今回のテーマである
アジア・ヨーロッパ教育連携分野の戦略化
に関し、アジア・ヨーロッパ間の連携強化、
拡充について議論されました。日本からは、
山中伸一文部科学審議官が出席されまし
た。会合期間中、JICA は、現在マレーシア
で実施している高等教育分野の 2 案件(アセアン工学系高等教育ネットワークプロ
ジェクト(AUN/SEED-Net)とマレーシア日本国際工科院(MJIIT))について展示紹
介しました。
AUN/SEED-Net プロジェクトは、2013 年 3
月にフェーズⅢが開始され、アセアン加盟
国 10 ヶ国 26 大学、日本の 14 大学が参加
しています。教員対象の学位(修士号、博
士号)取得支援、産業連携や知己共通課
題に対する本邦教員との共同研究、地域
共通課題をテーマとした地域会議などを、
JICA が技術協力により支援しています。
MJIIT は 2012 年 6 月に正式開校し、実験
機材の調達や、日本の大学コンソーシアム(25 大学)との協力などを、JICA が円
借款及び技術協力により支援しています。
【4 月の主な活動】
★ 経済連携の促進
▼ 税務行政改善及び人材育成プロジェクト 移転価格税制(応用編)4/15-17
4 月 15 日から 3 日間、JICA 竹内専門家が、マレーシア内国歳入庁の中堅の税務
調査官を対象に、「移転価格税制」の研修を実施しました。
最近、先進国はもとより、発展途上国においても、移転価課税は大きな問題となり
つつあり、正しい課税を行うことが、マレーシアに投資している企業にとってリスク
軽減となります。研修では、事例を中心にグループ討論も取り入れて、研修生から
多数の質問もあり、充実した研修となりました。
なお、当該研修が 2010年に開始した本プロジェクトの最後の研修となるため、マ
レーシア内国歳入庁からはアジズ次長がクロージングセレモニーに出席し、各研
修生に受講証を手渡しました。
▼ 貿易促進のための税関政策アドバイザー マレーシア税関「認定事業者(AE
O)制度」ワークショップの開催 4/16-18
マレーシア関税局に税関政策アドバイザーとして派遣されている JICA 栗田専
門家が、4 月 16 日から 3 日間、マレーシア・ペナン州税関(ペナン州スブランジャ
ヤ)において、マレーシア税関「認定事業者(AEO:Authorized Economic Operator)
制度」のワークショップを実施しました。
マレーシア関税局の『AEO制度』について一層の改善及び拡大を図るため、同
制度詳細事項の説明の他、日本税関のAEO制度や世界税関機構(WCO)が定
める「基準の枠組み」等について解説するとともに、同制度のセキュリティ要件に
ついての事例研究(具体的事案に係る討議と発表)を行うことにより、マレーシア
税関AEO制度担当者の実践力の強化が図られました。
▼ 障害者の社会参加支援サービスプロジェクト(フェー
ズ2)
4 月 22 日から 26 日まで、ケダ、プルリス州でジョブコー
チ養成研修を行いました。また、28 日から 30 日の 3 日
間、労働局の要請により、スランゴール州バンギで労働
局員向けジョブコーチ紹介研修を行いました。
4 月 9 日と 10 日は、今まで日本で研修を受けてジョブ
コーチ研修の講師となった人 20 名が集まり、現在の
研修モジュールの見直し、改定作業を行いました。
★ ボランティア
▼ 風呂敷バックワークショップ 4/17
JICA 青年海外協力隊として派遣されてい
る原隊員と東隊員が、Exxon Mobil の本社で
社員の方約 30 名の方を対象に、風呂敷バ
ックのワークショップを行いました。今回の
ワークショップは、3 年前に当時の青年海外
協力隊員が同様のワークショップを開催し
たところ、大変好評だったため、Exxon Mobil
社からの要請により実現しました。
1 時間という時間の中で 4 種類の風呂敷バック(ショッピングバッグ、ストロベリー
バッグ、ラップトップバッグ、ギフトバッグ)と、少し難しい 1 種類のラッピング(フル
ーツバスケット)の作り方を説明したところ、風呂敷バックが出来上がる度に歓声
があがり、高度なものでも参加者の皆さんは器用に作り、笑顔いっぱいでとても楽
しんでおられました。今後は任地や他の場所などでも、風呂敷バックのワークショ
ップを開催し、少しでも環境活動につなげていく予定です。
国際協力機構(JICA)マレーシア事務所
Suite 29.03, Level 29, Menara Citibank,
165, Jalan Ampang, 50450 Kuala Lumpur
Tel :( 60-3)21668900 Fax :( 60-3)21665900
発行責任者:JICAマレーシア事務所所長 佐藤 恭仁彦
編集責任者:JICAマレーシア事務所
三浦
佳子
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