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ダウンロード
No.SS1-ATT085-0100
(第 2 版)
Foundationフィールドバス対応
スマート温度発信器
ATT085形
概 要
•2 つの入力チャネルを備え、Foundation Fieldbus ™プロ
トコルを搭載した温度発信器
•測温抵抗体(RTD)、熱電対(TC)、抵抗(Ω)、電圧(mV)
に使用可能なユニバーサル入力
•信号の信頼性、長期安定性、高精度、および高度診断を
提供
•ハウジングは取付ブラケットによりパイプまたは壁面取
り付け
特 徴
•Foundation Fieldbus ™ H1 による通信
•NAMUR NE21 による EMC 要件および NE89 によるデ
ジタル信号処理を備えた温度発信器に適合
•IEC 600079-27 に準拠、FISCO/FNICO 適合
•センサー監視機能を装備
•複数の取り付け方法およびセンサー接続組み合わせ
1
入 力
測定変数
温度、抵抗および電圧。
測定レンジ
本発信器は、センサー接続と入力信号に応じて、さまざまな測定レンジを記録します(「入力タイプ」参照)。
入力タイプ
2つの独立したセンサーを接続可能です。各測定入力は電気的に絶縁されていません。
入力タイプ
抵抗温度計(RTD)
IEC 60751 準拠
(α = 0.00385)
JIS C1604-81 準拠
(α = 0.003916)
表 記
測定レンジ限界
Pt100
Pt200
Pt500
Pt1000
− 200 〜+ 850℃(− 328 〜+ 1562°
F)
− 200 〜+ 850℃(− 328 〜+ 1562°
F)
− 200 〜+ 250℃(− 328 〜+ 482°
F)
− 200 〜+ 250℃(− 238 〜+ 482°
F)
Pt100
− 200 〜+ 649℃(− 328 〜+ 1200°
F)
•接続タイプ:2 線式、3 線式または 4 線式接続、センサー電流:≦ 0.3mA
•2 線式回路の場合、線抵抗の補正が可能(0 〜+ 30Ω)
•3 線式および 4 線式接続の場合、センサーの線抵抗は、線あたり最大 50Ω
抵 抗
抵抗 Ω
10 〜 400Ω
10 〜 2000Ω
熱電対(TC)
IEC 584、パート 1 準拠
タイプ B(PtRh30-PtRh6)
タイプ E(NiCr-CuNi)
タイプ J(Fe-CuNi)
タイプ K(NiCr-Ni)
タイプ N(NiCrSi-NiSi)
タイプ R(PtRh13-Pt)
タイプ S(PtRh10-Pt)
タイプ T(Cu-CuNi)
40 〜 1820℃(104 〜 3308°
F)
− 270 〜+ 1000℃(− 454 〜+ 1832°
F)
− 210 〜+ 1200℃(− 346 〜+ 2192°
F)
− 270 〜+ 1372℃(− 454 〜+ 2501°
F)
− 270 〜+ 1300℃(− 454 〜+ 2372°
F)
− 50 〜+ 1768℃(− 58 〜+ 3214°
F)
− 50 〜+ 1768℃(− 58 〜+ 3214°
F)
− 260 〜+ 400℃(− 436 〜+ 752°
F)
タイプ C(W5Re-W26Re)
タイプ D(W3Re-W25Re)
0 〜+ 2315℃(32 〜 4199°
F)
0 〜+ 2315℃(32 〜 4199°
F)
•内部冷接点(Pt100、クラス B)
•外部冷接点:調節可能範囲− 40 〜+ 85℃(− 40 〜+ 185°
F)
•最大センサー抵抗 10kΩ(センサー抵抗が 10kΩ より大きい場合、NAMUR NE89 に従って、エラーメッセージ
が出力されます)
電圧(mV)
ミリボルト発信器(mV)
− 20 〜+ 100mV
2つのセンサー入力の場合、次の接続の組み合わせができます:
センサー入力 1
RTD または抵抗、2 線式 RTD または抵抗、3 線式 RTD または抵抗、4 線式 熱電対(TC)、電圧
センサー
入力 2
RTD または抵抗、2 線式
