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南アルプスユネスコエコパークに関する 市政アンケートモニター

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南アルプスユネスコエコパークに関する 市政アンケートモニター
南アルプスユネスコエコパークに関する
市政アンケートモニター調査結果
1 調査目的
ユネスコエコパークは、ユネスコの MAB(人間と生物圏)計画のなかで進められる自然資
源の保全と利用の調和を図る国際的な取り組みで、2011 年7月現在、世界 114 カ国、580
地域が登録されています。一方、国内では認知度も低く、1980 年に志賀高原はじめ4地域
が登録されて以降は登録もなく、制度の普及が課題とされていました。
しかしながら、近年、日本が主張する「自然との共生」の理念に合致した制度として注
目されるようになり、南アルプスをはじめ登録を目指す地域が増えるなか、2012 年7月に
は宮崎県綾地域が国内5例目のユネスコエコパークに登録されました。
現在、静岡市では南アルプスのユネスコエコパークへの登録を、まちみがき戦略推進プ
ラン及び静岡市生物多様性地域戦略の一事業に位置づけ推進しています。
そこで、南アルプスや自然との関わりについて、市民の皆様が日頃どのように感じてい
るのかを把握し、今後の施策資料とするため、市政アンケートモニター調査を実施しまし
た。
2 調査対象
市政アンケートモニターとして委嘱された市内在住の男女 100 人
内 訳:
性別
男性
女性
人数
46 人
54 人
年代別
20 代
30 代
40 代
50 代
60 代
70 代以上
人数
12 人
22 人
24 人
13 人
17 人
12 人
3 調査方法
インターネットによるアンケート調査
4 調査期間
平成 24 年 7 月 3 日(火)から平成 24 年 7 月 17 日(火)まで
5 回収件数
100 件(回収率 100%)
6 担当課
環境局 環境創造部 清流の都創造課
-1-
7 調査結果
Q1 南アルプス地域(井川地域を含む)に行ったことがありますか。
選択肢
回答数
行ったことがある
76 人
→
補問へ
行ったことがない
24 人
→
Q2へ
6
20代
6
15
30代
7
16
40代
50代
8
10
60代
3
17
70代以上
0
12
0
5
行ったことがある
行ったことがない
0
10
15
20
25
30
補問 南アルプス地域(井川地域を含む)に出かけた目的(複数回答)
選択肢
回答数
20代
30代
40代
50代
60代
70代以上
①登山・ハイキング
17
1
2
1
2
5
6
②キャンプ
17
2
3
3
4
1
4
③自然観察(星空・動植物・紅葉など)
29
6
6
5
7
5
④釣り
2
⑤観光(温泉、宿泊・地域のイベント・写真撮影など)
42
⑥ドライブ・ツーリング
39
⑦スキー・そり遊び・雪遊び(スキー場)
12
⑧学校の教育活動
1
7
10
6
11
6
5
10
5
12
7
1
3
6
13
2
7
3
1
⑨団体等の野外活動・自然体験活動
8
1
1
4
1
⑩エコツーリズム・エコツアー
1
⑪自然環境の保全活動(高山植物保護、森林整備、清掃など)
2
⑫その他(
6
)
計
188
2
1
2
1
1
1
9
1
1
2
1
2
35
47
25
42
⑫ その他の回答内容
しいたけの菌打ち体験、尐年自然の家のイベント、仕事、県民植樹祭、前に伒社の関係で
住んでいたことがある、テニスの合宿
-2-
30
登山・ハイキング
17
キャンプ
17
29
自然観察
2
釣り
42
観光
39
ドライブ・ツーリング
12
スキー・そり遊び・雪遊び
13
学校の教育活動
8
団体等の野外活動等
1
エコツーリズム・エコツアー
2
自然環境の保全活動
6
その他
0
5
10
15
20
25
30
35
40
45
【考 察】
今回の調査では、100 人中 76 人が南アルプス・井川地域に行ったことがあり、その目的
として、観光やドライブ・ツーリングなど、レジャー志向が高いことが伺えました。
問2 あなたの思う南アルプス地域(井川地域を含む)の魅力とは何ですか。(複数回答)
■南アルプス(井川地域を含む)の魅力を伺うにあたり下記のリンクを紹介しました。
http://www.okushizuoka.jp/
(オクシズ)
http://ikawa.ooi-alps.jp/main.asp(井川情報ステーション)
http://www.ooi-alps.jp/
http://m-alps-live.jp/
(奥大井・南アルプス NET)
(南アルプス衛星ライブカメラ)
選択肢
回答数
20代
30代
40代
50代
60代
70代以上
①
自然との触れ合い
86
12
19
19
10
16
10
②
雄大な山岳景観
71
5
15
17
9
15
10
③
登山・ハイキング
41
7
11
7
3
8
5
④
エコツーリズム・エコツアー
19
1
7
6
1
3
1
⑤
里山の歴史・文化
19
1
7
6
3
2
⑥
里山の食文化(雑穀料理・ジビエ料理※)
22
2
5
8
2
3
2
⑦
田舎暮らしへの憧れ
24
3
8
7
1
4
1
-3-
⑧
教育活動(自然体験)
37
5
14
8
5
5
⑨
自然観察
52
5
13
13
6
10
5
⑩
地域行事(お祭り・もみじマラソン)
17
6
5
2
2
2
⑪
スキー・そり遊び・雪遊び(スキー場)
26
1
8
8
5
4
⑫
ドライブ・ツーリング
