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金型温度調節コントローラ概要 金型温度調節コントローラ
CONTROLLER FOR CARTRIDGE HEATER −GUIDE− CONTROLLER FOR CARTRIDGE HEATER 金型温度調節コントローラ概要 金型温度調節コントローラ V 金型温度調節コントローラM−HTM3021・M−HP2−200は2011年7月で規格廃止となりました。それぞれ代替品はKCHH・KCHDとなります。 ■PID制御温度調節コントローラの必要性と特長 KCHH(三相・1CH) 成形品の品質を確保し安定させるためには、金型設定温度に対し、上下温度の幅を抑え、温度を極力一定に保ち安定させる調節機能が 必要です。 本コントローラは、PID制御方式を採用することでヒータを用いる金型の温度調節の難しさを解消しました。 t PID (Proportional−比例、 Integral−積分、Derivative−微分) 制御方式。 (※1) t 金型温度のバラツキが影響しやすい高精度の成形品、また金型温度管理の厳密な成形品に適しています。 t 従来のON・OFF制御方式(※2)と違い、金型温度のバラツキを抑えることができます。 162 電源 ① ▲ 設定 (時間) t 206 ※1 PID制御とは… 金型の設定温度に対し温度が上昇下降するバラツキの幅を極めて小さく抑える制御方法です。 また本コントローラはPID機能とSSR(半導体リレー)を組み合わせることにより、PID制御機能が ヒータへの電力供給を自動調整し、設定温度に対する精度を改善します。→図1参照 ▲ 設定 (時間) t KCHD(単相・2CH) 184 CH1 246 R S T U V W 173 ② ③ 熱電対 過昇 A + − 1 U 200V 1kW V ④ 2 U 型 200V 1kW W W 200V 1kW *本カタログ記載のすべての熱電対が使用できます。 ・過昇端子 1 2 ④修理(お見積) もしくは 交換連絡 ミ ス ミ モールド事業部 TEL:03-3647-4190 技術サポート窓ロ ③検品 電源 1299 72,000 Delivery 出荷日 最大負荷 型 式 最大電流 温度調節 KCHH KCHD 5 A B/+B/−1 2 A B/+ B/−1 2 セ ン サ 日目発送 金型温度コントローラに、ヒータ・熱電対を接続し、電源を入れてください。自動的に金型温度を設定温度に極力近い温度に制御します。 ・温度の設定 UP/DOWNキーで温度を設定します。 DOWNキー 現在値 UPキー ・制御の設定 PID (出荷時)・ON/OFFの設定方法 制御パラメータモードに変更したあと、 MODEキーを4回押し、画面 を制御種類設定画面に切替えます。 UP/DOWNキーで変更できます。 20 設定値 80 MODE FUNC 制御種類設定画面 ・ センサー種類の変更 1表示の切り替え MODEキーを2秒押し続け、 表示を切り替えます。 設定モード画面 (1)過昇端子をご使用頂くと別売のブザーや警告灯により異常を 知らせることができます。 (使用しない場合でも、異常の際は温度調節器に表示されます。 ) (2)異常時は速やかに電源を落とし、原因を調査してください。 重 量 使用環境 KCHD KCHH 三相 200/220V (50/60Hz) 単相 200V 5kW×2 (抵抗負荷) 三相 200V 10kW(抵抗負荷) 三相 220V 11kW(抵抗負荷) 単相 220V 6kW×2 (抵抗負荷) 30A 電子式デジタル表示(PID制御) 自在 (K・J・R・T・N・S・B) *出荷時はK熱電対用になっております 約7.4kg 約4.5kg 5℃∼40℃ (但し結露させないこと) ■使用方法 ブザー or 警告灯 電源 型 式 入力電圧 128,000 Order 注文例 現在値 20 設定値 ②商品送付 入力 AC200V/220V ■仕 様 ¥基準単価 式 KCHH KCHD お 客 様 ①問合せ 修理依頼 入力 AC200V/220V 出力 最大抵抗 負荷(30A) MODE FUNC 2センサーの変更 もう一度MODEキーを押すと、表示 が切替わります。 UP/DOWNキーでセンサーの種類を 変更します。 