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「個別の指導計画」・「個別の教育支援計画」 ガイドブック 平成26年 3月

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「個別の指導計画」・「個別の教育支援計画」 ガイドブック 平成26年 3月
「個別の指導計画」
・
「個別の教育支援計画」
ガイドブック
平成26年
福
岡
市
教 育
3月
委
員
会
目
次
Ⅰ 「個別の指導計画」・「個別の教育支援計画」について
1
「個別の指導計画」・「個別の教育支援計画」の役割
1
2
「個別の指導計画」・「個別の教育支援計画」の内容
1
3
「個別の指導計画」と「個別の教育支援計画」の関係図
2
4
「個別の指導計画」の作成
2
5
「個別の教育支援計画」の作成
3
参考資料
Ⅱ
4
記入例集
個別の支援会議シート(保育園・幼稚園)
12
個別の教育支援計画(小学校・中学校:通常の学級)
13
個別の教育支援計画(小学校・中学校:特別支援学級)
14
個別の教育支援計画(特別支援学校)
16
個別の指導計画(小学校・中学校:通常の学級)
18
個別の指導計画(小学校・中学校:特別支援学級)
20
個別の指導計画(特別支援学校)
24
個別の移行支援計画
26
Ⅲ
様式集
引き継ぎシート
30
個別の支援会議シート(保育園・幼稚園)
31
個別の教育支援計画(小学校・中学校:通常の学級)
32
個別の教育支援計画(小学校・中学校:特別支援学級)
33
個別の教育支援計画(特別支援学校)
34
個別の指導計画(小学校・中学校:通常の学級)
36
個別の指導計画(小学校・中学校:特別支援学級)
38
個別の指導計画(特別支援学校)
42
個別の移行支援計画
44
はじめに
平成20年3月に告示された幼稚園教育要領,小学校及び中学校学習指導要領及び,平成21年度の
3月に告示された高等学校学習指導要領において,障がいのある幼児児童生徒の指導の在り方が明確に
されました。
これにより,各学校等において特別な教育的支援が必要な幼児児童生徒の指導や支援において,特別
支援学校の助言や援助を活用すること,
「個別の指導計画」や「個別の教育支援計画」を活用しながら,
組織的,計画的に取り組むことが,より一層求められるようになりました。
福岡市においては,
「夢に向かってチャレンジする子ども」をはぐくむことをめざし,
「個」
「共に」
「社
会へ」をキーワードに,一人一人を大切にした個に応じた教育を行うこと,障がいの有無にかかわらず
互いに認め合い,支え合い,学び合う教育を進めること,将来の自立を考えた取組を進めることを重点
とした福岡市特別支援教育推進プラン「福岡いきいきチャレンジプラン」~一人一人のニーズに応える
教育~を策定しました。その柱1「個」の取組1「教育内容」の重点1「障がいのある幼児児童生徒へ
の一貫した支援の充実」には,「個別の指導計画」と「個別の教育支援計画」の更なる充実を図るため
に,『「個別の指導計画」
・
「個別の教育支援計画」ガイドブック』の作成を明示しています。
この『「個別の指導計画」・「個別の教育支援計画」ガイドブック』は,具体的な「幼児児童生徒の実
態把握」から「目標設定」や「活動内容」を明確にし,「一人一人への適切な支援」を充実することが
できるように,また,日常の学習活動での活用や評価を踏まえた指導の改善を効果的に行えるように,
「個別の指導計画」
・
「個別の教育支援計画」について,記入例集,様式集の内容になっています。特別
な教育的支援が必要な幼児児童生徒の一人一人のニーズを把握し,長期的な視点で,就学前から学校卒
業後までを通して,一貫した的確な支援を行うためにこのガイドブックを活用していただきたいと考え
ています。
平成26年3月
福岡市教育委員会
Ⅰ
1
「個別の指導計画」
・「個別の教育支援計画」について
「個別の指導計画」
・
「個別の教育支援計画」の役割
「個別の指導計画」は,一人一人の児童生徒に対して効果的な指導を行うために教育課程を具現化し
たものであり,教科や領域ごとに,一人一人に関して具体的な指導目標,内容・方法を示したものです。
これに対して,障がいのある幼児児童生徒を生涯にわたって支援する視点から,教育,医療,福祉等の
関係機関の関係者及び保護者等が幼児児童生徒の障がいの状況等に関わる情報を共有し,一人一人のニ
ーズを把握して,教育的支援の目標や内容,関係者の役割分担などについて計画を策定するのが「個別
の教育支援計画」です。
個別の指導計画・個別の教育支援計画には,次のような役割があります。
(1) 一人一人の障がいの状態に応じたきめ細やかな指導が行える。
(2) 目標や指導内容,幼児児童生徒の様子等について,関係者が情報を共有化できる。
(3) 園・校内の職員の共通理解や体制づくりに役立つ。
(4) 個別的な指導だけでなく,集団の中での個別的な配慮・支援についても検討ができる。
(5) 幼児児童生徒のめざす姿が明確になる。
(6) 指導を定期的に評価することにより,より適切な指導の改善につながる。
(7) 引き継ぎの資料となり,一貫性のある指導ができる。
「個別の指導計画」
・・・指導を行うためのきめ細かい計画
児童生徒の教育的ニーズに対応して,指導目標や指導内容・方法を盛り込んだものです。例え
ば,単元や学期,学年等ごとに作成され,それにもとづいた指導を行います。
「個別の教育支援計画」
・・・他機関との連携を図るための長期的な視点に立った計画
一人一人の障がいのある子どもについて,乳幼児期から学校卒業までの一貫した長期的な計画
を学校が中心となって作成します。作成に当たっては,関係機関との連携が必要です。また保護
者の参画や意見等を聴くことが求められます。
2
「個別の指導計画」
・
「個別の教育支援計画」の内容
個別の指導計画・個別の教育支援計画は,作成することよりも活用すること,どのように役立てる
かが重要です。日々の指導や支援の実践が効果的に行われるように,指導・支援に携わる複数の教師
が情報を共有し,指導・支援の一貫性や統一性を図るためのものであり,担任がかわっても,継続的
な指導・支援が出来るようにするものでもあります。効果的な指導・支援を行うためには,次のよう
な内容になっていることが大切です。
「個別の指導計画」
・・・
教育課程上の教科指導等(国語,算数(数学),音楽,体育,生
活単元学習,作業学習等)について,集団指導や個別の指導の中で,
個に応じた指導の最適化を行うために,日々の授業の中で目標・指
導内容・指導方法が計画化されている。
「個別の教育支援計画」・・・
学校の教育活動だけに限らず,幼児児童生徒が生活する家庭,地
