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光通信実験管制端末装置

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光通信実験管制端末装置
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0 No.2
通信総合研究所季報
June 1
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1
6
研 究
光通信実験管制端末装置
鹿谷元一本 1
磯貝光雄* 2
(
1
9
9
4
年1
月2
4日受理)
TELEMETRYCOMMANDTERMINAL
COMMUNICATIONEXPERIMBNTS
FORLASER・
By
Motokazu SHIKATANIandMitsuoISOGAI
Telemetry Command t
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本
[キーワード]
テレメトリ・コマンド端末,テレメトリ信号,コマンド信号,グラフイカルユーザインタフェー
ス,技術試験衛星V
I
型,レーザ通信実験装置,衛星間光通信.
Telemetrycommandt
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rcommunication.
のテレメトリ信号処理,
1
. はじめに
コマンド信号発生を行う ωーω.
本装置は『人に優しい装置』の設計方針のもとに GUI
(
G
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l UserI
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c
e
)の導入,テレメトリに
基づいた LCEの状態推定・予測,それらの結果に基づ
光通信実験管制端末装置〈以下,本装置)は郵政省通
信総合研究所(以下,当所)の宇宙光通信地上センター
く勧告コマンドの発生等,新しい技術をとりいれて開発
(以下,光センター)に設置されており,技術試験衛星
V
I型(ETS
−羽)に搭載の衛星間光通信基礎実験装置
(以下, LCE;
LaserCommunicationEquipment)
されている.
以下ではテレメ卜リ・コマンド信号の流れ,本装置の
設計方針,ハードウエア構成,ソフトウエア構成および
機能について記す.
字宙通信部字宙技術研究室
4 宇宙通信部衛星通信研究室
4
2
6
3
通信総合研究所季 報
2
6
4
でコ マン ドに より固定が解除される .
)
2
. テレメトリ ・コマンド信号の流れ
ところで,以下において小金井局という 言 葉を用いる
第 l図に LCEに対するテレメトリ信号とコマンド信
が,これは広義には本装置及び光送受信系からなる当所
の ETS
-V
l実 験 設 備 全 体 を意味 し,狭義には本装置の
号の流れを示す。
LCEからのテレメトリ信号は電波回線と光回線によっ
みを意味するもの とする
電 波 回 線 を 経 由する もの は
TACC と小金井局の問には専用電話回線が引かれて
ETS-Vlの他 の ミッショ ンか らの テレ メトリ信号とあわ
おりテレメトリ信号とコマンドはこの回線により伝送さ
て地上局に降ろされる
せて
Sバ ン ド で 送 ら れ , 宇 宙 開 発 事 業 団 ( 以 下 ,
ASDA)の ETS-Vlデー タ中継 ・追跡実験地上システ
ムで受信 ・復 調 さ れ, NASDA筑波宇宙 セ ンタ ー中央
一 方, 小金井局から TACCへの笑験運用要求,
れる
TACCから小金井局への衛星運用計画 ・軌道決定値は
フ ァクシミ リにより伝送される 第 2図に NASD A・
追跡、管制所 (
TACC;TrackingandControlCenter)
の街島軍用管制プロプラ ム (
SOCS;Sate
l
l
i
t
eOperation
ControlSystem) により各 ミッションに分配される
NASDA
CRL
小金井局
.5m
光回線を経由するものは直接光センター の直径 1
インタフ ェース制御’
の望遠鏡で受信 され,同セン ター内で復調 ・変 換 ・記 録
される 本論文ではテレメトリについては前者のみを扱 っ
膏f
星運用管制
システム
テレメトリ
コマンド送信結果
ている
LCEの運用 に必要な 全ての コマ ンド信号は本装置で
発生され専用電話回線経由で N ASDAに伝送される
NASD Aで は Sバンドの電波にのせて ETSV
Iに送ら
コマンド
衛星運用計画
システム
(
ジ ンパルミラーは,
レーザ光の反射鏡と回転機構から
構成され, LCEの望遠鏡の前に設置されている
..
