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国際協力研究科 - GSICS

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国際協力研究科 - GSICS
GSICS
2016
Graduate School of International Cooperation Studies Kobe University
神戸大学大学院
国際協力研究科
国際協力研究科
の概要
理論研究、実証研究も重視しています。
員、ジャーナリスト、教 師、医 師、看 護
こうした姿勢が多様化、複雑化し、日々変
師、助産師、薬剤師、国際機関・国際
わってゆく諸問題に対応する能力の構築に
協力経験者、青年海外協力隊OB・OGな
役立つと考えています。
ど、入学者はきわめて多様です。特別選
抜入試も行っています。さまざまな方面で
5.多彩な教員
国際協力にかかわる、多彩な人材を養成
専任教員に加えて国内外の国際協力の
しています。
実務家・専門家を客員教員・非常勤講師
として迎えています。(P13〜 P16)
目標
す。これらの問題に対応するために、さまざ
7.留学生向けの様々な教育・研究プログラム
留学生も歓迎します。英語による博士前
まな新しいかたちの国際協力が必要となるこ
6.社会人学生の幅広い受け入れ体制
期課程と博士後期課程の教育・研究指導
大学院国際協力研究科(GSICS)は、
とは疑いありません。本研究科は、そうした
新卒者のほか、各種の国際経験、社
も用意しており、世界各地から多数の留学
国際舞台で活躍しようとする優秀な人材を
国際協力の一翼を担うことができるよう、学
会経験や学問的背景を持つ学生を歓迎し
生が在籍し、日本人院生と共に学んでいま
育成し、その修了後の活動を通じて国際
際的な教育・研究体制を整備しています。
ます。会社員や公務員のほか、NGO職
す。
(P17〜 P18)
社会の発展に貢献することを目標としていま
す。この目標のもとに、国際学、開発・経
2.多様性を活かす4つのプログラム
8.きめ細かい就職支援
済、国際法・開発法学、政治・地域研
国際学、開発・経済、国際法・開発法
在学生の就職を支援しています。世界銀
究の4つのプログラムに属する教員が協働
学、政治・地域研究の4つのプログラムを
行、IMF、世界食糧計画などの国際機関
し、専門性と学際性の双方を重視した教
設け、学位取得に向けた体系的な教育・
のスタッフによる就職セミナーや、国内企業へ
育・研究を進めています。本研究科は、
研究指導を行います。(P5〜 P12)
の就職を希望する院生を対象としたガイダン
相互理解と人権尊重が共生に根ざした人
ス、情報交換を頻繁に行っています。
(P25)
類社会の実現に不可欠であると信じ、その
3.柔軟なカリキュラム編成
実現に向け、教育、研究、さらには社会
広い学識を涵養するため、カリキュラムを
9.院生の在学研究支援
貢献活動を、互いに連携させながら推進し
柔軟に編成しています。法学、経済学、
GSICSの院生も対象となっている「財団
てゆきます。
医学、保健学、工学の5研究科、経済経
法人神戸大学六甲台後援会創立50周年
営研究所、大学教育推進機構、都市安
記念社会科学特別奨励賞」(「凌霜賞」)
全研究センターの学内機関の協力を得て、
は、優れた在外研究計画を企画した院生
特徴
1.学際的な教育・研究体制
多面的な教育・研究を可能にしています。
(P5〜 P12)
地球上では経済の脱国境化、貧困、
紛争・テロ、地球温暖化、感染症の蔓延
1
4.基礎研究の重視
など、国家を単位とする従来の枠組みでは
実践的・応用的なアプローチを心がけ
とらえきれない、数々の問題が生じていま
るだけでなく、土台としての基礎研究、
を顕彰し、その在学研究を財政的に支援
しています。
世界が見えるさまざまな活動
国際会議・シンポジウム・セミナー
本研究科は授業以外にも教育研究の水
準を向上させ、国際的に交流を広げるた
す。国際的に活躍する「リスク・マネジメン
得するための教育カリキュラムや、国際機
ト専門家」の養成に向けた共同教育プログ
関でのインターンシップの獲得支援および旅
ラムを展開し、ダブルディグリー・プログラム
費等の補助を提供しています。国際機関
や交換留学を通してグローバル社会で活躍
の実務経験者による授業科目「国際公務
できる人材育成を活発に行っています。
め、学外から研究・実務の第一線で活躍
中の専門家を招き、政策セミナー、研究セ
ミナーなどを開催しています。
最近ではアジア各国から専門家を招いて
ダブルディグリー・プログラム/
サンドイッチ・プログラム
員養成論」(研究科共通)や専門家によ
本研究科では「アジア・アフリカにおけ
る教育行財政研究と持続的な若手研究
ア相談会を活用し、既に多くの学生が国
者の育成」をテーマに東アジア、東南ア
際公務員への第一歩を歩み始めています。
JICA集団研修
協力して、前期課程におけるダブルディグ
国境化についてのワークショップを開催し、
リー(複数学位)プログラムと、後期課程
本研究科では2010年からJICA集団研修
その成果は全国的な注目を集めました。
におけるサンドイッチ(開発途上国研究の
「教育行財政」をテーマにアジア、アフリ
共同教育)プログラムを推進しています。
カ、中東の教育省高級官僚を対象に行っ
国際・学術交流
これらのプログラムを活用すれば、前期課
ています。
程院生は本研究科および協定校、それぞ
れの大学の履修要件を満たすことで、2つ
内外8機関)と交流協定を結び、院生が海
の学位を取得することができます。後期課
アジア・アフリカ大学間対話プロジェクト
(第4フェーズ)
外で学ぶ機会を数多く提供しています。多く
程院生は履修途中に協定校に留学するこ
本研究科が発足時から参加していた本
とによって、博士論文のために必要な現地
プロジェクトは、アフリカとアジアの大学間の
究も、本研究科の単位として認定します。
調査や研究指導を受けることができます。
連携を通じて教育開発に関する共同研究
キャンパス・アジア
インドネシア・リンケージ・プログラム
と人材育成を推進し、国際教育協力にお
する院生は、インドネシアの大学院と本研
本プログラムは、文部科学省「大学の世
究科のそれぞれの大学院の履修要件を
2007年より開始した本プログラムに参加
界展開力強化事業」の支援のもと、グロー
満たせば、2年間で2つの学位を取得でき
バル化の進む東アジアの国際関係の中で多
ます。インドネシア・リンケージ・プログラム
いて優れたプロジェクトとしてODA教育協
力政策にも紹介されました。(期間:2015-
2017年度)
極域協力研究センター(PCRC)
今、極域の秩序展開に世界が注目して
は、本研究科がダブルディグリー・プログラ
います。本研究科は、2015年10月に設置し
養成のための中核拠点を構成することを目
ムを推進するきっかけになりました。
たPCRCを通して、北極と南極に関わる国
研究科と中国の復旦大学国際関係・公共
際法政策的研究を推進しています。院生も
国際公務員養成プログラム
う若手研究者を育成しています。(期間:
2014-2016年度)
本研究科ではアセアンの教育省役人とユ
ネスコの教育専門家と共同で教育行財政
の研修ガイドブックを実践的な活用を視野
に入れながら作成しています。
これまでの取り組み
ヤング・リーダーズ・プログラム(YLP)
地方行政コース
5年にわたって本研究科は、アジア・東
様な「リスク」をマネジメントしていく専門家
指しています。神戸大学大学院国際協力
研究交流拠点を構築・発展させることによ
り、グローバルに活躍し次世代の中核を担
政府開発援助ユネスコ活動補助事業
の場合、これら本研究科以外の機関での研
「東アジアにおけるリスク・マネジメント
専門家養成プログラム」
ジア、中東、東アフリカの大学・研究機関
と協働で教育行財政研究の分野における
アジア太平洋地域における高等教育の脱
本 研 究 科は、世界各地の大学(20カ
研究拠点形成事業
(アジア・アフリカ学術基盤形成)
る英語授業科目「国際公務員法」、キャリ
本研究科は世界のトップレベルの大学と
国、40機関)
、国内の大学や国際機関(国
究者が本研究科で研究・教育を行います。
ヨーロッパなどの特定の国の若い行政官が
地方行政を学ぶYLP地方行政コースを実
施しました。
(期間:2003-2008年度)
ラオス・プロジェクト
極域法国際シンポに出席しています。神戸
本研究科は、7年にわたり、ラオス国立
事務学院、そして韓国の高麗大学校国際
「国際公務員養成プログラム」は、国連
に世界から一流の極域研究者、実務家を
大学経済経営学部の設立と発展を支援し
大学院の日中韓における三大学院が、本プ
などの国際機関職員となることを目指す学
招いてセミナーが開催されます。2016年に
ました。
(期間:2000-2006年度)
ログラムに基づいてコンソーシアムを形成しま
生を対象として、必要な専門的スキルを習
はフィンランド、ロシア、ノルウェーの極域研
Graduate School of International Cooperation Studies(GSICS) 2
研究科長からのメッセージ
神戸大学は創立から113年を経た伝統ある大
学ですが、その中にある大学院国際協力研究
科は、冷戦終焉直後の1992年に発足し、ようやく
23年を迎えたばかりの比較的新しい研究科です。
その23年の間にも資源・領土・政治体制をめぐる
紛争、経済危機、格差拡大、地球温暖化、原発
事故など、国際社会は次々と新たな課題を突きつ
けられてきました。グローバル・イシューを解決す
る方向で国際協力関係を築いていくことは、たや
神戸大学大学院 国際協力研究科
研究科長・教授
すいことではありません。困難な状況の中での国
四本 健二
出することは、本研究科の目的の一つです。
際協力に貢献ができるような人を一人でも多く輩
国際社会で活躍する人材の育成を目指して設
立された本研究科では、経済学、法学、政治学、