域,余暇活動をも含めて,個々のライフステージのニーズに合わせて
関係する機関(教育・医療・福祉・労働等)が具体的な支援の体制・
内容・方法が計画化されている。
-1-
3
「個別の指導計画」と「個別の教育支援計画」の関係図
就学前
小学校・小学部
中学校・中学部
高校・高等部
卒業後
※
個別の
個別の
指導計画
指導計画
指導計画
個別の
移行支援計画
個別の教育支援計画
個別の
※ 「個別の移行支援計画」とは,特別支援学校高等部在学中から卒業後の社会参加への移行を
円滑に行なうために作成する支援計画です。
「個別の移行支援計画」は「個別の教育支援計画」
の一部ということができます。
4
「個別の指導計画」の作成
作成に当たっては,担任が一人で考えるのではなく,他の教師から情報を得たり,保護者から家庭
生活の様子を聞いたり,また,専門機関から諸検査の結果等の資料を適切に得たりしながら実態把握
を行ない,重点課題や優先内容について協議して作成します。
「個別の指導計画」作成の手順
実態把握
教育的ニーズの把握
学級担任・教科担任の気づき
保護者のニーズ,本人のニーズの把握
教育的ニーズの選定
・重点課題
・優先内容
学年会等で検討
コーディネーター,特学担任への相談
校内委員会への相談
支援シート,チェックリスト等の活用
目標の設定
(長期・短期)
*校内委員会で検討
個別の指導計画の作成
職員,保護者との共通理解
*校内支援体制の整備
指導内容・指導方法
指導体制の決定
指導の実践
指導の記録
学級担任・教科担任による配慮・指導
校内支援体制による指導
指導の評価・修正
*校内委員会で検討
関係機関,保護者による評価
指導目標・内容・方法等の評価・修正
個別の指導計画の評価
特別支援教育の学校評価
*全職員による検討
次年度への引き継ぎ事項の検討
*管理職の関わり
-2-
5
「個別の教育支援計画」の作成
個別の教育支援計画の作成にあたっては,まず,障がいのある幼児児童生徒の実態や教育的ニーズ
について把握します。そして,保護者の心情にも十分配慮しつつ,生育歴や医療機関への受診履歴等を
聞きとり,個人プロフィールを作成します。次に,対象となる幼児児童生徒に関わる諸機関をリストア
ップし,
「個別の教育支援計画」の原案を作成します。そして,実態に即した目標の設定を行ないます。
必要に応じて関係機関を招集したり連絡したりする中で情報を交換し合って共通理解を図り,具体的な
教育的支援を明確にします。明確になった支援を実践する中で,支援が適切に行なわれているか,効果
的であったかを評価します。そして,必要に応じて「個別の教育支援計画」を見直したり改善したりし
ます。この「個別の教育支援計画」は,次の学校や関係諸機関に引き継ぎます。
このようなプロセスで,「個別の教育支援計画」の作成,実施,評価,改善を行い,適切な支援を継
続的に実施していきます。それぞれの支援内容を共有することで,支援のネットワークが構築されてい
きます。このようなサイクルを繰り返すことで,対象となる幼児児童生徒の成長に伴い在籍する場所や
支援にかかわる機関が変わっても,「個別の教育支援計画」を活用した適切な支援と配慮すべきことを
引き継ぎ,継続的に支援を実施することが可能になります。
「個別の教育支援計画」作成の流れ
気づき
幼児児童生徒が困っている状況に気づ
いたり,保護者からの相談を受けたり
します
相談
行動観察,聞き取り,チェックリスト
等を通して,幼児児童生徒の学習面,
行動面の困難さを把握します。そして
できる支援について検討します
実態把握・対象の検討
見直し
保護者との
信頼関係の構築
幼児児童生徒の困難さを,保護者と共
通理解するよう心がけます。支援を継
続することで,保護者との信頼関関係
を構築します
保護者の願いの把握と
作成の同意
「個別の教育支援計画」作成について
保護者の同意が得られた後,願いを把
握し,作成へと進めていきます
「個別の教育支援計画」の
作成
*作成に際しては,関係者・関係機関
との連携が重要です。その話し合いを
行う場が支援会議です
関係者・関係機関
における支援
支援会議で決められた目標をもとにし
て,各関係者・関係機関で支援を行う
ようにします。学校においては,目標
をもとに「個別の指導計画」を作成し,
支援を行っていきます
*各関係者・関係機関で一定期間支援
を行った後,支援会議において評価を
行い,計画の見直しを行うようにしま
す
評価
*管理職の関わり
-3-
【参考資料1】
「個別の支援計画」と「個別の教育支援計画」について
「個別の支援計画」とは,乳幼児期から学校卒業後までの長期的な視点に立って,医療,保健,福祉,
教育,労働等の関係機関が連携して,障がいのある子ども一人一人のニーズに対応した支援を効果的
に実施するための計画です。その内容としては,障がいのある幼児児童生徒のニーズ,支援の目標や
内容,支援を行う者や機関の役割分担,支援の内容や効果の評価方法などが考えられます。
この「個別の支援計画」を,学校や教育委員会の教育機関が中心となって策定する場合には,「個
別の教育支援計画」と呼んでいます。
つまり,「個別の教育支援計画」は「個別の支援計画」に含まれるものであり,「個別の支援計画」
を教育機関が中心となって策定する場合の呼称であるとの理解が大切です。
現在,全ての特別支援学校が「個別の教育支援計画」を策定しています。さらに,特別支援教育の
推進により,幼稚園,小学校,中学校,高等学校等においても策定が進んでいます。ライフステージ
を通じた一貫した相談支援となるよう福祉,保健,医療,労働等の関係機関と連携して「個別の支援
計画」を策定することが期待されています。
­障がいのある子どもを生涯にわたって支援­
特別支援学校
特別支援学校
特別支援学校
-4-
【参考資料2】
発達教育センター
Q だれが策定するのですか?
A 担任の先生が,コーディネーターや校内支援委員会の協力のもと策定します。
Q どのような子どもを対象とするのですか?
A 障がいのある子どもすべてを対象とし,校内支援委員会で必要と認められたケースについて
作成します。
Q どのようにして策定するのですか?
A 保護者との懇談等で,病院等での診断があることがわかれば,保護者の了解を得て作成します。
①個別の教育支援計画策定の意義を十分に説明します。
②保護者と一緒に作成し,子どもの情報を関係機関へ問い合わせる場合にも保護者の了承を
得ておきます。
Q 個別の教育支援計画と個別の指導計画とがありますが,どちらを作成するのですか?
A 個別の教育支援計画は保護者の了解がなければ情報も得られず,策定できません。
しかし,個別の指導計画はあくまでも校内での指導資料として作成することはできます。
Q どのように活用するのか?