27
1
8
6
3
8
1
⑬
釣り
15
1
5
3
2
3
1
⑭
温泉
46
6
8
10
6
12
4
⑮
井川ダム(湖)
36
2
9
10
5
5
5
⑯
大井川鐡道
55
4
16
14
6
9
6
⑰
写真
13
2
3
3
3
2
⑱
その他(
58
162
150
113
57
)
0
計
606
66
※ジビエとは、フランス語で、狩りで捕獲して食用にする野生鳥獣肉を意味し、これを用いた
料理をジビエ料理といいます。
86
自然との触れ合い
雄大な山岳景観
71
登山・ハイキング
41
エコツーリズム・エコツアー
19
里山の歴史・文化
19
里山の食文化
22
田舎暮らしへの憧れ
24
37
教育活動(自然体験)
52
自然観察
地域行事
17
スキー・そり遊び・雪遊び
26
27
ドライブ・ツーリング
釣り
15
温泉
46
36
井川ダム(湖)
55
大井川鐡道
写真
13
その他
0
10
20
30
-4-
40
50
60
70
80
90
100
【考 察】
南アルプス・井川地域の魅力では、100 人中 86 人の方が「自然との触れ合い」と回答さ
れています。続いて「雄大な山岳景観」
(71 人)
、
「大井川鐡道」
(55 人)
、
「自然観察」
(52
人)の項となっており、南アルプスや井川地域の豊かな自然に魅力を感じている方が多い
結果となっています。
問3
南アルプス地域(井川地域を含む)には、現在次のようなエコツーリズムのプログ
ラムがあります。体験したいと思うプログラムは何ですか。
(選択はいくつでも)
<エコツーリズムとは>
地域ぐるみで自然環境や歴史文化など、地域固有の魅力を観光客などに伝えることにより、その価値
や大切さが理解され、保全につながっていくことを目指していく仕組みです。また、エコツーリズムの
考えを実践するためのツアーのことをエコツアーといいます。
■さらに詳しくお知りになりたい方には、下記のリンクを紹介しました。
http://www.env.go.jp/nature/ecotourism/try-ecotourism/index.html
選択肢
(環境省 HP)
回答数
20代
30代
40代
50代
60代
70代以上
①
そばうち
40
3
8
12
7
7
3
②
雑穀餅づくり
27
4
8
5
2
7
1
③
ブルーベリージャムづくり
27
4
8
7
3
2
3
④
味噌づくり
24
5
7
5
3
3
1
⑤
とうもろこしの収穫
30
3
9
8
3
5
2
⑥
こんにゃくづくり
34
4
10
11
2
6
1
⑦
歴史散策
35
2
5
9
5
9
5
⑧
わら細工(わら草履など)
18
3
6
5
1
2
1
⑨
つる細工(かごなど)
28
3
7
7
4
4
3
⑩
神楽鑑賞(体験)
21
1
5
6
1
6
2
⑪
砂金堀り体験
26
3
8
7
3
4
1
⑫
武家凧づくり
13
2
4
3
0
2
2
⑬
俳句を詠む
⑭
魚釣り
34
6
11
9
1
5
2
⑮
井川古道歩き(里山歩き)
55
4
13
10
7
13
8
414
47
109
105
42
75
36
2
計
-5-
1
1
そばうち
40
雑穀餅づくり
27
ブルーベリージャムづくり
27
味噌づくり
24
とうもろこしの収穫
30
こんにゃくづくり
34
歴史散策
35
わら細工
18
28
つる細工
21
神楽鑑賞
26
砂金掘り体験
13
武家凧づくり
2
俳句を詠む
34
魚釣り
55
古道・里山歩き
0
10
20
30
40
50
60
【考 察】
南アルプス・井川地域で体験してみたいエコツーリズムとして多くの回答があったプロ
グラムは「井川古道・里山歩き」でした。続いて「そばうち」
、「歴史散策」、「こんにゃく
づくり」、
「魚釣り」のプログラムを 3 割以上の方が体験してみたいと回答されています。
問4
南アルプス地域(井川地域を含む)の魅力をもっと感じる、もっと行ってみたいと
思うような仕掛けは、次のうちどれですか。
(選択はいくつでも)
選択肢
回答数
20代
30代
40代
50代
60代
70代以上
4
5
2
9
4
①
ツアーガイドの派遣
24
②
山岳ガイドによる登山講座
25
1
6
4
3
5
6
③
周遊バス・タクシーによる観光
28
3
9
7
2
3
4
④
レンタカーによる観光
8
4
2
1
1
⑤
レンタサイクルによる散策
38
6
14
2
3
-6-
9
4
⑥
道の駅・観光物産店
61
3
12
14
10
14
8
⑦
お得な旅行クーポン券
34
8
6
8
5
5
2
⑧
スポーツイベント(種目:
12
1
4
3
3
1
⑨
ビジターセンター※
24
7
6
2
6
3
⑩
田舎暮らし体験
44
4
12
11
4
9
4
⑪
農業体験
29
4
9
10
3
3
⑫
林業体験
18
1
7
5
1
2
2
⑬
ジビエ料理
22
4
5
5
4
2
2
⑭
民泊体験(ホームステイ)
29
2
8
8
8
3
⑮
その他(
12
1
4
3
4
1
408
42
109
97
76
44
)
)
計
40
※ビジターセンターは、国立公園や国定公園などにおいて、その自然などの情報を展示・解説し、
公園の利用案内を行っている施設です。
【スポーツイベントの種目】
○走る
・マラソン・ランニング・トレイルランニング・山岳マラトニック
○自転車
・マウンテンバイクの山道の走る競争・バイクツーリング(ツールド井川)
○球技
・野球・サッカー・グランドゴルフ
○ウォータースポーツ
・湖でのボート競技・カヌー
・清流を利用した新しいスポーツを創造し「清流スポーツ大伒」の開催をする。マリン・スポ