国際関係論、教育開発論、さらには保健医療論、
防災論といったように、幅広い学際的な教育プロ
グラムが提供されていますが、同時に、それぞれ
の高い専門性に沿った世界水準の授業や研究
が行われています。また国際性に富んでいること
も本研究科の特徴の一つです。25カ国以上の国
から来ている留学生は、主に英語コースに在籍
し、全体の約4割を占めるに至っています。一方
で、日本人学生は、留学生との交流に加えて、ダ
ブルディグリー・プログラム、海外インターンシップ、
海外実習などの機会を使って積極的に海外へ出
て、自らの国際感覚を磨きながら研鑽を積んでい
ます。こうした教育の場を利用しながら自らの知
力を高めてみたいという方は本研究科の門を叩
いてみてください。
3
博士課程
前期課程
特色
学問分野を超えた多彩な講義、演習を設
けることで、国際協力の実務家および研究
概要
2 年以上在学して 30 単位以上を取得し、
必要な研究指導を受けたうえで、修士論文
カリキュラム
カリキュラムは、国際学プログラム、開発・
経済プログラム、国際法・開発法学プログ
者に求められる学際的な知識の修得が可能
の審査および最終試験に合格することによ
ラム、政治・地域研究プログラムに編成され、
です。前期課程の院生は、その専門領域
り、前期課程を修了します。
それぞれの院生の専門領域に即して多彩
に応じて修士(国際学)
、修士(経済学)
、
とくに優秀な業績を上げた場合は、1 年
な講義を受講することができます。研究科
修士(法学)または修士(政治学)のい
間で前期課程を修了する道もあります。
共通科目として海外実習、インターンシップ、
ずれかの学位を取得することができます。
国際公務員養成論があります。また、提携
した他大学の大学院の講義を受講し、単
位を取得することもできます。
Graduate School of International Cooperation Studies(GSICS) 4
ねらい
本プログラムは、国際関係論、平和研究、開発運
営論、教育開発論、保健医療、都市問題、リスクマ
ネジメントといった広範囲な領域に目を配りながら修士
(国際学)が得られるようにしました。社会科学の実践
的・理論的基礎と大局的知識を同時に深めていくこと
で、国際協力活動に積極的にコミットできる専門家・研
究者の養成をめざしています。
また、本プログラムのカリキュラムは、開発・経済、国
際法・開発法学、政治・地域研究の各プログラムと一
体化された形で構成されているので、それらの基礎を
ふまえたうえで、人間開発・平和研究といった学際的
研究を深めることができます。
博士課程前期課程
国際学
プログラム
5
カリキュラム (博士前期課程)
特色
授業科目
単位
■トランスナショナル関係論
2
■グローバル政治論 Ⅰ
2
■グローバル政治論 Ⅱ
2
■ 環境地球工学
2
■ 国際安全保障論
2
■ 援助行政論
2
■トランスナショナル関係論特論
2
■トランスナショナル関係論演習
4
■ 開発運営論
2
■ 開発評価論
2
■ 人的資源開発論
2
的に検討していくことも時には必要となっています。
■アフリカ経済論
2
本プログラムがめざしている学際的な教育・研究の
■アフリカ政治論
2
推進は、そのような時代の要請に応えようというもので
■ 開発人類学
2
■ 環太平洋近現代史
2
■ 開発社会調査論
2
■ 開発運営論特論
2
■ 開発運営論演習
4
■ 比較教育計画論
2
■ 比較教育発展論
2
本プログラムの大きな特色は、人間開発(貧困削減、
参加型開発、教育開発、保健医療、開発とジェンダー
など)
、平和研究(紛争解決、平和構築、信頼醸成、
人間の安全保障、平和教育など)といった領域の諸
問題を、従来のディシプリンの枠を超えた形で総合的
に研究する能力を養成することにあります。脱国境化
の急速な進展に伴って複雑化する社会問題について
考察を深めていくためには、経済学、法学、政治学と
いった旧来のディシプリンごとの境界を超え、学問横断
す。もちろん、学際的な研究を進めるにあたって、従
来のディシプリンの基礎的知識の習得も必要不可欠で
す。そうした観点から、他の教育プログラムと連携した
社会科学の基礎的カリキュラムも同時に用意していま
す。つまり、学問的基礎を固めながら、関心ある問題
の学際的な事例研究や理論研究を可能にする点に、
■ 教育開発論
2
本プログラムの特徴があります。
■ 教育開発評価論
2
本プログラムの修了生は高度な学術的専門性と高
■ 教育協力論演習
4
い実践力を身につけ、大学・研究機関や国連機関、
■ 国際保健医療論
2
■ 感染症対策論
2
■ 疫学・公衆衛生学概論
2
■ 保健医療論演習
4
■ 国際変動論
2
■ 国際援助政策
2
■ 国際変動論演習
4
■ 都市・地域計画論
2
■ 国際防災論
2
■ 環境文化形成論
2
■ 水環境管理計画論
2
■ 国際防災論演習
4
世界銀行、アジア開発銀行、国際協力機構( JICA)
などの開発援助機関、国・地方行政、マスコミ、一般
企業、開発コンサルタントやNGO職員等、開発や国際
交流のスペシャリストとして世界中で活躍しています。
教員紹介
国際関係論をベースに、グ
ローバル・ガバナンスのメ
カニズムをアクターの多様
性と規範に着目して理論的
に分析しています。国際政
治は国家のみが動かすもの
ではなく、国際機構、市民
社会、企業等の多彩なアク
ターによって作られた様々
な ル ー ル・ 規 範 や 制 度 に
よって運営されています。
人権、環境、開発等の分野
准教授
ではとりわけこのような多
様性が際立っていますが、
多様な制度やアクターが相
乗的に機能して問題解決を促進する場合もあれば、逆
に競合して事態を難しくしてしまうこともあります。
相乗性・相補性を高めつつ競合性を調整し、いかに制
度の実効性を高めていくか。一緒に考えてみませんか。
西谷真規子
院生紹介
GSICSの魅力は国際協力に
ついて研究している多様な
立場の人と日常的に関わりあ
えるところです。本研究科で
は国内外の有名な教授や最
前線で活躍する実務者の講
義を受けることができます。
またGSICSにはインターン
シップや海外実習の機会が
豊富にあります。私はこの夏
カンボジアの教育省にてイ
ンターンを行い、論文や報告
博士前期課程
書からは知ることができない
現地の状況について理解す
ることができました。これら
の経験から、GSICSは国際協力に携わりたい人にとって非常
に貴重な経験ができる場であることを確信しています。
白石 希望
1 この表以外の研究科提供科目や認められた他研究科等の授業科目を30単位取得し、修
士論文を提出して最終試験に合格することが、前期課程の修了要件です。 2 演習は8単位
を取得することが必要です。 3 演習以外の授業科目は22単位以上取得することが必要で
す。 4 修士
(国際学)
の学位を取得するためには、研究計画に応じて指示される開発政策特
別コースの英語科目2科目4単位を履修し、単位を取得することが必要です。 5 1年間で課
程を修了する場合は、
リサーチペーパーをもって修士論文に代えることができます。修士論文、
リサーチペーパーともに英語による執筆も認められます。
Graduate School of International Cooperation Studies(GSICS) 6
ねらい
皆さんがこのパンフレットに目を通すわずか10分たら
ずの間に、世界では260人以上の乳幼児が栄養失調
や貧困のために命を失っているという事実があります。
その大半は開発途上国の乳幼児です。このような現
実を何とかしたいと考える人は少なくないでしょう。しか
し、情熱だけで現実を変えるのは困難です。
本プログラムは、情熱ある人材に経済学という道具
を提供することを目的としています。経済学の知識は
国際機関、援助機関、NGO、コンサルタント会社、調
査研究機関等で役立ち、また、開発・国際協力以外
の分野でも強力な武器です。
もちろん、現実の諸問題が常に経済学だけで解決
できるわけではありません。私たちは、他のプログラムと
相互浸透的なカリキュラムを構築し、経済学を共通の
土台として、法学、政治学、国際関係論、そして地域
研究などを横断する学際的な教育・研究活動を行って
います。多様な分野を知ってこそ経済学への理解も深
まり、実践に活用することができるからです。
博士課程前期課程
開発・経済
プログラム
7
カリキュラム (博士前期課程)
特色
授業科目
単位
■ 開発経済論 Ⅰ
2
■ 開発経済論 Ⅱ
2
■ 経済協力論
2
■ 開発金融論
2
■ 開発経済論特論
2
■ 開発経済論演習
4
■ 社会開発論
2
■ 地域開発論
2
■ 環境資源経済論
2
■ 開発政策論特論
2
■ 開発政策論演習
4
■ 開発ミクロ経済学 Ⅰ
2
3.上記のふたつを前提としたカリキュラムを用意してい
■ 開発ミクロ経済学 Ⅱ
2
ます。学部レベルの内容から始め、徐々に難易度を
■ 開発マクロ経済学 Ⅰ
2
■ 開発マクロ経済学 Ⅱ
2
■ 統計的方法
2
■ 計量経済分析
4
■ 開発計画論特論
2
■ 開発計画論演習
4
■ 国際構造調整論
2
■ 国際金融論
2
■ 国際構造調整論演習
4
■ 比較経済発展論
2
■ 比較経済体制論
2
■ 比較経済発展論演習
4
■ 地域経済論
2
■ 地域経済特論
2
■ 地域経済論演習
4
■日本経済発展論
2
■日本社会経済論
2
■日本経済論演習
4
国際協力分野の仕事につこうとするならば、開発過
程に特有の政治・経済・社会状況などに通じているだ
けでなく、経済学全般の深い知識をもたなければなり
ません。経済学の理論的フレームワークと、その実務
への応用能力を涵養するため、以下のような特色をも
つカリキュラムを展開しています。
1.共通のツールとしての経済学を初歩から国際的に通
用するレベルまで教育します。
2.経済学部出身者に限らず、多様なバックグラウンドを
持つ人材に門戸を開いています。
高めていく構成になっています。
4.国際協力に関する政策やプロジェクトの立案・評価