一一実
一
強一
還一
用
一
要
求
一一ー
一一 一一ー一一 一一骨
衛星運用計画
れ る ただし,ジンバルミラーロックオフのコマンドだ
けは NASDAで直接発生されるように設定されている
光通信実験
管制鎗i
末装置
大型計算徴
システム
』一一一
軌道
一決
一定
一
値
一__
,
.
』
ジン
−・鱈回線
パルミラ ーを回転させると 望遠鏡の入出光の角度が変化
4ー−・
FAXシー
ト
するの で
, 望遠鏡を直接光の入出方向へ向けるのと同 じ
効果がえられる
この回転機構は衛星の打上時には,打
上衝撃に耐えられるように固定されていて,静止軌道上
第 2図
NASDA・ETSV
I追跡管制システムと CRL小金A
局間のインタフェ ース
'
TRACKING
STATION
(NASDA)
SPACE OPTICAL
c
o
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v
岱任JNICA
τ
' 10N
(CRL)
第 l図
テレメトリ信号と コマンド信号の流れ
CENτER
Vol.40 No.2 June 1
9
9
4
2
6
5
ETS
−羽追跡管制システムと小金井局間のインタフェー
改修が容易となるようにした.
スを示す.
実際に作成されたソフトウエアでほ C言語を 1
0
0パー
セント使用している.
3
. 装置の設計方針
以下に,本装置の設計方針を記す.
3
.
5 市販ソフトウエア,ハードウエアの採用
一般に市阪品は,汎用性・耐久性・操作性に優れてい
3
.1 『人にやさしい装置』の開発
て,説明書等の文書も完備している.そこで,本装置で
テレメトリ・コマンドのための専任スタッフを置くよ
は保守の容易化,開発コストの低減,開発期間の短縮を
うなことは人的資源の制約から困難な場合が多いので,
図るため出来るだけ市販ソフトウエア,ハードウエアを
装置の開発にあたっては,実験担当者が直接装置を操作
使用することとした.
することを想定した.そして,テレメトリ・コマンドと
0
0パーセントの市販品,ソ
実際にはハードウエア絃 1
装置に関する深い知識を有しない者でも短期間のうちに
フトウエアも GUIソフトウエアには市販のパッケージ
操作方法に習熟し感覚的に操作できる『人にやさしい装
を使用している.市販品は取扱説明書等の公開情報だけ
置』の開発を基本目標のーっとして,表示方法・入力方
では判らないプラックボックスの部分があり使いづらい
法・コンビュータの判断機能薄を充実しマンマシンイン
面もあるが,同程度の物を新たに開発したとすればもっ
タフェースを向上させることとした.
と多くの費用と期聞を要したであろう.
マンマシンインタフェースのうち GUI(
G
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e)は特に重要で, リアルタイム画面表
示の開発ツールとして米国 VI社の DataViewsを導
4
. ハードウエア構成
第 3図に装置のハードウエア構成,第 4図に装置外観
入しテレメトリ表示,コマンドの入力方法を改良した.
を示す. TACCと小金井局は専用電話回線によって結
また, Xウインドウの採用により表示の切替え,拡大・
ばれており, TACCから小金井局へはテレメトリ信号,
縮小,多画面の同時表示・配置変更をマウスの操作で容
小金井局から TACCへはコマンド信号が伝送される.
易に行えるようにした.
専用電話回線はモデムに結ぼれている(回線種類;アナ
3.2 定義・パラメータのデータペース化
ログ,回線速度; 9
,6
0
0bps
,伝送手順; V
.
2
4
,V
.
2
5
,
定義,パラメータ等をプログラム中に埋め込んで記述
HDLC).装置は構成上から本体部,通信制御部およ
び NASDAシミュレータ部に分けられる.本体部では,
した場合,これを変更するにはプログラムを書き換える
必要がある.本装置では,コマンド・テレメトリの変換
ワークステーションがデータ処理機能を行う.通信制御
規則等できるだけ多くの定義,パラメータをデータベー
部ではパーソナルコンビュータが NASDAとのデータ
ス化してプログラムの変更に柔軟に対応できるようにし
の送受信を HDLCで行う. NASDAシミュレータ部
た.実際,本装置の開発終了後コマンドの仕様が一部変
o
c
s機
ではパーソナルコンビュータが NASDAの s
更になったが,データベースの変更だけで対応すること
能をシミュレートして装置独自で試験できるようになっ
ができた.
