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企業における 「食事バランスガイド」の 活用の現状について

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企業における 「食事バランスガイド」の 活用の現状について
企業における
「食事バランスガイド」の
活用の現状について
平成19年2月28日(水)
財団法人食品産業センター 二瓶 徹
平成17年度補助事業の取組内容
目的
近年、食生活に関わる様々な問題が指
摘される中、特に都市部の生活者にとっ
て食品を入手する主要な場の1つである
スーパーマーケットやコンビニエンススト
アにおいて、「食事バランスガイド」を活
用した情報提供等を行う実証試験を実
施し、利用者の「食事バランスガイド」等
に関する認識の変化を把握することを目
的とした(H17年度農水省補助事業)。
取組の流れ
仮説をたてる
ことが重要!
1.実証内容の大枠の検討
2.利用者の対象の検討・決定
3.対象の利用者が多く来店する店舗の選定
4.対象の利用者が抱える問題とニーズの把握
5.実施側のメリットと負荷の検討
6.実証試験とアンケート調査の実施
7.実証試験結果の分析・まとめ
スーパーマーケットにおける取組事例
~イトーヨーカ堂を例として~
イトーヨーカ堂新浦安店における食事バランスガイド゙実証試験について(仮説)
(ターゲット)
①30~60歳代の男性の肥満者、②単身者
③子育てを担う世代
0
19
30
40
「
子育てを担う世代」をターゲット
(
新浦安店を実証店舗にした理由)
・新浦安店周辺の居住者は ~ 歳代の
構成比が高い
・その世代に相当する ~ 歳の構成比
が高い
・ 歳代の夫婦と幼い子ども1~2人と
いう核家族世帯が中心
新浦安店での取組み概要
*浦安市ホームページより抜粋
30
小売店での普及が必要
食事バランスガイドとは
(内容)
私たちが健康で暮らすには1日に「何を」「どれだけ」
食べたらよいか。食事の望ましい組合せと量をわか
りやすくイラストで示したものです。
(厚生労働省・農林水産省決定)。
(その理由)
多くの人々が食品を選択・購入する場であるスー
パーマーケット、コンビニエンスストアといった小売
店舗は、幅広い年齢の人々が日常的に利用してい
ることから、「食事バランスガイド」の普及・活用に
ついて、様々な情報提供や普及活動が必要。
(子育てを担う世代の悩み)
・食に関する知識の欠如
(調理方法、献立の立て方、“何を”“どれだけ”食べたらよいかなど)
・子育てや仕事で忙しいため、料理に時間をさくことができない
・献立をたてることが面倒である
悩みを解決するには・・・
①看板(POP)等による「食事バラン
スガイド」の普及・啓発
②クッキングサポートコーナーにお
ける簡便な主菜の提案とバランスの
よい献立の提案
③惣菜コーナーにおける
副菜の提案
④管理栄養士による「食生活・栄養
相談コーナー」の開設
実証試験方法-1・ポスター、看板(POP)
の掲示の様子
店内出入口、食料品売場に「食事
バランスガイド」のポスターを掲示
し、各売場では5つの料理区分に
該当するPOPを掲示するとともに
、具体的な量の目安を記載。
また、食材とレシピが連動するよ
うなPOPも作成
実証試験方法-2・リーフレット配布
利用者に最も多くの情報を提供
するとともに、1日に“何を”“どれ
だけ“食べたかを確認するチェッ
ク欄も掲載。実証試験を通して
「食事バランスガイド」を参考にし
て買物をしたツールNo.1
実証試験方法-3・社員教育の実施
社員の意識を高めるとともに、利
用者からの質問に的確に答えら
れるようにするために実施。
・サービング数の表示
“どれだけ”食べたらいいかを情
報発信するために、惣菜コーナー
において表示した。
実証試験方法-4・レシピの作成
利用者のニーズが高いレシピには、1品目
だけでなく、バランスのよい1食を提案。ま
た、バランスのよい3食の献立例を記載す
ることにより、利用者に「食事バランスガ
イド」内容とバランスのよい献立のイメー
