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平成25年2月定例会 文教公安常任委員会の主な質疑・質問等 平成25年
平成25年2月定例会 文教公安常任委員会の主な質疑・質問等 平成25年3月13日 発 言 者 小野委員 発 言 要 旨 警察の平成25年度当初予算要求の基本的な考え方はどうか。 警察本部長 今年の重点推進項目として、「犯罪の予防・未然防止のための機敏で能 動的な対応」「新たな時代に対応する捜査力の強化」「飲酒運転の撲滅と 交通事故の防止」の3項目を定めて特に力を入れていく方針である。 このことから、犯罪の未然防止のため山形県迷惑行為防止条例の客待ち 禁止地域であるJR山形駅前東口エリアに街頭防犯カメラを設置する予算 を、検視体制の充実を図り犯罪死見逃し防止のため科学的な装置として遠 隔検視支援システム整備の予算を、通学路の安全確保が重要であるため信 号機新設、道路標識・標示の更新に要する予算を要求しているところであ る。 小野委員 防犯活動推進事業費として1,530万円が予算化されているがその内容はど のようなものか。 生活安全企画 課長 街頭防犯カメラの設置費用として1,099万円、広報チラシや防犯診断表の 作成費は84万1千円、防犯ボランティアの中核を担う山形県防犯協会連合 会の補助金として300万円となっている。 小野委員 各市町村にも防犯カメラ設置の協力をしているとのことだが、動きはど うか。 生活安全企画 課長 昨年から警察で各市町村に設置の働き掛けを行っているもので、平成24 年度予算では、地下道、駅前広場、体育レジャー施設等に4市4町(山形 市、上山市、東根市、南陽市、河北町、飯豊町、白鷹町、高畠町)で合計 32台の設置が決定している。また、25年度予算により、4市2町で合計20 台の設置が見込まれている。 小野委員 通学路の問題があるので、警察だけではなく、市町村に働き掛けて1台 でも多く設置していただきたい。 小野委員 警察施設再生可能エネルギー導入事業はどのような事業か。 会計課長 国の基金を活用し、災害に強く環境負荷の小さい地域づくりを推進する もので、東北地方を中心とした被災地等の地方公共団体が対象となってい る。県では、防災拠点における災害時の電源確保の多様化を図るため、平 成25年度から27年度までの3年間で県有施設に太陽光発電設備を整備する こととしている。このうち警察では、警察本部庁舎や警察署等の13施設に 整備を予定している。 小野委員 平成27年度に全部設置なると、発電量はどの程度になるのか。 - 1 - 発 言 者 会計課長 発 言 要 旨 小さいところは10キロワット程度、大きいところは20キロワット程度発 電する。10キロワットだと蛍光灯200本分をまかない、蓄電池にすると200 本分を1時間程度まかなうことができる。 小野委員 災害時に、13箇所で発電した電気を、設置されない警察署に送電できる のか。 会計課長 各施設の壁面に太陽光パネルを設置するもので、その施設で直接エネル ギーを使うもので送電はできない。壁面が弱い警察署には設置ができない が、各警察署には非常用発電装置で、送電が止まれば自動的に軽油を使用 して発電する装置があり、少なくとも10時間以上は発電するためこれで対 応する。 小野委員 信号機に設置する可搬式の発電装置はどの程度配備されているのか。 交通規制課長 本年2月末現在、県内には停電時に自動的に発電し信号機を点灯させる 自動起動式信号機が38基設置されており、また、可搬式発動発電機は113台 が警察署に配分され、信号滅灯時には151交差点で信号を点灯させることが 可能である。 小野委員 寒河江市では可搬式の発電装置を民間から借り上げる協定を結んでいる が、このような取組みは県警察全体でどの程度あるのか。 交通規制課長 災害が発生した際は、県内で概ね40基程度の借り上げができると考えて いる。今後も必要に応じて、災害発生時における警察協力に関する協定を 含めて対応していきたい。 小野委員 自動起動式信号機については、今年度予算に計上されているのか。 