...

資料7 意見聴取について

by user

on
Category: Documents
14

views

Report

Comments

Transcript

資料7 意見聴取について
意見聴取について
今回、和歌山県道路整備中期計画策定にあたり、県下の市町村長、県議会議員等の意見聴取を行った。
対象
市町村長
県議会議員
県民 PI
和歌山県道路協会
県内企業等
期間
7/3( 火 )∼7/23( 月 )
7/3( 火 )∼7/23( 月 )
7/3( 火 )∼7/23( 月 )
7/18(水)
7/3( 火 )∼7/13( 金 )
資料 7
手法
訪問、説明の上、意見交換の上、後日、公文書で回答
訪問、説明の上、意見交換
県 HP 上で意見聴取
知事と協会役員14名(市町村長)の約2時間の意見交換会
アンケート
1.市町村長(全30首長)
意見要旨
具体的意見の例
○市町村の67%が高速道路の早期整備を希望。
紀南においては、100%が希望。
○紀伊半島一周する高速道路は東南海・南海地震におけるライ
フラインとしても早期に整備すべき。
○市町村の80%が国道、県道の早期整備を希望。
○道路は住民の日常生活や地域経済、社会活動の維持発展に欠
くことの出来ない社会資本であり、その根幹となる国道・県道
などの幹線道路について計画的な整備が推進されることを望む 。
○ 道 路 整 備 を 期 待 す る 理 由 ・ 実 情 と し て は 、 観 光 振 興 ( 6 0 % )、
地 震 ・ 防 災 ( 6 0 % )、 産 業 振 興 ( 4 7 % ) が 多 く 、 つ い で 、 少 子
高齢化、救急医療問題などが目立つ。
○本県には国内有数の観光名所が多くあり、近隣府県と広域観
光ゾーンを構築することにより、近畿ブロックの更なる発展に
本県が大きく寄与できる。
○第三次救急医療施設への搬送時間の短縮など、安心して高齢
者介護、子育てを行う生活環境が整うことにより、人口流出へ
の歯止めも期待される。
○その他、高速道路の4車線化を求める意見が複数見受けられた。
※それぞれの数値は、全市町村に対する該当回答数の割合を示す。
○週末・連休等の渋滞が解消されず、交通事故も多発している
ため、高速道路の4車線整備計画の早期決定が望まれる。
2.県議会議員(全46議員)
意見要旨
具体的意見の例
○日常生活で利用する道路に関する意見が63%、高速道路が35
%、府県間道路が17%、ネットワーク関連道路が11%、新たな
路線の提案が30%であった。
○白浜までは4車線、その先は2車線で良いから、早く一周出
来る道路の整備が必要。
○ 理 由、 実情 で は 、「 過 疎 、少 子高 齢 化 」 が 2 4% 、「観 光 振 興 」 が
20% 、「緊急輸送道路、医療」が13%、などが目立つ。
○和歌山港と高速やコスモパーク加太の接続
○都市部との時間距離が短くなれば、人口減少を食い止めるこ
○その他、目立った意見としては、優先順位付けが必要(24% )、 とが出来るのではないか。
1 .5車線など車線数の工夫が必要( 24% )などの意見があった 。
○基幹道路ネットワークが必要不可欠で、時間短縮による通勤
圏拡大、海産物の物流の拡大や、観光客の増加が期待出来る。
人が流れてこない限り、地域の発展はあり得ない。
○この道は欲しいけど、この道は我慢するなどの選択する考え
が必要。
○幹線道路は優先的に整備して 、生活道路は1 .5車線で良い 。
※それぞれの数値は、全議員に対する該当回答数の割合を示す。
3.県民 PI
○一通の意見提出があり、内容は、現在事業中の具体的な箇所において、住民意見の反映が不十分という主旨の内容であった。
4.和歌山県道路協会
主な意見
○昨年末の閣議決定に関し、地域の住民、あるいは国民の思いとかけ離れている、道路財源の確保が必要。
○改良率が50%もいかないのに、もう地方の道路は要らないというような意見が出てくることが残念。
○医療、安全、防災など、生活すべての基盤として道路が必要。
○ただ単に財政効率だけで短絡的な議論はだめ。