○
○
×
○
RTD または抵抗、3 線式
○
○
×
○
RTD または抵抗、4 線式
×
×
×
×
熱電対(TC)、電圧
○
○
○
○
2
出 力
基本データ
出力信号
•Foundation Fieldbus ™ H1、IEC 61158-2
•FDE(Fault Disconnection Electronic)=0mA
•データ伝送速度:
サポートされるボーレート =31.25kBit/ 秒
ST(スロット時間)
4
最小 PDU 間遅延
12
MRD(最大応答遅延)ST(スロット時間)
40
ブロック
ブロックの説明
•信号符号化方式 =Manchester II
•出力データ:
AI ブロックを介して使用可能なデータ:
温度(PV)、温度センサー 1 + 2、端子温度
•LAS
(リンクアクティブスケジューラ)
、LM
(リンクマス
ター)
機能:
本器は、現在のリンクマスター(LM)が使用できなくなっ
た場合に、リンクアクティブスケジューラ(LAS)の機能
を引き継ぐことができます。本器はベーシックデバイス
として提供されます。本器を LAS として使用するには、
DCS で定義し、コンフィギュレーションを本器にダウン
ロードしてアクティブにする必要があります。
•IEC 60079-27、FISCO/FNICO 準拠
ブロック
インデックス*1
実行時間*2
ブロック
クラス
資源ブロック(RB) 400
—
拡 張
変換器ブロック
センサー 1
500
—
製造者固有
変換器ブロック
センサー 2
600
—
製造者固有
変換器ブロック
ディスプレイ
700
—
製造者固有
変換器ブロック
高度診断変換器
800
—
製造者固有
機能ブロック AI1
900
35ms
拡 張
機能ブロック AI2
1000
35ms
拡 張
機能ブロック AI3
1100
35ms
拡 張
故障情報
機能ブロック AI4 (1200)
35ms*3
拡 張
Foundation Fieldbus™仕様に基づくステータスメッセージ。
機能ブロック AI5 (1300)
35ms*3
拡 張
機能ブロック AI6 (1400)
35ms*3
拡 張
線形化/伝送動作
機能ブロック PID
温度リニア、抵抗リニア、電圧リニア
1200(1500) 100ms
機能ブロック ISEL 1300(1600) 35ms
*1. 括弧内の値は、すべての AI ブロック
(AI1
電源電圧フィルター
ス化されると有効になります。
50/60Hz
標 準
標 準
~ AI6)がインスタン
*2. マクロサイクル≦ 500ms
*3. インスタンス化されていない
電気的絶縁
ブロックの簡単な説明
U=2kV AC(センサー入力/出力)
資源ブロック(RB)
消費電流
資源ブロックには、機器を明確に識別し、特徴づけるすべ
てのデータが含まれています。これは電子機器の銘板のよ
うなものです。フィールドバスで機器を運転するのに必要
なパラメーターの他に、資源ブロックは、注文コード、機
器 ID、ハードウェアリビジョン、ソフトウェアリビジョン、
機器リリースなどの情報も提供します。
≦11mA
スイッチオン遅延
8秒
Foundation Fieldbus インターフェイスのデータ
変換器ブロック「Sensor 1」と「Sensor 2」
基本データ
本器の変換器ブロックには、すべての測定に関係するパラ
メーターと機器固有のパラメーターが含まれています。
デバイス形式
10CE
機器リビジョン
02
ノードアドレス
初期値:247
ITK バージョン
5.0.1
ITK 認定ドライバー番号
IT050600
リンクマスター(LAS)対応
YES
リンクマスター / ベーシック
デバイス選択可能
YES;
初期値:ベーシックデバイス
自動監視および診断のすべてのパラメーターは、変換器ブ
ロックでグループ化されています。
VCR の数
44
VFD のリンクオブジェクトの数
50
アナログ入力(AI)
ディスプレイ変換器
「Display」変換器ブロックのパラメーターにより、オプション
