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要求水準書【修正版】(PDF:151KB)
(平成 19 年 9 月修正版) 別添資料1 PFIによる市営長曽根団地・深井中町団地建替等事業 要 求 水 準 書 平成19年8月 堺 市 目 次 I. 総則....................................................................................................................................1 1. 要求水準書の位置づけ.............................................................................................................. 1 2. 要求水準書の変更..................................................................................................................... 1 II. 基本的事項 .........................................................................................................................2 1. 業務範囲 .................................................................................................................................. 2 2. 事業用地の現況........................................................................................................................ 3 3. 遵守すべき法令等..................................................................................................................... 5 III. 事業全体に関する事項 .........................................................................................................8 1. 事業用地に関する条件 .............................................................................................................. 8 2. 施設計画 .................................................................................................................................. 9 3. 深井中町事業用地の整備手順................................................................................................. 10 IV. 市営住宅の整備に関する条件.............................................................................................11 1. 住戸計画 .................................................................................................................................11 2. 事前調査 ................................................................................................................................ 12 3. 市営住宅の設計...................................................................................................................... 13 3−1. 基本事項....................................................................................................................... 13 3−2. 住宅棟........................................................................................................................... 13 3−3. 付帯施設等.................................................................................................................... 21 4. 既存住宅等及びインフラ関連施設の解体・除却等...................................................................... 26 4−1. 基本事項....................................................................................................................... 26 4−2. 既存住宅等の解体・除却等............................................................................................. 26 4−3. インフラ関連施設の除却・移設......................................................................................... 27 4−4. 深井中町その他区域の敷地整備..................................................................................... 28 5. 建設工事 ................................................................................................................................ 29 5−1. 基本事項....................................................................................................................... 29 5−2. インフラの引込み、接続整備 ........................................................................................... 29 5−3. 保険の付保.................................................................................................................... 30 6. 道路拡幅整備 ......................................................................................................................... 30 7. 工事監理 ................................................................................................................................ 30 8. 住宅性能評価及び化学物質室内濃度測定の実施 ..................................................................... 31 9. 市営住宅の完工検査及び引渡し .............................................................................................. 31 10. 地域住宅交付金申請関係書類の作成支援.............................................................................. 32 11. 業務の実施状況のモニタリング............................................................................................... 32 V. 