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滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略

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滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略
滝上町まち・ひと・しごと創生
人口ビジョン・総合戦略
(案)
平成 28 年 3 月
滝
上 町
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略
はじめに
日本は 2008 年をピークに人口減少に転じ、現在、本格的な人口減少社会に突入していま
す。若者が子育て環境の悪い東京圏へ移動し続けた結果であり、地方ではすでに高齢者も
減り始め、大都市では高齢者が激増しています。日本の未来を描き、地方に人々がとどま
り、希望どおりに子どもを持てる社会へ変わるため、国では、今後実現すべき将来の方向
を提示する「まち・ひと・しごと創生長期ビジョン」及びこれを実現するために、今後 5
カ年の目標や施策、基本的な方向を提示する「まち・ひと・しごと総合戦略」が策定され
ました。
本町でも、人口の動向を分析し、将来展望を示す「滝上町人口ビジョン」を想定し、そ
れをもとに今後 5 カ年の目標、施策の基本的方向性や施策を提示する「滝上町まち・ひと・
しごと創生総合戦略」を策定いたしました。
「滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略」では、人口減少対策につながる数々の施策
を、「くらし」「雇用」「交流」「結婚・子育て」の 4 分野で整理し、町民ワークショップ、
町民アンケートの意見をもとに、町職員や推進委員で議論を重ねてまとめたものであり、
今後 5 年以内に実施すべき課題と目標をまとめています。
また、
「滝上町人口ビジョン」は、総合戦略における各種施策を実施することを前提とし、
想定を行いました。その結果、2040 年における本町人口は、1,760 人が見込まれ、2060 年
には 1,400 人と想定されております。これは、現在の人口 2,767 人(平成 28 年 2 月末日現
在)を大きく下回る想定となっておりますが、国立社会保障・人口問題研究所に準拠した
推計、2040 年 1,436 人、2060 年 800 人を大きく上回る想定となっております。
想定人口を達成させるために、今後も引き続いて人口減少対策に重点を置いた様々な施
策を講じてまいります。
これらの施策を実施するために町、議会、町民、企業、関係機関が一体となって、この
問題に対して積極的にご協力くださいますようお願い申し上げます。
滝上町長
長
屋
栄
一
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略
目
次
はじめに
I 人口ビジョン ............................................. 1
第1章 人口ビジョンの基本的考え方 .................................. 2
1-1 人口ビジョンの位置づけ ............................................... 2
第2章 人口動向分析 ................................................ 3
2-1 総人口の推移と将来推計 ............................................... 3
2-2 年齢3区分別人口の推移と将来推計 ..................................... 4
2-3 自然増減(出生者数・死亡者数)と社会増減(転入者数・転出者数)の推移 ....... 5
2-4 総人口の推移に与えてきた自然増減と社会増減の影響 ..................... 6
2-5 出生率に関する分析 ................................................... 7
2-6 年代別の人口移動の状況 ............................................... 8
2-7 地域ブロック別の人口移動の状況 ....................................... 9
2-8 性別・年齢別の人口移動の状況(近年の動向) .......................... 10
2-9 性別・年齢別の人口移動の状況(長期的動向) .......................... 11
2-10 雇用や就労等に関する分析 .......................................... 12
第3章 将来人口推計 ............................................... 14
3-1 将来人口推計 ........................................................ 14
3-2 将来人口の及ぼす自然増減・社会増減の影響度の分析 .................... 17
第4章 人口の変化が地域の将来に与える影響の分析 ................... 21
4-1 公共施設の維持管理・更新等への影響 .................................. 21
4-2 民間利便施設の進出・撤退状況 ........................................ 22
4-3 地域の産業における人材の過不足状況 .................................. 24
4-4 財政への影響 ........................................................ 26
第5章 人口の将来展望 ............................................. 28
5-1 将来展望の基礎となる町民意向調査 .................................... 28
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略
5-2 目指すべき将来の方向 ................................................ 31
5-3 人口の将来展望 ...................................................... 33
II 総合戦略 ............................................... 36
第1章 総合戦略策定の基本的考え方 ................................. 37
1-1 総合戦略の位置づけ .................................................. 37
1-2 総合戦略の骨子 ...................................................... 39
第2章 総合戦略の展開 ............................................. 40
基本目標1「くらし」 人いきいき町わくわく童話村たきのうえ ................ 40
基本目標 2「雇用」 基幹産業の充実から雇用への展開......................... 42
基本目標 3「交流」 滝上町との出会いから、滝上町への移住・定住へ ........... 44
基本目標 4「結婚・子育て」 子どもの多様な可能性を育む ..................... 47
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅰ人口ビジョン
I 人口ビジョン
1
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅰ人口ビジョン
第1章 人口ビジョンの基本的考え方
1-1 人口ビジョンの位置づけ
人口ビジョンは、各地方公共団体における人口の現状を分析し、人口に関する地域住民の認識を共有し、
今後目指すべき将来の方向と人口の将来展望を提示するもので、効果的な施策を企画立案する総合戦略を
策定する上で重要な基礎資料とします。
○対象期間は、国の長期ビジョンの期間 2060(平成 72)年が基本となりますが、地域の実情に応じて期間
を設定することも可能なことから、国立社会保障・人口問題研究所の推計期間である 2040(平成 52)
年とします。
○滝上町における人口の現状分析を行い、今後の人口の変化が地域の将来に与える影響の分析・考察を
示します。
2
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅰ人口ビジョン
第2章 人口動向分析
2-1 総人口の推移と将来推計
本町の人口は、昭和36年9月に14,214人(住民基本台帳)まで増加しましたが、それ以降は一貫
して減少が続き、平成28年2月末日には2,767人(住民基本台帳)となっています。
世帯数も同様に減少し続け、平成28年2月末日には1,473世帯(住民基本台帳)となっており、1
世帯あたり人員も1.9人/世帯となっています。
国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、今後も人口減少がつづき、2020年(平成32年)
には2,401人、2030年(平成42年)には1,873人と2千人を割り込み、2040年(平成52年)には1,436
人になると推計されています。
【図表】人口の推移と将来推計
(人・世帯)
16,000
総人口(人)
世帯数(世帯)
世帯人員(人/世帯)
→1923年 渚滑線開通
→1947年 町政施行
→1985年 国鉄渚滑線廃止
→1954年 洞爺丸台風
14,000
→1990年 童話村構想
12,053
5.0
4.7
10,218
9,774
9,419
9,128
4.1
4.0
3.5
8,514 3.2
2.8
8,000
2.7 2.6
6,711
2,000
推計値
11,363
10,000
4,000
6.0
13,183 13,465 13,437
12,000
6,000
(人/ 世帯)
5,879
5,673
3.0
2.5 2.4
2.3
2.2
5,026
4,499
4,084
3,799
3,366
3,028
2.0
2,836 2,780
2,692
2,416
2,401
2,127 2,017
1.0
2,131
1,844 1,733
1,873
1,636 1,578
1,646
1,435
1,478 1,376
1,436
0
0.0
1920 1925 1930 1935 1940 1947 1950 1955 1960 1965 1970 1975 1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010 2015 2020 2025 2030 2035 2040
資料:総務省「国勢調査」、国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成
25 年 3 月推計)
」
3
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅰ人口ビジョン
2-2 年齢3区分別人口の推移と将来推計
年齢3区分別人口の推移をみると、年少人口(15歳未満)および生産年齢人口(15~64歳)は、
一貫して減少が続いており、老年人口(65歳以上)は、1980年(昭和55年)から増加傾向にありま
したが、2005年(平成17年)から減少に転じています。
2010年(平成22年)の年少人口割合が8.9%、老年人口割合(高齢化率)は38.5%と、北海道平均
(年少人口割合:12.0%、老年人口割合:24.7%)よりも少子高齢化が進行しています。
将来は、2025年(平成37年)で老年人口が生産年齢人口を上回ると推計されており、老年人口割
合は、2020年(平成32年)には45.1%、2030年(平成42年)には49.2%とほぼ半数を占めると推計さ
れています。
【図表】年齢 3 区分別人口の推移と将来推計
推計値
(人)
9,000
8,514
8,000
6,711
7,000
6,000
5,673
5,595
5,026
4,609
5,000
4,499
4,084
3,967
4,000
3,000
3,366
2,894
2,460
2,230
1,483
1,045
689
619
661
842
768
915
3,028
2,692
2,205
1,805
2,000
1,000
3,799
3,416
1,593
1,077
1,158
1,220
1,166
547
436
341
269
690
2,401
2,131
1,873
1,646
1,435
1,333
1,138
1,137
1,083
977
1,005
922
825
812
725
221
181
727
613
149
126
109
95
0
1970 1975 1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010 2015 2020 2025 2030 2035 2040
年少人口(15歳未満)
生産年齢人口(15~64歳)
老年人口(65歳以上)
総人口
推計値
100%
8.1%
90%
9.2% 11.7%
15.3%
20.3%
26.4%
30.5%
80%
36.2% 38.5%
42.3% 45.1%
47.2% 49.2% 49.3% 50.7%
70%
60%
65.7%
68.7%
50%
40%
69.9%
68.0%
64.3%
60.2%
58.0%
53.6% 52.6%
30%
49.5% 47.4%
45.8% 44.0% 44.0% 42.7%
20%
10%
26.2%
22.1% 18.4%
16.8% 15.3% 13.4%
11.5% 10.1% 8.9%
0%
1970
1975
1980 1985 1990 1995
年少人口(15歳未満)
8.2%
2000 2005 2010 2015
生産年齢人口(15~64歳)
7.5%
7.0%
6.7%
6.6%
6.6%
2020 2025 2030 2035
老年人口(65歳以上)
2040
資料:総務省「国勢調査」、国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成 25 年 3 月推計)」
4
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅰ人口ビジョン
2-3 自然増減(出生者数・死亡者数)と社会増減(転入者数・転出者数)の推移
長期的にみると、出生者数については1970年の約100人から減少傾向で推移し、1994年ごろから
約20人で推移しています。一方、死亡者数は、年度によって増減の幅はあるものの、約40~80人の
間で推移しています。