ーツは、各種あるが、川を使ったリバー・スポーツは、まだないので、それを仕掛けて、全
国から観光客とスポーツ参加者を呼び込む事を提案する。
○その他
・スキー
⑮ その他の回答内容
・駐車場のある大きな公園。
・スキー場までのバス交通。自家用車でしか行けないのは大変丌便。
・子供と一緒に参加できるスタンプラリー・アスレチック
・海水浴ではなく、子供が安心して遊べる「川水浴場(川を利用した巨大プール)」と「魚釣
り」、
「バーベキュー」、
「温泉」
「宿泊施設」等を備えた「リバー・アミューズメント・パー
ク」の創設を提案します。
・新東名高速道路ICからのアクセス(案内表示)が判りにくいので もっと判りやすくする
-7-
ことが大事だと思います。
ツアーガイド
24
山岳ガイド
25
周遊バス・タクシー
28
レンタカー
8
レンタサイクル
38
道の駅・観光物産店
61
お得な旅行クーポン券
34
スポーツイベント
12
ビジターセンター
24
田舎暮らし体験
44
農業体験
29
18
林業体験
ジビエ料理
22
民泊体験
29
その他
13
0
10
20
30
40
50
60
【考 察】
これまでの設問では、南アルプス・井川地域の現状に対してご意見を伺ってきました。
この設問では、これまでの回答結果を踏まえて、南アルプス・井川地域の魅力をもっと
感じてもらい、足を運んでいただけるような仕掛けを検討するため、その他の記述を含
めた 15 頄目について回答をいただきました。
設問中、最も回答が多かった頄目は「道の駅・観光物産店」でした。続いて、
「田舎暮
らし体験」
、
「レンタサイクル」
、
「お得な旅行クーポン券」が全体の 3 割以上、
「農業体験」
、
「民泊体験」
、
「周遊バス・タクシー」も全体の3割近い回答が得られています。
また、その他の意見では、子どもと一緒に楽しめる施設やアクティビティ(リゾート
地などでのさまざまな遊び)を望まれる声もありました。
-8-
70
問5
南アルプス地域(井川地域を含む)で登録を目指しているユネスコエコパークと
いう制度を知っていますか。
選択肢
回答数
知っている
8人
聞いたことはある
20 人
知らない
72 人
8
20
知っている
聞いたことはある
知らない
72
問6 ユネスコエコパークについて学べる機伒があれば参加しますか。
選択肢
回答数
参加する
63 人
参加しない
37 人
-9-
37
参加する
参加しない
63
【考 察】
問5ではユネスコエコパークの認知度を確認しました。この結果、
「知っている」と答えた
方が8人、
「聞いたことはある」と答えた方が 20 人、
「知らない」と答えた方が 72 人でした。
このように、全体の 7 割以上の方にユネスコエコパークが知られていない結果となりました
が、次の問6ではユネスコエコパークについて学べる機伒があれば参加すると答えた方は全
体の6割以上ありました。
このことから、制度の普及に向けたさらなる取り組みが必要である結果となりました。
問7 昨年策定した静岡市生物多様性地域戦略では、2050 年の静岡市の姿を、生きものとの
共生による、健康で豊かな暮らしを次世代へと受け継いでいく社伒としています。あなたは、
生物多様性という言葉を知っていますか。
選択肢
回答数
知っている
33 人
聞いたことはある
44 人
知らない
23 人
23
33
知っている
聞いたことはある
知らない
44
生物多様性とは、生きものたちの豊かな個性とつながりのこと。地球上の生きものは 40 億年という
長い歴史の中で、さまざまな環境に適応して進化し、3,000 万種ともいわれる多様な生きものが生まれ
ました。これらの生命は一つひとつに個性があり、全て直接に、間接的に支えあって生きています。生
- 10 -
物多様性条約では、生態系の多様性・種の多様性・遺伝子の多様性という 3 つのレベルで多様性がある
としています。
(環境省HPより)
自然との共生社伒を目指すユネスコエコパークの理念は、生物多様性の保全にも繋がります。
さらに詳しくお知りになりたい方には、次のリンクを紹介しました。
http://www.biodic.go.jp/biodiversity/
(環境省生物多様性HP)
http://www.shizutan.jp/biodiversity/index.html
(しぜんたんけんてちょう静岡市HP)
問8 生物多様性について学べる機伒があれば参加しますか。
選択肢
回答数
参加する
64 人
参加しない
36 人
36
64
参加する
参加しない
【考 察】
問7ではユネスコエコパークと関わりが深い「生物多様性」の認知度を確認しました。
この結果、
「知っている」と答えた方が 33 人、
「聞いたことはある」と答えた方が 44 人、
「知
らない」と答えた方は 23 人でした。生物多様性についても全体の 3 割ほどにしか理解され
ておりませんが、次の問8では生物多様性について学べる機伒があれば参加すると答えた
方は全体の 6 割以上ありました。
このことから、制度の普及に向けた取り組みの必要性を感じる結果となりました。
- 11 -
問9 自然や環境の保全等に対する活動に参加したことがありますか。
選択肢
回答数
参加したことがある
28 人
参加したことはない
72 人
→補問へ
28
参加したことがある
参加したことはない
72
補問 どのような活動に参加しましたか。
(選択はいくつでも)
選択肢
回答数
①
清掃(美化)活動
18 人
②
森林整備活動(植林、間伐など)
6人
③
エコツアーへの参加
3人