長曽根余剰地の活用に関する条件 .......................................................................................34 1. 余剰地の土地利用条件............................................................................................................ 34 2. 余剰地の所有権の移転に関する条件........................................................................................ 35 3. 業務の実施状況のモニタリング................................................................................................. 35 (別紙1) 住宅性能評価の等級...................................................................................................... 36 【別添資料】 別添資料① :位置図 別添資料② :立地状況図 別添資料③ :土地利用区分図(長曽根事業用地) 別添資料④ :土地利用区分図(深井中町事業用地) 別添資料⑤ :既存建物構造種別図(深井中町事業用地) 別添資料⑥ :道路現況図及び道路拡幅整備計画等図(深井中町事業用地) 別添資料⑦-1:上水道整備状況図(長曽根事業用地) 別添資料⑦-2:上水道整備状況図(深井中町事業用地) 別添資料⑧ :汚水排水(分流式)管整備状況図(深井中町事業用地) 別添資料⑨ :雨水排水管整備状況及び除却範囲図(深井中町事業用地) 別添資料⑩ :都市ガス整備状況図(深井中町事業用地) 別添資料⑪ :地下埋設物調査結果概要(長曽根事業用地) 別添資料⑫ :埋蔵文化財試掘調査結果概要(長曽根事業用地) 別添資料⑬ :深井中町団地における既存住宅の一例 別添資料⑭ :仮集会所へ搬入する既存集会所内の什器・備品 I. 総則 1. 要求水準書の位置づけ 本要求水準書は、堺市(以下「市」という。)が実施する「PFIによる市営長曽根団 地・深井中町団地建替等事業」(以下「本事業」という。)について、「民間資金等の活用 による公共施設等の整備等の促進に関する法律」(平成 11 年法律第 117 号、以下「PFI法」とい う。)に基づき本事業を実施するものとして選定された民間事業者(以下「事業者」という。)が行う 業務内容を示したものである。 2. 要求水準書の変更 市は、本事業の事業期間中に、法令等の変更、災害の発生、その他特別の理由による 業務内容の変更の必要性により、要求水準書の見直し及び変更を行うことがある。 要求水準書の変更に伴い、事業者が行う業務内容に変更が生じるときは、事業契約書の 規定に従い所定の手続きを行うものとする。 1 II. 基本的事項 1. 業務範囲 事業者が実施する業務範囲は次のとおりとする。 (1) 市営住宅整備業務 (※既存住宅の入居者の移転に係る業務は含まない) ・ 事前調査(測量、地質調査、周辺家屋調査、埋蔵文化財調査(試掘)等) ・ 市営住宅整備業務に係る設計(基本設計・実施設計) ・ 各種申請等の行政手続き(開発協議含む) ・ 仮集会所の整備及び解体・除却 ・ 既存住宅等及びインフラ関連施設の解体・除却等 ・ 市営住宅整備業務に係る建設工事 ・ 市営住宅整備と関連する道路拡幅整備 ・ 工事監理 ・ 住宅性能評価の取得 ・ 化学物質の室内濃度測定 ・ 事後調査(周辺家屋調査等) ・ 事後対策(周辺家屋補償、電波障害対策工事等) ・ 市営住宅の所有権を市に帰属させる業務及び市営住宅の引渡し業務 ・ 地元説明等近隣対策 ・ 交付金申請関係書類の作成支援 ・ その他上記業務を実施するうえで、必要な関連業務 (2) 余剰地活用業務 ・ 長曽根余剰地の購入・活用に係る各種業務 2 2. 事業用地の現況 (1) 立地条件 ① 長曽根事業用地 所在 堺市北区長曽根町 1179-10 外 敷地面積 4,107 ㎡ 用途地域 第 1 種住居地域 容積率/建蔽率 200/60 高度地区 指定なし 防火・準防火 指定なし 日影規制 (10m以内/10m超える範囲) その他 5/3h 建築基準法第 22 条指定区域 埋蔵文化財包蔵地外 ② 深井中町事業用地 所在 堺市中区深井中町 敷地面積 建替区域:約 16,650 ㎡ その他区域:約 19,830 ㎡ 用途地域 第 1 種中高層住居専用地域 容積率/建蔽率 200/60 高度地区 第 2 種高度(10m+1×0.6) 防火・準防火 指定なし 日影規制 (10m以内/10m超える範囲) その他 311-4 外 4/2.5h 建築基準法第 22 条指定区域 埋蔵文化財包蔵地外 (2) 位置図等 ・ 位置図・・・別添資料①参照 ・ 立地状況図(長曽根団地、深井中町団地)・・・別添資料②参照 ・ 土地利用区分図(長曽根事業用地)・・・別添資料③参照 ・ 土地利用区分図(深井中町事業用地)・・・別添資料④参照 ・ 既存建物構造種別図(深井中町事業用地)・・・別添資料⑤参照 ・ 事業用地求積図(長曽根団地、深井中町団地)・・・堺市役所において閲覧可 ・ 地質調査報告書(長曽根団地)・・・市役所において閲覧可 3 (3) インフラ整備状況等 ・ 道路現況図及び道路拡幅整備計画等図(深井中町事業用地)・・・別添資料⑥参照 (仮称)百舌鳥陵南深井線については、平成 19 年 9 月末竣工予定である。 ・ 上水道整備状況図(長曽根事業用地)・・・別添資料⑦-1 参照 ・ 上水道整備状況図(深井中町事業用地)・・・別添資料⑦-2 参照 ・ 汚水排水(分流式)管整備状況図(深井中町事業用地)・・・別添資料⑧参照 ・ 雨水排水管整備状況図(深井中町事業用地)・・・別添資料⑨参照 ・ 都市ガス整備状況図 長曽根団地:大阪ガス(株)において閲覧可 深井中町団地:別添資料⑩参照(詳細については、大阪ガス(株)において閲覧可) ・ 電話(NTT)整備状況図(長曽根団地、深井中町団地) 西日本電信電話(株)において閲覧可 ・ 電気(関西電力)整備状況図(長曽根団地、深井中町団地) 関西電力(株)において閲覧可 (4) 土地利用履歴 ① 長曽根団地 ・ 昭和 33 年 市営木造住宅を建設 ・ 昭和 34 年4月 市営住宅の管理を開始 ・ 平成 9 年 10 月 市営木造住宅を除却 ② 深井中町団地 ・ 昭和 37 年 市営木造住宅を建設 ・ 昭和 38 年4月 市営住宅の管理を開始 ・ 平成 18 年 10 月 (仮称)百舌鳥陵南深井線の整備のため、道路沿いの 31 戸(※) を解体・除却、現在に至る ※ 除却工事の設計図書については、住宅まちづくり課において閲覧可。また、 平成 19 年度において、深井中町その他区域内の 33 戸を解体・除却の予定 (別添資料⑤は、解体・除却後の既存建物の構造種別図を示す) (5) 埋蔵文化財等 ① 長曽根事業用地 ・ 地下埋設物調査結果概要・・・別添資料⑪参照 ・ 埋蔵文化財試掘調査結果概要・・・別添資料⑫参照 ② 深井中町事業用地 ・ 事業用地は埋蔵文化財包蔵地外であるが、深井中町建替区域については試掘を実 施すること(その他区域は試掘対象外)。 4 3. 遵守すべき法令等 (1) 遵守すべき法令及び条例等 本事業の実施にあたり、遵守すべき法令及び条例等は次に示すとおりである。この ほか本事業に関連する法令等を遵守すること。 なお、関係法令に基づく許認可等が必要な場合は、事業者がその許認可等を取得し なければならない。 ・ 民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律(平成 11 年法 律第 117 号) ・ 公営住宅法(昭和 26 年法律第 193 号) ・ 建築基準法(昭和 25 年法律第 201 号) ・ 都市計画法(昭和 43 年法律第 100 号) ・ 住宅の品質確保の促進等に関する法律(平成 11 年法律第 81 号) ・ 道路法(昭和 27 年法律第 180 号) ・ 水道法(昭和 32 年法律第 177 号) ・ 下水道法(昭和 33 年法律第 79 号) ・ ガス事業法(昭和 29 年法律第 51 号) ・ 電気事業法(昭和 39 年法律第 170 号) ・ 建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律(平成 12 年法律第 104 号) ・ エネルギーの使用の合理化に関する法律(昭和 54 年法律第 49 号) ・ 建築物における衛生的環境の確保に関する法律(昭和 45 年法律第 20 号) ・ 高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(平成 18 年法律第 91 号) ・ 消防法(昭和 23 年法律第 186 号) ・ 振動規制法(昭和 51 年法律第 64 号) ・ 水質汚濁防止法(昭和 45 年法律第 138 号) ・ 騒音規制法(昭和 43 年法律第 98 号) ・ 大気汚染防止法(昭和 43 年法律第 97 号) ・ 電波法(昭和 25 年法律第 131 号) ・ 廃棄物の処理及び清掃に関する法律(昭和 45 年法律第 137 号) ・ 文化財保護法(昭和 25 年法律第 214 号) ・ 建築士法(昭和 25 年法律第 202 号) ・ 建設業法(昭和 24 年法律第 100 号) ・ 労働安全衛生法(昭和 47 年法律第 57 号) ・ 宅地建物取引業法(昭和 27 年法律第 176 号) 5 ・ 大阪府建築基準法施行条例(昭和 46 年大阪府条例第 4 号) ・ 大阪府福祉のまちづくり条例(平成 4 年大阪府条例第 36 号) ・ 大阪府安全なまちづくり条例(平成 14 年大阪府条例第 1 号) ・ 大阪府生活環境の保全等に関する条例(平成 6 年大阪府条例第 6 号) ・ 大阪府自然環境保全条例(昭和 48 年大阪府条例第 2 号) ・ 大阪府文化財保護条例(昭和 44 年大阪府条例第 28 号) ・ 大阪府環境基本条例(平成 6 年大阪府条例第 5 号) ・ 大阪府循環型社会形成推進条例(平成 15 年大阪府条例第 6 号) ・ 大阪府温暖化の防止等に関する条例(平成 17 年条例第 100 号) ・ 大阪府エネルギーの使用の合理化に関する法律施行細則(平成 15 年規則第 53 号) ・ 堺市建築基準法施行条例(平成 12 年堺市条例第 33 号) ・ 堺市開発行為等の手続きに関する条例(平成 15 年堺市条例第 22 号) ・ 堺市宅地開発等に関する指導基準(平成 15 年制定) ・ 堺市景観条例(平成 5 年堺市条例第 7 号) ・ 堺市屋外広告物条例(平成 7 年堺市条例第 38 号) ・ 堺市福祉まちづくり環境整備要綱(昭和 57 年 2 月制定) ・ 堺市高石市消防組合火災予防条例(昭和 37 年 4 月組合条例第 1 号) (2) 適用基準 市営住宅整備業務の実施にあたっては、以下にあげる基準等と同等の性能又は仕様 とすること。