そのため、1980年までは自然増加で推移していましたが、1985年以降から死亡者数が出生者数を
上回り、自然減少が続いています。ここ5年間は平均で約30人の自然減少となっています。
社会増減については、これまで一貫して、転出者数が転入者数を上回る社会減少が続いています
が、1970年代に比べ2000年代では転出者数と転入者数の差は小さくなり社会減少数は縮小していま
す。ここ5年間は平均で約37人の社会減少となっています。
【図表】自然増減数、出生者数、死亡者数の推移
(人)
自然増減
出生者数
死亡者数
120
100
80
60
35
40
20
20
30
19
24
10 11 11
9
6
5
0
0
-1
-20
-2 -5
-7
-18
-26
-40
-3
-12
-8
-4
-15
-26-24-26 -23
-30
-60
-21-19
-54
-23
-26 -29
-30 -32-30-28
-33
-37-34-38 -35
-38
-49
1970
1971
1972
1973
1974
1975
1976
1977
1978
1979
1980
1981
1982
1983
1984
1985
1986
1987
1988
1989
1990
1991
1992
1993
1994
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
-80
資料:総務省「住民基本台帳人口移動報告」
【図表】社会増減数、転入者数、転出者数の推移
(人)
社会増減
転入者数
転出者数
1200
1000
800
600
400
200
0
1970
1971
1972
1973
1974
1975
1976
1977
1978
1979
1980
1981
1982
1983
1984
1985
1986
1987
1988
1989
1990
1991
1992
1993
1994
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
-23
-20
-25-25
-18
-56
-49-38-44
-69
-71
-76
-61 -32-31-30-56-59 -50-35-25
-68 -52-37
-76
-79
-87
-76
-115
-133
-102
-116
-200
-158
-193
-170
-220 -205 -160
-227
-269
-291
-308
-400
-378
-421
-448
-600
資料:総務省「住民基本台帳人口移動報告」
5
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅰ人口ビジョン
2-4 総人口の推移に与えてきた自然増減と社会増減の影響
本町の人口を自然増減と社会増減でみると、1980年までは自然増加と社会減少で推移していまし
たが、自然増加に比べて社会減少が大きく影響し人口減少が進みました。
1985年以降から一貫して自然減少が進んでいますが、社会減少数が縮小したため、近年は自然減
少と社会減少が同程度に影響しながら人口減少が進んでいます。
【図表】社会増減数・自然増減数の推移
120
人口減少ゾーン←
→人口増加ゾーン
100
80
60
40
20
始点
(1970年)
自
然
増
減-520
(
人
)
0
-480
-440
-400
-360
-320
-280
-240
-200
-160
-120
-80
-40
0
40
-20
終点
(2014年)
-40
-60
-80
-100
-120
社会増減(人)
資料:住民基本台帳
【図表】自然増減・社会増減別の人口増減の推移
自然増減
社会増減
人口増減
100
0
35
20 9
19 30 24
-1 10 11 11 6
-18-26
5 0 -2 -5 -7
-12 -3 -15 -8 -4
-71
-76-116-115
-158
-160
-76 -170-72 -84-72-82-76
-220-227-205
-94
-102
-269
-117
-111
-127
-115
-308
-133
-291
-378
-26-24-26-30-23 -21-19 -37-34-38-33-35-26-30-29-32-30-28-38-23
-49
-54
-25 -38-44
-25
-18
-20-32-31-30
-76-68-56-52-37-25
-23
-56-59 -50-35
-102
-61-53
-48
-48
-48
-79
-57
-63-55 -49-59-63-76-60
-67 -60
-69
-193
-100
-200
-87
-421-163
-448
-178
-194
-210-216
-103
-125
-99
-113
-73
-85 -91 -78
-160
-182
-282
-270
-284
-300
-358
-400
-402
-413
1970
1971
1972
1973
1974
1975
1976
1977
1978
1979
1980
1981
1982
1983
1984
1985
1986
1987
1988
1989
1990
1991
1992
1993
1994
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
-500
資料:住民基本台帳
6
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅰ人口ビジョン
2-5 出生率に関する分析
本町における合計特殊出生率(一人の女性が一生の間に産む子供の平均数)の推移をみると、1992
年までは1.8と全国と比べても高い出生率となっていましたが、1992年~1997年で1.51、2003年~
2007年で1.34にまで低下しました。2008年~2012年では、1.4にまで上昇し、北海道の1.28よりも
高く、全国の1.43と同程度となっています。
【図表】合計特殊出生率の推移
2
1.83
1.8
1.8
合
計
特
殊
出
生
率
(
ベ
イ
ズ
推
定
値
)
1.51
1.6
1.44
1.4
1.34
1.4
1.43
1.2
1.28
1
0.8
0.6
全国
北海道
0.4
滝上町
0.2
2013
2012
2011
2010
2009
2008
2007
2006
2005
2004
2003
2002
2001
2000
1999
1998
1997
1996
1995
1994
1993
1992
1991
1990
1989
1988
1987
1986
1985
0
資料:厚生労働省「人口動態保健所・市町村別統計」
※厚生労働省「人口動態保健所・市町村別統計」は、5 年ごとに公表しているため、滝上町にお
ける合計特殊出生率は、各 5 年間同じ数値を記載している。
7
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅰ人口ビジョン
2-6 年代別の人口移動の状況
年代別に人口移動の状況をみると、年度によりばらつきはみられるものの、10~20代の転出超過
数が男女ともに多く、中学や高校の卒業、就職(転職)や結婚等を機に町外へ進学・就職している
ことが考えられます。
また、60歳以上についても、転出超過数が男女ともに多く、町内での生活に不安を抱え、親族の
いる町外へ転出していることが考えられます。
2013年は0~9歳と30代が転入超過となっており、子育て世帯の転入も見られます。
【図表】年代別の人口移動の状況
■転入者数
■転出者数
(人)
(人)
90
90
80
80
70
70
60
5
4
8
40
13
10
30
9
50
20
10
0
7
12
7
2012年
男
3
5
5
4
13
3
4
6
12
7
8
5
5
13
13
23
8
6
13
19
18
11
2
3
4
女
2013年
男
4
5
8
7
女
2014年
男
女
9
18
10
60
不詳・その他
60歳以上
50
50~59歳
14
40
40~49歳
30~39歳
30
20~29歳
20
10~19歳
10
0~9歳
0
8
7
6
11
7
2
2012年
男
10
5
10
7
5
10
7
12
26
17
22
10
5
6
6
6
12
3
5
3
女
2013年
男
女
15
7
14
不詳・その他
60歳以上
50~59歳
40~49歳
30~39歳
24
24
18
11
8
20~29歳
10~19歳
11
5
9
2014年
男
女
0~9歳
■純移動数
(人)
20
10
5
7
5
0
-4
-9
3
-4
-9
-7
-10
-10
3
-6
-4
-7
-4
-20
-8
6
-2
-6
-1
-7
-7
-2
-5
-14
-7
不詳・その他
60歳以上
-2
50~59歳
-30
40~49歳
-15
30~39歳
20~29歳
-40
10~19歳
0~9歳
-50
2012年
男
女
2013年
男
女
2014年
男
資料:住民基本台帳(まち・ひと・しごと創生本部提供データ)
8
女
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅰ人口ビジョン
2-7 地域ブロック別の人口移動の状況
転入元の地域で人口移動の状況をみると、転入元のそれぞれ約1割が札幌市と紋別市であり、約6
割がその他の道内市町村(旭川市やオホーツク総合振興局管内の市町村など)で占めており、道外
も約2割を占めています。
転出先でみると、それぞれ約2割の割合で札幌市と紋別市が占め、約5割がその他の道内市町村(旭
川市やオホーツク総合振興局管内の市町村など)が占めています。
その結果、純移動数でみると札幌市と紋別市への転出超過数が多くを占めていることがわかりま
す。
【図表】地域ブロック別の人口移動の状況
■転入者数
(人)
札幌市
紋別市
その他道内
100%
12.6%
140
0
64
(人)
72
14
13
14
2013年
2014年
7
11
札幌市
140
紋別市
その他道内
道外
13
61
79
20
78
28
20
35
26
30
25
59.0%
8.0%
10.7%
12.6%
13.1%
11.5%
2012年
2013年
2014年
札幌市
100%
18.7%
紋別市
その他道内
道外
12.2%
9.2%
9.2%
60%
46.6%
55.6%
51.3%
21.4%
14.1%
23.0%
19.8%
21.1%
16.4%
2012年
2013年
2014年
20%
0%
2012年
(人)
59.8%
40%
0
■純移動数
18.9%
80%
60
40
0%
14
16
100
80
8.4%
道外
40%
20%
20
160
120
その他道内
66.7%
58
2012年
■転出者数
60%
11
60
20
23
9
100
40
紋別市
80%
120
80
札幌市
道外
160
札幌市
道外
2013年
紋別市
合計
2014年
その他道内
20
10
9
0
-10
0
-11
-15
-16
-21
-15
-22
-30
-4
-35
-6
-20
-30
-40
-3
-5
-50
-44
2012年
2013年
2014年
9
資料:住民基本台帳(まち・ひと・しご
と創生本部提供データ)
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅰ人口ビジョン
2-8 性別・年齢別の人口移動の状況(近年の動向)
2010年の各年齢別人口について、5年前(2005年)の人口から純移動数を推定すると、男性が10
~14歳→15~19歳、女性が15~19歳→20~24歳の年代で突出して転出超過となっています。それぞ
れ、男性は中学卒業後、女性は高校卒業後の進学や就職、転職や結婚等を機に転出していることが
伺えます。
また、20~24歳→25~29歳、30~34歳→35~39歳の男性が転入超過となっていますが、就職など
の仕事の都合で転入していると考えられます。同様に、45~49歳→50~54歳から50~54歳→55~59
歳の年代で転入超過となっていますが、定年後の生活を見据えて転入していると考えられます。
一方、30~34歳→35~39歳から35~39歳→40~44歳の年代の女性については結婚・出産・子育て
等を機に転出していると考えられます。
55~59歳→60~64歳から70~74歳→75~79歳の年代で、男女ともに0または転出超過となってお
り、町内で老後を生活することへの不安から町外へ転出していることが伺えます。
全体的に男性よりも女性の方が転出超過となっている年代が多くなっています。
【図表】男女別・年齢階級別の人口移動の状況(2005 年→2010 年)
20
男
15
14
女
10
10
7
4
5
純
移 0
動
数
(
人 -5
)
2
2
2
0
0
-2
-4
-4
-5
-4
-12
-8
-9
-12
-17
-15
-8
-6
-9
-9
-4
-2
-5
-10
1
0
-3
-3
-10
4
2
-15
-20
-22
-25
-28
85歳~→90歳~
80~84歳→85~89歳
75~79歳→80~84歳
70~74歳→75~79歳
65~69歳→70~74歳
60~64歳→65~69歳
55~59歳→60~64歳
50~54歳→55~59歳
45~49歳→50~54歳
40~44歳→45~49歳
35~39歳→40~44歳
30~34歳→35~39歳
25~29歳→30~34歳
20~24歳→25~29歳
15~19歳→20~24歳
10~14歳→15~19歳
5~9歳→10~14歳
0~4歳→5~9歳
-30
資料:総務省「国勢調査」
(まち・ひと・しごと創生本部提供データ)
※年齢不詳人口は年齢別人口の規模に応じて比例按分している。
※男女 5 歳階級別の純移動数は,上記「国勢調査」人口と各期間の生残率を用いて推定した値。
生残率は厚生労働省大臣官房統計情報部「都道府県別生命表」より求めている。
10
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅰ人口ビジョン
2-9 性別・年齢別の人口移動の状況(長期的動向)
長期的な人口移動の動向は、1980年→1985年と2005年→2010年を比較すると、どの年代も純移動
数が0に収束するように推移してきています。特に10~14歳→15~19歳および15~19歳→20~24歳
の純移動数については、男女ともに大きく縮小しています。
また、50代については、転出超過から転入超過へと推移している年代もあり、定年後を見据えた
移住者が増加していると考えられます。
【図表】男女別・年齢階級別の人口移動の状況(長期動向)
60
40
20
純 0
移
動
数 -20
・男
(人
) -40
1980年→1985年
-60
1985年→1990年
1990年→1995年
-80
1995年→2000年
2000年→2005年
-100
2005年→2010年
85歳~→90歳~
80~84歳→85~89歳
75~79歳→80~84歳
70~74歳→75~79歳
65~69歳→70~74歳
60~64歳→65~69歳
55~59歳→60~64歳
50~54歳→55~59歳
45~49歳→50~54歳
40~44歳→45~49歳
35~39歳→40~44歳
30~34歳→35~39歳
25~29歳→30~34歳
20~24歳→25~29歳
15~19歳→20~24歳
10~14歳→15~19歳
5~9歳→10~14歳