ている.
3
.3 インタフェースの明確化
実験計画は固定したものではなく変更される場合もあ
5
. ソフトウエア構成
るので,それに柔軟に対応できることが望ましい.そこ
本装置のソフトウエアはオベレーティングシステム等
で,本装置では新しい機能の付加,変更が容易なように
を除きハードウエアに対応した 3個のソフトウエアから
ソフトウエアのプロック毎に入出力パラメータの定義を
成っている.ソフトウエアの一覧を第 1表に示す.デー
詳細に記述してインタフェースを明確にした.
タ処理ソフトウエアは本体部に,通信処理ソフトウエア
3.4 高級言語によるプログラムミング
は通信制御部に.試験支援ソフトウエアは NASDAシ
従来,本装置のような実時間処理を行うソフトウエア
ミュレータ部に格納されている.
は高速化が容易なアセンプラ言語で主に記述されてきた.
ところが,アセンプラ言語は計算機の CPU毎に異なっ
6
. 機能概要
ており,使いこなせるようになるには習得に相当の期聞
『人にやさしい装置』の開発等,前記の装置設計方針
を要するため,プログラムの変更は限られた者にしか出
に沿って,本装置は従来の装置にみられない機能を有し
来ない.また,アセンプラ言語は構造化のレベルが低い
ている.第 2表に本装置の機能一覧を示し,以下にその
ため,その解説が容易ではない等の欠点がある.そこで,
中から特徴的な機能について概要を記す.
本装置では高級言語を出来るだけ使用して,後の改良・
6
.1 薗面表示機能
2
6
6
通信総合研究所季報
「ーー−ーーーーすーーーーー一ーーーーーーーーーーー−,
通信制御•'
I I
本体節
I
NASO
Aシミュレ−?留 l
第 3図光通信笑験管制端末装置のハードウエア構成
,、ードディスタ
プリンタ
||
I
口
キーボード
本体田
掴個酎曲面
第 4図光通信実験管制端末装置の外観図
キーボード
NASOAシミュレータ回
I
V
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.4
0 No.2 June 1
9
9
4
2
6
7
第 1表 光通信実験管制端末装置のソフトウエア一覧
ソフトワヱア名称
動作マシン
HP9000
1 データ処理ソフトウエア
730αx
織能慌恩
コマンド樋館、 Tt
,メトリ徳能.再現鎗能等
を行う.
2 通信処理ソフトウエア
陀 9801 FS/U2 NASDA
とのデータの送受信を、 HDLC明寺う.
3 試験支鑓ソフトウエア
PC9801 DSS
データ処理ソフトワエア.通信処理ソフトウ
エアを賦験するためs
o
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繍能をシミュレート
す
る
.
B xxmxxxx
叩
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C
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h 器
〈脱明〉
・ 7 ナログデ-~に限甲、リミヲト値による色別表示が晶る.
串和賞自
A
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エラーの場合
C
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tエラーの揖合
正常値
第 5図
プロック表示画面例
テレメトリ,運用中の LCEの状態, NASDA・
小
l
i
m
i
t及びそれぞれの upper/lowerl
i
m
i
t値)につい
金井関の回線状態等はリアルタイムでディスプレー上に
てチェックされ,
表示される.
わり運用者に警告が与えられる.また,
表示方法は, LCEのプロック図の上にテレメトリを
リミット値を超えたときは表示色が変
リミット値は適
宜変更することができる.
表示する方法(以下,『プロック表示』)と,従来からあ
以下に,それぞれの表示方法について概説する.