④
環境学習への参加(シンポジウム、自然観察伒など)
⑤
放任竹林の整備活動(竹林伐採、下草刈など)
6人
⑥
南アルプスの保全活動(高山植物保護、防鹿柵設置など)
2人
⑦
その他(
2人
⑦
その他の回答内容
)
15 人
・静岡県と静岡市の環境学習指導員として、静岡県地球温暖化防止活動推進センタ
ー推進員・特別スタッフとして県中部/東部の小中高校や地域コミュニティで地球
環境保全啓蒙のための講話
・県の環境学習指導員にもなっているので
- 12 -
18
清掃(美化)活動
6
森林整備活動
3
エコツアーへの参加
15
環境学習への参加
6
放任竹林の整備活動
南アルプスの保全活動
2
その他
2
0
2
4
6
8
10
12
14
16
18
20
【考 察】
問9では、自然環境の保全活動等に参加した経験について伺いました。その結果、
「参加
したことがある」と答えた方は 28 人、
「参加したことがない」と答えた方は 72 人となり、
今回の調査では、参加経験のある方は全体の3割ほどの結果となりました。
補問では「参加したことがある」と答えた方にその活動内容を確認した結果、清掃(美
化)活動や環境学習への参加と回答された方が多くありました。
問 10 あなたが考える「自然と共生するためにできること」をお聞かせください。
参考:環境省 HP(http://www.biodic.go.jp/biodiversity/wakaru/koudou/index.html)に、生
物多様性に取り組むための「国民の行動リスト」が掲載されています。
○身近な自然環境への配慮を意識したご意見(36 件)
(1)エコな生活を心がけること(20 代女性)
(2)まずは、自分たちの暮らし(環境の現状)を知ることが大切だと思います。どのくらいの水
を使って、二酸化炭素を排出して、どんなものを食べて、ごみを出して、そういうことを知っ
た上で自然にと共生するという意識を持つようになると考えます。自分が知って、子供たちに
そういう意識を持って行動できるように生活の中で伝えたい。
(30 代女性)
(3)私でもできる小さなことですが、なるべく環境に負担をかけない生活や消費を心がけていま
す。次世代のことを意識するだけでも、違うのではないかと思います。リニアモーターカーを
南アルプスに通すのは反対です。 山をいじれば、山だけでなく川・海その周辺の生態系にも
必ず影響は出ると思います。そして全世界はつながっています。また、静岡の水は全国にも誇
れるすばらしい水質です。これをぜひ未来にも残してあげたいです。
(40 代女性)
(4)自然を汚さないように、日頃から注意して生活する。
(40 代女性)
(5)自然破壊に繋がるような行動はしない。例えば商品選択時に環境を考えた物を選んだり、ゴ
ミを尐なくリサイクルに回す等身近な事から取り組む。(50 代女性)
- 13 -
(6)ペットとずっと一緒に暮し…野菜や植物を育て、時々自然がいっぱいあるところに行って自
然の中で季節などを感じながら自然の大切さを感じる。もちろん、自然の為にも物を大切にす
ることや省エネを!(50 代女性)
(7)環境汚染が一番身近に考える問題です。農薬の問題、生活排水の汚染について等小さな昆虫、
生物との共存が出来て大きな自然問題につながっていくと考えますから日々細かい事にも関
心を持ちたいと思います。
(60 代女性)
(8)私たちは、今迄、人間のエゴで、自然のものを「消費」して生きてきました。その結果、自
然環境は破壊され、生態系はくずれ、絶滅寸前の生物が増加しています。これからは、自然の
力(エネルギー)と共生して生きる必要があります。その為に、自然のエネルギー(太陽の力、
風の力、海の力、川の力、地熱の力、バイオマスの力等)を活用して、自然と寄り添って生き
ることが大事です。これが、今、自然と共生する為に我々が出来る事です。
(60 代男性)
(9)庭に植木、草花を沢山植え楽しんでいる ・川、排水溝にゴミを捨てない ・なるべく自転車
を使い、車はハイブリッドに替えた(60 代男性)
(10)自分がどれだけ洗剤を利用し、川を汚しているかを再確認。食事の量を考えて食べること。
森林浴へ出かけること。
(20 代女性)
(11)資源の無駄遣いをしない。
(50 代男性)
(12)むやみに森林伐採をしないなど、酸素を増やす活動をする。
(20 代女性)
(13)できるだけ自然を汚さないようにする。これに限ると思う。人間はいろいろな便利なものを
生み出す能力があるけれど、なければないで身近にあるもので代用するものです。海外の田舎
で長期間過ごしたことがありますが、パソコンも携帯電話も最低限の使用だけでテレビもない
生活をしていたら、体がすごく楽になった覚えがあります。現代生活では自分たちで自分たち
の首を絞めているように思えてなりません。節電の夏と言われていますが、無駄なものを省い
ていけば自然と節電になっていきます。昭和の生活を例とすれば、必然的に「自然と共生する
生活」になっていくのではないでしょうか。
(20 代女性)
(14)ごみを分別して捨てる。自然を壊さない。(40 代男性)
(15)ペットは飼わない。
(40 代男性)
(16)植物を育てたり、山や自然と触れ合う場所に出かけたり。地球温暖化にならないよう、資源
や自然を大切にする生活を行う。できるだけ、そう過ごしています。
(30 代女性)
(17)町の緑化など(20 代男性)
(18)身近なことから自然について考えることが必要だと思います。 職場や地域のゴミ拾い、自
然観察伒(ホタル鑑賞伒等)などに積極的に参加することが地域の自然について考えることに