0~4歳→5~9歳
-120
40
20
0
純
移
動
数 -20
・女
(人
) -40
1980年→1985年
1985年→1990年
-60
1990年→1995年
1995年→2000年
-80
2000年→2005年
2005年→2010年
85歳~→90歳~
80~84歳→85~89歳
75~79歳→80~84歳
70~74歳→75~79歳
65~69歳→70~74歳
60~64歳→65~69歳
55~59歳→60~64歳
50~54歳→55~59歳
45~49歳→50~54歳
40~44歳→45~49歳
35~39歳→40~44歳
30~34歳→35~39歳
25~29歳→30~34歳
20~24歳→25~29歳
15~19歳→20~24歳
10~14歳→15~19歳
5~9歳→10~14歳
0~4歳→5~9歳
-100
資料:総務省「国勢調査」
(まち・ひと・しごと創生本部提供データ)
※年齢不詳人口は年齢別人口の規模に応じて比例按分している。
※男女 5 歳階級別の純移動数は,上記「国勢調査」人口と各期間の生残率を用いて推定し
た値。生残率は厚生労働省大臣官房統計情報部「都道府県別生命表」より求めている。
11
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅰ人口ビジョン
2-10 雇用や就労等に関する分析
本町で働く産業別・男女別就業者数をみると、男性は「農業・林業」が最も多く、次いで「建設
業」
、
「公務」
、
「卸売業・小売業」
、
「医療・福祉」、
「製造業」が続いています。女性は「医療・福祉」
が最も多く、次いで「農業・林業」
、
「卸売業・小売業」
、
「製造業」が続いています。
就業者数が男女いずれかが30人以上の産業で特化係数をみると、男女ともに「農業・林業」が最
も高く、次いで男性は「公務」、
「医療・福祉」、
「教育・学習支援業」
、「建設業」、女性は「医療・
福祉」
、
「公務」
、
「建設業」で多くなっています。
※ 特化係数 = 滝上町の産業別就業者割合 / 全国の産業別就業者割合
【図表】滝上町で働く産業別・男女別就業者数と特化係数
男
女
特化係数(男)
特化係数(女)
210
7.0
180
6.0
就 150
業
者 120
数
(
人 90
)
5.0
60
2.0
30
1.0
4.0
3.0
0
0.0
農
業
,
林
業
(
う
ち
農
業
)
漁
業
鉱
業
,
採
石
業
,
砂
利
採
取
業
建
設
業
製
造
業
電
気
・
ガ
ス
・
熱
供
給
・
水
道
業
情
報
通
信
業
運
輸
業
,
郵
便
業
卸
売
業
,
小
売
業
金
融
業
,
保
険
業
資料:総務省「平成 22 年国勢調査」
12
不
動
産
業
,
物
品
賃
貸
業
学
術
研
究
,
専
門
・
技
術
サ
ー
ビ
ス
業
宿
泊
業
,
飲
食
サ
ー
ビ
ス
業
生
活
関
連
サ
ー
ビ
ス
業
,
娯
楽
業
教
育
,
学
習
支
援
業
医
療
,
福
祉
複
合
サ
ー
ビ
ス
事
業
サ
ー
ビ
ス
業
(
他
に
分
類
さ
れ
な
い
も
の
)
公
務
(
他
に
分
類
さ
れ
る
も
の
を
除
く
)
分
類
不
能
の
産
業
特
化
係
数
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅰ人口ビジョン
男女いずれかが、就業者数30人以上かつ特化係数1.0以上の産業について、男女別に年代構成を
みると、「生活関連サービス業、娯楽業」が、60歳以上の男女が約4割、「サービス業(他に分類さ
れないもの)
」が、60歳以上の女性が4割以上、男性が約3割を占め、高齢化が進んでいます。
また、
「建設業」においても、50歳以上の男性が7割近くを占め、特に就業者数および特化係数の
高い「農業・林業」は、50歳以上が男性44.3%、女性58.0%を占めており、町を支える産業の担い手
育成、若年層の確保が求められます。
一方、
「教育、学習支援業」の男女、
「医療・福祉」の男性は、30代以下の占める割合が高くなっ
ています。若年層の転出を抑制するためにも、これらの世代をターゲットとした住環境の確保が求
められます。
【図表】滝上町の産業別・男女別・年代別就業者割合
0%
10%
20%
0.9%
総数・ 男
11.3%
0.8%
女
11.7%
1.0%
農業,林業・ 男
17.2%
30%
15.6%
15.6%
17.7%
10.6%
建設業・ 男 4.1% 12.2%
女
5.3%
生活関連サービス業,娯楽業・ 男
女
教育,学習支援業・ 男
26.6%
19.8%
17.7%
17.0%
36.0%
18.4%
17.5%
38.8%
16.3%
38.2%
15.8%
26.3%
26.3%
15.8%
8.8% 8.8%
24.3%
90%
100%
1.2%
18.1%
7.0%
1.0%
16.4%
6.2%
1.6%
17.7%
7.3%
3.0%
14.0%
5.0%
2.6%
23.7%
8.8%
2.4%
15.3%
5.9%
1.6%
22.0%
5.7%
15.8%
31.6%
14.7%
26.8%
80%
10.5%
26.3%
23.5%
12.2%
70%
26.1%
16.5%
21.1%
女
60%
21.7%
11.0%
14.0%
0.9%
(うち農業)・ 男
17.5%
10.5%
10.6%
50%
19.8%
女
女
40%
5.3%
2.9%
5.9%
35.3%
26.8%
24.4%
35.1%
16.2%
9.8%
8.1%
8.1%
8.1%
15~19歳
1.8%
医療,福祉・ 男
女
サービス業(他に分類されないもの)・
男
32.7%
14.8%
6.3%
18.2%
16.5%
12.5%
16.4%
25.6%
25.0%
18.2%
10.9% 1.8%
32.4%
27.1%
10.8%
18.8%
4.2% 6.3%
20~29歳
30~39歳
40~49歳
50~59歳
女
12.5%
1.2%
公務(他に分類されるものを除く)・ 男
6.0%
女
5.9%
20.8%
25.0%
16.9%
17.6%
12.5%
36.1%
11.8%
30.1%
47.1%
資料:総務省「平成 22 年国勢調査」
13
29.2%
60~69歳
8.4% 1.2%
17.6%
0.0%
70~79歳
80歳以上
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅰ人口ビジョン
第3章 将来人口推計
3-1 将来人口推計
(1) 人口減少段階の分析
65歳以上の老年人口に着目し、本町の人口減少段階をみると、老年人口が1,100人前後で維持・
微減する「第2段階」にあり、2020年(平成32年)まで続きます。2025年(平成37年)からは、老
年人口が減少する「第3段階」に入ります。
また、2010年を100として、周辺市町村の人口減少割合を比較すると、本町は、全国や北海道、
周辺市町村よりも人口減少が著しく進行すると推計されています。これは、本町が周辺市町村に比
べて高齢化率が高く、自然減少率が高いためです。
【図表】年齢 3 区分別人口推計(社人研推計準拠)
総数
(人)
3,500
0~14歳
15~64歳
65歳以上
第2段階
第3段階
3,028
3,000
2,693
2,404
2,500
2,129
1,874
2,000
1,647
1,593
1,500
1,137
1,000
500
1,436
1,333
1,166
1,139
1,085
1,243
1,004
922
812
825
269
221
181
728
977
149
126
725
613
95
109
620
540
82
1,073
532
470
70
924
800
451
386
413
60
364
51
0
2010年 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 2040年 2045年 2050年 2055年 2060年
資料:まち・ひと・しごと
創生本部提供ワーク
シートより算出して
作成
【図表】年齢 3 区分別人口推計と人口減少段階(国と滝上町の比較、2010 年を 100 とした場合)
国・総数
滝上町・総数
140
国・0~14歳
滝上町・0~14歳
117
国・ 第1段階
( 老年人口増加)
100
93
80
国・ 第3段階
( 老年人口減少)
80
71
68
64
67
54
62
47
47
45
33
35
38
40
20
国・ 第2段階
( 老年人口維持・微減)
84
79
71
60
国・65歳以上
滝上町・65歳以上
131
120
100
国・15~64歳
滝上町・15~64歳
滝上町・第2段階
( 老年人口維持・微減)
滝上町・第3段階
( 老年人口減少)
35
26
23
19
31
0
2010年 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 2040年 2045年 2050年 2055年 2060年 2065年 2070年 2075年 2080年 2085年 2090年
資料:国は、国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成 24 年 1 月推計)」
、滝上町は、ま
ち・ひと・しごと創生本部提供ワークシートより算出して作成
14
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅰ人口ビジョン
【図表】人口減少割合と高齢化率の周辺市町村との比較(パターン1:社人研推計準拠)
●人口減少割合
全国
湧別町
北海道
興部町
旭川市
西興部村
紋別市
雄武町
佐呂間町
滝上町
遠軽町
110.0
100.0
90.0
80.0
70.0
60.0
50.0
40.0
30.0
20.0
2010年
●高齢化率
2015年
全国
湧別町
2020年
2025年
2030年
北海道
興部町
2035年
旭川市
西興部村
2040年
2045年
紋別市
雄武町
2050年
佐呂間町
滝上町
2055年
2060年
遠軽町
60.0%
50.0%
40.0%
30.0%
20.0%
10.0%
0.0%
2010年
2015年
2020年
2025年
2030年
2035年
2040年
2045年
2050年
2055年
2060年
資料:全国は国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成 24 年 1 月推計)」
北海道と周辺市町村は、まち・ひと・しごと創生本部提供ワークシートより算出して作成
【図表】自然増減率と社会増減率の周辺市町村との比較
●自然減少率
旭川市
興部町
●社会増減率
紋別市
西興部村
佐呂間町
雄武町
遠軽町
滝上町
湧別町
旭川市
興部町
0.0%
3.0%
-2.0%
2.0%
紋別市
西興部村
佐呂間町
雄武町
遠軽町
滝上町
湧別町
1.0%
-4.0%
0.0%
-6.0%
-1.0%
-8.0%
-2.0%
-10.0%
-3.0%
-12.0%
-4.0%
-5.0%
-14.0%
2010年 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 2040年 2045年 2050年 2055年 2060年
2010年 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 2040年 2045年 2050年 2055年 2060年
資料:まち・ひと・しごと創生本部提供ワークシートより算出して作成
15
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅰ人口ビジョン
(2) 社人研推計準拠と日本創成会議推計準拠との総人口の比較
社人研推計に準拠したパターン1から、移動数について平成22~27年の推計値から縮小せずに、
平成17~22年の純移動率がそのまま平成47~52年まで同じ水準で推移した場合(日本創成会議推計
準拠(パターン2)
)について比較します。
その結果、パターン1は2040年(平成52年)における将来人口が1,436人であるのに対し、パタ
ーン2は1,245人にまで減少が進み、約200人さらに減少すると推計されます。
【図表】社人研推計準拠(パターン1)と日本創成会議推計準拠(パターン2)の推計の考え方
移動
出生
死亡
社人研推計準拠(パターン1)
日本創成会議推計準拠(パターン2)
・原則として、平成 17~22 年の国勢調査(実績)に
基づいて算出された純移動率が、平成 27~32
年までに定率で 0.5 倍に縮小し、その後はその
値を平成 47~52 年まで一定と仮定。
・全国の移動総数が、社人研の平成 22~27 年の
推計値から縮小せずに、平成 47~52 年まで概
ね同水準で推移すると仮定。
・社人研推計に比べて純移動率(の絶対値)が大
きな値となる。
・原則として、平成 22 年の全国の子ども女性比※と
各市町村の子ども女性比との比をとり、その比が
平成 27 年以降、平成 52 年まで一定として市町
村ごとに仮定。
・原則として、55~59 歳→60~64 歳以下では、全
国と都道府県の平成 17 年→平成 22 年の生残
率の比から算出される生残率を都道府県内市町
村に対して一律に適用。
・60~64 歳→65~69 歳以上では、上述に加えて、
都道府県と市町村の平成 12 年→平成 17 年の
生残率の比から算出される生残率を市町村別に
適用。
パターン1と同様
パターン1と同様
※子ども女性比:15~49 歳女性人口に対する 0~4 歳人口の比
【図表】社人研推計準拠(パターン1)と日本創成会議推計準拠(パターン2)との総人口の比較
パターン1
(人)
パターン2
3,500
3,028
3,000
3,028
2,500
2,000
2,693
2,693
2,404
2,129
2,364
1,874
1,647
2,046
1,500
1,436
1,750
約 200 人
1,243
1,073
1,487
1,245
1,000
924
800
500
0
2010年 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 2040年 2045年 2050年 2055年 2060年
資料:まち・ひと・しごと創生本部提供ワークシートより算出して作成
16
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅰ人口ビジョン
3-2 将来人口の及ぼす自然増減・社会増減の影響度の分析
(1) 自然増減、社会増減の影響度の分析
本町の人口減少に対して、自然増減と社会増減がどの程度影響を及ぼすのか分析するため、パタ
ーン1(社人研推計準拠)から、出生率を上昇した場合(シミュレーションA)と、シミュレーシ
ョンAからさらに移動がゼロ(均衡)で推移した場合(シミュレーションB)について推計し、パ
ターン1とシミュレーションA、シミュレーションAとシミュレーションBを比較することで分析
を行います。
その結果、本町における自然増減の影響度は「3(影響度105%~110%以上)
」、社会増減の影響度
は「4(影響度120~130%)
」となり、本町は社会増減の影響度の方が大きいことから、転出者数