のディスプレイのコンフィギュレーションが可能になります。
高度診断
AI機能ブロックでは、変換器ブロックのプロセス変数を、
制御システムでのその後の自動化機能(例:スケーリング、
制限値処理)するために提供されます。
仮想通信路(VCR)
パーマネントエントリー
44
クライアント VCR
0
サーバー VCR
5
ソース VCR
8
シンク VCR
0
サブスクライバー VCR
12
パブリッシャー VCR
19
PID
この機能ブロックには、入力チャネル処理、比例積分微分
(PID)制御、およびアナログ出力チャネル処理が含まれます。
以下を実装することが可能です:基本制御、フィードフォ
ワード制御、カスケード制御、制限付きカスケード制御。
入力セレクター(ISEL)
信号を選択するブロック(入力セレクターブロック-ISEL)に
より、最大4つの入力を選択でき、コンフィギュレーション
に基づいた出力をすることができます。
3
電 源
電気的接続
センサー入力2
RTD、Ω: 3線式および2線式
センサー入力1
赤
7
赤
赤
TC、mV
バス接続および供給電圧
RTD、Ω: 4線式、3線式および2線式
赤
TC、mV
白
6
5
白
4
白
3
6
7
5
1
+
1
+
2
-
4
3
ディスプレイ接続/
サービスインターフェイス
図1 端子割り当て
供給電圧
U=9~32VDC、無極性(最大電圧Ub=35V)
性能特性
応答時間
1秒以下/チャネル
基準動作条件
•校正温度:+ 25℃ ±5K(77°
F ±9°
F)
•供給電圧:24VDC
•抵抗調節用 4 線式回路
分解能
分解能A/D変換器=18ビット
最大測定誤差
精度は標準値であり、標準偏差±3σ(正規分布)に相当します。つまり測定値の99.8%が精度内に収まります。
実行時間
(マクロサイクル≦ 500ms)
ブロッククラス
Pt100
抵抗温度計(RTD) Pt500
(3 線式、4 線式) Pt1000
Pt200
0.1℃(0.18°
F)
0.3℃(0.54°
F)
0.2℃(0.36°
F)
1℃(1.8°
F)
Pt100
抵抗温度計(RTD) Pt500
(2 線式)
Pt1000
Pt200
0.8℃(1.44°
F)
0.8℃(1.44°
F)
0.8℃(1.44°
F)
1.5℃(2.7°
F)
熱電対(TC)
形式:K、J、T、E
形式:N、C、D
形式:S、B、R
代表値 0.25℃(0.45°
F)
代表値 0.5℃(0.9°
F)
代表値 1.0℃(1.8°
F)
測定レンジ
性能特性
抵抗(Ω)
10 ~ 400Ω
10 ~ 2000Ω
± 0.04Ω
± 0.8Ω
電圧(mV)
− 20 ~+ 100mV
± 10μV
4
−
2
センサー発信器のマッチング
RTDセンサーは最もリニアな温度測定エレメントの1つです。それでも、出力を線形化する必要があります。温度測定精度向
上のために、本器は次の2通りの方法を使用可能です。
•Callendar-Van Dusen 定数(Pt100 抵抗温度計)Callendar-Van Dusen 方程式:
定数 A、B、C は、測定システムの精度向上のために、センサー(プラチナ)と発信器のマッチングに使用されます。標準セン
サーの定数は、IEC 751 で規定されています。標準センサーが利用できない、あるいはより高い精度が要求される場合は、
各センサーの定数をセンサーの校正によって決定することができます。
•銅 / ニッケル抵抗温度計(RTD)ニッケルの多項式は次のとおり:
温度の影響を受ける銅の式は次のとおり:
T= − 50℃~+ 200℃(− 58°
F ~+ 392°
F)
T= − 180℃~− 50℃(− 292°
F ~− 58°
F)
これらの定数 A、B、C は、ニッケルまたは銅の抵抗温度計(RTD)の線形化に使用されます。定数の正確な値は、校正デー
タから導かれ、センサーごとに固有のものです。
上記の方法に 1 つを使用したセンサー発信器のマッチングにより、システム全体の温度測定精度が大幅に向上します。発