交通規制課長 2月の補正予算で10基分が計上されており、昨年度から5カ年計画で50 基の整備が予定されている。 小野委員 地元からは信号機の設置要望があるが、要望はどの程度あるのか。ま た、予算化されている基数はどうなっているか。 交通規制課長 2月末現在で55箇所の要望がある。平成24年度の信号機は20基分の予算 を確保し、3月末で全箇所設置完了予定である。25年度については、既設 道路の交通の変化や道路の整備状況に合わせて18基の予算を計上してい る。 小野委員 信号機設置に関しては、区画整備事業等の箇所が優先され、以前から要 望されている箇所になかなか設置されないため、地域から「自分達で半分 又は全部金を出すので許可してほしい」との要望があるがどう考えるか。 - 2 - 発 言 者 交通部長 発 言 要 旨 信号機の設置に関しては、交通の円滑化を目的とするものであり、渋滞 が原因で生活道路等が抜け道となる危険性を考慮しなければならない。ま た、設置後の維持管理の関係、斉一性を期すためにも、特定の設置場所を 限定して地域から寄付を貰うことは好ましくない。 髙橋委員 村山特別支援学校は校舎の狭隘化解消のための食堂の間仕切などがなさ れるが、山形聾学校と共用中の体育館について、その利用実態を含めて整 備はどうする考えか。 特別支援教育 室長 高等部の集会開催で割当てられた体育の時間が少し減らさざるを得な かったり、外で行っている朝の運動を、雨の日は体育館で行うため、中学 部の活動と重なり一部支障があるものの、両校の共用で対応できると考え ている。 髙橋委員 昼休み時間に、体育館で体を動かすことが規制されていると聴いている が異常なことではないか。 特別支援教育 室長 両校で調整し、昼休み時間も使えるようになったが、使用できるように さらに調整していく。なお、活動規制の内容は再度調査し、どのように改 善できるかさらに検討していく。 教育長 村山特別支援学校が、山形聾学校の校舎を使用していることは正常な状 態ではない。財政上の問題等もあるため、時間をいただき検討していきた い。 髙橋委員 寄宿舎老朽化の問題も先送りになっているが、入居の状況はどうか。 特別支援教育 室長 県内の特別支援学校11校中9校に寄宿舎があり、その入舎数と入舎率 は、山形盲学校13名(13.5%)、山形聾学校5名(6.9%)、酒田特別支援学校 の聴覚障がい教育部4名(14.3%)、知的障がい学校6校の平均で35.9%、 ゆきわり養護学校18名(45%)である。 髙橋委員 山形聾学校の寄宿舎は古すぎるので入舎を希望しないのではないか。整 備についての検討はどのように進めるのか。 特別支援教育 室長 山形聾学校の寄宿舎は老朽化しており、更新する必要がある。学校校舎 のあり方と併せ、長期的な視点で、なるべく早期に検討する。 髙橋委員 特別支援学校教員の指導力を強化するため、免許保有率を高める必要が あると考えるがどうか。 特別支援教育 室長 特別支援学校の免許保有率は約70%で、特別支援学級については約30% となっている。一層の保有率の向上のため、認定講習会等を行っていく。 - 3 - 発 言 者 髙橋委員 発 言 要 旨 県立高校の学校司書の採用について、現在の検討状況はどうか。 管理主幹 学校司書は現業職として位置づけられているが、教育委員会として主体 的に検討すべき点と、知事部局も含めて現業職全体のあり方として検討す べき点がある中で、採用試験については、現業職全体で検討していく必要 があると認識している。 髙橋委員 採用できないのは、現業職が退職不補充だからということか。米沢女子 短期大学で司書を養成している中で、退職不補充では違和感を感じる。 管理主幹 学校図書館は学習情報センターとして重要な役割を果たしており、学校 司書の必要性や重要性については共通認識ができていると思っている。採 用については、引き続き検討する必要があり、来年度、知事部局も含めた 全体検討の中で教育委員会としての考え方を主張していきたいと考えてい る。 髙橋委員 少人数学級編制導入により、不登校は減少していると聴くが、減らすた めの取組みとして、新年度に力を入れていく点は何か。 