に関する応用科目を広く提供し、経済学の分析の中
でも、実証的な手法の教育を重視しています。
5.国内外の開発・金融機関の現場で働く実務家によ
る講義をとり入れています。
6.実習の場として、開発途上国でのフィールドワークの
機会をできるだけ提供するようにしています。
1 この表以外の研究科提供科目や認められた他研究科等の授業科目を30単位取得し、修
士論文を提出して最終試験に合格することが、前期課程の修了要件です。修士論文は英語
教員紹介
私は本研究科の教員です
が、卒業生でもあります。
1997年に開発・経済プロ
グラムを修了しました。本
プログラムで開発経済学の
基礎を習い、外部の研究機
関でも鍛えられた後、母校
に教員として帰ってきま
した。私の実体験からも分
かるように本プログラムで
は、経済学を基礎から研究
准教授
者水準の内容まで学ぶこ
とができます。加えて、教
員の途上国経験が豊富なた
め、経済理論だけでなく、途上国経済の現実について
の知識にも触れることができます。この点は本プログ
ラムの特徴の一つと言えるでしょう。
樹神 昌弘
院生紹介
博士前期課程
木村 大智
GSICSの 魅 力 の 一 つ は 得
られる経験の幅広さが言え
ると思います。学問に力を
入れている学生もいれば、
インターンシップなどで現
地での経験も積む学生もい
ます。GSICSにはそれら多
様な大学院でのキャリアを
可能にする様々な制度、熱
心で経験豊富な教員の方々
であふれています。また、
学生ごとの国籍、専攻も多
様で、様々な経験をした学
生、バックグラウンドの異
なる友人と議論し、切磋琢
磨することで自身の研究に
活かしたり、視野を広げる
ことができたりすることも
大きな魅力です。
による執筆も認められます。 2 演習は8単位を取得することが必要です。 3 演習以外の
授業科目は22単位以上取得することが必要です。 4 修士
(経済学)
の学位を取得するた
めには、開発ミクロ経済学Ⅰと開発マクロ経済学Ⅰを履修し、単位を取得しなければなりません。
Graduate School of International Cooperation Studies(GSICS) 8
ねらい
本プログラムは、国際社会や国際協力の現場で問
題となる法的課題を理論的・実践的に解明する能力
をつけるための教育プログラムです。修士(法学)ま
たは修士(国際学)の学位を取得し、また博士後期課
程に進学して、国連をはじめとする国際機関、援助機
関で働くのに必要な専門的知識・能力の養成を目的と
します。
国際法のプログラムは、国際法専門家として国際社
会で活躍できる人材を輩出できるよう、国際法基礎科
目とともに人権、環境、経済などの需要の多い分野の
授業科目を提供し、キャリアパス開拓を支援します。こ
のキャリアパス開拓には、海外実習、インターンシップ
等の授業科目や、国際公務員養成プログラムも利用さ
れます。
開発法学のプログラムは、開発途上国の社会経済
開発に伴う法制度の自律的形成を研究し、支援する
ねらいを有します。国内外の援助機関で、法と開発、
ガバナンス、法の支配などをキーワードとする制度構
築型の支援が急速に展開しています。このプログラム
は、そうした支援の検証を行い、また地域理解に根ざ
した正確な比較法知識を有する人材の育成をめざし
ます。
博士課程前期課程
国際法・開発法学
プログラム
9
本プログラムは、多様な授業を提供しながら、きめ細
かい個別指導も行います。英語授業や海外実習も多
く、国際社会での活躍に必要な専門的語学力も身に
つけることができます。
国際法プログラムの第一の特色は、国際法教員が
全員で連携し、集団的に教育を行っていることです。
第二は体系的カリキュラムです。文献のリサーチ方法
を教授する実習と教科書を英語で精読する演習で基
礎力を、人権、環境、経済などの個別分野の授業に
カリキュラム (博士前期課程)
特色
授業科目
単位
■ 国際協力法
2
■ 国際人権法
2
■ 国際機構法
2
■ 多国間条約交渉論
2
■ 国際環境法
2
■ 国際経済法
2
■ 国際法外交実務論
2
■ 国際協力法特論
2
■ 国際協力法演習
4
■ 比較法制論
2
■ 国際投資法
2
より専門性を、そして多国間条約交渉論や海外実習、
■ 国際協力法各論
2
インターンシップなどにより実践力を養います。
■ 比較法制論演習
4
開発法学プログラムは、対象諸国の法・制度形成を
■ 開発人権法
2
■ 開発経済法
2
■ 開発社会法
2
■アジア環境法
2
■ 女性と子供の人権論
2
■ 法整備支援論*
2
■イスラム法社会論
2
■ 開発社会文化論
2
■ 制度構築論特論
2
■ 制度構築論演習
4
内側から探究する比較法的アプローチに依拠し、法
社会学的現実を見つめながら、実定法の理解を深め
ます。実証性を重視し、日本のODAが実施する法整
備支援の事例研究やフィールドワークを行います。また、
留学生と共に学ぶ機会を提供します。
教員紹介
教授
林 美香
院生紹介
*この授業は法務省法務総合研究所国際協力部の協力で実施されます。
1 この表以外の研究科提供科目や認められた他研究科等の授業科目を30単位取得し、
修士論文を提出して最終試験に合格することが、前期課程の修了要件です。 2 演習は
8単位を取得することが必要です。 3 演習以外の授業科目は22単位以上取得すること
が必要です。 4 1年間で課程を修了する場合は、
リサーチペーパーをもって修士論文に
代えることができます。修士論文、
リサーチペーパーともに英語による執筆も認められます。
私が所属する国際法プログ
ラムでは、合同演習で集団
指導を行っているのが大き
な特徴です。またGSICSで
は、私を含む専任教員によ
る講義の他、外交官による
「国 際 法 外 交 実 務 論 」、海
外の研究者によるSpecial
Lecture on International
Cooperation Law等 の 科
目を毎年開講していて、国
際法を幅広く体系的に学ぶ
ことができます。指導教員
と一対一で論文一筋に数年
を過ごす伝統的な大学院で
の国際法の研究とは、まっ
たく異なる研究スタイルを
実現できる場です。
博士前期課程
加藤 成光
GSICS国際法プログラムの
魅力は、開講されている授
業が豊富であることです。
GSICSに所属している先生
の授業に加えて、毎年、国
内外の国際法学者や外交官
といった実務家による授業
が開講され、国際法の最先
端が学べます。また、毎年、
海外での会議や学会に参加
できる機会が設けられてい
ることも魅力の一つです。
2015年9月に実施したアラ
スカ「海外実習」では、国
際学会において発表する貴
重な機会を得ることができ
ました。同時に、海外の著
名な国際法学者と交流する
ことができ、今後の研究に
あたって有益な情報も得る
ことができました。
Graduate School of International Cooperation Studies(GSICS) 10
ねらい
それぞれの地域で生きる人々がどのように暮らして
いるのかを知ることは、国際社会で活躍するためには
不可欠であり、また、それぞれの地域に対する理解な
しに大学院で学んだ知識を国際社会で実践すること
もできません。本プログラムは、このような観点から、国
家その他の地域レベルにより密接に目を向けています。
そして、そのような各地域の固有の問題を考える上で、
政治の問題は避けることのできないものです。各国・
各地域がそれぞれ異なる固有の政治的構造や社会・
文化を抱えている以上、これを無視してさまざまな地域
の問題を一律に考えることは不可能です。
博士課程前期課程
政治・地域研究
プログラム
11
本プログラムでは、それぞれが異なる地域を専門と
し、また、理論的にも異なる背景を持つ教員が、複合
的な形で教育を行っています。また、神戸大学には大
学院国際協力研究科以外にも、法学研究科を中心に、
多数の政治学研究や地域研究を行っている研究者が
います。本プログラムは、研究科内はもちろん、これら
の研究科外の教員の講義や演習をも利用しつつ、教
育・研究を行います。
1.地域の多様性:日本、東アジア、東南アジア、さらに
はラテンアメリカを中心とする世界の各地域の広い
分野をカバーする教員を抱えています。また、プログ
ラムの範囲を超えて研究科内には、中国やアフリカ
等を専門にする教員がおり、途上国のみならず、多
くの地域に対する深い知識を得ることができます。
2.比較の視点:単に特定の地域について教育・研究
するだけでなく、複数の地域に関わる講義や演習に
出席することで、自らが関心を有する地域に対する
客観的な理解を持つことができます。
3.理論的アプローチの選択性:政治学や地域研究に
は、自らが知りたいことを学ぶに当たって、
「絶対的
な方法」はありません。だからこそ、政治学や地域
研究を志す人々は、自らの地域と問題に見合った方
法を自分で探し出さなければなりません。本プログラ
ム所属の教員は、それぞれ異なる理論的アプロー
チの方法で研究しており、皆さんはこの中から自由
にそれを選ぶことができます。
カリキュラム (博士前期課程)
特色
授業科目
単位
■ 政治発展論
2
■ 比較政治
2
■ 比較行政
2
■ 政治学方法論
2
■ 比較政治文化
2
■ 比較地域研究論
2
■ 比較計量政治分析
2
■ 政治社会発展論特論
2
■ 政治社会発展論演習
4
■ 比較民主主義論
2
■ 対外政策論
2
■ 現代政治論演習
4
教員紹介
教授
松並 潤
1 この表以外の研究科提供科目や認められた他研究科等の授業科目を30単位取得し、
修
士論文を提出して最終試験に合格することが、
前期課程の修了要件です。 2 演習は8単
位を取得することが必要です。 3 演習以外の授業科目は22単位以上取得することが
必要です。 4 1年間で課程を修了する場合は、
リサーチペーパーをもって修士論文に代え
ることができます。修士論文、
リサーチペーパーともに英語による執筆も認められます。
ある国の政治と日本の政
