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平均給与月額と平均給料月額(2008年9月号)
平均給与月額 と平均給料月額 共済年金 まめ知識 平均給与月額と平均給料月額は、前号(「共済フォーラム 2008 年 6 月号」9 ページ)でご紹介した組合員期間と並んで、 組合員の皆さまが退職後に受けられることとなる年金の額の算定にあたり、重要な要素となります。 年金額(給料比例部分)は、平成 15 年 3 月までは平均給料月額、平成 15 年 4 月以後は平均給与月額を基に算定します。 平成 15 年 3 月 31 日までの期間 平均給料 × 月額 × 給付乗率 平成 15 年 3 月までの 組合員期間月数 平成 15 年 4 月 1 日からの期間 + 平均給与 月額 × × 給付乗率 平成 15 年 4 月以後の 組合員期間月数 平均給料月額とは… 平均給与月額とは… 組合員の方の平成 15 年 3 月まで(総報酬制が導入され 組合員の方の平成 15 年 4 月以後の組合員期間における給与の る前)の組合員期間における給料の平均額(月額)をい 平均額(月額)をいい、具体的には下記の算式のとおり、計算さ い、具体的には下記の算式のとおり、計算されます。 れます。 ( 掛金の標準と なった給料の額 × 再評価率 × 手当率 ) の総額 ( ) ( 掛金の標準と の × 再評価率 × 手当率 総額 + なった給料の額 ) 掛金の標準となっ の × 再評価率 総額 た期末手当等の額 平成 15 年 4 月以後の組合員期間の月数 平成 15 年 3 月までの組合員期間の月数 こ と ば 解 説 ● 掛金の標準となった給料 ● 再評価率 ● 手当率 ここに注意! 給料の調整額と教職調整額などを 過去における掛金の標準となった 一 般職である期間については、掛 「掛金の標準となった給料」には最高限度額 含んだ各月の給料(通勤手当、住居 給 料と期末手当等の額は、その額 金の標 準となった給 料に、手当率 と最低限度額が、 「掛金の標準となった期末 手当、扶養手当などの諸手当は含み を現在の価値に置き換えるために、 「1.25( 」給料の額に対する手当の平 れています。給料または期末手当等の額が ません)をいいます。 物価変動率などを勘案した再評価 均的な割合)を上乗せします。 率により給与の再評価を行います。 なお、特 別 職 である期 間は、手当 掛金の標準となった期末手当等 に相当する額が給 料に含まれてい 期末手当、勤勉手当、期末特別手当 ると考えられているため、手当率は ● などが含まれます。 「1」となります。 2008年 9月号 11 手当等」には最高限度額がそれぞれ設けら 最高限度額を超える月については、最高限 度額が掛金の標準となります。 ※現在の 最高 限 度 額は、給 料が 620,000 円(一般職である方については 496,000 円) 、期末手当等が 1,500,000 円(期末手 当等を受けた月ごとの額)です。