...

Power Amplifiers

by user

on
Category: Documents
20

views

Report

Comments

Transcript

Power Amplifiers
Power Amplifiers
1976年に発表したヤマハパワーアンプの第一号機「P2200」以来、ヤマハは30年以上にわたって、最良のサウンド、圧倒的なパワ
ー、高い信頼性を実現したパアーアンプをツアリングSRをはじめとする様々なシーンに送り出してきました。ヤマハパワーアンプの最大
のアドバンテージは、業界標準となったデジタルミキサーやシグナルプロセッサーの開発で得た最先端の技術が惜しみなく投入されて
いる点と、長年にわたって培ってきた現場のノウハウが徹底的にフィードバックされている点にあります。SRから設備音響まで、規模や
用途に応じた多彩なラインナップで、ヤマハならではの高品位なサウンドと圧倒的なパワー、そして高い信頼性を約束します。
2ch-Power Amplifiers
出力
(4Ω)
THD+N=1%
P-S Series
XP Series
PC-1N Series
Tn Series
TXn Series
ACD1
Tn Series
PC-1N Series
XP Series
P-S Series
XM4180 / XM4080
XH200
IPA8200
TXn Series
2750W
TX6n ¥735,000
(¥700,000)
2100W
T5n ¥577,500
(¥550,000)
TX5n ¥630,000
(¥600,000)
T4n ¥504,000
(¥480,000)
TX4n ¥577,500
(¥550,000)
1750W
1500W
PC9501N ¥378,000
(¥360,000)
1300W
T3n ¥420,000
(¥400,000)
1100W
P7000S ¥194,250
(¥185,000)
XP7000 ¥252,000
(¥240,000)
PC6501N ¥336,000
(¥320,000)
800W
PC4801N ¥304,500
(¥290,000)
750W
P5000S ¥162,750
(¥155,000)
XP5000 ¥210,000
(¥200,000)
600W
PC3301N ¥252,000
(¥240,000)
590W
P3500S ¥131,250
(¥125,000)
IPA8200 ¥265,650
(¥253,000)
200W x 8
XM4180 ¥207,900
(¥198,000)
250W x 4
XP3500 ¥178,500
(¥170,000)
XM4080 ¥144,900
(¥138,000)
120W x 4
390W
P2500S ¥93,450
(¥89,000)
Multi-channel
Power Amplifiers
XP2500 ¥147,000
(¥140,000)
350W
PC2001N ¥220,500
(¥210,000)
P1000S ¥72,450
(¥69,000)
ヤマハパワーアンプに採用されているEEEngine(Energy Efficient Engine)は、クラスABアンプの高音質を保ちながら、圧
倒的なハイパワー、高効率の駆動性能、大胆な省電力化を実現したヤマハ独自の画期的なアンプドライブ技術です。50%以
下の電力消費(実使用時・従来型当社比)
を実現。また発熱量も35%以下(同)
に削減するという驚異的なスペックを達成。
電力コストの削減に貢献するだけでなく、熱による内部パーツのダメージを大幅に軽減。パーツの長寿命化により、耐久性と
信頼性を飛躍的に高めています。
EEEngineテクノロジーブロックダイアグラム
High-Impedance
Power Amplifier
効率比較データ(消費電力対出力)
4000
XH200 ¥176,400
(¥168,000)
200W x 2
120W
高音質と高効率と省電力を高次元で両立するヤマハ独自のEEEngine
XP1000 ¥105,000
(¥100,000)
税込価格
(本体価格)
EEEngine
2000
class AB
3000
class D
1600
class H
1400
2500
消費電力
(w) 2000
class AB
class D
class H
1200
発熱量
(w) 1000
800
1500
600
400
500
0
EEEngine
1800
3500
1000
200
0
500
1000
出力/ch
(w)
102
効率比較データ(発熱量対出力)
0
0
500
1000
出力/ch
(w)
103
Mixer
TXn Series
パワーアンプリファイアー
TX6n
TX5n
TX4n
¥735,000(本体価格¥700,000)
¥630,000(本体価格¥600,000)
¥577,500(本体価格¥550,000)
リアパネル
30
TX6n=2750W×2、TX5n=2500W×2、TX4n=2200W×2*の圧倒的な大出力を実現し、大規模
なコンサートやツアーユースに対応。
(*STEREO 2Ω駆動時)
● 安定度の高い2Ω駆動の実現によりラインアレイをはじめ多数のスピーカーをドライブ可能。
● 徹底した制振対策による最高品位の音質。
405
415
461
●
Power Amplifier
最新DSPを採用したプロセッサー。高精度なスピーカープロセッシング、モニタリング、コントロー
ル、プロテクションなど多彩な機能を実現。 ● フロントパネルにはLCDと操作子を用意。
● アナログ入力に加えてMini-YGDAI slot 1基を搭載し、AES/EBUデジタルインプットを標準装備。
● MYカードを換装することで多彩なフォーマットのデジタル入力/アナログ入力の追加に対応。
2系統の入力によるフェールセーフ機能も搭載。
●
480
●
Ethernet端子によりコンピュータが接続でき、専用PCソフトウェア「Amp Editor」でリモートコ
ントロール、モニタリング、システム管理などが可能。多数のアンプを使用した大規模アンプシ
ステムの一括管理、監視も可能。
●
堅牢な外装、大型空冷ファンとファンガードを搭載し、過酷なツアーユースに耐える高い信頼性を実現。
●
標準的なAB級アンプに比べて約50%の省電力化を達成したヤマハ独自のアンプ駆動技術EEEngineを採用。
4段階変速低ノイズファンを搭載。
Speaker System
●
●
41
10
17
Signal Processor
単位: mm
432
429
デジタル入力も標準搭載し、デジタルオーディオネットワークにも対応
●
2U、16.0kgの軽量・コンパクト設計。
各チャンネルが独立した電源ユニットを搭載した完全デュアル・モノラルアンプ構造。チャンネル間のセパレーションの向上だけでなく、両チャンネル同時
に重い負荷がかった場合にも安定的な動作を保証。
主要規格
Model
出力
1kHz, THD+N = 1%
1kHz, 20ms バースト
DAW / Recorder
電圧利得
入力感度
SN 比
消費電力
全高調波歪率
周波数特性
クロストーク
ダンピングファクター
最大入力レベル
入力インピーダンス
シグナルディレイ
コントロール
Option
コネクター
Fs=96kHz
Front Panel
Analog input
Speaker output
Network
Fault output
Power
TX6n
2750W x 2
2750W x 2
1700W x 2
5500W
5500W
3600W x 2
7200W
-
0.0dBu ~ 24.0dBu, 0.1dBステップ
TX5n
2500W x 2
2100W x 2
1300W x 2
5000W
4200W
3220W x 2
6440W
1250W x 2/8Ω
43.8dB ~ 19.8dB, 0.1dBステップ
-1.4dBu ~ 22.6dBu, 0.1dBステップ
108dB
107dB
106dB
1800W
75W
20W
1600W
75W
20W
1500W
75W
20W
2Ω
4Ω
8Ω
4Ω bridge
8Ω bridge
2Ω
4Ω bridge
100V Line
定電圧ライン
RL=8Ω
RL=8Ω 1kHz, THD+N=1%
20Hz~20kHz, DIN AUDIO
AES/EBU [IN] 端子→[SPEAKERS] 端子
1/8出力 (2Ωピンクノイズ)
