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平成22年度 地域保健関係職員研修報告書
平成22年度 地域保健関係職員研修報告書 島根県健康福祉部健康推進課 は じ め に 急速な少子高齢化の進展、がんや循環器疾患をはじめとする慢性疾患の増加等 の疾病構造の変化の中で、生活習慣病予防・介護予防、虐待や自殺への対応、新 型インフルエンザ等の健康危機対応等地域における健康課題は多様化、複雑化し ています。また、平成23年3月11日に発生した東日本大震災では、あらため て保健師の活動の重要性が指摘されています。そのような中で地域保健関係者は 社会の変化を読み、施策化する能力や複雑な事例への対応、地域資源の開発・ネ ットワーク化等、ますます高度な専門能力が求められています。 このような変革期に対応する人材を育成するため、島根県においては新任保健 師等研修、中堅保健師等を対象とした保健活動企画研修、指導者研修の3階層に わけてキャリアアップ研修を行い、保健所においては地域保健専門研修を実施し てきました。これと並行して作成した新任時期の保健師支援プログラムや行政栄 養士支援プログラムの活用を図るとともに、採用3年未満の新任者には日常的か つ直接的な指導者としてプリセプターを該当職場に位置づける等、組織として新 任を育成する体制づくりもすすめてきています。 また、保健所管内保健指導者連絡会、県現任教育支援検討会の開催による市町 村や大学、職能団体等との連携や役割分担の検討に加えて、平成21年度は新た に国保連合会、看護協会等も加わった保健師現任教育関係団体等情報交換会を開 催し、それぞれの団体が個々に企画実施する現任教育の特徴や課題等について情 報交換を行いました。この会において島根で働く保健師の人材育成について同じ 方向性を持ちながら、個々の機関団体の特徴を生かした人材育成研修を行うこ と、今後も研修情報や課題等の共有化が重要であり情報交換会の継続が必要であ ること、そして地域保健活動の中心的な担い手であり、やがて管理者となってい く中堅保健師の人材育成の強化がとりわけ重要であることが確認されたところ です。 ここに平成22年度の研修報告をとりまとめました。県と保健所が実施する研 修にも連動性ができ効果的な研修となってきております。 今後とも時代の要請に応える保健師等の現任教育の充実について取り組んで 参る所存ですので引き続き関係者の皆様方の御支援、御協力をいただきますよう 何とぞよろしくお願い申し上げます。 平成23年11月 島根県健康福祉部健康推進課 課長 田中 央吾 目 Ⅰ Ⅱ 次 平成 22 年度地域保健関係職員研修の全体概要 1 平成 22 年度 地域保健関係職員研修事業 2 平成 22 年度 研修受講状況 3 平成 22 年度 派遣研修一覧 平成 22 年度地域保健関係職員研修概要 1 -健康推進課実施研修- 新任保健師研修 前期研修 後期研修 精神保健医療福祉関係機関実習 2 保健活動企画研修 3 保健師等現任教育指導者研修 新任保健師等指導者(プリセプター)研修 4 難病患者支援従事者研修 難病患者支援従事者研修(1)及び医療機関実習 5 母子保健専門研修 不妊相談等研修 思春期保健関係者研修 6 母子保健指導者研修 7 母子保健関係者研修 8 市町村栄養士等食育推進研修 9 健康関連データ活用研修 Ⅲ 10 現任教育支援研修会 11 現任教育支援検討会 12 保健師現任教育関係団体等情報交換会 13 まとめ 平成 22 年度地域保健関係職員研修概要 平成 22 年度地域保健専門職員研修 -保健所実施研修- 実施状況 松江保健所 雲南保健所 出雲保健所 県央保健所 浜田保健所 益田保健所 隠岐保健所 Ⅳ 資料 1 「新任時期の保健師支援プログラム」の活用状況調査結果 Ⅰ 平成 22 年度地域保健関係職員研修の全体概要 1. 平成22年度 地域保健関係職員研修事業 島根県健康福祉部健康推進課 【目的】 地域住民のニーズに応じた、保健・医療・福祉の総合的なサービスを提供できるよう、地域の実情に即した幅 広い分野の研修を実施することにより、市町村職員を中心とした地域保健関係職員、及び市町村等への技術支 援やより専門性を求められる保健所職員の資質向上を図り、地域保健対策の円滑な推進を図ることを目的とす る。 【全体研修体系】 自己啓発 職場内研修 職場外研修 総合研修 キャリアアップ研修 業務別研修 地域活動支援育成研修 集合研修 派遣研修 【集合研修の体系】 区分 総合研修 人 材 養 成 及 び 資 質 の 向 上 ・ 対 人 サ ー ビ ス の 効 率 化 キャリアアップ 研修(階層別研 修) 研修名 現任教育評価 対象等 開催形態 地域保健専門職員研修 新たな課題に応じた保健福祉活 動を展開するために必要な知 識・技術を習得するとともに地 域の実情に応じた効果的な保健 医療福祉対策の推進に資するこ とを目的とする。 市町村・保健 所職員・在宅 有資格者等の 地域保健関係 者 新任保健師等研修 保健福祉行政の担い手として意 識を確立し、地域で活動を展開 するための基礎的知識と技術を 習得する。 採用後概ね3 4日間(前期2 年未満の保健 日・後期2日) 師、栄養士等 中堅保健師等研修 (保健活動企画研修) 個別援助や日常の保健活動の中 から気づいた健康問題を地域の 健康問題として捉え、事業化、 施策化に発展させることのでき る能力を育成する。 市町村・保健 所の保健師、 研究研修、個別 栄養士等で中 指導、6名程度、 堅的立場(概 期間6月~2月 ね10年以上) にある者 現任教育指導者研修 プリセプター研修 新任時期の保健師支援プログラ ムを活用し、指導者として職場 内でのスタッフの現任教育がで きる能力を育成する。 現任教育指導 者、管理者、 研修1~2回 プリセプター 等 機能強化のための基盤整備や、 新たな専門的業務を円滑に推進 するための研修 保健医療福祉 各研修年1~2 関係者 回 新任時期の保健師・行政栄養士 各支援プログラムの活用の推進 と評価を行い現任教育の推進を 図る。 現任教育支援検討会(年1回) 現任教育支援研修 保健所保健指導担当者会 保健所・市町村現任教育支援連 絡会 保健師の資質向上に向けて、現 任教育に取組む関係機関・団体 等が相互の取組みの現状や課題 を把握し、連携等について意見 を交換する。 国保連合会、看護協会、大学 保健師長会、市町村・県保健師 協議会、市町村・県の現任教育 実施関係者 年1回開催 難病、母子保健、栄養改 善、特定健診・保健指導 業務別研修 目的 ・難病患者支援従事者研修会 ・母子保健専門研修 ・市町村等栄養士食育推進研 修会 ・健康関連データ活用研修会 現任教育支援事業 現任教育関係団体等情報交換会 ゼロ予算事業 各保健所単位で 実施 年1回以上 2. 平成22年度 研修受講状況 健康推進課実施研修 受講者数 機関別 受講者数 区分 № 研修名 日数 合計 キ ャ リ ア ア ッ プ ( 階 層 別 ) 研 修 県 市町村 その他 新任保健師等研修(前期) 2 43 10 33 0 新任保健師等研修(後期) 2 41 10 31 0 保健活動企画研修 ①第1回集合研修(公開講座) 2 18 7 11 0 ②第2回集合研修(公開講座) 2 20 8 12 0 ③発表会 1 44 18 19 7 保健師等現任教育指導者研修 新任保健師等指導者(プリセプター)研修 1 27 11 16 0 難病患者支援従事者研修(1) 1 22 3 0 19 難病患者支援従事者医療機関実習 3 3 3 0 0 思春期保健関係者研修会 1 93 19 22 52 不妊相談等研修 1 36 18 15 3 6 母子保健指導者研修 1 66 17 29 20 7 母子保健関係者研修 1 80 17 26 37 8 市町村栄養士等食育推進研修 1 45 15 17 13 9 健康関連データ活用研修 1 11 11 0 0 現任教育支援研修 1 28 11 17 0 21 577 178 248 151 1 2 3 4 業 務 別 研 修 5 10 合計 3.平成22年度派遣研修一覧 研修期間 研修名称 ○国立保健医療科学院 児童虐待防止研修 開催地 研修実施機関 派遣職種 人数 H22.7.5~7.9 5日間 埼玉県 国立保健医療科学院 保健師 1 ○国立保健医療科学院 公衆衛生看護管理者研修(人材管理) H22.9.7~9.10 4日間 埼玉県 国立保健医療科学院 保健師 1 ○国立保健医療科学院 公衆衛生看護管理者研修(実務管理) H22.5.24~6.1 H23.1.12~1.14 前期7 後期3 =10日間 埼玉県 国立保健医療科学院 保健師 1 ○国立保健医療科学院 H23.2.15~2.18 健康・栄養調査の企画・運営・評価に関する研修 4日間 埼玉県 国立保健医療科学院 栄養士 1 ○国立保健医療科学院 地域保健支援のための保健情報処理技術研修 (施策立案支援) 4日間 埼玉県 国立保健医療科学院 保健師 1 H22.11.18~ ○全国地域保健師学術研究会 11.19 2日間 富山市 厚生労働省 保健師 2 H22.8.25~8.27 ○全国保健師長研修会 3日間 京都市 愛媛県・日本公衆衛生協会・全国保健師長会 保健師 2 ○保健師中央会議 H22.7.14~7.15 2日間 東京都 徳島県・日本公衆衛生協会 外 保健師 1 ○中四国ブロック保健師等研修会 H22.9.1~9.3 3日間 岡山市 岡山県・(財)日本公衆衛生協会 保健師 3 ○中国・四国地区母子保健事業研修会 H22.10.26 1日間 徳山市 社団法人 日本家族計画協会 保健師 2 H22.6.22~6.25 4日間 東京都 東京都神経科学総合研究所 保健師 1 ○特定疾患医療従事者研修(保健師等難病研修) H22.10.18~ 10.22 5日間 東京都 難病医学研究財団 保健師 1 ○リウマチ・アレルギー相談員養成研修会 H22.11.1~ 11.2 2日間 東京都 厚生労働省 保健師 1 ○第36回神経研夏のセミナー (難病の地域ケアコース) H23.2.15~2.18 Ⅱ 平成 22 年度地域保健関係職員研修概要 健康推進課実施研修 1. 新任保健師等研修 新任保健師等研修(前期研修) 1 目 的 効果的な地域保健福祉サービスの提供を図るために、保健福祉行政の担い手としての意識を確 立するとともに、地域保健福祉活動を展開する上での基礎的な知識と技術を習得する。 2 主 催 島根県(健康福祉部健康推進課) 3 協力機関 島根県保健環境科学研究所 4 日 時 平成22年7月12日(月) 10:00~17:15 7月13日(火) 9:00~16:00 5 開催場所 原子力環境センター 6 受講対象者 市町村及び県の職員として採用されて3年未満の保健師・栄養士等 7 日程及び内容 【7月12日(月)】場所:原子力環境センター 時間 内容 受付 9:30~ 講師 10:00~10:10 開会、オリエンテーション 10:10~11:10 ◇講演 「島根県で働く新任保健師・栄養士へ期待すること」 健康推進課 課長 田中央吾 ◇講義 健康推進課 「島根県財政と予算の仕組み」 疾病療養支援GL 増田健吉 11:10~12:00 13:00~14:30 島根県立大学 ◇全体交流 短期大学部 ・自己紹介 教授 吾郷美奈恵氏 《発表内容》 1 年目:所属と名前、担当業務 2 年目:自己紹介と目標シートをもとに各自の目標 3 年目:所属と名前、担当業務 14:30~15:00 ◇フリートーク(交流しながら自由に話そう) ・今悩んでいること等 15:00~17:00 ◇講義と演習 テーマ「家庭訪問から始まる地域づくり」 ○講義: 「保健師が行う家庭訪問」 講師 島根県立大学短期大学部 教授 吾郷美奈恵氏 ○演習:グループワーク(訪問拒否ケースへの対応) 17:00~17:15 事務連絡 【7月13日(火)】場所:原子力環境センター 時間 内容 受付 8:50~ 開会・オリエンテーション 9:00~9:05 【テーマ】 ~「見る」 「つなぐ」 「動かす」の地域保健活動~ 9:05~10:05 10:05~10:15 10:15~11:45 11:45~15:00 ◇活動発表Ⅰ 「先輩のいきいきとした保健活動から学ぶ」 《発表者》 ・雲南市健康福祉部健康推進課 副主幹保健師 佐藤久美子氏 ・松江市健康福祉部健康まちづくり課 副主任管理栄養士 飯野美也子氏 講師 島根県立大学 短期大学部 教授 吾郷美奈恵氏 教授 名和田淸子氏 ◇オリエンテーション 「これからのグループワーク(ラベルワーク)の進め 島根県立大学 短期大学部 方について」 教授 吾郷美奈恵氏 ◇活動発表Ⅱ 「先輩保健師の保健活動から学ぶ(PDCA サイクル を踏まえて・・・) 」 発表者 ・元安来市保健師 清水晴子氏 ・浜田保健所 部長 永江尚美氏 ◇グループワーク 「先輩保健師は何をみて聞いて・つないで動かし・つ くってみせたか」 ・ラベルワーク→模造紙に図解 島根県立大学 短期大学部 教授 吾郷美奈恵氏 教授 名和田淸子氏 15:00~15:30 ◇グループワークまとめ 15:30~15:45 ・講師からの助言 15:45~16:00 ◇個人の目標について記録 ・自分の「できていること」 「できていないこと」を 整理し、記録する。 ・記録用紙のコピーを取り、提出して終了 16:00 閉会 8 参加人数 43名 県 :保健師 9名、栄養士 1名 市町村:保健師29名、栄養士 4名 9 ・ ・ ・ ・ 成果と課題 新任者間の仲間づくりの契機となり有意義だったと評価する受講者が多かった。 先輩保健師・栄養士の活動から、将来の自分のイメージ化ができたとの評価があった。 最終日の時間延長、会場へのアクセスの不便さに課題が残った。 受講者同志での悩みの共有の場を設けなかったため、自己評価票に差し支えない範囲での悩みを記載 してもらったが、今後の研修企画等を行う上での参考になった。 新任保健師等研修(後期研修) 1 目 的 効果的な地域保健福祉サービスの提供を図るために、保健福祉行政の担い手としての意識を確立 するとともに、地域保健福祉活動を展開する上での基礎的な知識と技術を習得する。 2 主 催 島根県(健康福祉部健康推進課) 3 協力機関 島根県保健環境科学研究所 4 日 時 平成23年1月31日(月) 2月 1日(火) 9:30~16:30 9:30~16:30 5 開催場所 島根県出雲合同庁舎 601会議室 6 受講対象者 市町村及び県の職員として採用されて3年未満の保健師・栄養士・歯科衛生士 7 日程及び内容 【1月31日(月) 】 場所:島根県出雲合同庁舎 601会議室 時間 9:20~ 9:30~9:40 9:40~10:30 内容 講師、担当 受付 開会・オリエンテーション ■ 先輩保健師のベストプラクティスから学ぶ ◎事例提供 「益田圏域の地域リハビリテーションの取組」 ◎事例を深める(質疑等) 事例提供者 益田保健所 企画員 深崎 美樹 10:30~12:30 ◎グループワーク 発表事例を聞いて、演習をする。 役割分担→自己紹介→ネットワーク体制 について考える 13:30~14:30 ◎グループ発表 14:30~15:10 ◎事例提供 「益田圏域における地域リハビリテーション 推進のためのネットワーク」 事例提供者 益田保健所 企画員 深崎 美樹 15:20~16:20 ◎助言、講義、まとめ 「地域ネットワーク構築について」 島根県立大学短期大学部 教授 吾郷 美奈恵 16:20~16:30 閉会・事務連絡 【2月1日(火) 】 場所:島根県出雲合同庁舎 601会議室 時間 内容 受付 9:20~ 開会・オリエンテーション 9:30~ 9:40 9:40~10:00 ■「コーチング手法」 ◎講義 「気づく力を引き出すコーチング」 10:00~11:00 ◎演習: 「目標シートをもとに、目標と評価をする」 11:00~11:10 ◎自己評価 11:15~12:30 ◎発表とまとめ 13:30~16:00 演習指導 島根県立大学短期大学部 教授 吾郷 美奈恵 ■ 講義 「健康な地域づくり活動の具体的展開」 講師、担当 講義と演習指導 島根県立大学短期大学部 教授 吾郷 美奈恵 隠岐保健所 所長 村下 伯 16:00~16:30 ■ 卒業生あいさつ ■ おわりのあいさつ 閉会・事務連絡 8 参加人数 41名 県 :保健師 9名、栄養士 1名 市町村:保健師28名、栄養士 3名 9 成果と課題 ・ 研修を通じて、気付き、振り返りの機会となり、モチベーションアップにつながったという評価 が多数あった。 ・ 地域ネットワーク構築については具体的方法がイメージできたという評価がある一方、グループ ワークですべきことが分からない、難しいという評価もあった。 ・ 「健康な地域づくり活動の具体的展開」については、演習を取り入れることで非常に充実してお り、今後に活かせる内容であった。 ・ 前期研修からの成長や、2,3年目での成長を実感できる内容であった。 ・ 保健師と栄養士の合同グループワークについては、別々にしてほしいという意見があった。 ・ 開催時期について、冬期は降雪により参加しづらいという課題が残った。 ・ 平成19年度の新任保健師等研修から、3年間で内容を一巡する形で運営し、前期は個別支援、 後期は地域づくり活動をテーマに開催しているが、参加者からは毎年同じ内容であり、新しいこ とも取り入れてほしいという要望もあり、内容、運営方法等の工夫や改善が必要と思われた。 