の抑制と転入者数の増加につながる施策に取り組むことが、人口減少割合を抑えることに効果的で
あると考えられます。
【図表】シミュレーションAとシミュレーションBの推計の考え方
シミュレーションA
(①+出生率上昇)
シミュレーションB
(①+出生率上昇+移動ゼロ)
移動
パターン1(社人研推計準拠)と同様
・移動(純移動率)がゼロ(均衡)で推移すると仮定
出生
・仮に、パターン1(社人研推計準拠)において、合計特
殊出生率が平成 42 年までに人口置換水準(2.1)まで上
昇すると仮定
※ すでに現在の合計特殊出生率が人口置換水準を上
回っている場合には、現在の状況で推移すると仮定
同左
死亡
パターン1(社人研推計準拠)と同様
パターン1(社人研推計準拠)と同様
【図表】パターン1、シミュレーションA、シミュレーションBの比較
パターン1
(人)
シミュレーションA
シミュレーションB
3,500
3,000
3,028
2,500
1,910
2,000
1,532
1,500
124.7%
1,477
106.7%
1,436
958
1,000
800
500
0
2010年 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 2040年 2045年 2050年 2055年 2060年
資料:まち・ひと・しごと創生本部提供ワークシートより算出して作成
17
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅰ人口ビジョン
【図表】自然増減、社会増減の影響度
分類
自然増減の影響度
1=100%未満、2=100~105%、3=105~
110%、4=110~115%、5=115%以上
社会増減の影響度
1=100%未満、2=100~110%、3=110~
120%、4=120~130%、5=130%以上
計算方法
影響度
シミュレーションAの 2040 年推計人口=1,532 人
パターン1
の 2040 年推計人口=1,436 人
→ 1,532(人) / 1,436(人) = 106.7%
3
シミュレーションBの 2040 年推計人口=1,910 人
シミュレーションAの 2040 年推計人口=1,532 人
→ 1,910(人) / 1,532(人) = 124.7%
4
【図表】道内市町村における自然増減と社会増減の影響度
自然増減の影響度
1
0
1
2
3
京極町,泊村
1
えりも町
4
1
5
総
計
利尻富士町
4
2.1%
8
千歳市,恵庭市,七飯町,鹿部町,ニセコ町,東神楽
町,東川町,幕別町
8
留寿都村,赤井川村,月形町,鷹
栖町,安平町,清水町,鶴居村,中
標津町
2
3
3
音更町,芽室町,更別村
0
社
会
増
減
の
影
響
2
18
旭川市,室蘭市,帯広市,北見市,網走市,苫小牧
市,名寄市,砂川市,富良野市,登別市,伊達市,石
狩市,北斗市,今金町,長沼町,斜里町,西興部村,
中札内村
15
知内町,黒松内町,倶知安町,神
恵内村,中富良野町,下川町,猿
払村,小清水町,大空町,厚真町,
士幌町,上士幌町,鹿追町,大樹
町,広尾町
27
釧路市,稚内市,滝川市,新篠津村,森町,八雲町,
寿都町,余市町,栗山町,新十津川町,秩父別町,
北竜町,当麻町,比布町,美瑛町,剣淵町,美深町,
枝幸町,美幌町,佐呂間町,遠軽町,湧別町,興部
町,白老町,新冠町,新得町,池田町
17
28
厚沢部町,乙部町,島牧村,真狩
村,喜茂別町,共和町,上富良野
町,和寒町,羽幌町,初山別村,訓
子府町,日高町,本別町,足寄町,
標茶町,弟子屈町,別海町
紋別市,士別市,根室市,深川市,蘭越町,岩内町,
積丹町,奈井江町,由仁町,浦臼町,沼田町,愛別
町,上川町,南富良野町,小平町,浜頓別町,幌延
町,津別町,置戸町, 壮瞥町,洞爺湖町,むかわ町,
新ひだか町,釧路町,厚岸町,浜中町,標津町
4
7
北区,東区,白石区,西区,厚
別区,手稲区,清田区
3
南区,岩見沢市,北広島市
7
5
3
中央区,豊平
区,仁木町
1
江別市
0
函館市,小樽市,長万部町,雨
竜町,占冠村,増毛町,豊浦町
3
美唄市,古平町,雄武町
総計
21
11.2%
30
16.0%
51
27.1%
1
当別町
50
26.6%
滝上町
14
17
奥尻町,妹背牛町,中川町,幌加
内町,遠別町,天塩町,中頓別町,
豊富町,礼文町,利尻町,清里町,
平取町,陸別町,浦幌町
夕張市,留萌市,芦別市,三笠市,歌志内市,松前
町,木古内町,江差町,上ノ国町,せたな町,上砂川
町,苫前町,浦河町,様似町,豊頃町,白糠町,羅臼
町
57
30.3%
98
52.1%
3
赤平市,福島町,南幌町
23
12.2%
1
音威子府村
6
3.2%
36
19.1%
188
100.0%
資料:まち・ひと・しごと創生本部「『地方人口ビジョン』及び『地方版総合戦略』の策定に向けた人口動向分
析・将来人口推計について」
18
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅰ人口ビジョン
(2) 人口構造の分析
パターン1、パターン2、シミュレーションA、シミュレーションBの推計人口について年齢3
区分別にみると、
「0~14歳」の人口減少率は、パターン1は約-65%、パターン2は約-72%となって
いますが、シミュレーションAは約-38%と低くなり、シミュレーションBは約-10%にまで縮小しま
す。
一方、「65歳以上」については、パターン1、パターン2、シミュレーションA、シミュレーシ
ョンBの間では、約-30~-40%と大きな差はありません。
また、「20~39歳女性」でみると、パターン1は約-60%、シミュレーションAは約-58%と、両者
は大きく変わりませんが、シミュレーションBは約-34%にまで縮小することがわかります。
【図表】人口構造の変化
総人口
2010年
現状
2040年
パターン1
シミュレーションA
シミュレーションB
パターン2
0~14歳
3,028
1,436
1,532
1,910
1,245
総人口
2010年
パターン1
→ 2040年
シミュレーションA
シミュレーションB
パターン2
0~14歳
(人)
15~64歳
15~64歳 65歳以上
269
95
166
242
75
0~14歳
-52.6%
-49.4%
-36.9%
-58.9%
1,593
613
637
842
510
1,166
728
728
825
660
221
88
92
147
61
15~64歳 65歳以上
20~39歳
女性
-64.6%
-38.2%
-9.9%
-72.1%
-61.5%
-60.0%
-47.1%
-68.0%
0~14歳
65歳以上
3,500
20~39歳
女性
-37.5%
-37.5%
-29.2%
-43.4%
15~64歳
-60.3%
-58.2%
-33.6%
-72.4%
65歳以上
100%
90%
3,000
80%
2,500
38.5%
50.7%
47.5%
43.2%
53.0%
70%
1,166
60%
2,000
50%
52.6%
728
30%
660
2040年
(シミュレーションB)
10%
75
0%
8.9%
6.6%
2040年
(パターン1)
166
510
2040年
(パターン2)
95
242
2040年
(シミュレーションA)
2010年
269
637
2040年
(パターン1)
613
41.6%
44.1%
41.0%
20%
842
500
0
42.7%
資料:まち・ひと・しごと創生本部提供ワークシートより算出して作成
19
10.8%
12.7%
6.0%
2040年
(パターン2)
728
2040年
(シミュレーションB)
1,593
40%
2010年
1,000
825
2040年
(シミュレーションA)
1,500
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅰ人口ビジョン
(3) 老年人口の変化
パターン1とシミュレーションA、シミュレーションBについて、2040年(平成52年)時点の仮
定を2060年まで延長して推計すると、老年人口割合はパターン1では2040年の50.7%まで上昇しま
すが、それ以降は徐々に低下し、2060年(平成72年)には48.2%まで低下します。
一方、シミュレーションAでは、2040年(平成52年)に47.5%まで上昇してから低下し、2060年
(平成72年)で40.3%となります。
シミュレーションBでは、パターン1とシミュレーションAよりも早く、2030年(平成42年)に
45.9%まで上昇してからは低下し、2060年(平成72年)には31.9%と2010年(平成22年)よりも低く
なります。
【図表】高齢化率の推移
パターン1
シミュレーションA
シミュレーションB
60.0%
50.0%
45.1%
47.1%
42.3%
40.0%
38.5%
42.2%
41.8%
44.9%
44.4%
46.4%
45.4%
50.7%
49.2%
49.3%
47.7%
45.9%
47.5%
47.1%
44.2% 43.2%
49.9%
45.8%
40.5%
49.6%
44.4%
48.8%
42.3%
40.3%
38.1%
34.4%
30.0%
48.2%
31.9%
20.0%
10.0%
0.0%
第2段階
第3段階
2010年 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 2040年 2045年 2050年 2055年 2060年
資料:まち・ひと・しごと創生本部提供ワークシートより算出して作成
20
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅰ人口ビジョン
第4章 人口の変化が地域の将来に与える影響の分析
4-1 公共施設の維持管理・更新等への影響
本町が保有する公共施設は、合計で約7万㎡保有しており(平成25年度末)
、その内訳としては小
中学校、公営住宅がそれぞれ約2割、その他行政財産が3割となっています。
本町の人口は、平成26年1月1日時点で2,895人(住民基本台帳)であるため、一人あたりの公共
施設面積は、24.60㎡/人となります。1万人未満の道内市町村と比較すると、一人あたり公共施設
面積は、概ね平均的なポジションに位置しますが、今後人口減少による人口密度の低下により、一
人あたりの公共施設の維持管理費や補修費は増加すると予測されます。
【図表】滝上町における公共施設の保有状況
本庁舎, 5.1%
本庁舎
小学校
中学校
公営住宅
公園
その他行政財産
普通財産
合計
面積
構成比
(㎡)
(%)
3,611
5.1%
9,378
13.2%
4,738
6.7%
15,400
21.6%
2,855
4.0%
22,951
32.2%
12,290
17.3%
71,223
100.0%
普通財産,
17.3%
小学校,
13.2%
中学校, 6.7%
その他行政財産,
32.2%
公営住宅, 21.6%
資料:総務省「公共施設状況調経年比較表」
公園, 4.0%
【図表】道内市町村における一人あたり公共施設面積の比較
160.00
※人口1万人未満の道内市町村
140.00
一 120.00
人
あ
た 100.00
り
公
共
施 80.00
設
面
積 60.00
(
㎡
人 40.00
)
滝上町
(人口密度:12.87 人/ha)
/
20.00
0.00
0.00
10.00
20.00
30.00
40.00
50.00
60.00
人口密度(人/ha)
資料:総務省「公共施設状況調経年比較表」
「国勢調査」
「固定資産の価格等の概要調書」
※人口密度は、総務省「固定資産の価格等の概要調書」の「宅地」面積を使用して算出。
21
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅰ人口ビジョン
4-2 民間利便施設の進出・撤退状況
本町の買い物は、北海道広域商圏動向調査(平成21年)によると、最寄品(食品や日用雑貨等)
を滝上で買う割合は平均22.4%、買回品(服やカバン、家具等)は25.2%程度であり、平成3年の最
寄品が68.2%、買回品46.4%と比べると大幅に低下し、最寄品・買回品ともに紋別市へ買い物する割
合が高くなっています。
卸売・小売業の事業所数や年間商品販売額は減少傾向にあり、平成21年と平成24年の廃業状況を
みると、「卸売業・小売業」が占める事業所数・従業者数の割合は多く、建設業や医療・福祉と比
べると1事業所あたりの従業者数は少ないものの、廃業による人口減少への影響は大きいといえま
す。
このように、日常生活を支える利便施設が減少する「負のスパイラル」に陥っており、今後さら
に人口減少が進むことによって、さらに利便施設の撤退・廃業する事業所数が増えると考えられ、
高齢化の進む町民生活に大きな影響を与えることが想定されます。
【図表】滝上町における買い物場所別購買率
滝上町
商品別買物場所の利用割合
-平成21年-
(単位:%)
一
般
食
料
品
日
用
雑
貨
医
療
品
・
化
粧
品
実
用
衣
料
高
級
衣
料
呉
服
・
寝
具
59.6
33.3
2.0
2.0
0.8
54.4
28.3
4.2
2.1
1.3
1.3
53.9
23.3
8.4
2.7
2.7
2.7
0.2
51.8
8.4
18.4
8.6
1.1
0.9
45.9
18.7
12.3
3.6
1.0
0.8
38.9
11.1
20.8
5.6
0.3
55.0
10.0
16.6
4.5
1.1
1.4
(%)
紋別市
滝上町
旭川市
北見市
遠軽町
名寄市
佐呂間町
湧別町
上湧別町
興部町
西興部村
雄武町
3,194 人
区域内人口
生
鮮
食
料
品
ア服
ク飾
セ品
サ ・
リ
ー
55.6
13.5
15.8
1.4
靴
・
カ
バ
ン
42.5
37.3
10.9
2.0
カ時
メ計
ラ ・
メ
ガ
ネ
・
家
庭
電
気
製
品
55.4
14.6
14.6
4.9
0.5
53.6
30.7
7.7
3.2
イ家
ン具
テ ・
リ
ア
58.3
11.1
16.9
5.6
0.6
書
籍
・
文
具
ス楽
ポ器
ー ・
ツ D
用 V
品 D
・
38.6
43.0
6.8
1.8
0.2
32.6
58.7
5.7
1.7
0.2
0.4
贈
答
品
72.1
21.7
2.1
4.2
0.5
0.2
0.3
【最寄品】
平均:22.4%
通販・宅配(生協等)
その他
総 計
合
計
47.8
29.9
9.7
3.3
0.7
0.5
0.1
0.0
ガ
ソ
リ
ン
30.2
60.2
2.5
2.5
0.6
0.2
0.2
ン D ビ
タ、 デ
ルC オ
D、
等D
のV
レ
27.3
63.8
2.7
1.7
0.6
0.4
【買回品】
平均:25.2%
1.4
7.3
3.9
2.5 15.1 12.5
3.6
1.4
1.4
4.1
3.0
2.2
5.7
3.9
2.1
2.1
0.8
1.3
2.4
8.2
2.6 10.8
7.7 11.9
5.7
5.6
1.8
5.3
3.6
0.9
4.1
1.5
1.5
100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0
-平成3年-
(単位:%)
一
般
食
料
品
日
用
雑
貨
医
療
品
・
化
粧
品
実
用
衣
料
高
級
衣
料
80.1
16.6
1.3
77.3
18.0
2.0
71.5