なお、基準等は全て契約時点での最新版を適用すること。 ・ 公共住宅建設工事共通仕様書 最新版(国土交通省住宅局住宅総合整備課監修) ・ 公共住宅建設工事共通仕様書解説書(総則編・調査編・建築編)最新版(国土交 通省住宅局住宅総合整備課監修) ・ 公共住宅建設工事共通仕様書解説書(総則編・電気編) 最新版(国土交通省住 宅局住宅総合整備課監修) ・ 公共住宅建設工事共通仕様書解説書(総則編・機械編) 最新版(国土交通省住 宅局住宅総合整備課監修) ・ 公共住宅建設工事共通仕様書別冊 部品及び機器の品質性能基準 最新版(国土 交通省住宅局住宅総合整備課監修) ・ 公共建築工事標準仕様書(建築工事編) 最新版(国土交通省大臣官房官庁営繕 部監修) ・ 公共住宅標準詳細設計図集 ・ 建築工事標準詳細図 第3版(建設省住宅局住宅整備課監修) 最新版(国土交通省大臣官房官庁営繕部建築課監修) ・ 構内舗装・排水設計基準最新版(国土交通省大臣官房官庁営繕部建築課監修) 6 ・ 石綿障害予防規則(平成 17 年厚生労働省令第 21 号) ・ 堺市複数建築物設計制度のしおり ・ 堺市ニューエイジレス住宅設計指針 (3) 参考基準 市営住宅整備業務の実施にあたっては、以下の基準を参考とすること。 ・ 高齢者が居住する住宅の設計にかかわる指針(国土交通省告示第 1301 号) ・ 長寿社会対応住宅設計指針 集合住宅編(建設省住宅局住宅整備課監修) ・ 共同住宅の防犯設計ガイドブック 防犯に配慮した共同住宅に係る設計指針解 説(財団法人ベターリビング、財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター 企画編集) ・ 公共工事コスト縮減対策に関する建設省新行動計画の解説 ・ 建築物の解体工事における外壁の崩落等による公衆災害防止対策に関するガイ ドライン(国土交通省通達平成 15 年 7 月 3 日) また、市営住宅の積算書の作成にあたっては、以下の基準を参考とすること。 ・ 公共住宅建築工事積算基準 最新版(国土交通省住宅局住宅総合整備課監修) ・ 公共住宅電気設備工事積算基準 最新版(国土交通省住宅局住宅総合整備課監修) ・ 公共住宅機械設備工事積算基準 最新版(国土交通省住宅局住宅総合整備課監修) ・ 公共住宅屋外整備工事積算基準 最新版(国土交通省住宅局住宅総合整備課監修) なお、解釈に関して基準等の間で相反する等疑義が生じた場合は、別途市と協議の うえ、適否について決定すること。 7 III. 事業全体に関する事項 1. 事業用地に関する条件 (1) 本事業の事業用地 本事業の事業用地は、長曽根事業用地と深井中町事業用地とする。なお、深井中町事業用地 のうち、市営住宅を設計、建設することができる区域は、北側のブロック(以下「深井中町建 替区域」という。)とする(別添資料④参照)。 事業者は、長曽根事業用地及び深井中町建替区域を有効に活用できるよう、長曽根事業用地 に 0∼30 戸と深井中町建替区域に 200∼170 戸の範囲で、合計 200 戸の市営住宅を整備するもの とする。 また、事業者は、市営住宅の建設着工から引渡しまでの間並びに既存住宅等及びインフラ関 連施設の解体・除却等の工事期間中は、PFI 法第 12 条第 2 項の規定により事業用地(ただし、 市道を除く)を無償で使用できるものとする。 (2) 長曽根事業用地 長曽根事業用地について、その有効活用により、2,000 ㎡以上の余剰地(以下「長曽根余剰 地」という。)を創出し、市から同余剰地を購入して共同住宅の用途において活用すること。 余剰地を創出するため長曽根事業用地を分割する場合は、分割に際して、市営住宅の整備用地 を長曽根 2 期住宅の敷地に面するよう計画すること。なお、一体敷地による市営住宅と有効活用する 共同住宅との合築は認めないものとする。 (3) 深井中町事業用地 深井中町建替区域以外の事業用地(以下「深井中町その他区域」という、別添資料④参照) については、その活用は本事業に含めないものとする。 8 2. 施設計画 市営住宅整備業務及び余剰地活用業務の施設計画にあたり、以下の各項目に示す内容を考慮 し、近隣を含めた良好な住環境の形成に努めること。 ① 周辺環境への配慮 ・ 近隣のプライバシーの確保や、日照、電波障害、風害等、近隣の住環境等への影響に配慮 し、対策を十分に講じること。また、周辺の街並みとの調和にも十分配慮すること。 ② 安全・防犯への配慮 ・ 駐車場及びその出入口は、敷地内の動線、接続する道路の状況等に十分配慮し、安全な位 置に配置すること。 ・ 駐車場、敷地内通路、自転車置場、倉庫等については、視認性、照度の確保等、防犯性の 向上に配慮すること。 ③ 高齢社会対応住宅 ・ 高齢社会に対応し、高齢者や身体障害者などだれもが安心して暮らせる住宅を計画するこ と。 ④ 子育て世代への配慮 ・ 子育て世代が安心して暮らせる住宅や住環境の確保に十分に配慮すること。 ⑤ 良好な住環境の整備 ・ 近隣を含めた良好な住環境を確保するよう、敷地内空地部に緑地、児童遊園、広場等を適 切に配置すること。 ・ 市営住宅入居者と地域住民の良好なコミュニティーの形成に配慮した計画とすること。 ⑥ 市営住宅の維持管理への配慮 ・ ライフサイクルコストの低減に配慮すること。 ・ 維持管理を容易とし、メンテナンスフリーを重視した計画とすること。 ⑦ 環境への配慮 ・ 省エネルギーや環境負荷軽減など環境に配慮すること。 9 3. 深井中町事業用地の整備手順 深井中町事業用地における市営住宅整備業務を以下の手順で行うものとする。ただし、以下 の手順は、 「Ⅳ.市営住宅の整備に関する条件」のうち、深井中町事業用地における市営住宅整 備業務を理解しやすくするために、その概要を図示したものである。 事業者は、業務のより具体的な工程について、業務着手時に全体工程表を市に提出し、確認 を受けること。 【深井中町事業用地における市営住宅整備業務の手順】 堺 市 事 業 者 深井中町建替区域の入居者の仮移転及び 同区域内における市道認定の廃止 深井中町その他区域における仮集会所の整備 (※) 深井中町建替区域の既存住宅等及び インフラ関連施設の解体・除却等(※) 深井中町建替区域の市営住宅の設計・建設、道 路拡幅整備、市営住宅の引き渡し(※) 深井中町その他区域の入居者及び仮 移転した深井中町建替区域の入居者 の建替えられた市営住宅への本移転 深井中町その他区域の既存住宅等及び インフラ関連施設の解体・除却等 注):深井中町その他区域における仮集会所の整備から深井中町建替区域の市営住宅の引き渡 しまでの期間中(上図※)は、深井中町その他区域の既存住宅には入居者が居住しており、 市が同その他区域を管理するものとする。 10 IV. 市営住宅の整備に関する条件 1. 住戸計画 ① 戸数 ・ 事業者は、長曽根事業用地及び深井中町建替区域を有効に活用できるよう、長曽根事業用 地に 0∼30 戸と深井中町建替区域に 200∼170 戸の範囲で、合計 200 戸の市営住宅を整備す るものとする。 ② 室構成 合計供給戸数 200 戸 ①.車いす常用者世帯向け2DK(住戸専用面積 63 ㎡以上とする) 3戸 ②.車いす常用者世帯向け1DK(住戸専用面積 53 ㎡以上とする) 5戸 ③.4DK(深井中町建替区域に限定する) 10 戸 ④.3DK、2LDK(深井中町建替区域に 3DK を 50 戸以上とする) 106 戸 ⑤.2DK、1LDK(深井中町建替区域に 2DK を 30 戸以上とする) 62 戸 ⑥.1DK 14 戸 ③ 面積 ・ 200 戸の住戸専用面積の合計は 11,820 ㎡以上とする。 ・ 一戸の住戸専用面積は 43 ㎡以上 80 ㎡以下とし、うち 4DK については、80 ㎡程度(2 ㎡未 満の減は認める)とする。 ・ 住戸専用面積には、メーターボックス、窓下室外機置場、バルコニー、アルコーブを含まないもの とする。 ④ その他 ・ 車いす常用者世帯向け住宅に関しては、深井中町建替区域に限定する。また、手すり、浴 槽、扉、洗面器・流し台等の設置など内装施工に入る前の段階で市が入居者を決定し、個 別ニーズ把握のための身体機能測定を行う。なお、具体的な内装設計・施工時期について は事業者と市との協議により決定する。 ・ 全ての住宅棟の各階の共用部分に 1 台以上の電動車いす置場を設置するものとする(充電 用電源等は不要)。 ・ 長曽根事業用地において、余剰地活用による民間住宅と市営住宅の合築はないものとする。 11 2. 事前調査 (1) 敷地の測量(地形調査) ・ 事業者の負担において測量を実施すること。 (2) 地質調査 ・ 事業者は、基本設計、実施設計及び施工にあたり地質調査を実施すること。 ・ 地質調査は、敷地調査共通仕様書(社団法人 公共建築協会 平成11年度版)に基づ いて実施すること。 (3) 電波障害調査 ・ 本事業に必要となる電波障害調査は、必要な時期に適切に実施すること。 ・ 調査の結果必要となった電波障害対策工事は、事業者の責において、ケーブルTV対応に よる電波障害対策を速やかに行うこと。 (4) 埋蔵文化財調査(試掘) ・ 深井中町事業用地のうち建替区域において、建設工事にあたり、埋蔵文化財の試掘調査を実施 すること(その他区域については試掘対象外)。 ・ 調査方法及び調査箇所については、実施設計図に基づき、堺市文化財課と協議のうえ、適切に 実施すること。 12 3. 市営住宅の設計 3−1. 基本事項 ・ 設計の範囲は、市営住宅の整備に関する全ての工事を対象とする。 ・ 設計着手前に設計に関する工程表を作成して市へ提出し、確認を得ること。 ・ 事業者は、事業契約後速やかに提案書に基づき基本設計を行い、市が定める図書を提出し、確 認を受けなければならない。市は、その設計内容が本要求水準書等に適合するか否かを確認す る。実施設計の着手は、当該確認を受けた後とする。 ・ 事業者は、基本設計に基づいて実施設計を行い、市が定める図書を提出し、確認を受けなけれ ばならない。市は、その設計内容が本要求水準書等に適合するか否かを確認する。 ・ 市営住宅の整備にあたっては、提案者各自にて「公営住宅等整備基準(平成10年度建設省令第 8 号)適合チェックリスト」によるチェックを行うこと。 ・ 「大阪府温暖化の防止等に関する条例」に基づく届出(建物規模等が適用対象となる場合)、「大 阪府エネルギーの使用の合理化に関する法律施行細則」に基づく届出(建物規模等が適用対象 となる場合)の提出を行うこと。 ・ 車いす常用者世帯向け住宅の整備は、 「車いす用世帯向住宅設計仕様」の規定に従うものと し、同設計仕様と本要求水準書とに異なる基準が示されている場合は同設計仕様を優先す る。手すり、浴槽、扉、洗面器・流し台等の高さ・位置等については、内装施工に入る前 の段階で市が入居者を決定し、個別ニーズ把握のための身体機能測定を行った上で決定す る。なお、具体的な内装設計・施工時期については事業者と市との協議により決定する。 3−2. 住宅棟 (1) 基本事項 ① 構造 ・ 鉄筋コンクリート構造(SRC、PC構造を含む)とし、耐火構造とすること。 ② 住棟計画 ・ 深井中町建替区域については、複数棟による計画とすること。 ・ 住戸形式は中廊下型以外とすること。 ・ 1棟あたりにおける住戸別配置は、原則混在とすること。 ③ 住戸計画 ・ 各住戸において、1室以上は和室とすること。 ・ 各住戸にバルコニーを設置すること。 ・ 住戸内室構成は1の居室から他の居室を通ることなく玄関、便所等に行けるものとし、3 以上の居室を設ける場合は1以上を独立させること( 「独立」とは DK・LDK を除く他の居 室との間に建具等の接続部分がないことをいう) 。ただし、居室からDK・LDKを介して 13 玄関、便所に行くことのできる室構成は可能とするが、いわゆるリビングアクセスは不可 とする。 ④ バリアフリー等 ・ 堺市「ニューエイジレス住宅設計指針」の規定に従うこと。 ⑤ 防災 ・ 水平 2 方向避難を原則とするなど、防災性能の確保に配慮すること。 ⑥ 日照 ・ 冬至日における午前8時から午後4時の間に、原則として各住戸の一以上の主要居室の開 口部の中心に、総住戸数の 85%以上について4時間以上の日照時間が得られるよう計画す ること。ただし、冬至日における午前9時から午後3時の間に3時間以上の日照を確保で きる住戸についてはこの限りではない。 ⑦ 階高 ・ 梁下有効高さは 1,900 ㎜以上とすること。 ・ 居室の天井高は 2,400 ㎜以上とすること。 ・ 居室の天井部(壁部分を除く)に梁型が現れない計画とすること。 ⑧ 住棟の屋根 ・ 周辺地域の景観に配慮した屋根形状とすること。 ⑨ 開放部分の屋根 ・ 共用廊下、共用階段及びバルコニーには屋根または庇を設置すること。ただし、上階の共 用廊下、バルコニー等が庇の役割を果たしている場合はこれに替えることができる。 ⑩ 開口部の庇 ・ 外壁に面した出入口・窓等の開口部には庇を設置すること。ただし、上階の共用廊下、バ ルコニー等が庇の役割を果たしている場合はこれに替えることができる。 ⑪ 外壁 ・ 外気に面する箇所(収容スペースを含む)については、内断熱工法により適切に断熱を行 い、結露対策等の耐久性向上と省エネルギーに努めること。 ・ 住宅性能表示5−1「省エネルギー対策等級」は「等級3」とするが、熱橋部の断熱補強 は等級4に準じること。 ⑫ 誘発目地 ・ コンクリート、モルタル等のひび割れ対策として、誘発目地を適切に配置すること。 ⑬ 金属系建材 ・ 手摺など外部の金属類は、腐食に耐え得る材料を使用すること。 ⑭ 鍵 ・ 共用部分、専用部分の鍵は3本セットとし鍵保管箱に整理し、引渡し時に鍵リストと共に 提出すること。 ・ 共用部分の鍵の方式については、実施設計時に市からの指示に基づいて決定すること。 14 (2) 専用部分(共通事項) ① 換気 ・ 各室には換気小窓(サッシに附属しているもの) 、またはこれに代わる換気設備を有効に設 け、玄関ドア以外の住戸内建具には、アンダーカット又は通風用として機能上問題となら ない開口を設置すること。 ・ 住戸内の気流を有効に働かせるよう、24 時間機械換気システム(ファン、または自然給気 口等)を適切な場所に設置すること。 ② 防犯・プライバシー ・ 防犯上、1 階のバルコニー部分に面する住戸の開口部の窓部分には、防犯性能を有するガラ スを用い、各階の共用廊下部分に面する住戸の開口部の窓部分には、面格子を設置するこ と。 ・ 1 階のバルコニー部分に面する住戸の開口部には、防犯措置として、ロック装置付きのクレ セントを設置すること。 ・ 配置上、居室のプライバシーが保てない恐れのある住戸や、隣接地のプライバシーを犯す おそれのある住戸等には、目隠しを設置する等の対策を講じること。 ③ 冷暖房設備対応 ・ 各居室にルームエアコンを取り付けられるよう、スリーブ、インサート、室内機設置のた めの下地補強、室外機設置スペース、コンセントを設置すること。 ・ 補強等の位置は、各メーカーの汎用製品が使えるよう配慮すること。 ・ 室外機が共用部分にはみ出ないように配慮すること。 ④ 家具の転倒防止 ・ 家具の設置が想定される壁面においては、転倒防止付鴨居の設置もしくは、家具等転倒防 止金物取付用下地補強を施すこと。 ⑤ その他 ・ 上階から洗濯物や鉢植などの落下物が予想される場所においては、事故防止に有効な措置 を講ずること。 ・ 給湯器はPS・MB等、扉内に設置すること。 ・ 建具はBL製品同等品以上とすること。 ・ 便所、洗面室の壁仕上げは耐水性・耐久性・耐汚染性に配慮すること。 (3) 専用部分(各部の水準) ① 玄関 ・ 玄関扉は、両面フラッシュで気密枠とし、郵便受け、ドアチェーン、ドアスコープ及びド アクローザーを設置すること。 ・ 玄関扉の錠は、リバーシブルディンプルキーとすること。 ・ 下駄箱スペースを確保すること。 15 ・ 屋外に、室名札(室番号付き)を設置すること。 ② DK ・ 調理器具の熱源は、ガスを基本とすること。 ・ キッチンユニットはL=2,100 ㎜以上(流し台(L=1,500 ㎜以上)シングルレバー混合栓、 ガス台(L=600 ㎜以上)バックガード付き、吊り戸棚(L=1,500 ㎜以上)付き、水切り 棚(2段,L=1,200 ㎜以上)とすること。 ③ 廊下 ・ 廊下の有効幅員は、850 ㎜以上とすること。 ④ 洗面・洗濯・脱衣室 ・ 洗面台は洗面化粧ユニット 600 型以上とし、シングルレバー混合水栓付きとすること。 ・ 漏水防止機能付き水栓とすること。 ・ 洗濯機用防水パンは 800 ㎜×640 ㎜以上とすること。 ・ 防水パンと内壁との取り合い部分は、原則としてシーリングを行うこと。 ⑤ 浴室 ・ ユニットバス 1216 型以上とし、修繕時に取替可能な構造とすること。 ・ 水栓金物はサーモスタット式でシャワー付とすること。 ⑥ 便所 ・ 扉は小窓付きとすること。 ・ 手洗い型防露ロータンクタイプの洋風便器を設置すること。 ・ 内部にはタオル掛け、紙巻き器、棚を設置すること。 ⑦ バルコニー ・ バルコニーは、エアコン室外機置場(床置き) 、物干金物、避難器具等の配置を十分に考慮 すること。 ・ 台所の排気が、洗濯物やエアコン室外機等に直接当たらないように考慮すること。 ・ バルコニー床は防水性を考慮した構造とすること。 ・ 手すりの天端は床からH=1,300 ㎜以上とし、足がかりになるものの天端から 1,100 ㎜以上 離すこと。 ⑧ 収納 ・ 居室毎に収納を設置すること。収納スペースの容積の合計は、住戸専用部分の容積(PS・ MBを除く各室の床面積に天井高を乗じた値の合計)の9%以上とすること。 ・ 押入れ・物入れには中棚を設置し、必要に応じてハンガーパイプを取り付けるなど、収納 量の確保に配慮すること。 ⑨ 外部建具 ・ 各建具には必要に応じて、戸当たり及び風によるあおり止めの措置をすること(玄関扉を 除く)。 ・ 各建具には、網戸を取り付けること。 16 ・ 各居室の建具には、カーテンレール(アルミ製ダブル)を取り付けること。 ⑩ 点検口 ・ 点検、清掃、修繕用の点検口を適切に設置すること。 ⑪ 排気口、給気経路 ・ 排気口内部には水返しを設け、直接風雨が当たる場所に設置する場合はウエザーカバーを 設置すること。 (4) 共用部分 ① 雨水対策 ・ エントランスホール、エレベータホール等には雨水が浸入しないように、防風スクリーン の設置、床の排水勾配確保等に配慮すること。 ② 共用廊下・階段 ・ 共用廊下には、各住戸用の室外機ドレン排水管を設置すること。 ・ 共用階段は、共用廊下等に常時開放されたものとすること。 ・ 踊り場には段差を設けないこと。 ・ 共用廊下・階段から、屋上、住戸のバルコニー、付帯施設の屋根等へ容易に進入できない 構造とすること。 ③ 倉庫 ・ すべての階段下に延床面積 4 ㎡以上の倉庫を設置するものとする。 ・ 換気設備、照明器具、コンセントを設置すること。 ④ 床・壁 ・ 床は、防水に配慮した構造とし、滑りにくい材料仕上げとすること。 ・ 壁は、擦傷しにくい仕上げとすること。 ⑤ 案内表示等 ・ 共用の室、階段、エレベータホール等には適宜表示板(室名札、階数表示板等)を取り付 けること。 ・ 住棟出入口には、棟番号表示、集合郵便受箱(住戸戸数分、施錠可能なもの) 、集合連絡板 (掲示板付)を取り付けること。 ⑥ 屋外空間 ・ 住棟出入口へのアクセスに高低差が生じる場合は、階段とスロープを併設すること。 ⑦ 屋根 ・ 吊環を適宜設置すること。 ⑧ 雨樋 ・ 雨樋は厚肉VPの耐久性以上の性能のものを使用し、樋受け金物は鋼管部分及び1階はス テンレス製、その他は樹脂製も可とし、竪樋には滑り止めを行なうこと。 ・ 十分な余裕をもった雨水排水計画を行なうこと。 ・ 掃除口を適宜設置すること。 17 ・ 樋は台風等により破損しないよう強度等に注意すること。 ⑨ 床下配管ピット ・ 住棟の 1 階部分の床下には、配管の点検交換が可能なピット(維持管理・配管更新等の支 障のないものとする)を設置すること。 (5) 電気設備 ① 引き込み ・ 住戸分電盤の主幹は 50Aとし、車いす常用者世帯向け2DK・1DKの住戸、及び1DK の住戸は、予備回路を含め8回路以上とする。その他の住戸は予備回路を含め 10 回路以上 とする。ただし、住宅情報盤は一次側送りとし、分岐回路数には含まないものとすること。 ・ 幹線は、電灯用は単相3線式 100/200V、動力は3相3線式 200Vとすること。 ・ 各住戸への配線は、単相3線式 100/200Vとし、負荷のバランスを考慮すること。 ② 電灯設備 1)専用部分 ・ 住戸の居室以外は、照明器具を設置し、流し台の上部には流し元灯を設置すること。 ・ スイッチは、ワイドハンドル形とし、換気扇スイッチはパイロットランプ付きとすること。 2)共用部分 ・ エントランスホール、エレベータホール、共用廊下・階段等に照明器具を適宜設置するこ と。 ・ 電源は共用回路とし、自動点滅器及びタイマーにて制御できる回路とすること。 ③ コンセント設備 1)各居室 ・ 2口用2箇所(内1ヶ所はテレビ受け口位置) 、エアコン用コンセント1箇所設置すること。 ・ エアコン用コンセントは 15A/20A 兼用型とし、専用回路とすること。 2)DK ・ 電子レンジ用、冷蔵庫用、レンジフード用(3芯アース付き抜け止め) 、ガス漏れ警報器用、 調理用各1箇所、2口用2箇所設置すること。 ・ 大型機器用及び調理用として専用回路を設けること。 3)浴室 ・ ユニットバス照明用の電源を設置すること。 4)便所 ・ 換気扇用、便座用各1箇所設置すること。 ・ 換気扇用は、抜止コンセント接続とすること。 5)洗面・洗濯・脱衣室 ・ 洗濯機・乾燥機用、洗面化粧ユニット用各1箇所設置すること。 ・ 洗濯機・乾燥機用として専用回路を設けること。 18 6)共用部分 ・ 共用廊下には、アルミダイキャスト製カバー付き(鍵付き)メンテナンス用コンセントを 適宜設置すること。 ④ 電話配管設備 ・ 各住戸の電話用受け口は、DK及び2以上の居室(居室数が1の場合は1室とする)に設 置すること。 ・ 配管サイズは、VTPケーブル(カテゴリー5以上)が入線可能なサイズとし、DKへ向 けてのスター型配管とすること。 ⑤ テレビ受信設備 ・ テレビユニットは各居室に1箇所設置すること。 ⑥ 住宅情報設備 ・ 住戸には住宅情報盤(住戸用受信機又は共同住宅用受信機)及び戸外表示器(遠隔試験端 子付)等を設置すること。 ・ 将来用としてすべての住戸の便所、浴室に非常用押しボタンの設置可能な配管設備を行う こと。 (6) 機械設備 ① 給排水設備 ・ 給水箇所は、流し台、洗面ユニット、洗濯機用、浴槽・シャワー混合水栓、便所、給湯器、 及び共用廊下とする。 ・ 各住戸に専用メーター(遠隔検針式)を設け、集中検針盤を1階の検針が容易な場所に設 置すること。 ・ 配管は、さや管ヘッダー方式とすること。 ・ 住戸の汚水、雑排水、台所排水は別系統とすること。 ・ 1階と2階以上の排水は別系統とすること。(屋外排水桝まで) ・ トイレ・風呂・洗面の排水管や給水管からの水漏れによる補修、修繕が容易に行える構造 とすること。 ② 給湯設備 ・ 給湯箇所は、流し台、洗面ユニット、浴室とする。 ・ 給湯設備の熱源はガスとし、給湯器の仕様は、車いす常用者世帯向け2DK・1DKの住 戸は 24 号とし、その他の住戸は 16 号以上とすること。 ・ リモコンスイッチは、台所と浴室に設置すること。 ・ 給湯器は水道、ガスの効率的な配管や入居後の維持管理を考慮し、メーターボックス内に 設置すること。 ・ 配管は、さや管ヘッダー方式とすること。 19 ③ ガス設備 ・ ガス栓設置個所は、台所ガス台(ガスコンロ用)、及び各居室すべてとする。 ・ 各住戸PS内にマイコンメーターを設置すること。 ・ 配管は、さや管ヘッダー方式とすること。 ④ 換気設備 ・ DK、便所、洗面・脱衣室、浴室に機械換気設備を設置する。 ・ DKには、給排気型レンジフードを設置すること。 ・ レンジフードの使用時に、室内が負圧となり、住戸入口のドアが開けにくくなることを防 止する措置等を講じること。 ⑤ 消火設備等 ・ 消防法の規定、堺市高石市消防組合との協議等に基づき、必要となる消火設備、消火器設 備、避難器具等を適宜設置すること。 (7) エレベータ設備 ・ 各棟に1台以上設置すること。 ・ かごサイズは9人乗り以上とし、車いす・視覚障害対応型、トランク付、マシンルームレ スタイプとすること。 ・ 住棟の階数、戸数等を踏まえた適切な台数、速度を設定し、社団法人日本エレベータ協会 「建築設計・施工のための昇降機計画指針」に基づく交通計算により、計画の妥当性を確認 すること。 ・ 停電時自動着床、火災管制運転、地震時管制運転の可能な制御方法とすること。 ・ エレベータの扉には、かご内が見える窓を設置すること。 (8) その他 ① 計量区分 ・ 電気設備の計量区分は、各住戸単位の他、住棟内共用電灯、ポンプ室電灯動力、外灯、エ レベータ動力、集会所棟及び借室について、個別計量を可能とすること。 ・ 給水設備の計量区分は、各住戸単位の他、集会所棟、散水栓、メンテナンス用水栓につい て、個別計量を可能とすること。 ・ ガス設備の計量区分は、各住戸単位の他、集会所棟について、個別計量を可能とすること。 ② テレビ共聴設備 ・ テレビ共聴設備は、CATV ケーブル引込みによる団地内一括の棟別単位受信方式を標準と すること。 20 ③ 配管等 ・ 機械警備用空配管設備は、エレベータ機械室から MDF 盤、ポンプ室から MDF 盤、自火報 盤からポンプ室、水道集中検針盤から MDF 盤までの各経路には、2 系統の空配管を設置す ること。 ・ 集会所棟から MDF 盤までの経路には、公衆電話用の空配管を設置すること。 ・ 設備配管の埋設は、原則としてポンプ室、スロープ、屋外階段等の建物、構造物の真下あ るいは駐車場の部分には設けないこと(点検が容易に出来るピット内配管を除く)。 3−3. 付帯施設等 (1) 集会所 ① 基本事項 ・ 堺市開発行為等の手続きに関する条例に基づき、深井中町建替区域に延床面積 120 ㎡以上 の集会所を計画すること。 ・ 集会所は、玄関・ホール、集会室、和室、湯沸室、便所(男子便所、女子便所、車いす用便 所)で構成される。 ・ 鉄筋コンクリート構造(PC造を含む)とし、耐火構造とすること。 ・ 独立棟とし、地域コミュニティに資する配置とすること。 ・ 集会、祭事等に利用するものとし、外部との一体利用も考慮すること。 ・ 周辺地域の景観に配慮した屋根形状とすること。 ・ 屋上の点検ができるよう、人が屋上へ上がれる構造とすること。 ・ 外壁に面した出入口、窓等開口部には庇を設置すること。 ・ 玄関付近及び各室に、室名札を設置すること。 ・ 集会室及び和室には、空調設備、24 時間換気設備を設置すること。 ・ 各室に照明器具、スイッチ、コンセント、テレビユニット及びガスコンセントを適宜設置 すること。 ・ 集会所外壁面に屋外コンセントを設けること。また、屋外コンセント用のスイッチを室内 に設けること。 ・ 電話空配管を 1 箇所以上設置すること。 ② 各部の水準 1)玄関・ホール ・ 玄関は引戸とし、親扉の有効幅員は 900 ㎜以上とすること。 ・ 玄関ホールには下足箱を設置すること。 ・ 車いすの利用に配慮し、上がり框の段差は 15 ㎜以下とすること。 21 2)集会室 ・ 入居者や周辺住民などの会合・行事等、多目的に対応可能なスペースを確保すること。 ・ 天井高は 2,600 ㎜以上とすること。 ・ 梁下有効高さは 1,900 ㎜以上とすること。 ・ 開口部は掃き出しとし、網戸、雨戸、カーテンレールを設置すること。 ・ 長机等を収納できる倉庫を設置すること。 3)和室 ・ 集会室の控え室として利用できるよう集会室に隣接させること。 ・ 6畳以上の広さとし、中棚付きの押入れを設置すること。 ・ 天井高は、2,400 ㎜とすること。 ・ 開口部は掃き出し式で、障子、網戸、雨戸を設置すること。 4)湯沸室 ・ 給湯設備、レンジフード、キッチンユニット、コンロ台及び2口コンロを設置すること。 ・ コンロの熱源は、ガスを基本とすること。 ・ キッチンユニットは、L=2,100 ㎜以上(流し台(L=1,050 ㎜以上)シングルレバー混合 栓、調理台(L=600 ㎜以上)バックガード付き、吊り戸棚(L=1,050 ㎜以上)付き)と すること。 5)便所 ・ 男子便所、女子便所、車いす用便所を独立配置し、男子便所には、大便器(洋式) 、小便器 を設置する。各便所に、手洗い器、化粧鏡を設置すること。 ・ 換気扇を設置すること。 ・ 掃除用具収納のための物入れを設置すること。 (2) 仮集会所 ① 基本事項 1)設計 ・ 深井中町事業用地について、既存の入居者及び周辺住民が仮設集会所を既存住宅等の解体・ 除却期間中においても利用できるよう、深井中町その他区域の所定の区域内に整備すること。 ・ 構造は軽量鉄骨造程度(プレファブ工法を想定)、延床面積は 80 ㎡以上とすること。 ・ 仮集会所は、玄関・ホール、集会室、和室、湯沸室、便所で構成される。 ・ 集会、祭事等に利用するものとする。 ・ 玄関付近及び各室に、室名札を設置すること。 ・ 集会室及び和室には、空調設備、24 時間換気設備を設置すること。 ・ 照明器具、スイッチ、コンセント、テレビユニットを適宜設置すること。 ・ 集会所外壁面に屋外コンセントを設けること。また、屋外コンセント用のスイッチを室内 に設けること。 ・ 電話空配管を 1 箇所以上設置すること。 22 2)建設、什器・備品の搬入及び引渡し ・ 事業者は、仮設集会所の整備後、既存の集会所内にある什器・備品のうち市の指定したもの(別 添資料⑭参照)を仮集会所に搬入し、市による完成確認を受け、市に対し引渡しを行う(リース契 約による整備も可)。 ・ また、仮集会所は、事業期間中も周辺住民が利用できる集会所として活用されることに十分に配 慮して工事を行うこと。 3)解体・除却 ・ 仮集会所は、深井中町建替区域に新たな集会所を建設し機能を移した後に解体・除却(仮 集会所内の残置物を含む)すること。 ② 各部の水準 1)玄関・ホール ・ 玄関ホールには下足箱を設置すること。 2)集会室 ・ 開口部には、網戸、カーテンレールを設置すること。 ・ 長机等を収納できる倉庫を設置すること。 3)和室 ・ 集会室の控え室として利用できるよう集会室に隣接させること。 ・ 6畳以上の広さとし、物入れを設置すること。 4)湯沸室 ・ 給湯設備、レンジフード、キッチンユニット、コンロ台及び電気コンロを設置すること。 ・ キッチンユニットは、L=2,100 ㎜以上(流し台(L=1,050 ㎜以上)シングルレバー混合 栓、調理台(L=600 ㎜以上)バックガード付き、吊り戸棚(L=1,050 ㎜以上)付き)と すること。 5)便所 ・ 便所は汲み取り式(簡易水洗式)とし、男女共用便所(大便器、小便器設置) 、車いす用便 所を設置すること。 ・ 男女共用便所(大便器、小便器設置)、車いす用便所を設置すること。 ・ 換気扇を設置すること。 ・ 掃除用具収納のための物入れを設置すること。 (3) 駐車場 ・ 区画数は供給戸数の 70%分(整数切り上げ)を平面駐車式で整備すること。 ・ 将来的な需要の増加を考慮し、駐車場への転用が容易な空地(住戸数の 10%分(整数切り上 げ)の区画)を別途確保すること。空地については、緑化等の環境整備へ配慮するものとす るが、これを(8)②に定める必要緑化面積に算入することはできない。 ・ 1区画あたりの大きさは、幅 2.4m×奥行き 5.0m(芯々)以上とし、車止めを設置し、区 画表記及び、区画番号の表記を行うこと。 23 ・ 車いす常用者世帯向け住戸専用の駐車場は、すべての住戸数分を確保するものとする。ま た、住戸へ隣接させ、バルコニーから出入りできる構造とするものとする。 ・ 車いす常用者世帯向け住戸専用の駐車場の1区画あたりの大きさは、幅 3.5m×奥行き 5.0 m(芯々)以上とし、国際シンボルマークの表示を行うこと。 ・ 透水性アスファルト舗装とすること(駐車区画においては、維持管理に支障がないことを 条件に、緑化ブロックの使用を可とする)。 ・ 駐車場の駐車スペースにマンホール等を計画しないこと。 ・ 防犯に配慮した外灯(自動点滅器にて一括制御)を適宜設置し、外灯管理番号札を取り付 けること。 (4) 自転車置場 ・ 平面置き式とし、1戸当たり2台分を整備すること。(バイク置場は特に考慮しない。) ・ 屋根付きの独立棟とすること。 ・ 各住棟からアプローチしやすい位置に配置すること。 ・ 夜間照明を設置すること。照明器具は自動点滅器にて点灯させ、手元スイッチで消灯でき ること。 (5) ごみ置場 ・ 「堺市ごみ収集要綱」に準拠するごみ集積場、及び収集作業場を設置すること。 ・ 鉄筋コンクリート造(PC造を含む)屋根付きと同等の構造とする。 ・ 入居者の衛生、利便及び良好な居住環境の確保に支障が生じないようにすること。 ・ ごみコンテナは、全て屋内収容できるようにすること。 ・ 照明器具及びスイッチを設置すること。 ・ 散水栓を設置すること。 (6) 借室電気室及びRT室(またはMDF室) ・ 関西電力(株)及び西日本電信電話(株)と協議すること。 ・ 住棟内に設置してもよい。 (7) 受水槽・ポンプ室 ・ ポンプ室は住宅棟とは別棟で設けること。 ・ 受水槽は屋内式とすること。ただし、地下への設置は不可とする。 ・ 防音・振動に配慮すること。 ・ ポンプ室内には照明器具、スイッチ、コンセント及び有圧換気扇を設置すること。 ・ 加圧給水方式に適した配管計画とし、ポンプは赤水対策、個別インバーター制御推定端末 圧力一定ユニット、並列運転方式とすること。 24 ・ メイン及び共用、メンテナンス用量水器は水道局貸与品とし、検針は遠隔指示による集中 検針盤にて行うものとすること。 (8) 屋外部分 ① 児童遊園・広場 ・ 「堺市開発行為等の手続きに関する条例」に準拠し、事業用地別に、6 ㎡/戸以上の児童遊 園または広場を整備すること。 ・ 入居者の利便を確保するとともに、作動する遊具を設置しないなど児童等の安全を確保し た適切なものとすること。 ・ 児童遊園及び広場は地域への開放にも配慮したものとすること。 ・ 遊具やベンチを適宜設置すること。 ・ 広場等に防火水槽を設置する場合は、当該部分を広場等の面積として扱うことはできない。 ・ 長曽根事業用地に市営住宅を整備する場合は、長曽根余剰地に整備する児童遊園・広場と 一体的に配置すること。 ② 植栽・緑地 ・ 「堺市開発行為等の手続きに関する条例」に準拠し、事業用地別に、児童遊園を含めて開発 面積の 15%以上の緑化面積を確保すること。なお、開発面積とは、事業用地全体の面積か ら既設道路部分を除いた面積(道路拡幅部分は含む)をいうものとする。 ・ 周辺の住宅との調和、覗き込み防止に配慮し、良好な住環境を確保するよう植栽・緑地を 適宜整備すること。 ・ 植栽計画は針葉樹や常緑樹を主とするなど管理面に配慮したものとすること。 ・ 散水栓を適宜設置すること。 ・ 植栽・緑地部分に防火水槽を設置する場合は、当該部分を植栽・緑地面積として扱うことは できない。 ③ 敷地内通路 ・ 入居者の日常の利便性や安全性に配慮して敷地内通路を配置すること。 ・ 階段部を設ける場合は、補助手すり又は傾斜路を適切に設置すること。 ④ 消防水利等 ・ 堺市宅地開発等に関する指導基準の5に基づき、堺市高石市消防組合と協議すること。 ⑤ 団地案内板等 ・ 団地案内板を事業用地別に1箇所以上、わかりやすい場所に適切に設置すること。 ・ 障害者への配慮をしたものとすること。 ・ 案内板の表示方法については、実施設計時に市と協議すること。 ⑥ その他 ・ 児童遊園・広場、通路等の屋外部分には、防犯に配慮した外灯(自動点滅器にて一括制御) を適宜設置し、外灯管理番号札を取付けること。 25 4. 既存住宅等及びインフラ関連施設の解体・除却等 4−1. 基本事項 長曽根事業用地及び深井中町事業用地について、次のとおり解体・除却等を行うこと。 また、解体・除却等にあたり、その対象施設等について、目視や関係機関への照会等により事 前調査が必要であれば適宜実施し、解体・除却工事の設計に反映させるとともに、同設計につい て市の確認を受けること。 解体・除却工事は、周辺地域へ十分配慮するとともに、 「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」 (昭和 45 年法律第 137 号)及び資材の再資源化等に関わる諸法令に基づき、適切な処置のうえ、工 事を行うこと。 4−2. 既存住宅等の解体・除却等 (1) 既存住宅の解体・除却 深井中町事業用地について、別添資料⑤に示した以下の既存住宅(住戸内残置物を含む)の 解体・除却を行うこと(別添資料⑬参照)。 なお、深井中町その他区域の解体・除却工事は、その区域の入居者が建替えられた市営住宅 への本移転を完了した後とする。 別添資料⑤に図示していない 33 戸については、堺市が平成 19 年度中に解体・除却を行 う。 (単位:戸) 区域 木造住宅 深井中町建替区域 深井中町その他区域 計 簡易耐火住宅 計 48 45 93 8 75 83 56 120 176 注)木造住宅及び簡易耐火住宅はいずれも平屋建て(一部軽量鉄骨造)であり、住戸面積 は概ね 50∼60 ㎡である。 (2) その他付属施設等の解体・除却等 長曽根事業用地及び深井中町事業用地について、財産の管理者、帰属者を確認のうえ、必要 な協議、手続きを経て、その他付属施設等の解体・除却を実施すること。 解体・除却の対象は、基礎、上屋(上屋内残置物を含む)、便槽、擁壁、舗装、側溝、遊具、 看板、樹木、植栽等の一切とする。なお、深井中町その他区域にある地蔵尊については、お堂 を覆う上屋を解体・除却するとともに、お堂を深井中町建替区域に整備する集会所付近へ移設又 は整備すること。設置位置等については、基本設計時に市と協議すること。 26 また、既存の集会所内の什器・備品については、仮集会所を深井中町その他区域に整備後、 市の指定した什器・備品を仮集会所に搬入するものとし、残りの残置物のみ除却すること。 仮集会所は、新たな集会所を建設し機能を移した後に解体・除却(仮集会所内の残置物を含 む)すること。 (3) アスベスト含有部材の調査及び処理 (仮称)百舌鳥陵南深井線の整備等に伴い解体・除却した既存住宅(31 戸)について、市が事前に住 宅内部等詳細調査を実施したところ、アスベスト含有二次製品の使用は認められたが、飛散性アスベス トの使用は確認されていない(平成 19 年度中に解体・除却予定の 33 戸分についても住宅内部等詳細 調査を実施予定)。