保健所新任保健師等の精神保健医療福祉関係機関実習 1 目 的 保健所において精神保健福祉相談業務を担当する新任保健師等を対象に、精神保健医療福祉関係 機関実習(県立心と体の相談センター・県立こころの医療センター・相談支援事業所ふあっと) を実施し、地域精神保健福祉活動及び関係機関との連携について学ぶ機会とする。 【テーマ】 地域精神保健福祉活動における保健所保健師の役割 2 主 催 島根県障がい福祉課 3 対 象 保健所で精神保健福祉業務を担当する新任保健師等 4 開催日時・場所 1)平成22年5月17日(月)~18日(火)県立心と体の相談センター 9:00~17:00 2)平成22年5月19日(水)~21日(金)相談支援事業所ふあっと 9:00~17:00 3)平成22年5月24日(月)~28日(金)県立こころの医療センター 8:30~17:00 5 実習プログラム 5月 開始時間 17日(月) 心 体 相 18日(火) 19日(水) ふ あ っ 21日(金) と 20日(木) 開始時間 24日(月) こ こ 25日(火) ろ の 医 26日(水) 療 セ 27日(木) ン タ | 28日(金) A M P M 9:00 ~ 12:00 13:00 ~ 15:30 15:30 ~ 17:00 精神保健福祉センター業務 永岡所長 アルコール・ ギャンブル依存 真邊企画員 組織育成・ 精神保健活動 柳楽主幹 ひきこもり対策 周藤主任心理判定員・三島心理判定員 自殺対策 川本心理判定員 面接技術・その他 永島課長 訪問・相談業務等 ふあっと家族会 訪問・相談業務等 地域移行ネットワーク会議・退院支援ワーキング 訪問・相談業務等 8:30~ 10:00~ 11:00~ 出雲市自立支援協議会 13:00~ 15:00 ~ 17:00 ①精神科病院の機能 ②看護の実際 ③総リハ概要 精神科救急情報C業務 竹下病院長 高野局長 遠藤室長 磯田次長・今岡 集中治療病棟実習 磯田次長・立花看護師長 外来実習 竹下看護師長 児童思春期病棟の特性 萬木部長 リハビリⅡ病棟実習 (長期入院者の実態とSST) 磯田次長・曽田看護師長 総合リハ実習 総合リハ実習 児童思春期病棟・若松分校実習 総合リハ実習 生活サポーター事業及びセルフヘルプグループに関して 総合リハ実習 14:00~ 実習振り返りカンファレンス 遠藤室長他職員・障がい福祉課 6 成 果 実習反省会及び各実習記録を通し、2週間の関係機関実習において、精神保健福祉法と患者の人 権、精神保健福祉の動向、精神障がい者の医療及び地域生活支援、面接技術、当事者・家族会等の 組織育成、関係機関との連携等について、幅広く学べ実践に活かせる内容であったことが窺えた。 2. 保健活動企画研修 1 目 的 地域保健従事者は、行政職員としての能力に加え、住民ニーズを把握し、地域の健康課題をア セスメントし、その原因を科学的に見出し、行政施策に沿った事業や施策を企画・立案・評価す る専門職としての能力が求められている。このため、本研修を通じて、事業の企画・立案能力及 び情報収集・事業評価能力を習得することを目的に実施する。 2 研修到達目標 行政施策に沿った事業や施策の企画を提案することができる。 3 実施主体 島根県(健康福祉部健康推進課・保健環境科学研究所) 4 協力機関 島根県立大学短期大学部・島根大学医学部看護学科 5 対 象 (1) 県・市町村に勤務する保健師等で、中堅的立場(大学等卒業後概ね 10 年以上程度)にある 者。 (2) 前記に掲げる者と同等以上の経験を有すると所属長が認めた者。 6 研修期間 平成22年6月~平成23年2月 7 研修方法 (1)この事業は、集合研修で講義とグループワーク等により基礎的事項を身につけ、具体的な研 修事業は約 9 か月間、研修生各自が自らの職場で実施をする。 (2)選定テーマによって、1~2 人の研修生に対して 1 人の協力機関の講師が、実態分析から企 画書作成までについて直接指導をする。 (3)選定テーマは、保健所・市町村で実施している事業とし、研修終了時に成果をまとめ及び新 たな提案を含めた企画書を作成し発表を行う。 (4)研修方法は集合研修と個別指導を組み合わせて行う。 8 指導方法 (1)集合研修は、基礎的事項の講義を中心に実施する。 (2)個別指導は、講師1人に対して 1~2 人を担当して指導にあたる。個別指導の実施は、集合 研修当日の個別指導実施やメール等による指導のほか、研修生と講師が直接調整しあい、研 修生が直接大学等に出向いて指導を受ける。 (3)研修生の担当講師以外の講師による個別指導が必要な場合は、別に個別指導の日程を設ける。 なお、この場合の調整は保健環境科学研究所が実施する。 9 指導体制 (1) 指導体制は、島根県立大学短期大学部、島根大学医学部看護学科、保健所、保健環境科学 研究所、本庁で構成し、それぞれの役割を明確にして連携し実施する。 (2)研修生の調査研究の進行管理や受講生と講師等との調整を実施するために、研修コーディネ ーターを置いて実施する。 (3)講師の名簿一覧は表1のとおりとする。 表1 講師等一覧 講師名 福 澤 陽一郎 吾 郷 美奈恵 齋藤 茂子 名和田 淸 子 中谷 久恵 大城 等 所 属 島根県立大学短期大学部 出雲キャンパス 島根県立大学短期大学部 出雲キャンパス 島根県立大学短期大学部 出雲キャンパス 島根県立大学短期大学部 松江キャンパス 島根大学医学部看護学科 教授 保健環境科学研究所 所長 教授 教授 教授 教授 10 講師等の役割 (1) 講師 ① 専門分野について講義及び個別指導を実施する。 ② 最終目的である企画書作成までの指導をし、その結果について評価をする。 (2) 職場の指導者 ① 研修生が研修を受講しやすい環境を整える。 ② 研修テーマについて、可能な範囲で指導をする。 ③ 研修成果について評価をする。 ④ 研修成果を職場内に波及することに勤める。 (3) 保健所 ① 職場内の受講生だけでなく、管内の研修生についても相談及び可能な範囲で指導を行う。 ② 研修生の成果について管内に波及することに勤める。 (4) 保健環境科学研究所(コーディネータ) ① 研修生の状況を把握し、研修全般に関する相談に応じ、必要に応じて指導をする。 ② 研修生、講師、職場、保健所間の調整に当たる。 ③ 統計等に関する指導を実施する。 ④ 事務局と協力しながら、研修全体の企画、調整、運営、評価を実施する。 (5) 健康推進課(事務局) 本事業全体の予算確保、企画、調整、運営、評価を行う。 ◆職場内の研修生だけでなく、管内の研 修生についての必要に応じて指導、相談 に応じる ◆研修成果の管内への波及 相談 保健所 市町村 支援 相談 ◆研修しやすい環境づくり ◆必要に応じて指導 ◆研修成果の評価 ◆研修成果の職場内への波及 ◆個別指導 ◆研修成果に関する評価 助 言 相 談 相談 島根大学医学部看護学科 島根県立短期大学部 研修生 指導 職場 相 談 ◆研修生への直接指導、進捗管理 ◆研修生、講師、職場、保健所間の 調整 ◆統計等に関する直接指導 ◆研修評価とあたらな事業提案 健康推進課 調整 支 援 ・ 指 導 保健環境科学研究所 調整 提案 ◆研修事業の予算確 保、企画、調整、運営 保健活動企画研修実施体制 助 言 保健企画研修の評価 ↓ 新たな研修の提案 11 研修生とそのテーマ 研修生の所属は県(保健所)1名、市5名の6名であった。職種は保健師6名であった。 表2 平成22年度保健活動企画研修 研修生一覧 職名・氏名 所属 テーマ 副主任保健師 松江市 子育て中の女性の健康への 陰山 志保 美保関支所 意識とニーズをふまえた健康 市民生活課 づくりの展開 主幹 安来市 地区活動評価シートを活用し 原 香代子 健康福祉部 た地域活動の課題と展望 いきいき健康課 副主幹保健師 雲南市 雲南市における地域の子育 高橋 典子 木次総合センター て支援と母子保健の連携 保健福祉課 保健師 出雲市 児童相談支援体制の強化を 高野 文 健康福祉部 めざした評価視点の考察~支 子育て支援課 援過程の自己評価分析を基に した、支援者および組織体制 の力量形成~ 主任 益田市 住民参画における益田市健 吉田 眞由美 匹見総合支所 康増進計画策定のプロセス評 住民福祉課 価と計画推進体制の確立 主任保健師 安達 愛子 出雲保健所 心の健康支援 グループ 担当講師 島根大学医学部看護学科 教授 中谷 久恵 島根県立大学短期大学部 教授 吾郷 美奈恵 保健環境科学研究所 所長 大城 等 島根県立大学短期大学部 教授 齋藤 茂子 島根県立大学短期大学部 教授 吾郷 美奈恵 精神障がい者地域生活移行・ 島根県立大学短期大学部 地域定着のための自立支援ボ 教授 福澤 陽一郎 ランティアの活用について 12 保健活動企画研修の事業実績 平成22年度保健活動企画研修は研修計画作成、調査等資料の収集、収集した資料(調査データ等) の集計分析、まとめの一連の流れに沿って、2回の集合研修と個別指導を実施した。また、研修成果 についての発表会を年度末に開催した。 (1)集合研修 第1回 1)日 時 平成22年6月1日(火) 9:30~17:00 平成22年6月2日(水) 9:30~16:00 2)開催場所 島根県立大学短期大学部 出雲キャンパス 104講義室(出雲市西林木町151) 3)日程及び内容 ◇平成22年6月1日(火) 9:30~17:00 日 程 内 容 9:30~10:20 開講式 あいさつ、講師紹介、受講者自己紹介、保健活動企画研修概要説明、 意見交換 10:30~12:00 (公開講座) 12:00~13:00 13:00~13:40 13:40~17:00 講師:島根県立大学短期大学部 教授 吾郷 美奈恵 氏 「保健活動の評価方法」「質的研究の進め方」(倫理的配慮) 昼 食 図書館利用について(情報演習室) 個別指導 ◇平成22年6月2日(水) 9:30~16:00 日 程 内 容 9:30~10:30 講師:島根県立大学短期大学部 教授 名和田 淸子 氏 「文献検索の必要性」 10:40~11:10 意見交換 11:10~12:00 文献検索(図書館) 12:00~13:00 昼食 13:00~14:30 講師:保健環境科学研究所 所長 大城 等 氏 (公開講座) 「疫学研究のすすめ方と統計処理」 14:40~16:00 個別指導・自己学習 4)参加者数 18名 県 :7名 市町村:11名 第2回 1)日 時 平成22年9月13日(月) 9:30~17:00 平成22年9月14日(火) 9:30~16:30 2)開催場所 島根県立大学短期大学部 出雲キャンパス 104講義室(出雲市西林木町151) 3)日程及び内容 ◇平成22年9月13日(月) 9:30~17:00 日 程 内 容 9:30~ 9:40 オリエンテーション 9:40~11:00 (公開講座) 講師:島根大学医学部看護学科 教授 中谷 久恵 氏 「プレゼンテーションの基礎」と「抄録作成」 11:10~12:30 (公開講座) 講師:島根県保健環境科学研究所 所長 大城 等 氏 「疫学研究のすすめ方(2)~データ分析~」 12:30~13:30 13:30~17:00 昼 食 個別指導 ◇平成22年9月14日(火) 9:30~16:30 日 程 内 容 9:30~ 9:40 オリエンテーション 9:40~11:10 (公開講座) 11:20~12:00 12:00~13:00 13:00~16:30 講師:隠岐保健所 所長 村下 伯 氏 「企画書作成の基礎」 受講者意見交換会 昼 食 個別指導(自己学習) 4)参加者数 20名 県 :8名 市町村:12名 (2)講師による個別指導 6人の研修生に対するメール、電話を除いた個別指導は各自6回~8回、計39回実施された。 (3)平成22年度保健活動企画研修成果発表会 1)趣旨 保健活動企画研修に携さわった関係者が一堂に会して、研修生の研修成果について評価を行い、 その評価結果をその後の事業(研修テーマに関する事業)に適切に反映させることにより、中堅保 健師の資質の向上、事業(研修テーマに関する事業)の充実・向上を図る。 2)日時 平成23年2月17日(木) 12:30~17:15 (10:00~11:30は、研修生同士の情報交換会を実施) 3)会場 出雲保健所 大会議室 4)日程 時間 内容 12:30~12:40 出雲保健所長あいさつ オリエンテーション 12:40~13:55 発表(発表 15 分、質疑・意見 10 分)*3名 13:55~14:05 休憩 14:05~15:20 発表(発表 15 分、質疑・意見 10 分)*3名 15:20~15:40 総評・企画研修修了式 15:40~17:10 平成22年度企画研修評価検討会 5)発表会参加者 ① 研修生:6名(県1名、市5名) ② 講 師:6名 ③ 所属の指導者及び保健所保健指導担当者:10名(県5名、市町村5名) ④ 聴講者:17名(県6名、市町村9名、島根県国民健康保険団体連合会2名) ⑤ 事務局:5名 ○保健活動企画研修の成果及び評価は、 「平成22年度保健活動企画研修報告書」 (平成23年3月)を参照。 3. 保健師等現任教育指導者研修 新任保健師等指導者〔プリセプター〕研修 1 目 的 新任時期の人材育成を円滑かつ効果的に実施するためには、新任期の保健師等に対して良い環 境を整備し、系統的に教育を行う立場にある教育担当者自身の能力の強化が重要となっており、組 織としての体制整備が課題となっている。 そこで、直接の指導者であるプリセプターの役割など基本を学ぶと共に、プリセプター間の情報交 換を行うことで、現場においてプリセプターとしての役割をよりよく発揮できるようにすることを目的 に研修会を開催する。 2 主 催 島根県(健康福祉部健康推進課) 3 協力機関 島根県保健環境科学研究所 4 日 時 平成22年7月30日(金) 9:30~15:30 5 開催場所 出雲保健所(出雲市塩冶町223-1) 6 受講対象者 市町村及び県の職員として採用された2年未満の保健師・栄養士等のプリセプター及び保健所 保健指導担当者 ○プリセプター 日常的、かつ直接的な指導を担当する者。 (新任者個人の能力にあったきめ細かな対応をする ことや身近な相談者として悩みへの対応や心理的なサポートを行う。 ) 7 日程及び内容 時間 9:00~ 9:30~ 9:40~10:00 10:00~11:00 11:00~12:00 内容 講師等 受付 開会・オリエンテーション ◇説明 「新任時期の保健師支援プログラムの活用に 保健環境科学研究所 ついて」 小室 ◇各所属からの状況報告 各所属 「平成 22 年度新任保健師等指導計画と実施 状況」 講師 島根県立大学 ◇講義: 「キャリア開発における新任教育」 短期大学部 教授 吾郷美奈恵氏 12:00~13:00 昼食休憩 13:00~15:00 講師・助言: ◇グループワーク テーマ:人材育成の現状と課題、そしてこれ 島根県立大学 短期大学部 から 教授 吾郷美奈恵氏 ◇発表・まとめ 閉会 15:00~15:30 15:30 8 参加人数 27名 県 :11名 市町村:16名 9 成果と課題 ・ 参加者の全員が有意義な研修会であったと評価している。 ・ 主だった意見は次のとおりである。 他の市町の人との意見・情報交換ができてよかった。 新任者とともに係、課、地域と一緒に育ちあいたい。 ・ 何をどこまでやればいいのか、プリセプターの役割を共有し話し合う機会が持てて良かった。 ・ グループワークは人口が同じような市町で組み合わせたらどうかという意見があった。 ・ 開催時期について、年度の始めに開催して欲しいという意見があった。 4. 難病患者支援従事者研修 難病患者支援従事者研修(1)及び医療機関実習 1 目 的 重症難病患者や家族の抱える日常生活上及び入院・在宅療養上の不安等について適切できめ細や かな支援を行えるために、難病患者支援従事者に対し専門的な研修を行い、適切な療養生活の確保 と難病患者や家族の生活の質の向上を図る事を目的とする。 2 主 催 島根県・島根県難病医療連絡協議会( (財)島根難病研究所委託事業) 3 対象者 ・難病医療拠点・協力病院…医師・看護師・保健師・理学療法士・作業療法士・医療相談担当者等 ・病院、医院、施設…医師・看護師・保健師・理学療法士・作業療法士・医療相談担当者等 ・訪問看護ステーション…看護師・理学療法士・作業療法士等 ・保健所・市町村…保健師等 ・居宅介護支援事業所…介護支援専門員・看護師等 4 場 所 (1)難病患者支援従事者研修・医療機関実習(パート1) :第3会議室・10病棟 (2)医療機関実習(パート2) :10 病棟 5 日時・内容 (1)難病患者支援従事者研修・医療機関実習パート1 平成 22 年 10 月 13 日(水)9:30~16:30 9:15 受付・集合(松江医療センター 大会議室) 9:35~9:45 オリエンテーション「病院概要について」 講師:国立病院機構松江医療センター 三宅看護部長 9:45~10:45 講義「神経難病の基礎知識」 講師:国立病院機構松江医療センター リハビリテーション科医長 下山 良二氏 10:45~111:45 講義「病棟概要と人工呼吸器装着中の神経難病患者の看護」 講師:国立病院機構松江医療センター 10 病棟副看護師長 矢島 玲子氏 12:40~14:10 講義「呼吸理学療法の基礎」 講師:国立病院機構松江医療センター 理学療法士 中山 真喜氏 演習 グループに分かれて PT による指導 実習生同士のロールプレイ 14:20~15:50 人工呼吸器の体験実習 講師:国立病院機構松江医療センター 臨床工学技師 笠置 龍司氏 15:50~16:30 病棟見学 10 病棟、新病棟 1 階の見学 (2)医療機関実習パート2 内 容:神経難病患者の看護について、寝衣交換・排泄介助・食事介助・入浴介助・呼吸理学療 法等実習生の希望に応じて調整 日 程:下記日程から希望日を選択する。