20.7
1.4
68.7
15.3
4.0
0.7
43.3
33.4
2.7
22.3
40.9
21.5
4.6
3.0
(%)
滝上町
紋別市
旭川市
札幌市
名寄市
4,498 人
区域内人口
生
鮮
食
料
品
0.7
1.3
具呉
服
・
反
物
・
寝
40.8
33.8
5.4
0.8
ア服
ク飾
セ品
サ ・
リ
ー
27.8
43.6
17.9
2.9
1.4
【最寄品】
平均:68.2%
通信販売
その他
総 計
靴
・
カ
バ
ン
37.3
48.1
7.3
1.3
1.3
カ時
メ計
ラ ・
メ
ガ
ネ
・
家
庭
電
気
製
品
40.6
36.0
12.7
2.7
87.3
6.0
0.7
イ家
ン具
テ ・
リ
ア
44.6
31.8
書
籍
・
文
具
66.0
26.0
4.0
ポ楽
ー器
ツ ・
用 C
品 D
・
ス
28.5
57.6
7.7
贈
答
品
68.4
20.0
合
計
54.3
29.5
5.9
0.9
0.5
【買回品】
平均:46.4%
6.0 18.0
3.1 10.0
2.1
2.7
1.3
1.3
1.8
8.5
3.6
2.0
2.0
6.4
5.3
1.3
4.6
9.2
4.3
2.0
6.7
4.7 21.8
4.0
6.2
3.1
5.3
100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0
よく買い物をする店舗タイプ別の利用理由(複数回答)
る店
値
店品
そ一
いの店
な
地こ
業利
が
多
く
選
べ
が
安
い
多え
いの
豊
富
な
う所
で
何
で
も
ーの
ビ応
ス対
が ・
良店
み
の
店
に街
は(
な居
い住
間し
や
す
い
営
資料:北海道「平成 21
数 年度北海道広域商圏動向調査」
段
が揃
ろ箇
サ員
じ
時用
) の
(%)
よく買い物をする店舗タイプ別の利用交通(単数回答)
利駐
用車
し場
やが
す大
いき
く
計
徒
歩
の
み
自
転
車
・
バ
イ
ク
自
家
用
車
J
R
バ
ス
市
電
・
地
下
鉄
タ
・ ク
ハシ
イー
ヤ
ー
バ商
ス業
施
設
の
送
迎
そ
の
他
百貨店・デパート
20.4
20.4
66.7
20.4
11.1
3.7
18.5
5.6
13.0 100.0
0.0
0.0
89.0
8.5
1.2
0.0
0.0
0.0
1.2
大型SC・総合スーパー
11.1
34.6
63.6
31.5
0.6
6.2
12.3
223.1
38.3 100.0
1.4
0.0
95.9
1.4
0.0
0.0
0.0
0.0
1.4
2.4
24.4
29.3
17.1
2.4
43.9
2.4
0.0
12.2 100.0
15.2
0.0
84.8
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
大型専門店
11.5
18.6
57.4
19.7
1.6
4.9
5.5
1.1
8.2 100.0
0.8
0.4
95.9
1.6
0.4
0.0
0.0
0.0
0.8
コンビニエンスストア
10.0
10.0
0.0
60.0
0.0
0.0
10.0
30.0
60.0 100.0
18.2
9.1
72.7
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
食品スーパー
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅰ人口ビジョン
【図表】小売業・卸売業の事業所数・年間商品販売額
(店舗)
小売業
事業所数
(億円)
卸売業
120
小売業
年間商品販売額
60
140
卸売業
※H11、H24は秘匿データ
117
50
48
47
102 101
100
92
91
78
80
44
40
39
40
85
86
44
44
43
94
37
33
73
67
30
62
33
27
58
60
44
20
40
10
20
3
8
6
8
6
9
7
3
3
2
4
5
4
1
2
2
3
3
2
2
S49
S51
S54
S57
S60
S63
4
2
3
H6
H9
2
1
1
0
0
S49
S51
S54
S57
S60
S63
H3
H6
H9
H11 H14 H16 H19 H24
H3
H11 H14 H16 H19 H24
資料:昭和 49 年~平成 19 年:総務省・経済産業省「商業統計調査」
、平成 24 年:総務省・経済産業省「平
成 24 経済センサス-活動調査」
※経済センサスは参考値とする。
【図表】滝上町における廃業した事業所数・従業者数
(事業所)
廃業事業所数(H21)
(人)
廃業事業所従業者数(H21)
廃業事業所数(H24)
廃業事業所従業者数(H24)
0
5
農林漁業
0
0
鉱業,採石業,砂利採取業
0
0
1
製造業
1
1
情報通信業
運輸業,郵便業
0
0
0
不動産業,物品賃貸業
0
学術研究,専門・技術サービス業
0
0
9
8
製造業
9
学術研究,専門・技術サービス業
8
4
教育,学習支援業
1
1
医療,福祉
3
複合サービス事業
サービス業(他に分類されないもの)
25
30
35
32
1
0
0
4
19
19
0
7
0
1
0
0
16
5
6
5
生活関連サービス業,娯楽業
7
20
1
0
0
宿泊業,飲食サービス業
1
3
15
合計
H21:91人
H24:106人
建設業
不動産業,物品賃貸業
3
10
卸売業,小売業
1
生活関連サービス業,娯楽業
0
0
0
金融業,保険業
3
医療,福祉
鉱業,採石業,砂利採取業
運輸業,郵便業
1
宿泊業,飲食サービス業
0
農林漁業
情報通信業
1
5
0
0
電気・ガス・熱供給・水道業
1
8
0
サービス業(他に分類されないもの)
25
0
0
金融業,保険業
複合サービス事業
20
4
卸売業,小売業
教育,学習支援業
15
合計
H21: 31事業所
H24: 31事業所
建設業
電気・ガス・熱供給・水道業
10
0
1
2
23
27
0
3
8
資料:総務省・経済産業省「平成 21 年経済センサス-基礎調査」
「平成 24 年経済センサス-活動調査・存
続・新設・廃業別集計編」
※「新設事業所」とは、調査日現在に存在した事業所のうち、平成 21 年基礎調査が平成 18 年事業所・企業統
計調査以降に開設した事業所をいい、平成 24 年活動調査が平成 21 年 7 月 2 日以降に開設した事業所をい
う。
「廃業事業所」とは、平成 21 年基礎調査は、平成 18 年事業所・企業統計調査で調査された事業所のう
ち、平成 21 年基礎調査で把握されなかった事業所をいい、平成 24 年活動調査は、平成 21 年基礎調査で調
査された事業所のうち平成 24 年活動調査で把握されなかった事業所をいう。
※廃業率とは、廃業事業所数が期首事業所数(=存続事業所数+廃業事業所数)に占める割合のこと。
23
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅰ人口ビジョン
4-3 地域の産業における人材の過不足状況
本町における将来の就業者数を推計すると、2030年(平成42年)には714人、2040年(平成52年)
には530人と、2010年(平成22年)の1,378人から半数以下となり、地域の産業を支える担い手の不
足が懸念されます。
本町はハローワーク紋別の管轄区域に含まれ、過去10年間における紋別の有効求人倍率の推移を
みると、全国や北海道は平成21年度で一度落ち込んでから回復傾向にある一方で、紋別は徐々に上
昇しており、平成26年度の有効求人倍率は、全国が1.00、北海道が0.86、紋別が0.98と北海道より
高く、全国とほぼ同程度になっています。
【図表】就業者数(15 歳以上)の推移と将来推計
(人)
4,500
4,260
4,000
3,498
3,500
3,130
3,000
2,726
2,346
2,500
2,059
1,840
2,000
1,528
1,500
1,378
1,153
1,000
984
845
714
627
530
500
0
1970
1975
1980
1985
1990
1995
2000
2005
2010
2015
2020
2025
実績値
2030
2035
2040
推計値
資料:総務省「国勢調査」
※推計方法は、平成 22 年の生産年齢人口に占める就業者割合を算出し、その割合が 2015 年以降も一
定であるとして、将来の生産年齢人口推計値に乗じることで算出した。
【図表】有効求人倍率の推移
1.20
1.02
1.00
1.00
0.97
0.94
0.95
0.89
0.78
0.80
有
効
求
人 0.60
倍
率
(
倍 0.40
)
0.73
0.66
0.55
0.53
0.98
0.86
0.74
0.62
0.64
0.57
0.53
0.78
0.70
0.87
0.74
0.51
0.57
0.42
0.51
0.46
0.43
0.41
全国
0.35
北海道
0.20
紋別
0.00
H17年度
H18年度
H19年度
H20年度
H21年度
H22年度
H23年度
H24年度
H25年度
H26年度
資料:北海道労働局「安定所別月間有効求人倍率(常用)の推移」
※滝上町は「ハローワーク紋別」の管轄区域に含まれ、その他に紋別市、雄武町、興部町、西興部
村の4市町村を管轄している。
24
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅰ人口ビジョン
ハローワーク紋別の、平成25年11月~平成26年10月の1年間における職業別有効求人数および有
効求職者数をみると、
「管理的職業」
「専門的・技術的職業」「販売の職業」「サービスの職業」「農
林漁業の職業」で人材不足の状況となっており、
「事務的職業」
「運搬・清掃等の職業」では人材過
多(雇用の場の不足)の状況です。
今後生産年齢人口が減少するにつれ、人材不足の産業はより担い手不足が深刻化し、地域経済に
大きく影響すると考えられます。
【図表】ハローワーク紋別の職業別有効求職者数と有効求人数(H25.11~H26.10)
有効求人数
2000
1500
1000
人材不足
A管理的職業
B専門的・技術的職業
人材不足
D販売の職業
H生産工程の職業
I輸送・機械運転の職業
1000
人材不足
1500
2000
1374
雇用の場
の不足
7
442
人材不足 866
417
1487
701
43
人材不足 309
34
73
675
507
364
J建設・採掘の職業
K運搬・清掃等の職業
44
500
335
F保安の職業
G農林漁業の職業
(人)
0
1012
C事務的職業
Eサービスの職業
有効求職者数
500
351
112
120
1460 雇用の場
420
分類不能の職業
の不足
0
84
資料:地域経済分析システム(RESAS)のデータから作成(データ出典:厚生労働省「職業安定業務統計」
)
25
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅰ人口ビジョン
4-4 財政への影響
本町の一般会計の歳入は、平成23年度にこれまでの増加傾向から減少に転じ、平成24~25年度は
増加しましたが、平成26年度には再び減少に転じ、平成26年度決算は約44億円となっています。歳
入のうち、地方交付税の占める割合が、平成26年度決算で約57%、地方税の割合が約6%と、地方交
付税に対する依存度が高い状況となっています。
一方、一般会計の歳出は、平成23年度からこれまでの増加傾向から減少に転じ、平成25年度は増
加しましたが、平成26年度には再び減少に転じ、決算額は約41億円となっています。公債費につい
ては、平成18年度に策定した「公債費負担適正化計画」により、歳出に占める割合は縮小していま
す。
今後人口減少と高齢化がさらに進行することにより、地方税のさらなる縮小と扶助費の増加が、
財政負担へ影響することが懸念されます。
【図表】一般会計歳入決算額の推移
地方税
(百万円)
地方交付税
国・都道府県支出金
地方債
その他
合計
6,000
5,378
5,000
4,000
3,837
648
3,000
4,965
4,863
3,858
661
434
338
344
361
2,203
2,250
3,977
877
508
441
796
615
899
474
917
4,517
470
622
4,434
638
571
601
1,222
394
4,507
429
505
425
742
2,782
2,726
605
436
2,000
2,509
2,415
2,364
2,484
2,509
1,000
0
214
243
236
229
236
241
240
237
243
H18年度
H19年度
H20年度
H21年度
H22年度
H23年度
H24年度
H25年度
H26年度
10.4%
12.5%
12.9%
13.3%
12.8%
11.4%
14.9%
13.7%
54.9%
56.6%
地方税
地方交付税
国・都道府県支出金
地方債
その他
100%
90%
80%
70%
16.9%
17.1%
11.3%
8.9%
8.8%
9.4%
12.8%
18.0%
14.8%
9.1%
11.4%
18.5%
22.7%
49.7%
46.7%
9.9%
9.5%
11.9%
60%
20.3%
9.4%
9.7%
50%
40%
30%
57.4%
58.3%
59.4%
55.1%
61.6%
20%
10%
0%
5.6%
6.3%
5.9%
4.7%
4.4%
5.3%
5.3%
4.8%
5.5%
H18年度
H19年度
H20年度
H21年度
H22年度
H23年度
H24年度
H25年度
H26年度
資料:総務省「市町村別決算状況調」
26
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅰ人口ビジョン
【図表】一般会計歳出決算額の推移
(百万円)
人件費
物件費
維持補修費
扶助費
普通建設事業費
公債費
その他
合計
6,000
4,902
5,000
4,000
3,000
2,000
1,000
4,779
4,404
4,474
3,738
3,742
3,785
978
1,109
1,088
4,331
1,529
1,418
1,540
1,826
442
501
619
593
595
612
153
549
471
156
592
581
172
564
801
807
H18年度
H19年度
物件費
898
435
448
1,266
1,168
208
641
224
666
461
1,513
438
171
598
204
597
616
193
639
805
202
600
759
711
728
676
679
666
681
H20年度
H21年度
H22年度
H23年度
H24年度
H25年度
H26年度
1,051
0
人件費
4,124
1,387
維持補修費
扶助費
普通建設事業費
公債費
その他
100%
90%
26.2%
80%
70%
60%
50%
16.6%
16.4%
29.6%
15.8%
40%
4.1%
12.6%
4.2%
30%
14.7%
15.8%
20%
10%
28.7%
28.3%
31.7%
15.7%
30.9%
3.8%
4.2%
13.4%
28.3%
18.6%
26.5%