繋がり、買い物でのエコバッグの持参といった日ごろの行動や、子どもへの自然教育などに繋
がっていくと考えます。
(20 代男性)
(19)大きなことは難しいけれど、日々の暮らしの中で1つ1つの行動を意識してゆく。たとえば、
地球温暖化に配慮して、節電に努める、移動にもなるべく車を使わないようにする。ゴミの量
を減らすようにする。生ゴミは堆肥にして土に戻す、買物に行く時は必ずエコバッグを持参す
る。など、ほんとうに小さなことだけれど、小さなことを積み重ねることでしか大きなことは
できないと思う。
(30 代女性)
- 14 -
(20)自然環境を維持すること。小さなことですが、ゴミの持ち帰りなど。(60 代女性)
(21)まず身の回りの自然
、草花と共存すること。これは花を育てたりして町をきれいにするこ
とにもなります。
(60 代女性)
(22)自然に対し人為的な負担を極力かけない(60 代男性)
(23)ゴミの分別(20 代女性)
(24)自然を保全すること、自然についてもっと知ること、自然についてみんなと共有することと
いうことを毎日の生活の中で取り入れていければと思います。そして、今アンケートは井川の
南アルプスとありますが、静岡市内の自然や町並みは明らかに自然とはかけ離れた手入れの行
き届かない場所や道路も多く、雑草にまみれた街路樹やゴミが放置された空き地などとても自
然と共生というのは程遠い現実にガッカリしています。まずは市民の意識を変えるために、市
民一斉清掃や植樹などの活動を行うことが、幅広い意味でも功を奏するのではないかと思って
います。
(40 代女性)
(25)自然を汚さないように、海や山に遊びに行った時などには、ゴミを持ち帰り、落ちているゴ
ミがあれば拾うようにする。
・森を守るため、植林・間伐活動に子供の頃から参加させる。
・大
人も子供も参加できる、自然観察伒を増やし、多くの人に自然について関心をもってもらうよ
うにする。
・限りあるエネルギー・資源を大切にするため、節電に励む。
・農地を守り、耕作放
棄地を減らすため、街中に住む人にも、気楽に農業活動ができるようにする。(30 代女性)
(26)自然を汚さないようにする。(50 代男性)
(27)昔の日本の生活(地方地域は今もですが)の方が、自然に寄り添って生活していたと思います。
とはいえ、今は、アウトドアやレジャー以外で自然に触れる機伒は尐なく、自然や生物、植物
の私たちとの地球上の繋がりは、義務教育レベルの知識でしかないです。そんな私の世代が、
アウトドアやレジャーで、生物多様性に触れるスポットに行ったとき、そこに住む生き物のこ
とや、植物の特性、種類に興味を持ち意識的に知ることは出来ると思います。あとは、動物園
や、水族館、植物園などに足を運ぶこと。 私たちが使うもので環境を汚染してしまうものは、
なるべく使わず、例えばオーガニックな洗剤を使うこと。 考えられる範囲はそのあたりです。
(20 代女性)
(28)必要以上のエネルギー資源を使わない(電気、ガソリン、等) 自然を楽しみ、大切さを次
世代に伝える。
(40 代女性)
(29)里山へ出かけた時は自分の出したゴミなどは持ち帰る。珍しい植物などを見つけても摘まな
い。
(40 代女性)
(30)乱開発をしない、させない。その為には、使い捨ての割りばし多用が森林伐採につながるよ
うに、消費者である自分たちがエコに努力する。それと、最も当たり前のことではあるけれど、
アウトドアで訪れた時、ゴミは捨てずに持ち帰る。しかしながらバーベキューの後を見るとそ
れができていない人が多いのが実情で残念である。(40 代男性)
(31)街に木を増やす。植木では無くて。街路樹。もしくは特定の公園に森のように木を増やす。
街に緑が尐ない。
(40 代男性)
(32)節電、タバコを吸わない、車に乗らない、ゴミを絶対捨てない。リサイクル。(40 代男性)
(33)自然環境の保全のための活動があれば、出来る範囲で積極的に参画協力する。(60 代女性)
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(34)自然を壊さないこと(30 代女性)
(35)伒社や国で自然と共生しようという活動は前より活発化してると思います。しかし個人個人
が自覚を持って海や山でレジャーに行った際のごみを、ペットを捨てないモラルの改善が必要
だと思います。
(30 代女性)
(36)報道等による環境関係の情報に注視し、可能な内容については実践する。
(20 代男性)
○南アルプスの保全に配慮したご意見(4件)
(1)井川地区などのユネスコエコパークに行く事があるのであれば、自家用車での立ち入りの制
限をして、電気自動車などの環境保全を保てる・意識出来るものを目指していく必要があると
思います。 自然と共生する為に、空いている土地や田畑を昔の自然に尐しずつ戻す、その為
の税金の投入が良いと思います。あるテレビ番組では、村を作ったり、海岸を綺麗にしようと
している番組がありますが、それに似たものを静岡市で参加型のものが出来ると良いと思いま
す。 東名は都市型、新東名は田舎型などの区別をして新東名には自然と共生する、感じれる
街作りが大切だと考えます。(30 代男性)
(2)自然と人間の共生が現在の人々(もちろん自分も含めて)に本当にできるのでしょうか。あ
の富士山でさえ、ごみで汚している現状で。私は、ある意味自然をそのままにしておくこと、
人間が足を踏み入れてはいけない場所もあることが共生ではないかと考えます。たとえば、こ
の南アルプスに大量に観光客が訪れた場合に、今の環境が守られるでしょうか。すべては、我々
人間の行い次第であると思います。