ジを持ってもらえるように作成。
・無料食事相談コーナー
の設置
利用者に、食事から健康を考えてもらうと
ともに、「食事バランスガイド」を理解して
もらうための有効な手段。保健所などより
足を運び易く、気軽に相談できるというメリ
ットあり。
実証試験方法-5・調理実演の実施
「食事バランスガイド」の説明を取り
入れながら、バランスのよい献立の
提案を実施。
また、調理実演と無料食事相談コー
ナーでは、「バランス献立」の食品サ
ンプルを置きながら説明することによ
り、利用者に視覚的・感覚的に適切
な量を覚えてもらった。
なお、調理実演では、旬の食材を利
用することにより、旬を感じてもらうこ
とと、加工食品をうまく活用した簡便
な主菜の提案を行った。
実証試験結果-1・「食事バランスガイド」の認知度の推移
実証後1週間と実証後3週間の認知度は、「内容を知っている」「見たことはあるが、
内容は知らない」が、10.4ポイント上昇した。
内容を知っている
実証後1週間
(n=94)
見たことはある
が、内容は知らな
い
初めて見た
実証後2週間
(n=116)
実証後3週間
(n=125)
0%
20%
40%
60%
イトーヨーカ堂
I 社
80%
100%
実証試験結果-2・「食事バランスガイド」の「わかりやすさ」の推移
実証後1~3週間の全てにおいて、「わかりやすい」が最も多く、「とてもわかりやすい」
との合計は約9割以上を占めた。特に管理栄養士による無料食事相談コーナーでは、「と
てもわかりやすい」と回答した利用者が多くを占めた。
実証後1週間
とてもわ
かりやす
い
わかりや
すい
(n=60)
実証後2週間
調 (n=90)
理 実証後3週間
実 (n=100)
演
実証後1週間
わかりに
くい
(n=34)
実証後2週間
食 (n=26)
事 実証後3週間
相
談 (n=25)
0%
その他
20%
40%
60%
I 社
イトーヨーカ堂
80%
100%
実証試験結果-3・「食事バランスガイド」の活用意識の推移
実証後1~3週間の全てにおいて、「大いに参考にしたい」「時々参考にしたい」との合
計は約9割以上を占めた。特に管理栄養士による無料食事相談コーナーでは、「大いに参
考にしたい」と回答した利用者が約6割以上と高い割合を占めた。
実証後1週間
大いに参
考にした
い
時々参考
にしたい
(n=60)
実証後2週間
調 (n=90)
理 実証後3週間
実 (n=100)
演
実証後1週間
食
事
相
談
あまり参
考にしな
い
わからな
い
(n=34)
)
実証後2週間
(n=26)
実証後3週間
(n=25)
0%
20%
40%
60%
イトーヨーカ堂
I 社
80%
100%
実証試験結果-4・「食事バランスガイド」を参考にした買物経験の推移
実証後1~3週間の全てにおいて、「食事バランスガイド」を参考にして買物の経験が
あるのは、約2割にとどまった。
実証後1週間
(n=60)
実証後2週間
調
(n=90)
理
実 実証後3週間
演 (n=100)
ある
ない
実証後1週間
(n=34)
食
事 実証後2週間
相 (n=26)
談 実証後3週間
(n=25)
0%
20%
40%
60%
I 社
イトーヨーカ堂
80%
100%
実証試験結果-5・食生活・栄養相談コーナーでの相談内容(一部抜粋)
肥満、高血圧といった生活習慣病に関する相談のほか、1日の食事の量(バランス)
についての相談が多くを占めた。
食生活・栄養相談コーナーでの相談内容
8
8
肥満
高血圧
4
やせ
5
コレステロールが高い
4
栄養バランス
3
子どもの食生活
糖尿病の食事
1
9
1日の食事の量(バランス)
2
食欲がない
0
2
4
人数
6
8
10
実証試験結果-6・食生活・栄養相談コーナーでアドバイスを受けた感想
約75%の相談者が「食事のバランスが大切だと思った」と回答。次に、「副菜を食べよ
うと思った」が多くを占め、相談内容を含め、相談者の悩みを解決しうるには、「食事バ
ランスガイド」がその一助になるのでは。
食生活・栄養相談コーナーでアドバイスを受け、普段の食事に
ついてどのような感想を持ちましたか
75.8