4.4%
4.7%
4.3%
12.2%
14.5%
13.9%
13.4%
14.0%
4.5%
14.9%
9.1%
10.6%
9.9%
23.5%
21.8%
10.9%
9.0%
11.2%
15.3%
32.0%
35.5%
41.5%
5.4%
16.1%
21.4%
21.6%
20.1%
15.9%
14.9%
15.4%
15.7%
13.9%
16.5%
H18年度
H19年度
H20年度
H21年度
H22年度
H23年度
H24年度
H25年度
H26年度
0%
資料:総務省「市町村別決算状況調」
【図表】扶助費と高齢化率の推移
扶助費
(百万円)
250
高齢化率
50.0%
200
40.0%
150
30.0%
100
20.0%
50
10.0%
0
0.0%
H18
年度
H19
年度
H20
年度
H21
年度
H22
年度
H23
年度
H24
年度
H25
年度
H26
年度
資料:総務省「市町村別決算状況調」
「住民基本台帳(H18~H25 は 3
月末、H26 は 1 月 1 日時点)」
27
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅰ人口ビジョン
第5章 人口の将来展望
5-1 将来展望の基礎となる町民意向調査
人口の将来展望、まちづくりのビジョンと戦略の検討に向けて、町民の意向を把握するためのア
ンケート調査を実施しました。
【調査概要】
対 象
配布・回収方法
回答期間
配布数
回収数
回収率
:
:
:
:
:
:
町内に在住する 18 歳~85 歳までの町民
郵送配布・郵送回収
平成 27 年 8 月 7 日~8 月 21 日(2 週間)
1,500
444
29.6%
(参考)年代別回収数・回収率
18~29歳
30~39歳
40~49歳
50~59歳
60~64歳
65~74歳
75歳~
無回答・無効回答
合計
配布数
207
217
287
264
105
200
220
1,500
回収数
37
71
85
78
35
77
53
8
444
回収率
17.9%
32.7%
29.6%
29.5%
33.3%
38.5%
24.1%
29.6%
(1) 転入・転出に関する実態と意識
居住歴をみると、約3割が「生まれてからずっと滝上町」であり、約7割が「滝上町出身で滝上町
に戻ってきた」または「町外から転居してきた」となっています。特に30~40代は、8割以上が、
「滝
上町出身で滝上町に戻ってきた」または「町外から転居してきた」方となってます。
今後の居住意向は、
「滝上町に住み続けたい」が約56%と半数を超え、50代以上または「生まれた
ときからずっと滝上町に住んでいる」方は、滝上町での居住意向は強くなっています。
一方、
「滝上町に住み続けたいが、町外へ転居すると思う」または「町外へ転居したい」は約1/3
を占めており、特に20~30代は、半数以上を占めています。また、町外で居住経験のある人の方が
転居意向は強くなっています。転居する理由としては「医療や福祉サービスの利便性のため」が約
52%で最も多く、次いで「買い物や娯楽などの利便性のため」が約35%となっており、
「医療・福祉」
「買い物」の利便性が大きなネックとなっていることが伺えます。
28
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅰ人口ビジョン
【図表】滝上町での居住歴
18~29歳
29.7%
30~39歳
16.9%
40~49歳
17.6%
50~59歳
21.6%
45.9%
26.8%
56.3%
22.4%
28.2%
45.7%
65~74歳
50.9%
不明
39.7%
0.0%
34.3%
22.1%
1.3%
30.2%
0%
3.8%
62.5%
21.6%
20%
不明
39.6%
12.5% 12.5% 12.5%
合計
0.0%
41.6%
5.7%
生まれたときからずっと
滝上町に住んでいる
滝上町出身で、滝上町に
戻ってきた
町外から転居してきた
0.0%
20.0%
35.1%
75歳~
0.0%
60.0%
32.1%
60~64歳
2.7%
46.2%
40%
60%
2.0%
80%
100%
【図表】今後の居住意向
18~29歳
43.2%
30~39歳
43.7%
40~49歳
37.8%
29.6%
51.8%
50~59歳
不明
5.7% 11.4%
15.6% 6.5%
75歳~
83.0%
7.5% 1.9% 7.5%
62.5%
55.6%
0%
21.8%
20%
40%
生まれたときからずっ
と滝上町に住んでいる
不明
19.5%
12.5% 12.5% 12.5%
合計
滝上町に住み続けたいが、
町外へ転居すると思う
町外へ転居したい
10.3% 11.5%
20.0%
58.4%
滝上町に住み続けたい
4.2%
17.6% 5.9%
21.8%
62.9%
65~74歳
22.5%
24.7%
56.4%
60~64歳
16.2% 2.7%
12.2% 10.4%
60%
80%
74.6%
100%
17.2% 6.7% 1.5%
滝上町に住み続けたい
滝上町出身で、滝上
町に戻ってきた
67.7%
町外から転居してきた
39.0%
不明
26.3%
22.2% 11.1% 0.0%
合計
55.6%
0%
20%
【図表】町外へ転居することになる理由
(または転居したい理由)
】
19.8% 10.4% 2.1%
17.1%
66.7%
21.8%
40%
滝上町に住み続けたいが、
町外へ転居すると思う
町外へ転居したい
17.6%
60%
不明
12.2% 10.4%
80%
ご自身または家族の「就学」のため
100%
5.3%
ご自身または家族の「就職」のため
7.9%
ご自身または家族の「保育・育児」「子育…
5.3%
ご自身または家族の「転勤」のため
15.2%
ご自身または家族の「転職」のため
4.6%
ご自身または家族の「離職・引退」のため
11.9%
結婚など家族関係の変化のため
6.0%
親(子)との同居・近居のため
10.6%
通勤や通学の利便性のため
6.0%
買い物や娯楽などの利便性のため
35.1%
医療や福祉サービスの利便性のため
51.7%
積雪や冬の寒さが負担であるため
22.5%
その他
6.6%
不明
1.3%
0%
29
10%
N=151
20%
30%
40%
50%
60%
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅰ人口ビジョン
(2) 結婚・出産・子育てに関する実態と意識
独身のうち「良いパートナーがいれば、すぐにでも結婚したい」「いずれは結婚したい」の合計
が半数以上を占めています。結婚支援に向けて取り組むべき施策としては、「雇用対策をして安定
した雇用機会を提供する」が約45%と最も高く、次いで「夫婦が共働きできる職場環境の充実」が
約37%であり、
「雇用・職場環境」面で、積極的な施策が求められています。
一方、
「生涯結婚したいとは思わない」は約24%であり、その理由としては「自由な生き方や生活
がしたい」が約47%と半数近くとなっています。
既婚者のうち、現在のこどもの人数の平均が1.8人であるのに対し、理想とする子どもの人数の
平均は2.5人となりました。理想より現在の子どもの人数が少ない理由としては、
「子育て・教育費
がかかりすぎる」
「産科小児科など医療環境が不便」が約30%と最も多くなりました。
子育て支援のため、積極的に取り組むべき施策としては「子育て世帯への助成」が約45%と最も
高く、次いで「子育て支援施設の整備」が約36%と続きました。
以上から、結婚・出産・子育てに関する町民の希望を叶えるためには、安定的な「雇用」、安心
できる「医療環境(小児科等)
」と「子育て支援機能」の充実が重要であると考えられます。
【図表】結婚願望
【図表】結婚したいと思わない理由
経済的余裕が無い
良いパートナーがい
れば、すぐにでも結
婚したい, 22.8%
不明, 3.3%
その他, 7.6%
31.3%
仕事が不安定
18.8%
自由な生き方や生活や生活がしたい
46.9%
仕事等に打ち込みたい
3.1%
家事・育児の負担が増える
生涯結婚したいとは
思わない, 23.9%
0.0%
親族が増えるのが煩わしい
いずれは結婚したい,
31.5%
今は結婚したいとは
思わないが、いずれ
結婚するだろう,
10.9%
3.1%
交友関係を制限されたくない
9.4%
年齢的理由・健康上の理由
31.3%
相応しい相手に巡り合わない
N=92
18.8%
異性とうまく付き合えない
12.5%
親の介護など家庭の事情
6.3%
結婚する必要を感じないから
31.3%
その他
不明
6.3%
0%
【図表】結婚支援に向けて、
積極的に取り組むべき施策
N=32
3.1%
20%
40%
【図表】子育て支援に向けて、
積極的に取り組むべき施策
子育て支援施設の整備
夫婦が共働きできる職場環境の充
実
60%
36.0%
36.5%
子供が楽しく遊べる公園整備
家族に対する支援の充実
22.3%
子育て世帯への助成
22.7%
45.3%
ひとり親への支援
雇用対策をして安定した雇用機会を
提供する
44.8%
26.1%
新生児・乳児への記念品のプレゼ
ント
6.5%
子供の居場所提供や少年団等の
充実
結婚した人の負担を減らす制度の創
設
15.5%
17.6%
地域と連携した教育の充実
未婚者の婚活支援サービスを提供
する
26.1%
二世帯住宅等への税減免制度
24.8%
8.3%
空き家バンク・住み替え情報の提
供
その他
19.6%
子育てにやさしいまちのアピール
5.4%
17.3%
その他
不明
20.9%
不明
N=444
0%
10%
20%
30%
40%
50%
8.1%
30
N=444
20.9%
0%
10%
20%
30%
40%
50%
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅰ人口ビジョン
5-2 目指すべき将来の方向
(1) 現状と課題の整理
本町の人口は、1961年(昭和36年9月)に14,214人(住民基本台帳)まで増加しましたが、それ
以降は一貫して減少が続き、2015年(平成27年12月)には2,784人(住民基本台帳)となっていま
す。
65歳以上の老年人口に着目し、本町の人口減少段階をみると、老年人口が1,100人前後で維持・
微減する「第2段階」にあり、2025年(平成37年)からは、老年人口が減少する「第3段階」になる
と推計されています。
自然増減については、ここ5年間は平均で約30人/年の減少で推移しており、子育て世代の流出と
出生数の減少が大きな要因です。合計特殊出生率は、2008年~2012年では、1.4であり、北海道の
1.28よりも高く、全国の1.43と同程度となっています。
社会増減については、ここ5年間は平均で約37人/年の減少で推移しており、特に10~20代の中学
や高校の卒業、就職(転職)や結婚等を機に町外へ転出、また60歳以上の転出超過数が多く、町内
での生活に不安を抱え、町外へ転出していることが考えられます。転出先としては、札幌市と紋別
市が多くなっています。
社人研推計によると、今後も人口減少は進み、2030年(平成42年)には1,874人と2千人を下回り、
2040年(平成52年)には1,436人と2010年の人口から半分以下となり、高齢化率は約50%に達すると
推計されています。
一方、人口推計シミュレーションにより、出生率の上昇や社会移動の改善が人口減少や高齢化の
抑制に大きな効果があることが確認されており、人口減少を少しでも抑制するためには戦略的な施
策展開が重要となっています。
31
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅰ人口ビジョン
(2) 目指すべき将来の方向性(滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略)
本町の現状と課題、国の「まち・ひと・しごと長期ビジョン」を踏まえ、人口減少を少しでも抑
制するための目指すべき将来の方向性として、次の4つの考え方を基本とします。
1「くらし」 人いきいき町わくわく童話村たきのうえ
・安心して滝上で住み続けられるよう、医療・福祉体制の維持・強化、交通環境の充実、安
全・安心なまちづくりの推進によって、滝上での生活利便性を高め、滝上からの転出人口
の抑制、定住人口の増加を図り、人がいきいきと生活し、魅力にあふれわくわくするよう
な町を目指します。
2「雇用」 基幹産業の充実から雇用への展開
・滝上の既存資源(森林資源、畑作・酪農業、七面鳥・薄荷などの希少価値のある農産物等)
を活かしながら、基幹産業である農林業の担い手の育成・強化、確保の対策から、2 次産
業、3 次産業の雇用に発展させて、生産性・付加価値の向上による産業の競争力向上と、
滝上での新規就業の増加、雇用の創出を目指します。
3「交流」 滝上町との出会いから、滝上町への移住・定住へ
・芝ざくら滝上公園をはじめとする滝上の観光資源を活かしながら、通年型の体験・滞在型
観光の充実と積極的なプロモーションを実施することで、国内外からの観光客を誘客し、
滝上を来訪する交流人口の拡大を図るとともに、滝上への来訪をきっかけに、将来の移
住・定住へと結びつけることを目指します。
・移住・定住人口の増加に向けて、若者単身、子育て世帯、高齢者向けの住宅を確保するこ
とで、移住・定住者の受け皿の確保を目指します。
・さらに、町内での交流機会をつくり、地域コミュニティやまちの歴史・文化の再生を図る
ことにより、滝上で暮らすことの魅力を高めることを目指します。
4「結婚・子育て」 子どもの多様な可能性を育む
・滝上ならではの特色ある、質の高い教育環境の提供によって滝上で育つ子どもの多様な可
能性を育むとともに、子育て支援策の充実と町内外への情報発信、さまざまな出会いの機
会づくりによって、滝上で安心して結婚・出産・子育てが実現できる環境づくりを目指し
ます。
32
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅰ人口ビジョン
5-3 人口の将来展望
本町におけるこれまでの人口動向分析を基に、目指すべき将来の方向性を踏まえ、次のように将
来人口を展望します。
(1) 総人口の見通し
国立社会保障・人口問題研究所(社人研)に準拠した推計では、総人口が2010年(平成22年)の
3,028人から、2040年(平成52年)に1,436人、2060年(平成72年)に800人とされています。
これに対し、目指すべき将来の方向性に基づく施策を推進することにより、本町の将来人口は
2040年(平成52年)で1,760人、2060年(平成72年)で1,400人を超えることを目指します。
【図表】総人口の見通し
(人)
3,500
3,000
3,028
2,500
2,000
1,760
1,400
1,500
約 330 人の
施策効果
1,000
1,436
800
約 600 人の
施策効果
500
パターン①(社人研推計準拠)
将来人口の展望
0
2010年
2015年
2020年
2025年
2030年
2035年
2040年
2045年
2050年
2055年
2060年
目標人口の達成に向けた設定値の考え方
●合計特殊出生率の設定
・平成 32 年(2020 年)までに、滝上町の希望出生率 1.97※を実現する。
・平成 32 年(2020 年)以降は 1.97 で一定とする。