信器は、測定温度の計算に、標準化されたセンサー曲線データを使う代わりに、接続されているセンサーに関する特定のデー
タを使うからです。
非再現性
EN 61298-2 準拠
センサーの物理入力測定レンジ
非再現性
10 ~ 400Ω
Pt100
15mΩ
10 ~ 2000Ω
Pt200、Pt500、Pt1000
100ppm× 測定値
− 20 ~+ 100mV
熱電対の形式:C、D、E、J、K、N
4μV
− 5 ~+ 30mV
熱電対の形式:B、R、S、T
3μV
長時間安定度
≦0.1℃ /year(≦0.18°
F/year)基準動作条件下
周囲温度の影響(温度ドリフト)
周囲温度が 1K(1.8°
F)変化したときの精度への影響
入力 10 〜 400Ω
測定値の 0.001%、最小 1mΩ
入力 10 〜 2000Ω
測定値の 0.001%、最小 10mΩ
入力− 20 〜 +100mV
測定値の 0.001%、最小 0.2μV
入力− 5 ~+ 30mV
測定値の 0.001%、最小 0.2μV
抵抗温度計の代表的な感度
Pt:0.00385×Rnom/K
Cu:0.0043×Rnom/K
Ni:0.00617×Rnom/K
例 Pt100:0.00385×100Ω/K=0.385Ω/K
熱電対の代表的な感度
B: 10μV/K
E: 75μV/K
L: 55μV/K
S: 12μV/K
C: 20μV/K
J: 55μV/K
N: 35μV/K
T: 50μV/K
D: 20μV/K
K: 40μV/K
R: 12μV/K
U: 60μV/K
周囲温度ドリフトがある場合の測定誤差の計算例:
•入力温度ドリフトϑ=10K
(18°
F)
、Pt100、測定レンジ 0 ~+ 100℃(32 ~ 212°
F)
•最大プロセス温度:100℃(212°
F)
•測定抵抗値:138.5Ω(DIN EN 60751)最大プロセス温度時
代表的な温度ドリフト(Ω):(0.001% of 138.5Ω)×10=0.01385Ω
ケルビン温度に換算:0.01385Ω/0.385Ω/K=0.04K(0.054°
F)
基準点の影響(冷接点)
Pt100 DIN EN 60751 Cl. B、熱電対TCの内部基準点
5
取付条件
環境条件
取付手順
周囲温度範囲
•取付場所:
−40~+85℃(−40~+185°
F)、防爆エリアについて
は防爆に関するドキュメントおよび「認証」セクション参照。
保存温度
−40~+100℃(−40~+212°
F)
高 度
最大海抜4000m(4374.5ヤード)、IEC 61010-1、
CSA 1010.1-92準拠
12
0
(4 mm
.7
2
in)
気候クラス
IEC 60654-1、クラスC準拠
湿 度
結露については IEC 60068-2-33 準拠
最大相対湿度:95%、IEC 60068-2-30 準拠
保護等級
12
0
(4 mm
.7
2
in)
IP66/67
耐衝撃・振動
図2 発信器の取付場所
5G 10~2000Hz、IEC 60068-2-6 準拠
電磁両立性(EMC)
ハウジングのプロセスから分離、壁面またはパイプ取り付け
•方向:制限なし
CE EMC 準拠
本器は、IEC 61326、2007およびNAMUR NE21:
2006のすべての要件を満たしています。
この勧告は、試験所で、およびプロセス制御システムで使
用される機器の耐干渉性を確認する一貫性のある方法を規
定するため、機器の安全性が向上します。
ESD
IEC 61000-4-2 6kV 接触、8kV 空中
(静電気放電)
電磁場
IEC 61000-4-3 0.08 ~ 4GHz
バースト*
IEC 61000-4-4 1kV
サージ
IEC 61000-4-5 1kV 非対称
伝導 RF
IEC 61000-4-6 0.01 ~ 80MHz
10V/m
10V
*ファーストトランジェント
測定カテゴリ
IEC 61010-1 準拠測定カテゴリ II。この測定カテゴリは、
低電圧網に電気的に直接接続されている電源回路に関する
測定に対して規定されています。
汚染度
IEC 61010-1 による汚染度 2
