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共通科目「からだの科学」
共通科目「からだの科学」 内容 日頃見過ごしにしてしまいがちな「からだ」について、現代サイエンスと東洋思 想の両面から見 つめ直し、からだの見方、適切な扱い方、衣・食・住にかかわる 生活の基本を学ぶ。「どのような身体を美しいと思うのか?」その美意識につい ても地域や時代 によってさまざまな考え方があり、「美の価値」を定めるカラク リについても理解を深め、身体が本来持っている「自然のはたらき」を正しく活 用する方法を学 びます。 到達目標 1.現代科学からみたからだの基本的な成り立ちを理解する 2.東洋の伝統的な身体観 の成り立ちを理解する。 3.日常の生活習慣を見直し、健康づくりの基礎理論とその実践方法を学ぶ。 4.東洋の養生法への理解、実践につな げる方法を知る。 5.からだと自然環境、社会環境とのつながりを理解する。 6.自由学芸における「体育」の歴史的な位置づけを理解する スケジュール (1)身体の美学∼美意識を生み出す社会的からくり シラバス紹介、レポートの書き方、 (2)「正しい姿勢」の誤解∼姿勢理論の文化的系譜 (3)文化としての身体∼日本人と西洋人はなぜ歩 き方が違うのか? (4)日本と西洋の身体技法∼身体と生活スタイルの社会的連関 (5)医食同源の思想∼「食」による「自然」との交 歓 (6)現代科学から見た人間と身体∼DNA からカロリー,体脂肪率まで (7)古代中国の「養生法」∼その思想と実践 (8)日本 文化の深層∼「芸道」と「タオイズム」 (9)瞑想する身体の起源 ∼ 古代アジアの基層文化について (10)自由学芸の体育∼古代ギリシ アの身体観 (11)自由学芸の体育∼プラトン神学における「身体=建築=宇宙」のつながり (12)旧暦に学ぶ日本人の身体観∼月と身体の つながり (13)身体の自然性 ∼ 普遍的な身体の位相 (14)総括:身体と文化の再構築へ向けて 教材 テキスト 1.「からだの原点」大学体育養 生学研究会編,市村出版 2.「たたずまいの美学」矢田部英正,中央公論新社