●純移動率の設定
・パターン①(社人研推計準拠)の純移動率から、下記の割合で、転出超過の年代は縮小、転入超過の
年代は増加させ、平成 42 年(2030 年)に移動(純移動数)がゼロ(均衡)になると設定。
・平成 47 年(2035 年)以降も、転出超過の年代は縮小、転入超過の年代は増加が続き、社会増加で推
移すると設定。
【図表 純移動率の設定割合】
純移動率がプラスの年代
純移動率がマイナスの年代
→2015 年
→2020 年
→2025 年
→2030 年
100%
100%
110%
90%
140%
60%
150%
45%
33
→2035 年
~ →2060 年
200%
20%
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅰ人口ビジョン
※希望出生率の算出
町民アンケート調査結果から、滝上町における希望出生率を算出しました。
希望出生率={
(既婚者割合×夫婦の予定子ども数)+(未婚者割合×未婚結婚希望割合×
理想子ども数)
}×離別等効果
={
(45.0%×2.37)+(55.0%×80.0%×2.36)
}×0.938
≒ 1.97
資料:「まち・ひと・しごと創生長期ビジョン<参考資料集>」(内閣官房まち・ひと・しごと創
生本部事務局)記載の算定式に準拠
≪算出根拠となる数値≫
算出根拠
滝上町の
設定値
参考:国の
設定値
既婚者割合
平成 22 年国勢調査の「20~34 歳女性」の「有配
偶」の割合
※国は 18~34 歳女性で算出
45.0%
34%
夫婦の予定子ども
数
アンケート調査結果における、18~39 歳の既婚
女性の「理想の子ども数」の平均値 2.81 人に、
平成 22 年出生動向基本調査から、北海道の「平
均予定子ども数 1.97」は、「平均理想子ども数
2.33」の 0.845 倍であることから、滝上町におけ
る夫婦の予定子ども数を、理想の子ども数 2.81
人×0.845=2.37 人と設定する。
2.37
2.07
(北海道:
1.97)
未婚者割合
1-既婚者割合
55.0%
66%
未婚結婚希望割合
アンケート調査結果における、18~39 歳代女性
の「結婚していない」の回答者のうち、「今後、
結婚したいと思いますか」の設問の回答が、「す
ぐにでも結婚したい」または「いずれは結婚した
い」の回答割合
80.0%
89.4%
(北海道:
84.1%)
理想子ども数
アンケート調査結果における、
「結婚していない」
18~39 歳女性の「理想子ども数」の平均値
2.36
2.12
(北海道:
2.07)
離死別等効果
国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計
人口(平成 24 年 1 月推計)」における出生中位
の仮定に用いられた離死別等の影響
0.938
0.938
希望出生率
上記の数値を用いて、算出
1.97
1.8
34
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅰ人口ビジョン
(2) 年代別人口・高齢化率の見通し
合計特殊出生率と純移動率が設定値どおり改善されると、年代別人口は、2040年(平成52年)で、
年少人口(0~14歳)が190人、生産年齢人口(15~64歳)が779人、老年人口(65歳~)が791人と
なり、2060年(平成72年)で、年少人口(0~14歳)が178人、生産年齢人口(15~64歳)が756人、
老年人口(65歳~)が466人となります。
高齢化率については、社人研推計では2040年(平成52年)には50.7%、2060年(平成72年)には
48.2%になると推計していますが、各施策効果により、2040年(平成52年)には45.0%、2060年(平
成72年)には33.3%まで低下すると見込まれます。
【図表】年代別人口の見通し
(人)
1,800
0~14歳
1,593
15~64歳
1,600
65歳~
1,400
1,200
1,166
1,000
791
792
756
800
779
600
400
466
269
190
178
200
0
2010年
2015年
2020年
2025年
2030年
2035年
49.2%
49.3%
2040年
2045年
2050年
2055年
50.7%
49.9%
49.6%
48.8%
2060年
【図表】高齢化率の見通し
60.0%
50.0%
47.1%
48.2%
45.1%
42.3%
40.0%
45.0%
38.5%
38.5%
33.3%
30.0%
20.0%
10.0%
パターン①(社人研推計準拠)
将来人口の展望
0.0%
2010年
2015年
2020年
2025年
2030年
35
2035年
2040年
2045年
2050年
2055年
2060年
II 総合戦略
36
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅱ総合戦略
第1章 総合戦略策定の基本的考え方
1-1 総合戦略の位置づけ
(1) 総合戦略策定の趣旨
国は、平成26年度に「まち・ひと・しごと創生法」を施行し、人口減少に歯止めをかけるととも
に、東京圏への一極集中の是正、地域活性化をキーワードとして、将来にわたって活力ある日本社
会を維持していくことを目指しています。
日本全体の問題となっている人口減少、少子高齢化の流れの中で、滝上町も例外ではなく、働き
手・担い手である若者の減少や地域の賑わいの喪失、医療や買い物の不便さなどの問題が顕著にな
ってきています。
滝上町の総合戦略は、人口減少を少しでも食い止め、移住・定住地として選ばれるまちづくりを
進めていくために、
滝上が置かれている現状を認識し、
一方で滝上の個性や強みにこだわりながら、
総合的な視点において、効果的かつ緊急性のある施策を中心に策定をしました。
(2) 国の総合戦略との関係(政策5原則と基本目標)
国の総合戦略では、
「政策5原則」と「基本目標(政策4分野)
」が定められており、滝上町の総
合戦略でも、これらを踏まえた計画と施策の推進を進めていきます。
※「政策5原則」
①自主性
②将来性
③地域性
④直接性
⑤結果重視
地方公共団体、民間事業者、個人等の自立につながり、国の支援が
無くても施策(事業)が継続すること。
自主的に夢を持って前向きに取り組むこと。
各地域の実情に合った施策であること。
最大限の効果をあげるため、直接的に支援する施策を集中的に実施
すること。
具体的な数値目標を設定し、効果検証と改善を実施すること。
※「基本目標」
①雇用
②交流
③結婚・子育て
④暮らし
地方における安定した雇用を創出する。
地方への新しい人の流れをつくる。
若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる。
時代に合った地域をつくり、安心な暮らしを守るとともに、地域と
地域を連携する。
37
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅱ総合戦略
(3) 町の総合計画との関係
総合戦略は、喫緊の課題である人口減少問題に対応し、地方創生に取り組むため、国の政策4分
野(
「雇用」
「交流」
「結婚・子育て」
「暮らし」
)に基づき、各種個別計画との整合性を図りながら、
分野横断的に取り組むものと位置付け、今後5年間の戦略的取り組みについてまとめるものです。
一方、町の総合計画は、町のすべての政策が網羅されている計画であるため、総合計画を推進す
る上で、人口減少対策としての総合戦略が実施されます。
したがって、今回の総合戦略の策定により、新たな施策が検討された場合には、
「第5期滝上町総
合計画(後期基本計画/平成26~30年度)
」との整合性を図りながら、必要に応じて見直すものとし
ます。
(4) 総合戦略の組み立て・枠組み
国の政策4分野を基本に、滝上町の総合戦略における「基本目標」を設定し、基本目標の実現に
向けて、どのような方向に施策の力点を置くのかを「基本的方向」として整理しました。基本的方
向は、今後5年間で、滝上の個性や強みにこだわり、総合的な視点において効果的かつ緊急性のあ
る施策を展開していくための方向性となります。
また、基本的方向に沿って、
「主要施策」と「主な事業」を整理し、施策ごとに、達成度を評価す
るための客観的な重要業績評価指標(KPI)を設定するとともに、基本目標全体で到達すべき数
値目標を定めました。
基本的方向1⇒
基本目標1 ⇒
(数値目標)
基本的方向2⇒
主要施策1
主要施策2
主要施策1
主要施策2
・主な事業
・主な事業
・主な事業
・主な事業
・主な事業
・主な事業
・主な事業
・主な事業
(KPI)
(KPI)
(KPI)
(KPI)
(5) 計画のフォローアップ
総合戦略の進捗状況管理は、町の総合計画と併せて、
「まち・ひと・しごと創生総合戦略推進委員
会議」で毎年行うものとし、評価・検証内容に応じ、総合計画及び総合戦略の見直しを検討します。
さらに、次期(第6期)総合計画の策定作業にも反映させて、P(Plan)-D(Do)-C(Check)
-A(Action)サイクルを回していきます。
38
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅱ総合戦略
1-2 総合戦略の骨子
(1) 計画期間
総合戦略の計画期間は、平成27年度から平成31年度までの5カ年の計画とします。
(2) 計画人口
人口ビジョンにおける人口の将来展望を踏まえ、平成52(2040)年1,760人を実現するために、
計画期間終了後の目標人口を平成32(2020)年2,450人とします。
(3) 基本目標・基本的方向・主要施策
人口ビジョンで検討された目指すべき将来の方向性をもとに、
「くらし」
「雇用」
「交流」
「結婚・
子育て」の4つの柱からなる基本目標を設定し、それぞれの基本目標の実現に向けた基本的方向を
定め、どのような方向に施策の力点を置くか示すとともに、主要施策を整理しました。
基本目標
基本目標1「くらし」
人いきいき町わくわく
童話村たきのうえ
基本目標 2「雇用」
基幹産業の充実から雇
用への展開
基本目標 3「交流」
基本的方向
主要施策
将来を見据えた創造的なまちづ
くり
◆童話村構想の推進
◆医療体制の整備
◆高齢者等の生活支援
◆交通環境の充実・整備
◆施設の統廃合・再配置・有効活用
安全・安心なまちづくり
◆安全・安心なまちの基盤づくり
◆安全・安心を支える体制づくり
バイオマスタウン構想の推進
◆バイオマスタウン構想の推進
基幹産業の担い手の育成・強化及 ◆農業の担い手の育成・強化及び確保
び確保
◆林業の担い手の育成・強化及び確保
町の資源の積極的な活用による
6次化の展開
◆森林施業の効率化
◆町産材の生産及び普及促進
◆農畜産物の生産支援
◆魅力ある特産品の加工・創出
◆特産品の利用及び外商の推進
まちの魅力を活かし、移住・定住
策へ展開する
◆芝ざくら等資源を活用したまちづ
くり
◆移住プロモーションの実施
滝上町との出会いから、
滝上町への移住・定住へ 交流の場づくり
◆滝上町の人財(じんざい)活用
◆地域コミュニティの維持・再生
◆まちの歴史・文化の活用・再生
◆多様なニーズに応える住宅の整備
移住・定住化に向けた住宅の確保
◆空家の活用
と支援
◆持ち家促進
基本目標 4「結婚・子育て」
子どもの多様な可能性
を育む
質の高い教育環境の提供
◆少人数ならではの特性を活かした
きめ細かい学習指導の展開
◆ICT教育の推進
◆高等教育機関への進学支援
充実した子育て支援環境の提供
◆子育て支援策の推進
さまざまな出会いの機会づくり
◆町内交流の機会づくり
39
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅱ総合戦略
第2章 総合戦略の展開
基本目標1「くらし」 人いきいき町わくわく童話村たきのうえ
安心して滝上で住み続けられるよう、医療・福祉体制の維持・強化、交通環境の充実、安全・安
心なまちづくりの推進によって、滝上での生活利便性を高め、滝上からの転出人口の抑制、定住人
口の増加を図り、人がいきいきと生活し、魅力にあふれわくわくするような町を目指します。
【数値目標:平成 31 年度】
指標
数値目標(平成 31 年度)
基準値
滝上町に住み続けたい割合
70.0%
55.6%
平均寿命
全国平均超
滝上町(H22)
男 78.9 歳、女 86.5 歳
全国平均(H26)
男 80.5 歳、女 86.83 歳
(1) 基本的方向
① 将来を見据えた創造的なまちづくり
滝上町の人口は、昭和36年の14,214人をピークに過疎化が始まり、現在は2,767人(平成28年2月
末日)まで減少し、今後も人口の減少傾向は続くと予測されています。
今後のまちづくりを進める上では、まちの実態を十分に踏まえ、将来を見据えた医療、交通、公
共施設等の整備を行い、選ばれる町・魅力的な町「人いきいき町わくわく童話村たきのうえ」の推
進に向けた取り組みを展開します。
② 安全・安心なまちづくり
滝上は特色ある地質条件を有しているため、他のまちと比較して自然災害の少ないまちとなって
います。
災害の少なさを強みとし、雇用、交流、結婚・子育ての戦略に結びつけ、さらに安全・安心な町
をめざすために、必要な災害対策(ゲリラ豪雨、暴風・突風、豪雪、地震等)を徹底して基盤整備
を推進します。
③ バイオマスタウン構想の推進
主に1次産業から発生する未利用資源を有効に活用するシステム作り「滝上町バイオマスタウン
構想」を推進し、地域循環型社会の実現による雇用の創出を図ります。
町内の関連業種の連携のもとバイオマスの研究・木質ペレットの生産や販売が進められており、
地域住民の環境保全意識の高まりのもと、今後は広く公共施設等におけるエネルギー資源としての
活用を図っていきます。
40
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅱ総合戦略
(2) 主要施策・主な事業及び重要業績評価指標(KPI)
① 将来を見据えた創造的なまちづくり
主要施策
主な事業
童話村構想の推進
・童話村構想推進事業
・まち・ひと・しごと創生総合戦略
・童話村を育てる会活動補助金
医療体制の整備
・出張専門医師の確保
・救急体制確保事業
・病院給食部門強化
・医療体制のあり方の総合的な見直し
高齢者等の生活支援
・健康教育
・精神障害者活動支援事業
・敬老祝い金
・高齢者世帯等除雪費助成事業
・高齢者ハイヤー券
・高齢者バス無料乗車証
・西紋地域活動支援センター負担金
交通環境の充実・整備
・地域公共交通夜間運行事業補助金
・バス路線運行維持費補助
・オホーツク紋別空港利用促進補助金
施設の統廃合・再配置・有
効活用
・福祉施設の誘致
・公共施設等総合管理計画の策定
重要業績評価指標
◆診療科体制
目標:現状維持
基準:3(内科、外科、歯
科)
◆特定検診受診率
目標:60%
基準:28.9%(H26)
◆福祉施設の誘致
目標:1
基準:0
② 安全・安心なまちづくり
主要施策
安全・安心なまちの基盤づ
くり
安全・安心を支える体制づ
くり
主な事業
・まちなみ創生事業
・都市計画マスタープラン策定
・携帯不感地帯解消事業
・ラジオ難聴地区解消事業
・要援護者等支援マップシステム
・浄水場施設整備更新事業
・消防団事業
・防犯対策推進事業
・交通安全対策事業
・消費者行政事務経費
・在宅生活支援事業
・高齢者等緊急通報システム事業