6
構 造
設計、寸法
単位:mm
本 器
5
C
24.1
44
7
B
33
A
ねじ端子付きモデル
A:スプリング範囲 L ≧ 5mm
B:取り外し可能な測定値ディスプレイ用
固定エレメント
C:測定値ディスプレイ接点用インターフェイス
ハウジング
ディスプレイなし
97
仕 様
• 防爆形、固定ねじキャップ、2 つのケーブル導入口付き
• ケーブルグランドなしラバーシール(ケーブルグランド使用時はその最大
許容温度順守)
20.5
89.5
• 温度:− 50℃~+ 150℃(− 58°
F ~+ 302°
F)
• 材 質:アルミ(ポリエステル粉体塗装)
• ケーブル導入口グランド:1/2NPT、M20×1.5
• ヘッドカラー:グレー RAL 7035
• キャップカラー:グレー RAL 7035
50
カバーに表示窓付き
• 重 量:640g(22.6 oz)
97
仕 様
• 温度:− 50℃~+ 150℃(− 58°
F ~+ 302°
F)ケーブルグランドなしラ
バーシール(ケーブルグランドの最大許容温度順守)
20.5
115
• 防爆形、固定ねじキャップ、2 つのケーブル導入口付き
• 材 質:アルミ(ポリエステル粉体塗装)
• ケーブル導入口グランド:1/2NPT、M20×1.5
• ヘッドカラー:グレー RAL 7035
• キャップカラー:グレー RAL 7035
50
•・重 量:860g(30.33oz)
重 量
•変換器:約 40 〜 50g(1.4 〜 1.8oz)
•フィールドハウジング:仕様書参照
材 質
使用材料はすべてRoHS準拠。
変換器
•ハウジング:ポリカーボネート(PC)、UL94、V-2 UL 承認に従う
•端 子:
• ねじ端子:ニッケルメッキ黄銅および金メッキ接点
• スプリング端子:スズメッキ黄銅、接点スプリング V2A
•注 型:WEVO PU 403 FP/FL
フィールドハウジング:仕様書参照
端 子
端子バージョン
ワイヤバージョン
ねじ端子(ハンドヘルドターミナルの容易な接続のためのラッチ付き)
7
硬性 / 柔軟性
導体断面積
(14AWG)
≦ 2.5mm2
ヒューマンインターフェイス
表示エレメントと操作エレメント
変換器には表示エレメントあるいは操作エレメントはありません。変換器に接続してオプションのプラグ着脱式ディスプレイ
を使用することができます。ディスプレイには、実測値および測定点IDに関する情報が表示されます。計測チェーンに障害が
あった場合は、反転色でチャネルIDと診断コードが表示されます。ディスプレイの背面にDIPスイッチがあります。これによ
り、Foundation Fieldbus™ハードウェア書き込み保護などのハードウェアセットアップを行うことができます。
図3 着脱可能ディスプレイ
ディスプレイを使用する場合、ガラス窓付きのハウジングを使用する必要があります。
リモート操作
Foundation Fieldbus™機能および機器固有のパラメーターのコンフィギュレーションは、フィールドバス通信を介して行わ
れます。さまざまな製造者が提供する特別なコンフィギュレーションシステムを、目的に合わせて利用することができます。
認証および認可
CEマーク
本器はEC指令の法的要求事項を満たしています。CEマークを貼付することで、機器がテストに合格していることを証明します。
防爆エリアの認証
ATEX/IECEx
ATT085
ATEX II 1G
Ex ia IIC
電源(+と−の端子)
Ui ≦ 17.5VDC
Ii ≦ 500mA
Ci ≦ 5nF
Li = 無視可能
センサー回路(端子 3 ~ 7)
U0 ≦ 7.2VDC
I0 ≦ 25.9mA
P0 ≦ 46.7mW
Ci = 無視可能
Li = 無視可能
最大接続データ
Ex ia IIC
Ex ia IIB
Ex ia IIA
L0 =20mH
L0 =50mH
L0 =100mH
C0 =0.7μF
C0 =4.6μF
C0 =6.0μF
T6
T5
T4
ゾーン 1、2:
Ta= − 40℃~+ 55℃(− 40°
