Fields Medal Nobel Prize in Chemistry Nobel Prize in Physics
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Fields Medal Nobel Prize in Chemistry Nobel Prize in Physics
第15 回東京大学理学部公開講演会 ノーベル物理学賞 理学の 最高峰 Nobel Prize in Physics 昨年 4人の日本人研究者がノーベル賞の受賞に輝きました。 日本人による基礎研究が国際的に高く評価されたことは喜ばしいことです。 と 本講演会では、物理学賞の対象となった「対称性とその破れ」 、さらに数学分野で最高の栄誉である 「緑色蛍光たんぱく質」 化学賞の をテーマに、各分野で活躍する 「ポアンカレ予想」 フィールズ賞が贈られた 研究者がその概要と最先端の研究についてわかりやすく解説します。 Program 宇宙誕生 はじめの1秒間の謎 クラゲの光るタンパク質が ポアンカレ予想 ∼対称性とその破れ∼ 生命の謎を解く 濱口幸一 中野明彦 教授 松本幸夫 名誉教授 理学系研究科生物科学専攻 数理科学研究科 理学系研究科物理学専攻 フィールズ賞 ノーベル化学賞 Fields Medal er Ev © RCSB Protein Data Bank y si m pl y co nn ec Nobel Prize in Chemistry ho ted m ,c eo lo m se or d ph 3-m ic to ani th fol d e 3- is sp he re . 准教授 2009年 入場 定員 4月26日 [日]14:00∼16:30(13:00 開場) 無料 事前申し込み不要 どなたでもご参加いただけます。 700名 (当日先着順) 主催・問い合わせ先 東京大学 大学院理学系研究科・理学部 中継 東京大学本郷キャンパス 安田講堂 インターネット配信を予定 右のQ Rコードを携帯電話で読み取って いただくか下記 U RLをご覧ください。 終了後、講演者との歓談の時間を設けます。 TEL:03-5841-7585 E-mail:[email protected] URL:http://www.s.u-tokyo.ac.jp/PL15 第15 回東京大学理学部公開講演会 理学の最高峰 濱口幸一 理学系研究科 物理学専攻 准教授 2009年 4 月26日 [日]14:00∼16:30(13:00 開場) 東京大学本郷キャンパス 安田講堂 宇宙誕生はじめの 1 秒間の謎 ∼対称性とその破れ∼ PROFILE 東京大学大学院理学系研究科 物理学専攻博士課程修了、 東北大学理学研究科 ( 日本学 術振興会特別研究員 )、ドイツ DESY 研究所 研究員、ドイツ DESY 研究所 スタッフを経て、 2006年より現職。理学博士。 宇宙誕生後最初の1秒間に何が起こったかー実はこの問いに対する答えは ほとんど分かっていません。そしてこの問いは、 「宇宙に『物質』は存在す るのに 『反物質』 がほとんどないのは何故なのか? 宇宙は何で出来ているの か ? 宇宙の主成分である暗黒物質・暗黒エネルギーとは何なのか ? それ らはいつ、どのように作られたのか ? これらを説明する基本的な理論は 何か ?」といった根源的な問題を含んでいます。こうした謎に迫る最近 の素粒子論の研究を、昨年のノーベル物理学賞の受賞理由にあった 「対称 性とその破れ」をキーワードに紹介します。 中野明彦 理学系研究科 生物科学専攻 教授 クラゲの光るタンパク質が 生命の謎を解く PROFILE 東京大学大学院理学系研究科 生物化学専攻博士課程修了、 国立予防衛生研究所研究員、 東京大学理学部講師、 助教授、 理化学研究所主任研究員を経 て、2003年より現職。理学博士。 昨年のノーベル化学賞受賞で大きな話題になったクラゲの光るタンパク質 GFP。下村脩先生が、純粋に学問的な興味から追い求め、見つけた GFP は、発見から何十年もたったいま、世界の生命科学に大革命をもたらし ています。生細胞イメージング−細胞の中で起こっている極微細の現象 を生きたままで観察すること−が可能になり、さまざまな生命の謎が 「目 で見る」ことによって解決され始めているのです。細胞内小器官 「ゴルジ 体」についての世界を二分した激しい論争を、私たちのたった 1 つの動画 が解決した一例についてご紹介しましょう。 松本幸夫 数理科学研究科 名誉教授 PROFILE 東京大学大学院理学系研究科 修士課程修了 (数学) 、 東京大学理学部助手、教養学 部助教授、理学部助教授、理学 部教授、 数理科学研究科教授を 経て、2007年東京大学名誉教 授。現在、学習院大学理学部 数学科教授。理学博士。 ポアンカレ予想 19 世紀から 20世紀初頭にかけて活躍した数学者ポアンカレによって、 1904 年に提出された「ポアンカレ予想」についてお話します。ポアンカレは 現代的なトポロジーの基礎理論を作りましたが、その理論を書いた論文 の最後で、「3 次元球面」とよばれるある空間の形の特徴づけに関する問 題を提出しました。簡単に言えば、通常の球面と似た性質をもつ 3 次元の 空間は 3 次元球面だけか、という問題です。これがポアンカレ予想とよば れる問題で、その後約 100年間未解決でしたが、数年前にロシアのペレル マンという数学者により解決されて話題になりました。 東京大学・安田講堂( 文京区本郷 7‐3‐1 ) ●東京メトロ千代田線「根津」駅から徒歩 7 分 ●東京メトロ丸の内線・都営大江戸線「本郷三丁目」駅から徒歩 8 分 ●東京メトロ南北線「東大前」駅から徒歩 8 分