食事のバラ ン スが大切だと思った
16
主食を 食べよ うと思った
39.9
副菜を 食べよ うと思った
20.8
油を 控えよ うと思った
11.7
朝食を 食べよ うと思った
特に感想なし
その他
0
4.7
9.5
20
40
60
80
考察
利用者にとって「食事バランスガイド」は認知しやす
いツールであることがわかるとともに、「食事バラン
スガイド」の普及には、食品を購入する場での取組
みが、利用者に浸透しやすい方法の1つであること
がわかった。また、取組み方法は、掲示物のみでは
なく管理栄養士等、人を介した取組みがより効果的
であることがわかった。しかしながら、実証試験結
果から見られた利用者の認識の変化を、どのように
行動変容に結びつければよいかが課題であり、今
後、さらに進んだ取組みが必要であると思われる。
コンビニエンスストアにおける取組事例
~ローソンを事例として~
ローソン4店舗における食事バランスガイド゙実証試験について(仮説)
(ターゲット)
①30~60歳代の男性の肥満者、②単身者
③子育てを担う世代
小売店での普及が必要
食事バランスガイドとは
(内容)
私たちが健康で暮らすには1日に「何を」「どれだ
け」食べたらよいか。食事の望ましい組合せと量を
わかりやすくイラストで示したものです。
(厚生労働省・農林水産省決定)。
(その理由)
多くの人々が食品を選択・購入する場であるスー
パーマーケット、コンビニエンスストアといった小
売店舗は、幅広い年齢の人々が日常的に利用し
ていることから、「食事バランスガイド」の普及・活
用について、様々な情報提供や普及活動が必要。
「
若年の単身者」をターゲット
(
4店舗を実証店舗に選定した理由)
・
社会人、学生の単身者の利用頻度が高い
店舗をPOSデータをもとに選定
①学習院大学店(学生)
②田町駅北口店(学生)
③芝浦4丁目店(
社会人)
④ゲートシティ大崎店(
社会人)
4店舗での取組み概要
(若年の単身者の現状)
・若年の単身世帯全体では、50.2% がCVSを利用する
・20~29歳の男性の単身者の朝食の欠食率は26.5%と最も高い
・男性の単身者の野菜の摂取量は1日249.3gと目標値より低い
・朝食にかけることができる費用は200~300円程度である
・朝食を選ぶ基準は手軽に摂れるかどうかである
・朝食に飲む飲物はコーヒーもしくはお茶が上位を占める
現状を打開するには・・・
①朝ごはん応援キャンペーンの実
施
(時間限定セット割引の展開)
②食事バランスガイドを使ったバラ
ンスのよい食事の提案
③コンビニに足を運び、朝食を摂っ
てもらうための情報提供
実証試験方法-1・ポスター、リーフレット
の掲示の様子
店内出入口、レジ周りに「食事
バランスガイド」のポスターや
リーフレットを展開。
CVSは店内が狭いことや、消
防法、防犯上の規制もあるた
め、その制約をうまく活用する
ことが重要。
実証試験方法-2・「朝食の欠食改善」
セット割の展開
ナチュラルローソンの「おにぎり+飲料セット」
のセット割の展開
・玄米おにぎり(125円 198kcal)
+カゴメ野菜生活100(105円 50kcal 200ml)
=230円
・玄米おにぎり(125円 198kcal)
+雪印コーヒー(105円 500ml)
=230円
・玄米おにぎり(125円 198kcal)
+エルビーカテキン緑茶(105円 0kcal 500ml)
=230円
・玄米おにぎり(125円 198kcal)
+明治おいしい牛乳(105円 500ml)
=230円
以上、230円(税込み)を185円(税込み)にて展開
実証試験方法-3・SV数表示による
買い合わせの提案
おにぎり、弁当、サラダ等にSV数表示
することによる、バランスのよい食事とそ
の買い合わせを提案。
実証試験結果-1・「食事バランスガイド」の認知度の推移
実証前と実証中の「内容を知っている」、「見たことはあるが、内容は知らない」の推移を
みてみると、19.4ポイント上昇した。
実証中と実証後の「内容を知っている」、「見たことはあるが、内容は知らない」の推移を
みてみると、14.1ポイント上昇した。