一人あたり2日まで 平成 22 年 10 月 14 日(木) ・18 日(月)・25 日(月) 時 間:8:45~16:00 スケジュール: 8:45~ 集合(松江医療センター10病棟) 9:00~12:30 病棟実習 12:30~13:30 昼食・休憩 13:30~15:30 病棟実習 (10病棟) 15:30~16:00 まとめ・意見交換 (10病棟カンファレンス室) 6 成果と課題 ・参加人数は 30 名で病院、訪問看護ステーション、保健所等から、看護師、理学療法士、作業療法 士、介護支援専門員、MSW、保健師など多職種の参加があった。 ・これまでは全日程受講を受講の要件としていたが、多くの人に参加してもらいやすいよう、各講義 の受講を選択可能としたことで参加者が増えた。 ・参加者のアンケートからは、このような研修を続けてほしいという要望が多く、内容を検討しなが ら継続していく必要がある。 ・病棟実習の日程が 3 日しかなかったため、参加者が少なかった。3 日間では実習の調整が困難 であったという意見があったことから、来年度は日程を増やしていく必要がある。 5. 母子保健専門研修 不妊相談等研修 1 目 的 島根県では、平成17年度から特定不妊治療費助成事業に取り組み、特定不妊治療費助成事業 を開始し、不妊治療を受けやすい体制整備を図っているところであるが、事業の周知を図るとと もに、相談対応に関わる関係職員の資質向上を図ることを目的として、研修会を開催する。 2 対 象 保健所・市町村・医療機関等の不妊治療を受ける方に対応する関係職員等 3 実施主体 島根県健康福祉部健康推進課 4 日 時 平成22年5月14日(金) 13:15~16:00 5 場 所 島根県立県民会館 307会議室 (松江市殿町158番地 TEL0852-22-5506) 6 内 容 あいさつ (13:15~) 講演1 13:20~14:30 (70 分) 「不妊治療について知識を深めよう!」 講師 内田クリニック 院長 内田 昭弘 氏 講演2 14:35~15:25 (50 分) 「不妊当事者の理解と相談支援について」 講師 立命館大学 衣笠総合研究機構 人間科学研究所 荒木 晃子 氏 (内田クリニック 非常勤心理カウンセラー) 説明 15:25~15:40 「特定不妊治療費助成制度について」 説明者:島根県健康福祉部健康推進課 主事 遠藤 幸之介 市町村からの報告 閉会 15:40~16:00 16:00 7 成 果 不妊の方の低下した自尊心などの心理状態を理解する必要があることを学び、日頃の相談対応に 活かすことができた。 思春期保健関係者研修 1 目 的 島根県では、健やか親子しまね計画における課題の一つとして、 「思春期の保健対策の強化と 健康教育の推進」について取り組みを進めているところである。また、島根県教育委員会におい ても、しまねっ子元気プランのなかに「性に関する教育の推進」を重点課題の一つとして取り上 げ、地域と学校の連携した取り組みも進めているところである。 今回は、思春期保健に関わる関係者を対象に、思春期のこころと性において何が課題でありど のように対応していけばよいのか等、効果的な教育と相談を実施するための資質向上を目的とし て研修会を開催する。 2 対 象 市町村・保健所・学校・医療機関・助産師会等の関係機関において思春期の教育及び相談に対 応している関係職員等 3 実施主体 島根県健康福祉部健康推進課・島根県教育庁保健体育課 4 日 時 平成23年1月28日(金) 14:00~16:30 5 場 所 島根県立男女共同参画センター あすてらす ホール (大田市大田町大田イ 236-4 大田市駅西隣) 6 内 容 ◆あいさつ 14:00~14:10 ◆活動報告 14:10~14:40 ①「出雲市の取り組み」 出雲市健康増進課 主任保健師 建部彰子 氏 ②「学校における取り組み」 大田市立第一中学校 養護教諭 和田寿美 氏 ◆講演 14:45~16:15 演題: 「思春期のこころと性」 講師:公益社団法人 地域医療振興協会 ヘルスプロモーション研究センター センター長 岩室 紳也 氏 質疑 ◆閉会 16:30 (15 分) (15 分) 7 成 果 人と人とのつながりが生きていく根っ子であることを子どもたちに伝え、子どもたちと向き合っ ていこうと改めて感じた等の感想が多く、現場の取り組みをすすめる上で貴重な講演や活動報告で あった。 6. 母子保健指導者研修 1 目 的 島根県では、県内の周産期医療体制整備の推進を図っているところであるが、ハイリスク妊婦の 増加や低出生体重児の増加など、妊娠中からの生活習慣や健康管理について具体的な支援が必要と なってきている。 また、低出生体重児については、成人後に糖尿病や高血圧等の生活習慣病を発症しやすいとされ ており、妊娠前の母親のやせ、低栄養、妊娠中の体重増加抑制、喫煙等の因子が関係していると報 告されていることから、これらの改善に向けた取り組みが重要である。 今回は、妊娠期の健康管理とその中でも特に、妊娠中の低栄養がもたらす影響と妊産婦への支援 方法について学び、取り組みを推進することを目的として研修会を開催する。 2 主 催 島根県健康推進課 3 対 象 医療機関関係者、市町村関係者、保健所職員、その他母子保健に係る関係者等 4 開催日時 平成22年8月11日(水) 13:15~16:00 5 開催場所 フローラいずも(出雲市西新町) 6 内 容 ・あいさつ 13:15~13:20 ・講 演 13:20~14:50 「妊娠中の健康管理~妊娠中の低栄養とその対処~」 元島根県立中央病院産婦人科部長 長谷川 明広 氏 ・活動報告 15:00~15:40 ①「島根県立中央病院における助産師外来の取り組み ~保健指導の充実と地域連携を目指して~」 島根県立中央病院 副看護師長(助産師) 高野文美 氏 ②「医療機関と連携した周産期からの支援 ~連絡票を活用した取り組み~」 松江市健康まちづくり課健康第3係長 佐藤玲子 氏 ・意見交換 15:40~15:55 助言者:長谷川 明広 氏 ・閉会 16:00 (20 分) (20 分) 7 成 果 限られた人材の中で、保健・医療関係者等の連携の必要性を確認でき、現場での取り組みの推進 を図ることができた。 7. 母子保健関係者研修 1 目 的 島根県では、 「健やか親子しまね計画」を策定し、その柱の一つとして「小児保健医療水準を維 持・向上させるための環境整備」を推進しているところである。 今回は、感染症予防対策の中で、主に感受性対策として重要である予防接種の新しい情報を得て、 特に、子どものワクチンに関する正しい知識を普及することを目的として研修会を開催する。 また、県内における小児保健に関する取り組みを知ることにより、関係者等の連携を推進するこ とを目的とする。 【テーマ】子どものすこやかな発達をサポートするには 2 主 催 島根県・島根県小児保健協会・日本小児科学会島根地方会・島根県小児科医会 3 対 象 保育所・幼稚園・学校等関係者、PTA、医療機関関係者、市町村関係者、保健所職員、その他 母子保健に係る関係者、一般住民 4 開催日時 平成22年10月7日(木) 13:00~16:10 5 開催場所 サンラポーむらくも 瑞雲(2階) (島根県松江市殿町369番地) 6 内 容 ◆小児保健協会総会 13:00~13:20 ◆開会あいさつ 13:20~13:30 ◆基調講演 13:30~14:40 「子どもの予防接種の現在の動向について」 講師:川崎医科大学 小児科学教授 寺田 喜平 氏 ◆活動報告 14:40~16:00 ①「医療的ケアを必要とする子どもと家族のトータルケアを目指して」 斐川訪問看護ステーションさくら 所長 錦織幸枝 氏 ②「障がいのある乳幼児の家族支援の大切な要素~親が親を支えることとは~」 松江市手をつなぐ育成会 事務局長 下瀬民子 氏 ③「小児期からの生活習慣病予防の取り組み」 東出雲町保健福祉課 保健師 大嶋美希 氏 ④「次世代育成支援に関する調査結果を施策に活かすことについて」 安来市子ども未来課 主幹 中村一博 氏 ◆閉 会 16:10 7 成 果 参加者からは、講演では、予防接種の現在の動向が理解でき現場で役立てることができる等の感 想、活動報告では、県内の様々な取り組みを知ることができ良かった等の感想があり、関係者が一 層連携した取り組みを進めるための一助になった。 8. 市町村栄養士等食育推進研修 1 目 的 現在、行政栄養士は「地域における行政栄養士による健康づくり及び栄養・食生活の改善の基本 指針について」 (平成20年10月10日 厚生労働省健康局総務課生活習慣病対策室長通知)に 基づき、関係機関・団体との連携体制づくりを進めながら食育等各種事業を実施しているところで ある。今後、健康づくり及び食育を推進するうえでは、関係機関・団体との連携と役割分担の中、 健康なまちづくり活動として公衆栄養活動を推進することが必要である。 そこで、健康づくり及び栄養・食生活の最新の情報等を習得し、地域での公衆栄養活動に資する ことを目的に研修会を開催する。 2 主 催 島根県 3 対 象 市町村・保健所・保健環境科学研究所等栄養士、地域活動栄養士等 4 日 時 平成22年10月7日(木) 10:00~16:00(受付 9:30~) 5 場 所 島根県民会館 307 会議室 6 内 容 10:00~ 10:05~10:25 10:30~12:00 ~休憩~ 13:00~14:00 14:10~16:00 あいさつ トピックス 健康推進課職員 講演「健康づくり推進における諸課題」 講師 独立行政法人国立健康・栄養研究所 理事 芝池 伸彰 氏 講演「健康・栄養調査の企画・運営・評価について」 講師 独立行政法人国立健康・栄養研究所 国民健康・栄養調査プロジェクトリーダー 西 信雄 氏 演習「食事調査の標準化・精度管理」 (模擬調査票による演習) 健康推進課職員 7 成果と課題 講演はタイムリーな話題であり、今後の栄養指導等公衆栄養活動に活用できる内容であった。また、 演習をすることにより、栄養調査の実際を体験でき、今後の事業を展開する上で参考になったと思わ れる。 今後も、行政栄養士の資質向上を図るため、公衆栄養を推進するのに必要な最新情報の習得(講演) と、業務の質を高めるグループワーク(具体的な作業)をうまく組み合わせて企画をしていく必要が ある。 9. 健康関連データ活用研修 1 目 的 地域の健康づくり施策へ活用するために必要とされる各種健康指標の基礎知識とデータ分析手法 を学び、併せて市町村へ専門的、技術的支援に資することを目的とする。 2 開催日時 平成23年2月4日(金) 13:30~16:30 3 開催場所 県庁南庁舎4階 情報化研修室 4 テーマ 健康づくりにデータを活かそう! 5 対象者 保健所職員(データ管理担当者及び希望者)1~2名 6 内 容 (1) 研修内容~別紙のとおり (2) 研修参加の条件 ・事前・事後のアンケートに回答すること ・事前の演習問題を解答してくること ・研修終了後、所属保健所内で伝達研修を実施すること 7 参加者数 11名 保健師 3名、栄養士 2名、歯科衛生士 1名、放射線技師 1名、事務職 4名 8 成果と課題 ・研修全般について、全員が参考となったと評価している。 ・エクセルの小技が参考となったという評価があった。 ・ピボットテーブル演習と統計的分析評価の時間がもう少しあればよかったという意見があった。 ・研修終了後、所属での伝達研修を参加の条件としていたが、実施されていない保健所があった。 平成22年度 健康関連データ活用研修 ◇ 平成23年2月4日(金) 県庁 南庁舎4階 OAルーム 時 間 9:50~ 10:00 内 容 開会・あいさつ・オリエンテーション 10:00~ 11:00 講義 「科学的アプローチからの健康づくり」 講師:健康推進課 課長 田中 央吾 11:10~ 12:00 演習1 「データ処理演習」 講師:保健環境科学研究所 所長 大城 等 ①標本調査の理論 ②回収後の偏りの調査 ③異常値の検出 ④データクリーニング ⑤粗集計 ⑥集計結果の評価 ⑦その他知っておくと便利な操作 12:00~ 13:00 昼食休憩 13:00~ 14:20 (続き) 演習1 「データ処理演習」 講師:保健環境科学研究所 所長 大城 等 14:30~ 16:00 演習2 「健康指標計算マクロって何?~あなたもエキスパート」 講師:保健環境科学研究所 専門研究員 和田 美江子 ①健康指標計算マクロの概要 ②健康指標計算マクロにあるデータ ③健康指標計算マクロの使い方 ④健康指標計算マクロで算出された指標の評価 16:00~ 16:10 閉会・あいさつ ◇ 事後の課題 ①所内での伝達研修の実施 ②伝達研修後のアンケートの回答(用紙は後日送付します。 ) 10. 現任教育支援研修 1 目 的 平成21年7月、保健師助産師看護師法の一部改正が行われ、新たに業務に従事する 看護職員の臨床研修が努力義務化された。また、保健師の基礎教育の4年生化、カリキュラム の改正など新任保健師を取り巻く状況は変化している。 地域住民のニーズに応じて保健、医療、福祉の総合的なサービスを提供し、保健師の専門性 を活かした役割機能を担うためには、職場における組織的な現任教育が必要である。 保健師を取り巻く現状や現任教育の実際を学び、意見交換を行うことにより、各職場における 現任教育の充実を図る。 2 開催日時 平成23年3月17日(火) 9:30~12:00 3 開催場所 出雲保健所 大会議室 4 対象者 各市町村・保健所の保健指導担当者及び指導者・プリセプター等 5 内 容 (1)情報提供(40 分) ○新任研修・保健活動企画研修からの報告 ○全国における人材育成の状況について 浜田保健所 総務保健部 部長 永江尚美 氏 ○大学における教育について 島根県立大学短期大学部 教授 吾郷美奈恵 氏 (2)事例報告(60分)○松江市における新任期・中堅期の現任教育の取り組みについて 松江市健康まちづくり課 保健師 森脇弥生 氏 ○県央保健所における現任教育の取り組みについて 県央保健所 健康増進グループ 企画員 岩野真保 氏 ○質疑応答・意見交換(40分) ~今、工夫していること。明日から工夫できること~ 助言者:吾郷教授、永江部長 (3)平成23年度の現任教育計画について(10分) ○新任受け入れ準備について ○目標シートの書き方 7 参加者数 26名 県 :10名 市町村 :16名 8 成果と課題 ・受講者アンケートから ○業務多忙の中、人材育成に力を入れたくても困難だったが、こうあるべきという展望の再認識 になった。 ○県や市町の育成状況が分かって、わが町の課題を整理する足がかりとなった。 ・中堅保健師のための研修要望が複数あげられており、中堅期の人材育成が課題となっている。 11. 現任教育支援検討会 1 目 的 地域保健従事者の人材育成を円滑かつ効果的に実施するためには、新任時期の保健師等に対し 教育環境を整備することが重要であり、そのためには系統的に教育を行う立場にある教育担当者 の指導能力の向上と組織としての体制整備及び研修体系の構築をすすめる必要がある。 そこで関係者が一堂に会し検討会を開催し、人材育成にかかる取組情報を共有化することで課 題を整理し、もって今後の現任教育を推進することを目的とする。 2 開催日時 平成23年3月17日(木) 13:30~16:00 3 開催場所 出雲保健所 大会議室 4 内 容 1【報告】平成22年度地域保健関係職員研修実施状況 ①県のキャリアアップ研修の実施状況 ②新任者の精神関係研修の実施状況 ③保健所における現任教育 2【報告】新任時期の保健師支援プログラムの活用状況調査について 3【意見交換】 ①圏域の課題と次年度に向けての計画について ②圏域で実施する新任保健師等研修について ・県で行う内容と圏域で行う内容 ・県全体の研修と圏域の研修の連携(連動)について ③新任保健師等に 1 年間をかけて出す課題について ~成果物を残せる研修のあり方~ ④新任時期の保健師支援プログラムについて ・加える項目、見直す項目、その他 5 構成員 構成機関 教育機関 島根県立大学短期大学部 教授 保健所長会 保健所 保健環境科学研究所 県庁健康推進課 隠岐保健所 所長 保健指導担当者 保健環境科学研究所・保健師等研修担当者 健康推進課長・健康増進GL・保健師等研修担当者 6 助言者 浜田保健所 所属・役職等 氏名 吾郷 美奈恵 名和田 淸子 村下 伯 総務保健部長 永江 尚美 氏(全国保健師長会 常任理事) 7 参加者数 参加者数15名 内訳:教育機関2、保健所長会1、保健師長会1、保健所7、 保健環境科学研究所2、健康推進課2 8 成果と課題 ・ 『新任時期の保健師支援プログラム』 『新任時期の行政栄養士支援プログラム』の意図を各研修で オリエンテーションし、プログラムを常に活用するような仕掛けが必要であると確認できた。 ・プログラムには記入様式はあるが、記載例がなく新任保健師が記入しづらいため、プログラム改訂等 で対応する必要がある。 ・県の研修の柱(方針)を圏域に示し、それに沿った形で圏域の研修を企画してもらう等工夫が必要で ある。 12. 保健師現任教育関係団体等情報交換会 現任教育支援研修会 1 目 的 地域保健活動の担い手である保健師の資質向上のために現任教育に取り組んでいるが、島根県 国民健康保険団体連合会や看護協会等の団体においても研修が実施されている。 このため、相互の取り組みの現状や課題の把握及び連携等について検討を行うため、関係者に よる情報交換会を開催する。 2 開催日時 平成22年9月27日(月) 13:30~17:00 3 開催場所 県庁会議棟第3会議室 4 出席者 島根県国保連合会事業課保健師 長岡 奈美 (市町村保健活動協議会及び在宅保健師ぼたんの会事務局) 島根県看護協会保健師職能委員長 上村 博子(雲南市役所) 全国保健師長会島根県支部長 米田 祝子(東出雲町役場) 全国保健師長会島根県支部 大矢 輝美(邑南町役場) 島根県保健師協議会長 天野 和子 (浜田保健所) 全国保健師長会常任理事 永江 尚美(浜田保健所) 島根県立大学短期大学部教授 斉藤 茂子 島根県立大学短期大学部教授 吾郷 美奈恵 島根大学医学部看護学科教授 中谷 久恵 島根県隠岐保健所調整監 魚谷 幸枝 島根県出雲保健所健康増進G課長 今岡 きみ子 島根県保健環境科学研究所主幹 小室 俊子 島根県健康福祉部健康推進課長 田中 央吾 同上 健康増進GL 勝部 かつこ 同上 主幹 田中 久美 4 内 容 (1)報告 ①平成 22 年度島根県及び市町村で働く保健師の状況 ②「保健師の活動基盤に関する基礎調査」集計結果抜粋 (2)協議・意見交換 ◇中堅期保健師の人材育成の取り組み ①各団体の現状と課題 ②平成 23 年度に向けて、各団体が連携してできること ③その他 ◇研修情報の共有について ①昨年度の情報交換会報告 ②今年度の各団体等における現任教育の取組 ③研修情報の共有について(情報の内容、方法等) 5 成果と課題 ・ 『新任時期の保健師支援プログラム』だけでは地域診断や地域社会資源診断ができない。地域診 断をどのように伝えていくか、伝承が課題という意見があった。 ・合併の影響で、小さい地区ごとのデータがない。地区活動と言いながら、データが乏しい現状が ある。地区のとらえ方をどう考えるか等今後の課題が明確になった。 ・企画研修の評価、中堅期の人材育成の充実を目的とし、企画研修受講者へアンケート調査を実施 することとなった。受講後の変化を見ることで、研修の有効性を検証する必要がある。 ・研修情報等の共有ができる仕組みが必要である。共有すべき情報の内容や共有の方法に課題があ ることが分かった。 13. まとめ 現任教育支援研修会 1 現状と今後の課題 【新任期保健師等について】 新任期保健師等のため、 『新任時期の保健師支援プログラム』及び『新任時期の行政栄養士支援 プログラム』を作成しているが、その活用状況を調査したところ、 「活用していない」が1割、 「必 要なところのみの活用」が8割という結果であった。 今後の新任研修、指導者研修等に活用方法の説明を盛り込む等の工夫をし、活用をすすめていく 必要がある。 【中堅期保健師等について】 企画(中堅期)研修については、職場全体での取り組みとなり、事業の整理と職員の意欲向上に つながってきている。また、保健所が研修を支援する体制づくりができたことから、研修成果を 管内に波及することができた。 一方、企画研修は講師の確保や内容から受講人数が制限されるため、中堅期保健師等のキャリア アップを図る全体的な研修等も必要である。今後は中堅期の支援プログラムを作成することも課題 としてあげられる。 【全体】 新任期研修、中堅期研修、指導者研修、業務別研修を体系的に実施できている。 県、保健所、市町村が役割分担し、協働して人材育成を行うため、今後も現任教育支援検討会や 関係団体との意見交換会を開催し、課題を共有していく必要がある。 新任期、中堅期、指導者の研修は今後も継続し、地域活動の現状や課題を踏まえた研修内容とす ることが望まれている。 職場外研修にとどまらず、派遣研修受講者による各職場での伝達研修を行い、職場全体に研修成 果を波及させる必要がある。 Ⅲ 平成 22 年度地域保健関係職員研修概要 保健所実施研修 平成22年度地域保健専門職員研修 実施状況 島根県健康福祉部健康推進課 保健所 講 師 開催 時期 研修名 内 容 対 象 者 所属等 1 講演:公衆衛生の動向と地域保健活動 管内新任保健担当 2 講義:管内概要と保健所業務 H22.5 者研修会 母子歯科保健研修 H22.8 会 松江 健康づくり業務の実際について 3 意見交換 1 行政説明 2 講演 3 グループディスカッション 第1回 松江圏域 講演:健康なまちづくりをめざして H22.11 地域保健専門職員 活動報告 研修会 グループワーク、助言・まとめ 第2回 松江圏域 保健活動企画研修 成果発表 H22.3 地域保健専門職員 活動発表:松江市における地域課題の把握と活動展開 研修会 グループワーク H22.3 雲南 氏 名 参加 人数 松江保健所 岸本所長 糸賀総務保健部長 各グループ課長 市町や保健所に採用(または 初めて配属)された保健師等 保健活動従事者及び研修の希 望者 15 健康推進課 松江保健所 廣澤技師 中島歯科衛生主任 坂本主幹 松江圏域の各市町の母子保健 事業に従事する保健師、助産 師、管理栄養士、栄養士、歯 科衛生士等 45 管内市町・保健所等保健福祉 担当者等 27 安来市 岸本所長 大島主任保健師 川上副主任保健師 原主幹 県立大学短期大学部 松江市 安来市 松江保健所 吾郷教授 陰山副主任保健師外 管内市町・保健所等保健福祉 原主幹 担当者等 岸本所長 35 管内市町及び保健所の新任者 及び保健所の新任者及び保健 福祉担当者等 23 市町健康づくり担当課、教育 委員会、各小・中・高等学 校、県の地方機関、雲南警察 署外 32 市町及び県の職員として採用 された2年未満の保健師及びそ のプリセプター 16 市町及び県の職員として採用 された2年未満の保健師・栄養 士等 5 松江保健所 松江市 新任保健師成果発表 管内新任保健師 プリセプター・指導者としての感想 研修会 先輩保健師からのメッセージ まとめ H22.11 受動喫煙防止対 雲南管内のたばこ対策の取り組みについて 策研修会 講演:たばこ対策 最新情報 雲南保健所 松江記念病院 永瀬企画員 春木氏 H22.4 第1回出雲圏域 テーマ:この1年を振り返っての学びと今後に向けて 新任保健師等研 ・平成21年度採用保健師からの報告 修会 ・指導者と新任者の意見交換 H22.7 第2回出雲圏域 講話:県・管内の健康課題及び公衆衛生活動 新任保健師等研 出雲保健所の保険業務の実際 修会 意見交換・活動交流 出雲保健所 H22.9 新任時期の行政栄養士支援プログラムの活用について 出雲圏域新任行 自己評価チェックシートの活用と演習 政栄養士研修会 意見交換、指導助言 県立大学短期大学部 名和田教授 保健環境科学研究所 宮崎主幹 配置転換による新任行政栄養 士(2年以内) 3 H22.11 講演:産後の母親へのメンタル支援 地域保健専門職 モデル事例を使っての面接演習 員研修会 質疑応答 県央保健所 鈴宮所長 市町保健師、周産期を担う医 療機関の看護職、在宅保健 師、助産師、保健所保健師等 53 斐川町 福間健康係長 市町及び県の職員として採用 された2年未満の保健師・栄養 士等 8 平賀所長 各グループ担当 出雲 第3回出雲圏域 テーマ:先輩保健師の経験した地域活動を学ぶ H22.12 新任保健師等研 講話:斐川町の保健活動の歩み 修会 意見交換 県央 H23.3 テーマ:行政栄養士としての活動を振り返っての学びと 出雲圏域新任行 今後に向けて 政栄養士研修会 意見交換、次年度に向けて 県立大学短期大学部 名和田教授 保健環境科学研究所 宮崎主幹 配置転換による新任行政栄養 士(2年以内) 3 H22.5 平成22年度新任 講演:乳幼児健診のポイント、発達の見方と支援について 保健師等研修会 情報交換 県央保健所 3年未満の新任保健師等保健活 動従事者 母子保健担当者 17 H22.10 第1回地域保健 専門職員研修 講義:業務研究の視点 業務のプレゼンテーション 浜田市:脳卒中対策 江津市:糖尿病対策 浜田保健所:社会適応訓練事業の総括 意見交換会・グループ検討 県立大学短期大学部 吾郷教授 保健師・看護師・栄養士 歯科衛生士 新任職員、プリセプター、指 導保健師 17 H22.11 第2回地域保健 専門職員研修 講義:事業効果の検証 各業務研究における評価のポイントについて意見交換 保健環境科学研究所 大城所長 保健師・看護師・栄養士 歯科衛生士 新任職員、プリセプター、指 導保健師 15 H22.12 第3回地域保健 専門職員研修 事例検討3題 ①退院調整が難航している社会的入院継続の事例 ②特定保健指導終了後も健康的な生活習慣を継続するための支 援方法を検討する事例 外 保健師・看護師・栄養士 歯科衛生士 新任職員、プリセプター、指 導保健師 外 10 H23.3 第4回地域保健 専門職員研修 業務研究報告 講話:健康づくりを担う専門職に期待すること 浜田保健所 島根の保健活動を次世代につなげていくために ~全国保健師長会の研究調査から見えてきたこと~ 外 竹内所長 永江総務保健部長 保健師・看護師・栄養士 歯科衛生士 新任職員、プリセプター、指 導保健師 15 新任保健師研修 各自の課題テーマの明確化 各自で決めたテーマの内容のまとめ、プレゼン、活動交流 ワンポイント講義:島根県における現任教育支援体制整備の 現状とプログラムの活用について 外 藤谷健康増進G課長 新任保健師、管理栄養士 鈴宮所長 浜田 H22.7 H22.9 H22.11 益田 H23.1 H23.3 新任保健師、管理栄養士の課題成果発表 地域保健専門職 保健活動企画研修成果発表 員研修 最新情報「これからの地域保健活動」 7 益田保健所 7 7 7 益田保健所 中川所長 管内市町、保健所の保健師、 管理栄養士等 25 保健所 開催 時期 講 師 研修名 対 象 者 所属等 1 自己紹介 2 私たちの働く隠岐を知ろう 3 新任保健師の活動を応援する 4 活動交流 H22.5 第1回新任保健 師研修会 H22.8 テーマ:育ち、育てあう職場とは 地域保健専門職 自己紹介、ラベルワーク 員研修会 講演:保健従事者としてできること! しなければいけないこと! 村下所長 魚谷調整監 参加 人数 8 県立大学短期大学部 吾郷教授 管内の町村および保健師・栄 養士、保健所職員 19 H22.10 地域保健専門職 講義:健康調査や健康診断等データの見方と分析、加工の方法 保健環境科学研究所 大城所長 員研修 管内町村保健師、保健所職員 12 H22.12 第2回新任保健 師研修会 1 実践活動の紹介 2 新任保健医療職活動交流会 3 講演:島前地域の医療の現状と課題 4 意見交換 島前病院 白石院長 新任保健師、島前病院新任保 健医療職、島前病院関係者、 保健所 21 H23.3 第3回新任保健 師研修会 1 講話:先輩保健師の歩んできた道 2 採用1年目を振り返る 知夫村 山本課長補佐 平成22年度採用新任保健師、 知夫村、保健所関係者 8 H23.3 1 平成22年度新任保健師研修実施状況及び課題 報告 新任保健師指導 2 現場活動における新任保健師の課題 意見交換 者会議 3 指導者としての課題及び今後の取り組み 意見交換 4 次年度研修計画への要望、意見 意見交換 新任保健師指導者(プリセプ ター) 5 28回 隠岐保健所 氏 名 平成22年度採用新任保健師 隠岐 計 内 容 参加人数合計 465 平成22年度地域保健専門職員研修報告書 松江保健所 研修名 管内新任保健担当者研修会 開催日 平成22年5月11日 目的 効果的な地域保健福祉サービスの提供をはかるため、保健福祉行政の担い手と しての意識を確立するとともに、地域保健福祉活動を展開する上での基礎的な知 識と技術を習得する。 (1)講演 「公衆衛生の動向と地域保健活動」 松江保健所 岸本所長 (2)講義 内容・講師等 管内概要と保健所業務 糸賀総務保健部長 健康づくり業務の実際について 各課長(加茂・安達・沖原・松田) (3)意見交換 対象者 ・市町や保健所に採用(または初めて配属)された保健師等保健活動従事者及び 研修の希望者 15名: 参加者数 松江市・安来市・松江保健所の保健師・事務職等 (人)所属・職 種等 参加者の反 応 成果と課題 ・「保健所の役割、重要施策がよく理解できた。」「保健所は、幅広い業務を担っていること がわかった。」「保健所の各Gがどのような課題にどう取組んでいるか理解できた。」 「事業 の根拠法令が細かく示されていて勉強になった。」等の声があった。 ○初めて保健分野を担う市町や保健所の職員を対象に、公衆衛生の動向や保健所の事 業について講義を行ったが、「保健行政の役割が整理でき、大変有意義であった。職場に 持ちかえり、講義のポイントを伝えていきたい。」等、好評であった。 ○この時期に研修会等を開催し、新任の意見・要望等を聞き指導に当たることが必要 平成22年度地域保健専門職員研修報告書 松江保健所 研修名 開催日 目的 母子歯科保健研修会 (松江圏域地域保健専門職員研修) 平成22年8月17日(火) 9時15分~11時45分 乳幼児歯科保健支援マニュアル(H22年3月島根県健康推進課作成)を母子 の各種事業で活用をすすめるため、内容等関係者で共通確認する (1)行政説明「マニュアルの作成経過と活用について」 健康推進課 健康増進グループ 技師 廣澤三喜 ・島根県の歯科保健実態 等ふまえマニュアルの作成経過、今後、どのよ うな場面で活用するとよいかを説明 (2)講演①「歯科からみた生活改善に向けて~口腔機能の発達をふまえて」 松江保健所 歯科衛生主任 中島和子 ・実際にマニュアルをテキストにし、解説しながら説明 ・マニュアルはわかりやすいイラスト、グラフ、図が多くあるので、コピーし て、保護者配布用のパンフレットとしても活用してほしい旨 説明 内容・講師等 (3)講演②「親子の食を支援する」 松江保健所 主幹 坂本弘子 ・授乳・離乳の支援ガイドについて、考え方等 ・家族全体で「食」を意識するきっかけにしてほしい (4)グループディスカッション・・・参加者を7つのグループにわけ、母子保健事業の 際によくありそうな質問(「歯みがきをいやがる」「そろそろ 卒乳したいけど・・」等々)を各グループにふりわけ、どの ように支援の言葉をかけるといいか、をテーマに50分の ディスカッションを行った 対象者 松江圏域(松江市、安来市、東出雲町)の各市町の母子保健事業に従事す る保健師、助産師、管理栄養士、栄養士、歯科衛生士等 参加者数 (人)所属・職 参加者 約45名 ○参加者、各市町からは、「マニュアルの内容がよくわかった」「今後、従事する 事業で活用できるのでよかった」等、アンケートからは好評であった。 ○基本となるマニュアルが作成されたので、指導の参考にしたい。 参加者の反 ○市町も在宅有資格者に対し、マニュアルに沿った指導という依頼がしやすく なったと好評であった。 応 ○今後も研修を継続してほしい旨、市町支援の際に母子担当保健師、地域活 動の栄養士、在宅歯科衛生士等から折にふれ、要望が出されている。 成果と課題 ○ここ数年、乳幼児期の歯科保健に関する研修は開催していなかったので、保 健師、栄養士、歯科衛生士の共通確認の機会となり企画してよかったと感じた。 ○特に各市町からは「このような研修を継続して開催してほしい」と要望があった ので、今後の研修の実施・あり方など方向性をグループで検討していく必要が ある。 ○今後、各市町の事業で乳幼児期の歯科保健と栄養改善・食育についての効果 的な展開等求めに応じて支援していくことにつなげていきたい。 平成22年度地域保健専門職員研修報告書 松江保健所 研修名 第1回 松江圏域地域保健専門職員研修会 開催日 平成22年11月4日(木) 13時30分~16時30分 目的 近年、保健師の分散配置や業務分担性等が進み、保健活動従事者が地域全体を総 合的にアセスメントし、地区活動の展開を図っていく視点が十分発揮できない状況 にある。 そこで、健康なまちづくりをめざした総合的な地域保健活動のあり方について理 解を深めるとともに、管内での活動交流を行うことを目的として研修会を開催す る。 内容・講師 等 【講演】 演題:「健康なまちづくりをめざして」 講師:島根県松江保健所 所長 岸本泰子 【活動報告】 (1)健康まつえ21推進隊による取り組みから 松江市健康まちづくり課 主任保健師 大島 志保子 氏 (2)業務担当と地区担当保健師の役割と連携 松江市健康推進課 副主任保健師 川上 美和子 氏 (3)安来市健康推進会議の取り組みから 安来市いきいき健康課 主幹 原 香代子 氏 【グループワーク】 テーマ:健康なまちづくりに向けて、明日から取組んでいきたいこと 【助言・まとめ】 対象者 管内市町・保健所等保健福祉担当者等 参加者数(人)所 属・職種等 27名 松江市・安来市・東出雲町・松江保健所の保健師等 参加者の反 応 (グループワークの主な意見) ・業務担当から地区担当へ情報提供する。