ニューヨーク・フェスティバルでNHKの2つの作品が受賞！ NHK

（報道資料）
２００５年１月２９日
ＮＨＫ広報局
ニューヨーク・フェスティバルでＮＨＫの２つの作品が受賞！
広告、放送、インターネットなどあらゆるメディアの映像作品を審査し表彰する国際総合コ
ンクールとして各界から注目されている「ニューヨーク・フェスティバル」の授賞式が、現
地時間１月２８日（金）夜、ニューヨークで行われ、ＮＨＫの番組が、自然・環境部門で金
賞、スポーツ・レクリエーション部門で銅賞を受賞しました。
自然・環境部門：金賞（部門１位）
ＮＨＫスペシャル「映像詩 里山 命めぐる水辺」 2004 年4 月3 日放送
【概 要】
里山とは、人が自然と密接に係わることで、多くの生きものたちと共存してきた身近な環境のこと。
そこには「共生」と「循環」の哲学が息づいている。日本最大の湖・琵琶湖の周囲には、美しい水
の世界が広がり、人と生きものが隣あわせで共に暮らす。琵琶湖北部の集落では、家の中に湧き水
を引き込んだ「カバタ（川端）
」と呼ばれるしくみが残り、人々は、清らかな水を何百年にも渡って
利用してきた。そして、カバタからヨシ原へと流れる小川とその周りには、魚や昆虫、鳥など、多
くの生きものたちが人の営みを利用しながら生きている。番組では、水の里に繰り広げられる、人
と生きものたちの心温まるドラマを 1 年に渡って、詩情豊かに描く。
スポーツ・レクリエーション部門：銅賞（部門３位）
ハイビジョン特集「無心の射に挑む」 2004 年 6 月 20 日放送
【概 要】
イギリス人の弓道家リアム・オブライエンさん。八段審査に挑むため修行を続けている。八段
審査は合格率１％以下の狭き門。2 本の矢を射る数分間で、弓道家のあらゆる面が審査される。
そのオブライエンさんと二人三脚で歩んでいるのが、弓師・松永重昌さん。松永さんは、竹の
持つ強さと美しさを極限まで引き出したいと、半世紀以上、理想の弓を追い求めてきた。番組
では、”弓の心を極めたい”一つの思いで結ばれた弓道家と弓師の姿を見つめた。
【ニューヨーク･フェスティバルについて】
１９５７年に、放送以外のメディアにおける功績を称えることを目的に創設され、現在では広告、
放送、インターネットなどあらゆるメディアの映像作品の国際総合コンクールとして注目されてい
る。ニューヨーク・フェスティバルには「テレビ・ラジオ広告」
「デザイン、印刷、屋外広告」など
６つの分野があり、その中の「テレビ番組」に今年寄せられた作品数は、昨年の数を３％以上上回
り、３１か国から約２５００のエントリーがあった。
【過去のＮＨＫ受賞番組】
（2004 年）教育・教養ドキュメンタリー部門：銅賞（部門３位）
○「こども・輝けいのち 第３集 涙と笑いのハッピークラス∼４年１組 命の授業∼」
（2000 年）科学・技術部門：金賞（部門 1 位）
○ＮＨＫスペシャル「驚異の小宇宙 人体Ⅲ 遺伝子・ＤＮＡ 第4 集 命を刻む時計の秘密」
（1996 年）健康・医療情報部門／演出部門：金賞（部門１位）
○「生と死のはざまで∼ヒューストン救急医療サービス∼」