A 校内支援委員会等で,この資料をもとに特別な支援実施の計画を具体化したり,学年進行時や
転校時の引き継ぎ資料にしたりして活用します。
Q 保管はどうすればいいのですか?
A 指導要録,家庭環境調査等と同じ扱いをします。学校間での文書のやりとりは親展扱いとします。
ファックスは避けます。保管年限は卒後5年間とします。
-5-
【参考資料3】
保育園・幼稚園から小学校に入学する特別な支援を必要とする園児に対して入学当初から必要な支
援が提供されるように,こども未来局こども部こども発達支援課が,平成23年4月に「就学前から
学齢期へ発達障がいがある子どもの支援をつなぐためのガイドライン」を作成しています。以下では,
保育所・幼稚園,保護者と学校とのやり取りの流れ図,やり取りを行う際に必要な書類の様式等を紹
介しています。
保育所・幼稚園,保護者と学校とのやり取りの流れ図
発達教育センター
就学相談の判定結果通知
・就学相談会結果の把握
承諾書送付(入学先の決定)
ア 入学先の確認・引き継ぎの案内
引き継ぎの希望
③「家庭の情報」を送付
(P7)
・「家庭の情報」の作成
イ
①就 学す る 児童 の 通知
②個別面談希望確認
保護者
④個別面談実施,個別引き継ぎ
(療育センター,保育所,幼稚園)の了解
学校
・引き継ぎ児童の把握
ウ「個別の児童引き継ぎ名簿」の用紙を送付
(P9)
・引き継ぎ準備
エ
オ
名簿に記入・返送
保育所・幼稚園
・「引き継ぎシート」等
(P8)
資料準備
個別の引き継ぎの実施
(保・幼・小連絡会)
注) ②~④は保護者と学校,ア~オは学校と保育所・幼稚園のやりとりの流れを示したもの
-6-
様式第7号
児童名(
)
記入日
年
月
日(記入者
家庭の情報
○お子様への対応で困っていることや悩んでいることがあれば具体的にお書きください。
○お子様の対応についてご家庭で取り組んでいることや学校で配慮してほしいことがあればお書きください。
○お子様にこれから身につけてほしいことなどを具体的にお書きください。
行動面(対人関係,場に応じた言動,感情のコントロールなど)
学習面(得意なところ,苦手なところなど)
生活面(身支度,忘れ物,時間を守るなど)
○お子様の興味・関心や得意な能力を具体的にお書きください
○在籍保育園・幼稚園との引き継ぎについてご希望されていますか(どちらかに○をつけてください)
希望した
/
希望していない
○療育センターの引き継ぎについて希望されますか(どちらかに○をつけてください)
希望した
-7-
/
希望していない
)
様 式 第 8
号
引き継ぎシート
○○ 保育・幼稚園
対象児
特性
配慮事項
具体的項目
・目に入ったもの,聞こえたものに興味が行き,注意がそれやすい。
・周囲の状況や相手の気持ちを読むことが苦手である。
・言葉での指示が伝わりにくい。
・できるだけ必要のない刺激が入らないように,座る場所などを工夫する。
・全体に指示をした後に,個別に指示を確認する。
・周りの子どもとの間でルールの解釈などが異なったときは,保育者が間に入って状況を整理し,本児に分かりや
すく伝える。
実態
よさ
見る
運動
(粗大・微細)
数や文字への
興味
絵を描く・制作
など
興味・関心
社会性・コミュ
てだて
・集中して話を聞き取ることが難し ・話す前に声をかけ,話し相手に注
く,指示が伝わっていないことが
意を向けさせる。
ある。
・話の後にもう一度個別に確認する。
聞く
話す
気になるところ
・遊びを通して自分から友達や保育
士に話しかけるこ とが増えてき
た。
・話を静かに聞く場面でも,一方的
におしゃべりを始めてしまう。
・おしゃべりの信号機を作り,赤信
号の時はおしゃべりを止めて話を
聞くという約束を決める。
・細かいところをよく見て覚えてい
る。
・興味があるものが目に入ると,そ
ちらに気をとられやすい。
・集団で活動する場面では,保育者
の前に座らせて,他のものが視界
に入らないようにする。
・体を動かすことが好きで,運動遊
びは積極的に参加する。
・本児にお手本を示してもらったり
して,主体的に活動できるように
する。
・数や文字はよく覚えていて,簡単
な足し算や引き算もできる。
・乗り物の紙工作など好きな課題は
細かいところも丁寧に作る。
・色塗りもはみ出さないように慎重
にできる。
・乗り物(特に鉄道)が好きで,知
識も豊富。
・好きなものはよく絵に描くが,行
事など経験したことを思い出して
描くことは苦手。
・クラスの友達へ関わろうとする様
子が見られる。
・周りの状況や相手の気持ちを考え ・相手の気持ちや周りがどう思うか
ずに,思ったことを言ってしまう。
をその都度説明し,どのような言
・集団ゲームのルールを自分なりに
い方が良か ったかを一緒に考え
解釈してしまう。
る。
・ルールは図に描いて説明する。
ニケーション
・行事の写真を見せながら,本人の
印象に残っているものを具体的に
選んで描くようにする。
・好きなものや得意なことをみんな
の前で発表する場面を作る。
・好きな活動の時間は,集中して取 ・活動の切り替えが苦手で,途中で ・終わりの時間や,どこまでやれば
行動
り組むことができる。
終わることが難しい。
終わりかを あらかじめ伝えてお
(集中時間・こ
く。
だわり・衝動性
・タイマーを使って終わりの時間を
の有無)
意識させる。
生活
園で仲のよい友だち
・きれい好きで,外遊びの後や給食
の前の手洗いは,言われなくても
丁寧にできる。
・着替えは自分で素早くできる。
・使った道具や遊んだ玩具,読んだ
絵本など,片付けをしないまま次
のことをしている。
・
「おわったらおかたづけをする」と
いうカードを作り,活動の前に見
せて確認する。忘れて次に行きそ
うになったら,カードを見せて片
付けを促す。
○○△△くん,□□▽▽さん
担当保育士名
施設長名
-8-
△△○○
▽▽□□
印
印
様式第9号
〈個別の引き継ぎ児童名簿〉
個別の引き継ぎを希望する児童についてお知らせ願います。
ふ
り
が
な
男児/女児
児童氏名
名簿にご記入の上,○月○日までに返信いただきますよう,お願いいたします。
(園
名)
(代表者)
(連絡先)住所,電話番号など
〈返信先及びお問い合わせ先〉
小学校名
住所,電話番号など
担当者役職,担当者名など
-9-
参考様式
平成○○年〇〇月○○日
○○センター(療育センター名)
センター長 ○○○○ 様
福岡市立○○小学校