また地区担当から業務担当へ地区の声を 発信する等相互の連携が必要。 ・地区担当制になり、地区の様々な課題に向き合えるようになり、地区全体の課題 をみることができるようになった。 ・健康づくりは、まちづくりと再認識した。 ・地区ごとのボランティア等地域の方との連携、協働の取り組みが必要。 ・地域へ積極的に出かけていき、地域の方の力を高めていけるような保健師になり たい。 ・地域の課題が明確になっていないので、健康推進会議等を有効に活用し、課題を 整理し、情報提供していきたい。 ・地区活動評価シートを活用し、地区把握、評価を行っていきたい。 ・数値で見えない結果をできるだけ数値化できるようにシートを作成していきた い。 ○今回の研修会のねらいである「健康なまちづくりをめざした地域保健活動のあり 方」について講演及び活動報告をとおして理解を深めることができた。 ○「健康づくりは生活づくり」「生活づくりは地域づくり」を目指して日頃の活 成果と課題 動、事業を行っていること、そのために住民との協働の取組みが大切。地域の課 題、ニーズを「みてつかみ」「つなげる」「うごかす」活動の重要性を学ぶことがで きた。 平成22年度地域保健専門職員研修報告書 松江保健所 研修名 第2回 松江圏域地域保健専門職員研修会 開催日 平成23年3月14日(月) 13時30分~16時30分 目的 内容・講師 等 今年度の「保健活動企画研修」を受講した管内保健師から研修の成果を学ぶこと により地域保健活動を展開する上での知識や技術を習得する。 また、健康なまちづくりをめざし、住民と行政が協働で行う地区活動の評価のあ り方、方法について活動交流を行い、今後の地域での健康づくり活動につなげてい くことを目的とする。 【保健活動企画研修成果発表】 ○テーマ「子育て中の女性の健康への意識とニーズをふまえた健康づくりの展 開」 松江市美保関支所 副主任保健師 陰山 志保 氏 ○テーマ「地区活動評価シートを活用した地区活動の課題と展望」 安来市いきいき健康課 主幹 原 香代子 氏 【活動発表】 「松江市における地域課題の把握と活動展開」 松江市健康まちづくり課 副主任保健師 堀江 亜由美 氏 【グループワーク】 ①本日の活動発表を聞いての感想等 ②地域での健康づくり活動において、明日から取組んでいきたいこと 【グループワーク発表】 助言 島根県立大学短期大学部 出雲キャンパス 教授 吾郷 美奈恵 氏 島根県松江保健所 所長 岸本 泰子 対象者 管内市町・保健所等保健福祉担当者等 参加者数(人)所 属・職種等 35名 松江市・安来市・東出雲町・松江保健所の保健師、管理栄養士、歯科衛生士等 参加者の反 応 成果と課題 (グループワークの主な意見) ・安来市の地区活動評価シートを作成するにあたって、市の保健師同士で評価指標 の検討を行い、共有化されたことはすばらしい。 また、指標の結果をレーダーチャートで示されてことは、わかりやすくてよい。 ・安来市では、健康推進会議の役員にも地区活動評価シートを記載してもらい、そ の上で話し合いの場をもたれたことはすばらしい取り組みである。 ・今回の企画研修で提案された美保関支所の取り組みを松江市全体に活かしていく とよい。 ・訪問は増えているが、その訪問を地区活動にどうつなげていくかが重要。 ・業務担当と地区担当の業務をつないで行くことが必要。 ・地区診断シート等を活用し、地区の健康課題をみつけていきたい。 ○保健活動企画研修の成果を管内で共有化することにより、今後の保健活動に活か していくきっかけづくりになった。 今後に向け、「支所の取り組みを市全体に活かしていくことが必要」、「地区活 動評価シートをツールとして、保健師同士また地区の役員さんと話し合い、地区活 動の評価をしていくことが重要」等、出席者で確認することができた。 ○地区診断シートのみでなく、管内各市で地区活動評価シートを作成し地区活動の 評価を行っていく取り組みは健康づくりをすすめていく上で大きな進歩である。 平成22年度地域保健専門職員研修報告書 松江保健所 研修名 「管内新任保健師研修会」 開催日 平成23年3月14日(月) 9時30分~12時 目 的 新任保健師が早期に職場に適応し、保健師の行政的役割や専門的役割を理解し資質の向上を図って いくことを目的に、各所属において年間の指導計画が定められている。 今回、その指導計画に基づき、新任保健師が活動の成果発表を行うことにより、今後の地域保健活 動に意欲的に取り組めるよう支援することを目的とする。 ○ 新任保健師成果発表 (5名) 松江市 2名 安来市 2名 松江保健所 1名 ○ プリセプター・指導者としての感想 内 容 ○ 先輩保健師からのメーセージ 「保健師活動をふりかえって」 松江市 1名 安来市 1名 ○ まとめ 対象者 管内市町及び保健所の新任者及び保健福祉担当者等 参加者数・所 属・職種等 23名 ( 松江市・安来市・松江保健所の保健師 ) (プリセプター・指導者から) ・発表者は、この1年かかわったケースまたは担当業務からまとめを行い発表された。指導 者から「かかわった人の声をとても丁寧に感じまとめられている。今年学んだことを2年目 に向け活かしてほしい。」との声があった。 ・発表時間は、10分であったが時間が超過したので、今後は時間内に要点をまとめ発表する ことが大切である。 (新任者から)※研修会終了後、新任保健師対象の事後アンケートから ・まとめることは、とても大変だったが1年をふりかえるよい機会、学びの場となった。 参加者の ・2年目も頑張っていこうというモチベーションがあがった。 反応 ・事例をまとめることで、課内でコミュニケーションを大切にすること、関係機関と良い関 係を築くこと等を再発見することができた。 ・先輩保健師からのメッセージでは、今は何でもこなしている先輩も新人の頃は、いろいろ な悩みがあったのだなと安心するとともに、つらい中でも頑張ってこられたからこそ、今の 姿があるのだと感じた。そんな保健師になりたい・・等 ●同期同士で、自分たちがまとめた内容について、お互いに意見交換する時間がほしかっ た。(具体的にどのようなことを頑張ったか、苦労した点はどのようなことか等) ◆今年度、管内では、松江市1名、安来市2名、保健所1名の新任保健師の採用があり、管内で 交流を含め研修会を行った。新任保健師のこの1年の活動発表は、それぞれ感じたこと、工夫 成果と課 したこと、次に活かしていきたいことなど工夫をこらしてまとめられていた。 題 ◆先輩保健師、プリセプター・指導者からの応援メッセージをもとに今後にむけて意欲的に 取組んでいきたいとの声もあり有意義な研修会であった。 平成22年度地域保健専門職員研修報告書 雲南保健所 研修名 受動喫煙防止対策研修会 開催日 平成22年11月24日 目的 健康長寿しまねの推進の中で、たばこ対策に取り組んでいる。H22年2月には厚生労働 省より受動喫煙防止対策において、官公庁においては原則として全面禁煙にすることが望 ましいとの見解が出されているが、実際には官公庁の取り組みは進んでいない。そこで、 官公庁の庁舎管理者、健康管理担当者、市町の健康づくり担当者を対象に受動喫煙をはじ めとしたたばこの健康への悪影響や禁煙を支援する方法等について啓発を行い、効果的な たばこ対策が講じられることを目指す。 ・雲南管内のたばこ対策の取り組みについてー雲南保健所 企画員 永瀬和枝 内容・講師等 ・講演「たばこ対策 最新情報」 講師:松江記念病院 健康支援センター 春木 宥子 氏 対象者 市町健康づくり担当課、市町教育委員会、各小・中・高等学校、県の地方機関、雲南警察署、雲南 消防本部の庁舎管理担当者、健康管理担当者、雲南圏域健康づくり推進協議会及びたばこ対策プロ ジェクトチーム検討委員等 32人 参加者数 (人)所属・職 保健師5、栄養士2、事務職10、教員9、その他6 種等 講演はたばこに関する最新情報、諸外国の状況、事業所のリスク管理の必要性、禁煙支 援の具体的方法など幅広い内容であった。参加者の7割が内容を理解し、職場に持ち帰り 情報周知する、職場の禁煙への具体的取り組みについて進めていくなどの反応があった。 参加者の反 応 成果と課題 ・その後講師を地元に招聘した機関もあり、研修会が活用された。 ・もう少しポイントを絞った内容がわかり易かったかもしれない。 ・年間の他の研修計画を把握し、計画的に当研修会を組み立てる必要がある。 平成22年度地域保健専門職員研修報告書 出雲保健所 研修名 開催日 目的 第1回出雲圏域新任保健師等研修会 平成22年4月27日(火) 13:30~16:00 保健師等の新任者が、県・圏域の保健課題、社会資源等を情報把握のうえ、保健福祉 行政の担い手としての意識を確立し、効果的な地域保健福祉サービスが提供できるよう基 礎的な知識等を習得していく。新任保健師等に対しては、県及び市が現任教育を実施し ているため、それを補完する内容とする。 第1回は、新任保健師に1年を振り返ってのまとめの報告と今後に向けての展望を意見交 換を行う。 テーマ この1年を振り返っての学びと今後に向けて ・平成21年度採用保健師からの報告 「1年を振り返って」 出雲市 熊谷尚子保健師 内容・講師 「1年を振り返って」 出雲市 阿部美幸保健師 「保健師としての1年間の学びと今後の展望」 出保健所 遠藤まどか保健師 等 助言者 出雲市健康増進課長 平井孝弥氏 出雲保健所長 平賀瑞雄 ・指導者と新任者の意見交換 対象者 市町及び県の職員として採用された2年未満の保健師及びそのプリセプター 参加者数 出雲市:新任保健師(4人) プリセプター及び指導保健師(7人) (人)所属・ 保健所:新任保健師(2人) プリセプター及び指導保健師等(3人) 職種等 自分の1年を振り返ってまとめをすることで、成果や課題を整理できる機会となった。そし 参加者の反 て、次年度にむけての展望をまとめることができた。 新規採用の保健師にとっては、1年後の自分の姿をイメージすることができた。 応 ・2年目を迎えた3人の保健師に1年間をふりかえってのまとめを報告してもらい、それぞ れ、自分の業務をまとめ、今後に向けての展望を持ちながら2年目を迎えてており、1年間 の成長を参加者で共有出来た。 ・助言者に保健所長及び出雲市の健康増進課長としたことにより、公衆衛生的な面と行政 成果と課題 面からの助言があり、より効果的であった。 ・次年度は、3年目及び2年目の保健師の報告を企画することで、更に成長・保健師の自信 につながると思われる。 平成22年度地域保健専門職員研修報告書 出雲保健所 研修名 開催日 目的 第2回出雲圏域新任保健師等研修会 平成22年7月8日(木) 9:00~12:00 保健師等の新任者が、県・圏域の保健課題、社会資源等を情報把握のうえ、保健福祉 行政の担い手としての意識を確立し、効果的な地域保健福祉サービスが提供できるよう基 礎的な知識等を習得していく。新任保健師等に対しては、県及び市が現任教育を実施し ているため、それを補完する内容とする。 第2回は、公衆衛生の基本的な考え方や保健所事業の理解を目的とする。 ・講話 「県・管内の健康課題及び公衆衛生活動」 出雲保健所長 平賀 瑞雄 ・出雲保健所の保健業務の実際 内容・講師 出雲保健所 心の健康支援グループより 健康増進グループより 等 医事・難病支援グループより ・意見交換・活動交流 対象者 市町及び県の職員として採用された2年未満の保健師・栄養士等 参加者数 出雲市:新任保健師(2人)新任栄養士(1人)プリセプター保健師(1人) (人)所属・ 保健所:新任保健師(1人) 職種等 所長の講話では、主な疾患の年齢調整死亡率のデータを学び、圏域内の健康課題を確 参加者の反 認できた。自分の担当事業の中でどう活かすかなど意見交換しながら深められた。 応 ・保健所と各市町の間では、毎年度当初に「保健事業連絡会」を開催し、相互の事業の情 報共有を図りすすめている。しかし、この連絡会には、出雲市では、本庁と支所の係長クラ スのみの参加である。そのため、今回保健所の事業を新任及びプリセプターともに理解が 得られ良かった。 成果と課題 随時、新任・プリセプターの悩みや思いの把握をしていく必要がある。 ・一方的な説明であり、十分な意見交換の時間がなかった。 平成21年度地域保健専門職員研修報告書 出雲保健所 研修名 開催日 目的 内容・講師 等 対象者 第3回出雲圏域新任保健師等研修会 平成22年12月24日(木) 13:15~17:00 保健師等の新任者が、県・圏域の保健課題、社会資源等を情報把握のうえ、保健福祉 行政の担い手としての意識を確立し、効果的な地域保健福祉サービスが提供できるよう基 礎的な知識等を習得していく。新任保健師等に対しては、県及び市が現任教育を実施し ているため、それを補完する内容とする。今回の内容は、受講者に企画してもらった内容と した。 テーマ :先輩保健師の経験した地域活動を学ぶ ・講話 「斐川町の保健活動の歩み」 斐川町健康福祉課 健康係長 福間 佳美氏 ・意見交換 市町及び県の職員として採用された2年未満の保健師・栄養士等 参加者数 出雲市:新任保健師(4人)新任栄養士(2人) (人)所属・ 保健所:新任保健師(2人) 職種等 自分の現在の活動に照らしながら、斐川町の地区活動の歩みや現在の活動を聞くことが 出来、また、具体的な質問や意見交換をするで、自分の活動にも活かせる事がたくさん聞 参加者の反 けて良かった。斐川町の保健師間で、どのようにすれば住民主体の活動になるのか検討 や積み上げをされているのに驚いた。斐川町では、地区に出かける際には、斐川町の健 応 康計画に基づき、スタッフみんなが共通した課題について話ができるていることに感心し た。 ・受講者自らの企画による研修内容であり、事前に質問や聞きたいことも伝えたこともあり、 意見交換もしながらお互い、学びあえた。 ・出雲市と斐川町では、これまでの活動に大きな違いがある事を改めて確認できた。今後 の合併により出雲市として共に活動していく仲間として、お互いの活動の現状が理解がで 成果と課題 きた。 ・新任期の保健師・栄養士にとって、地区活動のありかたや重要性、また、スタッフ間で共 有しながら業務を進めていくことの大切さが理解できたのではないか。 平成22年度地域保健専門職員研修報告書 出雲保健所 研修名 開催日 目的 地域保健専門職員研修会 平成22年11月29日(月) 13:30~16:30 圏域の中で産後のメンタルヘルスケア対策を進めていくために、基本的な知識及びうつス クリーニングのあり方、具体的なフォロー体制等を学習し、地域と医療機関の共通理解のも と母親への多面的な精神支援を行うことを目的とする。 ・講演 「産後の母親へのメンタル支援」 ~3つの自己記入式質問票を活用して~ 内容・講師 講師 島根県県央保健所長 鈴宮 寛子氏 等 ・モデル事例を使っての面接演習 ・質疑応答 対象者 市町保健師、周産期を担う医療機関の看護職、在宅保健師、助産師、保健所保健師等 参加者数 市町保健師(21人)子育て支援センター保育士等(9人)在宅保健師(4人) (人)所属・ 在宅助産師(5人)産婦人科医療機関看護職(5人)保健所職員(7人)その他(2人) 計 53名 職種等 ・訪問時の産後うつスクリーニングの実際が具体的にわかり今後に活かせる。 ・質問票を活用することで、聞き取りの難しい生育歴、精神科既往歴等が把握でき支援に 参加者の反 活用出来る。 ・改めて、産後うつ対応の重要性が理解できた。 応 ・子育て支援センターの保育士として、母親と関わっているので、話しやすい雰囲気づくり に努め、何でも話してもらえるように心がけたい。 ・行政や周産期を担う医療機関のスタッフ、子育て支援センター職員が、産後うつ等母子 関係障がいや具体的な聞き取り方法も学べ、子育てに関わる関係者の資質向上につな がった。 ・出雲市では、この研修を契機に、産後うつの把握の取り組みにつながってきている。 成果と課題 平成22年度地域保健専門職員研修報告書 出雲保健所 研修名 出雲圏域新任行政栄養士研修会 開催日 第1回 平成22年9月27日 14:00~16:00 第2回 平成23年3月16日 14:00~15:30 目的 配置転換等により、初めて地域保健に従事することになった栄養士が、地域の保 健課題、社会資源等の状況把握のうえ、保健行政の担い手としての意識を確立 し、効果的な地域保健サービスが提供できるよう基礎的な知識を習得していくた めに、「平成22年度出雲圏域新任保健師等研修会」に併せて実施する。 なお、内容は県及び市が実施している現任教育を補完するものとする。 第1回 (1)新任時期の行政栄養士支援プログラムの活用について 講師:保健環境科学研究所 主幹 宮崎直子 氏 (2)自己評価チェックシートの活用と演習 (3)意見交換 (4)指導助言 島根県立大学短期大学部松江キャンパス教授 名和田淸子 氏 第2回 〈テーマ〉行政栄養士としての活動を振り返っての学びと今後に向けて 内容・講師等 (1)自己評価チェックシートをもとに報告 (2)意見交換 指導助言者 島根県立大学短期大学部松江キャンパス 教授 名和田淸子 氏 保健環境科学研究所 主幹 宮崎直子 氏 (3)次年度に向けて 配置転換による新任行政栄養士(2年以内) 対象者 参加者数 (人)所属・職 出雲市 栄養士 2名、 指導者 1名 種等 参加者の反 応 成果と課題 日々の業務に追われ、問題提起や課題の整理が不十分であるが、研修によって担当業務 や自分の立ち位置を見つめる機会となる。