Idle
Standby
20Hz~20kHz, 1/2出力, RL=4Ω
RL=8Ω, Po=1W
1kHz, half power, 8Ω
Att. max, input 600Ω shunt
RL=8Ω, ≦100Hz
AES/EBU input/output
インジケーター
負荷保護
アンプ保護
電源保護
冷却ファン
電源電圧
寸法・質量
付属品
104
寸法図
高音質と高信頼性を実現したTnシリーズに最新鋭プロセッサーを搭載
88
Interface / Network
TX6n
In
Thru
In
Thru
Out
≤ 0.2%
20Hz - 20kHz +0dB, -1.0dB
TX4n
2200W x 2
1750W x 2
1000W x 2
4400W
3500W
2780W x 2
5560W
-
-2.6dBu ~ 21.4dBu, 0.1dBステップ
≤ -65dB
≥ 300
+24dBu
20kΩ (バランス), 10kΩ (アンバランス)
0.729ms (アナログ入力→スピーカー端子)
POWERスイッチ(シーソータイプ)x 1, ロータリーエンコーダー x 2, ファンクションボタン x 4, HOMEボタン x 1, EXITボタン x 1,
ENTERボタン x 2, Muteボタン x 2
XLR-3-31タイプ x 2
XLR-3-32タイプ x 2
XLR-3-31タイプ (2 channels, 24-bit 96kHz ~ 44.1kHz) x 1
XLR-3-32タイプ (2 channels) x 1
XLR-3-32タイプ (2 channels, 24-bit 96kHz ~ 44.1kHz) x 1
Neutrik® SPEAKON® NL4 x 2, 5-way binding post x 2 pairs
RJ-45 x 1
Euroblock connector (3P) x 1
C-30P型電源プラグ
IDENTIFY, NETWORK, PROTECTION, BRIDGE, PARALLEL, POWER, STANDBY, MUTE, ALERT, CLIP, SIGNAL
POWERスイッチ on/off mute, DC検出: 自動的にシャットダウン、クリッピングリミット: THD ≥ 0.5%
Thermal: Mute the output (heatsink temp ≥ 90°C) (自動復帰あり)、 VI limiter (RL ≤ 1Ω) : 出力制限
Thermal: 自動的にシャットダウン (heatsink temp ≥ 100°C)
4段階変速ファン x 2
AC100V・50Hz / 60Hz
480W X 88H X 461Dmm(ハンドル未実装時、486Dmm=ハンドル実装時)・16kg
ハンドル x 2, 皿ネジ x 4, ユーロブロックプラグ(3P) x 1
Mixer
ACD1
アンプコントロールデバイス
ACD1
1U
¥262,500(本体価格¥250,000)
Interface / Network
リアパネル
●
●
専用PCソフトウェア「Amp Editor」によって、Tnシリーズ、PC-1Nシリーズ、Xシリーズの動作状況の監視とコントロールを可能にするインターフェースデバイス。
Tnシリーズ、PC-1Nシリーズは最大32台まで、XP、XM、XHシリーズなどXシリーズは最大8台まで接続可能。1台のACD1で、最大40台のパワーアンプを
コントロール。
※TXnシリーズはACD1を経由することなく直接専用PCソフトウェアとEthernet経由で接続が可能です。
※TXnとACD1を経由したその他のアンプがアンプシステムで混在しても、通常の高速Ethernetスイッチにより、1台のコンピュータで接続可能です。
主要規格
寸法図
単位: mm
コントロールI/O端子
フォーマット
レベル
RS-485
RS-485
0V-5V
OUT
—
Open Collector
+V
—
5V
—
1A/30V DC
FAULT OUTPUT
NETWORK
Ethernet
D-SUB 15P (Female) x 8
3
—
—
Mini Euroblock
(3.5mm pitch)
10Base-T/100Base-TX RJ-45
480
←付属のゴム脚取付時
システム例
Speaker System
—
IN
45
MONITOR/REMOTE
使用コネクター
RJ-45
(1) 44
端子
DATA PORT (RS-485)
362
354
(5)
アンプ1台につき50シーン
最大32台:Tn/PC-1Nシリーズ
最大8台:XP/XM/XHシリーズ
16桁 ×2行LCDバックライト付き
AC100V・50Hz/60Hz
15W
480W x 44H x 362D mm・4.0kg
ユーロブロックプラグ(16ピン)、ゴム脚
Power Amplifier
シーンメモリー
接続アンプ DATA PORT端子接続
台数
MONITOR/REMOTE端子接続
ディスプレイ
電源
消費電力
寸法・質量
付属品
GPI 4in/4out
Signal Processor
Tn、PC-1N、XP、XM、XHシリーズアンプをPCソフトウェアで制御可能にするインターフェースデバイス
PC
TCP/IP(CAT5e)
TCP/IP(CAT5e)
ACD1
Analog(D-sub)
XP
RS485(CAT5e)
最大
32台
Tn
PC1N
RS485(CAT5e)
TXn
TCP/IP(CAT5e)
Analog(D-sub)
XM
Analog(D-sub)
XH
最大
8台
TXn
TXn
Tn/PC-1N
○
○
○
○
XP, XH, XM
○
—
○
—
Monitor
Input Level
Output Level
Output Clip
Load Impedance
Protection
Amp Mode
Heatsink Temp
Tn/PC-1N
○
○
○
○
○
○
○
XP, XH, XM
—
○
—
—
○
—
—
Option
Tn
RS485(CAT5e)
Amp Control
Power On/Standby
Attenuate
Mute
Input Polarity
DAW / Recorder
TCP/IP(CAT5e)
Ethernet Switch
105
Mixer
Tn Series
パワーアンプリファイアー
T5n
T4n
T3n
¥577,500(本体価格¥550,000)
¥504,000(本体価格¥480,000)
¥420,000(本体価格¥400,000)
リアパネル
26
T5n=2500W×2、T4n=2200W×2、T3n=1900W×2の圧倒的な大出力を実現し、大規模なコン
サートやツアーユースに対応。
(*STEREO 2Ω駆動時)
● 安定度の高い電安法準拠2Ω駆動の実現によりラインアレイスピーカーのドライブが可能。
● 徹底した制振対策で実現した最高品位の高音質。
● 堅牢な外装、大型空冷ファンとファンガードを搭載し、高い信頼性を実現。着脱が容易なフィル
ターを採用し、メンテナンス性が向上。 Power Amplifier
●
標準的なAB級アンプに比べて約50%の省電力化を達成したヤマハ独自のアンプ駆動技術
EEEngineを採用。
●
無段階変速低ノイズファンを搭載。
380
446.4
●
4.4
Signal Processor
単位: mm
最高品位の音質と高い信頼性を実現したパワーアンプの新たなフラッグシップ
14.5
10
アンプコントロールデバイス「ACD1」によりリモートコントロールとモニタリングが可能。
● 高精度1dBステップ
(0~-20dB)アッテネーターを搭載。
● 豊富な入力端子、着脱可能なハンドルの採用など現場での使い勝手を重視。
● 2U、
14.0kgと可搬性・設置性に優れた軽量・コンパクト設計。
● ゲイン切替スイッチを装備(26dB/32dB)
。
●
●
10
431
480
14.5
各チャンネルが独立した電源ユニットを搭載した完全デュアル・モノラルアンプ構造。チャンネル間のセパレーションの向上だけでなく、両チャンネル同時
に重い負荷がかった場合にも安定的な動作を保証。
Speaker System
主要規格
Model
出力
1kHz, THD+N = 1%
1kHz, 20ms バースト
定電圧ライン
2Ω
4Ω
8Ω
T5n
T4n
T3n
2500W x 2
2200W x 2
1900W x 2
2100W x 2
1750W x 2