校 長
○ ○ ○ ○
個別の引き継ぎのお願い
○○の候,貴職におかれましては,ますますご健勝のこと拝察いたします。
さて,本校入学(予定)の児童につきまして,貴センターとの個別の引き継ぎを下記の
通り計画しております。
本校職員(その他,校長,教頭など訪問者に応じて)がお伺いしますので,児童担当者
の方との引き継ぎに関しまして,ご高配方よろしくお願いいたします。
記
1
日
時
平成○○年〇〇月○○日(○曜日)
2
場
所
○○センター
3
内
容
入学(予定)児童の引き継ぎ
4
対象児童名
5
訪
問
者
○○○○
△△△△
○○時~○○時
以上○名
本校教諭(教頭など)
□□□□
* ご不明な点がございましたらお知らせください。
(連絡先)
○○小学校
教頭(担当) ○○○○
℡ ○○○―△△△△
- 10 -
Ⅱ
記入例集
個別の支援会議シート(保育園・幼稚園)
12
個別の教育支援計画(小学校・中学校:通常の学級)
13
個別の教育支援計画(小学校・中学校:特別支援学級)
14
個別の教育支援計画(特別支援学校)
16
個別の指導計画(小学校・中学校:通常の学級)
18
個別の指導計画(小学校・中学校:特別支援学級)
20
個別の指導計画(特別支援学校)
24
個別の移行支援計画
26
- 11 -
様式第2号
☆個別の支援会議シート 兼
個別の支援計画書
個別の支援会議シート
開催日時
場所
参加者
H〇年〇月○日(○)
○○保育園
保護者
○○保育園 ○○○○
○:○○~
○○センター
○○○○
1. 本人の様子
<園で>
・ 流れに沿って行動できるが,自分の思いと違うことがあるとすぐに気持ちを崩してしまう。他
児と物の取り合いなどでトラブルになることが多く,友達と遊ぶよりも,担任や加配の先生に相
手をして欲しがるため,対応に困ることがある。
・ 気持ちが崩れると集団参加を嫌がる。特に行事の練習では,無理に参加をさせようとすると,
かんしゃくを起こす。どこまで許していいのか?このまま小学校へ行かせていいのか?
<家庭で>
・ 遊びなどでうまくいかないと,家でもカッとなる。家では児のペースで好きにさせられるので,
親が合わせればある程度は落ち着いているが,親が常に相手をしなければならず,家事などが進
まない。
・ 外出先では高いところに登る,何が何でも点字ブロックの上を歩くなど,周りに迷惑なことや
危ないことをする。止めるとかんしゃくを起こし大変。
・ 夜の寝つきが悪い。偏食がある。
・ 親としてどこまで頑張らせるか,判断が難しい。
<療育機関で>
・ 昨年度末より,月に2回の個別療育に参加。活動の流れに見通しを持たせると,苦手なことに
も応じるようになってきた。就学相談会を控え,小学校に関する情報を,保護者に伝えていって
いる。
2.支援の状況
支援機関
支援の状況
保育・
教育
○○保育園
障がい児保育制度を利用。必要に応じて個別に
対応している。
医療・
○○大学病院
数か月に1度受診。睡眠や落ち着きのなさに関
保健
福祉・療育
その他
備考
して,薬の利用を今後相談していくとのこと。
○○センター
個別療育(月2回)
発達教育センター
9月に就学相談を受ける予定。
3.まとめ
・ 本児の特性について確認。予定の変更の受け止めがその場では難しく,事前の説明が必要。ま
た,自分なりのこだわりや負けへの抵抗が強いため,
「負けても大丈夫」
「違っても大丈夫」とそ
のつど伝え,我慢できたことをほめる,といった対応を積み重ねることが必要。小さな成功体験
の積み重ねで,自己コントロールが育つ。
○今後の支援方針
・ 園で/行事の練習は『その場で見学する』ことを目標にする。急な変更で本児がどうしても変
更を受け入れられない時は,加配の職員が個別対応し,スムーズに気持ちを切り替えることを狙
う。
・ 家庭で/園との連絡を密にし,行の練習など,本児にとってストレスの高い活動が多い時期は,
家庭でゆっくり過ごせるようにする。睡眠の状況が落ち着かないようであれば,○○大学病院受
信時に相談する。
・ 療育機関で/自己コントロールの向上に向け,療育の中で『小さな我慢をし,ほめられる体験
をする場面』を意図的に作り,成功体験を積み重ねることを狙う。園との連絡をとり,継続して
関わっていく。
- 12 -
(小支援様式
低学年)
個別の教育支援計画(記入例)
福岡市立
ふ りが な
氏名
地行浜
ふくおか
たろう
福岡
太郎
転入学年月日
取り扱い注意
小学校
性別
21年
4月
男
1日
生年月日
年
H
15
入学・転学(
現在の願い、つけたい力
年
8月20日
地行浜幼稚園
)より
将来の願い
本
人
友達をたくさん作りたい。
保護者
ドッジボールをたくさんしたい
友だちとのコミュニケーションの力を高め 友だちと誘い合って、登下校し、休み時間も
て欲しい。
たのしくみんなと遊んでいて欲しい。
分野
機関・支援者等の名称、
課題・将来受けたい支援等
連絡先
支援・サービスの内容
教育
医療
発達教育センターの自立活動
H20~(百道先生)
T-Tによる入り込み
H21
北部療育センター
ことばの指導
○○先生(ST)
000-0000
△△DR
111-0000
こども病院
小児科
福祉
療育相談
福岡市○○センター
T-T担当:○○
情緒障がい通級指導教室
での指導
コミュニケーションの課
題と指導方法についての
情報交換
○○氏
000-0000
□□氏
111-1111
子ども支援課
余暇・
地域生活
○○先生
000-0000
△△DR
111-0000
地行浜小留守家庭子ども会
△△ドッジボールクラブ
進路労働
その他
○○区ボランティアセ
○○区ボランティアセンター
ンター ○○氏
土曜日のドッジボールクラブでの支援
222-0000
備
考(引継事項等)
記入者名(記入年月日)
友だちとのコミュニケーション上のトラブルが多発。
活動に見通しがもてると、集中して取り組むことができる。
〒810-XXXX
保護者名
福岡
一男
連絡先
℡
・○○
・
・
中央区地行浜2丁目1-6
000-0000
※(小支援様式 高学年)(中支援様式)は同じ様式です
※ この個別の教育支援計画様式は通常の学級に在籍する児童生徒対象です
- 13 -
○○(H21.3.10)
(中特支援様式)
個 別 の 教 育 支 援 計 画
福岡市立
ふ り が な
氏
名
地行浜
中学校
ふくおか
はなこ
福岡
花子
転入学年月日 24年