るキャラクタのみを表示する方法(以下,『プロック非
(
1
) プロック表示
)を選択できる.さらにこれらのいずれの表示画
表 示J
プロック表示では, LCE機器部分の機能プロック図
面内においても特定の項目をマウスでクリックすると,
に重ねて,そのプロックに関係するテレメトリが表示さ
,『メータ表示』または『グラフ表示』
その『数値表示J
れ,テレメトリ項目とその発生元が視覚的にとらえるこ
を選択して見ることができ,データを多角的に理解でき
とができる.第 5図にプロック表示画面の例を示す.
るようになっている.
a
u
t
i
o
n
/a
c
t
i
o
n
温度テレメトリは 4種のリミット値(c
(
2
) プロック非表示
プロック非表示では, LCE機器に関連する全テレメ
通信総合研究所季報
2
6
8
第 2表 機 能 一 覧 表 (1/4)
NO
大t
a健
備考
小俊能
中後飽
1 録作家内儀能
操作説明書の目次等を表示する
2 環境股定後能 環境飯定
データベース情報のメモリ展開
データベース情報の運用中の変更{グループコマンド}
潔境変更
運用者管理
パスワード.運用者管理
運用者著による送信可ド能管コマンドの限定*
運用のパスワ一
連本
運用者変更
運用ログ
レ
ファイ J
運用に関するの記録
データペース保護
ファイル保護*
運用操作記録ファイル
運用時間等の記録
*:UNIXのユーザ管理後能を使用
現在時刻管理
8 議 長 品−)レ 時刻管理
タイマ管理
7
t
7I
: .
1
・
b
時刻指定コマンド
ス
コ
マ
ケ
ジ
ン
ュ
ド
送
ー
ル
信
4 通信管理後能 通信回線管理 回線状怨表示
回線状態に関する記録
回線状態チェック
回線状態の監筏(無通信状態)
データリンクに関する制御
分配要求有り
ログオン
データリンク、ログオン状態等の表示
回線状腺ログ
PCl/F
制御
5 議メトリ
タイムアウト処理の起動(自動ログオンタイマ等)
スケジュールによるセープの開始/停止
問 リ 第 ・サ
ログオン時、分配要求する
ログオフ
分配項目設定 パス系テレメトリ
LCE関連テレメトリ
テレメトリ項目で要求
マイナフレームで要求
テレメトリグループ登録
DATへ保存する
7Ht
リ生ヂサ
t
7
1
スケジュールによるセープの開始/停止
叫!第?・
t
7
.
1
ファイ J
レ
6
主崎長品
工学値変換
テレメトリ日報ファイル
テレメトリ受信数等の記録
7~~トリ収集 :1,!I•• 1
1
1
1イ
b
テレメトリの収集スケジュールの配録
nメドJ
生7
・
−
n1島
イ
中間ファイル、表示可能
曲線変換
ライプラリ変換
解析変換
文字列変換
Zト~:I変換
cL、 ALのチェック
エ
ヲ
ヲ
,
,
ミ
ヲ
トf
予~~トリ予測
7
喜左鮎 J
I
プログラム埋め込みの変換
ライブラリ変後式DB主主録 変換式のデータペース定義
温度予以トリの予測
最小 2乗法
再生周期政定
再生周期、函面更新速度の般定
再生開始時刻級定
Vol.40 No.2 June 1
9
9
4
2
6
9
第 2表 機 能 ー 覧 表 (
NO
大機能
中機能
8 デ機能
ータベ ス 登録
2/4)
備考
小援能
バイナリ変換
妥当性チェック
9 コマンド機能
訟定
データベース情報のメモリ展開
設定変更
データベース情報の運用中の変更(グループコマンド)
コマンド生成 単発コマンド生成
グループコマンド生成
スケジュールコマンド生成 時刻指定コマンド
予測コマンド表示
異常時案内メッセージ、対処コマンドの表示
格納コマンド生成
マグニチュード工学値変換
C
E
俊器状態磁限後の送信
コマンド送信 L
絡納コマンド送信