治の違いは、政治的制度の
デザインが違うので生じ
ているでしょうか、歴史に
説明を求めるべきでしょ
うか、政治文化が違うので
「違う」のでしょうか。それ
とも、そもそも本当に「違
い」はあるのでしょうか?
日本政治を主要フィー
ルドとしている私にとっ
て、さまざまな国を研究し
たい学生とさまざまな国
から来た留学生のいる国
際協力研究科は、日々の講
義と研究が知的冒険の連
続です。
院生紹介
In the broad field of
International
Cooperation
Studies, there is no learning
environment more ideal
than one where people
from different academic,
professional, and cultural
backgrounds gather and
critically discuss issues
relevant to the international
community. This is precisely
what GSICS offers and a
博士前期課程
whole lot more. Not only
Joanna Micah
does it provide us with
Eufemio
a platform to ponder on
international issues within
the context of our own countries, it also challenges us to
think beyond. GSICS hones us to contribute meaningful
solutions with the objective of serving the international
community. With the rich knowledge and experience
of professors coupled with an excellent administrative
support system, my experience as a graduate student has
so far been and will surely continue to be enjoyable and
enriching.
Graduate School of International Cooperation Studies(GSICS) 12
教員紹介 http://www.gsics.kobe-u.ac.jp/tstaff/tstaff.html
国際学プログラム
准教授
北後 明彦
教授
災害復興論
都市環境論演習
リスク・マネジメント、安全
都市づくり、災害復興計
画
国際防災論、都市環境論演習
職名
専攻分野
ロニー・
アレキサンダー
教授
平 和 研 究( 太 平 洋 島 嶼
国を中心にジェンダー・安
全)
トランスナショナル関係論、
トランスナショナル関係論演習、
Issues in Peace and Development Ⅰ
土佐 弘之
教授
グローバル政治研究(規
範・批判理論とその応用)
グローバル政治論Ⅱ、
トランスナショナル関係論演習、
Issues in Peace and Development Ⅱ
客員教員
准教授
国際関係理論、
トランスナ
ショナル社会運動論、国
際規範
グローバル政治論Ⅰ 、
トランスナショナル関係論演習、
International Relations
松田 智大
国立がん研究センター
国際保健医療論
高橋 基樹
教授
サハラ以南アフリカにおけ
る経済開発及び後発途
上国に対する開発援助論
アフリカ経済論、開発運営論演習、
International Development Cooperation
Siba N’
Zatioula
GROVOGL
コーネル大学
Special Lecture on Transnational Relations
小川 啓一
教授
教 育 経 済 学 、教 育 財 政
学、教育政策と計画
人的資源開発論、開発運営論演習、
Human Capital Development
Susana LastarriaCornhiel
島村 靖治
准教授
開 発 経 済 学 、応 用 計 量
経済学、農村社会調査
開発社会調査論、開発運営論演習、
Social Research Methods for Development
西谷 真規子
13
近藤 民代
氏名
担当授業科目
氏名
所属
担当授業科目
Special Lecture on Development Management
非常勤講師
氏名
所属
担当授業科目
近田 政博
教授
比較教育学、
高等教育論
比較教育発展論、教育協力論演習
稲田 十一
専修大学経済学部
援助行政論
山内 乾史
教授
教育計画論、
高等教育論
比較教育計画論、教育協力論演習
上野 友也
岐阜大学教育学部
中澤 港
教授
国 際 保 健 学 、公 衆 衛 生
学、人類生態学、人口学
疫学・公衆衛生学概論、保健医療論演習
西 真如
京都大学
東南アジア研究所
開発運営論特論
増島 建
教授
開発援助を中心とした国
際協力論
(歴史・現状)
、
E
Uの国際関係
国際援助政策
宮島 智美
世界銀行
教育開発評価論
栗栖 薫子
教授
国 際 関 係 論 、国 際 制 度
論、人間の安全保障論、
日本の多国間外交
国際変動論、国際変動論演習
トランスナショナル関係論特論
開発・経済プログラム
氏名
吉井 昌彦
教授
旧 社 会 主 義 国(ロシア、
中・東欧諸国)経済の研
究
比較経済発展論演習
職名
専攻分野
松永 宣明
教授
貿易と経済発展、経済発
展における企業の役割、
国際分業と外国投資
開発経済論 Ⅰ、開発経済論演習、
Economic Development Studies
浜口 伸明
教授
ラテンアメリカ経済
地域経済論演習
山崎 幸治
教授
貧 困・不 平 等と社 会 開
発、経済発展に関する実
証分析
経済協力論、社会開発論、開発経済論演習、
Socio-Economic Development Theory
佐藤 隆広
教授
インド経済
地域経済論、
地域経済論実習
伊藤 高弘
准教授
開発経済学、応用計量経
済学
開発ミクロ経済学Ⅰ
・Ⅱ、開発経済論演習
柳川 隆
教授
産業組織論
日本社会経済論、
日本経済論演習
教授
応用計量経済学、地域・
空間データの統計分析、
中国経済
地域開発論、統計的方法、開発政策論演習、
Statistics
陳 光輝
教授
開発経済学、
イノベーショ
ンと経済発展、応用経済
・計量経済学
樹神 昌弘
准教授
川畑 康治
准教授
内田 雄一郎
担当授業科目
客員教員
氏名
所属
担当授業科目
開発経済論Ⅱ、開発政策論演習、
Growth Theory、International Economics
大金 正知
国際協力機構
ベトナム事務所
Special Lecture on Development Policy
開 発 途 上 国のマクロ経
済 分 析( 開 発 途 上 国の
経 済 成 長 分 析 、景 気 循
環分析など)
開発政策論演習、開発マクロ経済学Ⅰ
・Ⅱ、
Monetary Theory
泉 泰雄
㈱日本開発政策研究所
Special Lecture on Development Planning
産 業 構 造 変 化 、経 済 発
展論、応用計量経済学
計量経済分析、開発計画論演習、
Econometrics
非常勤講師
氏名
藤田 誠一
教授
国際通貨制度、通貨統合
国際構造調整論演習
太田 博史
趙 来勲
教授
国際経済学
国際構造調整論演習
釣 雅雄
加藤 弘之
教授
中国の経済発展と市場化
比較経済発展論、比較経済発展論演習
所属
担当授業科目
Microeconomics
岡山大学
Public Finance
Graduate School of International Cooperation Studies(GSICS) 14
教員紹介 http://www.gsics.kobe-u.ac.jp/tstaff/tstaff.html
国際法・開発法学プログラム
氏名
職名
専攻分野
客員教員
担当授業科目
氏名
担当授業科目
柴田 明穂
教授
国際法
多国間条約交渉論
(Multilateral Treaty Negotiation)、
国際協力法演習、
Special Lecture on International Cooperation Law
大河内 昭博
外務省国際法局
国際法外交実務論
林 美香
教授
国際法
国際協力法、国際協力法演習、
International Cooperation Law
International Security and International Law
Tore Henriksen
The Arctic University
of Norway
Special Lecture on International Cooperation Law
准教授
国際法
国際人権法、国際協力法演習、
Law of International Organizations
岡田 陽平
非常勤講師
氏名
15
所属
玉田 大
教授
国際法
四本 健二
教授
アジア法
(憲法)
、
カンボジ
ア法
金子 由芳
教授
斉藤 善久
准教授
竹内 信行
助教
アジアの開発と法
(市場法、法社会)
アジア法
(労働法)
、
ベトナム法
経済発展論
所属
担当授業科目
小林 友彦
小樽商科大学商学部
国際経済法
開発人権法、制度構築論演習
作本 直行
日本貿易振興機構
アジア環境法
開発経済法、制度構築論演習、法整備支援論、
Law and Economic Development
Asian Disaster Law
Special Lecture on Institution Building
黒神 直純
岡山大学法学部
Law of the International Civil Service