調査結果は住宅まちづくり課において閲覧可)。事業者は、既存住宅等の解体・除 却工事に先立ち、市が実施したのと同様の住宅内部等詳細調査を行い、アスベスト含有部材の使用状 況を確認し、その結果を市に報告すること。 住宅内部等詳細調査の結果アスベスト含有部材の使用が認められた場合、「大気汚染防止法」、「石 綿障害予防規則」及び「大阪府アスベスト対策基本方針」に基づき適切に処理を行い、石綿の飛散防止 対策等の実施内容について、掲示を行うこと。なお、飛散性アスベストの使用が確認された場合は、処 理方法について市と協議した上、事業者において処理するものとするが、処理費用については、入札 金額に含めず、契約変更の対象とする。 (4) アスベスト粉塵濃度測定 (仮称)百舌鳥陵南深井線の整備等に伴い実施した既存住宅(31 戸)の解体・除却工事において、市 はアスベスト粉塵濃度測定を実施している(平成 19 年度中に解体・除却予定の 33 戸分についても アスベスト粉塵濃度測定を実施予定)。調査結果は住宅まちづくり課において閲覧可)。事業者は、住 宅内部等詳細調査の結果の如何に関わらず、市が実施したのと同様のアスベスト粉塵濃度測定を、工 事前、除去作業中、除去作業後に、事業用地境界付近において(建替区域:4 箇所、その他区域:4 箇所)行い、除去作業後については、室内においても(建替区域:3 箇所、その他区域:3 箇所) 、 測定を適切に実施し、解体・除却工事が安全に行われていることを確認するとともに、その結果を市に 報告すること。 4−3. インフラ関連施設の除却・移設 長曽根事業用地及び深井中町事業用地について、財産の管理者、帰属者を確認のうえ、必要な 協議、手続きを経て、以下のインフラ関連施設の除却、移設を実施すること。 (1) 長曽根事業用地 道路部舗装、側溝、埋設管(別添資料⑦-1 及び別添資料⑪に示す) 、マンホール等の一切を 除却する。 27 (2) 深井中町事業用地 深井中町建替区域については、電柱・架線を移設するほか、道路部舗装、側溝、埋設管(別 添資料⑦-2、別添資料⑨及び別添資料⑩に示す)、マンホール等の一切を除却する。 深井中町その他区域については、道路部舗装、側溝、埋設管(上水道については本管を除く 給水管,別添資料⑦-2 及び別添資料⑩に示す) 、マンホール等の一切とする(電柱・架線は存 置とすること)。 なお、深井中町事業用地における給水管の除却にあたり、存置管と接続する部分について、 堺市上下水道局に分水止めに関する手続きを行い工事を実施すること(除却方法等については 別添資料⑦-2 を参照し、詳細については堺市上下水道局と協議すること)。 4−4. 深井中町その他区域の敷地整備 深井中町その他区域については、既存住宅等及びインフラ関連施設の解体・除却等後、以下の整備 を実施すること。 (1) 宅地内の整地 ・ 別添資料⑥に示す宅地等の部分については、解体・除却等後はリサイクル砕石(RC-40)に て整地を行うこと。 (2) 雨水排水施設の整備 ・ 市と協議のうえ、敷地内の雨水排水は、雨水桝に接続すること。 (3) ネットフェンスの設置 ・ 深井中町その他区域のうち、宅地と道路境界線及び隣地境界線の境界について、各区画別 にネットフェンス(高さ:1.5m以上)を設置すること(ネットフェンスの設置範囲は別添 資料⑥に示す)。 ・ ネットフェンスには鍵付きの管理用扉を設置すること。なお、鍵の方式については、実施 設計時に市からの指示に基づいて決定すること。 28 5. 建設工事 5−1. 基本事項 建設工事にあたり、以下の事項を遵守すること。 ・ 公的機関等(道路・上水道・下水道・電気・ガス・電話等事業者)と十分に協議、調整を行うととも に、安全管理を徹底すること。また、周辺公共施設等に損傷を与えた場合は、施設管理者等と協 議のうえ、事業者の負担により復旧すること。 ・ 工事関係者の安全確保や労働環境保全に十分配慮すること。 ・ 本工事により発生する騒音、振動、排水、臭気、塵埃等、近隣に対する悪影響等が生じな いよう十分配慮すること。やむを得ず補償等が生じた場合は、事業者が誠意をもって解決 にあたり、事業の円滑な進捗に努めること。 ・ 工事に伴って周辺家屋等に毀損等を及ぼすおそれがある場合は、事前に調査を行い、必要 な時期に適切にその対策を講じること。 ・ 工事時間(重機の稼働時間、搬出入時間等)については、周辺住民に十分配慮した時間帯 とすること。 ・ 日曜日、祝祭日、年末年始、盆の施工は原則として行わないこと。 ・ 事業用地内の市道(市が廃止したものは除く)については、工事期間中も周辺住民が通行 できるよう十分配慮すること(工事期間中使用可能とする市道については別添資料⑥に示 す)。 ・ それぞれの工事エリア(整備範囲)を万能塀等で囲み、工事エリア外への建築資材の仮置 き、駐車を生じさせないこと。 ・ 周辺道路の交差点部、工事車両の出入ゲート部等必要な箇所に警備員、誘導員を配置し、 工事期間中の周辺環境の安全性を確保すること。 ・ 本工事により発生する建設廃棄物及び特定建設資材廃棄物は関係法令等を遵守し、適正に 処理し報告すること。 5−2. インフラの引込み、接続整備 市営住宅を整備する区域におけるインフラの引込み、接続の位置、容量、仕様、施工区分、費用負 担等については、道路管理者を含めた各管理者(電気、電話事業者を含む)と十分な協議、調整のう え、計画すること。 (1) 上水道 ・ 堺市水道事業給水条例、規則等に基づくこと。 (2) 下水道 ・ 堺市下水道条例、規則等に基づくこと。 (各棟からの計画汚水量の算定を行うこと。) (3) 雨水排水 ・ 市と協議のうえ、事業区域(敷地、道路)内の雨水排水施設を整備すること。 29 (4) ガス ・ 都市ガスによる各住戸及び集会所への供給を前提とすること。 (5) 電気 ・ 関西電力(株)の電気供給約款に基づくこと。 (6) 電話等 ・ 西日本電信電話(株)の規程に基づくこと。 5−3. 保険の付保 ・ 建設工事期間中は、事業契約書に基づき、火災保険等に加入すること。 ・ 事業者は、保険契約を締結したときは、その証紙の写しを速やかに市に提出すること。 6. 道路拡幅整備 深井中町建替区域の外周道路について、市営住宅整備と関連する以下の拡幅整備を行うこと。な お、拡幅整備工事は、市営住宅の完工検査前までに完了すること。 ・ 深井中町建替区域の北側の府道西鳳東線に沿って東西方向に、幅員 2.5m の歩道を建替区域 内に整備すること。(別添資料⑥参照) ・ 府道西鳳東線及び(仮称)百舌鳥陵南深井線以外の外周道路(市道)を拡幅整備すること。 道路幅員は、水路(盆田川)側は水路との境界から幅員 6.7m、それ以外は道路中心線から 幅員 3.35m(ともに道路側溝を含む)を建替区域内に確保すること(別添資料⑥参照)。 ・ 深井中町建替区域内の旧市道が接する(仮称)百舌鳥陵南深井線の歩道の切り欠き部分に ついても、接続する歩道と同様の舗装を行うこと。 7. 工事監理 工事監理企業は、工事監理者(建築基準法第 5 条の 4 第 2 項の規定による工事監理者をいう。 以下同じ。 )を専任で配置し、その者の氏名、有する資格など必要な事項について市の確認を受 けること。 工事監理者は、工事期間中常駐し、建設業務が設計図書及び本要求水準書等に基づき適切に 行われていることを確認すること。ただし、深井中町その他区域の事業実施については、常駐 を免除する。 建設企業への指示は書面で行うとともに、市のモニタリング時の求めに応じ、当該書面を提 出すること。 30 8. 住宅性能評価及び化学物質室内濃度測定の実施 (1) 住宅性能評価 ① 要求性能 ・ 住宅の品質確保の促進等に関する法律(平成 11 年法律第 81 号。以下、 「品確法」という) に基づく性能表示を行うこと。 ・ 要求する性能は、「別紙1 住宅性能評価の等級」に示す等級以上とすること。 ② 性能評価の取得 ・ 指定住宅性能評価機関より、設計住宅性能評価書及び建設住宅性能評価書の交付を受ける こと(集会所は対象とするが、仮集会所は対象外)。 ・ 評価結果が「別紙1 住宅性能評価の等級」に示す等級以上であることを確認し、市に報 告すること。 (2) 化学物質の室内濃度測定 工事完了後に、室内空気中の化学物質の室内濃度測定を行い、室内空気質の状況が、厚生労働 省の示す濃度指針値以下であることを確認し、市に報告すること。 ① 測定物質 ・ ホルムアルデヒド ・ トルエン ・ キシレン ・ エチルベンゼン ・ スチレン ② 測定住戸数 ・ 事業用地ごとに、建設戸数の 1 割以上(10 戸未満の場合は 1 戸以上)で各住戸 2 室以上を 対象とすること。 ③ 採取条件 ・ 品確法に基づく評価方法基準(平成 13 年国土交通省告示第 1347 号。以下「評価方法基準」 という。)第 5 の 6-3 の(3)のイに定める採取条件によること。 ④ 測定方法 ・ 品確法に基づく評価方法基準第 5 の 6-3 の(3)のロに定める測定方法によること。 9. 市営住宅の完工検査及び引渡し (1) 市営住宅の完工検査 事業者は、自らの責及び費用において、市営住宅の完工検査及び設備・器具等の試運転検査 等を実施する。なお、検査の実施にあたっては、事前に市に通知し、市は、完工検査及び設備・ 器具等の試運転検査等に立会うことができるものとする。 事業者は、完工検査及び設備・器具等の試運転検査等の結果を市に報告する。なお、必要に 応じて検査済証その他の検査結果に関する書面の写しを添えて報告する。 (2) 完成確認及び引渡し 市は、事業者による市営住宅の完工検査及び設備・器具等の試運転検査等の終了後、以下の 方法により完成確認を行い、事業者は市に対し市営住宅の引渡しを行う。 ・ 市は、事業者の立会いの下で、完成確認を実施する。 