F ~+ 130°
F)
Ta= − 40℃~+ 70℃(− 40°
F ~+ 158°
F)
Ta= − 40℃~+ 85℃(− 40°
F ~+ 185°
F)
ゾーン 0:
Ta= − 20℃~+ 40℃(− 4°
F ~+ 104°
F)
Ta= − 20℃~+ 50℃(− 4°
F ~+ 122°
F)
Ta= − 20℃~+ 60℃(− 4°
F ~+ 140°
F)
温度範囲
または
T6/T5/T4
Ui ≦ 24VDC
Ii ≦ 250mA
アプリケーション:
•機器の分類:爆発の可能性がある気体 / 空気の混合気体(G)
•カテゴリ 1 ゾーン 0、1 または 2
ゾーン0の場合:爆発の可能性がある水蒸気/空気の混合気体は以下の大気条件下で発生する可能性がある:
•− 20℃≦ Ta ≦+ 60℃(− 4°
F ≦ Ta ≦+ 140°
F)
•0.8bar ≦ p ≦ 1.1bar(11.6psi ≦ p ≦ 16psi)
8
ATEX
•II 2G Ex d IIC T6...T4 Gb
•II 2D Ex tb IIIC T85℃ ...T105℃ Db
ATT085
IECEx
•Ex d IIC T6...4 Gb
•Ex tb IIIC T85℃ ...T105℃ Db
電源(+と−の端子)
U ≦ 35VDC
出 力
Foundation Fieldbus ™
消費電流≦ 11mA
温度範囲
T6
T5
T4
− 40℃≦ Ta ≦+ 65℃
− 40℃≦ Ta ≦+ 80℃
− 40℃≦ Ta ≦+ 85℃
ハウジングの最大表面温度 T85℃
T100℃
T105℃
− 40℃≦ Ta ≦+ 65℃
− 40℃≦ Ta ≦+ 80℃
− 40℃≦ Ta ≦+ 85℃
ATEX II 3G Ex nA II T6/T5/T4
ATEX II 3D
ATT085
電源(+と−の端子)
U ≦ 35VDC
出力
Foundation Fieldbus ™
消費電流≦ 11mA
温度範囲
T6
T5
T4
Ta= − 40℃~+ 55℃(− 40°
F ~+ 130°
F)
Ta= − 40℃~+ 70℃(− 40°
F ~+ 158°
F)
Ta= − 40℃~+ 85℃(− 40°
F ~+ 185°
F)
アプリケーション(ATEX II 3G Ex nA II T6/T5/T4):
•機器の分類:爆発の可能性がある気体 / 空気の混合気体(G)
•カテゴリゾーン 2
アプリケーション(ATEX II 3D):
•機器の分類:爆発の可能性がある粉じん / 空気の混合気(D)
•カテゴリゾーン 22
FM
ラベル付け: IS / I / 1 / ABCD / T4、Entity*または FISCO*;
I / 0 / AEx ia IIC / T4 Ta、Entity*またはFISCO*
NI / I / 2 / ABCD / T4、NIFW*またはFNICO*;
FM XP、NI、DIP I、II、III/1+2/A-G
*コントロール図面による Entity、FISCO、NIFW および FNICO パラメーター。電気的パラメーターについては、ATEX 認証 ATEX II 1G
に関する表を参照
KCs(Korea)
Ex d II C T6 TSurFace≦85℃
−40℃≦Tamb≦+65℃
Ex d II C T5 TSurFace≦100℃
−40℃≦Tamb≦+80℃
Ex d II C T4 C TSurFace≦105℃
−40℃≦Tamb≦+85℃
その他の規格とガイドライン
•IEC 60529
:ハウジングによる保護等級(IP コード)
•IEC 61158-2
:フィールドバス規格
•IEC 61326-1:2007 :電磁両立性(EMC 要件)
•IEC 60068-2-27 および IEC 60068-2-6:耐衝撃・振動
•NAMUR
:プロセス産業オートメーション技術の国際ユーザー協会
Certification Foundation Fieldbus™
本温度発信器は、フィールドバス協会の認定を受け、認証機器として登録されています。本器は次の仕様のすべての要件を満