開発社会法、制度構築論演習、法整備支援論、
Law and Social Development
政治・地域研究プログラム
氏名
職名
専攻分野
担当授業科目
松並 潤
教授
規制緩和・民営化および
地方自治の比較研究
比較行政、政治社会発展論演習、
Local Government
木村 幹
教授
韓国のナショナリズムと
歴史認識問題の発展過
程
比較政治文化、比較政治、政治社会発展論演習、
Comparative Politics
杉村 豪一
助教
政党政治学
小石 佳子
特命講師
簑原 敏洋
教授
日米関係、
日本外交、
アメ
リカ外交
現代政治論演習
安井 宏樹
教授
ドイツ政党政治
比較民主主義論
東アジア関係史
客員教員
氏名
高橋 百合子
所属
早稲田大学
担当授業科目
政治社会発展論特論
非常勤講師
氏名
籠谷 公司
所属
大阪経済大学
担当授業科目
比較計量政治分析
Graduate School of International Cooperation Studies(GSICS) 16
ねらい
日本の政府開発援助( ODA)が人づくりに重点を移
してきたこともあり、諸外国、とりわけ開発途上国からの
留学生を対象にした教育へのニーズが高まりました。ま
た、国際社会でもっとも広く使用されている言語は英語
であり、英語を母国語としない国の多くで第一外国語
として学習されています。こうした状況に鑑みて、大学
院国際協力研究科は留学生が英語によって学位を取
得できるよう、1999年に開発協力特別コース(博士課
程後期課程)
を、2002年に国際協力英語コース(博士
課程前期課程)を設置しました。これらは2006年10月か
ら、前後期一貫の開発政策特別コースになりました。前
期課程の入学対象者は、学部課程を終えた一般学生
のほか、政府職員や大学教員などの社会人です。後
期課程は3年間で学位を授与される可能性の高い者に
のみ進学・入学が許可されています。修了生は公務員、
教員、ジャーナリストや企業人として、社会の発展に寄
与することが期待されています。
開発政策
特別コース
17
カリキュラム (博士前期課程)
授業科目
単位
授業科目
単位
■ Microeconomics
2
■ Political Development
■ Macroeconomics
2
■ Public Policy Studies
2
■ Monetary Theory
2
■Institutional Design for Public Administration
2
■ Public Finance
2
■ Local Government
2
■ International Economics
2
■ Local Development
2
■ Mathematics for Social Sciences
2
■ Local Government Finance
2
■ Statistics
2
■ Local Government Management
2
■ Econometrics
2
■ International Relations
2
■ Growth Theory
2
■Issues in Peace and Development I
2
■ Economic Development Studies
2
■ Issues in Peace and Development II
2
■ Socio-Economic Development Theory
2
■ Comparative and Quantitative Political Analysis
2
■ Environmental Economics
2
■ Japanese ODA
2
■ Development Management
2
■ Disaster Risk Management
2
■ International Development Cooperation
2
■ Post-Disaster Recovery Planning
2
■Human Capital Development
2
■ Special Lecture on International Cooperation Law
2
■ Education Finance and Administration
2
■ Special Lecture on Transnational Relations
2
■Social Research Methods for Development
2
■ Special Lecture on Political and Social Development
2
■ Special Lecture on Development Economics
2
■ Special Lecture on Institution Building
2
■Special Lecture on Development Policy
2
■ Academic Writing
2
■ Special Lecture on Development Planning
2
■ Readings in Social Sciences
2
すべての博士前期課程院生の受講・単位取得が可能です。
■Special Lecture on Development Management
2
■ International Cooperation Law
2
■ Law of the International Civil Service
2
■ International Human Rights Law
2
■ Law of International Organizations
2
■International Environmental Law
2
■International Criminal Law
2
■ International Security and International Law
2
■ Law and State Building
2
■Law and Economic Development
2
■Law and Social Development
2
■ International Labor Law
2
■ Competition Law in Asia
2
■Japanese Politics
2
■Comparative Politics
2
2
Graduate School of International Cooperation Studies(GSICS) 18
在学中に海外を経験できる機会
海外実習・インターン
インターンシップ(一例)
国際学術交流協定締結校
【全学協定】
機関名
大学院国際協力研究科は院生の海外における実習や研修・イ
イエメン
イエメン教育省
ンターン活動を奨励し、支援しています。海外実習・インターン
インドネシア
インドネシア教育大学
を授業科目のひとつとして単位認定し、学生の渡航費用の一部
インドネシア
JICAインドネシア事務所
を補助しています。実習では、各政府の政策がどのように地方
ウガンダ
ユニセフ・ウガンダ事務所
で実施に移されているのかを追跡し、また、国際機関や援助機
エジプト
JICAエジプト事務所
オランダ
化学兵器禁止条約機関
カナダ
生物多様性条約事務局
カンボジア
国連クメール・ルージュ法廷支援機関
スイス
国連人権高等弁務官事務所
セネガル
ユネスコ・アフリカ地域教育事務所
セルビア
南東欧小型武器・軽武器管理情報センター
タイ
ユネスコ・アジア太平洋地域教育事務局
ベトナム
ベトナム計画投資省
米国
世界銀行「万人のための教育ファスト・
トラック・イニシアティブ」事務局
関の実際の活動に触れ、さらに企業、農村などでインタビューや
データ収集の方法を実地に習得する訓練を行うなどしています。
特に2005年文部科学省の「魅力ある大学院教育」イニシアティ
ブの支援対象に採択されてからは、海外実習・インターンシップ
など、国際協力の実践の場で活躍できる人材を養成するための
教育体制を、これまで以上に強化しています。
海外実習(一例)
国名
概要
イエメン
イエメンにおける基礎教育開発と公共政策に関するフィールド調査
ウガンダ
初等教育無償化政策と教育の質に関する調査
オランダ・
国際刑事関係、軍縮関係及び環境関係国際機関の視察
ドイツ
ガーナ
ガーナにおけるスキル・ディベロップメントに関するフィールド調査
カナダ
国際環境条約交渉及び環境条約事務局の視察
国際公務員養成プログラムと連動させた国際公務員養成論の海
カンボジア
外実習の実施
19
国名
国名
イギリス
イタリア
インドネシア
オーストラリア
オーストリア
オランダ
韓国
チェコ
中国
トルコ
フィリピン
フランス
米国
FHI 360
ブルガリア
マラウィ
マラウィ大学
米国
中国
ユネスコ北京事務所
ポーランド
インターンシップ等協定締結(一例)
協定内容
【部局間協定】
国名
相手機関
単位の相互認定
大阪大学大学院 国際公共政策研究科
単位の相互認定
広島大学大学院 国際協力研究科
名古屋大学大学院 国際開発研究科
ケニア
農村と都市の格差状況などの調査
ドイツ
法律系国際公務員養成プログラムと連動させた国際裁判所、
国際会議、
国際機関等視察
単位の相互認定
米国
国際援助機関の人的資源開発政策とその実践に関する調査
学術交流協定
日本貿易振興機構 アジア経済研究所
ベトナム
中小企業政策に関する調査
海外経済協力分野に関する協定
JICA
マラウィ
マラウィにおける基礎教育政策と援助機関の役割についての調査
インターンシップに関する協定
JICA
ラオス
ラオスにおける人的資源開発と中小企業政策に関する
フィールド調査
インド
多国籍条約会議における交渉過程の視察
タイ
タイの紛争解決制度と適用規範に関する現地海外実習
(ダブルディグリー)
イギリス
インドネシア(ダブルディグリー)
韓国(ダブルディグリー)
インターンシップに関する協定
インターンシップに関する協定
生物多様性条約事務局
(国連環境計画UNEP)