センサー種類画面 DOWNキー 80 I SET 1 <初期設定モード> 2秒長押し ※ 00 MODE FUNC 1回 ※00 0I 02 03 04 05 06 I0 I I UPキー K熱電対 (出荷時) J熱電対 R熱電対 T熱電対 N熱電対 S熱電対 B熱電対 Pt100Ω JPt100Ω ※ DOWNキー I I0 UPキー ※ I I 0 PID制御 (オーバーシュート抑制機能付) (出荷時) 0 I 0 PID制御(オーバーシュート抑制機能無し) 020 ON/OFF制御 MODE FUNC 4回 セルフ (出荷時) ・オートチューニングの設定 制御パラメータモードに変更したあと、 MODEキーを7回押し、画面を チューニング設定画面に切替えます。 UP/DOWNキーで変更できます。 温調ヒータ 本商品についてのお問い合わせ、修理・交換のお申し込みは ㈱ミスミ モールド事業部へご連絡ください。 U1 V1 E R S V 200V 1kW (7)入出力電線の接続は、圧着端子で確実に締め付けてください。 三相200V 三相200V 3kW 4kW (8)成形機の型開閉によりヒータ、センサのケーブルが損傷する ・2CHコントローラ KCHD と温度調節コントローラ内にある電器部分が故障する恐れが 入力 入力 出力 出力 熱電対① 過昇① 熱電対② 過昇② ありますので、ケーブルの引き回しにはご注意ください。 ② ① ① ② R S U1 V1 R S U2 V2 A + − 1 2 A + − 1 2 (9)引火性ガス雰囲気では使用しないでください。爆発、火災の 原因となります。 U1(U2) (10)濡れた手での操作は行わないでください。感電の原因となります。 200V 1kW (11)コントローラに水がかからないようにしてください。そのま W1(W2) ま使用すると、感電、漏電、故障の原因となります。 200V 1kW (12)コントローラへの結線、配線は有資格者によって行ってください。 単相200V 2kW (13)プレート穴とヒーターのクリアランスは片側0.05以下をお奨めし 型 式 入力 出力(ヒータ負荷) 温度センサ ます。クリアランスが大きすぎる場合、異常発熱によってコント KCHH R・S・T(三相200V/220V)U・V・W ローラにショート等の不具合が発生する場合があります。 +・−* KCHD R・T(単相200V/220V) U1・V1 ,U2・V2 ■修理・交換について CH1 出力 最大抵抗 負荷(30A) ① 温度調節器 ② リセットスイッチ ③ スタート/ストップスイッチ ④ サーキットプロテクター V 熱電対・電源ケーブルは付属しておりません。 200V 1kW 200V 1kW 200V 1kW U2 V2 E R S 11 出力 CH2 ① ■使用上のご注意 入力 (20) CH2 図 2:ON・OFF 制御方式 の用途の場合は責任を負いかねます。 (2)表示された電源電圧以外で使用すると、火災、感電、故障の 原因となりますので、他の電源電圧で使用しないでください。 (3)最大容量を超えてヒータを接続しないでください。温度調節 コントローラ内にある電器部品が故障する恐れがあります。 (4)本コントローラボックス内の既存配線の改造は絶対に行わな いでください。 (5)センサの接続、入出力の配線は電源を切って行ってください。 (6)センサは指定されたタイプを使い、接続は確実に締め付けて ください。 V W ① 温度調節器 ② リセットスイッチ ③ スタート/ストップスイッチ ④ サーキットプロテクター V 熱電対・電源ケーブルは付属しておりません。 ※2 ON・OFF制御とは… 金型の設定温度に対し、設定値を上下(温度がある一定以上上昇したときにスイッチOFF、ある 一定以下になったときにスイッチONの繰り返し)に制御する機能です。設定温度に対するバラ ツキの幅はヒータと金型の熱バランスにより変化しますが、PID制御と比べて大きなバラツキが 生じます。→図2参照 ■結線 ・ 1CHコントローラ KCHH (1)射出成形用金型の温度調節用としてご使用ください。それ以外 過昇 センサー Pt100Ω K 11 図 1:PID 制御方式 T (温度) 1 2 NC A B/+ B/− ④ V 温度センサとヒータの位置により、多少温度のバラツキが生じることもあります。 入力 AC200V/220V R S T 出力 E 最大抵抗 U 負荷(30A) ② ③ <設定温度に対する温度制御の違い> T (温度) (20) 268 239 チューニング種類設定画面 ※ 2 MODE FUNC 7回 DOWNキー UPキー I オートチューニング ※2 セルフチューニング (出荷時) I MODE FUNC 1回 1300