○プライオリティーとそれに対するアカウンタビリティーが必要。
○和歌山県の現況は他府県と比較して時間距離が非常に不公平。
○産業、観光の面で、地域との連携を図る高速道路の SA はもっと大きくすべき。
○道路が街をつくる、反面、起終点以外の途中の街は死なないように自分たちで努力が必要。
○今後、より一層、市町村合併を推進し、日本の財政効率化を進めるためには、消防、教育等、広域連携のための道路が必要。
○完了期限を示していただくと、町も住民も色んな対応が考えられる。いいことだと思う。
(その他、各市町村長の意見と同様に、県下各地域の道路に関する課題に関する意見も多かった 。)
5.その他
○和歌山県難病団体連絡協議会から県知事への要望書(平成19年6月29日付け)
全36項目の要望項目中、25番として下記の内容の要望がありました。
25.中途視覚障害者にとっての外出は現状の道路環境では大変困難なものがあります。以下の2点についてお願いします。
①ガードレールや溝板の設置、点字ブロックの普及、歩道と道路等のフラット化等、歩道の整備及び確保をお願いします。
県の道路懇談会においても障害者の立場に立った提言をお願いします。
②音声案内の充実及び音声信号の増設をお願いします。
6.県内企業等
道路の利用実態や問題点、道路整備によるメリット等について意見を聴取した。
対
象
【回収数】
内
旅行業(県内の本支店1種2種3種全88社 )【 23 】
容
人気ツアーの経路等
製造業(県内従業員30人以上、
和歌山市以外無作為抽出117社)
製造品・原材料輸送
【 34 】 ルート・時間など
農業協同組合(県下全11組合)
【 7】
花き流通センター(県下全2箇所)
【 2 】 出荷ルート・時間等
要
望
路
線
近畿道(白浜勝浦間)、京奈和道、 R169 、 R168 、 R371 、 R424 、 R480 等
京奈和道 、府県間道路 、近畿道( みなべ新宮間 、海南御坊間4車線 )、
R370 等
出荷ルート・時間等
京 奈 和 道 、 近 畿 道 ( み な べ 新 宮 間 、 海 南 御 坊 間 4 車 線 )、 第 二 阪 和
国道、 R42 、 R370 、和歌山橋本線等
漁業協同組合(西牟婁、東牟婁地方漁獲量100t
以上の10組合)
【 7 】 出荷ルート・時間等
近畿道(みなべ新宮間)
森林組合(県下全10組合)
【 6 】 原木・製品の輸送ル
木材協同組合(取扱量5,000m3以上10組合)【 9 】 ート・時間など
近畿道( 新宮熊野間 、海南みなべ間4車線 、みなべ新宮間 )R168 、R169 、
R311 、 R370 、 R371 、 R424 、 R480 等
主
な
意
見
旅行業関係
・近畿自動車道紀勢線の紀伊半島一周により、名古屋や京阪神から伊勢志摩と熊野の二大観光地を結ぶ2泊3日コースの設定が可能となる。
・内陸部の道路は、カーブが多く事故発生率が高いため、観光客誘致のためには、安全性のある道路整備が必要。
・道路整備が進むと都会からの修学旅行が増え、地域が活性化する。
製造業関係
・搬入先、輸送先ともに大阪や兵庫が多いため、高速道路や府県間道路の早期整備が必要である。
・泉佐野岩出線は、40フィートコンテナによる搬送が困難であり早期整備が望まれる。
農業関係
・国道42号は、線形が悪いため荷痛みがある。また、事故等による通行止めがあり、迂回路の整備が必要。
水産関係
・日本有数の生マグロ基地である勝浦では、東京築地に 24 時必着であるが、運送時間を10時間要するため、午前 10 時には荷揚げが必
要。また、道路線形が悪いため、荷傷みが激しい。
このため、高速道路の早期整備によって、品質や定時制の確保、操業時間の延長が可能となり、効率化、コスト縮減が図られる。
・鮮度が命の水産物を京阪神に出荷する際に、近畿自動車道紀勢線の海南以南が対面通行のため、事故が多く定時制確保が困難。早期
の四車線高速道路を望む。
林業関係
・国道168号は、線形が悪いため、荷の安定が悪く輸送に時間を要し、コストが増大する。
Fly UP