ユネスコ・アジア太平洋地域教育局
相手校
ロンドン大学東洋アフリカ研究学院
ヴェネツィア大学
スラバヤ工科大学
クイーンズランド大学
西オーストラリア大学
グラーツ大学
ライデン大学
ソウル国立大学校
高麗大学校
国立群山大学校
国立済州大学校
カレル大学
清華大学
イスタンブール工科大学
フィリピン大学
パリ・ディドロ
(第7)
大学
フランス高等師範大学 リヨン人文学校
ソフィア大学
ピッツバーグ大学
ワシントン大学
ヤゲウォ大学
中国(ダブルディグリー)
米国(ダブルディグリー)
イエメン
インドネシア
ウガンダ
タンザニア
フランス
米国
マラウィ
相手校
イーストアングリア大学 開発学部
ロンドン大学 東洋アフリカ研究学院
(SOAS)
サセックス大学 教育学社会学研究科
インドネシア大学大学院 経済学研究科
ガジャマダ大学 経済経営学研究科
ガジャマダ大学 都市工学系研究科
ソウル国立大学校 国際大学院
高麗大学校 国際大学院
復旦大学 国際関係・公共事務学院
ピッツバーグ大学 公共国際問題研究大学院
イエメン国教育省
インドネシア教育大学
カルタネガラ大学
ウガンダ教育省
ダルエスサラーム大学 経済研究所
グルノーブル第2大学
(ピエール・マンデス)
FHI 360
マラウィ大学 教育研究訓練センター
ダブルディグリー/サンドイッチ・プログラム
ダブルディグリー(複数学位)
プログラムは博士課程
前期課程院生を対象としており、前期課程院生は神
戸大学履修中に協定校に留学し、それぞれの大学の
履修要件を満たすことで、最短2年で2つの学位を取
得することができます。
サンドイッチ(アジア研究の共同教育)プログラムは
神戸
大学
文学研究科が推進している若手研究者インターナショ
ナル・トレーニング・プログラム(ITP)
とも連携していま
す。
神戸大学
欧米の大学
開発途上国の大学
フィールド・リサーチ
サンドイッチプログラム
神戸
大学
欧米の大学
開発途上国の大学
フィールド・リサーチ
英国
イーストアングリア大学
国際開発研究科
ロンドン大学
東洋アフリカ学院(SOAS)
サセックス大学
教育社会事業研究科
エジプト
カイロ大学
経済学
政治学研究科
神戸
大学
神戸大学
院生は履修途中に協定校に留学することによって、博
ができます。サンドイッチ・プログラムは、本研究科と人
アジアの大学
アジアの大学
博士課程後期課程院生を対象としており、後期課程
士論文のために必要な現地調査や指導を受けること
修士課程における複数学位プログラム
ダブルディグリープログラム
神戸
大学
修士号
修士号
国際協力研究科英語コースの講義の積極的活用と先方との単位互換
修士号
修士号
カリキュラム上の連携を強化
修士号
修士号
留学の円滑化・課程全体の履修期間の短縮を意図
取得 (神戸大学) (アジアの大学)
取得 (神戸大学) (アジアの大学)
神戸
大学
取得 (神戸大学) (欧米の大学)
すでにインドネシア・リンケージ
プログラムとして実現
研究対象としての開発途上国各国の大学院を拠点とした
フィールド・リサーチ(現地調査)の組込み
博士課程におけるアジア研究の共同教育プログラム
博士号
取得 (神戸大学)
開発途上国各国にある
最高水準の
大学院を拠点とする
自立的な
フィールド・リサーチ
ダブルディグリー・サンドイッチプログラム
連携先大学
当該分野における
最高水準の
欧米大学院での
研究を組込み
高度な研究と
国際的な環境での
切磋琢磨
国際協力分野を
リードする
傑出した専門的
人材を養成
米国
ピッツバーグ大学
公共国際問題研究大学院
韓国
ソウル国立大学国際大学院
高麗大学
国際大学院
インドネシア
インドネシア大学 経済学研究科
ガジャマダ大学 経済経営学研究科
ガジャマダ大学 都市工学系研究科
中国
復旦大学
国際関係・公共事務学院
Graduate School of International Cooperation Studies(GSICS) 20
特色
博士前期課程の修了後、より深い研
院生紹介
究や、より高度な専門性をめざすた
めの博士後期課程を設置しています。
この課程に在籍する院生は、本研究
科が提供する教育・研究プログラムの
もとで、それぞれの分野の研究に専
念することになります。修了後に大学、
調査研究機関、国際機関、政府機関
などで働くことをめざし、優れた研究
業績をあげることが求められます。
博士課程
カリキュラム
博士後期課程
大内 寛子
博士後期課程では、特殊研究( 8単
位必修)
、特殊研究報告( 2単位必
修)のほか、ワークショップⅠ、Ⅱ、イン
ターンシップ、高度海外研究、国際組
織運営論(それぞれ2単位)のうちか
後期課程
ら4単位を履修し、指導教員に論文
指導を受けなければなりません。
概要
博士後期課程に3年以上在学し、必
要な研究指導を受けたうえで、博士
論文の審査および最終試験に合格す
ることにより、後期課程を修了します。
とくに優秀な業績をあげた学生は、後
期課程に1年( 2年未満の在学期間
をもって前期課程または修士課程を
修了した場合は、その在学期間と合
わせて3年)以上在学すれば修了が
可能です。修了者には博士(学術)
、
博士(経済学)
、博士(法学)
、また
は博士(政治学)の学位が授与され
ます。
21
GSICSで は 多 様 な 機 会 が
用意されていますが、私に
とってとくに魅力的なのは
緊張感あるゼミでの議論で
す。私の所属するゼミでは
開 発 経 済 を 軸 に、様 々 な
テーマ・関心を持ち研究ア
プローチも異なる仲間と活
発な意見交換ができます。
留学生には官僚など実務家
としても優秀な人が多く研
究職経験者もいます。彼ら
と切磋琢磨できるだけでな
く在外の研究パートナーを
みつけるチャンスもありま
す。また、国内外で活躍さ
れる卒業生の先輩方から
は、海外調査の支援や研究
上の助言もいただける恵ま
れた環境です。
博士後期課程
松尾 寛子
GSICSで学ばれた多くの先
輩方が世界を舞台に活躍さ
れています。GSICSではそ
れぞれの目標を達成するた
めに様々な機会が用意され
ており、日々の講義で学術
面の専門性を高めるだけで
なく、海外実習やインターン
シップに積極的に参加する
ことによって、実務経験も積
むことができます。世界中
から集まった優秀な仲間と
苦楽をともにしながら研究
ができるGSICSは、自分の
夢に近づくためのとても恵
まれた環境だと思います。
資料
沿革
1992年 10月
教職員数
国際協力研究科設置・国際開発政策専攻(博
士課程前期課程)開設
教授
准教授
助教
特命講師
計
基幹講座
14
7
2
1
24
協力講座
16
1
0
0
17
国際協力政策専攻(博士課程前期課程)
開設
計
30
8
2
1
41
●
1993年 4月
●
1994年 4月
●
1995年 4月
●
1996年 4月
●
1999年 10月
●
2002年 10月
●
2003年 10月
国際開発政策専攻・国際協力政策専攻(博士
課程後期課程)開設
地域協力政策専攻(博士課程後期課程)
開設
国際協力英語コース
(博士課程前期課程)
設置
ヤング・リーダーズ・プログラム
(YLP)地方行政
コース設置
(〜2008年9月)
非常勤講師
10
2007年 10月
●
プログラム制導入
事務長
1
総務係長
1
会計係長
1
教務係長
1
学術研究員
係員等
12
2
計
16
学生数(2016年4月1日現在)
前期課程
●
●
事務職員数
8
開発協力特別コース
(博士課程後期課程)
設置
2007年 4月
2011年12月
客員教員
地域協力政策専攻(博士課程前期課程)
開設
1年
2年
計
計
80
78
158
(留学生)
(47)
(29)
(76)
(社会人)
(2)
(5)
(7)
インドネシア・
リンケージ・プログラム開始
各ホームページ
キャンパス・アジアプログラム
●
http://www.edu.kobe-u.ac.jp/gsics-cp-asia/
国際公務員養成プログラム
●
後期課程
キャンパス・アジアプログラム開始
●
1年
2年
3年
計
26
11
47
84
(留学生) (15)
(2)
(15)
(32)
(社会人)
(2)
(29)
(34)
計
(3)
※入学定員は前期課程70、後期課程25。留学生と社会人数は内数。
学位授与者数(2016年4月1日現在)
修士
国際学
三極連携による複数学位共同教育プログラム
●
http://www.edu.kobe-u.ac.jp/gsics-doubledegree/
極域協力研究センター
(PCRC)
●
http://www.research.kobe-u.ac.jp/gsics-pcrc/ja/index.html
神戸大学留学生センター
●
博士
452
学術
http://www.edu.kobe-u.ac.jp/gsics-kk-program/
58
経済学
671
59
法学
191
14
政治学
193
28
計
1,507
159
http://www.kisc.kobe-u.ac.jp/
神戸大学
●
http://www.kobe-u.ac.jp/
神戸大学 大学院国際協力研究科
●
http://www.gsics.kobe-u.ac.jp/indexj.html
Graduate School of International Cooperation Studies(GSICS) 22
修士論文・博士論文(一例)
修士論文
●「
● トライバリズム」
と紛争の関係性ーケニアにおける
「選挙後暴力」の発生と収束を事例としてー
●日韓の大学生の
●
「共通語としての英語」認識における比較調査 文化多様性と国際理解の観点から
国際学プログラム
●日本語教育ネ
●
ットワークに関する一考察ーカンボジアにおける日本語教育機関の地域比較を通してー
●●An
Analysis of Child's Working Hours and School Outcomes in Rural Cambodia
●日本の多文化共生につながる教育の課題ー公民教科書の記述に着目