行政栄養士としての素朴な疑問や悩みをはき 出すことができる。県や他市町の栄養士とネツトワークが広がった等の声があった。 ・配置転換による新任栄養士の「新任期の行政栄養士支援プログラム」の活用について、 保健環境科学研究所と検討することができた。 ・県主催の研修会と圏域研修会の位置づけについて検討することができた。 ・プリセプターがいない中、指導者の悩み、新任行政栄養士の思いを共有することができ たが、計画的な指導体制整備が必要である。 平成22年度地域保健専門職員研修報告書 県央保健所 研修名 平成22年度新任保健師等研修会 開催日 平成22年5月11日(火) 目的 圏域市町の乳幼児健診等の事業開始前に、乳幼児の基本的理解と育てにくさ、乳 幼児健診で大切にしたいこと等を確認共有し、母子保健関係スタッフの資質の向 上を図る。 1.講演「乳幼児健診のポイント、発達の見方と支援について」 講師:県央保健所 所長 鈴宮寛子 内容・講師等 2.情報交換 対象者 3年未満の新任保健師等保健活動従事者 母子保健担当者 17人(大田市、川本町、美郷町、邑南町、県央保健所)の保健師、栄養士 参加者数 (人)所属・職 種等 ・基本的な乳幼児の発育、発達、現在の母親の気持ち等、改めて確認整理することが出来 た。 ・スタッフが大切にしたいことが共有できた。 ・日々の自分たちの活動を振り返る場にもなった。 参加者の反 応 成果と課題 ・市町からの乳幼児健診への現任指導の要望があったが、研修として実施した。タイムリー に対応出来たことは良かったが、スタッフや業務量的には、現任指導に対応するのは難し い。 ・基本的な部分を大切にしながら、現在の母子保健が抱える問題点や課題についての情 報提供や、研修会の場が繰り返し必要であることが確認出来た。 H22年度 新任保健師・栄養士活動交流会実施状況 研 修 名 開 催 日 目 的 内容・講師 等 対 象 者 参 加 者 数 (人) 所属・職種 等 成果と課題 第1回新任保健師・栄養士活動交流会 平成22年6月30日(水)13:30~15:30 管内の新任保健師・栄養士等のつながりを深め、お互いの活動を学び合う 1.自己紹介・今年度の活動目標や担当業務についての情報交換 2.演習:コミュニケーション技術を高めるために 3.第2回活動交流会の計画について 3年未満の保健師・栄養士 11名 大田市保健師(1)川本町保健師(2)栄養士(1) 美郷町保健師(1) 邑南町保健師(1)保健所保健師(4 うち新任2)栄養士(1) ・新任保健師の目標シートにより目指す保健師像を確認した。 ・演習では、2人1組で、話し手と聞き手の役割を演じ、うなずき、あいずちの必要性や、相手 の言いたいことをまとめ、適切に返すことの必要性を確認しあった。 ・嬉しかったこと、困ったこと等新任期ならではの悩みが共有でき、つながりを深めることが出 来た。 ・第2回の企画について、担当市町を決めた。 研 修 名 第2回新任保健師・栄養士研修会・活動交流会 開 催 日 平成22年12月6日(月)9:30~16:00 目 的 新任者自身による企画を通じて、「地域保健活動の基礎的なこと及び保健事業の企画・調整・運 営・評価等の一連の流れを理解するとともにお互いの活動を学び合う。 内 容 ・ 講 師 【第1部】 等 ①産業保健の取組について(概要説明) 美郷町役場 健康推進課 田中美里 ②産業保健に携わっている関係者の立場から ・部会長としての産業保健に対する思い 産業保健会 会長 大利邦雄氏 ・事務局長として産業保健に対する思い(商工会と役場との関わり) 産業保健会 商工会事務局長 土居哲也氏 【第2部】 先輩保健師との交流 【第3部】 ①元気館を拠点とした地域づくりについて(概要説明) 邑南町役場 保健課 石原沙保里 ②健康増進事業、介護予防事業について 邑南町役場 健康運動指導士 三上 氏 ③施設見学、トレーニング体験 ・まとめ 今回の反省と感想 第3回活動交流会について 対 象 者 3年未満の保健師・栄養士 参 加 者 数 8名 大田市保健師(1)川本町保健師(1)美郷町保健師(1) (人) 所 属 ・ 職 種 邑南町保健師(2)保健所保健師(2うち1名新任)栄養士(1) 等 成果と課題 ・内容については、担当市町の新任保健師が話し合い企画し実施した。講師の調整、場所の設 定、当日の運営を新任者が実施したことで、満足感やモチベーションの維持につながっていた。 ・実際に他市町に出向き、市町の特徴をみて聴いて体験出来たことが、深い学びにつながってお り、意見交換することで、我が町の課題も整理できたようだ。 ・担当地区の実態やニーズを十分に把握出来ていないのではという反省や気づきがあった。 研 修 名 開 催 日 目 的 内容・講師 等 対 象 者 参 加 者 数 (人) 所 属・職種 等 成果と課題 第3回新任保健師・栄養士研修会・活動交流会・ 平成23年3月14日(月)9:30~12:00 予定 1年間の取組みを共有し、体験を生かした保健師支援プログラムにつなげていく。 1.PDCAサイクルに基づいた担当業務の1年間のまとめについて ・発表及び質疑応答 2.3年目の保健師から一言メッセージ他情報交換 ・次の新任のためのアドバイス(困ったけどこうしたら乗り切れた。このことは自信を持っ て出来る等) 3年未満の保健師・栄養士 11名 大田市保健師(1)川本町保健師(2)・栄養士(1)美郷町保健師(1) 邑南町保健師(1)保健所保健師(4うち2名新任)・栄養士(1) ・担当事業1つについてまとめ、発表した。質問や意見交換のなかで、学びや気づきがあった。 ・1年間の事業評価の実施については、市町により実施状況が違うことが分かった。 ・訪問記録の書き方等についても情報交換したい意見があった。 平成22年度地域保健専門職員研修報告書 浜田保健所 研修名 第1回地域保健専門職員研修 開催日 平成22年10月4日(月) 目的 今年度の地域保健専門職員研修は、業務研究スタイルで取り組み、業務分析、評 価を実施し今後の事業展開にいかすことを目的とした。第1回は、研究的視点を学 ぶこと、今年度各機関で取り組む研究テーマを検討することを目的とした。 ○講義 「業務研究の視点」 島根県立大学短期大学部出雲キャンパス 吾郷美奈恵教 授 ○業務のプレゼンテーション 浜田市:脳卒中対策 江津市:糖尿病対策 浜 田保健所:社会適応訓練事業の総括 内容・講師等 ○意見交換・グループ検討 対象者 保健師・看護師・栄養士・歯科衛生士 新任職員 プリセプター 指導保健師 17人 浜田市4人(保健師) 江津市3人(栄養士 保健師) 保健所10人 参加者数 (人)所属・職 種等 参加者の反 応 ・日常の業務を研究的な視点で意見交換できた。 ・調査等で「効果がある」「多かった」と結果として出すために必要な量的な検定や質的な 評価方法について理解できた。 ・事業の実施状況は毎年まとめているが、研究的な事業の進め方が十分理解できていな かった事に気づくことが出来た。 今年の事業の進め方について意見交換したことを考慮して事業を進めることができる。 成果と課題 平成22年度地域保健専門職員研修報告書 浜田保健所 研修名 第2回 地域保健専門職員研修 開催日 平成22年11月15日(月) 第2回は、事業効果の検証をテーマに量的データの取り扱い、介入と効果の判定 を理解することを目的とした。 目的 ○講義 事業効果の検証 保健環境科学研究所 大城 等 所長 ○各業務研究における評価のポイントについて意見交換 内容・講師等 対象者 保健師・看護師・栄養士・歯科衛生士 新任職員 プリセプター 指導保健師 15人 浜田市保健師3人 江津市保健師2人 保健所10人(医師 保健師) 参加者数 (人)所属・職 種等 参加者の反 応 成果と課題 ・講義では、データの扱いについて詳細に聞くことが出来た。精度の高いデータにすること で検定が容易になること、比較する集団の設定についても理解できた。 取り組みのテーマとして次のそれぞれについて助言を得ることが出来てよかった。 ・浜田市:脳卒中対策として発症調査に合わせた訪問指導の有効性の検討 ・江津市:糖尿病予防教室の効果を健診データ(HBa1c)の改善をみて評価する ・保健所:浜田圏域の社会適応訓練事業に保健所が果たした役割と今後の課題 事業研究として、各機関から持ち寄ったデータを用いての演習も想定していたが、そこま では至らなかった。現状でのデータの扱いでは、仮説を立証できない為、今後は演習的な 研修導入が必要である。 平成22年度地域保健専門職員研修報告書 浜田保健所 研修名 第3回 地域保健専門職員研修 開催日 平成22年12月20日(月) 第3回は、事例検討をテーマとし、新任者が事例検討資料が作成できることを目 的とし、事例検討の方法を学んだ。 目的 ○事例検討3題 ①退院調整が難航している社会的入院継続の事例 ②特定保健指導終了後も健康的な生活習慣を継続するための支援方法を検討する事例 内容・講師等 ③主治医の何気ない一言で抑うつ状態になった脳卒中発症後の事例 対象者 保健師・看護師・栄養士・歯科衛生士 新任職員 プリセプター 指導保健師 相談支援事業所職員 10人 浜田市保健師3人 江津市保健師2人 保健所保健師4人 相談支援事業所 参加者数 (人)所属・職 1人 種等 参加者の反 応 ・上記①の事例に関して、全員参加型の事例検討を行い、生活側面のアセスメントと支援 目標支援計画策定までを体験できた。 ・講義においては、個別支援をチームで実践して いる活動報告を聞くことが出来今後の地域定着事業のすすめ方として参考になった。 ・ 病気の有無や障がいの程度に限らずその人に応じた支援をチームで行うメリットを今ある 関係機関とネットワークを組んで実践することが重要と思う。 ・事例検討を時々するとよ いと思う。 事例検討の継続 成果と課題 平成22年度地域保健専門職員研修報告書 浜田保健所 研修名 第4回 地域保健専門職員研修 開催日 平成23年3月28日(月) 目的 ① ② ③ ④ 今年度の研修で取り組んできた業務研究の成果と課題を発表する。 地域保健活動の視点と、経験に応じた力量形成について理解する。 全国情勢を聞き、島根の保健活動の特徴について再確認する。 専門職としての今後の自己啓発目標を定めるきっかけとする。 ① 業務研究報告 (各10分) 浜田保健所 浜田市 江津 ② 講話 「健康づくりを担う専門職に期待すること」 浜田保健所長 竹内俊介 内容・講師等 ③講話 「島根の保健活動を次世代につなげていくために」 ~全国保健師長会の研究調査から見えてきたこと~ 総務保健部長 永江尚美 ③意見交換 対象者 保健師・看護師・栄養士・歯科衛生士 新任職員 プリセプター 指導保健師 15人 浜田市保健師6人 江津市保健師2人 保健所医師1人 保健師6人 栄養士1人 参加者数 (人)所属・職 種等 参加者の反 応 成果と課題 ○所長からは、データを見る基本、数字が示す背景を読み取ることの重要性が強調され、 参加者からも基本に戻ってデータを見ていく事が必要という事を理解できた。 ○ 部長講話では、東日本震災の支援状況の現状説明があり、今後は市保健師の派遣も 想定されていることからタイムリーな講話となった。危機管理の意識を高めること、すべてが 人材育成につながること、特に5年目以降の30才代の仕事の仕方がその後を左右すると話 があり、参加者各自で学びを得た感想であった。 ○ 参加者へのアンケートの記載から ・ 研究的に業務を見つめ直す事が重要 ・ 研修以外の日頃の業務検討の必要性 ・ 研修に久々参加し新鮮だった 等意見があった。 一年間を通じて、業務研究スタイルの研修を実施した。研修の内容と日常業務が有効にか み合うことが不十分であった。次年度に向けては、年度当初の事業検討会の開催や市と保 健所との業務検討をタイムリーに実施することなどの研修以外の連携の強化を確認でき た。 また、中堅専門職の人材育成についても、取り組む必要性が高まっている。 平成22年度地域保健専門職員研修報告書 益田保健所 研修名 新任保健師研修 開催日 7月6日、9月6日、11月26日、1月26日 目的 ・新任者の活動交流の場 ・業務に関連した基礎的事項の学習の場 ・担当業務の整理の場(現状把握、課題の明確化、まとめる力の獲得) ・各自の課題テーマの明確化 ・各自で決めたテーマの内容をまとめ、プレゼンの実施し、活動交流をする ・ワンポイント講義(講師:益田保健所 健康増進G課長 藤谷) 内容・講師等 「島根県における現任教育支援体制整備の現状とプログラムの活用について」 「プレゼンテーションについて」 対象者 各会:新任保健師6人、管理栄養士1人 各会:新任保健師6人、管理栄養士1人 参加者数 (人)所属・職 種等 参加者の反 応 成果と課題 ・自分の業務以外の業務について学ぶ場となり良かった。 ・日ごろしている業務を整理する機会となったこと。また、日ごろしている業務でも説明する ために改めて勉強する機会となった。 ・プレゼンすることで他の人からの意見を聴く機会となり参考となった。 ・漠然と活動交流ではなく、業務を説明等をすることで、お互いの考えや意見を聞くことが できた。 ・1年目、2年目、3年目と新任者もおり、能力の違いを感じる機会となり、これから頑張ると ころを知る機会となった。 ・新任者自身が企画をして実施した研修であった。新任者の能力や考え方、状況について 指導者としてはわかりやすい研修であり、新任者同士においても活動交流の場となった。 ・市町の指導者の参加を途中促す必要があった。 ・指導者レベルの研修の場や意見交換の場の設定が必要である。 平成22年度地域保健専門職員研修報告書 益田保健所 研修名 地域保健専門職員研修 開催日 平成23年3月25日 目的 ・管内保健師等の交流の場 ・業務を離れて、広く活動を知ることができる場 ・最新知識や情報を得る場 ・新任保健師、管理栄養士の課題成果発表:6名 ・保健活動企画研修成果発表:1名 内容・講師等 ・最新情報「これからの地域保健活動」:講師 益田保健所 中川所長 対象者 管内市町、保健所の保健師、管理栄養士等 管内保健師、栄養士等25名 参加者数 (人)所属・職 種等 参加者の反 応 成果と課題 ・業務分担が進む中、管内保健師が集まり研修を受ける場が少ないので、このような機会 を多くし、継続的に実施してほしい。 ・益田市の保健活動企画研修の発表を聞き、自分の町でも検討する必要性と参加を考え たくなった。 ・新人の保健師が、このようなことを1年間を通じて感じ、まとめていたことを身近にいながら 十分把握できていなかった。指導、支援を考える必要性を感じた。 ・新任者には、事業や事例を通じて地域の課題をみる力を今後つけてほしい。 ・年間計画的な研修の実施をする。 ・業務別の研修は多いので、地域保健全般やキャリアアップにつながる研修の企画が必要 である。 平成22年度地域保健専門職員研修報告書 隠岐保健所 研修名 第1回新任保健師研修会 開催日 平成22年5月28日(金) 9:30~13:00 目的 1.管内の新任保健師同士のつながりを深める。 2.保健師として働く隠岐の健康課題について学ぶ。 1.自己紹介 2.“私たちの働く隠岐を知ろう" ~隠岐圏域(特に島前)における保健福祉活動の特徴~ 講師 隠岐保健所 村下 伯 内容・講師等 3.“新任保健師の活動を応援する" ~新任期の保健師支援プログラムの活用について~ 講師 隠岐保健所調整監 魚谷幸枝 4.活動交流 隠岐に来ての感想、担当業務説明、保健師としてやってみたい活動等 対象者 平成22年度採用新任保健師 参加者数 新任保健師:海士町1名、西ノ島町3名、隠岐保健所1名 (人)所属・職 隠岐保健所:所長、調整監、保健師1名 種等 計 8名 参加者の反 応 ・少子高齢化の進んだ隠岐だが、住民と近い所で仕事がしたい。 ・母子への支援、退院後の支援、全戸訪問、住みやすい地域づくり等に取り組み たい。 ・他の保健師の仕事も知りたい。 成果と課題 ・新任保健師は島外や県外出身であり、社会人経験や保健師経験もまちまち である。離島で保健師として働く抱負や島の暮らし等について希望と不安を 語ることで仲間意識が生まれ、これからみんなで頑張っていこうと仕事に対 する意欲が高まったと思われる。 ・希望内容や現場活動状況を踏まえた研修を実施するとともに、新任保健師 への声かけや悩み等への対応も随時行うことが必要である。 平成22年度地域保健専門職員研修報告書 隠岐保健所 研修名 第2回新任保健師研修会 開催日 平成22年12月13日(月) 10:45~17:00 目的 1.新任保健師等がお互いの活動を学び合うとともにつながりを深める。 2.島前地域の医療の問題を理解し、保健活動との連携等について学ぶ。 1.実践活動の紹介 ①難病患者への支援 隠岐保健所 三成保健師 ②乳児家庭訪問支援 西ノ島町 古川保健師 ③働き盛りの健康づくり 西ノ島町 菊池保健師 ④障がい者への支援 西ノ島町 仲本保健師 ⑤特定健診 海士町 前田保健師 2.