グループコマンドの格納
コマンドの優先順位制御
即時コマンドの優先
テレメトリ照合
確
コ
マ
認ンド送信
ファイル
10 画面機能
TLM表示
レ
ファイ J
コマンド日報ファイル
コマンド送信数( OK/NG数)等
コマンド送信;I~グ ,-1111 仙
スケジュールコマンドの暦歴
コマンド履歴ファイル
コマンドの詳細属歴
プロック表示
NO. 11参照
プロック非表示
NO. 11参照
各ファイルの表示
VEE
VEEの起動
解析
他 APの起動
統計処理
温度(最大/最小値)等
補助
操作案内
操作説明書の目次等を表示する
印刷
画面ハードコピー
システム
ファイルの印刷
蓄積ファイルの印郎
モード切り曾え
リアルタイム/再生モードの切り曾え
システム終了
エラー表示
回線表示
DAT
DAT残容量表示
システムエラー表示
運用に関するエラー等を表示する
異常時の案内
対処コマンド等を表示
回線状態テキスト表示
データリンク、ログオン状態等の表示
の変更(既登録画面)
画面ヂサ変更 要望に表示されるデータの 表示 VJEW
コマンド送信 プロック選択
NO. I2参照
コマンドメニュー選択
NO. 12#照
記号入力
NO. l2参照
通信総合研究所季報
2
7
0
第 2表 機 能 一 覧 表 ( 3/4
)
NO
大機能
プロック
テレメトリの全項目を軽量器別に表示する
函面の色別表示
UP/DOWNリンクの区別等
ON/OFF表示
状態による色別表示
テレメトリデータ吏街
毎秒更新
テレメトリの全頃目をテキスト(一覧)で表示する
全項目表示
テレメトリデータ更新
毎秒更新
表示不要なテレメトリの消去/再表示
選択項目表示
表示VIEW
の変更{既登録画面)
長易自襲雲選
f
!
l
各種表示形l
備考
小銭能
中後能
1I プロック表示 機器状態表示
数値表示
グラフ
メータ
予測グラフ
温度テレメトリ(最小 2衆法)
リミット値の表示/変更
運用中の変更可
グ
ヲ
'
・ 'i寺川の:1~0-l't
テキスト表示
n・ 2系'i~;IPJ
12 コマンド
コマンド記号によるキーボード入カ
記号入力
即時コマンド
スケジュールコマンド
笠録
単発コマンド
グループコマンド
マグニチュードコマンド
ディスクリートコマンド
メニ zーによる順次選択
ヨ
選
守
ン
択ド員ニ~-
即時コマンド
スケジュールコマンド
登録/削除
格納コマンド
絡紛/送信/削除
単発コマンド
グループコマンド
マグニチュードコマンド
ディスクリートコマンド
グラフ入力
送信不可nンドの色.
8
1
J
表示
単発/グループの色別表示
~;~~;竜野の閥、響告
マグニチュード値のグラフによる入力
Vol.40 No 2 June 1
9
9
4
2
7
1
目
第 2表 機 能 一 覧 表 ( 4/ 4)
NO
大機能
12 コマンド
中機能
小機能
プロック選択
備考
機器によるコマンドの選択
即時コマンド
スケジュールコマンド
登録/削除
単発コマンド
グループコマンド
マグニチュードコマンド
ディスクリートコマンド
グラフ入力
マグニチュード値のグラフによる入力
1ンドの色.
!
J
l
j表示
送信不可J
単発/グループの色別表示
ヨ
守
ン
ト
.
グ
送
副
信
カ時の磁路、警告
,
メt
-
13 ヂサ蓄積機能 表示・印刷
ファイル
運用操作記録ファイル
運用時間等の表示
テレメトリ日報1
1仰
テレメトリ受信教等の記録
テレメトリi収集;I'グ.-~
テレメトリの収集スケジュールの記録
I
生γ・
n1仰
予
レ
メ
トJ
中間ファイル、表示可能
コマンド日報ファイル
コマンド送信数( OK/NG数)等
ヨ守ンド送信 ;
1
1
!