義務教育課長 相談室経営や別室登校の生徒の学習指導に支援員を配置し、効果が上 がっている。さらに継続し相談体制等の充実に力を入れていく。また、社 会的自立に向けた支援として、スクールカウンセラーやソーシャルワー カー等の専門性の高い人材の効果的活用にも力を入れていく。 髙橋委員 平成3年に県教育センターが発行した『児童生徒の不登校に関する学校 の取り組み方や指導援助の進め方についての研究』(冊子)は、教育実践 の優れた手引きと認識しているが、その活用状況等はどうなっているか。 義務教育課長 冊子は、不登校と向き合う教師の指針となる研究報告書として、多くの 教師の手引きとなった。現在も不易な価値を備えていると考えている。 髙橋委員 理念から具体的な手立てまで優れた資料だと考えるが、再発行などし、 活用してはどうか。 義務教育課長 不登校等に苦しんでいる子どもとの向き合い方の根幹を適切に表現して いる。その趣旨を踏まえ、新たにリメークするなどして、冊子の趣旨を広 く発信することを検討していきたい。 髙橋委員 市民団体が作成した『いのちの生徒手帳』には、悩みを抱える子ども達 にとって有益な情報が掲載されている。県内での活用状況はどうか。 義務教育課長 利用状況は把握していないが、有益な情報が掲載されているので、来年 度から取り組む「いじめのない学校づくり推進事業」等の中で参考資料と して示し紹介するなど、活用を図っていきたい。 - 4 - 発 言 者 髙橋委員 発 言 要 旨 PTA等からの徴収金を学校施設の整備改修に使用している事例がある ようである。財政が厳しく予算が確保できないなどの理由があるかもしれ ないが、施設の整備改修は公費で負担すべぎであると考えるがどうか。 総務課長 学校施設の整備改修は、公費で負担すべきであり、PTAからの徴収金 を充てることはあってはならないことであり、公費と私費の区分について は、しっかり整理していかなければならないと考えている。 阿部委員 信号機設置については6億6千万円ほど予算が計上され、国から2億 円、県から4億6千万円が支出されることとなっているが、その内容はど うか。 交通規制課長 国の補助を受けた公共事業としての信号機設置は10基を計上している。県 の事業では8基で合計18基を計上している。 国の補助があるのは、交通事故多発地帯、渋滞対策が必要な箇所と認め られる特定道路であり、国から50%補助される。その他の道路は、県の単 独事業となる。 阿部委員 高等学校等奨学金貸付事業の制度の内容はどのようなものか。 高校教育課長 育英奨学金と特別貸与奨学金がある。育英奨学金は日本学生支援機構か らの交付金と返還金を財源とし、学力基準と家計基準があり、例えば4人 家族で両親の税込みの収入が800万円以下となっている。特別貸与奨学金は 県の一般財源と返還金を財源とし、学力基準はないがより家計が厳しい場 合が対象となり、4人家族で世帯全員の収入が440万円以下となっている。 阿部委員 利用者の就職状況はどうなっているのか。 高校教育課長 就職活動がうまくいかず、アルバイトをしているという者もいる。未納 となっている場合には文書、電話または直接訪問して返還のお願いをして いるが、強制的に返還を求めることはしていない。現在の収入状況を踏ま えて、少しずつでも継続的な返還をお願いしている。 阿部委員 貸付を受ける際に保証人は必要か。 高校教育課長 連帯保証人を2人求めている。1人は保護者、もう1人は県内在住の方 というのが基本である。連帯保証人に強く返還を求めた例はない。 阿部委員 来年度で5年目を迎えるスポーツタレント発掘事業のドリームキッズに ついて、選抜方法はどうなっているか。 競技スポーツ 推進室長 県内の小学3、4年生約500名前後の子ども達が応募してくる。1回目の 選考会は様々な体力のデータによる書類選考を行い、2回目の選考会で体 力測定等を行い、最終的に30名を選考する。 - 5 - 発 言 者 阿部委員 発 言 要 旨 選考にあたっては全県として行うのか。それとも地域間の配慮があるの か。 競技スポーツ 推進室長 県全体からの応募で村山地区が人数的には多くなる傾向にはあるが、ど の地区からも応募があり、最終的にもそれぞれの地区から選抜されている 状況にある。