たしています:
•Foundation Fieldbus ™仕様に基づく認定
•本器は Foundation Fieldbus ™ H1 のすべての仕様を満たしています
•相互運用性試験キット(ITK)、リビジョン 5.0.1(必要に応じて機器認証番号入手可能):本器は、他の製造者の認定機器を
使用しても動作可能
•Foundation Fieldbus ™の物理層適合性試験(FF-830 FS 1.0)
9
形番構成表
基本形式
選 択
ATT085
I
承 認
オプション
-
AA-
非危険場所
A1
ATEX II1G Ex ia IIC T4/T5/T6
B1
ATEX II2G Ex d IICT6, II2D Ex tb IIIC
B6
FM IS, NI I/1+2/ABCD
C1
KCs Ex d T6 Gb, Ex tb IIIC Db
HA
IECEx Ex d T6 Gb, Ex tb IIIC Db
I6
II
通信、出力信号
Foundation Fieldbus H1
III
電気的接続
ねじ端子
A
IV
フィールドハウジング
2 導入口(M20×1.5)、ディスプレイなし
D
2 導入口(M20×1.5)、ディスプレイ付き
E
2 導入口(1/2NPT)、ディスプレイなし
F
2 導入口(1/2NPT)、ディスプレイ付き
G
2
オプション コンフィギュレーション Ch1: RTD 2 線式、Ch2: 非アクティブ
ユニバーサル入力*1
Ch1: RTD 2 線式、Ch2: RTD 2 線式
(1 つのみ選択可)
Ch1: RTD 2 線式、Ch2: RTD 3 線式
A1
A2
A3
Ch1: RTD 2 線式、Ch2: TC
A4
Ch1: RTD 3 線式、Ch2: 非アクティブ
B1
Ch1: RTD 3 線式、Ch2: RTD 2 線式
B2
Ch1: RTD 3 線式、Ch2: RTD 3 線式
B3
Ch1: RTD 3 線式、Ch2: TC
B4
Ch1: RTD 4 線式、Ch2: 非アクティブ
C1
Ch1: RTD 4 線式、Ch2: TC
C2
Ch1: TC、Ch2: 非アクティブ
D1
Ch1: TC、Ch2: TC
D2
ディスプレイ
E1
校正証明書*2
F1
取り付けブラケット壁面、316L
H1
タグ(TAG)、銘板上
PA
バスアドレス、メモリに書き込み
PB
取り付けブラケットパイプ、316L 口径 1 ~ 2
Z1
コンフィギュレーションアラーム制限低
Z2
タグ付け(タグ)、金属板吊り下げ
Z4
タグ(長 TAG)、メモリに書き込み、最長 32 桁
Z5
*1.「コンフィギュレーションユニバーサル入力」
を選択しない場合は、Ch1: RTD
*2.「コンフィギュレーションユニバーサル入力」
を選択しない場合は、Ch1:RTD
10
3 線式、Ch2:非アクティブの初期値で出荷
3 線式で校正
外形寸法図
単位:mm
計器なし
115
89.5
50
97
計器搭載
M4
内部接地端子
出力信号
コンジット接続口
M20×1.5
または1/2NPT
57
94
センサー入力信号
コンジット接続口
M20 × 1.5
または1/2 NPT
21
20.5
4×M6
深さ12 取り付け用
21
壁面への取り付け
2インチパイプに取り付け
120
2インチパイプ
140
120
2×Ø6.5 穴
(取り付けねじ M6)
140
取り付けブラケット
(オプション)
(160.3*)
(40.5*)
M4 外部接地端子
8
M4
外部接地端子
2インチ パイプブラケット
(オプション)
*2 インチパイプ(Ø60.5)を使用する場合の参考寸法
パイプ口径に応じた寸法
11
45
139.5
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(30)
発行年月:2015年5月 初  版
改訂年月:2016年8月 第2版
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