●
してー
●●An
Analysis of Computer Use for Learning Achievement in Uganda
●●Cultural
●●An
Analysis of Household Expenditure on Education and Private Tutoring in Cambodia
●●An
Analysis on Relationship between Education and Labor Market in Tajikistan
開発・経済プログラム
●●An
Analysis on the Relationship between Physical School Facilities and Pupil Learning Achievement in
●●A
Investigation of Influential Factors of Choosing Community Health Centers in the Central Region of
of Improving Math Facts Fluency in Primary Education: The Case of Lao PDR
●●Changes
and Consistency of Japan's Foreign Aid Policy in Africa
●●Development
●●Empirical
of Pedestrian Navigation with Rainfall Prediction on Smartphone for Disaster Preparedness
Analysis on Teacher Absenteeism in Ugandan Public Primary Schools
of Groundwater Development Project on Child Schooling in Rural Zambia
●●Language
●●Rate
Instruction in Ugandan Primary Schools
of Return Analysis on General Education and Technical/Vocational Education in Uganda
●●Religious
●●School
Education for Non-Muslim Students: The Case of Public School in Indonesia
Feeding and School Outcomes in Ugandan Public Primary Schools
●●Teacher
Education and Pupils' Learning Achievement in the Ugandan Primary Education
Effect of Vocational Education on Wage: Case of the Philippines
of Public-Private Partnerships in Infrastructure in Transition Economies: Evidence from the
Kyrgyz Republic and Other Post-Soviet Countries
●●Determinants
of Real Effective Exchange Rate in Thailand: An Autoregressive Distributed Lag Model
Approach
●●Does
Equity Funding Promote Better Social Performance in MFIs?
●●Factors
Determining the Registration of Household Businesses: The Case of Vietnam
●●Foreign
Direct Investment, International Trade and Economic Growth in Cambodia, Lao PDR, Myanmar
and Vietnam (the CLMV): Time-Series and Panel Data Causality Analyses
●●Life
Satisfaction in Urban China: Trends in the 2000s
●●Political
●●Real
Risks in Chinese Outward Foreign Direct Investment: A Case Study
Effective Exchange Rate and Its Fundamental Determinants in Vietnam
●●移転された
「適正技術」の持続と普及に関する一考察 土嚢による道路整備の担い手としてのケニア民間企業の発展
●●Remittances
●ウガン
●
ダにおけるNGO「Right
●●Savings-Investment
to Play」
と小学校の連携についての一考察
●ウガン
●
ダにおける契約栽培と小農ー園芸作物を事例にー
●オース
●
トラリアにおける学校自律化政策の展開ーIndependent
23
●●An
●●Determinants
Vietnam
●●Analysis
●●Impact
Panel Data Study of Financial Sector Development as a Driver of Economic Growth in Eight-ASEAN
Countries
Ugandan Primary Schools
●●An
competenceに影響する要因
and Household Consumption Expenditure Patterns: The Case of Ghana
Nexus: Experience of Major SAARC Economies in Light of Feldstein-Horioka
Specification
Public School を事例としてー
●●The
Impact of Aid on Macroeconomic Indicators in ECOWAS Countries
●●海外体験学習の学習効果に関する研究
●●The
Impact of External Debt on Economic Growth of Thailand
●ケニア国におけるス
●
ラム火災の特徴
●●The
Impact of Privatization and Other Transition-Specific Factors on Economic Growth in CIS Countries
●●原発事故四年目の避難生活ー聞き取り調査から見えてくるものー
●●The
Impacts of International Migrants' Remittances on Household Consumption in Developing Countries
●セネガル川流域灌漑地区における農家の稲作に関する考察ー作物選択の要因分析を中心にー
●
●イ
● ンドネシアにおける貧困層向け健康保険加入決定要因の実証分析
●●大学生のトランジションにおける現状とその問題に関する考察~フランスの教育機関に関する分析から~
●ウガン
●
ダ農家における技術導入とマーケットへの参加ートウモロコシ農家の事例からー
●●中国朝鮮族の民族教育と民族アイデンティティの認識ー延辺朝鮮族自治州における龍井中学校を事例としてー
●●開発途上国製造業における労働者の厚生に関する研究ーバングラデシュの縫製業を事例にー
●●中日における学力政策に関する比較研究ー
「個性」
をめぐってー
●●児童の学習・就学支援を行う民間組織の日中比較
●●直接行動が代表制民主主義の再起動に与える影響ーアイスランド革命を事例にー
●タ
● イにおける二輪車産業発展の考察ーキャッチアップ型工業化を中心にー
●●中国製造業における生産性ダイナミクス
●●中国都市部における男女賃金格差が女性の主観的厚生に与える影響
博士論文
●●中国の地域特化と産業立地
国際学プログラム
●●保健部門に対する政府支出と援助氾濫~サブサハラアフリカ地域の実証分析~
●●Informal
User Fees and School Choice under Free Primary Education Policy in Rural Uganda
●●Intergenerational
国際法・開発法学プログラム
●●A
Comparative Study on Case Delay Management in Civil Procedure between Myanmar, Japan and the US
●●A
Comparative Study on Compulsory Land Acquisition: Vietnam, Japan and China
●●Comparative
Study of Amendment Procedures for Myanmar's 2008 Constitution with Amendment
Procedures of Japan's and India's Constitutions
開発・経済プログラム
●●Employment
Growth and Out-of-School Children in Cambodia and Laos: An Empirical Study on Decision
Making of Households, Secondary Education Students, and Teachers
●●Improvement
of Civil Judgment Enforcement in Laos
●●Evaluating
●●Improvement