これまで、村山48名、最上9名、置賜17名、庄内16名の合計 90名となっている。 阿部委員 練習はどこで行い、その内容はどうなっているか。 競技スポーツ 推進室長 主な会場としては、天童の県総合運動公園、山形市総合スポーツセン ターである。様々な練習プログラムがあり、いわゆる合宿形式を長期の休 みを使って年間3回、2泊3日の合宿やショートキャンプの1泊2日の合 宿を3回程度、さらに、日帰りのキャンプを6回行っている。 阿部委員 練習会場への交通手段としては保護者の送迎か。その場合、経費の負担 はどうなっているのか。 競技スポーツ 推進室長 通常の県内の合宿には、保護者から連れて来てもらっており、保護者負 担となっている。また、希望制のJOC主催の研修会が東京のナショナル トレーニングセンターで行っているが、スタッフが引率している。 阿部委員 指導者はどのような人たちか。 競技スポーツ 推進室長 県内で行うプログラムについては県内競技団体に依頼している他、JO Cのトップコーチ、全日本のジュニアのコーチやオリンピック選手やメダ リストに指導してもらっている。 阿部委員 子ども達の成長ぶりはどうか。 競技スポーツ 推進室長 1期生の中にはフェンシングの1名でJOCが行っているエリートアカ デミーに選ばれた子どもがいる。また、中学校の部活動の中で全国中学校 大会に出場している生徒も出てきている。小学生はスポ少での大会、陸上 競技や水泳競技の記録会で上位の成績を残している状況である。 阿部委員 このような成長は県民としても大きな期待になるとともにスポーツは感 動を呼ぶものなので、ぜひこれからも継続して力を入れてほしい。 阿部委員 特別支援学級より、将来の就労に役に立つということから特別支援学校 に進む子どもが増え、今後も増える見込みか。 特別支援教育 室長 村山特別支援学校ができて3年後には想定を超えて増加してきた。今後 は全県的に増加し、平成29年度にピークを迎え、東南村山地域も同年度に ピークを迎えると予測している。 - 6 - 発 言 者 阿部委員 発 言 要 旨 児童生徒の増加に伴い養護教諭も増員させる必要があると思うが、対応 はどうなっているか。 特別支援教育 室長 特別支援学校では、在籍人数に応じて複数の養護教諭を配置していると ころもある。今後も必要に応じて配置していく。 阿部委員 卒業生の職場開拓はどのように行うのか。 特別支援教育 室長 進路指導主事など教諭が足で事業所を尋ねて開拓している。4地区ごと に労働関係機関との情報共有など連携を深めている。また、事業所を対象 とした研修など普及啓発も進める。 阿部委員 学校と受入れ事業所等で組織する「支援の会」はどれだけあるのか。 特別支援教育 室長 鶴岡高等養護学校に1つあるだけだが、特別支援学校における実習協力 や、就労支援の行事にパネリストを派遣したり協力をいただいている。各 校での組織化には時間がかかるが、ネットワーク構築が就労支援に効果的 なので設立に向けて進めていく。 佐藤(昇)副委 員長 山形駅前に街頭防犯カメラが設置されるということだが、その設置理由 と効果はどうか。 生活安全企画 課長 山形駅前は、犯罪が多発している地域であること、山形県迷惑行為防止 条例の客待ち規制区域にも指定されていること、飲食客同士のトラブルや 暴力団の資金源の温床になりやすい地域であることなどから、最優先的に 設置すべき地域と認めたためである。。 設置効果として、犯罪の予防と被疑者検挙のための客観的証拠の収集保 全がある。他県においても、犯罪発生後の客観的な証拠の収集でも効果が 示されているところであり、犯罪の予防に繋がっている。 佐藤(昇)副委 員長 交差点で事故が起きた時に、信号の状況などがカメラで撮影されていれ ば事故の解明に役立つと考えられるが、県内の主要な交差点におけるカメ ラ(交通事故自動記録装置)の設置状況はどうか。 交通指導課長 山形市内に5基、天童市内に1基の計6基を設置し、これまで77件の活 用事例がある。