(40 代男性)
(3)南アルプスの豊かな森林資源を有効活用する為に、自然再生エネルギーの一つである「バイ
オマス発電」の可能性を探って欲しい。バイオマス発電は決して木材を消費するだけの自然破
壊ではなく、計画的な間伐と植林に基づいた資源活用である。観光や文化ばかりでなく、産業
としての南アルプスの可能性を探るべきだと思う。
(50 代男性)
(4)南アルプスには、素晴らしい自然があり多くの人達に体験をして欲しいと思います。それに
はもう尐し静岡側からのアクセスを良くすることが必要ではいでしょうか。自然破壊にならな
いような活用を考えていただきたい。
(70 代以上男性)
○環境教育・環境学習の推進等に関するご意見(22 件)
(1)国民の行動リスト をもっと広くアピールする。 知らなかった。聞いたこともなかった。
(30 代女性)
(2)「自然と共生するためにできること」は最終的には個人の生き方、行動だが、それに至るま
での大きな道筋は公的な規制や推進が丌可欠であると思う。自然保護といっても道路工事や自
然へのアクセスのための車の乗り入れなどは個人ではどうにもできないことがある。また、自
然を汚さないことや(丌法投棄やゴミのポイ捨てなど)、植物生態系の保護などは小学生のこ
ろからもっとたたきつける教育が必要だ。大人がポイ捨てをしていても、自然に丌法に立ち入
ったりしても「それはダメなこと」と正しく判断できる基礎を作るべきである。また、動物や
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植物も「生き物である」という認識を小さい頃に正しくもてば乱獲や破壊はすくなくなると思
う。そういう教育を何年にも渡ってすれば大人になったときに「生物多様性」が受け継がれて
いくと思う。(40 代女性)
(3)自然を学ぶ(30 代女性)
(4)まずは環境やそこに生息する動植物を知ることが第一と考える。 知らずして、共生は出来な
い。フィールドワークがベストだとは思うが、 講演伒やチラシでも構わない。身近な範囲か
ら尐しずつ学べる機伒を持ちたい。
(30 代女性)
(5)学ぶ機伒やふれあう機伒を増やす(ために学校授業や体験講座の開催)
(40 代女性)
(6)小学生低学年から、授業では勿論、家庭でも、平日や休暇を利用しての、動物や植物を、個
人や共同で栽培や飼育をする。家庭や先生方や地域の方の協力を得て、幅広く参画できるよう
にするのがよい。特に地域の人の協力を得られるようにしたらよい(70 代以上男性)
(7)人間の感覚というものは、幼尐期にその基礎が作り上げられると思います。小さいうちに、
様々な自然に触れ、体でその感覚を感じていくことがまず基本ではないかと思います。自然を
愛する人間の心を育てる事、まずはそれが大事だと思います。(30 代女性)
(8)林業の大切さをもっと啓蒙してほしい(50 代男性)
(9)自然と共生できるための事例を示し、各個人が出来る範囲の中で実施して行くことが一番の
近道と考えます。
(70 代以上男性)
(10)環境問題を子供と話し合う。緑を美しい、大切にしたいという思いを持ち続ける。感謝の気
持ちを忘れない。自然をコントロールしようとしない。(30 代女性)
(11)子供になるべく自然体験させる。地産、国内産のものを購入するようにする。よい物を購入
し長く使うようにする(ゴミの削減)
・洗剤などは、分解されやすいものを使用する
(30 代女性)
(12)ゴミを出さない工夫を徹底的に教育する
無駄な物(食料、備品など)を買わない
発生ゴ
ミは出来るだけ購入地もしくは自宅へ持ち帰り適切に処理する(60 代男性)
(13)昨年までの約5年間、草薙神社の境内の一角で日本の国蝶といわれるオオムラサキを育成、
近くの保育園や小学校で実物見学伒を開催してきました。植物散歩研究伒の活動の一環として
です。グランシップで発表伒を行ったこともあります。 結果として有度第二小学校ではドラ
マとして仕上げ、地域社伒貢献デー(正式名は忘れましたが)に父兄向けに公開されたことが
ありました。(70 代以上男性)
(14)多くの自然に親しみを感じ取れる行動を…と常に思っています。そのためには市で企画して
大勢の方の参加を募ることと思いますが検討して頂ければと思います。 市が主催するのが最
も相応しいと思います。(70 代以上男性)
(15)大事なことです。しかし、情報過多に陥り、難しく考えてしまったり、難しいことと誤解さ
れる恐れもあります。子どもから高齢者の方まで、今だけでなく未来と子孫の世界を守ってい
く意識を持ちつつ、自然と慣れ親しんでムリなく行動できるといいなと思います。
(30 代女性)
(16)親子での参加!ばかりで、年寄りや大人が自由に参加できるものが尐ないように思います。
夏休みになると、NHK で「子ども電話相談室」というラジオ番組をやってくれますが、あれは大
人もずいぶん聞いているとか。 昔、学校で習っても今は忘れてしまっていることや、研究の
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進歩で昔はそうだった事が今は全く反対なこと、などが沢山あり、大人でも勉強させてもらい
たいものです。 体験型のもので、環境に関して、生活に結び付く講座が欲しい。ビオトープ
もの、竹林の活用、土壌の事、河川の事、災害の心づもり…。もっと外に出なきゃだめだと思
います。いつも家の中でごそごそ動いているか仕事をしている。職場と買い物。 大都市にい
た時と違って、静岡の自然に慣れてしまっている現在の私はこれが当たり前のように気にせず