of Collection and Investigation of Evidence in Civil Proceedings in the First Instance Court in
●●Streamlining
Performance of Vietnamese Manufacturing Enterprises
the Investment Climate for Private Sector Development: Insights from a Cross Country, Latin
American and Bolivian Perspective
Lao PDR
●●The
Persistence in Education and Rate of Return to Education in Kenya
●●帝王的大統領制と共和主義の危機
Criminalization of Terrorist Financing in Vietnamese Penal Code and Its Problems- A Comparison
with Japan and China
●
●
『子の出自を知る権利ー生殖補助医療を中心にー』
国際法・開発法学プログラム
●●条約解釈の基準時に関する解釈規則の展開ー後の合意・慣行と発展的解釈の検討を通じてー
政治・地域研究プログラム
●●Accountability
in Inter-Local Government Financial Assistance in the Philippines: A Case Study on the
Province of Cagayan
●●Factors
Affecting the Adoption of E-Government in Local Governments: The Adoption of the Electronic
New Government Accounting System (E-NGAS) in the Philippines Examined by Case Studies
●●Mapping
NGO-Government Linkages for Protection of Filipinos in Filipino-Japanese Intermarriages
●●Political
Culture and Communication: Adapting Paradigm of the Chief Executive Office on Political
Communication Methods Comparative Case Study between Japan and the United States during Crises
●●女性の政治進出を促進する要因に関する研究ーニカラグアを事例としてー
●●米韓同盟が揺らいでいる原因考察ー日本の同盟危機と克服を通じてー
●●ペルーにおける民主代表制の危機ーガルシア政権とウマラ政権における社会支出の政治的操作ー
●ラテン
●
アメリカにおける医療保険普及率格差の実証分析
Graduate School of International Cooperation Studies(GSICS) 24
修了生のおもな進路
国際機関・在外公館
教育機関
African Development Bank、Asian Development
Bank、ILO、Inter-American Investment
Corporation、UNCRD、UNDP、UNESCO、
UNICEF、WFP、WHO神戸センター、World Bank、
在イエメン日本大使館、在ガーナ日本大使館、在ザンビア
日本大使館、在セネガル日本大使館、在タイ日本大使
館、在バングラデシュ日本大使館、在ナイジェリア日本大
使館、在ラオス日本大使館、在リオデジャネイロ日本総領
事館、在ルーマニア日本大使館、旧ユーゴスラビア国際
刑事裁判所、在ベナン日本大使館、在マダガスカル日本
大使館、在コートジボワール日本大使館、在ウガンダ日本
大使館、在コンゴ民主共和国日本大使館
大阪大学、大阪薫英女子短期大学、関西外国語大
学、釧路公立大学、高知大学、神戸学院大学、神戸
芸術工科大学、神戸大学、拓殖大学、タマサート大
学、中央大学、東京大学、東京薬科大学、同志社大
学、東北大学、豊橋技術科学大学、長崎県立大学、バ
ンドン工科大学、姫路獨協大学、兵庫県立大学、フィリピ
ン大学、マケレレ大学、マラウィ大学、ラオス国立大学、
ランプン大学、龍谷大学、政策研究大学院大学、Sana's
University、奈良県教育委員会教育研究所、関西国際
学友会日本語学校、加西市立加西養護学校、川崎市立
高等学校、立命館宇治高等学校、兵庫教育大学附属
中学校、神戸市立鶴甲小学校
外務省、厚生労働省、財務省、農林水産省、総務省、
防衛省、国税庁、大阪税関、栃木県足利労働基準監
督署、愛知県庁、兵庫県庁、福井県庁、三重県庁、倉
敷 市 役 所、神 戸 市 役 所、豊 橋 市 役 所、名 古 屋 市 役
所、西宮市役所、姫路市役所、横須賀市役所、公正取
引委員会、東京都庁、人事院、衆議院議員
IBMビジネスコンサルティングサービス、アイシーネット、アク
センチュア、伊藤忠テクノサイエンス、NTCインターナショナ
ル、オリエンタルコンサルツ、環 境 工学コンサルタント、
Google Japan、コーエイ総研、シー・ディー・シー・インター
ナショナル、長大、帝国データバンク、デシジョンリソーシズイ
ンターナショナル、デロイトトーマツコンサルティング、東京コン
サルティンググループ、東京設計、東洋ビジネスエンジニアリ
ング、トランスコスモス、ネクストコム、パシフィックコンサルティ
ングインターナショナル、パデコ、ハマゴムエイコム、PWC
Consulting、みずほ情報総研、リサーチインターナショナル
ジャパン、りそな総研、山田ビジネスコンサルティング、大和
総研、八千代エンジニヤリング
官公庁
独立行政法人・非営利団体
アジア経済研究所、アジア防災センター、大阪府職員研
修所、岡山県国際交流協会、海外コンサルティング企業
協会、海外技術者研修協会、加古川医療センター、赤
十字血液センター、神戸YMCA、国際開発高等教育
機構、国際開発センター、国際協力機構、国際協力銀
行、国際交流基金、国際交流サービス協会、国際貿易
振興会、産業技術総合研究所、自治体国際化協会、新
エネルギー・産業技術総合開発機構、太平洋人材交流
センター、中小企業金融公庫、日本原子力研究開発機
構、日本国際協力センター、日本財団、日本政策金融公
庫、日本通訳協会、日本立地センター、PHD協会農林
漁業金融公庫、兵庫県国際交流協会、緑資源公団、
横浜YMCA、ロシナンテス
25
シンクタンク・コンサルタント
マスコミ
朝日新聞、北国新聞、共同通信社、神戸新聞、東奥日
報、日本新聞協会、日本放送協会、宮崎日日新聞社、
読売新聞
金融・保険・証券
あおぞら銀行、アクサ生命保険株式会社、池田泉州銀
行、岡三証券、京都銀行、カリヨン、興亜火災海上保
険、国際証券、信金中央金庫、新光証券、新生銀行、
住友信託銀行、損害保険ジャパン、中央労働金庫、中
国銀行、中小企業金融公庫、東京海上日動火災保険、
東洋証券、豊田通商、西日本シティ銀行、兵庫県信用組
合、りそな銀行、みずほ信託銀行、三井住友銀行、農
林中央金庫、モルガンスタンレー証券、山一證券、大和
証券SMBC、BNPパリバ証券
その他企業
アルプス物流、いすゞ自動車、壱番屋、インテック、伊藤忠
商事、内田洋行、NEC、NSソリューションズ関西、NTTコ
ミュニケーションズ、NTTデータ、NYN Container Line
株式会社、大江橋法律事務所、大阪真空機器製作
所、小野薬品工業、沖縄教育出版、大江化学工業、カ
シオ、カネカ、カルビー、紀伊國屋書店、京セラミタ、ク
ボタ、公文教育研究会、国際開発ジャーナル社、国際
航業、小松製作所、コナミ、コスモ石油、新キャタピラー
三菱、新明和工業、新日鉄エンジニアリング株式会社、
新日本製鐵、すかいらーく、青和特許法律事務所、宣
伝会議、全日本空輸、セントラル硝子、双日、ソニーケミ
カル、ソラン、大成建設、ダイハツ工業、ダイキン工業、
大和ハウス工業、大日本コンサルタント、大日本土木、谷
村実業、中部電力、電源開発、電通、帝国石油、東
芝、TOWA、東洋エンジニアリング、日産自動車、日本
IBM、株式会社日本AEパワーシステムズ、日本航空、
日本電気、日本ライフライン株式会社、ネイチャーズウェ
イ、ノエビア、阪和興業、P&G、日立建機、日立システ
ムアンドサービス、日立インダストリイズ、日立電線、日立
造船、日本ヒューレットパッカード、日立製作所、ファインド
スター、富士通、フューチャーアーキテクト、ファイザー、
ベネッセコーポレーション、本田技研工業、丸紅、マイク
ロソフト、マンダム、マツダ、松下電工、松下電器、三
井ホーム、三菱電機エンジニアリング株式会社、ミズノマリ
ン、ミニストップ、三宅合同法律事務所、メタルワン、ヤマ
ダ電機、ユアサ商事、裕幸計装株式会社、UFJ日立シス
テムズ、UFJIS、リクルート、楽天、アステラス製薬
※原則として修了時点の情報にもとづいており、現在とは名称、組織
形態等が異なる場合があります。
六甲台キャンパス 案内図
N
社会科学系
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Graduate School of International Cooperation Studies(GSICS) 26
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〒657-8501 神戸市灘区六甲台町2-1
TEL.(078)
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(教務係)
(078)
803-7265
(総務係)
FAX.(078)
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