新任保健医療職活動交流会 1)島前病院施設見学 内容・講師等 2)新任保健医療職との活動交流会 ・島前病院の新任の看護師、作業療法士、薬剤師等による活動紹介 内容:口腔ケア、リハビリテーション、服薬指導 ・新任保健師の活動紹介 内容:新任保健師5人の担当業務・活動 3)講演 「島前地域の医療の現状と課題」 島前病院長 白石吉彦氏 4)意見交換 対象者 新任保健師、島前病院新任保健医療職、島前病院関係者、保健所 参加者数 新任保健師:海士町1名、西ノ島町3名、隠岐保健所1名 (人)所属・職 島前病院:院長、看護師長、看護師9名、作業療法士2名、薬剤師1名 種等 保健所:所長、調整監 計 21名 参加者の反 応 ・周りの人の業務に目をむけられるようになったこの時期に、自分の業務の 振り返りができて良かった。 ・定期的にこのような機会があると業務の刺激になるので継続出来たらよい。 ・島前病院職員との交流や講演を聞いて「総合的な医療」を実感した。 ・病院関係者とは共に地域での活動であるため連携していきたい。 ・保健師の先輩からアドバイスや体験談なども聞きたい。 ・保健所や町村で働く保健師の業務が理解できた。 成果と課題 ・活動紹介は仕事の振り返りが出来て良かったと好評であったため、今後の 研修においても取り入れる。 ・島前地域で働く保健医療職の交流や医療の現状の講演は、“顔の見える 連携"のきっかけとなり、また、保健と医療が連携して取り組みを進める上で よい機会となった。 ・先輩保健師の体験談については今後の研修内容に取り入れていく。 平成22年度地域保健専門職員研修報告書 隠岐保健所 研修名 第3回新任保健師研修会 開催日 平成22年3月23日(水) 13:00~16:30 目的 1.1年の振り返りを行い、自分の成長と課題を確認する。 2.先輩保健師の体験談を通じて保健師として大切にするものを学ぶ。 1.講話 「先輩保健師の歩んできた道」 知夫村村民福祉課 課長補佐 山本久美子氏 2.採用1年目を振り返る 内容・講師等 1)「やってみよう自己評価」 ~新任期保健師支援プログラムを使って~ 2)「私の成長と課題」 ~発表、意見交換~ 対象者 平成22年度採用新任保健師、知夫村山本保健師、保健所関係者 参加者数 新任保健師:海士町1名、西ノ島町3名、隠岐保健所1名 (人)所属・職 保健所:所長、調整監、保健師1名 計 8名 種等 参加者の反 応 ・山本保健師の話を聞き、一人保健師として長年やってこられたのは住民へ の愛、感謝の気持ちがあったからこそだと感じた。相手を知ることを大切に していきたい。 ・自分一人から地域のリーダーとなる人を見つけ出し、共に進み、育てて発展 させてこられたのがすばらしいと思った。 ・放射線被曝について知り、被災者支援等、保健師の役割を知ることが出来 て良かった。健康危機管理の意識を持つ必要があることがわかった。 ・半年間は言われるまま業務を実施していたが、後半は自分の仕事について 事前準備ができたり、次はこうしようと考えられるようになった。 ・課内の周囲の人たちの業務にも目がいくようになった。 ・来年度も研修会を継続実施してほしい。ホッと出来る場であってほしい。 成果と課題 ・新任者の希望や現場活動状況を踏まえて研修を企画した。 ・研修を継続してほしいと要望があがっており、次年度も実施する。 ・仕事への意欲と資質を向上させることにより現場の保健活動が進んでいくよ うな内容の企画が必要である。 平成22年度地域保健専門職員研修報告書 隠岐保健所 研修名 新任保健師指導者会議 開催日 平成22年3月29日(火) 11:00~13:00 目的 新任保健師研修の実施状況や現場での業務実施状況等について意見交換 を行い、今後の育成方策等について検討する。 1.平成22年度新任保健師研修実施状況及び課題 報告(保健所) 2.現場活動における新任保健師の課題 意見交換 内容・講師等 3.指導者としての課題及び今後の取り組み 意見交換 4.次年度研修計画への要望、意見 意見交換 対象者 新任保健師指導者(プリセプター他):海士町1名、西ノ島町2名、保健所2名 計 5名 参加者数 新任保健師指導者(プリセプター他):海士町1名、西ノ島町2名、保健所2名 (人)所属・職 計 5名 種等 成果と課題 ・新任保健師の現任教育について、県や保健所主催の集合研修の結果と現場 での業務等を通じた指導との突き合わせを行い、育成にかかる課題や指導者 の悩みの共有化、指導方策の検討、次年度の研修内容等について話し合うこ とができた。 ・指導者も悩みつつ新任保健師の指導にあたっており、他町の指導方法等も聞 いて工夫したい等、今後の方策を考える良い機会となった。 ・今後も随時の相談と合わせて、この会議を開催してほしいと要望があった。 ・“共に育つ"の視点で今後も指導者会議の開催や指導者からの随時の相談に 対応していく必要がある。 平成22年度地域保健専門職員研修報告書 隠岐保健所 研修名 地域保健専門職員研修会 開催日 平成22年8月10日(火)10時15分~午後3時30分 目的 地域住民のニーズに応じた保健・福祉・医療の総合的なサービス提供ができるよう管内保健従事者の 資質向上をはかり、もって地域保健対策の円滑な推進を図ることを目的として開催する。隠岐地域は 新任期の保健師も多いことから、育ち、育てあう職場環境をめざして、講義とラベルワークにより自己啓 発を促進し、キャリアアップを推進する。 内容・講 師等 研修会のテーマ「育ち、育てあう職場とは」 自己紹介、1分間のアピール 講義 ラベルワークとは 演習 ラベルのテーマ 「育ち、育てあう職場をつくるために心がけていること、努力が必要なこと」 発表と意見交換 講演「保健従事者としてできること!しなければいけないこと!」 ~島根県立大学短期大学部教授 吾郷美奈恵氏 対象者 管内の町村および保健師・栄養士、保健所職員 参加者数 海士町保健師 4人、西ノ島町保健師3人、栄養士1人、知夫村保健師1人、 (人)所 属・職種 隠岐の島町保健師2人、隠岐保健所栄養士1人、保健師7人 計19人 等 ・ ラベルワークの班分けが年代別で、思いや考えが似ていて気持ちを共有できた。 ・ 楽しくいろんなことに気づいた研修でした。時代の変化を感じました。 ・ ラベルワークを通して育つために自分がすること、または望むことについて考える良い機会に なった。 ・ 先輩方に教えてもらう立場としては、先輩方が私たち育てるために大切にしておられる事を聞 くことができ、さらにがんばろうと思えるパワーになりました。 参加者の ・ ラベルワークを通して、この4ヶ月で自分自身の考えたことや逆にそれに至らなかった不足点に 確認できた。特に先輩方のラベルワークを見て、それを如実に感じることができた。 反応 ・ 経験年数別のみでなく、経験年数が異なる方々とも話してみたかったです。 ・ 新人からベテランまで多数の人が集まり、顔見知りになれたこと、演習があってよかった。(講義 は一方的な話になるので) ・ ラベルワークの進め方がわかった。同じ年代の人たちとのグループワークできもちがわかり、共 有できてよかった。 ・島前地区に5人保健師の新規採用があり、指導者研修もかねて実施、指導的立場の者の参加 もあり、「育てあう職場であること」の意識づけはできた。 ・年代別のグループ分けにしたので、話しやすさもあり、共感できることも多く、同年代同士の情報 成果と課題 交換にもなった。 ・できるだけ参加者を多くするための日程の調整が重要。 ・各町村の人材育成プランが充実すること。 平成22年度地域保健専門職員研修報告書 隠岐保健所 研修名 地域保健専門職員研修 開催日 H22年10月8日(金)9:00~11:15 目的 地域住民のニーズに応じた保健・福祉・医療の総合的なサービス提供ができるよう管内 保健従事者の資質向上をはかり、もって地域保健対策の円滑な推進を図ることを目的と して開催する。 今回は住民へ健康教育等を行う際の媒体作成や保健計画策定等の基礎となるデータの取 り扱い方や加工技術を学ぶ。 内容・講 師等 講義「健康調査や健康診断等データの見方と分析、加工の方法」 講師 島根県保健環境科学研究所長 大城等氏 対象者 管内町村保健師、保健所職員 参加者数 (人)所 属・職種 等 参加者の 反応 隠岐の島町保健師5人、知夫村保健師1人 隠岐保健所医師(所長)1人、保健師4人、事務職1人 計 12人 ・保健環境科学研究所のたよりへ統計処理の方法など記載してほしいとの要望があった。 ・調査結果について、わかりやすい集計方法(点数化)が学べた。 ・隠岐の島町が健康増進計画「健康隠岐の島21」の中間評価を行うため、スーパーバイザーとし て大城所長に依頼、隠岐の島町の健康行動調査を元に、管内の職員も研修の場が持てた。 成果と課題 ・苦手とするデータ加工や扱い方について基本的ところの学びができた。 ・保健環境科学研究所が身近になった。 Ⅳ 資 料 H23.3.17 現任教育支援検討会資料(一部改訂) 「新任時期の保健師支援プログラム」の活用状況調査結果 保健環境科学研究所 小室 1.調査目的 新任保健師の人材育成を目的として、平成 18 年 12 月に「新任時期の保健師支援プログラム」を作成 し 5 年が経過した。より使いやすいプログラムにしていくため各市町村及び保健所におけるプログラム の活用状況について把握する。 2.調査対象 県内市町村及び保健所において、平成 19 年度~22 年度に採用された新任保健師及びプリセプターと 指導者 3.所属別対象者別回答数 対象の県内 21 市町村及び 7 保健所全てから回答があった。当該年度に保健師の採用があった市町村は 21 市町村中 17 市町村(81.0%) 、県(保健所)は 7 保健所中 5 保健所(71.4%)だった(表1)。 表1 所属別回答者数 対象者別回答者数(人) 対象所属数 H19~22年度に保 健師採用あり 回答所属数 新任 プリセプター 指導者 合計 県(保健所) 7 7 5 10 7 10 27 市町村 21 21 17 31 30 23 84 計 28 28 22 41 37 33 111 4.調査結果 当該年度に採用がなかった 4 町村と 2 保健所の回答を除いた県 25 人、市町村 80 人、計 105 人の回答 を集計した(表2) 。新任者では、勤務年数 1 年目と 2 年目が 73%を占めた(表3)。 表2 集計対象者数 新任 県 市町村 合計 人 (%) 人 (%) 人 (%) 表3 新任者の経験年数 経験年数 1 2 3 4 未記入 合計 プリセプター 10 40.0 31 38.8 41 39.0 人 16 14 5 4 2 41 7 28.0 29 36.3 36 34.3 (%) 39.0 34.1 12.2 9.8 4.9 100.0 指導者 8 32.0 20 25.0 28 26.7 合計 25 100.0 80 100.0 105 100.0 H23.3.17 現任教育支援検討会資料(一部改訂) (1)新任時期の保健師支援プログラムの読み込み及び活用状況 プログラムの読み込み状況は、 「全て読んだ」という人より「必要なところのみ読んだ」がやや多く、 「読んでいない」はなかった。 「全て読んだ」と回答したのは、プリセプターが 55.6%に対し新任者は 36.6%だった(図1) 。 活用状況は、「大いに活用している」が 2.9%、 「必要なところのみ活用している」が 83.8%、「活用 していない」が 11.4%だった(図2) 。 活用していない理由としては、新任者の「新任期を過ぎたため」という理由のほかに、内容や様式、 プログラムの活用体制の問題などが記載されていた(表4) 。 図1 プログラムの読み込み状況 合計(n=105) 図2 プログラムの活用状況 合計(n=105) 指導者(n=28) 指導者(n=28) 大いに活用 全て読んだ 必要なところのみ読んだ プリセプター(n=36) 必要なところのみ プリセプター(n=36) 活用せず 不明 新任(n=41) 不明 新任(n=41) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 表4-1 プログラムを大いに活用していると回答した人の理由 回答者 理由 新任者 ・家庭訪問や健康教育の計画を立てる際に非常に参考となるため活用している ・新任保健師等研修の前後、プリセプターとのカンファレンスの前後に読み直し、到達度を確認するの に役立っている 指導者 ・新任者の研修の際に、少しづつ活用して説明をしている。シート等を活用し、演習等に活用できる。指 導内容に迷う時、基本的事項がおさてあるので、これを指針に指導ができる。 表4-2 プログラムを活用してないと回答した人の理由 回答者 新任者 プリセプター 指導者 理由 ・新任期が終了したため。 ・所属の様式と異なり使いにくい。 ・内容が、主に訪問や健康教室、乳幼児相談などであり、通常業務での活用の機会に乏しい。 ・プログラムを活用しながら事業展開するという習慣づけができていないため。 ・プログラムを活用しながら新任保健師に関われていなかったため ・日々の業務をしながら読んで活用している時間と余裕がない。活用方法を職場で具体的に話し合っ ていない。プリセプターにおまかせだった。 ・実際の業務の中で相談しながらすすめており、ひとつひとつ積み上げるというよりは、悩んだことに対 してアドバイスするという姿勢でいる。年間計画を立てスタートしても計画通りにはすすまない。 (2)活用しているプログラム内容 次表のプログラム中の1~16 の項目について活用している項目を聞いた。 活用割合が高かった項目は、№12(様式7:新任保健師の目標シート)と№13(様式8:自己評価 H23.3.17 現任教育支援検討会資料(一部改訂) チェックシート)で全体の 69.2%が活用している項目にあげた。反対に活用割合が低かったのは、№ 8(様式3:教室等事業実施までのチェックリスト)で 16.5%にとどまった。 また、自己評価チェックシートのように新任者、プリセプター、指導者いずれも活用割合が高い項目 もあれば、教室等事業実施までのチェックリストのように新任、プリセプターと段階的に活用割合が低 くなる項目などもあった。 表5 項目別活用割合 (%) 家庭訪問か 訪問記録の書き方 教室やグループ支援か ら始まる地 【様式1】 ら始まる地域づくり活動 域づくり 新任(n=35) プリセプター(n=32) 指導者(n=24) 合計(n=91) 57.1 56.3 41.7 52.7 48.6 40.6 25.0 39.6 様式4:教室 等グループ 様式5:保健活動・ 支援計画・ 事業評価表 評価記録用 紙 新任(n=35) プリセプター(n=32) 指導者(n=24) 合計(n=91) 25.7 28.1 8.3 22.0 様式2:教室 事業記録の書き方、 地域づくり活動の具体的 様式1:家庭 等実施まで グループ支援の記録 な展開例 訪問記録票 の作業手順 の書き方 シート 28.6 46.9 25.0 34.1 28.6 31.3 12.5 25.3 様式7:新任保健師 様式6:地区視診のガイド の目標シート【様式 ライン 7】 20.0 15.6 20.8 18.7 22.9 21.9 12.5 19.8 20.0 25.0 33.3 25.3 様式8:自己評価チェッ クシート【様式8】 82.9 62.5 58.3 69.2 71.4 65.6 70.8 69.2 31.4 25.0 12.5 24.2 31.4 25.0 8.3 23.1 様式9:新任 保健師対人 サービス業 指導体制 務経験リスト 【様式9】 57.1 59.4 62.5 59.3 2.9 34.4 33.3 22.0 様式3:教室 等事業実施 までのチェッ クリスト 31.4 12.5 0.0 16.5 これだけは 知っておきた い基礎知識 17.1 15.6 29.2 19.8 図3 項目別活用割合(n=91) 80.0 70.0 60.0 50.0 40.0 30.0 20.0 10.0 0.0 (3)プログラム内容の満足度と重要度 プログラム中の 1~16 の項目についての満足度と重要度を聞いた。 満足度は「1 非常に満足」 、 「2満足」 、 「3あまり満足でない」、 「4不満足」 、重要度は「1非常に重 要」 、 「2重要」 、 「3それほど重要でない」、「4重要でない」の 4 段階で自己評価したものを新任、プ リセプター、指導者の 3 群にわけて平均値を算出した。 全体の満足度が高かった項目は、№1(家庭訪問から始まる地域づくり) 、№2(訪問記録の書き方【様 式 1】)、№12(様式7:新任保健師の目標シート)、№16(これだけは知っておきたい基礎知識)の 4 項目だった。それ以外の 12 項目は、平均値 2 点を超え、あまり満足してはいなかった(表5)。 重要度については、№7(様式2:教室等実施までの作業手順シート)の項目を除いた 15 項目すべ てが 2 点以下であったことから重要性が認識されていた(表6)。 