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第2回合同作業部会 分野3気象気候資料 - T2K Open Supercomputer
第2回合同作業部会 分野3気象気候資料 2011/11/26 高度情報科学技術研究機構 荒川隆:[email protected] サイエンスロードマップ 中心となるのは – 地球環境モデル(地球システムモデル) – 気象予報モデル 対象モデルの概略 種類 名称 アルゴリズム 地球環境モデル (ESM) MIROC 大気力学:スペクトル法 大気物理:雲物理、大気放射、エアロゾル、 大気化学 海洋モデル:差分法 陸面モデル、海氷モデル、植生モデル、炭 素循環モデルなどの結合体 全球雲解像大気 大循環モデル NICAM 大気モデル:正二十面体格子による差分 法(有限体積法) 非静力学大気モ デル:NHM NHM 大気モデル:差分法 気象庁次世代メ ソモデル asuca 大気モデル:有限体積法 非静力学メソ4次 元変分法 JNoVA 変分法解析システム:非静力学大気モデ ルNHMを使用。 MIROC ESMで見積もられる ハードウェアスペック 想定する問題規模 格子数 :大気モデル2000x1000x200程度、海洋モデル3000x1000x50 1年積分を実行時間6時間で計算(1ヶ月で約100年計算) 100アンサンブルを平行して実行(アレイジョブ) 算出の基礎データ MIROC5を解像度T639(格子数およそ2000x1000x200)で実行したときの、 ESのプロファイラから得られる演算量とメモリ量を基に算出 ただし化学プロセスは入っていない 演算性能 53PFLOPS メモリ帯域 155.7PB/S メモリ容量 0.32PB メモリバランス型 ただしメモリ容量は小さくても可 メモリ帯域(と演算性能)が必要 NICAMで見積もられる ハードウェアスペック 想定する問題規模 格子数 :gl14L100(水平400m、鉛直250m相当)、総格子数286G 6ヶ月積分を実行時間10日で計算 10アンサンブルをシリーズで実行 算出の基礎データ gl10L40での測定結果から 1step 1格子あたりの演算量:25780FLOP dt = 1.875sec 力学過程と物理過程の演算量比:0.7:0.3 力学過程の変数の数:50変数 演算性能 708PFLOPS メモリ帯域 313.87PB/S メモリ容量 0.14PB 物理過程は比率が小さいため、 力学過程のみで見積もる メモリ容量削減型 メモリ容量がボトルネックとなる より多くのメモリを要求したい