実証前と実証後では、33.5ポイント上昇した。
内容を知っている
実証前
n=92
見たことはあるが、
内容は知らない
実証中
n=74
初めて見た
実証後
n=78
0%
20%
40%
60%
80%
ローソン
100%
実証試験結果-2-
・「食事バランスガイド」の「わかりやすさ」の推移
実証前中後の全てにおいて、「わかりやすい」が最も多く、「とてもわかりやすい」
との合計は約8割を占めた。
とてもわかりやす
い
わかりやすい
実証前
n=92
わかりにくい
実証中
その他
n=74
実証後
n=78
0%
20%
40%
60%
80%
ローソン
100%
実証試験結果-3・「食事バランスガイド」の活用意識の推移
実証前中後の全てにおいて、 「時々参考にしたい」が最も多く、「大いに参考にし
たい」との合計は約8割以上を占めた。
実証前
n=92
大いに参考にしたい
時々参考にしたい
実証中
あまり参考にしない
n=74
わからない
実証後
n=78
0%
20%
40%
60%
ローソン
80%
100%
実証試験結果-4・「食事バランスガイド」を参考にした買物経験の推移
「食事バランスガイド」について、「内容を知っている」、「見たことはあるが内容は知らな
い」と回答した方への質問。時間の経過による変化はほとんどなく、8割以上が「食事バ
ランスガイド」を参考にした食事や買物の経験がないという結果となった。
実証前
n=7
ある
ない
実証中
n=24
実証後
n=32
0%
20%
40%
60%
ローソン
80%
100%
実証試験結果-5・「おにぎりと飲み物のセット割引」について
(1)「おにぎりと飲み物のセット割引に気づいたのは全体の約1/3
程度
⇒コンビニエンスストアの店舗滞留時間は短時間であるため、
アイキャッチが難しい。
(2)セット割引の利用は、全体の約1割程度
⇒「セット割引があると朝食を食べるのに便利である」という意
見が大半をしめたことから、セット割引の認知度がさらに高く
なれば、その利用割合も高まったのではないかと考えられる。
今後、コンビニエンスストアにおいて取組を実施する際は、いか
にして実施している取組を認知させるかどうかについて留意する
必要がある。
考察
スーパーマーケットと同様、利用者にとって「食事バ
ランスガイド」は認知しやすいツールであるとともに、
その認知度はコンビニエンスストアの増加率が高
かった。しかしながら、実証試験結果から見られた
利用者の認識の変化を、どのように行動変容に結
びつければよいかといった、スーパーマーケットと同
じ課題があるとともに、利用者の店舗滞留時間が短
く、掲示物のスペースが限られるといった条件のな
か、どのように買い合せの提案や取組内容への理
解を促すかが、今後の課題である。
今年度の取組内容
~マルエツ(流通)、ロック・フィールド(中食)、
フレンドリー(外食)を事例として~
マルエツ(スーパーマーケット)
取組内容
1.店内における「食事バランスガイド」のポスター掲示、リーフレット配布
2.店内における「食事バランスガイド」を活用した看板の掲示
3.「食事バランスガイド」のシンボルとなるバランスこまの模型を展示
4.「食生活・栄養相談」への取組
5.バランスの良い献立提案とホワイトボードにサービング数表示
6.バランスの良い弁当の提供とサービング数を表示したPOPの取り付け
7.食品メーカーと連携したメニュー提案とサービング数表示・試食提供
8.購買頻度の高い商品へ「食事バランスガイド」を使ったレシピの取り付け
9.「食事バランスガイド」を活用した農業収穫体験
「店頭から“農”が見える・つながる」がキーワード
1. 農作物の生育過程を知ること、収穫を体験すること
2. 自分で収穫したものを食べることによる、食への喜び大切さを感じること
3. 「食事バランスガイド」を用いて“なにを””どれだけ”食べることができる
のかを理解すること
農業収穫体験の様子-1・車中において「食事バランスガイド」のレクチャーを実施
するとともに、個々のSV数の確認、その日に食べた朝
食を記入。
毎日の食生活チェックブック
「食事バランスガイド」でトライ!