1300W x 2
1300W x 2
1000W x 2
750W x 2
4Ω bridge
5000W
4400W
3800W
8Ω bridge
4200W
3500W
2600W
2Ω
3100W x 2
2650W x 2
2200W x 2
4Ω bridge
6200W
5300W
4400W
100V Line
1250W x 2/8Ω
-
-
-
-
625W x 2/8Ω
70V Line
DAW / Recorder
電圧利得
RL=8Ω
入力感度
RL=8Ω 1kHz, THD+N=1% 26dBポジション
+16.4dBu
+15.3dBu
+14.0dBu
32dBポジション
+10.4dBu
+9.3dBu
+8.0dBu
26dB/32dB
SN 比
20Hz~20kHz, DIN AUDIO
107dB
106dB
105dB
消費電力
1/8出力 (2Ωピンクノイズ)
1600W
1400W
1200W
70W
70W
70W
5W
5W
5W
Idle
Standby
全高調波歪率
20Hz~20kHz, 1/2出力, RL=4Ω
≤ 0.1%
周波数特性
クロストーク
RL=8Ω, Po=1W
20Hz - 20kHz +0dB, -0.5dB
1kHz, half power, 8Ω
Att. max, input 600Ω shunt
≤ -67dB
ダンピングファクター
RL=8Ω, 1kHz
≥ 800
最大入力レベル
+24dBu
入力インピーダンス
コントロール
Option
106
寸法図
圧倒的な大出力で2Ω駆動を実現しラインアレイのドライブに対応
36
Interface / Network
T5n
コネクター
20kΩ (バランス), 10kΩ (アンバランス)
Front Panel
POWERスイッチ (push on/push off) x 1, Attenuator (31position) x 2
Rear Panel
MODEスイッチ (STEREO/BRIDGE/PARALLEL) x 1, Gain スイッチ (32dB/26dB) x 1, AMP IDスイッチ (6PDIP) x 1
Input
XLR-3-31タイプ x 2, Euroblock connector (balanced) x 2 pairs
Output
Neutrik® SPEAKON® NL4 x 2, 5-way binding post x 2 pairs
Data Port
RJ-45 x 2
Power
C-30P型電源プラグ
インジケーター
POWER/STAND-BY (Green/Orange) x 1, PROTECTION (Red) x 1, TEMP (Red) heatsink temp ≥ 85°C x 1, REMOTE (Green) x 1,
SIGNAL (Green) x 2, MUTE (Red) x 2, CLIP/LIMIT (Red) x 2
負荷保護
POWERスイッチ on/off mute, DC検出: 自動的にシャットダウン、クリッピングリミット: THD ≥ 0.5%
アンプ保護
Thermal: Mute the output (heatsink temp ≥ 90°C) (自動復帰あり)、 VI limiter (RL ≤ 1Ω) : 出力制限
電源保護
Thermal: 自動的にシャットダウン (heatsink temp ≥ 100°C)
冷却ファン
無段階変速ファン x 2
電源電圧
AC100V・50Hz / 60Hz
寸法・質量
480W x 88H x 427Dmm(ハンドル未実装時、446.4Dmm=ハンドル実装時)・14kg
付属品
ハンドル x 2 , 皿ネジ x 4, ユーロブロックプラグ(3P) x 2
Mixer
ヤマハパワーアンプの特長
体の振動を抑制しています。例えばパワートランジスターは大電力を出力する
『TXnシリーズ』『Tnシリーズ』では、2Ω駆動というアンプに高い負荷がかか
時にそれ自体が振動を起こしますが、これを抑制するためヒートシンクとの結
る状況で安定した駆動を実現するため、低インピーダンス駆動に適した新開
合部には薄膜を挟んで共振を抑え、ヒートシンクも肉厚としシャーシに頑丈に
発の薄膜タイプのパワートランジスターを採用。さらに電源トランスでは発熱
固定されています。これら多くの工夫により、伸びのある高域、豊かな中域、そ
ロスを抑える板状の巻き線を採用するなど、細部にわたって工夫が凝らされ
して力強いパワー感のある低域を実現しています。
ています。
『TXnシリーズ』『Tnシリーズ』は、安定した2Ω駆動をコンセプトの
一つとして開発されており、2Ω駆動の条件でUL*およびSEMKO*といったグロ
ーバルな安全規格を取得している業界でも希少なパワーアンプです。 ●フル共振型電源によるスイッチングノイズの低減
電源部のノイズの抑制もパワーアンプの音質に貢献します。
『TXnシリーズ』
(*ULは米国に拠点を置く製品安全規格の認証機関、SEMKOはヨーロッパで広く用いられてい
る認定試験機関です。)
『Tnシリーズ』『PC-1Nシリーズ』に採用されているフル共振型電源は、電圧
共振と電流共振を併用したスイッチング電源で、ナチュラルな電圧と電流の波
形を生成します。一般的なスイッチング電源で行われる「ハードスイッチング」
●デュアル・モノラルアンプ構造による安定性
『TXnシリーズ』『Tnシリーズ』『PC9501N』はデュアル・モノラルアンプ構造
部を左右に配置することで一つのステレオアンプとして駆動しています。この
構造によりチャンネル間のセパレーションが向上します。さらに両チャンネル
は、矩形波に近い直流を出力してしまうためフィルターを必要とします。それ
に対して、フル共振型電源の「ソフトスイッチング」の波形は高周波ノイズを劇
的に軽減できるため、オーディオ再生に最適な電源です。
●過酷なツアーユースに耐える堅牢性と安全性
も別のチャンネルの電源には全く影響が及びません。これは片チャンネルに
毎日繰り返される設置、撤収、運搬に耐えるために、
『TXnシリーズ』『Tnシリ
大電力を要するサブウーファーが接続されている場合などでの安定動作に大
ーズ』はタフで堅牢な外装を採用しました。さらにファンガードを装備した大
きく貢献します。プロオーディオの市場では上級機種でもこのようなデュア
型のファンも2基搭載し、動作の安定性を高めています。ファンの吸入口には
ル・モノラル構造を持つパワーアンプは希少です。また、独立した二つの電源
防塵フィルターが設置されており、フィルターは簡単な操作で着脱可能。メン
は逆位相で作動することで、お互いが電源電圧のノイズをキャンセルし、電波
テナンスが容易です。また、保護回路も万全を期しており、DC、ミュート、サー
の干渉を防ぐだけでなく音質の向上にも寄与しています。
マルプロテクションなどに加え、厳密に異常を検知する出力保護回路(PCリミ
ッター)、さらに20kHz異常の高周波が数秒入力された場合、スピーカー破損
●振動抑制による透明感のある高品位な音質
を防ぐために振幅を制限する高周波入力保護(VHFプロテクション)も搭載し
アンプ自身の振動は音質にも影響を及ぼすため、様々な方法で内部部品や筐
ました。
Power Amplifier
へ独立して電源が供給されることにより、片チャンネルに重い負荷がかかって
Signal Processor
となっており、シャーシ内部に全く同じ二つのモノラルアンプユニットと電源
Interface / Network
●2Ω駆動における信頼性
T5n内部構造
2 200V第一次コンデンサー
6
11
3 220V第二次コンデンサー
12
4 バイポーラ絶縁ゲートトランジスター
5
10
5 クラスAB高精度パワーアンプ
7 温度センサー(ファンコントロール、
2
7
保護回路、ステータスモニター)
8 EEEngine用高効率電流バッファー
9 EEEngine用ハイスピード電圧バッファー
1
9
10 CPU(ステイタスモニター、リモート)
DAW / Recorder
6 高圧薄膜バイポーラトランジスター
4
Speaker System
1 変圧器
11 VCA(リミッター用)
12 電子ボリューム(ヤマハ独自開発)
8
13 高精度1dBアッテネーター
14 冷却用大型高速ファン
Option
3
13
14
: Mono Amp x 2 = Dual Mono Amp structure
107
Mixer
PC-1N Series
パワーアンプリファイアー
