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倒産集計 信用交換所京都本社
2013 年 1 月 10 日 倒 産集計 信用交換所京都本社 12年12月繊維倒産 件 数 は 2 カ 月 連 続 で 前 年 比 増 加 ▼全 国▲ 発生件数=41件 負 債 額=81億2600万円 2012 年(平成 24 年)12 月の全国繊維業者の倒産(負債額 1000 万円以上=整理・内整理含 む)は 41 件、前月比で 7 件(20.6%)、前年同月比 1 件(2.5%)増加した。 負債額は 81 億 2600 万円で、前月比 39 億 6700 万円(95.4%)、前年同月比は 42 億 3200 万 円(108.7%)の増加となった。負債額 10 億円を超える大型倒産が、㈱スタンロード(実質本 社:茨城県稲敷郡、紳士スーツ製造、負債額 16 億円)、㈱松岡(兵庫県姫路市、なめし革製 造、負債額 13 億 7200 万円)の 2 件発生したことで、負債額を若干押し上げたものの、以外 5 億円以上は㈱スンタロードの傍系帝共ソーイング㈱(茨城県稲敷郡、紳士スーツほか縫製、負 債額 6 億円)ほか 1 社にとどまった。 目立った業種の偏りや要因はなく、引き続き売上不足や資金不足による不況型の倒産が大部 分を占め、長引く景気低迷の影響に打開策が見つからず、事業継続を断念せざるを得ない中 小・零細企業の実態が浮き彫りとなっている。 11 月度の全国スーパー売上高(日本チェーンストア協会)は既存店ベースで 9 カ月連続前年 実績を下回る中、品目では衣料品が全国的な冷え込みで防寒・ウォームビズなどを含む冬物衣 料の好調で 5.2%増。また百貨店売上(百貨店協会加盟)も衣料・身の回り品の牽引もあって 7カ月振りに前年比プラスとなり、前年比売上高が通年で 1996(平成 8)年以来、16 年振りに 上回る見込みで、秋物不振をなんとかカバーしている。 さらに、安倍政権発足後は円安基調や 12 月 28 日には日経平均株価も年初来高値で終り、震 災前の水準に戻すなど期待感が表れていることから、これが消費意欲を底上げすれば年始商戦 にも追い風となる可能性がある。 しかし、繊維業界は冬物の決済資金需要が迫り、2012 年同様資金面に不安を抱えている中 小・零細企業の破たんが相次ぐことも予想され、先行きの予断は許されないと見られる。 業種別では、「紳士・婦人・子供服・被服製造卸」13 件、「小売商」7 件、「ニット製品・ 洋品雑貨製造卸」6 件、「染色整理・特殊加工」4 件、「織物製造」「その他」各 3 件、「織 物卸」2 件、「糸及び原料商」「呉服・和装製品製造卸」「寝具・インテリア製品製造卸」各 1 件。 原因別では「業績ジリ貧」が 33 件で全体の 80.5%を占め、その他「業況急変」5 件、「貸 倒れ損失」2 件、「融手連鎖」1 件となった。 ▼京 都▲ 発生件数=1 件(前年同月 1 件) 負債額=4000 万円(前年同月 1 億 6000 万円) ▼滋 発生件数=0 件(前年同月 0 件) 負債額=0 円(前年同月 0 円) 賀▲