1
・
3
J
t
,
7
7仙
スケジュールコマンドの履歴
コマンド履歴ファイル
コマンドの詳細履歴
14 司事管手後能 回線管理
HDLC制御
HPI/F
制御
15
暗
号
宇
送信
制御 l
/
F
テレメトリ
受信表示
コマンド
制御 I
/
F
通信総合研究所季報
2
7
2
協~
Y
&
l
路知謀
x
x
x
x
闘
B
U 郷:』
x
x
x
x
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議
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I
事
繰
i
接組問鳴
m&l~ 盤揺 A 8
B
熔怒
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x
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x
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x
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x
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羽田X
郵~g ~
~007 器 r
識ii
融自邸
x
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x
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x
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x
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x
x
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x
5
磁聞置。
x
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X
X
X
X
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依x
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高温思議
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部m 回釘~~lH
i自~lK ~ft司自 i
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:
羽田xx
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麟盤
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一
一
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一
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協同問
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盟
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x
x
x
x
x
x
x
テレメトリ選択表示
X
X
X
l
α
x
x
x
x
x
x
x
x
x
〈鋭明〉
・7ナログデータに限り、リミヲト健による色別表示がある.
赤貧自
A
c
t
i
o
nL
i
m
i
t
エラーの場合
C田 t
i
o
nL
i
m
i
tエラーの場合
正常盤
第 6図
プロック非表示画面例
巨~=][~~~~[§]~~~~
L
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・ 割 引 凱p•••
加 古 型P
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B
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T
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X
X
X
X
X
X
X
Y
Y
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D
DBB:削: S
S X
X
X
X
X
X
X
YY
/剛/
D
D皿:附: S
S X
X
X
X
X
l
α
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/岨V
DDB
B:胤:鑓
Y
Y
x
x
x
x
x
x
x
I nヲ |
/聞/D
DB
B:削:鎚
Y
Y
X
X
l
α
x
x
x
| 予剖グラフ
|
| 拡大グラフ
|
|
|
トタ
| リミット値変更|
|
中止
第 7図 数値表示画面例
|
S X
X
X
X
l
α
z
Y
Y
J
M
M
/
D
D阻:剛: S
Y
Y
/
1
1
1
1
/
D
Dm :削: S
S X
X
X
X
l
α
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悶VDD皿:鵬:岱
Y
Y
J
x
x
x
x
x
x
x
Y
Y
/剛/D
DB
B:雌: S
S X
X
X
X
X
X
X
,、 YY
/闘VDD阻:胤: S
S
X
X
X
X
X
X
X
仁日
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0 No.2 June 1
9
9
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2
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B
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0
機 織 議 機1
|
Z次元グラフ
|
|
鉱大グラフ
|
| リミット値変更 |
|
阻
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x
x
x
7
1
0
G
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闘
一
一
一
− XlαXI
2
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中止
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x6
8
1
0
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第 8図
グラフ表示画面例
巨~~~~~~~~~ヨ
E
LG
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M
A
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I
K
|蜘|
ー
|リミヲトグラフ |
|
|リミヲト値変更 |
|
中止
|
a噌
第 9図
EEE
| 位大グラフ
n
u’
句。 a
−A −の &−
−q
T
E
L
おC
且
’
際線機機繍
3
・
2 ー
10
2次元グラフ表示画面例
2 3 4
通信総合研究所季報
2
7
4
巨~Eヨ巴日巨到§]~ ~~~
L
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P
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C
C
DTEMP
|
数値
|
|
グラフ
|
|
干測 グラ フ
|
|
拡大グラ フ
|
xx
x
I
A勺 −−.?+'、, |
| リミ ヲト値変 更 |
|
|
中止
第1
0図
第 3表
ブロック選択
x
x
xx
x
x
ロ
ヨ
メータ表示画面例
コマ ンド入力 }
j法の極J
i
J
'
i
ブロ ック表市函面で設置の各機器部分を選択すると.選択し
た装置に関係するコマンドの一覧が表示され.その中から希
望のコマ ンドを選択する.即時コマンドとグループコマ ンド
l
草
色)
j
l
jに表示される.また、意味の熊い コマンドは色別表示
となり選訳 ・送信できない.
コマンド一覧(全コマンド表示)から送信する コマ ンドを選
2 コマンドメニュー選択 択する.即時コマンド とグループコマンドは色別に表示され
る.また
、 意味の無いコマンドは色別表示となり選択・送信
できない.