PC9501N
PC6501N
PC4801N
PC3301N
PC2001N
¥378,000
(本体価格¥360,000)
¥336,000
PC9501N
¥304,500
(本体価格¥290,000)
¥252,000
(本体価格¥240,000)
リアパネル
※PC4801N、PC3301N、PC2001Nの電源ケーブルはロック付きデタッチャブルタイプを採用。
¥220,500
(本体価格¥210,000)
寸法図
単位: mm
●
回路・内部構成の追求とパーツの厳選により、卓越した音のバランスと分離の良い高音質を実現。
電源状況が悪化した場合でもクリアで力強いサウンドを安定的に供給できる、高信頼性と高効
率を実現。
380
456
●
26
ネットワークにも対応したハイグレードシリーズ
Power Amplifier
ヤマハ独自のアンプ駆動技術EEEngineにより、標準的なAB級アンプ比約50%の省電力化を達成。
保護回路や大型ヒートシンクの搭載などによる抜群の安定性。 ● 無段階変速低ノイズファンを搭載。
● アンプコントロールデバイス
「ACD1」によりリモートコントロールとモニタリングが可能。
● 高精度1dBステップ
(0~-20dB)アッテネーターを搭載。
●
4
●
46
Signal Processor
磨き抜かれた高音質と信頼性、大出力と省電力を両立し
PC3301Nはハイインピーダンス駆動に対応し、100Vライン(BRIDGE)出力に対応。
XLR、ユーロブロック、SPEAKON端子など豊富な入出力端子。
● 2U、
12.5/13kgと可搬性・設置性に優れた軽量・コンパクト設計。
● PC9501Nは各チャンネルが独立した電源ユニットを搭載した完全デュアル・モノラルアンプ構
造。チャンネル間のセパレーションの向上だけでなく、両チャンネル同時に重い負荷がかった場
合にも安定的な動作を保証。
370
480
25 30
●
●
30 25
88
Interface / Network
(本体価格¥320,000)
主要規格
Speaker System
Model
出力
1kHz, THD+N = 1%
PC6501N
PC4801N
PC3301N
1500W x 2
1100W x 2
800W x 2
600W x 2
350W x 2
8Ω
1000W x 2
750W x 2
500W x 2
350W x 2
230W x 2
8Ω bridge
1kHz, 20ms バースト
2Ω
4Ω bridge
3000W
2200W
1600W
1200W
700W
1500W x 2
1100W x 2
800W x 2
500W x 2
4400W
3000W
2200W
1600W
1000W
4Ω
1300W x 2
THD+N=0.1%
8Ω
定電圧ライン
PC2001N
2200W x 2
20Hz ~ 20kHz,
930W x 2
650W x 2
500W x 2
325W x 2
900W x 2
650W x 2
450W x 2
315W x 2
200W x 2
8Ω bridge
2600W
1860W
1300W
1000W
650W
100V Line
-
-
-
625W/16Ω (Bridge)
-
DAW / Recorder
電圧利得
RL=8Ω
入力感度
RL=8Ω 20Hz~20kHz, THD+N=0.1%
+8.8dBu
+7.4dBu
+5.8dBu
+4.2dBu
+2.3dBu
SN 比
20Hz~20kHz, DIN AUDIO
106dB
105dB
103dB
101dB
100dB
消費電力
1/8出力 (4Ωピンクノイズ)
950W
800W
600W
450W
300W
55W
40W
40W
40W
40W
32dB
Idle
全高調波歪率
周波数特性
クロストーク
ダンピングファクター
20Hz~20kHz, 1/2出力, RL=4Ω
RL=8Ω, Po=1W
20Hz - 20kHz +0dB, -1.0dB
≤ -70dB
RL=8Ω, 1kHz
最大入力レベル
コネクター
≥ 800
≥ 500
+22dBu
入力インピーダンス
コントロール
≤ 0.1%
1kHz, half power, 8Ω
Att. max, input 600Ω shunt
20kΩ (バランス), 10kΩ (アンバランス)
Front Panel
POWERスイッチ (push on/push off) x 1, Attenuator (31position) x 2
Rear Panel
MODEスイッチ (STEREO/BRIDGE/PARALLEL) x 1, HPFスイッチ (ON/OFF) (Fc=20Hz, 12dB/oct) x 1, AMP IDスイッチ (6PDIP) x 1
Input
XLR-3-31タイプ x 2, Euroblock connector (balanced) x 2 pairs
Output
Neutrik® SPEAKON® NL4 x 2, 5-way binding post x 2 pairs
Data Port
RJ-45 x 2
Power
Option
108
PC9501N
4Ω
-(電源ケーブル一体型)
1 x AC Inlet(電源ケーブル付属)
インジケーター
POWER/STAND-BY (Green/Orange) x 1, PROTECTION (Red) x 1, TEMP (Red) heatsink temp ≥ 85°C x 1, REMOTE (Green) x 1
レベルメーター
10ポイントLEDメーター x 2
負荷保護
POWERスイッチ on/off mute, DC検出: 自動的にシャットダウン、クリッピングリミット: THD ≥ 0.5%≥ 0.5%
アンプ保護
Thermal (heatsink temp ≥ 90°C)、VI limiter (RL ≤ 1Ω) : 出力制限
冷却ファン
無段階変速ファン x 2
電源電圧
AC100V・50Hz / 60Hz
寸法・質量
480W x 88H x 456Dmm・12.5kg (PC9501N: 13kg)
付属品
セキュリティーカバー x 1, ユーロブロックプラグ(3P) x 2
Mixer
XP Series
パワーアンプリファイアー
XP7000
リアパネル
¥252,000
(本体価格¥240,000)
¥210,000
(本体価格¥200,000)
Interface / Network
XP7000
XP5000
XP3500
XP2500
XP1000
¥178,500
(本体価格¥170,000)
¥147,000
(本体価格¥140,000)
¥105,000
(本体価格¥100,000)
寸法図
単位: mm
30
幅広い用途にマッチする5モデルのパワーアンプシリーズ
ハイクオリティかつ高信頼性、高安定性を実現。
あらゆる設備音響システムにマッチし、ライブSRでも優れた音響特性を提供。
● 幅広い用途に対応する5モデルがラインナップ。
●
音質重視のパーツ選択や設計により上級機に迫る高音質を実現。 ヤマハ独自の高能率アンプ駆動技術、EEEngineを採用。 ● 無段階変速低ノイズファンを搭載。
● 設置場所を選ばない2Uサイズの軽量・コンパクト設計。
● 小型で大出力が得られるスイッチング電源を採用
(XP7000とXP5000のみ)。
●
456
374.5
●
豊富な端子類と機能を装備。
XP7000は70Vライン(ステレオ)、XP3500は100Vライン(BRIDGE)に対応し、多数のスピー
カーを駆動するハイインピーダンス接続に対応。
● アンプコントロールデバイス
「ACD1」によりリモートコントロールとモニタリングが可能。
● 高精度1dBステップ
(0~-20dB)アッテネーターを搭載。
●
29 30
●
●
2段階(20Hz/55Hz)変更可能なハイパスフィルターを装備。
●
様々な用途に対応するゲイン切替スイッチを装備(26dB/32dB/+4dBu)。
362
30 29
88
480
Model
出力
XP7000
1kHz, THD+N = 1%
XP3500
XP2500
XP1000
4Ω
1100W x 2
750W x 2
590W x 2
390W x 2
120W x 2
8Ω
750W x 2
525W x 2
390W x 2
275W x 2
110W x 2
8Ω bridge
1kHz, 20ms バースト
2Ω
4Ω bridge
XP5000
2200W
1500W