4月
保護者名
現 住 所
福岡
作成・
修正者
(記入年月日)
性別
1日(中学部)
年
女
取り扱い注意
○○○○(H25.3.10)
生年月日
H11年
入学・転学(
一郎
緊急連絡先
)より
090-0000-0000
〒810‐XXXX
福岡市中央区地行浜2丁目1-6
℡000-0000
障がい名・障がいの状況等
発達検査等の記録
・○○病院○○医師から「○○○」の診断(H○.○.○)
・体温調節が困難であり,水分補給に留意する必要がある
・WISC‐Ⅲ H○.○.○実施
(VIQ○○,PIQ○○,FIQ○○)
性格・行動・学習上の特徴
療育手帳・身体障害者手帳
・自分から友達を誘うことは少ないが,誘われると一緒に遊ぶ
ことができる
・宿題や教科書を忘れることが多いので,その都度確認が必要で 療育手帳
:
ある
・簡単な文章であれば,そばについて一緒に読むことで,内容を
理解することができる
身体障害者手帳 :
本人・保護者
ね ・ 将来も地域の中で友達とかかわ
りながら生活させたい
が
5月10日
担任(前担任)
A
B2
級
医師・訓練士・関係者等
・ 本人のよさを伸ばし,それが ・ 社会のルールやマナーを
職業につながっていくよう
身につけ,社会的に自立
にしたい
してほしい
い
教
育
医
療
関
係 ・ ○○センターの教育相談
・ ○○病院 ○○先生
機
・ △△歯科 △△先生
関
と
の
連
携
・ スイミングクラブ(毎週2回利用)
備
考
※(小特支援様式) は同じ様式です
※この個別の教育支援計画様式は特別支援学級に在籍する児童生徒対象です
- 14 -
福
祉
・ ○○のガイドヘルプ利用
・ △△のショートステイ利
用
- 15 -
兄弟の年齢
兄弟の年齢
(小指導様式
4年
高学年)
組(担任
個別の指導計画
(本校での教育的支援)
)
5年
児 童 の実 態
○○○(H○年○○病院診断) ・
・ 発達検査の結果(H00.0.00)
PIQ(
) VIQ(
)
・
FIQ(
)
・ 離席や教室から抜け出す ・
ことがある。
・ 話が終わるまで待てない。 ・
・ 担任に反抗的,挑戦的な言
葉を言う
措置
通常学級
学 校 生活 に お け る 支援
・ 教室での席を担任の近く ・
にする。
・ 離席したときに教室の後 ・
ろや校内で落ち着ける場
を確保する。
・
・ 学校生活のルールを伝え,
信頼関係を作る。
・ 対人関係において,望まし
い行動を身に付ける指導
が必要である。
・
組(担任
※校内支援委員会での記録を含む。
)
離席は多いが,教室から抜
け出すことは減った。
話が終わる前に先の話や
別の話をすることがある。
担任に対する暴言が昨年
同様続いている。
トラブルでの不満で,物に
当たることがある。
通常の学級
支援員の配置
本児に寄り添える児童で
班を構成する。
離席したときには,支援員
が声をかけて着席させる。
教室から抜け出したとき
は,支援員が付添い保健室
で過ごし,落ち着いたら一
緒に戻ってくることをル
ールとする。
良い行動があったときは
賞賛する。
学 習 活動 に お け る 支援
・ 国語・算数では週各1時間 ・ 活動の流れを事前に分か
T-Tによる入り込み指導
るように,全体に指示し,
を行う。(校内支援委員会
黒板に掲示しておく。
の決定)
・ 学習中のルールを教室の
・ 学習中のルールを教室の
前面に貼り,いつも分かる
前面に貼り,いつも分かる
ようにするとともに,守れ
ようにするとともに,守れ
たときは賞賛をする。
たときは賞賛をする。
・ 板書計画を立て,みんなに
とって分かりやすくなる
ように工夫をする。
校 内 体制
・ 国語・算数のT-T入り込 ・ 支援員の配置
み。
・ 支援員との支援の方法に
・ 教室を飛び出した時は,保
ついて校内支援委員会で
健室で対応。
学期1回協議し,共通理解
を図って支援に当たる。
支 援 の評 価
・ 入り込み指導を行ったが,
学習に集中できなかった。
・ 保健室では静かに過ごし,
短時間で教室に戻れるよ
うになった。
・ 支援員の配置を希望する。
※(小指導様式 低学年)(中指導様式)は同じ様式です
※この個別の指導計画様式は通常の学級に在籍する児童生徒対象です
- 18 -
6年
組(担任
)
- 19 -
(中特指導様式①)
個 別 の 指 導 計 画 Ⅰ
福岡市立
ふ り が な
氏
名
項目
数学
各
教
科
等
を
合
わ
せ
た
指
導
社会
及
び
国語
教
科
・
領
域
別
の
指
導
地行浜
あかさか
赤坂
作成・
修正者
(記入年月日)
中学校
ひろし
浩志
性別
男
取り扱い注意
○○○○
(平成26年
転入学年月日
5月20日)
26年
4月
1日
入学
現在の状態
長期目標
・ 一日の出来事を振り返って,何をしたか, ・ 経験したことについて,順を追って,自分の
どのように思ったかなど,文章にして日記
感じたことや考えたことを織り交ぜながら,
を書くことができる。
作文することができる。
・ 簡単な文章を読み,内容を理解することが ・ 説明文や物語文を読んで,内容を正しく理解
したり,問いに対して尋ねられていることを
できる。
的確に答えたりすることができる。
・ 日本の歴史の時代名を覚え,時代の順番を ・ 日本の歴史の大まかな流れを理解する。
おおむね理解している。歴史上の主な人物 ・ 歴史上の人物や事象と都道府県名を結び付
やできごとについての関心が高い。
け,理解している。
・ 都道府県名を覚えているが,地図上の位置
が正確でない。
・ アナログ時計を見て時刻を正しく読み,簡 ・ 時間や日数に関する計算が正しくできる。
単な時間の計算ができる。
・ 2桁~3桁の数の足し算や引き算は概ねで ・ 日常生活で必要な,実践的な四則計算ができ
きるが,かけ算・割り算は苦手である。
る。
理科
・ 日常よく目にする動物や植物の名前が分か ・ 動物や植物の特徴と成長について理解でき
る。
る。
・ 自分の身のまわりにある電気を通すものに ・ 電池や磁石について理解し,生活に利用する
ことができる。
ついて,おおむね理解できている。
※(小特指導様式①) は同じ様式です
※この個別の指導計画Ⅰ様式は特別支援学級に在籍する児童生徒対象です
- 20 -
項目
音楽
美術
教
科
・
領
域
別
の
指
導
及
び
保健・体育
作業学習
各
教
科
等
を
合
わ
せ
た
指
導
現在の状態