・救急医療情報キット配布事業
・有害鳥獣駆除
・猟友会補助
重要業績評価指標
◆携帯不感地帯の解消
目標:エリア拡大
基準:現在のエリア
◆消防団員の確保
目標:現状維持
基準:86 人
◆高齢者等緊急通報システ
ム利用台数
目標:28 台
基準:18 台
③ バイオマスタウン構想の推進
主要施策
バイオマスタウン構想の推
進
主な事業
・滝上町バイオマス活用構想検討支援業務
・間伐材等加工施設等導入
・木質バイオマス資源生産施設等導入
・森林バイオマス資源活用事業
41
重要業績評価指標
◆木質チップ生産量
目標:23,702 ㎥
基準:8,840 ㎥(H26)
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅱ総合戦略
基本目標 2「雇用」 基幹産業の充実から雇用への展開
滝上の既存資源(森林資源、畑作・酪農業、七面鳥・薄荷などの希少価値のある農産物等)を活
かしながら、基幹産業である農林業の担い手の育成・強化、確保の対策から、2次産業、3次産業の
雇用に発展させて、生産性・付加価値の向上による産業の競争力向上と、滝上での新規就業の増加、
雇用の創出を目指します。
【数値目標:平成 31 年度】
指標
数値目標(平成 31 年度)
基準値
1 次産業従事者の雇用創出数
5 年間で 95 人(H27~31) 14 人/年(H26)
2 次産業従事者の雇用創出数
5 年間で 25 人(H27~31) 4 人/年(H27)
3 次産業従事者の雇用創出数
5 年間で 145 人(H27~31) 28 人/年(H27)
(1)基本的方向
①基幹産業の担い手の育成・強化及び確保
滝上町の「雇用」の持続と増加には、基幹産業である1次産業の担い手(後継者・新規就農者等)
の育成・強化と確保が必要です。
畑作は後継者不足、林業についても担い手が年々減少しています。農業と林業は、滝上町の基幹
産業であり、1次産業の担い手の育成・強化及び確保の対策を充実かつ継続することは必要不可欠
です。
1次産業の安定経営のもとで、2次産業、3次産業の雇用への展開が図られる取組を進めます。
②まちの資源の積極的な活用による6次化の展開
滝上町の森林面積は、町面積の約90%を占めますが、町内で伐採された木材の大半は町外に流出
しています状況です。町内で産出された木材を町内で使用(加工)し、雇用の拡大・創出を図るこ
とが重要となります。
そのため、森林施業の効率化、加工業者への支援による生産拡大、関係機関と連携した町産材の
普及、利用促進支援策、木工クラフト等、林業が一体となった取組を進めます。
また、滝上町は、七面鳥・薄荷などの希少価値のある農畜産物を生産しています。これら希少価
値のある農畜産物等を活かした特産品について、ブランド化、加工促進に向けた取り組みにより6
次化の推進を図ります。
42
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅱ総合戦略
(3)主要施策・主な事業及び重要業績評価指標(KPI)
①基幹産業の担い手の育成・強化及び確保
主要施策
主な事業
重要業績評価指標
農業の担い手の育成・強化 ・酪農組合ヘルパー事業に対する補助金 ◆新規農業従事者の確保
及び確保
・新規就農者に対する補助金
目標:6 人/年
・農業後継者育成対策
(H27~31)
・新規就農担い手確保対策
基準:5 人/年(H26)
・就農研修(農業研修生)事業
・農場リース円滑化事業
◆新規林業従事者の確保
・酪農学園大学実践酪農体験ツアー
目標:10 人/年
(H27~31)
基準:9 人/年(H26)
林業の担い手の育成・強化 ・森林整備担い手対策推進事業
及び確保
②まちの資源の積極的な活用による 6 次化への展開
主要施策
主な事業
森林施業の効率化
・森林・林業木材産業づくり交付金
・山林取得(公有財産取得)
町産材の生産及び普及促進
・森林認証整備事業
・特定増殖事業(採種圃)
農畜産物の生産支援
・高収益生産向上推進事業
・家畜防疫事業補助
・薄荷作付け面積拡大に向けた取組支援
・畜舎整備事業
・土地基盤促進整備事業
・農地整備促進事業
・鹿害防止対策事業補助金
・農業振興公社の農業生産法人化推進支
援
魅力ある特産品の加工・創
出
・滝上オリジナル商品の開発
・鳥獣等の有効利用の研究
・特産品の 6 次化推進
特産品の利用及び外商の推
進
・地場産品振興会補助
・商店街活性化後継者対策事業
・緊急雇用奨励対策事業
・企業振興促進補助
・地域おこし協力隊を活用した事業
・畑作加工品の輸出
43
重要業績評価指標
◆町産木材生産量の確保
による雇用
目標:1 人/年
(H27~31)
基準:なし
◆特産品の加工・生産の強
化による雇用
目標:2 人/年
(H27~31)
基準:なし
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅱ総合戦略
基本目標 3「交流」 滝上町との出会いから、滝上町への移住・定住へ
芝ざくら滝上公園をはじめとする滝上の観光資源を活かしながら、通年型の体験・滞在型観光の
充実と積極的なプロモーションを実施することで、国内外からの観光客を誘客し、滝上を来訪する
交流人口の拡大を図るとともに、滝上への来訪をきっかけに、将来の移住・定住へと結びつけるこ
とを目指します。
移住・定住人口の増加に向けて、若者単身、子育て世帯、高齢者向けの住宅を確保することで、
移住・定住者の受け皿の確保を目指します。
さらに、町内での交流機会をつくり、地域コミュニティやまちの歴史・文化の再生を図ることに
より、滝上で暮らすことの魅力を高めることを目指します。
【数値目標:平成 31 年度】
指標
数値目標(平成 31 年度)
基準値
観光客入込数
83,000 人
67,800 人(H26)
移住者数
5 年間で 50 人
減数を含まない基準値
(1) 基本的方向
① まちの魅力を活かし、移住・定住策へ展開する
芝ざくらは、国内・海外から多くの観光客を誘引する重要な資源です。芝ざくら滝上公園は、滝
上町のシンボルであり、管理運営には多くの町民の協力のもと、町が束になり取り組んでいる資源
です。
芝ざくらの知名度と集客力を活かし、芝ざくらから発展した観光の通年化と、香りの里ハーブガ
ーデン、滝上渓谷「錦仙峡」
、渚滑川、陽殖園などの体験・滞在型観光の一層の充実を図り、滝上の
魅力(自然豊かで災害の少ない町)をPRすることで、将来の移住・定住に結び付ける取り組みに
つなげます。
② 交流の場づくり
人口減少・少子高齢化が進行するなかで、持続的な地域社会を形成していくには、まちづくりに
多くの町民が参加することが必要です。
そのため、子どもから高齢者まで多様な人材の登用を促進し、それぞれの特技や役割を活かしな
がらイキイキと活躍できる機会・場づくりを進める、多世代が交流し、お互いに支えあえる地域社
会の形成を目指します。
③ 移住・定住化に向けた住宅の確保と支援
滝上町内に雇用の場を確保しても、住居がなく就労人口が増えないことが喫緊の問題として指摘
されています。滝上町は民間の不動産・アパート経営者が不在の状況であり、また、事業者が従業
員の住宅を確保することは難しい状況にあります。
そのため、移住・定住人口の増加には、ある程度の住宅の確保が必要となります。滝上町に住む
きっかけは、就業、親の介護、田舎暮らしなど様々であることから、若年単身層・ファミリー層・
シニア層などが、滝上での生活を満喫し、長く暮らしてもらえるよう、移住・定住化に向けた住宅
支援を充実していきます。
44
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅱ総合戦略
(2) 主要施策・主な事業及び重要業績評価指標(KPI)
① まちの魅力を活かし、移住・定住策へ展開する
主要施策
主な事業
重要業績評価指標
芝ざくら等資源を活用した
まちづくり
・芝ざくら滝上公園・春のオホーツク花
観光認知度向上事業
・芝ざくら滝上公園等観光振興事業
・芝ざくら滝上公園整備事業
・ハーブガーデン整備事業
・渓谷公園整備事業
・渓谷遊歩道整備事業
・ウッドパークゴルフ場整備事業
・キャッチアンドリリース事業
・観光PR事業
・広域観光推進事業
・オホーツク花と食の観光ルート 2 次交
通整備事業
◆観光客入込数
目標:83,000 人(H31)
基準:67,800 人(H26)
移住プロモーションの実施
◆移住・定住に関わる相談
件数
目標: 23 件(H31)
基準: 15 件(H27)
※目標値はH27 の 1.5 倍
・移住・定住のための情報発信
・マイタウンふらっと事業
② 交流の場づくり
主要施策
滝上町の人財(じんざい)
活用
地域コミュニティの維持・
再生
主な事業
・健康づくり住民活動推進事業
・社会教育指導者養成・活用事業
・自主企画事業補助事業
・町民大学講座
・スポーツ指導者養成事業
・お茶の間円卓会議
・介護福祉士人材確保事業補助
・地域おこし協力隊を活用した事業
重要業績評価指標
◆人財活用に関する開催
回数(指定事業)
目標:毎年度増
基準:3 回(H26)
◆地域コミュニティの維
持・再生に関する事業参
加者数(指定事業)
目標:毎年度増
基準:944 人(H26)
・各種スポーツ大会
・地域住民交流事業
・各種スポーツ教室
◆まちの歴史・文化の活
・滝上町こどもスポーツ振興会
用・再生に関する事業参
・町内会連合会補助
加者数(指定事業)
・童話村たきのうえ町普請事業
目標:毎年度増
・図書館事業(図書館まつり、読書会、
基準:789 人(H26)
講演会等)
・病院待合室のサロン化
・ふれあいサロン
・老人クラブ連合会補助
まちの歴史・文化の活用・ ・郷土史継承事業
再生
・郷土出身作家による課外授業及び講演
会など
・滝上町文化連盟事業費補助
・滝上町体育協会運営費補助
・友好交流事業補助金(越知町)
45
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅱ総合戦略
③ 移住・定住化に向けた住宅の確保と支援
主要施策
主な事業
重要業績評価指標
多様なニーズに応える住宅
の整備
・雇用促進住宅整備検討事業
・滝上町童話村たきのうえまちづくり景
観事業(色彩統一)
・ちょっと暮らし住宅
◆雇用に係る住宅の確保
数
目標:30 戸増
基準:現状からの増分
空家の活用
・空き家活用(まちなみ創生)
・遊休町有施設活用
持ち家促進
◆「ずっと住まいるたきの
うえ!」支援事業【改修】
目標:8 戸/年
・
「ずっと住まいるたきのうえ!」支援事
(5 年で 40 戸)
業
基準:再活用可能空家物
・定住促進宅地分譲事業
件数 40 戸(H27)
◆「ずっと住まいるたきの
うえ!」支援事業【新築】
目標:3 戸/年
(5 年で 15 戸)
基準:3 戸/年(H27)
46
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅱ総合戦略
基本目標 4「結婚・子育て」 子どもの多様な可能性を育む
滝上ならではの特色ある、質の高い教育環境の提供によって滝上で育つ子どもの多様な可能性を
育むとともに、子育て支援策の充実と町内外への情報発信、さまざまな出会いの機会づくりによっ
て、滝上で安心して結婚・出産・子育てが実現できる環境づくりを目指します。
【数値目標:平成 31 年度】
指標
数値目標(平成 31 年度)
基準値
合計特殊出生率
5 年間出生数
(平成 27~31 年度)
5 年間婚姻数
(平成 27~31 年度)
1.97
1.4
100
-
50
-
(1) 基本的方向
① 質の高い教育環境の提供
小規模な町ならではの、きめの細かい教育環境を提供することで、子どもの多様な可能性を伸ば
します。さらには、町内全域に敷設されている光回線も活用しながら、ICT教育を推進し、質の
高い教育を提供します。
② 充実した子育て支援環境の提供
妊娠・出産から就労するまで、子どもたちのライフステージに応じた子育て支援策が充実してい
るまちとして、その良さを持続して町内外に発信することで、滝上に住みたい、滝上で子育てした
いという意識を育みます。
③ さまざまな出会いの機会づくり
滝上町内には、多くの若者がいますが、勤務時間の多様化や町内飲食店数の減などにより、町内
での出会いと交流の機会は減っている状況です。また、町外者との結婚を契機に、町外へ転出する
例も挙げられています。
そのため、農業、林業など滝上の基幹産業の後継者育成と連携した婚活支援策により、若年層の
出会いと交流の機会を増やし、定住人口の増加につなげていきます。
47
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅱ総合戦略
(2) 主要施策・主な事業及び重要業績評価指標(KPI)
① 質の高い教育環境の提供
主要施策
主な事業
重要業績評価指標
少人数ならではの特性を活
かしたきめ細かい学習指導
の展開
・生命教育事業
◆体力テスト(小 5、中 2)
・学習支援事業
目標:全国平均以上
・芸術文化鑑賞事業
基準:総合評価A~C の
・通学合宿事業
割合
・特別支援教育支援員配置事業
小 5 男 85.7%
・英語指導助手招致事業
女 50%
・郷土学習(ふるさとエアーウォーク)
中 2 男 50%
・子ども読書活動推進事業(読書感想文、
女 100%
読みきかせ等)
・学校図書室の整備・運営
◆全国学力テスト正答率
・越知町児童交流事業
(小6、中3)
目標:全国平均以上
基準:全国平均以上の科
ICT教育の推進
・児童・生徒用ICT整備事業
目数
・ICTアプリ整備
小 6 1 教科
(18 教科中)
中 3 7 教科
高等教育機関への進学支援 ・高等学校就学支援事業
(19 教科中)
◆漢字検定受験者数
目標:毎年度増
基準:23 人(H26)
◆朝食の摂食率
目標:毎年度増
基準:小 6 84.2%
中 3 68.8%(H26)
② 充実した子育て支援環境の提供
主要施策
子育て支援策の推進
主な事業
重要業績評価指標
・妊婦健康診査事業
◆合計特殊出生率
・母子保健事業
目標:1.97(H31)
・滝上町不妊治療費助成事業
基準:1.4(H24)
・幼児一時預かり事業
・放課後子供教室
◆子育て環境満足度
・遠距離通学児童生徒通学費補助金
(小学生以下)
・童話村たきのうえブックスタート事業
目標:現状以上
・絵本の講座
基準:39.4%
・出産準備金助成事業
・紋別市幼児療育センター運営費負担金
・発達支援センター事業負担金
・言語障害児等矯正通所費補助
・地域で繋げる障がい者就労バトン事業
・子育て応援券事業
・休日夜間人材確保対策
・乳幼児等医療給付事業
48
滝上町まち・ひと・しごと創生総合戦略 Ⅱ総合戦略
③ さまざまな出会いの機会づくり
主要施策
町内交流の機会づくり
主な事業
重要業績評価指標
・成人の集い
・各種スポーツ大会
・童話村たきのうえふるさとまつり
・婚活プロジェクト(友活支援、婚活支
援)
・マイタウンふらっと事業
◆婚姻数
目標:毎年度増
基準:5 件(H26)
(町内関連分)
◆出会いのイベント数
目標:1 以上
基準:0(H26)
49
滝上町
発行日
発 行
編 集
まち・ひと・しごと創生
人口ビジョン・総合戦略
平成 28 年 3 月
滝上町
滝上町まちづくり推進課
〒099-5692
北海道紋別郡滝上町旭町
TEL 0158-29-2111
FAX 0158-29-3588
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