3
トリのテキスト表示をする
a
c号入力
e
号をキーボードから入力する.
コマンド l
この表示ノヴ法は従来の表示
のデ ー タから求めた予測値も表示されるので,状態 の変
方法であるが, 表 形 式 で ま と ま っ て い る 特 徴 が あ る 第
化を予想し ,適切な対応をとるのに役立つ . 例と してジ
6図にブロ ック 非 表示画面の例を示す.
ンノリレの 角 度変 化 のグラ フ表 示を第
(
3) 数 値 表 示
8図 に
,
その
2次}
l
;
表 示 を 第 9図 に示す
数値表示では, 全テレメトリ項目を対象として,選択
(
5
) メータ表示
された特定の項目について取得時刻順に数 値で並べて表
メータ表示では,テレメトリがアナロクメ ー タで表示さ
示され,デー タはスクロ ール・ ア y プ/ ダ ウンするので,
れ
,
値 の 細 か な 変 化 を 見 る こ と が で き る 第 7図に数値表示
れる 第 1
0図 に メータ表示の例を示す
画面の例 を示 す.
d
6
.2 画 面 入 力 機 能
(
4) グラフ表示
コマンドの設定方法は運用者の習熟度に応じて選択で
グラフ表示では,温度 ・角度テレメ卜リのグラフが表
示 さ れ, 変 化の概要を視覚で捉える こと が 出 来 る
リミッ ト値と現在値との関係がアナロク 的に提えら
過去
きる
コマンド記号をキ ーボード か ら 入 力 す る 従 来 の 方
法 (『記号入力』)の他に,ブロ ック表示画面上で コマン
2
7
5
V
o
l
.4
0 No.2 June 1
9
9
4
第 4表 コマンドの種類
I 単発コマンド
単発コマンドは運用者が一回に要求できるコマンドの母小単位であ
る
.
2 グループコマンド
単発コマンドの集合体で定f
lされた一連のコマンド群である.
3 スケジュールコマンド
時刻指定機能が付加されたコマンドである.単発コマンド、グルー
プコマンドどちらでも段定が可能.
4 予測コマンド
L CE俗務状態を常に監視し.異常が発生した織合、必要なコマン
ドの要求をメッセージとして出力し、運用者が必要と寵めた燭合は
予湖コマンドとして生成、送(置がおこなわれる.
s結納コマンド
socSへコマン F群をいったん格納してお宮、運用者からの送信
要求によって、格納したコマンドの一緒送信を行う.
~~平Il [
2
!
f
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lE
亙日仁豆己仁亙コ仁亙コに亙コ
E互E
樋本,ユ~- a箇
グラフ入力百面
.
.
,巴豆コ
··~~
• E二コ仁二コ
土
,
.
.
マ
>H
•C二コ亡コ
,亡二コ E二コ
I•仁二二コ E二コ
・亡二コ仁二コ
時間亡2
回
白
骨
.
.
.
.
,
ロE
実行L定す.
'ろしいですか?
.
.
.
.
⑦
ヨマシ•~~~- n
GJ
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四
m
:
:
=
:
:
:
ニ
コ
・
回晶白回目
〈揖作手順〉
@基本メニュー図面より・コマンド・ '
I
:選択する.
@ ロマンド,""'‘ー画面より.
−
,:
..
. λ力. '
I
:選択する.
@ 追i
B
l
l
l
J
l
l
i
l
択, zュー園面より・即時コマン γ
'
l
:
;
l
t
択する.
@全即時ヨマン Vー覧より、送信したいコマンドを翠択する.{柑":hードn;~・)
@ 宜即時コマンドー覧より・其行・を置択する.
送信an翠叙, aユ~- s箇
@ マグユチュード殴定方睦メユュー画面より・グラヲ入力・を量択する.