長期目標
・ 楽器や手拍子で,リズム打ちができる。
・ リズムに合わせて楽器の演奏ができる。
・ 音楽に合わせて身体表現をしている教師の ・ 音楽に合わせて,自分なりの身体表現ができ
模倣ができる。
る。
・ 自分顔の特徴をとらえて自画像を描いた ・ 絵の具の色を混ぜて,豊富な色遣いができる
り,季節感のある風景画を描いたりするこ
ようになる。
とができる。
・ 勝負を意識して,短距離走を全力で走るこ ・ 長距離走でペース配分をし,途中で歩かず走
とができる。
り続けることができる。
・ ラジオ体操やストレッチ体操を,手本に合 ・ 体操のポイントを理解し,体の曲げ伸ばしが
できる。
わせておこなうことができる。
・ 健康について,興味関心がある。
・ 飲酒や喫煙が体にどのように影響するかを
理解する。
・ 指示を聞いて,工程を理解し,指示通り丁 ・ 作業する時間や量を意識し,集中を持続させ
寧に作業に取り組むことができる。
て取り組むことができる。
・ 売れる製品作りを意識して,作業に取り組む
ことができる。
備
考
- 21 -
(中特指導様式②)
個 別 の 指 導 計 画 Ⅱ
平成26年度
ふ り が な
氏
名
項目
教
・
国語
科
学年
あかさか
赤坂
短期目標
ひろし
浩志
1
性別
福岡市立
男
1学期
指導の経過と評価
2学期
・ 説明文や物語 ・ 文章の内容理解が十分
を読んで,言
にできるように,単元
葉の意味やあ
のはじめに,わからな
らすじを理解
い言葉を辞書で調べる
する
活動から始める
領
域
社会
・ 地図記号が理 ・ 記号カードと言葉カー
解する
ドのマッチングゲーム
をおこない,理解を促
す
・ 都道府県の位 ・ 福岡市の各区と近隣の
置を覚える
市町村の位置を地図上
で表したパズルを準備
し,興味・関心を高め
ながら,日本地図へ発
展させる
数学
・ かけ算・割り ・ ドリル式プリント学習
算の計算力を
を利用し,繰り返し取
高める
り組む
・ 長さや重さな ・ 具体物を用いて実際に
どの計測がで
計測をおこない,測定
き,計算がで
値をもとに計算する。
きるようにな
生活とつながりをもた
る
せることで,計算する
ことに有用感がもてる
ようにする
理科
別
・ 動物・植物の ・ 動物・植物の観察を通
つくりと成長
して,成長過程や特徴
の過程が分か
を知る
る
・ 熱や電気のエ ・ 生活の中で利用してい
ネルギーの役
るものや利用できるも
割について理
のに目を向けさせ,そ
解する
の利用と関連させて学
習させる
の
指
導
及
び
各
教
科
等
を
合
わ
せ
た
指
導
※(小特指導様式②) は同じ様式
※この個別の指導計画Ⅱ様式は特別支援学級に在籍する児童生徒対象です
- 22 -
地行浜
中学校
○○○○
作 成 者
指導内容・手だて
取り扱い注意
3学期
項目
音楽
教
科
短期目標
指導内容・手だて
1学期
・ 楽譜を見て自 ・ 自分が担当したパート
分のパートを
の楽譜が見やすいよう
見分け,ハン
に,1音ずつ色を変え
ドベルの演奏
た楽譜を準備し,繰り
が正確にでき
返し練習をおこなった
るようになる
り,階名で歌ったりし
ながら,自分のパート
を覚えるようにする
・
領
域
美術
別
の
指
導
び
各
保健・体 育
及
教
科
等
合
わ
作業学習
を
・ 丁寧に絵が描 ・ 自分や友達,風景など
けるようにな
の身近なものを題材に
る
設定し,絵や写真など
を模写して絵を描く。
筆の使い方と色の混ぜ
方を理解させ,太さが
違う筆とたくさんの色
の絵の具を準備してお
き,自分で選んで使え
るようにしておく
・ 10分間走を ・ 1周の距離を変え,周
歩かず走りき
回数が増える日もでき
る
るようにし,達成感を
もつことができるよう
にする。また,音楽を
かけ,気分が盛り上が
るようにする
・ 健康と運動の ・ 好きな競技を通して,
関係を理解す
体調と運動について段
る
階的な指導をおこなう
・ できるだけ集 ・ 作業の量と時間を明確
中を持続させ
に提示し,工程を正確
指示通りの作
に理解させて見通しを
業を正確にお
持たせる。販売をする
こなう
ことで達成感や有用感
をもつことができるよ
うにする
せ
た
指
導
備考
- 23 -
指導の経過と評価
2学期
3学期
(特別支援学校様式)
個別の指導計画
担任名
高等部
1年
○組
氏名
大橋 咲子
学
作成日 平成25年
追記日 平成
年
追記日 平成
年
・ 漢字の読みはできるが,丁寧に書くことは苦手である
・ 文章を読んで,内容を読み取ることは概ねできる
・ 手先は器用でないが,細かい作業にも丁寧に取り組むことができる
○○○○,△△△△
4月 27日
月
日
月
日
習
実
生
態
活
・ ゲームに熱中し,夜中まで続けることがあり,体調を崩すことがある
・ 穏やかな性格で友達関係は良好である
・ 友達とのトラブルを避けるため,自分が我慢して,結果的にストレスをため込むことが
ある
・ コンビニエンスストアやファストフード店の利用ができる
・ 喘息の持病をもっているが,体調や環境等を意識して,無理をしないなどの自己管理を
することは難しい
健
康
3年後もしくは学部卒業後の目標
・ 仕事を任され,なくてはならない人に成長することで,自尊感情を高め,自主性が育ってい
る
・ 社会生活や職業生活に必要な技能や体力が身についている
・ 日常生活の基本的なマナーやエチケットが身についている
・ 社会性,協調性,自己表現力を身につけている
今年度の目標
・
・
・
・
学習時に,より長く集中力できる力をつける
場に応じた言葉遣いや態度を身につける
日常生活の基本的なマナーやエチケットを身につける
円満な対人関係の中で,自分の意見や考えを話すことができるようになる
- 24 -
平成
25年度
教科等
指導目標
3学期
1枚目
名前(
指導内容
・ 職 業 生 活 に 必 ・ 身だしなみ
大橋 咲子
)
支援方法・手だて・評価
・ 身だしなみ,話の仕方,面接,礼状の書き方は,
要 な 能 力 を 高 ・ 話の仕方
ポイントを示して手順を理解させることで,意識
め る こ と が で ・ 面接
をして取り組むことができるようになってきた
職業家庭
きる
・ 礼状の書き方
・ 保護者と話しをして,家庭での重要な役割を一つ
・ 卒 業 後 の 社 会 ・ 家庭での役割
与え任せた。家族に必要とされている存在となっ