31 ・ 事業者は、設備・器具等の取扱に関する市への説明を、上記(1)市営住宅の完工検査 の項における試運転とは別に実施する。 ・ 事業者は、市の完成確認に際し、必要な完工図書一式を提出する。必要とする完工図書 一式の内容は、事前に市に確認するものとする。 ・ 事業者は、市の完成確認を受けた後、鍵の引渡しをもって市営住宅の引渡しとする。 (3) 所有権の帰属及び引き渡し時期 本事業では、市営住宅の完成後に所有権を移転するのではなく、市営住宅の材料が事業用地に 定着したとき、当該材料が事業用地に付合して市の所有に帰すものとし、建設途中の市営住宅が独 立の不動産たるべき状態に達したときも、その所有権は原始的に市に帰属するものとする。 また、市営住宅の完成後の引き渡しの時期は、平成 22 年 7 月末日までの日のうち、事業契約書 において定める時期とする。 10. 地域住宅交付金申請関係書類の作成支援 市が実施する地域住宅交付金申請書関係書類(施設毎の工事費等の積算内訳書、交付申請用資 料(位置図、配置図、平面図、立面図、面積表等)の作成及び色分け図面 等)の作成にあたり、交付 対象額及び交付額の算定根拠に係る各種資料等の作成など、市の支援を行う。 11. 業務の実施状況のモニタリング 市は、事業者が行う業務の実施状況について、監視、測定や評価等のモニタリングを行う。モ ニタリングの主な内容については、以下のとおりとする。 (1) 業務着手時 ・ 事業者は、業務着手前に業務全体に関する工程表を市に提出し、市が要求した事業スケジ ュール等に適合していることの確認を受けること。 (2) 設計時 ・ 事業者は、設計着手前に設計に関する工程表を市に提出し、市が要求した事業スケジュー ル等に適合していることの確認を受けること。 ・ 事業者は、設計の打合せ時に必要な資料等を市に提示し、要求水準等が反映されているこ との確認を受けること。 ・ 事業者は、基本設計及び実施設計の各完了時に事業契約書に定める図書を市に提出し、市 が要求した性能等に適合していることの確認を受けること。なお、提出する設計図書は、 積算や工事施工等に支障のないものとすること。 ・ 設計の状況について、事業者は、市の求めに応じて随時報告を行うこと。 (3) 解体・除却等時 ・ 事業者は、解体・除却工事着手前に、工程表及び施工計画書を市へ提出し、市が要求した 事業スケジュール等に適合していること及び要求水準等が反映されていること等の確認を 受けること。 32 ・ 事業者は、解体・除却工事完了時に市に報告し、完了状況の確認を受けること。 (4) 工事施工時 ・ 事業者は、建設工事着手前に、工程表及び施工計画書を市へ提出し、市が要求した事業ス ケジュール等に適合していること及び要求水準等が反映されていること等の確認を受ける こと。 ・ 事業者は、建設工事の進捗状況及び施工状況等について市に報告し、市の求めに応じて説 明を行うこと。また、市は事前の通知なしに建設工事に立ち会うことができるものとする。 ・ 事業者は、施工に関する検査又は試験の実施について、事前に市に通知するものとする。 市はこれらの立ち会うことができるものとする。 ・ 事業者は、市営住宅の施工期間中、市の求めに応じ中間確認を受けること。 (5) 工事完成・施設引渡時 ・ 事業者は、完了に伴う検査等を行う場合は、事前に市に通知すること。市はこれらに立ち 会うことができるものとする。 ・ 事業者は、建設工事完了時に市へ報告を行い、完成状況の確認を受けること。この際、事 業者は、施工記録を用意すること。 33 V. 長曽根余剰地の活用に関する条件 1. 余剰地の土地利用条件 (1) 遵守すべき法令等 ・ 長曽根余剰地の活用にあたり、遵守すべき法令及び条例等は「Ⅱ.3. (1)遵守すべき法 令及び条例等」において示したとおりである。また、以下の指針に関する条件を満足させ ること。 ◇ 可能な限り「高齢者が居住する住宅の設計にかかわる指針」 (国土交通省告示第 1301 号)の内容に配慮した計画とすること。 ◇ 大阪府安全なまちづくり条例(平成 14 年大阪府条例第1号)に基づく「防犯に配慮し た共同住宅に係る設計指針」(平成 14 年大阪府告示第 1568 号)を遵守すること。 (2) 用途 ・ 「Ⅲ.2.施設計画」をふまえた良質な共同住宅とすること。 ・ 共同住宅は、地域の福祉に資する施設及び日用品の需要に対応する店舗等の併用は可とする。 (3) 住戸面積 ① 基本的な考え方 ・ 市が本事業を行うにあたり、長曽根余剰地に整備される共同住宅について、多様な世帯構 成に応じた豊かな住生活を実現することをめざし、様々なライフスタイルに対応するため に必要と考えられる住戸面積を誘導する。 ・ 具体的には、誘導居住水準をもとに、市内の当該地域周辺等における市場性もふまえて、 ファミリー世帯、三世代同居及び多人数世帯等を想定し、次のとおり住戸面積に関する条 件を設定する。 ② 面積条件 ・ 計画するすべての住戸において住戸専有面積を 70 ㎡以上とし、そのうち、総住戸数の1割以上 かつ最少5戸以上は、住戸専有面積を 120 ㎡以上とすること。なお、住戸専有面積には、メータ ーボックス、バルコニー、アルコーブを含まないものとする。 (4) 住宅性能評価 ・ 指定住宅性能評価機関より、設計住宅性能評価書及び建設住宅性能評価書の交付を受ける こと。 (5) 公共施設 ・ 条例に準拠し、余剰地の活用に係り必要となる公共施設を事業者の負担において整備すること。 なお、広場・緑地については、必要に応じて、開発区域の 3%以上の広場等を、堺市開発行為等 の手続きに関する条例に基づき、設置すること。 ・ 長曽根事業用地に市営住宅を整備する場合は、市営住宅整備用地に整備する児童遊園・広 場と一体的に配置すること。 ・ 公共施設の管理を市に移管する場合は、無償で移管すること。 34 (6) 地下埋設物の除却 ・ 事業者の負担において、道路部舗装、側溝、埋設管(別添資料⑦-1 に示す) 、マンホール等 の一切を除却すること。 (7) 着手・完成期限 ・ 事業契約において定める市営住宅の引渡し日(事業者提案等において市営住宅の引渡し日より 前の日を共同住宅の建設着手日とした場合は、その日)までに共同住宅の建設に着手するととも に、余剰地の所有権移転・引渡し日から4年以内に共同住宅を完成させ、余剰地活用業務を完 了すること。 2. 余剰地の所有権の移転に関する条件 長曽根事業用地に市営住宅を整備する場合、以下の条件を満足させること。 ・ 長曽根事業用地の分筆測量図(確定測量図)を作成し、その結果を市に提出すること。 ・ 境界杭の埋設費用を負担すること。 ・ 分筆登記に係る図面を作成し、申請図書作成費用を負担すること。 3. 業務の実施状況のモニタリング 事業者は、市が要請したときは、長曽根余剰地における整備状況について、市に報告し、市の実地 調査に協力すること。 なお、この調査は、事業者への所有権移転登記をした日から工事が完了するまでの間とするが、用 途のモニタリングについては、工事完成後1年までの間とする。 35 (別紙1) 住宅性能評価の等級 表示すべき事項 表示 1−1 耐震等級(構造躯体の倒壊等防止) 建築基準法により確保される水準。 1−2 耐震等級(構造躯体の損傷防止) 建築基準法により確保される水準。 1−3 その他(地震に対する構造躯体の倒壊等防 建築基準法により確保される水準。 止及び損傷防止) 1.構造の安定に 1−4 耐風等級(構造躯体の倒壊等防止及び損傷 建築基準法により確保される水準。 防止) 関すること 1−5 耐雪等級(構造躯体の倒壊等防止及び損傷 適用しない。 防止) 1−6 地盤または杭の許容支持力等及び損傷防止 所定の事項を表示。 1−7 基礎の構造方法及び形式等 2−1 感知警報装置設置等級(自住戸火災時) 2−2 感知警報装置設置等級(他住戸等火災時) 2−3 避難安全対策(他住戸等火災時・共用廊下) 2.火災時の安全 所定の事項を表示。 建築基準法・消防法により確保され る水準。 建築基準法・消防法により確保され る水準。 建築基準法・消防法により確保され る水準。 建築基準法・消防法により確保され 2−4 脱出対策(火災時) る水準。 性に関すること 2−5 耐火等級(延焼のおそれのある部分(開口 建築基準法・消防法により確保され 部)) る水準。 2−6 耐火等級(延焼のおそれのある部分(開口部 建築基準法・消防法により確保され 以外)) る水準。 2−7 耐火等級(界壁及び界床) 3.劣化の軽減に 関すること 3−1 劣化対策等級(構造躯体等) 36 建築基準法・消防法により確保され る水準。 等級2 4−1 維持管理対策等級(専用配管) 等級2 4.維持管理への 4−2 維持管理対策等級(共用配管) 等級2 配慮に関する こと 5.温熱環境に関 すること 6.空気環境に関 4−3 更新対策(共用排水管) 等級 2 4−4 更新対策(住戸専用部) 住宅専用部の空間の高さ、間取り 変更の障害になるものの有無を表 示。 5−1 省エネルギー対策等級 等級 3 6−1 ホルムアルデヒド対策(内装及び天井裏等) 等級 3 居室の換気対策と便所、浴室及び 6−2 換気対策 DK の換気設備の区分を表示。 すること 6−3 室内空気中の化学物質の濃度等 7.光・視環境に関 すること ること を表示。 7−1 単純開口率 建築基準法により確保される水準。 7−2 方位別開口比 建築基準法により確保される水準。 等級 2または相当スラブ厚 15cm 8−1 重量床衝撃音対策 8.音環境に関す 測定した化学物質の名称、濃度等 以上。 8−2 軽量床衝撃音対策 等級 2 8−3 透過損失等級 建築基準法により確保される水準。 8−4 透過損失等級(外壁開口部) 等級 2 9.高齢者等への 9−1 高齢者等の配慮対策等級(専用部分) 等級 3 配慮に関する こと 10.防犯に関する こと 9−2 高齢者等の配慮対策等級(共用部分) 等級 3 10−1 開口部の侵入防止対策 階毎に適宜表示 37