H23.3.17 現任教育支援検討会資料(一部改訂) 表5 プログラム項目の満足度 № 項目 1 家庭訪問から始まる地域づくり 2 訪問記録の書き方【様式1】 3 教室やグループ支援から始まる地域づくり活動 4 事業記録の書き方、グループ支援の記録の書き方 5 地域づくり活動の具体的な展開例 6 様式1:家庭訪問記録票 7 様式2:教室等実施までの作業手順シート 8 様式3:教室等事業実施までのチェックリスト 9 様式4:教室等グループ支援計画・評価記録用紙 10 様式5:保健活動・事業評価表 11 様式6:地区視診のガイドライン 12 様式7:新任保健師の目標シート【様式7】 13 様式8:自己評価チェックシート【様式8】 14 様式9:新任保健師対人サービス業務経験リスト【様式9】 15 指導体制 16 これだけは知っておきたい基礎知識 新任 プリセプター 指導者 1.85 1.88 1.91 1.90 2.18 1.91 2.00 2.06 1.96 2.10 2.12 2.04 2.03 2.00 2.00 2.38 2.58 2.18 2.46 2.36 2.05 2.15 2.29 1.86 2.20 2.35 2.05 2.49 2.41 2.14 2.37 2.30 2.05 1.93 2.00 1.96 2.00 2.06 2.00 2.10 2.12 2.04 2.28 2.15 1.88 1.98 2.00 1.87 合計 1.88 2.00 2.01 2.09 2.01 2.40 2.33 2.13 2.22 2.38 2.27 1.96 2.02 2.09 2.13 1.96 表6 プログラム項目の重要度 № 項目 1 家庭訪問から始まる地域づくり 2 訪問記録の書き方【様式1】 3 教室やグループ支援から始まる地域づくり活動 4 事業記録の書き方、グループ支援の記録の書き方 5 地域づくり活動の具体的な展開例 6 様式1:家庭訪問記録票 7 様式2:教室等実施までの作業手順シート 8 様式3:教室等事業実施までのチェックリスト 9 様式4:教室等グループ支援計画・評価記録用紙 10 様式5:保健活動・事業評価表 11 様式6:地区視診のガイドライン 12 様式7:新任保健師の目標シート【様式7】 13 様式8:自己評価チェックシート【様式8】 14 様式9:新任保健師対人サービス業務経験リスト【様式9】 15 指導体制 16 これだけは知っておきたい基礎知識 新任 プリセプター 指導者 1.56 1.61 1.41 1.68 1.61 1.48 1.78 1.73 1.65 1.90 1.76 1.65 1.76 1.72 1.59 2.13 1.94 1.73 2.13 1.97 1.91 1.85 1.91 1.77 1.98 1.88 1.73 2.07 2.03 1.77 1.90 1.94 1.73 1.46 1.74 1.68 1.59 1.74 1.68 1.78 1.91 1.73 2.05 1.82 1.61 1.85 1.76 1.59 合計 1.54 1.61 1.73 1.79 1.71 1.97 2.02 1.86 1.89 1.99 1.88 1.61 1.66 1.81 1.86 1.76 図4 プログラム項目の満足度・重要度 2点以下の項目は 評価が高い 家庭訪問から始まる地域づくり これだけは知っておきたい基礎知識 様式7:新任保健師の目標シート【様式7】 訪問記録の書き方【様式1】 教室やグループ支援から始まる地域づくり活動 地域づくり活動の具体的な展開例 様式8:自己評価チェックシート【様式8】 様式9:新任保健師対人サービス業務経験リ … 重要度 事業記録の書き方、グループ支援の記録の … 満足度 指導体制 様式3:教室等事業実施までのチェッ クリスト 様式4:教室等グループ支援計画・評価記録 … 様式6:地区視診のガイドライン 様式2:教室等実施までの作業手順シート 様式5:保健活動・事業評価表 様式1:家庭訪問記録票 0.00 0.50 1.00 1.50 2.00 2.50 H23.3.17 現任教育支援検討会資料(一部改訂) (4)各項目に対する主な意見 プログラムの活用と満足度・満足度の評価の高い項目と低い項目について記載された意見から抽出 した(表7) 。 表7 各項目の意見 項目 一般的な実際の訪問の例(乳幼児、精神、病態、 具体的な例示があるとよい 高齢者等)があげてあるとよりわかりやすいと思い ます。 何を書くのかわかりにくいシートになっている 自己到達度~5段階より3段階が書きやすいのでは ないか プリセプター 指導者 そもそも保健師が家庭訪問することの意義、法的 どの程度のことを記載してよいかわかりにくい 規定などをまず理解させ、具体的な事を明記すべき 判断基準に困る 様式1:家庭訪問記録票 様式3:教室等事業実施までのチェックリスト 新任 プリセプター 指導者 項目 新任 回 答 者 様式8:自己評価チェックシート【様式8】 数回チェックしたが、項目に該当するかしないのか 判断が難しかった。 項目 回 答 者 様式7:新任保健師の目標シート【様式7】 訪問の目的や事前準備~ケースカンファレンスな 記載方法について説明書きがあるとよい ど、順序立てて説明されており分かりやすいです。 新任 回 答 者 家庭訪問から始まる地域づくり プリセプター 指導者 様式2:教室等実施までの作業手順シート とてもここまで細かくチェックできませんでした。 様式が使いにくく活用できなかった。必要な項目は P36 (様式3)があれば、これは不要と感じる 参考にして、別の訪問記録票を作成し活用 している。 研修企画の際に活用できる内容だが、チェックしな がら実施を実際にはしていなかった。 フェイスシートが物足りない、相談インテーク記載で 具体例の記載があるとよい きない、実際に市町村で使用しているものを例示し たほうが有効では。 現実的ではないのでチェック表でよい 訪問対象者が成人、母子、障害者では訪問視点が 現実的ではないのでチェック表でよい 違うので、 様式がいろいろあると活用しやすい。 活用しにくい。実際には、事前準備内容などは1番 最初の企画書に一括記載してしまうことが多いよう な気がする。 一例として参考にするにはよいが、実際には別様 式を使っている。 様式5:保健活動・事業評価表 実際の職場業務となじまない 既存の様式等を活用している P22に活用方法が記載されているが、イメージしに くく活用しにくい。 現場で使っているものと違う。トレーニングの意味 で活用してみるのはよいかも 「根拠となる法令・規則」「問題点・・・・」欄の使い方 がわからない。仕事の流れごとには必要ないので はないか。 新任時期の保健師支援プログラムの評価項目【指導者用】 【調査票2】 【問1】あなたの所属(市町村や保健所)では平成19年度~22年度に保健師の採用がありましたか?該当するところに○をしてください。(1.あり 2.なし) 「1.あり」の場合は、続けて問2以降の質問に回答してください。「2.なし」の場合は、ここで終了ですので、以下の質問の回答は不要です。 【問2】「新任時期の保健師支援プログラム」は読みましたか。(1.全て読んだ。 2.必要なところのみ読んだ。 3.読んでいない) 【問3】「新任時期の保健師支援プログラム」を活用していますか。(1.大いに活用している。2.必要なところのみ活用している。3.活用していない。) 【問4】問3の理由を記載してください。 【問5】問3で1または2と回答した方にお聞きします。活用している内容について、下記の該当する番号全てに○をしてください。なお、この番号は問6のNOです。 NO1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 16 【問6】「新任時期の保健師支援プログラム」各項目について①満足度②重要度について4段階評価をしその意見を記載してください。 ①満足度 NO 項 目 プログラム のページ数 非 常 に 満 足 満 足 ②重要度 あ ま り 満 足 で な い 不 満 足 非 常 に 重 要 重 要 そ れ ほ ど 重 要 で な い 重 要 で な い 1 家庭訪問から始まる地域づくり P8-13 1 2 3 4 1 2 3 4 2 訪問記録の書き方【様式1】 P14-16 1 2 3 4 1 2 3 4 3 教室やグループ支援から始まる地域づくり活 動 P17-20 1 2 3 4 1 2 3 4 4 事業記録の書き方、グループ支援の記録の書 P21-22 き方 1 2 3 4 1 2 3 4 5 地域づくり活動の具体的な展開例 P24-29 1 2 3 4 1 2 3 4 6 様式1:家庭訪問記録票 P34 1 2 3 4 1 2 3 4 7 様式2:教室等実施までの作業手順シート P35 1 2 3 4 1 2 3 4 ③ご意見 (①、②で回答した理由、代替え案等記載して下さい) 新任時期の保健師支援プログラムの評価項目【指導者用】 【調査票2】 ①満足度 NO 項 目 プログラム のページ数 非 常 に 満 足 満 足 ②重要度 あ ま り 満 足 で な い 不 満 足 非 常 に 重 要 重 要 あ ま り 重 要 で な い 重 要 で な い 8 様式3:教室等事業実施までのチェックリスト P36 1 2 3 4 1 2 3 4 様式4:教室等グループ支援計画・評価記録 用紙 P37 1 2 3 4 1 2 3 4 10 様式5:保健活動・事業評価表 P38 1 2 3 4 1 2 3 4 11 様式6:地区視診のガイドライン P39-40 1 2 3 4 1 2 3 4 12 様式7:新任保健師の目標シート【様式7】 P41 1 2 3 4 1 2 3 4 13 様式8:自己評価チェックシート【様式8】 P43-48 1 2 3 4 1 2 3 4 P49-54 1 2 3 4 1 2 3 4 15 指導体制 P55-58 1 2 3 4 1 2 3 4 16 これだけは知っておきたい基礎知識 P59-64 1 2 3 4 1 2 3 4 9 14 様式9:新任保健師対人サービス業務経験リ スト【様式9】 自由意見 「今後必要だと思われる内容」「活用方法」な 17 ど、その他プログラムに関する意見を自由に 記載してください。 ③ご意見 (①、②で回答した理由、代替え案等記載して下さい) 新任時期の保健師支援プログラムの評価項目【プリセプター用】 【調査票3】 【問1】あなたの所属(市町村や保健所)では平成19年度~22年度に保健師の採用がありましたか?該当するところに○をしてください。(1.あり 2.なし) 「1.あり」の場合は、続けて問2以降の質問に回答してください。「2.なし」の場合は、ここで終了ですので、以下の質問の回答は不要です。 【問2】「新任時期の保健師支援プログラム」は読みましたか。(1.全て読んだ 2.必要なところのみ読んだ 3.読んでいない) 【問3】「新任時期の保健師支援プログラム」を活用していますか。(1.大いに活用している 2.必要なところのみ活用している 3.活用していない) 【問4】問3の理由を記載してください。 【問5】問3で1または2と回答した方にお聞きします。活用している内容について、下記の該当する番号全てに○をしてください。なお、この番号は問6のNOです。 NO1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 16 【問6】「新任時期の保健師支援プログラム」各項目について①満足度②重要度について4段階評価をしその意見を記載してください。 ①満足度 NO 項 目 プログラム のページ数 非 常 に 満 足 満 足 ②重要度 あ ま り 満 足 で な い 不 満 足 非 常 に 重 要 重 要 そ れ ほ ど 重 要 で な い 重 要 で な い 1 家庭訪問から始まる地域づくり P8-13 1 2 3 4 1 2 3 4 2 訪問記録の書き方【様式1】 P14-16 1 2 3 4 1 2 3 4 3 教室やグループ支援から始まる地域づくり活 動 P17-20 1 2 3 4 1 2 3 4 4 事業記録の書き方、グループ支援の記録の書 P21-22 き方 1 2 3 4 1 2 3 4 5 地域づくり活動の具体的な展開例 P24-29 1 2 3 4 1 2 3 4 6 様式1:家庭訪問記録票 P34 1 2 3 4 1 2 3 4 7 様式2:教室等実施までの作業手順シート P35 1 2 3 4 1 2 3 4 ③ご意見 (①、②で回答した理由、代替え案等記載して下さい) 新任時期の保健師支援プログラムの評価項目【プリセプター用】 【調査票3】 ①満足度 NO 項 目 プログラム のページ数 非 常 に 満 足 満 足 ②重要度 あ ま り 満 足 で な い 不 満 足 非 常 に 重 要 重 要 あ ま り 重 要 で な い 重 要 で な い 8 様式3:教室等事業実施までのチェックリスト P36 1 2 3 4 1 2 3 4 様式4:教室等グループ支援計画・評価記録 用紙 P37 1 2 3 4 1 2 3 4 10 様式5:保健活動・事業評価表 P38 1 2 3 4 1 2 3 4 11 様式6:地区視診のガイドライン P39-40 1 2 3 4 1 2 3 4 12 様式7:新任保健師の目標シート【様式7】 P41 1 2 3 4 1 2 3 4 13 様式8:自己評価チェックシート【様式8】 P43-48 1 2 3 4 1 2 3 4 P49-54 1 2 3 4 1 2 3 4 15 指導体制 P55-58 1 2 3 4 1 2 3 4 16 これだけは知っておきたい基礎知識 P59-64 1 2 3 4 1 2 3 4 9 14 様式9:新任保健師対人サービス業務経験リ スト【様式9】 自由意見 「今後必要だと思われる内容」「活用方法」な 17 ど、その他プログラムに関する意見を自由に 記載してください。 ③ご意見 (①、②で回答した理由、代替え案等記載して下さい) 新任時期の保健師支援プログラムの評価項目【新任保健師用】 【調査票1】 【問1】あなたの所属と採用後の勤務年数は?(1.県 2.市 3.町村)(1.1年目 2.2年目 3.3年目 4.4年目) 【問2】「新任時期の保健師支援プログラム」は読みましたか。(1.全て読んだ 2.必要なところのみ読んだ 3.読んでいない) 【問3】「新任時期の保健師支援プログラム」を活用していますか。(1.大いに活用している 2.必要なところのみ活用している 3.活用していない) 【問4】問3の理由を記載してください。 【問5】問3で1または2と回答した方にお聞きします。活用している内容について、下記の該当する番号全てに○をしてください。なお、この番号は問7のNOです。 NO1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 16 【問6】「新任時期の保健師支援プログラム」各項目について①満足度②重要度について4段階評価をしその意見を記載してください。 ①満足度 NO 項 目 プログラム のページ数 非 常 に 満 足 満 足 ②重要度 あ ま り 満 足 で な い 不 満 足 非 常 に 重 要 重 要 そ れ ほ ど 重 要 で な い 重 要 で な い 1 家庭訪問から始まる地域づくり P8-13 1 2 3 4 1 2 3 4 2 訪問記録の書き方【様式1】 P14-16 1 2 3 4 1 2 3 4 3 教室やグループ支援から始まる地域づくり活 動 P17-20 1 2 3 4 1 2 3 4 4 事業記録の書き方、グループ支援の記録の書 P21-22 き方 1 2 3 4 1 2 3 4 5 地域づくり活動の具体的な展開例 P24-29 1 2 3 4 1 2 3 4 6 様式1:家庭訪問記録票 P34 1 2 3 4 1 2 3 4 7 様式2:教室等実施までの作業手順シート P35 1 2 3 4 1 2 3 4 ③ご意見 (①、②で回答した理由、代替え案等記載して下さい) 新任時期の保健師支援プログラムの評価項目【新任保健師用】 【調査票1】 ①満足度 NO 項 目 プログラム のページ数 非 常 に 満 足 満 足 ②重要度 あ ま り 満 足 で な い 不 満 足 非 常 に 重 要 重 要 あ ま り 重 要 で な い 重 要 で な い 8 様式3:教室等事業実施までのチェックリスト P36 1 2 3 4 1 2 3 4 様式4:教室等グループ支援計画・評価記録 用紙 P37 1 2 3 4 1 2 3 4 10 様式5:保健活動・事業評価表 P38 1 2 3 4 1 2 3 4 11 様式6:地区視診のガイドライン P39-40 1 2 3 4 1 2 3 4 12 様式7:新任保健師の目標シート【様式7】 P41 1 2 3 4 1 2 3 4 13 様式8:自己評価チェックシート【様式8】 P43-48 1 2 3 4 1 2 3 4 P49-54 1 2 3 4 1 2 3 4 15 指導体制 P55-58 1 2 3 4 1 2 3 4 16 これだけは知っておきたい基礎知識 P59-64 1 2 3 4 1 2 3 4 9 14 様式9:新任保健師対人サービス業務経験リ スト【様式9】 自由意見 「今後必要だと思われる内容」「活用方法」な 17 ど、その他プログラムに関する意見を自由に 記載してください。 ③ご意見 (①、②で回答した理由、代替え案等記載して下さい) 平成22年度 地域保健関係職員研修報告書 平成23年11月発行 島根県健康福祉部健康推進課 電話0852-22-5255