1180W
780W
240W
1400W x 2
1050W x 2
1000W x 2
800W x 2
250W x 2
2000W
1600W
20Hz ~ 20kHz,
4Ω
930W x 2
700W x 2
450W x 2
300W x 2
115W x 2
THD+N=0.1%
8Ω
700W x 2
2800W
500W x 2
350W x 2
250W x 2
100W x 2
1860W
600W
200W
8Ω bridge
定電圧ライン
電圧利得
RL=8Ω
入力感度
26dBポジション
RL=8Ω
20Hz~20kHz、THD+N=0.1% 32dBポジション
500W
1400W
900W
-
-
625W/16Ω (Bridge)
-
-
625W x 2/8Ω
-
-
-
-
100V Line
70V Line
2100W
26dB/32dB
+4dBuポジション
34.2dB
32.7dB
31.2dB
27.2dB
+12.2dBu
+10.7dBu
+9.2dBu
+5.2dBu
-0.8dBu
+7.7dBu
+6.2dBu
+4.7dBu
+3.2dBu
SN 比
20Hz~20kHz, DIN AUDIO
104dB
103dB
102dB
100dB
96dB
1/8出力 (4Ωピンクノイズ)
650W
500W
450W
320W
150W
35W
35W
30W
25W
20W
5W
5W
5W
5W
5W
全高調波歪率
20Hz~20kHz, 1/2出力, RL=4Ω
≤ 0.1%
周波数特性
クロストーク
RL=8Ω, Po=1W
20Hz - 20kHz +0dB, -1.0dB
1kHz, half power, 8Ω
Att. max, input 600Ω shunt
≤ -70dB
Idle
Standby
ダンピングファクター RL=8Ω, 1kHz
≥ 350
最大入力レベル
+22dBu
入力インピーダンス
20kΩ (バランス), 10kΩ (アンバランス)
インジケーター
負荷保護
アンプ保護
電源保護
冷却ファン
Front Panel
POWERスイッチ (push on/push off) x 1, Attenuator (31position) x 2
Rear Panel
MODEスイッチ (STEREO/BRIDGE/PARALLEL) x 1, HPFスイッチ (20Hz/55Hz/OFF) (12dB/oct) x 2, GAINスイッチ (+4dBu/26dB/32dB) x 1
Input
XLR-3-31タイプ x 2, Euroblock connector (balanced) x 2 pairs
Output
Neutrik® SPEAKON® NL4 x 2, 5-way binding post x 2 pairs
Monitor/Remote
D-SUB 15P x 1
POWER/STAND-BY (Green/Orange) x 1, PROTECTION (Red) x 1, TEMP (Red) heatsink temp ≥ 85°C x 1, SIGNAL (Green) x 2,
CLIP/LIMIT (Red) x 2
POWERスイッチ on/off mute, DC検出: 自動的にシャットダウン(XP7000, XP5000, 自動復帰無し)
出力リレーOff (XP3500, XP2500, XP1000, 自動復帰有り)、クリッピングリミット: THD ≥ 0.5%
Option
コネクター
≥ 200
DAW / Recorder
35.7dB
+13.7dBu
消費電力
コントロール
Speaker System
主要規格
Power Amplifier
46
5.5
●
Signal Processor
高音質と高いコストパフォーマンスを実現した、
Thermal: 出力Mute (heatsink temp ≥ 90°C) (自動復帰なし)、VI limiter (RL ≤ 1Ω): 出力制限
Thermal: 自動的にシャットダウン (XP7000, XP5000, 自動復帰無し, heatsink temp ≥ 100°C)
自動的にシャットダウン (XP3500, XP2500, XP1000, 自動復帰有り, heatsink temp ≥ 130°C)
無段階変速ファン x 2
電源電圧
AC100V・50Hz / 60Hz
寸法・質量
480W x 88H x 456Dmm・14kg (XP7000, XP5000, XP2500), 15kg (XP3500), 12kg (XP1000)
付属品
セキュリティーカバー x 1, ユーロブロックプラグ(3P) x 2
無段階変速ファン x 1
109
Mixer
P-S Series
パワーアンプリファイアー
リアパネル
※P1000Sのみ異なります。
¥194,250
(本体価格¥185,000)
¥162,750
(本体価格¥155,000)
¥131,250
(本体価格¥125,000)
¥93,450
(本体価格¥89,000)
¥72,450
(本体価格¥69,000)
寸法図
単位: mm
30
超ハイコストパフォーマンスのスタンダードモデル
幅広い用途に対応する5モデルがラインナップ。
ヤマハ独自の高効率アンプ駆動技術<EEEngine>を採用し、カレントバッファ部にMOSFET
(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)回路を搭載。約50%もの省電力化を達成。
●
●
●
●
上級モデルの高音質を継承。パワフルで明瞭度の高いサウンドを獲得。
無段階変速低ノイズファンを搭載。
頑丈なラックイヤー、大型ヒートシンク、スルーホールのハンダ処理などを採用し、高剛性設計
も徹底。 ● P3500S/P2500S/P1000Sはトランス電源、P7000S/P5000Sは高効率なスイッチング電源を採用。
456
Signal Processor
より一層の高音質化・省電力化を高次元で両立
374.5
Interface / Network
P7000S
P7000S
P5000S
P3500S
P2500S
P1000S
362
480
29 30
XLR/フォーンの2種類の入力端子、5ウェイバインディングポスト/SPEAKON*/フォーン*の3種
類の出力端子を完備。
● サブウーハーシステムを手軽に構築できる周波数可変のLOW/HIGH CUTフィルターを搭載
(P1000Sは周波数固定のLOW CUTのみ)。
●
46
大出力時にも音崩れしない安定した電源供給を実現。
●
30 29
88
Power Amplifier
●
5.5
●
ヤマハスピーカーにベストマッチなYS Processingを装備*。
*=P1000Sを除く。
Speaker System
主要規格
Model
出力
1kHz, THD+N = 1%
4Ω
8Ω
2Ω
4Ω bridge
入力感度
P3500S
P2500S
P1000S
590W x 2
390W x 2
120W x 2
525W x 2
275W x 2
110W x 2
1500W
1180W
780W
240W
1300W x 2
1000W x 2
650W x 2
200W x 2
3200W
2600W
2000W
1300W
400W
20Hz ~ 20kHz,
4Ω
950W x 2
700W x 2
450W x 2
310W x 2
105W x 2
8Ω
700W x 2
500W x 2
350W x 2
250W x 2
100W x 2
1900W
1400W
900W
620W
210W
-0.3dBu
RL=8Ω
32dB
DAW / Recorder
+8.0dBu
+6.4dBu
+5.2dBu
+3.6dBu
SN 比
20Hz~20kHz, DIN AUDIO
104dB
103dB
102dB
100dB
96dB
消費電力
1/8出力 (4Ωピンクノイズ)
RL=8Ω 1kHz, THD+N=1%
650W
500W
450W
320W
150W
35W
35W
30W
25W
20W
Idle
全高調波歪率
20Hz~20kHz, 1/2出力, RL=4Ω
≤ 0.1%
周波数特性
クロストーク
RL=8Ω, Po=1W
20Hz - 20kHz +0dB, -1.5dB
1kHz, half power, 8Ω
Att. max, input 600Ω shunt
≤ -70dB