生活に必要な
たことを意識するようになったことが自尊感情を
知識や態度を
高め,自分の役割や責任について考えることにつ
身につける
ながった
・ 自 分 の 考 え を ・ 小学校 4 年生の ・ 漢字ドリルを利用して書き取りと読み取りの練習
簡単な文章で
表現できる
国語
・ 小学校 4 年生
程度の漢字の
読み書きがで
きる
新出漢字
・ 作文
をした。繰り返し練習し,覚えた漢字を使う場面
を設定したことで,小学 4 年生の新出漢字の 3 分
の 2 を読むことができ,3 分の 1 を書けるように
なった
・ 作文を書く際,書く内容のポイントと段落におけ
る書き始めの言葉を設定することで,自分の考え
を整理した文章が書けるようになってきた
- 25 -
参考様式
個別の移行支援計画(様式1)
3年
期
○組
日
ふ り が な
氏
名
ふじさき
藤崎
参加者
しんいち
真一
担任
○○○○
進路相談の記録
場所(形態)
5月10日
保護者・担任
学校
11月21日
○ビル管理人事担当
・保護者・担任
〇ビル管理
2月3日
保護者・担任
学校
内
容
・ 実習先決定
・ 進路先の決定
・ 個別の移行支援計画の確認
本 人 の 希 望 ・ 働いた給料で欲しいものを買いたい
保 護 者 の 希 望 ・ 社会人として働き,給料をもらい,一人で生活できるようになってほしい
就労に向けて、本人・保護者の希望をもとに考えられる支援計画
・ 基本的な礼儀作法を身につける
卒業後の生活を ・ 自分の持ち物の管理ができるようになる
目指した目標
1年間の目標
学習場面
家庭生活
進路先の生活
余暇活動
・ 人とかかわるときに,節度ある言葉遣いやきちんとした態度がとれるようになる
・ 身のまわりの整理整頓ができるようになる
具体的な課題
手だて・配慮事項
評
価
・ 衣 服 の 管 理 に つ い て ・ 意識するポイントを知らせ,確認 ・ ポイントを点検す
自分なりに気を付け
ができるようにする。気がついた
るようになり,改
ているが衛生面で不
ら繰り返し声かけをする
善が見られた。
十分なところがある
・ 新 し い 環 境 に 慣 れ る ・ 何事においても,できたことを意
までに時間がかかる
識してほめ,自信がもてるように
する
・ 映 画 館 に 一 人 で 映 画 ・ ガイドヘルプを利用する
・ ガイドヘルプを利
を見に行く
用することで映画
を見に行くことが
できるようになっ
たが,入場料の支
払いなどで,ガイ
ドヘルプに頼りす
ぎる面が出てきた
- 26 -
参考様式
個別の移行支援計画(様式2)
ふりがな
ふじさき
しんいち
氏名
藤崎
住所
〒000-0000
ふじさき
保護者
出身校
藤崎
真一
性別
男
生年月日
平成7年10月12日
福岡市南区
ま ゆ み
真弓
○○特別支援学校
℡092(000)0000
緊急連絡先
℡
写真
090-000-0000
092(000)xxxx
担当
○○○○
将来の生活についての希望
・ 働いた給料で,旅行に行ったり買い物をしたりしたい。そのために,お金の計算や交通機関の利用が
できるようになりたい
必要と思われる支援内容
・ 人と話をすることが好きなので,本人が好きなことや得意とするところを伸ばしていきたい
・ 何事にも意欲をもって取り組むが習得をするには時間がかかるので,きめ細かい継続的な支援を必要
とすることが考えられる
具
家庭生活
進路先の生活
体
的
支
援
余暇・地域支援
医療・健康
出身学校の役割
・ 衣服の管理につ ・ 新しい環境に慣 ・ 映画館に映画を ・ 心臓疾患がある ・ 職場への訪問
いて自分なりに
れるまでに時間
見に行くのが趣
ので,定期的に
を定期的にお
気を付けている
がかかるので,
味であるので,
検査を行ってい
こない,経過を
が,衛生面で不
自信をもつこと
一人でも映画を
る
観察していく
十分なところが
ができるように
見に行ことがで
あるので,気が
意識してできた
きるようになる
付いたら声をか
ことをほめるよ
ために,ガイド
けるようにして
うにしている。
ヘルプを利用し
いる
て練習している
備考
以上の支援について確認しました。
平成26年
3月
4日
氏名(自筆)藤崎
- 27 -
真弓
参考様式
生徒氏名
現住所
事業所名
住
所
年月日
26. 5. 3
26. 6.14
26.10.11
~10.12
藤崎
個別の移行支援計画(様式3)
○○特別支援学校
出身校
℡092(000)0000
真一
〒000-0000 福岡市南区
担当
自宅電話
○ビル管理株式会社
〒xxx-xxxx 福岡市中央区
○○○○
092(000)0000
担
当
△△△△
電
話
092(xxx)0000
追指導による様子ならびに関係機関との連携の記録(記録者)
映画を見に行くために,○○センターのガイドヘルプを利用した(○○○○)
心臓疾患の検査のために○○病院を受診した(○○○○)
家庭の事情で○○園のショートステイを利用し,一泊二日の外泊をした(△△△△)
就労が継続するにあたって問題となる事項のまとめ
保護者・本人の意欲や能力によるもの
職場の人的・物的環境
相談の関係機関・その他
・ 衣服の管理について自分なりに気 ・ 新しい環境に慣れるまでに ・ 自分の気持ちを表現することが苦
を付けているが,衛生面で不十分な
時間がかかる。例えば交通
手なので,特別支援学校進路担当
ところがあるので,確認するポイン
機関の利用では,ICカー
者が,職場への定期的な訪問をお
トを知らせ,清潔にすることのよさ
ドを利用して決められた区
こなう
を教えている
間を一人で利用することが
できるようになったが,自
信がない様子がうかがえる
ので,何事においても,で
きたことを意識してほめる
ようにしている
28
Ⅲ
様式集
引き継ぎシート
30
個別の支援会議シート(保育園・幼稚園)
31
個別の教育支援計画(小学校・中学校:通常の学級)
32
個別の教育支援計画(小学校・中学校:特別支援学級)
33
個別の教育支援計画(特別支援学校)
34
個別の指導計画(小学校・中学校:通常の学級)
36
個別の指導計画(小学校・中学校:特別支援学級)
38
個別の指導計画(特別支援学校)
42
個別の移行支援計画
44
- 29 -
様 式 第 8
号
引き継ぎシート
保育・幼稚園
対象児
特性
配慮事項
具体的項目
実態
よさ
気になるところ
てだて
聞く