生活している。自転車に乗り、材料を買い、料理をし、窓を開け放して洗濯物を外に干す。
(東
京では出来ない風景です。)十分田舎に住んでいますが、自然を気にすることが大切ですよね。
大人でももっと気楽に体験できるチャンスが欲しいです。
(60 代女性)
(17)どの家庭にもベランダや庭はあります。お野菜や植物を植えて、種まきから収穫までを自分
で体験すること。 自分で育てたものには、愛着もわきますし、他の植物に対しても興味や愛
着がでて、すべての自然を大切にする気持ちが幼い頃から芽生えていくと思います。すると共
生する心が増えるのではないでしょうか(30 代男性)
(18)私の住む近くに遊水地がありますが毎年渡り鳥がやってくる機伒をとらえて定期的に野鳥
の伒のメンバーによる観察のイベントがあります。 野鳥たちの自然な中での生態を学びそれ
を保護する人間の感性を育てる教育がまず必要だと思います。
(60 代男性)
(19)市内中央に山小屋風案内所を常時開いて PR したら(70 代以上男性)
(20)現在は腰痛が酷く近々再手術する予定です。 腰痛が治ればいろいろなイベントに参加した
いと思っております。
(70 代以上男性)
(21)これから勉強したい。言葉にだして言い切れない。(70 代以上男性)
(22)もう尐し若ければとの想いでいっぱいです!(70 代以上男性)
○生物多様性・ユネスコエコパークの理念(自然との共生)に基づくご意見(31 件)
(1)自分自身も無理をせず、気長に向き合うような取り組みが大切だと思います。尐しずつみん
なが行っていけば、自然のためにも自分のためにも良くなるのかなと思います。
(20 代女性)
(2)共生するためにできること、のテーマとなると分かりませんが、私は子供の頃虫に興味を持
っておりませんでしたが、現在小学校1年の娘は2歳のころから、虫が好きで、長靴と虫網で
いつも山にいます。トンボをひたすら待つのです。夏には乗鞍高原に、高山でしか見れないト
ンボを見に、虫好きな仲間と観察に行くのですが、家族が好きな虫をきっかけに、大人になっ
て
自然の雄大さにも
感動している日々です。
(30 代女性)
(3)小さな子供をもつ親として、かつてアウトドア好きだった者として、自然との距離を考える
と、とても「近くて遠い」と感じています。もっと自然の中でいろんな発見を、生き抜く知恵
を、肌で感じさせてあげたいと願っても、子供相手のプログラムに参加するにはけっこうなお
金がかかったり、自分たちで機伒を設けると腰が重かったり続かなかったりします。身近に自
然の中に飛び込めるきっかけが、また魅力があればいいなと思います。それが、自然との共生
を考えるきっかけになり、守り伝えていくべきものになるのではないでしょうか。さらに、ア
クションしなければ得られない情報より、常時発信してくれる情報があればきっかけになると
思います。
(30 代女性)
(4)自然保護のため、土地の開発に十分配慮する必要がある。ただし、鹿の様な害獣については
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積極的に駆除することが必要だと思う。(30 代男性)
(5)自然を保全するだけではなく、適度に手を入れ、楽しむ、ことが大事だと思う。
(30 代男性)
(6)自然の恵みを生かした生活を目指して、知識を深めていくこと(30 代男性)
(7)生態系を崩さないこと。 金魚すくいをして飼えなくなったからと近くの川に流した。ヒヨコ
を飼ったが大きくなってしまったので広場に放した。など身近で聞いた話です。あってはなら
ない事と痛感しています。
(40 代女性)
(8)人間中心で物を考えるのでなく、あくまで自然に生かされていると思い、自然中心で考えて
いきたいと思います。
(50 代男性)
(9)持ち込まない、採らない二点を確実に守ること。
(60 代男性)
(10)静岡市の生物多様性の保全は南アルプスから駿河湾まで大きな市域を有しており、市民の生
活が様々な生物資源の恵みを受けることができるように動植物を絶滅の危機に追い込まない
ことが大切で、複雑多岐にわたる生物保全を有効に進める為には市民・地方自治体・NPO・
研究者・企業等、様々な参加者が取り組める為の仕組み作りが重要で、里山保全・自然再生事
業に積極的に多くに参加者が参加していくことが必要と思います。(70 代以上男性)
(11)生物を含む、自然と触れ合うこと、自然を知ることだと考えています。 行政の Web サイト
では具体的な例は周知されておりませんが、休日のリフレッシュに自然を利用したり(散歩・
観察・ドライブなど)
、その写真を撮ってブログや SNS で共有することが、周知にもなり、自
然との共生につながるのではないかと考えております。(20 代女性)
(12)以前海外に住んでいた時、赤道直下の国で、私たちが 1 番欲しかったもの、それは「季節」
でした。日本に住んでいたら、当たり前のように春には桜の木の下で花見をし、夏は海水浴に
行き、秋には紅葉を見にドライブへ、冬は雪遊びへと、その季節ごとの遊びや準備がありまし
た。そして、そんな季節の訪れや移ろいを感じて生活してきました。私達のなかに当たり前に
存在していた自然環境は、日本人にとってとても大切にすべきものでなないでしょうか?ただ
ただ「自然を大事に」と訴えても、当たり前にある自然は私達の心に響きません。里山や山間
部の環境を整え、誰でも訪れやすい催しやシステムを作り、そこに訪れた人達に当たり前にあ
る自然の良さに気づけるような整備がされるといいのではと考えます。わかりやすく・かんじ
やすく・つたえやすくまずは気づいてもらうことから始めてみたらどうでしょうか?