主なものとしては、交差点において、双方の関係者が青色 信号であったと主張する車同士の交通事故で、本記録装置の画像を活用 し、片方のドライバーの信号無視違反を立証して事故原因の特定につな がったものなどがある。 佐藤(昇)副委 員長 学校には、正規の教員の他、常勤や非常勤の講師が勤務しているが、講 師に対する研修は、どうなっているか。 教職員室長 初任者研修や教職経験者研修は、正規の教員のみが対象になっている - 7 - 発 言 者 発 言 要 旨 が、常勤講師であっても、必要に応じて様々な研修に参加できる。非常勤 講師に対しては、服務や指導法に関する研修会を年2回行っている。 佐藤(昇)副委 員長 保護者は、子どもの担任が正規の教員か講師なのか違いがわからない が、指導力に差が付かないようにしていく必要があると思うがどうか。 教職員室長 常勤講師については、必要な研修に参加できるようにしていきたい。ま た、非常勤講師の指導力を高められるように、学校内で、先輩の教員から 話を聞いたりしながら指導法を学ぶ研修に力を入れていきたい。 佐藤(昇)副委 員長 蔵王坊平アスリートヴィレッジの設備が老朽化しており、上山市も財政 的に大変な中で運営している。県の今後の取組みについてはどうか。 スポーツ保健 課長 ナショナルトレーニングセンター強化拠点施設の指定の継続が重要と考 えている。強化拠点施設の指定により、文部科学省から高機能化事業等の 委託が見込まれ、先端の器具等の導入ができるものと考えている。県とし ては、民間事業者、上山市、県で構成する蔵王坊平アスリートヴィレッジ 構想推進協議会による活動などを通して関わっていきたいと考えている。 佐藤(昇)副委 員長 県立博物館の整備について、今後のあり方はどうか。 文化財保護推 進課長 数年前の耐震診断において「耐震性がある」とされており、本県の厳し い財政事情も考慮し、当面、施設・設備の修繕を計画的に進め、現施設を 継続的に使用することとしたい。 佐藤(昇)副委 員長 山形駅西口の文化施設の検討が進められている。文化施設のワンフロ アーを使えれば、山形駅からのアクセスなど集客の面でも効果があり、建 設経費も節減できる。ぜひこの機を逃さずにということを要望する。 平委員 大震災を受けて、信号機のない交差点を増すことに取り組む時期にきて いると考える。長野県では信号機のないラウンドアバウト交差点の社会実 験をしていると聴くが、県警察の考え方はどうか。 交通規制課長 すぐに実施できるものではないが、将来の交通処理方法の一つとして検 討していく必要があると考えている。災害発生時でも安全に交通流を制御 でき、電気や通信費の維持管理が不要であることなどのメリットはあるも のの、より多くの用地が必要であることや、交通量の多い交差点では渋滞 を招くなど、設置場所には一定の制限があると言われている。また、警察 庁では、現在、導入のための道路交通法の改正を検討中である。 平委員 設置のメリットは大きく、県内で設置可能な場所を今から調査し、準備 しておくことが必要である。 - 8 - 発 言 者 平委員 発 言 要 旨 教師とは、子どもに一番の影響を与える素晴らしい職業と考える。人材 育成は、県の施策の中でも非常に重要であり、県勢発展にもつながる最大 の要素である。その仕事に携わってきた教育長の所感は。 教育長 私自身も恩師から与えられた影響は大きく、その出会いによって今の職 業を選んだとも言える。信念としてあるのは、「教育者は哲人でなければ ならない」ということであり、理想として掲げているのは「師表」である。 体罰については、指導に自信がないときに起こりやすいと考えているが、 体罰を防ぐ一番の方策は教師の指導力を高めることであり、言葉力を高め ることである。道理だけではなく、情理を尽くして語れば、子ども達には 必ず伝わる。本県の教員がそれを意識して、体罰のない学校づくりに努め てほしい。 「教えるとは共に希望を語ること」「学ぶとは誠実を胸に刻むこと」と いう言葉があるが、学校とは子ども達が自信を持って思い思いに夢や希望 を語れる場所であり、教員が理想を語ることができる場所でなければなら ないと思っており、ぜひそれを実現できるような学校づくりに取り組んで ほしい。 - 9 -