話す
見る
運動
(粗大・微細)
数や文字への
興味
絵を描く・制作
など
興味・関心
社会性・コミュ
ニケーション
行動
(集中時間・こ
だわり・衝動性
の有無)
生活
園で仲のよい友だち
担当保育士名
施設長名
- 30 -
印
印
様式第2号
☆個別の支援会議シート 兼
開催日時
個別の支援計画書
個別の支援会議シート
場所
参加者
1. 本人の様子
<園で>
<家庭で>
<療育機関で>
2.支援の状況
支援機関
支援の状況
保育・
教育
医療・
保健
福祉・
療育
その他
2. まとめ
- 31 -
備考
(小支援様式
低学年)(小支援様式
福岡市立
取り扱い注意
小学校
ふ りが な
性別
氏名
転入学年月日
高学年)(中支援様式)
個別の教育支援計画
年
月
生年月日
日
年
現在の願い、つけたい力
H
年
入学・転学(
月
日
)より
将来の願い
本
人
保護者
分野
機関・支援者等の名称、 課題・将来受けたい支援等
連絡先
支援・サービスの内容
教育
医療
福祉
余暇・
地域生活
進路労働
その他
備
考(引継事項等)
記入者名(記入年月日)
・
・
・
〒
保護者名
連絡先
℡
- 32 -
(小特支援様式) (中特支援様式)
個 別 の 教 育 支 援 計 画
福岡市立
ふ
り
氏
が
作成・
修正者
(記入年月日)
小学校
な
性別
名
転入学年月日
年
月
日(
部)
生年月日
年
年
月
入学・転学(
保護者名
現 住 所
取り扱い注意
日
)より
緊急連絡先
〒
℡
障がい名・障がいの状況等
発達検査等の記録
性格・行動・学習上の特徴
療育手帳・身体障害者手帳
療育手帳
:
A
身体障害者手帳 :
本人・保護者
担任(前担任)
B
級
医師・訓練士・関係者等
ね
が
い
関
係
機
関
と
の
連
携
教
育
医
備
考
- 33 -
療
福
祉
〈特別支援学校様式)
個別の教育支援計画
児童生徒
学校名
性別
学部 平成 年度 年 組
保護者
特別支援学校
生年月日
平成 年 月 日 生
緊急連絡先
氏 名
続柄
兄弟の年齢
在籍校
氏 名
続柄
兄弟の年齢
在籍校
家族構成
住所
〒
電話
入学・転入
転入学等
(○で囲む)
出身校・園
(担当者)
障がい名・障がいの状況等
検査等の記録・結果等
行動・性格の特徴
等級
手帳
番号
取得日
療育手帳
身体障害者
手帳
精神障害者
保健福祉手帳
教育・療育・医療・労働・福祉・地域生活などの相談機関(担当者)・内容
機関名
所在地
電話番号
担当者
内容等
現在受けている支援
今後必要な支援
本人・保護者の願い(高等部卒業後の姿をイメージ)
担任名
関係機関からの助言等
作成日
関係機関等との連携・相談の記録
相談日
カテゴリ
機関名
内容等
記録者
(小指導様式
低学年)(小指導様式
高学年)(中指導様式)
個別の指導計画
(本校での教育的支援)
年
組(担任
)
年
組(担任
児 童 の実 態
措置
学 校 生活 に お け る 支援
学 習 活動 に お け る 支援
校 内 体制
支 援 の評 価
- 36 -
取り扱い注意
※校内支援委員会での記録を含む。
)
年
組(担任
)
- 37 -
(小特指導様式①)
(中特指導様式①)
個 別 の 指 導 計 画 Ⅰ
福岡市立
氏
性別
名
項目
作成・
修正者
(記入年月日)
小学校
ふ り が な
取り扱い注意
転入学年月日
現在の状態
年
長期目標
教
科
・
領
域
別
の
指
導
及
び
各
教
科
等
を
合
わ
せ
た
指
導
- 38 -
月
日
項目
現在の状態
長期目標
教
科
・
領
域
別
の
指
導
及
び
各
教
科
等
を
合
わ
せ
た
指
導
備
考
- 39 -
(小特指導様式②)
(中特指導様式②)
個 別 の 指 導 計 画 Ⅱ
平成
年度
学年
ふ り が な
氏
項目
福岡市立
性別
名
短期目標
取り扱い注意
小学校
作 成 者
指導内容・手だて
1学期
教
科
・
領
域
別
の
指
導
及
び
各
教
科
等
を
合
わ
せ
た
指
導
- 40 -
指導の経過と評価
2学期
3学期
項目
短期目標
指導内容・手だて
1学期
教
科
・
領
域
別
の
指
導
及
び
各
教
科
等
を
合
わ
せ
た
指
導
備考
- 41 -
指導の経過と評価
2学期
3学期
(特別支援学校様式)
個別の指導計画
部
年
担任名
組
氏名
作成日 平成
追記日 平成
追記日 平成
学
習
実
生
活
態
3年後もしくは学部卒業後の目標
今年度の目標
- 42 -
年
年
年
月
月
月
日
日
日
平成
年度
教科等
指導目標
期
枚目
名前(
指導内容
)
支援方法・手だて・評価
- 43 -
参考様式
個別の移行支援計画(様式1)
年
期
組
日
ふ り が な
氏
名
参加者
担任
進路相談の記録
場所(形態)
内
容
本人の希望
保護者の希望
就労に向けて、本人・保護者の希望をもとに考えられる支援計画
卒業後の生活を
目指した目標
1年間の目標
学習場面
具体的な課題
手だて・配慮事項
- 44 -
評
価
参考様式
個別の移行支援計画(様式2)
ふりがな
氏名
住所
性別
生年月日
〒
℡
保護者
(
)
写真
緊急連絡先
出身校
℡
(
)
担当
将来の生活についての希望
必要と思われる支援内容
具
家庭生活
進路先の生活
体
的
支
援
余暇・地域支援
医療・健康
備考
以上の支援について確認しました。
平成
年
月
日
氏名(自筆)
- 45 -
出身学校の役割
参考様式
個別の移行支援計画(様式3)
生徒氏名
出身校
現住所
自宅電話
事業所名
住
所
年月日
担当
℡
担
当
電
話
追指導による様子ならびに関係機関との連携の記録(記録者)
就労が継続するにあたって問題となる事項のまとめ
保護者・本人の意欲や能力によるもの
職場の人的・物的環境
- 46 -
相談の関係機関・その他
「個別の指導計画」・「個別の教育支援計画」
ガイドブック
平成26年3月
編集・発行
福岡市教育委員会
指導部 発達教育センター
住所 福岡市中央区地行浜2丁目1-6
電話 092-845-0015
http://www.fuku-c.ed.jp/schoolhp/hattatuc/
「個別の指導計画」・「個別の教育支援計画」
ガイドブック
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