ぼくの(わたし)の一日分は・・・
しゅしょく
主食
ふ くさい
副菜
しゅさい
主菜
つ
つ
つ
ぎ ゅ う に ゅ う・ に ゅ うせ い ひ ん
牛乳・乳製品
くだ も の
果物
つ
つ
調べ方は
次のページへ
農業収穫体験の様子-2・豚汁の材料である“さといも掘り”とそれを運ぶ様子。さ
といも掘りは、親イモ、種イモ、子イモのうち、どれを収
穫するかなどを説明。
農業収穫体験の様子-3中村消費生活課長
勝野消費者情報官補佐
4班に分かれて「食事バランスガイド」のレクチャーを実施
食品産業センター
石田食育企画係員
ナチュラルローソン(コンビニ)
取組内容
1.ポスター・リーフレットの掲示と配布による啓発
2.学生と連携した「食事バランスガイド」版お弁当の
開発と展開
3.学生と連携した3食毎の買い合せメニューの開発と
提案
4.SV数の表示(主食1.5SV、副菜2SV、主菜1SV)
5.食生活・栄養相談コーナーの設置
(新川1丁目店のみ)
開発したバランス弁当と
オリジナルリーフレット-1・女子栄養大学学生と連携した弁当開発とリーフレットによる朝
食の提案と買い合せの促進
店内における啓発の様子-2・買い合せの提案と棚周り料
理区分の説明およびバラン
スのよい食事の提案。
・イートインコーナーにおける
「食生活・栄養相談コーナー」
の設置
ロック・フィールド(中食)
取組内容
1.販促ツールの強化による食事バランスガイドのPR
2.食事バランスガイドリーフレットの配布
3.毎日の食生活チェックブックの配布
4.食事バランスガイドDVDの放映(路面店のみ)
5.従業員、店舗スタッフ(一部)への食事バランスガイドアンケート調査
6.社内での食事バランスガイドチェック(9月と10月に実施)
7.キッザニアにおける啓蒙(対象外)
取組のポイント
1. お客様の健康志向が強いことから、取組開始時はリーフレットの配
布、次の段階ではチェックブックの配布と段階的に配布資料を変更
2. お客様に認知していただけるよう、ツールの改善を実施
3. デパ地下、路面店の特徴にそったツールの展開
4. 従業員の意識向上のため、食事チェックを実施し、優秀者には表彰も!
デパ地下(RF1)の様子
・デパ地下は量り売りタイプ。L字型のPOPスタンド、商
品ラベル、冷蔵ケースにおいて、お客様がアイキャッチ
しやすいように掲示。チェックブックは2ヶ月目以降、レ
ジ袋に入れて展開。
路面店(地球健康家族)の様子
・路面店はお客様が自ら手に取り商品を選択するタイプ。
ご飯のSV数やDVD放映、商品への料理区分シール
の掲示が特徴。見て、手にとってバランスのよい買い
合せを促す(惣菜のSV数表記は今後の取組)。
フレンドリー(外食)
取組内容
1.食事バランスメニュー7品(はさみ込みメニュー販売)
2.ポスター掲示、リーフレットのレジ台前設置
3.告知チラシ(新聞折込チラシで配布)
4.5つの料理区分毎の情報提供(いーとみーと)
外食のメニューは副菜が不足しがちであるため、価格、
バランス、おいしさの観点から新規にメニュー開発を実
施。今回は主菜のサイズを小さくし、副菜(小鉢)や乳製
品等を加えることにより、価格とバランスを追求。
店内外における普及の様子
店外ののぼり
バランスメニューの掲示
メニューブック
卓上POPとリーフレット
新規に開発したメニュー
売れ筋No.2
(8食/日)
売れ筋No.1(15食/日)
総括
総括
食品を購入する場において「食事バランスガイド」を周知させ
ることは、アンケート結果からみても効果的である。
„ 「食事バランスガイド」を参考に買物等をする、いわゆる行動
変容まで至らしめるには、さらに消費者ニーズを的確につか
むとともに、それにあわせて展開方法を工夫する必要がある。
„ 理解を深め、行動変容に至らしめる1つの手段として「チェッ
クブック」をつけてもらうことが有効的である。
„ 情報発信をする側は、「食事バランスガイド」を理解し、正し
い情報を発信すること。コマのデザインやSV数、文言など。
⇒上記内容を踏まえ、従業員や管理栄養士等の専門家がよく
理解し連携し取組む必要がある。
„
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