マグ孟,'£ードWVI怯メ~£-·薗
れ置
る
−す
る択
内ト
ウヲ
入を
へ・
内ソ・、企Z
ンリい
ィ− L
ドセ・
、で場ー
力うは川田
λ 行会油
m
m正肘
ル応すH
を司るペ
命
ソ
l 町い山
−
MMを 乱
品は
拘 留 , 、 EFEd
マは−−
ス回笹山相
時町二関
、E
力カグ信
肱町チ周
﹀λλ マ 量
︿
茸・.
注
第1
1図
①
{タリヲクした箇所が柑":t·-~-也となる.最高 5 箇所可能}
@通信前チエフクを量択し、過幅間隔を入力する.
@
グヲヲ λ力園田より・コマンド過恒・を軍択する.
メニュー入力方法(即時・マグニチュード[グラフ入力])
ドを設定する方法(『ブロック選択」)とコマンド一覧表
上で設定する方法(『コマンドメニュー選択』)がある.
いず・れの方法でも装置と対話形式で数値設定をおこなう
ようになっている.
第
グラフ λ力画面の、グラフ l
l
j
j
'
1
:マウスでタヲフタする.
3表にコマンド入力の方法,第 4表 l
ごコマンドの種
類を示す.メニュー選択によるコマンド入力手順の例を
1図に示す.
第 1
6
.
3 データ蓄積機能
運用時間等の運用履歴は運用操作記録ファイルに記録
される.取得されたテレメトリデータは,テレメトリ日
報ファイル,テレメトリ収集スケジユ’ール及びテレメト
リ生データファイルに記録される.送出したコマンドは,
コマンド日報ファイル,コマンド送信スケジュールファ
イル及びコマンド履歴ファイルに記録される.テレメト
リ生データファイルは最終的にはテ’イジタル磁気テープ
(DAT)に転送され保存される.
6
.
4 再生機能
再生機能により
DATに 保 存 さ れ た テ レ メ ト リ デ ー
タは再生させて実験状況を再現することができる.再生
速度.再生区間の指定が可能である.
6
.
5 状態髭視機能
状態監視機能によりテレメトリとコマンドの履歴から
通信総合研究所季報
2
7
6
LCEの状態を推定・予測し,必要に応じて運用者に警
告を与えて事故の発生を予防する.
データベースを変えれば別の衛星管制にも応用可能であ
る 本装置の設計思想である『人に優しい装置』が将来
テレメトリがリミット値を越えた場合には表示色が変
の管制装置設計にも取り入れられれば,実験担当者は管
化する.また,得られたテレメトリ値から予測値を計算
制作業の負担から解放され複雑高度な実験に専念するこ
し表示する.
とが可能になる.
運用者により設定されたコマンドは LCEの現在の状
態と比較され,不合理なコマンドである場合にはその旨
謝 辞
のメッセージが表示される.また, LCEが異常な状態
本装置開発の新しい試みに積極的に参加していただい
に陥った場合には対応すべきコマシドが表示される(勧
た三菱スペース・ソフトウエア株式会社の関係者に感謝
告コマンドの発生).運用者はそれらを参考にして,対
いたします.また,衛星間光通信基礎実験に協力いただ
応策をとることになる.
いている NASDAの関係者に感謝いたします.
6
.
6 解析機能
解析機能によりテレメトリ信号を解析することができ
参考文献
る.当所では必要に応じて解析ソフトウエアを組み込む
(
1
) 鹿谷,有賀,板部,石津,高部,漬本,“衛星間光
ことを予定しており,現在は温度テレメトリの最大値/
通信基礎実験計画”,電子情報通信学会衛星通信研究
長小値等を表示するようになっている.
,
1
9
8
8
年 6月
.
会
, SAT88-9
7
. おわりに
ETS
一羽による衛星間光通信基礎実験用に開発した管
制装置について記した. NASDAとの数次にわたる試
験と実験担当者に対する運用講習会を終え,あとは
ETS-VI打ち上げを待つばかりである.衛星の定常運用
後は 24時間の連続運転に入るが,初期の目的をはたし
てくれるものと確信している.
本装置は『人に優しい装置』を目指して,テレメトリ
の表示,コマンドの入力方法等に新しい試みがなされて
いる.また,可能な限りデータベース化されているので,
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