ダンピングファクター RL=8Ω, 1kHz
最大入力レベル
≥ 350
≥ 200
+22dBu
入力インピーダンス
30kΩ (バランス), 15kΩ (アンバランス)
コントロール
Front Panel
Rear Panel
POWERスイッチ (push on/push off) x 1, Attenuator (31position) x 2
コネクター
Input
XLR-3-31タイプ x 2, 1/4"TRSフォーン x 2
MODEスイッチ (STEREO/BRIDGE/PARALLEL) x 1, FILTERスイッチ (SUB WOOFER/LOW CUT/OFF) x 2,
FREQUENCYコントロール (25Hz ~ 150Hz) x 2, YAMAHA SPEAKER PROCESSINGスイッチ (ON/OFF, P1000Sを除く) x 1
Output
Option
110
390W x 2
2200W
1600W x 2
THD+N=0.1%
8Ω bridge
電圧利得
P5000S
750W x 2
750W x 2
8Ω bridge
1kHz, 20ms バースト
P7000S
1100W x 2
Neutrik® SPEAKON® NL4 x 2, 5-way binding post x 2 pairs, 1/4"フォーン x 2
5-way binding post x 2 pairs
インジケーター
POWER (Green) x 1, PROTECTION (Red) x 1, TEMP (Red) heatsink temp ≥ 85°C x 1, YS PROCESSING (Yellow, P1000Sを除く) x 1,
SIGNAL (Green) x 2, CLIP (Red) x 2
負荷保護
POWERスイッチ on/off mute, DC検出: 自動的にシャットダウン、クリッピングリミット: THD ≥ 0.5%
アンプ保護
Thermal: 出力Mute (heatsink temp ≥ 90°C) (自動復帰なし)、VI limiter (RL ≤ 1Ω): 出力制限
冷却ファン
無段階変速ファン x 2
電源電圧
AC100V・50Hz / 60Hz
寸法・質量
480W x 88H x 456Dmm・12kg (P7000S, P5000S, P1000S), 15kg (P3500S), 14kg (P2500S)
付属品
セキュリティーカバー x 1
無段階変速ファン x 1
Mixer
XM Series
パワーアンプリファイアー
XM4180
XM4080
2U
¥207,900(本体価格¥198,000)
Interface / Network
XM4180
¥144,900(本体価格¥138,000)
リアパネル
寸法図
単位: mm
4チャンネルのパワーアンプを搭載。
スイッチング電源の採用で、小型・軽量化を実現。
● チャンネルごとにステレオ/パラレルを切り替えて使用可能。
30
432.8
2Uサイズのマルチチャンネルパワーアンプ
●
●
411.7
●
374.5
404.5
●
XM4180はブリッジ接続することで、70Vハイインピーダンスラインにも対応。 高精度1dBステップ(0~-20dB)アッテネーターを搭載。
入力端子にXLRタイプに加え、着脱が容易なユーロブロックタイプを装備。
出力端子に5WAYバインディングポストを採用しモニター/リモート端子も装備。
● アンプコントロールデバイス「ACD1」によりリモートコントロールとモニタリングが可能。
Signal Processor
4チャンネルのパワーアンプを搭載し、スイッチング電源を採用した小型・軽量
●
5.5
480
無段階変速低ノイズファンを搭載。
88
●
Model
出力
1kHz, THD+N = 1%
4Ω
210W x 4
90W x 4
8Ω bridge
500W x 2
240W x 2
4Ω
230W x 4
115W x 4
THD+N=0.1%
8Ω
8Ω bridge
70V Line
電圧利得
RL=8Ω
入力感度
RL=8Ω 20Hz~20kHz、THD+N=0.1%
SN 比
20Hz~20kHz, DIN AUDIO
消費電力
1/8出力 (4Ωピンクノイズ)
-
26dB
+4dBu
103dB
20Hz~20kHz, 1/2出力, RL=4Ω
≤ 0.1%
周波数特性
クロストーク
RL=8Ω, Po=1W
20Hz - 20kHz +0dB, -0.5dB
1kHz, half power, 8Ω
Att. max, input 600Ω shunt
≤ -60dB
ダンピングファクター
RL=8Ω, 1kHz
≥ 100
600W
400W
40W
40W
5W
5W
+22dBu
入力インピーダンス
20kΩ (バランス), 10kΩ (アンバランス)
Front Panel
POWERスイッチ (push on/push off) x 1, Attenuator (31position) x 4
Rear Panel
MODEスイッチ (STEREO/BRIDGE/PARALLEL) x 2, HPFスイッチ (20Hz/55Hz/OFF) (12dB/oct) x 2
Input
XLR-3-31タイプ x 4, Euroblock connector (balanced) x 4 pairs
Output
5-way binding post x 4 pairs
Monitor/Remote
D-SUB 15P x 1
AC IN
AC inlet x 1
POWER/STAND-BY (Green/Orange) x 1, PROTECT/MUTE (Red) x 4, SIGNAL (Green) x 4, CLIP/LIMIT (Red) x 4
負荷保護
POWERスイッチ on/off mute, DC検出: 出力リレーOff (自動復帰有り)、クリッピングリミット: THD ≥ 0.5%
アンプ保護
Thermal: 出力Mute (heatsink temp ≥ 90°
C) (自動復帰有り)、VI limiter (RL ≤ 2Ω): 出力制限
電源保護
Thermal: 自動的にシャットダウン (自動復帰無し, heatsink temp ≥ 90°
C)
冷却ファン
無段階変速ファン x 1
電源電圧
AC100V・50Hz / 60Hz
寸法・質量
480W x 88H x 411.7Dmm・10kg (XM4180), 9.8kg (XM4080)
付属品
セキュリティーカバー x 1, ユーロブロックプラグ(3P) x 4
Option
インジケーター
DAW / Recorder
全高調波歪率
コネクター
80W x 4
230W x 2
30dB
Standby
コントロール
180W x 4
460W x 2
300W x 2/16Ω (Bridge)
Idle
最大入力レベル
XM4080
120W x 4
8Ω
20Hz ~ 20kHz,
定電圧ライン
XM4180
250W x 4
Speaker System
主要規格
Power Amplifier
●
111
Mixer
XH200
パワーアンプリファイアー
XH200
2U
¥176,400(本体価格¥168,000)
Interface / Network
リアパネル
●
30
単位: mm
432.8
200W+200Wの高出力設備用ディストリビューションパワーアンプ
2チャンネルの100Vライン/70Vラインを切替可能なハイインピーダンスパワーアンプ。
スイッチング電源の採用で、小型・軽量化(9.8kg)を実現。
● 高精度1dBステップ(0~-20dB)
アッテネーターを搭載。
● アンプコントロールデバイス
「ACD1」によりリモートコントロールとモニタリングが可能。
● 無段階変速低ノイズファンを搭載。
374.5
404.5
●
5.5
88
Power Amplifier
480
主要規格
出力
定電圧ライン
100V Line (RL=50Ω)
70V Line (RL=25Ω)
電圧利得
200W x 2
200W x 2
38dB (100V)/35dB (70V)
Speaker System
入力感度
+4dBu
SN 比
20Hz~20kHz, DIN AUDIO
103dB
消費電力
1/8出力 (70V, RL=25Ω, ピンクノイズ)
400W
Idle
40W
Standby
5W
全高調波歪率
40Hz~20kHz, 1/2出力, RL=4Ω