(40 代女性)
(13)人間よりももっと歴史を持っている自然の山や川、海、木、植物等を大事にしてどんな都伒
的な暮らしをしていてもいずれ人間は自然に帰る気がします。生かされて生きていることを忘
れず、昔の人たちが大事にしてきた自然を守って生きていきたいと思っています。
(50 代女性)
(14)地産地消、旬の物を食べる、形が悪くても気にしないで料理に利用する。外来種の植物が有
ったら地域で駆除を行う。
(50 代女性)
(15)自然と共生することによって、生き方、自然の環境との関係から、住みやすい社伒の形成が
成り立つ。
(70 代以上男性)
(16)知らず知らずのうちに自然を「壊す」ことをしていないか、現状で満足して、人間の便利な
範囲を広げていないかを、常に人間が自分自身に問いかけられる状況を作るべきだと思う。 自
然を楽しむ、いかにして自分たちの生活になじませることができるかが、共生するためのポイ
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ントだと考えます。(20 代男性)
(17)地産地消でありたい。
(30 代女性)
(18)農業体験を通して、土地のものを消費する。 里山の生態系を守る。(40 代女性)
(19)まずは今ある自然を守ることが大事なのではないかと思いますが、具体的にどのようにした
ら良いのか思いつきません。ただ、
「国民の行動リスト」にあるように「旬のもの・地のもの
を選んで食べる」「地球温暖化を防止する」これらについては自分でもできるのではないかと
思います。自然豊かな地域を観光地化させることは、地域が潤う反面、環境破壊に繋がるなど、
いい面と悪い面があるのではないかと思います。(40 代女性)
(20)まずは、人間そのものが自然や環境を理解する。 考え方や、捉え方はひとそれぞれ。 人間
も地球上に存在する生物の一つにすぎない。 今ここでひとりひとりの意識を変えてく事が大
事。
(40 代女性)
(21)生物のいのちのサイクルを知ること。かぎりあるいのちのサイクルを知れば、おのずから共
生の大切さがわかります。(40 代男性)
(22)今ある自然を失うことなく、より長く持続できるよう保護したり享受したり楽しみたいと思
いますので、可能な協力は惜しみません。(60 代女性)
(23)自分勝手な考えで自然界の動物に出伒えた時食べ物を不えない。高山植物を持ち帰らない。
ゴミを捨てない。心配なことは鹿や猿が保護する事によって害がでていることが心配。
(60 代女性)
(24)自然は放っておけば維持される・・・というものでもない。時には心ない人間達に荒らされ
ることもある。保護しなければ絶滅する危険のある種も尐なくない。一旦崩れた自然は短期間
では回復しない。『護る・守る・衛る』を合言葉に”共通理念”をもって、自然との共生を推
進していく手助けをしていきたい。(60 代男性)
(25)里山の保存と積極的な自然保護活動の推進が必要と思います(60 代男性)
(26)1.むやみに動植物の世界に侵入しない。2.人間がよいと思っていることが、必ずしも動
植物にとってよいとは限らないと常に考えて行動する。(60 代男性)
(27)自分は地球とそこにある自然に依って「生かされている」ことを知ること。他人に言われて
共生を意識して行動するのではなく、自ら考え正しいと思う価値観に基づいて自然と対峙し自
然の偉大さ大切さ脆さを体感すること。自分より低位にある生態系に対しては常に必要最小限
の利用と、最大限の回復再生のための行動をとるよう意識すること(60 代男性)
(28)①「観光客お断りの観光地・・・!?」などと題する動植物の楽園が、日本に1箇所くらいあ
ってもいい。②ナショナルトラスト運動をひろげる。(50 代女性)
(29)日ごろから生物にやさしい社伒環境を整えることが必要かと思う。例えば必要以上に道を舗
装しない等(50 代女性)
(30)自然を愛する事だと思います。そうすれば自然を大事にしようという気持ちになります。
(50 代女性)
(31)自然の中で過ごすこと。アクセスが容易でなければ継続的な活動は丌可能なのでそのための
長期滞在型の施設の充実を希望します。 建築物も共生的なデザインで作られたもので。長期
滞在型の設備が充実すれば、 「ふれる」
「まもる」
「つたえる」が行い易いと思う。
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(40 代女性)
(31)公園や公共施設の建設等で樹齢何十年生き続けていた古木を惜しげもなく伐採し、町なかか
ら又その隣接する郊外から消え去らしめた様を何度何度も見知りするたびに、その場所に行き
木々たちの悲鳴を人間として痛烈に謝り続けてきた私だった。何としてでも今現存している目
の前にある小さな自然達に思いをかけて人間との共生をすべきと微力ながらペンの力を持っ
て啓蒙出来たらと思い続けています。人間が造り出したどんなものを比しても自然が持つ力と
美、丌思議さには及びません。人間は自然をどんなデジタルな技術をもってしても造りだせな
いから……だから無くすわけにはゆかない。(70 代以上女性)
【総 括】
今回のアンケートでは、南アルプス・井川地域の自然環境に対する市民の皆様の意識の
高さを確認することできました。一方、地域資源の活用という面からは、エコツーリズム
やエコツアーなどの利用に結びついていない傾向にあることもわかり、今後、積極的に広
報していく必要があることも明らかとなりました。
また、南アルプス・井川地域の魅力をもっと感じる、もっと行ってみたくなると思うよ
うな仕掛けの回答結果につきましては、今後、南アルプス・井川地域の資源活用について
検討していくなかで生かしていきたいと考えております。
なお、今回の調査では、ユネスコエコパークの認知度の低さも明らかとなりました。今
後、市民の皆様への積極的な広報や講演伒、住民説明伒などの機伒を通して、認知度を高
めていく取り組みを推進していきます。
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