≤ 0.1%
周波数特性
クロストーク
Po=1W, HPF=40Hz
80Hz - 20kHz +0dB, -0.5dB
1kHz, half power,
Att. max, input 600Ω shunt
≤ -60dB
最大入力レベル
+22dBu
入力インピーダンス
コントロール
コネクター
DAW / Recorder
Option
112
寸法図
411.7
410
Signal Processor
スイッチング電源を採用し小型・軽量な2Uサイズを実現した
20kΩ (バランス), 10kΩ (アンバランス)
Front Panel
POWERスイッチ (push on/push off) x 1, Attenuator (31position) x 2
Rear Panel
OUTPUT VOLTAGEスイッチ (100V/70V) x 1, HPFスイッチ (40Hz/80Hz) (12dB/oct) x 1
Input
Euroblock connector (balanced) x 2 pairs
Output
Barrier strip x 2 pairs
Monitor/Remote
D-SUB 15P x 1
AC IN
AC inlet x 1
インジケーター
POWER/STAND-BY (Green/Orange) x 1, PROTECT/MUTE (Red) x 2, SIGNAL (Green) x 2, CLIP/LIMIT (Red) x 2
負荷保護
POWERスイッチ on/off mute, DC検出: 出力リレーOff (自動復帰有り)、クリッピングリミット: THD ≥ 0.5%
アンプ保護
Thermal: 出力Mute (heatsink temp ≥ 90°
C) (自動復帰有り)、VI limiter (RL ≤ 16Ω): 出力制限
電源保護
Thermal: 自動的にシャットダウン (自動復帰無し, heatsink temp ≥ 90°
C)
冷却ファン
無段階変速ファン x 1
電源電圧
AC100V・50Hz / 60Hz
寸法・質量
480W x 88H x 411.7Dmm・9.8kg
付属品
セキュリティーカバー x 1, ユーロブロックプラグ(3P) x 2
Mixer
IPA8200
パワーアンプリファイアー
IPA8200
2U
¥265,650(本体価格¥253,000)
Interface / Network
リアパネル
寸法図
単位: mm
省電力型マルチチャンネルパワーアンプ
●
200W(4Ω)を8基搭載し、設備用途に最適なマルチチャンネルパワーアンプ。
高効率な「クラスD方式」の採用によりコンパクトな2Uサイズを実現。
● 用途に応じてSTEREO、PARALLEL、BRIDGEの3タイプからドライブモードを2ch毎にセレクト
可能。
● 音質を明瞭にしスピーカーの破損防止の効果も高いハイパスフィルターを搭載。
フルレンジス
ピーカーに最適な「20Hz」とシーリングスピーカーやスピーチ用に最適な「55Hz」の2タイプか
ら選択可能。
●
●
●
●
480
88
パネル面を保護するセキュリティカバーも用意。
入力端子にユーロブロック、出力端子にバリアストリップを採用。
Power Amplifier
リミッター回路を搭載。
様々な用途に対応するゲイン切替スイッチを装備(26dB/32dB/+4dBu、8ch一括)。
● 2CHごとに電源を搭載し、一 部の電源にトラブルが生じても他のチャンネルは使 用できる
フェールセーフ設計。
406.5
●
Signal Processor
コンパクトな2Uサイズに200W(4Ω)アンプを8基内蔵した設備用に最適な
主要規格
出力
1kHz, THD+N = 1%
電圧利得
200W x 8
8Ω
100W x 8
8Ω bridge
400W x 4
4Ω
200W x 8
8Ω bridge
400W x 4
+4dBuポジション
27.2dB
26dBポジション
+5.2dBu
32dBポジション
-0.8dBu
RL=8Ω
26dB/32dB
入力感度
RL=8Ω
1kHz, THD+N=1%
SN 比
20Hz~20kHz, DIN AUDIO
100dB
消費電力
1/8出力 (4Ωピンクノイズ)
350W
Idle
70W
全高調波歪率
20Hz~20kHz, 1/2出力, RL=4Ω
≤ 0.5%
周波数特性
クロストーク
RL=8Ω, Po=1W
20Hz - 20kHz +0dB, -1.5dB
最大入力レベル
入力インピーダンス
コントロール
コネクター
インジケーター
≤ -60dB
+24dBu
20kΩ (バランス), 10kΩ (アンバランス)
Front Panel
POWERスイッチ (push on/push off) x 1, MUTE x8, Attenuator (41position) x 4
Rear Panel
MODEスイッチ (STEREO/BRIDGE/PARALLEL) x 4, GAINスイッチ (+4dBu/26dB/32dB) x 1, HPFスイッチ (20Hz/55Hz/OFF) (12dB/oct) x 1
Input
Euroblock connector (balanced) x 8 pairs
Output
Barrier strip x 8 pairs
AC IN
AC inlet x 1
POWER (Green) x 1, PROTECTION (Red) x 8, CLIP (Red) x 8, SIGNAL (Green) x 8, Mute (Red) x 8, PARALLEL (Orange) x 4,
BRIDGE (Orange) x 4
POWERスイッチ on/off mute, DC検出: 自動的にシャットダウン、クリッピングリミット: ≥100W at 8Ω/200W at 4Ω
アンプ保護
Thermal: 出力Mute (heatsink temp ≥ 95°
C)、Over current: 自動的にシャットダウン
電源保護
Thermal: 自動的にシャットダウン (heatsink temp ≥ 85°
C)
冷却ファン
2段階変速ファン x2
電源電圧
AC100V・50Hz / 60Hz
寸法・質量
480W x 88H x 406.5Dmm・10.5kg
付属品
セキュリティーカバー x1, ユーロブロックプラグ(3P) x8
Option
負荷保護
DAW / Recorder
1kHz, half power, 8Ω
Att. max, input 600Ω shunt
Speaker System
1kHz, 20ms バースト
4Ω
113
Mixer
複数のスピーカーが接続できるハイインピーダンス接続
1台のパワーアンプに複数のスピーカーが接続でき、しかも長距離伝送が行えるハイインピーダンス接続は、多くの設備音響で用
いられています。このページではハイインピーダンス接続の仕組みとそのメリットについてご紹介します。
ハイインピーダンス接続とローインピーダンス接続
スピーカーにトランスを取り付けることでスピーカーのインピーダンスを数百
【ローインピーダンス接続とは】
ローインピーダンス接続(2∼16Ω)は最も一般的な接続方法です。アンプか
Ωから数kΩに上げた接続がハイインピーダンス接続です。ハイインピーダン
らスピーカーまで電気信号を伝送する際、短距離の場合はケーブルの抵抗に
ス接続の場合、アンプ側は100V(または70V)の出力電圧で動作します。
よるロスが非常に少ないため、トランスを使用しないローインピーダンス接続
が音質的に有利です。
70V/100V
2∼16Ω
数百Ω
8Ω
∼
Interface / Network
【ハイインピーダンス接続とは】
Signal Processor
パワーアンプ
スピーカートランスを付加
数kΩ
ハイインピーダンス接続のメリット①
1台のパワーアンプで
複数のスピーカーを駆動可能
パワーアンプ
★ローインピーダンス接続のメリット
・ スピーカートランスを必要としない
・ 音質的に有利
★ローインピーダンス接続のデメリット
・ 長距離伝送では伝送ロスが多い
・ 複数のスピーカーの接続等に制約がある
Power Amplifier
ハイインピーダンス接続は、駅や劇場、商業システムなど多くの
スピーカーを使用する設備音響で、1台のパワーアンプで多数の
スピーカーを駆動するために考え出された接続方法です。
ハイインピーダンス接続ではパワーアンプ最大出力時に100V(または70V)の一定電圧で駆動されるため、
ローインピーダンス接続に比べてはるかに少ない電流でスピーカーを鳴らすことができ、多数のスピーカーを接続できます。
ハイインピーダンス接続のメリット②
容易なインピーダンスマッチング
Speaker System
全てのスピーカーを並列接続可能です。
接続するスピーカーの合計W数とパワーアンプの定格出力との間に、以下の関係が成立するようにスピーカーの数やW数を選択します。
パワーアンプの定格出力 ≧ スピーカーの合計W数
例えば、
XH200の片チャンネル(定格出力200W)に対して、10Wのスピーカーなら20台まで、1Wのスピーカーなら200台まで接続できます。
20Wx5台、
10Wx5台、5Wx5台、1Wx25台という組合せも可能です。
ハイインピーダンス接続では、
このようにインピーダンスマッチングを考慮しなくても、電力数だけで簡単に計算を行うことができます。
ハイインピーダンス接続のメリット③
定格入力の異なるスピーカーの混在
DAW / Recorder
ローインピーダンス接続で、3Wのスピーカーと30Wのスピーカーを並列接続す
ると、
3Wのスピーカーは破損する危険性が非常に高くなりま す。
ハイインピーダンス接続では、異なる定格入力を持つスピーカーを混在して使
用でき、
定格入力の小さいスピーカーが破損することはありません。
ハイインピーダンス接続のメリット④
ケーブル抵抗に影響されない長距離伝送が可能
Option
通常のローインピーダンス接続は伝送距離が短い場合に使用されます。この
場合、ケーブルの抵抗分によるロスは無視できますが、非常用放送など伝送距
離が長くなる場合にはケーブルの抵抗が増大します。
たとえば図のようにケーブルの抵抗分が8Ωとなった場合はスピーカーのイン
ピーダンスと等しくなり伝送効率は理論値で50%まで悪化します。
一方8Ωのスピーカーにトランスをつけてハイインピーダンス化(仮に1kΩ)す
るとケーブルを長く引き回して抵抗分が8Ωになった場合でもスピーカー側は
1kΩであり、以下の式からアンプの出力はほとんどロスなくスピーカーに伝送
されます。
114
トランスがない
トランス付 トランス付 トランス付 トランス付
トランス付
XH200
200W/ch ≧
15W
+
10W
+
5W
●ローインピーダンスでの長距離伝送
+
3W ……………… (合計200Wまで)
長距離
50%
ローインピーダンス
ケーブル抵抗=8Ω
スピーカーのΩ値=8Ω
8
8Ω
伝送ロス= = = 50%
16
8Ω+8Ω
●ハイインピーダンスでの長距離伝送
70V/100V
スピーカートランス
(1kΩ)
ケーブル抵抗=8Ω
ハイインピーダンス
8Ω
8
伝送ロス= = = 0.8%
8Ω+1000Ω
1008
ほぼ100%
Mixer
もっと知りたい、ハイインピーダンス接続Q&A
Q
ハイインピーダンス接続しか複数のスピーカーが接続できない
のですか?
Q 「100Vライン/70Vライン」とは何のことですか?
A
ローインピーダンス接続でも可能ですが、デメリットがあります。
A
ローインピーダンス接続では通常図-1のようにパワーアンプの負荷インピー
ダンスとスピーカーのインピーダンスが同一でなくてはなりません。
100W 8Ω
+
8Ω
100W
−
(図-1)
●100Vラインと70Vラインの違い。
ーの接続が行えます。
(8Ωの直列接続を2系列並列接続し、総合インピーダンス
スピーカーへの入力電力:P、ライン電圧:E、スピーカーのインピーダンス:Z
の関係を下に示します。
は8Ωとなります)
P=E2/Z
しかし下図のように接続することでローインピーダンス接続でも複数のスピーカ
100W 8Ω
A
+
25W
8Ω
−
B
+
25W
8Ω
−
100Vラインでは、E2 は1002=10,000となり、インピーダンスやW数を求める際
の計算が容易になります。例を以下に示します。
25W
8Ω
−
+
C
1kΩのスピーカーの場合 10,000÷1,000=10W
200Ωのスピーカーの場合 10,000÷200=50W
D
25W
8Ω
−
(図-2)
70Vラインは、正確には70.7Vラインで、E2 は70.72=5,000となり、スピー カー
への入力電力は100Vラインのちょうど半分の値になります。
●ハイインピーダンス接続での複数のスピーカーの接続方法。
施設の増改築等で、「パワーアンプの定格出力<スピーカーの合計W数」とな
ってしまった場合には、アンプを増設するか、スピーカーの数を減らす、あるい
はスピーカートランスのタップを切り替えることでインピーダンス変更を行い
スピーカーへの入力W数を下げる等の処置が必要になります。
各スピーカーの出力音圧レベルの低下が許容できるなら、70Vラインに切り替
えて対応することもできます。
スピーカーへの入力電力
ハイインピーダンス接続におけ スピーカーの
100Vライン
70Vライン
るインピーダンスと入力電力の インピーダンス
10kΩ
1W
0.5W
関係を右表に示します。
ハイインピーダンス接続の場合、
以下のように並列接続を行います。
(図-3)
全てのスピーカーを並列接続するため、1台のスピーカーが万が一故障した場
合にも他のスピーカーに影響を与えることはありません。
また、
「パワーアンプの定格出力≧スピーカーの合計W数」の関係が成立してい
れば、例えば1Wのスピーカーが200Wのパワーアンプに1台だけ接続されてい
る場合でも、
スピーカーは破損することはありません。
言い換えると、スピーカーの増設や撤去が容易で、増改築の多い商業施設や
交通施設等において利便性の高い接続方式と言えます。
つまり、100Vラインから70Vラインに切り替えることで、2倍までのスピー カー
を接続することができます。ただし、スピーカーへの入力電力が半分となるた
め、各スピーカーの出力音圧レベルは3dB SPL小さくなります。
ローインピーダンスのスピーカーをハイインピーダンスに変更する方法はありますか?
A
スピーカー側にトランスを追加することで、ローインピーダンススピーカーをハイインピ
ーダンスに変更できます。
スピーカートランスは、トランス2次側インピーダンスとスピーカーのインピーダンスがマッチングする
ものを選択してください。
2W
1W
3W
5W
1.5W
2.5W
1kΩ
670Ω
500Ω
333Ω
10W
15W
20W
30W
5W
7.5W
10W
15W
スピーカートランス
ST15
DAW / Recorder
Q
5kΩ
3.3kΩ
2kΩ
Speaker System
1kΩのスピーカーの場合 5,000÷1,000=5W
200Ωのスピーカーの場合 5,000÷ 200=25W
Power Amplifier
ただし、図-2のシステムにおいてスピーカーの1つ、たとえばスピーカーAが故障
した場合、直列接続されているスピーカーBの音が出なくなります。その際スピ
ーカーCとスピーカーDでパワーアンプからの出力を受け持つこととなり、CとD
に急に負荷がかかります。場合によっては破損してしまう場合もありますので、
ローインピーダンススピーカーの直列・並列接続には注意が必要です。
Signal Processor
+
Interface / Network
●ローインピーダンス接続での複数スピーカーの接続方法。
ハイインピーダンスは定電圧送りで、その電圧が100Vで設計さ
れているものが「100Vライン」、70Vで設計されているものが
「70Vライン」です。それぞれ、
「100系」
「70系」とも呼ばれます。
日本や欧州では100Vラインが一般的で、アメリカでは主に70V
ラインが用いられています。
70Vラインより電圧降下の少ない100Vラインの方が長距離伝送
に優れます。また、100Vラインと70Vライン、それぞれにスピー
カー接続台数と出力音圧レベルに二律背反の関係があります。
¥3,150(本体価格¥3,000)
1次側インピーダンス: 670Ω(100Vライン:15W、
70Vライン:7.5W)
2次側インピーダンス: 8Ω、6Ω、4Ω、2Ω
周波数特性
: 50Hz∼20kHz
ハイインピーダンス接続に対応しているヤマハパワーアンプ
Option
XH200(100V/70Vライン)
XP7000(70Vライン)
XP3500(100Vライン)
※写真はXP7000
XM4180(70Vライン)
PC3301N(100Vライン)
TX5n(100Vライン)
T5n(100Vライン)
T3n(70Vライン)
※写真はT5n
115
Fly UP